JP4479542B2 - 間仕切り構造 - Google Patents

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Description

本発明は、段付き天井の境界部分に間仕切り壁パネルを立設して構成する間仕切り構造に関するものである。
従来から集合住宅やオフィスビル等において間仕切り壁を形成するには、まず天井スラブから吊り下げた吊り具に天井下地を吊下げるという天井下地工事を行い、次に、床の設計で決められた所定位置に間仕切り壁パネルを立設すると共に間仕切り壁パネルの上端部を天井下地の下面部に連結し、その後、天井下地の下面の間仕切り壁パネルでし切られた両側にそれぞれ天井材を取付けて間仕切りした室(廊下を含む)を形成するようにしている。(特許文献1参照)
ところが、近年、洗面室、トイレ等の水回り室や廊下の天井裏にダクト等を通すようにすることが行われ、このため、洗面室、トイレ等の水回り室や廊下の天井を居間や寝室等の普通の居室の天井よりも低くし、間仕切り壁パネルで間仕切りした2室の天井が段違いとなった段付き天井を形成するようにしている。
このような段付き天井においては、まず、天井下地として天井高さが高い方の上天井下地と、天井高さが低い方の下天井下地とを形成し、次に、間仕切り壁パネルを床に立設するのであるが、下天井下地の間仕切り壁パネル側となる一端部の位置は空中でその位置決めをしなければならないため、設計図通りの位置に位置決めするのがきわめて困難である。一方、間仕切り壁パネルは床に墨打ち等により求めた基準に基づいて設計図通りの位置に簡単且つ正確に立設できるが、上記のように下天井下地の一端部の位置を正確に位置決めするのが難しいので、施工誤差により下天井下地の一端部が設計で決められた間仕切り壁パネルの側面位置を越えて突出して位置する場合があり、このような場合には下天井下地の一端部が邪魔になって床に墨打ち等により求めた基準に基づいて設計図通りの位置に間仕切り壁パネルを立設できないという事態が生じてしま。このため、設計図の位置からずれた位置に間仕切り壁パネルを立設してしまう場合があり、間仕切りしようとする2室の大きさが設計と異なるように間仕切りされてしまうという問題があり、同時に間仕切りした2室の内装材の寸法が一方側では設計より僅かに長く、他方側では設計より僅かに短くなり、内装仕上げ作業も煩雑となると共に内装の収まりも悪くなる恐れがある。
また、上天井下地は、後で立設する間仕切り壁パネルの上端部を連結する必要があるので、間仕切り壁パネルの立設よりも前に施工する必要がある。そこで、上天井下地を施工後、間仕切り壁パネルを立設し、その後、下天井下地を施工することが考えられるが、この場合、天井下地工事を上天井下地の施工と、下天井下地とに時間的に分離して施工することになり、施工性が悪くなるという問題があり、しかも、下天井下地の施工の際に、下天井下地を形成するための野縁等が間仕切り壁パネルの側面の石膏ボード等に当たって面板を破損する恐れがあって好ましくない。
特開2003−27638号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、段付き天井の境界部分に間仕切壁パネルを立設して間仕切りするに当たり、簡単な構成で下天井下地の施工誤差を吸収して簡単且つ正確に間仕切りすることができる間仕切り構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る間仕切り構造は、上天井下地1の側方に上天井下地1より下方に位置するように下天井下地2を形成し、床3の所定位置に立設した間仕切り壁パネル4の上端面を上天井下地1の側端部の下面に当接した状態で該間仕切り壁パネル4の上端部を上天井下地1の側端部の下面に連結すると共に、該上天井下地1の側端部を間仕切り壁パネル4よりも下天井下地2側に突出し、上記下天井下地2の側端が上記床3の所定位置に立設した間仕切り壁パネル4の側面上部との間に隙間5が形成されるように下天井下地2の側端を間仕切り壁パネル4の側面より離れる方向に後退させた構成とし、上記隙間5にスペーサ部材6を介在させた状態でスペーサ部材6を介して下天井下地2と間仕切り壁パネル4とを連結し、上天井下地1の下面に上天井材7を取付けて該上天井材7の側端を間仕切り壁パネル4の一側面に当接し、下天井下地2の下面に下天井材8を取付けると共に該下天井材8の側端部を下天井下地2の側端部よりも突出させて該突出先端を間仕切り壁パネル4の他側面に当接して成ることを特徴とするものである。
これにより、上天井下地1、下天井下地2を先に施工した後に、床3の所定位置に墨線等を引いて出した基準位置に基づいて設計通りの正確な位置に間仕切り壁パネル4を立設する場合、下天井下地2の上天井下地1側の端部の位置が正確に位置決め施工してなくて施工誤差が生じていても、床3の基準位置を基準にして正確な位置に立設される間仕切り壁パネル4の側面と下天井下地2の側端との間にあらかじめ隙間5が形成されるように下天井下地2の側端の設計上の位置を間仕切り壁パネル4の側面の設計上の位置よりも離れる方向に後退した位置としてあるので、施工誤差による下天井下地2の側端の位置変動を上記あらかじめ形成してある隙間5により吸収し、間仕切り壁パネル4を床3の所定位置に正確に立設することが可能となり、また、上記隙間5は実際の現場で生じる隙間5の寸法に応じてスペーサ部材6を介在させてスペーサ部材6を介して下天井下地2と間仕切り壁パネル4とを連結するので、間仕切り壁パネル4は上天井下地1と下天井下地2の双方に連結されて、連結が強固となる。しかも、下天井下地2の下面に下天井材8を取付けると共に該下天井材8の側端部を下天井下地2の側端部よりも突出させて該突出先端を間仕切り壁パネル4の他側面に当接するので、上記隙間5が下天井下地2により隠されるだけでなく、スペーサ部材6を介して間仕切り壁パネル4と下天井下地2とが連結されて、下天井材8の端部の間仕切り壁パネル4の側面への当接部分に隙間が生じたりせず、また、間仕切り壁パネル4と上天井下地1とが連結してあるので、下天井材8の端部の間仕切り壁パネル4の側面への当接部分に隙間が生じたりしない。
また、上天井下地1の側方に上天井下地1より下方に位置するように下天井下地2を形成し、該下天井下地2を複数の並設した下野縁9により構成し、下野縁の長手方向と直交する下振れ止め桟10を並設する複数の下野縁9の長手方向の一端部に亘って架設すると共に該下振れ止め桟10を該下振れ止め桟10の側面の下野縁9の長手方向の一端部からの突出位置が調整自在となるように取付け、床3上に立設した間仕切り壁パネル4の上端面を上天井下地1の側端部の下面に当接した状態で該間仕切り壁パネル4の上端部を上天井下地1の側端部の下面に連結すると共に、該上天井下地1の側端部を間仕切り壁パネル4よりも下天井下地2側に突出し、上記下振れ止め桟10の下野縁9の一端部からの突出位置が最も短い状態で該下振れ止め桟10と上記床3の所定位置に立設した間仕切り壁パネル4の側面上部との間に隙間5が形成されるように下野縁9の側端を間仕切り壁パネル4の側面より離れる方向に後退させた構成とすると共に、下振れ止め桟10の側面を間仕切り壁パネル4の上部側面に当接した状態で下野縁9と下振れ止め桟10とを連結し且つ下振れ止め桟10と間仕切り壁パネル4とを連結し、上天井下地1の下面に上天井材7を取付けて該上天井材7の側端を間仕切り壁パネル4の一側面に当接し、下天井下地2の下面に下天井材8を取付けると共に該下天井材8の側端部を下天井下地2の側端部よりも突出させて該突出先端を間仕切り壁パネル4の他側面に当接して成ることを特徴とすることも好ましい。
このような構成とすることで、上天井下地1、下天井下地2を先に施工した後に、床3の所定位置に墨線等を引いて出した基準位置に基づいて設計通りの正確な位置に間仕切り壁パネル4を立設する場合、下天井下地2の上天井下地1側の端部の位置が正確に位置決め施工してなくて施工誤差が生じていても、床3の基準位置を基準にして正確な位置に立設される間仕切り壁パネル4の側面と下天井下地2の下野縁9の端部との間にあらかじめ隙間5が形成されるように下野縁9の側端の設計上の位置を間仕切り壁パネル4の側面の設計上の位置よりも離れる方向に後退した位置としてあるので、施工誤差による下野縁9の側端の位置変動を上記あらかじめ形成してある隙間5により吸収し、間仕切り壁パネル4を床3の所定位置に正確に立設することが可能となり、また、上記隙間5は実際の現場で生じる隙間5の寸法に応じて下振れ止め桟10を側面が間仕切り壁パネル4の側面に当接するようにずらし、この状態で、下振れ止め桟10を下野縁9に対して動かないように固定すると共に下振れ止め桟10を間仕切り壁パネル4に固定することで、間仕切り壁パネル4は上天井下地1と下天井下地2の双方に強固に連結される。しかも、下天井下地2の下面に下天井材8を取付けると共に該下天井材8の側端部を下天井下地2の側端部よりも突出させて該突出先端を間仕切り壁パネル4の他側面に当接するので、上記隙間5が下天井材8により隠されるだけでなく、下振れ止め桟10を介して間仕切り壁パネル4と下野縁9とが連結され、下天井材8の端部の間仕切り壁パネル4の側面への当接部分に隙間が生じたりせず、また、間仕切り壁パネル4と上天井下地1とが連結してあるので、下天井材8の端部の間仕切り壁パネル4の側面への当接部分に隙間が生じたりしない。更に、下振れ止め桟10により複数の下野縁9を相互に連結して下野縁9の振れ止めができるものである。
本発明は、段付き天井において、下天井材の側端の位置が施工誤差で多少ずれても床の所定位置に正確に間仕切り壁パネルを立設することが可能となり、しかも、間仕切り壁パネルは上天井下地、下天井下地の両方に連結されて強固に連結され、更に、上天井材、下天井材と間仕切り壁パネルの側面との間に隙間が生じたりせず、収まりが良くなる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明は段付き天井の境界部分に間仕切り壁パネル4を立設して天井高さの高い部屋空間Aと天井高さの低い部屋空間Bとに間仕切るようになっている。天井高さの高い部屋空間Aとは集合住宅などにおいては例えば、居間、寝室、子供部屋等の通常の部屋空間のことであり、天井高さの低い部屋空間Bとは洗面室、トイレ等の水回り室や廊下等の部屋空間のことである。ちなみに洗面室、トイレ等の水回り室や廊下等の部屋空間の天井裏には排気ダクトC等を配設する必要があるため天井高さを低くする必要がある。
このように天井高さの高い部屋空間Aと天井高さの低い部屋空間Bとに間仕切りするにあたっては、まず、図2に示すように建物の躯体である天井スラブ11の下方に天井高さの高い部屋空間Aの天井下地となる上天井下地1を施工すると共に、隣の天井高さの低い部屋空間Bの天井下地となる下天井下地2を施工する。
図2に示すように、上天井下地1は、互いに平行な複数列の上野縁12と、上副野縁13と、上振れ止め桟15とで構成してある。
上記の上天井下地1は現場で施工されるものであり、天井スラブ11から垂設した吊りボルト16に上副野縁13を吊り具17により吊下げ、次に、上副野縁13の下面側に上副野縁13に対して直交するように上野縁12を配置してクリップ金具14により連結し、次に、複数の上野縁12の長手方向の端部間に上振れ止め桟15を架設することで上天井下地1を構成する。
図2に示すように下天井下地2は、互いに平行な複数列の下野縁9と、下副野縁18と、下振れ止め桟10とで構成してある。
上記の下天井下地2は現場で施工されるものであり、天井スラブ11から垂設した吊りボルト16に下副野縁18を吊り具17により吊下げ、次に、下副野縁18の下面側に下副野縁18に対して直交するように下野縁9を配置してクリップ金具14により連結し、次に、複数の下野縁9の長手方向の端部間に下振れ止め桟10を架設することで下天井下地2を構成する。上記下天井下地2は、上天井下地1の側方で且つ下方に位置するように形成するものである。
ここで、図1乃至図4に示す実施形態では上天井下地1の上野縁12の長手方向と下天井下地2の下野縁9の長手方向と平行で且つその長手方向が段付き天井の境界部分に立設する後述の間仕切り壁パネル4と直交する方向となっている。
上天井下地1は、本発明の間仕切り構造を設計する際、該上天井下地1の間仕切り壁パネル4側の端部(つまり下天井下地2側の端部)の上振れ止め桟15を含む部分が、設計上の間仕切り壁パネル4の正しい立設位置を越えて図3に示すα寸法だけ余分に突出するように長く設計してある。このα寸法は、現場における予測される上天井下地1の施工誤差の寸法をα1とし、上振れ止め桟15の長手方向と直交する横巾寸法α2とすると、α≧α1+α2にあらかじめ設定してある。
また、下天井下地2は、本発明の間仕切り構造を設計する際、該下天井下地2の間仕切り壁パネル4側の端部(つまり上天井下地1側の端部)の下振れ止め桟10の側面が、設計上の間仕切り壁パネル4の正しい立設位置における間仕切り壁パネル4の側面(下天井下地2側の側面)との間に隙間5が形成されるように図3に示すβ寸法だけ壁パネル4の側面から離れる方向に後退させた長さに設計してある。この隙間5の巾寸法であるβ寸法は、現場における予測される下天井下地2の施工誤差の寸法をβ1とすると、β≧β1に予め設定してある。
したがって、上天井下地1、下天井下地2を現場施工で施工する。この場合、上天井下地1の端部及び下天井下地2の端部の位置決めがし難く、施工誤差が生じやすいが、上天井下地1の上振れ止め桟15は設計上の間仕切り壁パネル4の正しい立設位置を越えて下天井下地2側に突出して位置し、また、下天井下地2の下振れ止め桟10は設計上の間仕切り壁パネル4の正しい立設位置における間仕切り壁パネル4の側面との間に隙間5が生じるようになる。
間仕切り壁パネル4は上記のようにして上天井下地1、下天井下地2を施工した後に床3に立設する。この場合、床3上面の墨打ち等により設計上決められた間仕切り壁パネル4の立設位置を出し、このようにして床3上に出した間仕切り壁パネル4の立設のための基準線となる墨出し線等を基準にして間仕切り壁パネル4を立設するものである。図1に示す実施形態では床3上に出した間仕切り壁パネル4の立設のための基準線となる墨出し線等を基準にして間仕切り壁パネル4を立設すべき設計通りの位置に床ランナー19を敷設して固着し、更に、この床ランナー19上に位置決めして間仕切り壁パネル4を立設固着することで間仕切り壁パネル4を床3の設計通りの所定位置に正確に立設するようにしている。もちろん床ランナー19を施工することなく直接床3に間仕切り壁パネル4を立設してもよい。
上記のように床3上の設計通りの正確な位置に間仕切り壁パネル4を立設した間仕切り壁パネル4の上端部を上天井下地1の側端部の下面に当接し、間仕切り壁パネル4と上天井下地1の上野縁12とを固着具等で固着することで連結する。間仕切り壁パネル4の上端面の上天井下地1への当接部分は上野縁12の長手方向の端部よりも少し内側に引き込んだ部位の下面であり、上野縁12の長手方向の端部間に架設した上振れ止め桟15は間仕切り壁パネル4よりも外側方にずれて位置している。
また、床3上の設計通りの正確な位置に間仕切り壁パネル4を立設した間仕切り壁パネル4の側面と下天井下地2の側端との間には隙間5が形成されるので、下天井下地2を施工した後に間仕切り壁パネル4を床3上の設計通りの正確な位置に立設すると言えども、下天井下地2の側端が邪魔になって間仕切り壁パネル4を床3上の設計通りの正確な位置に立設できないというような現象が生じない。
上記間仕切り壁パネル4の側面と下天井下地2の側端との間に形成される隙間5にはスペーサ部材6を介在させ、該スペーサ部材6を介して下天井下地2と間仕切り壁パネル4とを固着具で固着して連結することで、間仕切り壁パネル4を上天井下地1だけでなく下天井下地2にも連結することができて、強固な連結ができる。
間仕切り壁パネル4はパネル枠4aの両面に面板4bを取着して構成してあり、面板4b間の空間が配線用空間4cとなっており、少なくともパネル枠4aの上枠には通線用孔4dが形成してある。上記通線用孔4dは間仕切り壁パネル4を立設した状態で上野縁12と交差しない位置(上野縁12の真下を避けた位置)に形成する。
間仕切り壁パネル4内に天井裏空間から配線20を通す場合は、上記のように間仕切り壁パネル4を立設した後に、図3に示すように天井裏空間から通線用孔4dを通して間仕切り壁パネル4の配線用空間4cに通線する。配線用空間4c内に通線された配線20はパネル枠4aの他の箇所に設けた他の通線用孔から床下空間21や隣接する間仕切り壁パネル4内に通線したり、あるいは、間仕切り壁パネル4の面板4bの一部に形成したコンセントやスイッチ等の配線器具を取付けるための配線器具取付け用孔(図示せず)から室内に導出して配線器具に接続し、その後に配線20を接続した配線器具を上記面板4bに形成した配線器具取付け用孔部分に取付けたりする。
この場合、間仕切り壁パネル4の上端面は長手方向に対して上野縁12が交差するのみで、上野縁12と交差しない箇所に通線用孔4dを形成してあり、間仕切り壁パネル4の長手方向と平行な上振れ止め桟15は間仕切り壁パネル4の上端面から外側方にずれて位置しているので、上記配線20を通線用孔4dから間仕切り壁パネル4内の配線用空間4cに導入する場合の邪魔にならない。
上記のように間仕切り壁パネル4を立設して上天井下地1、下天井下地2に連結した後、図1、図4に示すように、上天井下地1の下面に上天井材7を取付けて該上天井材7の側端を間仕切り壁パネル4の一側面に当接し、下天井下地2の下面に下天井材8を取付けると共に該下天井材8の側端部を下天井下地2の側端部よりも突出させて該突出先端を間仕切り壁パネル4の他側面に当接することで、天井高さの高い部屋空間Aの天井と天井高さの低い部屋空間Bの天井とを形成する。
このようにして段付き天井の境界部分を境にして天井高さの高い部屋空間Aと天井高さの低い部屋空間Bとに間仕切りするものである。
なお、添付図面に示す実施形態において床3は床スラブ22上にスタッド23を立設して該スタッド23に床パネル3a、捨張合板3bを載設することで床3を構成するものであり、床3の捨張合板3b上に間仕切り壁パネル4を立設する。捨張合板3b上には間仕切り壁パネル4の立設後に床仕上げ材3cを敷設する。また、図中24は幅木であり、この幅木24は床仕上げ材3cの施工後に床仕上げ材3cと間仕切り壁パネル4とのなすコーナ部分に取付ける。
図5乃至図8には本発明の他の実施形態が示してある。
本実施形態においては、下天井下地2の構造が下記の点で前述の実施形態のものと異なっているのみで他の構成は同じであるので、異なる点を中心に説明する。
上天井下地1の施工時に同時に施工する下天井下地2は、互いに平行な複数列の下野縁9と、下副野縁18と、下振れ止め桟10とで構成してある。
上記の下天井下地2は現場で施工されるものであり、天井スラブ11から垂設した吊りボルト16に下副野縁18を吊り具17により吊下げ、次に、下副野縁18の下面側に下副野縁18に対して直交するように下野縁9を配置してクリップ金具14により連結し、次に、複数の下野縁9の長手方向の端部間に直角に断面コ字状をした下振れ止め桟10を架設する。この場合、断面コ字状をした下振れ止め桟10は下野縁9の長手方向の端部に下野縁9の長手方向と平行な方向にスライド自在に嵌め込むものであり、間仕切り壁パネル4を立設する施工を行うまでは上記下振れ止め桟10をスライドさせて図6に示すように下野縁9の端部に最も深く嵌め込んで下振れ止め桟10の下野縁9の一端部からの突出位置が最も短い状態とする。
上記下天井下地2は、本発明の間仕切り構造を設計する際、該下天井下地2の間仕切り壁パネル4側の端部(つまり上天井下地1側の端部)の下振れ止め桟10の側面を上記のように下野縁9側に最も深く嵌め込んで下振れ止め桟10の下野縁9の一端部からの突出位置が最も短い状態で、下振れ止め桟10の側面と設計上の間仕切り壁パネル4の正しい立設位置における間仕切り壁パネル4の側面(下天井下地2側の側面)との間に隙間5が形成されるように図7に示すβ寸法だけ壁パネル4の側面から離れる方向に後退させた長さに設計してある。この隙間5の巾寸法であるβ寸法は、現場における予測される下天井下地2の施工誤差の寸法をβ1とすると、β≧β1に予め設定してある。
したがって、下天井下地2を現場施工で施工した場合に施工誤差が生じても、下天井下地2の下振れ止め桟10を下野縁9に最も深く嵌め込んだ状態では下振れ止め桟10の側面は設計上の間仕切り壁パネル4の正しい立設位置における間仕切り壁パネル4の側面との間に隙間5が生じるようになる。
したがって、前述の実施形態と同様に、床3上の設計通りの正確な位置に間仕切り壁パネル4を立設した場合、間仕切り壁パネル4の側面と下天井下地2の側端である下振れ止め桟10の側面との間には隙間5が形成されるので、下天井下地2を施工した後に間仕切り壁パネル4を床3上の設計通りの正確な位置に立設すると言えども、下天井下地2の側端が邪魔になって間仕切り壁パネル4を床3上の設計通りの正確な位置に立設できないというような現象が生じない。
上記床3上に立設した間仕切り壁パネル4の上端面を上天井下地1に前述と同様に連結するのであるが、一方、断面コ字状をした下振れ止め桟10は下野縁9の長手方向にスライドさせて下野縁9からの突出長さを長くし、図8に示すように下振れ止め桟10の側面を間仕切り壁パネル4の側面に当接する。この状態で下振れ止め桟10を下野縁9に固着具(図示せず)により本固着して連結すると共に、下振れ止め桟10と間仕切り壁パネル4とを固着具(図示せず)により連結することで、下天井下地2と間仕切り壁パネル4とを連結する。その後、図8に示すように上天井材7、下天井材8を前述の実施形態と同様に施工する。
他の構成は前述の実施形態と同様であるので省略する。
本発明の一部省略断面図である。 同上の上天井下地及び下天井下地を施工した状態の断面図である。 同上の間仕切り壁パネルを立設した状態を示す断面図である。 同上の上天井材、下天井材を施工した状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の一部省略断面図である。 同上の上天井下地及び下天井下地を施工した状態の断面図である。 同上の間仕切り壁パネルを立設した状態を示す断面図である。 同上の上天井材、下天井材を施工した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 上天井下地
2 下天井下地
3 床
4 間仕切り壁パネル
5 隙間
6 スペーサ部材
7 上天井材
8 下天井材
9 下野縁
10 下振れ止め桟

Claims (2)

  1. 上天井下地の側方に上天井下地より下方に位置するように下天井下地を形成し、床の所定位置に立設した間仕切り壁パネルの上端面を上天井下地の側端部の下面に当接した状態で該間仕切り壁パネルの上端部を上天井下地の側端部の下面に連結すると共に、該上天井下地の側端部を間仕切り壁パネルよりも下天井下地側に突出し、上記下天井下地の側端が上記床の所定位置に立設した間仕切り壁パネルの側面上部との間に隙間が形成されるように下天井下地の側端を間仕切り壁パネルの側面より離れる方向に後退させた構成とし、上記隙間にスペーサ部材を介在させた状態でスペーサ部材を介して下天井下地と間仕切り壁パネルとを連結し、上天井下地の下面に上天井材を取付けて該上天井材の側端を間仕切り壁パネルの一側面に当接し、下天井下地の下面に下天井材を取付けると共に該下天井材の側端部を下天井下地の側端部よりも突出させて該突出先端を間仕切り壁パネルの他側面に当接して成ることを特徴とする間仕切り構造。
  2. 上天井下地の側方に上天井下地より下方に位置するように下天井下地を形成し、該下天井下地を複数の並設した下野縁により構成し、下野縁の長手方向と直交する下振れ止め桟を並設する複数の下野縁の長手方向の一端部にわたって架設すると共に該下振れ止め桟を下振れ止め桟の側面の下野縁の長手方向の一端部からの突出位置が調整自在となるように取付け、床上に立設した間仕切り壁パネルの上端面を上天井下地の側端部の下面に当接した状態で該間仕切り壁パネルの上端部を上天井下地の側端部の下面に連結すると共に、該上天井下地の側端部を間仕切り壁パネルよりも下天井下地側に突出し、上記下振れ止め桟の下野縁の一端部からの突出位置が最も短い状態で該下振れ止め桟と上記床の所定位置に立設した間仕切り壁パネルの側面上部との間に隙間が形成されるように下野縁の側端を間仕切り壁パネルの側面より離れる方向に後退させた構成とすると共に、下振れ止め桟の側面を間仕切り壁パネルの上部側面に当接した状態で下野縁と下振れ止め桟とを連結し且つ下振れ止め桟と間仕切り壁パネルとを連結し、上天井下地の下面に上天井材を取付けて該上天井材の側端を間仕切り壁パネルの一側面に当接し、下天井下地の下面に下天井材を取付けると共に該下天井材の側端部を下天井下地の側端部よりも突出させて該突出先端を間仕切り壁パネルの他側面に当接して成ることを特徴とする間仕切り構造。
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