JP4480450B2 - 磁気マイナスイオン還元機能浄水器 - Google Patents

磁気マイナスイオン還元機能浄水器 Download PDF

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本発明は、水道水や井戸水等の処理対象水が通過可能であり、磁気電子マイナスイオン活水器とミネラルセラミックス、イオン交換樹脂、イオン交換繊維活性炭フィルター、銀イオンコーティング活性炭、マイナスイオンミネラルイオン溶出セラミックスを充填したカートリッジ及び単極磁場磁気活水器を備えた主に家庭用の磁気マイナスイオン還元機能浄水器に関するものである。
従来より、水(原水)中に含有する赤錆、残留塩素、又は有機塩素化合物等を除去する手段として、浄水器(ろ過器)が広く使用されている。
この種の浄水器としては、サンドフィルター及び活性炭、セラミックス粒子、あるいは中空糸膜を用いてSS(懸濁物質)を除去するもの、水中の金属イオンを吸着除去するためにカチオンイオン交換樹脂をカートリッジに充填したもの、水の硝酸性窒素を除去する目的でイオン交換樹脂を充填したもの(特許文献1参照)、あるいは限界ろ過膜(RO)を使用したもの(特許文献2参照)、または塩素イオン、臭気、過マンガン酸カルシウム消費量成分を吸着除去するために活性炭を用いたものが知られている(特許文献3参照)。
さらに、還元機能水を得るために電気分解型浄水器等が知られている。また、磁気水処理器においては、浄水器とは別途の装置として使用する方法が一般的に行われているが、RO型逆浸透膜浄水器以外は最近問題化している硝酸性窒素、ホルムアルデヒド、トリハロメタン、ヒ素、環境ホルモン、ダイオキシン、農薬、アルミニウム等を除去することは不可能であった。
特開平10−290908号公報 特開2003−155974号公報 特開2004−81978号公報
前述した従来の浄水器では、硝酸性窒素、濁度成分、金属イオン、有機塩素化合物、菌類等のいずれかの除去を主眼とするものでありこれら全てを同時に除去することはできず、仮に全ての上記有害物質を除去しようとすると、全体形状が非常に大型化したり又高価格になるという問題があり、又単純ろ過方式の浄水器では硝酸性窒素、ホルムアルデヒド、トリハロメタン、ヒ素、環境ホルモン、ダイオキシン、農薬、アルミニウム等を除去して水質基準をクリアーすることは不可能であった。
また、硝酸性窒素、ホルムアルデヒド、トリハロメタン、ヒ素、アルミニウム成分、CAT(農薬成分)、2−MIB(カビ臭)、環境ホルモンを同時に除去できるRO膜型浄水器においては、処理水量が0.05L/min以下であるとともに、形態が汲置型の浄水器であり、使い勝手や雑菌が増殖するという問題がある。
本発明の課題は、処理対象水中に含まれる濁度成分、金属イオン、鉛イオン、アルミニウム、遊離残留塩素、有機塩素化合物、トリハロメタン、CAT(農薬)、2−MIB(カビ臭)、硝酸性窒素、クリプトスポリジウム等の5μm以上の菌類などの有害物質を除去すると同時に還元機能を有する機能水を作り出す磁気マイナスイオン浄化還元浄水器を提供することにある。
上記課題を解決するため、以下のような手段を採用した。
本発明に係る磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、水の活性化を主目的とした第1カートリッジの磁気電子マイナスイオン活水器と、有害物質吸着、金属イオン除去、金属イオン交換、主なるイオン溶出、脂肪分解マイナスイオン溶出、還元機能イオン溶出を主目的とした第2カートリッジと、さらに処理対象水流入側及び吐出口側接続チューブを挟み込むように取り付ける磁気活水器から成り立ち、通過する処理対象水を浄化還元機能水化するようにしたことを特徴とする。
すなわち、請求項1記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、フェライト磁石またはネオジム磁石からなる永久磁石の上下に磁性体金属あるいは樹脂をサンドイッチ状態としてコア部品を形成すると共に、該コア部品の廻りに半導体セラミックス、マイナスイオンセラミックスを回転できるように装着して形成した磁気電子マイナスイオン活水器を第1カートリッジとし、通過する処理対象水を活水化するようにしたことを特徴としている。
また、この磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、第1カートリッジに隣接一体化させ、多層に分室されて多種の機能性セラミックス、活性炭、イオン交換樹脂を充填した第2カートリッジを備えている。
そして、前記第2のカートリッジ内を多層に仕切る仕切膜として、処理対象水の流れの方向に沿って、上流側から順に、20〜40メッシュからなる粗目の第1の樹脂製網、ろ過粒径10〜50μmからなる細目の第1平膜フィルター、100〜150メッシュからなる細目の第2の樹脂製網、ろ過粒径50〜100μmからなる粗目の第2平膜フィルター、20〜40メッシュからなる粗目の第3樹脂製網を配置し、これらの樹脂製網と平膜フィルターをケース内に一体固定配置したことを特徴としている。
請求項記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、請求項記載の発明において、樹脂製網及び平膜フィルターは、通過する処理対象水によってメッシュ径及びろ過粒径の変更が可能であることを特徴としている。
そして、請求項3、4、5に記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、請求項1、2の発明において、第2のカートリッジは、その処理対象水流入側、流出側にそれぞれ不織布フイルター(あるいはベルイータ)カセット板を固定するとともに、カートリッジ内部を仕切り膜によって具体的には4層に分けて、第1層には麦飯石を主成分とするセラミックス粒子とCalOを主成分とするCRRセラミックス粒子、さらにゼオライトセラミックス粒子を充填しセラミックス溶出層とし、第2層には特殊イオン交換樹脂と、テープ状繊維機能性活性炭コア吸着材を装置し、硝酸性窒素成分、鉛金属イオン、アルミニウム成分除去層とし、また特殊イオン交換樹脂はジビニルベンゼン、スチレン共重合体の4級アミノ化合物を充填し、第3層には有機塩素化合物・トリハロメタン・CAT・2−MIB類を吸着するための銀コーティング活性炭と鉛、アルミ金属イオン成分を吸着及びイオン交換するテープ状繊維機能性活性炭コアを充填し、第4層には脂肪成分分解機能を有するマイナスイオン照射の為のマイナスイオンセラミックスと活性酸素を還元するためのミネラル成分を溶出する亜硫酸カルシウムセラミックスを充填した。
請求項記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、請求項1〜5のいずれか1項記載の発明において、仕切り膜の層間の最下流層内に、粒状還元セラミックスを充填し、回転摩擦エネルギーによって溶出した各イオン成分が遊離残留塩素と反応してイオン結合反応し活性酸素を還元すると共に、酸化された成分が硫酸カルシウムの新たなミネラル成分を生成する亜硫酸カルシウムセラミックス又は固形ビタミンCであることを特徴としている。
請求項記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、請求項記載の発明において、粒状還元セラミックスは、亜硫酸カルシウムセラミックスもしくはビタミンC又は各単体以外に摩擦エネルギーを高めることができる高硬度で磁性を有する二酸化チタンセラミックスとマイナスイオン発生セラミックスを含むことを特徴としている。
請求項8記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、請求項7記載の発明において、マイナスイオン発生セラミックスは8(Al・2SiO)、1.5(KO・Al・6SiO)、1(ThO・5SiO)で構成され、前記イオン交換繊維フィルターコアはアクリロニトリル/アクリレート複合繊維カルシウム置換体を化学成分とした布に微粒子状活性炭を含有することで構成され、前記亜硫酸カルシウムセラミックスは2(KO・3AlO・6SiO)、3(KO・Al・2SiO)TiO・1/4AgOで構成されていることを特徴としている。
請求項記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、請求項記載の発明において、磁気電子マイナスイオン活水器の流入側チューブ及びセラミックス充填カートリッジの吐出側チューブを挟み込む状態で単極磁場磁気活水器を配置して通過処理対象水を活性化及び熟成化するようにしたことを特徴としている。
本発明に係る磁気マイナスイオン還元機能浄水器によれば、
(1)第2のカートリッジのA層の麦飯石セラミックス+CRRセラミックス+ゼオライトセラミックスによって、多元素ミネラル成分が溶出し、処理対象水中に含まれる有害ミネラル成分とイオン結合し、フロック状態になるので、下流の充填ろ材によって有害除去物質を分離向上が図れ、また、劣化防止を図れる。
(2)特殊イオン交換樹脂層において、人工的に作った処理対象水に硝酸性窒素を20mg/L含有させて原水とし90%以上の除去で1000Lまで処理することができ、また飽和状態にイオン交換された樹脂は食塩水のClによって再生することが可能である。
(3)流体の磁化活性化装置による通過する処理対象水に対するフレミングの法則及びローレンツの起電力法則に従って微電圧を発生させ、処理対象水を磁気イオン活性化することにより下流のマイナスイオン発生セラミックスとの相乗効果によって脂肪成分の触媒分解効率を高めることができる。
(4)マイナスイオン発生セラミックス層にて鉱物性マイナスイオン及び電気的マイナスイオンを500〜1200個/cc発生させることができる。
(5)弱酸性型イオン交換繊維充填層にて鉛0.05mg/L含有原水を0.01mg/L以下に30,000L以上確実に処理することができる。
(6)超高度亜硫酸カルシウムセラミックス層にて極微少量溶出する非炭酸カルシウムミネラル成分により、ビタミンC、カテキン、ポリフェノールと同様に体内水を還元する還元機能水に処理対象水を変えることができる。
(7)活性炭吸着層にてトリハロメタン成分を10,000L以上、遊離残留塩素成分を100,000L以上(100%カット)、CAT(農薬成分)、2−MIB(カビ臭成分)を各カートリッジ充填ろ材相乗効果によって30,000L以上カットすることができる。
(8)第2カートリッジが各々その内部を異なる充填ろ材で複数層に分け、かつ複数の異なるメッシュの平膜フィルターにて仕切ったので、μm単位の濁度成分除去と、各層充填ろ材の混合防止と、さらに充填ろ材間を通過する処理対象水の水道ショートカットの防止と、塩素消毒殺菌剤では殺菌させることができない5μm程度のクリプトスポリジウム菌類を確実に除去することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る磁気マイナスイオン還元機能浄水器の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である磁気マイナスイオン還元機能浄水器の内部構造を示す。
図に示すように、磁気マイナスイオン還元機能浄水器100は、通過水の磁気マイナスイオン活性化を主目的とした磁気電子マイナスイオン活水器である第1カートリッジ10と、ミネラルイオン成分溶出、金属イオン交換、鉛イオン交換吸着、有害物質吸着、活性酸素中和ミネラル溶出を主目的とした第2カートリッジ20とからなり、第1カートリッジ10と第2カートリッジ20はインサートネジによって接合した一体構造となっている。第2カートリッジ20は第1カートリッジ10の上部に位置する。
第1カートリッジ10は、図に示すように、フェライト磁石またはネオジム磁石からなる永久磁石13の上下に磁性体金属あるいは樹脂14をサンドイッチ状態としてコア部品を形成すると共に、該コア部品の廻りにチューブ状の半導体セラミックス12、マイナスイオンセラミックス11を回転できるように装着して形成されている。
第2のカートリッジ20の処理対象水(原水)を流入させる入口部分と流出させる出口部分にはそれぞれ、カセット形式の平膜フィルター21が取り付けられている。その入口部分は処理対象水を流入させることと第1カートリッジ10を接合させるためにネジ構造となり第1カートリッジ10に接合されている。また、出口部分には吐出側チューブ32が接続されている。
第2のカートリッジ20内部は平膜フィルター22でA,B,C,Dの4層に区分されており、A層は麦飯石セラミックス粒子と炭酸カルシウムを主成分とするCRRセラミックス粒子、ゼオライトセラミックス粒子とで構成されており、処理対象水中に多元素ミネラル成分を溶出する。
また、B層はジビニルベンゼン・スチレン共重合体の4級アミン化合物(塩化イオン型)の特殊イオン交換樹脂で硝酸性窒素や亜硝酸性窒素をイオン交換除去するとともに鉛金属イオンを吸着イオン交換するためのイオン交換繊維フィルターを、C層には有機塩素化合物、トリハロメタン、CAT、2−MIB(カビ臭成分)を吸着するための銀イオンコーティング活性炭と、鉛金属イオン吸着イオン交換用イオン交換繊維フィルターを、D層は活性酸素を還元するためのミネラル成分を溶出する亜硫酸カルシウムセラミックスと脂肪分を分解するマイナスイオン発生用マイナスイオン発生セラミックスで構成されている。
そして、前記D層のマイナスイオン発生セラミックスは8(Al・2SiO)、1.5(KO・Al・6SiO)、1(ThO・5SiO)で構成され、前記B,C層のイオン交換繊維フィルターはアクリロニトリル/アクリレート複合繊維カルシウム置換体を化学成分とした弱酸性型で構成され、銀イオンコーティング活性炭は90%以上炭素成分で構成され、前記亜硫酸カルシウムセラミックスは2(KO・3AlO・6SiO)、3(KO・Al・2SiO)TiO・1/4AgOで構成されている
上記第1カートリッジ10、第2カートリッジ20、及び吐出側チューブ32、流入側チューブ31の一部はケース40に収納されており、架台50の側面下方には処理対象水の流入側、吐出側チューブ31,32が露出されている。
また、流入側チューブ31、吐出側チューブ32を挟み込む形式で単極磁場磁気活水器60が配置されており、入口側ラインで処理通過水を活性化し、吐出側ラインで処理通過水を熟成化させることを主目的としている。
図1に示す切替コック70は用途別に、活水ストレート、活水シャワー、原水、逆洗浄水と4方向切替可能な水栓切替コックとなっている。
以下の性能試験は、上記実施の形態に係る水浄化還元機能浄水器について、財団法人日本食品分析センター(甲と記す。)または株式会社新日本環境コンサルタント(乙と記す。)にて行われたもので、そのときの試験データである。
(1)遊離残留塩素除去性能試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、遊離残留塩素を2±0.2mg/Lの濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/minで10分間通水後、ろ過水及び試料水を採取して、遊離残留塩素を測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。なお、ろ過水中の濃度が検出限界以下の場合は検出限界から求めた。結果は表1のようになった。
Figure 0004480450
(2)遊離残留塩素ろ過能力試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、遊離残留塩素を2±0.2mg/Lの濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/min通算110,000L通水した。ろ過水及び、試料水を採取して、遊離残留塩素を測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。なお、ろ過水中の濃度が検出限界以下の場合は検出限界から求めた。結果は表2のようになった。
Figure 0004480450
(3)総トリハロメタン除去性能試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、総トリハロメタン構成物質を表3の濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/minで10分間通水後、ろ過水及び試料水を採取して、総トリハロメタンを測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。結果は表4のようになった。
Figure 0004480450
Figure 0004480450
(4)総トリハロメタンろ過性能試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、総トリハロメタン構成物質を表5の濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/minで通算10,000L通水した。通水開始時(10分間通水後)ならびに5,000及び10,000L通水時に、ろ過水及び試料水を採取して、総トリハロメタンを測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。結果は表6のようになった。
Figure 0004480450
Figure 0004480450
(5)CAT除去性能試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、CAT(2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン)を0.0030±0.0006/Lの濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/minで10分間通水後、ろ過水及び試料水を採取して、CATを測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。結果は表7のようになった。尚、ろ過水中の濃度が検出限界以下の場合は検出限界から求めた。
Figure 0004480450
(6)CATろ過能力試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、CAT(2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン)を0.0030±0.0006mg/Lの濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/minで通算30,000L通水した。通水開始時(10分間通水後)ならびに5,000、10,000、20,000、30,000L通水時に、ろ過水及び試料水を採取して、総トリハロメタンを測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。なお、ろ過水中の濃度が検出限界以下の場合は検出限界から求めた。結果は表8のようになった。
Figure 0004480450
(7)溶解性鉛除去性能試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、鉛を0.050±0,005mg/Lの濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/minで10分間通水後、ろ過水及び試料水を採取して、溶解性鉛を測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。なお、ろ過水中の濃度が検出限界以下の場合は検出限界から求めた。結果は表9のようになった。
Figure 0004480450
(8)溶解性鉛ろ過能力試験(甲)
a.試験概要:JIS S 3201 1999「家庭用浄水器試験方法」の連続式浄水器によって、鉛を0.050±0.005mg/Lの濃度に、水温を20±3℃に設定した試料水を調整し、検体にろ過流量3.7L/minで通算30,000L通水した。通水開始時(10分間通水後)ならびに5,000、10,000、20,000、30,000L通水時に、ろ過水及び試料水を採取して、溶解性鉛を測定した。また、ろ過水及び試料水の測定値から除去率を算出した。尚、ろ過水中の濃度が検出限界以下の場合は検出限界から求めた。結果は表10のようになった。
Figure 0004480450
(9)硝酸性窒素除去性能試験(甲)
a.硝酸性窒素の濃度を15mg/Lに、水温を20±3℃に設定した水(以下「原水」という。)を調整し、検体に流量3.7L/minで10分間通水後、通過水及び原水を採取して、硝酸性窒素を測定した。結果は表11のようになった。
Figure 0004480450
(10)硝酸性窒素除去能力試験(乙)
a.硝酸性窒素の濃度を20mg/Lに、水温を20±3℃に設定した水(以下「原水」という。)を調整し、検体に流量3.5L/minで10分間通水後、500、1,000(L)通水時の、硝酸性窒素の除去能力を測定した。結果を表12、13、14、15に示す。なお、表14,15は表12,13に対応させた折れ線グラフである。
Figure 0004480450
Figure 0004480450
Figure 0004480450
Figure 0004480450
(11)第2のカートリッジ(充填ろ材カートリッジ)
a.原水とろ過水をパーティクルカウンターにより計測し各粒子の除去効率を求めた。流量5L/min、流体は精製水、ダストはラテックスビーズ、ろ過法はワンパスろ過である。フィルターは公称5μmタイプである。結果は表16に示す。塩素殺菌でも死滅しないクリプトスポリジウムも、その径が5μm以上であるのでほぼ100%除去できることが分かる。
Figure 0004480450
本発明に係る磁気マイナスイオン還元機能浄水器は、水道水や井戸水等の処理対象水が通過可能であり、主として家庭用の浄水器として好適であるが、飲食店等における商用としても利用可能である。
本発明に係る磁気マイナスイオン還元機能浄水器の実施形態を示す図である。
符号の説明
10 磁気電子マイナスイオン活水器(第1カートリッジ)
11 マイナスイオン発生セラミックス円形チューブ
12 半導体セラミックス円形チューブ
13 永久磁石
14 磁性体金属又は樹脂板
20 充填ろ材充填カートリッジ(第2カートリッジ)
21 平膜フィルター
22 平膜フィルター
31 流入側チューブ
32 吐出側チューブ
40 ケース
50 架台
60 単極磁場磁気活水器
70 切替コック
100 磁気マイナスイオン還元機能浄水器

Claims (9)

  1. フェライト磁石またはネオジム磁石からなる永久磁石の上下に磁性体金属あるいは樹脂をサンドイッチ状態としてコア部品を形成すると共に、該コア部品の廻りに半導体セラミックス、マイナスイオンセラミックスを回転できるように装着して形成した磁気電子マイナスイオン活水器を第1カートリッジと、該第1カートリッジに隣接一体化させ、多層に分室されて多種の機能性セラミックス、活性炭、イオン交換樹脂を充填した第2カートリッジを備え、該第2カートリッジ内を多層に仕切る仕切り膜として、処理対象水の流れの方向に沿って、上流側から順に、20〜40メッシュからなる粗目の第1の樹脂製網、ろ過粒径10〜50μmからなる細目の第1平膜フィルター、100〜150メッシュからなる細目の第2の樹脂製網、ろ過粒径50〜100μmからなる粗目の第2平膜フィルター、20〜40メッシュからなる粗目の第3樹脂製網を配置し、これらの樹脂製網と平膜フィルターをケース内に一体固定配置したことを特徴とする磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  2. 前記樹脂製網及び平膜フィルターは、通過する処理対象水によってメッシュ径及びろ過粒径の変更が可能であることを特徴とする請求項1記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  3. 前記第1及び第2平膜フィルターの間に、活性炭及び吸着剤を含有させたことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  4. 前記仕切り膜の層間に、テープ状イオン交換繊維フィルターをバームクーヘン状に形成して金属イオン除去フィルターコアとしたものを充填固定し各種重金属イオンをイオン交換、吸着、除去するようにしたことを特徴とする請求項1記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  5. 前記仕切り膜の層間に、マイナスイオン発生セラミックスからなる触媒セラミックスを充填し、処理対象水に対してマイナスイオンを含有させることによって脂肪分等の油脂成分を分解することができるようにしたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  6. 前記仕切り膜の層間の最下流層内に、粒状還元セラミックスを充填し、回転摩擦エネルギーによって溶出した各イオン成分が遊離残留塩素と反応してイオン結合反応し活性酸素を還元すると共に、酸化された成分が硫酸カルシウムの新たなミネラル成分を生成する亜硫酸カルシウムセラミックス又は固形ビタミンCであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  7. 前記粒状還元セラミックスは、亜硫酸カルシウムセラミックスもしくはビタミンC又は各単体以外に摩擦エネルギーを高めることができる高硬度で磁性を有する二酸化チタンセラミックスとマイナスイオン発生セラミックスを含むことを特徴とする請求項6記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  8. 前記マイナスイオン発生セラミックスは8(Al・2SiO)、1.5(KO・Al・6SiO)、1(ThO・5SiO)で構成され、前記イオン交換繊維フィルターコアはアクリロニトリル/アクリレート複合繊維カルシウム置換体を化学成分とした布に微粒子状活性炭を含有することで構成され、前記亜硫酸カルシウムセラミックスは2(KO・3AlO・6SiO)、3(KO・Al・2SiO)TiO・1/4AgOで構成されていることを特徴とする請求項7記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
  9. 前記磁気電子マイナスイオン活水器の流入側チューブ及びセラミックス充填カートリッジの吐出側チューブを挟み込む状態で単極磁場磁気活水器を配置して通過処理対象水を活性化及び熟成化するようにしたことを特徴とする請求項1記載の磁気マイナスイオン還元機能浄水器。
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