JP3167638B2 - ディジタル変調方法と復調方法及びディジタル変調回路と復調回路 - Google Patents

ディジタル変調方法と復調方法及びディジタル変調回路と復調回路

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JP3167638B2
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    • H03M5/00Conversion of the form of the representation of individual digits
    • H03M5/02Conversion to or from representation by pulses
    • H03M5/04Conversion to or from representation by pulses the pulses having two levels
    • H03M5/14Code representation, e.g. transition, for a given bit cell depending on the information in one or more adjacent bit cells, e.g. delay modulation code, double density code
    • H03M5/145Conversion to or from block codes or representations thereof

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、mビットのディジ
タル信号をnビットのビット列に変調して、NRZI
(Non Return to Zero Inversion)変調するディジタル
変調方法と回路、並びに、nビットの変調データをNR
ZI復調して、元のmビットのディジタル信号に復調す
るディジタル復調方法と回路に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に高密度で2進データを記憶し
て再生する方法として、RLL変調してNRZI変調す
る方法がある。この方法は、1と1の間に存在する0の
個数をd個以上k個以下に制限し、ビット1の信号で信
号の反転を行い、0では反転を行わない。この方式に於
いては、次のような条件が要求されている。
【0003】(1)検出窓幅(Tw )が大きいこと m/nに比例した値である。この値は、再生ビットの検
出に使用できる時間であり、高密度化に伴う波形干渉或
いは雑音による再生パルスの位相変動に対する許容能力
を示す。したがって、Tw は大きい方がよい。 (2)最小極性反転間隔(Tmin )が大きいこと Tmin は、「d+1」とTw との積で求まる。この値が
小さくなると再生パルス間の波形干渉が大きくなり、復
調時の検出エラーが増大する。したがって、Tmin は大
きい方がよい。
【0004】(3)最大極性反転間隔(Tmax )が小さ
いこと Tmax は、「k+1」とTw との積で求まる。再生信号
のジッタに対してビットクロックを追随させるためには
頻繁に極性反転がなければならない。したがって、Tma
x は小さい方がよい。 (4)拘束長Lc が小さいこと 変調されたデータを復調する際に、参照する前後のデー
タの長さを拘束長という。この値が大きいほど、エラー
伝播が大きくなり、また、回路も複雑になる。したがっ
て、Lc は小さい方がよい。
【0005】(5)低周波成分が少ないこと 低域成分量を評価する尺度としてDSV(Digital Sum
Variation )が用いられている。この値は、記録信号の
ビット1に「+1」を、ビット0に「−1」を割り当て
て、信号の先頭から或る時点までの総和をとることで求
められる。記録媒体に信号を記録再生する際には、直流
成分や低周波成分が遮断されるため、この値は0に近い
ほどよい。即ち、上記総和が+又は−の大きな値となる
ような場合、記録信号波形はその周波数スペクトルに直
流成分を持つことになるが、通常、記録信号や再生信号
は交流結合素子を介して伝送されるので、このように記
録信号波形が直流成分を持つ場合には伝送中に記録信号
波形が歪んでしまい、好ましくないのである。また、再
生時に元の記録信号波形と同じものを再生しようとして
も、交流結合素子で失われた直流成分は再生することが
できない。この理由から、記録信号波形は直流成分を含
まないものであることが望ましい。
【0006】上記(1)〜(4)の条件に着目した手法
としては、例えば、特公平5−34747号公報に示さ
れている(d,k;m,n)=(2,7;i,2i)R
LL符号(iは自然数)や、特開昭52−128024
号公報に示されている(d,k;m,n)=(1,7;
2i,3i)RLL符号がある。また、条件(5)にも
注目した変調方式として、特公平1−27510号公報
に示されているEFM変調方式がある。この変調方式で
は、8ビットの入力データが、「d=2」「k=10」
の制約を受けた14ビットのチャネルコードに変調され
るとともに、各コードの境界値に、「d=2」「k=1
0」の制約を満たし、且つ、DSVを0に近づける3ビ
ットか付加されている。したがって、この変調符号は
(2,10;8,17)RLL符号に相当する。
【0007】他の手法としては、特公平4−77991
号に示されるように、ビット0のラン長が変調コードの
境界部分でも制約を満たすように、8ビットから14ビ
ットへの変調を行う手法がある。「CDS(Cord word
Digital Sum )=0」の14ビット変換コードは、8ビ
ットの入力コードと1対1に対応する。また、「CDS
=0」の変調コードは、CDSの符号が異なっていて、
且つ、CDSの絶対値が異なる変調コードを1組とし
て、入力コードに対応している。これにより、DSVが
0に近づくように変調コードを選択して、低周波成分を
抑えている。この変調符号は(1,7;8,14)RL
L符号に相当する。
【0008】さらに、特開平6−311042号公報に
は、(d,k;m,n)RLL符号に於いてmビットか
ら「n−d」ビットへの変調を行い、DSVが0に近
く、且つ、(d,k)の制約を満足するようなdビット
を付加している。但し、|CDS|(CDSの絶対値)
が比較的小さい場合はDSVの変動が小さいため、mビ
ットから「n−d」ビットへの変調コードは1対1に対
応されており、CDSが大きいものと小さいものは、お
互いを1組として入力コードに対応している。この変調
則を満足する符号として、(2,9;8,17)RLL
符号と、(1,7;8,13)RLL符号が挙げられて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記に示される条件
(5)を考慮した手法は、何れもDSVを0に近づける
ことを目的とするため、付加ビットを用意する、変調テ
ーブルを複数用意する、といった手法を用いている。そ
のため、1と1の間に入る0の個数の制限を緩和した
り、変調後のビット数を大きくせざるをえないという問
題がある。
【0010】それゆえ、特公平5−34747号公報
や、特開昭52−128024号公報等と比較して、検
出窓幅Tw が小さくなったり、最小極性反転間隔Tmin
が小さくなったり、1と1の間に入る0の最大個数kが
大きくなったりするという欠点が生じてている。本発明
は、上述した従来の問題点を考慮して、特公平5−34
747号公報や、特開昭52−128024号公報等が
有しているパラメータd,k,m,nを保ちながら、D
SVを0に近づける変調方法と回路、並びに復調方法と
回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】また、本発明は、任意の
mビット配列に任意のnビット(但しn>m)配列を1
対1に対応付けて変換するm−n変調方式により、入力
されるディジタルデータの各mビットを符号変調単位と
して、各mビットを各々nビットの変調データにm−n
変調するディジタル変調方法に於いて、所定数分の符号
変調単位で構成される入力ブロックデータの先頭にガロ
ア体GF(2m )の非0の任意の元をダミーデータとし
て多重し、前記ダミーデータ多重後のブロックデータに
ついて演算したリードソロモン符号を該ブロックデータ
に付加してRS符号付加ブロックを構成し、前記RS符
号付加ブロックに複数種類のガロア体GF(2m )の元
を乗算することにより複数種類のブロックデータを生成
し、前記複数種類のブロックデータを各々m−n変調し
て得られる各変調ブロックデータの直流成分を相互に比
較し、前記直流成分の絶対値が小さい変調ブロックデー
タに対応するガロア体GF(2m )の元を選択し、前記
選択したガロア体GF(2m )の元を前記RS符号付加
ブロックに乗算することにより得られるブロックデータ
をm−n変調して変調ブロックデータを生成する、ディ
ジタル変調方法である。
【0012】また、上記に於いて、前記選択を、前記変
調ブロックデータの最終ビットでの直流成分の累積値の
絶対値が最小の変調ブロックデータを特定することに基
づいて行う、ディジタル変調方法である。また、上記に
於いて、前記選択を、前記変調ブロックデータの最大振
幅の絶対値が最小の変調ブロックデータを特定すること
に基づいて行う、ディジタル変調方法である。
【0013】また、本発明は、任意のmビット配列に任
意のnビット(但しn>m)配列を1対1に対応付けて
変換するm−n変調方式により、入力されるディジタル
データの各mビットを符号変調単位として、各mビット
を各々nビットの変調データにm−n変調するディジタ
ル変調回路に於いて、所定数分の符号変調単位で構成さ
れる入力ブロックデータの先頭にガロア体GF(2m
の非0の任意の元をダミーデータとして多重する多重回
路と、前記多重回路によりダミーデータを多重されたブ
ロックデータについてリードソロモン符号を演算して該
ブロックデータに付加することによりRS符号付加ブロ
ックを構成するRS符号化回路と、前記RS符号付加ブ
ロックに複数種類のガロア体GF(2m )の元を乗算す
ることにより複数種類のブロックデータを生成するガロ
ア体乗算回路と、前記複数種類のブロックデータを各々
m−n変調して得られる各変調ブロックデータの直流成
分を各々求める演算手段と、前記各直流成分の絶対値の
大小を相互に比較する比較手段と、前記比較手段により
比較結果に基づいて、前記直流成分の絶対値が小さい変
調ブロックデータに対応するガロア体GF(2m )の元
を選択する選択手段と、前記選択したガロア体GF(2
m )の元を前記RS符号付加ブロックに乗算することに
より得られるブロックデータをm−n変調して変調ブロ
ックデータを生成する変調手段と、を有するディジタル
変調回路である。
【0014】また、上記に於いて、前記選択手段が、前
記変調ブロックデータの最終ビットでの直流成分の累積
値の絶対値が最小の変調ブロックデータに対応するガロ
ア体GF(2m )の元を選択する、ディジタル変調回路
である。また、上記に於いて、前記選択手段が、前記変
調ブロックデータの最大振幅の絶対値が最小の変調ブロ
ックデータに対応するガロア体GF(2m )の元を選択
する、ディジタル変調回路である。また、上記に於い
て、さらに、前記複数種類のガロア体GF(2m )の元
の乗算により得られる前記複数種類のブロックデータを
各々記憶するメモリを有し、前記変調手段が、前記メモ
リから前記選択手段により選択されたガロア体GF(2
m )の元に対応するブロックデータを読み出してm−n
変調する、ディジタル変調回路である。また、上記に於
いて、さらに、前記RS符号付加ブロックを記憶するメ
モリと、前記メモリからRS符号付加ブロックデータを
読み出して、前記選択手段により選択されたガロア体G
F(2m )の元を乗算することにより複数種類のブロッ
クデータを生成して前記変調手段へ出力する第2のガロ
ア体乗算回路と、を有するディジタル変調回路である。
【0015】また、本発明は、入力されるディジタルデ
ータの各nビットを符号復調単位として各々mビット
(但しn>m)の復調データにn−m復調して、所定数
分の符号復調単位に対応する復調ブロックデータを順次
生成し、順次生成される復調ブロックデータに付加され
ているリードソロモン符号を用いて当該復調ブロックデ
ータを誤り訂正し、誤り訂正後の復調ブロックデータの
先頭に付加されている当該ブロックデータに乗算された
ガロア体GF(2m )の元を検出し、誤り訂正後の復調
ブロックデータを、前記検出したガロア体GF(2m
の元で除算することにより元のブロックデータを生成す
る、ディジタル復調方法である。
【0016】また、本発明は、入力されるディジタルデ
ータの各nビットを符号復調単位として各々mビット
(但しn>m)の復調データにn−m復調して、所定数
分の符号復調単位に対応する復調ブロックデータを順次
生成する復調回路と、前記復調回路により順次生成され
る復調ブロックデータに付加されているリードソロモン
符号を用いて当該復調ブロックデータを誤り訂正するR
S回路と、誤り訂正後の復調ブロックデータの先頭に付
加されている当該ブロックデータに乗算されたガロア体
GF(2m )の元を検出する検出回路と、誤り訂正後の
復調ブロックデータを、前記検出回路により検出したガ
ロア体GF(2m )の元で除算する除算回路と、を有す
るディジタル復調回路である。
【0017】
【発明の実施の形態】
1.情報語のDSV まず、情報語(記録/再生対象の本来のデータ;付随的
なデータである変調方式番号と区別するため「情報語」
という)をm−n変調し、これをNRZI変調する場合
に於いて、DSVの絶対値を最小にする例を説明する。
【0018】1-1.変調の原理(図4) まず、図4を参照して、本発明の変調の原理を説明す
る。本発明では、入力データのmビットを変調単位とし
て、各mビットを各々nビットにm−n変調(符号変
換)して(d,k;m,n)RLL符号を得た後、これ
を、NRZI変調する。上記m−n変調方式として、複
数種類の変調方式を用意しておき、その中で、m−n変
調とNRZI変調後の直流成分が最小となるm−n変調
方式を各ブロック毎に選択し、該選択した変調方式によ
り各ブロックをm−n変調するとともに、その選択した
m−n変調方式を識別するデータ(変調方式番号デー
タ)を、当該ブロックのm−n変調データに付加して、
この識別データ付加後のデータを、NRZI変調して出
力する。
【0019】図4に於いて、入力端子28に供給される入
力データは、シリアル/パラレル変換器29に入力され
て、mビットのパラレルデータとして出力される。この
mビットのデータは、m−n変調器30にてnビットの変
調データに変換される。このm−n変調器30は、変調方
式の異なるj種類のm−n変調器30a,30b,,,にて構成さ
れており、同時にj種類のm−n変調データを発生す
る。
【0020】発生されたj種類のm−n変調データは、
DSV演算器31と、メモリ37に供給される。DSV演算
器31は、内部にj種類のDSV演算器31a,31b,,,を擁し
ており、各DSV演算器31a,31b,,,は、各々対応するm
−n変調器30a,30b,,,から出力されたm−n変調データ
を各々NRZI変調した場合に於ける各NRZI変調デ
ータのDSVの絶対値|DSV|を演算する。この演算
は、ブロック(変調単位であるmビットの所定数で構成
される単位)について行われる。
【0021】最小|DSV|選択器32は、DSV演算器
31a,31b,,,から出力されるデータを比較して、DSVの
絶対値|DSV|が最小となる出力を特定し、これに対
応するm−n変調方式を選択する。この選択されたm−
n変調方式の番号情報(請求の範囲の種類選択識別情報
に対応)は、セレクタ33と変調方式番号付加器36に供給
される。
【0022】セレクタ33は、最小|DSV|選択器32の
動作終了後、メモリ37より読み出される各m−n変調出
力を順次入力して、最小|DSV|選択器32により選択
された番号に対応する出力のみを選択して出力する。セ
レクタ33から出力されたm−n変調データは、パラレル
/シリアル変換器34に送られてシリアルデータに変換さ
れた後、変調方式番号付加器36に供給される。
【0023】変調方式番号付加器36は、最小|DSV|
選択器32により選択された変調方式の番号情報をシリア
ルデータに多重して、その出力をNRZI変調器38に入
力する。該NRZI変調器38は、入力された多重データ
をNRZI変調して、このNRZI変調データを、出力
端子35に出力している。
【0024】このようにして、本発明では、複数のm−
n変調方式の中で、m−n変調及びNRZI変調後のD
SVの絶対値が最小となるm−n変調方式を各ブロック
毎に選択して、該選択したm−n変調方式で当該ブロッ
クをm−n変調し、これに選択したm−n変調方式を示
す識別データを多重して、この多重データをNRZI変
調している。
【0025】なお、本発明では、前記メモリ37を省略す
るととも、その代わりに、m−n変調器30より再度m−
n変調データを出力するように構成してもよい。また、
j種類のm−n変調器30a,30b,,,を設ける代わりに、入
力ビット列をj種類のビット列に置き換え、これらを単
一のm−n変調器に入力してm−n変調することによ
り、j種類の変調を行うことも可能である。また、nビ
ット変調コードについてのCDSと極性情報を用いるこ
とで、m−n変調器を用いることなくDSVを演算する
ことも可能である。また、m−n変調器をj個設ける代
わりに、j種類のm−n変調を、単一のm−n変調器を
高速駆動することで実現してもよい。
【0026】1-2.第1実施例(変調器の実施例:図1) 第1実施例では、m−n変調とNRZI変調後のDSV
のブロック終端での絶対値が最小になるm−n変調方式
が、当該ブロックのm−n変調方式として、24種類の
m−n変調方式の中から選択される。また、選択された
m−n変調方式により、当該ブロックの各mビットの情
報語が各々nビットの符号語に変換(m−n変調)され
る。このm−n変調データがNRZI変調されて出力さ
れる。なお、1ブロックは所定数個の情報語で構成さ
れ、各情報語はmビットで構成される。例えば、入力デ
ータの800ビットで1ブロックが構成される。
【0027】入力端子1 から入力される入力データは、
まず、1ブロックメモリ2 に蓄えられる。この1ブロッ
クメモリ2 はFIFO(First In First Out)メモリで
構成されており、その容量は、1ブロック分の情報語
(同期データ間に存在する入力データのビット数)に相
当する。1ブロックメモリ2 に格納された各mビットの
情報語は、格納順に読み出されて、mビットづつRLL
変調器3にてm−n変調されて、(d,k;m,n)符
号とされる。ここで用いられるm−n変調の種類は、|
DSV|比較器17a によって指定される。RLL変調器
3にてmビットの情報語からnビットの符号語に変換さ
れたm−n変調データは、同期信号及びm−n変調方式
を示す番号データとともにNRZI変調器4にてNRZ
I変調されて、記録媒体への記録用データとして出力端
子5から出力される。
【0028】本第1実施例では、RLL変調器3にて用
いられるm−n変調方式は、NRZI変調後のDSVの
ブロック終端での絶対値が最小になるように、24種類
のm−n変調方式の中から、下記の処理によって、各ブ
ロック毎に選択される。
【0029】まず、入力端子1 から入力される入力デー
タは、1ブロックメモリ2 に上述の如く蓄えられる一方
で、ROMで構成されるCDS算出器10へも送られる。
このCDS算出器10には、入力データのmビット毎にテ
ーブル番号発生器11から「0〜23」のテーブル番号デ
ータが入力される。即ち、入力データmビットの入力に
対応して、テーブル番号データが順に24個入力され
る。
【0030】CDS算出器10は、テーブル番号データと
mビットの入力データとで指定される極性データを、テ
ーブル番号順に排他的論理和回路13へ出力する。また、
CDS算出器10は、テーブル番号データとmビットの入
力データとで指定されるCDSデータを、テーブル番号
順に演算器12へ出力する。
【0031】極性データとは、入力データのmビットを
「0〜23」の各テーブルのm−n変調方式で各々m−
n変調し、さらに、各々NRZI変調した場合に於い
て、その最終ビットが、高レベル「1」であるか、低レ
ベル「0」であるかを示すデータであり、各mビットと
各テーブル番号に対応付けて、予めCDS算出器10に記
憶されているものである。但し、入力mビットのm−n
変調後のnビットの先頭が「1」の場合には、そのNR
ZI変調データは「1」で始まり、入力mビットのm−
n変調後のnビットの先頭が「0」の場合には、そのN
RZI変調データは「0」で始まるものとする。
【0032】また、CDSデータとは、入力データのm
ビットを「0〜23」の各テーブルのm−n変調方式で
各々m−n変調し、さらに、各々NRZI変調した場合
に於いて、各変調データの直流分を示すデータであり、
各mビットと各テーブル番号に対応付けて、予めCDS
算出器10に記憶されているものである。但し、入力mビ
ットのm−n変調後のnビットの先頭が「1」の場合に
は、そのNRZI変調データは「1」で始まり、入力m
ビットのm−n変調後のnビットの先頭が「0」の場合
には、そのNRZI変調データは「0」で始まるものと
する。
【0033】CDS算出器10から出力された極性データ
は、排他的論理和回路13にて、直前に入力されて同一の
テーブル番号により処理された極性データとの排他的論
理和をとられ、その結果が、24段の極性シフトレジス
タ14に入力される。なお、上記直前に入力されて同一の
テーブル番号により処理された極性データは、図示のよ
うに、24段の極性シフトレジスタ14の出力側から、上
記排他的論理和回路13へ供給される。
【0034】また、CDS算出器10から出力されたCD
Sデータは、演算器12にて、直前に入力されて同一のテ
ーブル番号により処理されたCDSデータに加算又は減
算され、その結果が、24段のブロック内DSVシフト
レジスタ15に入力される。なお、上記直前に入力されて
同一のテーブル番号により処理されたCDSデータは、
図示のように、24段のブロック内DSVシフトレジス
タ15の出力側から、上記演算器12へ供給される。
【0035】演算器12に於ける上記加算又は減算の選択
は、上記直前に入力されて同一のテーブル番号により処
理された極性データに従って行われる。つまり、該直前
の極性データが低レベル「0」の場合は、符号を反転す
る必要が無いため、加算が選択される。また、上記直前
の極性データが高レベル「1」の場合は、符号を反転す
る必要があるため、減算が選択される。なお、符号反転
の必要性の有無は、前述のように、極性データとCDS
を、「入力mビットのm−n変調後のnビットの先頭が
「1」の場合には、そのNRZI変調データは「1」で
始まり、入力mビットのm−n変調後のnビットの先頭
が「0」の場合には、そのNRZI変調データは「0」
で始まる」と定義したことに起因するものである。
【0036】上述の処理により、24段の極性シフトレ
ジスタ14には、最新に入力されたmビットを各テーブル
番号の方式でm−n変調し、さらに、NRZI変調して
得られた変調データの最終ビットの極性が、テーブル番
号順に各々記憶される。同様に、24段のブロック内D
SVシフトレジスタ15には、最新に入力されたmビット
を各テーブル番号の方式でm−n変調し、さらに、NR
ZI変調して得られた変調データの最終ビットでのDS
Vが、テーブル番号順に各々記憶される。
【0037】したがって、1ブロック分の処理が終了し
たとき、24段の極性シフトレジスタ14には、当該ブロ
ックを各テーブル番号の方式でm−n変調し、さらに、
NRZI変調して得られた変調ブロックデータの最終ビ
ットの極性が、テーブル番号順に各々記憶されている。
同様に、24段のブロック内DSVシフトレジスタ15に
は、当該ブロックを各テーブル番号の方式でm−n変調
し、さらに、NRZI変調して得られた変調ブロックデ
ータの最終ビットでのDSVが、テーブル番号順に各々
記憶されている。これらの極性データとDSVデータ
は、1ブロック分の処理が終了したとき、テーブル番号
順に、DSV算出器16a へ送られる。その後、24段の
極性シフトレジスタ14と、24段のブロック内DSVシ
フトレジスタ15は、ともにリセットされて、次ブロック
のための処理が同様に行われる。
【0038】DSV算出器16a には、レジスタ18a か
ら、直前のブロックに於いて選択された方式によりm−
n変調され、更にNRZI変調された変調ブロックデー
タの最終ビットでのDSVデータが入力される。また、
DSV算出器16a には、レジスタ18b から、直前のブロ
ックに於いて選択された方式によりm−n変調され、更
にNRZI変調された変調ブロックデータの最終ビット
の極性データが入力される。この極性データとDSVデ
ータとは、前記シフトレジスタ14,15 での1ブロック分
の処理が終了したときに、レジスタ18a,18b からDSV
算出器16a へ各々入力され、当該ブロックに関する処理
が終了するまでDSV算出器16a のレジスタに保持され
て、下記の演算に供される。
【0039】DSV算出器16a は、レジスタ18a から入
力された直前のブロックの最終ビットでのDSVデータ
に、シフトレジスタ15からテーブル番号順に入力される
カレントブロック(現在処理中のブロック)の最終ビッ
トでのDSVデータを加算又は減算して、その結果を、
テーブル番号順に、|DSV|比較器17a と、レジスタ
18a の入力側スイッチ端子へ出力する。即ち、履歴を考
慮して得られたカレントブロックの最終ビットでのDS
Vデータを、テーブル番号順に、|DSV|比較器17a
と、レジスタ18a の入力側スイッチ端子へ出力する。
【0040】DSV算出器16a に於ける上記加算又は減
算の選択は、レジスタ18b から入力された直前のブロッ
クの最終ビットの極性データに従って行われる。即ち、
直前のブロックの最終ビットの極性が低レベル「0」の
場合は、符号を反転する必要が無いため加算が選択され
る。また、直前のブロックの最終ビットの極性が高レベ
ル「1」の場合は、符号を反転する必要があるため、減
算が選択される。なお、符号反転の必要性の有無は、基
本的には、前述のように、極性データとCDSを、「入
力mビットのm−n変調後のnビットの先頭が「1」の
場合には、そのNRZI変調データは「1」で始まり、
入力mビットのm−n変調後のnビットの先頭が「0」
の場合には、そのNRZI変調データは「0」で始ま
る」と定義したことに起因するものである。
【0041】|DSV|比較器17a は、DSV算出器16
a からテーブル番号順に送られて来るカレントブロック
の最終ビットでのDSVデータ(履歴を考慮済みのDS
Vデータ)を、従前に記憶していた従前のテーブル番号
に関するDSVデータと比較して、絶対値が小さい方を
DSVデータとして記憶する。即ち、DSVデータを、
絶対値の小さい値で更新する。
【0042】また、|DSV|比較器17a は、上記比較
の結果、DSV算出器16a から入力されたDSVデータ
の絶対値が、従前に記憶していた従前のテーブル番号に
関するDSVデータの絶対値より小さい場合は、レジス
タ18a,18b の入力側の各スイッチを、各々DSV算出器
16a の各出力側に設定する。これにより、レジスタ18a
には、従前よりも絶対値の小さなDSVデータが記憶さ
れ、レジスタ18b には、その極性が記憶される。
【0043】したがって、カレントブロックの処理が終
了したとき、レジスタ18a には、変調ブロックデータの
最終ビットでのDSVデータの絶対値が最小になる方式
でm−n変調され、更にNRZI変調された場合に於け
る、該DSVデータが記憶されている。また、レジスタ
18b には、上記場合に於ける、変調ブロックデータの最
終ビットの極性データが記憶されている。
【0044】最終のテーブル番号に関する処理が終了す
ると、|DSV|比較器17a は、変調ブロックデータの
最終ビットでのDSVデータの絶対値が最小になるm−
n変調方式を示すテーブル番号データを、RLL変調器
3 と変調方式番号発生器6 へ出力する。その後、|DS
V|比較器17a はリセットされて、次ブロックのための
処理が同様に行われる。
【0045】RLL変調器3 は、1ブロックメモリ2 内
のデータを格納順に読み出して、mビットづつm−n変
調して、(d,k;m,n)符号に変換する。その際に
用いられるm−n変調方式は、|DSV|比較器17a か
ら上述の如く送られて来るテーブル番号データによって
指定される方式である。
【0046】変調方式番号発生器6 は、|DSV|比較
器17a から上述の如く入力されるテーブル番号データに
対応するnビットの番号データを発生する。また、同期
信号発生器8 はnビットの同期信号を発生する。これら
のnビットデータは、スイッチ9 によりRLL変調器3
の出力に多重され、更にNRZI変調器4 によりNRZ
I変調されるのであるが、このNRZI変調データのD
SVの絶対値が小さくなるように、上記番号データと同
期信号が選ばれるものとする。
【0047】1-3.第2実施例(変調器の実施例:図2) 第2実施例では、m−n変調され更にNRZI変調され
た変調ブロックデータのDSVの絶対値の当該ブロック
内に於ける最大値が最小になるm−n変調方式が、当該
ブロックのm−n変調方式として、24種類のm−n変
調方式の中から選択される。また、選択されたm−n変
調方式により、前記第1実施例と同様に、当該ブロック
の各mビットの情報語が各々nビットの符号語に変換
(m−n変調)され、このm−n変調データがNRZI
変調されて出力される。なお、1ブロックの構成は、前
記第1実施例と同様である。以下、第2実施例に於い
て、前記第1実施例と同じ構成については、図中、同一
の符号を付して示し、説明は簡略化する。
【0048】入力端子1 から入力される入力データは、
まず、1ブロックメモリ2 に蓄えられる。1ブロックメ
モリ2 に格納された入力データは、格納順に読み出さ
れ、mビットづつRLL変調器3にてm−n変調され
て、(d,k;m,n)符号とされる。ここで用いられ
るm−n変調方式は、|DSV|比較器17b によって指
定される。RLL変調器3にてmビットの情報語からn
ビットの符号語に変換されたm−n変調データは、NR
ZI変調器4にてNRZI変調されて、記録媒体への記
録用データとして出力端子5から出力される。
【0049】上記に於いて、RLL変調器3で用いられ
るm−n変調方式は、m−n変調され更にNRZI変調
された変調ブロックデータのDSVの絶対値の当該ブロ
ック内に於ける最大値が最小になるm−n変調方式が、
24種類のm−n変調方式の中から、下記の処理によ
り、各ブロック毎に選択される。
【0050】まず、入力端子1 から入力される入力デー
タは、前記第1実施例と同様に、ROMで構成されるC
DS算出器10へも送られる。このCDS算出器10には、
入力データのmビット毎に、テーブル番号発生器11から
「0〜23」のテーブル番号データが入力される。
【0051】CDS算出器10は、テーブル番号データと
mビットの入力データとで指定される極性データを、テ
ーブル番号順に排他的論理和回路13へ出力する。また、
CDS算出器10は、テーブル番号データとmビットの入
力データとで指定されるCDSデータを、テーブル番号
順に演算器12へ出力する。極性データ、及び、CDSデ
ータは、前記第1実施例と同義である。
【0052】CDS算出器10から排他的論理和回路13へ
出力された極性データは、前記第1実施例と同様に、2
4段の極性シフトレジスタ14に入力される。また、CD
S算出器10から出力されたCDSデータは、前記第1実
施例と同様に、演算器12にて、直前に入力されて同一の
テーブル番号により処理されたCDSデータに加算又は
減算され、その結果が、24段のブロック内DSVシフ
トレジスタ15に入力される。上記加算又は減算の選択
は、前記第1実施例と同様に行われる。
【0053】上述の処理により、24段の極性シフトレ
ジスタ14には、最新に入力されたmビットを各テーブル
番号の方式でm−n変調し、さらに、NRZI変調して
得られた変調データの最終ビットの極性が、テーブル番
号順に各々記憶される。同様に、24段のブロック内D
SVシフトレジスタ15には、最新に入力されたmビット
を各テーブル番号の方式でm−n変調し、さらに、NR
ZI変調して得られた変調データの最終ビットでのDS
Vが、テーブル番号順に各々記憶される。
【0054】本第2実施例では、上述の演算によりシフ
トレジスタ14に記憶されている最新のmビット入力の変
調データの最終ビットの極性データと、シフトレジスタ
15に記憶されている最新のmビット入力の変調データの
最終ビットのDSVデータとが、テーブル番号順に、上
記シフトレジスト14,15 の各出力側から、順次、DSV
算出器16b へ出力される。
【0055】DSV算出器16b には、レジスタ18a か
ら、直前のブロックに於いて選択された方式によりm−
n変調され、更にNRZI変調された変調ブロックデー
タの最終ビットでのDSVデータが入力される。また、
DSV算出器16b には、レジスタ18b から、直前のブロ
ックに於いて選択された方式によりm−n変調され、更
にNRZI変調された変調ブロックデータの最終ビット
の極性データが入力される。この極性データとDSVデ
ータは、前記シフトレジスタ14,15 での最初のmビット
に関する処理が終了したときにレジスタ18a,18b からD
SV算出器16b へ各々入力され、当該カレントブロック
に関する処理が終了するまでDSV算出器16b のレジス
タに保持されて、下記の演算に供される。
【0056】DSV算出器16b は、レジスタ18a から入
力された直前のブロックの最終ビットでのDSVデータ
に、シフトレジスタ15から各mビットの処理毎に順次テ
ーブル番号順に入力されるDSVデータ(各テーブル番
号のm−n変調方式によりm−n変調され、更にNRZ
I変調された各nビットの変調データの最終ビットでの
DSVデータ)を加算又は減算して、その結果を、テー
ブル番号順に、|DSV|比較器17c と遅延メモリ21a
へ出力する。即ち、履歴を考慮して得られたDSVデー
タを、テーブル番号順に、|DSV|比較器17c と遅延
メモリ21a へ出力する。また、上記加算又は減算後の最
終ビットの極性データを遅延メモリ21bへ出力する。な
お、DSV算出器16b での上記加算又は減算の選択は、
直前のブロックに於いて選択された方式によりm−n変
調され更にNRZI変調された変調ブロックデータの最
終ビットの極性に応じて選択される。つまり、直前のブ
ロックの最終ビットの極性が低レベル「0」の場合は、
符号を反転する必要が無いため、加算が選択される。逆
に、直前のブロックの最終ビットの極性が高レベル
「1」の場合は、符号を反転する必要があるため、減算
が選択される。この符号反転の必要性の有無の原理は、
先述の各場合と同様である。
【0057】|DSV|比較器17c は、DSV算出器16
b からテーブル番号順に送られて来る最新入力mビット
から得られた変調データの最終ビットでのDSVデータ
(履歴を考慮済みのDSVデータ)を、直前入力mビッ
トから得られた同一テーブル番号についての変調データ
の最終ビットでのDSVデータ(履歴を考慮し、且つ、
当該ブロック内での絶対値が最大のDSVデータ)と比
較して、絶対値が大きい方を、当該テーブル番号のDS
Vデータとして、24段の最大|DSV|シフトレジス
タ20a へ出力する。即ち、当該テーブル番号に関するD
SVデータを、絶対値が大きい値で更新して、24段の
最大|DSV|シフトレジスタ20a へ出力する。なお、
上記直前入力mビットから得られた同一のテーブル番号
についての変調データの最終ビットのDSVデータは、
24段の最大|DSV|シフトレジスタ20a の出力側か
ら、|DSV|比較器17c へ供給される。
【0058】上述の処理により、24段の最大|DSV
|シフトレジスタ20a には、カレントブロック内に於い
てDSVの絶対値が最大であるDSVデータが、テーブ
ル番号順に各々記憶される。
【0059】したがって、1ブロック分の処理が終了し
たとき、24段の最大|DSV|シフトレジスタ20a に
は、当該カレントブロック内でのDSVの絶対値の最大
値がテーブル番号順に各々記憶されている。各DSVデ
ータ(最大値データ)は、当該カレントブロックの処理
が終了したとき、テーブル番号順に、|DSV|比較器
17b へ送られる。その後、24段の最大|DSV|シフ
トレジスタ20a はリセットされて、次ブロックのための
処理が同様に行われる。
【0060】|DSV|比較器17b は、24段の最大|
DSV|シフトレジスタ20a からテーブル番号順に送ら
れて来るカレントブロックのDSVデータ(履歴を考慮
済みで、当該カレントブロック内での当該テーブル番号
に関する絶対値が最大のDSVデータ)を、従前に記憶
していた従前のテーブル番号に関するDSVデータと比
較して、絶対値が小さい方をDSVデータとして記憶す
る。即ち、DSVデータを、絶対値の小さい値で更新す
る。
【0061】また、|DSV|比較器17b は、上記比較
の結果、24段の最大|DSV|シフトレジスタ20a か
ら入力されたカレントテーブル番号に関するDSVデー
タの絶対値が、従前に記憶していた従前のテーブル番号
に関するDSVデータの絶対値より小さい場合は、レジ
スタ18a,18b の入力側の各スイッチを、各々遅延メモリ
21a,21b の各出力側に設定する。これにより、レジスタ
18a には、カレントテーブル番号に関する変調ブロック
データの最終ビットでのDSVデータが記憶され、レジ
スタ18b には、その極性が記憶される。
【0062】したがって、|DSV|比較器17b に於け
るカレントブロックの処理が終了したとき、レジスタ18
a には、変調ブロック内に於いてDSVデータの絶対値
の最大値が最小になるm−n変調方式でm−n変調さ
れ、更にNRZI変調された場合に於ける、当該変調ブ
ロックデータの最終ビットでのDSVデータが記憶され
ている。また、レジスタ18b には、上記場合に於ける、
変調ブロックデータの最終ビットの極性データが記憶さ
れている。
【0063】最終のテーブル番号に関する処理が終了す
ると、|DSV|比較器17b は、変調ブロック内に於い
てDSVデータの絶対値の最大値が最小になるm−n変
調方式を示すテーブル番号データを、RLL変調器3 と
変調方式番号発生器6 へ出力する。その後、|DSV|
比較器17b はリセットされて、次ブロックのための処理
が同様に行われる。
【0064】RLL変調器3 は、1ブロックメモリ2 内
のデータを格納順に読み出して、mビットづつm−n変
調して、(d,k;m,n)符号に変換する。その際に
用いられるm−n変調方式は、|DSV|比較器17b か
ら上述の如く送られて来るテーブル番号データによって
指定される方式である。
【0065】変調方式番号発生器6 は、|DSV|比較
器17b から上述の如く入力されるテーブル番号データに
対応するnビットの番号データを発生する。また、同期
信号発生器8 はnビットの同期信号を発生する。これら
のnビットデータは、スイッチ9 によりRLL変調器3
の出力に多重され、更にNRZI変調器4 によりNRZ
I変調されるのであるが、このNRZI変調データのD
SVの絶対値が小さくなるように、上記番号データと同
期信号が選ばれるものとする。
【0066】1-4.第3実施例(復調器の実施例:図3) 前述の第1又は第2の実施例の変調器により変調され、
光ディスクに記録された情報は、図3の復調回路を備え
た装置によって再生される。
【0067】即ち、この回路は、入力端子40に入力され
る再生データを、NRZI復調器41にて復調し、復調出
力を変調方式番号検出器42に入力する。この変調方式番
号検出器42は、同期信号に続く変調方式番号を検出し、
その検出出力をRLL復調器44に供給する。RLL復調
器44は、検出された変調方式番号に対応するn−m復調
方式で復調を行い、復調出力を出力端子45に供給してい
る。
【0068】2.変調番号 次に、前記変調番号からrビット(rは小さい値が望ま
しい)の変調番号データを生成し、これに、入力データ
の各mビットを各々nビットにm−n変調(変換)して
得られたm−n変調データを多重し、この多重データを
NRZI変調する際に、そのDSVの絶対値を最小にす
る例を、「d=2,r=15」の場合に即して説明す
る。なお、dは、(d,k;m,n)RLL符号のdで
ある。また、rビットの変調番号データを情報部と検査
部で構成し、このrビットの変調番号データが、全体
(情報部+検査部)として、前記(d,k;m,n)R
LL符号のd制約を満たすようにした例を、d=2,r
=15の場合について説明する。換言すれば、dを比較
的大きくし、且つ、rを比較的小さくした場合に於い
て、d制約を満たすようにした例を説明する。
【0069】2-1.変調の原理(図11) まず、図11を参照して、本発明の変調の原理を説明す
る。入力データの各mビットを各々nビットに変換する
部分については、前述の図4と同様であるため、説明は
省略する。なお、図4との共通部分とは、入力端子28、
シリアル/パラレル変換器29、m−n変調器30、DSV
演算器31、最小|DSV|選択器32、メモリ37、セレク
タ33、パラレル/シリアル変換器34、変調方式番号付加
器36、NRZI変調器38、及び出力端子35である。
【0070】図11では、j個のm−n変調方式に対応
するj個の番号を各々ビットデータに変換し、各ビット
データに各々誤り訂正符号を付加してrビットとし、こ
の誤り訂正符号付加後のrビットのビットデータが全体
としてd制約を満たすようにして、これを、変調方式番
号データとして、変調方式番号誤り訂正符号付加器39に
て多重している。
【0071】なお、d制約とは、(d,k;m,n)R
LL符号に関する制約であり、nビットデータに符号変
換された変調データでは、各「1」と「1」の間に、少
なくとも「d」個の「0」が存在しなければならないと
いう制約である。
【0072】例えば、図6は「0〜23」という24個
の番号で、(1,k;m,n)RLL符号の場合、即
ち、「d=1」の場合を示す。「0〜23」という24
個の番号は、32個より少ないため、本来、5ビットの
データで表すことが可能であるが、「d=1」の制約を
満たすためには7ビットが必要である。このため、情報
部(「0〜23」の番号部)に、各々7ビットを割り当
てる。
【0073】上記7ビットの各データに、図9の(a)
に示す生成多項式G(d=1の場合の生成多項式)を乗
算することで、各々4ビットの誤り訂正符号を得る。し
かし、これら4ビットの誤り訂正符号は、そのままで
は、「d=1」の制約を満足できない場合がある。即
ち、「11」と連続する場合がある。このため、4ビッ
トの誤り訂正符号を8ビットから成る検査部の奇数ビッ
トに割り当て、偶数ビットには「0」を代入すること
で、「d=1」の制約を遵守するようにした誤り訂正符
号とし、これを付加した変調方式番号データを発生して
いる。
【0074】さらに、検査部の偶数ビットに代入した
「0」のうち、その前後のビットがともに「0」の場
合、「0」の代わりに「1」を代入しても、「d=1」
の制約を満たすことができる。かかるビットを、図6に
「*」で示す。このような場合には、直流成分が最小に
なるように、「0」又は「1」を選択する。
【0075】図8は、「0〜23」という24個の変調
方式番号で、(2,k;m,n)RLL符号の制約、即
ち、「d=2」の制約を満たし、且つ、変調方式番号デ
ータのビット数rを小さくした例を示す。図8では、r
=15のうち、情報部に若干多めの11ビットを割り当
て、その中から「d=2」の制約を満たす情報語を選び
出す。更に、図9(b)の生成多項式を乗算することで
得られる4ビットの検査部を上記各情報語に付加して、
全体が「d=2」の制約を満たす組合せ(情報部11ビ
ットと検査部4ビットの組合せ)を24個抽出して、こ
れを、変調方式番号データとして採用している。このよ
うに選択することで、「d=2」を満たし、且つ、rの
小さな変調方式番号データを得ることができる。
【0076】本発明では、同期信号及び変調方式番号デ
ータに、前記入力データのm−n変調データを多重し
て、これらを、NRZI変調した場合に、そのDSVが
小さくなるように、上述の2種類の変調方式番号データ
の一方を選択している。また、本発明では、(d,k;
m,n)RLL符号のdを大きく(d=2)するととも
に、ビット数rを小さく抑えた変調方式番号データを提
供している。以下、具体的回路に即して、2種類の変調
方式番号データの一方を選択する実施例(「d=1」の
実施例)と、「d=2」での変調方式番号データを与え
る実施例を説明する。
【0077】2-2.第4実施例(変調器の実施例:図5) 第4実施例(図5)は、第1実施例(図1)と略同様で
ある。このため、図1と同様の部分の説明は省略する。
図1との共通部分とは、入力端子1 、1ブロックメモリ
2 、RLL変調器3 、NRZI変調器4 、出力端子5 、
CDS算出器10、テーブル番号発生器11、排他的論理和
回路13、演算器12、24段の極性シフトレジスタ14、2
4段のDSVシフトレジスタ15、DSV算出器16a 、|
DSV|比較器17a 、レジスタ18a 、レジスタ18b 、変
調方式番号発生器6 、同期信号発生器8 である。図1に
無い部分は、変調方式番号誤り訂正符号発生器27であ
る。また、図1と若干異なっている部分は、スイッチ9
である。
【0078】先述のように、|DSV|比較器17a に於
いてカレントブロックの最終のテーブル番号で示される
DSVデータの比較処理が終了すると、|DSV|比較
器17a は、変調ブロックデータの最終ビットでのDSV
データの絶対値が最小になるm−n変調方式を示すテー
ブル番号データを、RLL変調器3 と変調方式番号発生
器6 へ出力する。
【0079】これに対応して、変調方式番号発生器6
は、上記テーブル番号データに対応する7ビットの番号
データ(図6;「d=1」の場合)を発生する。この7
ビットの番号データは、スイッチ9 の端子へ出力される
とともに、変調方式番号誤り訂正符号発生器27へ送られ
る。
【0080】変調方式番号誤り訂正符号発生器27は、変
調方式番号発生器6 から入力された7ビットの番号デー
タに、図9の(a)生成多項式G(「d=1」の場合)
を乗算し、これによって得られる4ビットデータに「d
=1」の制約を満たすように4個の「0」を配して成る
8ビットの誤り訂正符号を発生する。
【0081】この誤り訂正符号が2種類存在する場合
(図6の「*」参照)、変調方式番号誤り訂正符号発生
器27は、RLL変調器3 から出力される選択された方式
でm−n変調されたデータを多重してNRZI変調した
場合に於いてDSVが小さくなる方の誤り訂正符号を選
択して、スイッチ9 の端子へ出力する。
【0082】スイッチ9 は、同期信号発生器8 から発生
される同期信号、変調方式番号発生器6 から発生される
7ビットの変調方式番号データ、変調方式番号誤り訂正
符号発生器27から発生される8ビットの誤り訂正符号、
及び、RLL変調回路3 から出力される1ブロック分の
m−n変調データを多重して、NRZI変調器4 へ出力
する。こうして、多重データがNRZI変調される。
【0083】なお、上記では、「d=1」の場合を説明
しているが、「d=2」(図8)の場合、前述のように
誤り訂正符号は1種類のみであるため、変調方式番号誤
り訂正符号発生器27は、DSVの絶対値の大小を比較す
ることなく、誤り訂正符号をスイッチ9 の端子へ出力す
る。
【0084】2-3.第5実施例(変調器の実施例:図7) 第5実施例(図7)は、第2実施例(図2)と略同様で
ある。このため、図2と同様の部分の説明は省略する。
図2との共通部分とは、入力端子1 、1ブロックメモリ
2 、RLL変調器3 、NRZI変調器4 、出力端子5 、
CDS算出器10、テーブル番号発生器11、排他的論理和
回路13、演算器12、24段の極性シフトレジスタ14、2
4段のDSVシフトレジスタ15、|DSV|比較器17c
、24段の最大|DSV|シフトレジスタ20a 、レジ
スタ18a 、レジスタ18b 、|DSV|比較器17b 、遅延
メモリ21a、遅延メモリ21b 、変調方式番号発生器6 、
同期信号発生器8 である。図2に無い部分は、変調方式
番号誤り訂正符号発生器27、|DSV|比較器17d 、2
4段の最大|DSV|シフトレジスタ20b 、|DSV|
比較器17e 、遅延メモリ21c 、遅延メモリ21d 、及びセ
レクタ22、である。また、図2と若干異なっている部分
は、DSV算出器16c(図2ではDSV算出器16b)、スイ
ッチ9 である。
【0085】先述の図2の例では、DSV算出器16b 、
|DSV|比較器17c 、及び、24段の最大|DSV|
シフトレジスタ20a により、カレントブロック内のカレ
ントmビットのm−n変調データに関して、NRZI変
調後の履歴を考慮したDSVが、各テーブル番号別に算
出され、これらが、|DSV|比較器17b にて順に比較
されることで、カレントブロック内のDSVの絶対値の
最大値が最小となるm−n変調方式が選択されている。
【0086】本例では、この選択が、2種類の変調方式
番号データ(図6の「*」参照)に起因する2種類の履
歴を考慮して、2通り行われる。即ち、変調方式番号デ
ータは、RLL変調器3 から出力されるm−n変調ブロ
ックデータの先頭に、スイッチ9 に於いて付加されるの
であるが、変調方式番号データが図6の如く2種類存在
し得る場合、何れの変調方式番号データが付加されるか
によって、上述のDSVが異なってしまい、その結果、
カレントブロック内のDSVの絶対値の最大値が最小と
なるm−n変調方式も異なってしまう。
【0087】このため、本例では、図2のDSV算出器
16b に代えてDSV算出器16c を設け、このDSV算出
器16c から2系統の処理を行い、その結果を、|DSV
|比較器17e にて比較して、2種類の変調方式番号デー
タに起因する2種類の履歴を考慮した上で、カレントブ
ロック内のDSVの絶対値の最大値が最小となるm−n
変調方式を特定するとともに、併せて、2種類の変調方
式番号データの一方を特定することにより、NRZI変
調器4 から出力されるビットストリームのDSVを最小
にしているのである。
【0088】なお、上記に於いて、2系統の処理とは、
「|DSV|比較器17c 、24段の最大|DSV|シフ
トレジスタ20a 、遅延メモリ21a 、遅延メモリ21b 」の
系統と、「|DSV|比較器17d 、24段の最大|DS
V|シフトレジスタ20b 、遅延メモリ21c 、遅延メモリ
21d 」の系統である。何れの系統の処理中であるかに応
じて、セレクタ22が切り換えられる。
【0089】また、両系統の処理結果は、「|DSV|
比較器17e にて比較され、上述のように、カレントブロ
ック内のDSVの絶対値の最大値が最小となるm−n変
調方式が特定されるとともに、これを実現するための変
調方式番号データが特定されて、これらが、変調方式番
号発生器(変調モード信号発生器)6 と変調方式番号誤
り訂正符号発生器27へ出力され、先述の処理に供され
る。
【0090】つまり、スイッチ9 は、同期信号発生器8
から発生される同期信号、変調方式番号発生器6 から発
生される7ビットの変調方式番号データ、変調方式番号
誤り訂正符号発生器27から発生される8ビットの誤り訂
正符号、及び、RLL変調回路3 から出力される1ブロ
ック分のm−n変調データを多重して、NRZI変調器
4 へ出力する。こうして、多重データがNRZI変調さ
れる。
【0091】なお、上記では、「d=1」の場合を説明
しているが、「d=2」(図8)の場合、前述のように
誤り訂正符号は1種類のみであるため、上述の2系統の
処理のうち、一方は不要となる。
【0092】2-4.第6実施例(復調器の実施例:図1
0) 前述の第4又は第5の実施例の変調器により変調され、
光ディスクに記録された情報は、図10の復調回路を備
えた装置によって再生される。
【0093】図10の回路は、先述の図3の回路と略同
様であるため、図3の回路と同一の要素については同一
の符号で示し、説明は省略する。図10の回路は、変調
方式番号用誤り訂正復号器43を備えている点で図3の回
路と異なる。
【0094】変調方式番号用誤り訂正復号器43は、変調
方式番号データの下位8ビットにパリティ検査行列H
(図9の(a))を乗算し、その結果を、検査部(図
6)と比較することにより、誤りの有無を検査するとと
もに変調方式番号データを特定している。なお、図9の
(a)と図6は「d=1」の場合であるが、「d=2」
の場合であれば、図9の(b)と図8とが用いられる。
【0095】3.変調方式番号を情報語に含める場合 上述の第1〜第6実施例では、情報語、即ち、本来の記
録/再生対象のデータを選択された方式でm−n変調
し、これに、選択されたm−n変調方式を示す変調方式
番号をd制約を満たすように符号化して成るデータを付
加しているが、これに代えて、変調方式番号を情報語に
含めてm−n変調することもできる。以下、そのような
方式を、第7〜第9の各実施例に即して説明する。
【0096】3-1.データフォーマット 図12は、前述の第1〜第6実施例でのデータフォーマ
ット(上段)と、下記の第7〜第9実施例でのデータフ
ォーマット(下段)を示す。
【0097】図示上段のように、第1〜第6実施例で
は、m−n変調方式の選択単位である1ブロックのデー
タは、同期信号SYNC、当該ブロックのm−n変調方
式を示す変調方式番号部(図では変調モード信号部)、
及び、本来の記録/再生対象の情報を有するデータ部か
ら成る。また、誤り訂正符号は、変調方式番号部とデー
タ部の各々に、各々「検査部」「データの誤り符号」と
して付加されている。
【0098】一方、第7〜第9実施例では、図示下段の
ように、1ブロックのデータは、同期信号SYNCとデ
ータ部とから成り、データ部に、当該ブロック内の本来
の記録/再生対象の情報の記述方式を示す番号データが
含められている。また、誤り訂正符号は、記述方式を示
す番号データと本来の記録/再生対象の情報とから成る
データ群について、一括して演算して付加されている。
【0099】上記に於いて、記述方式とは、任意の情報
を任意のmビット配列に対応付ける方式であり、少なく
とも1つの同一情報に対応するmビット配列が記述方式
間で異なるようにすることで、複数の記述方式が用意さ
れている。例えば、「A」という情報に対して、第1の
記述方式では「0000」を割り当て、第2の記述方式
では第1の方式とは異なる「1000」を割り当て、第
3の記述方式では第2の方式と同じ「1000」を割り
当てる。また、「B」という情報に対して、第1の記述
方式では「0001」を割り当て、第2の記述方式では
第1の方式と同じ「0001」を割り当て、第3の記述
方式では第2の方式とは異なる「0010」を割り当て
る。このように、少なくとも1つの同一情報に対応する
mビット配列が記述方式間で異なるように割り当てられ
ている。
【0100】3-2.第7実施例(変調器の実施例:図1
3) 入力されるデータは、まず、各々記述方式が異なるj種
類のデータに変換される。例えば、m−n変調に於ける
符号変調の単位であるmビットをデータ変換の単位とし
て、j種類のデータ変換器51a により、各々記述方式が
異なるj種類のデータであって符号変調の単位がmビッ
トであるデータに変換される(m−m変換)。m−m変
換とは、或る記述方式のmビットのデータを、別の記述
方式の対応するmビットのデータにデータ変換すること
をいう。なお、j種類のデータ変換器51a は、入力デー
タを、各々記述方式が異なるj種類のデータに変換する
機能を果たせば足りるものであり、例えば、変換単位
も、必ずしもmビットでなくともよい。つまり、変換後
のデータが、変換前と同じくmビットを符号変調の単位
として記述されていればよい。
【0101】m−m変換された1ブロック分の各記述方
式のデータは、次に、j種類データ変換番号多重器52a
により、当該ブロックの記述方式を示すデータ変換番号
データを多重される。ここで、1ブロックとは、或る所
定数のmビットで構成されるデータ量をいい、|DSV
|比較の単位となる。
【0102】記述方式を示す番号データを各々多重され
た各記述方式のブロック(番号付加ブロック)は、次
に、j種類誤り訂正符号化器53a により当該番号付加ブ
ロックの誤り訂正符号を演算して付加されて、請求項に
記載の誤り訂正符号付加ブロックとされる。このよう
に、本実施例では、番号データと本来の記録/再生対象
の情報とから成るデータ全体について誤り訂正を行って
いるため、積符号等の適用が可能となり、誤り訂正能力
が強化される。各記述方式の誤り訂正符号付加ブロック
の各データは、各々1ブロックメモリ54a に格納される
とともに、j種類|DSV|演算・比較器55に入力され
る。
【0103】次に、上記各記述方式の誤り訂正符号付加
ブロックが、j種類|DSV|演算・比較器55にて、|
DSV|を相互に比較され、絶対値が最小となる誤り訂
正符号付加ブロックが選択される。ここで、比較される
べき絶対値は、例えば、誤り訂正符号付加ブロックの最
終ビットに於ける値である。或いは、誤り訂正符号付加
ブロック内での最大振幅の絶対値が最小となる誤り訂正
符号付加ブロックを選択してもよい。この点について
は、前述の第1実施例等で詳述したため、ここでの説明
は割愛する。また、j種類|DSV|演算・比較器55の
構成についても前述の第1実施例等で詳述しているた
め、同様に、説明は割愛する。
【0104】|DSV|が最小となる誤り訂正符号付加
ブロックが選択されると、その情報がセレクタ56へ送ら
れ、セレクタ56により、|DSV|が最小の誤り訂正符
号付加ブロックがRLL変調器57へ入力される。これに
より、RLL変調器57にてm−n変調が行われ、その
後、NRZI変調器58にてNRZI変調が行われる。R
LL変調器57及びNRZI変調器58の構成や機能につい
ては前述の第1実施例等で詳述したため、ここでの説明
は割愛する。
【0105】3-3.第8実施例(変調器の実施例:図1
4) 第8実施例は、ブロックメモリの数を減らすことを目的
として構成された回路である。即ち、前述の第7実施例
では、各記述方式の誤り訂正符号付加ブロックを、各々
1ブロックメモリ54a に格納しているため、ブロックメ
モリ54a 全体としては、jブロック分の容量が必要であ
った。このことに鑑み、本第8実施例では、入力データ
を1ブロックメモリ54b に記憶することで、1ブロック
メモリ54b の必要容量を1ブロック分としている。な
お、以下の説明で、第7実施例と同様の部分について
は、説明を簡略化する。
【0106】まず、j種類データ変換器51a 、j種類デ
ータ変換番号多重器52a 、及び、j種類誤り訂正符号化
器53a により、各記述方式に基づく誤り訂正符号付加ブ
ロックが演算され、これらが、j種類|DSV|演算・
比較器55にて相互に比較されて、|DSV|が最小の誤
り訂正符号付加ブロックが選択される。この選択結果が
データ変換器51b に送られる。
【0107】上記選択結果が入力されると、データ変換
器51b は、|DSV|が最小の誤り訂正符号付加ブロッ
クが基づいている記述方式のデータとなるように、1ブ
ロックメモリ54b から読み出したデータをm−m変換す
る。このm−m変換されたデータに、データ変換番号多
重器52b にて当該記述方式を示す番号データが多重さ
れ、さらに、誤り訂正符号化器53b にて誤り訂正符号が
演算されて付加され、その後、RLL変調器57にてm−
n変調され、さらに、NRZI変調器58にてNRZI変
調されて出力される。
【0108】3-4.第9実施例(復調器の実施例:図1
5) 図15は、図13又は図14の変調器により、図12の
下段の如く構成されたデータを復調する回路である。
【0109】本復調器に入力されるデータは、まず、N
RZI復調器61にてNRZI復調され、次に、RLL復
調器62にてn−m復調される。このn−m復調されたデ
ータについて、誤り訂正復号化器63にて誤り訂正が行わ
れる。次に、誤り訂正後のデータから、データ変換番号
検出器64にて、記述方式を示す番号データが検出され、
この番号データが、データ逆変換器65に送られる。
【0110】データ逆変換器65は、データ変換番号検出
器64から入力された番号データに基づいて、誤り訂正復
号化器63から入力されるデータをm−m逆変換する。こ
れにより、データは、元の記述方式のデータ(図13又
は図14の変調回路へ入力されるときのデータ)に戻さ
れる。
【0111】4.変換テーブルによる変換をガロア体の
乗算に基づく変換で行った場合 上述の第7実施例〜第9実施例では、情報語、即ち、本
来の記録/再生対象のデータをデータ変換して得られる
j種類のデータに、それぞれ変調方式番号を多重し、こ
の多重後の各データに対して各々誤り訂正符号を演算に
より求めて付加しているため、j種類の誤り訂正符号化
器が必要である。
【0112】以下の実施例では、誤り訂正符号としてR
S(リードソロモン)符号を用いることにより、変換テ
ーブルによるデータ変換に代えて、ガロア体の乗算に基
づいてj種類のデータを生成する変換を可能とし、これ
により、誤り訂正符号化器を1個で足りるようにしてい
る。以下、基本となるガロア体、RS符号の性質につい
て簡単に触れた後、これらを用いる方式を、第10〜第
12の各実施例に即して説明する。
【0113】4-1.ガロア体 ガロア体GF(2m )とは、2m 種類の数字(元)に対
して、四則演算が可能なものをいう。図16にガロア体
GF(23 )の例を示す。加算は、ベクトルの要素どう
しの加算で行う。但し、要素はGF(23 )の元(0又
は1)であるから、加算はmod2の計算で行う。減算
についても、mod2の演算であることから、加算と同
じ結果となる。乗除算は、図17に示すように、元αの
べき乗の指数を用いて行うことができる。但し、0元に
関しては、指数が存在しないので、0元検出器が必要と
なる。
【0114】4-2.リードソロモン(RS)符号 RS符号は、図18に示すように、情報ビット列のmビ
ットを1バイト単位としてデータを扱っており、このデ
ータは、GF(2m )上のガロア体の元として表現され
ている。RS符号の生成方法は、図19に示すように、
誤り訂正符号化器に入力される情報多項式I(x)を2
tバイトシフトし、これを、生成多項式G(x)で除算
して、剰余多項式P(x)を求める。但し、AmodB
は、AをBで除算したときの剰余を示す。この剰余多項
式P(x)を、2tバイトシフトした情報多項式I
(x)x2tの後ろに接続したものが、誤り訂正符号化器
から出力される符号多項式W(x)である。
【0115】この符号多項式W(x)は、生成多項式G
(x)で割り切れることが明らかである。しかし、エラ
ーが発生した場合には、誤り多項式E(x)が、符号多
項式W(x)に加えられる。したがって、受信多項式R
(x)は、エラーが発生した場合には、生成多項式G
(x)では割り切れない。復号器側では、図20の従来
のRS符号の欄に示すシンドローム多項式S(x)であ
る。ここで、 S(x)=(I(x)x2t+P(x)+E(x))modG(x) =(I(x)x2t+P(x))modG(x)+E(x)modG( x) =E(x)modG(x) を利用して、誤りを訂正することが可能である。但し、
誤りがtバイト以下であることを条件とする。
【0116】4-3.リードソロモン符号とガロア体の乗算 ここで、このRS符号の符号多項式W(x)の係数に、
GF(2m )上のガロア体の元αi (≠0:定値)を乗
算した場合について考える。図21に、RS符号化器か
ら出力された符号多項式に、或るガロア体の元αj を乗
算して生成した符号多項式W'(x)の場合を、図19と
の対比で示す。
【0117】図示のように、図19と同様に誤り多項式
E(x)が加えられることで、受信多項式R'(x)が得
られている。復号器側では、受信多項式R'(x)を生成
多項式G(x)で除算する処理を行うことにより誤り訂
正を行う。その除算処理の多項式表現が、図20のガロ
ア体を乗算した場合のRS符号の欄に示すシンドローム
多項式S(x)である。ここで、 S(x)=(αi (I(x)x2t+P(x))+E(x))modG(x) =αi (I(x)x2t+P(x))modG(x)+E(x)mod G(x) =E(x)modG(x) である。
【0118】このように、ガロア体を乗算した場合のR
S符号の欄に示すシンドローム多項式S(x)と、従来
のRS符号の欄に示すシンドローム多項式S(x)と
は、両者ともに、E(x)modG(x)であり、両者
は等しい。したがって、符号多項式W(x)にガロア体
の元を乗算することで符号語を変化させたデータに対し
ても、誤り訂正を行うことが可能である。即ち、誤り訂
正後に於いて、乗算したガロア体の元で除算を行うこと
により、元の情報語を得られる。
【0119】4-4.RS符号にガロア体を乗算する場合の
データフォーマット 乗算を行うガロア体の元の情報を含めた場合のデータフ
ォーマットを、図22に示す。ガロア体の乗算による変
換を行われるブロックの先頭には、ダミーデータが多重
される。ダミーデータとしては、例えば、ガロア体の元
α0 (=1)を用いることができる。ダミーデータ多重
後のデータを情報語として、RS符号化器により、誤り
訂正符号が生成される。
【0120】この符号語に対してガロア体の元を乗算す
ると、ダミーデータ部には、乗算したガロア体の情報が
存在することになる。例えば、前記ダミーデータがガロ
ア体の元α0 (=1)の場合には、ダミーデータ部に
は、乗算したガロア体の元αiが存在する。また、この
ダミーデータ部の情報は、符号語内のデータとして組み
込まれている。復号時には、RS復号器から出力された
情報語に対して、データブロックの先頭のガロア体で、
それ以後の1ブロックデータをmビットを単位として除
算することにより、元の情報語が得られる。
【0121】4-5.第10実施例 入力データは、誤り訂正符号の1バイトとなるmビット
を単位として入力端子70から入力され、まず、ダミーデ
ータ多重器71により、これらのmビットデータの集まり
である1ブロック毎に、その先頭に、1バイト(mビッ
ト)のダミーデータが多重される。ここで、1ブロック
とは、或る所定数のバイトデータ(mビット)で構成さ
れるデータ列をいい、|DSV|比較の単位となる。
【0122】ダミーデータを付加された1ブロックのデ
ータに対し、RS符号化器72により誤り訂正符号が演算
により求められて、付加される。
【0123】RS符号化器72から出力されたデータは、
j種類ガロア体乗算器73a により1ブロックを構成する
1バイト(mビット)単位で、それぞれガロア体の元α
i を乗算される。誤り訂正符号を含めた1ブロックのデ
ータ全体にガロア体の元αiを乗算することにより変換
された符号語に対しても、前述のように、誤り訂正を行
うことが可能である。
【0124】したがって、第7実施例や第8実施例とは
異なり、j種類の記述方式に変換するデータ変換後に、
各々誤り訂正を行うj種類の誤り訂正回路は不要であ
る。即ち、ガロア体の元αi を乗算する前に、1個のR
S符号化器72により誤り訂正すれば足りる。また、ダミ
ーデータ多重器71に於いて多重されるダミーデータは既
知であるので、受信側では、ダミーデータ部を見ること
により、乗算されたガロア体の元αi を特定できる。特
に、ガロア体の元α0 (=1)をダミーデータとして用
いた場合には、ダミーデータ部のデータは、乗算された
ガロア体の元αiの値となる。
【0125】j種類のガロア体αi を乗算されたブロッ
クデータは、各々1ブロックメモリ74a に格納されると
ともに、j種類|DSV|演算・比較器75に入力され
る。j種類|DSV|演算・比較器75では、上記j種類
のガロア体を乗算されたj種類のブロックデータが|D
SV|を相互に比較され、その中で絶対値が最小となる
ブロックデータが選択される。ここで、比較されるべき
絶対値は、例えば、ガロア体を乗算したデータブロック
の最終ビットに於ける値でもよく、また、ガロア体を乗
算したデータブロック内での最大振幅の絶対値でもよ
い。この点については、前述の第1実施例等で詳述した
ため、ここでの説明は割愛する。また、j種類|DSV
|演算・比較器75の構成についても前述の第1実施例等
で詳述しているため、同様に説明は割愛する。
【0126】|DSV|が最小となるブロックデータ
(ガロア体αi を乗算されたブロックデータ)が選択さ
れると、その選択結果を示す情報がセレクタ76に送られ
る。セレクタ76は、前記1ブロックメモリ74a から、選
択結果に対応するブロックデータ(ガロア体乗算後の|
DSV|が最小のブロックデータ)を読み出して、RL
L変調器77へ入力させる。これにより、RLL変調器77
にてRLL変調が行われ、その後、NRZI変調器78に
てNRZI変調が行われる。RLL変調器77及びNRZ
I変調器78の構成や機能については前述の第1実施例等
で詳述したため、ここでの説明は割愛する。
【0127】4-6.第11実施例(変調器の実施例:図2
4) 第11実施例は、ブロックメモリの数を減らすことを目
的として構成された回路である。即ち、前述の第10実
施例ではj種類のガロア体を乗算したデータブロックを
各々1ブロックメモリ74a に格納しているため、ブロッ
クメモリ74a 全体としては、jブロック分の容量が必要
であった。このことに鑑み、本第11実施例では、RS
符号付加後のデータを1ブロックメモリ74b に記憶する
ことにより、1ブロックメモリ74b の必要容量を1ブロ
ック分としている。なお、以下の説明で、第10実施例
と同様の部分については、説明を簡略化する。
【0128】ダミーデータ多重器71とRS符号化器72
は、第10実施例と同様である。RS符号付加後のデー
タに対して、j種類ガロア体乗算器73a によりj種類の
ガロア体が乗算されて、j種類のブロックデータが生成
される。このj種類のブロックデータが、j種類|DS
V|演算・比較器75にて相互に比較されて、|DSV|
が最小となるブロックデータが検出される。即ち、この
ブロックデータに対応するガロア体(=乗算すべきガロ
ア体)が選択される。この選択結果がガロア体乗算器73
b に送られる。
【0129】上記選択結果が入力されると、ガロア体乗
算器73b は、|DSV|が最小となるガロア体を、1ブ
ロックメモリ74b から読み出したデータ(=RS符号付
加後のデータ)に乗算する。その後、RLL変調器77に
てRLL変調され、さらに、NRZI変調器78にてNR
ZI変調されて出力される。
【0130】4-7.第12実施例(復調器の実施例:図2
5) 図25は、図23又は図24の変調器により変調される
ことで、図22の下段の如く構成されたデータを復調す
る回路である。
【0131】本復調器に入力されるデータは、まず、N
RZI復調器81にてNRZI復調され、次に、RLL復
調器82にてRLL復調される。このRLL復調されたデ
ータについて、RS復号化器83にて誤り訂正が行われ
る。
【0132】次に、誤り訂正後のデータから、ガロア体
検出器84にて、図23又は図24の変調器により乗算さ
れたガロア体が検出され、この検出されたガロア体が、
ガロア体除算器85に送られる。
【0133】ガロア体除算器85は、RS復号化器83から
入力されるデータを、ガロア体検出器84から入力された
ガロア体で除算する。これにより、データは、元の記述
方式のデータ(図22の上段に示す構成のデータ)に戻
される。
【0134】
【発明の効果】本発明によると、誤り訂正符号としてR
S符号を用いる場合には、変調テーブルによってデータ
を変換する代わりにガロア体の元を乗算することで、変
調回路に於いて誤り訂正回路を1個持つだけでも、本来
のデータと同様な誤り訂正能力を、乗算ガロア体情報に
も持たせることができる。したがって、小さなハードウ
エアで信頼性の高いデータ伝送が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるディジタル変調回路
のブロック図。
【図2】本発明の第2実施例であるディジタル変調回路
のブロック図。
【図3】本発明の第3実施例であるディジタル復調回路
のブロック図。
【図4】本発明の第1の変調原理を示すブロック図。
【図5】本発明の第4実施例であるディジタル変調回路
のブロック図。
【図6】本発明の第4及び第5実施例で用いられる変調
方式番号データの並びをd=1について示すデータ構成
図。
【図7】本発明の第5実施例であるディジタル変調回路
のブロック図。
【図8】本発明の第4及び第5実施例で用いられる変調
方式番号データの並びをd=2について示すデータ構成
図。
【図9】本発明の第4,第5,及び第6実施例で用いら
れる誤り訂正符号の生成多項式Gとパリティ検査行列H
を示し、(a)はd=1の場合、(b)はd=2の場合
を各々示す。
【図10】本発明の第6実施例であるディジタル復調回
路のブロック図。
【図11】本発明の第2の変調原理を示すブロック図。
【図12】本発明のデータフォーマットを示す説明図で
あり、上段は第1〜第6実施例でのデータフォーマット
を示し、下段は第7〜第9実施例でのデータフォーマッ
トを示す。
【図13】本発明の第7実施例であるディジタル変調回
路のブロック図。
【図14】本発明の第8実施例であるディジタル変調回
路のブロック図。
【図15】本発明の第9実施例であるディジタル復調回
路のブロック図。
【図16】ガロア体GF(23 )の例を示す説明図。
【図17】ガロア体の乗算及び除算の説明図。
【図18】リードソロモン符号の説明図。
【図19】リードソロモン符号の受信多項式を示す説明
図。
【図20】RS符号とガロア体の元を乗算したときの受
信多項式を示す説明図。
【図21】ガロア体を乗算したときの本発明の第9実施
例であるディジタル復調回路のブロック図。
【図22】本発明のデータフォーマットを示す説明図で
あり、上段はガロア体を乗算する前のデータフォーマッ
トを示し、下段はガロア体乗算後の第10〜第11実施
例でのデータフォーマットを示す。
【図23】本発明の第10実施例であるディジタル変調
回路のブロック図。
【図24】本発明の第11実施例であるディジタル変調
回路のブロック図。
【図25】本発明の第12実施例であるディジタル復調
回路のブロック図。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−69866(JP,A) 特開 昭52−128024(JP,A) 特開 昭57−132461(JP,A) 特開 昭61−196469(JP,A) 特開 平6−311042(JP,A) 特開 平7−176147(JP,A) 特開 平5−36213(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/14 H03M 13/15

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のmビット配列に任意のnビット
    (但しn>m)配列を1対1に対応付けて変換するm−
    n変調方式により、入力されるディジタルデータの各m
    ビットを符号変調単位として、各mビットを各々nビッ
    トの変調データにm−n変調するディジタル変調方法に
    於いて、 所定数分の符号変調単位で構成される入力ブロックデー
    タの先頭にガロア体GF(2m )の非0の任意の元をダ
    ミーデータとして多重し、 前記ダミーデータ多重後のブロックデータについて演算
    したリードソロモン符号を該ブロックデータに付加して
    RS符号付加ブロックを構成し、 前記RS符号付加ブロックに複数種類のガロア体GF
    (2m )の元を乗算することにより複数種類のブロック
    データを生成し、 前記複数種類のブロックデータを各々m−n変調して得
    られる各変調ブロックデータの直流成分を相互に比較
    し、 前記直流成分の絶対値が小さい変調ブロックデータに対
    応するガロア体GF(2m )の元を選択し、 前記選択したガロア体GF(2m )の元を前記RS符号
    付加ブロックに乗算することにより得られるブロックデ
    ータをm−n変調して変調ブロックデータを生成する、 ディジタル変調方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、 前記選択は、前記変調ブロックデータの最終ビットでの
    直流成分の累積値の絶対値が最小の変調ブロックデータ
    を特定することに基づいて行う、 ディジタル変調方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、 前記選択は、前記変調ブロックデータの最大振幅の絶対
    値が最小の変調ブロックデータを特定することに基づい
    て行う、 ディジタル変調方法。
  4. 【請求項4】 任意のmビット配列に任意のnビット
    (但しn>m)配列を1対1に対応付けて変換するm−
    n変調方式により、入力されるディジタルデータの各m
    ビットを符号変調単位として、各mビットを各々nビッ
    トの変調データにm−n変調するディジタル変調回路に
    於いて、 所定数分の符号変調単位で構成される入力ブロックデー
    タの先頭にガロア体GF(2m )の非0の任意の元をダ
    ミーデータとして多重する多重回路と、 前記多重回路によりダミーデータを多重されたブロック
    データについてリードソロモン符号を演算して該ブロッ
    クデータに付加することによりRS符号付加ブロックを
    構成するRS符号化回路と、 前記RS符号付加ブロックに複数種類のガロア体GF
    (2m )の元を乗算することにより複数種類のブロック
    データを生成するガロア体乗算回路と、 前記複数種類のブロックデータを各々m−n変調して得
    られる各変調ブロックデータの直流成分を各々求める演
    算手段と、 前記各直流成分の絶対値の大小を相互に比較する比較手
    段と、 前記比較手段により比較結果に基づいて、前記直流成分
    の絶対値が小さい変調ブロックデータに対応するガロア
    体GF(2m )の元を選択する選択手段と、 前記選択したガロア体GF(2m )の元を前記RS符号
    付加ブロックに乗算することにより得られるブロックデ
    ータをm−n変調して変調ブロックデータを生成する変
    調手段と、 を有するディジタル変調回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に於いて、 前記選択手段は、前記変調ブロックデータの最終ビット
    での直流成分の累積値の絶対値が最小の変調ブロックデ
    ータに対応するガロア体GF(2m )の元を選択する、 ディジタル変調回路。
  6. 【請求項6】 請求項4に於いて、 前記選択手段は、前記変調ブロックデータの最大振幅の
    絶対値が最小の変調ブロックデータに対応するガロア体
    GF(2m )の元を選択する、 ディジタル変調回路。
  7. 【請求項7】 請求項4に於いて、さらに、 前記複数種類のガロア体GF(2m )の元の乗算により
    得られる前記複数種類のブロックデータを各々記憶する
    メモリを有し、 前記変調手段は、前記メモリから前記選択手段により選
    択されたガロア体GF(2m )の元に対応するブロック
    データを読み出してm−n変調する、 ディジタル変調回路。
  8. 【請求項8】 請求項4に於いて、さらに、 前記RS符号付加ブロックを記憶するメモリと、 前記メモリからRS符号付加ブロックデータを読み出し
    て、前記選択手段により選択されたガロア体GF
    (2m )の元を乗算することにより複数種類のブロック
    データを生成して前記変調手段へ出力する第2のガロア
    体乗算回路と、 を有するディジタル変調回路。
  9. 【請求項9】 入力されるディジタルデータの各nビッ
    トを符号復調単位として各々mビット(但しn>m)の
    復調データにn−m復調して、所定数分の符号復調単位
    に対応する復調ブロックデータを順次生成し、 順次生成される復調ブロックデータに付加されているリ
    ードソロモン符号を用いて当該復調ブロックデータを誤
    り訂正し、 誤り訂正後の復調ブロックデータの先頭に付加されてい
    る当該ブロックデータに乗算されたガロア体GF
    (2m )の元を検出し、 誤り訂正後の復調ブロックデータを、前記検出したガロ
    ア体GF(2m )の元で除算することにより元のブロッ
    クデータを生成する、 ディジタル復調方法。
  10. 【請求項10】 入力されるディジタルデータの各nビ
    ットを符号復調単位として各々mビット(但しn>m)
    の復調データにn−m復調して、所定数分の符号復調単
    位に対応する復調ブロックデータを順次生成する復調回
    路と、 前記復調回路により順次生成される復調ブロックデータ
    に付加されているリードソロモン符号を用いて当該復調
    ブロックデータを誤り訂正するRS回路と、 誤り訂正後の復調ブロックデータの先頭に付加されてい
    る当該ブロックデータに乗算されたガロア体GF
    (2m )の元を検出する検出回路と、 誤り訂正後の復調ブロックデータを、前記検出回路によ
    り検出したガロア体GF(2m )の元で除算する除算回
    路と、 を有するディジタル復調回路。
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