JP4480201B2 - 懸濁物、その製造方法、およびその使用 - Google Patents

懸濁物、その製造方法、およびその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP4480201B2
JP4480201B2 JP14813599A JP14813599A JP4480201B2 JP 4480201 B2 JP4480201 B2 JP 4480201B2 JP 14813599 A JP14813599 A JP 14813599A JP 14813599 A JP14813599 A JP 14813599A JP 4480201 B2 JP4480201 B2 JP 4480201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
suspension
water
mixture
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14813599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000026728A5 (ja
JP2000026728A (ja
Inventor
ステフアン・キルヒメイヤー
マルクス・メヒテル
ミヒヤエル・マーガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JP2000026728A publication Critical patent/JP2000026728A/ja
Publication of JP2000026728A5 publication Critical patent/JP2000026728A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4480201B2 publication Critical patent/JP4480201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/02Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques
    • C08J3/03Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques in aqueous media
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/14Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2383/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers
    • C08J2383/14Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な懸濁物、並びにその製造および使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近代的ラッカー結合剤に課せられる要求は、高い硬度と同時に高い弾性、良好な耐候性および化学耐性、並びに塗布および硬化の際の揮発性有機物質のできるだけ低い放出を包含する。一方、水系有機結合剤が高度に開発される。アクリレート、ポリエステルおよびポリウレタンに基づくラッカー系は、たとえば家具ラッカー処理のための木材、並びに自動車、鉄道車両、船舶のラッカー処理における金属およびプラスチックのラッカー処理、さらに工業ラッカー処理にて使用される。ポリ有機シリコーンに基づく水性結合剤も公知である。その化学構造のため、メチル基で置換されたシリコーンは特に顕著な耐候性および撥水性を有する。その撥水性は特に、これらをたとえば建築物の外装に対する塗料の効率的成分にする。
DE−A 19,711,650号およびDE−A 19,603,241号に記載された多官能性カルボシランも適する被覆材料である。この種の化合物は高品質有機ラッカー結合剤の硬度および弾性と、高い耐候性およびメチルシリコーンの黄色化に対する低い傾向を兼備する。しかしながら、多官能性カルボシランの処理は困難性を有する。すなわち、これらを水性ラッカー処方物に結合剤として使用することは可能でなかった。さらに塗布に先立ち、これら結合剤は溶剤含有触媒処方物にて熟成させ、次いで所定の時間内に処理せねばならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、カルボシランに基づくと共に貯蔵安定性である水性懸濁物(分散物またはエマルジョン)を提供することにある。
今回、上記課題は本発明による懸濁物(エマルジョンもしくは分散物)を用い、これらが特定のシロキサンもしくはシランと乳化剤と必要に応じ慣用の添加剤および補助物質とを特定比率にて水中に含有すれば達成しうることが突き止められた。このことは、水におけるこれら多官能性カルボシランもしくはシロキサンが順次の加水分解および縮合反応に基づき経時的に不安定となることを当業者が仮定せねばならないため驚異的である。しかしながら、本発明による懸濁物は極めて高い貯蔵安定性を示す。
本発明の目的で、「懸濁物」という用語はエマルジョン並びに分散物を包含する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って本発明は、
(a)30〜95重量%(好ましくは50〜80重量%)の水と、
(b)式(I)
−(CH2)m SiRn 3-n (I)
〔式中、
RはC1 〜C18アルキルおよび/またはC6 〜C20アリール(好ましくはC1 〜C8 アルキル)を示し、
XはOH、C1 〜C4 アルコキシ、C6 〜C20アリールオキシ、C1 〜C6 アシルオキシおよび/または水素(好ましくはOH、メトキシもしくはエトキシ)を示し、
mは1〜6(好ましくは2もしくは3)であり、
nは0〜2である〕
に対応する少なくとも2個の基を有する70〜5重量%(好ましくは60〜30重量%)の少なくとも1種のシランもしくはシロキサンと、
(c)0.1〜30重量%(好ましくは0.5〜10重量%)の少なくとも1種の乳化剤と、
(d)0〜20重量%(好ましくは0〜2重量%)の1種またはそれ以上の添加剤および/または補助物質
からなり、ただし成分(a)〜(d)の合計は100重量%とすることを特徴とする懸濁物を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の好適具体例において、式(I)に対応する少なくとも2個の基を有するシランは式(II)
4-p Si[Ot (CH2)m SiR1 n3-n]p (II)
〔式中、
tは0もしくは1であり、
pは4、3もしくは2(好ましくは4)であり、
mは1〜6(好ましくは2もしくは3)であり、
nは0〜2であり、
RはC1 〜C18アルキルおよび/またはC6 〜C20アリール(好ましくはC1 〜C8 アルキル)を示し、
1 は未置換C1 〜C18炭化水素(好ましくはメチルもしくはエチル)或いは少なくともO、N、Sおよび/またはPを有するC1 〜C18炭化水素(好ましくはメトキシエチル)を示し、分子内の各R1 は同一もしくは異なるものであり、
XはOH、C1 〜C4 アルコキシ、C6 〜C20アリールオキシ、C1 〜C6 アシルオキシおよび/または水素(好ましくはO、メトキシもしくはエトキシ)を示す〕
に対応する化合物である。
【0006】
式(II)に対応する化合物は好ましくは、対応のビニル、アリルもしくは高級アルケニル化合物をH−Si−基を有する相応に官能化されたシランにより或いはシロキサンをビニル、アリルもしくは高級アルケニル基を有する相応に官能化されたシランによりヒドロシリル化して作成される。
本発明の他の具体例において、シロキサンはM、DおよびT単位さらに必要に応じQ単位から選択される少なくとも2個の構造単位、および/またはその縮合生成物および/または部分縮合生成物を有する。当業者に熟知された命名法においてMはR3 SiO1/2 を示し、DはR2 SiO2/2 を示し、TはRSiO3/2 を示し、QはSiO4/2 を示し、Rは上記の意味を有する。
ここでシロキサンは308〜5,000の好適分子量(数平均)を有する。
【0007】
本発明の他の好適具体例において、シロキサンは式(III)
【化2】
Figure 0004480201
〔式中、aは3〜6(好ましくは4)である〕
を有するか或いはその縮合生成物もしくは部分縮合生成物に対応し、他の全ての記号n、m、RおよびXは既に上記した意味を有する。
【0008】
特に好適なシロキサンは
【化3】
Figure 0004480201
および/またはその縮合生成物もしくは部分縮合生成物である。
【0009】
式(III)に対応する化合物(たとえば式(IIIa)および(IIIb))は好ましくはDE−A19,603,241号またはDE19,711,650号に記載された方法により、対応のビニル化合物をクロルシランでヒドロシリル化すると共に次いで加水分解もしくはアルコーリシスして作成される。
本発明の目的で、縮合生成物および部分縮合生成物は、たとえば一般式(I)に対応する2個の基を水もしくはアルコールを分離しながら反応させることにより生成される化合物を意味する。
【0010】
本発明の目的で、乳化剤(c)は好ましくは陰イオン型、陽イオン型もしくは中性の低分子オリゴマーもしくはポリマー乳化剤、表面活性剤もしくは保護コロイドである。
陰イオン型の低分子オリゴマーもしくはポリマー乳化剤もしくは表面活性剤の例は脂肪酸のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類塩、たとえば10〜21個の炭素原子を有する飽和脂肪酸のナトリウム塩、12〜18個の炭素原子を有する不飽和脂肪酸のナトリウム塩、アルキルエーテルスルホネート、たとえばα−スルホ−ω−ヒドロキシポリエチレングリコールとたとえば1−メチルフェニル−エチルフェノール、ノニルフェノールとのエーテル、または12〜18個の炭素原子を有するアルキルエーテル、たとえば直鎖もしくは分枝鎖ブチル基を有するナフタレンスルホン酸のようなアリールアルキルスルホネート、またはアルキルサルフェート、たとえば長鎖アルキルサルフェートエステルのナトリウム塩である。
【0011】
陽イオン型の低分子オリゴマーもしくはポリマー乳化剤もしくは表面活性剤の例は8〜22個の炭素原子を有する長鎖アルカン基を持ったアミンの塩であって、アミンは酸により或いはアルキル化によりアンモニウム化合物まで変換されており、さらに同様な燐化合物および硫黄化合物である。
非イオン型のオリゴマーもしくはポリマー乳化剤もしくは表面活性剤の例はアルキルポリグリコールエーテルもしくはアルキルポリグリコールエステル、たとえば12〜18個の炭素原子を有すると共に飽和もしくは不飽和結合を有するエトキシル化された長鎖アルコール、エトキシル化されたヒマシ油、エトキシル化された(ココナッツ)脂肪酸、エトキシル化された大豆油、エトキシル化された樹脂酸もしくはロジン酸、エトキシル化されると共に必要に応じプロポキシル化されたブチルジグリコール、エトキシル化されたアルキルアリールエーテル、たとえばエトキシル化された直鎖および/または分枝鎖ノニルフェノールもしくはオクチルフェノール或いはベンジル化されたp−ヒドロキシジフェニル、エトキシル化されたトリ−およびジ−グリセリドおよびアルキルポリグリコシドである。
【0012】
エトキシル化された長鎖アルキルアミンもしくはアルケニルアミン、レシチン、ポリエチレングリコールと長鎖アルキルイソシアネートにより改変されたジイソシアネートとの反応生成物、ナタネ油とジエタノールアミンとの反応生成物またはソルビタンと長鎖アルカンカルボン酸もしくはアルケンカルボン酸とのエトキシル化反応生成物も乳化剤もしくは表面活性剤として適している。
たとえばポリビニルアルコールのような保護コロイドまたはたとえばメチルセルロースのような水溶性セルロース誘導体も適している。
適する添加剤および補助物質(d)は好ましくは老化防止剤、殺細菌剤、殺黴剤、潤滑剤、流れ調節剤、湿潤剤および分散剤、酸化防止剤、pH安定剤、たとえばアミン(たとえばエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジブチルアミン、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウムおよび酢酸カリウム)、溶剤、たとえばアルコール(たとえばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールおよびブタノール)、ケトン(たとえばアセトンおよびブタノン)、エーテル(たとえば酢酸ブチルおよび酢酸メトキシプロピル)、芳香族溶剤(たとえばトルエンおよびキシレン)、並びに脂肪族溶剤(たとえばヘキサン、ホワイトスピリット)などである。
【0013】
さらに本発明は成分(b)、(c)および必要に応じ(d)を水(a)に添加し、次いで乳化もしくは分散させる本発明による懸濁物の製造方法をも提供する。
成分(a)〜(d)の乳化もしくは分散はたとえば振とう、ビーチング(beating)、撹拌、乱流混合、注入、振動およびキャビテーションによりエネルギーを混合物中へ、たとえば超音波によりコロイドミル、ホモゲナイザーまたはジェット分散器を用いて導入することにより行われる。本発明による組成物は好ましくは、成分(a)の部および成分(b)〜(d)を容器内で撹拌しながら混合し、次いで成分(a)の残部を添加し、次いで得られた懸濁物を高ネルギーの導入に適した装置にて好ましくはホモゲナイザーおよびジェット分散器により処理することにより多段階で作成される。乳化方法は当業者に公知であり、たとえば次の刊行物に記載されている:レンプ「ヘミー・レキシコン」、編集者、J.ファルベおよびM.レジッツ、G.チーメ・フェアラーク、シュトットガルト、ニューヨーク、第2巻、第1158頁以降。
さらに本発明は、被覆剤および含浸剤としての本発明による懸濁物の使用をも提供する。
【0014】
【実施例】
以下、実施例により本発明の組成物の製造につき詳細に説明する。上記開示で示した本発明はこれら実施例により思想もしくは範囲のいずれにおいても限定されるものでない。以下の製造手順の条件および過程に関する公知の改変を用いて、これら組成物を作成しうることは当業者に容易に了解されよう。特記しない限り温度は全て℃であり、%は全て重量%である。
全実施例において粒子寸法は光散乱により測定した。
【0015】
実施例1
242.4gの脱イオン水(a)をアンカーミキサーが装着された2リットルの撹拌反応器に入れ、50℃まで加熱した。34.33gのポリオキシエチレントリグリセリド(乳化剤アトラスG−1300、ICI社)と15.67gのオキシエチル化されたトリデシルアルコール(乳化剤レネックス36、ICI社)とよりなる80℃まで加熱された乳化剤混合物(c)を反応器に添加すると共に、1000rev/1分間の撹拌器速度にて15分間撹拌した。この混合物を23℃まで冷却し、2.0gの殺黴剤(d)(プレベントールD2、バイエルAG社、ドイツ国)をこれに添加した。約50重量%の式(IIIa)に対応する化合物と50重量%のその高級縮合物とよりなる75重量%のシロキサン混合物(b)および25重量%のn−ブタノール(d)の溶液1000.0gを撹拌しながら混合物に滴下し、撹拌を30分間続けた。次いで705.6gの水を滴下すると共に、撹拌をさらに30分間にわたり続けた。次いで得られる懸濁物をジェット分散器により200バールの全圧力下で1操作にて乳化させた。得られた生成物は微細な懸濁物であって、6ヶ月以上にわたり安定であると共に40.1%の固形物含有量と0.37μmの平均粒子寸法とを有した。
【0016】
実施例2
90.9gの脱イオン水(a)をアンカーミキサーが装着された1リットルの撹拌反応器に入れ、50℃まで加熱した。17.16gのポリオキシエチレントリグリセリド(乳化剤アトラスG−1300、ICI社)と7.84gのオキシエチル化されたトリデシルアルコール(乳化剤レネックス36、ICI社)とよりなる80℃まで加熱された乳化剤混合物(c)を反応器に添加し、1000rev/1分間の撹拌器速度にて15分間撹拌した。この混合物を23℃まで冷却すると共に、1.0gの殺黴剤(d)(プレベントールD2、バイエルAG社、ドイツ国)および5.0gのジエタノールアミン(d)をこれに添加した。式(IIIb)に対応する化合物をその高級縮合物と混合してなる500.0gのシロキサン混合物(b)を撹拌しながら混合物に滴下し、撹拌を30分間続けた。次いで378.1gの水を滴下し、撹拌をさらに30分間にわたり続けた。得られた懸濁物を次いでジェット分散器により500バールの全圧力下で1操作にて乳化させた。得られた生成物は微細な懸濁物であって、6ヶ月以上にわたり安定であると共に53.1%の固形物含有量と0.50μmの平均粒子寸法とを有した。
【0017】
実施例3
116.3gの脱イオン水(a)をアンカーミキサーが装着された1リットルの撹拌反応器に入れ、50℃まで加熱した。20.9gのポリオキシエチレントリグリセリド(乳化剤アトラスG−1300、ICI社)と4.10gのオキシエチル化されたトリデシルアルコール(乳化剤レネックス36、ICI社)とよりなる80℃まで加熱された乳化剤混合物(c)を反応器に添加し、1000rev/1分間の撹拌器速度にて15分間にわたり撹拌した。この混合物を23℃まで冷却すると共に、1.0gの殺黴剤(d)(プレベントールD2、バイエルAG社、ドイツ国)および5.0gのジエタノールアミン(d)をこれに添加した。500.0gの1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−(メトキシジメチルシリルエチル)シクロテトラシロキサンをその高級縮合物(b)と混合して撹拌しながら混合物に滴下し、撹拌を30分間続けた。次いで352.7gの水(a)を滴下し、撹拌をさらに30分間にわたり続けた。得られた懸濁物を次いでジェット分散器により500バールの全圧力下で1操作にて乳化させた。得られた生成物は微細な懸濁物であって、6ヶ月以上にわたり安定であると共に52.6%の固形物含有量と1.60μmの平均粒子寸法とを有した。

Claims (3)

  1. (a)30〜95重量%の水と、
    (b)式(III)
    Figure 0004480201
    〔式中、
    aは3〜6であり、
    nは0〜2であり、
    mは1〜6であり、
    RはC1 〜C18アルキルおよび/またはC6 〜C20アリールであり、
    XはOH、C1 〜C4 アルコキシ、C6 〜C20アリールオキシ、C1 〜C6 アシルオキシおよび/または水素である〕
    を有し、またはその縮合生成物もしくは部分縮合生成物を有する70〜5重量%の少なくとも1種のシロキサンと、
    (c)0.1〜30重量%の少なくとも1種の乳化剤と、
    (d)0〜20重量%の1種またはそれ以上の添加剤および/または補助物質からなり、ただし成分(a)〜(d)の合計は100重量%とすることを特徴とする懸濁物。
  2. 成分(b)、(c)および必要に応じ(d)を水(a)に添加して混合物を生成させ、前記混合物を乳化もしくは分散させることを特徴とする請求項1に記載の懸濁物の製造方法。
  3. 請求項1に記載の懸濁物を支持体に施すことを特徴とする支持体の被覆もしくは含浸方法。
JP14813599A 1998-05-29 1999-05-27 懸濁物、その製造方法、およびその使用 Expired - Fee Related JP4480201B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19824187A DE19824187A1 (de) 1998-05-29 1998-05-29 Suspensionen, ein Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
DE19824187.9 1998-05-29

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000026728A JP2000026728A (ja) 2000-01-25
JP2000026728A5 JP2000026728A5 (ja) 2006-07-13
JP4480201B2 true JP4480201B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=7869391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14813599A Expired - Fee Related JP4480201B2 (ja) 1998-05-29 1999-05-27 懸濁物、その製造方法、およびその使用

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6224946B1 (ja)
EP (1) EP0960898B1 (ja)
JP (1) JP4480201B2 (ja)
CA (1) CA2272645C (ja)
CZ (1) CZ295231B6 (ja)
DE (2) DE19824187A1 (ja)
ES (1) ES2235400T3 (ja)
PL (1) PL191598B1 (ja)
TW (1) TW457249B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19828256A1 (de) * 1998-06-25 1999-12-30 Bayer Ag Antifoulingmittel, ein Verfahren zur Herstellung und deren Verwendung sowie daraus hergestellte Antifoulingbeschichtungen
US7420025B2 (en) * 2002-11-21 2008-09-02 University Of Florida Research Foundation, Inc. Elastomeric polymers
RS52847B (en) 2010-01-25 2013-12-31 Omya Development Ag USE 2 - ((1-METHYLPROPYL) AMINO) ETHANOL AS AN ADDITIVES IN AQUEOUS CALCIUM CARBONATE-BASED MATERIALS.
JP5697150B2 (ja) * 2010-09-09 2015-04-08 旭化成ワッカーシリコーン株式会社 シリコーンエマルジョン

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5378790A (en) * 1992-09-16 1995-01-03 E. I. Du Pont De Nemours & Co. Single component inorganic/organic network materials and precursors thereof
US5359109A (en) * 1993-06-16 1994-10-25 Osi Specialties, Inc. Surface-active siloxane coating compounds and their use in coatings
US5677410A (en) * 1995-05-16 1997-10-14 Bayer Ag Carbosilane-dendrimers, carbosilane-hybrid materials, methods for manufacturing them and a method for manufacturing coatings from the carbosilane-dendrimers
JPH08311403A (ja) * 1995-05-24 1996-11-26 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 表面処理剤
JP3524635B2 (ja) * 1995-06-30 2004-05-10 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 シリコーン水性エマルジョン型離型剤およびその製造方法
JPH0940866A (ja) * 1995-07-28 1997-02-10 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd シリコーン水性エマルジョンおよびその製造方法
US6005131A (en) * 1996-01-30 1999-12-21 Bayer Aktiengesellschaft Multi-functional, cyclic organosiloxanes, process for the production thereof and use thereof
DE19603241C1 (de) * 1996-01-30 1997-07-10 Bayer Ag Multifunktionelle, cyclische Organosiloxane, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung

Also Published As

Publication number Publication date
CZ295231B6 (cs) 2005-06-15
CZ187899A3 (cs) 2000-02-16
CA2272645A1 (en) 1999-11-29
DE19824187A1 (de) 1999-12-02
EP0960898A3 (de) 2001-01-31
PL191598B1 (pl) 2006-06-30
PL333401A1 (en) 1999-12-06
EP0960898A2 (de) 1999-12-01
EP0960898B1 (de) 2004-12-22
JP2000026728A (ja) 2000-01-25
ES2235400T3 (es) 2005-07-01
US6224946B1 (en) 2001-05-01
DE59911305D1 (de) 2005-01-27
TW457249B (en) 2001-10-01
CA2272645C (en) 2007-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4518727A (en) Water based resin emulsions
KR850001896B1 (ko) 막을 형성하는(film-forming) 안정된 분산액 및 이 분산액의 제조방법
US7745533B2 (en) Manufacture of stable low particle size organopolysiloxane emulsion
JP3202736B2 (ja) 線状ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー、その製法及び使用
JP2010511090A (ja) シリコーン樹脂の水性エマルジョン
CN108484933B (zh) 一种有机硅乳液及其生产工艺
US4940743A (en) Silicone resin emulsion
DE19828256A1 (de) Antifoulingmittel, ein Verfahren zur Herstellung und deren Verwendung sowie daraus hergestellte Antifoulingbeschichtungen
US4529758A (en) Water based resin dispersions
US4525502A (en) Water based resin emulsions
EP0960871B1 (de) Wässrige Zubereitung zur Behandlung mineralischer Baustoffe
JP4480201B2 (ja) 懸濁物、その製造方法、およびその使用
US20110065856A1 (en) Reactive surfactants for waterborne resins
DE60038295T2 (de) Hydolysierbare silanemulsionen und deren verfahren zur herstellung
JP2000034409A5 (ja)
EP0484000A2 (en) Aqueous silicone-organic hybrids
CN115090827B (zh) 一种脱模剂及其制备方法
DE3038982A1 (de) Entschaeumer fuer kunststoffdispersionen und disperionsbeschichtungsstoffe sowie verfahren zu dessen herstellung
JP2000026728A5 (ja)
JP5115739B2 (ja) 皮膜形成性オルガノポリシロキサン、エマルジョン組成物及びオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法
EP1069148B1 (de) Wässrige, siliconhaltige Bautenschutzstoffe
GB2085903A (en) Water dispersible silicone resins for water based applications
JP2000513407A (ja) オルガノ水素ポリシロキサン含有水性エマルジョン
CA1205937A (en) Water based resin emulsions
CZ297008B6 (cs) Vodné prípravky pro osetrení minerálních stavebních hmot, zpusob jejich výroby a jejich pouzití

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081001

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees