JP4480463B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、非水電解質二次電池に関し、更に詳しくは、低温放電高率及びサイクル特性に優れ、電池膨れ及び漏液が少ない非水電解質二次電池に関する。
携帯型の電子機器の急速な普及に伴い、それに使用される二次電池への要求仕様は、年々厳しくなり、特に小型・薄型化、高容量でサイクル特性が優れ、性能の安定したものが要求されている。そして、二次電池分野では他の電池に比べて高エネルギー密度であるリチウム非水電解質二次電池が注目され、このリチウム非水電解質二次電池の占める割合は二次電池市場において大きな伸びを示している。
このリチウム非水電解質二次電池は、細長いシート状の銅箔等からなる負極芯体(集電体)の両面に負極用活物質合剤を被膜状に塗布した負極と、細長いシート状のアルミニウム箔等からなる正極芯体の両面に正極用活物質合剤を被膜状に塗布した正極との間に、微多孔性ポリオレフィンフィルム等からなるセパレータを配置し、負極及び正極をセパレータにより互いに絶縁した状態で円柱状又は楕円形状に巻回して電極体を製造した後、角型電池の場合は更に巻回電極体を押し潰して偏平状に形成し、負極及び正極の各所定部分にそれぞれ負極集電タブ及び正極集電タブを接続して所定形状の外装内に収納した構成を有している。
このリチウム非水電解質二次電池のうち、特に高エネルギー密度を有する4V級の非水電解質二次電池としては正極活物質がLiCoO、LiNiO、LiMn、LiFeO等のリチウム複合酸化物からなるものが使用され、また、負極活物質としては炭素質材料、特に黒鉛材料からなる負極活物質が、リチウム金属やリチウム合金に匹敵する放電電位を有しながらも、デンドライトが成長することがないために安全性が高く、更に初期効率に優れ、電位平坦性も良好であり、また、密度も高いという優れた性質を有しているため、広く使用されている。
このような非水電解質二次電池に使用される非水溶媒(有機溶媒)には、電解質を電離させるために誘電率が高い必要があること、及び、広い温度範囲でイオン伝導度が高い必要があるということから、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等のカーボネート類、γ−ブチロラクトン等のラクトン類、その他、エーテル類、ケトン類、エステル類などの有機溶媒が使用されている。
このうち、特にECと粘度の低い非環状カーボネート、例えばDMC、DEC、EMC等の混合溶媒が広く使用されているが、蒸気圧が低いために高温放置すると電池が膨れやすいという問題点を有している。また、PCないしはBCを含有する非水溶媒は、蒸気圧が高く、また酸化電位も高くなるために分解し難くなるのでガスの発生量が少なく、電池が膨れ難いという優れた効果を奏すると共に、凝固点が低いために低温特性も優れているという特徴を有している。
一方、リチウム非水電解質二次電池の薄型化、軽量化の目的で外装としてラミネート外装体を備えたいわゆるラミネート電池も開発されている。このラミネート外装体の芯材には薄く、機械的強度が低いアルミニウムが用いられることから、電池に外力が加わった場合には、ラミネート外装体が破損して電解液が漏れ出すことが懸念される。そのため、ラミネート電池においては漏液への対策としていわゆるゲル状ポリマー電解質が採用されている。このゲル状ポリマー電解質は、電極体内に注入される電解液を保液性ポリマーに保持させたものである。
このようなゲル状ポリマー電解質の保液性ポリマーとして、これまでポリエーテル系高分子(下記特許文献1参照)や、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体のようなフッ素系高分子(下記特許文献2参照)等が検討されており、実用化されている。後者のゲルは電気化学的安定性に優れるものの、電解液との相溶性が乏しく、保液能力が低いため、サイクル劣化しやすい欠点がある。前者のゲルは保液能力が高く、電解液に匹敵するLiイオン伝導度を有するため内部抵抗の低い非水電解質二次電池が得られることが知られている。
しかしながら、需要者の要望はますます厳しくなり、上述のようなゲル状ポリマー電解質を使用した非水電解質二次電池においても、イオン伝導度が高いだけでなく、強度が高く液漏れの少ないポリマー電解質を使用した非水電解質二次電池が求められるようになってきている。このような課題を解決することを目的とした非水電解質二次電池に関する発明は、いくつか特許文献に開示されている。
例えば、下記特許文献3には、電解質の液漏れ等を起こすことなく、イオン伝導度が高く、均一性に優れ、充分な固体強度を有するポリマー固体電解質を用いた非水電解質二次電池として、架橋型高分子のマトリクス成分と電解質塩からなり、該マトリクス成分の重合反応により作製されたポリマー固体電解質において、該マトリクス成分として少なくともウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含有させてなるポリマー固体電解質を用いた非水電解質二次電池が開示されている。
同じく下記特許文献4には、架橋型高分子のマトリクス成分と電解質塩からなり、該マトリクス成分の重合反応により作製されたポリマー固体電解質において、該マトリクス成分として、少なくともウレタン(メタ)アクリレート系化合物及び下記一般式(1)で示される重合性モノマーを含有してなるポリマー固体電解質を用いた非水電解質二次電池が開示されている。
Figure 0004480463
(ここで、Rは水素又はメチル基、Rは水素、炭素数1〜18の直鎖又は分岐のアルキル基、k、l、mはいずれも整数で、k+l+m≧1である。)
特開平06−076829号公報(特許請求の範囲、段落[0005]〜[0018]) 特開平09−022699号公報(段落[0004]〜[0006]) 特開2001−035251号公報(特許請求の範囲、段落[0010]〜[0019]) 特開2002−216845号公報(特許請求の範囲、段落[0014]〜[0025])
上記特許文献3及び4に開示されているウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含有させてなるポリマー電解質は、一応イオン伝導度が高く、均一性に優れ、充分な固体強度を有し、このポリマー電解質を使用した非水電解質二次電池は充放電サイクル特性にも優れている。しかしながら、このウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含有させてなるポリマー電解質は室温以下の低温度下ではイオン伝導性が十分に高いとはいえず、このポリマー電解質を使用した非水電解質二次電池は低温放電特性及び充放電サイクル時の電池の膨れが問題となっていた。
本願の発明者は、上記の少なくともウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含有させてなるポリマー固体電解質を使用した非水電解質二次電池の問題点を改善すべく種々検討を重ねた結果、ポリエーテルモノマーとウレタン骨格を有する特定の反応性オリゴマー(ウレタンオリゴマー)を含むポリマー電解質前駆体液を重合して形成したポリマー電解質を使用すると、低温放電効率が向上し、充放電サイクル後の膨れが低減することを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
このような結果が得られた理由は、未だ明確ではなく、今後の研究を待つ必要があるが、おそらくはポリマー電解質前駆体液中の凝集力の強いウレタン部位が、水素結合が起因して、高分子間で凝集し、ポリエーテル相から不溶化、相分離し、サブミクロンサイズのドメインを形成することにより、Liイオンの移動が容易になり、その結果、低温放電効率が向上するとともに、過電圧の減少による副反応生成物の堆積やガスの発生が抑制され、サイクル時の電池厚みの増加が低減したものと推測される。
すなわち、本発明は、低温放電効率に優れ、充放電サイクル後の容量残存率が大きく、充放電サイクル後の電池膨れが低減され、また、電解液の漏液量の少ないゲル状ポリマー電解質を用いた非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち、本願の請求項1に記載の非水電解質二次電池の発明は、正極と負極とポリマー電解質とを含む非水電解質二次電池において、前記ポリマー電解質は重合性化合物、リチウム塩、有機溶媒を含むポリマー電解質前駆体液を重合させたものであり、前記重合性化合物は、ポリエーテルモノマーと、式(1)で示されるA値が0.2以上0.55以下のウレタンオリゴマーを含むことを特徴とする。
A=ウレタン結合の式量/ウレタンオリゴマーの重量平均分子量 (1)
(ウレタン結合の式量=59.02(−NH−COO−))
本発明の非水電解質二次電池で使用し得る正極活物質としては、LixMO(但し、MはCo、Ni、Mnの少なくとも1種である)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物、すなわち、LiCoO、LiNiO、LiNiyCo1−y(y=0.01〜0.99)、Li0.5MnO2、LiMnO、LiCoMnNi(x+y+z=1)などが一種単独もしくは複数種を混合して用い得る。
同じく負極活物質としては、リチウムを吸蔵・放出することが可能な炭素質物、珪素質物、金属酸化物からなる群から選ばれる、少なくとも1種以上との混合物が用い得る。
同じく得る有機溶媒としては、カーボネート類、ラクトン類、エーテル類、エステル類などが挙げられる。これら溶媒の2種類以上を混合して用いることもできる。これらの中でカーボネート類、ラクトン類、エーテル類、ケトン類、エステル類などが好ましく、カーボネート類が更に好適に用いられる。具体例としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、1、4−ジオキサン、ジエチルカーボネートなどを挙げることができ、充放電効率を高める点から、エチレンカーボネートと鎖状カーボネートが好適に用いられる。
同じく電解質としては、過塩素酸リチウム(LiClO)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、ホウフッ化リチウム(LiBF)、六フッ化砒酸リチウム(LiAsF)、トリフルオロメチルスルホン酸リチウム(LiCFSO)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム〔LiN(CFSO〕などのリチウム塩が挙げられる。中でもLiPF、LiBFを用いるのが好ましく、前記非水溶媒に対する溶解量は、0.5〜2.0モル/lとするのが好ましい。
本発明の非水電解質二次電池で使用し得るウレタンオリゴマーの合成手法は特に制限はなく、上記式(1)で示されるA値が、0.2以上0.55以下の範囲を満たしていればよい。例えば、分子内に少なくとも2つの水酸基を有する化合物と分子内に少なくとも2つのイソシアネートを有する化合物との反応によってイソシアネート末端のウレタン化合物を得た後、ヒドロキシエチルアクリレート等を末端に付加させることにより得られる。このウレタンオリゴマーの合成の際、触媒としてジラウリン酸ジブチルスズ(II)、オクチル酸スズ(II)、ナフテン酸鉛などの金属酸化物等を加えてもよい。
このウレタンオリゴマーのA値が0.2未満では低温放電効率、充放電サイクル後の膨れ低減への効果が小さい。一方、ウレタンオリゴマーのA値が0.55を超える場合は、相分離が激しくなることにより、電極体からの電解液漏液量が増加する。
なお、本発明のA値を求める際のウレタン結合数の算出方法は次のとおりである。すなわち、ウレタンオリゴマーが2つの水酸基を有する化合物と分子内に2つのイソシアネートを有する化合物との反応によって得られる場合、交互共重合体となるため、ウレタン結合数は重量平均分子量を測定することによって求めることができる。なお、ウレタンオリゴマーの重量平均分子量はゲルバーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定し、標準ポリスチレンを用いた検量線により換算することにより測定し得る。更に、2官能以上のポリオールやイソシアネートを用いた場合など、上記の方法でウレタン結合数が求められない場合には、IR(赤外線吸光分析)等を用いて定量することができる。
前記分子内に少なくとも2つの水酸基を有する化合物としては、例えば、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール(POP)、ポリカプロラクトンポリオール(PCL)、ポリカーボネートジオール(PCD)、1,4−ブタンジオール(1,4−BD)、1,5−ペンタジオール(1,5−PD)、1,6−ヘキサンジオール(1,6−HD)、ポリブタジエンポリオール(PBP)、トリメチロールプロパン(TMP)、ネオペンチルグリコール(NPG)、メチルペンタジオール(MPD)等が挙げられる。
また、前記分子内に少なくとも2つのイソシアネートを有する化合物としては、例えば、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、ジイソシアネートメチルシクロヘキサン(H6XDI)等の脂環族イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート(TMDI)、ヘキサメテレンジイソシアネート(HDI)、ノルボルネン・ジイソシアネート(NBDI)等の脂肪族イソシアネートが挙げられる。
ポリマー電解質前駆体液に重合性化合物として含有させるポリエーテルモノマーは、−(A1−O)−なる構造の繰り返し単位を持つ化合物である。具体的には、化学式(I)〜(IV)で表すことができるが、これらに限定されるものではない。具体的には、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、テトラプロピレングリコールジアクリレート、テトラプロピレングリコールジメタクリレート等である。
Figure 0004480463
(A1は、C2n(nは2以上の整数)で表される炭素数2以上のアルキレン基であり、直鎖状でも分岐状でもよい。mは1以上の整数である。RはHもしくはCHである。RはCH又はCである。)

不飽和結合を有する重合性化合物は熱、紫外線、電子線などによって重合させることができるが、反応を効果的に進行させるため、電解液に重合開始剤を入れておくこともできる。重合開始剤としては、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシケタール、パーオキシジカーボネート、パーオキシモノカーボネートなどの有機過酸化物が使用可能であるが、その中でもt−ブチルパーオキシピバレートやt−ヘキシルパーオキシピバレートなどのパーオキシエステル類が硬化性の点で好ましい。

また、本願の請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の非水電解質二次電池において、前記ポリエーテルモノマーに対する前記ウレタンオリゴマーの質量比は、95:5〜40:60であることを特徴とする。前記ポリエーテルモノマーに対するウレタンオリゴマーの質量比が95:5〜40:60までの範囲に亘って、低温放電効率、サイクル試験後の容量残存率及び電池の膨れ量は、ポリエーテルモノマーのみを使用した従来のものよりも良好な結果が得られ、漏液も生じない。前記ポリエーテルモノマーに対するウレタンオリゴマーの質量比が40:60を超えると漏液量が多くなり、95:5未満であると電池の膨れ量が増加する。従って、前記ポリエーテルモノマーに対するウレタンオリゴマーの好ましい質量比は95:5〜40:60の範囲であり、好ましくは90:10〜60:40の範囲である。
また、本願の請求項3に係る発明は、前記請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池において、前記ウレタンオリゴマーがウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマーであることを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、前記請求項1に記載の非水電解質二次電池において、前記ウレタンオリゴマーが3官能以下であることを特徴とする。ウレタンオリゴマーが3官能よりも多い場合、液保持能が著しく低下するため、好ましくない。
また、本願の請求項5に係る発明は、前記請求項1に記載の非水電解質二次電池において、前記ウレタンオリゴマーが脂肪族又は脂環式イソシアネートを原料として合成されたものであることを特徴とする。このような原料から得られたウレタンオリゴマーは、高酸化状態の正極上でも酸化分解されにくくなり、ゲル電解質の安定性が向上するため、本発明の効果が得られやすい。
また、本願の請求項6に係る発明は、前記請求項1に記載の非水電解質二次電池において、前記ウレタンオリゴマーが、ポリオール、イソシアネート、ヒドロキシ(メタ)アクリレートの重付加重合反応によって得られた組成物であることを特徴とする。
また、本願の請求項7に係る発明は、前記請求項6に記載の非水電解質二次電池において、前記ポリオールが、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、脂肪族ポリオールから選択される少なくとも1種であることを特徴とする。
また、本願の請求項8に係る発明は、前記請求項1に記載の非水電解質二次電池において、前記ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和が、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対して1.5質量%以上20質量%以下であることを特徴とする。ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和が、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対して、1.5質量%以上20質量%以下の範囲であれば、低温放電効率、サイクル試験後の容量残存率及び電池の膨れ量は、ポリエーテルモノマーのみを使用した従来例のものよりも良好な結果が得られる。一方、ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和が、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対し1.5質量%未満では漏液が生じ、20質量%を超えると低温放電効率及びサイクル試験後の容量残存率が低下し始め、また、電池の膨れ量が増大する。したがって、前記ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和の好ましい範囲は、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対して1.5質量%以上20質量%以下、好ましくは2.0質量%以上20質量%以下である。
また、本願の請求項9に係る発明は、前記請求項1に記載の非水電解質二次電池において、前記ポリエーテルモノマーが、ポリエーテル(メタ)アクリレートからなることを特徴とする。
また、本願の請求項10に記載の発明は、前記請求項1〜9のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池において、電池外装にラミネート外装体を用いたことを特徴とする。このような構成の非水電解質二次電池によれば、外装の質量を小さくでき、しかも厚さも薄くできるために、小型軽量の非水溶媒系二次電池を得ることができる。また、ラミネート外装体を用いる場合は、膨れの影響が顕著に表れるため、本発明の効果が大きく表れる。
本発明は、正極と負極とポリマー電解質とを含む非水電解質二次電池において、前記ポリマー電解質は重合性化合物、リチウム塩、有機溶媒を含むポリマー電解質前駆体液を重合させたものであり、前記重合性化合物は、ポリエーテルモノマーと、式(1)で示されるA値が0.2以上0.55以下のウレタンオリゴマーを含むものとしたので、以下に各実施例及び比較例を基に詳細に述べるように、低温放電効率、充放電サイクル後の容量残存率、充放電サイクル後の電池の膨れ及び漏液特性において優れた効果を奏する。
A=ウレタン結合の式量/ウレタンオリゴマーの重量平均分子量 (1)
(ウレタン結合の式量=59.02(−NH−COO−))
以下、本願発明を実施するための最良の形態を実施例及び比較例を用いて詳細に説明するが、まず最初に実施例及び比較例に共通する非水電解質二次電池の具体的製造方法について説明する。
<正極板の作製>
LiCoOからなる正極活物質をアセチレンブラック、グラファイト等の炭素系導電剤(例えば5質量%)と、ポリビニリデンフルオライド(PVdF)よりなる結着剤(例えば3質量%)等を、N−メチルピロリドンからなる有機溶剤等に溶解したものを混合して、活物質スラリーあるいは活物質ペーストとする。これらの活物質スラリーあるいは活物質ペーストを、スラリーの場合はダイコーター、ドクターブレード等を用いて、ペーストの場合はローラコーティング法等により正極芯体(例えば、厚みが15μmのアルミニウム箔あるいはアルミニウムメッシュ)の両面に均一に塗付して活物質層を塗布した正極板を形成する。この後、活物質層を塗布した正極板を乾燥機中に通過させて、スラリーあるいはペースト作製時に必要であった有機溶剤を除去して乾燥させ、乾燥後にこの正極板をロールプレス機により圧延して、厚みが0.18mmの正極板とする。
<負極板の作製>
天然黒鉛(d(002)値=0.335nm)よりなる負極活物質、ポリビニリデンフルオライド(PVdF)よりなる結着剤(例えば3質量%)等と、N−メチルピロリドンからなる有機溶剤等に溶解したものを混合して、スラリーあるいはペーストとする。これらのスラリーあるいはペーストを、スラリーの場合はダイコーター、ドクターブレード等を用いて、ペーストの場合はローラコーティング法等により負極芯体(例えば、厚みが10μmの銅箔)の両面の全面にわたって均一に塗布して、活物質層を塗布した負極板を形成する。この後、活物質層を塗布した負極板を乾燥機中に通過させて、スラリーあるいはペースト作製時に必要であった有機溶剤を除去して乾燥させる。乾燥後、この乾燥負極板をロールプレス機により圧延して、厚みが0.16mmの負極板とする。
<電極体の作製>
上述のようにして作製した正極板と負極板を、有機溶媒との反応性が低く、かつ安価なポリオレフイン系樹脂からなる微多孔膜(例えば厚みが0.018mm)を間に挟んで、かつ、各極板の幅方向の中心線を一致させて重ね合わせる。この後、巻き取り機により捲回し、最外周をテープ止めし、所定の厚さに押し潰して実施例及び比較例の偏平型渦巻状電極体とした。
<電解液の作製>
エチレンカーボネート(EC)/プロピレンカーボネート(PC)/ジエチレンカーボネート(DEC)=40/10/50の質量比で混合した溶媒に、1.0M−LiPFとなる割合で溶解させて非水電解質電解液を作製した。この電解液に対して、前記ポリエーテルモノマー及びウレタン骨格を有するオリゴマー(ウレタンオリゴマー)を混合した。その後、重合開始剤としてt−ブチルパーオキシピバレートを5000ppm添加し、ポリマー電解質前駆体液とした。なお、ウレタンオリゴマーは、表記載の原料より重付加重合を行った後、末端イソシアネートに2−ヒドロキシエチルアクリレートを付加させたものを用いた。
<電池の作製>
樹脂層(ナイロン)/接着剤層/アルミニウム合金層/接着剤層/樹脂層(ポリプロピレン)の5層構造から成るシート状のアルミラミネート材を用意し、このアルミラミネート材の収納空間内に電極体を挿入した。この後、両電極タブが突出しているトップ部及び片側サイド部のアルミラミネート材の内側の樹脂層(ポリプロピレン)を熱溶着して封止し、封止部を形成した。その後、開口部から上記ポリマー電解質前駆体液を注液した後、当該開口部を同様に加熱溶着して封止部を形成し、60℃、3時間静置して前記ポリマー電解質前駆体液を硬化させ、非水電解質二次電池を作製した。なお、この電池の公称容量は800mAhであり、設計厚みは3.80mmである。
<実施例1〜7及び比較例1〜5>
実施例1〜7及び比較例1〜5では、ウレタンオリゴマーのA値が電池特性に与える影響を調べた。まず、ウレタンオリゴマーの合成原料として表1に示した各種ポリオール及びイソシアネートを使用し、それぞれ0.15〜0.57のA値を有する11種のウレタンオリゴマーを合成した。このようにして合成したウレタンオリゴマーを3質量%、また、ポリエーテルモノマーとしてテトラエチレングリコールジアクリレートを7質量%、電解液比率90質量%としたポリマー電解液前駆体を使用して実施例1〜7及び比較例1〜4に対応する非水電解質二次電池を作成した。また、比較例5として、ウレタンオリゴマーを使用せず、ポリエーテルモノマーとしてテトラエチレングリコールジアクリレートを10質量%添加し、電解液比率90質量%としたポリマー電解液前駆体を使用して非水電解質二次電池を作成した。
<低温放電効率の測定>
まず最初に、各電池を25℃において1It(1C)=800mAの定電流で充電し、電池電圧が4.2Vに達した後は4.2Vの定電圧で3時間充電した。その後、各電池について、25℃及び−10℃において1Itの定電流で電池電圧が2.75Vに達するまで放電を行い、この時の放電容量を25℃放電容量及び−10℃放電容量として求め、次式により低温放電効率(%)を求めた。その結果を表1に示す。
低温放電効率(%)=100×(−10℃放電容量/25℃放電容量)
<サイクル特性の測定>
25℃において、各電池について1It=800mAの定電流で充電し、電池電圧が4.2Vに達した後は4.2Vの定電圧で3時間充電し、その後、1Itの定電流で電池電圧が2.75Vに達するまで放電することを1サイクルとし、500サイクルに達するまで繰返した。そして、各電池について、1サイクル後の放電容量及び500サイクル後の放電容量を求めて、以下の計算式に基いて容量残存率(%)を求めた。また、各電池について、1サイクル後の放電時の電池の厚みと500サイクル後の放電時の電池の厚みをそれぞれマイクロメータにより測定し、以下の計算式により電池の膨れ量を測定した。結果をまとめて表1に示す。
容量残存率(%)=(500サイクル後放電容量/1サイクル後放電容量)×100
膨れ量(mm) =500サイクル後電池厚み−1サイクル後電池厚み
<電解液漏液量の測定>
電解液の漏液量は、製造直後の各電池について、電池外装体の底辺を切り取り、0.49MPa(5kgf/cm)の圧力で5分間プレスし、漏出した電解液を拭き取り、測定前後の電池質量に基づき次式により求めた。結果をまとめて表1に示す。
漏液量(g)=プレス前電池質量−プレス後電池質量
Figure 0004480463
表1に示した結果から、次のことがわかる。A値が0.20未満である比較例1及び2の非水電解質二次電池では、漏液特性は良好であるが、低温放電効率は64〜66%と低く、500サイクル後の容量残存率も70〜71%と低く、しかも、500サイクル後の膨れ量は0.38〜0.46mmと大きい。また、A値が0.55を超えている比較例3及び4の非水電解質二次電池では、低温放電効率は75〜77%、500サイクル後の容量残存率は77%及び膨れ量は0.09〜0.11mmと良好な結果が得られているが、漏液量は1.1〜1.3gと非常に多くなっている。なお、参考のために示したポリエーテルモノマーであるエチレングリコールジアクリレートのみを使用し、ウレタンオリゴマーを使用しない比較例5の非水電解質二次電池では、漏液特性は良好であるが、低温放電効率は66%と低く、500サイクル後の容量残存率も71%と低く、また、500サイクル後の膨れ量は0.39mmと非常に大きくなっている。
それに対し、A値が0.20〜0.55である実施例1〜7の非水電解質二次電池では、低温放電効率は70〜77%、500サイクル後の容量残存率は77〜82%及び膨れ量は0.08〜0.12mm、漏液量は0.0gと非常に良好な結果が得られている。すなわち、表1に示した結果によれば、ウレタンオリゴマーのA値は、0.2以上0.55以下が好ましいことがわかる。
<実施例8〜16及び比較例6>
実施例8〜16及び比較例6では、ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの配合比が電池特性に与える影響を調べた。ポリエーテルモノマーとしてテトラエチレングリコールジアクリレートを使用し、ウレタンオリゴマーとして実施例4と同じものを使用し、ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーを合わせて10質量%、電解液比率を90質量%としたポリマー電解液前駆体を使用して実施例8〜16及び比較例6に対応する非水電解質二次電池を作成した。それぞれの電池について実施例1〜7及び比較例1〜5の場合と同様にして電池特性を測定した。結果を、実施例4及び比較例5の結果と共にまとめて表2に示した。
Figure 0004480463
表2に示した結果から以下のことがわかる。低温放電効率、サイクル試験後の容量残存率及び電池の膨れ量は、前記ポリエーテルモノマーに対するウレタンオリゴマーの質量比が95:5〜40:60までの範囲に亘って、ポリエーテルモノマーのみを使用した比較例5及びウレタンオリゴマーのみを使用した比較例6のものよりも良好な結果が得られている。また、前記ポリエーテルモノマーに対するウレタンオリゴマーの質量比が60:40を超えると漏液が僅かではあるが発生するようになる。従って、前記ポリエーテルモノマーに対するウレタンオリゴマーの好ましい質量比は95:5〜40:60の範囲であり、好ましくは90:10〜60:40の範囲である。
<実施例17〜20>
実施例17〜20では、ポリエーテルモノマー種をトリプロピレングリコールジアクリレート(実施例17)、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(実施例18)、ネオペンチルグリコールジアクリレート(実施例19)及びトリエチレングリコールジメタクリレート(実施例20)と4種類使用し、ウレタンオリゴマーとして実施例4と同じものを使用し、ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーを合わせて10質量%、電解液比率を90質量%としたポリマー電解液前駆体を使用して実施例17〜20に対応する非水電解質二次電池を作成し、それぞれの電池について実施例1〜7及び比較例1〜5の場合と同様にして電池特性を測定した。結果を、実施例4の結果と共にまとめて表3に示した。
Figure 0004480463
表3に示した結果から以下のことがわかる。実施例4及び実施例17〜20の非水電解液二次電池は、低温放電効率は74〜77%、500サイクル後の容量残存率は80〜82%及び膨れ量は0.12〜0.18mm、漏液量は0.0gと非常に良好な結果が得られている。すなわち、本発明ではポリエーテルモノマー種の差異は電池特性にほとんど影響しない。
<実施例21〜28>
実施例21〜28では、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対するポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の差異が電池特性に与える影響について調べた。ポリエーテルモノマーとしてテトラエチレングリコールジアクリレートを使用し、ウレタンオリゴマーとして実施例4と同じものを使用し、ポリエーテルモノマー:ウレタンオリゴマー=70:30質量%とし、ポリエーテルモノマー+ウレタンオリゴマー質量%を1質量%〜25質量%まで8種類に変化させ、電解液比率:100−(ポリエーテルモノマー+ウレタンオリゴマー)質量%として実施例21〜28に対応する非水電解質二次電池を作成した。結果を、ポリエーテルモノマー+ウレタンオリゴマー質量%が10質量%である実施例4の結果及びポリエーテルのみの質量%が10質量%である比較例5の結果と合わせて表4にまとめて示した。
Figure 0004480463
表4に示した結果から以下のことがわかる。ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和が、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対して1.5質量%〜20質量%の範囲に亘って、低温放電効率、サイクル試験後の容量残存率及び電池の膨れ量は、ポリエーテルモノマーのみを使用した比較例5のものよりも良好な結果が得られている。しかしながら、ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和が、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対して1.5質量%未満では漏液が生じており、また、20質量%を超えると、負極の界面抵抗が増大してしまうため、低温放電効率及びサイクル試験後の容量残存率が低下し始め、25質量%を超えると急激に低温放電効率及びサイクル試験後の容量残存率が低下し、また、電池の膨れ量が増大する。したがって、前記ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和の好ましい範囲は、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対して1.5質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは2.0質量%以上20質量%以下である。

Claims (10)

  1. 正極と負極とポリマー電解質とを含む非水電解質二次電池において、前記ポリマー電解質は重合性化合物、リチウム塩、有機溶媒を含むポリマー電解質前駆体液を重合させたものであり、前記重合性化合物は、ポリエーテルモノマーと、式(1)で示されるA値が0.2以上0.55以下のウレタン骨格を有するオリゴマー(以下「ウレタンオリゴマー」という。)を含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
    A=ウレタン結合の式量/ウレタンオリゴマーの重量平均分子量 (1)
    (ウレタン結合の式量=59.02(−NH−COO−))
  2. 前記ポリエーテルモノマーに対する前記ウレタンオリゴマーの質量比は、95:5〜40:60であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記ウレタンオリゴマーがウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記ウレタンオリゴマーが3官能以下であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  5. 前記ウレタンオリゴマーが脂肪族又は脂環式イソシアネートを原料として合成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  6. 前記ウレタンオリゴマーが、ポリオール、イソシアネート、ヒドロキシ(メタ)アクリレートの重付加重合反応によって得られた組成物であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  7. 前記ポリオールが、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、脂肪族ポリオールから選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項6記載の非水電解質二次電池。
  8. 前記ポリエーテルモノマーとウレタンオリゴマーの含有量の総和が、ポリマー電解質前駆体液の総重量に対して1.5質量%以上20質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  9. 前記ポリエーテルモノマーが、ポリエーテル(メタ)アクリレートからなることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  10. 電池外装にラミネート外装体を用いたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
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