JP4481969B2 - 駆動車軸用軸受装置 - Google Patents

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本発明は、自動車のドライブトレインを構成する駆動車輪用軸受装置に関するもので、より詳しくは、自動車の駆動車輪を支持するための車輪軸受と、駆動車輪に動力を伝達する駆動軸と連結するための等速ジョイントとを一体化した駆動車輪用軸受装置に関する。
この種の車輪用軸受装置は、図9および図10に示すように、駆動軸1の内端側をスライド式等速ジョイント2を介して差動装置3に連結し、駆動軸1の外端側を固定式等速ジョイント14を介して車輪軸受4に連結した構造である。ここで、駆動軸1の内端とは、車体の幅方向で見て内側(図1〜図6、図9および図10の右側)の端部、反対に、駆動軸1の外端とは、車体の幅方向で見て外側(図1〜図6、図9および図10の左側)の端部の意である。車輪軸受4は、懸架装置を介して車体に支持されるナックル10に固定した外方部材11と、外方部材11の内側に複列の転動体12a,12bを介して回転自在に支持される内方部材13とを備え、内方部材13に等速ジョイント14の外側継手部材15を同軸に結合して一体化してある。
ナックル10は車体幅方向に貫通する円形の取付け穴10aを有する。外方部材11は一端側に円筒形の外周面11aを有し、他端側にフランジ11bを有する。ナックル10の取付け穴10aに外方部材11の外周面11aを嵌合させ、ナックル10のボルト穴に内側から挿入した取付けボルト21をフランジ11bの複数箇所に形成されたネジ穴11cに締め込むことにより、ナックル10と外方部材11とが締結される。外方部材11の内周に複列の転動体12a、12bのための外側軌道面(アウタレース)11d,11eが形成されている。これらの外側軌道面に対応する複列の内側軌道面(インナレース)のうちの一方13cは内方部材13の外周部に形成され、他方15aは等速ジョイント14の外側継手部材15の外周部に形成されている。
等速ジョイント14は、外側継手部材15と、内側継手部材16と、保持器17と、複数のトルク伝達ボール18と、ブーツ19を主要な構成要素としている。外側継手部材15は椀状のマウス部と軸状のステム部とからなり、マウス部は円周方向等分位置に軸方向に延びる6本の案内溝を形成した球面状内周面を有する。また、ステム部には、上記の内側軌道面15aよりも軸端側に、軸線に対して垂直に延在する肩部15bと、円筒形外周面の圧入部15cと、スプライン軸部15dと、かしめ部15eとが連成されている。内側継手部材16は円周方向等分位置に軸方向に延びる6本の案内溝を形成した球面状外周面を有する。この内側継手部材16に駆動軸1の外端部がスプライン結合される。対をなす外側継手部材15の案内溝と内側継手部材16の案内溝とで6本のボールトラックが形成され、各ボールトラックに1個ずつ、合計6個のトルク伝達ボール18が組み込まれて両継手部材間でトルクを伝達する。トルク伝達ボール18を保持するケージ17は外側継手部材15の内周面と内側継手部材16の外周面との間に介在している。外側継手部材15のマウス部の外周に蛇腹状のブーツ19の大端部が固定される。ブーツ19の小端部は駆動軸1の外周に固定される。
内方部材13は車輪を取り付けるためのフランジ13aを外周に一体に形成してなり、そのフランジ13aの円周方向複数位置にハブボルト22を固定してある。内方部材13は中空筒状で、外側継手部材15と嵌合する円筒形孔部とスプライン孔部13bとを有する。内方部材13の内周に外側継手部材15の圧入部15cを圧入するとともに、内方部材13のスプライン孔部13bに外側継手部材15のスプライン軸部15dをスプライン結合させ、肩部15bを内方部材13の内端に押し当てた状態で、かしめ部15eを内方部材13の外端にかしめることにより、内方部材13と外側継手部材15を一体化してある。
上述の車輪用軸受装置では、等速ジョイント14のとりわけブーツ19の最大外径がナックル10の取付け穴10aの内径よりも大きい。このため、自動車メーカにおいて、等速ジョイント14と車輪軸受4を組み立てる必要があり、作業性が悪かった。また、車体に組み付けられた車輪軸受4、等速ジョイント14の点検・修理等、特に等速ジョイントのブーツ交換等を行うためには、ナックル10を含むユニットを全体として車体から取り外す必要があり、作業性が悪かった。
本発明の目的は、駆動車輪用軸受装置の分解・組立等の各作業を容易に行えるようにすることにある。
本発明は、内方部材は内周に円筒形孔部とスプライン孔部を有し、外側継手部材のステム部に、その軸端側に向けて、円筒形外周面の圧入部と、スプライン軸部と、かしめ部とを連成して前記圧入部と前記かしめ部との間の全領域に前記スプライン軸部を形成し、前記外側継手部材の圧入部を前記内方部材の円筒形孔部に圧入するとともに、前記内方部材のスプライン孔部に前記外側継手部材のスプライン軸部をスプライン結合させ、かしめ部を内方部材の外端にかしめることにより、内方部材と外側継手部材とを一体化し、前記外方部材の外側軌道面が前記外側継手部材の最大直径部分よりも径方向で内方に位置し、ブーツの最大直径部分の直径を外方部材の嵌合面の直径以下とすることによって課題を解決したものである。
通常、外側継手部材の外周に装着されたブーツの最大外径部分が等速ジョイントの最大直径部分となる。したがって、このブーツの最大外径部分の直径を外方部材の嵌合面の直径以下に設定することで、外方部材の嵌合面と嵌合する相手部材つまりナックルの取付け穴を等速ジョイント全体が通過できることとなる。すなわち、請求項1に記載したように、外周に車体に取り付ける取付フランジと嵌合面を有し、内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、外方部材の内側に転動体を介して回転自在に配置され、外周に軌道面と車輪を取り付ける車輪取付フランジを有する内方部材とで構成される車輪軸受、および、内周部に案内溝を形成した外側継手部材と、外周部に案内溝を形成した内側継手部材と、外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝との対によって形成されるボールトラックにそれぞれ配されたトルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを保持するための保持器と、外側継手部材に装着されるブーツとで構成され、駆動軸の一端に設けられる等速ジョイントを備え、車輪軸受と等速ジョイントの外側継手部材とを一体化した駆動車輪用軸受装置において、内方部材は内周に円筒形孔部とスプライン孔部を有し、外側継手部材のステム部に、その軸端側に向けて、円筒形外周面の圧入部と、スプライン軸部と、かしめ部とを連成して前記圧入部と前記かしめ部との間の全領域に前記スプライン軸部を形成し、前記外側継手部材の圧入部を前記内方部材の円筒形孔部に圧入するとともに、前記内方部材のスプライン孔部に前記外側継手部材のスプライン軸部をスプライン結合させ、かしめ部を内方部材の外端にかしめることにより、内方部材と外側継手部材とを一体化し、前記外方部材の外側軌道面が前記外側継手部材の最大直径部分よりも径方向で内方に位置し、上記ブーツの最大直径部分の直径を上記外方部材の嵌合面の直径以下とする。
あるいは、たとえばゴムブーツのように弾性変形させやすいブーツを採用した場合、ブーツは弾性変形させた状態でナックルの取付け穴を通過させることができるので、外側継手部材の最大直径部分がナックルの取付け穴を通過できる直径であればよい。したがって、外側継手部材の最大直径部分を等速ジョイントの最大直径部分とする場合もある。すなわち、請求項2に記載したように、外周に車体に取り付ける取付フランジと嵌合面を有し、内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、外方部材の内側に転動体を介して回転自在に配置され、外周に軌道面と車輪を取り付ける車輪取付フランジを有する内方部材とで構成される車輪軸受、および、内周部に案内溝を形成した外側継手部材と、外周部に案内溝を形成した内側継手部材と、外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝との対によって形成されるボールトラックにそれぞれ配されたトルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを保持するための保持器と、外側継手部材に装着されるブーツとで構成され、駆動軸の一端に設けられる等速ジョイントを備え、車輪軸受と等速ジョイントの外側継手部材とを一体化した駆動車輪用軸受装置において、内方部材は内周に円筒形孔部とスプライン孔部を有し、外側継手部材のステム部に、その軸端側に向けて、円筒形外周面の圧入部と、スプライン軸部と、かしめ部とを連成して前記圧入部と前記かしめ部との間の全領域に前記スプライン軸部を形成し、前記外側継手部材の圧入部を前記内方部材の円筒形孔部に圧入するとともに、前記内方部材のスプライン孔部に前記外側継手部材のスプライン軸部をスプライン結合させ、かしめ部を内方部材の外端にかしめることにより、内方部材と外側継手部材とを一体化し、前記外方部材の外側軌道面が前記外側継手部材の最大直径部分よりも径方向で内方に位置し、上記外側継手部材の最大直径部分の直径を上記外方部材の嵌合面の直径以下とする。
例えば、8個のトルク伝達ボールを用いた等速ジョイントの場合は、従来の6個のトルク伝達ボールを用いた等速ジョイントに比べて外側継手部材の外径を小さくすることが可能であるため、等速ジョイントの最大直径部分の直径を外方部材の嵌合面の直径以下とするにあたり、等速ジョイントの強度その他の仕様に影響を与えることなく最適な設計をすることができる。
上記構成において、前記車輪軸受と、前記駆動軸の一端に設けられる等速ジョイントと、前記駆動軸と、前記駆動軸の他端に設けられる等速ジョイントとでドライブシャフトアセンブリを構成し、前記ドライブシャフトアセンブリの最大外径を前記外方部材の嵌合面の直径よりも小さくしても良い
また、外方部材の複列の外側軌道面に対応する複列の一方の内側軌道面を内方部材の外周部に、かつ他方の内側軌道面を外側継手部材の外周部にそれぞれ配分的に配置しても良い
また、車輪軸受の内方部材と等速ジョイントの外側継手部材とをかしめ加工により一体化しても良い。両者の結合手段としてナットによる締結も採用できるが、かしめ加工により一体化した場合は分離が困難であるため、ナックルに対して車輪軸受装置全体をアセンブリとして組付け、取外しできる本発明の有利さがとりわけ顕著なものとなる。
また、上記ブーツの材料を樹脂材料から形成しても良い
本発明によれば、車輪軸受と等速ジョイントを組み立ててからナックルを組み付けることが可能となるため、作業性が改善される。たとえば、車体に組み付ける場合、あらかじめ組み立てた車輪軸受と等速ジョイントを、ナックルの取付け穴に車体の外側から挿入して組み付けることが可能となる。車体から取り外す場合にも、外方部材とナックルとの締結を解除することで、ナックルの取付け穴から外方部材と共に車輪軸受および等速ジョイントをユニットとして引き出すことができる。したがって、点検・修理等の作業が非常に容易になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
まず、図1乃至図3に示す実施の形態について説明する。ここで、図1乃至図3の実施の形態は基本構造に関する限り既述の図9および図10のものと同じであるため、図9および図10に関連して既述したのと実質上同一の要素または部位には同一の符号を付し、重複した説明を避けることとする。
図1および図2に示した駆動車輪用軸受装置は、図10および図9と対比すれば分かるとおり、ナックル10の取付け穴10aと嵌合する外方部材11の嵌合面11aの直径Daと、等速ジョイント部14の最大直径部分の直径Dbとの関係をDa≧Dbに設定したことを特徴としている。なお、ナックル10の取付け穴10aの内径をD’aとすると、D’a≧Da≧Dbの関係にあり、D’a≧Daの関係は通常のはめあいに基づいて設計されるものである。
外側継手部材15の外周にブーツ19の大端部を固定することから、ブーツ19の最大直径部分19aが等速ジョイント部の最大直径部分となるのが通常である。この最大直径部分19aよりもナックル10の取付け穴10aの内径Daの方が大きいので、車輪軸受4と等速ジョイント14を組み立てた後、ナックル10に外方部材11を取り付けることができる。さらに、駆動軸1とその両端の等速ジョイント2,14のアセンブリをドライブシャフトと呼ぶことがあるが、そのようなドライブシャフトの最大外径を外方部材11の嵌合面11aの直径Daよりも小さくしておくことにより、ドライブシャフト全体をナックル10の取付け穴10aから挿入したり、抜き出したりすることが可能となる。
すなわち、図3に示すように、車体(図示せず)に固定されたナックル10に軸受装置を取り付ける場合、車輪軸受4、等速ジョイント14、駆動軸1、等速ジョイント2を図示するように予め組み立てた状態で、等速ジョイント2の側から順に、図の左から右に、ナックル10の取付け穴10aを通過させ、最後に外方部材11の嵌合面11aをナックル10の取付け穴10aに嵌合させて、取付ボルト21で外方部材11のフランジ11bをナックル10に締結する。このような取付け穴10aへの軸受装置全体の挿入が上記寸法関係D’a≧Da≧Dbによって許容される。また、軸受装置全体の組立を車体から離れた場所で行うことが可能となるため、作業性が向上し、組立精度も改善される。
軸受装置を車体から取り外す場合には、ナックル10と外方部材11とを締結している取付ボルト21を取り外し、車体の外側に、つまり図の右側から左側に、軸受装置全体をナックル10の取付け穴10aを通過させて引き出し、軸受装置全体を車体と別場所に移動させる。そして、別場所に移動させた軸受装置のうちの修理や点検を要する構成部品だけを分解し、修理後に分解した部分だけを再組立てする。このようにすることで軸受装置の分解・修理、等速ジョイントのブーツ交換等が最小の工数で能率的に行われる。この場合、ブーツ19は樹脂材のような硬度が高いものでも採用可能である。
一般に、車輪軸受4は、軸受の転動寿命、剛性、フレッティング等の面で有利なように、軸受アキシャル隙間を負にして、言い換えれば所定の予圧をかけて使用する。この負の軸受アキシャル隙間の測定は、たとえば次のようにして行われる。すなわち、内方部材13に外側継手部材15を圧入して肩部15bと内方部材13の内端面とが所望の間隔Sになった時点で圧入を一旦停止させ、このときの正の軸受アキシャル隙間Sと、外方部材11の軸方向の最大移動量から軸受アキシャル隙間Δa’を測定する。次に、外側継手部材15をその肩部15bが内方部材13の内端面に当接するまで圧入して、式Δa=Δa’−Sから負の軸受アキシャル隙間Δaを求める。
図1〜図3の実施の形態では、図9および図10の場合と同様に、内方部材13の内周に外側継手部材15の圧入部15cを圧入するとともに、内方部材13のスプライン孔部13bに外側継手部材15のスプライン軸部15dをスプライン結合させ、肩部15bを内方部材13の内端に押し当てた状態で、かしめ部15eを内方部材13の外端にかしめることにより、内方部材13と外側継手部材15を一体化してある。また、図4に示すようなかしめの態様を採用することもできる。すなわち、内方部材13に圧入した外側継手部材15の軸端部を内径側から外径側に拡径させて両者を塑性結合(コイニング)させる。図1および図4において符号15eはかしめ部を示す。
外側継手部材15を構成する材料としては、炭素含有量が0.45〜1.10重量%の炭素鋼とし、少なくとも端部(加工前のかしめ部15e)の硬度をHv200〜300とする。これにより、インボード側内側軌道面15a部分やマウス部のトラック溝部分に要求される硬度(Hv510〜900)を確保し、しかも、かしめ作業を十分に行える。すなわち、かしめ部15eを形成する前の端部の硬度がHv300を超えると、端部をかしめる際に、形成されたかしめ部15eにクラックが発生したり、かしめが不十分となってかしめ部15eと内方部材13とが密着しなくなって内方部材13と外側継手部材15との結合力が不足したりする。また、かしめ部15eを形成するために要する荷重が過大になって、かしめ作業に伴って内側軌道面13cや転動体12aに圧痕等の損傷を生じやすくなるほか、各部の寸法精度が悪化する可能性を生じる。外側継手部材15を構成する炭素鋼の炭素含有量が1.10を超えると、かしめ部15eを形成する前の端部の硬度をHv300以下に抑えることが難しくなるためである。逆に、端部の硬度がHv200に達しないと、形成したかしめ部15eの硬度を確保できず、やはりこのかしめ部による結合力が不足する。外側継手部材15を構成する炭素鋼の炭素含有量が0.45重量%を下回ると、インボード側内側軌道面15a部分に要求される硬さ(Hv510〜900)を確保できず、この内側軌道面部分の寿命が低下する。ステム部の端部(加工前のかしめ部15e)は、かしめを行う部分であるため延性が必要となる。したがって、かしめを可能ならしめるため端部には焼入れ処理を施さず未焼入れ部分として残してある。図1の中心線から上半分において、焼入れ硬化層を梨地で表わしてある。
このように、外側継手部材15は、インボード側内側軌道面15a部分を焼入れ処理により硬化させているため、この内側軌道面の転がり疲れ寿命を十分に確保できる。一方、端部には焼入れ処理を施すことなく、生のままとしているため、端部を塑性変形させるために要する力が徒に大きくなったり、あるいは端部を塑性変形させる場合に端部(かしめ部15e)に亀裂等の損傷が発生しやすくなることはない。したがって、上述のようにインボード側内側軌道面15a部分の硬度を高くして転がり疲れ寿命を確保した場合でも、外側継手部材15と内方部材13とを結合するためのかしめ部の加工が面倒になることはない。しかも、内方部材13の内周面の全長にわたって硬化層を形成させているため、かしめ部の加工に伴って内方部材13に大きな荷重が加わった場合でも、内方部材13の変形を防止して、軸受内部すきまが所望値からずれることを防止できる。また、内方部材13の外周面に形成したアウトボード側内側軌道面13cの直径が変化したり、精度が悪化することを防止して、この内側軌道面13cの転がり疲れ寿命の低下防止を図れる。
内方部材13と外側継手部材15の結合手段としては、上述のかしめに代えて図5に示すようなナット23による締結を採用することも可能である。その場合、外側継手部材15のステム部を内方部材13に圧入し、肩部15bを内方部材13の内端面に当接させた状態で、外側継手部材15のステム部先端に形成したネジ軸部15fにナット23を締め付ける。
図6は、図5の実施の形態における主要部を拡大して示したもので、内側継手部材16を駆動軸1から分離してあり、ブーツ19も取り外してある。なお、図6の中心線から上半分において、梨地部分は焼入れ硬化層を表わしている。図示するように、外側継手部材15の最大外径D’bは外方部材11の嵌合面11aの直径Daよりも小さい(Da>D’b)。このような寸法関係が保証されているならば、外方部材11の嵌合面11aはナックル10の取付け穴10aとの嵌合面であることから、外方部材11をナックル10との締結から解放することによって、図6に示す車輪軸受4および等速ジョイント14をユニットとしてナックル10から取り外すことができる。さらに、ここでは駆動軸1を取り外した状態を図示してあるが、内側継手部材16と駆動軸1を結合したままで、差動装置側のスライド式等速ジョイント2まで含めたドライブシャフトアセンブリ全体を、ナックル10の取付け穴10aから抜き出したり、あるいは、挿入することも可能である。なお、外側継手部材15の外周部に大端部を固定されるブーツ19は、その最大外径部が外方部材11の嵌合面11aの直径より大きい場合もあり得るが、この場合はブーツ19はゴム材のような多少とも可撓性を備えているものを採用すれば、弾性変形させた状態でナックル10の貫通孔10aを通過させることが可能である。
駆動軸1の一端は固定式等速ジョイント14を介して車輪軸受4に連結され、駆動軸1の他端はスライド式等速ジョイント2を介してディファレンシャル(終減速装置)3に連結される。図7に固定式等速ジョイント14の具体例を示す。この固定式等速ジョイントはツェッパ型等速ジョイント(バーフィールド型固定式等速ジョイント)であり、球面状の内径面15’に8本の曲線状の案内溝15”を軸方向に形成した外側継手部材15と、球面状の外径面16’に8本の曲線状の案内溝16”を軸方向に形成し、内径面に歯型(セレーション又はスプライン)を形成した内側継手部材16と、外側継手部材15の案内溝15”とこれに対応する内側継手部材16の案内溝16”との対によって形成される8本のボールトラックにそれぞれ配された8個のトルク伝達ボール18と、トルク伝達ボール18を保持する保持器17とを備えている。駆動軸1の一端は、内側継手部材16のセレーション孔またはスプライン孔にセレーション連結される。
外側継手部材15の案内溝15”の中心O1 は内径面15’の球面中心に対して、内側継手部材16の案内溝16”の中心O2 は外径面16’の球面中心に対して、それぞれ、軸方向に等距離(F)だけ反対側に(中心O1 は継手の開口側、中心O2 は継手の奥部側に)オフセットされている。そのため、対をなす案内溝15”,16”によって形成されるボールトラックは、継手の開口側に向かって開いた楔状を呈する。
保持器17の外径面17’の球面中心、および、保持器17の外径面17’の案内面となる外側継手部材15の内径面15’の球面中心は、いずれも、トルク伝達ボール18の中心O3 を含む継手中心面O内にある。また、保持器17の内径面17”の球面中心、および、保持器17の内径面17”の案内面となる内側継手部材16の外径面16’の球面中心は、いずれも、継手中心面O内にある。それゆえ、外側継手部材15の上記オフセット量(F)は、案内溝15”の中心O1 と継手中心面Oとの間の軸方向距離、内側継手部材16の上記オフセット量(F)は、案内溝16”の中心O2 と継手中心面Oとの間の軸方向距離になり、両者は等しい。外側継手部材15の案内溝15”の中心O1 と内側継手部材16の案内溝16”の中心O2 とは、継手中心面Oに対して軸方向に等距離(F)だけ反対側(案内溝15”の中心O1 は継手の開口側、案内溝16”の中心O2 は継手の奥部側)にずれた位置にある。
外側継手部材15と内側継手部材16とが角度θだけ角度変位すると、保持器17に案内されたトルク伝達ボール18は常にどの作動角θにおいても、角度θの二等分面(θ/2)内に維持され、継手の等速性が確保される。
トルク伝達ボール18のピッチ円径(PCDBALL)と直径(DBALL)との比(r1 =PCDBALL/DBALL)の値は3.3≦r1 ≦5.0の範囲内の値とすることができる。ここで、トルク伝達ボールのピッチ円径(PCDBALL)は、PCRの2倍の寸法である(PCDBALL=2×PCR)。外側継手部材15の案内溝15”の中心O1 とトルク伝達ボール18の中心O3 を結ぶ線分の長さ、内側継手部材16の案内溝16”の中心O2 とトルク伝達ボール18の中心O3 を結ぶ線分の長さが、それぞれPCRであり、両者は等しい。
比r1 の値を3.3≦r1 ≦5.0とした理由は、外側継手部材等の強度、継手の負荷容量および耐久性を6個ボールの固定式等速ジョイントと同等以上に確保するためである。すなわち、等速ジョイントにおいては、限られたスペースの範囲で、トルク伝達ボールのピッチ円径(PCDBALL)を大幅に変更することは困難である。そのため、r1 の値は主にトルク伝達ボールの直径(DBALL)に依存することになる。r1 <3.3であると(主に直径DBALLが大きい場合)、他の部品(外側継手部材、内側継手部材等)の肉厚が薄くなりすぎて、強度の点で懸念が生じる。逆にr1 >5.0であると(主に直径DBALLが小さい場合)、負荷容量が小さくなり、耐久性の点で懸念が生じる。また、トルク伝達ボールと案内溝との接触部分の面圧が上昇し(直径DBALLが小さくなると、接触部分の接触楕円が小さくなるため)、案内溝の溝肩エッジ部分の欠け等の要因になることが懸念される。3.3≦r1 ≦5.0とすることにより、外側継手部材等の強度、継手の負荷容量および耐久性を6個ボールの固定式等速ジョイントと同等以上に確保することができる。より好ましくは、3.5≦r1 ≦5.0の範囲、例えば、r1 =3.83、又はその近傍の値に設定するのがよい。
外側継手部材15の外径(DOUTER)と内側継手部材16の歯型(セレーション又はスプライン)のピッチ円径(PCDSERR)との比(r2 =DOUTER /PCDSERR)は2.5≦r2 ≦3.5の範囲内の値に設定することができる。比r2 の値を2.5≦r2 ≦3.5とした理由は次にある。すなわち、内側継手部材16の歯型のピッチ円径(PCDSERR)は、駆動軸1の強度等との関係で大幅に変更することはできない。そのため、r2 の値は、主に外側継手部材15の外径(DOUTER)に依存することになる。r2 <2.5であると(主に外径DOUTERが小さい場合)、各部品(外側継手部材、内側継手部材等)の肉厚が薄くなりすぎて、強度の点で懸念が生じる。一方、r2 >3.5であると(主に外径DOUTERが大きい場合)、寸法的な面等から実用上の問題が生じる場合があり、また、コンパクト化という目的も達成できない。2.5≦r2 ≦3.5とすることにより、外側継手部材等の強度および継手の耐久性を6個ボールの等速ジョイントと同等以上に確保することができ、かつ、実用上の要請も満足できる。好ましくは、2.5≦r2 <3.2とするのがよい。
この等速ジョイントは、トルク伝達ボール18の数が8であり、従来の6個ボールの固定式等速ジョイントに比べ、継手の全負荷容量に占めるトルク伝達ボール1個当りの負荷割合が少ないので、トルク伝達ボール18の直径(DBALL)を小さくし、外側継手部材15の肉厚および内側継手部材16の肉厚を6個ボールの固定式等速ジョイントと同程度に確保することが可能である。また、6個ボールの固定式等速ジョイントにおける比r2 の一般的な値はr2 ≧3.2であるが、この比r2 (=DOUTER /PCDSERR)を小さくして、同等以上の強度、負荷容量および耐久性を確保しつつ、外径寸法(DOUTER)のより一層のコンパクト化を図ることができる。また、6個ボールの固定式等速ジョイントに比べて低発熱であることが実験の結果確認されている。なお、実施例では案内溝25”および26”は8本を示したが、8本以上であれば同様の効果が得られる。
駆動軸1の他端をディファレンシャル3に連結するスライド式等速ジョイントの具体例としては、図2、図3、図5ではトリポード型等速ジョイント2を示してあるが、これに代えて図8に示すようなダブルオフセット型等速ジョイント(DOJ)を採用することもできる。ダブルオフセット型等速ジョイントは、円筒状の内径面25’に8本の直線状の案内溝25”を軸方向に形成した外側継手部材25と、球面状の外径面26’に8本の直線状の案内溝26”を軸方向に形成し、内径面に歯型(セレーション又はスプライン)を形成した内側継手部材26と、外側継手部材25の案内溝25”と内側継手部材26の案内溝26”との対によって形成される8本のボールトラックにそれぞれ配された8個のトルク伝達ボール28と、トルク伝達ボール28を保持する保持器27とで構成される。駆動軸1の他端は、内側継手部材26とセレーションまたはスプライン連結される。
保持器27の外径面27’の球面中心と内径面27”の球面中心とは、それぞれ、保持器27のポケット中心に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされている。
トルク伝達ボール28のピッチ円径(PCDBALL)と直径(DBALL)との比(r1 =PCDBALL/DBALL)の値は、前述した固定式等速ジョイント14と同様の理由から、2.9≦r1 ≦4.5の範囲、好ましくは、3.1≦r1 ≦4.5の範囲内の値とすることができる。ここで、トルク伝達ボールのピッチ円径(PCDBALL)は、作動角0°において、180°対向したボールトラック内に位置する2つのトルク伝達ボールの中心間距離に等しい。図7におけるPCRは、ピッチ円径(PCDBALL)の1/2の寸法である(PCDBALL=2×PCR)。
また、外側継手部材25の外径(DOUTER)と内側継手部材26の歯型(セレーション又はスプライン)のピッチ円径(PCDSERR)との比r2 は、前述した固定式等速ジョイントと同様の理由から、2.5≦r2 ≦3.5、好ましくは、2.5≦r2 <3.1の範囲内の値に設定する。
この等速ジョイントは、前述した固定式等速ジョイントと同様に、トルク伝達ボール28の数が8であり、従来の6個ボールのスライド式等速ジョイントに比べ、継手の全負荷容量に占めるトルク伝達ボール1個当りの負荷割合が少ないので、トルク伝達ボール28の直径(DBALL)を小さくし、外側継手部材25の肉厚および内側継手部材26の肉厚を6個ボールのスライド式等速ジョイントと同程度に確保することが可能である。また、6個ボールのスライド式等速ジョイントにおける比r2 (=DOUTER /PCDSERR)の一般的な値はr2 ≧3.1であるところ、この比r2 を小さくして、同等以上の強度、負荷容量および耐久性を確保しつつ、外径寸法(DOUTER)のより一層のコンパクト化を図ることができる。また、6個ボールのスライド式等速ジョイントに比べて低発熱であることが実験の結果確認されている。なお、スライド式等速ジョイントも案内溝25”,26”は8本以上であれば同様の効果が得られる。
駆動車輪用軸受装置の要部縦断面図である。 駆動車輪用軸受装置およびドライブシャフトの縦断面図である。 ナックルから分離させた状態の図2と同様の縦断面図である。 駆動車輪用軸受装置の要部縦断面図である。 駆動車輪用軸受装置およびドライブシャフトの縦断面図である。 図5における駆動車輪用軸受装置の要部縦断面図である。 (A)は固定式等速ジョイントの縦断面図、(B)は横断面図である。 (A)はスライド式等速ジョイントの縦断面図、(B)は横断面図である。 従来の駆動車輪用軸受装置の縦断面図である。 図9の部分拡大図である。
符号の説明
1 駆動軸
2 スライド式等速ジョイント
3 差動装置
4 車輪軸受
10 ナックル
10a 取付け穴
11 外方部材
11a 嵌合面
11b フランジ
11c ねじ孔
11d,11e 外側軌道面
12a,12b ボール
13 内方部材
13a フランジ
13b スプライン穴部
13c 内側軌道面
14 固定式等速ジョイント
15 外側継手部材
15’ 内径面
15” 案内溝
15a 内側軌道面
15b 肩部
15c 圧入部
15d スプライン軸部
15e かしめ部
16 内側継手部材
16’ 外径面
16” 案内溝
17 ケージ
17’ 外径面
17” 内径面
18 トルク伝達ボール
19 ブーツ
19a 最大直径部分
21 取付けボルト
25 外側継手部材
25’ 内径面
25” 案内溝
26 内側継手部材
27 保持器
28 トルク伝達ボール
Da 外方部材嵌合面の直径
Db,D’b 等速ジョイントの最大直径部分の直径

Claims (2)

  1. 外周に車体に取り付ける取付フランジと嵌合面を有し、内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、外方部材の内側に転動体を介して回転自在に配置され、外周に軌道面と車輪を取り付ける車輪取付フランジを有する内方部材とで構成される車輪軸受、および、内周部に案内溝を形成した外側継手部材と、外周部に案内溝を形成した内側継手部材と、外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝との対によって形成されるボールトラックにそれぞれ配されたトルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを保持するための保持器と、外側継手部材に装着されるブーツとで構成され、駆動軸の一端に設けられる等速ジョイントを備え、車輪軸受と等速ジョイントの外側継手部材とを一体化した駆動車輪用軸受装置において、
    内方部材は内周に円筒形孔部とスプライン孔部を有し、外側継手部材のステム部に、その軸端側に向けて、円筒形外周面の圧入部と、スプライン軸部と、かしめ部とを連成して前記圧入部と前記かしめ部との間の全領域に前記スプライン軸部を形成し、前記外側継手部材の圧入部を前記内方部材の円筒形孔部に圧入するとともに、前記内方部材のスプライン孔部に前記外側継手部材のスプライン軸部をスプライン結合させ、かしめ部を内方部材の外端にかしめることにより、内方部材と外側継手部材とを一体化し、
    前記外方部材の外側軌道面が前記外側継手部材の最大直径部分よりも径方向で内方に位置し、上記ブーツの最大直径部分の直径を上記外方部材の嵌合面の直径以下としたことを特徴とする駆動車輪用軸受装置。
  2. 外周に車体に取り付ける取付フランジと嵌合面を有し、内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、外方部材の内側に転動体を介して回転自在に配置され、外周に軌道面と車輪を取り付ける車輪取付フランジを有する内方部材とで構成される車輪軸受、および、内周部に案内溝を形成した外側継手部材と、外周部に案内溝を形成した内側継手部材と、外側継手部材の案内溝と内側継手部材の案内溝との対によって形成されるボールトラックにそれぞれ配されたトルク伝達ボールと、トルク伝達ボールを保持するための保持器と、外側継手部材に装着されるブーツとで構成され、駆動軸の一端に設けられる等速ジョイントを備え、車輪軸受と等速ジョイントの外側継手部材とを一体化した駆動車輪用軸受装置において、
    内方部材は内周に円筒形孔部とスプライン孔部を有し、外側継手部材のステム部に、その軸端側に向けて、円筒形外周面の圧入部と、スプライン軸部と、かしめ部とを連成して前記圧入部と前記かしめ部との間の全領域に前記スプライン軸部を形成し、前記外側継手部材の圧入部を前記内方部材の円筒形孔部に圧入するとともに、前記内方部材のスプライン孔部に前記外側継手部材のスプライン軸部をスプライン結合させ、かしめ部を内方部材の外端にかしめることにより、内方部材と外側継手部材とを一体化し、
    前記外方部材の外側軌道面が前記外側継手部材の最大直径部分よりも径方向で内方に位置し、上記外側継手部材の最大直径部分の直径を上記外方部材の嵌合面の直径以下としたことを特徴とする駆動車輪用軸受装置。
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