JP4484737B2 - 装置、及び、この装置に適用されるプログラム - Google Patents

装置、及び、この装置に適用されるプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4484737B2
JP4484737B2 JP2005079355A JP2005079355A JP4484737B2 JP 4484737 B2 JP4484737 B2 JP 4484737B2 JP 2005079355 A JP2005079355 A JP 2005079355A JP 2005079355 A JP2005079355 A JP 2005079355A JP 4484737 B2 JP4484737 B2 JP 4484737B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
candidate
signal
candidate point
received signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005079355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006262284A (ja
Inventor
健雄 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2005079355A priority Critical patent/JP4484737B2/ja
Publication of JP2006262284A publication Critical patent/JP2006262284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4484737B2 publication Critical patent/JP4484737B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、無線区間を介して受信した信号を復調して復調信号を取得する装置、及び、この装置に適用されるプログラムに関する。
従来、基地局(Cell Station;CS)と端末(Personal Station;PS)との間で、所定の変調方式(例えば、QPSK)に従って変調された信号(変調信号)を送受信する無線通信システムが一般的に広く知られている。
また、基地局は、端末から受信する信号をシンボル毎に復調する。具体的には、基地局は、所定ビット(QPSKでは、2ビット)が割り当てられた信号点(以下、基準信号点)を有するIQ平面上に端末から受信した信号(受信信号)をシンボル毎に配置し、IQ平面上の距離(ユーグリッド距離)が受信信号の信号点に最も近い基準信号点を特定する。また、基地局は、特定した基準信号点に割り当てられたビット値を取得することによって、復調ビットを取得する(例えば、特許文献1)。
特開2004-304437号公報(〔0030〕段落、図8等)
ここで、無線通信システムでは、端末の移動や障害物等によってフェージングが発生し、受信した信号を正しく復調することができない場合(受信誤りが発生する場合)がある。
これに対して、一般的に、信号の送信電力を上げること、データビットに冗長ビットを付加することによって誤り訂正を行うことによって、受信誤りを削減可能であることが知られている。
しかしながら、信号の送信電力を上げると、他の端末から受信する信号に対する干渉が増えてしまい、誤り訂正を行うと、送受信可能なデータ量が減ってしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、干渉の増加やデータ量の減少を抑制しながら、受信誤りを削減することが可能な装置、及び、この装置に適用されるプログラムを提供することを目的とする。
無線区間を介して受信した信号を復調して復調信号を取得する装置(基地局20)が、複数の基準信号点を有するIQ平面上において、受信した信号の位置である受信信号点をシンボル毎に特定する受信信号点特定部(検波処理部32)と、受信信号点に最も近い基準信号点を第1候補点として特定する第1候補点特定部(候補点特定部34)と、受信信号点に対応する第1候補信号点が誤っている可能性があるか否かを判定する判定部(受信誤り推定部33)と、判定部によって誤っている可能性があると判定された第1候補点に対応する受信信号点について、第1候補点以外の基準信号点を第2候補点として記憶する第2候補点記憶部(第2候補DB35)と、第1候補点に対応する値を用いて取得される復調信号が誤っているか否かを、検出する誤り検出部(誤り検出部37)と、誤り検出部によって復調信号が誤っていることが検出された場合に、第1候補点に対応する値を第2候補点に対応する値に変更する候補点変更部(ビット値変更部38)とを備えることを特徴とする。
かかる特徴によれば、候補点変更部が、誤り検出部によって復調信号が誤っていることが検出された場合に、第1候補点に対応する値を第2候補点に対応する値に変更することにより、装置は、干渉の増加やデータ量の減少を抑制しながら、受信誤りを削減することができる。
本発明の第1の特徴において、第2候補点記憶部は、候補点変更部によって変更される優先順位と第2候補点とを対応付けて記憶することが好ましい。
本発明の第1の特徴において、判定部は、互いに隣り合う基準信号点との距離が等しい境界線と受信信号点との距離に基づいて、受信信号点に対応する第1候補信号点が誤っている可能性があるか否かを判定することが好ましい。
本発明の第1の特徴において、複数のアンテナの指向性を制御するための重付値を変更する重付値変更部を更に備え、重付値変更部は、受信信号点に対応する第1候補信号点が誤っている可能性がないと判定部によって判定された場合にのみ、重付値を変更することが好ましい。
本発明の第1の特徴において、第2候補点記憶部は、受信信号点の振幅値が所定値よりも大きい場合にのみ、受信信号点に対応する第2候補点を記憶することが好ましい。
本発明の第2の特徴は、無線区間を介して受信した信号を復調して復調信号を取得する装置に適用されるプログラムが、複数の基準信号点を有するIQ平面上において、受信した信号の位置である受信信号点をシンボル毎に特定する受信信号点特定手順と、受信信号点に最も近い基準信号点を第1候補点として特定する第1候補点特定手順と、受信信号点に対応する第1候補信号点が誤っている可能性があるか否かを判定する判定手順と、判定手順で誤っている可能性があると判定された第1候補点に対応する受信信号点について、第1候補点以外の基準信号点を第2候補点として記憶する第2候補点記憶手順と、第1候補点に対応する値を用いて取得される復調信号が誤っているか否かを、検出する誤り検出手順と、誤り検出部によって復調信号が誤っていることが検出された場合に、第1候補点に対応する値を第2候補点に対応する値に変更する候補点変更手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、干渉の増加やデータ量の減少を抑制しながら、受信誤りを削減することが可能な装置、及び、この装置に適用されるプログラムを提供することができる。
(本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成)
以下において、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、無線通信システムは、複数の端末10(端末10a及び端末10b)と、基地局20とを有する。
端末10a及び端末10bは、データビットに誤り検出ビットを付加するとともに、所定の変調方式(例えば、π/4シフトQPSK)に従って、誤り検出ビットが付加されたデータビットを変調することによって、変調信号を生成する。また、基地局20は、障害物等の影響によって複数の経路(マルチパス)を経由する変調信号を端末10a及び端末10bから受信する。
例えば、基地局20は、マルチパス(h11〜h14)を経由する変調信号を端末10aから受信し、マルチパス(h21〜h24)を経由する変調信号を端末10bから受信する。
(本発明の一実施形態に係る基地局の構成)
以下において、本発明の一実施形態に係る基地局20の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る基地局20の構成を示す図である。なお、端末10a及び端末10bは同様の構成を有するため、以下においては、これらを総称して端末10と称する。
図2に示すように、基地局20は、アンテナ21と、RF回路22と、A/D変換部23と、サーキュレータ24と、受信処理部25と、送信処理部26とを有する。
アンテナ21は、マルチパスを経由する変調信号を端末10から受信し、RF回路22によって増幅された変調信号を端末10に送信する。
RF回路22は、アンテナ21によって受信される変調信号、A/D変換部23によってアナログ信号に変換された変調信号を増幅する。なお、変調信号を増幅する度合いは、AGC(Automatic Gain Control)回路等によって制御されてもよい。
A/D変換部23は、アンテナ21によって受信される変調信号を標本化するとともに、標本化した信号を受信信号としてサーキュレータ24に入力する。また、A/D変換部23は、サーキュレータ24から取得する送信信号をアナログ信号に変換する。
サーキュレータ24は、A/D変換部23から取得する受信信号を受信処理部25に入力し、送信処理部26によって生成された送信信号をA/D変換部23に入力する。
受信処理部25は、サーキュレータ24から取得する受信信号に基づいて、端末10から受信したデータビットを取得する。
具体的には、受信処理部25は、同期処理部31と、検波処理部32と、受信誤り推定部33と、候補点特定部34と、第2候補DB35と、復調処理部36と、誤り検出部37と、ビット値変更部38とを有する。
同期処理部31は、サーキュレータ24から取得する受信信号の同期をとる。具体的には、同期処理部31は、サーキュレータ24から取得する受信信号に含まれる既知のパターン(プリアンブル)を用いて、マルチパスを経由する各受信信号の同期をとる。
検波処理部32は、同期処理部31によって同期が取られた受信信号について、検波処理を行う。具体的には、検波処理部32は、所定のビット値が割り当てられた基準信号点を有するIQ平面上における受信信号の位置(受信信号点)をシンボル毎に特定するとともに、特定した受信信号点に最もユーグリッド距離が近い基準信号点を第1候補点として特定する。また、検波処理部32は、特定した第1候補点(基準信号点)に割り当てられたビット値(第1候補ビット値)を取得する。なお、IQ平面上の基準信号点の数や位置は、変調方式に応じて予め定められている。
受信誤り推定部33は、検波処理部32によって特定された受信信号が受信誤りとなる可能性があるか否か(すなわち、受信信号点に最もユーグリッド距離が近い基準信号点である第1候補点が誤っている可能性があるか否か)を推定(判定)する。
具体的には、受信誤り推定部33は、IQ平面上において互いに隣り合う基準信号点からの距離が等しい境界線と受信信号点との距離に基づいて、第1候補点が誤っている可能性があるか否かを推定する。ここで、受信誤り推定部33は、境界線と受信信号点との距離が短ければ短いほど、第1候補点が誤っている可能性が高いと推定する(図3を参照)。
以下において、本発明の一実施形態に係るIQ平面について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るIQ平面を示す図である。なお、図3(1)は、シンボル番号が偶数である場合におけるIQ平面を示す図であり、図3(2)は、シンボル番号が奇数である場合におけるIQ平面を示す図である。
図3(1)に示すように、シンボル番号が偶数である場合におけるIQ平面は、基準信号点A〜基準信号点Dを有する。また、各基準信号点には、所定のビット値が対応付けられている。例えば、基準信号点“A”、“B”、“C”及び“D”には、ビット値“00”、“01”、“11”及び“10”がそれぞれ対応付けられている。
ここで、受信誤り推定部33は、受信信号点Xと境界線E(又は、境界線F)との距離が距離a以下である場合に、受信信号が受信誤りとなる可能性がある(第1候補点が誤っている可能性がある)と推定する。すなわち、受信信号点XのIQ値が、|I値|−|Q値|<aの式を満たす場合に、第1候補点が誤っている可能性があると推定する。
なお、距離aは、原点Oと各基準信号点との距離を「1」とした場合に、正の微小値(例えば、0.1)であることが好ましい。
一方、図3(2)に示すように、シンボル番号が奇数である場合におけるIQ平面は、基準信号点A’〜基準信号点D’を有する。なお、各基準信号点には、基準信号点A〜基準信号点Dと同様に、所定のビット値が対応付けられている。
また、受信誤り推定部33は、受信信号点Xと境界線E’(又は、境界線F’)との距離が距離a以下である場合に、受信信号が受信誤りである可能性がある(第1候補点が誤っている可能性がある)と推定する。すなわち、受信信号点XのIQ値が、|I値|<a 又は、|Q値|<aの式を満たす場合に、第1候補点が誤っている可能性があると推定する。
候補点特定部34は、受信誤り推定部33によって第1候補点が誤っている可能性があると推定されたシンボル番号について、IQ平面上において受信信号点にユーグリッド距離が2番目に近い基準信号点を第2候補点として特定する。また、候補点特定部34は、特定した第2候補点に対応するビット値(第2候補ビット値)とを取得する。
第2候補DB35は、候補点特定部34によって取得される第2候補ビット値と、その第2候補ビット値のシンボル番号とを少なくとも含む第2候補情報を記憶する(図4を参照)。
以下において、本発明の一実施形態に係る第2候補DB35に記憶された第2候補情報について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る第2候補DB35を示す図である。
図4に示すように、第2候補DB35は、優先順位と、シンボル番号と、第2候補ビット値と、境界線距離とを対応付けて、第2候補情報として記憶する。
優先順位は、後述するビット値変更部38によって第1候補ビット値を第2候補ビット値に変更する優先度である。なお、優先順位は、境界線と受信信号点との距離が短ければ短いほど高く設定される。
シンボル番号は、受信誤り推定部33によって第1候補点が誤っている可能性があると推定されたシンボルのシンボル番号である。
第2候補ビット値は、上述したように、候補点特定部34によって取得される第2候補点に対応するビット値である。
境界線距離は、IQ平面上における境界線と受信信号との距離である。
復調処理部36は、端末10から受信する受信信号を復調することによって、データビットと誤り検出ビットとを含む復調ビットを取得する。具体的には、復調処理部36は、候補点特定部34によって取得される第1候補ビット値をスロット(0.625msec)やフレーム(例えば、5msec)単位で時間軸上に並べることによって復調ビットを取得する。
誤り検出部37は、復調処理部36によって取得された復調ビットが誤っているか否かを検出する。具体的には、誤り検出部37は、復調ビットに含まれる誤り検出ビットを用いて、復調ビットに含まれるデータビットが誤っているか否かを検出する。
ビット値変更部38は、誤り検出部37によってデータビットが誤っていることが検出された場合に、第1候補ビット値を第2候補ビットに変更する。具体的には、ビット値変更部38は、第2候補DB35を参照して、優先順位が最も高いシンボル番号について、第1候補ビット値を第2候補ビット値に変更する。また、ビット値変更部38は、優先順位が最も高いシンボル番号に対応する各値(第2候補ビット値、境界線距離)を第2候補DB35から削除する。
なお、復調処理部36は、ビット値変更部38によって第1候補ビット値から変更された第2候補ビット値を用いて復調ビットを再び取得し、誤り検出部37は、復調処理部36によって取得された復調ビットが誤っているか否かを再び検出する。
送信処理部26は、端末10に送信するデータビットを取得するとともに、取得したデータビットに誤り検出ビットを付加することによって送信信号を生成する。
(本発明の一実施形態に係る基地局の動作)
以下において、本発明の一実施形態に係る基地局20の動作について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る基地局20の動作を示すフロー図である。
図5に示すように、ステップ100において、基地局20は、端末10から受信する受信信号に含まれる既知のシンボルを用いて、マルチパスを経由する各受信信号の同期をとる。
ステップ110において、基地局20は、ステップ100で同期が取られた受信信号のIQ平面上における位置(受信信号点)をシンボル毎に特定する。また、基地局20は、特定した受信信号点に最もユーグリッド距離が近い基準信号点を第1候補点として特定するとともに、特定した第1候補点に対応するビット値(第1候補ビット値)を取得する。
ステップ120において、基地局20は、受信信号が受信誤りである可能性があるか否かを推定する。なお、誤り推定処理の詳細については後述する(図6を参照)。
ステップ130において、基地局20は、受信信号の復調処理に許容される時間である(遅延許容時間)を監視タイマにセットする。
ステップ140において、基地局20は、端末10から受信する受信信号を復調することによって、データビットと誤り検出ビットとを含む復調ビットを取得する。具体的には、復調処理部36は、候補点特定部34によって取得される第1候補ビット値をスロット(0.625msec)やフレーム(例えば、5msec)単位で時間軸上に並べることによって復調ビットを取得する。
ステップ150において、基地局20は、ステップ140で取得された復調ビットが誤っているか否かを検出する。具体的には、基地局20は、復調ビットに含まれる誤り検出ビットを用いて、復調ビットに含まれるデータビットが誤っているか否かを検出する。
ステップ160において、基地局20は、復調ビットが誤っているか否かを判定する。また、基地局20は、復調ビットが誤っていない場合には、受信処理を終了し、復調ビットが誤っている場合には、ステップ170の処理に移る。
ステップ170において、基地局20は、監視タイマの値が「0」であるか否かを判定する。また、基地局20は、監視タイマの値が「0」である場合には、受信処理を終了し、監視タイマの値が「0」でない場合には、ステップ180の処理に移る。
ステップ180において、基地局20は、第1候補ビット値を第2候補ビットに変更する。なお、ビット値変更処理の詳細については後述する(図7を参照)。
このように、基地局20は、監視タイマにセットされた遅延許容時間が「0」となるまで、又は、復調ビットが誤っていないことが検出されるまで、優先順位が高い順に第1候補ビット値を第2候補ビット値に置き換える処理を繰り返す。
以下において、上述した誤り推定処理について、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る誤り推定処理を示すフロー図である。
図6に示すように、ステップ121において、基地局20は、シンボル番号が偶数であるか否かを判定する。また、基地局20は、シンボル番号が偶数である場合には、ステップ122の処理に移り、シンボル番号が奇数である場合には、ステップ123の処理に移る。
ステップ122において、基地局20は、受信信号点のIQ値が|I|−|Q|<aの式を満たすか否か判定する(図3(1)を参照)。また、基地局20は、受信信号点のIQ値がこの式を満たす場合には、ステップ124の処理に移り、受信信号点のIQ値がこの式を満たさない場合には、ステップ126の処理に移る。
ステップ123において、基地局20は、受信信号点のIQ値が|I|<a又は|Q|<aの式を満たすか否か判定する(図3(2)を参照)。また、基地局20は、受信信号点のIQ値がこの式を満たす場合には、ステップ124の処理に移り、受信信号点のIQ値がこの式を満たさない場合には、ステップ126の処理に移る。
ステップ124において、基地局20は、受信信号点にユーグリッド距離が2番目に近い基準信号点を第2候補点として特定するとともに、特定した第2候補点に対応する第2候補ビット値を特定する。また、基地局20は、シンボル番号と第2候補ビット値と境界線距離とを対応付けて、第2候補情報として第2候補DB35に記憶する。
ステップ125において、基地局20は、境界線距離が短い順に第2候補情報をソートする。すなわち、基地局20は、境界線距離が短ければ短いほど高い優先順位を設定する。
ステップ126において、基地局20は、1スロット又は1フレームに含まれる全てのシンボルについて誤り推定処理が完了したか否かを判定する。また、基地局20は、全てのシンボルについて誤り推定処理が完了していない場合には、シンボル番号を1つインクリメントするとともに、ステップ121の処理に移る。
以下において、上述した誤り訂正処理について、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る誤り訂正処理を示すフロー図である。
図7に示すように、ステップ181において、基地局20は、第2候補DB35を参照して、最も優先順位が高いシンボル番号について、第1候補ビット値を第2候補ビット値に変更する。
ステップ182において、基地局20は、優先順位が最も高いシンボル番号に対応する第2候補情報(第2候補ビット値、境界線距離)を第2候補DB35から削除する。
(本発明の一実施形態に係る基地局の作用及び効果)
本発明の一実施形態に係る基地局20によれば、ビット値変更部38が、誤り検出部37によって復調ビットが誤っていることが検出された場合に、第2候補DB35を参照して、優先順位が最も高いシンボル番号について、第1候補ビット値を第2候補ビット値に変更する。従って、基地局20は、送信電力を上げることに起因する干渉の増加、誤り訂正ビットを付加することに起因するデータビットの減少を抑制しながら、受信誤りを削減することができる。
(変更例1)
以下において、上述した実施形態の変更例1について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した実施形態と変更例1との相違点を主として説明する。
具体的には、上述した実施形態では、基地局20は、一本のアンテナで端末10から変調信号を受信するが、変更例1では、複数のアンテナで端末10から変調信号を受信する(アダプティブアレイ受信)。
(本発明の一変更例に係る基地局の構成)
以下において、本発明の変更例1に係る基地局20の構成について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の変更例1に係る基地局20の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、基地局20は、複数のアンテナ21(アンテナ21a〜アンテナ21d)と、複数のRF回路22(RF回路22a〜RF回路22d)と、複数のA/D変換部23(A/D変換部23a〜A/D変換部23d)とを有する。また、基地局20は、上述した検波処理部32に代えて、アダプティブアレイ処理を行うアダプティブアレイ処理部32aを有する。
アダプティブアレイ処理部32aは、複数のアンテナ21によって受信される各受信信号に重付値を乗算するとともに、重付値が乗算された各受信信号を合成する(合成信号)。また、アダプティブアレイ処理部32aは、複数のアンテナ21によって受信される各受信信号に基づいて重付値を更新する。
さらに、アダプティブアレイ処理部32aは、IQ平面上における合成信号の位置(受信信号点)を特定する。また、アダプティブアレイ処理部32aは、特定した受信信号点にユーグリッド距離が最も近い基準信号点を第1候補点として特定するとともに、特定した第1候補点に対応するビット値(第1候補ビット値)を取得する。
なお、アダプティブアレイ処理部32aは、上述した受信誤り推定部33によって受信信号が受信誤りとなる可能性があると推定された場合には、重付値を更新しない。すなわち、アダプティブアレイ処理部32aは、上述した受信誤り推定部33によって受信信号が受信誤りとなる可能性がないと推定された場合にのみ、重付値を更新する。
また、変更例1では、受信誤り推定部33は、境界線と受信信号点との距離に代えて、アダプティブアレイ受信の誤差(Error Vector magnitude;EVM)によって、受信信号が受信誤りとなる可能性があるか否かを推定する。
(本発明の一変更例に係る基地局の動作)
以下において、本発明の変更例1に係る基地局20の動作について、図面を参照しながら説明する。図9は、本発明の変更例1に係る基地局20の動作を示すフロー図である。なお、ステップ100、ステップ120〜ステップ180の処理については、上述した実施形態と同様であるため、これらの処理の説明を省略する。
図9に示すように、ステップ110aにおいて、基地局20は、複数のアンテナ21によって受信される各受信信号に重付値を乗算するとともに、重付値が乗算された各受信信号を合成する。また、基地局20は、IQ平面上における合成信号の位置(受信信号点)を特定する。さらに、基地局20は、特定した受信信号点にユーグリッド距離が最も近い基準信号点を第1候補点として特定するとともに、特定した第1候補点に対応するビット値(第1候補ビット値)を取得する。
(その他の変更例)
上述した実施形態では、基地局20(受信誤り推定部33)は、受信信号点と境界線との距離が小さい場合には必ず第2候補DB35に第2候補ビット値を記憶するが、これに限定されるものではない。具体的には、基地局20(受信誤り推定部33)は、受信信号点のIQ振幅値が小さい場合には、アンテナ21によって受信される信号の受信精度が悪いため、第2候補DB35に第2候補ビット値を記憶しなくてもよい。
例えば、基地局20(受信誤り推定部33)は、受信信号点のIQ値が、sqrt(I+Q)<b(例えば、0.1)の式を満たす場合には、第2候補DB35に第2候補ビット値を記憶しない。
また、上述した実施形態では、基地局20(ビット値変更部38)は、復調ビットが誤っていないことが検出されるまで、優先順位が高い順に第1候補ビット値を第2候補ビット値に変更することを繰り返すが、これに限定されるものではない。
例えば、基地局20(ビット値変更部38)は、優先順位が最も高いシンボル番号について第1候補ビット値を第2候補ビット値に変更しても、復調ビットが誤っていることが検出される場合には、優先順位が最も高いシンボル番号について第2候補ビット値を第1候補ビット値に戻した後に、優先順位が2番目に高いシンボル番号について第1候補ビット値を第2候補ビット値に変更してもよい。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る基地局20の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るIQ平面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第2候補DB35に記憶された情報を示す図である。 本発明の一実施形態に係る基地局20の動作を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る誤り推定処理を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る誤り訂正処理を示すフロー図である。 本発明の一変更例に係る基地局20の構成を示す図である。 本発明の一変更例に係る基地局20の動作を示すフロー図である。
符号の説明
10・・・端末、20・・・基地局、21・・・アンテナ、22・・・RF回路、23・・・A/D変換部、24・・・サーキュレータ、25・・・受信処理部、26・・・送信処理部、31・・・同期処理部、32・・・検波処理部、32a・・・アダプティブアレイ処理部、33・・・受信誤り推定部、34・・・候補点特定部、35・・・第2候補DB、36・・・復調処理部、37・・・誤り検出部、38・・・ビット値変更部

Claims (6)

  1. 無線区間を介して受信した信号を復調して復調信号を取得する装置であって、
    複数の基準信号点を有するIQ平面上において、受信した前記信号の位置である受信信号点をシンボル毎に特定する受信信号点特定部と、
    前記受信信号点に最も近い前記基準信号点を第1候補点として特定する第1候補点特定部と、
    前記受信信号点に対応する前記第1候補信号点が誤っている可能性があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって誤る可能性があると判定された前記第1候補点に対応する前記受信信号点について、前記第1候補点以外の前記基準信号点を第2候補点として記憶する第2候補点記憶部と、
    前記第1候補点に対応する値を用いて取得される前記復調信号が誤っているか否かを検出する誤り検出部と、
    前記誤り検出部によって前記復調信号が誤っていることが検出された場合に、前記第1候補点に対応する値を前記第2候補点に対応する値に変更する候補点変更部とを備えることを特徴とする装置。
  2. 前記第2候補点記憶部は、前記候補点変更部によって変更される優先順位と前記第2候補点とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記判定部は、互いに隣り合う前記基準信号点との距離が等しい境界線と前記受信信号点との距離に基づいて、前記受信信号点に対応する前記第1候補信号点が誤っている可能性があるか否かを判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装置。
  4. 複数のアンテナの指向性を制御するための重付値を変更する重付値変更部を更に備え、
    重付値変更部は、前記受信信号点に対応する前記第1候補信号点が誤っている可能性がないと前記判定部によって判定された場合にのみ、前記重付値を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記第2候補点記憶部は、前記受信信号点の振幅値が所定値よりも大きい場合にのみ、前記受信信号点に対応する前記第2候補点を記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の装置。
  6. 無線区間を介して受信した信号を復調して復調信号を取得する装置に適用されるプログラムであって、コンピュータに、
    複数の基準信号点を有するIQ平面上において、受信した前記信号の位置である受信信号点をシンボル毎に特定する受信信号点特定手順と、
    前記受信信号点に最も近い前記基準信号点を第1候補点として特定する第1候補点特定手順と、
    前記受信信号点に対応する前記第1候補信号点が誤っている可能性があるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順で誤っている可能性があると判定された前記第1候補点に対応する前記受信信号点について、前記第1候補点以外の前記基準信号点を第2候補点として記憶する第2候補点記憶手順と、
    前記第1候補点に対応する値を用いて取得される前記復調信号が誤っているか否かを検出する誤り検出手順と、
    前記誤り検出部によって前記復調信号が誤っていることが検出された場合に、前記第1候補点に対応する値を前記第2候補点に対応する値に変更する候補点変更手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
JP2005079355A 2005-03-18 2005-03-18 装置、及び、この装置に適用されるプログラム Expired - Fee Related JP4484737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079355A JP4484737B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 装置、及び、この装置に適用されるプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079355A JP4484737B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 装置、及び、この装置に適用されるプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006262284A JP2006262284A (ja) 2006-09-28
JP4484737B2 true JP4484737B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=37100997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005079355A Expired - Fee Related JP4484737B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 装置、及び、この装置に適用されるプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4484737B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4926879B2 (ja) * 2007-08-02 2012-05-09 日本無線株式会社 中継装置
JP5606365B2 (ja) * 2011-03-10 2014-10-15 株式会社東芝 受信装置、復調装置、復調方法及び復調プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006262284A (ja) 2006-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4179418B2 (ja) 無線受信装置
US6788737B1 (en) Communication terminal apparatus, base station apparatus and communication method
JP4464403B2 (ja) 無線通信装置
JP4059871B2 (ja) 異常検出方法およびそれを利用した基地局装置
JP2006229359A (ja) キャリブレーション方法ならびにそれを利用した基地局装置、端末装置および無線装置
JP2008005357A (ja) Dcオフセット除去装置及びdcオフセット除去方法
JP2007067614A (ja) 無線通信システム、無線通信端末、基地局、無線通信方法及びプログラム
US20050108597A1 (en) Radio communication apparatus suppressing correction error while maintaining communication quality, and method and program for error correction
JP2006245702A (ja) 受信方法および装置
JP4484737B2 (ja) 装置、及び、この装置に適用されるプログラム
JP5159211B2 (ja) オフセット推定装置
EP1480474A2 (en) Transmission rate determination method, and base station apparatus, terminal apparatus, and communication system using the same
US20040185782A1 (en) Technique for selecting a signal path in an antenna system
CN112399462A (zh) 一种通信设备及无线通信方法
JP4689301B2 (ja) 無線装置およびその電界レベルしきい値設定方法
JP4683244B2 (ja) 移動通信システム及び移動端末の移動速度推定方法
JPWO2007037151A1 (ja) 移動機、移動通信システム及びアンテナベリフィケーション方法
US7522682B2 (en) Removing bias in a pilot symbol error rate for receivers
JP4893749B2 (ja) 移動局及び移動局におけるアンテナベリフィケーション制御方法
US9094250B2 (en) Method of channel cancellation, radio receiver, cellular communication device and computer program
JP6896377B2 (ja) 通信装置、通信方法、及びプログラム
US20130196605A1 (en) Signal transmission method and apparatus of multi-antenna base station
JP4878893B2 (ja) 無線装置
JP2004214913A (ja) 無線通信システム、無線基地局および無線端末装置
JP5281845B2 (ja) 無線通信システム、無線通信端末および基地局選択方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080118

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20080201

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080801

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080909

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090930

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees