JP4494711B2 - 放出電荷を調整するとともに、行列構造の電子源の電圧を制御するための方法と装置 - Google Patents

放出電荷を調整するとともに、行列構造の電子源の電圧を制御するための方法と装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放出電荷を調整するとともに、行列構造の電子源の電圧を制御するための方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術および課題を解決するための手段】
様々な電子源或いは電子放出装置が知られている。これらの既知の装置は、互いに極めて異なる物理的原理に基づいている。
【0003】
例えば、本明細書の最後の参考文献(1)に記載してある様に、熱電極と光電子放射陰極と電界効果マイクロドット(microdot)陰極が知られており、これと同様に参考文献(2)に記載してある様に、電界効果ナノテューブ(nanotube)が、また、参考文献(3)に記載してある様に、黒鉛或いはダイアモンドの平坦な電子源が、そしてLED(発光ダイオード)素子が知られている。
【0004】
そのような電子源は、その用途を主に平面スクリーンを備えた表示分野だけでなく他の分野、例えば、参考文献(4)に記載してある様に、物理機器やレーザーやX線放射源の分野に見出せる。
【0005】
以降に記載する本発明の実施形態は、広く表示分野から取られ、特に平面スクリーンを含む。しかし本発明は、この分野に限られるものではなく、一つ或いはいくつかの電子源(特に、1行×1列の行列の場合を含む)を用いたあらゆる機器に応用される。例えば、これはパルスモードで動作する単一画素のスクリーンの場合である。
【0006】
図1は、電界放出型電子源2を用いる表示スクリーンの動作原理を図示してある。前記スクリーンは、アノード導体6を持ったアノード4を備える。電子源2を構成するカソードは、通常、電圧制御される。この電圧の影響の下で、電子8の流れを放射する。
【0007】
図2に示す様な、マイクロドットスクリーンの特殊な場合において、前記スクリーンは、その上にマイクロドット14が作られるカソード導体12が備わる基板10から成るカソードと、カソード導体の上方に形成されてマイクロドットの反対に穴18た与えられるグリッド16とを具備する。前記スクリーンは、また、基板20を持ったアノードと、グリッド16の反対に置かれるアノード導体22を具備する。
【0008】
電圧源24は、アノード導体6に加える高電圧Vで使用可能である。極性付与手段26は、電圧Vを電子源2のグリッドに、また電圧Vを電子源のカソードに印加するために与えられる。Vgcは、制御電圧であり、V−Vに等しい。カソードの特性Icath=f(Vgc)は、図3(曲線IとII)で表される。Vthは、閾値電圧である。Vthより大きい制御電圧Vに対して、曲線Iは、カソード電流Iに対応し、一方曲線IIは、電流I−ΔIに対応する。
【0009】
電子源の放射する電子は、高電圧Vaにさらされているアノードによって、加速され集められる。もしアノード導体6の上にリンの物質28の層を置くと、電子の運動エネルギーが光に変換される。
【0010】
行列構造の形である図1の基本組立部品をまとめることで、表示スクリーンを作ることが可能である。前記行列構造は、スクリーンの各画素にアドレス指定できなければならず、それによってその明るさを制御できなければならならない。これは、参考文献(5)に記載されている。
【0011】
行列構造の電子源30を用いる行列構造が、図4に図示されている。各画素は、この電子源の行電極と列電極の交点で定義される。電子源の行電極は、L,L…L…Lで示され、この電子源の列電極はC,C…C…Cで示される。図4のスクリーンは、行を走査するための発生器34を備える。前記発生器は、電圧Vlnsの源36と、電圧Vlsの源38を備えている。Vliは、行Lの制御電圧である。スクリーンは、また行を制御するための電圧を発生するための手段40を備えている。Vcjは、行Cの制御電圧である。
【0012】
より詳細に説明すると、制御回路がスクリーンの各行と各列に割り当てられ、1つの行が時間tligの間のある時刻に当てられる。行は、順番に行選択電位と呼ばれる電位Vlsが取られ、それに対し、列は、表示される情報に対応する電位が取られる。この時間tligの間、選択されていない行の電位は、行に現れる電位はこれらの行の表示に影響を与えない様に取られる。中間値を得るために、制御電圧Vli―Vcjの値あるいは期間tcomで動作することができ、前記期間はtligより小さいか等しくなくてはならない。
【0013】
他の制御方法も可能である。例えば、電荷を用いた制御法である、略して“電荷制御法”と呼ばれるものが知られており、これは参考文献(6)に記載されている。電流を用いた制御法である、略して“電流制御法”も知られており、これは参考文献(7)に記載されている。
【0014】
以下の説明によって、異なる制御法、特に電荷制御法が包含される。
【0015】
上述した制御法は、行列構造の電子源を制御するための満足する解決を完全には与えてくれない。大きな技術的制約無しに、単一かつ定量化された電子放出を得る必要がある。
【0016】
電圧制御は、実現が容易であることから、中間レベルを得るために、これら異なる方法において広く用いられる。しかし、このことから、電子源の電気的応答は、安定的かつ一様であると考えられる。しかし、そのような安定性と一様性の条件は、既知の行列構造の電子源において、得るのが難しい。実際、スクリーンにとって高度の一様性を求めると、不合格基準が相当なものとなってしまう。同様に、電子源のそのような領域を多かれ少なかれ繰り返して使用する作用として、電子源の一様性が無くなることによって、実際の耐用時間に逆に影響する差動エージング(differential ageing)の問題に直面する。
【0017】
その後に電流、従って特定の量の電子を注入することになるので、電流制御によってこの問題は解決するように思える。そのような原理は、静的モードにおいて実際上、有効である。他方、電子源の電流を速やかに変えることを希望するとすぐに、キャパシタンスを与える際の問題に直面する。実際、列電極は、この列が交差する行に関してコンデンサのようなものであり、このコンデンサを急速充電するのに必要な電流は、放射電流よりも大きさで数桁大きくなる。
【0018】
例として、1/4VGAの解像度と約1dmの表面領域を持ち、300ボルト未満のアノード電圧で動作するマイクロドットスクリーンにおいて、行Ccolに関連する列のキャパシタンスは400pFである。4lm/wの輝度出力で、もし“光量増加”言い換えると画素を400cd/mにしたいと思うと、この画素の電流を事実上ゼロアンペアから約30μAの値まで増加させねばならず、このために、行−列電圧を約40V上げなければならない。もし、この振り替えが0.5μ秒の間に起こらねばならないとすると、キャパシタンス電流は、
I=CcoldV/dt、言い換えると、約32mA
まで増加する。
【0019】
こういった訳で、キャパシタンス電流は、整流しようとする放射電流よりも約1000倍大きい。そのような方法は、行列構造の電子源の高速な制御には適さないということが理解されよう。
【0020】
以上の様な問題を解決するために、既に参考文献(6)で電荷制御が提案されている。図5は、電荷制御を用いた行列構造の電子源を備えた表示スクリーンを図解してある。この良く知られたスクリーンと図4のそれとの違いは、スクリーンの電子源の列に制御電圧を加える手段のみである。図5において、例えば列Cなどの列に制御電圧を加えるための手段42は、入力でライン同期信号Eを受信する論理ブロック44と、入力で設定値A1を受信し、論理ブロック44にリンクされる比較器46とを備える。電圧印加手段46もまた、3層出力段48を備えるが、これも論理ブロック44へリンクされ、図示されない電圧源からのVc−onとVco−offと各々示される電圧を受ける。3層出力段と比較器とは、電子源の対応する列(対象の例の中のC)へリンクされる。
【0021】
充電制御を行う場合、電子源の放出を確かなものにするために(Vc−on)、対象の列導体を事前充電する。その後、回路を開けて、浮遊電位が電子の所望量に対応する設定値A1に達するところまで、列のコンデンサに内部インピーダンスで放電させる。そして、列を消失電位(Vc−off)まで持っていく。そのような方法でいくことは、等しく完全であり実行が難しくなる部品の使用が考えられる。
【0022】
事実、上述の様に、列電極は、行列構造の電子源の行に関連するコンデンサのようなものであるが、漏洩電流もまた、考察する列と行の間を循環するものとして存在し、これらの電流は、これらの電極間の電位の差と共に変化する。結果として、回路が開いたとき、電圧降下は、放射電流にだけ依存しているのではなく、この電圧降下の作用として自ら変化する漏洩電流にも依存する。
【0023】
さらに詳細に説明すると、電位におけるこの変化は、列に特有のキャパシタンスに取り込まれる電荷を測定する必要があるが、この変化は問題にはならない。事実、時間tligの間、列の各々は、選択した列に関してだけでなく、全ての選択されなかった行に関して漏洩をするであろう。さらに簡略化すると、この欠点は全ての画素に同一の、漏洩抵抗Rlcのようなものであると考えられる。この値は、全ての行と列の行/列漏洩のインピーダンスを表している。放射時間内の一つの列に対して、この漏洩電流Iは、以下の様に表現される。
【0024】
=If(ls)+If(lns)=(Vls−Vcj(t))/Rlc+(n−1).(Vlns−Vcj(t))/Rlc
ここで、I=全ての行に関連する列の漏洩電流
f(ls)=選択した行に関連する列の漏洩電流
f(lns)=選択されない行に関連する列の漏洩電流
ls=選択した行に与えられる電位
lns=選択しない行に与えられる電位
cj(t)=放射時間中の列j内の浮遊電位
n=行の数
である。
【0025】
簡略化すると、Vlnsを0Vに等しくすることができ、Vcj(t)はVlsよりも非常に低く、そして、以下の式を得る。
=If(ls)+IF(lns)次とは少々異なる(Vls/Rlc)−(n−1).(Vcj(t))/Rlc).
【0026】
これによって、スクリーンの異なる列の値Rlcに対して厳しい制約が課せられる。漏洩電流は、ごくわずかであるか(これは高いRlc値に対応する)、あるいは、完全に無視できるかであり、とにかく、これらの抵抗Rlcが非常に良好な等質性を持つことを確かめる必要がある。
【0027】
また、欠陥のある画素が一つあると、Rlcの観点からして、上述の式の(n−1)の項から、考察する列全体に対して漏れを与えることが分かる。
【0028】
対象の例において、放射による列の電圧降下は、以下に等しい。
ΔVcj=I.tlig/Ccol,このときに、I=10μA,tlig=50μs,Ccol=400pF、であると次を得るΔVcj=1.25V。
【0029】
この変化ΔVcjは、設定値A1と比較されなくては成らないと言うことが思い出されるであろう。この電圧の変化ΔVcjは、列のキャパシタンス値に依存しており、これによって、スクリーンの技術上の変数が(前記スクリーンの大きさにリンクする)、制御回路の設計パラメータになる。実行するために、また比較器46が、列の制御電圧を生成する手段を形成する組み立ての出力段階のレベルに置かれるということが分かる。これによって、前記比較器は、列を制御するのに必要な電圧(約40V)を提供するか、あるいは追加段階によるこの出力から隔離することができるかということが示される。
【0030】
本発明の目的は、先述の様々な決定を克服することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、行列構造の電子源を制御するための方法であり、前記電子源は、少なくとも1つの行と少なくとも1つのアドレス用の列とを備え、その交点は1つ或いはいくつかの画素と呼ばれる放出領域を定義し、前記方法は、以下の特徴を持つ順次法(sequential method)である。
【0032】
−1番目に、選択した行と列に、前記放射を可能にするのに適切な値の電位を与えることによって電子の放射を起こし、その後、電位を放射の間中、その値に維持し、関連する列の各画素の放射電流の標本化とアナログ記録を放射時間の開始時に実行し、電流発生器によって与えられ、列の中を循環する測定済み放出電流の値に比例する他の電流を使用し、
−2番目に、残りの行時間の全て或いは一部の間に、各電流発生器によって送出される電荷の量を測定し、この量が必要な値に達すると、電流発生器に結合する列の電位を、この列の画素の電子の放射を確実に遮断する値へと代える。
【0033】
本発明による方法の実施形態によって、放射を可能にするのに適切な、列の電位の値は、この列の画素のアドレスされていない行の電位に等しい。
【0034】
さらに詳細に記すと、本発明による方法は、以下の段階を備える。
−放出時間の開始時と放射に振り替えられた各列に対して、即時に放射された電流の最初の測定を実行するが、この取得の間、スクリーンの異なる行と列上に振り替えは起こらない段階と、
−そのように測定された標本を記憶する段階と、
【0035】
−この標本を使って、定電流発生器を作り、その値は前記標本の値に比例する段階と、
−電流発生器を用いて、もはや直接に列ではなく、対象の列の画素によって放出される電荷を計数する段階と、
−放射時間中に電荷を計数し、この計数は、行と列の上に起こる振り替えの間中、列によって取得される電流の注入によって混乱させられはしない段階。
【0036】
本発明の他の目的は、行列構造の電子源を制御するための装置であり、この電子源は、少なくとも1つの行と少なくともひとつのアドレス用の列とを備え、その各交点は、画素と呼ばれる領域を定義し、前記装置は、以下を備える。
−選択した行の上に選択電位を加えることによってアドレス行を制御し、選択時間以外では、行は対応する画素の放出を確実に遮断する電位に留まる手段と、
−各列に対して、行選択の間、放出を確実にする第1電圧か、あるいは前記列の遮断を確実にする第2電圧のいずれかを与える手段を備える、列を制御するための手段と、
【0037】
−放出時間の開始時に瞬時電流を測定する手段と、電流発生器により与えられ、残りの行時間の間に測定された電流の値に固定された他の電流を使用する手段と、
−放出時間の間、電流発生器によって放出された電荷の量を測定することを可能にする手段と、
−測定された電荷の量と、基準電荷の量を比較し、列を制御する手段にフィードバックする手段。
【0038】
特別な実施形態によると、測定された電荷の量は、電圧レベルに変換される。本発明による装置は、さらに加えて、残留漏洩電流を補償する手段を備えることができる。
【0039】
第1実施形態において、列時間の開始時に瞬時電流を測定するための手段と、他の電流を用いるための手段は、その後にアナログのサンプルホールド装置が続き、電圧の形式で対象の列の画素の瞬時電流を記憶することのできる、電流−電圧変換器を備える。
【0040】
第2実施形態において、列時間の開始時に瞬時電流を測定し、他の電流を用いる手段は、電流フォロアのアセンブリと電流コピア(copier)のアセンブリを備える。有利なことに、電流フォロアのアセンブリは、演算増幅器のフィードバック内に置かれる第1トランジスタ上で環状になる演算増幅器を備え、この第1トランジスタは電流フォロア内に置かれる。電流コピアのアセンブリは、電圧によって極性が与えられる第2トランジスタを備え、これらの2つのトランジスタは、カレントミラーを構成する。
【0041】
本発明は、以下のことを得ることを可能にする。
−放出中の画素の電流値の行の開始時に、前記電流値を記憶することから、振り替え時に、従って他の列のキャパシタンス結合時に、画素が放出した電荷を測定し調整する装置が全体的に無感応となることと、
−画素が放出した電荷を調整するための簡単なアナログ方法が、小型で低消費電力で高価でないアナログの電荷ドライバ(charge driver)を作ることが可能になることと、
−第2実施形態において(図11に図示した)、画素電流を記憶するために、ある種のトランジスタの外部接続上で動作することにより、スクリーン上の範疇全体のための、単一の種類の“ドライバ”装置を用いることができること。
【0042】
【発明の実施の形態】
上述し、また参考文献(6)で記載した、電荷制御の技術は、制御する列の電位の電荷の問題を提示する。
【0043】
前に挙げた、漏洩電流Iの表記、
=If(ls)+If(lns)=(Vls−Vcj(t))/Rlc+(n−1).(Vlns−Vcj(t))/Rlc
は、選択した行に関する漏洩電流成分と、非選択行(n−1)に関する漏洩電流成分とを強調している。この成分の第1は、スクリーンを走査する成分に関連しており、第2は、Vcj(t)とVlnsが共に同じ定数に等しいならば相殺することができる。
【0044】
これらの列の条件下で動作する装置内で列を制御するための装置の実施形態が、図6に示されている。
【0045】
制御装置60には、プッシュプルタイプの出力段62と電流積分器アセンブリ64と比較器66とが備わる。
【0046】
出力段62によって、列電極(C)上で、画素の消失のレベルに応じた供給電圧Vc−offか、あるいは下層接地電位Vc−onによって、非選択列の電位Vlnsに強制的にする積分器アセンブリ64の入力を整流することができる。出力段62は、当業者には知られたやり方で、論理レベルを変換する手段68と、それぞれP型とN型の2つのMOSFETトランジスタ70,72を備えるが、これは図6に示されるように配置される。
【0047】
積分器センブリ64は、スイッチSW1と並列に置かれるキャパシタンスCintのコンデンサ76上で帰還がかけられる増幅器74を備える。この増幅器の出力A2は、比較器66の(−)入力に連結される。
【0048】
行に割り当てられる時間の開始に対応する信号S1によって制御されるスイッチSW1は、各行の開始時に、電位A2をゼロまで持っていくことができる。
【0049】
比較器66の(+)入力は、放出しようとする電荷の量に対応する設定電圧A1に連結される。設定電圧は、希望する応用範囲によって様々な手段によって与えることができる。図6に示される実施形態において、入力において設定電圧であるディジタルデータDNを受信し、出力が設定電圧A1を与えるCDAアナログディジタル変換器を用いる。
【0050】
比較器アセンブリの出力S2は、出力段62の制御にあたり、そして装置の帰還を可能にする。
制御ロジック52は、信号S1を提供し、行制御回路PLを制御するが、これは表記されていない。
【0051】
この装置は、既に放出された電荷の量を電圧レベルへと変換し、設定電圧の量(Qref)が得られたときに、時刻toffにおいて、列の制御段階の制御を切り替えることができる。
【0052】
ここで考察した電荷制御法によって、電荷を一定の列電位に、また非選択行の電位、すなわちVc−on=Vlnsに等しく制御することができるが、これはすなわち、全ての列のオーム漏れ(ohmic leakage)を考察している列の活動中の単一画素のオーム漏れに限定することができる。
【0053】
しかし、この解決法は、内部列のキャパシタンス結合の問題は解決しない。事実、全ての列jの電位が、Vc−on=Voffから切り替えられるときに、寄生電荷Qpar=Cpar×(Vc−0n−Vo−offが、隣接する列内で誘起され、ここでCparは、列間の結合キャパシタンスである。もし、隣接する列がこの時点で、放出と電荷の調整状態にあれば、この調整はこの電荷Qparによって混乱させられる。
【0054】
行列スクリーンにおいて、列の間の結合は、一部で、固有の列間影響(inter-column influence)キャパシタンスによって、他の部分で、スクリーンの制御行に関連して画素キャパシタンスによって分断することがある。行と、それに結合する“ドライバ”装置は、ゼロに等しいインピーダンス効果を持つ。
【0055】
3つの条件下で、行は、高い周波数において、もはや等電位では無く、列間の結合がそれらをぬって現れる。
これらの寄生電荷の大きさのオーダーは、画素に送出する有効な電荷のそれよりも、しばしば大きいか等しい。
【0056】
発光出力4ml/wであり、アノード電圧300ボルト以下で動作する約1dmの1/4VGA(320列×240行)の解像度を持つマイクロドットスクリーンの例に戻ると、もし、スクリーンを400Cd/mの明るさにしたいと望めば、画素の電流を0から30μA(Ipix)に増やさなくてはならない。画素に送出される有効電荷Qは、
.=Ipix.Tline=1.8nCB
このスクリーンの技術的基盤が与えられたとすると、次の式が得られる。
Qpar.≒10nCB
【0057】
これらの図は、例えば256中間レベルを作る様な方法でQを調整する際の困難さを示している。これを達成するために、(256×Qpar/Q)の能率で、すなわち、考察した例において1500のフィルター能力で、Qparにフィルターをかけなくてはならない。
【0058】
列Cj.を制御するための、上述した列間の寄生結合の問題に無感応な、実施形態が、図7に図示されている。
この装置60は、行時間の開始時において、画素の電流を高速で取得することに基づいており、従って、他の列の整流が無い場合である。画素Ipixの放出電流は、制御電圧が変化しないときは列時間の間、一定であると考えることができる。
【0059】
電荷Qrefが行時間の開始から考察している画素へと送出されることは分かっている。そして、列が、画素の放出のブロックレベルVc−offに切り替わらなくてはならない時刻toffを計算することができる。
【0060】
この装置は、特に、図6の装置で示される様なプッシュプルタイプの出力段62とCCT電流―電圧変換タイプのアセンブリを備える。前記電流電圧変換器アセンブリは、列の電位を仮想接地の電位に維持することのできる増幅器74を備える。抵抗Rによる増幅器のフィードバックによって、出力A2において画素の電流の測定値を得ることができる。増幅器74には、反転入力に、制御スイッチSW2および/または高速スイッチングダイオードDF1とDF2がある。これらの部品の役割は、測定する例の外でキャパシタンス大電流を接地電位へと直接汲み出すことである。事実、行/列の代替の間、キャパシタンス大電流は、電流電圧変換器を混乱させることがある。
【0061】
CCNのディジタルあるいはアナログ計算回路は、適当な手段DNAからディジタルデータあるいはアナログデータを受信し、行時間の開始時から、時間はtoff=Qref/Ipixであるように列切替の時間toffを計算することができ、電流Ipixは行時間の間は一定である。
【0062】
図8は、行アドレスサイクル(時間tline)の間の、図7の装置内にある別の電圧のタイムチャートを表している。サイクルは、信号S1の開始が刺激となって、また、出力段で列をVcjからVc−on(仮想接地)まで動かす信号S2の立ち上がりによって、tに始まる。
【0063】
時刻tにおいて、列を切り替えるキャパシタンス電流を汲み出すのに、信号S1を使ってスイッチSW2を共同で閉じる。列Vcjの電位を達成した後に、行iをアドレス指定し、制御S1を使ってスイッチSW2を共同で開ける。
【0064】
画素(Ipix)の電流は、安定化時間(tstab)の後に、各列において、増幅器74の出力において電位レベルA2に到達する。tstabは、アドレス指定された列あるいは行の応答時間を表す。
【0065】
on+tstabの時から、画素に送出する電荷Qrefを与えられて、
off=Qref/Ipix
であるようなtoffを計算する位置にいる。
【0066】
この解決法によって、行時間の開始時から、そして他の列からの代替の寄生が無い場合は、Toffを計算することができる。
【0067】
時刻Toffにおいて、信号S1のインパルス入力と、信号S2のハイからローへのトリガーがあり、これによって出力段62の中継を介して、VcjがVc−offに戻る。
【0068】
列電位Vliは、列電位Vcjが達成された後、選択電位Vlsへと切り替わるが、これによって、キャパシタンスを減らして、考察する画素のキャパシタンスへと独自に充電する。列におけるキャパシタンス電流は、こうして最小化される。
【0069】
offの計算には、各列の出力に対して、高速計算用の電子機器52が、列時間の開始時から時間toffを評価したものを集積する必要がある。
本発明の目的は、電荷を調整するためのに、計算手段無しに、列間の寄生結合の問題の無い、簡単なアナログ解決法を提案することである。
【0070】
アナログ解決法は、列時間の開始時に、各画素の電流を標本化しアナログ的に記憶することに基づいており、これによって、実際に放出された電荷を、列時間の残りの間に、他の列からの代替寄生を免れて制御するためのシステムを作ることができる。
【0071】
解決する必要のある問題を、簡単で統合可能に解決する前記アナログ解決法によって、その動作に関連して区別する問題と同様に、カソードの放出の非均一性の問題を解決するのに適した、電荷のアナログ“ドライバ”装置を作ることが可能になる。
【0072】
本発明の装置の第1実施形態
本発明の装置の第1実施形態89が図9に示されている。
【0073】
図7に示される、装置のいくつかの要素を備えている。従って、
−プッシュプル出力段62と、
−測定しようとする画素電流を可能にする、電流−電圧変換器CCTと、
−制御ロジック52からの信号S4により制御されるスイッチSW3と、コンデンサCechと、電流−電圧変換器CCTからの出力信号を受信し、電圧フォロアに搭載される増幅器91とを備えて、電圧の形式で記憶される、考察している列の画素の電流を可能にする、アナログサンプルホールド装置90と、
−制御ロジック52からの信号S3により制御されるスイッチSW4と並列に置かれるコンデンサC上で帰還し、その入力は、例えば接地電位等の固定電位に接続される増幅器9を備える積分器92と、
−片方がサンプルホールド装置90の増幅器91の出力に接続され、他方が積分器92の増幅器93の(−)入力に接続され、積分器92の入力においてサンプルホールド装置90の出力電圧に比例する電流を与える抵抗R2と、
−(−)入力上で増幅器93の出力を受信し、設定電圧の多くのデータDNを入力で受信するディジタル−アナログ変換器CDAの出力を、(−)入力上で受信する比較器95と
を備える。
【0074】
“プッシュプル”出力段62によって、画素の消失レベルに対応する供給電圧Vc−offか、あるいは仮想接地レベルVc−onを与える電流−電圧変換器CCTの入力のいずれかに、列C上で切り替わることが可能となる。
ここで、Vlns=Vc−on=アナログ接地電位、を選択する。
【0075】
電流−電圧変換器CCTによって、考察している列の画素電流を測定可能にする。抵抗R2に結合するサンプルホールド装置90によって、画素電流をサンプルブロック(sampled-blocked)することができる。
【0076】
前記積分器92の出力(Su3)は、画素の電流に比例する傾斜の勾配の電圧であり、隣接する列の全ての交換寄生(commutation parasites)を免れている。この勾配は、ディジタルアナログ変換器CDAによって、比較器95へ与えられる設定電荷(Vref)と比較される。
【0077】
従って、比較器95は、(もしR1=R2ならば)時刻toffにおいて、
off=Qref/Ipix=C.Vref/Ipix
となるように切り替わる。
【0078】
この比較器95の出力(Scomp)は、ロジック52によって処理された後、対象の列の制御を可能にする、出力回路62の制御上の信号S2によって再帰還される。
【0079】
このように、図9で示される装置は、放出される電荷を調整するための、帰還アナログシステムを構成する。
図10は、前記装置89内に存在する、ラインアドレスサイクル中の、別の電圧のタイミングチャートを表している。この図の中の信号AからEは、図8の信号AからEに対応する。
【0080】
時刻tにサイクルは開始される。インパルスS1のローからハイへの遷移は、スイッチSW2を閉じる。S2のローからハイへの遷移は、出力段62のせいで、列電位VcjをVc−on(仮想接地電位)へと向かわせる。
【0081】
列キャパシタンス電流をスイッチSW2を通して流すことのできる時刻toff以降、信号S1は、ローレベルになり、これによって、スイッチSW2を開けることができる。そして、抵抗R1の中に、電流Ipixが達成される。
【0082】
ライン電位Vliは、その電位Vlnsから、放出を引き起こす選択電位Vlsへと変化する。そして、電流Ipixは、自身を達成し、安定時間tstabの後に、電流−電圧変換器CCTの出力(Su1)が、代表的電圧値のIpixに固定する。
【0083】
そして、電圧値は、サンプルホールド装置90の中でサンプルブロックされ、そのスイッチSW3は、ロジック52からの信号S4によって制御される。
時刻ton+tstabから、ロジック52からの信号S3によって、スイッチSW4が開く。そして、増幅器91の出力電流(Iu2)の積分が、積分器92のコンデンサCの中で始まる。
【0084】
もし、R2=R1を選ぶと、電流積分器92の中で、時刻ton+tstabにおいて、サンプルブロックされた値Ipixを取り戻す。積分器92の出力は、Iu2に比例する傾斜の電圧の勾配(Su3)を送出する。
【0085】
比較器95の出力は、負入力上の電圧勾配が、正入力上に現れる設定値Vrefに達した時、時刻toffに切り替わる。以下の関係がある。
off−(ton+tstab)=C.Vref/Ipix
【0086】
そして、比較器95の出力(Scomp)は、ロジック52によって処理された後、画素の放出を停止するのに信号S2によって再帰還される。そして、この信号S2は、列Vcjが出力段62を経て、Vc−offへ戻ることを制御する。
【0087】
上述した様に、本発明の装置によって、対象の画素に、供給設定電圧Vrefによって制御される電荷が運ばれ、またこれは、放出時間の間、列上に与えられる電圧の変動無しに行われる。このようにして作られる装置は、画素電流の記憶のおかげで、隣接する列の振り替えには無感応である。
【0088】
この装置において、列Vcjの電位に到達した後で、対象の画素のそれを充電するためのキャパシタンスを減らす様に、列電位Vliは選択電位Vlsへと切り替わる。従って、列内のキャパシタンス電流は、放出中の画素がVliがローからハイへ遷移する間に、最小化される。
【0089】
行/列電位の到達と放出中の画素の移動とに相当する時間tstabは、スクリーンの物理的特性によって決まる。それによって、システムがアクセスできる第1中間レベルを設定する。この達成段階の間、実際上、列の振り替えは、画素の電流の取得と記憶を禁止される。時間tstabの間、画素によって放出される電荷は、従って、システムの第1中間レベルを構成する。黒の表示は、制御ロジック52が、低レベルで、対応する列の信号S2を維持することによって、直接管理される。
【0090】
pixの値が記憶されるや否や、ton+tstabの時点で、スイッチSW2を再び閉じることが可能で、これによって増幅器74の消費が制限される。
【0091】
提案された装置によって、IR2/Ipixの比を、R1とR2の間から比を選択することによって制御することができる。R2の選択は、また積分キャパシタンスCiの形状寸法を決定する。
【0092】
本発明の装置の第2実施形態
電流ミラーを用いた、画素の電流の記憶に基づいた、本発明の装置の第2実施形態99が、図11に示されている。
【0093】
前記装置99は、図9に示される装置のいくつかの要素を備える。すなわち、
−出力段62と、
−積分器92と、
−比較器95とを備える。
【0094】
さらに、
−電流フォロアアセンブリ100と、
−電流コピアアセンブリ101とを備える。
【0095】
電流フォロアアセンブリ100は、増幅器74の帰還内に置かれるP型トランジスタT1上を帰還する演算増幅器74を備える。前記トランジスタT1は、電流フォロア内に置かれるが、言い換えると、そのゲート電極は、ドレイン電極と増幅器の出力とに接続され、そのソース電極は増幅器74の反転入力に接続される。
【0096】
電流コピアアセンブリ101は、スイッチSW3と、キャパシタンスCeachと、トランジスタT1と同じトランジスタT2とを備え、T2のドレインは、電圧Vpolで極性が与えられる。
【0097】
増幅器74の出力(Su1)は、トランジスタのゲートT2を制御する。トランジスタT2は、こうして、それ自身画素電流と同じT1の電流をコピーする。アセンブリT1,T2は、電流ミラーを構成する。
T1のドレインは、また、電圧Vpolによって極性を与えることができる。
【0098】
電流コピアアセンブリ101によって、トランジスタT2内の電流Ipixのサンプリングとブロッキングが可能となる。T2の電流は、隣接する列からの全ての振り替え寄生を免れている。
積分器92の出力は、トランジスタT2の電流に比例し画素の電流に比例する傾斜の電圧勾配である。この勾配は、ディジタルアナログ変換器CDAによって比較器に与えられる設定電荷と比較される。前記比較器95は、こうして時刻toffに、
off=Qref/Ipix=C.Vref/Ipix
であるように切り替わる。
【0099】
この比較器95の出力は、ロジック52によって処理された後、対象の列の制御を可能にする出力回路62の制御上で信号S2によって再び帰還が掛けられる。
こうして説明してきた装置は、放出される電荷を制御するための、帰還のかかったアナログシステムを構成する。
【0100】
図12は、図11で示される装置99内の別の電圧のタイムチャートを表している。この図の信号A〜Iは、それぞれ図10内のA〜FとH〜Jに対応する。S1がハイレベルへ移ってスイッチSW2を閉じることにより、また、出力段62によって電位をVcjからVc−on(仮想接地電位)へと変化させるS2がローからハイへ遷移することにより、時刻tにサイクルは開始される。
【0101】
列キャパシタンス電流をスイッチSW2を通してVcjに流し、自身を電圧Vc−onに確定することのできる時刻tonの後に、信号S1は、スイッチSW2を開けるためにローレベルになる。これによって、電流Ipixは、トランジスタT1の中で確定する。
【0102】
放出を引き起こすために、Vliは、その電位Vlns(アセンブリの接地電位と定義される)から選択電位Vlsへと移る。電流Ipixは、その後、自身を確定し、安定化時間tstabの後に、電流フォロア100の出力電圧(Su1)は、トランジスタT1そして結果としてトランジスタT2内の電流Ipixを通過させるのに必要な値に安定化する。
この電圧値(Su1)は、その後、Ceachの中で制御S4によって、サンプルブロックされる。
【0103】
時刻ton+tstabから、トランジスタT2の出力電流を積分器92のキャパシタンスCiの中に積分し始める信号S3の仲介によって、スイッチSW4を開く。
二つの同一のトランジスタT1とT2によって、電流積分器92の中で、定数ton+tstabにサンプルブロックされたIpixの値を復元する。積分器92の出力は、トランジスタT2の出力電流(IT2)に比例する傾斜の電圧勾配を送出する(Su3)。
【0104】
比較器95の出力(Scomp)は、入力上の電圧勾配が、(+)入力上に現れる設定値Vrefに達した時、toffにおいて、切り替わる。
次の式のようになる。
off―(ton+tstab)=C.Vref/Ipix
【0105】
比較器95の出力(Scomp)は、その後、ロジック52によって再有効化され、画素の放出を停止する。そして、制御S2は、出力段62の仲介で、列電圧VcjをVf−offに戻るのを制御する。
【0106】
上述した装置は、提供される設定電圧Vrefによって制御される電荷を対象となる画素へ送出することを可能にし、これを、放出時間の間、列上に与えられる電圧の変動無しに行う。また、画素の電流を記憶するおかげで、隣接する画素の振り替えに無感応である。
この場合、列電位Vliは、また、列の電位(Vcj)に到達した後、対象の画素のそれまで充電するためのキャパシタンスを減らすように、選択電位Vlsを切り替える。
【0107】
提案された前記装置によって、トランジスタT1とトランジスタT2との間で形状寸法の比を選択することによって、比IT2/Ipixを制御することが可能となる。トランジスタT2の形状寸法は、また積分キャパシタンスCの形状寸法を決定する。前記装置は、また、回路内に並列に置かれる、異なる形状寸法のいくつかのトランジスタT2を選択する自由を与える。使用するトランジスタの選択は、選ばれた一群の共有するドレインを供給Vpolに接続することにより制御する、スクリーンの種類(従って、予想されるIpix)に依存している。この接続は、所定のスクリーン上で使用する際に、回路の外側で行われる。
【0108】
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【図面の簡単な説明】
【図1】 電界放出装置を用いた、従来技術の表示スクリーンの動作原理を図解した図である。
【図2】 従来技術のマイクロドットスクリーンの構造を図解した図である。
【図3】 従来技術のマイクロドットの三極管による種類におけるIcath=f(Vgc)特性を表すグラフである。
【図4】 行列構造の電界放出装置を用いた従来技術の表示スクリーンを図解した図である。
【図5】 行列構造の電子源を制御するための既知の装置の図である。
【図6】 行列構造の電子源を制御するための一実施形態の図である。
【図7】 図6の装置の他の実施形態の図である。
【図8】 行アドレスサイクルの間の図7の装置内にある別の電圧のタイミングチャートである。
【図9】 電圧の形式で画素電流を記憶する、行列構造の電子源の行を制御するための装置の、本発明の第1実施形態を図解した図である。
【図10】 行アドレスサイクルの間の図9の装置内にある別の電圧のタイミングチャートである。
【図11】 電圧の形式で画素電流を記憶する、行列構造の電子源の行を制御するための装置の、本発明の第2実施形態を図解した図である。
【図12】 行アドレスサイクルの間の図11の装置内にある別の電圧のタイミングチャートである。
【符号の説明】
2,30…電子源
4…アノード
6,22…アノード導体
8…電子
10,20…基板
12…カソード導体
14…マイクロドット
16…グリッド
18…穴
24…電圧源
26…極性付与手段
28…リンの物質
36…Vlnsの源
38…Vlsの源
44…論理ブロック
46…電圧追加手段
48…3層出力段
52…制御ロジック
60…制御装置
62…出力段
64…積分器アセンブリ
66,76,95…比較器
70…P型MOSFETトランジスタ
72…N型MOSFETトランジスタ
74,91,93…増幅器
89…第1実施形態
90…サンプルホールド装置
92…積分器
99…第2実施形態
100…電圧フォロアアセンブリ
101…電流コピアアセンブリ

Claims (8)

  1. 電子源は、少なくとも1つの行と少なくとも1つの列とを備えるとともにその交点は1つ或いはいくつかの画素と呼ばれる電子が放射される領域を構成している、行列構造の電子源の電圧を制御するための方法において、前記方法は、
    1番目に、行がアドレス指定された開始時において、アドレス指定した行と列に、放射を可能にするのに適切な値の電位を与えることによって電子の前記放射を起こす段階と、その後、放射の間中、電位をその値に維持する段階と、関連する列の各画素の放射電流をアナログサンプルホールド装置により標本化するとともにアナログ的に記録することを前記放射の開始時に実行する段階と、電流発生器によって与えられ、前記アナログ的に記録された放射電流の値に比例する、放射電流とは異なる他の電流を発生させる段階と、
    2番目に、行がアドレス指定されている時間の全て或いは行がアドレス指定された開始時を除いて、行がアドレス指定されている時間の一部の間に、前記電流発生器によって送出される電荷の量を測定する段階と、この量が所定の値に達すると、電流発生器に結合する列の電位を、この列の画素の電子の放射を確実に遮断する値へと代える段階と、を備えた順次法であることを特徴とする方法。
  2. 電子の放射を可能にするのに適切な、列の電位の値は、アドレス指定されていない行の電位に等しいことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 行がアドレス指定された開始時において、放射中にアドレス指定された各列のために、即時に放射された電流の最初の測定を実行するが、この測定の間、スクリーンの異なる行と列上にアドレス指定の変更は起こらない段階と、
    そのように測定された標本を記憶する段階と、
    前記標本の値に比例する値の定電流を作るために、電流発生器とともにこの標本を使用する段階と、
    前記電流発生器を用いて、対象の列の画素によって放出される電荷を計数する段階と、
    行がアドレス指定された開始時を除いた、行がアドレス指定されている時間中に電荷を計数する段階と、を備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 電子源は、少なくとも1つの行と少なくとも1つの列とを備え、その各交点は、画素と呼ばれる電子が放射される領域を構成しており、かつ、その交点では列によって電子が与えられる、行列構造の電子源を制御するための装置において、前記装置は、
    アドレス指定された行の上に選択電位を加えることによって前記行を制御し、アドレス指定している時間以外では、行は対応する画素の放出を確実に遮断する電位に留まる手段と、
    各列に対して、行がアドレス指定されている間、放出を確実にする第1電圧か、あるいは前記列の遮断を確実にする第2電圧のいずれかを与える手段を備える、列を制御するための手段と、
    放出時間の開始時に画素の瞬時電流を測定する手段と、電流発生器により与えられ、測定された電流値に比例する放射電流とは異なる、他の電流を発生させる手段と、
    放出時間の間、前記電流発生器によって放出された電荷の量を測定することを可能にする手段と、
    測定された電荷の量と、基準電荷の量を比較し、前記測定電荷量が前記基準電荷量に達したら、前記第2の電圧を与えるように列を制御する手段にフィードバックする手段とを備えることを特徴とする装置。
  5. 測定された電荷の量は、電圧レベルに変換されることを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 前記放出時間の開始時に画素の瞬時電流を測定するための手段と、前記他の電流を用いるための手段は、電圧の形式で画素の瞬時電流を記憶することのできるアナログのサンプルホールド装置(90)と接続される電流−電圧変換器を備えることを特徴とする請求項4記載の装置。
  7. 前記列時間の開始時に画素の瞬時電流を測定する手段と、他の電流を用いる手段は、電流フォロア回路(100)と電流コピア回路(101)を備えることを特徴とする請求項4記載の装置。
  8. 前記電流フォロア回路(100)は、演算増幅器(74)のフィードバック内に置かれる第1トランジスタT1を介してフィードバックループを形成している演算増幅器を備え、この第1トランジスタT1は電流フォロア内に置かれ、また、電流コピア回路(101)は、スイッチSW3と、第2トランジスタT2と、該第2トランジスタT2のゲートに接続されたキャパシタと、を備え、前記キャパシタは、瞬時電流をコピーして保持し、前記トランジスタT2は、電圧(Vpol)によって極性が与えられ、前記2つのトランジスタT1,T2は、T1,T2のそれぞれのゲートがSW3を介して接続されており、且つ、T1のドレインとゲートが接続されたカレントミラー型回路を構成することを特徴とする請求項7記載の装置。
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