JP2005527971A - 高ピークパワーレーザ共振器および斯かる共振器の複数からなる組体 - Google Patents

高ピークパワーレーザ共振器および斯かる共振器の複数からなる組体 Download PDF

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Abstract

本発明は、連続的に動作しているダイオードによって駆動かつ励起される固体増幅レーザ共振器2、4、6であって、少なくとも2本のレーザロッド36a、36bと、共振器内のビームの発散が最も少ない部分に配列された、光パルスをトリガするための少なくとも1つの手段50、52と、前記共振器を画成している、一方が高反射性であり、もう一方が部分反射性である2つのミラー42、44とを備えていることを特徴とするレーザ共振器に関する。

Description

本発明は、最も安価かつ単純で、平均パワーが大きく、繰返し率の高い高ピークパワー光共振器に関する。また、本発明は、これらの複数の光共振器の組合せに関し、特に極紫外線の光生成器の励起に関する。
したがって本発明は、とりわけ極紫外領域における光生成に適用することができる。
「EUV放射」とも呼ばれている極紫外領域における放射は、8ナノメートルから25ナノメートルまで変化する波長を有している。
適切なターゲットと相互作用する本発明による装置を使用して生成される光パルスを発生させることによって得られるEUV放射は、特に材料科学および顕微鏡法、より具体的には超大規模集積回路を製造するためのマイクロリソグラフィに多くの応用分野を有している。超大規模集積回路の場合、繰返し率が高いことがとりわけ有利であるが、ピークパワーの大きいレーザを得ることは極めて困難である。
本発明は、マイクロリソグラフィに必要なタイプの励起(ポンピング)レーザを必要とするあらゆる分野に適用することができる。
寸法が0.1マイクロメートル未満の集積回路を製造するための超小型電子技術にはEUVリソグラフィが必要である。いくつかのEUV放射源には、レーザを使用して生成されるプラズマが用いられている。
詳細には、強力なレーザ源を使用してキセノンジェットを励起することによって波長が約13nmの紫外放射を生成することが求められる。
このレーザ源が経済的に満足のいくものであるためには、次の3つの条件が組み合わされなければならない。
- 13nm近辺の十分な放射性のプラズマを生成するために、レーザ光は、極めて大きいピークパワーを有していなければならない(1011W/cm程度)。
- 1時間当たりの半導体ウェハの数をできるだけ多くするため、繰返し率が高くなければならない(数キロヘルツ)。
- レーザ源が単純でなければならず、また、その投資コストが適正であり、かつ、運転コストが安価でなければならない。
したがって、プラズマを生成するためには、高いピーク照度を生成するレーザを利用できなければならない。これは、例えばパルス当たり300mJ程度、もしくはそれ以上のエネルギーを出力するパルスレーザを用いることによって実現されている。
本発明は、例えばネオジムが添加されたYAGレーザが利用可能で、しかも、このレーザに対しては、多くの産業分野において多くの開発がなされていることに留意されたい。もっとも、他の固体レーザ、つまり増幅媒体が固体であるレーザを本発明に使用しても構わない。
この点に関しては、後でより詳細に考察する。
発射毎に極めて良好なエネルギー安定性を得るための、レーザダイオードによるポンピングを用いる方法が知られている。
また、フォトリソグラフィに使用するためのEUV放射の生成に必要なピークパワーを得るためのパルスダイオードの使用方法も知られている。
次の文献に、この問題に関する詳細な情報が提供されている。
[1] H.Rieger et al.、High brightness and power Nd:YAG laser、Advanced solid-state lasers、1999年、Boston MA、49〜53頁(非特許文献1)
この文献には、フォトリソグラフィのための、比較的小さい繰返し率でピーク振幅の大きいレーザパルスを生成する装置が公表されている。
また、必要なピークパワーを得るための発振器および増幅器の使用方法についても知られているが、この方法はレーザが複雑かつ高価である。
次の文献に、この問題に関する詳細な情報が提供されている。
[2] G.Holleman et al.、Modeling high brightness kW solid-state lasers、SPIE Vol.2989、15〜22頁(非特許文献2)
この文献は、2つの相対する技術に対応したパワーレーザのニーズについて言及している。
第1のニーズは、極めて単純な技術によって得られる、ロングパルスを放出するレーザを必要とする溶接、加工および材料処理応用分野であり、
第2のニーズは、極めて高性能かつ高価な技術、より詳細には2つの光増幅段を使用して得られる、できるだけ高いレートのショートパルスを必要とするフォトリソグラフィ応用分野である。
また、次の文献を参照すると、高ピークパワーレーザ装置について記述されている。
[3] G.Kubiak et al.、Scale-up of a cluster jet laser plasma source for extreme Ultraviolet lithography、SPIE Vol.3676、669〜678頁(非特許文献3)
この文献[3]に記載されている装置には、フォトリソグラフィに関連するその他の従来技術の場合と同様、パルスダイオードによってポンプされる、ネオジムがドープされたYAGレーザが使用されている。また、この装置には、複雑で高価な光増幅器が使用されている。さらに、この文献[3]の目標繰返し率は、パルスのエネルギーが280mJの場合、6kHzである。
このレーザの改良型バージョンについては、以下で考察する文献[6]に記載されている。
また、次の文献、
[4] H.Rieger et al.、High brightness and power Nd:YAG Laser、OSA trends in Optics and Photonics、Vol.26、from the topical Meeting January 31、1999年2月3日、Boston、Optical Society of America、49〜53頁(非特許文献4)
を参照すると、複雑で高価な増幅システムを後段に備えた、極めてパワーの小さい、最高周波数1kHzで1mJのパルスを出力する(したがって平均パワーがせいぜい1Wの)マスタ発振器を備えた装置が簡潔に記述されている。この文献の基本的な部分は、この増幅システム内におけるビームの品質の劣化についての考察からなっている。記述されている装置の性能は、平均パワーおよび繰返し周波数の両方の点で、マイクロリソグラフィに使用するEUV源に必要な性能にはほど遠い性能である。
半導体産業のニーズと両立する強力なEUV放射源を励起することができるレーザ装置に必要な特性は、仕様の形で世界的な規模で標準化されており、この仕様を満足するために多くの試行がなされている。
しかしながら、これまでのところ、これら全ての試みは成功していない。
仕様の厳しい制約条件には、極めて高い繰返し率で高いピーク強度を生成する能力が明確に規定されているが、同時に、ビームの直径とビームの発散角度および定数の積として定義されている量Mの最小可能値によって特徴付けられる良好な品質のビームも達成しなければならない。
Mの理論的な下限は1であるが、レーザのパワーが増加するとMの値も増加する。ネオジムがドープされた、Nd:YAGレーザとも呼ばれているYAGレーザの場合、Mの値は、通常、数十の値に達する。
上述した仕様の規定は、M≦10である。
さらに最近の他の文献によれば、この仕様を満たすことを目的とした装置が公表されており、
[5] K.Nicklaus et al.、Industry-Laser Based Short Pulse Diode Pumped Solid State Power Amplifier With kW Average Power、OSA Trends in Optics and Photonics、Vol.50、Advanced Solid-State Lasers、Christopher Marshall、ed.、Optical Society of America、2001年、388〜391頁(非特許文献5)
には、光共振器が2個のダブルパス前置増幅器の組に2kHzで4mJのパルス(あるいは1kHzで8mJのパルス)を出力する装置が記述されている。ビームの戻り経路は、76mJを出力する直列に接続された2個の増幅器に向かって偏光キューブで偏向される(このような装置の構造は、主発振出力増幅装置−MOPA:Master Oscillator Power Amplifierと呼ばれている)。
[6] D.A.Tichenor et al.、EUV Engineering Test Stand、Emerging Lithographic Technologies IV、Elisabeth A.、Dobisz、Editor、Proceeding of SPIE Vol.3997(2000)、48〜69頁(非特許文献6)
この論文には、並列に接続された3個の同じモジュールを使用したレーザの導入が記述されている。モジュールの各々は、次の文献:
[7] Active Tracker Laser(ATLAS)、Randall St.Pierre et al.、OSA TOPS、Vol.10、Advanced Solid State Lasers、1997年、288〜291頁(非特許文献7)
に記載されているTRW社製のレーザから構成されている。
文献[7]に記載されているNd:YAG固体光共振器は、2.5kHzで1.6mJのパルスを出力している。出力されたパルスはダブルパス構造で増幅され、276mJの出力パルスを生成している。このTRWレーザより若干前のバージョンが、文献[3]に記載されている。
文献[5]および[6]によれば、光パルスは、平均パワーが小さい(15W未満)極めて小型の低エネルギー発振器(1パルス当たり10mJ未満)を備えた基本レーザの中で生成され、また、パワーが大きく、かつ、Mの値が小さい極めて短いパルスを得るために、ロッドないしプレート増幅段内を複数回に渡って通過することによって増幅される。
この場合の問題は、入射する光パワーが、使用しているレーザロッドの飽和流束量と比較して小さい場合(およびNd:YAGの場合、とりわけ入射流束量が200mJ/cm未満の場合)、ロッドによって提供される増幅度が極めて小さいことである。したがって極めて高価な多数の増幅ロッドを、同じく極めて高価な数十個のダイオードと共に使用しなければならず、また、最終的に得られるエネルギー効率も極めて小さい。
通常、設置コストを制限するために、第1ステージ(1または複数)を通る2つの径路(ダブルパス増幅器と呼ばれている所以である順方向-戻り経路)が存在しているが、そのことによって、戻り経路が発振器に戻ることなく、増幅が引き続き行なわれることになるもう1つの光路に沿って切り換えられるように、偏光ビームを用いた動作、ならびに偏光子(例えば偏光キューブ)の使用が余儀なくされている。
ビームを偏光させなければならないというこのことが、ダブルパス増幅の増幅ロッドとして例えばNd:YAGあるいはYb:YAGなどの等方的な物質を使用している場合に、さらなる問題をもたらしている。この種の物質の等方性はポンピング時に変えられ、これが入射するビームの偏光を劣化させている。
したがって、この現象を制限するために複雑な装置を導入しなかったとすると、偏光が十分に維持されないであろうし、戻りビームが偏光子に入射したときには、ビームエネルギーの大部分(Nd:YAGの場合、約25%)が失われることになり、これが発振器を破壊しかねないであろう。
この複雑な装置、つまり偏光回転子と適切に配置された位相板との基本的な組み合わせが、発振器に戻るビームのパワーを小さい値(Nd:YAGの場合、約2.4%)に制限してしまっている。
したがって、半導体産業のニーズと両立する強力なEUV放射源を励起できるレーザ装置を得るという問題を解決するために、文献[5]の著者、同じく文献[6]および[7]の著者は、パワーが極めて小さな出来る限り完全なパルスを生成し、生成したパルスに増幅器の数を掛け合わせ、そのすべての努力をこれら増幅器内での減偏極損失を抑制するための手段の研究に集中している。
この方法は、エネルギー効率が小さくて複雑かつ高価な装置を必要とする。さらに、文献[5]および[7]に記載されている装置の場合、主要な構成要素が直列に配置されているため、それらのうちのいずれかが故障すると、その影響が装置全体に及ぶことになる。
次の文献に別の方法が提案されている。
[8] Compact 300-W diode-pumped oscillator with 500kW pulse peak power and external frequency doubling、Oliver Melh et al.、OSA trends in Optics and Photonics(TOPS)、Vol.56、Conference on Lasers and Electro-Optics(CLEO 2001、2001年5月6〜11日、Technical Digest、421〜422頁)(非特許文献8)
この文献には、2本のNd:YAGロッドと、これらのロッドの間の偏光回転子と、この2本のロッドの各両端のうち一方の側に設けられた2個の音響光学変調器と、各変調器およびその変調器に対応したロッドの間の発散レンズとをすべて光共振器内に備えたNd:YAGレーザが記述されている。
光共振器の平均出力パワーは260Wであり、繰返し率は10kHzである。
しかしながら、この文献に記載されている実施態様では、光パルストリガ(Qスイッチング)デバイス、とりわけこの文献に記載されているレーザに使用されている音響光学Qスイッチデバイスに関連する重要な問題、つまり、その動作がレーザビームの発散に影響を受けるという問題が無視されている。
音響光学トリガ(Qスイッチ)は、基本的には音響光学結晶および制御装置を備えており、その動作は次の通りである。
音響光学トリガ(Qスイッチ)が電気信号を受信すると、制御装置が結晶中に高周波の励起波を放射し、この結晶中にブラッグ回折格子が生成される。励起していない場合、この結晶は、入射する光線を素通りさせる。入射する光線は、公称動作条件下では、結晶の入射面の法線に沿って達するのではなく、法線に対してブラッグ角をなしている。
制御が開始されると、高周波によってブラッグ回折格子が生成され、それにより入射する光線が偏向する。偏向する角度は、入射する光線が光共振器から離れるのに十分で、これがビームレーザの遮断に対応している。
光線がブラッグ角に等しくない角度で結晶の入射面に到達すると、光線は、とりわけ光線が限界角すなわち臨界角に近い角度、あるいはこの限界角より大きい角度でずれている場合には、もはや適切に偏向されない。
この限界角の値は、事実上、励起によってこの結晶中に形成されるブラッグ回折格子で回折する一次ビームの方向と二次ビームの方向の間の角度の値と同じ値である(通常、約4mrad)。
この角度に近い角度で入射する光線は、結晶が励起される際に適切に遮断されない。この角度より大きい角度で入射する光線は、もはや適切に偏向されることはなく、入射する角度が光共振器の許容角度範囲内であるため、光共振器の中心部分に向かって戻る。
すると、そういった光が共振器に望ましくない仕方で放出を起させ、それが、出力にやや連続したレーザ光パワーを放出させる。動作が不規則になり、共振器からの出力では、振幅および継続時間が安定しないパルスが上記連続したレーザ放出に重なり合う。
ビームの発散が同じとすると、不安定性は共振器から要求されるパルスパワーの増加に伴って大きくなる。
H.Rieger et al.、High brightness and power Nd:YAG laser、Advanced solid-state lasers、1999年、Boston MA、49〜53頁 G.Holleman et al.、Modeling high brightness kW solid-state lasers、SPIE Vol.2989、15〜22頁 G.Kubiak et al.、Scale-up of a cluster jet laser plasma source for extreme Ultraviolet lithography、SPIE Vol.3676、669〜678頁 H.Rieger et al.、High brightness and power Nd:YAG Laser、OSA trends in Optics and Photonics、Vol.26、from the topical Meeting January 31、1999年2月3日、Boston、Optical Society of America、49〜53頁 K.Nicklaus et al.、Industry-Laser Based Short Pulse Diode Pumped Solid State Power Amplifier With kW Average Power、OSA Trends in Optics and Photonics、Vol.50、Advanced Solid-State Lasers、Christopher Marshall、ed.、Optical Society of America、2001年、388〜391頁 D.A.Tichenor et al.、EUV Engineering Test Stand、Emerging Lithographic Technologies IV、Elisabeth A.、Dobisz、Editor、Proceeding of SPIE Vol.3997(2000)、48〜69頁 Active Tracker Laser(ATLAS)、Randall St.Pierre et al.、OSA TOPS、Vol.10、Advanced Solid State Lasers、1997年、288〜291頁 Compact 300-W diode-pumped oscillator with 500kW pulse peak power and external frequency doubling、Oliver Melh et al.、OSA trends in Optics and Photonics(TOPS)、Vol.56、Conference on Lasers and Electro-Optics(CLEO 2001、2001年5月6〜11日、Technical Digest、421〜422頁)
本発明の目的は、文献[5]ないし[7]に記載されている形態に使用されているMOPA構造に固有の問題、および文献[8]に記載されている形態におけるように、出力するパワーは大きいが、そのために音響光学トリガ(Qスイッチ)に対する制限によってその安定性が影響を受けるような発振器を備えた構造に固有の問題を解決することにある。
本発明は、ピークパワーが大きく、かつ、繰返し率の高い光共振器を使用し、この共振器と他の同型の共振器とを組み合わせることによってそれらの問題を解決し、それにより、より単純、より安価、かつより高い信頼性の動作でありながらも、文献[5]ないし[8]に開示されている装置を使用して達成することができるピークパワー性能より高い性能を実現するレーザ装置を形成することを目的としている。
また、文献[5]に開示されているレーザ装置は、継続時間の短い5nsから20nsまでのパルスを得るように設計されていることに留意されたい。当分野の技術者の間では、これは、極めて放射性の高いプラズマを得るには有利であるとされている。
詳細には、本発明の目的は、固体増幅媒体を備えた、連続的に動作するダイオードによってパルス化されかつ励起される光共振器であって、
- 少なくとも2本のレーザロッドと、
- 共振器によって生成されるレーザビームの発散が最も少ない共振器部分に配置された、光パルスをトリガするための少なくとも1つの手段と、
- この共振器の境界を定める、一方が高反射ミラー、もう一方が部分反射ミラーである2つのミラーと
を備えたことを特徴とする光共振器である。
2本のレーザロッドを備えた共振器の最も単純な場合では、レーザの発散が最も少ない共振器部分は、2本のロッドの間に位置する部分である。
逆に、共振器のミラーのうちの1つと複数のロッドのうちの1つとの間におけるロッドの外側に位置する共振器部分は、ビームの発散が最も多い部分である。
文献[8]に記載されている実施態様では、これらの部分に光パルストリガ手段が置かれており、背景技術で説明した欠点の原因になっている。
レーザロッドが、Nd:YAGあるいはYb:YAGなどの等方的な物質でできている場合、2本の前後するロッドによって形成されるそれぞれの空間におけるビームの経路上に偏光回転手段を加えなければならない。マイクロリソグラフィ産業で規定されているビーム品質を得るためには、この回転は90°であることが好ましい。
有利にも、いくつかのレーザロッド、特にNd:YAGによって生み出されるわずかな収束は、収束とは逆の効果を有するレンズを、ビーム経路上の、隣接する2本のロッド間の各区間の中間に配置することによって修正される。
本発明による装置の好ましい一実施形態によれば、レーザロッドを形成するレーザ材料は、Nd:YAG、Nd:YLF、Nd:YALO、Yb:YAG、Nd:ScOおよびYb:YOからなるグループから選択されている。
本発明による共振器は、好ましくは実質的に同じレーザ材料でできた2本のロッドと、共振器内のこれらの2本のロッドの間に配置された偏光回転手段と、偏光回転手段の両側に、上記2本のロッドとの間に配置された、2つのパルストリガ手段とを備えていることが好ましい。
このトリガ手段は、音響光学式の手段であることが好ましい。
一変形実施形態によれば、本発明による光共振器は、ダイオードによって励起される1つまたは複数のシングルパス(単一通過)レーザ増幅器と一緒に用いることができ、各増幅器のロッドは、その長さ全体に渡って、ロッド材料の飽和流束量以上で活性化されている。
この流束量は、材料の飽和流束量の少なくとも3倍であることが好ましい。
機能の面では、この光共振器は、ビームを、必ずしも該ビームが収束を生じるようにさせることなく、流束量の大きい安定した出力を生成できる点に特徴がある。この光共振器は、このビームを平行に維持することができ、また、ロッドの長さ全体に渡ってこの飽和流束量を達成もしくはこれを凌駕することができる。
追って詳細に説明する好ましい応用分野では、この流束量は、材料の飽和流束量の約10倍に等しい。
また、本発明は、上で説明したタイプの少なくとも3つの光共振器を一緒に用いることにも関係している。これらの光共振器は、並列に配列されているが、それらが生成するビームは、同じターゲットに向かって導かれる。
これらの共振器をこのように組み合わせることによって得られるレーザ装置は、
- 固体増幅媒体を備えた、本発明に係る光共振器に適合する少なくとも3つのパルス光共振器(パルス化された光共振器)と、
- これらの光パルスを、ターゲット上の実質的に同じ位置に、実質的に同時にこの位置に送るための手段と
を備え、さらに、
パルス光共振器を制御する手段を備え、該制御手段は、すべてのパルスが、事実上、要求される瞬間に5nsより良好な精度、好ましくは1nsより良好な精度でターゲットに到達するように設計されていることを特徴としている。
一変形態様によれば、光共振器は、1つまたは複数のシングルパス増幅器と結び付けられている。
本発明による装置の特定の実施形態によれば、各パルス光共振器のトリガ手段は、この共振器内に配置された2つのトリガ(Qスイッチ)を備えている。この2つのトリガ(Qスイッチ)は、偏光回転手段の両側に、これらの偏光回転手段とレーザ材料からなるロッドとの間に配置されている。
本発明の特定の一実施形態によれば、光パルスを送る手段は、同じ経路に沿ってこれらの光パルスをターゲットに送る手段を備えている。
本発明による装置の特定の一実施形態によれば、この装置は、さらに、光共振器から出力される光パルスを足し合わせることによって得られる光パルスの空間分布を修正変更する手段を備えている。
他の特定の実施形態によれば、光共振器を制御する手段は、複合パルスを生成するために、光共振器によって供給される光パルスを足し合わせることによって得られる光パルスの時間分布を修正変更することもできる。
本発明の特定の一実施形態によれば、複合パルスの各々のプロファイルは、光パルスとターゲットとの相互作用によって生成されることになる第1のプラズマ点火パルスと、プラズマが成長している間の、レーザが出力する光エネルギーが最小になる期間と、プラズマの成長によって決まるシーケンスに一致する複数の基本パルスから構成された第2のパルスとからなっている。
複合パルスが生成される場合、本発明による装置は、好ましくは、密に集束した第1のビームをターゲットに送り、続いて残りの光エネルギーを、集束をもっと広くしてターゲットに当てることができる。
本発明による装置中の光共振器が放出する光パルスは、ターゲットに向かって放出されるが、このターゲットは、これらの光パルスとの相互作用によって極紫外領域の光を出力するように設計することができる。
しかしながら、本発明は、EUV放射を得ること限定されることはなく、ターゲットに向かって導かれる高ピークパワーレーザビームを必要とするあらゆる分野への適用が可能である。
本発明には空間的な重ね合わせ(空間的重畳)が用いられており、また、特定の実施形態では時間シーケンス(時間系列)が使用されている。
「空間的な重ね合わせ」とは、複数のレーザビームがターゲットの概ね同じ位置に、概ね同時に重なり合うことを意味している。
「概ね(実質的に)同時に」とは、レーザ装置内の異なる光共振器によって供給される様々な基本パルス間の時間の差が、これらの光共振器の繰返し周期と比較して小さいことを意味している。この重畳が、1パルス当たりのエネルギーとピークパワーを倍増することを可能にしている。
後で分かるように、ほぼ同じ位置に、ほぼ同時にレーザビームを重畳することによって多用性が得られる。この多用性により、得られるレーザビームをプラズマの要求に適合させることができる。
本発明においては、以下で説明するポイント(a)ないし(c)が重要である。
a)空間的な重ね合わせ(空間的重畳)
空間的な重ね合わせによってピークパワーが大きくなり、光共振器が放出する基本光パルスを加え合わせることによって得られる光パルスの空間分布を修正整形するための広範囲の自由度が得られる。
例えば、本発明による好ましい実施形態の1つで実施されているように、一方のパルスを他方のパルスより密に集束させて用いることにより、図1および図2に概略的に示すように、より高い局所的照度が得られる。図面を分かり易くするために、図1および図2には2本のビームしか示されていない。
図1は、直交する2本の軸OxおよびOyによって規定される平面内の第1の光ビームF1および第2の光ビームF2を断面で示したものである。この2本のビームに共通の軸は、Oy軸である。
2本のビームは、このOy軸の周りにほぼ同じ回転対称をなしており、ポイントOの近辺の、Ox軸およびOy軸に対して直角をなしかつポイントOを通る軸とOy軸とによって規定される観察平面内に概ね集束している。
2本のビームの集束は、それぞれ異なっており、第1のビームF1は、第2のビームF2より高集束(密に集束)している。
図2は、観察平面内における、Ox軸に沿った横座標xの関数としての照度Iの変化を示したものである。
ビームF1がビームF2より5倍だけ密に集束している場合、このビームF1によってOy軸上に生成される照度は、2本のビームが同じパワーを有している場合にビームF1によって生成される照度より25倍高い。しかしながら、本発明によれば、同じパワーのビームを使用することも、あるいは互いに異なるパワーもしくは著しく異なるパワーのビームを使用することも可能であることに留意されたい。
同じターゲットに対する複数のビームの同じ時間におけるこの「空間的な重ね合わせ」により、より短い時間スケールで、各基本光共振器のパルスの時間のオフセットが可能になる。
b)異なるレーザパルスの時間的な順序付けないし系列化(「複合」パルス)
2つのバースト間の繰返し時間に比べて2つの基本光共振器からの2つのパルス間の時間オフセットが極めて小さいようなパルスバーストを生成することができる。この種のバーストは、複合パルスと考えることができる。
また、これらの光パルスの時間オフセットによってプリパルスを生成することも可能である。
この問題に関する詳細な情報については、プラズマを点火するための荷電プリパルスを生成する可能性について言及した次の文献を参照されたい。
[9]M.Berglund et al.、Ultraviolet prepulse for enhanced X-ray emission and brightness from droplet-target laser plasma、Applied Physics Letters、Vol.69,1996年,1683頁
本発明は、様々なレーザパルスに対して、上記の時間におけるシーケンス(時間的な順序化ないし系列化)を好適に用いている。
例えば、時間におけるシーケンスを使用して、以下で説明される順序化が得られる。
ターゲットに密に集束した第1のパルス(例えばこのパルスは、図1に示すビームF1のタイプのパルスである)がプラズマを点火し、次に、プラズマが成長している間、ターゲットが最小もしくはゼロの照度の状態に置かれる。プラズマの直径がビームF2の直径になると、最大光パワーがターゲットに付与される。この場合、図3に示すように、専ら第1のパルスのために用いられるエネルギーが、専ら複合パルスの残りの部分のために用いられるエネルギーより小さいことが有利である。
図3では、光パルスの振幅Aは、時間tの関数として示されている。図3は、複合パルスI1の例を示したものである。この複合パルスは、プリパルスI2と、このプリパルスI2に後続する、プラズマの成長に必要な時間Tだけプリパルスから離れた第1の組の同時基本パルスI3と、第1の組に後続する第2の組の基本同時パルスI4とからなっている。
c)レーザ材料をポンピング(励起)するための連続ダイオードの使用
ネオジムがドープされたYAG材料を使用した光共振器を連続励起で使用する場合、光共振器の上の準位の寿命(250マイクロ秒に近い)のため、蓄えられた光パワーを実際に引き出すためには5kHzを超えたレートで動作させなければならない。
従来技術とは異なり、本発明を使用することで、ピークパワーには不利な点(ポイントc)および有利な点(ポイントa)、そして基本光共振器の数が増加するにつれて重くなる重量とを関連させることによって高ピークパワーが得られる。
ポイント(b)は、本発明を可能な限り良好に本発明の応用分野に適合させるための可能な方法の1つに過ぎない。
この可能性のおかげで、マイクロリソグラフィに応用する場合、レーザ装置によって励起されるEUV源の振る舞いを、他のプラズマ要件に適合するように最適化することができる。
しかしながら、現在の状況では、すべてのパルスを5ns以内、さらには1ns以内に同時に到着させることが好ましいと考えられている。
本発明の場合、ポイント(a)、(b)および(c)のすべてを同時に使用することができる。大きいピークパワーを得るための有利な点および不利な点のこの組合せは、従来技術とは相反している。
以下に、大パワーで高速のレーザパルスの生成以外の本発明の利点について説明する。
安定した平均パワーのためのダイオードのコストは、ダイオードが連続的に動作する場合には著しく低い。
また、本発明によるレーザ装置は、増幅器を直列に配置することなく動作させることができるため、従来技術によるレーザ装置よりはるかに簡単である。
本発明によるレーザ装置の操作および保全は、使われる光学コンポーネントの数が少ないため、より安価である。
複数の発振器が並列に配置されているため、より柔軟性に富んだ使用が可能である。
また、光共振器の数が多いため、本発明による装置は、突発的な事象が複数の光共振器のうちの1つの瞬間的な性能に影響を与えることに対してあまり左右されない。
本発明については、添付の図面を参照して行う具体的な実施形態についての以下の説明を通して、より深く理解されよう。具体的な実施形態についての以下の説明は、単に情報を提供するためのものであり、本発明を何ら限定するものではない。
図5は、本発明による光共振器を示したもので、この光共振器については、追ってより詳細に説明するが、この光共振器には、1つまたは複数のシングルパス増幅器を後置することができる。
図4は、極紫外光源の励起装置を形成するための、本発明による複数のパルス光共振器の組合せを示したものである。
図4に示す装置は、パルスレーザとも呼ばれている、4つ以上、例えば10個のパルス光共振器(パルス化された光共振器)を備えているが、図4には、そのうちの3つのみが示されており、その参照符号は、それぞれ2、4および6である。
これらのパルス光共振器2、4および6によって供給される光ビーム8、10および12(より正確には光パルス)は、一組のミラー14を介してターゲット16上のほぼ同じポイントPに向けて送られ、ほぼ同時にこのポイントPに到着する。
また、図4には、レーザパルスが得られるレーザ制御手段18が示されている。
図4には、さらに、光ビーム8、10および12の各々をターゲット16のポイントPに集束させるように設計された例えば色消しダブレットである集束手段20、22および24が示されている。
考察している実施形態の場合、レーザおよびターゲットは、光ビームとこのターゲットとの相互作用によってEUV放射26を出力するように選択されている。これを行なうために、ターゲットには、例えばノズル30から出力される凝集体噴流28(例えばキセノン)が含まれている。
このEUV放射26は、例えば集積回路32のマイクロリソグラフィに使用することができる。図4のブロック34は、集積回路32に到達する前にEUV放射を整形するために使用される様々な光学手段を表している。
レーザ2、4および6は、同じレーザであるか、あるいはほぼ同じレーザであり、光パルスを供給することができる。
レーザの各々は、収差および複屈折が小さい2つのポンピング(励起)構造部36aおよび36bを備えている。
ポンピング構造部36aは、連続的に動作する一組のレーザダイオード40aによってポンプされるレーザロッド38aを備えており、また、ポンピング構造部36bは、連続的に動作する一組のレーザダイオード40bによってポンプされるレーザロッド38bを備えている。
本発明者らの実験のために選択された材料はNd:YAGであり、その飽和流束量は200mJ/cmである。
しかしながら、プリパルスと呼ばれる第1のパルスを生成するためには、他のレーザとは異なるレーザを選択することが有利であると思われる。
光共振器の各々は、10kHzで300Wのパワーを直接生成しており、そのビーム品質は多重化と両立する品質であり、パルスの継続時間およびエネルギーは、それぞれ50nsおよび300mJである。共振器出口におけるビームの流束量は2.3J/cmであり、Nd:YAG材料の飽和流束量のほぼ10倍である。
レーザ2、4および6の各々によって生成されるビームの、直径50μmのターゲット領域への集束により、3×1010W/cmないし6×1010W/cmのピークパワーがもたらされる。
液体キセノンターゲット上で十分な放射率を得るためには、5×1011W/cmの典型的な目標値を達成しなければならない。
したがって、この値は、上で言及した性能を備えたレーザを10個組み合わせることによって得られる。
図4に示す実施例では、レーザ2、4および6には光増幅器は使用されていない。
しかしながら、ピークパワーを実験によって決められた最適条件に調整するのに必要だと判明した場合、光共振器の後段に斯かる増幅器を1個加えることは可能であり、さらにはこのような増幅器を複数個加えることも可能である。
本発明による光共振器の特徴を付与することにより、比較的小さい利得でこれらの増幅器を動作させることができ、かつ、ロッド材料の飽和流束量より約10倍多い流束量を考慮すると、光増幅器のロッド中に蓄えられたエネルギーを最適条件で抽出することができる。
図5は、本発明によるパルス光共振器の概略図を示したものである。このパルス光共振器は、共振器2、4および6のうちの任意の1つと同様であり、したがって構造部36aおよび36b、ミラー42および44、偏光回転子46および/またはレンズ46a、およびパルスをトリガする手段50および52を備えている。このトリガ手段については、追って説明する。
一変形実施形態では、この光共振器の出力部に光増幅器36cが配置されている。この増幅器36cは、連続的に動作する一組のレーザダイオード40cによってポンプされるシングルパスレーザロッド38cを備えている。
また、この増幅器36cを制御するための制御手段18が提供されている。この増幅器は、構造部36aおよび36bと実質的に同じであり、そのレーザロッド38cは、レーザロッド38aおよび38bと同じレーザ材料でできていることが好ましい。
このレーザ材料は、Nd:YAG(好ましい材料である)、Nd:YLF、Nd:YALO、Yb:YAG、Nd:ScOおよびYb:YOの中から選択される。
もう一度図4を参照すると、光共振器の各々は、第1の高反射ミラー42(例えば1064nmにおける反射係数Rは100%である)と、この光共振器が生成する光ビームを通過させるために部分反射する第2のミラー44(70%ないし80%程度のR)によって画成されている。
これらのミラーは、湾曲していることが好ましく、その曲率半径は、ビームの発散が小さくかつパラメータMが約10になるように計算されている。
また、共振器の長さは、パルスの継続時間の関数として選択されている。
2つの湾曲したミラーは、発散レンズおよび平面鏡を個々に備えた2つの組に置き換えることができる。
発生し得る様々な熱的影響を補償するためには、同じポンピング構造部をレーザ2、4および6の各々に使用することが好ましいが、この事例の場合、2本のレーザロッド38aと38bの間の任意の位置に90°偏光回転子46を使用する方がより好ましい。
回転子46の代わりに、2本のロッド間の経路の正確な中間位置に、わずかに発散するレンズ46aを使用することも可能である。
変形態様として、このレンズをこの配置で使用しかつ同じくこのレンズに隣接する2本のロッド間に配置された回転子46を使用することも可能である。
これらのレーザロッドの直径は、3mmと6mmの間である。
本発明者らの実験に使用されたロッドは、1.1%でドープされたNd:YAG製の直径4mmのロッドである。
また、図4に示す実施形態では、Nd:YAGロッドの各々は、それぞれ30Wのパワーを有しかつ808nmで発光する40個のレーザダイオードによって励起されている。
球面収差を最小化するためには、ロッドの各々は一様に励起されることが好ましい。
レーザの各々をパルスレーザにするために、共振器内のビーム経路上におけるビームの発散が最も少ない位置、つまりロッドの各々と偏光回転子との間に音響光学パルストリガ手段が配置されており、これらのパルスを高いレートでトリガすることができる。
これらの音響光学トリガまたはQスイッチの各々には、27MHzで90Wの高周波出力により圧縮モードで動作するシリカ結晶が使用されている。この出力は、4mmトランスデューサによって結晶に付与されている。
図4に示す実施形態では、上で定義したタイプの2つの音響光学偏向器50および52が使用されており、偏向回転子46の両側におけるレーザロッド38aおよび38bによって画成された空間に配置され、制御手段18によって制御されている。
この2つの音響光学偏向器50および52を使用して、上で言及した平均パワーに対応する利得で共振器をブロックしている。
制御手段18は、EUV源の動作をトリガし、その特性をマイクロリソグラフィのニーズに適合させている。適用可能であれば、制御手段18がターゲットにおけるレーザ2、4および6の光パルスの同時性を決定している。
光路の長さに著しい相異がある場合、とりわけ制御手段18は、光パルスの同期を達成するために、これらの光路長の差を補償し、かつ、図4に示す装置に含まれているすべての音響光学偏向器のトリガを管理することができる。
制御手段18は、
- ポンピングレーザダイオード40aおよび40b(場合によっては40c)へのパワー供給電流を生成する手段(図示せず)と、
- 音響光学偏向器50および52の各々の対をほぼ同期(これらの偏向器の間のオフセットが1ns未満であることが好ましい)させて制御するための変調高周波電流を生成する手段(図示せず)と
を備えている。
さらに、これらの制御手段18は、センサ54などの適切な1つまたは複数のセンサ、例えばスペクトルフィルタリング機能を備えた1つまたは複数の高速シリコンダイオードによって供給されるプラズマ放射測定信号(レーザビームとターゲット16との相互作用によって生成される)の関数としてレーザ2、4および6を制御するように設計されている。EUV放射の場合、このフィルタリングは、ジルコニウムによって行なうことができ、また、場合によっては二重のモリブデン-シリコン多層膜反射鏡によって行なうことができる。プラズマの成長速度を観察する場合は、このフィルタリングを変えるか、あるいは可視スペクトルにより近いフィルタリング機能を備えた1つまたは複数の他の高速フォトダイオードを付け加えなければならない。
また、制御手段18は、
- 例えば積分手段を備えた高速シリコンフォトダイオードなどの適切なセンサ56、58および60によってそれぞれ提供される、レーザ2、4および6からの光パルスのエネルギーを測定するための信号と、
- 例えば、積分手段の入力側で信号が除去される点を除き、センサ56、58および60と同じセンサにできる高速シリコンフォトダイオードなどの適切な3つのセンサ62、64および66によってそれぞれ提供される、レーザ2、4および6からの光パルスの時間形状を測定するための信号
との関数としてレーザ2、4および6を制御するように設けられている。
偏向ミラー14と、色消し集束ダブレット20、22および24とからなる光学手段は、位置の変動が比較的低い割合に収まっている、例えば位置変動が焦点(ポイントP)の直径の1%ないし10%程度での空間的な重ね合わせを可能にするように選択されていることに留意されたい。
また、図4に示すレーザ装置は、レーザ2、4および6がそれぞれ放出する光パルスを加え合わせることによって得られるパルスの空間分布を変更するように設けられた手段を備えている。矢印74、76および78で示すこれらの手段は、例えば、色消しダブレット20、22および24を変位させ、それにより、これらのダブレットの各々によってそれぞれ出力される焦点のサイズを変更するように設けることができる。
制御手段18は、レーザのトリガを適切な方法で互いに対してシフトさせることにより、レーザ2、4および6が放出する光パルスを互いに対して時間的に適宜シフトさせるように設計することができる。
周知の他のレーザ装置、例えば文献[5]に記載されているような装置とは異なり、図4に示すレーザ装置は偏光していないことに留意されたい。
Nd:YAGベースのレーザを使用して偏光を維持することは困難であり、しかも装置がより複雑になるが、空間多重化を使用した本発明によるモジュール方式の設計は、レーザ装置を偏光させることが必ずしも本質ではないことを意味している。
10kHz以上のより高い繰返し率を必要とする場合は、時間多重化を用いた変形態様の使用を避けることが好ましい。そうすれば、N個のレーザ(例えばN=10)から誘導されるパルスが、正確に同時にターゲットに到達する。
図6は、本発明の一変形実施形態の一部を概略図で示したものである。この変形態様では、ターゲットPに集束させる前に、レーザビーム8、10および12の空間多重化が行なわれる。
この空間多重化は、ビーム10および12に対して設けられた最下流側の2つのミラー14(図4の一番上)を、ビーム8に対して設けられた最下流側のミラー14(図4の一番上)に整列させた、穿孔された2つのミラー80および82(穿孔ミラー)に置き換えることによって実現されている。
したがって穿孔ミラー80は、ビーム8の一部をターゲットに向けて通過させ、かつ、ビーム10の一部をターゲットへ向けて反射している。ビーム10の残りの(ターゲットに向かって反射されない)部分を遮断するためのビーム遮断手段84が設けられている。
同様に、開けられた穴がミラー80に開けられた穴より大きい穿孔ミラー82は、ビーム8および10の一部をターゲットに向けて通過させ、かつ、ビーム12の一部をターゲットへ向けて反射している。ビーム12の残りの(ターゲットに向かって反射されない)部分を遮断するためのビーム遮断手段86が設けられている。
色消し集束ダブレット88は、整列したミラー14、80および82から出力されるビームをターゲットに集束させるように構成されている。
図7は、本発明の他の変形実施形態の一部を概略図で示したものである。この変形態様では、穿孔ミラー80が、ビーム8の一部をターゲットへ向けて反射させるように設けられたシャープエッジミラー90に置換されている。ビーム10の残りの(ターゲットに向かって反射されない)部分を遮断するためのビーム遮断手段94が設けられている。
また、穿孔ミラー82は、入射するビーム12の一部をターゲットへ向けて反射させるように設けられたもう1つのシャープエッジミラー92に置換されており、ビーム8および10の周辺部分をターゲットに向けて通過させている。ビーム12の残りの(ターゲットに向かって反射されない)部分を遮断するためのビーム遮断手段96が提供されている。
色消し集束ダブレット20、22、24および88は、収差を最小化するように設計されていることが有利であるが、これらを湾曲したミラーに置き換えることも可能である。
高い照度を局所的に得るための、集束が異なる2本のレーザビームの使用を示す概略図である。 高い照度を局所的に得るための、集束が異なる2本のレーザビームの使用を示す概略図である。 本発明に使用できる複合光パルスの一例を示す概略図である。 極紫外光源の励起装置を構成するための、本発明による複数の光共振器の組合せを示す概略図である。 本発明による光共振器の特定の実施形態を示す概略図である。 複数の光共振器によって個別に生成される基本レーザビームの空間多重化を可能にする、本発明による他の実施形態の一部を示す概略図である。 複数の光共振器によって個別に生成される基本レーザビームの空間多重化を可能にする、本発明による他の実施形態の一部を示す概略図である。
符号の説明
2、4、6 パルス光共振器
14 光パルスをターゲット上の実質的に同じ位置に、実質的に同時に送る手段
16 ターゲット
18 パルス光共振器を制御する手段
38a、38b ロッド
50、52 トリガ手段
74、76、78 光パルスの空間分布を修正する手段
80、82、90、92 光パルスを送る手段
F1 密に集束した第1のビーム

Claims (17)

  1. 固体増幅媒体を備え、連続的に動作するダイオードによってパルス化されかつ励起される光共振器において、
    少なくとも2本のレーザロッドと、
    前記共振器によって生成されるレーザビームの発散が最も少ない共振器部分に配置された、光パルスをトリガするための少なくとも1つの手段と、
    前記共振器の境界を定めて、一方が高反射性とされるとともに、もう一方が部分反射性とされた2つのミラーとを備えていることを特徴とする光共振器。
  2. 前記レーザロッドがNd:YAGあるいはYb:YAGといった等方的な物質から形成され、前記共振器が、並んだ2本の前記ロッドによって形成される各空間内のビーム経路上に偏光回転手段をさらに備え、この回転が好ましくは90°とされていることを特徴とする請求項1に記載の光共振器。
  3. 隣接する2本のロッド間の各区間の中間に、好ましくは発散レンズをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の光共振器。
  4. 前記レーザロッドを形成しているレーザ材料が、Nd:YAG、Nd:YLF、Nd:YALO、Yb:YAG、Nd:ScOおよびYb:YOからなるグループから選択されていることを特徴とする請求項1に記載の光共振器。
  5. 好ましくは略同じレーザ材料からなる2本のロッド(38a、38b)と、前記2本のロッドの間の前記共振器内に配置された偏光回転手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光共振器。
  6. 該パルス化された光共振器のそれぞれの中に配置された前記パルスをトリガするための手段は、前記共振器内の前記偏光回転手段の両側に、前記偏光回転手段と前記ロッドの間に配置された2つのQスイッチを備えていることを特徴とする請求項3に記載の光共振器。
  7. 前記トリガ手段(50、52)は、音響光学型の手段とされていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光共振器。
  8. 1つまたは複数のシングルパス増幅器に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光共振器。
  9. レーザ装置であって、
    少なくとも3つの、請求項1から請求項3および請求項8のいずれか一項に記載のパルス化された光共振器(2、4、6)と、
    光パルスをターゲット(16)上の略同じ位置に送りかつ該位置に略同時に送るための手段(14)とを備え、
    前記パルス化された光共振器を制御するための手段(18)をさらに備えて、該装置の一部を形成するすべてのトリガ手段が同期して動作するように前記手段が構成されていることを特徴とするレーザ装置。
  10. 前記パルス化された光共振器(2、4、6)が少なくとも10個並列に備えられていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記光パルスを送る手段は、前記光パルスを同じ経路に沿って前記ターゲット(16)に送る手段(80、82、90、92)を備えていることを特徴とする請求項9および請求項10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記光共振器が出力する光パルスを加え合わせることによって得られる前記光パルスの空間分布を変更する手段(74、76、78)をさらに備えていることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 複合パルスを生成するために、前記光共振器を制御する前記手段(18)は、前記光共振器が供給する光パルスを加え合わせることによって得られる前記光パルスの時間分布を変更することもできるように設けられていることを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 各複合パルスの形状は、前記光パルスと前記ターゲットとが相互作用すると生成されることになる第1のプラズマ点火パルスと、プラズマ成長中においてレーザが出力する光エネルギーが最小となる時間間隔と、プラズマ成長によって決まるシーケンスに応じて複数の基本パルスから構成された第2のパルスとからなることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記光共振器が放射する光パルスの繰返し率、あるいは前記光共振器が放射する前記光パルスのシーケンスを変更する手段(18)をさらに備えていることを特徴とする請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 高集束された第1のビーム(F1)を前記ターゲットに送ることができるとともに、前記光エネルギーの残りの部分をより広い集束で前記ターゲットに送ることができるように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  17. 前記ターゲット(16)は、前記光共振器(2、4、6)が放出する前記光パルスとの相互作用によって極紫外領域の光を出力するように設けられていることを特徴とする請求項9から請求項16のいずれか一項に記載の装置。


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