JP4491539B2 - コイン型記録媒体、記録媒体処理装置 - Google Patents

コイン型記録媒体、記録媒体処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、有価データの記録、書き換えが可能なコイン型記録媒体、コイン型記録媒体との間で情報の送受信を行う記録媒体処理装置に関する。
従来から、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機において、情報を記録できるICカード等のコイン型記録媒体が用いられている。これらの遊技機には情報処理装置が設けられ、この情報処理装置は、上記記録媒体から、ユーザの有する有価度を示す有価データ(金銭、パチンコ玉の数、メダルの数を示すデータ)の読み出し/書き込みを実行している(例えば、以下に示す特許文献1〜3参照)。
具体的に説明すると、利用者は、遊技を行う際、遊技機に設けられている情報処理装置に記録媒体を投入する。そして、この情報処理装置が、投入された記録媒体から上記有価データを読み出すと共に、この有価データを表示パネル等に表示する。これにより、利用者は、遊技可能なパチンコ球の数、メダル数を把握できる。
さらに、情報処理装置は、遊技終了後に残存しているパチンコ球の数、メダル数等を有価データとして記録媒体に書き込み、この記録媒体を利用者に返却する。これにより、ユーザはパチンコ玉やメダル等を遊技機に投入する代わりに、記録媒体を投入することにより遊技を行うことができる。
以上に示した遊機に使用される記録媒体では、遊技後に利用者に返却された記録媒体には、遊技後に残存している有価度を示す有価データが書き込まれるものの、この有価度は記録媒体上において表示されない。したがって、遊技後の利用者は、自身の有価データを確認するためには、再度、コイン型記録媒体を上記の情報処理装置へ投入するか、コイン型記録媒体の精算機に投入しなければならず、手間が生じる。
この点、熱可逆性インクまたは磁性紛によって画像を表示する可変表示部をコイン型記録媒体に備えることにより、コイン型記録媒体に記録される有価データを利用者に表示できる技術が開示されている(特許文献4)。これにより、電源不要で記録媒体上に画像の表示を続けることができ、遊技後の利用者は、このコイン記録媒体の表示部から自身の有価データを確認することが可能となる。
特開2002−312745号公報(公開日:平成14年10月25日) 特開2002−7989号公報(公開日:平成14年1月11日) 特開2001−300114号公報(公開日:平成13年10月30日) 特開2001−62123号公報(公開日:平成13年3月13日) 特開2000−111942号公報(公開日:平成12年4月21日)
これに対し、最近では、画像の書き込み時のみ電圧を印加することで画像の書き換えができ、かつ、無電源状態でこの画像を保持できる画像表示媒体が開発されている(上記の特許文献5参照)。上述したコイン型記録媒体に対してこのような画像表示媒体を適用する場合、電源不要で記録媒体上に画像の表示を続けることができるため、遊技後の利用者は、このコイン記録媒体に備えられた画像表示媒体から自身の有価データを確認することができるものと考えられる。しかしながら、画像表示媒体を上記コイン型記録媒体に構成する場合、画像の書き込み時に必要な電圧を外部からコイン型記録媒体へ入力しなければ、表示する有価データの書き換えを行うことができないという問題が生じる。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、画像表示素子における画像書き換え用の電圧を外部から入力できるコイン型記録媒体、記録媒体処理装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明のコイン型記録媒体は、記録媒体処理装置との間で有価度を示す有価データを送受信する送受信手段と、上記有価データを記録する記録手段とを備えるコイン型記録媒体において、電圧の印加によって画像の書き込みまたは消去が可能になる画像表示手段と、上記コイン型記録媒体の外面に露出し、外部端子との接続により上記画像表示手段へ印加する電圧を入力する電圧入力手段と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、記録媒体処理装置との間で有価データの送受信および記録を行うコイン型記録媒体において、上記コイン型記録媒体上に露出し、外部端子との接続により電圧を入力する電圧入力手段が備えられている。したがって、上記コイン型記録媒体において、電圧の印加によって画像の書き込みまたは消去が可能になる画像表示手段を備える場合であっても、画像書き込みまたは消去のための電圧を外部から入力でき、かつ、画像の書き込みまたは消去が可能となる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記画像表示手段に表示される画像は、上記記録媒体処理装置に備えられている画像書き込み手段によって書き込み、消去されることを特徴とする。
上記構成によれば、上記画像表示手段に表示される画像を書き込み、消去するための画像書き込み手段が、上記記録媒体処理装置に備えられている。これにより、コイン型記録媒体は、上記記録媒体処理装置との間で有価データの送受信を行うと共に、上記記録媒体処理装置によって画像表示手段の画像の書き込み、消去を行うことが可能になる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記電圧入力手段は、上記コイン型記録媒体の表面および裏面に露出し、第一タイプの電圧を入力する第一タイプの電極と、上記コイン型記録媒体の側面に露出し、第二タイプの電圧を入力する第二タイプの電極と、から構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、上記コイン型記録媒体の側面に第二タイプの電極が露出されると共に、上記コイン型記録媒体の表面および裏面に第一タイプの電極が露出されている。したがって、例えば、画像書き込み時にコイン型記録媒体を格納する位置において、コイン型記録媒体の表面または裏面と接触する位置に第一タイプの電圧を印加する端子を備え、コイン型記録媒体の側面と接触する位置に第二タイプの電圧を印加する端子を備えれば、上記格納する位置においてコイン型記録媒体の表裏を反転させても、コイン型記録媒体に第一タイプの電圧と第二タイプの電圧とを入力することができる。
なお、第一タイプおよび第二タイプの電圧とは、陽極の電圧または陰極の電圧を意味するが、第一タイプの電圧が陽極の電圧の場合、第二タイプの電圧は陰極の電圧となり、第一タイプの電圧が陰極の電圧の場合、第二タイプの電圧は陽極の電圧となる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記電圧入力手段は、上記コイン型記録媒体の表面に露出し、第一タイプの電圧を入力する第一タイプの電極と、上記コイン型記録媒体の裏面に露出し、第二タイプの電圧を入力する第二タイプの電極と、から構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、上記コイン型記録媒体の表面に第一タイプの電極が露出されると共に、上記コイン型記録媒体の裏面に第二タイプの電極が露出されている。したがって、例えば、画像書き込み時にコイン型記録媒体を格納する位置において、コイン型記録媒体の表面と接触する位置に第一タイプの電圧を印加する端子を備え、コイン型記録媒体の裏面と接触する位置に第二タイプの電圧を印加する端子を備えれば、コイン型記録媒体に第一タイプの電圧と第二タイプの電圧とを入力することができる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記電圧入力手段は、上記コイン型記録媒体の側面における一方の半周に露出し、第一タイプの電圧を入力する第一タイプの電極と、上記コイン型記録媒体の側面における他方の半周に露出し、第二タイプの電圧を入力する第二タイプの電極と、から構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、上記コイン型記録媒体の側面における一方の半周に第一タイプの電極が露出されると共に、上記コイン型記録媒体の側面における他方の半周に第二タイプの電極が露出される。したがって、例えば、画像書き込み時にコイン型記録媒体を格納する位置において、コイン型記録媒体の直径を挟んで対向するように、第一タイプの電圧を印加する端子と第二タイプの電圧を印加する端子とを構成すれば、コイン型記録媒体に第一タイプの電圧と第二タイプの電圧とを入力することができる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記画像表示手段は、上記コイン型記録媒体の内部に備えられる第一画像表示媒体であり、上記コイン型記録媒体の表面または裏面における上記第一画像表示媒体と対向する部分は、透過性部材から構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、上記コイン型記録媒体の内部に第一画像表示媒体が備えられていると共に、上記コイン型記録媒体の表面または裏面における上記第一画像表示媒体と対向する部分は、透過性部材から構成されている。したがって、上記コイン型記録媒体によれば、表面または裏面から外部へ向けて画像を表示する片面表示が可能となる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記画像表示手段は、上記コイン型記録媒体の内部に備えられる第一画像表示媒体と第二画像表示媒体とから構成され、上記第一画像表示媒体は、上記コイン型記録媒体の表面に形成されている透過性部材と対向配置し、上記第二画像表示媒体は、上記コイン型記録媒体の裏面に形成されている透過性部材と対向配置することを特徴とする。
上記構成によれば、上記コイン型記録媒体の内部に備えられている第一画像表示媒体は、コイン型記録媒体の表面に形成されている透過性部材と対向配置し、上記コイン型記録媒体の内部に備えられている第二画像表示媒体は、コイン型記録媒体の裏面に形成されている透過性部材と対向配置する。したがって、上記コイン型記録媒体によれば、表面および裏面から外部へ向けて画像を表示する両面表示が可能となる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記第一タイプの電極および第二タイプの電極は、ステンレス合金から構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、第一タイプの電極および第二タイプの電極は、上記コイン型記録媒体上に露出されているが、ステンレス合金から構成されているため、これら電極の腐食を抑制できる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記透過性部材は、PETから構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、上記透過性部材はPET(polyethylene terephthalate)から構成される。したがって、第一および第二画像表示媒体がPETに覆われているため、外部から視認可能であると共に、外部から保護されることとなる。
本発明のコイン型記録媒体は、上記構成に加えて、上記画像書き込み手段は、上記コイン型記録媒体に送信する有価データに基づいて、上記画像表示手段に画像を書き込むことを特徴とする。
上記構成によれば、上記画像書き込み手段は、上記コイン型記録媒体に送信する有価データに基づいて、上記画像表示手段に画像を書き込んでいるため、コイン型記録媒体に記録される有価データの内容と、上記画像表示手段の表示内容とは一致することになる。これにより、利用者からすれば、コイン型記録媒体に表示される画像を視認するだけで、コイン型記録媒体の有価価値を認識することが可能となる。
以上の目的を達成するために、本発明の記録媒体処理装置は、上記コイン型記録媒体を所定位置に格納する格納部と、上記画像表示手段へ画像を書き込む画像書き込み手段と、上記所定位置に格納されたコイン記録媒体の電圧入力手段と接続することにより、該電圧入力手段へ電圧を印加する電圧印加手段と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、上記所定位置に格納されたコイン型記録媒体の電圧入力手段と接続することにより、該電圧入力手段へ電圧を印加する電圧印加手段が備えられている。したがって、上記記録媒体処理装置は、所定位置に格納したコイン型記録媒体の画像表示手段に対し、電圧を印加することができ、これにより、上記画像表示手段への画像の書き込みが可能となる。
本発明の記録媒体処理装置は、上記構成に加えて、上記画像書き込み手段は、上記所定位置に格納されたコイン型記録媒体の表面に対向する位置、および該コイン型記録媒体の裏面に対向する位置に備えられていることを特徴とする。
上記構成によれば、上記画像書き込み手段は、上記所定位置に格納されたコイン型記録媒体の表面に対向する位置、および該コイン型記録媒体の裏面に対向する位置に備えられている。したがって、上記画像表示手段が上記コイン型記録媒体の表面側または裏面側のいずれに位置していても、画像の書き込みが可能になる。
以上のように、本発明のコイン型記録媒体は、電圧の印加によって画像の書き込みまたは消去が可能になる画像表示手段と、上記コイン型記録媒体の外面に露出し、外部端子との接続により上記画像表示手段へ印加する電圧を入力する電圧入力手段と、を含む構成である。
それゆえ、画像書き込みまたは消去のための電圧を外部から入力でき、かつ、画像の書き込みまたは消去が可能になるという効果を奏する。
以上のように、本発明の記録媒体処理装置は、上記コイン型記録媒体を所定位置に格納する格納部と、上記画像表示手段へ画像を書き込む画像書き込み手段と、上記所定位置に格納されたコイン記録媒体の電圧入力手段と接続することにより、該電圧入力手段へ電圧を印加する電圧印加手段と、を含む構成である。
それゆえ、所定位置に格納した記録媒体処理装置の画像表示手段に対し、電圧の印加を印加することができ、上記画像表示手段への画像の書き込みが可能になるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図14に基づいて説明すると以下の通りである。
(システム構成)
まず、本実施形態に係る遊技機システム1について図2に基づいて説明する。図2に示すように、遊技機システム1は、玉貸機2と、この玉貸機2の横に備えられるパチンコ台3とから構成される。この遊技機システム1は、有価価値情報(有価データ)が記録されているICコイン(図1参照)4を用いて、ユーザに対してパチンコ遊技サービスを提供するものである。
玉貸機2は、ICコイン(コイン型記録媒体)4に対して、情報の読み出し処理および書き込み処理を行う機能を有するものである。パチンコ台3は、玉貸機2においてICコイン4から読み出された有価価値情報に応じてパチンコ遊技処理が行われる装置である。このパチンコ台3は、玉貸機2と有線による通信が行われるようになっている。なお、本実施の形態における有価価値情報とは、ICコイン4の有価度を示すデータであって、金銭価値に関する情報とするが、この情報に限られるものではなく、例えば、利用可能な遊技玉の数に関する情報であっても構わない。
また、本実施形態では、遊技機としてパチンコ台3を用いた例を示しているが、これに限定されるものではなく、有価価値情報に基づいて遊技が行われる遊技機であればどのような遊技機であってもよい。例えば、遊技機として、いわゆるパチスロ台、ゲームセンタにおけるゲーム機器であってもよい。
(玉貸について)
上述した玉貸機2の外表面には、図2に示すように、紙幣投入口5、ICコイン投入口6、およびICコイン返却口7が設けられている。また、パチンコ台3の外表面には、玉貸表示部8、玉貸入力部9、および返却スイッチ10が設けられている。
紙幣投入口5は、現金によって遊技が行われる場合に、ユーザによって現金としての紙幣が投入される投入口である。この紙幣投入口5は、ユーザに対して紙幣の返却が行われる際にも用いられる。
ICコイン投入口6は、利用者がパチンコ台3において遊技を行う際、ICコイン4を玉貸機2内部に設けられる記録媒体処理装置(後述)へ投入するための開口部である。ICコイン返却口7は、利用者がパチンコ台3における遊技を終了する際、この利用者に対してICコイン4を返却するための開口部である。なお、本実施の形態においては、ICコイン投入口6とICコイン返却口7とを別々に構成しているが、投入口と返却口とを同一の開口部により構成しても構わない。
玉貸表示部8は、ICコイン4に記録されている有価価値情報に示される金銭価値から換算される遊技玉の数に関する情報を表示するパネルである。
玉貸入力部9は、利用遊技玉数(玉貸し数)の入力などが行われるものである。ここで利用遊技玉数が入力されると、その数の遊技玉がパチンコ台3に供給される。そして、玉貸表示部8に表示される利用可能な遊技玉の数が、パチンコ台3に供給された数だけ減少する。また、ICコイン4に記録されている有価価値情報は、パチンコ台3に供給された数だけ金銭価値が減少するように更新される。
返却スイッチ10は、ユーザからの返却指示を入力するスイッチである。この返却スイッチ10がユーザによって押されると、投入されているICコイン4がユーザに対して返却される。
玉貸機2は、以上のように、ICコイン4による料金徴収を行い、これに基づいてパチンコ台3に対するパチンコ玉の供給を制御するものである。ここで、玉貸機2は、その内部に遊技玉供給制御装置(不図示)、および記録媒体処理装置20を備えている。遊技玉供給制御装置は、ICコイン4による料金収受に基づいてパチンコ玉の供給を制御する装置である。記録媒体処理装置20は、ICコイン4による料金収受、および玉貸機2およびパチンコ台3における各種構成を制御する装置である。以下では、ICコイン4および記録媒体処理装置20に関して詳細に説明する。
(ICコイン4の構成)
まず、ICコイン4の構成について説明する。ICコイン4は、図3に示すように、コイン形状をした記録媒体であって、記録媒体処理装置20との間で有価価値情報を無線により送受信し、この有価価値情報を記録することが可能な媒体である。また、ICコイン4には、画像を表示する画像表示媒体45が備えられる。
また、ICコイン4は、パチンコ台3においてユーザが遊技を行う場合に必要なものであり、有価価値情報を記録するコイン形状の記録媒体である。さらに、ICコイン4に記録される有価価値情報に示される金銭価値は、ユーザが玉貸を受ける度に減少するように更新され、金銭価値がゼロになった後のICコイン4は玉貸機2に回収される。ユーザはさらに遊技を続行する場合は、新たにICコイン4を購入することになる。
なお、本実施形態では、ICコイン4は有価価値情報が使い切られた後に回収される構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、料金の支払いを条件として、精算機等においてICコイン4の有価価値情報に示される金銭価値を増加させ、同一のICコイン4を繰り返し利用可能な構成にしてもよい。
つぎに、本実施の形態におけるICコイン4の構成を具体的に説明する。図1は、ICコイン4の分解斜視図である。
図1に示すように、ICコイン4は、互いに半径の等しい円盤状部材である前カバー41、コイン本体42、後カバー44が、この順序で重ねて形成される構成である。なお、同図においては、コイン本体42が2つ示されているが、これは、コイン本体42における一方の面と他方の面とを示したものであり、実際にはコイン本体42は1つである。
コイン本体42には、その一方の面において、直径がコイン本体42よりも小さな円盤状の画像表示媒体45と、画像表示媒体45の外周を一周するように形成されるリング状の陰極端子46aと、が形成されている。また、コイン本体42には、他方の面において、直径がコイン本体42よりも小さな円盤状のアンテナコイル48と、アンテナコイル48の外周を一周するように形成されるリング状の陰極端子46bと、アンテナコイル48上に実装されているRF−IDタグ50と、が形成されている。なお、コイン本体42の側面を一周するように陽極端子47が形成されている。
ここで、画像表示媒体45は、電圧が印加されると共に光が照射されることにより画像の書き込み、消去が可能になると共に、画像の書き込み後は無電源状態で画像を保持する表示媒体である。本実施の形態では、画像表示媒体45として富士ゼロックス社製のE-paper(登録商標)が用いられる。この画像表示媒体45は、有機光導電層と、コレステリック液晶から構成される液晶表示層とを2つの基材フィルム間に挟んだ構造である。この構造によれば、発光パネル等の画像書込装置(後述する)からの光照射の有無により有機光導電層の抵抗を変化させ、この抵抗の変化により電圧印加状態の液晶表示層の分圧を制御する。これにより、液晶表示層に画像を形成することができると共に、液晶表示層を無電源状態にしても画像を保持することが可能となる。なお、本実施の形態では、画像表示媒体として上記のE-paperを使用しているが、これに限定されるものではなく、電圧が印加されることにより画像の書き込みが可能になる表示媒体であればいかなるものであっても構わない。
陰極端子46a・46bおよび陽極端子47は、導電性金属からなる電極であり、ICコイン4上に露出し、外部端子との接続により電圧を入力すると共に、この電圧を画像表示媒体45の液晶表示層へ印加するものである。なお、陰極端子46a・46bおよび陽極端子47は外部に露出されるため、これら端子をステンレス合金によって形成すれば、腐食を抑制することが可能となる。
アンテナコイル(送受信手段)48は、記録媒体処理装置20との間で有価価値情報を無線により送受信するための通信用のアンテナである。RF−IDタグ(記録手段)50は、上記の有価価値情報を記録可能な集積回路デバイスであって、アンテナコイル48が有価価値情報を受信すると、受信した有価価値情報を更新記録する。
前カバー41は、ICコイン4の内部を保護するためのカバー部材であって、直径が前カバー41よりも小さな円盤状の透明カバー51と、透明カバー51の外周を一周するように開口されている電極窓53と、から構成されている。なお、以下では、ICコイン4における前カバー41側の面をICコイン4の表面とする。
後カバー44は非透明の樹脂部材であって、ICコイン4内部を保護するためのカバー部材である。また、この後カバー44には、内周を一周するように開口されている電極窓54が配されている。なお、以下では、ICコイン4における後カバー44側の面をICコイン4の裏面とする。
また、コイン本体42における画像表示媒体45および陰極端子46aが形成されている側の面は、前カバー41と対向配置されている。そして、前カバー41において、画像表示媒体(第一画像表示媒体、画像表示手段)45と対向する位置には透明カバー(透過性部材)51が形成され、陰極端子46aと対向する位置には電極窓53が配されている。
さらに、コイン本体42における陰極端子46bが形成されている側の面は、後カバー44と対向配置されている。また、後カバー44において、陰極端子46bと対向する位置には電極窓54が配されている。
以上の構成において、前カバー41、コイン本体42、後カバー44を重ね合わせてICコイン4を形成すれば、図3に示すように、ICコイン4の表面(前カバー41側の面)において、電極窓53を介して陰極端子(第一タイプの電極、電圧入力手段)46aが外部に露出される。また、ICコイン4の裏面(後カバー44側の面)において、電極窓54を介して陰極端子(第一タイプの電極、電圧入力手段)46bが外部に露出される。さらに、ICコイン4の側面には、陽極端子(第二タイプの電極、電圧入力手段)47が外部に露出されている。
また、ICコイン4の表面(前カバー41側)において、透明カバー51を介して外部から画像表示媒体45を視認できるようになる。つまり、透明カバー51は、画像表示媒体45を外部から視認可能にすると共に、外部から保護するカバー部材としての機能を有する。なお、透明カバー51は、PET(polyethylene terephthalate)から構成されることとするが、PETに限定されるものではなく、透過性を有する部材であればいかなる部材であっても構わない。
(記録媒体処理装置20の構成)
つぎに、図3に示す記録媒体処理装置20の構成について説明する。記録媒体処理装置20は、ICコイン投入口6から投入され、記録媒体処理装置20内のHP(Home Position,所定位置)に格納されたICコイン4との間で、有価価値情報を無線により送受信すると共に、玉貸機2およびパチンコ台3における各種構成を制御する機能を有する装置である。また、記録媒体処理装置20は、ICコイン4における画像表示媒体45に対して画像を書き込む機能を有するものである。
図4は、図3に示す記録媒体処理装置20の分解斜視図である。記録媒体処理装置20は、図4に示すように、筐体61と筐体62とを重ね合わせて構成される。なお、図4によれば、筐体62が2つ示されているが、これは、筐体62における一方の面と他方の面とを示したものであり、実際には筐体62は1つである。
筐体62における筐体61側の面には、通路64、投入センサ65、返却センサ66、陽極端子67、陰極端子68、ストッパ69が構成されている。
通路(格納部)64は、ICコイン4の移動通路である。ICコイン投入口6から投入されたICコイン4は、自重によって通路64を移動し、ICコイン4のHP、すなわち、通路64から投入されたICコイン4を受け止める位置に到達する。
ストッパ69は、上記のHP付近に設けられており、ICコイン投入口6から投入されたICコイン4をHPに貯留させるためのピンである。図5に示すように、ストッパ69が突出した状態では、ICコイン投入口6から投入されたICコイン4は、ストッパ69に支持されることによってHPに貯留する。また、ストッパ69が没入した状態では、ICコイン4はICコイン返却口7または回収箱(不図示)へ移動することになる。
投入センサ65は、ICコイン投入口6の近傍に設けられているセンサであって、ICコイン投入口6からのICコイン4の投入を検知するためのものである。
返却センサ66は、通路64におけるICコイン返却口7の近傍に設けられているセンサであって、ICコイン4の返却を検知するためのものである。
陽極端子(電圧印加手段)67は、ICコイン4が上記のHPに貯留する場合に、当該ICコイン4の側面を構成する陽極端子47に接続する位置に備えられている電圧印加用の電極である。この陽極端子67から出力される電圧は、ICコイン4の陽極端子47へ印加される。なお、陽極端子47はICコイン4の側面を一周するように設けられているため、上記のHPにおけるICコイン4の側面のいずれかの箇所と接触する位置に陽極端子67を備えておけば、ICコイン4がHPに貯留された時の回転方向に拘わらず、陽極端子67は、陽極端子47と接触した状態となる。
陰極端子(電圧印加手段)68は、ICコイン4が上記のHPに貯留する場合に、当該ICコイン4の陰極端子46aまたは46bに接続する位置に備えられている電圧印加用の電極である。つまり、陰極端子68は、HPに貯留しているICコイン4の表面が筐体62側に向いている場合において、ICコイン4がHPに貯留された時の回転方向に拘わらず、当該ICコイン4の陰極端子46aと接触する位置に設けられている。また、陰極端子68は、HPに貯留しているICコイン4の裏面が筐体62側に向いている場合において、ICコイン4がHPに貯留された時の回転方向に拘わらず、当該ICコイン4の陰極端子46bと接触する位置に設けられている。つまり、ICコイン4の表面において、陰極端子46aがこの表面の内周を一周するように設けられ、ICコインの裏面において、陰極端子46bがこの裏面の内周を一周するように設けられているため、陰極端子68は,必ず陰極端子46aまたは46bのいずれかと接触する。なお、陰極端子68から出力される電圧は、ICコイン4の陰極端子46aまたは46bへ印加される。
また、筐体61には、送受信装置70および画像書込装置71aが備えられている。
送受信装置70は、上記のHPに貯留されているICコイン4のアンテナコイル48との間で有価価値情報の送受信(無線通信)を行う装置である。
画像書込装置(画像書き込み手段)71aは、上記のHPに貯留されているICコイン4の画像表示媒体45に対し、光を照射することにより、画像表示媒体45に画像を書き込む制御を行う発光パネルである。具体的には、HPに貯留しているICコイン4の表面が筐体61側に向いている場合、画像書込装置71aはICコイン4の表面と対向する。この場合、画像書込装置71aは、透明カバー51を介して、画像表示媒体45に光を照射することができる。そして、画像書込装置71aから照射される光によって、画像表示媒体45に画像が書き込まれる。
また、図4に示すように、筐体62における筐体61と反対側の面には、電源供給装置72、ソレノイド73、画像書込装置71bが構成されている。
電源供給装置72は、陽極端子67、陰極端子68に対し、電源電圧を供給するDC(direct current)電源である。
ソレノイド73は、ストッパ69を駆動するための駆動源であって、ソレノイド73を駆動制御することによってストッパ69の突出/没入を切り換えることが可能となる。なお、ストッパ69を駆動制御する駆動源としては、ソレノイドに限らず、モータなどであってもよい。
画像書込装置(画像書き込み手段)71bは、画像書込装置71aと同様、上記のHPに貯留されているICコイン4の画像表示媒体45に対して光を照射することにより、画像表示媒体45に画像を書き込む制御を行う発光パネルである。具体的には、HPに貯留しているICコイン4の表面が筐体62側に向いている場合、画像書込装置71bは、ICコイン4の表面と対向する。この場合、画像書込装置71aは、透明カバー51を介して、画像表示媒体45に光を照射することができる。そして、画像書込装置71aから照射される光によって、画像表示媒体45に画像が書き込まれる。
つまり、ICコイン4の表面と画像書込装置71aとが対向する場合は、ICコイン4の裏面と画像書込装置71bとが対向し、ICコイン4の裏面と画像書込装置71aとが対向する場合は、ICコイン4の表面と画像書込装置71bとが対向する。言い換えると、記録媒体処理装置20には、HPに貯留されたICコイン4の表面に対向する位置および、裏面に対向する位置の双方に画像書込装置71が備えられている。したがって、ICコイン4における表面または裏面が、筐体61・62のいずれと対向している場合であっても、透明カバー51を介して画像表示媒体45に光を照射することにより画像を書き込むことが可能となる。
以上で説明した記録媒体処理装置20における電源供給装置72、投入センサ65、返却センサ66、陽極端子67、陰極端子68、送受信装置70、画像書込装置71、ソレノイド73は、図6に示すように、制御部80によって一括制御される。
つまり、制御部80は、送受信装置70およびアンテナコイル48を介して、RF−IDタグ50に記録されている有価価値情報の読み出し処理を行う、そして、制御部80は、読み出した有価価値情報を、図6に示す記憶部81に記憶する。
さらに、制御部80は、玉貸機2において玉貸処理が行われる度に、記憶部81に記憶されている有価価値情報を更新すると共に、RF−IDタグ50に記録されている有価価値情報の更新処理を行う。また、制御部80は、陰極端子46・68および陽極端子47・67を介して画像表示媒体45に電圧を印加すると共に、画像書込装置71を駆動することにより、画像表示媒体45に対して画像を書き込むこともできる。
(処理の流れ)
つぎに、本実施の形態における記録媒体処理装置20の全体処理の流れについて、図7に基づいて説明する。まず、利用者がICコイン投入口6からICコイン4を投入すると、制御部80は、投入センサ65からの出力によってICコイン4の投入を検知し(S1においてYES)、ソレノイド73を駆動してストッパ69を突出させる。これにより、図5に示すように、投入されたICコイン4は、HPに貯留する(S2)。
つぎに、制御部80は、HPに貯留されているICコイン4に記録されている有価価値情報の読み出し処理を実行する(S3)。
その後、制御部80は、玉貸入力部9からの玉貸指示の有無を判定する(S4)。ここで、玉貸指示がある場合(S4においてYES)、制御部80は玉貸時処理を行う(S5)。そして、S5における玉貸時処理が行われた後はS4の処理が繰り返される。なお、玉貸指示がない場合、S6へ処理を移行する(S4においてNO)。
S6において、制御部80は、返却スイッチ10からの返却指示の入力の有無を判定する。ここで、返却スイッチ10から返却指示があると(S6においてYES)、制御部80はICコイン返却処理を行う(S7)。そして、ICコイン返却処理が行われた後は、S1へ戻り、以上示した処理が繰り返される。なお、返却スイッチ10からの返却指示がない場合は(S6においてNO)、S4の処理が繰り返される。
つぎに、図7におけるS3の有価価値情報の読み出し処理について、さらに詳細に説明する。図8は、S3における有価価値情報の読み出し処理の詳細を示したフローチャートである。
まず、制御部80は、ICコイン4に対して、送受信装置70およびアンテナコイル48を介して、RF−IDタグ50に記録されている有価価値情報の読み出しを行う(S11)。なお、制御部80は、記憶部81にこの有価価値情報を記録する。また、制御部80は、記憶部81に記憶した有価価値情報に示される金銭価値から換算される遊技球の数を玉貸表示部8に表示する(S12)。
さらに、制御部80は、記憶部81に記録した有価価値情報を解析し、この有価価値情報の示す金銭価値(残高)がゼロか否かを判定する(S13)。ここで、金銭価値がゼロである場合(S13においてYES)、制御部80はICコイン回収処理を実行する(S14)。
ここで、ICコイン回収処理に移行した制御部80は、ソレノイド73を駆動することにより、ストッパ69を没入させる。また、これと同時に、ICコイン4が回収箱へ移動するように、通路64におけるICコイン4の移動経路を切り替える。これにより、ICコイン4を回収箱へ回収することが可能となる。なお、S13において、有価価値情報の示す金銭価値がゼロでない場合、S3における有価価値情報の読み出し処理を終了する(S13においてNO)。
つぎに、図7におけるS5の玉貸時処理について、図9に基づいてさらに詳細に説明する。図9は、S5における玉貸時処理をさらに詳細に示したフローチャートである。
まず、制御部80は、玉貸機2における玉貸動作が完了したか否かを判定する(S21)。ここで、玉貸動作が完了していない場合(S21においてNO)、玉詰まり等のエラーを解消する処理が実行される(S22)。
そして、玉貸動作が完了した場合(S21においてYES)、制御部80は、玉貸した遊技玉数を検知し、この検知した情報に基づいて、記憶部81に記憶されている有価価値情報を更新する(S23)。さらに、制御部80は、この更新した有価価値情報に基づき、送受信装置70およびアンテナコイル48を介して、ICコイン4のRF−IDタグ50に記録されている有価価値情報を更新する(S24)。
また、制御部80は、ICコイン4の画像表示媒体45に、更新した有価価値情報に基づく画像を書き込む処理を行う(S25)。さらに、制御部80は、更新した有価価値情報を解析し、この有価価値情報の示す金銭価値(残高)がゼロか否かを判定する(S26)。ここで、金銭価値がゼロである場合(S26においてYES)、制御部80はICコイン回収処理を実行する(S27)。なお、S27におけるICコイン回収処理は、S14における処理と同様の処理が実行される。そして、S26において、有価価値情報に示される金銭価値がゼロでない場合、玉貸時処理を終了する(S26においてNO)。
つぎに、図7におけるS7のICコイン返却処理について、図10に基づいてさらに詳細に説明する。図10は、S7におけるICコイン回収処理をさらに詳細に示したフローチャートである。
まず、制御部80は、ソレノイド73を駆動することにより、ストッパ69を没入させる(S31)。また、これと同時に、制御部80は、ICコイン4がICコイン返却口7へ移動するように、通路64におけるICコイン4の移動経路を切り替える。これにより、ICコイン4をICコイン返却口7へ移動させることが可能となる。
そして、制御部80は、返却センサ66によりICコイン4の返却を検知すると(S33においてYES)、ソレノイド73を駆動することによりストッパ69を突出させ(S34)、ICコイン返却処理を終了する。なお、制御部80は、ICコインの返却を検知しない場合(S33においてNO)、コイン詰まり等のエラーを解消する処理を行う(S35)。
つぎに、図9で示したS25における画像の書き込み処理について、図11を用いてさらに詳細に説明する。図11は、図9に示したS25における画像の書き込み処理をさらに詳細に示したフローチャートである。
まず、制御部80は、記憶部81に記憶されている有価価値情報を読み出す(S41)。つまり、制御部80は、玉貸時処理において更新した有価価値情報を読み出すことになる。
そして、制御部80は、陽極端子47・67および陰極端子46・68を介して、電源供給装置72から出力される電源電圧を画像表示媒体45へ供給する(S42)。さらに、制御部80は、画像書込装置71を駆動することにより、S41にて読み出した有価価値情報に基づいた画像を画像表示媒体45に書き込み(S43)、画像の書き込み処理を終了する。
以上の手順によれば、玉貸時の処理において有価価値情報を更新する度に、ICコイン4におけるRF−IDタグ50に記録される有価価値情報を更新すると共に、更新した有価価値情報に基づく画像を画像表示媒体45に表示させている。これにより、ICコイン4のRF−IDタグ50に記録されている有価価値情報の内容と、ICコイン4の画像表示媒体が表示する画像とは常に一致した状態になる。例えば、ICコイン4のRF−IDタグ50に記録されている有価価値情報の示す金銭価値が3000円である場合、図12に示すように、ICコイン4の画像表示媒体45には3000円を示す画像が表示される。
また、以上示した実施の形態によれば、ICコイン4は片面画像表示(前カバー41側から画像を視認できる)の構成であったが、両面表示とすることも可能である。この両面表示のICコイン4aを、図13に基づいて説明する。なお、図13において、図1と同一の構成要素については同一の参照符を使用する。そして、以下の説明では、図1と異なる箇所を中心に説明する。
同図に示すように、ICコイン(コイン型記録媒体)4aは、互いに半径の等しい円盤状部材である前カバー41、コイン本体42a、後カバー44aが、この順序で重ねて形成される構成である。なお、同図においては、コイン本体42aが2つ示されているが、これは、コイン本体42aにおける一方の面と他方の面とを示したものであり、実際にはコイン本体42aは1つである。
コイン本体42aにおける前カバー41側の面、および側面は、図1におけるコイン本体42と同様の構成である。しかし、コイン本体42aにおける後カバー44a側の面には、リング状のアンテナコイル48aと、このアンテナコイル48aの内周に形成される画像表示媒体45aと、アンテナコイル48a上に実装されるRF−IDタグ50aと、アンテナコイル48aの外周を一周するように形成される陰極端子46bと、が形成されている。
後カバー44aは、ICコイン4aの内部を保護するためのカバー部材であって、直径が後カバー44aよりも小さな円盤状の透明カバー51aと、透明カバー51aの外周を一周するように開口されている電極窓54と、から構成されている。
また、コイン本体42aにおける画像表示媒体45aおよび陰極端子46bが形成されている側の面は、後カバー44aと対向配置されている。そして、後カバー44aにおいて、画像表示媒体(第二画像表示媒体)45aと対向する位置には透明カバー(透過性部材)51aが形成され、陰極端子46bと対向する位置には電極窓54が配されている。
このICコイン4aによれば、表面(前カバー41側の面)において、透明カバー51を介して画像表示媒体45を視認でき、かつ、裏面(後カバー44側の面)において、透明カバー51aを介して画像表示媒体45aを視認することが可能となる。
また、このような両面表示タイプのICコイン4aを用いれば、表面側から視認可能な画像表示媒体45に有価価値情報に基づく画像を表示し、裏面側から視認可能な画像表示媒体45aにその他の情報を表示することが可能になる。例えば、図14(a)に示すように、ICコイン4aにおける画像表示媒体45に金銭情報を表示する一方で、図14(b)に示すように、ICコイン4aにおける画像表示媒体45aに店舗名を表示させても構わない。
また、その他表示可能な情報としては、例えば、図14(c)に示すように、店舗のイベントに関する情報でもよいし、図14(d)に示すような絵柄であっても構わない。
また、以上示した両面表示タイプのICコイン4aを記録媒体処理装置20において処理する場合、有価価値情報に基づく画像の書き込みは、有価価値情報の更新の度に行うようにし、それ以外の画像の書き込みは、ICコイン4aの返却指示が返却スイッチ10から入力された後、ICコイン4の返却処理前に実行すればよい。
また、以上示したICコイン4または4aにおいて、陽極端子47が形成されている位置に陰極端子を形成し、陰極端子46が形成されている位置に陽極端子を形成しても構わない。この場合、記録媒体処理装置20において、陰極端子68が配される位置には陽極端子が配され、陽極端子67が配される位置には、陰極端子が配されることになる。
また、本実施の形態では、画像表示媒体として上記のE-paperを使用しているが、これに限定されるものではなく、電圧が印加されることにより画像の書き込みが可能になる表示媒体であればいかなるものであっても構わない。例えば、ICコイン4内において、表示部(7セグ)と、表示部を制御するチップと、表示した画像を保持する電池とを搭載する構成であっても構わない。この構成は、記録媒体処理装置20から上記のチップへシリアル信号を送信し、表示部における予め番地指定された画素を点灯させて表示させるものである。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について図15ないし図20に基づいて説明すると以下の通りである。
実施の形態1では、ICコイン4の側面に陽極端子47を形成し、ICコイン4の表面および裏面に陰極端子46を形成したが、本実施の形態では、ICコインの表面の中心部に陽極端子を形成し、ICコインの裏面の中心部に陰極端子を形成する構成について説明する。
(ICコインの構成)
ここで、本実施の形態におけるICコイン(コイン型記録媒体)104の構成を具体的に説明する。図15(a)は、ICコイン104の斜視図であって、図15(b)は、ICコイン104の分解斜視図である。
図15(b)に示すように、ICコイン104は、互いに半径の等しい円盤状部材である前カバー141、コイン本体142、後カバー144が、この順序で重ねて形成される構成である。なお、同図においては、コイン本体142が2つ示されているが、これは、コイン本体142における一方の面と他方の面とを示したものであり、実際にはコイン本体142は1つである。
コイン本体142には、その一方の面において、リング状に形成されている画像表示媒体145と、画像表示媒体145の内周に形成されると共にコイン本体142の中心部に形成される陰極端子147と、が形成されている。また、コイン本体142には、その他方の面において、リング状に形成されているアンテナコイル(送受信手段)148と、アンテナコイル148の内周であってコイン本体142の中心部に形成される陽極端子146と、アンテナコイル148上に実装されているRF−IDタグ(記録手段)150と、が形成されている。
前カバー141は、ICコイン104の内部を保護するためのカバー部材であって、リング状の透明カバー151と、透明カバー151の内周であって前カバー141の中心部を開口する電極窓153と、から構成されている。なお、以下では、ICコイン104における前カバー141側の面をICコイン4の表面とする。
後カバー144は非透明の樹脂部材であって、ICコイン104内部を保護するためのカバー部材である。また、この後カバー144には、中心部を開口する電極窓154が配されている。なお、以下では、ICコイン104における後カバー144側の面をICコイン104の裏面とする。
また、コイン本体142における画像表示媒体145および陰極端子147が形成されている側の面は、前カバー141と対向配置されている。そして、前カバー141において、画像表示媒体(第一画像表示媒体、画像表示手段)145と対向する位置には透明カバー(透過性部材)151が形成され、陰極端子147と対向する位置には電極窓153が配されている。
さらに、コイン本体142における陽極端子146が形成されている側の面は、後カバー144と対向配置されている。また、後カバー144において、陽極端子146と対向する位置に電極窓154が配されている。
以上の構成において、図15(a)に示すように、前カバー141、コイン本体142、後カバー144を重ね合わせてICコイン104を形成すれば、ICコイン104の表面(前カバー141側)の中心部において、電極窓153を介して陰極端子(第一タイプの電極、電圧入力手段)147が外部に露出される。また、ICコイン104の裏面(後カバー144側の面)の中心部において、電極窓154を介して陽極端子(第二タイプの電極、電圧入力手段)146が外部に露出される。また、ICコイン104の表面において、透明カバー151を介して外部から画像表示媒体145を視認できるようになる。このようなICコイン104の画像表示媒体145に対し、有価価値情報に基づく画像を表示させると、図19に示すようになる。
また、以上示したICコイン104は片面画像表示(前カバー141側から画像を視認できる)の構成であったが、両面表示とすることも可能である。この両面表示のICコイン104aを、図16に基づいて説明する。なお、図16において、図15と同一の構成要素については同一の参照符を使用する。そして、以下の説明では、図15と異なる箇所を中心に説明する。
図16(b)に示すように、ICコイン104aは、互いに半径の等しい円盤状部材である前カバー141、コイン本体142a、後カバー144aが、この順序で重ねて形成される構成である。
コイン本体142aの前カバー141側の面は、図15におけるコイン本体142と同様の構成であるが、コイン本体142aの後カバー144側の面には、リング状の画像表示媒体145aと、この画像表示媒体145aの内周に位置するリング状のアンテナコイル148aと、アンテナコイル148aの内周かつコイン本体142aの中心部に位置する陽極端子146と、アンテナコイル上に実装されるRF−IDタグ150aと、が構成されている。
後カバー144aは、ICコイン104aの内部を保護するためのカバー部材であって、リング状の透明カバー151aと、透明カバー151aの内周かつ後カバー144aの中心部に開口されている電極窓154と、から構成されている。
また、コイン本体142aにおける画像表示媒体145aおよび陽極端子146が形成されている側の面は、後カバー144aと対向配置されている。そして、後カバー144aにおいて、画像表示媒体(第二画像表示媒体)145aと対向する位置には透明カバー(透過性部材)151aが形成され、陽極端子146と対向する位置には電極窓154が配されている。
以上の構成において、図16(a)に示すように、前カバー141、コイン本体142a、後カバー144aを重ね合わせてICコイン104aを形成すれば、ICコイン104aの表面(前カバー141側)の中心部において、電極窓153を介して陰極端子147が外部に露出される。また、ICコイン104aの裏面(後カバー144a側の面)の中心部において、電極窓154を介して陽極端子146が外部に露出される。
さらに、ICコイン104aによれば、表面(前カバー141側の面)において、透明カバー151を介して画像表示媒体145を視認でき、かつ、裏面(後カバー144a側の面)において、透明カバー151aを介して画像表示媒体145aを視認することが可能となる。
また、このような両面表示タイプのICコイン104aを用いれば、表面側から視認可能な画像表示媒体145に有価価値情報に基づく画像を表示し、裏面側から視認可能な画像表示媒体145aにその他の情報を表示することが可能になる。例えば、図20(a)に示すように、ICコイン104aにおける画像表示媒体145に金銭情報を表示する一方で、図20(b)に示すように、ICコイン104aにおける画像表示媒体145aに店舗名を表示させても構わない。
(記録媒体処理装置の構成)
つぎに、図15で示したICコイン104、または図16で示したICコイン104aに対して適用される記録媒体処理装置220について説明する。
図17(a)は、この記録媒体処理装置220の外観を示した斜視図であり、図17(b)は、この記録媒体処理装置220の内部構成を示した分解斜視図である。記録媒体処理装置220は、図17(a)に示すように、筐体161と筐体162とを重ね合わせて構成される。なお、図17(b)によれば、筐体162が2つ示されているが、これは、筐体162における一方の面と他方の面とを示したものであり、実際には筐体162は1つである。
図17(b)に示すように、筐体162における筐体161側の面には、通路64、投入センサ65、返却センサ66、電極端子167、ストッパ69が構成されている。なお、通路64、投入センサ65、返却センサ66、ストッパ69については実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。また、筐体161における筐体162側の面には、電極端子168が備えられている。
電極端子(電圧印加手段)167・168は、互いに対向配置されると共に、通路64上に形成されている電圧印加用の端子であって、ICコイン104が上記のHPに貯留する場合に、当該ICコイン104の表面または裏面の中心部に接続する位置に備えられている。つまり、電極端子167がICコイン104における陽極端子146と接触すれば、電極端子168がICコイン104における陰極端子147と接触し、電極端子167がICコイン104における陰極端子147と接触すれば、電極端子168がICコイン104における陽極端子146と接触する。
なお、電極端子167は、筐体162における筐体161と反対側の面に形成されている電源供給装置72aと接続されている。また、電極端子168は、筐体161に形成されている電源供給装置72bと接続されている。
ここで、上記の記録媒体処理装置220によれば、図示しないセンサによって、電極端子167と接触するICコイン104の電極端子の極性を検知し、電極端子168と接触するICコイン104の電極端子の極性を検知することとしている。そして、電源供給装置72aは、電極端子167と接触するICコイン104の電極端子の極性と同一の極性の電圧を出力する。また、電源供給装置72bは、電極端子168と接触するICコイン104の電極端子の極性と同一の極性の電圧を出力する。
これにより、ICコイン104の陽極端子146が電極端子167と接触する場合、電極端子167は陽極の電圧を陽極端子146に供給し、ICコイン104の陰極端子147が電極端子167と接触する場合、電極端子167は陰極の電圧を陰極端子147に供給できる。また、ICコイン104の陽極端子146が電極端子168と接触する場合、電極端子168は陽極の電圧を陽極端子146に供給し、ICコイン104の陰極端子147が電極端子168と接触する場合、電極端子168は陰極の電圧を陰極端子147に供給できる。
以上示した構成の記録媒体処理装置220において、HPにICコイン104を貯留した場合、図18に示すように、ICコイン104は、ストッパ69に支持されていると共に、表面および裏面の中心部が電極端子167・168に挟持される。
ここで、ICコイン104には表面の中心部および裏面の中心部のいずれにも電極が設けられていると共に、記録媒体処理装置220の電極端子167はICコイン104の一方の面の中心部に接触する位置に設けられ、電極端子168はICコイン104の他方の面の中心部に接触する位置に設けられている。したがって、HPに貯留したICコイン104の表面/裏面の方向に拘わらずICコイン104に対して電圧を供給することができる。
なお、以上示したICコイン104または104aにおいて、陽極端子146が形成されている位置に陰極端子を形成し、陰極端子147が形成されている位置に陽極端子を形成しても構わない。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施形態について図21ないし図27に基づいて説明すると以下の通りである。
本実施の形態では、ICコインの側面の一方の半周に陽極端子を形成すると共に、他方の半周に陰極端子を形成する構成について説明する。
(ICコインの構成)
ここで、本実施の形態におけるICコイン204の構成を具体的に説明する。図21(a)は、ICコイン204の斜視図であって、図21(b)は、ICコイン204の分解斜視図である。
図21(b)に示すように、ICコイン204は、互いに半径の等しい円盤状部材である前カバー241、コイン本体242、後カバー244が、この順序で重ねて形成される構成である。なお、同図においては、コイン本体242が2つ示されているが、これは、コイン本体242における一方の面と他方の面とを示したものであり、実際にはコイン本体242は1つである。
コイン本体242には、その一方の面において、コイン本体242よりも直径の小さな円盤状の画像表示媒体(画像表示手段)245が形成されている。また、コイン本体242には、その他方の面において、コイン本体242よりも直径の小さな円盤状のアンテナコイル(送受信手段)248と、アンテナコイル248上に実装されるRF−IDタグ(記録手段)250と、が形成されている。
また、コイン本体242の側面においては、一方の半周に陽極端子(第一タイプの電極、電圧入力手段)246が外部へ露出されるように形成され、他方の半周に陰極端子(第二タイプの電極、電圧入力手段)247が外部へ露出されるように形成されている。
なお、コイン本体242におけるアンテナコイル248の裏側に金属体を備えてもよい。この場合、図27に示すように、この金属体300とアンテナコイル248との間において、高透磁率シート301および導電性金属302を備えれば、金属体300を導入することによるアンテナコイル248の通信状態の劣化を抑制することが可能となる。
前カバー241は、ICコイン204の内部を保護するためのカバー部材であって、前カバー241よりも直径の小さな円盤状の透明カバー251が形成されている。なお、以下では、ICコイン204における前カバー241側の面をICコイン204の表面とする。
後カバー244は非透明の樹脂部材であって、ICコイン204内部を保護するためのカバー部材である。なお、以下では、ICコイン204における後カバー244側の面をICコイン204の裏面とする。
また、コイン本体242における画像表示媒体245が形成されている側の面は、前カバー241と対向配置されている。そして、前カバー241において、画像表示媒体(第一画像表示媒体、画像表示手段)245と対向する位置には透明カバー(透過性部材)251が形成されている。
以上の構成において、図21(a)に示すように、前カバー241、コイン本体242、後カバー244を重ね合わせてICコイン204を形成すれば、ICコイン204の側面において、一方の半周に陰極端子247が露出し、他方の半周に陽極端子246が露出する。また、ICコイン204の表面において、透明カバー251を介して外部から画像表示媒体245を視認できるようになる。このようなICコイン204の画像表示媒体245に対し、有価価値情報に基づく画像を表示させると、図25に示すようになる。
また、以上示したICコイン204は片面画像表示(前カバー241側から画像を視認できる)の構成であったが、両面表示とすることも可能である。この両面表示のICコイン204aを、図22に基づいて説明する。なお、図22において、図21と同様の構成要素については同一の参照符を使用する。そして、以下の説明では、図21と異なる箇所を中心に説明する。
図22(a)は、ICコイン204aの斜視図であって、図22(b)は、ICコイン204aの分解斜視図である。
図22(b)に示すように、ICコイン204aは、互いに半径の等しい円盤状部材である前カバー241、コイン本体242a、後カバー244aが、この順序で重ねて形成される構成である。
コイン本体242aにおける前カバー241側の面、および側面は、図21におけるコイン本体242と同様の構成である。しかし、コイン本体242aにおける後カバー244a側の面には、リング状のアンテナコイル248aと、このアンテナコイル248aの内周に位置する円盤状の画像表示媒体245aと、アンテナコイル248a上に実装されるRF−IDタグ250aと、が形成されている。
後カバー244aは、ICコイン204aの内部を保護するためのカバー部材であって、後カバー244aよりも直径の小さな透明カバー251aが形成されている。
また、コイン本体242aにおける画像表示媒体245aが形成されている側の面は、後カバー244aと対向配置されている。そして、後カバー244aにおいて、画像表示媒体(第二画像表示媒体、画像表示手段)245aと対向する位置には透明カバー(透過性部材)251aが形成されている。
以上の構成において、図22(a)に示すように、前カバー241、コイン本体242a、後カバー244aを重ね合わせてICコイン204aを形成すれば、ICコイン204aの側面において、一方の半周に陰極端子247が露出し、他方の半周に陽極端子246が露出する。また、ICコイン204aの表面において、透明カバー251を介して外部から画像表示媒体245を視認でき、かつ、ICコイン204aの裏面において、透明カバー251aを介して外部から画像表示媒体245aを視認できるようになる。
また、このような両面表示タイプのICコイン204aを用いれば、表面側から視認可能な画像表示媒体245に有価価値情報に基づく画像を表示し、裏面側から視認可能な画像表示媒体245aにその他の情報を表示することが可能になる。例えば、図26(a)に示すように、ICコイン204aにおける画像表示媒体245に金銭情報を表示する一方で、図26(b)に示すように、ICコイン204aにおける画像表示媒体245aに店舗名を表示させても構わない。また、図26(c)に示すように、ICコイン204aにおける画像表示媒体245aに店舗のイベントに関する情報を表示させても構わない。
(記録媒体処理装置の構成)
つぎに、図21で示したICコイン204、または図22で示したICコイン204aに対して適用される記録媒体処理装置320について説明する。
図23(a)は、この記録媒体処理装置320の外観を示した斜視図であり、図23(b)は、この記録媒体処理装置320の内部構成を示した分解斜視図である。記録媒体処理装置320は、図23(a)に示すように、筐体261と筐体262とを重ね合わせて構成される。
図23(b)に示すように、筐体262における筐体261側の面には、通路64、投入センサ65、返却センサ66、電極端子267・268、ストッパ69が構成されている。なお、通路64、投入センサ65、返却センサ66、ストッパ69については実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
電極端子(電圧印加手段)267・268は、互いに対向配置されると共に、通路64に形成されている電圧印加用の端子である。また、電極端子267・268は、ICコイン104がHPに貯留する場合に、ICコイン104の側面に接続する位置に形成されている。具体的には、ICコイン104がHPに位置する場合、電極端子267と268とは、ICコインの側面と接触しつつ、このICコイン104を挟んで対向するように配置されている。具体的に、電極端子267がICコイン104の側面に形成される陽極端子246と接触する場合、電極端子268はICコイン104の側面に形成される陰極端子247と接触する位置に設けられ、電極端子267がICコイン104の側面に形成される陰極端子247と接触する場合、電極端子268はICコイン104の側面に形成される陽極端子246と接触する位置に設けられている。
なお、電極端子267・268は、筐体262における筐体161と反対側の面に形成されている電源供給装置272と接続されている。
ここで、上記の記録媒体処理装置320によれば、図示しないセンサによって、電極端子267と接触するICコイン204の電極端子の極性を検知し、電極端子268と接触するICコイン204の電極端子の極性を検知している。そして、電源供給装置272は、この検知結果に応じて、内部回路を切り換えることにより、電極端子267に対して、電極端子267と接触するICコイン204の電極端子の極性と同一の極性の電圧を供給する。また、電源供給装置272は、この検知結果に応じて、内部回路を切り換えることにより、電極端子268に対して、電極端子268と接触するICコイン204の電極端子の極性と同一の極性の電圧を供給する。
これにより、ICコイン204の陽極端子246が電極端子267と接触する場合、電極端子267は陽極の電圧を陽極端子246に供給し、ICコイン104の陰極端子247が電極端子267と接触する場合、電極端子267は陰極の電圧を陰極端子247に供給できる。また、ICコイン204の陽極端子246が電極端子268と接触する場合、電極端子268は陽極の電圧を陽極端子246に供給し、ICコイン204の陰極端子247が電極端子268と接触する場合、電極端子268は陰極の電圧を陰極端子247に供給できる。
以上示した構成の記録媒体処理装置320において、HPにICコイン204を貯留した場合、図24に示すように、ICコイン204は、ストッパ69に支持されていると共に、その側面が、互いに対向配置される電極端子267・268に挟持される。
ここで、ICコイン204の側面には、一方の半周に陽極端子246が形成され、他方の半周に陰極端子247が形成されている。また、電極端子267・268は、HPに貯留されるICコイン204の直径を挟んで、ICコイン204の側面と接触している。したがって、HPに貯留したICコイン204の回転方向に拘わらず、陽極端子246は、電極端子267・268のいずれかと接触し、陰極端子247は、電極端子267・268のいずれかと接触することとなる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した各実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、遊技機などに用いられるコイン形状の記録媒体、およびこの記録媒体との間で情報の送受信を行う記録媒体処理装置に関するものであり、パチンコ台やスロット台などの遊技機、ゲームセンタ等におけるゲーム機に適用することができる。
本発明の一実施形態における片面表示タイプのICコインの分解斜視図である。 本発明の一実施形態における玉貸機およびパチンコ台の構成を示す正面概略図である。 本発明の一実施形態におけるICコインおよび記録媒体処理装置の斜視図である。 図3に示した記録媒体処理装置の分解斜視図である。 図3に示した記録媒体処理装置の内部構成を示した図であって、ICコインをHPで貯留している様子を示した斜視図である。 図5に示した記録媒体処理装置およびICコインの各構成要素を示した機能ブロック図である。 本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技サービスの全体処理を示したフローチャートである。 図7で示した有価価値情報の読み出し処理をさらに詳細に示したフローチャートである。 図7で示した玉貸時処理をさらに詳細に示したフローチャートである。 図7で示したICコイン返却処理をさらに詳細に示したフローチャートである。 図9で示した画像の書き込み処理をさらに詳細に示したフローチャートである。 図1で示したICコインに表示される画像を示した図である。 本発明の一実施形態における両面表示タイプのICコインの分解斜視図である。 図13で示したICコインに表示される画像を示した図であって、(a)は金銭情報を表示した場合の図であって、(b)は店舗名を示す画像を表示した場合の図であって、(c)は店舗のイベントに関する情報を表示した場合の図であって、(d)は、絵柄を表示した場合の図である。 本発明の他の実施形態に係る片面表示タイプのICコインを示した図であって、(a)は、このICコインの斜視図であり、(b)は、このICコインの分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る両面表示タイプのICコインを示した図であって、(a)は、このICコインの斜視図であり、(b)は、このICコインの分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る記録媒体処理装置を示した図であって、(a)はこの記録媒体処理装置の外観図、(b)はこの記録媒体処理装置の分解斜視図である。 図17に示した記録媒体処理装置であって、ICコインをHPに貯留した記録媒体処理装置の内部構成を示した斜視図である。 図15で示したICコインに表示される画像を示した図である。 図16で示したICコインに表示される画像を示した図であり、(a)は金銭情報を表示した場合の図であって、(b)は店舗名を示す画像を表示した場合の図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る片面表示タイプのICコインを示した図であって、(a)は、このICコインの斜視図であり、(b)は、このICコインの分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る両面表示タイプのICコインを示した図であって、(a)は、このICコインの斜視図であり、(b)は、このICコインの分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る記録媒体処理装置を示した図であって、(a)はこの記録媒体処理装置の外観図、(b)はこの記録媒体処理装置の分解斜視図である。 図23に示した記録媒体処理装置であって、ICコインをHPに貯留した記録媒体処理装置の内部構成を示した斜視図である。 図21で示したICコインに表示される画像を示した図である。 図22で示したICコインに表示される画像を示した図であり、(a)は金銭情報を表示した場合の図であって、(b)は店舗名を示す画像を表示した場合の図であって、(c)は店舗のイベントに関する情報を表示した場合の図である。 図21で示したICコインの構成要素であるコイン本体を示す断面図である。
符号の説明
4・4a ICコイン(コイン型記録媒体)
20 記録媒体処理装置
41 前カバー
42・42a コイン本体
44・44a 後カバー
45・45a 画像表示媒体(画像表示手段)
46a・46b 陰極端子(電圧入力手段、第一タイプの電極)
47 陽極端子(電圧入力手段、第二タイプの電極)
48・48a アンテナコイル(送受信手段)
50 RF−IDタグ(記録手段)
51・51a 透明カバー(透過性部材)
53/54 電極窓
67 陽極端子(電圧印加手段)
68 陰極端子(電圧印加手段)
69 通路(格納部)
70 送受信装置
71a・71b 画像書込装置(画像書き込み手段)
104・104a ICコイン(コイン型記録媒体)
141 前カバー
142・142a コイン本体
144・144a 後カバー
145・145a 画像表示媒体(画像表示手段)
146 陽極端子(電圧入力手段、第二タイプの電極)
147 陰極端子(電圧入力手段、第一タイプの電極)
148・148a アンテナコイル(送受信手段)
150・150a RF−IDタグ(記録手段)
151・151a 透明カバー(透過性部材)
153・154 電極窓
167・168 電極端子(電圧印加手段)
204・204a ICコイン(コイン型記録媒体)
220 記録媒体処理装置
241 前カバー
242・242a コイン本体
244・244a 後カバー
245・245a 画像表示媒体(画像表示手段)
246 陽極端子(電圧入力手段、第一タイプの電極)
247 陰極端子(電圧入力手段、第二タイプの電極)
248・248a アンテナコイル(送受信手段)
250・250a RF−IDタグ(記録手段)
251・251a 透明カバー(透過性部材)
267・268 電極端子(電圧印加手段)
320 記録媒体処理装置

Claims (11)

  1. 記録媒体処理装置との間で有価度を示す有価データを送受信する送受信手段と、上記有価データを記録する記録手段とを備えるコイン型記録媒体において、
    電圧の印加によって画像の書き込みまたは消去が可能になる画像表示手段と、
    上記コイン型記録媒体の外面に露出し、外部端子との接続により上記画像表示手段へ印加する電圧を入力する電圧入力手段と、
    を含み、
    上記電圧入力手段は、
    上記コイン型記録媒体の表面および裏面に露出し、第一タイプの電圧を入力する第一タイプの電極と、
    上記コイン型記録媒体の側面に露出し、第二タイプの電圧を入力する第二タイプの電極と、
    から構成されることを特徴とするコイン型記録媒体。
  2. 記録媒体処理装置との間で有価度を示す有価データを送受信する送受信手段と、上記有価データを記録する記録手段とを備えるコイン型記録媒体において、
    電圧の印加によって画像の書き込みまたは消去が可能になる画像表示手段と、
    上記コイン型記録媒体の外面に露出し、外部端子との接続により上記画像表示手段へ印加する電圧を入力する電圧入力手段と、
    を含み、
    上記電圧入力手段は、
    上記コイン型記録媒体の表面に露出し、第一タイプの電圧を入力する第一タイプの電極と、
    上記コイン型記録媒体の裏面に露出し、第二タイプの電圧を入力する第二タイプの電極と、
    から構成されることを特徴とするコイン型記録媒体。
  3. 記録媒体処理装置との間で有価度を示す有価データを送受信する送受信手段と、上記有価データを記録する記録手段とを備えるコイン型記録媒体において、
    電圧の印加によって画像の書き込みまたは消去が可能になる画像表示手段と、
    上記コイン型記録媒体の外面に露出し、外部端子との接続により上記画像表示手段へ印加する電圧を入力する電圧入力手段と、
    を含み、
    上記電圧入力手段は、
    上記コイン型記録媒体の側面における一方の半周に露出し、第一タイプの電圧を入力する第一タイプの電極と、
    上記コイン型記録媒体の側面における他方の半周に露出し、第二タイプの電圧を入力する第二タイプの電極と、
    から構成されることを特徴とするコイン型記録媒体。
  4. 上記画像表示手段に表示される画像は、上記記録媒体処理装置に備えられている画像書き込み手段によって書き込み、消去されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のコイン型記録媒体。
  5. 上記画像表示手段は、上記コイン型記録媒体の内部に備えられる第一画像表示媒体であり、
    上記コイン型記録媒体の表面または裏面における上記第一画像表示媒体と対向する部分は、透過性部材から構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコイン型記録媒体。
  6. 上記画像表示手段は、上記コイン型記録媒体の内部に備えられる第一画像表示媒体と第二画像表示媒体とから構成され、
    上記第一画像表示媒体は、上記コイン型記録媒体の表面に形成されている透過性部材と対向配置し、
    上記第二画像表示媒体は、上記コイン型記録媒体の裏面に形成されている透過性部材と対向配置することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコイン型記録媒体。
  7. 上記第一タイプの電極および第二タイプの電極は、ステンレス合金から構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコイン型記録媒体。
  8. 上記透過性部材は、PETから構成されることを特徴とする請求項5または6に記載のコイン型記録媒体。
  9. 上記画像書き込み手段は、上記コイン型記録媒体に送信する有価データに基づいて、上記画像表示手段に画像を書き込むことを特徴とする請求項4に記載のコイン型記録媒体。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のコイン型記録媒体を所定位置に格納する格納部と、
    上記画像表示手段へ画像を書き込む画像書き込み手段と、
    上記所定位置に格納されたコイン型記録媒体の電圧入力手段と接続することにより、該電圧入力手段へ電圧を印加する電圧印加手段と、
    を含むことを特徴とする記録媒体処理装置。
  11. 上記画像書き込み手段は、
    上記所定位置に格納されたコイン型記録媒体の表面に対向する位置、および該コイン型記録媒体の裏面に対向する位置に備えられていることを特徴とする請求項10に記載の記録媒体処理装置。
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