JP4481453B2 - 湾曲管の組立用冶具と組立方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡等に用いられる、複数の節輪が屈曲可能に連結された湾曲管の組立用冶具と組立方法と組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の挿入部は、手元側の牽引操作によって湾曲され得る湾曲管を有している。
【0003】
図16に示されるように、一般的な湾曲管10は、互いに屈曲可能に連結された複数の節輪12を備えている。節輪12の各々は、円筒状の本体14と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片16と、他方の端部から突出する一対の第二の耳片18とを有している。隣接する二つの節輪12は、その一方の節輪の第一の耳片16と他方の節輪の第二の耳片18を回転可能に連結する軸部材によって互いに連結されている。
【0004】
各節輪12の二つの耳片16と18はそれぞれ貫通穴22と24を有している。隣接する二つの節輪12は、一方の節輪の第一の耳片16の貫通穴22と他方の節輪の第二の耳片18の貫通穴24を合わせ、これにリベット式の軸部材20を通し、軸部材20の先端をかしめることにより連結される。
【0005】
かしめる作業は、以下の手順で行なわれる。図17に示されるように、まず、かしめ機のかしめ受け台32に軸部材20を配置する。かしめ受台32は、節輪12の内径よりも細い外径を有している。二つの節輪12をかしめ受台32に通し、耳片16の上に耳片18を重ねて、二つの貫通穴22と24を合わせる。貫通穴22と24を合わせた二つの節輪12を上下動させて、軸部材20を貫通穴22と24に通す。その後、かしめ機のポンチ34を下げ、耳片18の上に突出している、軸部材20の軸の先端部をかしめる。この作業をすべての耳片に対して順次行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のかしめによる節輪の連結作業では、節輪の配置と軸部材のかしめを順番に繰り返し行なっているため、各連結作業の際に節輪の位置ずれを認識し難い。つまり、かしめによる節輪の連結作業によると、湾曲管の長さは、すべての節輪を連結し終わった後で始めて分かる。このため、規格から外れた不所望な長さの湾曲管が作製されてしまうことがある。
【0007】
また、軸部材とその配置場所は共に小さいため、軸部材のかしめ受け台への配置は不安定である。このため、軸部材は、節輪の上下動の際、節輪と軸部材のわずかな接触によっても、簡単に落下してしまう。このような理由から、かしめによる節輪の連結作業は能率的であるとは言えない。特に、湾曲管の径が細くなるにつれて、使用する軸部材も小さくなるため、この作業は更に難しくなる。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮して成されたものであり、その目的は、規格に合う所望の長さを有する湾曲管を安定に然も容易に作製することを可能にする、湾曲管の組立用治具と組立方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一面においては、複数の節輪が屈曲可能に連結された湾曲管の組立用治具であって、複数の節輪は各々、円筒状の本体と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片と、他方の端部から突出する一対の第二の耳片とを備えており、第一の耳片の各々がリベット型の軸部材の軸を通すための貫通穴を有しており、一対の第二の耳片の間隔は一対の第一の耳片の間隔よりも広く、一対の第二の耳片の間に隣接する節輪の一対の第一の耳片を配置可能であり、組立用治具は、複数の節輪が通されるほぼ円柱形状のガイド部材を備えており、ガイド部材は、第一の耳片の貫通穴を通して軸部材を案内するための一対のガイド溝を有している。
【0010】
ガイド部材は、回転可能に支持されており、各ガイド溝は、ガイド部材を長手方向に延びており、ガイド部材のほぼ全体近くにわたって延びている浅い底面部と、ガイド部材の先端部分に延びている深い底面部と、深い底面部と浅い底面部の間に延びている傾斜底面部とを有しており、軸部材は、最初にガイド部材のガイド溝の深い底面部に配置され、先端側から押されて傾斜底面部を滑りながら移動されることによって、傾斜底面部の上方に配置された節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸が挿入される。
【0011】
本発明は、別の一面においては、複数の節輪が屈曲可能に連結された湾曲管の組立方法であって、複数の節輪は各々、円筒状の本体と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片と、他方の端部から突出する一対の第二の耳片とを備えており、第一の耳片の各々がリベット型の軸部材の軸を通すための貫通穴を有しており、一対の第二の耳片の間隔は一対の第一の耳片の間隔よりも広く、一対の第二の耳片の間に隣接する節輪の一対の第一の耳片を配置可能であり、軸部材を案内するための一対のガイド溝を有しているガイド部材に節輪を通す工程と、ガイド部材に通された節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸を通す工程と、ガイド部材に次の節輪を通し、その第二の耳片を、先に通されている節輪の第一の耳片に重ねる工程と、これらの工程を残りの節輪に対して繰り返し行なう工程と、各々の耳片と軸部材を溶融接合する工程とを有している。
【0012】
ガイド部材は、回転可能に支持されており、各ガイド溝は、ガイド部材を長手方向に延びており、ガイド部材のほぼ全体近くにわたって延びている浅い底面部と、ガイド部材の先端部分に延びている深い底面部と、深い底面部と浅い底面部の間に延びている傾斜底面部とを有しており、節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸を通す工程は、節輪の第一の耳片を傾斜底面部の上方に配置する工程と、軸部材をガイド部材のガイド溝の深い底面部に配置する工程と、軸部材をガイド部材の先端側から押して傾斜底面部を滑らせながら移動させる工程と、ガイド部材を回転させる工程とを含んでいる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
まず、内視鏡500は、図6に示されるように、アングルレバー502と、接眼部504と、ガイド光導入部506と、軟性部508と、湾曲部510と、内視鏡先端部512とを備えている。
【0015】
内視鏡500は、照明のために、軟性部508と湾曲部510の内部を通る(図示しない)光ファイバーケーブルを含んでいる。光ファイバーケーブルの一端は内視鏡先端部512に配置されており、他端はガイド光導入部506を介して(図示しない)光源に光学的に結合されている。光ファイバーケーブルから射出される光は、内視鏡先端部512の前方を照明する。
【0016】
内視鏡500は、また、画像取得のために、軟性部508と湾曲部510の内部を延びているイメージファイバーと結像光学系を含んでおり、接眼部504は、このイメージファイバーと結像光学系を介して、内視鏡先端部512の前方の画像を取得する。
【0017】
湾曲部510は、その中に、湾曲可能な湾曲管を含んでいる。湾曲管の先端には牽引ワイヤーの端部が取付けられており、牽引ワイヤーの他方の端部はアングルレバー502に接続されている。湾曲管の先端はアングルレバー502の回転操作によって牽引され、これにより湾曲管は湾曲し、湾曲部510が湾曲する。
【0018】
湾曲管は、長手方向に沿って一列に互いに屈曲可能に連結された複数の短管状の金属製の節輪を備えている。図7に示されるように、節輪100の各々は、円筒状の本体102と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片104と、他方の端部から突出する一対の第二の耳片106とを有している。一対の第二の耳片106の間隔は、一対の第一の耳片104の間隔よりも広く、一対の第二の耳片106の間に、一対の第一の耳片104が配置され得る。第一の耳片104の各々は、リベット型の軸部材110の軸114を通すための貫通穴108を有している。
【0019】
隣接する二つの節輪100は、一方の節輪100の耳片104と他方の節輪100の耳片106を重ねて、つまり、一方の節輪100の一対の耳片104を他方の節輪100の一対の耳片106の間に入れて、並べて配置される。リベット型の軸部材110は、その軸114が節輪100の耳片104の貫通穴108に通され、軸114の先端が耳片106に接触させて保持される。軸114と耳片106の接触部分はレーザー溶接によって互いに固定される。これにより、耳片104は、軸部材110の頭112と耳片106の間に、軸114の周りに回転可能に保持される。その結果、隣接する二つの節輪100は、屈曲可能に連結される。
【0020】
第一の実施の形態
本発明の第一の実施の形態の湾曲管の組立用治具が図1に示される。湾曲管の組立用治具200は、図1に示されるように、ベース202と、その上に設けられた回転軸204と、回転軸204を回転させるためのレボルバー206とを備えており、レボルバー206を回転操作することにより回転軸204が回転される。湾曲管の組立用治具200は、さらに、回転軸204に着脱可能に取り付けられたガイド部材210を備えている。ガイド部材210は回転軸204の回転と共に回転される。
【0021】
ガイド部材210は、図2に示されるように、ほぼ円柱形状をしており、リベット型の軸部材110を案内するための一対のガイド溝214を有している。一対のガイド溝214は、ガイド部材210の長手方向に延びている。一対のガイド溝214は、ガイド部材210の中心軸に対して対称的に、つまり、一対のガイド溝214は180度の角度間隔で位置している。
【0022】
各ガイド溝214は、比較的浅い底面部216と、傾斜している底面部218と、比較的深い底面部220とを有している。これらの底面部は互いに連続しており、浅い底面部216はガイド部材210のほぼ全体近くにわたって延びており、深い底面部220はガイド部材210の先端部分に延びており、傾斜している底面部218は両者の間に延びている。
【0023】
再び図1に戻り、湾曲管の組立用治具200は、押さえ部材230と位置決め部材240とを備えている。押さえ部材230はその下部にマグネット232を有しており、同様に、位置決め部材240はその下部にマグネット242を有している。これにより、押さえ部材230と位置決め部材240は、磁性を有するベース202上の任意の位置に着脱自在に配置することができるとともに、必要に応じて移動させることもできる。
【0024】
図3に示されるように、押さえ部材230は、湾曲管の予備形成品150の節輪100を真っ直ぐに揃えるための当て付け面234を有している。ここにおいて、湾曲管の予備形成品とは、湾曲管を構成するに必要な数の節輪100が軸部材によって互いに連結された構造体を言い、これは、ガイド部材210に通されている。なお、湾曲管の予備形成品の両端の節輪100は、厳密には、図7に示されるものとは異なり、その連結方向に応じて、一対の耳片104と一対の耳片106のいずれか一方のみを備えている。
【0025】
また、位置決め部材240は、湾曲管の予備形成品150の節輪100の間隔を調整するための間隔調整部材244を備えている。間隔調整部材244は、予備形成品150の両端の節輪100の位置を定めるための一対の壁部248と、予備形成品150の隣接する節輪100の隙間を定めるための櫛歯246とを備えている。櫛歯246は、一対の壁部248の間に一定の間隔で配置されており、隣接する二つの節輪100の間にその厚さに等しい最小の隙間を与える。このような位置決め部材240は一体成形によって高い寸法精度で作製される。
【0026】
なお、ガイド部材210と位置決め部材240は、節輪100と軸部材110の寸法に応じて取り替えられる。
【0027】
次に、図1の湾曲管の組立用治具を利用した湾曲管の組立手順について説明する。
【0028】
図5(A):最初に、ガイド部材210に節輪100を通す。節輪100は、貫通穴108を有する耳片104をガイド部材210の先端側に向けて、ガイド部材210に通される。耳片104は、ガイド部材210のガイド溝214の傾斜底面部218の上方に配置される。続いて、リベット型の軸部材110を、ガイド部材210のガイド溝214の深い底面部220の上に配置する。
【0029】
図5(B):次に、軸部材110を、ピンセット等の先の細いツールでガイド部材210の先端側から押し、ガイド溝214の底面の上を滑らせて奥に移動させる。軸部材110は、傾斜底面部218を奥に移動するにつれて上昇し、軸部材110の軸114が耳片104の貫通穴108の中に入る。
【0030】
図5(C):続いて、節輪100をガイド部材210の奥側へ移動させる。軸部材110は、ガイド溝214の浅い底面部216に移動され、これにより、軸部材110は、ガイド溝214と節輪100の耳片104とによって、安定に保持される。
【0031】
次に、レボルバー206を操作してガイド部材210を180度回転させ、まだ軸部材110が通されていない反対側の耳片104を上にする。こちら側の耳片104に対しても、同様の手順を繰り返して、耳片104の貫通穴108に軸部材110の軸114を通す。
【0032】
具体的に述べれば、節輪100をガイド部材210の先端側へ移動させて、耳片104を傾斜底面部218の上方に配置し、軸部材110をガイド溝214の深い底面部220の上に置き、軸部材110をガイド溝214の底面の上を滑らせて奥に移動させ、軸部材110の軸114を耳片104の貫通穴108の中に入れ、節輪100をガイド部材210の奥側へ移動させる。
【0033】
その結果、図4に示されるように、軸部材110は、その軸114が節輪100の両方の耳片104の貫通穴108に通され、ガイド溝214に収容される。
【0034】
図5(D):続いて、別の節輪100をガイド部材210に通す。この先端側の節輪100は、奥側の節輪100と同様に、貫通穴108を有する耳片104をガイド部材210の先端側に向けて、ガイド部材210に通される。さらに、先端側の節輪100の耳片106を、奥側の節輪100の耳片104に重ねる。これにより、先端側の節輪100の耳片106は、奥側の節輪100の耳片104を通る軸部材110の軸114の端面に接触して、あるいは軸114の端面近傍に配置される。
【0035】
上述した工程を、湾曲管を構成するすべての節輪100に対して順次行なう。これにより、湾曲管の予備形成品150が得られる。続いて、図3に示されるように、湾曲管の予備形成品150に位置決め部材240を適用して、予備形成品150の節輪100の間に位置決め部材240の間隔調整部材244の櫛歯246を挿入する。さらに、位置決め部材240の反対側から押さえ部材230を湾曲管の予備形成品150に当てる。これにより、予備形成品150の節輪100は、一定の間隔で、従って所定の長さに、真っ直ぐに並べられる。
【0036】
図5(E):このように所定の長さに真っ直ぐに揃えられた湾曲管の予備形成品150を治具ごとレーザ溶接装置下に設置し、耳片106の中心にレーザ光を集光して照射する。これにより、耳片106と軸部材110の軸114が溶融接合される。接合部が図に符号120で示されている。その結果、耳片104は軸114の周りに回転可能に隣の節輪100の耳片106と連結される。
【0037】
溶融接合は、すべての節輪100の上側の耳片106に対して順次行ない、その後、レボルバー206によりガイド部材210を180度回転させて反対側の耳片106を上にし、上側の耳片106のすべてに対して同様に溶融接合を順次行なう。これにより、互いの節輪100が屈曲可能に連結された湾曲管が完成する。
【0038】
このように、本実施の形態では、軸部材110は、最初にガイド溝214内の深い底面部220に置かれ、続いて傾斜底面部218を滑らされて奥に移動されることによって、軸114が耳片104の貫通穴108に簡単に通される。このため、節輪100との接触等によって軸部材110が落下することもなく、従ってやり直しすることなく、組立作業を能率的に行なうことができる。
【0039】
また、節輪同士を連結する前に、湾曲管を構成するすべての節輪を一定の間隔に真っ直ぐに並べているので、完成品の湾曲管は規格に合う長さを有する。つまり、品質の良い湾曲管が安定に作製される。
【0040】
本実施の形態の各構成は、当然、様々な変形や変更を加えることが可能である。
【0041】
例えば、レボルバー206の回動は、モーターを用いて電動で行なわれてもよい。また、上述した実施の形態では、一方向のみに湾曲し得る湾曲管を例にあげたが、本発明は二方向に湾曲し得る湾曲管にも適用可能である。このような湾曲管を構成する節輪は、一方の側の耳片と反対側の耳片は90度ずれており、これに対応して、組立用治具は、90度おきに四本のガイド溝を有するガイド部材を備えていればよい。
【0042】
位置決め部材の変形例が図8に示される。この位置決め部材260は、一定の間隔でボール264が配置された間隔調整部材262を備えている。また、節輪100は、図9に示されるように、このような間隔調整部材262に応じて、円筒状の本体102がボール264を受ける穴130を有している。図8に示されるように、位置決め部材260の複数のボール264をそれぞれの節輪100の穴130に押し当てることによって位置決めされる。この位置決めは、ガイド部材210の軸に沿った並進移動を拘束するだけでなく、ガイド部材210の軸の周りの回転移動をも拘束する。従って、複数の節輪が更に高い精度で位置決めされる。
【0043】
第二の実施の形態
本発明の第二の実施の形態の湾曲管の組立用治具が図10に示される。湾曲管の組立用治具300は、図10に示されるように、ベース302と、その上に設けられた支柱304によって支持されている位置決め部材306と、ベース302の上に設けられたホルダー310によって垂直に保持されているガイド部材320を備えている。
【0044】
位置決め部材306は、図11に示されるように、高さ方向に一定の間隔で形成された複数のスリット308を有している。位置決め部材306のスリット308には、節輪100の間隔を定めるためのブレード330が挿入される。
【0045】
ガイド部材320は、図12に示されるように、その軸に沿って一定の間隔で形成された複数のブレード用溝324と、軸に沿って延びる一対のガイド溝326とを有している。さらに、ガイド部材320は、図14と図15に示されるように、ガイド溝326の底面に取り付けられた弾性部材シートたとえばゴムシート328を有している。
【0046】
次に、図10の湾曲管の組立用治具を利用した湾曲管の組立手順について説明する。
【0047】
まず、図13に示されるように、節輪100をガイド部材320に部分的に通し、耳片104をガイド部材320の上端から半分程度突出させて保持する。この状態で、軸部材110の軸114を耳片104の貫通穴108に通し、軸部材110の頭112をガイド部材320のガイド溝326に押し込みながら、節輪100を押し下げる。これにより、図14に示されるように、軸部材110が耳片104の貫通穴108に入れられた状態で、節輪100がガイド部材320に通される。
【0048】
一番下に配置される、すなわち一番最初にガイド部材に通される節輪100は、図7に示されるものとは異なり、耳片106を有しておらず、耳片104の反対側の端は平坦である。一番下の節輪100は、平坦な端がホルダー310の段差314に当たるまで、ガイド部材320を下まで下げられる。その後、ブレード330を、節輪100の円筒状の本体102のほぼ上端に位置する、位置決め部材306のスリット308とガイド部材320のブレード用溝324とに挿入する。
【0049】
その後、二番目以降の節輪100に対しても同様の作業を繰り返し行なう。具体的には、まず、図13を参照して説明した手順により、節輪100の耳片104の貫通穴108に軸部材110を通しながら、節輪100をガイド部材320に通す。次に、その節輪100の本体102の下端がブレード330に当たるまで下げるとともに、図15に示されるように、耳片106を下の節輪100の耳片104の上に配置する。続いて、ブレード330を、本体102のほぼ上端に位置する、位置決め部材306のスリット308とガイド部材320のブレード用溝324とに挿入する。
【0050】
この作業を、湾曲管の途中に入るすべての節輪100に対して行なう。また、最後の節輪100、すなわち一番上に来る節輪100は、図7に示されるものとは異なり、耳片106のみを有しており、この最後の節輪100に対しては、ブレードを配置する作業を除いて同様の作業を行なう。
【0051】
その後、一番下の節輪100を除くすべての節輪100の耳片106に対してレーザー溶接を行ない、耳片106と軸部材110を接合する。これにより、隣接する節輪100が互いに屈曲可能に連結された湾曲管が作製される。
【0052】
本実施の形態では、軸部材110は、軸114を節輪100の耳片104の貫通穴108に通してガイド溝326に押し込まれ、耳片104とゴムシート328の共働により安定に保持される。このため、節輪100との接触等によって軸部材110が落下することもなく、組立作業を能率的に行なうことができる。
【0053】
また、節輪同士を連結する前に、湾曲管を構成するすべての節輪が、正確にブレード330の厚さに等しい一定の間隔をおいて並べられるので、所望の長さを有する湾曲管が安定に作製される。
【0054】
さらに、節輪が縦に並べられるので、節輪を所定の位置に配置する際に、回転させる作業が不要である。また、耳片104の貫通穴108に軸部材110が正しく収まっているかの確認を容易に行なえる。
【0055】
また、ゴムシート328の弾性によって軸部材110と耳片106の確実な接触が得られるので、レーザー溶接時の溶け落ちや未溶着などの発生が防止される。
【0056】
本実施の形態の各構成は、当然、様々な変形や変更を加えることが可能である。
【0057】
例えば、ガイド溝326の底面に設けられる弾性部材シートは、ゴムシートに限定されるものではなく、また、軸部材110の長さ寸法により、材質や厚さが適宜変更される。
【0058】
また、ブレード330は、位置決め部材306のスリット308への差し込みによって、所望のガイド部材320のブレード用溝324に挿入されているが、ブレード330は、その端部を通る回転軸の周りに回転可能に支持されており、回転動作によって、所望のガイド部材320のブレード用溝324に挿入されてもよい。
【0059】
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0060】
従って、本発明の湾曲管の組立用治具と組立方法について、以下のことが言える。
【0061】
1. 複数の節輪が屈曲可能に連結された湾曲管の組立用治具であって、
節輪は、円筒状の本体と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片と、他方の端部から突出する一対の第二の耳片とを備えており、第一の耳片の各々がリベット型の軸部材の軸を通すための貫通穴を有しており、一対の第二の耳片の間隔は一対の第一の耳片の間隔よりも広く、一対の第二の耳片の間に一対の第一の耳片を配置可能であり、
組立用治具は、複数の節輪が通されるほぼ円柱形状のガイド部材を備えており、ガイド部材は、軸部材を案内するための一対のガイド溝を有している、組立用治具。
【0062】
2. 第1項において、ガイド部材は、回転可能に支持されており、各ガイド溝は、ガイド部材を長手方向に延びており、ガイド部材のほぼ全体近くにわたって延びている浅い底面部と、ガイド部材の先端部分に延びている深い底面部と、深い底面部と浅い底面部の間に延びている傾斜底面部とを有しており、軸部材は、最初にガイド部材のガイド溝の深い底面部に配置され、先端側から押されて傾斜底面部を滑りながら移動されることによって、傾斜底面部の上方に配置された節輪の第一の耳片の貫通穴に軸が挿入される、組立用治具。
【0063】
3. 第2項において、位置決め部材を更に備えており、位置決め部材は、ガイド部材に通された複数の節輪の間隔を調整するための間隔調整部材を有し、間隔調整部材は、両端の節輪の位置を定めるための一対の壁部と、隣接する節輪の隙間を定めるための櫛歯とを有している、組立用治具。
【0064】
4. 第3項において、押さえ部材を更に備えており、押さえ部材は、ガイド部材に通された複数の節輪を真っ直ぐに揃えるための当て付け面を有しており、位置決め部材の反対側からガイド部材に通された複数の節輪に当てられる、組立用治具。
【0065】
5. 第1項において、ガイド部材は、垂直に支持されており、一定の間隔で形成された複数の溝を有しており、この溝には所定の厚さのブレードが挿入され、ガイド部材に通された隣接する節輪はブレードを挟んで配置されることにより、両者間に一定の間隔が与えられる、組立用治具。
【0066】
6. 複数の節輪が屈曲可能に連結された湾曲管の組立方法であって、
節輪は、円筒状の本体と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片と、他方の端部から突出する一対の第二の耳片とを備えており、第一の耳片の各々がリベット型の軸部材の軸を通すための貫通穴を有しており、一対の第二の耳片の間隔は一対の第一の耳片の間隔よりも広く、一対の第二の耳片の間に一対の第一の耳片を配置可能であり、
軸部材を案内するための一対のガイド溝を有しているガイド部材に節輪を通す工程と、
ガイド部材に通された節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸を通す工程と、
ガイド部材に次の節輪を通し、その第二の耳片を、先に通されている節輪の第一の耳片に重ねる工程と、
これらの工程を残りの節輪に対して繰り返し行なう工程と、
耳片と軸部材を溶融接合する工程とを有している、湾曲管の組立方法。
【0067】
7. 第6項において、ガイド部材は、回転可能に支持されており、各ガイド溝は、ガイド部材を長手方向に延びており、ガイド部材のほぼ全体近くにわたって延びている浅い底面部と、ガイド部材の先端部分に延びている深い底面部と、深い底面部と浅い底面部の間に延びている傾斜底面部とを有しており、
節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸を通す工程は、
節輪の第一の耳片を傾斜底面部の上方に配置する工程と、
軸部材をガイド部材のガイド溝の深い底面部に配置する工程と、
軸部材をガイド部材の先端側から押して傾斜底面部を滑らせながら移動させる工程と、
ガイド部材を回転させる工程とを含んでいる、組立方法。
【0068】
8. 第7項において、ガイド部材に通された複数の節輪の間隔を調整する工程を更に有している、組立方法。
【0069】
9. 第8項において、ガイド部材に通された複数の節輪を真っ直ぐに揃える工程を更に有している、組立方法。
【0070】
10. 第6項において、ガイド部材は垂直に支持されており、節輪の本体の上端の上に所定の厚さのブレードを配置する工程を更に有している、組立方法。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、規格に合う所望の長さを有する湾曲管を安定に然も容易に作製することを可能にする、湾曲管の組立用治具と組立方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の湾曲管の組立用治具を概略的に示している。
【図2】図1に示されるガイド部材の軸に沿う側断面を示している。
【図3】湾曲管の予備形成品であるガイド部材に通された複数の節輪が一定間隔で真っ直ぐに並べられている様子を示している。
【図4】軸部材が、節輪の両方の耳片の貫通穴に通され、ガイド溝に収容された様子を示している。
【図5】隣接する二つの節輪を連結するための一連の工程を示している。
【図6】本発明の対象である湾曲管が組み込まれた内視鏡の全体構成を示している。
【図7】湾曲管の構成要素の一部である、屈曲可能に連結される隣接する二つの節輪を示している。
【図8】図3に図示される位置決め部材に代わって適用し得る位置決め部材の変形例を示している。
【図9】図8に示される位置決め部材の変形例に対応して用いられる節輪を示している。
【図10】本発明の第二の実施の形態の湾曲管の組立用治具を概略的に示している。
【図11】図10に示される位置決め部材とそれに取り付けられるブレードを示している。
【図12】図10に示されるガイド部材を示している。
【図13】耳片の貫通穴に軸部材が通されながら節輪がガイド部材に通される様子を示している。
【図14】軸部材が、節輪の両方の耳片の貫通穴に通され、ガイド溝に収容された様子を示している。
【図15】上側の節輪の耳片が下側の節輪の耳片の上に配置された様子を示している。
【図16】従来例に関する一般的な湾曲管の構成を示している。
【図17】図16に示される隣接する二つの節輪がかしめにより連結される様子を示している。
【符号の説明】
100 節輪
102 本体
104 耳片
106 耳片
108 貫通穴
110 軸部材
210 ガイド部材
230 押さえ部材
240 位置決め部材
244 間隔調整部材
246 櫛歯
248 壁部
Claims (6)
- 複数の節輪が屈曲可能に連結された湾曲管の組立用治具であって、
複数の節輪は各々、円筒状の本体と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片と、
他方の端部から突出する一対の第二の耳片とを備えており、第一の耳片の各々がリベット型の軸部材の軸を通すための貫通穴を有しており、一対の第二の耳片の間隔は一対の第一の耳片の間隔よりも広く、一対の第二の耳片の間に隣接する節輪の一対の第一の耳片を配置可能であり、
組立用治具は、複数の節輪が通されるほぼ円柱形状のガイド部材を備えており、ガイド部材は、第一の耳片の貫通穴を通して軸部材を案内するための一対のガイド溝を有しており、
ガイド部材は、回転可能に支持されており、各ガイド溝は、ガイド部材を長手方向に延びており、ガイド部材のほぼ全体近くにわたって延びている浅い底面部と、ガイド部材の先端部分に延びている深い底面部と、深い底面部と浅い底面部の間に延びている傾斜底面部とを有しており、軸部材は、最初にガイド部材のガイド溝の深い底面部に配置され、先端側から押されて傾斜底面部を滑りながら移動されることによって、傾斜底面部の上方に配置された節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸が挿入される、組立用治具。 - 位置決め部材を更に備えており、位置決め部材は、ガイド部材に通された複数の節輪の間隔を調整するための間隔調整部材を有している、請求項1に記載の組立用治具。
- 押さえ部材を更に備えており、押さえ部材は、ガイド部材に通された複数の節輪を真っ直ぐに揃えるための当て付け面を有しており、位置決め部材の反対側からガイド部材に通された複数の節輪に当てられる、請求項2に記載の組立用治具。
- 複数の節輪が屈曲可能に連結された湾曲管の組立方法であって、
複数の節輪は各々、円筒状の本体と、その一方の端部から突出する一対の第一の耳片と、他方の端部から突出する一対の第二の耳片とを備えており、第一の耳片の各々がリベット型の軸部材の軸を通すための貫通穴を有しており、一対の第二の耳片の間隔は一対の第一の耳片の間隔よりも広く、一対の第二の耳片の間に隣接する節輪の一対の第一の耳片を配置可能であり、
軸部材を案内するための一対のガイド溝を有しているガイド部材に節輪を通す工程と、
ガイド部材に通された節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸を通す工程と、
ガイド部材に次の節輪を通し、その第二の耳片を、先に通されている節輪の第一の耳片に重ねる工程と、
これらの工程を残りの節輪に対して繰り返し行なう工程と、
各々の耳片と軸部材を溶融接合する工程とを有しており、
ガイド部材は、回転可能に支持されており、各ガイド溝は、
ガイド部材を長手方向に延びており、ガイド部材のほぼ全体近くにわたって延びている浅い底面部と、ガイド部材の先端部分に延びている深い底面部と、深い底面部と浅い底面部の間に延びている傾斜底面部とを有しており、
節輪の第一の耳片の貫通穴に軸部材の軸を通す工程は、
節輪の第一の耳片を傾斜底面部の上方に配置する工程と、
軸部材をガイド部材のガイド溝の深い底面部に配置する工程と、
軸部材をガイド部材の先端側から押して傾斜底面部を滑らせながら移動させる工程と、
ガイド部材を回転させる工程とを含んでいる、湾曲管の組立方法。 - 位置決め部材は、ガイド部材に通された複数の節輪の間隔を調整するための間隔調整部材を有しており、
ガイド部材に通された複数の節輪の間に、位置決め部材の間隔調整部材を挿入することによりガイド部材に通された複数の節輪の間隔を調整する工程を更に有している、請求項4に記載の組立方法。 - 押さえ部材は、ガイド部材に通された複数の節輪を真っ直ぐに揃えるための当て付け面を有しており、
ガイド部材に通された複数の節輪の間隔を調整する工程は、
位置決め部材の反対側からガイド部材に通された複数の節輪に抑え部材の当て付け面を押し当て、ガイド部材に通された複数の節輪を真っ直ぐに揃える工程を更に有している、請求項5に記載の組立方法。
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