JP4477899B2 - 食器保管庫構造 - Google Patents
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Description
従来、食器保管庫は、食器保管庫本体と、上部キャビネット部を別々に組み立て、2つの箱体を組み合わせることにより、食器保管庫を構成していた。
このような食器保管庫の構造には、特許文献1に記載されている食器保管庫の構造がある。特許文献1には、複数枚のパネルにより形成される保管庫本体の天板に取り付けられ、複数の係合フックを有する取付支柱と、前記係合フックと係合し、上部キャビネット部の外郭を形成する各種パネルとにより構成されるキャビネット構造が記載されている。
また、食器保管庫本体と、上部キャビネット部が別個に形成されているため、食器保管庫本体において、天井パネルと側面パネルが接する面を軸として、側面パネルが大きく揺動してしまうことがあった。このような揺動は、食器保存庫本体部の下部に、下部フレームを有しない、所謂、カートインタイプの食器保管庫に顕著に現れている。
従来からある特許文献1記載のような食器保管庫本体では、前述した側面パネルの揺動に対して有効な補強を行うためには、食器保管庫本体の内部に補強部材を取り付けなければならなかった。食器保管庫本体が食器を保管する収納部であるという性格上、前述した揺動に対する補強を入れることができなかった。
キャビネット部5前面には、操作部6が配設され、ユーザが操作部6を操作することにより、運転制御、温度制御をおこなうことができる。
また、収納部12は、その天板12aの中央部に形成した吸込口16を介して上部空間14aに連通すると共に底部空間14cに連通し、更には、側板12bに形成した複数の通孔17を介して側部空間14bと連通しており、空間14および収納部12内を熱風が循環するようになっている。
例えば2本)の棚柱20が、収納部12の略全高に亘って取付けられている。この棚柱2
0には、その上下方向に所定間隔で複数の係止孔21が設けられており、この係止孔21を利用して棚4が載置される棚受金25が着脱可能に係止されるよう構成している。
更に、角材22の食器保管庫1庫内側の一面には、下方向に所定間隔で複数の係止孔21が形成された棚柱20が配設されている。また、角材22の庫外側に面する1側面には、後述するフロントパネル29を固定する突出片22aが形成され、突出片22aと同一面、上端には、庫外方向に折曲し、フロントパネル29をネジ止めする取付部22bが形成されている。
前述した構成のサイドパネル2aの間には、上部フレーム7が配設される。上部フレーム7は、一面が開放された矩形状の金属部材であり、食器保管庫1の前後両面に配設される。上部フレーム7は、上部フレーム7上面がキャビネット部5底面と等しくなる位置において、上部フレーム7側面と、角材22庫内側の一面を夫々当接し、保管庫本体3にネジ止め固定される。
食器保管庫1の後面には、リアパネル2bが配設される。リアパネル2bは、サイドパネル2aと同様に、金属製の箱状に形成され、内部にグラスウール等の断熱材を充填したパネル2である。そして、リアパネル2bは、保管庫本体5の下面よりキャビネット部3の上面までの長さを有し、各サイドパネル2aと当接する幅を有して形成されている。
L字状に形成された補強材28を4箇所に取り付けたことにより、食器保管庫1の強度が増す。特に、上部フレーム7、隔離板25と、サイドパネル2aが当接する面を軸として起こるサイドパネル2aの揺動に対する補強がなされる。このようにして、食器保管庫1の基本的な構造は形成されている。
キャビネット部3は、図4の状態よりフロントパネル29、トップパネル30を取り付けて、箱形状を形成し、その内部に食器保管庫1の運転、制御に係る電装部品を収容したものである。
図4の状態から、先ず、フロントパネル29が取り付けられる。フロントパネル29は、キャビネット部3内側方向が開放した矩形状に形成されている。そして、フロントパネル29開口縁は、フロントパネル29上部の左右両角部に、取付部22bを挿入可能な空間を残しつつ、若干幅、開口内側に折曲している。開口上縁には、トップパネル30と引っ掛ける折曲部31が形成されている。開口左右両側には、突出片22aと係合する取付穴29aが形成されている。
フロントパネル29を取り付ける際には、先ず、角材22に形成された突出片22aを取付穴29aに挿入し、角材22上端に形成された取付部22b上面を、フロントパネル29の上面の下側と当接するように取り付ける。そして、フロントパネル29上面と、取付部22bとが重なる部分をネジ止めすることより、フロントパネル29は固定される。
トップパネル30は、まず、係合部33をフロントパネル29上縁の折曲部31と係合する。折曲部31と係合部33が係合された状態で、食器保管庫1後方に倒しこみ、キャビネット部5の外郭となる。このとき、リアパネル2b上面とトップパネル30端部の重複部分は、一定間隔でビス止めされ、トップパネル30は、リアパネル2bに固定される。
先ず、前述してきたように組み立てられた食器保管庫1に、送風機18、ヒータ19及び天板12aを取り付ける。天板12aは、食器9が収納される収納部12とを隔て、上部空間14aを形成する。天板12a中央部には、収納部12内の空気を吸い込む吸込口15が開口されている。また、天板12aのサイドパネル2a側端部は、側部空間2bと連通するように、サイドパネル2a間より左右方向やや短く形成されている。
そして、4本の棚柱20夫々に、複数形成された係止孔21に、不図示の棚受部材を係止し、棚4を棚受部材に取り付ける。この棚4に食器9を収容した食器カゴ10を載置して、食器保管庫1を運転することにより、食器9の消毒、乾燥が行われる。
2a サイドパネル
3 保管庫本体
4 棚
5 キャビネット部
7 上部フレーム
9 食器
10 食器カゴ
12 収納部
18 送風機
19 ヒータ
28 補強材
Claims (1)
- 複数枚の断熱パネルを組み合わせて箱状に形成される保管庫本体と、
前記保管庫本体の上部に箱状に形成されるキャビネット部からなる食器保管庫において、
前記食器保管庫の両側に配設された一対のサイドパネルと、
前記保管庫本体の上部で、前記各サイドパネルの間に掛架された上部フレームと、を備え、
前記サイドパネルは、前記保管庫本体の下面から前記キャビネット部の上面までの長さで形成され、
前記サイドパネルの内壁と、前記上部フレームの上面に当接し、L字状に形成された補強材が取り付けられていること
を特徴とする食器保管庫の本体構造。
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