JP4487428B2 - 非接触型位置センサ - Google Patents

非接触型位置センサ Download PDF

Info

Publication number
JP4487428B2
JP4487428B2 JP2001022970A JP2001022970A JP4487428B2 JP 4487428 B2 JP4487428 B2 JP 4487428B2 JP 2001022970 A JP2001022970 A JP 2001022970A JP 2001022970 A JP2001022970 A JP 2001022970A JP 4487428 B2 JP4487428 B2 JP 4487428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic body
end side
magnetic
detected
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001022970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002228483A (ja
Inventor
昭 松浦
恭範 松川
真二郎 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001022970A priority Critical patent/JP4487428B2/ja
Publication of JP2002228483A publication Critical patent/JP2002228483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4487428B2 publication Critical patent/JP4487428B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気の変化により直動位置を検出する非接触型位置センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の非接触型位置センサとしては、特開平5−264326号公報に開示されたものが知られている。
【0003】
以下、従来の非接触型位置センサについて、図面を参照しながら説明する。
【0004】
図5は従来の非接触型位置センサの斜視図である。
【0005】
図5において、1は厚さ方向に着磁された磁石である。2は長さ方向の位置によって幅が異なる二等辺三角形状のパーマロイからなる磁性体で、磁石1の上面に載置されている。3は軸で、磁石1を上面に載置するとともに、溝部4を側面に設けている。5は摺動子で、内側面に凸部6を設けており、この凸部6を軸3における溝部4に嵌合させた状態で、軸3に摺動子5を軸3の長手方向に摺動させている。7は磁電変換部で、摺動子5の上面に載置されるとともに、磁性体2の幅にあわせた磁力の変化を検出している。また、磁電変換部7には、リード線8を接続しており、このリード線8を相手側コンピュータ等(図示せず)に接続している。
【0006】
以上のように構成された従来の非接触型位置センサについて、次に、その動作を説明する。
【0007】
摺動子5に載置した磁電変換部7に対して軸3が軸3の長手方向に移動すると、軸3の上面に二等辺三角形形状の磁性体2を設けているため、磁電変換部7に対する磁界の強さが変化する。そして、この磁界の強さの変化を磁電変換部7により、電圧の変化に変換し、リード線8を介して相手側コンピュータ等(図示せず)に出力し、摺動子5の変位を検出するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成においては、軸3における溝部4に摺動子5における凸部6を嵌合させた状態で、摺動子5を軸3に対して摺動させる構成としたため、非接触型位置センサを長期にわたって使用して、摺動子5に対して軸3を多数回摺動させると、溝部4あるいは凸部6が磨耗することとなり、したがって、磁電変換部7と磁性体2との距離が変動することとなるから、磁電変換部7に対する磁力の強さが変動することとなり、これにより、非接触型位置センサの出力が不安定になってしまうという課題を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、長期にわたって使用しても、磁電変換部に対する磁力の強さが変動することのない出力特性の安定した非接触型位置センサを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、以下の構成を有するものである。
【0011】
本発明の請求項1記載の発明は、第1の磁性体における第1の磁気検出部と第2の磁性体における第2の磁気検出部との間に位置して磁気検出素子を設け、さらに前記第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍に位置して被検出部材を設け、この被検出部材を第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍において第1の磁性体および第2の磁性体の一端側から他端側に向かって直線的に往復動作させるようにしたもので、第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍に位置して被検出部材を設けたため、被検出部材が非接触型位置センサに対して全く摺接しないこととなり、第1の磁性体および第2の磁性体と被検出部材との距離が摺動磨耗により、変動することがないという作用を有するものである。
【0012】
請求項2記載の発明は、第1の磁性体における一端側の幅を第2の磁性体における一端側の幅と略等しくするとともに、第1の磁性体における他端側の幅を第2の磁性体における他端側の幅と略等しくし、かつ被検出部材の検出可能距離を第1の磁性体における一端側の幅、第1の磁性体における他端側の幅および第1の磁性体の一端側と他端側との間隙との和から被検出部材における被検出部の長さを差し引いた距離としたもので、第1の磁性体および第2の磁性体における一端側の被検出部材の移動方向の端部に被検出部材における被検出部の一端が位置する部分から、第1の磁性体および第2の磁性体における他端側の被検出部材の移動方向の端部に被検出部材における被検出部の他端が位置する部分まで、被検出部材が移動するため、移動距離の全域にわたって直線性の安定した出力特性が得られるという作用を有するものである。
【0013】
請求項3記載の発明は、被検出部材における被検出部の長さを第1の磁性体および第2の磁性体における一端側および他端側の幅よりも長くしたもので、この構成によれば、被検出部が第1の磁性体あるいは第2の磁性体の近傍に位置する状態においても、被検出部の直線的な微小な位置に対して、第1の磁性体および第2の磁性体を通過する磁界が変化することとなり、出力特性が安定するという作用を有するものである。
【0014】
請求項4記載の発明は、第1の磁性体および第2の磁性体をコ字形状あるいはU字形状としたもので、この構成によれば、第1の磁性体における一端側を第1の磁性体における他端側と幅方向に一直線上に設けるとともに第2の磁性体における一端側を第2の磁性体における他端側と幅方向に一直線上に設けることができるから、第1の磁性体および第2の磁性体における一端側から第1の磁性体および第2の磁性体における他端側への方向と被検出部材の移動方向を略平行に配置することができることとなり、第1の磁性体および第2の磁性体における一端側および他端側に近傍させて被検出部材における被検出部を移動させることができるため、非検出位置センサの出力感度が向上するという作用を有するものである。
【0015】
請求項5記載の発明は、第1の磁性体における第1の磁気検出部に上方へ向かって突出する第1の凸部を設けるとともに、第2の磁性体における第2の磁気検出部に下方へ向かって突出する第2の凸部を設けたもので、この構成によれば、第1の凸部および第2の凸部に第1の磁石および第2の磁石により発生する磁力線が集中するため、磁気検出素子から出力される出力の感度が向上するという作用を有するものである。
【0016】
請求項6記載の発明は、第1の磁性体における第1の凸部および第2の磁性体における第2の凸部の内側に凹部を設けたもので、この構成によれば、この凹部に第1の磁石および第2の磁石により発生する磁力線が通過しにくいため、第1の磁気検出部および第2の磁気検出部に磁力線が集中することとなり、磁気検出素子を通過する磁力線がさらに増加するから、磁気検出素子から出力される出力の感度がさらに向上するという作用を有するものである。
【0017】
請求項7に記載の発明は、第1の磁性体における第1の磁気検出部の上面と第2の磁性体における第2の磁気検出部の下面とにより磁気検出素子を挟持したもので、この構成によれば、磁気検出素子と第1の磁気検出部および磁気検出素子と第2の磁気検出部とのクリアランスがなくなるため、磁気検出素子から出力される出力信号の感度が向上するという作用を有するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態における非接触型位置センサについて、図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施の形態における非接触型位置センサに被検出部材が配設された状態を示す斜視図、図2は同非接触型位置センサを裏側からみた斜視図である。
【0020】
図1、図2において、11はU字形状の第1の磁性体で、この第1の磁性体11は中間部12の上面に第1の磁気検出部13を設けるとともに、この第1の磁気検出部13に上方へ向かって突出する第1の突部14を設け、さらにこの第1の凸部14の内側に間隙15を設けている。また、この第1の磁性体11の一端側11aの上面に、例えばSmCoを主成分とする第1の磁石16におけるN極17を固着するとともに、第1の磁性体11における他端側11bにSmCoを主成分とする第2の磁石18のS極19を固着している。20はU字形状の第2の磁性体で、この第2の磁性体20は一端側20aの下面に第1の磁石16におけるS極21を固着するとともに、他端側20bの下面に第2の磁石18におけるN極22を固着し、かつ、中間部23の下面に第1の磁気検出部13と対向するように第2の磁気検出部24を設けている。また、第2の磁気検出部24には下方へ向かって突出する第2の凸部25を設け、さらにこの第2の凸部25の内側に間隙26を設けている。27は例えばホールICからなる磁気検出素子で、第1の磁気検出部13と第2の磁気検出部24とにより挟持されている。
【0021】
そして、第1の磁気検出部13の上面と第2の磁気検出部24の下面とにより磁気検出素子27を挟持したため、磁気検出素子27と第1の磁気検出部13および磁気検出素子27と第2の磁気検出部24とのクリアランスがなくなり、したがって、磁気検出素子27から出力される出力信号の感度が向上するという作用効果を有するものである。
【0022】
また、第1の磁気検出部13に上方へ向かって突出する第1の凸部14を設けるとともに、第2の磁気検出部24に下方へ向かって突出する第2の凸部25を設けたため、第1の凸部14および第2の凸部25に第1の磁石16および第2の磁石18により発生する磁力線が集中することとなり、したがって、磁気検出素子27から出力される出力の感度が向上するため、非接触型位置センサの出力特性が向上するという作用効果を有するものである。
【0023】
さらに、前記磁気検出素子27には電源端子28、出力端子29およびGND端子30が設けられており、電源端子28は電源(図示せず)に電気的に接続されるとともに、GND端子30はGND(図示せず)に電気的に接続され、さらに出力端子29は、相手側コンピュータ等(図示せず)に電気的に接続されている。
【0024】
31は軸からなる被検出部材で、中央に外径の大きな被検出部32を設けており、この被検出部32の長さを第1の磁性体11および第2の磁性体20における一端側および他端側の幅よりも長くする構成としている。
【0025】
また、第1の磁性体11における一端側11aの幅を第2の磁性体20における一端側20aの幅と略等しくするとともに、第1の磁性体11における他端側11bの幅を第2の磁性体20における他端側20bの幅と略等しくし、かつ被検出部材31の検出可能距離を第1の磁性体11における一端側11aの幅、第1の磁性体11における他端側11bの幅および第1の磁性体11の一端側11aと他端側11bとの間隙との和から被検出部材31における被検出部32の長さを差し引いた距離としたもので、この構成によれば、第1の磁性体11および第2の磁性体20における一端側の被検出部材31の移動方向の端部に被検出部材31における被検出部32の一端が位置する部分から、第1の磁性体11および第2の磁性体20における他端側の被検出部材31の移動方向の端部に被検出部材31における被検出部32の他端が位置する部分まで、被検出部材31が移動するため、したがって、移動距離の全域にわたって出力特性の直線性が安定するという作用を有するものである。
【0026】
以上のように構成された本発明の一実施の形態における非接触型位置センサについて、次にその組立方法を説明する。
【0027】
まず、予めU字形状に形成された第1の磁性体11の中間部に第1の凸部14および間隙15を形成する。
【0028】
次に、第1の磁性体11における一端側11aの上面および他端側11bの上面に接着剤を塗布し、一端側11aの上面に第1の磁石16のN極17を固着した後、他端側11bの上面に第2の磁石18におけるS極19を固着する。
【0029】
次に、予めU字形状に形成された第2の磁性体20の中間部23に第2の凸部25および間隙26を形成する。
【0030】
このとき、第2の磁性体20における第2の凸部25を設け、第2の凸部25の内側に間隙26を形成したため、この間隙26に第1の磁石16および第2の磁石18により発生する磁力線が通過しにくくなり、したがって、第2の磁気検出部24に磁力線が集中するから、磁気検出素子27を通過する磁力線が増加することとなり、これにより、磁気検出素子27における出力端子29から出力される出力の感度が向上するため、非接触位置センサの出力特性が向上するという作用効果を有するものである。
【0031】
次に、第1の磁石16におけるS極21に第2の磁性体20における一端側20aを接着剤により固着するとともに、他端側20bを第2の磁石18におけるN極22に接着剤により固着する。
【0032】
最後に、予め電源端子28、出力端子29およびGND端子30が一体に形成された磁気検出素子27を第1の磁性体11における第1の磁気検出部13と第2の磁性体20における第2の磁気検出部24との間に位置するように別部材(図示せず)により支持する。
【0033】
以上のように構成され、かつ組み立てられた本発明の一実施の形態における非接触型位置センサについて、次にその動作を図面を参照しながら説明する。
【0034】
磁気検出素子27における電源端子28に電源(図示せず)を接続するとともに、GND端子30をGND(図示せず)に接地する。そして、被検出部32を設けた相手側軸からなる被検出部材31を第1の磁性体11における一端側11aおよび他端側11bと第2の磁性体20における一端側20aおよび他端側20bとの間に配設した後、前記被検出部材31を直動させる。ここで、図3(a)に示すように、第1の磁性体11における一端側11aの幅をA、第1の磁性体11における一端側11aと他端側11bとの間隙の幅をB、第1の磁性体11における他端側11bの幅をC、被検出部材31における被検出部32の長さをDとする。そして、磁性体11における一端側11aと他端側11bとの間隙の幅Bの中点に被検出部材31における被検出部32の中点が位置するときを、被検出部材31の移動位置0mmとする。まず、図3(a)に示すように、被検出部材31の他端側の端部が第1の磁性体11における他端側11bの端部に位置する場合、すなわち、被検出部材31の位置が−(C+B/2−D/2)の状態においては、図3(a)に示すように、被検出部材31における被検出部32が第2の磁石18の近傍に位置するとともに、第1の磁石16から最も遠ざかることとなり第2の磁石18におけるN極22から生じる磁力線が第2の磁性体20における他端側20bから被検出部材31における被検出部32、第1の磁性体11における他端側11bを介して第2の磁石18におけるS極19に戻ることとなり、また、第1の磁石16におけるN極17から生じる磁力線は、第1の磁性体11における一端側11aを介して第1の磁気検出部13から磁気検出素子27を通過して、第2の磁性体20における第2の磁気検出部24に到達し、さらに第2の磁性体20における一端側20aから第1の磁石16におけるS極21に戻るものである。そして、図4に示すように、磁気抵抗素子27における出力端子29の出力電圧は約0.7Vとなる。
【0035】
このとき、被検出部材31における被検出部32の長さDを第1の磁性体11および第2の磁性体20における他端側の幅Cよりも長くしたため、被検出部32が第1の磁性体11あるいは第2の磁性体20の近傍に位置する状態においても、被検出部32の直線的な微小な変位に対して、第1の磁性体11および第2の磁性体20を通過する磁界が変化することとなり、したがって、出力特性が安定するという作用効果を有するものである。
【0036】
また、被検出部材31が位置0mmの場合には、図3(b)に示すように被検出部材31における被検出部32が、第1の磁石16および第2の磁石18と等距離に位置することとなり、被検出部32への磁力線が相殺されることとなり、第1の磁石16におけるN極17から発生する磁力線が第1の磁性体11における一端側11aから他端側11b(図示せず)に伝わり、さらに第2の磁石18におけるS極19、N極22を介して第2の磁性体20における他端側20bから一端側20aに向かい、第1の磁石16におけるS極21に戻るようにループすることとなっており、したがって、磁気検出素子27には磁力線が通過しない状態となっている。そして、磁気検出素子27における出力端子29からの出力電圧は図4に示すように、約2.5Vになるものである。さらに、被検出部材31が位置(A+B/2−D/2)mmの場合には、図3(c)に示すように、被検出部材31が第1の磁石16の近傍に位置することとなり、第1の磁石16におけるN極17から発生する磁力線が第1の磁性体11における一端側11aを介して被検出部材31における被検出部32、さらには第2の磁性体20における一端側20aを介して第1の磁石16におけるS極21に戻ることとなる。また、第2の磁石18におけるN極22から生じる磁力線は第2の磁性体20の他端側20bから第2の磁気検出部24を介して磁気検出素子27を上方から下方に向かって通過し、第1の磁性体11における第1の磁気検出部13、第1の磁性体11における他端側11bを介して第2の磁石18におけるS極19に戻るものである。そして、磁気検出素子27における出力端子29からの出力電圧は図4に示すように、約4.3Vになる。すなわち、被検出部材31における被検出部32が第2の磁石18の近傍に位置する状態においては磁気検出素子27に対し下方から上方に向かって磁力線が通過するのに対して、被検出部材31における被検出部32が第1の磁石16の近傍に位置する状態においては、磁気検出素子27に対し上方から下方に向かって磁力線が通過するものである。従って、被検出部材31の直線的な往復運動に伴い、図3に示すように、磁気検出素子27における出力端子29から位置に応じた出力信号が出力され、この出力信号を相手側コンピューター(図示せず)等に入力して、被検出部材31における被検出部32の位置を検出するものである。
【0037】
ここで、非接触型位置センサを長期にわたって使用する場合を考えると、本発明の一実施の形態における非接触型位置センサにおいては、第1の磁性体11における一端側11aおよび他端側11bと第2の磁性体20における一端側20aおよび他端側20bとの間もしくは近傍に位置して被検出部材31を設けたため、被検出部材31が非接触型位置センサに対して全く摺接しないこととなり、したがって、第1の磁性体11および第2の磁性体20と被検出部材との距離が摺動磨耗により、変動することがないから、長期にわたり高精度に位置検出可能な非接触型位置センサを提供することができるという作用効果を有するものである。
【0038】
また、第1の磁性体11および第2の磁性体20をU字形状としたため、第1の磁性体11における一端側11aを第1の磁性体11における他端側11bとを互いに幅方向に一直線上に設けるとともに、第2の磁性体20における一端側20aを第2の磁性体20における他端側20bとを互いに幅方向に一直線上に設けることができるから、第1の磁性体11および第2の磁性体20における一端側から第1の磁性体11および第2の磁性体20における他端側の方向と被検出部材31の移動方向を略平行に配置することができることとなり、したがって、第1の磁性体11および第2の磁性体20における一端側および他端側に近接させて被検出部材31における被検出部32を移動させることができるから、被検出位置センサの出力感度が向上するという作用効果を有するものである。
【0039】
なお、本発明の一実施の形態における非接触型位置センサにおいては、第1の磁性体11および第2の磁性体20をU字形状としたが、コ字形状としても第1の磁石16と第2の磁石18とが互いに略平行に向き合うこととなり、同様の効果を有するものである。
【0040】
また、本発明の一実施の形態における非接触型位置センサにおいては、第1の磁石16を固着する一端側と第2の磁石18を固着する他端側との間を中間部12とし、中間部12の略中央に第1の磁気検出部13を設ける構成としたが、中間部12における一端側あるいは他端側に偏った位置に第1の磁気検出部13を設けても同様の効果を有するものである。
【0041】
さらに、本発明の一実施の形態における非接触型位置センサにおいては、第1の磁性体11における第1の磁気検出部13に上方へ向かって突出する第1の凸部14を設けるとともに、第2の磁性体20における第2の磁気検出部24に下方へ向かって突出する第2の凸部25を設ける構成としたが、第1の磁気検出部13および第2の磁気検出部24を平面形状としても同様の効果を有するものである。
【0042】
さらに、本発明の一実施の形態における非接触型位置センサにおいては、相手側軸からなる被検出部材31における被検出部32を円筒形状の構成としたが、半円筒形状あるいは角柱形状としても同様の効果を有するものである。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明の非接触型位置センサは中間部の上面に第1の磁気検出部を設けた第1の磁性体と、この第1の磁性体における一端側の上面にN極を固着した第1の磁石と、前記第1の磁性体における他端側の上面にS極を固着した第2の磁石と、一端側の下面に前記第1の磁石におけるS極を固着するとともに他端側の下面に前記第2の磁石におけるN極を固着しかつ中間部の下面に前記第1の磁性体における第1の磁気検出部と対向するように第2の磁気検出部を設けた第2の磁性体とを備え、前記第1の磁性体における第1の磁気検出部と第2の磁性体における第2の磁気検出部との間に位置して磁気検出素子を設け、さらに前記第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍に位置して被検出部材を設け、この被検出部材を第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍において第1の磁性体および第2の磁性体の一端側から他端側に向かって直線的に往復動作させるようにしたもので、この構成によれば、第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍に位置して被検出部材を設けたため、被検出部材が非接触型位置センサに対して全く摺接しないこととなり、したがって、第1の磁性体および第2の磁性体と被検出部材との距離が変動することがないから、長期にわたり高精度に位置検出可能な非接触型位置センサを提供することができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における非接触型位置センサの斜視図
【図2】同裏側から見た斜視図
【図3】(a)(b)(c)同動作状態を示す斜視図
【図4】同要部である被検出部材の位置により出力が変化する状態を示す図
【図5】従来の非接触型位置センサの斜視図
【符号の説明】
11 第1の磁性体
11a,20a 一端側
11b,20b 他端側
12,23 中間部
13 第1の磁気検出部
14 第1の凸部
15,26 間隙
16 第1の磁石
17,22 N極
18 第2の磁石
19,21 S極
20 第2の磁性体
24 第2の磁気検出部
25 第2の凸部
27 磁気検出素子
31 被検出部材
32 被検出部

Claims (7)

  1. 中間部の上面に第1の磁気検出部を設けた第1の磁性体と、この第1の磁性体における一端側の上面にN極を固着した第1の磁石と、前記第1の磁性体における他端側の上面にS極を固着した第2の磁石と、一端側の下面に前記第1の磁石におけるS極を固着するとともに他端側の下面に前記第2の磁石におけるN極を固着しかつ中間部の下面に前記第1の磁性体における第1の磁気検出部と対向するように第2の磁気検出部を設けた第2の磁性体とを備え、前記第1の磁性体における第1の磁気検出部と第2の磁性体における第2の磁気検出部との間に位置して磁気検出素子を設け、さらに前記第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍に位置して被検出部材を設け、この被検出部材を第1の磁性体における一端側および他端側と第2の磁性体における一端側および他端側との間もしくは近傍において第1の磁性体および第2の磁性体の一端側から他端側に向かって直線的に往復動作させるようにした非接触型位置センサ。
  2. 第1の磁性体における一端側の幅を第2の磁性体における一端側の幅と略等しくするとともに、第1の磁性体における他端側の幅を第2の磁性体における他端側の幅と略等しくし、かつ被検出部材の検出可能距離を第1の磁性体における一端側の幅、第1の磁性体における他端側の幅および第1の磁性体の一端側と他端側との間隙との和から被検出部材における被検出部の長さを差し引いた距離とした請求項1記載の非接触型位置センサ。
  3. 被検出部材における被検出部の長さを第1の磁性体および第2の磁性体における一端側および他端側の幅よりも長くした請求項2記載の非接触型位置センサ。
  4. 第1の磁性体および第2の磁性体をコ字形状あるいはU字形状とした請求項1記載の非接触型位置センサ。
  5. 第1の磁性体における第1の磁気検出部に上方へ向かって突出する第1の凸部を設けるとともに、第2の磁性体における第2の磁気検出部に下方へ向かって突出する第2の凸部を設けた請求項1記載の非接触型位置センサ。
  6. 第1の磁性体における第1の凸部および第2の磁性体における第2の凸部の内側に凹部を設けた請求項5記載の非接触型位置センサ。
  7. 第1の磁性体における第1の磁気検出部の上面と第2の磁性体における第2の磁気検出部の下面とにより磁気検出素子を挟持した請求項1記載の非接触型位置センサ。
JP2001022970A 2001-01-31 2001-01-31 非接触型位置センサ Expired - Fee Related JP4487428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022970A JP4487428B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 非接触型位置センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022970A JP4487428B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 非接触型位置センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002228483A JP2002228483A (ja) 2002-08-14
JP4487428B2 true JP4487428B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=18888308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001022970A Expired - Fee Related JP4487428B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 非接触型位置センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4487428B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4867278B2 (ja) * 2005-10-17 2012-02-01 株式会社アドヴィックス 張力センサ及び電動パーキングブレーキ
KR101272010B1 (ko) * 2011-06-07 2013-06-05 대성전기공업 주식회사 미소 변위 측정 센서

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002228483A (ja) 2002-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8373410B2 (en) Rotary or linear position sensor having a variable magnet profile
US7119534B2 (en) Magnetic position sensor
US6175233B1 (en) Two axis position sensor using sloped magnets to generate a variable magnetic field and hall effect sensors to detect the variable magnetic field
US7521922B2 (en) Linear position sensor
JP4556374B2 (ja) 非接触型位置センサ
US9018942B2 (en) Position measurement using a variable flux collector
WO2013002135A1 (ja) 近接センサ
US6690158B2 (en) Position sensor for electromagnetic actuator to detect a position of a shaft
JP3822731B2 (ja) 無接触直線変位センサ
US7573361B2 (en) Solenoid actuator and biaxial actuator
JP4487428B2 (ja) 非接触型位置センサ
JP3666441B2 (ja) 位置検出装置
KR102079417B1 (ko) 각진 콜렉터를 사용한 위치 측정
JPH11509638A (ja) ホール効果無接触位置センサ
US11821724B2 (en) Digital micrometer
US11181394B2 (en) Distance measuring device
JP5675009B2 (ja) 位置検出装置
JP4945886B2 (ja) 位置検出センサ
US6181128B1 (en) Magnetic beam flow sensor
JPS594300Y2 (ja) 磁気センサ−
JP2008292267A (ja) 非接触型位置センサ
JPH0510336Y2 (ja)
JP2002213993A (ja) 非接触型位置センサ
JPH02161310A (ja) 位置検出用磁石体
JPH04313002A (ja) 変位量計測システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071213

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080115

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees