JP4486671B2 - 流体発磁機、磁化流体供給機、磁気処理装置及び磁気処理方法 - Google Patents

流体発磁機、磁化流体供給機、磁気処理装置及び磁気処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、流体発磁機、磁化流体供給機、磁気処理装置及び磁気処理方法に関する。
ごみの焼却時に400℃〜700℃程度で燃焼処理させた場合には、ダイオキシンが発生してしまうことが知られている。そこで、ダイオキシンの発生を抑えるため、従来より、800℃以上での高温燃焼処理が行われている。
しかし、このような高温燃焼処理を行う設備を設置するためには、膨大な設備投資が必要となるうえ、許認可手続きや規制が多く、容易に設備を設置することが困難となっている。また、高温での燃焼を行うために、石油や電力等の燃料が大量に必要とされることから、ランニングコストが増大し、処理事業の負担となっている。
そこで、石油や電力等の燃料を要することなく、磁気のみによってごみの熱分解作用を促し、ダイオキシンの発生を抑制しつつ、低ランニングコストで廃棄物の分解処理を行うことができる磁気処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−209843号公報
しかしながら、上記従来の磁気処理装置では、処理速度が遅かったり、運転が中断してしまったりする不具合が多発している。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、処理速度を向上して長期間の運転を可能とする流体発磁機、磁化流体供給機、磁気処理装置及び磁気処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る磁化流体供給機は、樹脂からなり、第一中心軸線を有して流体が流通する管部と、第二中心軸線を有して円管状に形成され、磁化方向が、前記第一中心軸線及び前記第二中心軸線と略同一となるように配された磁石部と、を有する流体発磁機と、該流体発磁機が内部に複数固定された箱体部と、を備え、前記磁石部が、樹脂からなる中間部と、該中間部を間に挟み、かつ異なる磁極で対向して配された一対の磁石と、を備えて、電気的又は磁気的極性を帯びた部材が、前記磁石部の周囲を覆うように前記箱体部の一部に充填されていることを特徴とする。
この発明は、上記構成を備えているので、磁石部から生じる磁力線が管部及び磁石部を流通する流体に好適に作用して、流体を磁化させることができる。
また、前記管部の一端が前記箱体部の内部に開口して配され、前記流体を取り込む一つの吸入口が前記箱体部に設けられていることが好ましい
この発明は、箱体部を介することによって、一つの吸入口から箱体部内に取り込まれた流体を複数の各管部に等分配させることができ、略同一流量の磁化された流体を供給することができる。
本発明に係る磁気処理装置は、本発明に係る磁化流体供給機と、側部及び底部を有し、処理対象物が投入されて貯留される処理室と、前記管部の他端とそれぞれ連通されるとともに、先端が前記側部及び前記底部の少なくとも一方から前記処理室内部に向かって一定の角度で傾斜した方向に突出して配された複数の流体供給管部と、を備え、該流体供給管部の突出方向が、前記流体供給管部の突出位置における水平面に対して重力方向に第一角度にて傾斜し、かつ、前記流体供給管部の突出位置にて前記側部又は前記底部と接する仮想平面の法線の前記水平面への投影線に対して、水平方向に第二角度にて傾斜して配され、前記第二角度の傾斜方向が、北半球では時計回り、南半球では反時計回りの方向とされていることを特徴とする。
この発明は、処理室内で流体供給管部が一定の角度で傾斜した方向に突出して配されているので、磁化された流体を処理室内で好適に循環させることができ、処理速度を高めることができる。
また、前記第一角度が、0度を超えて5度以下とされ、前記第二角度が、0度を超えて10度以下とされていることが好ましい。
さらに、前記処理対象物の投入口が設けられた上壁部と、前記投入口を覆う蓋部と、
を備え、前記上壁部及び前記蓋部が、磁性層を備えていることが好ましい
本発明によれば、処理対象物の処理速度を向上して長期間にわたって安定した熱処理を続けることができる。
本発明に係る一実施形態について、図1から図10を参照して説明する。
本実施形態に係る低温熱分解装置(磁気処理装置)1は、磁化された空気を導入して図示しないゴミ(処理対象物)を熱処理するための装置であって、図1及び図2に示すように、空気を磁化する磁化流体供給機2と、鉄製の側部3及び底部5を有し、ゴミが投入されて貯留される処理室6と、ゴミの投入口7aが設けられた上壁部7と、投入口7aを覆う蓋部8と、磁化流体供給機2と連通されるとともに、先端が処理室6の側部3及び底部5から処理室6内部に向かって突出して配された複数の流体供給管部10と、熱処理後に生じたダイオキシン等の有害物質含む空気を浄化するための気体浄化機11と、を備えている。
磁化流体供給機2は、図3及び図4に示すように、磁力線を生じて空気(流体)を磁化(マイナスイオン化)させる流体発磁機12と、流体発磁機12が複数配されるとともに空気を取り込む吸入口13aが設けられた箱体部13と、を備えている。
流体発磁機12は、塩化ビニール樹脂からなる複数の円形断面短管14A,14B,14Cが螺合接続されてなり、第一中心軸線C1を有して空気が流通する管部14と、第二中心軸線C2を有して円管状に形成され、磁化方向Mが、第一中心軸線C1及び第二中心軸線C2と略同一となるように配された磁石部15と、磁石部15に内挿された内管16と、を備えている。なお、管部14は、複数の短管が嵌合されてなるものでもよく、1本の管からなるものでも構わない。
磁石部15は短管14Bの内側に配されており、塩化ビニール樹脂からなる円筒状の中間部15Bと、円筒状に形成され、中間部15Bを間に挟み、かつ異なる磁極で対向して配された一対の磁石15A,15Cと、を備えている。内管16は、ガラス又は塩化ビニール樹脂のような非金属からなり、中間部15B及び一対の磁石15A,15Bに内挿されている。なお、管部は、内管16を備える代わりに、一対の磁石15A,15C及び中間部15Bが短管14Bの外周側に配されていても構わない。また、磁石部全体が、一つの磁石のみからなるものでも構わない。
箱体部13は鉄製部材からなる中空の略矩形箱状に形成されている。そのうちの壁面の一つを構成する背壁部13Aには、複数の流体発磁機12が貫通して固定支持されている。箱体部13の内部には、複数の流体発磁機12が固定支持された内壁部13Bが設けられている。吸入口13aは、背壁部13Aとは別の壁面である下壁部13Cに設けられており、吸入口13aから箱体部13の内部に導入管17が突設されている。図5に示すように、導入管17には、導入管17を流れる空気量を調整するための調節弁18が配されている。なお、本実施形態では、箱体部13は処理室6の左右に一つずつ配されている。
背壁部13Aと内壁部13Bとの隙間S1には、ゴミが熱処理された後の灰(帯電体又は帯磁体)19が磁石部15の周囲を覆うように充填されている。なお、充填されるものとしては灰19に限らず、電気的又は磁気的極性を帯びたものであれば構わない。
図5から図7に示すように、処理室6の側部3は、平面状の第一側部3A及び第二側部3Bが、第一側部3Aが長辺、第二側部3Bが短辺を構成するように重力方向断面視略長方形状に配されて構成されている。底部5は、互いに対向する第一側部3Aのそれぞれから中央に向かって重力方向に傾斜して延びる第一底部5A及び第二底部5Bを備えている。そして、第一底部5A及び第二底部5Bは、処理室6の中央で当接するように形成されている。この当接位置には、熱処理後に灰となったゴミを外部へ取り出す際に駆動されるかき出し部20が配されている。
かき出し部20は、熱処理後の灰を外部へとり出すための一対のかき出し機構21A,21Bと、底部5との間に隙間S2を形成するよう第一底部5A及び第二底部5Bから離間して配されて、一対のかき出し機構21A,21Bを保護するゴミ受け部22と、を備えている。
一対のかき出し機構21A,21Bは、かき出し軸部21aと、かき出し軸部21aの周囲に螺旋状に配された一枚のスクリュー21bと、をそれぞれ備えている。
この処理室6は、上壁部7、側壁部23、及び底壁部24によって中空の略直方体に構成される鉄製の収容体25内に収容されている。上壁部7に配された投入口7aは処理室6と連通されている。上壁部7は、側壁部23に対して所定の角度で傾斜して配されている。処理室6と側壁部23とは、所定の間隔で離間して配され、処理室6と底壁部24との間の空間S3と連通する隙間S4が形成されている。
収容体25には、図1に示すように、運転開始時に火種を投入するため、及び熱処理によって形成された灰をかき出すための開口部26と、熱処理によって生じた排ガス(気体)を排出するための排気口27と、が設けられている。排気口27と気体浄化機11とは接続管29によって連通されている。図6及び図7に示すように、上壁部7、底壁部24、及び蓋部8は、熱処理後の灰からなる磁性層28を備えている。この磁性層28は、灰に限らず電気的又は磁気的極性を帯びたものであれば構わない。
収容体25には、図1及び図2に示すように、蓋部8の開閉機構30が配されている。この開閉機構30は、エアシリンダー31と、エアシリンダー31に接続されて直線運動を回転方向に変換するリンク部32と、リンク部32と回転自在に接続された回転軸部33とを備えている。回転軸部33は、蓋部8に配されている。
流体供給管部10は、図5から図7に示すように、処理室6の第一側部3Aの下方、第二側部3Bの中央下方、及び底部5のそれぞれから一定の角度で傾斜した方向に突出して配されている。この流体供給管部10の突出方向は、流体供給管部10のそれぞれの突出位置における水平面P1,P2,P3に対して重力方向に第一角度R1にて傾斜した方向となっている。さらに、第一側部3Aの法線N1方向及び第二側部3Bの法線N2方向に対して、反時計回りの方向に第二角度R2にて傾斜した方向となっている。この流体供給管部10で囲まれる領域RCを炉心としてゴミが熱処理される。
ここで、低温熱分解装置1が南半球に設置される場合には、第一側部3Aの法線S1及び第二側部3Bの法線S2に対して、流体供給管部10の突出方向が時計回りの方向に第二角度R2で傾斜した方向に配される。また、側部及び底部が曲面の場合には、流体供給管部10の突出位置において側部と接する仮想平面の法線の水平面P1,P2,P3への投影線に対して傾斜して突出するように、流体供給管部10が配される。なお、炉心をより好適に形成するためには、形成第一角度R1は0度を超えて5度以下、第二角度R2は0度を超えて10度以下の角度がそれぞれ好ましい。
気体浄化機11は、図8及び図9に示すように、処理室6内にて熱処理された後の有害物質を含む排ガスを内部に導入する流入口11aと外部へ排出する流出口11bとが設けられ、重力方向に延びて流入口11aから流入された排ガスを下方に誘導する複数の下向き通路35と、重力方向と反対方向に延びて排ガスを上方に誘導する複数の上向き通路36と、が、仕切り板37を挟んで水平方向に交互に並んで連通された鉄製の通路部38と、下向き通路35の上方にそれぞれ配されて水(浄化処理液)39を下方に噴出する噴液部40と、下向き通路35を落下する水39が貯留される貯留部41と、を備えている。
複数の下向き通路35は、流入口11aと連通された第一下向き通路35Aと、第一下向き通路35A以外の残りの通路であって、第一下向き通路35Aの通路幅の1/2程度の幅とされた第二下向き通路35Bと、を備えている。そして、排ガスを通過させる第一貫通孔42aが一部に設けられた第一仕切り部42が、第一下向き通路35Aの途中に配されている。また、第一貫通孔42aよりも例えば3/5程度小径に形成されて排ガスを通過させる第二貫通孔43aが一部に設けられた第二仕切り部43が、第二下向き通路35Bの途中にそれぞれ配されている。
複数の上向き通路36は、流出口11bと連通された第一上向き通路36Aと、第一上向き通路36A以外の残りの通路である第二上向き通路36Bと、を備えている。上向き通路36は、何れも略同一の管路幅とされている。そして、下向き通路35と上向き通路36とは、貯留部41の液面Sよりも上方にて連通されている。
流入口11aは、図1に示すように、収容体25の排気口27と連通されている。また、流出口11bには、図8に示すように、煙突45が連通されている。煙突45の内部の流出口11b近傍には、煙突45から排ガスを排出直前に加熱して排ガスに含まれる水蒸気を蒸発させる発熱部46が設けられている。
噴液部40は、数十nmの微細な噴出径を有するノズルからなり、噴出された水39が重力方向に対して一定の角度(例えば45度)に傾斜して広がるように、噴出方向が設定されている。各噴液部40は、調水弁47が配された共通の水道管48から分岐されて接続されている。
貯留部41の下方には、開閉弁50が配された水39の排水管51が接続されている。また、配水管51よりも液面S側には、水39に浮かんだ油分を回収するための排油管52が接続されている。
次に、本実施形態にかかる流体発磁機12、磁化流体供給機2、及び低温熱分解装置1の作用について、低温熱分解方法(磁気処理方法)とともに説明する。
本実施形態にかかる低温熱分解方法は、図10に示すように、ゴミが投入された処理室6内へ火種を投入する火入れ工程(S01)と、流体発磁機12の磁化方向Mに空気を挿通させて空気を磁化させる磁化工程(S02)と、磁化流体供給機2から処理室6内へ流体供給管部10を通して磁化された空気を供給する供給工程(S03)と、熱処理によって生じた排ガスを外部へ放出する放出工程(S04)と、を備えている。
まず、箱体部13の調節弁18を閉めた状態で、蓋部8の開閉機構30を操作して蓋部8を開ける。そして、開口した投入口7aから処理室6内にゴミを投入し、再び開閉機構30を操作して蓋部8を閉じる。
続いて火入れ工程(S01)に移行する。ここでは、収容体25の開口部26を開けて、図示しない点火された燻燃材を火種として処理室6の内部に挿入する。
そして、火種をもとにゴミを発火させ、領域RC内にある程度火がまわった時点で開口部26を閉じ、磁化工程(S02)及び供給工程(S03)に移行する。
このとき、ゴミは燻燃された状態となり、処理室6の内部では底部5から上方に向かう気流が発生する。ここで、箱体部13の調節弁18を所定の分量に開いて、吸入口13aから導入管17を介して箱体部13内に空気を導入する。
箱体部13内に導入された空気は、内壁部13B及び背壁部13Aに固定支持された流体発磁機12のそれぞれの管部14内に流入する。そして、磁石部15を通過する際に、一対の磁石15A,15Cから生じる磁力線による空気の磁化(及びマイナスイオン化)が行われる(磁化工程(S02))。磁化された空気は、流体供給管部10を介して連続的に処理室6内へ吸引される(供給工程(S03))。
このとき、処理室6内部では、流体供給管部10から送出された空気が領域RCを中心に鉛直上方から見て時計回りの渦を形成する。これによりゴミの熱処理が促され、燻燃された状態で炭化・セラミック化が進行する。
熱処理に伴って発生した排ガスは、上壁部7に接触すると外気によって冷却される。このとき、排ガスに含まれる水蒸気の一部が結露して付着する。付着した結露はそのまま壁面を伝って処理室6と側壁部23との間に形成された隙間S4から、処理室6と底壁部24との間に形成された空間S3内に流れていく。
所定時間の熱処理後、一対のかき出し機構21A,21Bを駆動してかき出し軸部21aを回転させる。このとき、スクリュー21bの回転にともない、処理室6の底部5中央に溜まった灰が開口部26までかき出される。こうして、かき出された灰を開口部26から回収する。そして、開閉機構30を駆動して蓋部8を開けて新たなゴミを処理室6に投入することによって、引き続きゴミの熱処理が行われる。
一方、開閉弁50を閉めた状態で調水弁47を開け、水道管48から水39を各噴液部40に供給して水39を噴出させる。そして、液面Sが一定の高さとなるように開閉弁50の開閉量を調節しておく。この状態で、排気ガスが排気口27から接続管29を介して気体浄化機11の流入口11aに流れて通路部38の第一下向き通路35Aに流入して放出工程(S04)が行われる。
このとき、第一下向き通路35Aを鉛直下方に流れる排ガスに対して噴液部40から水39が噴出される。このとき、排ガスに含まれる油分や有害物質は、水39によって冷却されるとともに、鉛直下方に配された貯留部41内に水39とともに落下する。
また、排ガスが第一下向き通路35Aの途中で第一貫通孔42aを通過する際にも、噴液部40から噴出されて第一仕切り部42表面に貯留された水39に触れる。そのため、排ガスに含まれる油分や有害物質がここでも冷却され、水39とともに第一貫通孔42aから貯留部41に落下する。
第一下向き通路35Aの下方まで到達した排ガスは、貯留部41に貯留された水面上を通過して隣接する第二上向き通路36B内を今度は鉛直上方に向かって流れていく。そして、上方まで到達した排ガスは、今度はこれと連通された隣接する第二下向き通路35Bに流入する。ここでも、第一下向き通路35A内と同様の作用によって、排ガスに含まれる油分や有害物質が水39によって洗い流される。
これを繰り返しながらやがて第二下向き通路35Bから第一上向き通路36Aに流入した排ガスは、油分や有害物質が洗い流された状態となっている。そして、そのまま上昇して流出口11bから煙突45内に流入する。このとき、発熱部46を加熱して排ガス内に残った水分を蒸発させる。こうして無色透明で清浄なガスが大気中に放出される。
貯留部41に貯留された水39の液面Sに浮遊する油分等は、排油管52を介して外部に取り出す。また、貯留部41に貯留された水39は開閉弁50を開いて排出管51を介して外部に取り出す。回収した油分等は再びゴミと一緒に処理室6内に投入する。
この流体発磁機12によれば、磁石部15から生じる磁力線が管部14及び磁石部15を流通する空気に好適に作用して、流体を磁化させることができる。
特に、磁石部15が、樹脂からなる中間部15Bと、中間部15Bを間に挟み、かつ異なる磁極で対向して配された一対の磁石15A,15Cと、を備え、さらに、磁石部15の周囲が磁化された灰19で覆われているので、より強力に空気を磁化させることができる。また、内管16が一対の磁石15A,15Cに内挿されているので、一対の磁石15A,15Cを通過する空気の流量を好適に増大させることができる。
また、この磁化流体供給機2によれば、一つの吸入口から導入管17を通じて箱体部13内に一旦空気を取り込んでから複数の各管部14に等分配させることができ、略同一流量の空気を磁化させて流体供給管部10へと供給することができる。
また、この低温熱分解装置1によれば、処理室6内で流体供給管部10が側部3及び底部5に対して一定の角度で傾斜した方向に突出して配されているので、磁化された空気を処理室6内の領域RCで好適に循環させて熱処理領域を形成・維持させることができ、処理速度を高めて長時間にわたって運転させることができる。
特に、流体供給管部10の突出方向が、第一角度R1及び第二角度R2に傾斜した方向となっているので、より好適に処理領域を形成・維持させることができる。
また、収容体25の上壁部7と蓋部8とが、磁性層28を備えているので、さらに、好適に領域RCを形成・維持させることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、処理室、収容体とも略矩形箱状としているが、この形状に限らず、壁面が曲面であっても構わない。
本発明の一実施形態にかかる低温熱分解装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる低温熱分解装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる磁化流体供給機を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる流体発磁機を示す断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 本発明の一実施形態にかかる低温熱分解装置の気体浄化機を示す正面図である。 図8のD−D断面図である。 本発明の一実施形態にかかる低温熱分解方法を示すフロー図である。
符号の説明
1 低温熱分解装置(磁気処理装置)
2 磁化流体供給機
3 側部
5 底部
6 処理室
7 上壁部
7a 投入口
8 蓋部
10 流体供給管部
12 流体発磁機
13 箱体部
13a 吸入口
14 管部
15 磁石部
15A,15C 一対の磁石
15B 中間部
19 灰(帯電体又は磁性体)
C1 第一中心軸線
C2 第二中心軸線
M 磁化方向
P1,P2,P3 水平面
R1 第一角度
R2 第二角度

Claims (5)

  1. 樹脂からなり、第一中心軸線を有して流体が流通する管部と、第二中心軸線を有して円管状に形成され、磁化方向が、前記第一中心軸線及び前記第二中心軸線と略同一となるように配された磁石部と、を有する流体発磁機と、
    該流体発磁機が内部に複数固定された箱体部と、
    を備え、
    前記磁石部が、樹脂からなる中間部と、
    該中間部を間に挟み、かつ異なる磁極で対向して配された一対の磁石と、
    を備えて、
    電気的又は磁気的極性を帯びた部材が、前記磁石部の周囲を覆うように前記箱体部の一部に充填されていることを特徴とする磁化流体供給機。
  2. 前記管部の一端が前記箱体部の内部に開口して配され、
    前記流体を取り込む一つの吸入口が前記箱体部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁化流体供給機。
  3. 請求項2に記載の磁化流体供給機と、
    側部及び底部を有し、処理対象物が投入されて貯留される処理室と、
    前記管部の他端とそれぞれ連通されるとともに、先端が前記側部及び前記底部の少なくとも一方から前記処理室内部に向かって一定の角度で傾斜した方向に突出して配された複数の流体供給管部と、
    を備え、
    該流体供給管部の突出方向が、前記流体供給管部の突出位置における水平面に対して重力方向に第一角度にて傾斜し、かつ、前記流体供給管部の突出位置にて前記側部又は前記底部と接する仮想平面の法線の前記水平面への投影線に対して、水平方向に第二角度にて傾斜して配され、
    前記第二角度の傾斜方向が、北半球では時計回り、南半球では反時計回りの方向とされていることを特徴とする磁気処理装置。
  4. 前記第一角度が、0度を超えて5度以下とされ、
    前記第二角度が、0度を超えて10度以下とされていることを特徴とする請求項3に記載の磁気処理装置。
  5. 前記処理対象物の投入口が設けられた上壁部と、
    前記投入口を覆う蓋部と、
    を備え、
    前記上壁部及び前記蓋部が、磁性層を備えていることを特徴とする請求項4に記載の磁気処理装置。
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