JP4476426B2 - 照明制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具の明るさや点滅を制御する照明制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図28は従来の照明制御装置の構成を示すブロック図である。 図において、1は照明制御装置で、電源同期回路8、調光特性回路9、比較回路10、温度検出回路11、点弧回路12、トライアック13、制御回路14とで構成されている。2はタイマ、3は蛍光灯、4は白熱灯、6はトライアック13と蛍光灯3及び白熱灯4とを接続した調光信号線、7は電源である。
この照明制御装置1では、まず電源同期回路8で電源7の同期信号を作成して調光特性回路9に入力する。調光特性回路9では照明器具に合った調光特性の調光信号を比較回路10に出力する。比較回路10では温度検出回路11から異常温度上昇の検出信号がない場合にはそのまま調光信号を点弧回路12に出力し、点弧回路12は調光信号に応じてトライアック13を点弧し、その点弧の状態により蛍光灯3や白熱灯4の明るさが調整される。
また、制御回路14より比較回路10に入力する信号を自動的に可変さることにより、例えばフェードインやフェードアウトさせたり、点弧回路12に入力する信号を自動的に可変させてトライアック13を自動的に制御することにより、たとえば自動的に点滅させたりするようにしている。
さらに、タイマー2からの信号を制御回路14に入力させ、蛍光灯3や白熱灯4を必要な時間だけ点灯することにより、省エネルギーを実現するようにしている。
【0003】
このような省エネルギを主目的とする照明制御装置のほか、演出照明を目的とした照明制御システム装置がある。この演出照明を目的としたものとして特開平9−106890号公報に記載のものがある。この公報に記載の照明制御システム装置は、ろうそくの炎のゆらめきを電気的照明によって実現することにより、商空間や住空間において演出効果の高い照明が得られるものとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる演出照明を目的とした照明制御装置にあっては、演出効果を 最適に設定するために、個々の条件に合ったハードをその都度設計する必要があるため、容易に、しかも短納期に目的とする演出効果を得ることは困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を改善するためになされたもので、簡単な設定で、あらゆる演出効果を容易に設定することができる照明制御装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の照明制御装置は、基本調光データを記憶する照明テーブルと、照明テーブルの基本調光データに基づき調光信号を生成して出力する調光信号生成回路と、調光信号生成回路が出力する調光信号に基づき調光用照明器具を調光点灯する調光装置とを有する調光ユニットを少なくとも1つ備えた照明制御装置において、
前記照明テーブルと、前記照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限又は下限に設定或いはデータ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間を設定して基本調光データを加工して記憶する調整テーブルと、選択した調光照明用器具の特性を記憶する特性切替設定メモリとを有する外部設定器を前記調光ユニットの外部に備え、
前記調光ユニット内に該外部設定器の出力を受け入れる外部設定入力回路と、該外部設定入力回路が受け入れた出力を記憶し、調光データを前記調光制御信号生成回路に出力する記憶装置とを設けて構成される。
【0007】
本発明の請求項2の照明制御装置は、前記調光ユニットは多数の調光用照明器具を調光点灯する外部の調光装置に前記調光信号生成回路が出力する調光信号をD/A変換して出力する出力装置を有している。
【0008】
本発明の請求項3の照明制御装置は、前記調光ユニットは外部の環境に合わせ同期させて作成された調光データをA/D変換して記憶する記憶装置と、前記記憶装置が記憶した調光データと前記照明テーブルが記憶した基本調光データとを選択し、選択した調光データを前記外部設定器が設定した設定値に基づいて加工して前記調光信号生成回路に出力するようにしている。
【0009】
本発明の請求項4の照明制御装置は、基本調光データを記憶する照明テーブルと、照明テーブルの基本調光データに基づき調光信号を生成して出力する調光信号生成回路と、調光信号生成回路が出力する調光信号に基づき調光用照明器具を調光点灯する調光装置とを有する調光ユニットを少なくとも1つ備えた照明制御装置において、
前記調光ユニットは前記照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限に設定する機能、所望の下限に設定、データ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間の設定する機能の少なくともいずれかの機能又はこれらの機能を任意の数だけ組み合わせて記憶し、前記照明テーブルの基本調光データを加工して前記調光信号生成回路に出力する調整テーブルを有して構成される。
【0010】
本発明の請求項5の照明制御装置は、前記調光ユニットは前記調光信号生成回路から調光信号をそれぞれ受ける複数の調光装置と、前記照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限に設定する機能、所望の下限に設定、データ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間の設定する機能、前記照明テーブルの基本調光データをそのまま出力させると共に複数の所定の遅延時間を与えた基本調光データをそれぞれ出力するように設定する機能、或いは前記照明テーブルの基本調光データに対してそれぞれ複数の所定の開始点を与えた基本調光データをそれぞれ出力するように設定する機能の少なくともいずれかの機能又はこれらの機能を任意の数だけ組み合わせて記憶し、前記照明テーブルの基本調光データを加工して前記調光信号生成回路に出力する調整テーブルを有し、これら複数の調光装置にはそれぞれ調光点灯させられる複数の調光照明器具を接続するようにしている。
【0011】
本発明の請求項6の照明制御装置は、前記調光ユニットは調光用照明器具の種類を選択できる特性切替スイッチと、調光用照明器具の種類に応じた各種調光特性を記憶し、該特性切替スイッチが選択した調光用照明器具の調光特性を前記調光信号生成回路に出力する調光特性テーブルとを有している。
【0012】
本発明の請求項7の照明制御装置は、前記照明テーブルと、前記調整テーブルと、選択した調光用照明器具の調光特性を記憶する特性切替設定メモリとを有する外部記憶装置を前記調光ユニットの外部に備え、前記調光ユニット内に該外部記憶装置の出力を受け入れる外部設定入力回路を備え、この外部記憶装置1台に対して調光ユニットを1台又は複数接続したものである。
【0013】
本発明の請求項8の照明制御装置は、前記調光ユニットは多数の調光用照明器具を調光点灯する外部の調光装置に前記調光信号生成回路が出力する調光信号をD/A変換して出力する出力装置を有する。
【0014】
本発明の請求項9の照明制御装置は、前記調光ユニットは外部の環境に合わせ同期させて作成された調光データをA/D変換して記憶する記憶装置と、記憶装置が記憶した調光データと前記照明テーブルが記憶した基本調光データとを選択し、選択した調光データを前記外部記憶装置が出力した出力値に基づいて加工して前記調光信号生成回路に出力するようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図、図2は同照明制御装置の構成を示すブロック図である。
図において、1Aは照明制御装置で、その内部に3つの調光ユニット20が内蔵され、各調光ユニット20と調光用照明器具34とは調光信号線6で接続され、各調光ユニット20は各調光用照明器具34の1系統を制御し、3つの調光ユニット20によって多種多様の演出照明制御を行うよう構成されている。
7は商用電源、21は商用電源7の交流を直流に変換してマイクロコンピュータ37等に出力する電源回路、22は商用電源7の交流に基づいて同期信号を作成して出力する電源同期回路である。
【0020】
23は基本調光データが記憶されている照明テーブルである。その基本調光データの内容としては、例えば1/fの規則に則って光りが変化して人間に安らぎを与える光、人間に刺激を与える光、人間に危険を感じさせる光、光が段階的に変化するもの、サイン波のようになめらかに変化をするもの、ただ単に点滅させるもの等があるが、この実施の形態1では照明テーブル23に記憶されている基本調光データAは図3に示すように時間0からtの間(例えば5分間)に0.1秒間隔で明るさが0%(消灯状態)から100%(全点灯状態)の範囲で変化するデータ数が3000の人間に安らぎを与えるものである。
【0021】
24は照明テーブル23に記憶されている基本調光データに対して明るさ、データ変更時間、データ遅延時間及びデータ開始点を選択的に設定して設定データとして出力する設定器、25は外部からのアナログの調光データ信号が入力される入力回路、26は入力回路25に入力されたアナログの調光データ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路、27はA/D変換回路26によってデジタル信号に変換された調光データを記憶する記憶装置、28は照明テーブル23からの調光データと記憶装置27からの調光データのいずれかを選択し、選択した調光データを設定器24からの設定データにより加工して出力する選択回路、29は選択回路28から出力され加工された調光データを必要に応じて補間して出力する補間回路、30は装着される調光用照明器具34が蛍光灯か白熱灯かによりそれに応じた調光特性を選択するための特性切替スイッチ、31は装着される調光用照明器具34の種類に応じた調光特性を記憶する調光特性テーブルである。その調光特性テーブル31には例えば図10の(a)に示すように装着される調光用照明器具34が白熱灯、2種の蛍光灯の調光特性が記憶されている。また、図10の(b)は調光用照明器具34の明るさを制御するトライアック出力回路33が出力する電源波形(点弧信号)の位相角を示し、明るくするなら位相角を小さく、暗くするなら位相角を大きくして明るさが調整される。
【0022】
32は調光特性テーブル31から読み込んだ調光特性と、電源同期回路22の同期信号と補間回路29からの調光データとに基づいて調光信号を生成して出力する調光信号生成回路、33は調光信号生成回路32から出力された調光信号に基づいて位相角を制御した点弧信号を調光用照明器具34に出力する調光装置であるトライアック出力回路である。35は調光信号生成回路32が出力したデジタルの調光信号をアナログに変換して出力するD/A変換回路、36はD/A変換回路35が出力するデジタルの調光信号を外部に出力するための出力回路、37はマイクロコンピュータで、照明テーブル23、A/D変換器26、記憶装置27、選択回路28、補間回路29、調光特性テーブル31、D/A変換器35及び位相信号生成回路35とで構成されている。なお、この調光ユニット20は位相制御信号を出力するタイプのものであるが、PWM信号などで調光用照明器具34を調光するための信号出力タイプのものでも勿論かまわない。以下の説明では、位相制御信号を出力するタイプのもので説明する。
【0023】
次に、本発明の実施の形態1の照明制御装置の動作について説明する。
まず、照明テーブル23に図3に示すように人間にやすらぎを与えるとする基本調光データAが記憶されており、設定器24で何も設定しないで調光用照明器具34を自動調光させる場合について説明する。
このとき、調光用照明器具34が白熱灯とすると、特性切替スイッチ30を操作して調光特性テーブル31から白熱灯調光特性が呼び出せるように設定しておく。
この調光用照明器具34を自動調光させる場合は、照明テーブル23に記憶された基本調光データAが選択回路28及び補間回路29を経て調光信号生成回路32に出力される。その調光信号生成回路32では基本調光データAに対して電源同期回路22からの同期信号により同期をとり、基本調光データAの明るさに対して調光特性テーブル31からの調光特性に基づき位相角を決定した調光信号をトライアック出力回路33に出力する。そのトライアック出力回路33では位相角を制御した点弧信号により調光用照明器具34を調光点灯する。
即ち、マイクロコンピュータ37が照明テーブル23に記憶されている基本調光データA通りに、時間0から時間tの間に明るさが0%から100%までの間で白熱灯の調光用照明器具34の明暗が変化して自動調光されるよう制御することになる。以上の説明は調光用照明器具34が白熱灯としたときであるが、調光用照明器具34が蛍光灯のときは、特性切替スイッチ30を操作して調光特性テーブル31から蛍光灯調光特性が呼び出せるように設定しておけばよい。
【0024】
次に、照明テーブル23に図3に示すように人間にやすらぎを与えるとする基本調光データAが記憶されており、設定器24で明るさを設定して調光用照明器具34を自動調光させる場合について説明する。
設定器24による明るさの設定として、例えば明るさ上限を90%、明るさ下限を30%と設定した場合である。
このように設定器24を設定することによって、基本調光データAは選択回路28によって図4に調光データA1として示すように、基本調光データAが上下に圧縮されたようになる。この調整された調光データA1を調光ユニット20を使用して調光用照明器具34を調光させた場合は、調光用照明器具34の明るさが図4に示すように、時間0から時間tの変化と共に明るさ下限が30%から明るさ上限が90%まで変化するようになる。
即ち、照明テーブル23に記憶されている基本調光データAが設定器24の設定により選択回路28で調光データA1のように加工され、調光用照明器具34が自動調光されたことになる。上述の説明では、明るさ上限と明るさ下限を共に調整したが、設定器24によりどちらか一方を設定するようにしてもよい。
【0025】
さらに、照明テーブル23に図3に示すように人間にやすらぎを与えるとする基本調光データAが記憶されており、設定器24でデータ変更時間を設定して調光用照明器具34を自動調光させる場合について説明する。
基本調光データAは、時間0から時間tまでの間に0.1秒間隔で3000個のデータが次々に変更されていくものであるが、設定器24により例えばデータ変更時間を0.2秒とすると、3000個のデータを出力する時間が2倍になるから、基本調光データAは図6に示す調光データA2のように横に2倍伸びた形になる。
従って、この調光データA2を調光ユニット20を使用して調光用照明器具34を調光させた場合は、調光用照明器具34の明るさが図6に示すように、時間0から時間2tまでの変化となり、図5の場合にくらべて、緩やかに光りが変化するようになる。以上がデータ変更時間の設定である。
なお、設定器24によるデータ変更時間の設定で、変更時間を例えば0.3秒というように長くすると、光が突然変化するように見えてしまい違和感を生じてしまう場合がある。
【0026】
そこで、光の変化が滑らかになるように人間の目では十分わからない時間でデータを変更するように補正する必要がある。
例えば、図7に示すような基本調光データAの最初の4つの調光データ32、33、34、35(黒●)がそれぞれ0.1秒間隔で出力されるのを基本とするとしたときに、設定器24によりデータ変更時間を3倍に長く設定した場合には補間回路29が働き、図8の調光データA3に示すように調光データ32と33からデータを直線補間し、調光データ32aや32b(白○)を作り、データ変更時間を長くしても常に0.1秒間隔で直線補間した調光データを出力するようにする。また、調光データ33と34の間や34と35の間も同様に直線補間して調光データ33aや33b、34aや34b(白○)を作る。
このようにすれば、データ変更時間が長くなるように変更されても常に0.1秒間隔で調光データが変更されるので明るさがスムーズに変化し、人間には違和感を生じさせることはない。
【0027】
以上の説明は設定器24により明るさとデータ変更時間の設定を別々にした場合であるが、明るさとデータ変更時間の設定を同時に行ってもよいことは勿論である。この場合の調光データA4を図9に示す。このように加工された調光データA4で調光ユニット20を使用して調光用照明器具34を自動調光させた場合は、調光用照明器具34の明るさが図9に示すように、時間0から時間2tまでの変化となると共に明るさの下限から明るさの上限までの範囲で明るさが変化することになる。
【0028】
以上説明したように、照明テーブル23に記憶されている人間にやすらぎを与えるとする基本調光データAを設定器24で明るさやデータ変更時間を設定することで加工することにより、同じ人間にやすらぎを与える調光データでも各種の調光を得ることができ、種々の演出効果を提供することができる。
また、照明テーブル23に記憶される基本調光データは人間にやすらぎを与えるものに限るものではなく、人間に刺激を与えるものや危険を感じさせるものを記憶させておけば、これらについても各種の調光を得ることができ、種々の演出効果を提供することができる。
さらに、調光用照明器具34が白熱灯、又は蛍光灯というように負荷の種類によって調光特性テーブル31を特性切替スイッチ30の設定によって最適のものを選定することによって、照明負荷の種類が変更になっても、例えば白熱灯から蛍光灯への変更など調光ユニット20を交換する必要はなく、調光ユニット20の共通化を図ることができる。
【0029】
また、図11に示すように、調光ユニット20の出力回路36に調光装置16が接続されている場合について説明する。図において、57は出力回路36と調光装置16とを接続する信号出力線、17は調光装置16の出力側に接続された複数のダウンライト、18は調光装置40の出力側に接続された複数の蛍光灯、19は調光装置40の出力側に接続された複数の投光器である。
このように調光ユニット20の出力回路36に調光装置16が接続されている場合、マイクロコンピュータ37内部の位相制御信号生成回路32で生成されたデジタルの調光信号がD/A変換回路35でアナログ信号へ変換されて出力回路36から出力され、信号出力線57を介して調光装置16に伝送されるようにしている。
【0030】
こうすることにより、調光ユニット20単体では比較的小容量、例えば300Wまでの調光用照明器具34にしか対応できないものを、外付けの調光装置16を別途用意して調光ユニット20に接続することによって、それより大容量、例えば複数のダウンライト17、蛍光灯18及び投光器19で1600Wの負荷について対応可能となり、より大きな対象物についても標準の調光ユニット20を用意するだけで演出照明用の調光設備を実現することが可能となり、納期の短縮や標準化が図られ、メンテナンス性も統一化されるため、トータルのコストが低減されることとなる。
【0031】
また、図12に示すように、調光ユニット20の入力回路25に太陽電池58が接続されている場合について説明する。図において、59は入力回路25と太陽電池58とを接続する信号入力線である。
このように調光ユニット20の入力回路25に太陽電池50が接続されている場合、太陽60からの太陽光62が太陽電池58に入射すると、その入射光の強さによって太陽電池58の出力が変化し、また太陽光62が雲61に遮られることによっても太陽電池58の出力が変化する。
従って、調光ユニット20の入力回路25へ入力される信号の大きさが変化する。入力回路25へ入力された信号はA/D変換回路26でデジタル信号に変換されて記憶装置27に入力されて記憶される。
【0032】
そして、選択回路28が記憶装置27を選択して設定器24で何も設定しない場合は、記憶装置27に記憶された太陽光の強弱に応じた信号に基づいて調光信号生成回路37が調光信号を生成し、その調光信号で調光用照明器具34を調光するので、調光用照明器具34の明るさが太陽光の変化に対応して同じように変化する調光ができることになる。従って、昼間に記憶装置27に記憶されたデータを夜に再現するようにすることにより、昼間の環境が忠実に別の時間に再現することができる。
この原理を応用すれば、温室栽培等の夜間点灯も単純な100%点灯ではなく、時間と共に変化する、実際の太陽からふりそそぐ太陽光のように再現できることになるから、より自然に近い環境での栽培が別空間で可能となる。
【0033】
また、我々の生活環境に関しても、1日中地下街で働いたり、地下で生活空間を持つ場合が近い将来多くなったとしても、外界の自然の光を忠実に再現できるから、1日中外の天気がどのようになっていたかなど、自分で自覚するまもなく、人間の感覚で自然に認識することが可能となる。
更に、このような照明システムを応用し、地下都市を再現させれば、地上の自然のままに照明環境を再現でき、より快適な照明空間を再現できることになる。
また、選択回路28が記憶装置27を選択して設定器24で明るさやデータ変更時間を設定する場合は選択回路28で太陽光の変化のデータを明るさやデータ変更時間で加工されることにより、同じ太陽光の変化を表す調光データでも各種の調光を得ることができ、種々の演出効果を提供することができる。
【0034】
さらに、図13に示すように、調光ユニット20の入力回路25に風力発電機63が接続されている場合について説明する。図において、59は入力回路25と風力発電機63とを接続する信号入力線である。
このように調光ユニット20の入力回路25に風力発電機63が接続されている場合、風力発電機63に当たる風64の強弱によって出力が変化する。
従って、調光ユニット20の入力回路25へ入力される信号の大きさが変化し、その信号はA/D変換回路26でデジタル信号に変換されて記憶装置27に入力されて記憶される。
そして、選択回路28が記憶装置27を選択して設定器24で何も設定しない場合は、記憶装置27に記憶された風64の強弱に応じた信号に基づいて調光信号生成回路37が調光信号を生成し、その調光信号で調光用照明器具34を調光するので、調光用照明器具34の明るさが風の変化に対応して同じように変化する調光ができることになる。
また、このような照明システムは他に応用があり、調光用照明器具34の代わりに空調設備65を接続することによって、他の場所で外界の風の雰囲気を再現できる。また、調光用照明器具34や空調設備65を同時に接続して使用してもかまわない。
【0035】
更にまた、図14に示すように、調光ユニット20の入力回路25に水車66に連結された発電機68が接続されている場合について説明する。図において、59は入力回路25と発電機68とを接続する信号入力線である。
このように調光ユニット20の入力回路25に水車66に連結された発電機68が接続されている場合、水車66は川67の流れに応じた回転を行い、その回転が発電機68に伝達されるため、川67の流れの強弱によって発電機68の出力が変化する。
従って、調光ユニット20の入力回路25へ入力される信号の大きさが変化し、その信号はA/D変換回路26でデジタル信号に変換されて記憶装置27に入力されて記憶される。
【0036】
そして、選択回路28が記憶装置27を選択して設定器24で何も設定しない場合は、記憶装置27に記憶された川67の流れの強弱に応じた信号に基づいて調光信号生成回路37が調光信号を生成し、その調光信号で調光用照明器具34を調光するので、調光用照明器具34の明るさが川67の流れの変化に対応して同じように変化する調光ができることになる。
また、このような照明システムは他に応用があり、調光用照明器具34の代わりに空調設備65を接続したり、モータ69を接続することによって、他の場所で川の流れの変化に基づく風の雰囲気を再現したり、川の流れを再現することができる。また、調光用照明器具34や空調設備65やモータ69を同時に接続して使用してもかまわない。
【0037】
以上説明したように、図1の調光ユニット20の入力回路25に、太陽電池58、風力発電機63、水車66に連結された発電機68の出力を入力することによって、自然界の雰囲気を再現した演出照明が可能となる。
また、設定器24で明るさやデータ変更時間を設定することにより、自然界の変化のデータが明るさやデータ変更時間で加工されることにより、同じ自然界の変化を表す調光データでも各種の調光を得ることができ、種々の演出効果を提供することができる。
【0038】
実施の形態2.
図15は本発明の実施の形態2の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
実施の形態1では照明テーブル23に記憶されている基本調光データAを設定器24によって設定された明るさやデータ変更時間によって加工した加工データで調光制御するようにしていたが、この実施の形態2では設定器24によって設定される明るさやデータ変更時間の内容をマイクロコンピュータ37の内部に設けた調整テーブル36に予め記憶させておくようにしたものである。それ以外の構成は実施の形態1と同様であるので、実施の形態1と同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
【0039】
この実施の形態2では、照明テーブル23に例えば人間にやすらぎを与えるとする基本調光データAを記憶させておき、調整テーブル36には例えば明るさ上限を90%、明るさ下限を30%とする設定値を記憶させておく。
そうすると、選択回路28によって照明テーブル23の基本調光データAが調整テーブル36の明るさ上限を90%、明るさ下限を30%とする設定値によって加工され、図4に調光データA1として示すように基本調光データAが上下に圧縮されたようになる。この調整された調光データA1を調光ユニット20を使用して調光用照明器具34を調光させた場合は、調光用照明器具34の明るさが図4に示すように、時間0から時間tの変化と共に明るさ下限が30%から明るさ上限が90%まで変化するようになる。
上述の説明では、明るさ上限と明るさ下限を共に調整テーブル36に記憶させているが、明るさ上限と明るさ下限のどちらか一方を調整テーブル36に記憶させるようにしてもよく、このときは照明テーブル23の基本調光データAが調整テーブル36の明るさ上限を90%か明るさ下限を30%かのいずれかの設定値によって加工されることとなる。
【0040】
次に、照明テーブル23に例えば人間にやすらぎを与えるとする基本調光データAを記憶させておき、調整テーブル36には例えばデータ変更時間を0.2秒とする設定値を記憶させておく。
そうすると、選択回路28によって照明テーブル23の基本調光データAが調整テーブル36のデータ変更時間を0.2秒とする設定値によって加工され、基本調光データAは図6に示す調光データA2のように横に2倍伸びた形になる。
従って、この調光データA2を調光ユニット20を使用して調光用照明器具34を調光させた場合は、調光用照明器具34の明るさが図6に示すように、時間0から時間2tまでの変化となり、図5の場合にくらべて、緩やかに光りが変化するようになる。
また、調整テーブル36には例えばデータ変更時間を0.3秒とする設定値を記憶させておくときには、実施の形態1で述べたように補間回路29が働き、データ変更時間を0.3秒と長くしても常に0.1秒間隔で直線補間した調光データを出力するようになり、明るさがスムーズに変化し、人間には違和感を生じさせることはない。
【0041】
以上の説明は調整テーブル36に明るさとデータ変更時間を別々に記憶させた場合であるが、明るさ(上限を90%、下限を30%)とデータ変更時間(0.2秒)を一緒に記憶させてもよいことは勿論である。このときに、基本調光データAは加工されて図9に示す調光データA4となり、この調光データA4で調光ユニット20を使用して調光用照明器具34を自動調光させた場合は、調光用照明器具34の明るさが、時間0から時間2tまでの変化となると共に明るさの下限が30%から明るさの上限が90%までの範囲で明るさが変化することになる。
また、照明テーブル23に記憶される基本調光データも人間にやすらぎを与えるものに限定されるものでなく、人間に刺激をあたえるものや危険を感じさせるものであってもよいことは勿論である。
【0042】
この実施の形態2のように、演出する対象の照明器具や演出する調光度合いが明確になっている場合には、予め明るさやデータ変更時間の設定値が記憶される調整テーブル36を用意することによって、調光ユニット20を現場に設置した後、現場調整を行う手間が軽減されたり、設定器24に関する部品を削減することが可能となり、安価なシステムを市場に供給することが可能となる。
また、このような調整テーブル36を用意する方式が利用されるのはスタンド等の比較的小型な照明器具に有効である。
【0043】
実施の形態3.
図16は本発明の実施の形態3の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図、図17は同照明制御装置の構成を示すブロック図である。
この実施の形態3は、実施の形態1が調光信号生成回路37の出力側が1系統のみの場合であるの対し、調光信号生成回路37の出力側が2系統の場合を示している。
この実施の形態3では、照明制御装置1Aの内部に2つの調光ユニット20が内蔵され、各調光ユニット20と調光信号線6a、6bにより2つの調光用照明器具34a、34bがそれぞれ接続され、各調光用照明器具34a、34bの2系統分を1台の照明制御装置1Aで制御するように構成したものである。
従って、各調光ユニット20も2つの調光用照明器具34a、34bに対応して位相制御信号生成回路32の出力側に2つのトライアック出力回路33a、33bを設けており、この点が実施の形態1と相違するところである。
しかし、位相制御信号生成回路32の出力側が2系統になっただけでは、照明演出の特異性は見出せないが、調光用照明器具34a、34bをそれぞれに関連づけさせることによって、特異性を説明することができる。
【0044】
即ち、設定器24で基本調光データAに対してデータ遅延量を設定することにより、照明演出の特異性を持たせている。以下、図18及びず19に基づいて具体的に説明する。
設定器24により、図18の(a)に示すように照明テーブル23に記憶されている基本調光データAに基づいて調光用照明器具34aを調光させ、調光用照明器具34bに対しては図18の(b)に示すように基本調光データAを遅延させた調光データA5となるよう遅延時間τを設定する。なお、ここでの遅延は基本調光データAに対して開始点が遅延時間τだけ遅れることを意味する。
このように設定器24によって遅延時間τを設定すると、調光用照明器具34aの点灯状態の後を追いかけるように調光用照明器具34bが調光点灯するようになる。
【0045】
図19は設定器24でデータ遅延量を設定した場合の樹木のライトアップの適用例を示す説明図である。図において、56は樹木、19aa、19bは調光用照明器具34a,34bを投光器として用いているものである。
設定器24で図18で示したように設定し、投光器19a、19bを点灯させると、普通に樹木56を投光した場合に比べ以下に示すような特異性がでて、演出効果が高まる。
即ち、投光器19aの点灯状態の後を追いかけるように投光器19bが点灯するようになるので、光りが規則的に左右に移動するように観測される。投光器が1系統(1灯)の場合は明暗の変化が観測されるだけであるが、上述のように投光器を2系統(2灯)とすることによって、光の明暗および光りの移動が再現でき演出効果が高まる。
【0046】
図20は図19の樹木のライトアップの応用例を示す説明図で、調光ユニット20を5つ用意し、各調光ユニット20に2つの投光器を接続したものである。
これは、例えば桜のライトアップ等に関しては、大きな幹となる場合が多いので、5系統(5灯)以上で行うのが望ましいとして考えられたものである。
この応用例でも2つの投光器を接続した調光ユニット20を5つ用意しただけでは、照明演出の特異性は見出せないが、5組の投光器19a、19bをそれぞれに関連づけさせることによって、特異性を説明することができる。
【0047】
即ち、1組目の調光ユニット20の設定器24では、基本調光データAに基づいて調光用照明器具34aを調光させ、調光用照明器具34bに対しては基本調光データAを遅延させた調光データA5となるよう遅延時間τを設定し、2組目の調光ユニット20の設定器24では、調光用照明器具34aに対しては基本調光データAを遅延させた調光データA6となるよう遅延時間2τを設定し、調光用照明器具34bに対しては基本調光データAを遅延させた調光データA7となるよう遅延時間3τを設定し、3組目〜5組目の調光ユニット20の設定器24では、それぞれの調光用照明器具34a、34bに対して遅延時間τを順次増大させていくよう設定する。
【0048】
こうすることにより、各樹木56a、56b、56c、56d、56eをそれぞれ投光する5組の投光器19a、19bが各樹木56a、56b、56c、56d、56eの順に光りが明暗を繰り返しながら移動しているように見えさせることができる。なお、各組の調光ユニット20の設定器24によるそれぞれの調光用照明器具34a、34bに対する遅延時間τの設定の仕方によっては、樹木56a、56b、56c、56d、56eを1つ飛びに同じ点灯状態にしたりする照明パターンを作ったりすることができる。この場合はより幻想的なライトアップが再現でき、演出効果がより高まる。
【0049】
図21は調光ユニット20の設定器24により基本調光データAに対してデータ開始点を設定した例を示す説明図である。
図21では、一方の調光用照明器具34aに対しては、データ数が3000個の基本調光データAをNO.1からデータを読み取って基本調光データAをそのまま使用するよう、即ち開始点をデータNO.1と設定し、他方の調光用照明器具34aに対しては、データ数が3000個の基本調光データAをNO.1からデータを読み取って基本調光データAの途中から使用するよう、即ち開始点をデータNO.100と設定する。このことは、基本調光データAの形状は同じであっても、データを読み取り始める位置を変えることによって、照明パターンを変えることができることを示している。
このように設定器24によって基本調光データAに対して開始点を異なるように設定すると、調光用照明器具34aと調光用照明器具34bの調光点灯パターンを変えることができるようになる。
【0050】
また図20のような樹木をならべた場合において、各樹木56a、56b、56c、56d、56eを意図的にバラバラに調光点灯させたい場合にも、設定器24による開始点設定を適宜に設定することによって、同じ基本調光データAを使用していながら、人間の目ではまったく異なった調光点灯をしているかのように見える。
また、各樹木の調光点灯に関し、同じ基本調光データAを使用しているので、全体としての演出効果の均一性は保たれる。
また、調光ユニット20の内部の照明テーブル23は1種類でよいためにマイクロコンピュータ37のメモリ節減にも貢献することができる。
【0051】
この実施の形態3における上記説明では、設定器24による設定項目としてデータ遅延量と開始点の設定の2項目について説明したが、この実施の形態3において、設定器24による設定項目としてデータ遅延量と開始点の他に、明るさ上限設定、明るさ下限設定、データ変更時間設定を加えた5項目を設定できるようにしておけば、種々の演出照明効果を得ることができる照明制御装置を安価で短納期に納入することができる。
【0052】
実施の形態4.
図22は本発明の実施の形態4の照明制御装置の構成を示すブロック図、図23は同照明制御装置により照明される光窓照明の例を示す説明図である。
この実施の形態4の照明制御装置1Aは出力側が1系統である5つの調光ユニット20を備え、各調光ユニット20の出力側に複数の調光用照明器具を並列接続した構成のものである。また各調光ユニット20は設定器(図示省略)が以上説明した通り5つの設定項目を有しているものである。
図22、図23の壁照明セット本体38からオブジェ40a、40b、40c、40d、40e、40f、40g、40hを取り外し、照明器具配置スペース39内部の照明器具の配置を示している。
【0053】
即ち、1つの調光ユニット20に接続された蛍光灯器具44a、44b、44cと、別の調光ユニット20に接続された45a、45b、45cと、また別の1つの調光ユニット20に接続された46a、46b、46cと、さらにまた別の調光ユニット20に接続された47a、47b、47cとが壁照明セット本体38の下面、上面、両側面の照明器具取付ベース43a、43b、43c、43dにそれぞれ配置され、各光が上下左右から図23に示す各オブジェ40を照らすようになっている。
また、背面からは光ファイバ導光管出口42からの光によって、照らされる構造である。この光ファイバ導光管出口42へは上記とは別の調光ユニット20に接続され、別途用意した光ファイバ用光源49から光りが供給される。即ち、壁照明セット本体38の5面方向から図23に示す各オブジェ40a、40b、40c、40d、40e、40f、40g、40hへ光りが照らされることになる。
【0054】
図23はこの実施の形態4の照明制御装置1Aにより照明される光壁照明の例を示し、壁照明セット本体38にオブジェ40a、40b、40c、40d、40e、40f、40g、40hを配置している。
また、壁照明セット本体38の右側面には光りを透過するスリット41a、同じく左側にもスリット41bを配置し、照明器具配置スペース39の内部におかれた上記調光用照明器具からの光が透過して各オブジェに当たるようになっている。更に、光ファイバ導光管出口42を背面に配置し、ピンポイントで光りが正面から見えるようにする。そして、各オブジェの隙間は最適に光りが通るように調整されオブジェに上下左右後方から光りがとどくような仕組みになっている。
【0055】
そして、各調光ユニット20の運転を今までに説明したように、基本調光データAに対して設定器により明るさ上限、明るさ下限、データ変更時間、データ開始点、データ遅延量の5つの設定項目を適宜に設定することにより、各蛍光灯器具の点灯パターンを関連性させたり、ばらばらのパターンで調光点灯させることができ、光窓の照明セット本体38内部の光が明暗を繰り返しながら、いままでにない幻想的な光の演出効果を加え、さらにまた三次元的に移動する演出を行う光窓照明の照明制御システムを提供できる。
また、各蛍光灯の光をフィルタ等で色を付け、例えば赤、緑、青のようにすることによって、時間と共に光りの色が変化し、その変化が上記の各オブジェに照らされるので、幻想的な演出効果を出すことができる。
さらに、光ファイバ用光源49に接続されている光ファイバ導光管出口42についても同様で、ここから光りがもれるような効果を出せば、例えば星のまたたきのような効果をだすこともできる。
以上の説明は光窓照明の説明であるが、ショウウィンドウ等のディスプレイについても適用できることは勿論である。
【0056】
実施の形態5.
図24は本発明の実施の形態5の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
実施の形態2がマイクロコンピュータ37の中に照明テーブル23と調整テーブル36を置いているのに対し、この実施の形態5は、調光ユニット20内でマイクロコンピュータ37の外に照明テーブル23と調整テーブル36を外部記憶装置50の形で設け、その外部記憶装置50内にさらに特性切替スイッチ30で設定する設定値が事前に記憶されている特性切替設定メモリ51を設けている。
また、調光ユニット20の調光信号生成回路32の出力側に2系統のトライアック出力回路33a、33bと調光用照明器具34a、34bが設けられている。
このように、照明テーブル23と調整テーブル36と特性切替設定メモリ51を外部記憶装置50の形で設けることにより、この部分を後で交換することによって簡単に安価に変更することができ、しかも多種の調光用照明器具に対応でき、また照明効果も容易に変更でき、基本回路の汎用性も広がる。
さらに、外部記憶装置50には調整機能がないので、調光設定を勝手にいじられる心配が少なくなる。
【0057】
図25は本発明の実施の形態5の変形例の照明制御システムの調光ユニットの構成を示すブロック図である。
この変型例は実施の形態5の外部記憶装置の中から特性切替設定メモリ51を除き、特性切替設定メモリ51の代わりの特性切替スイッチを外部記憶装置の外部で、調光ユニット20内に設けたものである。
この変形例では、照明テーブル及び調整テーブルはそのままで、調光用照明器具の種類を変える場合に有用である。
【0058】
実施の形態6.
図26は本発明の実施の形態6の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
実施の形態2がマイクロコンピュータ37の中に照明テーブル23と調整テーブル36を置いているのに対し、この実施の形態6は、調光ユニット20の外に照明テーブル23と調整テーブル36を外部設定器52の形で設け、その外部設定器52内にさらに特性切替スイッチ30で設定する設定値が事前に記憶される特性切替設定メモリ51を設けている。
さらに、調光油ユニット20内には外部設定器52からの調光データが入力される外部設定入力回路53を設け、マイクロコンピュータ37内には外部設定入力回路53からの調光データを記憶する記憶装置54が設けられ、その記憶装置54の出力側は選択回路28と調光特性テーブル31に接続されている。
また、調光ユニット20の調光信号生成回路32の出力側に2系統のトライアック出力回路33a、33bと調光用照明器具34a、34bが設けられている。
【0059】
この実施の形態6のように照明テーブル23と調整テーブル36と特性切替設定メモリ51を外部設定器52の形で設けることにより、外部設定器52でまとめて設定をおこなうことができるため、多くの調光ユニット20を設置する場合等現場設定を簡単に行うことができる。
また、外部設定器52から出力された調光データは、マイクロコンピュータ37内の記憶装置54に記憶させておくため、この記憶装置54の内容を書き替えるようにしておけば、外部設定器52の設定を変えることにより、異なった演出効果を簡単に、しかも安価に変更することが可能となり、基本回路の汎用性が拡がる。
【0060】
また、図26で示した照明制御装置は外部設定器52と調光ユニット20との接続が通信線で行われている。
しかし、特に演出照明に関しては、自動運転が基本の運転モードであるので、外部設定器52の調光データをマイクロコンピュータ37内の記憶装置54に記憶させておけば、外部設定器52を常時接続しておく必要はない。
このような場合については、設置工事の簡便さを考慮し外部設定器52と調光ユニット20とを調整時のみ通信線で接続するか、又は外部設定器52と調光ユニット20とを赤外線や電波などのように無線により接続するようにしてもよい。
この実施の形態6の応用で、図27に示すように、記憶装置54をマイクロコンピュータ37の外、調光ユニット20の中の位置においてもよい。このようにすることによって特徴づけられるのは、照明テーブル23など記憶するべきデータを多く必要な場合においてマイクロコンピュータ37のメモリが少ない場合、またはない場合においてもマイクロコンピュータ37は共通にして設計でき、記憶装置54の部分をかえ必要な記憶容量を用意すればよいことになる。また、照明テーブル23や調整テーブル36や特性切替設定メモリ51の内容を頻繁に書き換える必要性のある場合においては、書き換え回数が制限されているメモリを使用する場合等、記憶装置54の部分のみを容易に交換可能なものにすることによってメンテナンス性を考慮した設計が可能となる。
【0061】
実施の形態7.
図28は本発明の実施形態7の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
実施の形態2がマイクロコンピュータ37の中に照明テーブル23と調整テーブル36を置いているのに対し、この実施の形態7は、調光ユニット20の外に照明テーブル23と調整テーブル36を外部記憶装置55の形で設け、その外部記憶装置55内にさらに特性切替スイッチ30で設定する設定値が事前に記憶されている特性切替設定メモリ51を設けている。
さらに、調光ユニット20内には外部記憶装置55からの調光データが入力される外部設定入力回路53が設けられ、選択回路28と調光特性テーブル31に接続されている。
また、調光ユニット20の調光信号制御回路32の出力側に2系統のトライアック出力回路33a、33bと調光用」照明器具34a、34bが設けられている。
【0062】
この実施の形態7のように照明テーブル23と調整テーブル36と特性切替メモリ51を外部記憶装置55の形で設けることにより、早期に調光ユニット20を現場に設置した後に、演出照明プランが決定した場合に、種類の決まった調光用照明器具と作成された調光データを記憶した外部記憶装置55で設定することで現場設定を簡単に行うことができる。
【0063】
また、図29のように調光ユニット20を1台のみでなく複数使用する場合において、照明テーブル23、調整テーブル36、特性切替設定メモリ51などを共有化できる調光ユニット20に関しては外部記憶装置55を1台に対して複数の調光ユニット20に接続できることになるから、外部記憶装置55の容量削減を行うことができ、コストの低減を図ることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の照明制御装置にあっては、基本調光データを記憶する照明テーブルと、照明テーブルの基本調光データに基づき調光信号を生成して出力する調光信号生成回路と、調光信号生成回路が出力する調光信号に基づき調光用照明器具を調光点灯する調光装置とを有する調光ユニットの外部に、照明テーブルと、照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限又は下限に設定或いはデータ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間を設定して基本調光データを加工して記憶する調整テーブルと、選択した調光照明用器具の特性を記憶する特性切替設定メモリとを有する外部設定器を備え、調光ユニット内に該外部設定器の出力を受け入れる外部設定入力回路と、該外部設定入力回路が受け入れた出力を記憶し、調光データを調光制御信号生成回路に出力する記憶装置とを設けたので、例えば人間に安らぎを与えたり、人間に刺激を与えるものや危険を感じさせる等の各種の基本調光データを外部設定器によって明るさやデータ変更時間を設定し、明るさや、或いはデータ変更時間が加工された調光データに基づき調光信号を生成回路が調光信号を生成し、その調光信号に基づき調光装置が調光用照明器具を調光点灯することにより、例えば同じ人間に安らぎを与える基本調光データでも各種の調光を得ることができ、種々の演出効果を提供することができるという効果がある。
また、外部設定器でまとめて設定を行うことができるため、多くの調光ユニットを設置する場合等現場設定を簡単に行うことができ、又外部設定器から出力される調光データは、調光ユニットの記憶装置に記憶させておくため、この記憶装置の内容を書き替えるようにしておけば、外部設定器の設定を変えることにより、異なった演出効果を簡単に、しかも安価に変更することが可能となり、基本回路の汎用性が拡がるという効果がある。
【0065】
本発明の請求項2に記載の照明制御装置にあっては、調光ユニットは多数の調光用照明器具を調光点灯する外部の調光装置に調光信号生成回路が出力する調光信号をD/A変換して出力する出力装置を有するので、調光ユニット単体では比較的小容量の調光用照明器具にしか対応できないものを、外付けの調光装置を別途用意して調光ユニットに接続することによって、それより大容量の負荷について対応可能となり、より大きな対象物についても標準の調光ユニットを用意するだけで演出照明用の調光設備を実現することが可能となり、納期の短縮や標準化が図られ、メンテナンス性も統一化されるため、トータルのコストが低減されるという効果がある。
【0066】
本発明の請求項3に記載の照明制御装置にあっては、調光ユニットは外部の環境に合わせ同期させて作成された調光データをA/D変換して記憶する記憶装置と、記憶装置が記憶した調光データと照明テーブルが記憶した基本調光データとを選択し、選択した調光データを外部設定器が設定した設定値に基づいて加工して調光信号生成回路に出力するようにしたので、例えば太陽光、風、川の流れ等の自然界の変化のデータやそれ以外の各種データを記憶装置に記憶させておけば、自然界の変化のデータやそれ以外の各種データを再現した演出照明が可能となり、さらに外部設定器で明るさやデータ変更時間等を設定することにより、自然界の変化のデータやそれ以外の各種データが明るさやデータ変更時間で加工されることにより、同じ自然界の変化を表す調光データやそれ以外の各種データでも各種の調光を得ることができ、種々の演出効果を提供することができるという効果がある。
【0067】
本発明の請求項4に記載の照明制御装置にあっては、基本調光データを記憶する照明テーブルと、照明テーブルの基本調光データに基づき調光信号を生成して出力する調光信号生成回路と、調光信号生成回路が出力する調光信号に基づき調光用照明器具を調光点灯する調光装置とを有する調光ユニットは照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限に設定する機能、所望の下限に設定、データ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間の設定する機能の少なくともいずれかの機能又はこれらの機能を任意の数だけ組み合わせて記憶し、照明テーブルの基本調光データを加工して調光信号生成回路に出力する調整テーブルを有するので、演出する対象の照明器具や演出する調光度合いが明確になっている場合には、予め明るさやデータ変更時間の設定値等が記憶される調整テーブルを用意することによって、調光ユニットを現場に設置した後、現場調整を行う手間が軽減されたり、外部設定器に関する部品を削減することが可能となり、安価なシステムを市場に供給することが可能となり、スタンド等の比較的小型な照明器具に有効であるという効果がある。
【0068】
本発明の請求項5に記載の照明制御装置にあっては、調光ユニットが調光信号生成回路から調光信号をそれぞれ受ける複数の調光装置と、照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限に設定する機能、所望の下限に設定、データ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間の設定する機能、照明テーブルの基本調光データをそのまま出力させると共に複数の所定の遅延時間を与えた基本調光データをそれぞれ出力するように設定する機能、或いは照明テーブルの基本調光データに対してそれぞれ複数の所定の開始点を与えた基本調光データをそれぞれ出力するように設定する機能の少なくともいずれかの機能又はこれらの機能を任意の数だけ組み合わせて記憶し、照明テーブルの基本調光データを加工して調光信号生成回路に出力する調整テーブルを有し、これら複数の調光装置にはそれぞれ調光点灯させられる複数の調光照明器具を接続したので、演出する対象の照明器具や演出する調光度合いが明確になっている場合には、予め明るさやデータ変更時間の設定値が記憶される調整テーブルを用意することによって、調光ユニットを現場に設置した後、現場調整を行う手間が軽減されたり、外部設定器に関する部品を削減することが可能となり、安価なシステムを市場に供給することが可能となり、更に調整テーブルに例えば遅延時間を設定する機能を記憶させると、複数の調光用照明器具について先頭の調光用照明器具に対して後続の調光用照明器具が点灯状態を追いかけるように調光点灯するようになるため、光が規則的に左右に移動するように観測され、光の明暗及び光りの移動が再現でき演出効果が高まり、又例えば基本調光データに対して開始点を異なるように設定する機能を記憶させると、複数の調光用照明器具についてそれぞれ調光点灯パターンを変えることができるようになり、しかも複数の調光用照明器具の調光点灯に関し、同じ基本調光データを使用しているので、全体としての演出効果の統一性は保たれるという効果がある。
【0069】
本発明の請求項6に記載の照明制御装置にあっては、調光ユニットが調光用照明器具の種類を選択できる特性切替スイッチと、調光用照明器具の種類に応じた各種調光特性を記憶し、該特性切替スイッチが選択した調光用照明器具の調光特性を調光信号生成回路に出力する調光特性テーブルとを有しているので、調光用照明器具が白熱灯、又は蛍光灯というように負荷の種類によって最適なものを特性切替スイッチによって調光特性テーブルから選定することにより、照明負荷の種類が変更になっても、例えば白熱灯から蛍光灯への変更等調光ユニットを変換する必要はなく、調光ユニットの共通化を図ることができるという効果がある。
【0070】
本発明の請求項7に記載の照明制御装置にあっては、照明テーブルと、調整テーブルと、選択した調光用照明器具の調光特性を記憶する特性切替設定メモリとを有する外部記憶装置を調光ユニットの外部に備え、調光ユニット内に該外部記憶装置の出力を受け入れる外部設定入力回路を設けたので、照明テーブルと、調整テーブルと、特性切替設定メモリを有する外部記憶装置を後で設置することによって簡単に現場設定を行うことができる。しかも、多数の調光ユニットを1台の外部記憶装置で共有させる場合は外部記憶装置の容量を削減でき、コストの低減が図れる。しかも、外部記憶装置には調整機能がないので、調光設定を勝手にいじられる心配が少なくなるという効果がある。
【0071】
本発明の請求項8に記載の照明制御装置にあっては、調光ユニットが多数の調光用照明器具を調光点灯する外部の調光装置に調光信号生成回路が出力する調光信号をD/A変換して出力する出力装置を有するので、調光ユニット単体では比較的小容量の調光用照明器具にしか対応できないものを、外付けの調光装置を別途用意して調光ユニットに接続することによって、それより大容量の負荷について対応可能となり、より大きな対象物についても標準の調光ユニットを用意するだけで演出照明用の調光設備を実現することが可能となり、納期の短縮や標準化が図られ、メンテナンス性も統一化されるため、トータルのコストが低減されるという効果がある。
【0072】
本発明の請求項9に記載の照明制御装置にあっては、調光ユニットは外部の環境に合わせ同期させて作成された調光データをA/D変換して記憶する記憶装置と、記憶装置が記憶した調光データと照明テーブルが記憶した基本調光データとを選択し、選択した調光データを外部記憶装置が出力した出力値に基づいて加工して調光信号生成回路に出力するようにしたので、例えば太陽光、風、川の流れ等の自然界の変化のデータやそれ以外の各種データを記憶装置に記憶させておけば、自然界の変化のデータやそれ以外の各種データを再現した演出照明が可能となり、さらに外部記憶装置で明るさやデータ変更時間等を設定することにより、自然界の変化のデータやそれ以外の各種データが明るさやデータ変更時間で加工されることにより、同じ自然界の変化を表す調光データやそれ以外の各種データでも各種の調光を得ることができ、種々の演出効果を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
【図2】 同照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 照明テーブルに記憶された基本調光データを示すグラフである。
【図4】 基本調光データに対して明るさ上限と下限を加工した調光データである。
【図5】 照明テーブルに記憶された基本調光データを示すグラフである。
【図6】 基本調光データに対してデータ変更時間を加工した調光データである。
【図7】 照明テーブルに記憶された基本調光データの一部を示すグラフである。
【図8】 基本調光データの一部に対してデータ変更時間を加工し、且つ直線補間をした調光データである。
【図9】 基本調光データに対して明るさ上限と下限及びデータ変更時間をを加工した調光データである。
【図10】 各種の調光用照明器具の調光特性及びその位相角と電源波形の関係を示す波形図である。
【図11】 同照明制御装置の調光ユニットの出力回路に外部の調光装置が接続された状態を示すブロック図である。
【図12】 同照明制御装置の調光ユニットの入力回路に太陽電池が接続された状態を示すブロック図である。
【図13】 同照明制御装置の調光ユニットの入力回路に風力発電機が接続された状態を示すブロック図である。
【図14】 同照明制御装置の調光ユニットの入力回路に水車の発電機が接続された状態を示すブロック図である。
【図15】 本発明の実施の形態2の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
【図16】 本発明の実施の形態3の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
【図17】 同照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【図18】 設定器により基本調光データに対してデータ遅延量を設定した例を示す説明図である。
【図19】 樹木のライトアップの適用例を示す説明図である。
【図20】 複数の樹木のライトアップの応用例を示す説明図である。
【図21】 設定器により基本調光データに対してデータ開始点を設定した例を示す説明図である。
【図22】 本発明の実施の形態4の照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【図23】 同照明制御装置により照明される光窓照明の例を示す説明図である。
【図24】 本発明の実施の形態5の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
【図25】 本発明の実施の形態5の変形例の照明制御システムの調光ユニットの構成を示すブロック図である。
【図26】 本発明の実施の形態6の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
【図27】 同照明制御装置の応用例を示すブロック図である。
【図28】 本発明の実施の形態7の照明制御装置の調光ユニットの構成を示すブロック図である。
【図29】 同照明制御装置の応用例を示すブロック図である。
【図30】 従来の照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 調光ユニット、23 照明テーブル、24 設定器、32 調光信号生成回路、33 トライアック出力回路(調光装置)、34 調光用照明器具。
Claims (9)
- 基本調光データを記憶する照明テーブルと、照明テーブルの基本調光データに基づき調光信号を生成して出力する調光信号生成回路と、調光信号生成回路が出力する調光信号に基づき調光用照明器具を調光点灯する調光装置とを有する調光ユニットを少なくとも1つ備えた照明制御装置において、
前記照明テーブルと、前記照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限又は下限に設定或いはデータ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間を設定して基本調光データを加工して記憶する調整テーブルと、選択した調光照明用器具の特性を記憶する特性切替設定メモリとを有する外部設定器を前記調光ユニットの外部に備え、
前記調光ユニット内に該外部設定器の出力を受け入れる外部設定入力回路と、該外部設定入力回路が受け入れた出力を記憶し、調光データを前記調光制御信号生成回路に出力する記憶装置とを設けたことを特徴とする照明制御装置。 - 前記調光ユニットは多数の調光用照明器具を調光点灯する外部の調光装置に前記調光信号生成回路が出力する調光信号をD/A変換して出力する出力装置を有することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- 前記調光ユニットは外部の環境に合わせ同期させて作成された調光データをA/D変換して記憶する記憶装置と、前記記憶装置が記憶した調光データと前記照明テーブルが記憶した基本調光データとを選択し、選択した調光データを前記外部設定器が設定した設定値に基づいて加工して前記調光信号生成回路に出力することを特徴とする請求項1又は2記載の照明制御装置。
- 基本調光データを記憶する照明テーブルと、照明テーブルの基本調光データに基づき調光信号を生成して出力する調光信号生成回路と、調光信号生成回路が出力する調光信号に基づき調光用照明器具を調光点灯する調光装置とを有する調光ユニットを少なくとも1つ備えた照明制御装置において、
前記調光ユニットは前記照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限に設定する機能、所望の下限に設定、データ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間の設定する機能の少なくともいずれかの機能又はこれらの機能を任意の数だけ組み合わせて記憶し、前記照明テーブルの基本調光データを加工して前記調光信号生成回路に出力する調整テーブルを有することを特徴とする照明制御装置。 - 前記調光ユニットは前記調光信号生成回路から調光信号をそれぞれ受ける複数の調光装置と、前記照明テーブルの基本調光データの明るさを所望の上限に設定する機能、所望の下限に設定、データ出力間隔を所望の間隔に変更するデータ変更時間の設定する機能、前記照明テーブルの基本調光データをそのまま出力させると共に複数の所定の遅延時間を与えた基本調光データをそれぞれ出力するように設定する機能、或いは前記照明テーブルの基本調光データに対してそれぞれ複数の所定の開始点を与えた基本調光データをそれぞれ出力するように設定する機能の少なくともいずれかの機能又はこれらの機能を任意の数だけ組み合わせて記憶し、前記照明テーブルの基本調光データを加工して前記調光信号生成回路に出力する調整テーブルを有し、これら複数の調光装置にはそれぞれ調光点灯させられる複数の調光照明器具を接続したことを特徴とする請求項4記載の照明制御装置。
- 前記調光ユニットは調光用照明器具の種類を選択できる特性切替スイッチと、調光用照明器具の種類に応じた各種調光特性を記憶し、該特性切替スイッチが選択した調光用照明器具の調光特性を前記調光信号生成回路に出力する調光特性テーブルとを有していることを特徴とする請求項4又は5記載の照明制御装置。
- 前記照明テーブルと、前記調整テーブルと、選択した調光用照明器具の調光特性を記憶する特性切替設定メモリとを有する外部記憶装置を前記調光ユニットの外部に備え、前記調光ユニット内に該外部記憶装置の出力を受け入れる外部設定入力回路を備え、この外部記憶装置1台に対して調光ユニットを1台又は複数接続したことを特徴とする請求項6記載の照明制御装置。
- 前記調光ユニットは多数の調光用照明器具を調光点灯する外部の調光装置に前記調光信号生成回路が出力する調光信号をD/A変換して出力する出力装置を有することを特徴とする請求項4〜7のいずれか記載の照明制御装置。
- 前記調光ユニットは外部の環境に合わせ同期させて作成された調光データをA/D変換して記憶する記憶装置と、記憶装置が記憶した調光データと前記照明テーブルが記憶した基本調光データとを選択し、選択した調光データを前記外部記憶装置が出力した出力値に基づいて加工して前記調光信号生成回路に出力することを特徴とする請求項4〜8のいずれか記載の照明制御装置。
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