JP4487750B2 - ビデオキャビネットおよび基板固定機構 - Google Patents
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また、放熱板をサブ基板側に折り曲げてサブ基板の保持部を形成するものや、さらにこの保持部とサブ基板とをビス止め固定したものが知られている(例えば、非特許文献1の図1,図3参照。)。
かかる構成によれば、いずれの構成においてもサブ基板を放熱板に対して確実に固定させることが可能となる。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、工程数やコストを最小限に抑えたビデオキャビネットおよび基板固定機構の提供を目的とする。
上記基板保持部は上記板状部材の上端部から所定の高さまで下方に向けて形成した上記主基板に垂直なスリットであり、上記サブ基板は、上記スリットの下端より高い部分のみを上記スリットより奥方まで延設して形成した上記スリットに厚み方向を挟まれる挿入部と、外部接続端子と、上記挿入部において上記スリットをその厚み方向両外側から挟む位置に上記スリットと平行の二本の帯状に形成された電気的に他の箇所と接続されない浮きランドと、上記浮きランド上に上記挿入部と上記スリットの壁面とで形成される隙間より高く形成された半田バンプとを具備する構成としてある。
上記基板保持部は上記板状部材の上端部から所定の高さまで下方に向けて形成した上記主基板に垂直なスリットであり、上記サブ基板は、上記スリットの下端より高い部分のみを上記スリットより奥方まで延設して形成した上記スリットに厚み方向を挟まれる挿入部と、上記挿入部において上記スリットとその厚み方向に隣接する位置に形成されたランドと、上記ランド上に形成された半田バンプとを具備する構成としてある。
上記放熱板は通常主基板に実装された各種ICチップから発生する熱を同主基板から遠くに放熱させることが要求されるため、上記放熱板は上記主基板に立設した状態で固定される場合が多い。従って、上記のように構成した請求項3の発明において、上記板状部材は放熱板であるため、サブ基板を立設した状態で支持するための専用部材等を新規に配設する必要はなくて済む。
上記のように構成した請求項5の発明において、上記板状部材はシールド板であるため、サブ基板を立設した状態で支持するための専用部材等を新規に配設する必要はなくて済む。
上記のように構成した請求項6の発明において、上記サブ基板はぐらつくことが防止されるため、上記外部接続端子に外部から接続を行っても同外部接続端子がぐらつくことはないため接続作業がしやすい。また、上記主基板と上記サブ基板とを電気的に接続する部位もぐらつかないため、上記主基板と上記サブ基板とが接触不良を起こす可能性を低くすることができる。
上記のように構成した請求項7の発明において、荷重により上記ランドが上記半田バンプとともにサブ基板の基材から剥離するとしても、電気的な不良を発生させなくすることができる。
上記のように構成した請求項8の発明において、上記挿入部における上記スリットをその厚み方向両外側から挟む位置には電気的に他の箇所と接続されないランドが形成されている。同ランドは、上記スリットに対して平行な帯状となるように二本形成されている。すなわち、上記半田バンプが形成される上記ランドは、上記スリットを厚み方向両外側から挟む位置に帯状に上記スリットに対して平行に二本形成されているため、上記サブ基板は上記スリットの厚み方向に固定される。従って、上記サブ基板における上記主基板に対して電気的に接続する接続部位ぐらつくことが防止される。また、上記サブ基板を組み付ける際には、上記半田バンプが上記スリットを両側からガイドするため、上記挿入部を上記スリットに挿入させやすい。上記挿入部における上記スリットの挿入位置は上記半田バンプにより明らかとなるため、上記サブ基板の上記主基板に対する位置決めもしやすくなる。
上記のように構成した請求項9の発明において、複数の独立した個々のランドの面積を小さいものとすることができるため、個々のランド上の半田のボリュームが小さくすることができる。従って、半田の溶融時には半田が表面張力により凝集しやすくその分高さが高くなりやすい。すなわち、上記半田バンプの高さを高く形成することができる。
上記のように構成した請求項10の発明において、上記半田バンプを上記挿入部と上記スリットの壁面とで形成される隙間より高く形成しておけば、上記半田バンプを上記スリットの周辺とを確実に干渉させることができる。
また、請求項3にかかる発明によれば、既存の部材を有効利用することができる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、放熱板と主基板とのがたつきを発生させにくくすることができる。
さらに、請求項5にかかる発明によれば、既存の部材を有効利用することができる。
さらに、請求項7にかかる発明によれば、サブ基板を支持する部位の破壊されても、電気的な不良を発生させにくくすることができる。
また、請求項8にかかる発明によれば、サブ基板のぐらつきが防止されるとともに、位置決めもしやすくなる。
また、請求項9にかかる発明によれば、半田バンプを高く形成することができる。
さらに、請求項10にかかる発明によれば、確実に半田バンプをスリットの周辺に干渉させることができる。
(1)第一の実施形態:
(2)第二の実施形態:
(3)半田バンプの形成:
図1は本発明の第一の実施形態にかかる主基板およびサブ基板を斜めから見て示している。なお、本実施形態にかかる主基板10およびサブ基板20は、同図において破線で示した略箱状のビデオキャビネット50に納められる。主基板10の基板上には音声IC11や他の電子部品12等が搭載されている。主基板10の基板上における音声IC11に隣接する位置には同音声IC11の発熱を上方に放熱させるための金属製の放熱板30が主基板10に垂直に立設されている。放熱板30は幅が広い第一の面30aと幅が狭い第二の面30bとが上方視略L字状となるように互いに直交して形成されている。第一の面30aと第二の面30bの下端面において主基板10に接合することにより放熱板30は主基板10に立設した状態で固定されている。
図5は本発明の第二の実施形態にかかる主基板およびサブ基板を斜めから見て示している。なお、本実施形態にかかる主基板110およびサブ基板120は、同図において破線で示した略箱状のビデオキャビネット150に納められることとなる。本実施形態においては第一の実施形態とほぼ同様の構成となるが、サブ基板120がさらにビデオキャビネット150の奥方に延設されおり、シールド板140に設けられたスリット141に挿入部120aを挿入させている。
図8は、本発明にかかる半田バンプを形成するプロセスを模式的に示している。上段図においてはサブ基板のパターン形成を行った状態を示している。本状態においては、エポキシ系基材26上に銅配線や銅ランド28が形成されており、各銅ランド28の略中央にはそれぞれ基材26を貫通する貫通穴27が形成されている。一方、これらとは独立して帯状ランド29a,29bが形成されている。すなわち、独立して帯状ランド29a,29bは他の箇所と電気的に接続されない浮きランドとなっている。
20,120…サブ基板
50,150…ビデオキャビネット
30…放熱板
140…シールド板
31,141…スリット
21a,21b…帯状半田バンプ
121a1〜a7,121b1〜b7…半田バンプ
25…ソルダーレジストマスク
22a,22b…RCAジャック
70…溶融半田
Claims (10)
- 主基板に立設して固定される板状部材と、同主基板に対して電気的に接続しつつ立設して固定されるサブ基板と、上記板状部材において上記サブ基板を保持する基板保持部とを具備するビデオキャビネットにおいて、
上記基板保持部は上記板状部材の上端部から所定の高さまで下方に向けて形成した上記主基板に垂直なスリットであり、
上記サブ基板は、
上記スリットの下端より高い部分のみを上記スリットより奥方まで延設して形成した上記スリットに厚み方向を挟まれる挿入部と、
外部接続端子と、
上記挿入部において上記スリットをその厚み方向両外側から挟む位置に上記スリットと平行の二本の帯状に形成された電気的に他の箇所と接続されない浮きランドと、
上記浮きランド上に上記挿入部と上記スリットの壁面とで形成される隙間より高く形成された半田バンプとを具備することを特徴とするビデオキャビネット。 - 主基板に立設して固定される板状部材と、同主基板に対して電気的に接続しつつ立設して固定されるサブ基板と、上記板状部材において上記サブ基板を保持する基板保持部とを具備する基板固定機構において、
上記基板保持部は上記板状部材の上端部から所定の高さまで下方に向けて形成した上記主基板に垂直なスリットであり、
上記サブ基板は、
上記スリットの下端より高い部分のみを上記スリットより奥方まで延設して形成した上記スリットに厚み方向を挟まれる挿入部と、
上記挿入部において上記スリットとその厚み方向に隣接する位置に形成されたランドと、
上記ランド上に形成された半田バンプとを具備することを特徴とする基板固定機構。 - 上記板状部材は放熱板であることを特徴とする請求項2に記載の基板固定機構。
- 上記放熱板は、それぞれが主基板に立設し互いにL字状に交差する幅広な面と上記スリットが形成された幅狭な面とで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の基板固定機構。
- 上記板状部材は、シールド板であることを特徴とする請求項2に記載の基板固定機構。
- 上記サブ基板は、外部接続端子を備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の基板固定機構。
- 上記ランドは、電気的に他の箇所と接続されない浮きランドであることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の基板固定機構。
- 上記ランドは、上記挿入部において上記スリットをその厚み方向両外側から挟む位置に、上記スリットと平行となる二本の帯状に形成されていることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の基板固定機構。
- 上記ランドは、複数の独立したランドを上記スリットに平行に整列させることにより分断された帯状とされていることを特徴とする請求項8に記載の基板固定機構。
- 上記半田バンプは、上記挿入部と上記スリットの壁面とで形成される隙間より高く形成されていることを特徴とする請求項2から請求項9のいずれか一項に記載の基板固定機構。
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