JP4492919B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、ダマシン法により形成した微細配線を備える半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の高集積化及びチップサイズの縮小化に伴い、配線の微細化及び多層配線化が進められており、多層配線構造を形成する方法として、いわゆるダマシン(Damascene)法と呼ばれるプロセスが一般的に行われている。このダマシン法は、絶縁膜にビア孔又は配線溝を形成した後、基板全面に導電材料を堆積し、化学機械的研磨法(CMP:Chemical Mechanical Polishing)によって研磨することにより配線やビアを形成するものである。この方法は、エッチング法による加工が困難なCu系の導電材料を用いた多層配線の形成方法として適している。
【0003】
上記Cu系の導電材料を用いて形成される配線は抵抗が低く、エレクトロマイグレーション耐性に優れているという特徴があるが、一方、Cuは酸化されやすいという欠点があり、Cuが酸化されると配線とビアとの接触抵抗が増加し、接続信頼性が低下するという問題が生じる。そこで、このようなCuの酸化を抑制するために、特開2000−150517号公報には、Cu配線の表面にシリサイド層を形成する方法が開示されている。
【0004】
上記公報記載のダマシンプロセスについて図13及び図14を参照して説明する。まず、図13(a)に示すように、例えば、MOSトランジスタ等が形成された基板1に、SiN等の第1エッチングストッパ膜2とSiO等の第1配線間絶縁膜3とを順次堆積し、その上に形成したレジストパターン(図示せず)をマスクとして、公知のドライエッチング技術を用いて第1配線間絶縁膜3と第1エッチングストッパ膜2とをエッチングして第1配線溝3aを形成する。
【0005】
次に、図13(b)に示すように、配線材料の拡散を防止するためのバリア膜となるTiN等の第1バリアメタル膜4aと配線材料となるCuのメッキ成長を容易にするための第1シードメタル4bとをスパッタリング法により堆積した後、図13(c)に示すように、電解メッキ法等によりCu5を成長させ、第1配線溝3aをCu5で埋設する。
【0006】
次に、図13(d)に示すように、Cu5の結晶性を改善するためのアニールを行い、Cu5をグレイン成長させた後、図14(a)に示すように、CMP法によって第1配線間絶縁膜3上のCu5及び第1バリアメタル膜4aを除去して平坦化し、第1配線溝3a内に第1配線7を形成する。次に、図14(b)に示すように、所定の減圧状態においてモノシランなどのシラン系ガス雰囲気中で350℃程度の熱処理を施し、図14(c)に示すように、第1配線7のCu5の表面に、5〜50nm程度の膜厚のシリサイド層21を形成する。その後、同様の工程を繰り返すことにより、所望の多層配線構造の半導体装置が形成される。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−150517号公報(第3−5頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載の方法では以下に示す問題がある。まず、第1の問題は、Cuとバリアメタルとの界面やCuのグレイン界面(グレインバウンダリー)にSiが析出することにより、配線間のショートや導通不良が生じるということである。一般に、金属膜を形成するとその表面は酸化される。配線材料が銅の場合は銅酸化膜が配線表面に形成される。また、アニールによりCuをグレイン成長させるとCu中の酸素等の不純物はグレイン界面に集中するためCuグレイン界面やCuとバリアメタルとの界面での酸素濃度は高い。よって、CMP後の配線表面は酸化銅が形成されており、Cuグレイン界面やCuとバリアメタルとの界面では酸化銅の膜厚が厚い。ここで、銅と酸化銅とではSiの拡散のしやすさが異なり、酸化銅ではSiは拡散しにくいため、図14(c)に示すように、シリサイド処理で導入されたSiは酸化銅が存在する上記界面部分で凝集してSi析出物22として配線表面に析出してしまう。
【0009】
このSi析出物22の大きさが配線やビアのサイズに比べて十分に小さい場合はよいが、配線やビアが微細化されてくると、図15(a)に示すように、隣接する配線のCuとバリアメタルとの界面に析出したSi析出物22同士が接触してしまい、配線のショートが発生する。また、図15(b)に示すように、配線中のCuのグレイン界面がその上部に接続されるビア下部に存在する場合、グレイン界面に析出したSi析出物22によって配線とビアとの間に配設する絶縁膜がエッチングされずに残ってしまい、その結果、導通不良が発生するという問題が生じる。
【0010】
また、第2の問題は、上記Si析出物22の発生を抑えようとすると配線間の接続信頼性が低下してしまうということである。すなわち、Siの析出を抑えるためにSiの導入量を減らしてシリサイド層21を薄く形成すると、図15(c)に示すように、ビア下部のシリサイド層21の厚さが不十分となり、その結果、接続状態が不安定になってしまう。この問題を回避するためにはシリサイド層21の厚さを正確に制御すればよいが、形成されるシリサイド層21の膜厚はCuの面方位によって異なるため、アニールによってCuをグレイン成長させた後にSiを導入する方法ではシリサイド層21の厚さを均一に制御することはできない。
【0011】
また、第3の問題点は、配線やビアの下部でのマイグレーションを抑制することができず、信頼性を向上させることができないということである。エレクトロマイグレーションやストレスマイグレーションは電流や応力等によりCuが移動することによって生じるが、シリサイド層を形成するとシリサイド層近傍のCuの移動を抑制することができる。しかしながら、上記公報記載の方法は配線表面のみにシリサイド層21を形成する方法であり、配線やビアの内部、特に下部にはSiは導入されないため、マイグレーションを有効に抑制することができない。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、配線やビアにSiを導入する際に、Siの析出を抑制し、接続の信頼性を向上させることができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0013】
また、第2の目的は、配線叉はビアにシリサイド層を形成させること無く、均一にSiを拡散させることにより、配線やビア内部、特に配線やビア下部でもマイグレーションを抑制し、接続の信頼性を向上させることができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に積層された層間絶縁膜に配線溝又はビア孔を形成する工程と、少なくとも前記配線溝又は前記ビア孔にCuを主たる元素とする配線材料を堆積する工程と、前記配線材料をシラン系ガスに曝して該配線材料中にSiを導入する工程と、アニールにより、導入した前記Siを前記配線材料全体に拡散してCuとSiとを含む合金を形成する工程と、CMP法又はエッチバック法により平坦化して、前記配線溝又は前記ビア孔内部に、前記CuとSiとを含む合金からなる配線又はビアを形成する工程と、を含むものである。
【0015】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に積層された層間絶縁膜に配線溝又はビア孔を形成する工程と、少なくとも前記配線溝又は前記ビア孔の露出面にバリアメタルを形成する工程と、前記バリアメタル上にシードメタルを形成する工程と、前記シードメタル上にCuを成長させ、Cuを主たる元素とする配線材料を堆積する工程と、前記配線材料をシラン系ガスに曝して該配線材料中にSiを導入する工程と、アニールにより、導入した前記Siを前記配線材料全体に拡散してCuとSiとを含む合金を形成する工程と、CMP法又はエッチバック法により平坦化して、前記配線溝又は前記ビア孔内部に、前記CuとSiとを含む合金からなる配線又はビアを形成する工程と、を含むものである。
【0017】
本発明においては、前記配線材料は、Cu中に前記シードメタルを構成する添加元素を含み、前記CuとSiとを含む合金は、CuとSiと前記添加元素とからなる合金を含む構成とすることができ、前記添加元素は、Al、Au、Ag、Ni、Ti、Co、Sn、In、Zr、Mg、Be、Pd、B、Zn、Ca、Ga及びMoの中から選択される少なくとも1種類の元素を含むことが好ましい。
【0018】
また、本発明においては、前記アニールを、前記Siが前記配線材料全体に実質的に均一に拡散される条件で行う構成とすることもできる。
【0019】
このように本発明の構成によれば、Cuの成長後、表面の銅酸化膜を除去した状態でシラン系ガスを照射してCu中にSiを導入し、その後、アニールによってCuをグレイン成長させると共にSiを拡散させて合金化し、CMPやエッチバックにより平坦化して配線やビアを形成しているため、配線やビア中に均一にSiを添加することができ、配線やビア全体のマイグレーションを抑制することができる。また、シラン系ガスの照射段階ではCuとバリアメタルとの界面が露出しておらず、また、Cuのグレイン成長も行われていないため、Siを高濃度に添加してもSiの析出を防止することができ、その結果、Siの析出に起因する配線間のショートや配線とビアとの導通不良を防止することができる。これにより、ダマシン法で形成する微細配線の接続信頼性を高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
従来技術で説明したように、Cuをグレイン成長させてCMPにより平坦化した後、Cu表面にシリサイド層を形成する方法では、Cuとバリアメタルとの界面やCuのグレイン界面でSiが析出して配線間ショートや配線とビアとの導通不良が発生するという問題や、シリサイド層の膜厚制御が難しく、シリサイド層を薄く形成すると配線とビアとの接続部分のシリサイド層の膜厚が不十分となって接続状態が不安定になるという問題、配線やビア内部、特に配線やビア下部のマイグレーションを抑制することができず、信頼性が低下するという問題が生じる。
【0021】
これらの問題について考察すると、Cuとバリアメタルとの界面にSiが析出してしまうのはシリサイド層形成段階でCuとバリアメタルとの界面が露出しているからである。また、Cuのグレイン界面でSiが析出したりシリサイド層の膜厚が制御できないのはシリサイド層形成前にCuのグレイン成長が行われているからである。そこで、本発明では、アニールやCMPを行ってからCuにSiを導入するのではなく、アニールやCMPの前にCuにSiを導入するという方法を用いることにより、Siの析出に起因する問題やシリサイド層の膜厚に起因する問題の解決を図っている。更に、CuにSiを導入した後にアニールを行うことにより、導入したSiを配線やビアのCu中に均一に拡散させることができ、これにより、配線やビア下部のマイグレーションも同時に抑制することが可能となる。
【0022】
なお、特開平3−262125号公報には、金属配線におけるエレクトロマイグレーション耐性及びストレスマイグレーション耐性の向上を図ることを目的として、配線溝にCuSiを直接スパッタ法あるいはCVD法で埋設する方法が開示されているが、スパッタ法あるいはCVD法では、アスペクト比の大きい配線溝やビア孔にCuSiを埋設することは困難であり、本願発明の方法を用いることによってのみ、微細な配線構造においても高い接続信頼性を実現することが可能となる。
【0023】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0024】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例に係る半導体装置及びその製造方法について、図1乃至図9を参照して説明する。図1乃至図6は、第1の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、作図の都合上、分図したものである。また、図7乃至図9は、本発明の効果を説明するための図であり、図7は、Si析出物の発生状況を示す電子顕微鏡写真、図8は、Si析出物に起因する欠陥数のシラン照射時間依存性を示す図、図9は、Cu配線中のSi濃度分布を示す図である。なお、本実施例は、本発明の製造方法をシングルダマシンプロセスに適用するものである。以下、その具体的な手順について説明する。
【0025】
まず、図1(a)に示すように、MOSトランジスタ等が形成された基板1上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第1エッチングストッパ膜2と第1配線間絶縁膜3とを順次形成し、その上に、例えば、露光の反射を抑制するための反射防止膜と化学増幅型レジストを塗布し、KrFフォトリソグラフィーによる露光、現像を行い、第1配線溝3aを形成するためのレジストパターン(図示せず)を形成する。続いて、公知のドライエッチングを用いて第1配線間絶縁膜3、第1エッチングストッパ膜2を順次エッチングして、それらを貫通する第1配線溝3aを形成する。その後、酸素プラズマアッシング及び有機剥離液を用いたウェット処理などによりレジストパターンと反射防止膜とを剥離し、ドライエッチングの残留物を除去する。なお、第1エッチングストッパ膜2と第1配線間絶縁膜3の材料は特に限定されず、エッチングの選択比が得られる材料の組み合わせであればよく、SiO、SiN、SiON、SiC、SiCN、炭素含有シリコン酸化膜(SiOC又はSiCOH)、梯子型水素化シロキサン(Lodder OxideTM)、水素化シロキサン(HSQ)、フッ素含有シリコン酸化膜(SiOF)、メチルシルセスオキサン(MSQ)、有機ポリマー系低誘電率膜(ポリフェニレン、ポリアリルエーテル、ベンゾシクロブテン)、又は上記絶縁膜膜をポーラス化したものでも良い。
【0026】
次に、図1(b)に示すように、スパッタ法やCVD法、ALD(Atomic Layer Deposition)法等を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなる第1バリアメタル膜4aを成膜(例えば、Ta/TaNを20nm/20nm程度成膜)し、続いて、配線材料となるCuのメッキ成長を容易にするためのCu、またはCuとAl、Au、Ag、Ni、Ti、Co、Sn、In、Zr、Mg、Be、Pd、B、Zn、Ca、Ga又はMo等の添加元素との合金からなる第1シードメタル4bを100nm程度形成する。次に、図1(c)に示すように、電解めっき法、CVD法、スパッタリフロー等によりCu5を600nm程度形成して第1配線溝3a内をCu5で埋設する。
【0027】
次に、従来の半導体装置の製造方法では、埋設したCu5の結晶性を向上させるためのアニールを行ったが、Siの導入前にアニール処理を行うと、Cuのグレインが成長することにより、グレイン界面に酸化銅が形成されて導入したSiが析出したり、Cu5の面方位の違いによりSiの拡散状態が不均一になるという問題が生じる。そこで、本実施例では、アニール前にCu5にSiを導入することにより上記問題の解決を図っている。
【0028】
その際、Cu5の表面に銅酸化膜が形成されているとSiを均一かつ高濃度に導入することができなくなるため、Cu5を形成した後、例えば、基板1をシュウ酸を0.01〜1.0%程度含んだ水溶液中に10〜120秒程度浸漬してCu5の表面に形成された銅の自然酸化膜5bを除去した後、図1(d)に示すように、酸化膜の形成を抑制するために、BTA(Benzotriazole)を0.01〜1.0%程度含んだ水溶液中に10〜60秒程度浸漬してCu5の表面にBTA膜(酸化防止膜)6を形成する。なお、銅酸化膜の除去方法は上記に限定されず、NHやHなどの還元雰囲気に曝したり、NHやHなどを用いてプラズマ処理を行うことにより、酸化層を除去しても良い。
【0029】
次に、Cu5の表面に銅酸化膜が形成されていない状態で、SiHやSi、SiHCl等のシラン系ガスに曝してCu5にSiを導入する。例えば、モノシラン(SiH)ガスを用いる場合は、モノシランを流量:10〜5000sccm、Nを流量:100〜5000sccmで導入し、圧力:20Torr程度、温度:350℃程度で120秒間基板を保持する。なお、本実施例の製造方法の場合、シラン系ガスを照射する段階ではCuのグレインは成長しておらず、Siの析出やCuの面方位に起因するSiの拡散のばらつきが生じないため、Cu5中にSiを均一かつ高濃度に導入することができる。
【0030】
次に、図2(b)に示すように、Cu5の結晶性を向上させるためのアニールを行うが、本実施例では既にCu5中にSiが導入されており、このアニール工程でCu5のグレイン成長が行われると共にSiがCu5全体に拡散するため、均一な組成のCuSi合金5c(第1シードメタル4bとしてCuと上記添加元素との合金を用いた場合はCu、Si、添加元素の多元合金となり、例えば、CuAlを用いた場合はCu、Si、Alの3元合金、CuSnを用いた場合はCu、Si、Snの3元合金となる。)を形成することができ、従来例のように配線下部でマイグレーションを抑制できないといった問題を回避することができる。なお、アニールの条件は特に限定されないが、Cu5全体にSiが拡散されるような条件でアニールすることが好ましく、例えば、250℃〜400℃の温度で30分間の処理をすることができる。また、本実施例ではSiの添加とアニールの工程を別々に行ったが、勿論Siを添加しながらアニールをおこなっても良い。また、シラン系のガスの他にメタルCVDのソースとして用いられている、TiClやTDMAT(Tetra- Dimethyl-Amino-Titanium)、PDMAT(Penta-Dimethyl-Amino-Tantalum)、WF等を用いて、Cu膜中にTi、Ta、W等を添加しても良い。
【0031】
次に、図2(c)に示すように、CMP法を用いて第1配線間絶縁膜3上のCuSi合金5c(又はCuAlSi合金、CuSnSi合金等のCuとSiと添加元素の多元合金)及び第1バリアメタル膜4aを除去することによりCu5中にSiが均一に添加されたCuSi合金5c(又はCuとSiと添加元素の多元合金)からなる第1配線7を形成する。なお、この工程でCuSi合金5cと第1バリアメタル4aとの界面が露出するが、本実施例では、既にSiの導入が行われているため、界面部分の酸化膜にSiが析出することはなく、隣接する配線間でSi析出物22が接触して配線がショートするという問題も生じない。
【0032】
次に、図2(d)に示すように、第1配線間絶縁膜3上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第2エッチングストッパ膜8とビア層間絶縁膜9を形成し、その上に形成したレジストパターン(図示せず)をマスクとしてビア層間絶縁膜9、第2エッチングストッパ膜8を順次エッチングして、それらを貫通するビア孔9aを形成する。
【0033】
その際、従来の半導体装置の製造方法では、ビア孔9aの下部にCuのグレイン界面が存在する場合、Si析出物22によってビア層間絶縁膜9や第2エッチングストッパ膜8を完全に除去することができない場合があり、導通不良が生じるという問題があったが、本実施例では、Siの導入、アニールによる拡散後にCMPによって平坦化しているため、このような問題を回避することができる。また、従来の方法ではシリサイド層が第1配線7の表面のみに形成されていたため、ビア孔9aの底部に十分な膜厚のシリサイド層を残すことができない場合もあったが、本実施例の方法では、第1配線7中に均一にSiが導入されているため、ビア孔9aをエッチングしすぎた場合であっても、上記問題が生じることがなく、プロセス条件を緩和することができるという効果も得られる。
【0034】
次に、第1配線7と同様に、図3(a)に示すように、スパッタ法やCVD法、ALD法等を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなる第2バリアメタル膜10a、Cu又はCuAl、CuSnなどのCuと添加元素の合金からなる第2シードメタル10bを形成した後、図3(b)に示すように、電解めっき法、CVD法、スパッタリフロー等によりCu11を形成してビア孔9a内をCu11で埋設する。その後、シュウ酸を含んだ水溶液を用いてCu5の表面に形成された自然酸化膜11bを除去した後、図3(c)に示すように、酸化膜の形成を抑制するためのBTA膜12を形成する。次に、図3(d)に示すように、基板1を還元雰囲気に曝した後、シラン系ガスに曝してCu11中にSiを添加した後、図4(a)に示すように、Cu11の結晶性を向上及びSiの拡散のためのアニールを行い、図4(b)に示すように、CMP法を用いてCu11中にSiが均一に導入されたCuSi合金11c(又はCuとSiと添加元素の多元合金)からなるビア13を形成する。
【0035】
このように、Cuを成長させた後、シラン系ガスを照射し、その後アニール、CMPを行う方法を用いることにより、サイズが小さいビア13であってもCu11中にSiを均一に導入することができる。その後、同様に図4(c)〜図6(c)の処理を行うことにより、CuSi合金17C(又はCuとSiと添加元素の多元合金)からなる第2配線19が形成され、上記工程を繰り返すことにより本実施例の半導体装置が製造される。
【0036】
本発明の効果を確認するために、Cuのメッキ成長→シラン系ガス照射→アニール→CMPの順で処理した本発明の半導体装置と、Cuのメッキ成長→アニール→CMP→シラン系ガス照射の順で処理した従来の半導体装置を電子顕微鏡で観察した。その結果を図7に示す。図7(a)に示す従来の半導体装置では、配線全体でSi析出物22が観察され、隣接する配線の端部のSi析出物22同士が接触すると配線がショートする恐れがあるのに対して、図7(b)に示す本発明の半導体装置では、このようなSi析出物22は観察されず、本発明の方法によりSiの析出が抑制されることを分かる。
【0037】
また、Si析出物22に起因する欠陥発生数のシランの照射時間に対する依存性を調べるために、従来方法及び本発明の方法におけるシラン照射時間を変えたサンプルを作成し、その欠陥数を測定した。その結果を図8に示す。図8の縦軸は、キャップ膜(配線上に形成する保護膜)成膜前の状態(従来例の場合は、CMP後にシラン照射を行った状態、本発明の場合は、メッキ後にシラン照射を行い、アニール、CMPを行った状態)での相対的な欠陥数を示しており、1を越えるものが外観不良と判断され多層配線の形成が不可能となる。図8より、従来例(図の四角マーカー)ではシラン照射時間が約30秒を越えると外観不良となってしまうのに対して、本発明では、基板温度が350℃の場合(図の丸マーカー)は180秒まで、300℃の場合(図の三角マーカー)は240秒まで外観不良は生じず、この結果からもアニールやCMPの前にシラン照射を行うことによりSi析出物22の発生が抑制されることが分かる。
【0038】
なお、本発明においても、シラン照射時間が長くなると欠陥数が増加しているが、これはCMP時にスクラッチなどが生じるためと考えられる。また、基板温度が低い方が外観不良となるまでの時間が長いのは、基板温度を下げることによりCuとシランガスの反応速度が遅くなり、Cuのグレイン成長が進まない状態でSiが添加されてSiの析出がより抑制されるためと考えられる。このことから、より高濃度のSiを含んだCuSi合金を形成するためには、基板温度を下げてSiを添加すればよいことが分かる。
【0039】
また、シラン照射後にアニールを行うことにより、配線全体にSiが拡散されていることを確認するために、基板温度を300℃とし、30秒又は240秒シランを照射し、その後350℃、30分のアニールを行った本発明のサンプルと、350℃、30分のアニール後、CMPを行い、基板温度350℃で30秒シランを照射した従来例のサンプルとを作成しSIMSで分析した。その結果を図9に示す。図9より、従来例のサンプル(図9(c)参照)では、Cu配線の表面近傍(図のエポキシとの境界近傍)にはSiが導入されているが、内部には殆どSiが導入されていないのに対して、同一の基板温度、照射時間で形成した本発明のサンプル(図9(a)参照)では、Cu配線の表面から下部(図のバリアメタルとの境界)に至る全ての領域でSiが1E19atoms/cm程度の濃度で導入されており、シラン照射後にアニールを行うことによりSiがCu中に均一に拡散されていることが分かる。また、照射時間を240秒に増やした本発明のサンプル(図9(b)参照)では、Siの濃度が1E20〜1E21atoms/cm程度にまで増加しており、本発明の方法では、照射時間を増やすことによって簡単にSiを高濃度に導入できることが分かる。
【0040】
このように、本実施例の半導体装置及びその製造方法によれば、Cuを成長した後、シラン系ガスを照射してCu(又はCuと添加元素との合金)中にSiを導入し、その後、アニール、CMPを行うという方法を用いることにより、Cuとバリアメタルとの界面やCuのグレイン界面が露出していない状態でSiが導入されるために、銅酸化膜が形成されやすい上記界面でもSi析出物22の発生を防止することができ、これにより隣接する配線間のショートや配線とビアとの導通不良を防止することができる。また、Si導入後にアニールを行うことにより、配線やビア内全体にSiを均一に拡散させることができるため、配線やビア内部、特に下部のマイグレーションを抑制することができ、また、従来例のようにビア下部のシリサイド層の膜厚が不十分なために接続信頼性が低下するという問題も回避することができる。
【0041】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法について、図10乃至図12を参照して説明する。図10乃至図12は、第2の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、作図の都合上、分図したものである。なお、本実施例は、本発明の製造方法をビアファーストデュアルダマシンプロセスに適用したものである。以下、その具体的な手順について説明する。
【0042】
まず、前記した第1の実施例(図1(a)乃至図2(c)参照)と同様の処理を行い、CuSi合金5c(第1シードメタル4bとしてCuと上記添加元素との合金を用いた場合はCu、Si、添加元素の多元合金)からなる第1配線7を形成する。
【0043】
次に、図10(a)に示すように、第1配線間絶縁膜3上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第2エッチングストッパ膜8とビア層間絶縁膜9と第2配線溝15aのエッチングストッパとなる第3エッチングストッパ膜14と第2配線間絶縁膜15とを順次形成し、その上に、ビア孔9aを形成するためのレジストパターン(図示せず)を形成した後、公知のドライエッチングを用いて第2配線間絶縁膜15、第3エッチングストッパ膜14、ビア層間絶縁膜9を順次エッチングして、それらを貫通するビア孔9aを形成する。なお、第2エッチングストッパ膜8、ビア層間絶縁膜9、第3エッチングストッパ膜14、第2配線間絶縁膜15の材料は特に限定されず、エッチングの選択比が得られる材料の組み合わせであればよく、SiO、SiN、SiON、SiC、SiCN、炭素含有シリコン酸化膜(SiOC又はSiCOH)、梯子型水素化シロキサン(Lodder OxideTM)、水素化シロキサン(HSQ)、フッ素含有シリコン酸化膜(SiOF)、メチルシルセスオキサン(MSQ)、有機ポリマー系低誘電率膜(ポリフェニレン、ポリアリルエーテル、ベンゾシクロブテン)、又は上記絶縁膜膜をポーラス化したものでも良い。
【0044】
次に、図10(b)に示すように、第2配線間絶縁膜15上に、第2配線溝15aを形成するためのレジストパターン(図示せず)を形成した後、公知のドライエッチングを用いて第3エッチングストッパ膜14をエッチングストッパとして第2配線間絶縁膜15をエッチングして第2配線溝15aを形成した後、図10(c)に示すように、ビア孔9a底部の第2エッチングストッパ膜8を除去する。
【0045】
次に、図11(a)に示すように、スパッタ法やCVD法、ALD法等を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなる第3バリアメタル16aを成膜し、続いて、Cu、叉はCuAl、CuSn等のCuと添加元素との合金からなる第3シードメタル16bを形成し、図11(b)に示すように、電解めっき法、CVD法、スパッタリフロー等によりビア孔9a及び第2配線溝15aをCu17で埋設した後、シュウ酸を0.01〜1.0%程度含んだ水溶液を用いてCu17表面の自然酸化膜17bを除去し、図11(c)に示すように、BTAを0.01〜1.0%程度含んだ水溶液を用いて酸化防止のためのBTA膜18を形成する。なお、第1の実施例と同様に、NHやHなどの還元雰囲気に曝したり、NHやHなどを用いてプラズマ処理を行うことにより、酸化層を除去しても良い。
【0046】
次に、基板1をプラズマ処理装置に導入し、NHやHなどの還元雰囲気に曝した後、SiHやSi、SiHCl等のシラン系ガスに曝してCu17中にSiを導入した後、図12(b)に示すように、Cu17のグレイン成長及びSiの拡散のためのアニールを行う。ここで、従来の製造方法では、Cu17の表面近傍のみにシリサイド層21が形成されるため、第2配線下部やビアにはSiが導入できず、マイグレーションを抑制することができなかったが、本発明では、Siを導入した後にアニールを行うため、デュアルダマシンプロセスのように配線とビアとを一体的に形成する構造においても、Cu17中に均一にSiを拡散することができ、接続信頼性を高めることができる。本実施例においても、Siを添加しながらアニールを行っても良く、また、シラン系のガスの他にメタルCVDのソースとして用いられている、TiClやTDMAT、PDMAT、WF等を用いて、Cu膜中にTi、Ta、W等を添加しても良い。
【0047】
その後、図12(c)に示すように、CMP法を用いて第2配線間絶縁膜13上のCuSi17c及び第3バリアメタル膜16aを除去して第1配線7と接続されるビアと一体となった第2配線19を形成する。そして、上記工程を所望の回数繰り返して本実施例の半導体装置が製造される。
【0048】
このように、本実施例の半導体装置及びその製造方法によっても、Cu(又はCuAl、CuSn)中にSiを導入した後にアニールを行ってCuのグレイン成長及びSiの拡散を行い、その後CMPによって平坦化しているため、Siの析出に起因する問題やシリサイド層の膜厚が不十分になることによる信頼性の低下を防止することができ、接続信頼性の高い半導体装置を製造することができる。特に、配線溝とビアとを同時に形成する場合においてもSiをCuの配線やビアに均一に拡散することができるため、マイグレーションを確実に抑制することができる。
【0049】
なお、第2の実施例では、デュアルダマシンプロセスの一形態であるビアファーストデュアルダマシンプロセスについて記載したが、第2配線間絶縁膜15上にハードマスクを形成して配線溝を形成するデュアルハードマスクプロセスやその他のデュアルダマシンプロセス(トレンチファースト法、ミドルファースト法)についても同様に適用することができる。
【0050】
また、上記各実施例では、配線及びビアの双方にSiを導入してCuSi合金(又はCuAlSi、CuSiSn合金等のCuとSiと添加元素との多元合金)を形成する場合について記載したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、いずれか1つの配線又はビアにSiが導入されていればよく、また、合金はCuSi合金又はCuとSiと添加元素との多元合金に限定されず、CuとSiとを含む任意の合金とすることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体装置の製造方法によれば下記記載の効果を奏する。
【0052】
本発明の第1の効果は、酸化膜が形成されやすいCuとバリアメタルとの界面やCuのグレイン界面におけるSiの析出が抑制され、隣接する配線間のショートや配線とビア間の導通不良が生じない、接続信頼性の高い半導体装置を提供することができるということである。
【0053】
その理由は、アニール及びCMP後にSiの導入を行うのではなく、Cuの成長後にシラン系ガスに曝してSiを導入し、その後、アニールによってCuのグレイン成長とSiの拡散とを行い、CMPによって平坦化する方法を用いるため、Si導入時に、Cuとバリアメタルの界面が露出しておらず、また、Cuのグレイン成長も行われていないため、Siの析出を抑制することができるからである。
【0054】
また、本発明の第2の効果は、マイグレーションが抑制された接続信頼性の高い半導体装置を提供することができるということである。
【0055】
その理由は、Cuの配線やビアの表面にシリサイド層を形成するのではなく、Cu全体にSiを拡散してCuSi合金(又はCuAlSiやCuSnSi合金等のCuとSiと添加元素の多元合金)等からなる配線やビアを形成しているからであり、配線やビア内部、特に下部までSiを導入することができるため、配線やビア全体のマイグレーションを確実に抑制することができ、また、配線とビアとの接続部分のシリサイド層の膜厚が不十分になることもないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図7】本発明の効果を示す図であり、Si析出物の発生状況を示す電子顕微鏡写真である。
【図8】本発明の効果を示す図であり、Si析出物に起因する欠陥発生数のシラン照射時間依存性を示す図である。
【図9】本発明の効果を示す図であり、Cu中のSi濃度分布を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図13】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図14】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図15】従来の半導体装置の問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板
2 第1エッチングストッパ膜
3 第1配線間絶縁膜
3a 第1配線溝
4a 第1バリアメタル膜
4b 第1シードメタル
5 Cu
5a グレインバウンダリー
5b 自然酸化膜
5c CuSi
6 BTA膜
7 第1配線
8 第2エッチングストッパ膜
9 ビア層間絶縁膜
9a ビア孔
10a 第2バリアメタル膜
10b 第2シードメタル
11 Cu
11a グレインバウンダリー
11b 自然酸化膜
11c CuSi
12 BTA膜
13 ビア
14 第3エッチングストッパ膜
15 第2配線間絶縁膜
15a 第2配線溝
16a 第3バリアメタル膜
16b 第3シードメタル
17 Cu
17a グレインバウンダリー
17b 自然酸化膜
17c CuSi
18 BTA膜
19 第2配線
20 SiH
21 シリサイド層
22 Si析出物

Claims (5)

  1. 半導体基板上に積層された層間絶縁膜に配線溝又はビア孔を形成する工程と、
    少なくとも前記配線溝又は前記ビア孔にCuを主たる元素とする配線材料を堆積する工程と、
    前記配線材料をシラン系ガスに曝して該配線材料中にSiを導入する工程と、
    アニールにより、導入した前記Siを前記配線材料全体に拡散してCuとSiとを含む合金を形成する工程と、
    CMP法又はエッチバック法により平坦化して、前記配線溝又は前記ビア孔内部に、前記CuとSiとを含む合金からなる配線又はビアを形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に積層された層間絶縁膜に配線溝又はビア孔を形成する工程と、
    少なくとも前記配線溝又は前記ビア孔の露出面にバリアメタルを形成する工程と、
    前記バリアメタル上にCuを含むシードメタルを形成する工程と、
    前記シードメタル上にCuを成長させ、Cuを主たる元素とする配線材料を堆積する工程と、
    前記配線材料をシラン系ガスに曝して該配線材料中にSiを導入する工程と、
    アニールにより、導入した前記Siを前記配線材料全体に拡散してCuとSiとを含む合金を形成する工程と、
    CMP法又はエッチバック法により平坦化して、前記配線溝又は前記ビア孔内部に、前記CuとSiとを含む合金からなる配線又はビアを形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記配線材料は、Cu中に前記シードメタルを構成する添加元素を含み、前記CuとSiとを含む合金は、CuとSiと前記添加元素とからなる合金を含むことを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記添加元素は、Al、Au、Ag、Ni、Ti、Co、Sn、In、Zr、Mg、Be、Pd、B、Zn、Ca、Ga及びMoの中から選択される少なくとも1種類の元素を含むことを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記アニールを、前記Siが前記配線材料全体に実質的に均一に拡散される条件で行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
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