JP4477791B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信機器の筐体に回動可能に支持されるアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から無線通信機器の筐体に取り付けられるアンテナとしては、構成が簡単な1/4λタイプのホイップアンテナを使用することが多い。この1/4λタイプのホイップアンテナを使用する場合、アース面の大きさ、取付位置等で指向性が変化し、水平面が無指向性になり難いという問題があった。そこで、1/2λタイプのホイップアンテナを使用して水平面をより無指向性に近づける対策をとるようになった。この場合、1/2λタイプであると整合回路が必要になるとともに、使用帯域も比較的狭くなるため、実用的ではないという問題を生じた。そこで、この種のアンテナとして、使用帯域が広くて整合回路を用いる必要がなく、かつ水平面が無指向性であるスリーブアンテナが使用されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯用無線通信機器に用いられるアンテナはその収納スペースが限られており、かつ携帯性を向上させるために棒状のアンテナの一端部を無線通信機器の筐体に対して回動可能に支持して、この無線通信機器の筐体に対するアンテナの取付角度を任意に可変し得るものとなっている。このような無線通信機器に用いられるスリーブアンテナにあっては、アンテナと無線通信機器との間を接続する給電ケーブル(同軸ケーブル)をアンテナの支持部内に挿通させて無線通信機器内へ導くようにしている。
【0004】
しかしながら、給電ケーブル(同軸ケーブル)をアンテナの支持部内に挿通させて無線通信機器内へ導くようにすると、アンテナを回動させた場合に、アンテナの支持部の回動部分で同軸ケーブルが大きく屈曲されて強く捻られることとなるため、その部分に大きな捻れ応力が働き、アンテナの回動を繰り返す毎に同軸ケーブルが損傷するという問題を生じた。そこで、アンテナの回動部分に、所謂、同軸回転コネクタを介在させ、この同軸回転コネクタを介して同軸ケーブル同士を中継接続するようになった。
【0005】
このような同軸回転コネクタを用いると、アンテナを回動させても、同軸ケーブルが損傷する恐れがなく、かつアンテナ特性が低下することも殆どなく、しかも良好な送受信が行えるようになる。しかしながら、同軸回転コネクタは極めて複雑な構造を有しているため、信頼性の上で問題があるとともに、非常に高価なものであるため、アンテナ自体およびこの種のアンテナを用いた無線通信機器のコストアップを招来するという問題も生じた。
【0006】
そこで、本発明は上記の問題点を解消するためになされたものであって、アンテナを回動させても、給電ケーブル(同軸ケーブル)に損傷を与えない構造のアンテナ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するため、本発明のアンテナ装置は、無線通信機器の通信部に接続される同軸コネクタと、この同軸コネクタに接続された同軸ケーブルと、この同軸ケーブルの外部導体に接続されたスリーブと、同軸ケーブルの内部導体に接続されたアンテナエレメントとからなるアンテナ部材を備えるとともに、同軸ケーブルを保持するドラム部材と、ドラム部材を固定するとともに無線通信機器の筐体に取り付けられる固定金具と、固定金具に対して回動可能に嵌合された可動金具と、この可動金具を固定するとともにアンテナ部材の一部を収容保持するベース部材とを備え、同軸ケーブルの一部がドラム部材を巻芯として巻き取られているようにしている。
【0008】
このように、ドラム部材に同軸ケーブルを保持させ、このドラム部材を無線通信機器の筐体に取り付けられる固定金具に固定し、この固定金具に対して回動可能に嵌合された可動金具をアンテナ部材の一部を収容保持するベース部材に固定すると、ベース部材は固定金具に対して回動可能、即ち、アンテナ部材は固定金具に対して回動可能に取り付けられることとなる。この場合、同軸ケーブルの一部がドラム部材を巻芯として巻き取られた構造となっているので、ベース部材を回動させても、ドラム部材に渦巻状に巻回された同軸ケーブルは渦巻の方向に巻かれたり、あるいは渦巻とは逆の方向に巻き戻されるだけで、同軸ケーブルに捻れを生じることはない。この結果、同軸ケーブルに負荷が掛からなくなり、かつ捻り応力も働かなくなるので、同軸ケーブルが損傷を受けることが防止でき、同軸ケーブルの耐久性が向上する。そして、構造が複雑で、高価な同軸回転コネクタを用いる必要もなくなることから、この種のアンテナの信頼性が向上するとともに、安価に製造できるようになる。
【0009】
この場合、可動金具を固定金具に対して回動可能に連結するガイドパイプを備えるようにすると、可動金具は固定金具にして回動可能に連結された金具組立体が容易に得られるようになる。また、回転止め部材とE形止め輪とからなる固定部材によりベース部材が固定金具に固定されていると、ベース部材は固定金具に対して容易に回動可能に固定され、固定金具に対するベース部材の回動範囲が回転止め部材により規制されるようになる。なお、ベース部材を覆うとともに同軸ケーブルの巻き取り空間を有するカバー部材を備えるようにするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のアンテナ装置を無線送受信機に適用した場合の一実施の形態を図1乃至図10に基づいて説明する。なお、図1は無線送受信機の筐体に装着されたアンテナ装置を回動させた状態を示す斜視図であり、図2は本発明のアンテナ装置を示す斜視図である。図3は本発明のアンテナ装置の部品となる固定金具を示す図であり、図4は本発明のアンテナ装置の部品となる可動金具を示す図であり、図5は本発明のアンテナ装置の部品となるベース部材を示す図であり、図6は本発明のアンテナ装置の部品となる固定部材の回転止め部材51を示す図であり、図7は本発明のアンテナ装置の部品となる固定部材のE形止め輪を示す図であり、図8は本発明のアンテナ装置の部品となるアンテナ部材を示す図であり、図9は本発明のアンテナ装置の部品となるドラム部材を示す図であり、図10は本発明のアンテナ装置の部品となるカバー部材を示す図である。
【0011】
本実施形態のアンテナ装置は、高周波数の電波(例えば、1〜7GHz)を送受信する無線通信機、例えば、モバイルコンピュータ、PDA等の情報端末機の送受信部に用いられるものである。このアンテナ装置100は、例えば、図1に示すように、情報端末機よりなる無線通信機200の筐体201の一側面に取り付けられて、電波を送受信する使用状態においては、この筐体201に対して垂直になるように、また電波を送受信しない不使用の状態においては、筐体201に対して水平になるように、筐体201に対して回動可能に取り付けられている。
【0012】
そして、アンテナ装置100は、図2に示すように、このアンテナ装置100を無線通信機200の筐体201に取り付けられる固定金具10と、この固定金具10に対して回動可能に嵌合される可動金具20と、この可動金具20を固定金具10に対して回動可能に連結して金具組立体Aとするガイドパイプ30と、この金具組立体Aを保持するとともに、後述するアンテナ部材70を収容保持するベース部材40と、このベース部材40を固定金具10に対して回動可能に固定する回転止め部材51とE形止め輪52とからなる固定部材50と、高周波同軸コネクタ61と高周波同軸ケーブル62とスリーブ組立体63とアンテナエレメント65とからなるアンテナ部材60と、高周波同軸ケーブル62を金具組立体A内に固定保持するドラム部材70と、ベース部材40を覆うとともに、高周波同軸ケーブル62の巻き取り空間を確保するカバー部材80とから構成される。
【0013】
固定金具10は、図3(なお、(a)は正面図であり、(b)はA−A断面図である)に示すように、略円筒状の本体部11と、この本体部11より下方に延出して外径が本体部11より大径で略円筒状の取付部12と、この取付部12の下端面より垂直に延出して立ち下がる固定部13とから構成され、これらが金属製材料(例えば、ステンレス、真鍮など)により一体的に形成されている。本体部11の内部には貫通孔11aが設けられている。また、本体部11の上部には薄肉部11bが設けられており、この薄肉部11bには一対の切欠部11cが設けられている。なお、一対の切欠部11cは、後述するドラム部材70に形成された一対の突起部71d,71dが嵌合するように形成されている。
【0014】
取付部12の内部には本体部11の貫通孔11aより若干大径の貫通孔12aが設けられていて、貫通孔11aと貫通孔12aとの境界には段部12bが形成されている。また、取付部12の外周面には大径の突出部12cと環状溝12dとDカット部12eとが設けられている。なお、段部12bは後述するドラム部材70の先端部に設けられた係止部72aを固定金具10内に係止するために設けられており、これによりドラム部材70を本体部11の貫通孔11aに挿入しても、ドラム部材70が固定金具10から抜け落ちることがない。また、突出部12cは可動金具20を挿入した際の可動金具20のストッパとなるために設けられており、Dカット部12eは後述する回転止め部材51の膨出部51cに合致するように取付部12の外周面の一部がD形にカットされている。さらに、環状溝12dは後述するE形止め輪52を嵌入させて、回転止め部材51を固定金具10に固定するために設けられている。
【0015】
可動金具20は、図4(なお、(a)は正面図であり、(b)はA−A断面図であり、(c)はB−B断面図であり、(d)は上面図である)に示すように、円筒状の本体部21と、この本体部21の上部から外部水平方向に向けて延出する環状鍔部22とから構成され、これらが金属製材料(例えば、ステンレス、真鍮、リン青銅など)により一体的に形成されている。本体部21の内部には固定金具10の本体部11の外径とほぼ同径の貫通孔21aが設けられており、本体部21の上部の環状鍔部22の近傍外周面にU字溝21bが設けられており、かつ、U字溝21bの下部に半円形状の切欠部21cと、U字溝21bの下端部から本体部21の下端部に達する切溝21dとが設けられている。
【0016】
なお、U字溝21bは後述するガイドパイプ30を可動金具20にポンチカシメする際の嵌入溝とするために設けられている。また、切欠部21cおよび切溝21dは、可動金具20を固定金具10の本体部11に挿入する際に貫通孔21aが拡径するために設けられている。また、環状鍔部22には貫通孔22aと、一対の切欠部22b,22bが設けられている。この一対の切欠部22b,22bは後述するベース部材40に設けられた係止用凸部42cに嵌合するように形成されている。
【0017】
ガイドパイプ30(図11参照)は、可動金具20の本体部21の外径寸法とほぼ同径の内径を有する金属製材料(例えば、ステンレス、真鍮など)からなる円筒体により構成され、その下端部は絞り加工が施されて内方に突出する係止部31が形成されている。この係止部31は固定金具10と可動金具20とを一体化して後述する金具組立体Aを形成する際に、固定金具10の取付部12の突出部12aに係止されるために設けられている。
【0018】
ベース部材40は、図5(なお、(a)は斜視図であり、(b)は上面図であり、(c)はA−A断面図であり、(d)は下面図である)に示すように、角部が膨出しかつこの角部から先端に行くに従って先細となる平板状の本体部41と、この本体部41の角部より上下に突出した円筒部42とから構成され、これらが合成樹脂製材料(例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂など)の射出成形により一体的に形成されている。
【0019】
本体部41の中央部には、後述するアンテナ部材となるスリーブ組立体63を収容する収容凹部41aと、この収容凹部41aの付け根部から上部に突出して収容凹部41a内に収容されたスリーブ組立体63の端部を固定する一対の凸部41bと、収容凹部41aより先端部で後述するアンテナエレメント65を貼着するアンテナエレメント取付部41dと、この本体部41の先端部で後述するカバー部材80に設けられた嵌合溝81aに対応する嵌合突起41eと、カバー部材80に設けられた嵌合突起81cに対応する嵌合溝41fと、カバー部材80を螺着するためのねじ穴を有する螺着部41gと、一対の嵌合用凹部41h,41hと、一対の嵌合用凹部41i,41iが形成されている。
【0020】
円筒部42の中心部には金具組立体Aを挿入するための挿入孔42aと、この挿入孔42aの周囲から本体部41の表面から上方に突出する上突出壁42bと、下方に突出する下突出壁42dとが形成されている。そして、上突出壁42bの上面には一対の嵌合用凸部42cが形成されており、下突出壁42dの下面に後述する回転止め部材51の回動を係止する係止用凸部42eが形成されている。なお、挿入孔42aの内径はガイドパイプ30の外径とほぼ同寸法になるように形成されており、嵌合用凸部42cは可動金具20の環状鍔部22に形成された一対の切欠部22a,22aが嵌合する大きさに形成されており、かつ係止用凸部42eは、後述する回転止め部材51に形成された上凸部51dの両端部でベース部材40が係止するよう形成されている。これにより、ベース部材40は回転止め部材51に形成された上凸部51dの両端部の間だけ回動できるようになる。
【0021】
固定部材50は、図6に示す回転止め部材51と、図7に示すE形止め輪52とからなる。回転止め部材51は、図6(なお、(a)は斜視図であり、(b)は上面図であり、(c)はA−A断面図であり、(d)は下面図である)に示すように、中心部に貫通孔51aを有する環状部51bと、この環状部51bの一部が膨出した膨出部51cと、環状部51bの一部が上部に突出した上凸部51dと、この凸部51dの下部で下方に突出した下凸部51eとから構成され、これらが合成樹脂製材料(例えば、ポリアセタール、アクリル樹脂など)の射出成形により一体的に形成されている。
なお、膨出部51cは固定金具10の取付部12に形成されたDカット部12eに合致するように形成されている。また、上凸部51dはベース部材40に形成された係止用凸部42eの両端部でベース部材40が係止するよう形成されており、上凸部51dの両端部の間だけベース部材40が回動できるようになされている。
【0022】
また、下凸部51eは、後述するE形止め輪52に形成された略E形状に突出した凸部52aと凸部52cとの間に形成された間隙52dにほぼ一致するように形成されている。これにより、回転止め部材51の膨出部51cを固定金具10の取付部12に形成されたDカット部12eに合わせて回転止め部材51を固定金具10の取付部12に挿入した後、固定金具10の取付部12に形成された環状溝12d内に回転止め部材51を嵌入させることによりに、回転止め部材51は固定金具10に対して回動可能に固定されることとなる。
【0023】
E形止め輪52は、図7(なお、(a)は斜視図であり、(b)は上面図であり、(c)はA−A断面図である)に示すように、円板状の金属製材料(例えば、ステンレス、真鍮など)を略E形形状になるように打ち抜き成形により形成されており、略E形形状に突出した凸部52a,52b,52cの内径は、固定金具10の取付部12に形成された環状溝12dの外径寸法に一致するように形成されている。また、凸部52aと凸部52cとの間に形成された間隙52dは回転止め部材51の下面に形成された下凸部51eに合致するように形成されている。これにより、回転止め部材51の膨出部51cを固定金具10の取付部12に形成されたDカット部12eに合わせて回転止め部材51を固定金具10の取付部12に挿入した後、固定金具10の取付部12に形成された環状溝12d内に回転止め部材51を嵌入させることによりに、E形止め輪52に形成された凸部52aと凸部52cとの間の間隙52dは回転止め部材51の下凸部51eに嵌入して回転止め部材51はE形止め輪52により固定金具10に対して回動可能に固定されることとなる。
【0024】
アンテナ部材60は、図8(なお、(a)は高周波同軸コネクタを先端部に備えた高周波同軸ケーブルを示す正面図であり、(b)はその要部を拡大して示す正面図であり、(c)はその要部を拡大して示す側面図であり、(d)はスリーブ組立体を示す断面図である)に示すように、高周波同軸コネクタ61と、この高周波同軸コネクタ61を先端部に備えた高周波同軸ケーブル62と、中心部の軸方向に高周波同軸ケーブル62を挿通させる金属製内パイプ63aと金属製外パイプよりなるスリーブ63bとを備えたスリーブ組立体63と、金属箔からなるアンテナエレメント65(図16および図17参照)とから構成されるものである。
【0025】
なお、高周波同軸コネクタ61は、図示しない無線通信機器の送受信部(通信部)に設けられたアンテナ端子に接続されるように構成されている。また、高周波同軸ケーブル62には高周波同軸コネクタ61が取付金具61aにより取り付けられた位置から所定の長さの所(後述するドラム部材70の貫通孔71aでの折り曲げ部となる所)にマーキング62cが付されている。また、高周波同軸ケーブル62の先端部の樹脂製外皮は予め剥離されていて、高周波同軸ケーブル62の先端部の外部導体62aは露出している。さらに、スリーブ63bは長さが送受信する電波の波長のλ/4になるように形成されており、かつスリーブ63b内に形成された貫通孔に金属製内パイプ63aが挿入され、これらを端部63cで半田付けしてスリーブ組立体63が形成されている。
【0026】
ドラム部材70は、図9(なお、(a)は正面図であり、(b)はA−A断面図であり、(c)はB−B断面図であり、(d)は側面図であり、(e)は下面図である)に示すように、高周波同軸ケーブル62を巻き付ける円柱状のドラム部71と、このドラム部71を保持する円柱状の保持部72とから構成され、これらが合成樹脂製材料(例えば、ポリアセタール、アクリル樹脂など)の射出成形により一体的に形成されている。ドラム部71は、このドラム部71の中心軸を横断して通る貫通孔71aと、この貫通孔71aを横断してドラム部71の半外周に沿って形成された横溝部71bと、貫通孔71aに連通するとともに保持部72に形成された溝部72bに連通する縦溝部71cとを備えている。なお、貫通孔71aの内径は高周波同軸ケーブル62の外径寸法よりも若干大きめに形成されていて、この貫通孔71a内に高周波同軸ケーブル62を通すことができるようになされている。
【0027】
保持部72は、先端部に形成された載頭円錐状の係止部72aと、この係止部72aの下端から保持部72のほぼ中央部にかけて形成された割溝部72bと、この割溝部72bに連通するとともにこれの反対側でドラム部71に形成された縦溝部71cに連通する縦溝部72cと、保持部72の上端から突出した一対の突起部72d,72dとを備えている。なお、係止部72aの頭部が固定金具10の本体部11に形成された段部12bに係止されるように形成されている。また、割溝部72bは固定金具10の本体部11に形成された貫通孔11a内にドラム部材70を挿入した際に係止部72aが縮径するために形成されている。また、縦溝部71c,72cは高周波同軸ケーブル62を挿入することができるように形成されている。さらに、保持部72の上端から突出した一対の突起部72d,72dは、固定金具10の本体部11に形成された一対の切欠部11cに対応してこれらにそれぞれ嵌合するように形成されている。
【0028】
カバー部材80は、図10(なお、(a)は正面図であり、(b)は上面図であり、(c)はA−A断面図であり、(d)はB−B断面図である)に示すように、角部が膨出しかつこの角部から先端に行くに従って先細となり、かつ開口部を有する略箱形形状の本体部81と、この本体部81から上方に突出した突出部82とから構成され、これらが合成樹脂製材料(例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂など)の射出成形により一体的に形成されている。
【0029】
本体部81は、ベース部材40に形成された、嵌合突起41eに対応する嵌合用凹部81aと、嵌合溝41fに対応する嵌合突起81bと、一対の嵌合用凹部41h,41hに対応する嵌合用突起81c,81cと、一対の嵌合用凹部41i,41iに対応する嵌合用突起81d,81dとが形成されている。また、突出部82はドラム部材70のドラム部71およびこのドラム部71に巻き付けられた高周波同軸ケーブル62を収容するための空間を形成するために設けられており、ドラム部71の上端面が接触するドラム接触部82aと、ベース部材40とカバー部材80とを螺合するねじを螺着させる螺着部82bとが形成されている。
【0030】
ついで、上述のようにして形成された各部材を用いて本発明のアンテナ装置の組立方法について、図11〜図18に基づいて説明する。なお、図11は図2のアンテナ装置の部品となる金具組立体を組み付ける状態を示す斜視図であり、図11(a)は可動金具および固定金具を示す正面図であり、図11(b)は固定金具に可動金具を嵌合した状態を示す正面図であり、図11(c)は図11(b)の縦断面を示す断面図である。また、図12は図11の金具組立体をベース部材に挿入する状態を示す斜視図であり、図13は金具組立体をベース部材に組み付けてベース組立体にする状態を示す斜視図である。図14はベース組立体に高周波同軸ケーブルが挿入されたドラム部材を挿入する状態を示す斜視図であり、図15はドラム部材をベース組立体に組み付けた状態を示す斜視図である。図16は図15の高周波同軸ケーブルにスリーブ組立体を接続した状態を示す斜視図であり、図17は高周波同軸ケーブルの芯線にアンテナエレメントを接続した状態を示す斜視図である。図18はカバー部材をベース部材に組み付けてアンテナ装置にする状態を示す斜視図である。
【0031】
まず、図11(a)に示すように、本体部11が上向きで取付部12が下向きになるように固定金具10を配置した後、この固定金具10の本体部11の上に、環状鍔部22が上向きで本体部21が下向きになるように可動金具20を載置した。この後、可動金具20の本体部21を固定金具10の本体部11に嵌入させた。ついで、図11(b)(c)に示すように、係止部31が下向きになるようにしてガイドパイプ30を固定金具10の下面から嵌入させた後、可動金具20に形成されたU字溝21bの上部からガイドパイプ30の適宜のカシメ位置(例えば8箇所)30aをポンチカシメして、可動金具20とガイドパイプ30を一体化して金具組立体Aを形成した。これにより、可動金具20はガイドパイプ30とともに固定金具10に対して回動可能に固着されることとなる。
【0032】
ついで、図12に示すように、金具組立体Aをベース部材40の円筒部42に形成された挿入孔42a上に配置した後、金具組立体Aの環状鍔部22に形成された一対の切欠部22b,22bがベース部材40の円筒部42に形成された一対の嵌合用凸部42cに合致するように、金具組立体Aを円筒部42に挿入した。ついで、図13に示すように、回転止め部材51の上凸部51dが上向きになるとともに膨出部51cが固定金具10に形成されたDカット部12eに合致するようにして、この回転止め部材51を固定金具10の下面から挿入した。ついで、固定金具10の取付部12に形成された環状溝12d(図3参照)内にE形止め輪52を嵌入させることにより、E形止め輪52に形成された凸部52aと凸部52cとの間の間隙52dは回転止め部材51の下凸部51eに嵌入して回転止め部材51はE形止め輪52により固定金具10に対して回動可能に固定されることとなる。これにより、ベース部材40は回転止め部材51に形成された上凸部51dの両端部の間だけ回動できるようになる。
【0033】
ついで、図14に示すように、縦溝部72c、縦溝部71c、横溝部71bおよび貫通孔71a(図9参照)に高周波同軸ケーブル62が挿入されたドラム部材70を用意し、このドラム部材70に形成された載頭円錐状の係止部72aを下向きになるように配置した。なお、ドラム部材70の貫通孔71aに挿入した高周波同軸ケーブル62はこれに付されたマーキング62cの位置で折り曲げて、ドラム部71の半外周に沿って形成された横溝部71bに沿わせるようにしている。ついで、ドラム部材70に形成された一対の突起部71d,71dが固定金具10に形成された一対の切欠部11cに嵌合するように、固定金具10の貫通孔11a内にドラム部材70を挿入することにより、図15に示すように、ドラム部材70は固定金具10に一体化されることとなる。
【0034】
ついで、図16に示すように、高周波同軸ケーブル62をスリーブ組立体63の金属製内パイプ63a内に挿入した後、金属製内パイプ63aの付け根部と外部導体62aが露出した高周波同軸ケーブル62とを半田付けした。ついで、露出した外部導体62aを金属製内パイプ63aの先端部近傍から高周波同軸ケーブル62の先端部までを切断して内部絶縁体を露出させた後、残存した外部導体62aをスリーブ組立体63の先端部63c(図8(d)参照)に折り返して、この折り返し部分をスリーブ組立体63の先端部63cに半田付けした。なお、この外部導体62aを切断するに際しては、高周波同軸ケーブル62の内部絶縁体を傷つけないように注意する必要がある。
【0035】
ついで、露出した内部絶縁体を剥離して芯線62bを露出させ、金属箔からなるアンテナエレメント65に被着している剥離紙を剥がした後、芯線62bとアンテナエレメント65を半田付けし、このアンテナエレメント65をアンテナエレメント取付部41dに貼着した。この後、固定金具10の取付部12を固定し、ベース部材40を右回りに所定回数だけ回転させて、図17に示すように、高周波同軸ケーブル62をドラム部材70のドラム部71に巻き付けた。ついで、ベース部材40の本体部41の中央部に形成された収容凹部41a内にスリーブ組立体63を収容し、かつ一対の凸部41bの間に金属製内パイプ63aの付け根部を狭持させてスリーブ組立体63を固定した。
【0036】
ついで、図18に示すように、高周波同軸コネクタ61、高周波同軸ケーブル62、スリーブ組立体63およびアンテナエレメント65からなるアンテナ部材60が固定されたベース部材40の上部にカバー部材80を配置した。この後、カバー部材80に設けられた嵌合溝81a(図10参照)をベース部材40の本体部41の先端部に形成された嵌合突起41eに係止するとともに、カバー部材80に設けられた嵌合突起81bをベース部材40に形成された嵌合溝41fに嵌合させ、ベース部材40に形成された螺着部41gにねじ85を螺合させることにより、カバー部材80をベース部材40に固着して、図2に示すようなアンテナ装置100を形成した。
【0037】
上述したように、本発明のアンテナ装置100は、ドラム部材70に高周波同軸ケーブル62を保持させ、このドラム部材70を無線通信機200の筐体201に取り付けられる固定金具10に固定し、この固定金具10に対して回動可能に嵌合された可動金具20を高周波同軸ケーブル62、スリーブ組立体63およびアンテナエレメント65を収容保持するベース部材40に固定しているので、ベース部材40は固定金具10に対して回動可能に取り付けられることとなる。これにより、高周波同軸コネクタ61、高周波同軸ケーブル62、スリーブ組立体63およびアンテナエレメント65からなるアンテナ部材60は固定金具10に対して回動可能に取り付けられることとなる。
【0038】
この場合、高周波同軸ケーブル62の一部がドラム部材70を巻芯として巻き取られた構造となっているので、ベース部材40を回動させても、ドラム部材70に渦巻状に巻回された高周波同軸ケーブル62は渦巻の方向に巻かれたり、あるいは渦巻とは逆の方向に巻き戻されるだけで、高周波同軸ケーブル62に捻れを生じることはない。この結果、高周波同軸ケーブル62に負荷が掛からなくなり、かつ捻り応力も働かなくなるので、高周波同軸ケーブル62が損傷を受けることが防止でき、高周波同軸ケーブル62の耐久性が向上する。そして、構造が複雑で、高価な同軸回転コネクタを用いる必要もなくなることから、この種のアンテナの信頼性が向上するとともに、安価に製造できるようになる。
【0039】
なお、上述した実施の形態においては、本発明のアンテナ装置をモバイルコンピュータ、PDA等の情報端末機の送受信部に用いる例について説明したが、本発明はこれらに限らず、アンテナ装置を筐体に対して回動させる必要がある各種の無線通信機器に適用できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線送受信機の筐体に装着されたアンテナ装置を回動させた状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明のアンテナ装置を示す斜視図である。
【図3】 本発明のアンテナ装置の部品となる固定金具を示す図である。
【図4】 本発明のアンテナ装置の部品となる可動金具を示す図である。
【図5】 本発明のアンテナ装置の部品となるベース部材を示す図である。
【図6】 本発明のアンテナ装置の部品となる固定部材の回転止め部材を示す図である。
【図7】 本発明のアンテナ装置の部品となる固定部材のE形止め輪を示す図である。
【図8】 本発明のアンテナ装置の部品となるアンテナ部材を示す図である。
【図9】 本発明のアンテナ装置の部品となるドラム部材を示す図である。
【図10】 本発明のアンテナ装置の部品となるカバー部材を示す図である。
【図11】 図2のアンテナ装置の部品となる金具組立体を組み付ける状態を示す図であり、図11(a)は可動金具を示す正面図であり、図11(b)は固定金具を示す正面図であり、図11(c)は固定金具に可動金具を嵌合した状態を示す正面図であり、図11(d)は図11(c)の断面を示す断面図ある。
【図12】 図11の金具組立体をベース部材に挿入する状態を示す斜視図である。
【図13】 金具組立体をベース部材に組み付けてベース組立体にする状態を示す斜視図である。
【図14】 ベース組立体に同軸ケーブルが挿入されたドラムを挿入する状態を示す斜視図である。
【図15】 ドラムをベース組立体に組み付けた状態を示す斜視図である。
【図16】 図15の同軸ケーブルにスリーブを接続した状態を示す斜視図である。
【図17】 同軸ケーブルの心線にアンテナエレメントを接続した状態を示す斜視図である。
【図18】 カバーをベース部材に組み付けてアンテナ装置にする状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…固定金具、11…本体部、11a…貫通孔、11b…薄肉部、11c…切欠部、12…取付部、12a…貫通孔、12b…段部、12c…突出部、12d…環状溝、12e…Dカット部、13…固定部、20…可動金具、21…本体部、21a…貫通孔、21b…U字溝、21c…切欠部、21d…切溝、22…環状鍔部、22a…貫通孔、22b…切欠部、30…ガイドパイプ、31…係止部、40…ベース部材、41…本体部、41a…収容凹部、41b…凸部、41d…アンテナエレメント取付部、41e…嵌合突起、41f…嵌合溝、41g…螺着部、41h…嵌合用凹部、41i…嵌合用凹部、42…円筒部、42a…挿入孔、42b…上突出壁、42c…嵌合用凸部、42d…下突出壁、42e…係止用凸部、50…固定部材、51…回転止め部材、51a…貫通孔、51b…環状部、51c…膨出部、51d…上凸部、51e…下凸部、52…E形止め輪、52a,52b,52c…凸部、52d…間隙、60…アンテナ部材、61…高周波同軸コネクタ、61a…取付金具、62…高周波同軸ケーブル、62a…外部導体、62b…芯線、62c…マーキング、63…スリーブ組立体、63a…金属製内パイプ、63b…スリーブ、65…アンテナエレメント、70…ドラム部材、71…ドラム部、71a…貫通孔、71b…横溝部、71c…縦溝部、71d…突起部、72…保持部、72a…係止部、72b…割溝部、72c…縦溝部、72d…突起部、80…カバー部材、81…本体部、81a…嵌合用凹部、81b…嵌合突起、81c…嵌合用突起、81d…嵌合用突起、82…突出部、82a…ドラム接触部、82b…螺着部、100…アンテナ装置、200…無線通信機、201…筐体、A…金具組立体
Claims (5)
- 無線通信機器の筐体に回動可能に支持されるアンテナ装置であって、
無線通信機器の通信部に接続される同軸コネクタと、該同軸コネクタに接続された同軸ケーブルと、該同軸ケーブルの外部導体に接続されたスリーブと、前記同軸ケーブルの内部導体に接続されたアンテナエレメントからなるアンテナ部材を備えるとともに、
前記同軸ケーブルを保持するドラム部材と、
前記ドラム部材を固定するとともに無線通信機器の筐体に取り付けられる固定金具と、
前記固定金具に対して回動可能に嵌合された可動金具と、
前記可動金具を固定するとともに前記アンテナ部材の一部を収容保持するベース部材とを備え、
前記同軸ケーブルの一部が前記ドラム部材を巻芯として巻き取られていることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記可動金具を前記固定金具に対して回動可能に連結して金具組立体とするガイドパイプを備えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記ベース部材は回転止め部材とE形止め輪とからなる固定部材により前記固定金具に回動可能に固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
- 前記回転止め部材により前記固定金具に対する前記ベース部材の回動範囲が規制されていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
- 前記ベース部材を覆うとともに前記同軸ケーブルの巻き取り空間を有するカバー部材を備えるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置。
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