JP4488285B2 - 顕微鏡用電動ステージ監視システム、該監視装置、及び該監視方法 - Google Patents

顕微鏡用電動ステージ監視システム、該監視装置、及び該監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学顕微鏡に設けられ電動で観察対象物を2次元移動させるための顕微鏡用電動ステージに関する。
顕微鏡は医学、生物学の分野、および工業系分野などの広い分野において、その用途に応じた様々な形式で用いられている。特に半導体製造をはじめとする工業系分野では、作業の省力化のため、あるいは、正確性の向上のため、顕微鏡を含む装置の自動化が早期から進み、顕微鏡の各動作部、駆動部も電動化が進んできた。
こうして、当初、高価であった電動化された顕微鏡も、その需要増大に伴い廉価なものや、低価格のものが多くを占めるようになってきた。
一方、医学、生物学の分野においても、電動化された顕微鏡の低価格化に相まって、需要が増している。そして、より使いやすく、より安全で、より確実な、電動化された顛微鏡が望まれてきた。
顕微鏡用電動ステージは、電動化された顕微鏡の主要な構成要素のひとつである。たとえば、特許文献1には、被検体を固定する移動可能なステージと、任意の位置に移動されたステージ上の前記被検体を撮像し、撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像信号に対応する前記ステージの絶対位置を表す絶対座標を取得する取得手段と、前記絶対座標を記憶する記憶手段と、前記被検体を前記ステージに再固定する場合、前記記憶手段の記憶備に基づいて前記ステージを移動させる移動制御手段とを具備する撮像装置及び顕微鏡画像伝送システムが記載されている。
上記撮像装置及び顕微鏡画像伝送システムによれば、まず、任意の位置に移動されたステージ上の被検体を撮像手段によって撮像して撮像信号を出力する。次に、この撮像信号に対応する前記ステージの絶対位置を表す絶対座標を取得して記憶手段に記憶しておく。そして、前記被検体を前記ステージに再固定する場合は、前記記憶手段の記憶値に基づいて前記ステージを移動させるようにする。これにより、同一標本の観察を再度行う場合のステージ位置を正確に指定することができるようになった撮像装置及び顕微鏡画像伝送システムが実現されている。
また、特許文献2では、正逆回転可能なサーボモーターの回転軸に取り付けたプーリーに、ワイヤーを巻き付けて、該ワイヤーの両端をそれぞれ天板テーブルの下部両端に固定されている2つの側板に、それぞれスプリングを介し張力をかけて固定しておき、該2つの側板は2本の軸棒で連結し、底板に固定されたサーボモーター固定用軸棒受け台と、天板テーブルの位置検知センサー固定用軸棒受け台とに、それそれ該2本の軸棒が自由にスライドできるように貫通された形で左右に移動できるようにしておき、該サーボモーター固定用軸棒受け台には前記正逆回転可能なサーボモーターが内蔵固定され、該天板テーブルの位置検知センサー固定用軸棒受け台には前記天板テーブルの移動位置を検知するための位置検知センサーが固定されており、該位置検知センサーの位置指標ノブは前記天板テーブルに連結されていて、別途外部に設けた位置設定用ポテンショメーターと、前記位置検知センサーの位置信号を受けて移動量に換算表示する移動量換算表示器と、前記正逆回転可能なサーボモーターを制御するサーボ制御装置とを、前記天板テーブルの前記位置検知センサーとの組み合わせによって、前記天板テーブルを前記位置設定用ポテンショメーターの操作によって自由に左右に移動できるようにした電動式の天板テーブル移動装置を、X方向(左右方向)とY方向(前後方向)に移動するように直交方向に2段に重ねて配し構成したことを特徴とする電動式XYテーブルが記載されている。
上記電動式XYテーブルによれば、ワイヤーとスプリングの巻き取り引っ張りによって移動する天板テーブルを、正逆回転可能なサーボモーターの位置制御により遠隔操作し、天板テーブルの位置換知センサーによって細かい移動量も連続的に表示することができ、構造が簡単で安価で、かつバックラッシュのない耐久性の良い電動式XYテーブルが実現されている。
特開平9−120031号公報 特開2000−231061号公報
しかしながら、特許文献1では、電動ステージは現在位置のX−Y方向の絶対座標を取得するための取得手段を有していて、パソコンから「X−Y座標を取得せよ」というコマンドをインターフェースを介して送ると、電動ステージは現在のX座標及びY座標を取得してインターフェースを介してそのパソコンへ返す。
ここで、電動ステージの絶対座標とは、電動ステージの機械的原点を座標原点としたときのX−Y座標を指すものとしている。この特許文献1では詳述されていないが、このような現在位置のX−Y方向の絶対座標を取得するための取得手段は、該座標原点からの機械的な変位量、速度等を電気量として検出するリニアエンコーダをステージのXY方向にそれぞれ取り付ける構成が必要である。すなわち、高価なリニアエンコーダを2本使用しなければならないため、電動ステージ、ひいては、顕微鏡装置を高価なものとしてしまうという問題がある。
また、ステージのX方向及びY方向にはリニアエンコーダ及びリニアエンコーダのパターンを読み取る検出ヘッドがそれぞれ取り付けられるため、観察作業を行う場合、ステージ周りの使い勝手が悪くなるという問題がある。
また、特許文献2では、サーボモーター、位置検知センサー、位置設定用ポテンショメータを用いてアナログサーボ制御を行っているため、非常に高価な構成となってしまう。一方、パーソナルコンピュータ等のHostを使用した、顕微鏡用電動ステージを含む顕微鏡システムでは、該ステージが予期せぬ変位を受けた場合、たとえば、手による操作を受けてステージのX、あるいは、Y座標がズレてしまった場合など、Hostの管理するステージ座標と実際のステージ座標がズレてしまい、このままシステムとして稼動することは危険であり、避けなければならない。
上記の課題に鑑み、本発明では、外部からの作用により顕微鏡用電動ステージが移動したか否かを検知し、この移動を検知した場合、ホストにその旨を通知する顕微鏡用電動ステージ監視システム、この監視装置、及びこの監視方法を提供する。また、さらに、この移動量が予め決められた移動量以下の場合には自動で顕微鏡用電動ステージを補正する顕微鏡用電動ステージ監視システム、この監視装置、及びこの監視方法を提供する。
本発明に係る、標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージを監視する顕微鏡用電動ステージ監視システムは、前記ステージを前記顕微鏡の光軸に対して垂直方向に移動させるステージ移動手段と、前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する移動指示取得手段と、前記移動指示取得手段により取得した前記移動情報に基づいて、前記ステージ移動手段の動作を制御するステージ移動制御手段と、前記ステージ移動制御手段とは異なる外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、前記移動量取得手段により取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は外部装置へエラー通知を行ない、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記取得した移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、電動ステージのずれが、許容量の範囲内であれば、そのずれを補正して、指示通り電動ステージを移動させることができる。
また、本発明に係る、標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージを監視する顕微鏡用電動ステージ監視システムは、前記ステージを前記顕微鏡の光軸に対して垂直方向に移動させるステージ移動手段と、前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する移動指示取得手段と、前記移動指示取得手段により取得した前記移動情報に基づいて、前記ステージ移動手段の動作を制御するステージ移動制御手段と、前記ステージ移動制御手段とは異なる外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、前記移動指示取得手段により取得した移動情報に基づいて前記ステージを移動させる際に、前記移動量取得手段により取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は前記ステージの移動は行わず、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、電動ステージのずれが、許容量の範囲内であれば、そのずれを補正して、指示通り電動ステージを移動させることができる。
また、本発明に係る、標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視装置は、前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する取得手段と、前記制御によらない外部からの作用により前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、前記移動量取得手段により取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は、外部装置へエラー通知を行ない、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記取得した移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、電動ステージのずれが、許容量の範囲内であれば、そのずれを補正して、指示通り電動ステージを移動させることができる。
また、本発明に係る、標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視装置は、前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する取得手段と、前記制御によらない外部からの作用により前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、前記取得した前記移動情報に基づいて前記ステージを移動させる際に、前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は前記ステージの移動は行わず、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、電動ステージのずれが、許容量の範囲内であれば、そのずれを補正して、指示通り電動ステージを移動させることができる。
また、本発明に係る、標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視方法は、前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得し、前記制御によらない外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得し、前記取得した第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は外部装置へエラー通知を行ない、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記取得した移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させることを特徴とする。
このように構成することによって、電動ステージのずれが、許容量の範囲内であれば、そのずれを補正して、指示通り電動ステージを移動させることができる。
また、本発明に係る、標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視方法は、前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得し、前記制御によらない外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得し、前記移動情報を取得した場合に、前記取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は前記ステージの移動は行わず、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させることを特徴とする。
このように構成することによって、電動ステージのずれが、許容量の範囲内であれば、そのずれを補正して、指示通り電動ステージを移動させることができる。
本発明を用いることにより、外部からの作用により顕微鏡用電動ステージの位置がずれてもホストでそれを認識することができる。また、所定の移動量の範囲内であれば、顕微鏡用電動ステージが自動でその位置を補正することができる。さらに、低コストで提供することができる。
<第1の実施形態>
本実施形態では、ステージに手が触れてステージがずれてしまった等の外部からの作用により電動ステージがずれてしまった場合にホスト等の外部装置へその旨を通知する。これにより、システム内部で管理しているステージの座標と実際の座標がずれていることが外部装置側で認識することができる。それでは、以下に本実施形態について詳述する。
図1は、本実施形態における顕微鏡用電動ステージを使用した顕微鏡システムの全体構成を示す。顕微鏡1は、電動ステージ5を備えており、後述する制御部32に接続され、制御部32は外部通信手段を介してパーソナルコンピューターなどの機器70(以下、Hostという)から制御を受ける。また、制御部32は、操作部56と接続されている。
図2は、本実施形態における顕微鏡と顕微鏡用電動ステージとの関係を示す。同図において、顕微鏡1の光軸OP上には、電動ステージ5に載置された観察対象である標本2を挟む位置に、標本2を拡大観察するための対物レンズ3と、標本2に十分な光を照射するためのコンデンサ4とが所定の位置に調整可能に配設されている。顕微鏡1に求められる光学性能を十分に発揮するためには、一般に標本2、対物レンズ3およびコンデンサ4は、数[mm]の空間内に配置されているため、顕微鏡用の電動ステージ5に許容される厚みは10数[mm]程度となる。
図3は、本実施形態における顕微鏡用電動ステージの斜視図である。同図において、電動ステージ5は、顕微鏡1に取り付けるための固定部材10に対して一方向に移動可能な可動部材11上に標本2を載せ、直交するもう一方には、標本2を挟んだ状態で可動部材11上を滑らせるクレンメル12にて顕微1の光軸OPに対して標本2の2次元走査を行っている。
次に、固定部材10と可動部材11との間のガイド(Y方向)について説明する。電動ステージ5は、通常直交する2方向への移動が可能であるが、構成作用は同様のため、もう一方のガイド(X方向)の説明は省略する。固定部材10にはV字形状のガイド溝10a,10bが形成されている。
可動部材11には保持部材13が螺着され、固定部材10のガイド溝10a,10bと平行なV字形状のガイド溝11a、13aが形成されている。対峙する各ガイド溝には、ボール14が挿入され、固定部材10を可動部材11と保持部材13とで挟持した状態にて、保持部材13は可動部材11に螺着されている。そのため、可動部材11はガタ付くことなく、またボール14にて点接触で保持されているため摺動抵抗が小さく、一方向への移動が可能となっている。
動力伝達手段には、細い金属材料の素線を撚って作られたワイヤロープ15を用いる。ワイヤロープ15の両端は輪形状になっており、可動部材11に突設された2本の支持ピン16間に張架されている。一方の支持ピン16は、ワイヤロープ15の張られた方向に移動可能である。また、固定部材10上には、減速機17Aが配設され、その減速機出力軸21上に装着されたプーリ18は、2本の支持ピン16を結ぶ直線に接する位置に配置され、かつワイヤロープ15はプーリ18に1回転巻き付けられている。
移動可能な支持ピン16を移動させて、ワイヤロープ15の張力を高めることにより、プーリ18とワイヤロープ15の摩擦力を高めることが可能となり、過負荷が加わらない限りワイヤロープ15とプーリ18との間で滑りが生じることはない。また、プーリ18はワイヤロープ15に接する位置に配置しているため、可動部材11の移動に伴い、ワイヤロープ15の全長が変動することはない。これらの2つの作用により、プーリ18の回転をワイヤロープ15に正確に伝達することが可能であり、プーリ18の回転量を正確に可動部材11の直線移動量に変換することができる。
駆動手段としては、Yステッピングモータ20を用いる。Yステッピングモータ20は、外部からのパルス信号を受け、ステータ捲線に生じる電磁力でロータを吸引し、パルス信号に比例した角度だけ出力軸が回転するモータである。Yステッピングモータ20は、出力軸1回転が200分割されたモータで、外部より1パルス信号を発するとモータ出力軸は1.8°回転する。
固定部材10に配設されたYステッピングモータ20の出力軸に直接ワイヤロープ駆動用のプーリを装着した場合、2.5[μm]の分解能を得るためには、プーリの直径は0.15[mm]となり現実的ではない。そのため分解能を高めるための平歯車による減速機17Aを固定部材10上に配設している。減速機17Aは、歯数の異なる平歯車を同軸上にて一体に構成し、歯数の異なる歯車同士を噛み合わせた歯車列により減速する。1組の歯車の歯数が1:4であり、減速機出力軸21の歯車61とステッピングモータ20の出力軸のモータ歯車43とを合わせて3組の歯車列とすることにより、1/64の減速比を得ている。
上記構成により、ステッピングモータ20の1ステップでの可動部材11の移動量は、ワイヤロープ15が巻き付けられる減速機出力軸21のプーリ18の直径を10[mm]とすると、Yステッピングモータ20の分割数が200なので、
10[mm]×π/(200×64)= 2.5[μm]
の分解能をもつことになり、微小な送りが可能となる。
図4は、本実施形態における減速機17Aのバックラッシュ除去手段を示す。同図におきて、減速機17Aの平歯車としての減速歯車61の上面の減速機出力軸21上には、減速歯車61とモジュールおよび歯数が等しい付勢歯車60が回動可能に取り付けられている。付勢歯車60に設けられた長穴60Bより突出した減速歯車61のピン61Aと付勢歯車60のピン60Aには、弾発力を有する付勢手段としての引張りバネ62が張架されている。
出力側にある減速歯車61と引張りバネ62より付勢された付勢歯車60とは、駆動側にある回転軸上に配置された同一モジュールの平歯車としての噛合い歯車63の歯を減速歯車61と付勢歯車60との双方の歯によって挟み込むように噛合している。図3では、減速機17Aを構成する歯車列上の他の2ヶ所の回転軸上においても、同一の構成になっている。
上記構成により、付勢歯車60は噛合い歯車63に対して常に一方向(CW(Clock Wise)方向:モータの出力軸から見て時計方向)の回転力で押し付けられている。そのため、歯車を円滑に回転させるためのガタであるバックラッシュを除去し、ロストモーションの少ない減速機構が実現可能となる。
図5は、本実施形態における変位検出手段を示す。同図において、回転センサ50は、8箇所の切欠をもつセンサ板50Aとフォトインタラプタ50Bから構成されている。図3において不図示であるが、センサ板50Aの回転軸Jは、ステッピングモータ20の出力軸に同軸で固定され、フォトインタラプタ50Bは、固定部材10に固定されている。
ステッピングモータ20の出力軸の回転と同軸でセンサ板50Aは回転し、ステッピングモータ20の出力軸の1回転につきフォトインタラプタ50Bの信号は、onとoffを交互に繰り返す。onとoff、および、offからonの信号変化はステッピングモータ20の出力軸の1回転で16回発生する。
変位検出手段としての回転センサ50は、
(10[mm]×π/64)/16 = 31[μm]
の分解能をもつことになり、微小な変位の検出が可能である。フォトインタラプタ50Bの信号は、後述する制御部32へ出力される。
図6は、本実施形態におけるステージの位置管理をする制御手段の斜視図である。同図において、固定部材10には、フォトインタラプタ型の原点センサ30が配設されている。また、可動部材11には、原点サンサ30を遮光する遮光板31が配設されている。原点センサ30と遮光板31とにより原点検出手段を構成している。可動部材11を駆動する際は、可動部材11を決まった一方向に移動し、遮光板31にて原点センサ30を遮光する。
すなわち、固定部材10に対する可動部材11の原点位置を予め合わせた後、制御手段としての制御部32より出力されたパルス信号にて可動部材11を駆動する。このように、制御手段としての制御部32で、ステッピングモータ20への出力パルス数を管理することにより、可動部材11の位置管理が可能となる。
図7は、本実施形態における制御部32の構成を示す。制御部32は、CPU(Central Processing Unit)32−1とROM(Read Only Memory)32−2とRAM(Random Access Memory)32−3、不揮発メモリ32−4からなり、各々CPUバスを介して接続されている。
ROM32−2に制御内容を記述したプログラムが記憶され、RAM32−3には、制御演算などのデータが格納される。不揮発メモリ32−4は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、NVRAM(Non Volatile RAM)あるいは、フラッシュメモリ等であり、プログラムの実行により必要な情報の記憶、読み出しが行われる。
また、制御部32には、マンマシンインターフェースとしての操作部56が接続されている。この操作部56は、表示部56−1と操作入力部56−2からなり、各々CPU32−1と接続されている。CPU32−1は、操作部56からの操作入力を受けると、この操作入力に応じて各部位を制御する。また、表示部56−1は、CPU32−1から指示に従い各部位の動作状況や位置情報等を表示するものである。
制御部32には、外部通信手段としてRS−232Cや、USBあるいは、イーサネット(登録商標)等の外部通信部(以下、I/F(インターフェース)と略する)が設けられており、Host70から、CPU32−1が、このI/Fを介してコマンドを送受することにより、操作部56からの操作と同等の駆動部制御を行うとともに、外部との情報交換を行う。
次に本実施形態の顕微鏡用電動ステージの動作制御について説明する。
図8は、本実施形態における顕微鏡用電動ステージの動作制御のフローを示す。なお、後述するS1−1〜S1−4の処理を初期化処理、S1−5〜S1−11の処理を通常処理という。また、本フローは、ホスト70からのコマンドによって、または、操作部56の操作による制御部32の制御外の動作によって移動した場合、すなわち、手が電動ステージ5に接触した等の外部からの作用によって電動ステージ5が移動した場合について示したものである。
まず、電源が投入されると、制御部32は操作入力部56−2に設けられた不図示の原点検出ボタン(以下、ORGボタンという)を監視する(S1−1)。不図示のORGボタンが操作されると(S1−1で「Yes」へ進む)、制御部32がORGボタン操作を検出し、原点検知動作を開始する(S1−2)。ここで、このS1−2の原点検出処理について、図9を用いて詳述する。
図9は、本実施形態における原点検出動作の処理フローを示す。同図において、制御部32は、原点センサ30の信号を読み込む。原点センサ30の信号は遮光版31が遮光している位置、つまり、可動部材11が原点に位置している場合をon、遮光版31が遮光していない位置、つまり、可動部材11が原点に位置していない場合をoffとする。
制御部32は、原点センサ30の信号がoffであると、SG2へ進む(SG1で「No」へ進む)。−方、制御部32は、原点センサ30の信号がonであると(SG1で「Yes」へ進む)、ステッピングモータ20を+方向へ所定パルス量(例えば、20パルス)にて駆動し、可動部材11を50[μm](=2.5[μm/p]×20[p])を+方向へ移動する(SG5)。
制御部32は、20パルス出力終了後再び原点センサ30の信号を読み込み、この信号がonであれば、SG5へ戻り、再度所定量を出力する(SG6)。このようにして、原点センサ30の信号がoffとなるまで可動部材11を+方向へ50[μm]ずつ移動し、原点センサ30の信号がoffとなると、SG2へ進む。
次に、制御部32はステッピングモータ20を−方向へ所定パルス量(−パルス)にて駆動開始し、可動部材11の−方向への移動を開始する(SG2)。可動部材11の移動ストロークを70[mm]とすれば、制御部32は、−28000パルス(=−70000[μm]/2.5[μm/p])程度の出力を開始する。これにより、可動部材11は−方向への移動を開始し、遮光版31は原点センサ30へ近づいていく。
制御部32は、−方向へ所定パルス量(−パルス)の出力を開始した後、原点センサ30の信号を読み込む。原点センサ30の信号がonであれば、SG4へ進む。一方、原点センサ30の信号がoffであれば、再び、原点センサ30の信号を読み込み、この信号がoffの間、これを繰り返す(SG3)。
原点センサ30の信号がonであると(SG3で「Yes」へ進む)、制御部32は直ちにステッピングモータ20へのパルス出力を中断して、可動部材11を停止させる(SG4)。このようにして、原点センサ30を遮光版31が遮光し、原点センサ30の信号がonとなる位置に可動部材11は位置づけられ、原点検出動作S1−2が終了する。
それでは、図8に戻ろう。原点検出動作S1−2終了の後に制御部32は、座標を示す変数:POSに0を代入して、座標をリセットする(S1−3)。次に制御部32は、回転センサ50のフォトインタラプタ50Bの信号を読み込み、この信号に応じて「0」、または、「1」を回転センサ50の状態を示す変数:「prev」と「now」に代入する(S1−4)。なお、「prev」は前回の回転センサ50の状態を示す変数であり、「now」は今回の回転センサ50の状態を示す変数である。
フォトインタラプタ50Bがセンサ板50Aで遮光されていると「1」を、遮光されていないと「0」をprevとnowに代入する。ここで、初期状態をprev:1、now:1とする。つまり、回転センサ50のフォトインタラプタ50Bがセンサ板50Aで遮光されているとする。このようにして、S1−1〜S1−4の初期化処理が終了する。
さて、初期化処理(S1−1〜S1−4)が終了すると、以降は通常処理となり、制御部32は、回転センサ50のフォトインタラプタ50Bの信号を読み込み、この信号に応じて「0」、または、「1」を回転センサ50の状態を示す変数:nowに代入する(S1−5)。
電動ステージ5が手による操作を受けると、可動部材11の直線移動変位とともにワイヤーロープ15が変位する。ワイヤーロープ15の変位はプーリ18を回転させ減速機17Aを経て、ステッピングモータ20のモータ軸を回転させ、このモータ軸に同軸で固定されたセンサ板50Aが回転してフォトインタラプタ50Bを遮光位置から、透光(遮光されていない)位置へ変え、制御部32は、フォトインタラプタ50Bの信号に応じて、変数:nowに0を代入する。
続いて制御部32は、回転センサ50の状態を示す変数:prevとnowを比較する(S1−6)。
今、電動ステージ5が手による操作を受けたので、「prev:1(遮光)」、「now:0(透光)」であり、prevとnowの値は等しくないので(S1−6で「Yes」へ進む)、回転センサ50の変化を検出してS1−8へ至る。
つぎなる回転センサ50の変化検出に備えて、回転センサ50の状態を示す変数:prevにnowを代入する(S1−8)。制御部32は、可動部材11の予期せぬ変位を検出した旨をエラー通知としてHostヘコマンドを送信して、S1−7へ進む(S1−9)。一方、電動ステージ5がなんら操作を受けない場合、prevとnowの値は等しいので(S1−6で「No」へ進む)、S1−7へ進む。
次に、CPU32−1は、Hostからの受信コマンドを調べ(S1−7)、コマンドを受信していれば(S1−7で「Yes」へ進む)、このコマンドに応じた処理を行う(S1−10)。それから、コマンドに応じた処理(S1−10)による回転センサ50の変化検出(S1−6)への影響を除くために回転センサ50の信号を読み込み、この信号に応じて0、または、1を回転センサ50の状態を示す変数:prevとnowに代入し、S1−5へ戻る。
一方、S1−7でHostからの受信コマンドがなければ、S1−5へ戻る(S1−7で「No」へ進む)。このようにして、S1−5〜S1−11の通常処理は繰り返される。
以上より、簡単な構成で、電動ステージヘの手などの操作による予期せぬ変位を検出し、これをHostへ通知するので、顕微鏡用電動ステージを含む顕微鏡システムにおいて、Hostの管理するステージ座標と実際のステージ座標のズレによる不具合を回避することができる安価で安全な顕微鏡用電動ステージを実現することが可能である。
<第2の実施形態>
本実施形態では、ステージに手が触れてステージがずれてしまった等の外部からの作用により電動ステージがずれてしまった状態でホスト等の外部装置からステージの移動に関するコマンドを受信した場合、そのずれが許容量内であれば補正して、コマンドで指定された移動先に移動する。これにより、許容量の範囲内であれば、外部装置側は、そのずれを考慮せずにステージを移動させるためのコマンドを発することができる。それでは、以下に本実施形態を詳述する。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態と比較して、変位検出手段と制御手段のみが異なり、他の部分は第1の実施形態と同様のため、異なる部分のみを説明し、同様の部分の図と説明を省略する。本実施形態では、変位検出手段として、第1の実施形態の回転センサ50に換え、図11のロータリエンコーダー51を用いている。
図10は、本実施形態におけるロータリエンコーダー51を示す。同図において、ロータリエンコーダー51は、円板51Aと、この円板51Aが一周すると矩形波相信号を1000パルス出力する信号発生部51Bからなる。この矩形波相信号はA相とB相の2種類があり相対的に90°の位相ズレを生じさせてある。
図3において不図示であるが、ロータリエンコーダー51の回転軸Kは、ステッピングモータ20の出力軸に同軸で固定され、信号発生部51Bは、固定部材10に固定されている。ステッピングモータ20の出力軸の回転と同軸で円板51Aは回転し、ステッピングモータ20の出力軸の1回転につき信号発生部51Bは、相対的に90°の位相ズレを持つA相矩形波とB相矩形波を発生する。信号発生部51Bの信号は、制御部32へ出力される。
変位検出手段としてのロータリエンコーダー51は、
(10[mm]×π/64)/1000 = 0.5[μm]
の分解能をもつことになり、微小な変位の検出が可能である。
図11は、本実施形態における制御手段の構成を示す。同図において、制御部32は、CPU32−1とROM32−2とRAM32−3と不揮発メモリ32−4およびカウンタ32−5からなり、各々CPUバスを介して接続されている。ROM32−2に制御内容を記述したプログラムが記憶され、RAM32−3には、制御演算などのデータが格納される。
不揮発メモリ32−4は、EEPROM、NVRAM、あるいは、フラッシュメモリ等であり、プログラムの実行により必要な情報の記憶、読み出しが行われる。カウンタ32−5は、たとえば16bitのアップダウンカウンタであり、ロータリエンコーダー51の発生するA相矩形波信号とB相矩形波信号を入力していて、CPU32−1の制御動作とは非同期に、円板51Aの回転方向に従いアップカウントあるいはダウンカウントする。
CPU32−1はカウンタ32−5のカウントをCPUバスを介して、いつでも読み出すことが可能であり、また、カウンタ32−5のカウントヘ任意の値を書き込むことができる。
また、制御部32には、マンマシンインターフェースとしての操作部56が接続されている。操作部56は、表示部56−1と操作入力部56−2からなり、各々CPU32−1と接続されている。CPU32−1は、操作部56からの操作入力を受けると、この繰作入力に応じて各部位を制御する。また、表示部56−1は、CPU32−1から指示に従い各部位の動作状況や位置情報等を表示するものである。
制御部32には、RS−232cや、USBあるいは、イーサネット(登録商標)等の外部通信部が設けられており、PC等の外部機器70(以下、Hostという)から、CPU32−1が、このI/Fを介してコマンドを送受することにより、操作部56からの操作と同等の駆動部制御を行うとともに、外部との情報交換を行う。
図12は、本実施形態における制御部32の有するコマンドセットを示す。コマンド名「MOVABS ax,ay」(名称:絶対座標移動)は、axおよびayで指定される座標へステージを移動するためのコマンドである。コマンド名「MOVREL rx,ry」(名称:相対座標移動)は、rxおよびryの符号で指定される方向へ絶対値rxパルスおよび絶対値ryパルス分ステージを移動するためのコマンドである。
コマンド名「ORG」(名称:原点検出)は、原点センサで規定される原点へステージを移動し、座標をリセットするためのコマンドである。コマンド名「ERR e」(名称:エラー通知)は、エラーコードeを付加してHostへ通知するためのコマンドである。
次に、本実施形態における顕微鏡用電動ステージの動作制御について説明する。
図13は、本実施形態における顕微鏡用電動ステージの動作制御のフローを示す。なお、後述するS2−1〜S2−4の処理を初期化処理、S2−5〜S2−6の処理を通常処理という。また、本フローは、ホスト70からのコマンドによって、または、操作部56の操作による制御部32の制御外の動作によって移動した場合、すなわち、手が電動ステージ5に接触した等の外部からの作用によって電動ステージ5が移動した場合について示したものである。
まず、電源が投入されると、制御部32は操作入力部56−2に設けられた不図示の原点検出ボタン(以下、ORGボタンという)を監視する(S2−1)。不図示のORGボタンが操作されると(S2−1で「Yes」へ進む)、制御部32がORGボタン操作を検出し、原点検出動作を開始する(S2−2)。ここで、このS2−2の原点検出処理は、図9のフローと同様である。
原点検出動作S2−2の終了後に、制御部32は、座標を示す変数:POSに0を代入して、座標をリセットする(S2−3)。ついで、制御部32は、カウンタ32−5に0を書き込み、カウンタ32−5をクリアする(S2−4)。このようにして、S2−1〜S2−4の初期化処理が終了する。
さて、初期化処理(S2−1〜S2−4)が終了すると、以降は通常処理となり、制御部32は、Hostからの受信コマンドを調べる(S2−5)。このとき、コマンドを受信していれば(S2−5で「Yes」へ進む)、このコマンドに応じた処理を行う(S2−6)。一方、Hostからの受信コマンドがなければ(S2−5で「No」へ進む)、再びS2−5へ戻る。このようにして、S2−5〜S2−6の通常処理は繰り返される。
図14は、本実施形態における受信したコマンドを判定する処理のフローである。同図は、図2−6の詳細なフローである。同図において、CPU32−1は、Hostから絶対座標移動コマンドを受信すると(SC1で「Yes」へ進む)、処理A1へ進む。また、CPU32−1は、Hostから相対座標移動コマンドを受信すると(SC2で「Yes」へ進む)、処理A2へ進む。また、CPU32−1は、Hostから原点検出コマンドを受信すると(SC3で「Yes」へ進む)、処理A3へ進む。
図15は、本実施形態における絶対座標移動コマンドを受信した場合に対応する処理(処理A1)のフローを示す。まず、制御部32は、カウンタ32−5からカウントを読み出し、カウントを示す変数:Cに代入する(SC1−1)。このカウントを示す変数:Cは、符号付整数であり、その符号が正であれば図6の+方向を示し、負であれば−方向を示す。
次に、変位量Δを求める(SC1−2)。変位量Δは、カウントを示す変数:Cの絶対値である。次に、制御部32は、不揮発メモリ32−4に予め格納してある変位許容量を読み込み、変位量Δが変位許容量を超えているか否か判定する(SC1−3)。変位量Δが変位許容量を超えている場合(SC1−3で「Yes」へ進む)、Hostへエラー通知を送信して(SC1−11)、図14の(E)進み、処理が終了する。この場合、ステージの移動は行われない。
−方、変位量Δが変位許容量以下の場合(SC1−3で「No」へ進む)、制御部32は移動量y0を計算する(SC1−4)。移動量y0は、絶対座標移動コマンドで指定されたパラメータayを代入した行き先座標を示す変数:abs_posから、現在の座標を示す変数:posを引いた値である。なお、このときの変数posには、外部からの作用により移動される前のステージの座標が格納されている。
次にカウントを示す変数:Cを用いて補正した移動量(以下、補正移動量)yを求める(SC1−5)。この補正移動量yは、移動量y0から符号を含んだカウントを示す変数:Cの1/5倍を差し引いた値となる。ここで、Cを1/5倍するのは、ステッピングモータ20の分解能:2.5[μm]とカウンタ32−5の分解能0.5[μm]に依る。
つづいて制御部32は、ステッピングモータ20を補正移動量yパルスにて駆動し(SC1−6)、このyパルスの出力終了、つまり、ステージの移動終了を監視する(SC1−7)。ステージの移動が終了すると(SC1−7で「Yes」へ進む)、制御部32は、現在の座標を示す変数:posに行き先座標を示す変数:abs_posを代入して、座標を更新する(SC1−8)。
その後、制御部32は、カウンタ32−5に0を書き込んで、カウンタ32−5をクリアし(SC1−9)、Hostへ絶対座標移動コマンドの終了を通知するために終了コマンドを送信し(SC1−10)、図13の(E)へ進む。このようにして、絶対座標移動コマンドの処理が終了する。
図16は、本実施形態における相対座標移動コマンドを受信した場合に対応する処理(処理A2)のフローを示す。まず、制御部32は、カウンタ32−5からカウントを読み出し、カウントを示す変数:Cに代入する(SC2−1)。このカウントを示す変数:Cは、符号付整数であり、その符号が正であれば図6の+方向を示し、負であれば−方向を示す。
次に、変位量Δを求める(SC2−2)。変位量Δは、カウントを示す変数:Cの絶対値である。次に、制御部32は、不揮発メモリ32−4に予め格納してある変位許容量を読み込み、変位量Δが変位許容量を超えているか否か判定する(SC2−3)。変位量Δが変位許容量を超えている場合(SC2−3で「Yes」へ進む)、Hostへエラー通知を送信して(SC2−11)、図14の(E)へ進み、処理は終了する。この場合、ステージの移動は行われない。
一方、変位Δが変位許容量より小さい場合(SC2−3で「No」へ進む)、制御部32は移動量y0を計算する(SC2−4)。移動量y0は、相対座標移動コマンドで指定されたパラメータryを代入した相対移動量を示す変数:rel_posを代入した値である。
次にカウントを示す変数:Cを用いて補正移動量yを求める(SC2−5)。補正移動量yは、移動量y0から符号を含んだカウントを示す変数:Cの1/5倍を差し引いた値となる。ここで、Cを1/5倍するのは、ステッピングモータ20の分解能:2.5[μm]とカウンタ32−5の分解能0.5[μm]に依る。
続いて制御部32は、ステッピングモータ20を補正移動量yパルスにて駆動し(SC2−6)、このyパルスの出力終了、つまり、ステージの移動終了を監視する(SC2−7)。ステージの移動が終了すると(SC2−7で「Yes」へ進む)、制御部32は、現在の座標を示す変数:POSに符号を含んだ補正移動量yを加えて、座標を更新する(SC2−8)。
その後、制御部32は、カウンタ32−5に0を書き込んで、カウンタ32−5をクリアし(SC2−9)、Hostへ相対座標移動コマンドの終了を通知するために終了コマンドを送信し(SC2−10)、図14の(E)へ進む。このようにして、相対座標移動コマンドの処理が終了する。
図17は、本実施形態における原点検出コマンドを受信した場合に対応する処理(処理A3)のフローを示す。まず、制御部32は、原点検出動作を開始する(SC3−1)。この処理は、図9で述べた処理と同様である。原点検出動作SC3−1の終了後に制御部32は、座標を示す変数:POSに0を代入して、座標をリセットする(SC3−2)。
次に、制御部32は、カウンタ32−5に0を書き込んで、カウンタ32−5をクリアし(SC3−3)、Hostへ原点検出コマンドの終了を通知するために終了コマンドを送信し(SC3−4)、図13の(E)へ進む。このようにして、原点検出コマンドの処理が終了する。
以上が、本実施例の顕微鏡用電動ステージの基本動作である。
次に、電動ステージ5が手などによる操作等の外部からの不用意な作用を受け、予期せぬ変位を生じた場合の動作を説明する。不揮発メモリ32−4に格納してある変位許容量は、40パルス(100[μm])である。電動ステージ5が手などによる操作を受けると、可動部材11の直線移動変位とともにワイヤーロープ15が変位する。
ワイヤーロープ15の変位はプーリ18を回転させ、減速機17Aを経て、ステッピングモータ20のモータ軸を回転させ、このモータ軸に同軸で固定されたロータリエンコーダ51の円板51Aが回転して信号発生部51BからA相矩形波信号とB相矩形波信号が発生する。たとえば、可動部材11が図6の+方向へ0.5[mm]変位したとする。信号発生部51BからA相矩形波信号とB相矩形波信号が入力されるカウンタ32−5のカウントは、初期状態が0なので、この変位によりアップカウントされ、+1000となる。
ここで、絶対座標移動コマンドを受信した場合の処理A1(図15)について見てみる。Hostから絶対座標移動コマンドを受信すると、図14のSC1で「Yes」へ進み、処理A1(図15)が実行される。制御部32は、カウンタ32−5からカウントを読み出し、カウントを示す変数:Cに代入する。このカウントを示す変数:Cは、符号付整数であり、その符号が正であれば図6の+方向を示し、負であれば−方向を示す(SC1−1)。
次に、変位量Δを求める。変位量Δは、カウントを示す変数:Cの絶対値である(SC1−2)。制御部32は、不揮発メモリ32−4に予め格納してある変位許容量を読み込み、変位量Δが変位許容量を超えているか否か判定する(SC1−3)。ここで、カウントを示す変数:Cは、「1000」であり、変位量Δは、「1000」となる。不揮発メモリ32−4から読み込んだ変位許容量は、「40」であるから、変位量Δが変位許容量を超えてしまい(SC1−3で「Yes」へ進む)、Hostヘエラー通知を送信して(SC1−12)、図14の(E)へ進み、終了する。この場合、ステージの移動は行われない。
また、相対座標移動コマンドを受信した場合の処理A2(図16)についても見てみる。電動ステージ5が手などによる操作等の外部からの作用を受けると、可動部材11の直線移動変位とともにワイヤーロープ15が変位する。ワイヤーロープ15の変位はプーリ18を回転させ減速機17Aを経てステッピングモータ20のモータ軸を回転させ、このモータ軸に同軸で固定されたロータリエンコーダ51の円板51Aが回転して信号発生部51BからA相矩形波信号とB相矩形汲信号が発生する。
たとえば、可動部材11が図6の−方向へ0.5[mm]変位したとする。信号発生部51BからA相矩形波信号とB相矩形波信号を入力するカウンタ32−5のカウントは、初期状態が0なので、この変位によりダウンカウントされ、−1000となる。
Hostから相対座標移動コマンドを受信すると、図14のSC1で「No」に進み、次にSC2で「Yes」に進んで、処理A2(図16)が実行される。まず、制御部32は、カウンタ32−5からカウントを読み出し、カウントを示す変数:Cに代入する。このカウントを示す変数:Cは、符号付整数であり、その符号が正であれば図6の+方向を示し、負であれば−方向を示す(SC2−1)。
次に、変位量Δを求める(SC2−2)。変位量Δは、カウントを示す変数:Cの絶対値である。制御部32は、不揮発メモリ32−4にあらかじめ格納してある変位許容量を読み込み、変位量Δが変位許容量を越えているか否か判定する(SC2−3)。
ここで、カウントを示す変数:Cは、「−1000」であり、変位量Δは、「1000」となる。不揮発メモリ32−4から読み込んだ変位許容量は、「40」であるから、変位量Δが変位許容量を超えてしまい(SC2−3で「Yes」へ進む)、Hostヘエラー通知を送信して(SC2−11)、図14の(E)へ進み、処理が終了する。この場合、ステージの移動は行われない。
なお、変位許容量は、不揮発メモリ32−4に予め格納してある構成としたが、たとえば、この変位許容量をコマンドにより指定できる構成を採ることも可能である。この構成によれば、顕微鏡用電動ステージを含む顕微鏡システムにおいて、より柔軟に変位許容量を可変することができ、たとえば対物レンズ倍率に沿った視野にあわせて、この変位許容量を可変するなど、より使い勝手が向上する。
以上より、リニアスケールやサーボモータなどの高価な構成を用いず、簡単な構成で、電動ステージヘの手などの操作による予期せぬ変位を検出し、この変位量と許容量により、絶対座標移動コマンド、相対座標移動コマンドの受付け可否を判定するので、顕微鏡用電動ステージを含む顕微鏡システムにおいて、Hostの管理するステージ座標と実際のステージ座標のズレによる不具合を回避するばかりか、補正することもでき、安価で安全かつ柔軟な顕微鏡用電動ステージを実現することが可能である。
第1の実施形態における顕微鏡用電動ステージを使用した顕微鏡システムの全体構成を示す図である。 第1の実施形態における顕微鏡と顕微鏡用電動ステージとの関係を示す図である。 第1の実施形態における顕微鏡用電動ステージの斜視図である。 第1の実施形態における減速機17Aのバックラッシュ除去手段を示す図である。 第1の実施形態における変位検出手段を示す図である。 第1の実施形態におけるステージの位置管理をする制御手段の斜視図である図である。 第1の実施形態における制御部32の構成を示す図である。 第1の実施形態の顕微鏡用電動ステージの動作制御のフローを示す図である。 第1の実施形態における原点検出動作の処理フローを示す図である。 第2の実施形態におけるロータリエンコーダー51を示す図である。 第2の実施形態における制御手段の構成を示す図である。 第2の実施形態における制御部32の有するコマンドセットを示す図である。 第2の実施形態の顕微鏡用電動ステージの動作制御のフローを示す図である。 第2の実施形態における受信したコマンドを判定する処理のフローである図である。 第2の実施形態における絶対座標移動コマンドを受信した場合に対応する処理(処理A1)のフローを示す図である。 第2の実施形態における相対座標移動コマンドを受信した場合に対応する処理(処理A2)のフローを示す図である。 第2の実施形態における原点検出コマンドを受信した場合に対応する処理(処理A3)のフローを示す図である。
符号の説明
1 顕微鏡
2 標本
3 対物レンズ
4 コンデンサ
5 電動ステージ
10 固定部材
11 可動部材
20 ステッピングモータ
30 原点センサ
31 遮光板
32 制御部
32−1 CPU
32−2 ROM
32−3 RAM
32−4 不揮発メモリ
32−5 カウンタ
50 回転センサ
50A センサ板
50B フォトインタラプタ
51 ロータリエンコーダー
51A 円板
51B 信号発生部
56 操作部
56−1 表示部
56−2 操作入力部
70 Host

Claims (6)

  1. 標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージを監視する顕微鏡用電動ステージ監視システムにおいて、
    前記ステージを前記顕微鏡の光軸に対して垂直方向に移動させるステージ移動手段と、
    前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する移動指示取得手段と、
    前記移動指示取得手段により取得した前記移動情報に基づいて、前記ステージ移動手段の動作を制御するステージ移動制御手段と、
    前記ステージ移動制御手段とは異なる外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、
    前記移動量取得手段により取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は外部装置へエラー通知を行ない、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記取得した移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡用電動ステージ監視システム。
  2. 標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージを監視する顕微鏡用電動ステージ監視システムにおいて、
    前記ステージを前記顕微鏡の光軸に対して垂直方向に移動させるステージ移動手段と、
    前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する移動指示取得手段と、
    前記移動指示取得手段により取得した前記移動情報に基づいて、前記ステージ移動手段の動作を制御するステージ移動制御手段と、
    前記ステージ移動制御手段とは異なる外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、
    前記移動指示取得手段により取得した移動情報に基づいて前記ステージを移動させる際に、前記移動量取得手段により取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は前記ステージの移動は行わず、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡用電動ステージ監視システム。
  3. 標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視装置において、
    前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する取得手段と、
    前記制御によらない外部からの作用により前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、
    前記移動量取得手段により取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は、外部装置へエラー通知を行ない、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記取得した移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡用電動ステージ監視装置。
  4. 標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視装置において、
    前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得する取得手段と、
    前記制御によらない外部からの作用により前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得する移動量取得手段と、
    前記取得した前記移動情報に基づいて前記ステージを移動させる際に、前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は前記ステージの移動は行わず、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる補正移動手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡用電動ステージ監視装置。
  5. 標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視方法において、
    前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得し、
    前記制御によらない外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得し、
    前記取得した第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は外部装置へエラー通知を行ない、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記取得した移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる
    ことを特徴とする顕微鏡用電動ステージ監視方法。
  6. 標本を載置するためのステージを有する顕微鏡の該ステージであって、該顕微鏡の光軸に対して垂直方向への移動動作が制御可能な該ステージの前記移動動作を監視する顕微鏡用電動ステージ監視方法において、
    前記ステージを移動させるための移動位置または第1の移動量を示す移動情報を取得し、
    前記制御によらない外部からの作用によって前記ステージが移動した場合、該ステージの移動による第2の移動量を取得し、
    前記移動情報を取得した場合に、前記取得した前記第2の移動量が所定のしきい値より大きい場合は前記ステージの移動は行わず、前記第2の移動量が所定のしきい値より小さい場合は、前記移動情報の前記移動位置または前記第1の移動量に対して前記第2の移動量分を加減補正し、該補正した移動位置または第1の移動量に基づいて前記ステージを移動させる
    ことを特徴とする顕微鏡用電動ステージ監視方法。
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