JP6490533B2 - 木質バイオマスボイラー - Google Patents

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本発明は、廃木材や廃竹材等の木質材を燃料とした熱分解方式の木質バイオマスボイラーに関する。
従来、ボイラーの燃料は、主にA重油、軽油、灯油やLPG等の化石燃料が使用されている。しかしながら、化石燃料ボイラーは、原料費の高騰や二酸化炭素排出量等が問題となっており、エネルギーコスト低減と環境負荷の低減が求められている。そこで、木質ペレットやチップ等のバイオマス燃料を使用するバイオマスボイラーが注目されている。
例えば、特許文献1には、バイオマスを燃焼させる燃焼炉の燃焼室の周囲を囲む形で、温水タンクを形成し、上縁が燃焼室の高さの1/2以下の位置になるように燃焼室の背壁に排煙口を設け、温水タンクの湯沸室を貫通して設けられた煙筒体に排煙させる構成としたバイオマスボイラーが開示されている。
特開2014−199174号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているような燃焼炉方式のバイオマスボイラーでは、二酸化炭素の排出量が多いという問題がある。
そこで、本発明においては、燃焼炉方式に比べて二酸化炭素の発生が格段に少ない熱分解方式の木質バイオマスボイラーを提供することを目的とする。
本発明の木質バイオマスボイラーは、木質材燃料を熱分解する熱分解炉と、熱分解炉内に吸入する空気を通過させることにより酸素欠乏状態とする磁化装置と、熱分解炉を囲むように設けられ、熱分解炉により発生した熱により貯留水を加熱するボイラータンク部と、熱分解炉内を通過する配管により構成され、熱分解炉により発生した熱により配管内の流水を加熱する熱交換器部と、熱分解炉内で発生した加熱空気を排出する排気管、および、排気管に熱分解炉内から加熱空気を吸引するファンを備えた温風発生装置とを有するものである。
本発明の木質バイオマスボイラーでは、熱分解炉内に吸入する空気を磁化装置に通過させることにより、酸素欠乏状態、すなわち低酸素状態(窒素リッチ状態)となり、この空気中の酸素分子は凝縮された結合体を形成する。そして、この凝縮された低酸素の結合体が木質材燃料に衝突すると、木質材燃料は熱分解反応を起こし、火炎燃焼することなく、乾留反応により熱分解し、磁性を帯びた灰となる。この磁性灰が隣接する次の燃料の熱源となることによって、乾留反応が継続する。このような木質材燃料の熱分解により熱分解炉で発生した熱によって、ボイラータンク部の貯留水が加熱された温水または蒸気となり、熱交換器部の流水が加熱されて温水となり、また、熱分解炉内で発生した加熱空気が温風発生装置のファンにより排気管を通じて吸引されて温風となる。
また、本発明の木質バイオマスボイラーは、熱分解炉内に、鉛直方向に延びる筒状体であり、その内面に斜め下方へ向かって突出する環状の整流板を鉛直方向に複数段備えた筒状体を有し、熱交換器部の配管は、筒状体の周りを巻回するように配設されたものであることが望ましい。熱分解炉内で木質系材料の熱分解によって生じる対流は、ばらつきがあり、乱れているが、この乱れた対流を筒状体の内面に斜め下方へ向かって突出する環状の整流板によって受け止めて調整し、筒状体の周りへの輻射熱を均一化することが可能となる。また、この環状の整流板自体に吸熱された熱によっても、熱分解炉内の熱分解が継続されるようになる。
また、本発明の木質バイオマスボイラーは、熱分解炉の炉頂部に木質材燃料を質量含水率30%以下、より好ましくは20%以下まで乾燥する乾燥室を有することが望ましい。これにより、熱分解炉の炉頂部からの排熱を利用して木質材燃料を乾燥することができ、木質材燃料として生の廃木材や廃竹材等を用いる場合には、これらの木質材燃料の質量含水率を30%以下とすることで、熱分解炉で発生する分解熱を常時一定にすることが可能となる。特に、木質材燃料の質量含水率を20%以下まで乾燥すれば、熱分解が容易となり、有害ガスが発生しないという利点がある。
また、温風発生装置は、排気管内を通過する加熱空気に対して水を噴霧する噴霧装置を備えたものであることが望ましい。これにより、加熱空気中の有害物質、白煙および不純物を水の噴霧粒子により捕捉して浄化することが可能となる。
(1)木質材燃料を熱分解する熱分解炉と、熱分解炉内に吸入する空気を通過させることにより酸素欠乏状態とする磁化装置と、熱分解炉を囲むように設けられ、熱分解炉により発生した熱により貯留水を加熱するボイラータンク部と、熱分解炉内を通過する配管により構成され、熱分解炉により発生した熱により配管内の流水を加熱する熱交換器部と、熱分解炉内で発生した加熱空気を排出する排気管、および、排気管に熱分解炉内から加熱空気を吸引するファンを備えた温風発生装置とを有する構成により、燃焼炉方式に比べて二酸化炭素の発生が格段に少ない熱分解方式により木質材燃料を熱分解し、その分解熱により、温水(蒸気)および温風を得ることが可能となる。
(2)熱分解炉内に、鉛直方向に延びる筒状体であり、その内面に斜め下方へ向かって突出する環状の整流板を鉛直方向に複数段備えた筒状体を有し、熱交換器部の配管は、筒状体の周りを巻回するように配設されたものであることにより、筒状体の周りへの輻射熱を均一化し、所望の温度の温水(蒸気)および温風を安定的に得ることが可能となる。
(3)熱分解炉の炉頂部に木質材燃料を質量含水率30%以下まで乾燥する乾燥室を有する構成により、熱分解炉の炉頂部からの排熱を利用して木質材燃料を乾燥し、熱分解炉で発生する分解熱を常時一定にして木質バイオマスボイラーの安定的な運転が可能となる。
(4)温風発生装置が排気管内を通過する加熱空気に対して水を噴霧する噴霧装置を備えたものであることにより、加熱空気中の有害物質、白煙および不純物を水の噴霧粒子により捕捉して浄化することが可能となり、無害な温風を利用することが可能となる。
本発明の実施の形態における木質バイオマスボイラーの概要を示す正面図である。 図1の木質バイオマスボイラーの概要を示す平面図である。 整流板による対流の調整効果を説明する説明図である。
図1は本発明の実施の形態における木質バイオマスボイラーの概要を示す正面図、図2は図1の木質バイオマスボイラーの概要を示す平面図である。
図1および図2に示すように、本発明の実施の形態における木質バイオマスボイラー1は、廃木材や廃竹材等の木質材燃料を熱分解する熱分解炉2と、熱分解炉2内に吸入する空気を通過させることにより酸素欠乏状態とする磁化装置3と、熱分解炉2を囲むように設けられたボイラータンク部4と、熱分解炉2内を通過する配管により構成される熱交換器部5と、熱分解炉2内で発生した加熱空気から温風を得る温風発生装置6とを有する。
熱分解炉2は、鉛直方向に延びる円筒状の内部炉殻10と、炉頂板11とによって形成されている。内部炉殻10はボイラー鋼板(ボイラー用炭素鋼鋼板)、炉頂板11は普通鋼鋼板(炭素鋼鋼板)である。また、熱分解炉2の下部には、中間炉床12が設けられている。中間炉床12は、木質材燃料を受ける火格子(ロストル)である。また、熱分解炉2の正面には、熱分解炉2の中間炉床12上に木質材燃料を投入するための燃料投入口13が設けられている。燃料投入口13の下方には、中間炉床12下の灰を掻き出すための灰掻出口14が設けられている。
熱分解炉2の中間炉床12の上方および下方の側面には、それぞれ3つの空気吸込管15A,15B,15Cおよび空気吸込管16A,16B,16Cが設けられている。図2に示すように、空気吸込管15A,15B,15Cは平面視で120°間隔で設けられている。空気吸込管16A,16B,16Cも同様である。また、空気吸込管15A,15B,15Cと空気吸込管16A,16B,16Cとは互いに40°間隔となるように配置されている。磁化装置3は、空気吸込管15A,15B,15C,16A,16B,16Cにそれぞれ設けられている。
また、熱分解炉2内には、鉛直方向に延びる円筒状の筒状体17が設けられている。筒状体17の内面には、斜め下方へ向かって突出する環状(逆円錐台状)の整流板18が鉛直方向に複数段設けられている。図3は整流板18による対流の調整効果を説明する説明図である。図3に示すように、熱分解炉2内で木質系材料の熱分解によって生じる対流C1は、ばらつきがあり、乱れているが、この乱れた対流C1を筒状体17の内面の整流板18によって受け止めて調整し、筒状体17の周りへの輻射熱C2を均一化する。
磁化装置3は、管内に強磁石を向かい合わせに配置したものである。熱分解用の空気がこの磁化装置3の中を通過する際、空気中の酸素が強磁石に引き寄せられ、流入空気は酸素欠乏状態、すなわち低酸素状態(窒素リッチ状態)となり、空気中の酸素分子は凝縮された結合体を形成する。そして、この凝縮された低酸素の結合体が木質材燃料に衝突すると、木質材燃料は熱分解反応を起こし、火炎燃焼することなく、乾留により熱分解し、磁性を帯びた灰となる。この磁性灰が隣接する次の燃料の熱源となることによって、乾留が継続する。
ボイラータンク部4は、前述の内部炉殻10と、この内部炉殻10を囲むように設けられた鉛直方向に延びる円筒状の外部炉殻20とによって形成された空間である。ボイラータンク部4の上方には、水を給水するヘッドタンク7が設けられている。ヘッドタンク7の水は水の自重によりボイラータンク部4の上部に給水され、ボイラータンク部4内に貯留され、熱分解炉2により発生した熱により加熱される。また、ボイラータンク部4の下部にはボイラータンク部4内の温水または蒸気を吐出する吐出管21が設けられている。
熱交換器部5は、筒状体17の周りを巻回するように配設された熱交換器用鋼管5Aにより形成された配管である。熱交換器用鋼管5Aは、一端が熱分解炉2の上部の注水口19Aに接続され、注水口19Aから筒状体17の周りを螺旋状に下降するように筒状体17の周りに配設され、他端が熱分解炉2の下部の吐出口19Bに接続されている。この熱交換器用鋼管5A内の流水は、熱分解炉2により発生した熱により加熱される。
温風発生装置6は、熱分解炉2内で発生した加熱空気を排出する排気管30と、排気管30に熱分解炉2内から加熱空気を吸引するファン31とを備える。排気管30は熱分解炉2の炉頂部に接続されている。ファン31は、空気中の不純物を除去する不純物除去フィルターを備えている。排気管30とファン31との間には、シーズヒーター32が設けられている。また、排気管30の途中には、排気管30内を通過する加熱空気に対して水を噴霧する噴霧装置33を備えている。
噴霧装置33は、水としての温水を排気管30内に噴霧することで、熱分解炉2内で発生した加熱空気中の有害物質、白煙および不純物を温水の噴霧粒子によって捕捉して浄化する。温水の噴霧粒子に捕捉された有害物質、白煙および不純物は、ドレン34より排出される。シーズヒーター32は、噴霧装置33から温水が噴霧されることにより湿度が上昇した加熱空気を加熱することによって湿度を下げるとともに、加熱空気中の水分の中の雑菌を殺菌するためのものである。
なお、本実施形態における木質バイオマスボイラー1では、熱分解炉2およびボイラータンク部4の全体と、排気管30の周りとを断熱材40,41により覆っている。また、本実施形態における木質バイオマスボイラー1は、熱分解炉2の炉頂部に木質材燃料を質量含水率30%以下まで乾燥する乾燥室8を有する。
上記構成の木質バイオマスボイラー1では、燃料投入口13から廃木材や廃竹材等の木質材燃料を熱分解炉2内に投入する。このとき、木質材燃料は熱分解炉2の半分以下の高さまで投入する。そして、ファン31を駆動することにより、磁化装置3を通して熱分解用の空気を熱分解炉2内に引き入れ、おき火により着火する。このとき、熱分解用の空気は前述のように酸素欠乏状態となり、凝縮された低酸素の結合体が木質材燃料に衝突することにより、木質材燃料は火炎燃焼することなく熱分解反応を継続する。
また、熱分解後の木質材燃料は磁性を帯びた灰となり、この磁性灰は隣接する次の燃料の熱源となることによって、乾留が継続する。他方、熱分解炉2内に引き込まれた低酸素の結合体は加熱空気となり、熱分解炉2の筒状体17内で整流板18により調整されて熱分解炉2内を循環し、整流板18自体に吸熱される。この整流板18に吸熱された熱によっても熱分解が継続される。そして、熱分解後の木質材燃料は最終的に約1/300に減容されて中間炉床12から落下し、灰掻出口14から掻き出される。
熱分解炉2内の温度分布は、乾留部の温度が350〜400℃の低温乾留温度に維持される。炉内下部から中間部は、400〜900℃(時間の経過とともに上昇)に制御し、上部温度は300〜480℃の低温に維持される。
この分解熱によりボイラータンク部4内の水が加熱され、90〜100℃の温水または蒸気となる。ボイラータンク部4にはヘッドタンク7の水が自重により給水され、温水がボイラータンク部4の下部の吐出管21から吐出される。なお、一般的なボイラーの給水は、下部からポンプにより給水し、ボイラー内部の水は加熱されて密度差が生じ、熱対流による自然対流が発生し、温水は上部への浮力を受けるが、本実施形態における木質バイオマスボイラー1では、加熱された温水を連続的に吐出させることで、上部から下部への自然対流が起こる。
また、これと同時に、熱分解炉2内では熱交換器部5の配管内の流水が分解熱により加熱され、90〜95℃の温水となる。熱交換器部5への注水は、既設の水道水配管から行われる。上水は熱分解炉2の上部の注水口19Aから注水され、熱分解炉2内の筒状体17の周りを螺旋状に下降する間に分解熱により加熱され、温水が熱分解炉2の下部の吐出口19Bに接続された配管22から吐出される。
また、熱分解炉2の内部で発生する加熱空気は、ファン31により吸引されて90〜100℃の温風となる。熱分解炉2内の加熱空気は排気管30の途中に備えられた噴霧装置33から温水が噴霧されることにより浄化される。なお、木質材燃料の着火直後は黒煙が発生するが、熱分解状態ではほとんど煙は発生しないため、噴霧装置33からは必要に応じて温水を噴霧する。また、必要に応じてシーズヒーター32を駆動し、加熱空気の湿度を下げるとともに水分中の雑菌を殺菌する。
上述のようにボイラータンク部4により得られる温水または蒸気は、給湯用(農業ハウス、旅館・ホテル・病院等の風呂用、再加熱用等)、暖房用(農業ハウス、温水、旅館、ホテル・オフィス、学校、病院、業務用等)、大気との温度差による発電機用、工業用、温風用(温水を既設熱交換器で温風へ変換)、その他に利用できる。また、熱交換器部5により得られる温水は、上記ボイラータンク部4の温水の再加熱用、床暖房用、上記ボイラータンク部4との組み合わせ利用(給湯用・暖房用との組み合わせ)、大気との温度差による発電機用、温風用(温水を既設熱交換器で温水へ変換)等に利用できる。さらに、温風発生装置6により得られる温風は、農業用ハウス、各種温室、暖房用、温水用(温風を既設熱交換器で温水へ変換)等に利用できる。
なお、本実施形態における木質バイオマスボイラー1に使用する木質材燃料としては、林地残材(間伐材等)、製材残材、建設廃材・残材、薪、木質チップ等の廃木材や、放置竹林の廃木材等を使用することができる。また、丸太状や薪状の木質材燃料の場合、長さ50〜60cm×径(10cm以下)のものを使用する。また、木質材燃料の質量含水率が30%超の場合には、乾燥室8内で質量含水率30%以下まで乾燥した後に使用する。
また、本実施形態においては、木質材燃料を燃料投入口13から手動により投入する構成であるが、自動的に投入する構成とすることも可能である。この場合、スクリューコンベア等により木質材燃料を貯蔵ホッパーから乾燥室8へ運搬し、熱分解炉2の炉頂板11を自動化開閉式として熱分解炉2内へ投入する構成とすれば良い。
本発明の木質バイオマスボイラーは、廃木材や廃竹材等の木質材を燃料として、温水(蒸気)および温風を得ることのできるボイラーとして有用である。
1 木質バイオマスボイラー
2 熱分解炉
3 磁化装置
4 ボイラータンク部
5 熱交換器部
6 温風発生装置
10 内部炉殻
11 炉頂板
12 中間炉床
13 燃料投入口
14 灰掻出口
15A,15B,15C,16A,16B,16C 空気吸込管
17 筒状体
18 整流板
19A 注水口
19B 吐出口
20 外部炉殻
30 排気管
31 ファン
32 シーズヒーター
33 噴霧装置
34 ドレン
40,41 断熱材

Claims (3)

  1. 内部炉殻と炉頂板とによって形成された熱分解炉であり、前記内部炉殻の内側に配置され、鉛直方向に延びる筒状体であり、その内面に斜め下方へ向かって突出する環状の整流板を鉛直方向に複数段備えた筒状体を有し、木質材燃料を熱分解する熱分解炉と、
    前記熱分解炉内に吸入する空気を通過させることにより酸素欠乏状態とする磁化装置と、
    前記内部炉殻と、前記内部炉殻を囲むように設けられた外部炉殻とによって、前記熱分解炉を囲むように設けられた空間であり、前記熱分解炉により発生した熱により貯留水を加熱するボイラータンク部と、
    前記熱分解炉内を通過する配管であり、前記筒状体の周りを巻回するように前記筒状体と前記内部炉殻との間に配設された配管により構成され、前記熱分解炉により発生した熱により前記配管内の流水を加熱する熱交換器部と、
    前記熱分解炉内で発生した加熱空気を排出する排気管、および、前記排気管に前記熱分解炉内から前記加熱空気を吸引するファンを備えた温風発生装置と
    を有する木質バイオマスボイラー。
  2. 前記熱分解炉の炉頂部に前記木質材燃料を質量含水率30%以下まで乾燥する乾燥室を有する請求項記載の木質バイオマスボイラー。
  3. 前記温風発生装置は、前記排気管内を通過する前記加熱空気に対して水を噴霧する噴霧装置を備えたものである請求項1または2に記載の木質バイオマスボイラー。
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