JP4478492B2 - 光源装置および光源装置の冗長切り替え方法 - Google Patents

光源装置および光源装置の冗長切り替え方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4478492B2
JP4478492B2 JP2004096023A JP2004096023A JP4478492B2 JP 4478492 B2 JP4478492 B2 JP 4478492B2 JP 2004096023 A JP2004096023 A JP 2004096023A JP 2004096023 A JP2004096023 A JP 2004096023A JP 4478492 B2 JP4478492 B2 JP 4478492B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse train
optical pulse
optical
output
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004096023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005286581A (ja
Inventor
泰彦 青木
英之 宮田
節生 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004096023A priority Critical patent/JP4478492B2/ja
Priority to US10/885,755 priority patent/US7447446B2/en
Priority to EP04016462A priority patent/EP1583259B1/en
Priority to DE602004019181T priority patent/DE602004019181D1/de
Publication of JP2005286581A publication Critical patent/JP2005286581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4478492B2 publication Critical patent/JP4478492B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0287Protection in WDM systems
    • H04J14/0297Optical equipment protection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/03Arrangements for fault recovery
    • H04B10/032Arrangements for fault recovery using working and protection systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/508Pulse generation, e.g. generation of solitons
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems

Description

本発明は、光通信システムにおいて用いて好適の、光源装置および光源装置の冗長切り替え方法に関するものである。
光通信システムでは現在、波長多重通信技術(WDM: Wavelength Division Multiplexing)を用いることによって伝送容量を増大させている。波長多重通信システムにおいては、従来から信号源としてCW(Continuous Wave)単一波長を発生する半導体レーザが広く用いられており、チャンネル数が増加するに伴い、運用チャンネル数分の個別光源が必要となってきた。
これらの光源に障害が発生した場合の冗長構成を実現するには、現用および予備用の光源が運用波長数ごとに必要であるとともに、現用/予備の光を切り替えるための光スイッチが必要となる。
上述したように、単一波長を発生する光源を用いて波長多重通信システムを構築するには、運用チャンネル数分の光源が必要であり、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication sector)で定められるチャンネル間隔に運用波長を固定するために、個別デバイス毎の温度制御や波長モニタも必要になる。
そのうえ、このような単一波長を発生する光源を用いて冗長構成を実現するには、各波長の光源単位に冗長構成を持たせる必要があるため、チャンネル数の増加に伴い、光源部分が占めるスペースや消費電力が莫大なものになる。
さらに、このような運用チャンネル数に対応して設けられる複数の光源を用いた光源装置において冗長構成を実現する場合は、各光源から発生しているCW光(連続光)については、障害が発生すると、障害の検知時間とスイッチの切り替え時間の間に全く光が発生されていない状態(断状態)が生まれることになるため、このCW光の断状態となっている期間は、伝送誤りの発生など、通信に支障を来たす原因となる。
これに対し、現在、数100から1000波長程度の光キャリアを一括生成する技術であるスーパーコンティニュウム(Super Continuum)光源が検討されている。このSC光源は、上述のごとき運用チャンネル数に対応して複数の光源をそなえた光源装置に比べれば温度制御等が簡素となるほか、チャンネル数に増加によっては装置スペースや消費電力が莫大に増加するものではない。
しかし、このSC光源においては、障害など発生した場合の冗長構成法などは提案されていない。SC光源を用いて波長多重光通信システムを構築するにあたっても、一つの光源システムに障害が発生した場合に待機系の光源システムに切り替える冗長構成を実現することが求められている。
なお、本願発明に関連する公知技術として、以下に示す特許文献1に記載された技術がある。この特許文献1には、製品歩留まりを向上できるようにした光回路に関するものであって、具体的には、複数個の光素子としてのDFBレーザを集積した多波長光源光回路について記載されている。
特開2002−319731号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術においては、発振波長の相互に異なるDFBレーザの冗長構成を実現するためのものであって、上述のごときSC光源を用いた冗長構成を実現するものではない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、SC光源を用いながら、無瞬断で現用系から予備系に切り替えることができるようにして、たとえば、障害の検知から予備系への切り替え時に、出力されているCW光の断状態が発生することを回避できるようにした、光源装置および光源装置の冗長切り替え方法を提供することを目的とする。
発明の光源装置は、周期的な光パルス列を互いに同期して生成しうる複数の光パルス列生成部と、該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる光スイッチ部と、該光スイッチ部から出力された光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部と、該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、上記複数の光パルス列生成部で生成される各光パルス列の状態に応じて無瞬断で切り替えるべく、該光スイッチ部を制御する光スイッチ制御部と、をそなえ、該光スイッチ制御部が、該複数の光パルス列生成部から出力された上記各光パルス列を電気信号に変換する光電変換部と、該光電変換部で電気信号に変換された上記各光パルス列の異常を検出する異常検出部と、該光電変換部で電気信号に変換された上記各光パルス列における消光/発光タイミングを抽出するタイミング抽出部と、該異常検出部にて、上記現用とする光パルス列に異常が検出された場合には、該タイミング抽出部で抽出された消光タイミングにおいて、上記現用とする光パルス列を無瞬断に切り替えるべく、該光スイッチ部に第1制御信号を出力する第1制御信号出力部と、をそなえて構成されたことを特徴としている。
また、本発明の光源装置は、周期的な光パルス列を互いに同期して生成しうる複数の光パルス列生成部と、該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる光スイッチ部と、該光スイッチ部から出力された光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部と、該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、上記複数の光パルス列生成部で生成される各光パルス列の状態に応じて無瞬断で切り替えるべく、該光スイッチ部を制御する光スイッチ制御部と、をそなえ、該光スイッチ制御部が、該出力光生成部で生成された上記出力光としての該スーパーコンティニュウム光における特定の一波長成分の変動をもとに、現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態を判定する状態判断部と、該状態判断部で上記現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態が異常であると判定された場合に、該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、無瞬断に切り替えるべく、該光スイッチ部に第2制御信号を出力する第2制御信号出力部とをそなえ、前記状態判断部での前記判定に用いる特定の一波長成分の変動は、前記光パルス列におけるパルス幅の影響に対し変動を受け易い、特定の信号チャンネルの波長成分もしくは通信用キャリアとして使われていない波長成分の変動であることを特徴としている。
さらに、該光スイッチ部を、該光スイッチ制御部からの制御を受けて、該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列を入力され入力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる第1の光スイッチおよび第2の光スイッチをそなえるとともに、上記の第1の光スイッチおよび第2の光スイッチのうちで、通常時は、該第1の光スイッチを上記現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用する一方、該第1の光スイッチからの上記現用とする光パルス列に異常が生じた場合には、該第2の光スイッチを上記現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用すべく、第1の光スイッチおよび第2の光スイッチの切り替え制御を行なう使用スイッチ切り替え制御部をそなえて構成することもできる。
また、本発明の光源装置の冗長切り替え方法は、周期的な光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部とをそなえてなる光源装置の冗長切り替え方法であって、上記光パルス列を生成しうる光パルス列生成部を複数そなえるとともに、該複数の光パルス列生成部におけるいずれかを現用とし、該出力光生成部では上記現用の光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成する一方、該複数の光パルス列生成部から出力された上記各光パルス列を電気信号に変換し、上記電気信号に変換された上記各光パルス列の異常を検出し、上記電気信号に変換された上記各光パルス列における消光/発光タイミングを抽出し、上記現用とする光パルス列に異常が検出された場合には、上記抽出された消光タイミングにおいて、該複数の光パルス列生成部のうちで現用とされていなかった光パルス列生成部を現用に無瞬断で切り替えて、該出力光生成部では上記現用に切り替えられた光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成することを特徴としている。
さらに、本発明の光源装置の冗長切り替え方法は、周期的な光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部とをそなえてなる光源装置の冗長切り替え方法であって、上記光パルス列を生成しうる光パルス列生成部を複数そなえるとともに、該複数の光パルス列生成部におけるいずれかを現用とし、該出力光生成部では上記現用の光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成する一方、該出力光生成部で生成された上記出力光としての該スーパーコンティニュウム光における特定の一波長成分の変動をもとに、現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態を判定し、上記現用とした光パルス列の状態が異常であると判定された場合に、該複数の光パルス列生成部のうちで現用とされていなかった光パルス列生成部を現用に無瞬断で切り替えて、該出力光生成部では上記現用に切り替えられた光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成し、かつ、前記判定に用いる特定の一波長成分の変動は、前記光パルス列におけるパルス幅の影響に対し変動を受け易い、特定の信号チャンネルの波長成分もしくは通信用キャリアとして使われていない波長成分の変動であることを特徴としている。
このように、本発明によれば、光スイッチ制御部により、SC光源を用いながら無瞬断で現用系から予備系に切り替えることができるようにしているので、現用系の光パルス列生成部において例えば障害が発生しても、無瞬断で予備系の光パルス生成部からの光パルス列に切り替えることができ、出力光となる連続光を安定的に生成し出力することができる利点がある。
また、第1の光スイッチおよび第2の光スイッチとともに、使用スイッチ切り替え制御部により、使用している第1の光スイッチに障害が発生しても第2の光スイッチに無瞬断で切り替えることができ、より安定的に出力光となるCW光(連続光)を出力させることができ、装置の動作安定化を飛躍的に図ることができる利点もある。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態にかかる光源装置を示すブロック図であり、この図1に示す光源装置10は、光パルス列生成部1−1,1−2,タップカプラ2−1,2−2,光スイッチ3,光スイッチ制御部6および高非線形性ファイバ7をそなえて構成され、SC光源として機能しながら、障害が発生しても無瞬断で予備系に切り替えるようにして、出力されているCW光が断状態とならないようにしたものである。
ここで、光パルス列生成部1−1,1−2はともに、周期的なパルス列を互いに同期して生成しうるものであって、光パルス列生成部1−1はパルス駆動回路1aおよび短パルス光源1b−1を、光パルス列生成部1−2はパルス駆動回路1aおよび短パルス光源1b−2を、それぞれそなえて構成されている。
パルス駆動回路1aは光パルス列を生成するための(例えば10GHz程度の周波数を有する)クロック信号を生成するクロック信号生成部として機能するものである。光パルス列生成部1−1,1−2においては、同一のパルス駆動回路1aを共用して用いることで互いに同期した光パルス列を生成するようになっている。尚、各光パルス列生成部1−1,1−2において別々のパルス駆動回路を用いても、例えば後述の図9に示すように、別々に設けたパルス駆動回路の同期を取る回路をそなえることで、互いに同期した光パルス列を生成させることもできる。
また、短パルス光源(パルス光源)1b−1,1b−2はともに、パルス駆動回路1aで生成されたクロック信号をもとに光パルス列を出力するものである。各短パルス光源1b−1,1b−2で生成される光パルス列としては、例えば図3の波形WAに示すように短パルス発生に必要となる波長スペクトルを有し、パルス駆動回路1aからのパルス信号に同期した光パルス列(例えば数ピコ秒から数百フェムト秒程度の繰り返し周期を持つ短パルス列)となる(図3の波形WB参照)。
また、タップカプラ(分岐部)2−1,2−2はそれぞれ、光パルス列生成部1−1,1−2から出力された光パルス列について2分岐するもので、一方を光スイッチ3へ、他方を光スイッチ制御部6へ導くようになっている。
さらに、光スイッチ3は、上述の光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列のいずれか一方を現用光パルス列として選択的に出力する光スイッチ部として機能するものである。この光スイッチ3としては、例えば、図4(A)に示す2×1の1段光スイッチ3Aとしたり、図4(B)に示す2段縦続光スイッチ3Bとしたり、図4(C)に示す光スイッチ3Cとしたり、図4(D)又は図4(E)に示すようなモニタ用ポートが追加された光スイッチ3D,3Eとすることもできる。尚、いずれの光スイッチ3A〜3Eとした場合においても、後述の光スイッチ制御部6による切り替え制御を受けて、光パルス列の選択がなされるようになっている。
ここで、図4(A)に示す1段光スイッチ3Aとしては、半導体,誘電体導波路を用いた方向性結合器型光スイッチや、マッハツェンダ干渉計型光スイッチ等により構成することができるが、その他の公知のデバイスを利用して構成してもよい。この1段光スイッチ3Aにおいては、2つの入力ポートにそれぞれ光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列が入力されるようにするとともに、光スイッチ制御部6から切り替え制御信号としての電気信号を印加することにより、出力される光パルス列を切り替えて出力することができる。
また、図4(B)に示す2段縦続光スイッチ3Bにおいては、2つの光スイッチエレメント3b−1,3b−2を入力側に並列して配置するとともに、光スイッチエレメント3b−3を上述の光スイッチエレメント3b−1,3b−2の出力側に配置することで、光スイッチエレメント3b−1〜3b−3が2段縦続されている。光スイッチエレメント3b−1〜3b−3としては、半導体,誘電体導波路を用いた方向性結合器型光スイッチや、マッハツェンダ干渉計型光スイッチ等により構成することができるが、その他の公知のデバイスを利用して構成してもよい。
そして、光スイッチエレメント3b−1,3b−2の入力ポートにそれぞれ光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列が入力されるようにするとともに、スイッチ制御部6から光スイッチエレメント3b−1〜3b−3に対して切り替え制御信号としての電気信号を印加することにより、光スイッチエレメント3b−3における出力ポートからは、選択された光パルス列を出力することができるようになっている。
さらに、図4(C)に示す光スイッチ3Cにおいては、スイッチ制御部6からの切り替え制御信号である電気信号によって、入力される光パルス列の遮断/導出を切り替える光ゲート3c−1,3c−2および3dBカプラ3c−3により構成されている。そして、光ゲート3c−1,3c−2にそれぞれ光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列が入力されるようにするとともに、スイッチ制御部6から光ゲート3c−1,3c−2に対して切り替え制御信号としての電気信号を印加することにより、光カプラ3c−3からは、選択された光パルス列を出力することができるようになっている。光ゲート3c−1,3c−2としては、マッハツェンダ干渉計型のものや、半導体光増幅器の吸収、増幅特性を利用したもの又はEA(Electro-Absorption)変調器(吸収型半導体光変調器)の吸収特性を用いたものなどがあるが、その他の公知のデバイスを利用して構成してもよい。
また、図4(D)に示す光スイッチ3Dにおいては、半導体,誘電体導波路を用いた方向性結合器型光スイッチや、マッハツェンダ干渉計型光スイッチ等により構成され、2つの入力ポート3d−1,3d−2を通じて光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列が入力され、光パルス列生成部1−1からの光パルス列を、切り替え制御信号により選択された光パルス列として出力ポート3d−3を通じて出力し、かつ、光パルス列生成部1−2からの光パルス列を、選択されない予備の光パルス列として、出力ポート3d−4を通じて出力することができる。
さらに、図4(E)に示す2段縦続光スイッチ3Eにおいては、上述の図4(B)の場合と同様、3つの光スイッチエレメント3e−1〜3e−3で2段縦続の構成をそなえているが、2つの入力ポート3e−4,3e−5を通じて光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列が入力され、切り替え制御信号により選択された光パルス列を、出力ポート3e−6を通じて出力することができる。更には、選択されない予備の光パルス列として、光パルス列生成部1−1からの光パルス列は出力ポート3e−7を通じ、光パルス列生成部1−2からの光パルス列は出力ポート3e−8を通じて、それぞれ出力することができる。
また、高非線形性ファイバ7は、光スイッチ3から出力された光パルス列から、複数波長の連続光を出力光として生成しうる出力光生成部として機能するものである。即ち、高非線形性ファイバ7においては、光スイッチ3から、光パルス列生成部1−1,1−2で生成された光パルス列のいずれか一方(例えば光パルス列生成部1−1からの光パルス列)を、光パワーレベル、パルスを形成する光キャリア−サイドローブ間の位相条件などを満たして入射させることで、その繰返し周波数に対応する波長(周波数)間隔で、多数の光キャリアを生成することができるようになっている。
図3のスペクトル波形WCは上述の高非線形性ファイバ7の出力である連続光の波長スペクトルを示すものである。この図3のWCに示すように、単一波長の光を入力光としながら、繰返し周波数に対応する波長(周波数)間隔で、多数の光キャリアを生成することができるようになっている。
また、光スイッチ制御部6は、光スイッチ3における現用とする光パルス列の出力を、光パルス列生成部1−1,1−2で生成される各光パルス列の状態に応じて無瞬断で切り替えるべく、光スイッチ3を制御するものであって、光電変換部としてのフォトダイオード4−1,4−2および電気信号処理部5をそなえて構成されている。
フォトダイオード4−1,4−2はそれぞれ、光パルス列生成部1−1,1−2から出力された各光パルス列を電気信号に変換するものである。又、電気信号処理部5は、フォトダイオード4−1,4−2で電気信号に変換された光パルス列生成部1−1,1−2からの各光パルス列の状態をもとにして、現用として使用する光パルス列を、光パルス列生成部1−1,1−2から出力された光パルス列のいずれかで切り替えるため、光スイッチ3を制御するようになっている。
ここで、この電気信号処理部5は、その機能に着目すると異常検出部5a,タイミング抽出部5bおよび第1制御信号出力部5cをそなえて構成されている。
異常検出部5aは、フォトダイオード4−1,4−2で電気信号に変換された各光パルス列の異常を検出するものであって、具体的には、現用として使用している光パルス列の光パワーレベルの減少,消失を検知し、障害発生(異常)として検出するようになっている。その他、異常検出部5aにおいては、パルス幅等が規定範囲内を外れたか否か等によって異常発生を検出することとしてもよい。
また、タイミング抽出部5bは、フォトダイオード4−1,4−2で電気信号に変換された各光パルス列における消光/発光タイミングを抽出するものである。具体的には、タイミング抽出部5bは、フォトダイオード4−1,4−2で電気信号にそれぞれ変換された、光パルス列生成部1−1,1−2からの各光パルス列からそれぞれのクロック信号成分を発光タイミングとして抽出する一方、抽出されたクロック信号成分の中間タイミングを消光タイミングとして抽出するようになっている。
さらに、第1制御信号出力部5cは、異常検出部5aにて、現用とする光パルス列に異常が検出された場合には、タイミング抽出部5bで抽出された消光タイミングにおいて、現用とする光パルス列を(予備としていた光パルス列に)無瞬断に切り替えるべく、光スイッチ3に第1制御信号を出力するものである。
具体的には、図2に示すように、現用としていた光パルス列生成部1−1に障害が発生して、この光パルス列生成部1−1からの光パルス列に異常が発生したことを異常検出部5aで検出すると、第1制御信号出力部5cにおいては、予備としていた光パルス列生成部1−2を現用に切り替えるべく光スイッチ3に制御信号(切り替えトリガ)を出力するようになっている。
これにより、この光パルス列生成部1−2からの光パルス列を、光スイッチ3を通じて高非線形性ファイバ7に出力させることができる。尚、この切り替えを行なう場合においては、第1制御信号出力部5cにおいて制御信号を出力する前段で、予備としていた光出力パルスに異常が生じていないことを異常検出部5aで判定していることが必要である。
このとき、タイミング抽出部5bにおいては、図5に示すように、互いに同期して生成・出力されている光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列P1,P2の消光タイミングVTを抽出して、この消光タイミングにおいて現用/予備の光パルス生成部1−1,1−2が切り替わるように、光スイッチ3に対して第1制御信号を出力する。即ち、光スイッチ3で出力される光パルス列を、消光タイミングVTにおいて、光パルス列P1から光パルス列P2に切り替える。ここで、消光タイミングとは、光パルス列生成部1−1,1−2からの2つの光パルス列P1,P2の光レベルが「0」となっているタイミングである。
このようにして、光パルス列生成部1−1,1−2からの2つの光パルス列間において、光スイッチ3による切り替え動作を消光タイミングで行なうことで、出力された光パルス列はあたかも単一光源から発生されているかのように出力後に取り扱うことができるので、現用の光パルス生成部1−1に障害が発生した場合においても、光パルス列は、切断されることなく(繰り返し周期を保持して)、即ち無瞬断で高非線形性ファイバ7へ出力されるのである。
上述の構成により、本発明の第1実施形態にかかる光源装置10では、光パルス生成部1−1,1−2に関する現用/予備の切り替え(冗長切り替え)を行なう際においても、以下に示すように無瞬断で切り替えを行なうことができるようになっている。
すなわち、通常時は、2つの光パルス列生成部1−1,1−2におけるいずれか(例えば光パルス列生成部1−1)を現用とし、高非線形性ファイバ7では、現用とする光パルス列生成部1−1からの周期的な光パルス列から出力光となる多数キャリアの連続光を生成し出力する。
そして、光スイッチ制御部6における異常検出部5aにおいて、現用とする光パルス列生成部1−1からの光パルス列に異常が発生したと判定され、予備とする光パルス列生成部1−2からは正常な光パルス列が生成されていると判定された場合においては、光パルス列生成部1−1,1−2からの2つの光パルス列間で、高非線形性ファイバ7側へ出力すべき光パルス列を切り替えるため、第1制御信号出力部5cでは光スイッチ3に第1制御信号としての切り替えトリガを出力する。
このとき、第1制御信号出力部5cにおいては、タイミング抽出部5bで抽出されている消光タイミングで出力パルス列の切り替えが行なわれるように第1制御信号を出力することができるので、現用とされていなかった光パルス列生成部1−2を現用に無瞬断で切り替えられる。これにより、高非線形性ファイバ7では現用に切り替えられた光パルス列生成部1−2からの周期的な光パルス列から出力光となる多数キャリアの連続光を(光スイッチ3による切り替え動作が発生しても)安定的に生成し出力するのである。
このように、本発明の第1実施形態によれば、SC光源として機能する光源装置10を用いて、無瞬断に現用系から予備系に切り替えることができるようにしているので、現用系の光パルス列生成部(例えば光パルス生成部1−1)において障害等が発生しても無瞬断で予備系の光パルス生成部(例えば光パルス生成部1−2)からの光パルス列に切り替えることができ、出力光となる多数キャリアの連続光を安定的に生成し出力することができる利点がある。
特に、異常検出部5aにおいて現用光パルス列の光レベルの減少を検出した時点で異常検出を行なうようにすれば、異常検出部5aでの障害の検出から予備系への切り替えまでの時間においても、出力されている連続光の断状態が発生することを回避させることができる利点がある。
〔A1〕第1実施形態の第1変形例の説明
図6は本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる光源装置10Aを示すブロック図である。この図6に示す光源装置10Aにおいては、前述の第1実施形態の場合に比して、分岐部としてのタップカプラ2−1と光スイッチ3との間に、光パルス列の伝搬を遅延させる光遅延回路8A−1がそなえられ、タップカプラ2−2と光スイッチ3との間に、光パルス列の伝搬を遅延させる光遅延回路8A−2がそなえられている点が異なっている。尚、その他の構成は前述の第1実施形態の場合と同様であり、図6中、図1と同一の符号は、ほぼ同様の部分を示している。
この光遅延回路8A−1,8A−2は、例えば光ファイバにより構成することができるが、本発明によれば、これ以外の公知のデバイスを採用することを妨げない。
この光遅延回路8A−1,8A−2により、実際の障害発生時間から、光スイッチ3の切り替え時間を遅らせることで、異常検出部5aで光信号断などを検出し第1制御信号出力部5cで出力されるトリガ信号を、障害の影響が出ているパルス列が光スイッチ3に到着する前に、光スイッチ3に送ることが可能となる。換言すれば、光遅延回路8A−1,8A−2により、障害検出の要因となる現用の光パルス列が分岐部2−1を通じて光スイッチ3に到達するまでの間に、異常検出部5aでの障害の検出から、光スイッチ3での切り替えを済ませることができるようになっている。
図7は上述の光遅延回路8A−1,8A−2による作用を説明する図である。この図7に示すように、光遅延回路8A−1,8A−2にはそれぞれ光パルス列P11,P12が入力されるものとする。時点t1において光パルス列P11に障害が発生しているとすると、この時点t1における障害検出の要因となるパルスPXが、光遅延回路8A−1による伝搬遅延によって光スイッチ3まで到達するまでの間に、光パルス列生成部1−2からの光パルス列P12に切り替えを行なう。
たとえば、パルスPXに先行する正常な光パルス列が出力されていた段階での消光タイミング(例えば時点t2,t3あるいはt4、図7中においてはt3)において、第1制御信号出力部5cで光スイッチ3の切り替えトリガを出力することで、光スイッチ3から出力される光パルス列は一定の繰返し周期を保って出力されることとなる。
したがって、光遅延回路8A−1,8A−2をそなえたことにより、光スイッチ3の無瞬断の切り替えを実現することができるので、特に異常検出部5aにおいて現用光パルス列の入力断を障害として検出したとしても、出力光となるCW光については断状態となることを回避させることができる利点がある。
〔A2〕第1実施形態の第2変形例の説明
図8は本発明の第1実施形態の第2変形例にかかる光源装置10Bを示すブロック図である。この図8に示す光源装置10Aにおいては、前述の図6の場合に比して、光遅延回路8A−1,8A−2に換えて、光遅延・チャープ補償回路8B−1,8B−2がそなえられている点が異なっている。尚、その他の構成は図6の場合と同様であり、図8中、図6と同一の符号は、ほぼ同様の部分を示している。
この光遅延・チャープ補償回路8B−1,8B−2はそれぞれ、タップカプラ2−1,2−2と光スイッチ部3との間に介装されたものであって、各光パルス列の伝搬を遅延させる光遅延回路としての機能とともに、チャープ補償を行なうチャープ補償回路としての機能を共用して有するものであって、前述の図6における光遅延回路8A−1,8A−2と同様、例えば光ファイバ等により構成することができる。尚、本発明によれば、光遅延回路およびチャープ補償回路としてこれ以外の公知のデバイスを採用することを妨げない。
光パルス列生成部1−1,1−2から出力される光パルス列は、パルス生成時の変調による周波数チャープの影響を受けて、サイドローブ周波数の位相と中心波長の位相との間にずれが生じるケースがある。この位相ずれが生じた状態で光パルス列が高非線形性ファイバ7に入力されると、出力光としての多数チャンネルの連続の品質に影響を及ぼす。
光遅延・チャープ補償回路8B−1,8B−2としての光ファイバは、前述の図6に示す光遅延回路8A−1,8A−2と同様の光遅延機能をそなえるとともに、上述のごとき周波数チャープの影響を補償するために、光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列の初期チャープを補償する波長分散特性をそなえている。具体的には、光パルス列生成部1−1,1−2で生成される光パルス列の周波数チャープの特性を予め測定しておき、光遅延回路として機能するための遅延時間を確保しながら、測定した周波数チャープを補償するような長さの光ファイバにより光遅延・チャープ補償回路8B−1,8B−2を構成する。
すなわち、この光遅延・チャープ補償回路8B−1,8B−2により、異常検出部5aで光信号断などを検出し第1制御信号出力部5cで出力されるトリガ信号を、障害の影響が出ているパルスが光スイッチ3に到着する前に、光スイッチ3に送ることが可能となり、障害発生要因となるパルスが高非線形性ファイバ7に入力されることを防止し、無瞬断に光パルス列の生成源を切り替えている。更には、光パルス列生成部1−1,1−2で生成された光パルス列を、その周波数チャープを補償して光スイッチ3に出力することができる。
したがって、光遅延・チャープ補償回路8B−1,8B−2をそなえたことにより、光スイッチ3の無瞬断の切り替えを実現することができるので、前述の図6の場合と同様の利点があるほか、光パルス列生成部1−1,1−2で生成される光パルス列の周波数チャープを補償することができるので、高非線形性ファイバ7からの出力光であるSC光についての品質をも高めることができる利点もある。
〔A3〕第1実施形態の第3変形例の説明
図9は本発明の第1実施形態の第3変形例にかかる光源装置10Cを示すブロック図である。この図9に示す光源装置10Cにおいては、前述の第1実施形態の場合に比して、光パルス生成部1C−1,1C−2ごとに異なるパルス駆動回路1a−1,1a−2がそなえられ、各光パルス列生成部1C−1,1C−2のパルス駆動回路1a−1,1a−2で出力されるクロック信号を同期させるための同期制御部5dをそなえている点が異なっている。
ここで、図9に示す光源装置10Cの電気信号処理部5Aは、前述の第1実施形態の場合と同様の異常検出部5a,タイミング抽出部5bおよび第1制御信号出力部5cをそなえるとともに、タイミング抽出部5bで抽出される各光パルス列における消光/発光タイミングをもとに、各光パルス列生成部1C−1,1C−2のパルス駆動回路1a−1,1a−2を同期制御する同期制御部5dをそなえて構成されている。
また、同期制御部5dでは、タイミング抽出部5bからの、光パルス列生成部1C−1,1C−2からの各光パルス列から抽出されたクロック信号成分をもとに、各クロック信号成分間のジッタを検出して、検出されたジッタを抑圧すべく、各パルス駆動回路1a−1,1a−2に制御信号を出力するようになっている。
たとえば、図10(A),図10(B)に示すように、現用の光パルス列生成部1C−1で生成されている光パルス列P13と、予備の光パルス列生成部1−2で生成されている光パルス列P14とがパルスタイミングずれが生じていることが、同期制御部5dで認識された場合においては、この同期制御部5dでは例えば予備の光パルス列生成部1−2のパルス駆動回路1a−2に同期制御信号を与え、光パルス列生成部1−2で生成される光パルス列を遅延させる。これにより、図10(C),図10(D)に示すように、各光パルス列生成部1C−1,1C−2で生成される光パルス列P15,P16のパルスタイミングをそろえることができるようになっている。
したがって、光パルス列生成部1C−1,1C−2において別個のパルス駆動回路1a−1,1a−2を設けた場合においても、各光パルス列生成部1C−1,1C−2で生成される光パルス列を同期させることができるので、前述の第1実施形態の場合と同様に、光パルス列生成部1C−1,1C−2間で現用/予備を相互に無瞬断で切り替えることができ、前述の第1実施形態の場合と同様の利点がある。
〔B〕第2実施形態の説明
図11は本発明の第2実施形態にかかる光源装置20を示すブロック図であり、この図11に示す光源装置20は、前述の第1実施形態におけるもの(図1参照)に比して、光スイッチ部17として冗長構成を有している点が異なっているが、その他の構成、例えば光スイッチ制御部6により、光パルス列生成部1−1,1−2で生成された光パルス列のうちで、現用の光パルス列生成部1−1に異常が発生した場合には、予備の光パルス列生成部1−2に切り替えるようにしている点については同様である。
ここで、この図11に示す光源装置20は、第1実施形態における光源装置10とは異なり、冗長構成の光スイッチ部17をそなえるとともに、この冗長構成の光スイッチ部17における動作光スイッチを切り替え制御する使用スイッチ切り替え制御部16をそなえて構成されている。
ここで、光スイッチ部17は、前述の第1実施形態における光スイッチ3と同様に、光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列間で、出力光を生成するために用いる光パルス列を選択的に出力しうるものであって、3dBカプラ11−1,11−2,光ファイバ18−1〜18−4,2つの光スイッチ12−1,12−2,タップカプラ13−1,13−2および3dBカプラ15をそなえて構成されている。
3dBカプラ11−1は、タップカプラ2−1からの光パルス列を2分岐するものであり、一方を、光ファイバ18−1を介して光スイッチ12−1へ、他方を、光ファイバ18−2を介して光スイッチ12−2へ出力するようになっている。同様に、3dBカプラ12−2は、タップカプラ2−2からの光パルス列を2分岐するものであり、一方を、光ファイバ18−3を介して光スイッチ12−1へ、他方を、光ファイバ18−4を介して光スイッチ12−2へ出力するようになっている。
また、光スイッチ12−1,12−2はそれぞれ、光スイッチ制御部6からの制御を受けて、光パルス列生成部1−1,1−2から出力された光パルス列を3dBカプラ11−1,11−2を通じて入力され、入力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる第1の光スイッチおよび第2の光スイッチとして機能する。
また、通常は、光スイッチ12−1,12−2のうちの例えば光スイッチ12−1を用いて光パルス列の選択を行なっているが、後述の使用スイッチ切り替え制御部16による選択制御により、光スイッチ12−1自身に障害が発生した場合には、他方の光スイッチ12−2に切り替えて、この光スイッチ12−2で光パルス列の選択を行なうことができるようになっている。
なお、光パルス列を選択するために使用すべき光スイッチにおいては、前述の第1実施形態の光スイッチ3と同様に動作するが、光パルス列を選択するために使用しないものとすべき光スイッチにおいては、光パルス生成部1−1,1−2のいずれの光パルス列についても出力しないようにする。
このため、第2実施形態における光スイッチ12−1,12−2としては、前述の図3(C)に示す光スイッチ(符号3C参照)と同様に構成することができる。尚、変形例として、使用スイッチ切り替え制御部16からの制御信号を受けて、各光スイッチ12−1,12−2からの出力を導通/遮断するための図示しないゲートを、それぞれ光スイッチ12−1,12−2およびタップカプラ13−1,13−2間に介装することとすれば、光スイッチ12−1,12−2としては、前述の図4(A)〜図4(E)に示す光スイッチ3A〜3Eと同様に構成することができる。
また、タップカプラ13−1,13−2はそれぞれ、冗長スイッチ12−1,12−2の出力側の光伝搬路上に設けられ、冗長スイッチ12−1,12−2で選択された光パルス列を2分岐して、一方を高非線形性ファイバ7側へ、他方を使用スイッチ切り替え制御部16へ出力することができるようになっている。
さらに、3dBカプラ15は、光パルス列を選択するために使用する第1の光スイッチ12−1または第2の光スイッチ12−2で出力された光パルス列を、高非線形性ファイバ7へ導くためのものである。
さらに、使用スイッチ切り替え制御部16は、第1の光スイッチ12−1および第2の光スイッチ12−2のうちで、通常時は、第1の光スイッチ12−1を現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用する一方、第1の光スイッチ12−1からの光パルス列に異常が生じた場合には、第2の光スイッチ12−2を現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用すべく、第1の光スイッチ12−1および第2の光スイッチ12−2の切り替え制御を行なうものである。
さらに、この使用スイッチ切り替え制御部16においては、現用の光パルス列を電気信号に変換するフォトダイオード16aと、フォトダイオード16aからの電気信号に変換された現用とする光パルス列の異常を検出する異常検出部16bと、現用とする光パルス列の発光/消光タイミングを抽出するタイミング抽出部16cと、異常検出部16bで現用とする光パルス列の異常が検出された場合において、タイミング抽出部16cで抽出された消光タイミングで、使用スイッチの切り替えのための制御信号を光スイッチ12−1,12−2に出力する制御信号出力部16dと、をそなえて構成されている。
なお、各光スイッチ12−1,12−2からの出力を導通/遮断するためのゲートを設ける場合においては、使用スイッチ切り替え制御部16において、使用していない光スイッチ12−2からの光パルス列をモニタしておくことで、当該使用していない光スイッチ12−2に障害が発生している場合には、この光スイッチ12−2を使用する光スイッチに切り替えずに、アラーム等を出力するようにする。このようにすれば、切り替えた光スイッチに障害が発生している状態となることを回避し、使用スイッチ切り替えの信頼性を向上させることができる。
さらに、第2実施形態においては、光遅延・チャープ補償回路14が、通常時使用する光スイッチ12−1の出力側、具体的にはタップカプラ13−1と3dBカプラ15との間に介装されている。
これにより、光スイッチ12−1に障害が発生してから、障害発生後のパルスが光カプラ15および高非線形性ファイバ7に出力される前段において、使用する光スイッチを光スイッチ12−2に切り替えることができるので、障害発生後に光スイッチ12−1からの光パルス列が光カプラ15および高非線形性ファイバ7に送出されることを防止することが可能となり、無瞬断に使用すべき光スイッチ12−1,12−2を切り替えている。更には、光パルス列生成部1−1,1−2で生成された光パルス列を、その周波数チャープを補償して光スイッチ3に出力することができる。
上述の構成により、本発明の第2実施形態にかかる光源装置20においては、光パルス列生成部1−1,1−2から出力されたパルス列はそれぞれ3dBカプラ11−1,11−2で2分岐される。その後冗長構成がとられた光スイッチ12−1,12−2にそれぞれ現用、予備の光パルス列生成部1−1,1−2から2分岐されたパルス列が入射される。
また光スイッチ12−1,12−2からの出力は再度カプラ15によって結合され、このカプラ15から出力された光パルス列は高非線形性ファイバ7に入力されて、高非線形性ファイバ7ではSC光を出力する。
このとき、光パルス列を選択するために使用する光スイッチ12−1が正常動作している場合(異常検出部16aで異常が検出されていない場合)には、この光スイッチ12−1で選択的に出力された光パルス列を光遅延・チャープ補償回路14を通じてカプラ15に出力する。
一方、光パルス列を選択するために使用していた光スイッチ12−1に障害が発生したことが異常検出部16aで検出された場合には、制御信号出力部16dにおいて、光パルス列を選択するために光スイッチ12−2を使用し光スイッチ12−1を使用しないようにするための制御信号を、各光スイッチ12−1,12−2に出力する。
これにより、光スイッチ12−1,12−2からの出力が、スイッチ12−1の後段につなげられた光遅延・チャープ補償回路14によって得られる遅延時間中に切り替わることで、光スイッチ12−1に障害が起きた場合においても、瞬断を起こすことなく使用する光スイッチの切り替えが可能となる。
なお、障害が検出された光スイッチ12−1を正常動作する光スイッチに交換した際には、あらかじめ、スイッチ部12−1、光遅延・チャープ補償回路14での全遅延時間を測定した上で、光スイッチ12−2との間でタイミング同期を取ることで、使用する光スイッチを光スイッチ12−1へ切り戻す。
また、光スイッチ12−1,12−2のいずれの光スイッチを使用している場合においても、光スイッチ12−1,12−2では、前述の第1実施形態の場合と同様に、光スイッチ制御部6からの制御を受けて、光スイッチ生成部1−1,1−2からの光パルス列のいずれかを選択的に出力することができる。
このように、本発明の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態の場合と同様の利点があるほか、第1の光スイッチ12−1および第2の光スイッチ12−2とともに、使用スイッチ切り替え制御部16により、使用している第1の光スイッチ12−1に障害等が発生しても第2の光スイッチ12−2に無瞬断で切り替えることができ、より安定的に出力光となるCW光を出力させることができ、装置の動作安定化を飛躍的に図ることができる利点もある。
なお、上述の本実施形態においては、光遅延・チャープ補償回路14を、タップカプラ13−1およびカプラ15の間に介装しているが、本発明によれば、これを省略することもできるほか、前述の図6の場合と同様の光遅延回路をそなえることとしてもよい。
〔B1〕第2実施形態の変形例の説明
上述の第2実施形態における光スイッチ12−1,12−2においては、各3dBカプラ11−1,11−2において、一つの光パルス生成部1−1,1−2からの光パルス列を2分岐させて、それぞれの信号を冗長構成がとられた光スイッチ12−1,12−2に光ファイバ18−1〜18−4を介して入射されるようになっている。
このため、カプラ11−1,11−2と光スイッチ12−1,12−2との間の光伝搬距離即ち光ファイバ18−1〜18−4の長さの影響により、2つの光パルス生成部1−1,1−2からの光パルス列が光スイッチ12−1,12−2に入力する時点でのタイミングは、パルス駆動回路1aに対する制御だけでは完全に同期させることは難しい。
そこで、例えば図12に示すように、入力端に光位相調整部12a−1,12a−2が設けられた光スイッチ12Aを、図11に示す光スイッチ12−1,12−2に換えてそなえることで、光ファイバ18−1〜18−4の長さの微妙なずれなどによって生じる入力パルス間タイミングズレを光スイッチ内で補正することが可能となる。
ここで、この図12に示す光スイッチ12Aは、前述の図4(E)に示すものと同様、3つの光スイッチエレメント12b−1〜12b−3による2段縦続の構成をそなえているが、この光位相調整部12a−1,12a−2は、入力側光スイッチエレメント12b−1,12b−2の前段に、光スイッチエレメント12b−1〜12b−3に一体に集積されている。
そして、光位相調整部12a−1,12a−2は、ニオブ酸リチウム等の基板に形成された導波路上に位相調整用の電気信号を供給するための電極をそなえて構成され、例えば入力ポート12c−1,12c−2からそれぞれ入力された2つの光パルス列の位相がそろうように位相調整を行なうことができる。即ち、光位相調整部12a−1,12a−2は、2つの光パルス列生成部1−1,1−2から出力された各光パルス列が第1の光スイッチおよび第2の光スイッチとしての光スイッチ12Aに到達するまでの到達時間差を補正することができる。
なお、光位相調整部12a−1,12a−2で位相調整された2つの光パルス列は、図4(E)に示す光スイッチ3Eと同様に、光スイッチエレメント12b−1〜12b−3を介していずれか一方が選択的に出力ポート12d−1から出力され、選択されない予備の光パルス列については出力ポート12d−2,12d−3を通じてモニタすることができる。
換言すれば、光スイッチ12Aを図11に示す光スイッチ12−1,12−2に換えて配置することにより、光スイッチ12Aの出力ポート12d−1は、2つの光パルス列生成部1−1,1−2からの光パルス列のうちの現用とする光パルス列を出力するための現用光パルス列用出力ポートとして構成され、出力ポート12d−2,12d−3は、現用とする光パルス列以外の予備とする出力パルス列をモニタ用に出力するための予備光パルス列用出力ポートとして構成される。
また、使用スイッチ切り替え制御部16の異常検出部16aは、第1の光スイッチおよび第2の光スイッチとしての光スイッチ12Aにおける出力ポート12d−2,12d−3から出力された予備とする出力パルス列をモニタすることにより、第1の光スイッチおよび第2の光スイッチとしての光スイッチ12Aの異常を判定することができる。
また、光位相調整部12a−1,12a−2を集積する光スイッチとしては、前述の図4(E)に示すもの以外に、図4(A)〜図4(D)に示す光スイッチ3A〜3Dに集積することとしてもよい。
〔C〕第3実施形態の説明
図13は本発明の第3実施形態にかかる光源装置30を示すブロック図であり、この図13に示す光源装置30は、前述の各実施形態におけるものとは異なる態様で光スイッチ3を制御する光スイッチ制御部6Dをそなえている点が異なっているが、光パルス列生成部1−1,1−2,光スイッチ3および高非線形性ファイバ7をそなえている点については同様である。
ここで、光スイッチ制御部6Dは、高非線形性ファイバ7で生成された出力光としての複数波長の連続光(SC光)における特定の一波長成分をモニタ波長成分として抽出するモニタ波長フィルタ2D,モニタ波長フィルタ2Dで抽出されたモニタ波長成分を電気信号に変換する光電変換素子であるフォトダイオード4Dおよびフォトダイオード4Dからの電気信号をもとに光スイッチ3を制御する電気信号処理部5Dをそなえて構成されている。
また、電気信号処理部5Dは、状態判断部5eおよび第2制御信号出力部5fをそなえて構成されている。状態判断部5eは、フォトダイオード4Dからのモニタ波長成分を示す電気信号を入力されて、このモニタ波長成分の変動状態をもとにして、現用として光スイッチ部3で出力している光パルス列の状態を判定するものである。具体的には、フォトダイオード4Dからのモニタ波長成分が、予め定められた閾値よりも小さくなったか否かを判定し判定結果を出力するようになっている。
さらに、第2制御信号出力部5fは、状態判断部5eで現用として光スイッチ部3で出力している光パルス列の状態が異常であると判定された場合に、光スイッチ部3における現用とする光パルス列の出力を、無瞬断に切り替えるべく、光スイッチ部3に第2制御信号を出力するものである。例えば、光スイッチ部3において、光パルス列生成部1−1からの光パルス列を現用として出力している場合において、第2制御信号を光スイッチ部3に出力した場合には、出力する光パルス列を光パルス列生成部1−2からの光パルス列に切り替えるようになっている。
上述の構成により、本発明の第3実施形態においても、高非線形性ファイバ7において、光パルス列生成部1−1,1−2で生成された光パルス列のうち光スイッチ部3で選択された光パルス列をもとにしてCW光を生成し出力している。
このとき、光スイッチ部3に入射されるパルス幅は狭く、実時間でその幅を監視することは難しい。しかし、例えば、図14のA−1からA−2に示すようにパルス幅が変動することで、高非線形性ファイバ7によって生成されるWDM信号の帯域は、図14のB−1からB−2に示すように変化を受けている。
そこで、光スイッチ制御部6Dの状態判断部5eにおいて、高非線形性ファイバ7からのCW光のうちで、信号パルス幅の影響に対し変動を受け易い、特定の信号チャンネルもしくは通信用キャリアとして使われていない波長成分をモニタする。
そして、第2制御信号出力部5fにおいて、状態判断部5eからのモニタ結果をもとにして、モニタ波長成分の強度が閾値レベルより下がることで、現用である光パルス生成部(例えば光パルス生成部1−1)の異常が検知された場合に、光スイッチ部3に第2制御信号として光スイッチ部3の切り替え信号を送ることで、信号チャンネルまでパルス変化の影響を及ぼす前に光スイッチ部3でパルス列を切り替えることで、無瞬断での切替を実現する。
これにより、現用として出力している光パルス列が完全に断状態となる前段階において予備の光パルス列生成部1−2を現用に切り替えることができるので、光パルス列を無瞬断に切り替えることができるのである。
このように、本発明の第3実施形態によれば、光スイッチ制御部6Dにより、SC光源として機能する光源装置30を用いて、無瞬断に現用系から予備系に切り替えることができるようにしているので、現用系の光パルス列生成部(例えば光パルス生成部1−1)において障害等が発生しても無瞬断で予備系の光パルス生成部(光パルス生成部1−2)からの光パルス列に切り替えることができ、前述の第1実施形態の場合と同様、出力光となる多数キャリアの連続光を安定的に生成し出力することができる利点がある。
なお、前述の第1実施形態の場合と同様のタイミング抽出部5bをそなえ、このタイミング抽出部5bで抽出された消光タイミングにおいて第2制御信号を出力するようにしてもよい。
〔D〕その他
上述の各実施形態にかかわらず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
たとえば、上述の各実施形態においては、2つの光パルス列生成部1−1,1−2を用いることにより、一方を現用とし、他方を予備として使用するようになっているが、本発明によればこれに限定されず、3つ以上の光パルス生成部を準備し、現用および予備とする光パルス列生成部の組み合わせを、上述の本実施形態における1つずつの組み合わせ以外の組み合わせとすることもできる。
また、上述の各実施形態にかかる特徴を適宜組み合わせて実施することも、もちろん可能である。例えば、前述した第1実施形態の各変形例の態様を、第2実施形態の態様に組み合わせることも、もちろん可能である。又、上述の第3実施形態にかかる光スイッチ制御部6Dとともに、第2実施形態にかかる構成をそなえるようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態により、本発明の装置を製造することは可能である。
〔E〕付記
(付記1) 周期的な光パルス列を互いに同期して生成しうる複数の光パルス列生成部と、
該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる光スイッチ部と、
該光スイッチ部から出力された光パルス列から、複数波長の連続光を出力光として生成しうる出力光生成部と、
該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、上記複数の光パルス列生成部で生成される各光パルス列の状態に応じて無瞬断で切り替えるべく、該光スイッチ部を制御する光スイッチ制御部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、光源装置。
(付記2) 該光スイッチ制御部が、
該複数の光パルス列生成部から出力された上記各光パルス列を電気信号に変換する光電変換部と、
該光電変換部で電気信号に変換された上記各光パルス列の異常を検出する異常検出部と、
該光電変換部で電気信号に変換された上記各光パルス列における消光/発光タイミングを抽出するタイミング抽出部と、
該異常検出部にて、上記現用とする光パルス列に異常が検出された場合には、該タイミング抽出部で抽出された消光タイミングにおいて、上記現用とする光パルス列を無瞬断に切り替えるべく、該光スイッチ部に第1制御信号を出力する第1制御信号出力部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載の光源装置。
(付記3) 該複数の光パルス列生成部が、それぞれ、クロック信号を生成するクロック信号生成部と、該クロック信号生成部で生成されたクロック信号をもとに光パルス列を出力するパルス光源と、をなえて構成され、
該タイミング抽出部で抽出される上記各光パルス列における消光/発光タイミングをもとに、各光パルス列生成部のクロック信号生成部を同期制御する同期制御部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記2記載の光源装置。
(付記4) 該複数の光パルス列生成部から出力された上記各光パルス列を分岐して、一方を該光スイッチ部に導くとともに他方を該光電変換部へ導く分岐部をそなえ、
上記の分岐部と光スイッチ部との間に、上記各光パルス列の伝搬を遅延させる光遅延回路が介装されたことを特徴とする、付記2記載の光源装置。
(付記5) 該複数の光パルス列生成部から出力された上記各光パルス列を分岐して、一方を該光スイッチ部に導くとともに他方を該光電変換部へ導く分岐部をそなえ、
上記の分岐部と光スイッチ部との間に、上記各光パルス列の伝搬を遅延させる光遅延回路とともに、チャープ補償を行なうチャープ補償回路をそなえて構成されたことを特徴とする、付記2記載の光源装置。
(付記6) 該光スイッチ部が、
該光スイッチ制御部からの制御を受けて、該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列を入力され入力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる第1の光スイッチおよび第2の光スイッチをそなえるとともに、
上記の第1の光スイッチおよび第2の光スイッチのうちで、通常時は、該第1の光スイッチを上記現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用する一方、該第1の光スイッチからの上記現用とする光パルス列に異常が生じた場合には、該第2の光スイッチを上記現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用すべく、第1の光スイッチおよび第2の光スイッチの切り替え制御を行なう使用スイッチ切り替え制御部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載の光源装置。
(付記7) 上記の第1の光スイッチおよび第2の光スイッチのそれぞれが、該複数の光パルス列生成部からの光パルス列のうちの上記現用とする光パルス列を出力するための現用光パルス列用出力ポートと、上記現用とする光パルス列以外の予備とする出力パルス列をモニタ用に出力するための予備光パルス列用出力ポートと、をそなえ、
該使用スイッチ切り替え制御部が、上記の第1の光スイッチおよび第2の光スイッチにおける予備光パルス列用出力ポートから出力された上記予備とする出力パルス列をモニタすることにより、上記の第1の光スイッチおよび第2の光スイッチの異常を判定するように構成されたことを特徴とする、付記6記載の光源装置。
(付記8) 上記の第1の光スイッチと出力光生成部との間に、該第1の光スイッチから出力された光パルス列の伝搬を遅延させる光遅延回路が介装されたことを特徴とする、付記6記載の光源装置。
(付記9) 上記の第1の光スイッチと出力光生成部との間に、該第1の光スイッチから出力された光パルス列の伝搬を遅延させる光遅延回路とともに、チャープ補償を行なうチャープ補償回路をそなえて構成されたことを特徴とする、付記6記載の光源装置。
(付記10) 該複数の光パルス列生成部から出力された各光パルス列が上記の第1の光スイッチおよび第2の光スイッチに到達するまでの到達時間差を補正するための光位相調整部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記6記載の光源装置。
(付記11) 該光スイッチ制御部が、
該出力光生成部で生成された上記出力光としての複数波長の連続光における特定の一波長成分の変動をもとに、現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態を判定する状態判断部と、
該状態判断部で上記現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態が異常であると判定された場合に、該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、無瞬断に切り替えるべく、該光スイッチ部に第2制御信号を出力する第2制御信号出力部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載の光源装置。
(付記12) 周期的な光パルス列から、複数波長の連続光を出力光として生成しうる出力光生成部とをそなえてなる光源装置の冗長切り替え方法であって、
上記光パルス列を生成しうる光パルス列生成部を複数そなえるとともに、
該複数の光パルス列生成部におけるいずれかを現用とし、該出力光生成部では上記現用の光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成する一方、
上記現用とする光パルス列生成部を切り替える際には、該複数の光パルス列生成部のうちで現用とされていなかった光パルス列生成部を現用に無瞬断で切り替えて、該出力光生成部では上記現用に切り替えられた光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成することを特徴とする、光源装置の冗長切り替え方法。
(付記13) 上記異常時は、上記光パルス列の消光タイミングにおいて、該複数の光パルス列生成部のうちで現用とされていなかった光パルス列生成部を現用に無瞬断に切り替えることを特徴とする、付記12記載の光源装置の冗長切り替え方法。
本発明の第1実施形態にかかる光源装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の動作を説明するための図である。 SC光が生成される原理について説明する図である。 (A)〜(E)はいずれも本発明の第1実施形態にかかる光源装置の要部構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる光源装置を示すブロック図である。 光遅延回路による作用を説明する図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例にかかる光源装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例にかかる光源装置を示すブロック図である。 (A)〜(D)はいずれも本発明の第1実施形態の第3変形例の動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる光源装置を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態の変形例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態にかかる光源装置を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態の動作を説明するための図である。
符号の説明
1−1,1−2,1C−1,1C−2 光パルス生成部
1a,1a−1,1a−2 パルス駆動回路
1b−1,1b−2 短パルス光源
2−1,2−2 タップカプラ
3,17 光スイッチ部
3A〜3E 光スイッチ
3b−1〜3b−3,3e−1〜3e−3 光スイッチエレメント
3c−1,3c−2 光ゲート
3c−3 3dBカプラ
3d−1,3d−2,3e−4,3e−5 入力ポート
3d−3,3d−4,3e−6〜3e−8 出力ポート
4−1,4−2 フォトダイオード
5,5A,5D 電気信号処理部
5a 異常検出部
5b タイミング抽出部
5c 第1制御信号出力部
5d 同期制御部
5e 状態判断部
5f 第2制御信号出力部
6,6D 光スイッチ制御部
7 高非線形性ファイバ
8A−1,8A−2 光遅延回路
8B−1,8B−2 光遅延・チャープ補償回路
10,10A〜10C,20,30 光源装置
11−1,11−2 3dBカプラ
12−1,12−2,12A 光スイッチ
12a−1,12a−2 光位相調整部
12b−1〜12b−3 光スイッチエレメント
12c−1,12c−2 入力ポート
12d−1〜12d−3 出力ポート
13−1,13−2 タップカプラ
14 光遅延・チャープ補償回路
15 3dBカプラ
16 使用スイッチ切り替え制御部
16a フォトダイオード
16b 異常検出部
16c タイミング抽出部
16d 制御信号出力部
18−1〜18−4 光ファイバ

Claims (5)

  1. 周期的な光パルス列を互いに同期して生成しうる複数の光パルス列生成部と、
    該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる光スイッチ部と、
    該光スイッチ部から出力された光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部と、
    該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、上記複数の光パルス列生成部で生成される各光パルス列の状態に応じて無瞬断で切り替えるべく、該光スイッチ部を制御する光スイッチ制御部と、をそなえ、
    該光スイッチ制御部が、
    該複数の光パルス列生成部から出力された上記各光パルス列を電気信号に変換する光電変換部と、
    該光電変換部で電気信号に変換された上記各光パルス列の異常を検出する異常検出部と、
    該光電変換部で電気信号に変換された上記各光パルス列における消光/発光タイミングを抽出するタイミング抽出部と、
    該異常検出部にて、上記現用とする光パルス列に異常が検出された場合には、該タイミング抽出部で抽出された消光タイミングにおいて、上記現用とする光パルス列を無瞬断に切り替えるべく、該光スイッチ部に第1制御信号を出力する第1制御信号出力部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、光源装置。
  2. 周期的な光パルス列を互いに同期して生成しうる複数の光パルス列生成部と、
    該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる光スイッチ部と、
    該光スイッチ部から出力された光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部と、
    該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、上記複数の光パルス列生成部で生成される各光パルス列の状態に応じて無瞬断で切り替えるべく、該光スイッチ部を制御する光スイッチ制御部と、をそなえ、
    該光スイッチ制御部が、
    該出力光生成部で生成された上記出力光としての該スーパーコンティニュウム光における特定の一波長成分の変動をもとに、現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態を判定する状態判断部と、
    該状態判断部で上記現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態が異常であると判定された場合に、該光スイッチ部における上記現用とする光パルス列の出力を、無瞬断に切り替えるべく、該光スイッチ部に第2制御信号を出力する第2制御信号出力部とをそなえ、
    前記状態判断部での前記判定に用いる特定の一波長成分の変動は、前記光パルス列におけるパルス幅の影響に対し変動を受け易い、特定の信号チャンネルの波長成分もしくは通信用キャリアとして使われていない波長成分の変動であることを特徴とする、光源装置。
  3. 該光スイッチ部が、
    該光スイッチ制御部からの制御を受けて、該複数の光パルス列生成部から出力された光パルス列を入力され入力された光パルス列のうちの現用とする光パルス列を選択的に出力しうる第1の光スイッチおよび第2の光スイッチをそなえるとともに、
    上記の第1の光スイッチおよび第2の光スイッチのうちで、通常時は、該第1の光スイッチを上記現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用する一方、該第1の光スイッチからの上記現用とする光パルス列に異常が生じた場合には、該第2の光スイッチを上記現用とする光パルス列を選択的に出力するために使用すべく、第1の光スイッチおよび第2の光スイッチの切り替え制御を行なう使用スイッチ切り替え制御部をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1又は2記載の光源装置。
  4. 周期的な光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部とをそなえてなる光源装置の冗長切り替え方法であって、
    上記光パルス列を生成しうる光パルス列生成部を複数そなえるとともに、
    該複数の光パルス列生成部におけるいずれかを現用とし、該出力光生成部では上記現用の光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成する一方、
    該複数の光パルス列生成部から出力された上記各光パルス列を電気信号に変換し、
    上記電気信号に変換された上記各光パルス列の異常を検出し、
    上記電気信号に変換された上記各光パルス列における消光/発光タイミングを抽出し、
    上記現用とする光パルス列に異常が検出された場合には、上記抽出された消光タイミングにおいて、該複数の光パルス列生成部のうちで現用とされていなかった光パルス列生成部を現用に無瞬断で切り替えて、該出力光生成部では上記現用に切り替えられた光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成することを特徴とする、光源装置の冗長切り替え方法。
  5. 周期的な光パルス列から、周波数領域において各波長の強度の包絡線が一定であるスーパーコンティニュウム光を出力光として生成しうる出力光生成部とをそなえてなる光源装置の冗長切り替え方法であって、
    上記光パルス列を生成しうる光パルス列生成部を複数そなえるとともに、
    該複数の光パルス列生成部におけるいずれかを現用とし、該出力光生成部では上記現用の光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成する一方、
    該出力光生成部で生成された上記出力光としての該スーパーコンティニュウム光における特定の一波長成分の変動をもとに、現用として該光スイッチ部で出力している光パルス列の状態を判定し、
    上記現用とした光パルス列の状態が異常であると判定された場合に、該複数の光パルス列生成部のうちで現用とされていなかった光パルス列生成部を現用に無瞬断で切り替えて、該出力光生成部では上記現用に切り替えられた光パルス列生成部からの周期的な光パルス列から上記出力光を生成し、
    かつ、前記判定に用いる特定の一波長成分の変動は、前記光パルス列におけるパルス幅の影響に対し変動を受け易い、特定の信号チャンネルの波長成分もしくは通信用キャリアとして使われていない波長成分の変動であることを特徴とする、光源装置の冗長切り替え方法。
JP2004096023A 2004-03-29 2004-03-29 光源装置および光源装置の冗長切り替え方法 Expired - Fee Related JP4478492B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096023A JP4478492B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 光源装置および光源装置の冗長切り替え方法
US10/885,755 US7447446B2 (en) 2004-03-29 2004-07-08 Light source apparatus, and method for switching redundancy of the light source
EP04016462A EP1583259B1 (en) 2004-03-29 2004-07-13 Light source apparatus, and method for switching redundancy of the light source
DE602004019181T DE602004019181D1 (de) 2004-03-29 2004-07-13 Lichtquellenvorrichtung und Verfahren zur redundanten Schaltung dieser Lichtquelle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096023A JP4478492B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 光源装置および光源装置の冗長切り替え方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005286581A JP2005286581A (ja) 2005-10-13
JP4478492B2 true JP4478492B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=34879917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004096023A Expired - Fee Related JP4478492B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 光源装置および光源装置の冗長切り替え方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7447446B2 (ja)
EP (1) EP1583259B1 (ja)
JP (1) JP4478492B2 (ja)
DE (1) DE602004019181D1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4569761B2 (ja) * 2005-03-08 2010-10-27 日本電気株式会社 光送信器、光伝送システム、および光中継器
CN101212254A (zh) 2006-12-27 2008-07-02 华为技术有限公司 一种光源链路传输装置和方法
EP2274843A4 (en) * 2008-03-28 2013-07-17 Nortel Networks Ltd PROTECTED LIGHT SOURCE FOR MULTIPLE WAVE LENGTH DIVISION MULTIPLEXING PASSIVE OPTICAL NETWORKS (WDM-PON)
EP2507660A1 (en) * 2009-12-03 2012-10-10 Moog Inc. Fiber optic rotary joints, methods practiced thereby, and fiber optic devices
JP2011142584A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Fujitsu Optical Components Ltd 光伝送装置
CZ2010657A3 (cs) * 2010-09-02 2012-01-25 CESNET, zájmové sdružení právnických osob Modulární stavebnice zarízení pro variabilní distribuci, smešování a monitoring optických signálu v Internetu a jiných sítích
JP5970943B2 (ja) * 2012-05-01 2016-08-17 富士通株式会社 光伝送装置、及び光伝送方法
US9900085B2 (en) * 2015-03-18 2018-02-20 Finisar Corporation Sparing configurations and protocols for parallel fiber optics
KR102064791B1 (ko) * 2015-04-23 2020-03-02 한국전자통신연구원 광전달망 시스템에서의 데이터 손실을 최소화하는 보호절체 장치 및 방법
JP6438426B2 (ja) * 2016-03-30 2018-12-12 Seiオプティフロンティア株式会社 光切替ユニット及び光切替装置
US10313019B2 (en) * 2016-07-01 2019-06-04 Luxtera, Inc. Method and system for redundant light sources by utilizing two inputs of an integrated modulator
KR102338923B1 (ko) 2017-07-06 2021-12-14 삼성전자주식회사 광 집적 회로 및 광 전송기
US10199918B2 (en) * 2017-07-10 2019-02-05 Semiconductor Components Industries, Llc Method of forming a semiconductor device
US10725240B2 (en) * 2018-09-14 2020-07-28 Cisco Technology, Inc. Laser sparing for photonic chips
CN111147130B (zh) * 2018-11-02 2023-05-09 华为技术有限公司 光源备份方法、装置以及系统
CN114879320A (zh) * 2019-06-03 2022-08-09 华为技术有限公司 光源切换方法和装置
JP2022045728A (ja) * 2020-09-09 2022-03-22 日本電気株式会社 光伝送装置、光伝送方法、及びプログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09244076A (ja) * 1996-03-08 1997-09-19 Toshiba Corp 多波長光源
JP3605629B2 (ja) * 1998-12-15 2004-12-22 富士通株式会社 光源の冗長切替方法及び該方法による波長多重伝送装置
US6480656B1 (en) * 1999-02-19 2002-11-12 The Regents Of The University Of Michigan Method and system for generating a broadband spectral continuum, method of making the system and pulse-generating system utilizing same
JP2001339344A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Hitachi Ltd 光信号切替装置
JP4762434B2 (ja) 2001-04-23 2011-08-31 古河電気工業株式会社 光回路の作製方法
US7127168B2 (en) * 2001-06-13 2006-10-24 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Multi-wavelength optical modulation circuit and wavelength-division multiplexed optical signal transmitter
KR100496710B1 (ko) * 2002-01-21 2005-06-28 노베라옵틱스코리아 주식회사 주입된 비간섭성 광에 파장 잠김된 광원을 이용한 양방향파장분할다중방식 수동형 광 네트워크

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005286581A (ja) 2005-10-13
EP1583259A2 (en) 2005-10-05
US20050213972A1 (en) 2005-09-29
DE602004019181D1 (de) 2009-03-12
US7447446B2 (en) 2008-11-04
EP1583259A3 (en) 2006-02-01
EP1583259B1 (en) 2009-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4478492B2 (ja) 光源装置および光源装置の冗長切り替え方法
US6532091B1 (en) Optical digital regenerator
US8139476B2 (en) Optical ring networks using circulating optical probe in protection switching with automatic reversion
JP3995781B2 (ja) 波長選択フィルタを用いた光分岐・挿入装置及び光分岐装置
JP2748908B2 (ja) 光伝送路特性測定方法とその装置および光波長多重伝送方法とその装置
US8396362B2 (en) Light transmitting and receiving module, method for managing the same, light transmitting and receiving apparatus, and wavelength-multiplexing light transmitting and receiving apparatus
JPH10322287A (ja) N−wdmシステムにおける出力ポート切替装置
JP2000341728A (ja) 光クロスコネクト装置
US10948802B2 (en) Wavelength converter apparatus and method of performing wavelength conversion
US9712248B2 (en) Optical transmission device and optical transmission method
US20020075536A1 (en) Multi-wavelength all-optical regenerators ( mars)
KR100342426B1 (ko) 파장분할 다중방식 환형 광통신망의 장애수리후 복귀방법
JP2013243496A (ja) 光伝送路の二重化装置およびその二重化方法
KR100275465B1 (ko) 파장분할다중 광송신 장치
JP5827379B2 (ja) 偏波多重光伝送システム
JPH0946735A (ja) 光クロスコネクト方法および該方法を用いた光クロスコネクト装置
WO2020195737A1 (ja) 光分岐挿入装置および光伝送方法
JP2011146787A (ja) 光通信装置
JP4574187B2 (ja) 光同期装置
JP2006178507A (ja) 光波長選択制御装置
JP2005080108A (ja) 光中継器
JPH0821900B2 (ja) 光中継器監視方式
WO2004088893A1 (ja) 光分岐装置
JP6300504B2 (ja) 光回線障害検出装置、光/無線回線切替装置および光伝送システム
JP2014110573A (ja) 光伝送システム及び回線切替えシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4478492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees