JP4492933B2 - 振動モータの回転部材 - Google Patents

振動モータの回転部材 Download PDF

Info

Publication number
JP4492933B2
JP4492933B2 JP2004047090A JP2004047090A JP4492933B2 JP 4492933 B2 JP4492933 B2 JP 4492933B2 JP 2004047090 A JP2004047090 A JP 2004047090A JP 2004047090 A JP2004047090 A JP 2004047090A JP 4492933 B2 JP4492933 B2 JP 4492933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration motor
holes
commutator
sliding
rotating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004047090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005237181A (ja
Inventor
武寿 手塚
Original Assignee
梶原 正和
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 梶原 正和 filed Critical 梶原 正和
Priority to JP2004047090A priority Critical patent/JP4492933B2/ja
Publication of JP2005237181A publication Critical patent/JP2005237181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4492933B2 publication Critical patent/JP4492933B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

この発明は、振動モータの回転部材に関する。
携帯電話機などにおいては、着信を振動で知らせるようにするために振動モータが採用されている。この種の振動モータに採用される薄型の回転部材は、ロータと平面型のコミュテータとを有している。そして、回転部材のロータには、コアレスタイプやコア付きタイプがあり、コアレスタイプのロータを採用した回転部材を備える振動モータについての詳細な構造や動作原理が本発明者による特開平10−336983号公報(特許文献1参照)等によって開示されている。
特開平10−336983号公報によって開示されている振動モータにおいて、コアレスタイプのロータは、偏心箇所に1個の偏平な電機子コイル(巻線)が配備されて略扇形に形成されており、それぞれの電機子コイルの端末は、ロータと同心に配備されたコミュテータのロータとの対向面側で結線されていて、コミュテータの表面側(ロータとの非対向面側)に設けられている摺動電極にコミュテータのスルホールを介して電気的に接続されている。
一般に、コミュテータ21の表面側(ロータとの非対向面側)に設けられている摺動電極に形成される電気接続用のスルホールの位置は、図3および図4に示すように給電用ブラシの走行するスペース22を確保するため、摺動電極23の外径側と内径側とに分けて形成されている。すなわち、スルホール24は給電用ブラシとの磨耗や衝撃によって接触不良を発生しやすく、その部分を給電用ブラシを走行することは回避されている。
そして給電用ブラシは、上記摺動電極23の外径側と内径側との間を走行するようになっているのである。25はロータに偏って設けた電機子コイルである。
コミュテータ21の裏面側は、図4に示すように、第1の一対のスルホール24−1間をレジスト部で接続し、第2の一対のスルホール24−2間もレジスト部で接続している。26は第1および第2のスルホール24−1,24−2に設けた金メッキ部間に搭載した印刷抵抗である。
特開平10−336983号公報
ところで、振動モータでは、ロータの複数の巻線の端末をコミュテータの摺動電極に結線して電気的に接続する必要があり、その結線箇所をコミュテータのどの位置に選定するかは、結線作業性の良否に大きな影響を及ぼすだけでなく、巻線スペースの確保や振動モータの小形化・薄形化などに様々な影響を及ぼす。
この発明は以上の課題を解決するためになされたものであり、ロータの複数の巻線の端末のコミュテータの摺動電極に対する結線箇所、すなわちスルホールの位置を適切に選定することによって、振動モータの小形化・薄形化などに寄与し得る振動モータの回転部材を提供することを目的とする。
したがってこの発明は、給電用ブラシをコミュテータの内径ぎりぎりまで近づけることができるようにした振動モータの回転部材を提供することを目的とする。
またこの発明は、給電用ブラシの走行距離が短くて済み、給電用ブラシの耐久性を向上させ、ひいては振動モータの長寿命化を図ることができる振動モータの回転部材を提供することを目的とする。
そこでこの発明の振動モータの回転部材は、1の電機子コイルが偏った位置に形成されたロータと、このロータと同心に配備されかつ給電用ブラシに接触される摺動電極を備えた平面型のコミュテータとを有する振動モータの回転部材であって、上記コミュテータには上記摺動電極に電気的に接続された結線部が複数のスルホールとして設けられ、その結線部に上記電機子コイルの巻線の端末が結線されて電気的に接続されているとともに、上記スルホールは上記コミュテータの上記摺動電極外径側に設けられ、かつ電気的に接続された第1の一対のスルホールは、上記摺動電極を分割した対向するAおよびA'の部分に設けられ、また第2の一対のスルホールは、上記摺動電極のAおよびA'間のBおよびB'に設けられており、さらに一対のスルホールのうち上記摺動電極を配置したA部分におけるスルホールは、B側に食い込むよう移動させることにより、上記電機子コイルとのレイヤーショートを防止していることを特徴とするものである。
またこの発明の振動モータの回転部材は、上記給電用ブラシが、上記摺動電極内径側に電気的に接続されていることをも特徴とするものである。
この発明は以上のように、電機子コイルの巻線の端末が結線されて電気的に接続されている各スルホールが上記コミュテータの摺動電極外径側に設けられているので、給電用ブラシの位置取りを大きな自由度をもって配置することができるようになった。
またこの発明によれば、給電用ブラシの位置をコミュテータの内径ぎりぎりまで近づけることができるようになり、給電用ブラシの走行距離が短くて済み、給電用ブラシの耐久性を向上させ、ひいては振動モータの長寿命化を図ることができる振動モータの回転部材を提供できるようになった。
以下、この発明の振動モータの回転部材の実施の形態を、添付図面に基いて詳細に説明する。
図1はこの発明に係る振動モータの回転部材の1実施例を示す表面側の概略説明図、図2は裏面側の概略説明図である。
図1および図2の実施例において、コミュテータ11の表面側(ロータとの非対向面側)に設けられている摺動電極12に形成される電気接続用の複数のスルホール13の位置は、それぞれ摺動電極12の外径側にのみ配置されている。
そして給電用ブラシは、上記摺動電極12の内径側を走行するようになっているのである。14はロータ上に偏って設けた電機子コイル、15は摺動電極12間のスリットの段差を埋めている絶縁体であり、本例ではスリットの段差をレジスト層で埋めて、給電用ブラシの走行に支障をきたさないようになっている。
なお、上記スリットの段差を埋める絶縁体15は、給電用ブラシの走行に支障をきたさないようにするためのものであり、スリットと絶縁体15との間に生じる多少の空隙は何ら問題とはならない。
図において電気的に接続された第1の一対のスルホール13−1は、上記摺動電極12を分割した対向するAおよびA'の部分に設けられ、また第2の一対のスルホール13−2は、上記摺動電極12のAおよびA'間のBおよびB'に設けられている。
なお、一対のスルホール13−1のうち摺動電極12を配置したA部分におけるスルホール13−1は、B側に食い込むよう移動させることにより、電機子コイル14とのレイヤーショートを防止している。
以上説明した回転部材を備える振動モータでは、給電用ブラシ、コミュテータ11の摺動電極12、スルホール13、配線パターン、半田付け面を経て巻線からなる電機子コイル14に給電されるので、巻線によって形成される極がマグネットと作用し、冒頭に掲げた特開平10−336983号公報によって開示されている動作原理に従って回転部材が所定の方向に回転する。そして、回転部材が回転すると、ロータの回転によって生じる偏荷重が振動エネルギーを発生させる。したがって、この振動モータは、たとえば携帯電話機において着信を知らせることに使用することができる。
図2の裏面側において、コミュテータ11の裏面側は、第1の一対のスルホール13−1間をレジスト部で接続し、第2の一対のスルホール13−2間もレジスト部で接続している。なお、第1および第2のスルホール13−1,13−2に設けた金メッキ部16間に印刷抵抗が搭載されるようになっている。
この発明の振動モータの回転部材は携帯電話機などにおいて、着信を振動で知らせるようにするために振動モータのパーツとしてのみならず、振動を発生するための種々の機器、例えばマッサージ器その他適宜の用途に使用することが可能である。
この発明に係る振動モータの回転部材の1実施例を示す表面側の概略説明図である。 裏面側の概略説明図である。 従来例に係る振動モータの回転部材を示す表面側の概略説明図である。 裏面側の概略説明図である。
11 コミュテータ
12 摺動電極
13 スルホール
13−1 第1のスルホール
13−2 第2のスルホール
14 電機子コイル
15 絶縁体
16 金メッキ部

Claims (2)

  1. 1の電機子コイルが偏った位置に形成されたロータと、このロータと同心に配備されかつ給電用ブラシに接触される摺動電極を備えた平面型のコミュテータとを有する振動モータの回転部材であって、上記コミュテータには上記摺動電極に電気的に接続された結線部が複数のスルホールとして設けられ、その結線部に上記電機子コイルの巻線の端末が結線されて電気的に接続されているとともに、上記スルホールは上記コミュテータの上記摺動電極外径側に設けられ、かつ電気的に接続された第1の一対のスルホールは、上記摺動電極を分割した対向するAおよびA'の部分に設けられ、また第2の一対のスルホールは、上記摺動電極のAおよびA'間のBおよびB'に設けられており、さらに一対のスルホールのうち上記摺動電極を配置したA部分におけるスルホールは、B側に食い込むよう移動させることにより、上記電機子コイルとのレイヤーショートを防止していることを特徴とする振動モータの回転部材。
  2. 上記給電用ブラシが、上記摺動電極内径側に電気的に接続されている請求項1に記載した振動モータの回転部材。
JP2004047090A 2004-02-23 2004-02-23 振動モータの回転部材 Expired - Fee Related JP4492933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004047090A JP4492933B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 振動モータの回転部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004047090A JP4492933B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 振動モータの回転部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005237181A JP2005237181A (ja) 2005-09-02
JP4492933B2 true JP4492933B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=35019573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004047090A Expired - Fee Related JP4492933B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 振動モータの回転部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4492933B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5007693B2 (ja) 2008-03-11 2012-08-22 日産自動車株式会社 電動機、電動機支持部材および電動機支持方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744875U (ja) * 1993-03-10 1995-11-28 東京パーツ工業株式会社 扁平コアレス振動モータ
JP2000350417A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Tokyo Parts Ind Co Ltd 印刷配線コミュテータ部材を備えた非モールド型扁平ロータと同ロータの製法及び同ロータを用いた扁平コアレスモータ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744875U (ja) * 1993-03-10 1995-11-28 東京パーツ工業株式会社 扁平コアレス振動モータ
JP2000350417A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Tokyo Parts Ind Co Ltd 印刷配線コミュテータ部材を備えた非モールド型扁平ロータと同ロータの製法及び同ロータを用いた扁平コアレスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005237181A (ja) 2005-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100401097B1 (ko) 편평형 진동모터
JP3615117B2 (ja) 扁平型振動モータ
US20020093260A1 (en) Axial directional gap type eccentric rotor having stop position maintaining unit and flat coreless vibration motor using the rotor
TWI422437B (zh) Vibration motor
US7049721B2 (en) Eccentric rotor and a vibrating motor using the same
JP2002010579A (ja) 印刷配線コミュテータ部材を有するロータと同ロータを備えた扁平型モータ
JP4492933B2 (ja) 振動モータの回転部材
JP2000224822A (ja) 電動パワーステアリング装置用モータ
KR100568296B1 (ko) 접촉궤적이 상이한 브러쉬를 구비하는 진동모터
JP2001104882A (ja) 扁平型振動モータ
JPWO2009113540A1 (ja) モータ
JP2004328955A (ja) 扁平型ロータ及びこのロータを有するモータ
JP2005051963A (ja) モータ
JP3759092B2 (ja) 偏心ロータと同ロータを備えた扁平コアレス振動モータ
JP3530182B1 (ja) コアレスモータ用ロータ、同ロータの製法及び同ロータを備えた軸方向空隙型コアレスモータ
JP2005012935A (ja) モールド型偏心ロータと同ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータ
KR200368466Y1 (ko) 평편형 진동발생 모터
JP2006067724A (ja) 平型整流子及びその製造方法
JP2000224805A (ja) 扁平型振動モータ
JP2001062394A (ja) 扁平型振動モータ
JP3572484B2 (ja) 高密度部材を備えた偏心ロータと同ロータの製法及び同ロータを用いた扁平コアレス振動モータ
KR100526252B1 (ko) 평편형 진동모터
JP2005218206A (ja) 偏心ロータおよびその偏心ロータを用いた振動モータ
JP3626867B2 (ja) 振動モータの回転部材
JP2005312240A (ja) ディテントトルク発生部を備えた偏心ロータと同ロータを備えた扁平コアレス振動モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061101

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100325

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160416

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees