JP4482237B2 - 無損失エンコーダにおけるサイド情報の効率的な符号化 - Google Patents
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Description
本発明は、ディジタル情報信号の無損失エンコード及び無損失エンコード方法のための装置と、復号化する装置と、記録担体とに関する。
【0002】
「スーパー・オーディオ・CD」(“Super Audio CD"(SACD))において、DSD信号はフレーミング、予測、及び、エントロピー符号化を使用して無損失に符号化される。効率的にエンコードされた信号以外に多数のパラメータ、即ち、予測フィルタ係数及び確率表を有するサイド情報もSACDに記憶されなくてはならない。サイド情報のために要求される記憶容量が小さいほど、全体的な符号化利得もよりよくなる。従って、符号化技術がサイド情報にも適用される。DSD信号の無損失エンコードの説明は、1997年9月26−29日にニューヨークにおけるAESの第103回会議において発表されたプレプリント4563(I−6)中のF.Bruekers他による論文“Improved lossless coding of 1-bit audio signals”中で説明される。
【0003】
本発明は、サイド情報を記憶するために使用されるべきビット数を節約するよう例えば、SACD中で使用され得る方法を提供することを目的とする。
【0004】
以下の説明においてこれらの方法が説明される。
【0005】
本発明の上記及び他の面は、以下の図面説明において更に説明される。
【0006】
例えば、オーバーサンプルされたオーディオ信号の1ビットの無損失エンコード及び復号化の処理は、図1を用いて以下に簡単に説明し、同図は、図1aにおいてエンコード装置の実施例を示し、図1bにおいて復号化装置の実施例を示す。図1aの装置における無損失コーディングは、オーディオ信号の隔離された部分(フレーム)上で実施される。このようなフレームの典型的な長さは、37632ビットである。入力信号Fの2つの可能なビット値‘1’及び‘0’は、夫々サンプル値+1及び−1を表わす。予測フィルタz−1A(z)4のための係数の係数がフレーム毎にフィルタ係数発生ユニット12中で例えば、自己相関方法によって決定される。フィルタ出力信号Zは予測されたビットFpの値を決定し、フィルタ出力信号Zの大きさは予測が正確である確率を示す。フィルタ出力信号Zが量子化器10中で量子化される際、予測された入力信号Fpが得られ、この入力信号Fpは組み合わせユニット2中で実行され残留信号Eを生じる。予測が正確な場合、即ち、F=Fpの場合、残留信号EはE=0に等しい。確率表p(|.|)の内容は、Zの1つの可能な値に対してE=0となる確率をp0が示すようフレーム毎に設計される。|Z|の小さい値に対して正確な予測の確率は0.5に近く、|Z|の大きい値に対して正確な予測の確率は1.0に近い。明らかに、予測が不正確な場合、即ちF≠Fp又はE=1となる確率は、p1=1−p0である。
【0007】
フレーム(又は、後に説明するセグメント)のための確率表は、ユニット13によって決定される。ユニット13から供給されるこの確率表を用いて、ユニット8は信号Zである入力信号に応答して確率値P0を発生する。
【0008】
図1aの装置中の算術デコーダ(ACEnc.)6は、符号(D)が少ないビットを要求するようEのビットのシーケンスを符号化する。このためには、算術エンコーダは、信号Eのビットn、即ちE[n]が特定の値を有する確率を使用する。ビットE[n]=0を符号化するためのビット数は、
【0009】
【数1】
によって表わされ、実際にはP0≧1/2であるためこのビット数は1ビット以上でない。ビットE[n]=1を符号化するためのビット数は、
【0010】
【数2】
によって表わされ、このビット数は1ビット未満でない。夫々の式中のMは、算術エンコーダの最適でない挙動を表わすものであるが、実際には無視してもよい。
【0011】
符号(D)において、正確な予測(E[n]=0)は1ビット未満で生じ、不正確な予測(E[n]=1)は1ビット以上で生じる。確率表は、平均で完全なフレームに対して、符号(D)のためのビット数が最小となるよう設計されている。
【0012】
符号(D)以外にも係数発生ユニット12によって発生された予測フィルタ4の係数と、確率表を決定するユニット13によって発生された確率表の内容とがエンコーダからデコーダへ送信されなくてはならない。この目的のために、エンコード装置は、エンコーダ6の出力信号、並びに、発生ユニット12及び13からサイド情報を受信するマルチプレクサ装置14を有する。サイド情報は、予測フィルタ係数及び確率表を有する。マルチプレクサユニット14は、情報のシリアルデータストリームを記録担体のような送信媒体に供給する。
【0013】
図1bの復号化装置において、エンコード処理の完全に逆の処理が実行され、無損失コーディングシステムを形成する。デマルチプレクサユニット20は、データD及びサイド情報を有するシリアルデータストリームを受信する。このデマルチプレクサユニット20は、そのデータストリームからデータDを引き出し、このデータDを算術デコーダ22に供給する。算術デコーダ(AC Dec.)は、信号Eの正確な値を引き出すために算術エンコーダに設けられたと同一の確率が設けられる。従って、デマルチプレクサユニットは、エンコーダで使用されたと同じ同じ予測フィルタ係数及び確率表を受信したシリアルデータストリームから引き出し、予測フィルタ係数を予測フィルタ24に供給し確率表を確率値発生ユニット26に供給する。
【0014】
図1における回路構成は、情報の単一のシリアルデータストリームをエンコード/復号化するために設けられる。多重チャネル・ディジタルオーディオ信号のような多重チャネル情報信号をエンコード/復号化することは、図1を参照して上述した処理を図1の回路によって時分割多重で行う、若しくは、複数のこのような回路によって平行に行われ得る。別の解決策は、米国出願09/268252(PHN16.805)に対応する国際特許出願IB99/00313に開示される。
【0015】
ここで、本発明によると、エンコード装置が量子化器Q及び組み合わせユニット2を有しなくてもよいことに注意すべきである。この内容を説明する前の特許文書が参照される。
【0016】
SACDにおいて1ビットのオーディオチャネルは、一定の長さのフレームに分割され、各フレーム毎にコーディングに対する最適な戦略が使用される。フレームは、隣接するフレームから独立して復号化され得る。従って、単一のフレーム内のデータ構造を説明する。
【0017】
図2は、ディジタルステレオオーディオ信号の左側の信号成分及び右側の信号成分のような2つのチャネル信号の時間的等価フレームBを示し、このとき左側の信号成分は.....、B(l,m−1)、B(l,m)、B(l,m+1)、.....と示され、右側の信号成分は.....、B(r,m−1)、B(r,m)、B(r,m+1)、.....と示される。フレームは以下に説明するようにセグメント化され得る。セグメント化されない場合、フレームは完全な形でエンコードされ、このとき完全なフレームに対して一組のフィルタ係数及び一つの確率表が含まれる。セグメント化された場合、フレーム中の各セグメントは夫々各自の一組のフィルタ係数及び確率表を有し得る。更に、フィルタ係数に対するフレーム中のセグメンテーションは、確率表に対するそれと同じである必要はない。例えば、図3は、セグメント化された2つのチャネル信号の2つの時間的等価フレームB(l,m)及びB(r,m)を示す図である。フレームB(l,m)は、3つの異なる予測フィルタリングをフレーム中で行うために3つのセグメントfs(l,1)、fs(l,2)、及び、fs(l,3)にセグメント化される。しかしながら、セグメントfs(l,1)及びfs(l,3)のような2つのセグメント中のフィルタリングが同じでもよいことに注意すべきである。更に、フレームB(l,m)は、これらのセグメントに対して2つの異なる確率表を有するために2つのセグメントps(l,1)及びps(l,2)にセグメント化される。
【0018】
フレームB(r,m)は、3つの異なる予測フィルタリングをフレーム中で行うために3つのセグメントfs(r,1)、fs(r,2)、及び、fs(r,3)にセグメント化される。しかしながら、再び、セグメントfs(r,1)及びfs(r,3)のような2つのセグメント中のフィルタリングが同じでもよいことに注意すべきである。更に、フレームB(r,m)は、これらのセグメントに対して4つの異なる確率表を有するために4つのセグメントps(r,1)、ps(r,2)、ps(r,3)、及び、ps(r,4)にセグメント化される。再び、幾つかのセグメントは同じ確率表を有し得ることに注意すべきである。
【0019】
異なるセグメントに対して同じ確率表を有する決定は、セグメント中の信号に対する信号分析を行った後に装置のユーザによって予め成され得る。或いは、装置がこの信号分析を行いそれに応答して決定してもよい。幾つかの状況では、2つのセグメントに対して行なわれた信号分析は、僅かにだけ異なる確率表を結果として生じてもよい。このような状況において、夫々のセグメントに対して同じ確率表を1つ有することが決定され得る。この1つの確率表は、2つのセグメントのために確立された2つの確率表のうちの一方に等しくてもよく、又は、夫々の表を平均化したものでもよい。同等の理由が様々なセグメントにおけるフィルタ係数の組に対して有効である。
【0020】
要約すると、オーディオチャネル信号中のオーディオの小部分をエンコードするためには、SACD中の符号化アルゴリズムは予測フィルタ(フィルタ)及び確率表(表)を夫々要求する。
【0021】
符号化利得を改善するためには、異なるチャネル中の異なるフィルタを使用することが効率的となり得る。しかし、同じチャネル内で異なるフィルタを使用することも効率的となり得る。このため、セグメンテーションの概念が紹介される。チャネルは、セグメントに仕切られ、セグメント中では特定のフィルタが使用される。他のチャネルからのセグメントも含む幾つかのセグメントは、同じ又は異なるフィルタを使用してもよい。使用されたフィルタを保存する以外にも、セグメント(セグメンテーション)に関する情報及びどのセグメント(マッピング)中でそのフィルタが使用されたかに関する情報が記憶されなくてはならない。
【0022】
表に関しても同じ考え方が適用できるが、セグメンテーション及びマッピングはフィルタに対するセグメンテーション及びマッピングと異なってもよい。フィルタ及び表夫々に対して等しいセグメンテーションの場合にこれが示される。マッピングにおいても同じ考え方が用いられる。フィルタに対するセグメンテーションが全てのチャネルに対して等しい場合、これも示される。マッピングにおいても同じ考え方が用いられる。
【0023】
第1に、エンコードされたチャネル信号及び対応するサイド情報を有する送信信号のフレームの内容に関する説明が与えられる。図4は、フレームの略図を示す。同期情報(図示せず)に加えて、フレームは2つの単語w1及びw2を有し、この後に予測されたフィルタに関するセグメンテーション情報が続く。次に、w3があり、確率表に関するセグメンテーション情報が後続する。次に、2つの単語w4及びw5があり、この後に予測されたフィルタに関するマッピング情報が続く。次に、w6があり、確率表に関するマッピング情報が後続する。この後に、夫々発生ユニット12及び13によって供給されるフィルタ係数及び確率表が続く。フレームは算術エンコーダ6によて供給されるデータDで終端する。
【0024】
本例では、単語w1は1ビットの長さであり値‘0’又は‘1’を有し得、フィルタ係数及び確率表に対するセグメント情報が同じ(‘1’)又は同じでない(‘0’)かを示す。本例では、単語w4は1ビットの長さであり値‘0’又は‘1’を有し得、フィルタ係数及び確率表に対するマッピング情報が同じ(‘1’)又は同じでない(‘0’)かを示す。単語w2も1ビットの長さであり値‘0’又は‘1’を有し得、チャネル信号が予測フィルタ係数に対して同じセグメンテーション情報を有する(‘1’)か有しない(‘0’)かを示す。単語w3(1ビットの長さ)は、値‘0’又は‘1’を有し得、チャネル信号が確率表に対して同じセグメンテーション情報を有する(‘1’)か有しない(‘0’)かを示す。単語w5も1ビットの長さであり値‘0’又は‘1’を有し得、チャネル信号が予測フィルタ係数に対して同じマッピング情報を有する(‘1’)か有しない(‘0’)かを示す。単語w6(1ビットの長さ)は、値‘0’又は‘1’を有し得、チャネル信号が確率表に対して同じマッピング情報を有する(‘1’)か有しない(‘0’)かを示す。
【0025】
第1に、フレーム中のセグメントSの総数の表示を説明する。
【0026】
数、例えば、特定のチャネル信号中のフレーム中のセグメントの総数を符号化するためには、ある種のランレングスの符号化が適用される。符号が小さい値のSに対して短いことが重要である。チャネル中のセグメント数がS≧1であるため、S=0である場合符号化される必要はない。SACDでは、以下の符号が使用される。
【0027】
【表3】
ここでは、“1”は区切文字として使用される。一般的に“0”及び“1”の役割が入れ替えられ得ることは明らかである。区切文字の基本的な考えは、あるシーケンスが侵害される、即ち、“0”のシーケンスが“1”によって侵害されることである。選択肢として、例えば、次の記号を“逆にする”場合、“逆にしない”が区切文字として使用される。このようにして、長く一定のシーケンスが回避される。“1”から始まるシーケンス(SACD中では使用されないを逆にする例は、
【0028】
【表4】
として示される。
【0029】
第2に、セグメントの寸法の表示を説明する。セグメントの長さは、チャネル信号のバイト数によって表わされる。チャネル信号のフレーム中のBバイトは、Sセグメントに仕切られる。最初のS−1セグメントに対して、各セグメントのバイト数は指定されなくてはならない。S番目のセグメントに対してバイト数は暗に指定され、この数はチャネル中の残留するバイト数である。セグメントiの中のバイト数は、
Biであり、従って最後のセグメント中のバイト数は、
【0030】
【数3】
である。
【0031】
最初のS−1セグメント中のバイト数がRの倍数であり、このとき解像度R≧1、であるため
【0032】
【数4】
である。
【0033】
biのS−1値は記憶され、Rは、S>1の場合及び別のチャネルのために既に記憶されているときはチャネル中に記憶される。
【0034】
biを記憶するために要求されるビット数はその可能な値に依存する。
【0035】
【数5】
であるため、biを記憶するために要求されるビットは、
【0036】
【数6】
である。
【0037】
これは、セグメントの長さに対して要求されるビット数がフレームの終端にあるセグメントに対して減少し得るといった利点を有する。例えば、セグメントの最小の長さに対して制約が課された場合、ビット数の計算はそれに応じて適合される。解像度Rを記憶するためのビット数は、#ビット(R)である。
【0038】
第3に、シリアルデータストリーム中のセグメンテーション情報の表示を説明する。表1の下で上記に提供された表示が利用される。これは、幾つかの例によって示される。
【0039】
フィルタ及び確率表を識別するためには、下付き文字f及びtが使用される。異なるチャネル中のセグメント間を識別するためには、二重の議論(チャネル数、セグメント数)が使用される。
【0040】
次に、第1の例を示す。2チャネルの場合、フィルタ及び確率表に対して異なるセグメンテーションを有し、このセグメンテーションは夫々のチャネルに対して異なる。以下の表はストリーム中のパラメータを示す。
【0041】
【表5】
上記表2において、(0,1)に等しい第1の組み合わせ(y1,y2)は上記表1中のコードワードの符号(S)であり、0と数が付けられたチャネル信号中でフレームが予測フィルタリングの目的のために2つのセグメントに分割されることを示す。更に、(0,0,1)に等しい(y1,y2,y3)は、上記表1中のコードワードの符号(S)であり、1と数が付けられたチャネル信号中でフレームが予測フィルタリングの目的のために3つのセグメントに分割されることを示す。次に、(1)に等しい組み合わせ(y1)があり、これは表1中で第1のコードワードであり0と数が付けられたチャネル信号中でフレームは確率表のために分割されないことを示す。最後に、(0,0,1)に等しい(y1,y2,y3)があり、これは第2のチャネル信号のフレームが夫々対応する確率表を有する3つのセグメントに分割されることを示す。
【0042】
次に、5チャネルの場合の別の例を示す。この5チャネルの場合、フィルタ及び表に対して等しいセグメンテーションを有し、このセグメンテーションは全てのチャネルで等しいことを仮定する。
【0043】
【表6】
セグメンテーション情報中に交互に配置された符号(S)の単一ビットは、“0”の場合“別のセグメントが指定される”、“1”の場合“以降セグメントは指定されない”として解釈され得る。
【0044】
次にマッピングを説明する。
【0045】
全てのチャネルの全てのセグメントを併せて考慮した場合、各セグメントに対してどのフィルタ又は表が使用されるかを指定しなくてはならない。セグメントは、最初にチャネル0のセグメント、その後にチャネル1のセグメント等と順序づけられる。
【0046】
セグメントsに対するフィルタ又表の数N(s)は
【0047】
【数7】
として定義され、このとき、Nmax(s)は、所与のセグメントに対する最大可能な数であり、これは
【0048】
【数8】
として定義される。
【0049】
N(s)を記憶するために要求されるビット数は、
【0050】
【数9】
に等しい。
【0051】
この方法に従ってフィルタ又は表を記憶するために要求されるビット数は、既に割当てられた数の組に依存する。
【0052】
常に可能ではないが、表がフィルタと同じマッピングを使用する場合これが示される。更に、全てのチャネルが同じマッピングを使用するときのもこれは示される。
【0053】
2つの例によって考えが示される。
【0054】
例3
全体として7つのセグメント(0から6)を有することを仮定すると、幾つかのセグメントは同じフィルタを使用し又幾つかは固有のフィルタを使用する。更に、表はフィルタと同じマッピング指定を使用することを仮定する。
【0055】
【表7】
セグメント番号0は、定義によりフィルタ番号0を使用し、この指定のためにビットが全く必要とされない。セグメント番号1は前に割当てられたフィルタ(0)又は次に高いがまだ割当てられていないフィルタ(1)を使用してもよく、この指定に対して1ビットが必要とされる。本例では、セグメント番号1は、フィルタ番号0を使用する。セグメント番号2は、前に割当てられたフィルタ(0)又は次に高いがまだ割当てられていないフィルタ(1)を使用してもよく、この指定では1ビットが必要とされる。本例では、セグメント番号2はフィルタ番号1を使用する。
【0056】
セグメント番号3は、前に割当てられたフィルタ(0又は1)若しくは次に高いがまだ割当てられていないフィルタ(2)を使用してもよく、この指定のために2ビットが必要とされる。本例では、セグメント番号3はフィルタ番号2を使用する。
【0057】
セグメント番号4は、前に割当てられたフィルタ(0、1、又は、2)若しくは次に高いがまだ割当てられていないフィルタ(3)を使用してもよく、この指定のために2ビットが必要とされる。本例では、セグメント番号4はフィルタ番号3を使用する。セグメント番号5は、前に割当てられたフィルタ(0、1、2、又は、3)若しくは次に高いがまだ割当てられていないフィルタ(4)を使用してもよく、この指定のために3ビットが必要とされる。本例では、セグメント番号5はフィルタ番号3を使用する。
【0058】
セグメント番号6は、前に割当てられたフィルタ(0、1、2、又は、3)若しくは次に高いがまだ割当てられていないフィルタ(4)を使用してもよく、この指定のために3ビットが必要とされる。本例では、セグメント番号6はフィルタ番号1を使用する。
【0059】
合計して12ビットがマッピングを記憶するために要求される。セグメントの総数(本例では7つのセグメント)は、この時点でストリーム中で知られている。
【0060】
【表8】
別の例を参照すると、全部で6つのチャネルを有し、このチャネルは夫々が同じ予測フィルタ及び同じ確率表を夫々使用するセグメントを1つ有することを仮定する。
【0061】
【表9】
全部で2ビットが完全なマッピングを記憶するために要求される。
【0062】
以下の指定が他の適用法(例えば、表に対してフィルタに対して使用されると同じセグメンテーションが使用される)のためにも使用される理由は、デコーダを簡略化するからである。
【0063】
本発明は、その好ましい実施例を参照して説明されたが、それらは制限的な例でないことを理解するべきである。従って、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更が当業者に明らかになり得る。例として、本発明は、セグメンテーションを使用すること無く時間的等価信号ブロックがエンコードされる実施例中に組込まれてもよい。このような実施例では、図4のデータストリームと同様に得られたシリアルデータストリームはフィルタ及び確率表に対して図4で説明したセグメント情報、並びに、表示単語w1、w2、及び、w3のような表示単語を有しない。更に、本発明は、一つ一つの全ての新しい特徴及び特徴の組み合わせに存在する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 aは無損失エンコーダの回路図を示し、bは線形の予測及び算術エンコードを用いて対応するデコーダの回路図を示す図である。
【図2】 多重チャネル情報信号の後のフレームを示す図である。
【図3】 多重チャネル情報信号の時間的等価フレームのセグメンテーションを示す図である。
【図4】 エンコード装置の出力信号のフレームの内容を示す図である。
Claims (41)
- nが1よりも大きい整数であるnチャネル・ディジタルオーディオ信号のようなディジタル情報信号をエンコードする装置であって、
上記ディジタル情報信号を受信する入力手段と、
各チャネル信号に対する確率値に応答して上記各チャネル信号に対してエンコードされたチャネル信号が得られるよう上記nチャネル・ディジタルオーディオ信号の上記各チャネル信号をエンコードするために適合され、上記エンコードされたディジタル情報信号を得るよう上記ディジタル情報信号をエンコードするエンコード手段と、
上記各チャネル信号から予測フィルタ処理されたチャネル信号が得られるよう上記各チャネル信号に対する一組の予測フィルタ係数に応答して上記nチャネル・ディジタルオーディオ信号の上記各チャネル信号に予測フィルタリングを行う予測フィルタ手段と、
上記各チャネル信号に対して一組の予測フィルタ係数を発生する予測フィルタ係数決定手段と、
上記各チャネル信号に対する確率表及び対応する上記予測フィルタ処理されたチャネル信号に応答して上記各チャネル信号に対する確率値を発生する確率値決定手段と、
上記各チャネル信号に対する上記確率表を発生する確率表決定手段と、
mは1≦m≦nを満たし、pは1≦p≦nを満たす整数であり、上記nチャネルに対する上記n組の予測フィルタ係数を表わす第1のマッピング情報及び複数のm組の予測フィルタ係数を発生し、上記nチャネルに対する上記n個の確率表を表わす第2のマッピング情報及び複数のp個の確率表を発生する交換手段と、
圧縮された上記ディジタル情報信号、上記第1のマッピング情報信号、上記第2のマッピング情報信号、上記複数のm組の予測フィルタ係数及び上記複数のp個の確率表を複合情報信号に組み合わす組み合わせ手段と、
上記複合情報信号を出力する出力手段とを有する装置。 - nが1よりも大きい整数であるnチャネル・ディジタルオーディオ信号のようなディジタル情報信号をエンコードする装置であって、
上記ディジタル情報信号を受信する入力手段と、
nチャネルオーディオ信号の上記各チャネル信号の時間的等価信号ブロックをMのセグメントに分割することでエンコードし、上記時間的等価信号ブロック中の全ての上記Mのセグメントにおいて上記チャネル信号の信号部分をエンコードするために適合され、上記各信号部分に対する確率値に応答して上記Mのセグメント中の上記各信号部分のエンコードされた信号部分が得られ、
このとき、
【外1】
であり、spiは上記i番目のチャネル信号の上記時間的等価信号ブロック中のセグメント数である、エンコードされたディジタル情報信号を得るよう上記ディジタル情報信号をエンコードするエンコード手段と、
上記各Mの信号部分に対する確率表に応答して上記各Mの信号部分に対して確率値を発生する確率値決定手段と、
上記各Mの信号部分に対する上記確率表を発生する確率表決定手段と、
mは1≦m≦Mを満たす整数であり、上記nチャネル信号中の上記Mのセグメントの長さ及び位置に関する情報を第1のセグメント情報に変換し、上記M個の確率表を表わす第1のマッピング情報及び複数のm個の確率表を発生する変換手段と、
上記時間的等価信号ブロック中に含まれる上記エンコードされたディジタル情報信号の一部分、上記第1のセグメント情報、上記第1のマッピング情報信号、及び、複数のm個の確率表を複合情報信号に組み合わす組み合わせ手段と、
上記複合情報信号を出力する出力手段とを有する。 - 上記nチャネル・ディジタルオーディオ信号の上記各チャネル信号の時間的等価信号ブロックをセグメントに分割することで予測フィルタ処理し、上記時間的等価信号ブロック中の全てのPのセグメントにおいて上記チャネル信号の上記信号部分を予測フィルタリングするために適合され、上記各信号部分に対する一組の予測フィルタに応答して上記各Pの信号部分に対して予測フィルタ処理された信号部分が得られ、
このとき、
【外2】
であり、sfiはi番目のチャネル信号の上記時間的等価信号ブロック中のセグメント数である、予測フィルタ処理されたチャネル信号を得るよう上記ディジタル情報信号に対して予測フィルタリングを行う予測フィルタ手段と、
上記各Pの信号部分に対して一組の予測フィルタ係数を発生する予測フィルタ係数決定手段と、
pは1≦p≦Pを満たす整数であり、上記nチャネル信号中の上記Pのセグメントの長さ及び位置に関する情報を第2のセグメント情報に変換し、上記M個の確率表を表わす第2のマッピング情報及び複数のp個の確率表を発生する変換手段と、
上記第2のセグメント情報、上記第2のマッピング情報信号、及び、複数のpの予測フィルタ係数を複合情報信号に組み合わすために更に適合された組み合わせ手段とを有する請求項2記載の装置。 - 上記変換手段は、上記確率表に対する上記時間的等価信号ブロックの上記セグメンテーションが上記一組の予測フィルタ係数に対する上記時間的等価信号ブロックのセグメンテーションと異なることを表示する第1の値の第1の表示単語と、
上記確率表に対する上記時間的等価信号ブロックの上記セグメンテーションが上記一組の予測フィルタ係数に対する上記時間的等価信号ブロックのセグメンテーションと同じであることを表示する第2の値の第1の表示単語とを発生し、
上記第1の表示単語が上記第2の値を有する場合、上記第1又は上記第2のセグメンテーション情報のうち一方だけを供給することに適合され、
上記組み合わせ手段は、上記第1の表示単語が上記第2の値を有する場合、上記第1の表示単語及び上記第1のセグメンテーション情報又は上記第2のセグメンテーション情報のうち一方だけを上記複合情報信号に組み合わすことに適合される請求項3記載の装置。 - 上記変換手段は、上記第1の表示単語が上記第2の値を有する場合、上記第1のセグメント情報又は上記第2のセグメント情報のうち一方だけを発生すよう適合される請求項4記載の装置。
- 上記変換手段は、上記時間的等価信号ブロックが全て同じセグメンテーションを上記一組の予測フィルタ係数に対して有することを表示する第3の値の第2の表示単語と、
上記時間的等価信号ブロックが夫々異なるセグメンテーションを上記一組の予測フィルタ係数に対して有することを表示する第4の値の第2の表示単語とを発生し、
上記第2の表示単語が上記第3の値を有する場合、上記一つの時間的等価信号ブロックだけに対して上記第2のセグメント情報を発生し、
上記第2の表示単語が上記第4の値を有する場合、上記各時間的等価信号ブロックに対して上記第2のセグメント情報を発生することに適合され、
上記組み合わせ手段は、更に、上記第2の表示単語を上記複合情報信号と組み合わすことに適合される請求項3記載の装置。 - 上記変換手段は、上記時間的等価信号ブロックが全て同じセグメンテーションを上記確率表に対して有することを表示する第5の値の第3の表示単語と、
上記時間的等価信号ブロックが夫々異なるセグメンテーションを上記確率表に対して有することを表示する第6の値の第3の表示単語とを発生し、
上記第3の表示単語が上記第5の値を有する場合、上記一つの時間的等価信号ブロックだけに対して上記第1のセグメント情報を発生し、
上記第3の表示単語が上記第6の値を有する場合、上記各時間的等価信号ブロックに対して上記第1のセグメント情報を発生することに適合され、
上記組み合わせ手段は、更に、上記第3の表示単語を上記複合情報信号と組み合わすことに適合される請求項2記載の装置。 - 上記変換手段は、上記確率表に対する上記マッピング情報が上記一組の予測フィルタ係数に対する上記マッピング情報と異なることを表示する第7の値の第4の表示単語と、
上記確率表に対する上記マッピング情報が上記一組の予測フィルタ係数に対する上記マッピング情報と同じであることを表示する第8の値の第4の表示単語とを発生し、
上記第1の表示単語が上記第8の値を有する場合、上記第1又は上記第2のマッピング情報のうち一方だけを供給すことに適合され、
上記組み合わせ手段は、上記第4の表示単語が上記第8の値を有する場合、上記第4の表示単語及び上記第1のマッピング情報又は上記第2のマッピング情報のうち一方だけを上記複合情報信号に組み合わすことに適合される請求項3記載の装置。 - 上記変換手段は、上記時間的等価信号ブロックが全て同じマッピング情報を上記一組の予測フィルタ係数に対して有することを表示する第9の値の第5の表示単語と、
上記時間的等価信号ブロックが夫々異なるマッピング情報を上記一組の予測フィルタ係数に対して有することを表示する第10の値の第5の表示単語とを発生し、
上記第5の表示単語が上記第9の値を有する場合。上記一つの時間的等価信号ブロックだけに対して上記第2のマッピング情報を発生し、
上記第5の表示単語が上記第10の値を有する場合、上記各時間的等価信号ブロックだけに対して上記第2のマッピング情報を発生することに適合され、
上記組み合わせ手段は、更に、上記第5の表示単語を上記複合情報信号と組み合わすことに適合される請求項3記載の装置。 - 上記変換手段は、更に、上記チャネル信号の上記時間的等価信号ブロック中の上記セグメント数に関する情報を数字の符号に変換するよう適合され、
上記組み合わせ手段は、更に、上記数字の符号を上記複合情報信号に組み合わすよう適合される請求項2又は3記載の装置。 - 上記予測フィルタ係数の第1の組は、上記第1のPのセグメントに割り当てられ、上記第2のマッピング情報は上記第1の予測フィルタ係数を上記Pのセグメントの上記第1のセグメントにマッピングするマッピング情報を有さず、
(a)上記第2のマッピング情報中の上記第1のビットは上記第2のセグメントに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の第1の組か上記フィルタ係数の第2の組かを表示し、
(b1)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組でもある場合、上記第2のマッピング情報中の上記第2のビットは上記第3のセグメントに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の第1の組か上記フィルタ係数の第2の組かを示し、
(b2)上記予測フィルタ係数の第2組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の後続する2つのビットは上記第3のセグメントに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の第1の組、上記フィルタ係数の第2の組、或いは、上記フィルタ係数の第3の組かを示し、
(c1)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記フィルタ係数の第2及び上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第3のビットは上記第4のセグメントに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の第1の組か上記フィルタ係数の第2の組かを示し、
(c2)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第3及び第4のビットは上記第4のセグメントに対する上記予測フィルタ係数の組が上記第1の組、上記第2の組、或いは、上記第3の組かを示し、
(c3)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第1の組又は上記フィルタ係数の第2の組が上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4のセグメントに対する上記予測フィルタ係数の組が上記第1の組、上記第2の組、或いは、上記第3の組かを示し、
(c4)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第3の組が上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4のセグメントに対する上記予測フィルタ係数の組が上記第1の組、上記第2の組、上記第3の組、或いは、第4の組かを表示する請求項3記載の装置。 - 上記第1の確率表は、上記第1のMのセグメントに割り当てられ、上記第1のマッピング情報は上記第1の確率表を上記Mのセグメントの上記第1のセグメントにマッピングするマッピング情報を有さず、
(a)上記第1のマッピング情報中の上記第1のビットは上記第2のセグメントに対する上記確率表の組が上記第1の確率表か上記第2の確率表かを表示し、
(b1)上記第1の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表でもある場合、上記第1のマッピング情報中の上記第2のビットは上記第3のセグメントに対する上記確率表の組が上記第1の確率表か第2の確率表かを表示し、
(b2)上記第2の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の後続する2つのビットは上記第3のセグメントに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、或いは、第3の確率表かを表示し、
(c1)上記第1の確率表が上記第2及び上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第3のビットは上記第4のセグメントに対する上記確率表が上記第1の確率表か上記第2の確率表かを表示し、
(c2)上記第1の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表であり、上記第2の確率表が上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第3及び第4のビットは上記第4のセグメントに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、或いは、上記第3の確率表かを表示し、
(c3)上記第2の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表であり、上記第1の確率表又は上記第2の確率表が上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4のセグメントに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、或いは、上記第3の確率表かを表示し、
(c4)上記第2の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表であり、上記第3の確率表が上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4のセグメントに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、上記第3の確率表、或いは、第4の確率表かを表示する請求項2記載の装置。 - 上記出力手段は、上記複合情報信号を記録担体に書込む書き込み手段を有することを特徴とする請求項1乃至13のうちいずれか一項記載の装置。
- 上記出力手段は更に、上記複合情報信号を上記記録担体に書込む前に上記複合情報信号に対してチャネルのエンコード段階及び/又は誤り訂正エンコード段階を行うために、チャネルのエンコード及び/又は誤り訂正エンコード手段を有することを特徴とする請求項14記載の装置。
- ディジタルオーディオ信号のようなディジタル情報信号を請求項1乃至15のうちいずれか一項記載の装置中でエンコードする方法。
- 更に、上記複合情報信号を記録担体に書込む段階を有する請求項16記載の方法。
- 請求項1乃至15のうちいずれか一項記載の装置によって発生された上記複合情報信号をトラック上に有する記録担体。
- nが1よりも大きい整数であるnチャネル・ディジタルオーディオ信号のようなnチャネル・ディジタル情報信号のエンコードされたデータを有するエンコードされた複合情報信号、及び、上記エンコードされた情報信号と関連するサイド情報を復号化する装置であって、
複合情報信号を受信する入力手段と、
上記複合情報信号から上記エンコードされたデータ情報及び上記サイド情報を引き出す引き出し手段と、
各チャネル信号に対する一組の確率値に応答してnチャネル信号を得るよう上記エンコードされたデータ情報を復号化する復号化手段と、
上記サイド情報から得られる予測フィルタ係数であり、上記チャネルに対して一つの組が当てられる上記n組の予測フィルタ係数に応答して上記nチャネル・ディジタルオーディオ信号の上記各チャネル信号に対して予測フィルタリング行い、上記各チャネル信号から予測フィルタ処理されたチャネル信号を得る予測フィルタ手段と、
対応する上記予測フィルタ処理されたチャネル信号、及び、対応する確率表に応答して上記各チャネル信号に対して一つ当てられるn組の確率値を発生し、上記n個の確率表は上記サイド情報から得られ上記各チャネル信号に一つに当てられる確率値発生手段と、
mは1≦m≦nを満たし、pは1≦p≦nを満たす整数であり、上記第1のマッピング情報及び上記m組の予測フィルタ係数を上記各チャネル信号に対して一組当てるよう再変換し、上記第2のマッピング情報及び上記p個の確率表を上記各チャネル信号に対して一組当てるよう再変換する再変換手段と、
上記nチャネル信号を出力する出力手段とを有し、
上記引き出し手段は更に、第1のマッピング情報及び第2のマッピング情報、複数のm組の予測フィルタ係数、及び複数のp個の確率表を上記サイド情報から引き出すことに適合される装置。 - nが1よりも大きい整数であるnチャネル・ディジタルオーディオ信号のようなnチャネル・ディジタル情報信号のエンコードされたデータを有するエンコードされた複合情報信号、及び、上記エンコードされた情報信号と関連するサイド情報を復号化する装置であって、
複合情報信号を受信する入力手段と、
上記複合情報信号から上記エンコードされたデータ情報及び上記サイド情報を引き出す引き出し手段と、
対応する組の確率値に応答して上記エンコードされたデータ情報をMの信号部分に復号化し、上記各Mの信号部分に対して一つの上記確率値が当てられ、このとき
【外3】
であり、spiはi番目の上記チャネル信号の時間的等価信号ブロック中のセグメント数である復号化手段と、
対応する上記確率表に応答して上記各Mの信号部分に対して一つが当てられ、上記各信号部分に対して一つの上記M個の確率表上記サイド情報から得られる、M組の確率値を発生する確率値発生手段と、
mは1≦m≦Mを満たす整数であり、上記サイド情報から第1のセグメント情報及び上記第1のマッピング情報及び複数のm個の確率表を引き出すことに適合された引き出し手段と、
上記第1のマッピング情報及び上記m個の確率表を上記各信号部分に対して一つ当てるようM個の確率表に再変換し、上記nチャネル信号において時間的等価信号ブロックを得るよう上記第1のセグメント情報を上記nチャネル信号中の上記Mのセグメントの長さ及び位置に関する情報に再変換する再変換手段と、
上記nチャネル信号の上記時間的等価信号ブロックを出力する出力手段とを有する装置。 - 上記nチャネル・ディジタルオーディオ信号の上記各チャネル信号の時間的等価信号ブロックをセグメントに分割することで予測フィルタリングを行い、上記時間的等価信号ブロック中の全てのPのセグメントにおいて上記チャネル信号の上記信号部分及び全ての上記nチャネル信号を予測フィルタリングし、上記各信号部分に対する一組の予測フィルタに応答して上記各Pの信号部分に対して予測フィルタ処理された信号部分が得られ、
このとき、
【外4】
であり、sfiはi番目のチャネル信号の上記時間的等価信号ブロック中のセグメント数である、予測フィルタ手段と、
pは1≦p≦Pを満たす整数であり、上記サイド情報から第2のセグメント情報及び上記第2のマッピング情報及びp組の予測フィルタ係数を引き出すことに適合された引き出し手段と、
上記第2のセグメント情報を上記nチャネル信号中の上記Mのセグメントの長さ及び位置に関する情報に再変換し、上記p組の予測フィルタ係数を上記第2のマッピング情報を使用して上記各Pの信号部分に一つ再変換する再変換手段とを有する請求項20記載の装置。 - 上記引き出し手段は、上記サイド情報から第1の表示単語を引き出すことに適合され、
上記第1の表示単語が第1の値の場合、上記確率表に対する上記時間的等価信号ブロックの上記セグメンテーションは上記予測フィルタ係数に対する上記時間的等価信号ブロックのセグメンテーションと異なることを示し、
上記第1の表示単語が第2の値の場合、上記確率表に対する上記時間的等価信号ブロックの上記セグメンテーションは上記予測フィルタ係数に対する上記時間的等価信号ブロックのセグメンテーションと同じであることを示し、
上記第1の表示単語が上記第2の値の場合、上記サイド情報から一つのセグメント情報だけを引き出し、
上記再変換手段は更に、上記第1の表示単語が上記第2の値を有する場合に上記第1及び上記第2のセグメント情報を得るよう上記セグメント情報を複写することに適合される請求項21記載の装置。 - 上記引き出し手段は、上記サイド情報から第2の表示単語を引き出すことに適合され、
上記第2の表示単語が上記第3の値の場合、上記時間的等価信号ブロックは全て同じセグメンテーションを上記予測フィルタ係数に対して有し、
上記第2の表示単語が上記第4の値の場合、上記時間的等価信号ブロックは夫々上記予測フィルタ係数に対して異なるセグメンテーションを有し、
上記第2の表示単語が上記第3の値を有する場合、上記サイド情報から上記一つの時間的等価信号ブロックに対してだけ上記第2のセグメント情報を引き出し、
上記第2の表示単語が上記第4の値を有する場合、上記サイド情報から上記各時間的等価信号ブロックに対して上記第2のセグメント情報を引き出すよう適合され、
上記再変換手段は更に、上記第2の表示単語が上記第3の値を有する場合、上記全てのnチャネル信号の上記時間的等価信号ブロックのPのセグメントを得るよう上記第2のセグメント情報n−1回複写するよう適合される請求項21記載の装置。 - 上記引き出し手段は、上記サイド情報から第3の表示単語を引き出すことに適合され、
上記第3の表示単語が上記第5の値のとき、上記時間的等価信号ブロックは全て同じセグメンテーションを上記確率表に対して有し、
上記第3の表示単語が上記第6の値のとき、上記時間的等価信号ブロックは夫々上記確率表に対して異なるセグメンテーションを有し、
上記第3の表示単語が上記第5の値を有する場合、上記サイド情報から上記一つの時間的等価信号ブロックに対してだけ上記第1のセグメント情報を引き出し、
上記第3の表示単語が上記第6の値を有する場合、上記サイド情報から上記各時間的等価信号ブロックに対して上記第1のセグメント情報を引き出すよう適合され、
上記再変換手段は更に、上記第3の表示単語が上記第5の値を有する場合、上記全てのnチャネル信号の上記時間的等価信号ブロックのMのセグメントを得るよう上記一つの時間的等価信号ブロックに対して上記第1のセグメント情報n−1回複写するよう適合される請求項21記載の装置。 - 上記引き出し手段は、上記サイド情報から第4の表示単語を引き出すことに適合され、
上記第4の表示単語が第7の値の場合、上記確率表に対する上記マッピング情報は上記予測フィルタ係数に対する上記マッピング情報と異なることを示し、
上記第4の表示単語が第8の値の場合、上記確率表に対する上記マッピング情報は上記予測フィルタ係数に対する上記マッピング情報と同じであることを示し、
上記第4の表示単語が上記第8の値の場合、上記サイド情報から一つのマッピング情報だけを引き出し、
上記再変換手段は更に、上記第4の表示単語が上記第8の値を有する場合に引き出された上記マッピング情報を複写することに適合される請求項21記載の装置。 - 上記引き出し手段は、上記サイド情報から第5の表示単語を引き出すことに適合され、
上記第5の表示単語が上記第9の値の場合、上記時間的等価信号ブロックは全て同じマッピング情報を上記予測フィルタ係数に対して有し、
上記第5の表示単語が上記第10の値の場合、上記時間的等価信号ブロックは夫々異なるマッピング情報を上記予測フィルタ係数に対して有し、
上記第5の表示単語が上記第9の値を有する場合、上記一つの時間的等価信号ブロックに対してだけ上記第2のマッピング情報を引き出し、
上記第5の表示単語が上記第10の値を有する場合、上記各時間的等価信号ブロックに対して上記第2のマッピング情報を引き出すよう適合される請求項21記載の装置。 - 上記引き出し手段は更に、上記時間的等価信号ブロック対する数字の符号を上記サイド情報から引き出すために情報を変換するよう適合され、
上記数字の符号は上記時間的等価信号ブロック中のセグメント数を表わす請求項20又は21記載の装置。 - 上記引き出し手段は、上記サイド情報から複数の組の予測フィルタ係数を引き出し、上記第2のマッピング情報からビットのアレイを引き出すために適合され、上記予測係数の第1の組を上記第1のPのセグメントに割り当てる割当手段を有し、
(a)上記割当手段は、第1の2進値である上記ビットのアレイの第1のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組を上記第2のセグメントに割り当て、上記第2の2進値である第1のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第2の組を上記第2のセグメントに割り当てるよう適合され、
(b1)上記予測係数の第1の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組でもある場合、上記割当手段は、更に、第1の2進値である上記ビットのアレイの上記第2のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組を上記第3のセグメントに割り当て、第2の2進値である上記第2のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第2の組を上記第3のセグメントに割り当てるために適合され、
(b2)上記予測係数の第2の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの後続する2ビット値に応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記第2の組、或いは、第3の組のいずれかを上記第3のセグメントに割り当てるために適合され、
(c1)上記予測係数の第1の組が上記第2及び上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの上記第3のビット値に応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、又は、上記フィルタ係数の第2の組のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合され、
(c2)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第2の組は上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの上記第3及び上記第4のビット値に応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記フィルタ係数の第2の組、或いは、上記フィルタ係数の第3の組のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合され、
(c3)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第1の組又は上記フィルタ係数の第2の組が上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記フィルタ係数の第2の組、或いは、上記フィルタ係数の第3の組のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合され、
(c4)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2のセグメントに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第3の組が上記第3のセグメントに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記フィルタ係数の第2の組、上記フィルタ係数の第3の組、或いは、上記フィルタ係数第4の組のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合される請求項21記載の装置。 - 上記引き出し手段は、上記サイド情報から複数の組の確率表を引き出し、上記第1のマッピング情報からビットのアレイを引き出すために適合され、上記第1の確率表を上記第1のMのセグメントに割り当てる割当手段を有し、
(a)上記割当手段は、第1の2進値である上記ビットのアレイの第1のビットに応答して上記第1の確率表を上記第2のセグメントを割り当て、第2の2進値である第1のビットに応答して第2の確率表を上記第2のセグメントに割り当て、
(b1)上記第1の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表でもある場合、上記割当手段は、更に、第1の2進値である上記ビットのアレイの上記第2のビットに応答して上記第1の確率表を上記第3のセグメントに割り当て、第2の2進値である上記第2のビットに応答して上記第2の確率表を上記第3のセグメントに割り当てるために適合され、
(b2)上記第2の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの後続する2ビット値に応答して上記第1、上記第2、或いは、第3の確率表のいずれかを上記第3のセグメントに割り当てるために適合され、
(c1)上記第1の確率表が上記第2及び上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの第3のビット値に応答して上記第1、又は、上記第2の確率表のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合され、
(c2)上記第1の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表であり、上記第2の確率表が上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの第3及び第4のビット値に応答して上記第1の、上記第2の、或いは、上記第3の確率表のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合され、
(c3)上記第2の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表であり、上記第1又は上記第2の確率表は上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビット値に応答して上記第1の、上記第2の、或いは、上記第3の確率表のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合され、
(c4)上記第2の確率表が上記第2のセグメントに対する上記確率表であり、上記第3の確率表が上記第3のセグメントに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビット値に応答して上記第1の、上記第2の、上記第3の、或いは、上記第4の確率表のいずれかを上記第4のセグメントに割り当てるために適合される請求項20記載の装置。 - 上記入力手段は、上記複合情報信号を記録担体から読み取る読取り手段を有することを特徴とする請求項19乃至30のうちいずれか一項記載の装置。
- 上記入力手段は、更に、上記複合情報信号を上記引き出し手段に供給する前に上記複合情報信号に対してチャネル復号化段階及び/又は誤り訂正段階を行うチャネル復号化及び/又誤り訂正手段を有することを特徴とする請求項31記載の装置。
- 上記エンコード手段は、上記nチャネル情報信号の上記各チャネル信号の時間的等価信号ブロックをエンコードし、上記各信号ブロックに対する確率値に応答して上記エンコードされた時間的等価信号ブロックを上記各信号ブロックに対して得るよう適合され、
上記予測フィルタ手段は、上記各時間的等価信号ブロックに対して一つの上記n組の予測フィルタ係数に応答して上記各時間的等価信号ブロックに対して予測フィルタリングを行うために適合され、
上記確率表決定手段は、上記各時間的等価信号ブロックに対して一つの上記n個の確率表を生成するために適合される請求項1記載の装置。 - 上記変換手段は、上記確率表に対する上記マッピング情報が上記予測フィルタ係数に対するマッピング情報と異なることを示す第1の値の第1の表示単語と、
上記確率表に対する上記マッピング情報が上記予測フィルタ係数に対するマッピング情報と同じであることを示す第2の値の第1の表示単語とを発生し、
上記第1の表示単語が上記第2の値を有する場合だけ、上記第1又は上記第2のマッピング情報を供給し、
上記組み合わせ手段は、上記第1の表示単語が上記第2の値を有する場合、上記第1の表示単語及び上記第1のマッピング情報又は上記第2のマッピング情報を上記複合情報信号中にだけを組み合わす請求項33記載の装置。 - 上記変換手段は、上記時間的等価信号ブロックが全て同じマッピング情報を上記一組の予測フィルタ係数に対して有することを表示する第3の値の第2の表示単語と、
上記時間的等価信号ブロックが夫々異なるマッピング情報を上記一組の予測フィルタ係数に対して有することを表示する第4の値の第2の表示単語とを発生することに適合され、
上記第2の表示単語が上記第3の値を有する場合、上記一つの時間的等価信号ブロックに対してだけ上記第2のマッピング情報を発生し、
上記第2の表示単語が上記第4の値を有する場合、上記各時間的等価信号ブロックに対して上記第2のマッピング情報を発生することに適合され、
上記組み合わせ手段は、更に、上記第2の表示単語を上記複合情報信号と組み合わすことに適合される請求項33記載の装置。 - 上記第1の予測フィルタ係数は、上記第1のnの時間的等価信号ブロックに割り当てられ、上記第2のマッピング情報は上記第1の予測フィルタ係数を上記第1の時間的等価信号ブロックのnの時間的等価信号ブロックにマッピングするマッピング情報を有さず、
(a)上記第2のマッピング情報中の上記第1のビットは、上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の第1の組か上記予測フィルタ係数の第2の組かを示し、
(b1)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組でもある場合、上記第2のマッピング情報中の上記第2のビットは上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の第1の組か上記予測フィルタ係数の第2の組かを示し、
(b2)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の後続する2つのビットは上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の上記第1の組、上記予測フィルタ係数の第2の組、或いは、上記予測フィルタ係数の第3の組かを示し、
(c1)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記第2及び上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第3のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記予測フィルタ係数の組が上記予測フィルタ係数の第1の組か上記予測フィルタ係数の第2の組かを示し、
(c2)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第3及び第4のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記予測フィルタ係数の組が上記第1の組、上記第2の組、或いは、上記第3の組かを示し、
(c3)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組であり、上記第1又は上記第2の組の予測フィルタ係数が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記予測フィルタ係数の組が上記第1の組、上記第2の組、或いは、上記第3の組かを示し、
(c4)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第3の組が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記第2のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記予測フィルタ係数の組が上記第1の組、上記第2の組、上記第3の組、或いは、第4の組かを示す、請求項33記載の装置。 - 上記第1の確率表は、上記第1の時間的等価信号ブロックに割り当てられ、上記第1のマッピング情報は上記第1の確率表を上記時間的等価信号ブロックの上記第1の時間的等価信号ブロックにマッピングするマッピング情報を有さず、
(a)上記第1のマッピング情報中の上記第1のビットは上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表が上記第1の確率表か上記第2の確率表かを示し、
(b1)上記第1の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表でもある場合、上記第1のマッピング情報中の上記第2のビットは上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表が上記第1の確率表か上記第2の確率表かを示し、
(b2)上記第2の組の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記第2のマッピング情報中の後続する2つのビットは上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、或いは、第3の確率表かを示し、
(c1)上記第1の確率表が上記第2及び上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第3のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表が上記第1の確率表か上記第2の確率表かを示し、
(c2)上記第1の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表であり、上記第2の確率表が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第3及び第4のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、或いは、上記第3の確率表かを示し、
(c3)上記第2の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表であり、上記第1又は上記第2の確率表が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、或いは、上記第3の確率表かを示し、
(c4)上記第2の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表であり、上記第3の確率表が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記第1のマッピング情報中の上記第4及び第5のビットは上記第4の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表が上記第1の確率表、上記第2の確率表、上記第3の確率表、或いは、第4の組かを示す、請求項33記載の装置。 - 上記復号化手段は、上記各nチャネル信号に1つずづ上記エンコードされたデータ情報をnの時間的等価信号ブロックに復号化するために適合され、
上記引き出し手段は、上記サイド情報から第1の表示単語を引き出すよう適合され、
上記第1の表示単語が第1の値の場合、上記確率表に対する上記マッピング情報が上記予測フィルタ係数に対する上記マッピング情報と異なることを示し、
上記第1の表示単語が第2の値の場合、上記確率表に対する上記マッピング情報が上記予測フィルタ係数に対する上記マッピング情報と同じであることを示し、
上記第1の表示単語が上記第2の値の場合、上記サイド情報から一つのマッピング情報だけを引き出し、
上記再変換手段は、更に、上記第1の表示単語が上記第8の値を有する場合に引き出された上記マッピング情報を複写するよう適合される請求項19記載の装置。 - 上記復号化手段は、上記各nチャネル信号に1つずづ上記エンコードされたデータ情報をnの時間的等価信号ブロックに復号化するために適合され、
上記引き出し手段は、上記サイド情報から第2の表示単語を引き出すよう適合され、
上記第2の表示単語が第3の値の場合、上記時間的等価信号ブロックは全て同じ上記マッピング情報を上記予測フィルタ係数に対して有することを示し、
上記第2の表示単語が第4の値の場合、上記時間的等価信号ブロックは異なる上記マッピング情報を上記予測フィルタ係数に対して有することを示し、
上記第5の表示単語が上記第3の値の場合、上記時間的等価信号ブロック一つに対してだけ第2のマッピング情報を引き出し、
上記第5の表示単語が上記第4の値の場合、上記各時間的等価信号ブロックに対して上記第2のマッピング情報を引き出すよう適合される請求項19記載の装置。 - 上記復号化手段は、上記各nチャネル信号に1つずづ上記エンコードされたデータ情報をnの時間的等価信号ブロックに復号化するために適合され、
上記引き出し手段は、上記サイド情報から予測フィルタ係数の複数の組を引き出し、上記第2のマッピング情報からビットのアレイを引き出すために適合され、
上記予測係数の第1の組を上記第1のnの時間的等価信号ブロックに割り当てる割当手段を有し、
(a)上記割当手段は、第1の2進値である上記ビットのアレイの上記第1のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組を上記第2の時間的等価信号ブロックに割り当て、上記第2の2進値である上記第1のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第2の組を上記第2の時間的等価信号ブロックに割り当てるよう適合され、
(b1)上記予測係数の第1の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組でもある場合、上記割当手段は、更に、第1の2進値である上記ビットのアレイの上記第2のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組を上記第3の時間的等価信号ブロックに割り当て、第2の2進値である上記第2のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第2の組を上記第3の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(b2)上記予測係数の第2の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組でもある場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの後続する2ビット値に応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記予測フィルタ係数の第2の組、或いは、上記予測フィルタ係数の第3の組のいずれかを上記第3の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c1)上記予測係数の第1の組が上記第2及び上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの上記第3のビット値に応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、又は、上記予測フィルタ係数の第2の組のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c2)上記予測フィルタ係数の第1の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第2の組は上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの上記第3及び上記第4の値に応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記予測フィルタ係数の第2の組、或いは、上記予測フィルタ係数の第3の組のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c3)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第1の組又は上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記予測フィルタ係数の第2の組、或いは、上記予測フィルタ係数の第3の組のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c4)上記予測フィルタ係数の第2の組が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組であり、上記予測フィルタ係数の第3の組が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記フィルタ係数の組である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビットに応答して上記予測フィルタ係数の第1の組、上記予測フィルタ係数の第2の組、上記予測フィルタ係数の第3の組、或いは、上記予測フィルタ係数の第4の組のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合される請求項19記載の装置。 - 上記復号化手段は、上記各nチャネル信号に1つずづ上記エンコードされたデータ情報をnの時間的等価信号ブロックに復号化するために適合され、
上記引き出し手段は、上記サイド情報から予測フィルタ係数の複数の組を引き出し、上記第2のマッピング情報からビットのアレイを引き出すために適合され、
上記第1の確率表を上記第1のnの時間的等価信号ブロックに割り当てる割当手段を有し、
(a)上記割当手段は、第1の2進値である上記ビットのアレイの上記第1のビットに応答して上記第1の確率表を上記第2の時間的等価信号ブロックを割り当て、上記第2の2進値である上記第1のビットに応答して上記第2の確率表を上記第2の時間的等価信号ブロックに割り当てるよう適合され、
(b1)上記第1の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表でもある場合、上記割当手段は、更に、第1の2進値である上記ビットのアレイの上記第2のビットに応答して上記第1の確率表を上記第3の時間的等価信号ブロックに割り当て第2の2進値である上記第2のビットに応答して上記第2の確率表を上記第3の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(b2)上記第2の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの後続する2ビット値に応答して上記第1の、上記第2の、或いは、上記第3の確率表のいずれかを上記第3の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c1)上記第1の確率表が上記第2及び上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、更に、上記ビットのアレイの上記第3のビット値に応答して上記第1の、又は、上記第2の確率表のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c2)上記第1の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表であり、上記第2の確率表が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第3及び上記第4のビット値に応答して上記第1、上記第2、或いは、上記第3の確率表のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c3)上記第2の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表であり、上記第1又は上記第2の確率表は上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビット値に応答して上記第1、上記第2、或いは、上記第3の確率表のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合され、
(c4)上記第2の確率表が上記第2の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表であり、上記第3の確率表が上記第3の時間的等価信号ブロックに対する上記確率表である場合、上記割当手段は、上記ビットのアレイの上記第4及び上記第5のビット値に応答して上記第1、上記第2、上記第3、或いは、上記第4の確率表のいずれかを上記第4の時間的等価信号ブロックに割り当てるために適合される請求項19記載の装置。
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