JP4486412B2 - 電線の着色装置及び電線の加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性の芯線と、この芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた電線の外表面をマーキングする電線の着色装置及び該電線の着色装置を備えた電線の加工装置に関する。
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、端子金具と、この端子金具を収容するコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、導電性の板金などからなり電線の端部に取り付けられてこの電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり箱状に形成されている。ワイヤハーネスは、コネクタハウジングが前述した電子機器などと結合することにより、端子金具を介して各電線が前述した電子機器と電気的に接続して、前述した電子機器に所望の電力や信号を伝える。
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、まず電線を所定の長さに切断した後、該電線の端部などの被覆部を除去(皮むき)して端子金具を取り付ける。必要に応じて電線同士を接続する。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。
前述したワイヤハーネスの電線は、芯線の大きさと、被覆部の材質(耐熱性の有無などによる材質の変更)と、使用目的などを識別する必要がある。なお、使用目的とは、例えば、エアバック、ABS(Antilock Brake System)や車速情報などの制御信号や、動力伝達系統などの電線が用いられる自動車の系統(システム)である。
そこで、ワイヤハーネスに用いられる電線は、前述した被覆部を構成する合成樹脂を芯線の周りに押し出し被覆する際に、被覆部を構成する合成樹脂に所望の色の着色剤を混入して、該被覆部を所望の色に着色してきた(例えば、特許文献1ないし3参照)。この場合、電線の外表面の色を変更する際に、前述した押し出し被覆を行う押し出し被覆装置を停止する必要がある。この場合、電線の色替えの度に、押し出し被覆装置を停止する必要があり、電線の製造にかかる所要時間と手間が増加して、電線の生産効率が低下する傾向であった。
または、押し出し被覆装置が押し出し被覆を行っている状態で合成樹脂に混入する着色剤の色を変更してきた。この場合、着色剤の色を変更した着後では、被覆部を構成する合成樹脂の色が、被覆部の変更前の着色剤の色と変更後の着色剤の色とが混ざり合った色になる。このため、電線の材料歩留まりが低下する傾向であった。
前述した電線の生産性の低下と電線の材料歩留まりの低下を防止するために、本発明の出願人は、例えば、単色の電線を製造しておき、必要に応じて電線の外表面の一部を所望の色に着色してワイヤハーネスを組み立てることを提案している(特許文献4参照)。
特開平5−111947号公報 特開平6−119833号公報 特開平9−92056号公報 国際公開第03/019580号パンフレット
前述したように、製造後の単色の電線の外表面の一部を所望の色に着色する則ちマーキングして、前述したワイヤハーネスを組み立てる際には、例えば、長尺の電線を所定の長さ毎に切断する切断装置に前述した電線の外表面を着色(マーキング)する着色装置を取り付けて、電線の加工装置を構成することが考えられる。この電線の加工装置は、電線の長手方向に沿って該電線を移動させながら、前述した着色装置が電線の外表面を着色するとともに、切断装置が電線を所定の長さ毎に切断するなどの各種の加工を施す。
前述した電線の加工装置では、切断装置と着色装置との双方が、電線の移動量を測定する測定手段を備えることが考えられる。とくに、従来から用いられてきた切断装置に新たな着色装置を取り付ける場合に、切断装置と着色装置との双方が前述した測定手段を備えることが考えられる。
切断装置と着色装置との双方が前述した測定手段を備えると、測定手段同士の誤差などのために、切断などの各種の加工及び着色を繰り返すと、例えば、切断された電線のマーキングされた位置(着色された位置)が徐々にずれてしまうことが考えられる。このように、所定の長さ毎に切断した電線のマーキング位置が徐々にずれてしまい、電線同士の識別に悪影響を与える虞がある。
したがって、本発明の目的は、切断装置の測定手段と別体の測定手段を備えても、所定の長さ毎に切断した電線のマーキング位置が徐々にずれることを防止できる電線の着色装置と、該着色装置を備えた電線の加工装置を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電線の着色装置は、導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を該電線の長手方向に沿って移動させながら所定の長さ毎に切断する切断装置に取り付けられて、前記電線の外表面を着色する電線の着色装置において、前記切断装置は、前記電線の移動量を測定する第1の測定手段と、前記電線を切断したことを示す情報を出力する情報出力手段とを備え、前記第1の測定手段からの情報に基づいて、前記電線を所定の長さ毎に切断するとともに、前記切断装置に取り付けられる本体と、前記本体に設けられかつ前記電線の移動量を測定するとともに前記第1の測定手段と別体の第2の測定手段と、前記本体に設けられかつ前記電線の外表面をマーキングする着色手段と、前記本体に設けられかつ前記第2の測定手段からの情報に基づいて、前記着色手段に前記電線の外表面をマーキングさせる制御手段と、前記本体に設けられかつ前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との双方から前記電線の移動量を示す情報が入力するとともに、前記情報出力手段から前記電線を切断したことを示す情報が入力すると、前記第1の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報と前記第2の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報との差を求め、この差に基づいて、前記着色手段が前記電線の外表面をマーキングするタイミングを補正する補正手段と、を備えているとともに、前記補正手段は、前記第1の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報が前記第2の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報より大きな前記電線の移動量を示す場合には、前記差に応じて前記着色手段が前記電線の外表面をマーキングするタイミングを遅らせ、前記第1の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報が前記第2の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報より小さな前記電線の移動量を示す場合には、前記差に応じて前記着色手段が前記電線の外表面をマーキングするタイミングを速くさせることを特徴としている。
請求項に記載の本発明の電線の加工装置は、導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を該電線の長手方向に沿って移動させながら所定の長さ毎に切断する切断装置と、請求項1記載の電線の着色装置と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載された本発明の電線の着色装置によれば、補正手段が、第1の測定手段からの電線の移動量と第2の測定手段からの電線の移動量との差を求め、この差に応じて、着色手段がマーキングするタイミングを補正する。このため、電線の切断を繰り返しても、マーキング位置がずれることを防止できる。
なお、本明細書では、電線の被覆部の外表面を着色する際に、電線の被覆部の外表面に向かって液状の着色材を一定量ずつ滴射して、前記着色材の液滴を前記電線の被覆部の外表面に付着させて該電線を着色するのが望ましい。
なお、本明細書でいう着色材とは、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、本明細書でいう着色材とは、着色液と塗料との双方を示している。着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液で被覆部の外表面を着色すると、染料が被覆部内にしみ込み、塗料で被覆部の外表面を着色すると、顔料が被覆部内にしみ込むことなく外表面に接着する。即ち、本明細書でいう電線の外表面を着色するとは、電線の外表面の一部を染料で染めることと、電線の外表面の一部に顔料を塗ることとを示している。
また、前記溶媒と分散液は、被覆部を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部内に確実にしみ込んだり、顔料が被覆部の外表面に確実に接着することとなる。
さらに、本明細書に記した滴射とは、着色ノズルから液状の着色材が、液滴の状態即ち滴の状態で、電線の外表面に向かって付勢されて打ち出されることを示している。
正手段が、第1の測定手段からの電線の移動量が大きいと、着色手段がマーキングするタイミングを遅らせる。また、補正手段が、第2の測定手段からの電線の移動量が大きいと、着色手段がマーキングするタイミングを速くさせる。このため、電線の切断を繰り返しても、マーキング位置がずれることを確実に防止できる。
請求項に記載された本発明の電線の加工装置によれば、着色装置の補正手段が、第1の測定手段からの電線の移動量と第2の測定手段からの電線の移動量との差を求め、この差に応じて、着色手段がマーキングするタイミングを補正する。このため、電線の切断を繰り返しても、着色装置が形成するマーキング位置がずれることを防止できる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、着色手段がマーキングするタイミングを補正手段が補正する。このため、電線の切断を繰り返しても、マーキング位置がずれることを防止できる。したがって、所定の長さ毎に切断した電線のマーキング位置が徐々にずれることを防止できる。
線の切断を繰り返しても、マーキング位置がずれることを確実に防止できる。したがって、所定の長さ毎に切断した電線のマーキング位置が徐々にずれることを確実に防止できる。
請求項に記載の本発明は、着色装置の着色手段がマーキングするタイミングを補正手段が補正する。このため、電線の切断を繰り返しても、マーキング位置がずれることを防止できる。したがって、所定の長さ毎に切断した電線のマーキング位置が徐々にずれることを防止できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる電線の加工装置(以下、単に加工装置と呼ぶ)1を図1ないし図9に基づいて説明する。製造装置1は、図8及び図9に示す電線2を製造する装置である。
電線2は、移動体としての自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。電線2は、図8に示すように、導電性の芯線3と、絶縁性の被覆部4とを備えている。芯線3は、複数の素線が撚られて形成されている。芯線3を構成する素線は、導電性の金属からなる。また、芯線3は、一本の素線から構成されても良い。被覆部4は、例えば、ポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの合成樹脂からなる。被覆部4は、芯線3を被覆している。このため、電線2の外表面4aとは、被覆部4の外表面をなしている。
また、被覆部4は、単色Pである。なお、被覆部4を構成する合成樹脂に所望の着色剤を混入して、電線2の外表面4aを単色Pにしても良く、被覆部4を構成する合成樹脂に着色剤を混入することなく、単色Pを合成樹脂自体の色として良い。被覆部4を構成する合成樹脂に着色剤を混入せずに、単色Pが合成樹脂自体の色の場合、被覆部4即ち電線2の外表面4aは、無着色であるという。このように、無着色とは、被覆部4を構成する合成樹脂に着色剤を混入せずに、電線2の外表面4aが合成樹脂自体の色であることを示している。電線2の外表面4aは、前述した無着色であっても良く、例えば白色などの単色であっても良い。
電線2の外表面4aには、複数の第1の点5と、複数の第2の点6とからなる印7が形成されている。第1の点5は、第1の色B(図8及び図9中に平行斜線で示す)である。第1の色Bは、単色Pと異なる。第2の点6は、第2の色R(図8及び図9中に平行斜線で示す)である。第2の色Rは、単色Pと第1の色Bとの双方と異なる。
第1の点5と第2の点6それぞれの平面形状は、図9に示すように、丸形である。第1の点5と、第2の点6は、それそれ、複数設けられており、予め定められるパターンにしたがって、電線2の長手方向に沿って並べられている。
図示例では、電線2の両端末に、それぞれ、印7が形成されている。図示例では、電線2の長手方向に沿って、端寄りに第1の点5が六つ形成された後、中央寄りに第2の点6が四つ形成されている。図8及び図9中に右側に位置する電線2の一方の端から各点5,6の中心までの距離D1,D2,D3……Dnは、予め定められている。さらに、電線2の長さLは、予め定められている。この電線2の長さLは、本明細書に記した所定の長さLをなしている。
前述した構成の電線2は、複数束ねられるとともに端部などにコネクタなどが取り付けられて前述したワイヤハーネスを構成する。コネクタが自動車などの各種の電子機器のコネクタにコネクタ結合して、ワイヤハーネス即ち電線2は、各電子機器に各種の信号や電力を伝える。
また、前述した印7の各点5,6の色B,Rが種々の色に変更されることにより、電線2同士を識別可能としている。印7の各点5,6の色B,Rは、ワイヤハーネスの電線2の線種、系統(システム)の識別などを行うために用いられる。即ち、前述した電線2の印7の各点5,6の色B,Rは、ワイヤハーネスの各電線2の使用目的を識別するために用いられる。
加工装置1は、外表面4aが単色Pで前述した印7が形成されていない長尺の電線2を所定の長さL毎に切断するとともに、各電線2の外表面4aに印7を形成する装置である。加工装置1は、図1に示すように、切断装置8と、電線の着色装置(以下、単に着色装置と記す)9と、を備えている。
切断装置8は、長尺の電線2を、該電線2の長手方向に沿って移動させながら予め定められた所定の長さL毎に切断する装置である。切断装置8は、図1に示すように、工場などのフロア上などに設置される本体10と、電線送り機構11と、切断機構12と、第1の測定手段としてのエンコーダ21(図6に示す)と、制御装置22(図6及び図7に示す)と、スイッチ部23とを備えている。
本体10は、箱状に形成されている。電線送り機構11は、駆動源としてのモータ19(図7に示す)と、一対のベルト送りユニット13とを備えている。モータ19は、本体10内に収容されている。
ベルト送りユニット13は、駆動プーリ14と、複数の従動プーリ15と、無端ベルト16とを備えている。駆動プーリ14は、モータ19などにより回転駆動される。従動プーリ15は、本体10に回転自在に支持される。無端ベルト16は、輪状(無端状)のベルトであり、駆動プーリ14と従動プーリ15とに掛け渡されている。無端ベルト16は、これらのプーリ14,15の周りを回転する。
一対のベルト送りユニット13は、鉛直方向に沿って並べられている。一対のベルト送りユニット13は、互いの間に電線2を挟み、駆動プーリ14を同回転数で逆向きに同期して回転することにより、制御装置22からの命令に基づいて、無端ベルト16を回転させて電線2を所定の長さL送り出す。このとき、一対のベルト送りユニット13則ち電線送り機構11は、電線2の長手方向と平行な図5中の矢印Kに沿って、該電線2を移動する。なお、矢印Kは、本明細書に記した一方向をなしており、水平方向に沿っている。このため、ベルト送りユニット13は、電線2の長手方向に沿って、該電線2を移動する。
切断機構12は、一対のベルト送りユニット13の矢印Kの下流側に配されている。切断機構12は、図5に示すように、シリンダ20(図7に示す)と、一対の切断刃17,18を備えている。シリンダ20は、本体10内に収容されている。一対の切断刃17,18は、鉛直方向に沿って並べられている。一方の切断刃17は、シリンダ20の伸縮ロックに取り付けられている。
一対の切断刃17,18は、シリンダ20の伸縮ロッドが伸縮することで、鉛直方向に沿って互いに近づいたり離れたり(接離)する。一対の切断刃17,18は、互いに近づくと、一対のベルト送りユニット13によって送り出された電線2を互いの間に挟んで、切断する。一対の切断刃17,18は、互いに離れると、勿論、前記電線2から離れる。
エンコーダ21は、図6に示すように、回転子24を備えている。回転子24は、軸芯周りに回転可能である。回転子24の外周面は、一対のベルト送りユニット13間に挟まれた電線2の外表面4aと接触している。回転子24は、矢印Kに沿って、芯線3即ち電線2が走行(移動)すると、回転する。即ち、回転子24は、矢印Kに沿った芯線3即ち電線2の走行(移動)とともに、軸芯周りに回転する。勿論、矢印Kに沿った芯線3即ち電線2の走行(移動)距離と、回転子24の回転数とは比例する。
エンコーダ21は、制御装置22に接続している。エンコーダ21は、回転子24が所定角度ずつ回転すると、制御装置22に向かってパルス状の信号を出力する。即ち、エンコーダ21は、矢印Kに沿った電線2の移動速度及び移動量を測定し、この移動量に応じた情報を、制御装置22に向かって出力する。
このように、エンコーダ21は、電線2の移動速度及び移動量を測定して、電線2の移動速度及び移動量に応じた情報を制御装置22に向かって出力する。通常、エンコーダ21では、電線2とエンコーダ取付ロール(回転子)57の摩擦で電線2の移動量に応じたパルス信号が出力される。しかし、電線2の外表面4aの状態により移動量とパルス数とが必ずしも一致しない場合は、別の場所で速度情報を入手し、その情報をフィードバックし、比較演算しても良い。
制御装置22は、図7に示すように、と、記憶手段としてのメモリ25と、周知のROM(Read-only Memory)26と、RAM(Random Access Memory)27と、CPU(Central Processing Unit)28と、複数のドライバ29と、複数のインターフェース(図3中にI/Fと示し、以下I/Fと記す)80とを備えている。制御装置22は、コンピュータである。
制御装置22は、エンコーダ21と、モータ19及びシリンダ20などに接続して、切断装置8全体の制御をつかさどる。メモリ25は、EEPROMなどの周知の不揮発性メモリなどからなる。メモリ25は、電線2の長さLと、所定の長さLに切断する電線2の本数などを記憶している。
ROM26は、CPU28の動作プログラムなどを記憶している。RAM27は、CPU28の演算実行時に必要なデータを一時的に保持する。
CPU28は、制御手段をなしている。CPU28は、エンコーダ21から前記電線2の移動速度及び移動量に応じた情報が入力する。また、CPU28には、前記メモリ25から前述した電線2を切断する長さ及び本数が入力する。CPU28は、前記エンコーダ21から入力する電線2の移動速度及び移動量に応じた情報に基づいて、モータ19及びシリンダ20を制御する。
CPU28は、前記エンコーダ21から入力する電線2の移動速度及び移動量に応じた情報に基づいて、電線送り機構11により電線2が前述した予め定められた所定の長さL送り出されるまで、シリンダ20の伸縮ロッドを縮小させてモータ19を駆動する。CPU28は、前記エンコーダ21から入力する電線2の移動速度及び移動量に応じた情報に基づいて、電線送り機構11により電線2が前述した予め定められた所定の長さL送り出されると、モータ19を停止して、シリンダ20の伸縮ロッドを伸長させる。CPU28は、エンコーダ21からの情報に基づいて、電線送り機構11に電線2を所定の長さ毎間欠的に送り出させ、切断機構12に電線2を所定の長さ毎に切断させる。
ドライバ29とI/F80は、モータ19とシリンダ20それぞれに対応して設けられている。ドライバ29には、CPU28と接続している。また、ドライバ29は、I/F80を介して、対応するモータ19とシリンダ20それぞれが接続している。ドライバ29は、CPU28から対応するモータ19及びシリンダ20を駆動するための信号が入力すると、該信号をI/F80などを介してモータ19及びシリンダ20に向かって出力する。ドライバ29が対応するモータ19及びシリンダ20を駆動するための信号をモータ19及びシリンダ20に向かって出力すると、対応するモータ19及びシリンダ20が駆動する。
スイッチ部23は、図5に示すように、当接部材81と、情報出力手段としてのスイッチ82とを備えている。当接部材81は、切断刃17,18のうち一方に取り付けられ、スイッチ82は、他方に取り付けられている。図示例では、当接部材81は、一方の切断刃17に取り付けられ、スイッチ82は、他方の切断刃18に取り付けられている。
スイッチ82は、本体部83と、この本体部83から突没自在の接触子84とを備えている。本体部83は、接触子84が当接部材81に相対する状態で、他方の切断刃18に取り付けられている。接触子84は、切断刃17,18が互いに近づいて電線2を切断する際に、一方の切断刃17から押圧されて本体部83内に没する。スイッチ82は、接触子84が本体部83内に没すると、該接触子84が本体部83内に没したこと則ち切断刃17,18が電線2を切断したことを示す情報を着色装置9の後述する制御装置34に向かって出力する。このように、スイッチ82は、電線2を切断したことを示す情報を着色装置9の制御装置34に向かって出力する。
前述した構成の切断装置8は、切断機構12の一対の切断刃17,18を互いに離した状態で、一対のベルト送りユニット13間に電線2を挟んで、該電線2を矢印Kに沿って送り出す。切断装置8は、エンコーダ21からの情報に基づいて、所定の長さLの電線2を送り出した後、モータ19を停止して、一対のベルト送りユニット13の駆動プーリ14を停止する。そして、シリンダ20の伸縮ロッドを伸長して、一対の切断刃17,18が互いに近づいて、これら切断刃17,18間に電線2を挟んで切断する。こうして、切断装置8は、エンコーダ21からの情報に基づいて、電線2を矢印Kに沿って移動して、該電線2を所定の長さL毎に切断する。
着色装置9は、前述した切断装置8より芯線3又は電線2の走行方向(図1中の矢印Kで示す方向)の上流側に配されているとともに、切断装置8に取り付けられている。着色装置9は、切断装置8に取り付けられて、被覆部4の外表面4aに前述した点5,6を形成する。則ち、着色装置9は、切断装置8に取り付けられて、電線2の被覆部4の外表面4aの一部を着色する(外表面4aをマーキングする)。
着色装置9は、図2に示すように、工場などのフロア上などに設置される本体30と、電線送り機構31と、着色手段としての着色材噴出ユニット32と、第2の測定手段としてのエンコーダ33と、制御装置34とを備えている。
本体30は、箱状に形成されている。電線送り機構31は、モータ58(図4に示す)と、一対のベルト送りユニット35を備えている。モータ58は、本体30内に収容されている。
ベルト送りユニット35は、駆動プーリ36と、複数の従動プーリ37と、無端ベルト38とを備えている。駆動プーリ36は、モータ58により回転駆動される。従動プーリ37は、本体30に回転自在に支持される。無端ベルト38は、輪状(無端状)のベルトであり、駆動プーリ36と従動プーリ37とに掛け渡されている。無端ベルト38は、これらのプーリ36,37の周りを回転する。
一対のベルト送りユニット35は、鉛直方向に沿って並べられている。一対のベルト送りユニット35は、互いの間に電線2を挟み、モータ58により駆動プーリ36を同回転数で逆向きに同期して回転することにより、無端ベルト38を回転させて電線2を送り出す。このとき、一対のベルト送りユニット35は、電線2の長手方向と平行な図2中の矢印Kに沿って、該電線2を移動する。なお、矢印Kは、本明細書に記した電線2及び芯線3の移動(走行)方向をなしており、水平方向に沿っている。このため、ベルト送りユニット35は、電線2の長手方向に沿って、該電線2を移動する。
着色材噴出ユニット32は、図3に示すように、複数の着色ノズル39と、複数の着色材供給源40と、加圧気体供給源41などを備えている。複数の着色ノズル39は、電線送り機構31の一対のベルト送りユニット35より矢印Kの下流側に設けられている。複数の着色ノズル39は、矢印Kに沿って互いに間隔をあけて配されている。また、複数の着色ノズル39は、電線送り機構31の一対のベルト送りユニット35により移動される電線2の上方に設けられている。
前述した構成の着色ノズル39には、着色材供給源40からの着色材が供給される。
そして、着色ノズル39は、制御装置34からの命令に基づいて、一定量ずつ着色材を電線2の外表面4aに向かって滴射する。
前述した構成の着色ノズル39は、後述の着色材供給源40からの液状の着色材を、電線2の外表面4aに向かって一定量ずつ滴射する。着色ノズル39則ち着色材噴出ユニット32は、滴射した着色材の液滴を電線2の外表面4aに付着させて、該電線2の外表面4aの少なくとも一部を着色する(電線2の外表面4aをマーキング)する。
着色材供給源40は、着色材を収容するとともに、着色ノズル39内に着色材を供給する。着色材供給源40は、各着色ノズル39に一つ対応している。着色材供給源40が、着色ノズル39に供給する着色材の色B,Rは、互いに異なっている。
加圧気体供給源41は、加圧された気体を着色材供給源40内に供給する。加圧気体供給源41は、加圧された気体を着色材供給源40内に供給することで、着色ノズル39から着色材が滴射するようにする。
エンコーダ33は、エンコーダ21と別体でかつ、図3に示すように、回転子57を備えている。回転子57は、軸芯周りに回転可能である。回転子57の外周面は、一対のベルト送りユニット35間に挟まれた電線2の外表面4aと接触している。回転子57は、矢印Kに沿って、芯線3即ち電線2が走行(移動)すると、回転する。即ち、回転子57は、矢印Kに沿った芯線3即ち電線2の走行(移動)とともに、軸芯周りに回転する。勿論、矢印Kに沿った芯線3即ち電線2の走行(移動)距離と、回転子57の回転数とは比例する。
エンコーダ33は、制御装置34に接続している。エンコーダ33は、回転子57が所定角度ずつ回転すると、制御装置34に向かってパルス状の信号を出力する。即ち、エンコーダ33は、矢印Kに沿った電線2の移動速度及び移動量を測定し、この移動量に応じた情報を、制御装置34に向かって出力する。このように、エンコーダ33は、電線2の移動速度及び移動量を測定して、電線2の移動速度及び移動量に応じた情報を制御装置34に向かって出力する。
通常、エンコーダ33では、電線2とエンコーダ取付ロール(回転子)57の摩擦で電線2の移動量に応じたパルス信号が出力される。しかし、電線2の外表面4aの状態により移動量とパルス数とが必ずしも一致しない場合は、別の場所で速度情報を入手し、その情報をフィードバックし、比較演算しても良い。
制御装置34は、図4に示すように、記憶手段としてのメモリ59と、周知のROM(Read-only Memory)60と、RAM(Random Access Memory)61と、CPU(Central Processing Unit)62と、複数のドライバ63と、コネクタとしての複数のインターフェース(図4中にI/Fと示し、以下I/Fと記す)64とを備えている。制御装置34は、コンピュータである。
制御装置34は、エンコーダ33と各着色ノズル39と、電線送り機構31のモータ58などに接続して、着色装置9全体の制御をつかさどる。メモリ59は、EEPROMなどの周知の不揮発性メモリなどからなる。メモリ59は、前述した電線2の外表面4aに形成する印7のパターンを記憶している。
具体的には、メモリ59は、電線2の印7の各点5,6の前述した距離D1,D2,D3……Dnを記憶している。さらに、メモリ59は、電線2の前述した印7を形成するために必要な各着色ノズル39から着色材を滴射するタイミングとしての電線2の移動量を記憶している。さらに、メモリ59は、一つの点5,6を形成するために必要な着色ノズル39の開度と、該着色ノズル39を開き続ける時間とを記憶している。さらに、メモリ59は、電線2の長さL(図8及び図9に示す)を記憶している。
ROM60は、CPU62の動作プログラムなどを記憶している。RAM61は、CPU62の演算実行時に必要なデータを一時的に保持する。
CPU62は、本明細書に記した制御手段と補正手段との双方をなしている。CPU62は、エンコーダ33から前記電線2の移動速度及び移動量に応じた情報が入力する。また、CPU62には、前記メモリ59から前述した印7のパターンと、電線2の長さLが入力する。CPU62には、メモリ59から電線2の前述した印7を形成するために必要な各着色ノズル39から着色材を滴射するタイミングとしての電線2の移動量が入力する。CPU62は、エンコーダ33からの情報に基づいて、モータ58を簡潔的に駆動して、電線2を予め定められた所定の長さL毎間欠的に送り出す。
CPU62は、前記エンコーダ33から入力する電線2の移動量に応じた情報と、メモリ59から入力した各着色ノズル39から着色材を滴射するタイミングとしての電線2の移動量とに基づいて、所望の着色ノズル39から着色材を滴射する。
則ち、CPU62は、エンコーダ33から入力した電線2の移動量が、メモリ59から入力した各着色ノズル39から着色材を滴射するタイミングとしての電線2の移動量になると、各着色ノズル39から液状の着色材を滴射する。さらに、電線2の外表面4aに形成される点5,6の大きさが予め定められる大きさとなるメモリ59が記憶した開度で、各着色ノズル39から着色材を滴射する。こうして、CPU62は、着色ノズル39に、電線2の外表面4aに向かって液状の着色材を噴出(滴射)して、前述した印7を形成する。このように、CPU62は、エンコーダ33からの情報に基づいて、着色材噴出ユニット32に電線2の外表面4aをマーキングさせる。
さらに、CPU62には、切断装置8のエンコーダ21からの情報と、スイッチ部23のスイッチ82から電線2を切断したことを示す情報とが入力する。CPU62は、スイッチ部23のスイッチ82から電線2を切断した時に、切断装置8のエンコーダ21からの情報とエンコーダ33からの情報との間に差があるか否かを判定する。CPU62は、切断装置8のエンコーダ21からの情報とエンコーダ33からの情報との間に差があると判定すると、この差に応じて各着色ノズル39から液状の着色材を滴射するタイミングを補正する。CPU62は、切断装置8のエンコーダ21からの電線2の移動量を示す情報がエンコーダ33からの電線2の移動量を示す情報より大きな場合(大きな電線2の移動量を示す場合)には、前述した差に応じて(差の分だけ)各着色ノズル39から液状の着色材を滴射するタイミングを遅らせる。CPU62は、切断装置8のエンコーダ21からの電線2の移動量を示す情報がエンコーダ33からの電線2の移動量を示す情報より小さな場合(小さな電線2の移動量を示す場合)には、前述した差に応じて(差の分だけ)各着色ノズル39から液状の着色材を滴射するタイミングを速くさせる。
ドライバ63とI/F64は、着色ノズル39とモータ58と同数設けられており、それぞれ各着色ノズル39とモータ58に対応している。ドライバ63には、CPU62と接続している。また、ドライバ63は、I/F64を介して、対応する着色ノズル39が接続している。ドライバ63は、CPU62から対応する着色ノズル39から滴射する信号及びモータ58を駆動する信号が入力すると、該信号をI/F64などを介して弁機構46及びモータ58に向かって出力する。ドライバ63が対応する着色ノズル39から滴射する信号及びモータ58を駆動する信号を、弁機構46及びモータ58に向かって出力すると、対応する着色ノズル39から滴射するとともに、モータ58が駆動する。
こうして、ドライバ63は、前述した信号を対応する着色ノズル39及びモータ58に向かって出力することによって、対応する着色ノズル39から滴射するとともにモータ58を駆動する。I/F64は、ドライバ63などが対応する着色ノズル39及びモータ58と電気的に接続するために用いられる。
前述した構成の着色装置9は、エンコーダ33からの情報に基づいて、メモリ59に記憶されたパターンどおりに、任意の着色ノズル39から着色材を一定量ずつ電線2に向かって滴射する。着色装置9は、電線2の外表面4aに前述した印7を形成する。そして、着色装置9は、切断装置8のスイッチ部23のスイッチ82から電線2を切断したことを示す情報が入力すると、エンコーダ21,33間の前回電線2が停止してからの電線2の移動量を示す情報に差があるか否かを判定し、この差が生じた場合には、該差に応じて着色ノズル39から着色材を滴射するタイミングを補正する。また、図示例では、着色装置9は、着色ノズル39と、着色材供給源40とをそれぞれ二つ設けている。
本明細書では、粘度が例えば10mPa・s(ミリパスカル秒)以下の着色材を用いる。前述した着色材とは、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、着色材とは、着色液または塗料である。
着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液が電線2の外表面4aに付着すると、染料が被覆部4内にしみ込み、塗料が電線2の外表面4aに付着すると、顔料が被覆部4内にしみ込むことなく外表面4aに接着する。即ち、着色ユニット13は、電線2の外表面4aの一部を染料で染める又は電線2の外表面4aに顔料を塗る。このため、電線2の外表面4aを着色するとは、電線2の外表面4aの一部を染料で染める(染色する)ことと、電線2の外表面4aの一部に顔料を塗ることとを示している。
また、前記溶媒と分散液は、被覆部4を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部4内に確実にしみ込んだり、顔料が外表面4aに確実に接着することとなる。
さらに、前述した滴射とは、着色ノズル39から液状の着色材が、液滴の状態即ち滴の状態で、電線2の外表面4aに向かって付勢されて打ち出されることを示している。
前述した構成の加工装置1は、以下のように電線2を所定の長さL毎に切断するとともに、外表面4aに印7を形成する。電線2を着色装置9の電線送り機構31と切断装置8の電線送り機構11とに順に送り出す。すると、エンコーダ21,33からの電線2の移動量を示す情報に基づいて、切断装置8及び着色装置9が、互いに同期して、前述した所定の長さL毎電線2を間欠的に送り出す(移動する)。そして、切断装置8が所定の長さL毎に電線2を切断するとともに、着色装置9が電線2の外表面4aに印7を形成する。
このとき、スイッチ部23のスイッチ82からの情報が制御装置34に入力するとするとエンコーダ21,33間の電線2の移動量を示す情報の差に応じて、着色ノズル39から滴射するタイミングを補正する。
滴射された着色材は、電線2の外表面4aに付着して、溶媒または分散液が蒸発して、電線2の外表面4aに染料がしみ込むまたは顔料が接着する。こうして、前述したワイヤハーネスを構成する電線2を得ることができる。
本実施形態によれば、CPU62が、第1の測定手段としてのエンコーダ21からの電線2の移動量を示す情報と第2の測定手段としてのエンコーダ33からの電線2の移動量を示す情報との差を求め、この差に応じて、着色ノズル39則ち着色材噴出ユニット32がマーキングするタイミングを補正する。このため、電線2の切断を繰り返しても、マーキング位置則ち印7の各点5,6の位置がずれることを防止できる。したがって、所定の長さ毎に切断した電線2のマーキング位置則ち印7の各点5,6の位置が徐々にずれることを防止できる。
CPU62が、第1の測定手段としてのエンコーダ21からの電線2の移動量を示す情報が大きいと、着色ノズル39則ち着色材噴出ユニット32がマーキングするタイミングを遅らせる。また、CPU62が、第2の測定手段としてのエンコーダ33からの電線2の移動量を示す情報が大きいと、着色ノズル39則ち着色材噴出ユニット32がマーキングするタイミングを速くさせる。このため、電線2の切断を繰り返しても、マーキング位置則ち印7の各点5,6の位置がずれることを確実に防止できる。したがって、所定の長さ毎に切断した電線2のマーキング位置則ち印7の各点5,6の位置が徐々にずれることを確実に防止できる。
さらに、本発明では、着色液及び塗料として、アクリル系塗料、インク(染料系、顔料系)、UVインクなどの種々のものを用いても良い。
さらに、前述した実施形態では、自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する電線2に関して記載している。しかしながら、本発明では、電線2を自動車に限らず、ポータブルコンピュータなどの各種の電子機器や各種の電気機械に用いても良いことは勿論である。
また、前述した実施形態では、液状の着色材を一定量ずつ滴射して、電線2の外表面4aを着色している。しかしながら、本発明では、液状の着色材を噴霧したり、液状の着色材中に含浸させるなどの他の方法を用いて、電線2の外表面4aを着色しても良い。
前述した実施形態では、着色材を加圧する加圧手段として加圧気体供給源41を用いている。本発明では、加圧気体供給源41は、予め加圧された気体が供給されており、前述した実施形態に示すように、該加圧された気体を着色材供給源40に供給することで、着色材を加圧しても良い(所謂、直接加圧しても良い)。また、加圧気体供給源41は、ピストンやシリンダなどの気体を加圧する手段を備えて、これらの手段で気体を加圧し該加圧した気体を着色材供給源40に供給することで、着色材を加圧しても良い(所謂、間接加圧しても良い)。また、前述した直接加圧では、加圧手段として、着色材供給源40内の着色材を直接加圧するピストンなどの手段を用いても良い。
また、本発明では、切断装置8は、電線2を所定の長さに切断した後、例えば圧着端子を端末に取り付けるなどの作業を行っても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる電線の加工装置の構成を示す斜視図である。 図1に示された電線の加工装置の電線の着色装置の構成を示す斜視図である。 図2に示された電線の着色装置の構成を示す説明図である。 図3に示された電線の着色装置の主に制御装置の構成を示す説明図である。 図1に示された電線の加工装置の切断装置の構成を示す斜視図である。 図5に示された切断装置の構成を示す説明図である。 図6に示された切断装置の主に制御装置の構成を示す説明図である。 図1に示された電線の加工装置で製造された電線の斜視図である。 図8に示された電線の平面図である。
符号の説明
1 電線の加工装置
2 電線
3 芯線
4 被覆部
4a 外表面
8 切断装置
9 電線の着色装置
21 エンコーダ(第1の測定手段)
32 着色材噴出ユニット(着色手段)
33 エンコーダ(第2の測定手段)
62 CPU(制御手段、補正手段)
82 スイッチ(情報出力手段)
K 芯線(電線)の走行(移動)方向
L 長さ(所定の長さ)

Claims (2)

  1. 導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を該電線の長手方向に沿って移動させながら所定の長さ毎に切断する切断装置に取り付けられて、前記電線の外表面を着色する電線の着色装置において、
    前記切断装置は、前記電線の移動量を測定する第1の測定手段と、前記電線を切断したことを示す情報を出力する情報出力手段とを備え、前記第1の測定手段からの情報に基づいて、前記電線を所定の長さ毎に切断するとともに、
    前記切断装置に取り付けられる本体と、
    前記本体に設けられかつ前記電線の移動量を測定するとともに前記第1の測定手段と別体の第2の測定手段と、
    前記本体に設けられかつ前記電線の外表面をマーキングする着色手段と、
    前記本体に設けられかつ前記第2の測定手段からの情報に基づいて、前記着色手段に前記電線の外表面をマーキングさせる制御手段と、
    前記本体に設けられかつ前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との双方から前記電線の移動量を示す情報が入力するとともに、前記情報出力手段から前記電線を切断したことを示す情報が入力すると、前記第1の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報と前記第2の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報との差を求め、この差に基づいて、前記着色手段が前記電線の外表面をマーキングするタイミングを補正する補正手段と、を備えているとともに、
    前記補正手段は、前記第1の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報が前記第2の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報より大きな前記電線の移動量を示す場合には、前記差に応じて前記着色手段が前記電線の外表面をマーキングするタイミングを遅らせ、
    前記第1の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報が前記第2の測定手段からの前記電線の移動量を示す情報より小さな前記電線の移動量を示す場合には、前記差に応じて前記着色手段が前記電線の外表面をマーキングするタイミングを速くさせることを特徴とする電線の着色装置。
  2. 導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を該電線の長手方向に沿って移動させながら所定の長さ毎に切断する切断装置と、
    請求項1記載の電線の着色装置と、
    を備えたことを特徴とする電線の加工装置。
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