JP2002260874A - 照明システム - Google Patents
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Abstract
し、システム収容の照明器具が同期して光出力が変化
し、安定した照度を実現できること。 【解決手段】 蛍光灯器具群を分割した1つのグループ
で、照度センサ7を有する1つの蛍光灯器具1の赤外線
送信器6から調光制御情報の赤外線を最初に送信し、各
グループの照度センサを有する蛍光灯器具に互いの調光
制御情報の全てが複合されるまでの所定時間、隣接する
蛍光灯器具は赤外線受信器5が受信した調光制御情報の
赤外線を赤外線送信器が送信し、次々と隣接する蛍光灯
器具に調光制御情報を中継して行き、前記所定時間の経
過後に各グループの照度センサを有する蛍光灯器具の制
御回路はその赤外線受信器が受信した調光制御情報によ
る調光信号をインバータ10に出力して蛍光灯を調光制
御すると共にその調光制御情報を赤外線送信器に出力し
て該グループ内の蛍光灯器具を連動して調光制御を行う
ようにしたものである。
Description
省エネを図る照明システムに関するものである。
御する照明システムがある。これら照明システムは、複
数の照明器具を連動して照明器具からの明るさを自動コ
ントロールする。このことにより、窓などから入射する
太陽光、いわゆる昼光がある場合に人工光である蛍光灯
器具からの余分な明るさをカットするものである。即
ち、昼光と人工光の加算された光量を一定にすること
で、昼光量が大きい場合に人工光の出力を減少させ、照
明環境を損なわず省エネを図る照明システムである。
としては、従来から様々な技術がある。図12〜15は
特開平11−214179号公報に記載の従来の照明シ
ステムを示す。図12は従来の照明システムを構成する
蛍光灯器具を示す外観図、図13は同照明システムの床
から鉛直方向に天井を見た複数の蛍光灯器具の配置図、
図14は同照明システムの天井に複数の蛍光灯器具を備
えた部屋の断面図、図15は同照明システムの照明コン
トローラ55の内部構成を示すブロック図であり、照明
コントローラ56,57も同様の構成となる。図12に
おいて、1は蛍光灯器具本体(以下、単に蛍光灯器具と
称す)、2は蛍光灯であり、通常、蛍光灯器具1には蛍
光灯2が2灯搭載される。3は蛍光灯器具1に取り付け
られた反射板、4は点灯装置であり反射板3の内側に搭
載されている。
部屋、39は窓を示す。40〜54はそれぞれ図12に
示す蛍光灯器具1と同等のもので、部屋38に3×5列
の計15台設置した例を示している。55〜57は照明
コントローラ、58〜60は信号線である。蛍光灯器具
40〜54は、窓39側から窓39との距離で3つのグ
ループに分割される。これは昼光入射の度合い、即ち昼
光利用量が異なり、部屋38全体の蛍光灯器具40〜5
4を同一に制御することが困難となるためである。蛍光
灯器具40〜44はグループ(1)61に分割され、グ
ループ(1)61には蛍光灯器具40〜44と照明コン
トローラ55が信号線58によって接続されている。ま
た、グループ(2)62には蛍光灯器具45〜49と照
明コントローラ56が信号線59で接続されている。さ
らに、グループ(3)63には蛍光灯器具50〜54と
照明コントローラ57が信号線60で接続されている。
部分を示す。64は天井、65は床面、蛍光灯器具40
〜44から床面65に向かって描かれた矢印66は蛍光
灯器具40〜44のそれぞれから出力される光を模擬す
るものである。また、矢印67は光66が床面65で反
射され照明コントローラ55に向う反射光を図示したも
のである。図15において、55は照明コントローラ、
70は照度センサ、71は照度設定回路、72は照度セ
ンサ70と照度設定回路71の2つの出力を入力する比
較回路、73は比較回路72に接続され、信号線58に
調光信号を出力する出力回路である。この照明コントロ
ーラ55は照度センサ70〜出力回路73とから構成さ
れ、照明コントローラ56,57も56と同様に照度セ
ンサ70〜出力回路73とから構成されている。なお、
照度センサ72は光電変換素子であるフォトダイオード
からなり、視感度補正フィルタを付けて人間の目と同じ
明るさを検知するよう構成されている。
プ(1)61を代表に動作を説明する。グループ(1)
61内の照明コントローラ55に信号線58で蛍光灯器
具40〜44が並列接続され、照明コントローラ55か
ら出力される制御信号が蛍光灯器具40〜44の全てに
同時に伝わるようになっている。そして、点灯装置4か
らの点灯信号に基づいて蛍光灯器具40〜44が点灯す
ると、それぞれの蛍光灯2から床面65に光出力66が
放射される。床面65に放射された光出力66は床面6
5によって反射され、反射された一部の反射光67が照
明コントローラ55内の照度センサ70に到達する。照
度センサ70は光入力を電気信号に変換して比較回路7
2に送出する。
度、例えば700 [lx]の照度相当の電気信号が生成
される。比較回路72は照度センサ70の出力と照度設
定回路71の出力を比較し、照度センサ70の出力が照
度設定回路71の出力より小さければ出力回路73に調
光度アップ指令を出力し、逆に大きければ調光度ダウン
指令を出力する。ここで調光度とは、図12に示される
蛍光灯器具1の明るさの指標を示すもので、調光度が大
きい程光出力が大きいことを表すものである。この光出
力は、蛍光灯器具1内の点灯回路4により蛍光灯2の電
力を制御することで可変される。
度ダウン指令を受けた出力回路73は信号線58に調光
度に対応した信号を各点灯装置4に出力し、蛍光灯器具
40〜44が同時に同出力となるように制御される。し
たがって、グループ(1)61の照明エリアが一定の照
度に制御されることになる。グループ(2)62、グル
ープ(3)63も同様に制御され、一定照度が保たれる
が、窓39からの昼光の入射度合いが異なるため、グル
ープ毎に調光度は異なることになる。
〜15に示した従来の照明システムでは、照明コントロ
ーラ55、56、57と蛍光灯器具40〜54は信号線
58、59、60で接続する必要があり、照明コントロ
ーラ55、56、57の施工にコストがかかるという問
題点があった。また、既存の蛍光灯器具の点灯装置が照
明コントローラ55、56、57からの制御信号を受け
取れるようにする変更に手間がかかるという問題点もあ
った。
されたもので、各照明器具への信号線の配線作業が不要
とし、しかもシステム収容の照明器具が同期して光出力
が変化し、安定した照度を実現できる照明システムを得
ることを目的とする。
は、隣接配置した複数の蛍光灯を有する照明器具群から
構成され、前記照明器具群を複数に分割したグループで
照明器具の蛍光ランプが調光制御される照明システムに
おいて、前記各グループの各々の照明器具のうち、1つ
を除いた他の各照明器具は、調光制御情報を有する赤外
線を受信する赤外線受信器と、調光制御情報を有する赤
外線を送信する赤外線送信器と、赤外線受信器が受信し
た赤外線の調光制御情報に基づく調光制御情報指令を赤
外線送信器に出力すると共に調光信号を出力する制御回
路と、制御回路からの調光信号に基づき蛍光灯を調光制
御するインバータとを有する点灯装置を備え、前記各グ
ループの各々の照明器具のうち、1つの照明器具は、調
光制御情報を有する赤外線を受信する赤外線受信器と、
調光制御情報を有する赤外線を送信する赤外線送信器
と、照度を検出する照度センサと、照度センサの検出値
と設定された照度値とを比較して所定の調光制御情報指
令と赤外線受信器が受信した赤外線の調光制御情報に基
づく調光制御情報指令とを赤外線送信器に出力すると共
に調光信号を出力する制御回路と、制御回路からの調光
信号に基づき蛍光灯を調光制御するインバータとを有す
る点灯装置を備え、前記照度センサを有する照明器具の
赤外線送信器から調光制御情報の赤外線を最初に送信
し、その送信時から各グループの照度センサを有する照
明器具に互いの調光制御情報の全てが複合されるまでの
所定時間の間は、隣接する照明器具は赤外線受信器が受
信した調光制御情報の赤外線を赤外線送信器が送信し、
次々と隣接する照明器具に調光制御情報を中継して行
き、前記照度センサを有する照明器具では、他の照度セ
ンサを有する照明器具で生成された調光制御情報を赤外
線受信器が受信した場合は、自身の調光制御情報と前記
受信した調光制御情報を複合して送信し、前記所定時間
の経過後に各グループの照度センサを有する照明器具の
制御回路はその赤外線受信器が受信した調光制御情報に
よる調光信号をインバータに出力して蛍光灯を調光制御
すると共にその調光制御情報による調光制御情報指令を
赤外線送信器に出力して該グループ内の照明器具を連動
して調光制御を行うように構成したものである。
を有する照明器具が生成する調光制御情報は、グループ
情報と調光情報と送信番号とからなり、各々の照明器具
は送信番号に割り付けられた送信時間で調光制御情報を
送信するようにしたものである。
を有しない照明器具及び前記照度センサを有する照明器
具は、照度センサを有する点灯装置を備えた照明器具の
赤外線送信器から調光制御情報を有する赤外線の最初の
送信時から各グループの照度センサを有する照明器具に
互いの調光制御情報の全てが複合されるまでの所定時間
を設定するタイマーを備えてなるものである。
具群を複数に分割したグループにうち、1つのグループ
で、照度センサを有する点灯装置を備えた1つの照明器
具の赤外線送信器から調光制御情報の赤外線を最初に送
信し、その送信時から各グループの照度センサを有する
照明器具に互いの調光制御情報の全てが複合されるまで
の所定時間の間、隣接する照明器具は赤外線受信器が受
信した調光制御情報の赤外線を赤外線送信器が送信し、
次々と隣接する照明器具に調光制御情報を中継して行
き、照度センサを有する照明器具では、他の照度センサ
を有する照明器具で生成された調光制御情報を赤外線受
信器が受信した場合は、自身の調光制御情報と受信した
調光制御情報を複合して送信し、前記所定時間の経過後
に各グループの照度センサを有する照明器具の制御回路
はその赤外線受信器が受信した調光制御情報による調光
信号をインバータに出力して蛍光灯を調光制御すると共
にその調光制御情報による調光制御情報指令を赤外線送
信器に出力して該グループ内の照明器具を連動して調光
制御を行うようにしたので、1つのグループの照度セン
サを有する点灯装置を備えた照明器具の赤外線送信器か
ら調光制御情報を有する赤外線の最初の送信時から各グ
ループの照明器具に互いの調光制御情報の全てが複合さ
れるまでの所定時間完了後に各グループ毎に同時に各グ
ループの全ての照明器具の調光制御が行われることにな
り、全ての照明器具が同時に調光変化、即ち光出力が変
化するように動作するため、照度制御時において安定し
た照度を実現することができる。また、照度制御時に隣
接する照明器具は赤外線受信器が受信した調光制御情報
の赤外線を赤外線送信器が送信し、次々と隣接する照明
器具に調光制御情報を赤外線により中継して行くので、
各照明器具への信号線の配線作業が不要である。
ンサを有する照明器具が生成する調光制御情報は、グル
ープ情報と調光情報と送信番号とからなり、各々の照明
器具は送信番号に割り付けられた送信時間で調光制御情
報を送信するようにしたので、蛍光灯器具に割り付けら
れた送信順序を規制する送信番号の情報を同時に送るこ
とで、各グループとの赤外線の衝突を防止することがで
きる。
ンサを有しない照明器具及び前記照度センサを有する照
明器具は、照度センサを有する点灯装置を備えた照明器
具の赤外線送信器から調光制御情報を有する赤外線の最
初の送信時から各グループの照明器具に互いの調光制御
情報の全てが複合されるまでの所定時間を設定するタイ
マーを備えたので、タイマーにより設定された時間中に
各々のグループの照明器具に互いの調光制御情報の全て
を複合させることができ、タイマーにより設定された時
間完了後に、各グループ毎に同時に各グループの全ての
照明器具の調光制御を行うことができ、その後引き続き
タイマーにより設定された時間完了毎に全ての照明器具
に対して各グループ毎に同時に各グループの全ての照明
器具の調光制御を連続して行うことができる。
施の形態1の照明システムを構成する蛍光灯器具を示す
外観図、図2は同照明システムを構成する別の蛍光灯器
具を示す外観図、図3は同照明システムを構成する蛍光
灯器具内の点灯装置のブロック図、図4は同照明システ
ムを構成する別の蛍光灯器具内の点灯装置のブロック
図、図5は同照明システムの床から鉛直方向に天井を見
た複数の蛍光灯器具の配置図、図6は同照明システムの
天井に複数の蛍光灯器具を備えた部屋の断面図、図7は
同照明システムの運用を示す模式図、図8は同照明シス
テムの制御信号の伝送に用いる赤外線信号の構成図、図
9は同照明システムの制御回路の制御状況を示すフロー
チャート、図10は同照明システムの別の制御回路部の
制御状況を示すフローチャート、図11は同照明システ
ムの赤外線信号の伝送状況を示すタイムチャート図であ
る。
テムと同様に、省エネを目的として窓から入射される昼
光を利用するもので、昼光と蛍光灯器具からの光で得ら
れた照度を一定に保つものである。ここでは、照明エリ
アに3×5列の計15台設置した例について説明する。
本発明の実施の形態1の蛍光灯器具は2種類あり、大き
な違いは照度センサを搭載するか否かである。図1は一
方の蛍光灯器具を示し、1は蛍光灯器具本体(以下、単
に蛍光灯器具と称す)、2は蛍光灯、3は蛍光灯器具1
に取り付けられた反射板、4aは点灯装置で、点灯装置
4aは反射板3の内側に設置されるが、点灯装置4aの
一部に設けられた赤外線受光器5および赤外線送信器6
は反射板3に切り抜かれた孔から飛び出した構造となっ
ている。
灯器具、2は蛍光灯、3は蛍光灯器具1に取り付けられ
た反射板、4bは点灯装置である。点灯装置4bは反射
板3の内側に設置されるが、点灯装置4bの一部に設け
られた赤外線受信器5及び赤外線送信器6は反射板3に
切り抜かれた孔から飛び出した構造となっている。7は
照度センサで、赤外線受信器5及び赤外線送信器6と同
様に点灯装置4bに搭載され、反射板3に切り抜かれた
孔から飛び出した構造となっている。なお、照度センサ
7は従来例で説明したものと同様の構成のものである。
の点灯装置4aは赤外線受信器5と、赤外線送信器6
と、赤外線受信器5の信号を受け取ると共に赤外線送信
器6に信号を送り、内部にタイマー9を備えた制御回路
8aと、制御回路8aからの指令により蛍光灯2に与え
る高周波の電力を可変し、蛍光灯2を調光するインバー
タ10とで構成されている。図4は点灯装置4bの内部
構成を示す。この点灯装置4bは赤外線受信器5と、赤
外線送信器6と、照度センサ7と、赤外線受信器5及び
照度センサ7の信号を受け取ると共に赤外線送信器6に
信号を送り、内部にタイマー9と照度設定回路71と比
較回路72を備えた制御回路8bと、制御回路8bから
の指令により蛍光灯2に与える高周波の電力を可変し、
蛍光灯2を調光するインバータ10とで構成されてい
る。
波(38KHz)で振幅変調された赤外光をデータコー
ドでパルス変調し、制御信号を送信する。制御信号は蛍
光灯2の明るさを示す調光信号などの情報を1つのフレ
ームで構成される。赤外線受信器5は制御信号を載せた
赤外光を受光し、電気信号に変換する。即ち、制御信号
のデータコードによってパルス変調された赤外線の復調
を行う。制御回路8a、8bは赤外線受信器5によって
受信した制御信号を解読し、調光信号としてインバータ
9に送り、インバータ9の点灯電力によって蛍光灯2を
調光する。また、制御回路8a、8bは送信信号を組み
立て赤外線送信器6に送るよう動作する。図4におい
て、照度センサ7の出力は、比較回路72によって照度
設定回路72の出力とで大小比較が行われ、照度センサ
7の出力が大きい場合は、制御回路8bからインバータ
10に対し調光度ダウン指令を出力し、逆に小さい場合
は調光度アップ指令を出力する。
切られた照明エリアである部屋、39は部屋38に設け
られた窓であり、窓39の外から昼光が入射することを
前提する。11〜25はそれぞれ図1及び図2に示す蛍
光灯器具1又は2であり、蛍光灯器具13、18及び2
3は図2に示す照度センサ7が搭載された蛍光灯器具2
であり、それ以外は図1に示す蛍光灯器具1と同様のも
のである。蛍光灯器具11〜25は窓39からの距離に
より3つのグループに分割される。グループ(1)61
は蛍光灯器具11〜15、グループ(2)62は蛍光灯
器具16〜20、グループ(3)は蛍光灯器具21〜2
5のグループ分けである。各グループに1台、グループ
中央の位置に照度センサ7搭載の蛍光灯器具13、1
8、23が配置される。
部に書かれた送信番号は、各蛍光灯器具に割り付けられ
た赤外線の送信順序を示す番号であり、各蛍光灯器具か
ら発信される赤外線の衝突防止を目的として、蛍光灯器
具からの赤外線発信時間を規制するものである。例え
ば、蛍光灯器具13は送信番号=1に割り付けられてい
るため、最初に赤外線送信を可能とし、次に送信番号=
2である蛍光灯器具14、送信番号=3である蛍光灯器
具15という具合に順番に赤外線を送信する。この送信
番号の割り付けは、照度センサ7を搭載した蛍光灯器具
の何れかを“1”として、送信番号=1の蛍光灯器具に
隣接する蛍光灯器具を“2”、更に送信番号=2に隣接
する器具を“3”と、次々に設定され、最後の送信番号
に割り付けられる蛍光灯器具と送信番号=1の蛍光灯器
具同士も隣接するようにしている。これは、全ての蛍光
灯器具が赤外線の中継を行うためである。
を示する。64は天井、65は床面、蛍光灯器具11〜
15から床面65に向かって描かれた矢印66は蛍光灯
器具11〜15のそれぞれから出力される光を模擬する
ものである。また、矢印67は光66が床面65で反射
され蛍光灯器具13内の照度センサ7に向う反射光を図
示したものである。図7において、蛍光灯器具13から
発せられる赤外線が隣接の蛍光灯器具12、14に伝わ
る様子を表している。30は赤外線を示すものである。
また、図7では図示されていないが、蛍光灯器具13か
らの赤外線30は隣接する周りの蛍光灯器具12、1
4、17,18及び19に伝わり、図示以外の蛍光灯器
具17、18、19にも到達する。
ムの動作を図8〜図11を併用して説明する。図8は赤
外線信号の構成を示すもので、31は送信番号で、各蛍
光灯器具に割り付けられた送信の番号であり、赤外線を
送信する蛍光灯器具の送信番号情報となるものである。
32は制御情報数で、次に続く制御情報の数を示すもの
である。33〜36は制御情報である。例えば、伝送す
る制御情報信号が制御情報(1)33のみであれば制御
情報数=1となり、制御情報(1)と制御情報(2)で
あれば制御情報数=2、制御情報信号がn個あれば制御
情報数=nとなる。
によって可変長となる。また、制御情報(1)はグルー
プ情報37aと調光度38に細分化され、グループ内を
同じ調光度に設定するコマンドが入力される。制御情報
(2)34、制御情報(3)35、制御情報(n)36
も同様となる。実施の形態1では3つのグループ分けと
なっているため制御情報数は“3”となり、制御情報
(1)、制御情報(2)および制御情報(3)が使われ
る。
を搭載した蛍光灯器具13、18、15内の制御回路8
bの動作を示すものであり、図10の制御フローチャー
トは照度センサ7を搭載しない蛍光灯器具11、12、
14、15、16、17、19、20、21、22、2
4および25内の制御回路8aの動作を示すものであ
る。図11において、縦軸に蛍光灯器具を示し、横軸に
送信番号に割り付けられた送信時間を示している。図
中、黒で塗りつぶされたブロック3種類は赤外線送信信
号を示し、同送信時間帯で白抜きされたブロックはその
赤外線信号を受信した信号を示すものである。
センサ7を搭載した蛍光灯器具13、18,23の動作
を説明する。本発明の実施の形態1の照明システムに電
源が投入されると、制御回路8b内あるメモリ(図示省
略)に記憶されている点灯プログラムの指令に基づいて
すべての蛍光灯器具が所定の調光度、仮に70%の調光
度で点灯したものとする。図9において、ステップ1で
は蛍光灯器具13、18、23にあるそれぞれの制御回
路8bではその内部にある比較回路72の比較結果から
調光度を設定する。これは、比較回路72が照度センサ
7の出力と照度設定回路71の出力の大小比較を行い、
前者が後者より大きい場合に調光度を所定数減少させ、
小さい場合に所定数増加させる。例えば、照度センサ7
の出力が大きければ、設定照度に対し明るすぎるため調
光度を69%にし、逆に小さければ暗すぎるので調光度
を71%にするよう設定される。ここでは、蛍光灯器具
13は69%、蛍光灯器具18は70%、蛍光灯器具2
3は71%に調光度が設定されるものとする。
判断する。蛍光灯器具13は送信番号が“1”に割り付
けられているため、ステップ3に進み、蛍光灯器具18
と蛍光灯器具23は送信番号が“1”でないためステッ
プ6に進む。蛍光灯器具13は、ステップ3、ステップ
4及びステップ5を順次実行する。蛍光灯器具13はス
テップ3においてタイマー9の設定を行う。タイマー9
の設定時間は、図8に示す1フレームの赤外線信号を送
信するために設定された時間をTとして、蛍光灯器具の
全台数nの2倍から送信番号Nを引いた結果にTを乗算
した値に設定される。式で表すと、(2n−N)×Tと
なる。したがって、蛍光灯器具の全台数=15、送信番
号=1であるので、タイマー9の設定時間は(2×15
−1)Tとなり、その結果29T時間に設定される。こ
のタイマー9の設定時間は全ての蛍光灯器具が送信し終
える時間として設定される。
3の制御回路8bが赤外線で送るための送信フレームを
組み立てる。送信フレームは図8に示すもので、蛍光灯
器具13の情報が入力される。従って、送信番号31は
“1”、制御情報数32は“1”、制御情報(1)32
内のグループ情報37aは“1”、調光度37bは“6
9”で送信フレームが組み立てられる。次にステップ5
において、搬送波で振幅変調された赤外光を、組み立て
られた送信フレームでパルス変調し、蛍光灯器具13の
点灯装置4bの赤外線送信器6から赤外線出力として送
信する。 図11の[1]で示す黒塗りのブロックが赤
外線送信信号を示す。また、この時間帯が送信番号=1
となり、送信順番の始点となる。そして、ステップ6に
進む。
6において赤外線受信器5を用い、それぞれ他の蛍光灯
器具から発せられる赤外線信号を受信する。赤外線の受
信が無い場合は、ステップ7で送信時間であるかを判断
するが、蛍光灯器具13はすでに送信済みであるため、
次のステップ8のタイマー完了かを判断する。先ほど設
定したタイマー9は29T時間経過しなければ完了とな
らないため、ステップ6に戻ることになる。ステップ6
において赤外線受信が有る場合は、ステップ9のタイマ
ー設定完了かを判断する。蛍光灯器具13は既にステッ
プ3でタイマー9の設定を行っているため、ステップ1
1に進む。それ以外の蛍光灯器具18,23はステップ
10に進み、ステップ3と同様にタイマー9を設定す
る。
外線受信信号に相当し、蛍光灯器具13から送信された
赤外線信号となる。蛍光灯器具23は[3]で示す赤外
線信号に相当し、蛍光灯器具24から送信された赤外線
信号である。次に、ステップ11で受信した赤外線信号
が既に受信済みの制御情報かを判断する。初めて受信す
る制御情報であればステップ12に進み、ステップ12
では受信した送信番号から送信時間を算出する。
あるため、受信の送信番号は“1”であり、この送信番
号を基準に自身の送信番号8の送信時間を算出すること
になる。即ち、7T時間後が送信時間となる。また、蛍
光灯器具23では受信の送信番号6を基準に自身の送信
番号9の送信時間である2T時間後を算出する。ステッ
プ11において、同じ制御情報を受信した例としては、
蛍光灯器具13では[4]、蛍光灯18では[5]、蛍
光灯器具23では[6]に代表されるように灰色に塗り
つぶされたブロックがそれに相当する。
場合はステップ13に進み、制御情報の送信完了かを判
断する。蛍光灯器具18では自グループ内の制御情報を
送信していないため、ステップ14に進み送信フレーム
を組み立てる。この時、既にグループ(1)61の制御
情報(1)を受けているので制御情報数を“2”とし、
制御情報(1)33に続きに制御情報(2)を加える。
制御情報(2)は“2”、調光度37bはステップ1で設
定された調光度70が入力される。同様に、蛍光灯器具
23は既にグループ(1)61の制御情報(1)と既に
グループ(2)62の制御情報(1)を受けているの
で、制御情報数を“3”にし、グループ情報37a=3
と調光度37b=71からなる制御情報(3)を加えて
送信フレームを組み立てる。
を送出する。蛍光灯器具18では図11の[7]、蛍光
灯器具23では[8]に示すものである。ステップ13
で制御情報の送信が完了した判断した場合は、ステップ
14を飛び越してステップ15に進み、受信した制御情
報数と制御情報の内容は変えずに送信番号を自身の送信
番号に書き換えて赤外線信号の送信を行う。この場合
は、蛍光灯器具13においては[9]、蛍光灯器具18
では[10]に相当する。ステップ8においてタイマー
9が完了すると、ステップ1で生成した調光度をインバ
ータ10に送り、インバータ10は蛍光灯2の調光制御
を行うことになる。この調光度を変化させるタイミング
は、タイマー9の動作により照度センサ7を搭載した蛍
光灯器具13、18及び23で同期する。
灯器具においても、タイマー9が同様の動作となるた
め、全ての蛍光灯器具が同期して調光度が設定されるこ
とになる。ステップ16が完了すると、再びステップ1
に戻り、照度比較入力から調光度設定を行う。この時、
設定照度に達していない場合は何度も、ステップ1を繰
り返すことになる。即ち、設定照度より明るい場合は1
%づつ調光度を減少して設定調光度を送信し、逆に暗い
場合は1%増加して設定調光度を送信することになる。
照度センサ7を搭載しない蛍光灯器具11及びその他の
蛍光灯器具の動作を説明する。ステップ20において赤
外線の受信が無い場合はステップ21に進み、ステップ
21で送信時間かの判断を行う。送信時間でない場合は
ステップ22を実行する。ステップ22はタイマー完了
を判断し、タイマー完了でなければステップ20に戻
る。この流れは図9で説明したものと同様となる。ステ
ップ20において、赤外線信号の受信がある場合はステ
ップ23、ステップ24、ステップ25、ステップ26
と進み、この一連の動作については図9におけるステッ
プ9からステップ12と同様の動作となる。
光灯器具12では[12]、蛍光灯器具13では[1
3]などの白抜きのブロックが赤外線受信信号である。
これらの赤外線を受けた場合は、ステップ25におい
て、同制御情報の受信でないと判断してステップ26を
実行する。例えば、[14]で示す白抜きの赤外線受信
信号は、[12]を送信する以前に制御信号が追加され
た赤外線信号を受信したため、[12]の受信信号を取
り消し、[14]の受信信号を送信するよう準備する。
ステップ21で送信時間がくればステップ27で受信し
た制御情報を赤外線信号として送信する。この時、受信
した制御情報数と制御情報の内容は変えずに送信番号を
自身の送信番号に書き換えて赤外線信号の送信を行う。
ステップ22で、タイマー9のタイマー時間が完了した
判断した場合は、ステップ28を実行する。ステップ2
8はインバータ10を介して蛍光灯2を調光制御するこ
とになる。
ると、照度センサ7を搭載した蛍光灯器具は照度センサ
7の出力と設定照度との比較結果に基づき調光度の設定
を行う。設定された調光度はグループ情報と一緒に制御
情報として赤外線を媒体に送信される。この時、蛍光灯
器具に割り付けられた送信順序を規制する送信番号情報
を同時に送ることで赤外線の衝突を防止する。赤外線信
号を受信した蛍光灯器具は、隣接する他の蛍光灯器具に
制御情報を中継する目的で、受信した制御情報を赤外線
を用い転送する。但し、照度センサ7を搭載する器具に
おいては、自グループの制御情報を受信制御情報に追加
して赤外線送信を行う。
いるため、何度も同じ制御情報を受信することになり、
この場合は最初に受けた制御情報のみの送信を行う動作
する。しかし、既に受信された制御情報と異なった構成
の制御情報を受信した場合は最新の受信制御情報のみの
送信を行う。また、蛍光灯器具内の制御回路には、タイ
マーを備え、受信した送信番号でタイマー時間を設定
し、タイマー時間完了後に蛍光灯の調光制御を行うこと
で全ての蛍光灯器具が同時に調光変化、即ち光出力が変
化するよう動作する。このことにより、システム収容の
蛍光灯器具が同期して光出力を変化させるため、安定し
た照度下で照度比較を行うことができる
ループで分割しているが、グループ数はいくらでも良
く、制御情報はグループ数追加されることになる。ま
た、この実施の形態1では、照度センサと設定調光度の
比較結果によって設定調光度を1%増減しているが、こ
の限りでなく、例えば両者の差が大きければ1%以上の
増減を行っても良い。
システムによれば、照明器具群を複数に分割したグルー
プにうち、1つのグループで、照度センサを有する点灯
装置を備えた1つの照明器具の赤外線送信器から調光制
御情報の赤外線を最初に送信し、その送信時から各グル
ープの照度センサを有する照明器具に互いの調光制御情
報の全てが複合されるまでの所定時間の間、隣接する照
明器具は赤外線受信器が受信した調光制御情報の赤外線
を赤外線送信器が送信し、次々と隣接する照明器具に調
光制御情報を中継して行き、照度センサを有する照明器
具では、他の照度センサを有する照明器具で生成された
調光制御情報を赤外線受信器が受信した場合は、自身の
調光制御情報と受信した調光制御情報を複合して送信
し、前記所定時間の経過後に各グループの照度センサを
有する照明器具の制御回路はその赤外線受信器が受信し
た調光制御情報による調光信号をインバータに出力して
蛍光灯を調光制御すると共にその調光制御情報による調
光制御情報指令を赤外線送信器に出力して該グループ内
の照明器具を連動して調光制御を行うようにしたので、
1つのグループの照度センサを有する点灯装置を備えた
照明器具の赤外線送信器から調光制御情報を有する赤外
線の最初の送信時から各グループの照明器具に互いの調
光制御情報の全てが複合されるまでの所定時間完了後に
各グループ毎に同時に各グループの全ての照明器具の調
光制御が行われることとなり、全ての照明器具が同時に
調光変化、即ち光出力が変化するように動作するため、
照度制御時において安定した照度を実現できるという効
果がある。また、照度制御時に隣接する照明器具は赤外
線受信器が受信した調光制御情報の赤外線を赤外線送信
器が送信し、次々と隣接する照明器具に調光制御情報を
赤外線により中継して行くので、各照明器具への信号線
の配線作業が不要であるという効果もある。
ば、照度センサを有する照明器具が生成する調光制御情
報は、グループ情報と調光情報と送信番号とからなり、
各々の照明器具は送信番号に割り付けられた送信時間で
調光制御情報を送信するようにしたので、蛍光灯器具に
割り付けられた送信順序を規制する送信番号の情報を同
時に送ることで、各グループとの赤外線の衝突を防止す
ることができるという効果がある。
ば、照度センサを有しない照明器具及び前記照度センサ
を有する照明器具は、照度センサを有する点灯装置を備
えた照明器具の赤外線送信器から調光制御情報を有する
赤外線の最初の送信時から各グループの照明器具に互い
の調光制御情報の全てが複合されるまでの所定時間を設
定するタイマーを備えたので、タイマーにより設定され
た時間中に各々のグループの照明器具に互いの調光制御
情報の全てを複合させることができ、タイマーにより設
定された時間完了後に、各グループ毎に同時に各グルー
プの全ての照明器具の調光制御を行うことができ、その
後引き続きタイマーにより設定された時間完了毎に全て
の照明器具に対して各グループ毎に同時に各グループの
全ての照明器具の調光制御を連続して行うことができる
という効果がある。
する蛍光灯器具を示す外観図である。
示す外観図である。
灯装置のブロック図である。
の点灯装置のブロック図である。
た複数の蛍光灯器具の配置図である。
備えた部屋の断面図である。
外線信号の構成図である。
フローチャートである。
況を示すフローチャートである。
示すタイムチャート図である。
を示す外観図である。
見た複数の蛍光灯器具の配置図である。
を備えた部屋の断面図である。
構成を示すブロック図である。
点灯装置、5 赤外線受光器、6 赤外線送信器、7
照度センサ、8a 制御回路、8b 制御回路、9
タイマー、10 インバータ、11〜25 蛍光灯器
具、30 赤外線信号、61 グループ(1)、62
グループ(2)、63 グループ(3)、70 照度セ
ンサ、71 照度設定回路、72 比較回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 隣接配置した複数の蛍光灯を有する照明
器具群から構成され、前記照明器具群を複数に分割した
グループで照明器具の蛍光ランプが調光制御される照明
システムにおいて、 前記各グループの各々の照明器具のうち、1つを除いた
他の各照明器具は、調光制御情報を有する赤外線を受信
する赤外線受信器と、調光制御情報を有する赤外線を送
信する赤外線送信器と、赤外線受信器が受信した赤外線
の調光制御情報に基づく調光制御情報指令を赤外線送信
器に出力すると共に調光信号を出力する制御回路と、制
御回路からの調光信号に基づき蛍光灯を調光制御するイ
ンバータとを有する点灯装置を備え、 前記各グループの各々の照明器具のうち、1つの照明器
具は、調光制御情報を有する赤外線を受信する赤外線受
信器と、調光制御情報を有する赤外線を送信する赤外線
送信器と、照度を検出する照度センサと、照度センサの
検出値と設定された照度値とを比較して所定の調光制御
情報指令と赤外線受信器が受信した赤外線の調光制御情
報に基づく調光制御情報指令とを赤外線送信器に出力す
ると共に調光信号を出力する制御回路と、制御回路から
の調光信号に基づき蛍光灯を調光制御するインバータと
を有する点灯装置を備え、 前記照度センサを有する照明器具の赤外線送信器から調
光制御情報の赤外線を最初に送信し、その送信時から各
グループの照度センサを有する照明器具に互いの調光制
御情報の全てが複合されるまでの所定時間の間は、隣接
する照明器具は赤外線受信器が受信した調光制御情報の
赤外線を赤外線送信器が送信し、次々と隣接する照明器
具に調光制御情報を中継して行き、前記照度センサを有
する照明器具では、他の照度センサを有する照明器具で
生成された調光制御情報を赤外線受信器が受信した場合
は、自身の調光制御情報と前記受信した調光制御情報を
複合して送信し、前記所定時間の経過後に各グループの
照度センサを有する照明器具の制御回路はその赤外線受
信器が受信した調光制御情報による調光信号をインバー
タに出力して蛍光灯を調光制御すると共にその調光制御
情報による調光制御情報指令を赤外線送信器に出力して
該グループ内の照明器具を連動して調光制御を行うこと
を特徴とする照明システム。 - 【請求項2】 前記照度センサを有する照明器具が生成
する調光制御情報は、グループ情報と調光情報と送信番
号とからなり、各々の照明器具は送信番号に割り付けら
れた送信時間で調光制御情報を送信することを特徴とす
る請求項1記載の照明システム。 - 【請求項3】 前記照度センサを有しない照明器具及び
前記照度センサを有する照明器具は、照度センサを有す
る点灯装置を備えた照明器具の赤外線送信器から調光制
御情報を有する赤外線の最初の送信時から各グループの
照度センサを有する照明器具に互いの調光制御情報の全
てが複合されるまでの所定時間を設定するタイマーを備
えたことを特徴とする請求項1又は2記載の照明システ
ム。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014130681A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-10 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 照明制御システム及び照明灯 |
CN112040606A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-12-04 | 桂林海威科技股份有限公司 | 一种led灯调光模块、led灯调光系统及方法 |
-
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- 2001-02-28 JP JP2001054324A patent/JP4313955B2/ja not_active Expired - Fee Related
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