JP4479197B2 - ヒンジ、ヒンジ付き支持部材、表示装置 - Google Patents

ヒンジ、ヒンジ付き支持部材、表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、表示部が設置面上に縦置きされて傾く際の自重を利用して自動的に所望の角度にまで回動されるヒンジ、このヒンジを備えたヒンジ付き支持部材、そのヒンジを介して表示部と支持部材とが連結された表示装置に関する。
従来より、その傾き角度を調整可能に表示部が支持部材と連結された表示装置が知られている。例えば、特許文献1参照。
特開2000−242363号公報
このような表示装置では、支持部材が設置面上に載置された状態で、表示部は設置面上から浮かされて支持部材に支えられている。そして、支持部材に対して表示部が前後方向に揺動することで自在に傾き角度を変えることができ、使用者は表示画面を視認するにあたっての最適な角度に調整できるようになっている。
上記従来例では、表示装置を設置面上に置いたうえで、手で表示部を持ってその傾き角度を調整するようにしている。据え置き型の表示装置では一度所望の角度に調整してしまえば、使用のたびに角度を調整し直す必要性はそれほどないが、可搬型の表示装置の場合では、持ち運んでの移動中に角度が変わってしまう、あるいは持ち運びやすいように表示部の角度を意図的に変えるなどの理由により、移動させた場所に置くたびに手動で所望の角度への調整作業を要することが多くなり面倒である。
特に、最近は家庭内でも無線LAN(Local Area Network)の導入が普及しつつあり、そうなると例えば液晶表示装置と一体型の端末機器を家の中で移動させて使用する機会も増えてくるものと予想される。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、表示部の傾き角度調整の煩わしさを解消するヒンジ、ヒンジ付き支持部材、表示装置を提供することにある。
本発明のヒンジは、軸部材と、この軸部材に回動自在に装着された第1回動部材と、軸部材に巻回され、第1回動部材を第1の位置へと付勢している第1回動部材用コイルばねと、軸部材に回動自在に装着され、第1の位置から第1回動部材の付勢方向の反対方向に回動されると第1回動部材に係合される第2回動部材とを備え、第2回動部材が第1回動部材との係合位置まで回動され、更に第1回動部材の付勢方向の反対方向へと回動されると、第2回動部材と第1回動部材は共に、第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗して第2の位置に向けて回動されることを特徴としている。
また、本発明のヒンジ付き支持部材は、ヒンジと、このヒンジとの連結部と、設置面に対する支持部とを備え、更にヒンジは、連結部に固定された軸部材と、この軸部材に回動自在に装着された第1回動部材と、軸部材に巻回され、第1回動部材を第1の位置へと付勢している第1回動部材用コイルばねと、軸部材に回動自在に装着され、第1の位置から第1回動部材の付勢方向の反対方向に回動されると第1回動部材に係合される第2回動部材とを備え、第2回動部材が第1回動部材との係合位置まで回動され、更に第1回動部材の付勢方向の反対方向へと回動されると、第2回動部材と第1回動部材は共に、第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗して第2の位置に向けて回動されることを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、表示部と、この表示部への連結部と設置面に対する支持部を有する支持部材と、表示部と支持部材の連結部との間に介在されるヒンジとを備え、更にヒンジは、連結部に固定された軸部材と、この軸部材に回動自在に装着された第1回動部材と、軸部材に巻回され、第1回動部材を第1の位置へと付勢している第1回動部材用コイルばねと、表示部に取り付けられると共に軸部材に回動自在に装着され、第1の位置から第1回動部材の付勢方向の反対方向に回動されると第1回動部材に係合される第2回動部材とを備え、第2回動部材が第1回動部材との係合位置まで回動され、更に第1回動部材の付勢方向の反対方向へと回動されると、第2回動部材と第1回動部材は共に、第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗して、第1の位置よりも表示部と支持部材との開き角度が大きくされた第2の位置に向けて回動されることを特徴としている。
第1回動部材は、第1回動部材用コイルばねのねじり力によって第1の位置へと付勢されている。ここで第1の位置とは、ヒンジを介して連結される表示部と支持部材との開き角度が最も小さくされる角度である。支持部材は、設置面上に縦置きされる表示部の倒れを防止して表示部を所望の角度で支える。
第2回動部材は、上記第1の位置から、途中第1回動部材との係合位置を経由して第2の位置まで回動自在に軸部材に装着されている。ここで第2の位置とは、ヒンジを介して連結される表示部と支持部材との開き角度が最も大きくされる角度である。なお、第2回動部材が第1回動部材との係合位置に至った状態は、ヒンジを介して連結される表示部と支持部材との開き角度が、第1の位置と第2の位置との中間となる状態である。
第1の位置にある第2回動部材に対して、表示部が設置面上に縦置きされて表示画面の後方に傾く際の自重が作用すると、第2回動部材は第1回動部材との係合位置まで自動的に回動される。このとき、第1回動部材は第1回動部材用コイルばねの付勢力によって第1の位置にとどまったままである。第2回動部材は第1回動部材との係合位置まで回動されると、第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗する力が第2回動部材に作用しない限り、それ以上は回動されない。
この第2回動部材が第1回動部材に係合する位置に至った状態での表示部の傾き角度を、例えばエルゴノミクス(人が疲れずに快適に仕事を行うための科学的な法則性)を考慮した所望の角度に設定しておけば、表示部を設置面上に縦置き載置するだけで表示部の自重を利用して表示部の角度をそのエルゴノミクスに基づいた最適な傾き角度に自動的にさせることができる。
上記角度よりも更に大きく表示部を傾けたい場合には、表示部の自重より更に大きな力として、例えば表示部の上部に手をかけて斜め下方に押して表示部を更に傾けようとする力を加える。そうすると、第1回動部材は第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗して第2の位置に向けて回動される。このとき、第1回動部材に係合している第2回動部材も第1回動部材と共に第2の位置に向けて回動される。
この第2の位置に向けた第1、第2回動部材の回動により、表示部と支持部材との開き角度は、上述した表示部の自重によって開いた角度よりも更に大きくされ、その分、表示部も大きく傾く。
後方に傾いた表示部を手前側に戻して立てるようにすると、第1回動部材は第1回動部材用コイルばねの付勢力によって第1の位置まで戻される。第2回動部材も、表示部の自重の作用から開放され第1の位置まで戻すことが可能になる。
したがって、表示部と支持部材との開き角度を小さくした状態で持ち運んだり、輸送時などの梱包、あるいは非使用時の収納などを行える。この結果、コンパクトな状態で持ち運ぶことができ、また、梱包や収納スペースの省スペース化が図れる。
また、第2回動部材が第1の位置で安定して保持されるような構成とすれば、持ち運んでいるときに第2回動部材が不所望に振れることによる支持部材と表示部との衝突音の発生や破損を防止することができる。
このような構成として、例えば、第2回動部材の回動に対して摩擦力を与える構成が挙げられる。更に具体的には、第2回動部材に対して面接触で圧接する部材を設けることが考えられる。その部材と第2回動部材との圧接部に生じる摩擦力は、表示部の自重による第2回動部材の第1の位置から第1回動部材との係合位置までの回動、及びその係合位置から例えば手動による第1の位置まで戻される回動は許容する強さとしておく。
あるいは、第2回動部材用コイルばねによって、第2回動部材を第1の位置へと付勢する構成としてもよい。第2回動部材を第1の位置から第1回動部材との係合位置まで回動させる力が解除されると、第2回動部材は第2回動部材用コイルばねの付勢力によって第1の位置まで自動的に戻される。第2回動部材用コイルばねは、表示部の自重による第2回動部材の第1回動部材との係合位置への回動を許容するように、上記第1回動部材用コイルばねよりもばね定数(ばねの強さ)を小さくしておく。
この構成の場合には、表示装置を設置面上から持ち上げれば、自動的に支持部材と表示部との開き角度が最も小さくされる第1の位置とすることができ、手で支持部材を第1の位置に回動させる必要がない。
また、支持部材において設置面上との接触部である支持部にローラを取り付ければ、支持部材は、表示部の後方への倒れに伴って、そのローラを介して設置面上を円滑に後退移動され、所望の開き角度への調整が行い易くなる。
ローラの材質としては、ゴム、樹脂、金属などを用いることができる。特にゴムであれば設置面との摩擦力を高めて設置面に対してローラが空回りするすることを抑制でき、設置面の材質に左右されることなく円滑に支持部材の設置面上での移動が行える。
本発明のヒンジを表示部の傾き角度調整用として用いれば、表示部が後方へと倒れる際の自重を利用した傾き角度の自動調整が可能になる。
本発明のヒンジ付き支持部材を表示部の支持部材として用いれば、表示部が後方へと倒れる際の自重を利用した傾き角度の自動調整が行われた状態で表示部を支えることができる。
本発明の表示装置によれば、表示部を設置面上に立てて載置するだけで、後方へと倒れる際の自重を利用してヒンジの第1回動部材を自動的に回動させ、これに連動して支持部材を設置面上で後退するように移動させて、表示部を所望の傾き角度にさせることができる。更に、ヒンジの第1回動部材用コイルばねの付勢力によってその状態を安定して保持することができる。
[第1の実施形態]
(表示装置の構成)
図1〜図3に本実施形態に係る表示装置1を示す。図1は正面から見た図を、図3は背面から見た図を、図2は要部を側面側から見た図を示す。
表示装置1は、表示画面6を有する表示部2と、表示部2を設置面上で立たせた状態で支持する支持部材3と、表示部2と支持部材3との連結箇所に介在されるヒンジとから主として構成される。
表示部2は例えば液晶表示パネルを用いた表示部である。その他、有機、無機EL(Electro Luminescence)素子や、発光ダイオードを用いた自発光型の表示部、更にはプラズマディスプレイパネルを用いた表示部であってもよい。
表示部2には、その上下左右の4つの端部を囲むようにして四角い枠部材66が取り付けられている。枠部材66の左右の側部67はそれぞれ、表示部2の左右の側端部に沿って延在してその側端部に固定されている。枠部材66の側部67の上端部及び下端部は表示部2の側端部から延出し、側部67の上端部には表示部2の上端部に沿って延在する上部68が連結され、側部67の下端部には表示部2の下端部に沿って延在する下部39が連結されている。
枠部材66の上部68と、表示部2の上端部との間には間隙が形成され、その間隙に手を差し入れて枠部材66の上部68を把持することで表示装置1を持ち運ぶことができる。
表示部2の背面側に取り付けられる支持部材3は、図3、4に示すように略四角い枠状を呈している。なお、図4は、図3に示される支持部材3を反対側から見た斜視図である。
支持部材3はヒンジ10を介して表示部2に対して回動自在に連結されている。具体的には、後述するヒンジ10の軸部材に支持部材3の連結部が固定され、ヒンジ10の第2回動部材30に形成された取付部36が表示部2に固定されている。
また、図4に示すように、支持部材3において設置面に接触される部分である設置面に対する支持部には軸14が取り付けられ、その軸14に例えばゴム製のローラ15が回転自在に嵌め込まれている。
表示部2は、図2に示すように、「八」の字状に開かれた枠部材66の下部69と支持部材3とによって、設置面上に支持される。
また、図3に示すように、支持部材3は、枠状になっているので、表示部2背面の下部に設けられたコネクタ部64を隠さず、よってコネクタ部64に対する各種ケーブルや端子の抜き差しに際して障害にならない。
(ヒンジの構成)
次に、図8〜図12を参照して、本実施形態に係るヒンジ10について説明する。なお、何れの図においても、内部の構造を明示するため図4に示されるカバー18は取り外して示している。
図8はヒンジ10の斜視図を示し、図9はその平面図を示し、図10は図8におけるA部の拡大斜視図を示し、図11は図10の反対側の斜視図を示し、図12(a)は図9における[X]−[X]線方向の断面図を示し、図12(b)は図9を側面側から見た図を示す。
ヒンジ10は、図4に示すように、支持部材3の表示部2に向き合わされる面に連結される。具体的には、支持部材3の4つのコーナー部のうち上側の2つのコーナー部近傍にそれぞれヒンジ10が連結される。
支持部材3におけるヒンジ連結箇所には、突出部3c(図5参照)が形成され、この突出部3cには、図10に示すように、円筒状の連結部3aが一体的に接続されている。したがって、連結部3aは突出部3cを介して支持部材3に固定されている。
図10に示すように、その連結部3aには軸部材20の一端部が嵌まり込んで固定されている。軸部材20は連結部3aから突出して固定されており、その他端部にはナット21が螺着されている。
軸部材20の軸方向に関してのほぼ中央には第1回動部材22が回動自在に装着されている。第1回動部材22は、リング部23と筒部24とが一体的に結合されてなる。リング部23の中央孔及び筒部24内を軸部材20が通っている。
第1回動部材22のリング部23の周面には複数の凹部25、27、28(図12参照)が形成されている。凹部25は、第1回動部材用コイルばね29の一端部が嵌まり込むばね係止部として機能する。凹部27には、図11に示すように、第2回動部材30の係合部32が配置される。凹部28には、支持部材3の連結部3aに一体的に形成されたストッパ片3bの先端部が配置される(図12参照)。
軸部材20において、支持部材3の連結部3aと、第1回動部材22のリング部23との間の部分には、第1回動部材用コイルばね(以下、単にコイルばねとも称する)29が巻回されている。コイルばね29の一端部は、第1回動部材22のリング部23に形成された上記凹部25に嵌まり込んで係止され、他端部は支持部材3の連結部3aに差し込まれて係止されている。
これにより、コイルばね29は、軸方向まわりのねじり力でもって第1回動部材22を図10に示す矢印方向に付勢している。この付勢力を受けて第1回動部材22は軸部材20の軸まわりに矢印方向に回動されるが、凹部28の内壁部28aが上述したストッパ片3bの先端部に当接することで、それ以上の回動が規制される。
軸部材20において、第1回動部材22の筒部24と、ナット21との間の部分には、筒部24側から順に、リング部材33、第2回動部材30、リング部材34、ワッシャー35が装着されている。
リング部材33は軸部材20に固定され、第1回動部材22と第2回動部材30との間隔を一定に保つ役割を担っている。リング部材34は、リング部材33よりも直径が大きい。このリング部材34は、軸部材20に対するナット21の締め込みによって第2回動部材30に押し付けられている。
第2回動部材30は、両リング部材33、34に挟まれるようにして軸部材20に回動自在に装着されている。上述した、リング部材34の第2回動部材30に対する押し付け力は、第2回動部材30の軸部材20に対する回動を許容するように調整されている。
第2回動部材30には、上述した第1回動部材22の凹部27に向けて突出した係合部32(図11参照)が形成されており、この係合部32の先端部は凹部27内に配置されている。第2回動部材30が軸部材20に対して回動されることで、その係合部32の先端部は、凹部27の相対向する両内壁部27a、27b間を移動可能となっている。
第2回動部材30は、軸部材20に装着された部分から軸部材20の径外方に延出する長尺板状を呈し、その延出先はほぼ直角に屈曲されて、表示部2に対する取付部36を形成している。
(ヒンジ及び支持部材の動作)
支持部材3に対して外力が作用していない場合には、ヒンジ10は図12に示す状態にあり、これは図5に示すように表示部2と支持部材3との開きが最も小さくされた第1の位置にある状態である。
この第1の位置では、第1回動部材22は、コイルばね29のねじり力によって図10で矢印で示す方向に付勢されて、図12(a)に示すように凹部28の内壁部28aが支持部材3のストッパ片3bに当接することによってそれ以上の回動は規制されている。
第2回動部材30は、第1の位置においては、図12(a)に示すように、その係合部32が第1回動部材22に形成された凹部27の内壁部27aに当接した位置にある。
そして、図5に示すように表示部2が設置面s上に縦置きされて後方(図では右方)へと倒れる際の自重が作用すると、第2回動部材30は図10で示す矢印の反対方向に回動され、第2回動部材30の係合部32は図12(a)で示される位置から図13(a)で示されるように第1回動部材22に形成された凹部27の内壁部27bに当接する位置(第1回動部材22に対する係合位置)へと移動される。
すなわち、表示部2が後方に倒れる際の自重によって、支持部材3のローラ15が図5の状態から図6に示すように設置面上を後方へと滑って移動され、表示部2が自動的に(表示部2を単に設置面s上に立てるだけで)図6に示す所望の角度に傾き、この状態で保持される。
コイルばね29の付勢力に抗する回動力が第2回動部材30及び第1回動部材22に作用しない限り、表示部2の倒れる自重のみによっては支持部材3は図6に示す以上は設置面s上を後退しない。したがって、図6、図13の状態において、第1回動部材22はコイルばね29の付勢力によって第1の位置にとどまったままである。
図6の状態で保持される表示部2の傾き角度が、例えばエルゴノミクス(人が疲れずに快適に仕事を行うための科学的な法則性)を考慮した所望の角度となるように設定しておけば、表示部2を設置面s上に縦置き載置するだけで表示部2の自重を利用して表示部2の角度をそのエルゴノミクスに基づいた最適な傾き角度に自動的にさせることができる。
上記角度よりも更に大きく表示部2を傾けたい場合には、表示部2の自重より更に大きな力として、例えば枠部材66の上部68に手をかけて斜め下方に押して表示部2を更に傾けようとする力を加える。
この力によって、第2回動部材30及び第1回動部材22に対して、コイルばね29の付勢力に抗する図10で示す矢印の反対方向への回動力が作用する。厳密に言うとこの回動力は第1回動部材22には直接作用せず、第2回動部材30に直接作用して、第1回動部材22の凹部27の内壁部27bに当接した第1回動部材22との係合位置にある第2回動部材30の係合部32がその内壁部27bを図13(a)において時計方向に押すことで、第1回動部材22はコイルばね29の付勢力に抗して回動される。
これにより、ヒンジ10は図14に示す状態となり、これは図7に示すように表示部2と支持部材3との開き角度が最も大きくされた第2の位置にある状態である。第2の位置においては、図14(a)に示すように、第1回動部材22はその凹部28の内壁部28bが支持部材3のストッパ片3bに当接することでそれ以上の回動が規制される。第2回動部材30はその係合部32が第1回動部材22の凹部27の内壁部27bに当接することでそれ以上の回動が規制される。
なお、図7で示す第2の位置まで完全に開かなくても、表示部2の自重と設置面sと支持部材3との接触摩擦によって、途中の角度での保持も可能である。
また、支持部材3は例えばゴム製のローラ15を介して設置面sと接触しているので、設置面sの材質に左右されることなく、上述した図5から図6、更には図6から図7に至る支持部材3の設置面s上の後退移動を容易にし、表示部2の傾き動作を円滑に行うことができる。
後方に傾いた表示部2を手前側に戻して立てるようにすると、第1回動部材22はコイルばね29の付勢力によって第1の位置まで戻される。この第1回動部材22の第1の位置への戻り動作に伴って、第2回動部材30の係合部32が第1回動部材22の凹部27の内壁部27bで、図14において反時計方向に押されて、図13で示す位置まで戻される。
更に、表示部2の自重の作用から開放されると、例えば手で支持部材3を表示部2側に押すことで第2回動部材30を第1の位置まで戻すことが可能になる。以上の動作によって、図5に示すように表示部2と支持部材3との開き角度が小さくされ、表示装置1全体の奥行き寸法をスリムにした状態で表示装置1を持ち運んだり、輸送時などの梱包、あるいは非使用時の収納などを行える。
この第1の位置にある状態では、第1回動部材22はコイルばね29の付勢力によって第1の位置が保持され、第2回動部材30はリング部材34との摩擦力によって第1の位置が保持されているので、図5に示す表示部2と支持部材3との開きが最も小さくされた状態を安定して維持できる。この結果、持ち運んでいる際に支持部材3が揺動することを防げ、その揺動に起因する破損や異音の発生を防止できる。更には、梱包に際して支持部材3を表示部2側に押さえつけておく部材が不要であり、梱包スペースの省スペース化が図れる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、ヒンジのみが上記第1の実施形態と異なる。したがって、表示部2や支持部材3などのヒンジ以外の構成は上記第1の実施形態と同じであり、その詳細な説明は省略する。
(ヒンジの構成)
本実施形態に係るヒンジ40について図15〜図21を参照して説明する。なお、何れの図においても、内部の構造を明示するため図4に示されるカバー18は取り外して示している。
図5はヒンジ40の斜視図を示し、図16はその平面図を示し、図17は図15におけるB部の拡大斜視図を示し、図18は図17の反対側の斜視図を示し、図19(a)は図16における[Y]−[Y]線方向の断面図を示し、図19(b)は図16を側面側から見た図を示す。
ヒンジ40は、第1の実施形態と同様、図4に示すように、支持部材3の表示部2に向き合わされる面に連結される。具体的には、支持部材3の4つのコーナー部のうち上側の2つのコーナー部近傍にそれぞれヒンジ40が連結される。
支持部材3におけるヒンジ連結箇所には、突出部3c(図5参照)が形成され、この突出部3cには、図17に示すように、円筒状の連結部3aが一体的に接続されている。したがって、連結部3aは突出部3cを介して支持部材3に固定されている。
図17に示すように、その連結部3aには軸部材20の一端部が嵌まり込んで固定されている。軸部材20は連結部3aから突出して固定されており、その他端部にはナット21が螺着されている。
軸部材20の軸方向に関してのほぼ中央には第1回動部材42が回動自在に装着されている。第1回動部材42は、リング部43と筒部44とが一体的に結合されてなる。リング部43の中央孔及び筒部44内を軸部材20が通っている。
第1回動部材42のリング部43の周面には複数の凹部45、46、47、48(図19参照)が形成されている。凹部45は、第1回動部材用コイルばね29の一端部が嵌まり込むばね係止部として機能する。凹部46は、第2回動部材用コイルばね55の一端部が嵌まり込むばね係止部として機能する。凹部47には、図18に示すように、第2回動部材50の係合部52が配置される。凹部48には、支持部材3の連結部3aに一体的に形成されたストッパ片3bの先端部が配置される(図19参照)。
軸部材20において、支持部材3の連結部3aと、第1回動部材42のリング部43との間の部分には、第1回動部材用コイルばね(以下、単にコイルばねとも称する)29が巻回されている。コイルばね29の一端部は、第1回動部材42のリング部43に形成された上記凹部45に嵌まり込んで係止され、他端部は支持部材3の連結部3aに差し込まれて係止されている。
これにより、コイルばね29は、軸方向まわりのねじり力でもって第1回動部材42を図17に示す矢印方向に付勢している。この付勢力を受けて第1回動部材42は軸部材20の軸まわりに矢印方向に回動されるが、凹部48の内壁部48aが上述したストッパ片3bの先端部に当接することで、それ以上の回動が規制される。
軸部材20において、第1回動部材42の筒部44と、ナット21との間の部分には、筒部44側から順に、リング部材33、第2回動部材50、第2回動部材用コイルばね(以下、単にコイルばねとも称する)55、ワッシャー35が装着されている。
リング部材33は軸部材20に固定され、第1回動部材42と第2回動部材50との間隔を一定に保つ役割を担っている。
第2回動部材50には、上述した第1回動部材42の凹部47に向けて突出した係合部52(図18参照)が形成されており、この係合部52の先端部は凹部47内に配置されている。第2回動部材50が軸部材20に対して回動されることで、その係合部52の先端部は、凹部47の相対向する両内壁部47a、47b間を移動可能となっている。
コイルばね55の一端部は、第1回動部材42のリング部43に形成された上記凹部46に嵌まり込んで係止され、他端部は支持部材3の連結部3aに差し込まれて係止されている。
コイルばね55は、上述した第1回動部材用コイルばね29よりもはね定数(ばねの強さ)が小さくされている。例えば、線径がコイルばね29よりも細くされている。その他に、材質や巻数、巻径などの調整によって、コイルばね29よりもはね定数が小さくなるようにしてもよい。
これにより、コイルばね55は、軸方向まわりのねじり力でもって第2回動部材50を図17に示す矢印方向に付勢している。この付勢力を受けて第2回動部材50は軸部材20の軸まわりに矢印方向に回動されるが、図19(a)に示すように、係合部52が第1回動部材42の凹部47の内壁部47aに当接することで、それ以上の回動が規制される。
第2回動部材30は、軸部材20に装着された部分から軸部材20の径外方に延出する長尺板状を呈し、その延出先はほぼ直角に屈曲されて、表示部2に対する取付部36を形成している。
(ヒンジ及び支持部材の動作)
支持部材3に対して外力が作用していない場合には、ヒンジ40は図19に示す状態にあり、これは図5に示すように表示部2と支持部材3との開きが最も小さくされた第1の位置にある状態である。
この第1の位置では、第1回動部材42は、コイルばね29のねじり力によって図17で矢印で示す方向に付勢されて、図19(a)に示すように凹部48の内壁部48aが支持部材3のストッパ片3bに当接することによってそれ以上の回動は規制されている。
第2回動部材50は、コイルばね55のねじり力によって図17で矢印で示す方向に付勢されて、図19(a)に示すように係合部52が凹部47の内壁部47aに当接することによってそれ以上の回動は規制されている。
そして、図5に示すように表示部2が設置面s上に縦置きされて後方(図では右方)へと倒れる際の自重が作用すると、第2回動部材50はコイルばね55の付勢力に抗して、図17で示す矢印の反対方向に回動され、第2回動部材50の係合部52は図19(a)で示される位置から図20(a)で示されるように第1回動部材42に形成された凹部47の内壁部47bに当接する位置(第1回動部材42に対する係合位置)へと移動される。
すなわち、表示部2が後方に倒れる際の自重によって、支持部材3のローラ15が図5の状態から図6に示すように設置面上を後方へと滑って移動され、表示部2が自動的に(表示部2を単に設置面s上に立てるだけで)図6に示す所望の角度に傾き、この状態で保持される。
第1回動部材42を第1の位置へと付勢しているコイルばね29の付勢力に抗する回動力が第2回動部材50及び第1回動部材42に作用しない限り、表示部2の倒れる自重のみによっては支持部材3は図6に示す以上は設置面s上を後退しない。したがって、図6、図20の状態において、第1回動部材42はコイルばね29の付勢力によって第1の位置にとどまったままである。
図6の状態で保持される表示部2の傾き角度が、例えばエルゴノミクス(人が疲れずに快適に仕事を行うための科学的な法則性)を考慮した所望の角度となるように設定しておけば、表示部2を設置面s上に縦置き載置するだけで表示部2の自重を利用して表示部2の角度をそのエルゴノミクスに基づいた最適な傾き角度に自動的にさせることができる。
上記角度よりも更に大きく表示部2を傾けたい場合には、表示部2の自重より更に大きな力として、例えば枠部材66の上部68に手をかけて斜め下方に押して表示部2を更に傾けようとする力を加える。
この力によって、第2回動部材50及び第1回動部材42に対して、コイルばね29、55の付勢力に抗する図17で示す矢印の反対方向への回動力が作用する。厳密に言うとこの回動力は第1回動部材42には直接作用せず、第2回動部材50に直接作用して、第1回動部材42の凹部47の内壁部47bに当接した第1回動部材42との係合位置にある第2回動部材50の係合部52がその内壁部47bを図20(a)において時計方向に押すことで、第1回動部材42はコイルばね29の付勢力に抗して回動される。
これにより、ヒンジ40は図21に示す状態となり、これは図7に示すように表示部2と支持部材3との開き角度が最も大きくされた第2の位置にある状態である。第2の位置においては、図21(a)に示すように、第1回動部材42はその凹部48の内壁部48bが支持部材3のストッパ片3bに当接することでそれ以上の回動が規制される。第2回動部材50はその係合部52が第1回動部材42の凹部47の内壁部47bに当接することでそれ以上の回動が規制される。
なお、図7で示す第2の位置まで完全に開かなくても、表示部2の自重と設置面sと支持部材3との接触摩擦によって、途中の角度での保持も可能である。
また、支持部材3は例えばゴム製のローラ15を介して設置面sと接触しているので、設置面sの材質に左右されることなく、上述した図5から図6、更には図6から図7に至る支持部材3の設置面s上の後退移動を容易にし、表示部2の傾き動作を円滑に行うことができる。
後方に傾いた表示部2を手前側に戻して立てるようにすると、第1回動部材42はコイルばね29、55の付勢力によって第1の位置まで戻される。この第1回動部材42の第1の位置への戻り動作に伴って、第2回動部材50の係合部52が第1回動部材42の凹部47の内壁部47bで、図21において反時計方向に押されて、更にはコイルばね55の付勢力によって、図20で示す位置まで戻される。
更に、表示部2の自重の作用から開放されると、コイルばね55の付勢力によって、第2回動部材50は第1の位置まで自動的に戻される。以上の動作によって、図5に示すように表示部2と支持部材3との開き角度が小さくされ、表示装置1全体の奥行き寸法をスリムにした状態で表示装置1を持ち運んだり、輸送時などの梱包、あるいは非使用時の収納などを行える。
この第1の位置にある状態では、第1回動部材42はコイルばね29の付勢力によって第1の位置が保持され、第2回動部材50はコイルばね55の付勢力によって第1の位置が保持されているので、図5に示す表示部2と支持部材3との開きが最も小さくされた状態を安定して維持できる。この結果、持ち運んでいる際に支持部材3が揺動することを防げ、その揺動に起因する破損や異音の発生を防止できる。更には、梱包に際して支持部材3を表示部2側に押さえつけておく部材が不要であり、梱包スペースの省スペース化が図れる。
また、本実施形態では、第2回動部材50は、表示部2の自重の作用から開放されると、コイルばね55の付勢力によって第1の位置まで戻されるので、上記第1の実施形態のように支持部材3を手で表示部2側に押すことなく、表示装置1を持ち上げると同時に自動的に図5に示す状態とされる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
ヒンジ10、40の個数は2個に限らず、1個でも、3個以上であってもよい。その取付箇所も、支持部材3の横幅方向に関して両端部分に限らず、中央部分に取り付けてもよい。
また、支持部材3は枠(輪)形状であることに限らず、中をくり抜かれない形状、例えば矩形状を呈していてもかまわない。
また、表示装置1には、入力手段としてキーボードが開閉自在に一体的に連結されていてもよい。もちろん、そのキーボードは表示装置1にワイヤで接続される、あるいはワイヤレスで接続されるようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る表示装置の正面図である。 同表示装置の要部を側面側から見た斜視図である。 同表示装置を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るヒンジ付き支持部材の斜視図である。 同支持部材が表示部に対して第1の位置にある状態の側面図である。 図5の状態から自重によって表示部と支持部材との開き角度が大きくされた状態の側面図である。 図6の状態から更に表示部と支持部材との開き角度が大きくされた第2の位置にある状態の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るヒンジの斜視図である。 同第1の実施形態に係るヒンジの平面図である。 図8におけるA部の拡大斜視図である。 図10に示される部分の反対側の斜視図である。 図5の状態にあるヒンジを示し、(a)は図9における[X]−[X]線方向の断面図であり、(b)は図9の側面図である。 図6の状態にあるヒンジを示し、(a)は図12(a)の状態から動作された状態を示し、(b)は図12(b)の状態から動作された状態を示す。 図7の状態にあるヒンジを示し、(a)は図13(a)の状態から動作された状態を示し、(b)は図13(b)の状態から動作された状態を示す。 本発明の第2の実施形態に係るヒンジの斜視図である。 同第2の実施形態に係るヒンジの平面図である。 図15におけるB部の拡大斜視図である。 図17に示される部分の反対側の斜視図である。 図5の状態にあるヒンジを示し、(a)は図16における[Y]−[Y]線方向の断面図であり、(b)は図16の側面図である。 図6の状態にあるヒンジを示し、(a)は図19(a)の状態から動作された状態を示し、(b)は図19(b)の状態から動作された状態を示す。 図7の状態にあるヒンジを示し、(a)は図20(a)の状態から動作された状態を示し、(b)は図20(b)の状態から動作された状態を示す。
符号の説明
1…表示装置、2…表示部、3…支持部材、3a…連結部、6…表示画面、10…ヒンジ、15…ローラ、20…軸部材、22…第1回動部材、29…第1回動部材用コイルばね、30…第2回動部材、32…係合部、40…ヒンジ、42…第1回動部材、50…第2回動部材、52…係合部、55…第2回動部材用コイルばね。

Claims (8)

  1. 表示部と前記表示部を支持する支持部材とを連結するヒンジであって、
    前記支持部材に固定される軸部材と、
    当接面を有する係合凹部を含み、前記軸部材に回動自在に装着された第1回動部材と、
    前記軸部材に巻回され、前記第1回動部材を第1の位置へと付勢している第1回動部材用コイルばねと、
    前記表示部に固定される取付部と、前記第1の位置から前記第1回動部材の付勢方向の反対方向に回動されると前記係合凹部内を移動し前記当接面に当接される係合突起部とを有し、前記軸部材に回動自在に装着された第2回動部材とを備え、
    前記第2回動部材が、前記係合突起部が前記当接面に当接されている位置から更に前記第1回動部材の付勢方向の反対方向へと回動されると、前記係合突起部により前記当接面が押圧されることで、前記第2回動部材及び前記第1回動部材が共に前記第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗して第2の位置に向けて回動される
    ヒンジ。
  2. 請求項1に記載のヒンジであって、
    前記軸部材に巻回され前記第2回動部材を前記第1の位置へと付勢する、前記第1回動部材用コイルばねよりもばね定数の小さい第2回動部材用コイルばねをさらに具備し、
    前記第2回動部材を前記第1の位置から前記係合突起部が前記当接面に当接されている位置まで回動させる力が解除されると、前記第2回動部材は前記第2回動部材用コイルばねの付勢力によって前記第1の位置まで戻される
    ヒンジ。
  3. 設置面に載置される表示部を支持するヒンジ付き支持部材であって、
    前記設置面に載置される支持部と、
    前記支持部に固定される軸部材と、
    当接面を有する係合凹部を含み、前記軸部材に回動自在に装着された第1回動部材と、
    前記軸部材に巻回され、前記第1回動部材を第1の位置へと付勢している第1回動部材用コイルばねと、
    前記表示部に固定される取付部と、前記第1の位置から前記第1回動部材の付勢方向の反対方向に回動されると前記係合凹部内を移動し前記当接面に当接される係合突起部とを有し、前記軸部材に回動自在に装着された第2回動部材とを備え、
    前記第2回動部材が、前記係合突起部が前記当接面に当接されている位置から更に前記第1回動部材の付勢方向の反対方向へと回動されると、前記係合突起部により前記当接面が押圧されることで、前記第2回動部材及び前記第1回動部材が共に前記第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗して第2の位置に向けて回動されるヒンジと
    を具備するヒンジ付き支持部材。
  4. 請求項3に記載のヒンジ付き支持部材であって、
    前記軸部材に巻回され前記第2回動部材を前記第1の位置へと付勢する、前記第1回動部材用コイルばねよりもばね定数の小さい第2回動部材用コイルばねをさらに具備し、
    前記第2回動部材を前記第1の位置から前記係合突起部が前記当接面に当接されている位置まで回動させる力が解除されると、前記第2回動部材は前記第2回動部材用コイルばねの付勢力によって前記第1の位置まで戻される
    ヒンジ付き支持部材。
  5. 請求項3に記載のヒンジ付き支持部材であって、
    前記支持部は、前記設置面に当接するローラを有するヒンジ付き支持部材。
  6. 設置面に載置される表示装置であって、
    前記設置面に載置される表示部と、
    前記設置面に載置され前記表示部を支持する支持部と、
    前記支持部に固定される軸部材と、
    当接面を有する係合凹部を含み、前記軸部材に回動自在に装着された第1回動部材と、
    前記軸部材に巻回され、前記第1回動部材を第1の位置へと付勢している第1回動部材用コイルばねと、
    前記表示部に固定される取付部と、前記第1の位置から前記第1回動部材の付勢方向の反対方向に回動されると前記係合凹部内を移動し前記当接面に当接される係合突起部とを有し、前記軸部材に回動自在に装着された第2回動部材とを備え、
    前記第2回動部材が、前記係合突起部が前記当接面に当接されている位置から更に前記第1回動部材の付勢方向の反対方向へと回動されると、前記係合突起部により前記当接面が押圧されることで、前記第2回動部材及び前記第1回動部材が共に前記第1回動部材用コイルばねの付勢力に抗して第2の位置に向けて回動されるヒンジと
    を具備する表示装置。
  7. 請求項6に記載の表示装置であって、
    前記軸部材に巻回され前記第2回動部材を前記第1の位置へと付勢する、前記第1回動部材用コイルばねよりもばね定数の小さい第2回動部材用コイルばねをさらに具備し、
    前記第2回動部材を前記第1の位置から前記係合突起部が前記当接面に当接されている位置まで回動させる力が解除されると、前記第2回動部材は前記第2回動部材用コイルばねの付勢力によって前記第1の位置まで戻される
    表示装置。
  8. 請求項7に記載の表示装置であって、
    前記支持部は、前記設置面に当接するローラを有する表示装置。
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