JP4475083B2 - ディーゼルエンジン - Google Patents

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Description

本発明はディーゼルエンジンに関し、特に、触媒機能を有し、かつディーゼルスモークの排気微粒子を捕集するディーゼルスモーク浄化手段を採用したディーゼルエンジンに関する。
ディーゼルエンジンから排出される排気ガスは、燃焼時に生じた遊離カーボンによるディーゼルスモークを含んでいる。このディーゼルスモークの原因となるパティキュレートを捕集するため、ディーゼルエンジンの排気系統には、触媒機能を有し、かつディーゼルスモークの排気微粒子を捕集するディーゼルスモーク浄化手段が設けられている。
このディーゼルスモーク浄化手段を再生する方法としては、特許文献1に示すように、所定タイミングで未燃焼の燃料を排気系統に供給し、ディーゼルスモーク浄化手段の触媒機能による酸化作用で供給された燃料を燃焼し、その熱でディーゼルスモーク浄化手段を再生する構成が知られている。
さらに、ディーゼルスモーク浄化手段の再生時期を検出する方法としては、特許文献2に示すように、ディーゼルスモーク浄化手段の上流側と下流側との間の差圧を見ることによって推定する方法が知られている。
特開平08−042326号公報 特開平10−89047号公報
しかしながら、前記ディーゼルスモーク浄化手段においては、その使用初期時に油分などの不純物を含んでいる。そのため、ディーゼルスモーク浄化手段の使用初期においては、捕集排気微粒子量の誤検出が生じやすく、ディーゼルスモーク浄化手段に対して過度に再生処理を実行することとなり、燃費が低下するという問題が生じ得ることになる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、使用初期におけるディーゼルスモーク浄化手段に対する過度の再生処理を防止し、燃費の低下を抑制することのできるディーゼルエンジンを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために本発明は、触媒機能を有し、かつディーゼルスモークの排気微粒子を捕集するディーゼルスモーク浄化手段と、このディーゼルスモーク浄化手段に排気ガスを排出するエンジン本体と、このエンジン本体の各気筒に設けられた燃料噴射装置と、燃料噴射装置の少なくとも燃料噴射量と燃料噴射タイミングとを制御する燃料噴射制御手段と、前記ディーゼルスモーク浄化手段に捕集された排気微粒子の捕集排気微粒子量を検出する捕集排気微粒子量検出手段と、捕集排気微粒子量検出手段に検出された捕集排気微粒子量が予め設定された再生開始閾値以上の場合には、未燃焼の燃料を排気系統に供給するために燃料噴射装置が膨張行程から排気行程の間に燃料を噴射する後噴射を実行するとともに、再生終了閾値未満に達した場合には、前記後噴射を停止するように燃料噴射制御手段を制御する再生処理手段とを備えているディーゼルエンジンであって、前記再生処理手段は、ディーゼルスモーク浄化手段の使用期間を特定する使用期間判定部と、使用期間判定部に特定されたディーゼルスモーク浄化手段の使用期間が予め設定された初期状態判定値を越えていない場合には、該判定値を超えている場合に比べて、前記再生終了閾値の値を高く設定する閾値変更部を有していることを特徴とするディーゼルエンジンである。
この態様では、再生処理手段が捕集排気微粒子量検出手段に検出された捕集排気微粒子量に基づいてディーゼルスモーク浄化手段を再生するに当たり、まず、使用期間判定部がディーゼルスモーク浄化手段の使用期間を特定し、ディーゼルスモーク浄化手段の状態が初期状態か否かを判別する。そして、ディーゼルスモーク浄化手段の使用状況に応じて、閾値変更部が再生処理の開始または終了を設定する閾値を変更することができるので、不純物の影響により排気微粒子の捕集量検出が不正確となる使用初期のディーゼルスモーク浄化手段においても、過度の再生処理が実行されるのを回避し、燃費の低下を抑制することが可能になる。
好ましい態様において、前記ディーゼルスモーク浄化手段は、エンジンから排出される排気微粒子を捕集するパティキュレートフィルタと、このパティキュレートフィルタよりも排気通路の上流側に配置された酸化触媒とを含んでいる。この態様において、パティキュレートフィルタは、触媒がコーティングされているものが好ましい。他方、触媒がコーティングされているパティキュレートフィルタを採用した場合、酸化触媒を省略することも可能になる。
本発明の好ましい態様において、前記パティキュレートフィルタの交換を検出して前記再生処理手段の使用期間判定部に初期値を与える交換検出手段をさらに備えている。この態様では、パティキュレートフィルタが交換された場合にも、確実にこれを検出し、交換されたパティキュレートフィルタに対して適切な再生条件でフィルタ再生処理を実行することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ディーゼルスモーク浄化手段が初期状態にあるか否かを判別して再生処理の程度を変更することが可能になるので、使用初期におけるディーゼルスモーク浄化手段の過度の再生処理を防止し、燃費の低下を抑制することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係るディーゼルエンジン10の概略構成を示す図である。
同図を参照して、図示のディーゼルエンジン10は、エンジン本体20を備えている。エンジン本体20は、クランク軸21を回転自在に支持するシリンダブロック22と、シリンダブロック22の上部に配置されたシリンダヘッド23とを一体的に有している。シリンダブロック22には、ウォータジャケット22aが設けられている。
シリンダブロック22には、複数の気筒24が設けられている。各気筒24には、クランク軸21に連結されたピストン25と、ピストン25が気筒24内に形成する燃焼室26とが公知の構成と同様に設けられている。なお、エンジン本体20のシリンダブロック22には、ウォータジャケット22aの水温を検出する水温センサ27と、クランク軸21の回転数を検出するクランク角センサ28とが設けられている。
各燃焼室26に燃料を噴射するために、エンジン本体20には、コモンレール式燃料噴射システム30が設けられている。コモンレール式燃料噴射システム30は、各燃焼室26毎に設けられ、燃料を噴射するためのインジェクタ31と、各インジェクタ31が接続されるコモンレール32と、コモンレール32に設けられた圧力レギュレータ33と、圧力レギュレータ33を制御するための圧力センサ34と、コモンレール32に接続される高圧ポンプ35と、この高圧ポンプ35によってコモンレール32を介し、インジェクタ31から噴射される燃料を蓄える燃料タンク(不図示)とを有している。このコモンレール式燃料噴射システム30の詳細な構成は、例えば特許文献1に開示されているものと原理的には同様であるので、その詳細は省略するが、本実施形態では、このコモンレール式燃料噴射システム30を採用することにより、各インジェクタ31からの燃料噴射タイミングや噴射圧力を自由に設定することが可能になっている。
エンジン本体20の気筒24には、当該燃焼室26に対して新気を供給する吸気システム40と、気筒24の燃焼室26で燃焼した既燃ガスを排気する排気システム50とが設けられている。
吸気システム40の吸気経路41には、吸気フィルタ42と、後述するターボチャージャ76の下流側に配置されるインタークーラ43と、インテークマニホールド44とが上流側からこの順番で接続されており、インテークマニホールド44から各燃焼室26毎に設けられた分岐吸気通路45を経由して、外気が気筒24内に供給されるようになっている。また、41aは、インタークーラ43とインテークマニホールド44との間に設けられたスロットル弁であり、このスロットル弁41aによって、吸気経路41からインテークマニホールド44へ供給される吸気量が制御されるようになっている。各分岐吸気通路45には、吸気弁46が設けられている。また、吸気経路41には、吸気フィルタ42の下流端に設けられた吸気量センサ47と、インタークーラ43とインテークマニホールド44の間に設けられた吸気温度センサ48および吸気圧センサ49とが設けられている。
排気システム50には、燃焼室26と連通する分岐排気通路51と、この分岐排気通路51毎に設けられた排気弁52と、排気弁52の下流側に設けられたエキゾーストマニホールド53と、このエキゾーストマニホールド53の下流側に設けられたディーゼルスモーク浄化手段60とが設けられている。
ディーゼルスモーク浄化手段60は、触媒機能を有し、かつディーゼルスモークの排気微粒子を捕集するためのものであり、具体的には、酸化触媒61とこの酸化触媒61の下流側に配置されたパティキュレートフィルタユニット62とによって構成されている。パティキュレートフィルタユニット62は、触媒がコーティングされたパティキュレートフィルタ63を有している。なお、ディーゼルスモーク浄化手段60としては、この例に限らず、酸化触媒61を省略したもの、或いは触媒がコーティングされていないフィルタを有するパティキュレートフィルタユニットと酸化触媒61とを組み合わせたものであってもよい。ディーゼルスモーク浄化手段60には、酸化触媒61の上流側と下流側並びにパティキュレートフィルタユニット62の下流側に配置された排気温度センサ65、66、67と、パティキュレートフィルタユニット62の上流側と下流側に配置された排気圧力センサ68、69と、パティキュレートフィルタユニット62の下流側に配置された酸素濃度検出手段としての酸素濃度センサ70とが設けられている。
このうち、排気温度センサ66は、本実施形態において、排気温度を検出する排気温度検出手段を構成するものである。
吸気システム40および排気システム50の各吸気弁46および排気弁52は、それぞれ図略のバルブ開閉機構が後述するECU100の制御によって駆動されることにより、所定のタイミングで対応する分岐吸気通路45、51を開閉するように構成されている。
図示のディーゼルエンジン10には、吸気システム40と排気システム50の間に、EGRシステム75と、ターボチャージャ76が設けられている。これらも基本的には公知の構成と同様であるので、その詳細については説明を省略する。
ディーゼルエンジン10の各部を制御するために、ディーゼルエンジン10には、ECU100が設けられている。
ECU100は、CPU101、メモリ102、入出力装置103、並びにこれらを電気的に接続するバス104を有している。
前記メモリ102は、ディーゼルエンジン10の運転制御を行うためのプログラム並びにパラメータが記憶されるROMや、データ処理の記憶領域となるRAMを有している。図示の実施形態では、メモリ102に不揮発性メモリ105が設けられており、この不揮発性メモリ105に所定のデータやパラメータの記憶領域を設けることにより、後述するフローチャートを実現することができるようになっている。
前記入出力装置103には、エンジン本体20の水温センサ27およびクランク角センサ28と、コモンレール式燃料噴射システム30のコモンレール32に設けられた圧力センサ34と、吸気システム40の吸気量センサ47、吸気温度センサ48、および吸気圧センサ49と、ディーゼルスモーク浄化手段60に設けられた排気温度センサ65、66、67、排気圧力センサ68、69、並びに酸素濃度センサ70とが接続されている(図2参照)。また、車両の走行距離を検出するため、トリップメータ80に出力された信号(フィルタ寿命判定値)Dが入力されるように、該トリップメータ80と接続されている。
図2は図1の実施形態に係るECU100のブロック図である。
同図を参照して、ECU100は、エンジン本体20の運転を制御する運転制御手段110、燃料噴射制御を行うための燃料噴射制御手段120を機能的に備えている他、前記ディーゼルスモーク浄化手段60の再生処理を行う再生処理手段140とを機能的に構成している。
運転制御手段110は、エンジン本体20を作動させるために、コモンレール式燃料噴射システム30の燃料噴射量Qや燃料噴射タイミング、吸気システム40のスロットル弁41aの開度、吸気弁46や排気弁52の開閉タイミング、EGRシステム75のバルブ開閉動作等の制御を司るものである。
燃料噴射制御手段120は、図略の運転制御手段の制御に基づき、コモンレール式燃料噴射システム30の圧力センサ34の検出信号を受けてコモンレール式燃料噴射システム30のインジェクタ31から噴射される燃料の噴射タイミングと噴射量との制御を司るものである。
再生処理手段140は、メモリ102のデータ領域に設定されるフィルタ再生フラグFの値に基づき、前記運転制御手段による制御とは別個に所定のタイミングで燃料噴射制御手段120を駆動し、ディーゼルスモーク浄化手段60のパティキュレートフィルタ63を再生するための燃料噴射(この実施形態において「後噴射」という)を実行させるためのものであり、パティキュレートフィルタ63に捕集された排気微粒子量Mを推定する捕集量推定部141と、ディーゼルスモーク浄化手段60の使用期間を判定する使用期間判定部142と、前記フィルタ再生フラグFを更新するための閾値Mα、Mβ、Mγを所定の条件で変更する閾値変更部143と、ディーゼルエンジン10の始動期間を判定する始動期間判定部144と、始動期間判定部144の判定基準となる始動基準値Tstdを所定の条件で変更する始動基準値変更部145と、所定の場合にフィルタ再生処理を禁止する禁止部146とを機能的に有している。
まず、図3を参照しながら、捕集量推定部141について説明する。図3は、図2に示す再生処理手段140の制御に用いられる差圧と微粒子量の関係を示す特性図である。
図3を参照して、パティキュレートフィルタ63に捕集された微粒子量Mは、当該パティキュレートフィルタ63の上流側と下流側とのフィルタ前後差圧ΔPと相関関係を有している。本実施形態においては、この相関関係を実験等で集積して特性Aを導出し、マップとしてメモリ102に登録している。捕集量推定部141は、前記排気圧力センサ68、69の検出信号に基づいて、パティキュレートフィルタ63の上流側と下流側とのフィルタ前後差圧ΔPを演算し、その演算値に基づいて、予めメモリ102に登録されているマップからパティキュレートフィルタ63に捕集された捕集排気微粒子量Mを推定するものである。
前記使用期間判定部142は、前記不揮発性メモリ105に予め記憶されている初期状態基準値Dstdとトリップメータ80から出力された走行距離の値をフィルタ寿命判定値Dとして比較することにより、パティキュレートフィルタ63の使用期間を判定するものである。前記初期状態基準値Dstdは、パティキュレートフィルタ63が図3の特性B1の状態から特性Aの状態に馴染むまでの期間を予め実験データに基づいて設定したものであり、基準値として前記メモリ102の不揮発性メモリ105に記憶されているものである。フィルタ寿命判定値Dもまた、前記不揮発性メモリ105に記憶されることにより、積算して用いられる値である。パティキュレートフィルタ63が新規に装着された場合、すなわち、車両がグリーン状態である場合、フィルタ寿命判定値Dは0に設定される。また、パティキュレートフィルタ63が交換された場合、その都度、ディーラ等が診断装置(外部制御手段)64(図2にブロックで図示)を用いて、パティキュレートフィルタ63のフィルタ寿命判定値Dを0にリセットする。これにより、ECU100は、使用期間判定部142を機能的に構成し、ディーゼルスモーク浄化手段60の使用期間を判定することが可能になっている。
閾値変更部143は、再生処理手段140が再生処理を開始するための再生開始閾値Mαと、再生終了閾値Mβの値を後述するフローに基づいて変更するものである。図3を参照して、再生開始閾値Mαは、パティキュレートフィルタ63を再生開始するための閾値である。再生終了閾値Mβは、再生処理を終了するための閾値である。ここで、本実施形態では、再生終了閾値Mβよりも若干高い値を初期フィルタの再生終了閾値Mγとしており、パティキュレートフィルタ63が所定の初期状態であると判定された場合には、この閾値Mγを用いて再生処理が制御されるようになっている。図示の通り各閾値Mα、Mβ、Mγの大小関係は、
Mα>Mγ>Mβ
となっている。
図3を参照しながら、より詳細に説明すると、例えば、パティキュレートフィルタ63が新品である場合には、当該パティキュレートフィルタ63に付着している油分等の影響により、B1のような特性を取る場合がある。その場合にフィルタ前後差圧ΔPのみで捕集排気微粒子量Mを算出した場合には、捕集された捕集排気微粒子量Mが比較的少ない初期段階に再生処理制御が頻発することになる。そこで、本実施形態においては、パティキュレートフィルタ63の初期状態における特性をも考慮すべく、使用期間判定部142がパティキュレートフィルタ63のフィルタ寿命判定値Dを判定し、ディーゼルスモーク浄化手段60のフィルタ寿命判定値Dが所定の初期状態基準値Dstdを越えていない場合には、閾値変更部143がメモリ102に記憶されている再生終了閾値Mβの値をMγに高く設定するようにしている。
次に、始動期間判定部144は、ディーゼルエンジン10が運転を開始してカウントされるカウント値(エンジン始動後の経過時間)Tが予め設定された始動基準値Tstd以上であるか否かを判定するためのものである。ディーゼルエンジン10の運転初期状態においては、パティキュレートフィルタ63の触媒活性度に比べて多くの燃料が運転時に噴射されるので、未燃燃料がミスト状にパティキュレートフィルタ63に残存し、その場合に後噴射が行われると、残存する未燃燃料と排気微粒子との燃焼が相俟ってパティキュレートフィルタ63にて過剰な燃焼が生じるので、これを回避するためにパティキュレートフィルタ63に残存する未燃燃料が蒸発してパティキュレートフィルタ63から排出されるまでの期間を判定するための始動期間判定部144を設け、所定の場合には、禁止部146によって再生処理を禁止するようにしている。
始動基準値変更部145は、前記始動基準値Tstdを所定の条件で変更することにより、後噴射された燃料の燃焼を最適化するためのものである。
禁止部146は、所定の制御ロジックによってフィルタ再生フラグFを0に更新することにより、フィルタ再生処理を禁止するためのものである。
図4は、図1の実施形態におけるフィルタ再生処理のフローを示すフローチャートである。
同図を参照して、エンジンの運転が開始されると、ECU100は、データ用のメモリ領域に、運転開始時点を0とするカウント値Tと、フィルタ再生フラグFとをそれぞれ0に初期化して記憶する(ステップS1)。
次いで、本実施形態において、ECU100は、カウント値Tと比較される始動基準値Tstdを設定する設定制御サブルーチンを実行する(ステップS2)。このステップS2により、始動基準値Tstdが決定される。このサブルーチンを実行することにより、ECU100は、始動基準値変更部145を機能的に構成し、ディーゼルエンジン10の運転状態に適した始動基準値Tstdを設定することが可能になっている。
次いで、ECU100の始動期間判定部144は、決定された始動基準値Tstdとカウント値Tとを比較し、カウント値Tが始動基準値Tstd以上になるまでは、パティキュレートフィルタの再生判断処理に移行するのを留保する(ステップS3)。このステップS3により、ECU100は、始動期間判定部144が検出したカウント値(経過時間)Tが予め設定された始動基準値Tstdを経過するまでは、再生処理手段によるフィルタ再生処理の実行を禁止する禁止部を機能的に構成し、大量に燃料が噴射されるエンジン始動時の直後において、過度の再生処理が実行されるのを回避するようにしている。
カウント値Tが始動基準値Tstdに達すると、パティキュレートフィルタ再生判断処理サブルーチンに遷移する(ステップS10)。このサブルーチンでは、詳しくは後述するように、フィルタの再生処理をすべきか否かが判別され、再生が必要と判断された場合には、フィルタ再生フラグFの値が1に更新される。また、所定の条件で、1に設定されたフィルタ再生フラグFが0に設定されることにより、再生処理が捕集排気微粒子量Mに拘わらず禁止される。
ステップS10のサブルーチンが終了すると、フィルタ再生フラグFが参照され(ステップS11)、フィルタ再生フラグFが1に更新された場合には、後噴射が実行され(ステップS20)、ステップS10に遷移する。この後噴射は、ECU100がエンジン本体20を作動させる燃料噴射をコモンレール式燃料噴射システム30に実行させた後、改めてコモンレール式燃料噴射システム30を駆動し、膨張行程から排気行程の間にインジェクタ31から燃料を噴射することにより実行される。
他方、フィルタ再生フラグFが0の場合には、後噴射を実行せずに、ステップS10に遷移する。これら各ステップS1〜S20を実行することにより、ECU100は、再生処理手段140または再生処理手段140の禁止部146を機能的に構成し、適切なタイミングで後噴射を実行し、ディーゼルスモーク浄化手段60の再生処理を行うことが可能になる。
図5は、図4のフローチャートにおける始動基準値Tstdを設定する設定制御サブルーチンの制御フローを示すフローチャートである。
同図を参照して、始動基準値Tstdの設定制御に移行すると、まず、ECU100は、排気温度センサ66の出力に基づいて排気温度Tpを検出するとともに(ステップS21)、エンジン本体20を作動させるために噴射した燃料噴射量Qを参照する(ステップS22)。
次いで、メモリ102に記録されている設定マップに基づき、燃料噴射量Qが多いほど、始動基準値Tstdを長く設定する(ステップS23)。これにより、燃料噴射量Qが比較的多いエンジンの始動初期においては、再生処理が禁止されるとともに、そのエンジンの始動初期を判定する始動基準値Tstdが、燃料噴射量Qに比例して長く設定されるので、より確実に後噴射によるパティキュレートフィルタ63の過剰燃焼を防止し、燃費の低下を抑制することが可能になる。
さらに、このステップS23においては、ステップS21で検出された排気温度Tpが関連づけられており、排気温度Tpが低いほど、換言すれば、ディーゼルスモーク浄化手段60に残存する未燃燃料が蒸発しにくいほど、始動基準値Tstdが長くなるように補正される。これにより、触媒反応が生じにくい低温時においても、再生処理が禁止されるので、未燃燃料がディーゼルスモーク浄化手段60に残留し、過剰燃焼の原因となることを防止することが可能になる。
次に、図6を参照して、ステップS10のパティキュレートフィルタ再生判断処理サブルーチンについて説明する。図6は、図4のメインフローにおけるパティキュレートフィルタ再生判断処理サブルーチンのフローチャートである。
同図を参照して、ステップS10のパティキュレートフィルタ再生判断処理サブルーチンが実行されると、ECU100は、前記排気圧力センサ68、69の検出信号に基づいて、パティキュレートフィルタ63の上流側と下流側とのフィルタ前後差圧ΔPを演算する(ステップS102)。次いで、その演算値に基づいて、予めメモリ102に登録されている図3に基づいたマップからパティキュレートフィルタ63に捕集された捕集排気微粒子量Mを推定する(ステップS103)。これらのステップS102、S103により、ECU100は、機能的に捕集量推定部141を構成し、パティキュレートフィルタ63に捕集された捕集排気微粒子量Mを特定することが可能になる。
次に、ECU100は、パティキュレートフィルタ63が初期状態であるか否かを判別するために、トリップメータ80から出力された走行距離の値をフィルタ寿命判定値Dとして、前記不揮発性メモリ105に予め記憶されている初期状態基準値Dstdと比較する(ステップS104)。
仮にフィルタ寿命判定値Dが初期状態基準値Dstd以下である場合、ECU100は、パティキュレートフィルタ63が初期状態であると判定し、再生終了閾値Mβを該値よりも若干高い初期フィルタの再生終了閾値Mγに更新する(ステップS105)。これらの処理により、ECU100は、使用期間判定部142、閾値変更部143を機能的に構成し、パティキュレートフィルタ63の使用状態に合わせた再生処理判定を実行できることとになる。
次に、ECU100は、図3の特性図に基づくマップに対応して、ステップS103で算出された捕集排気微粒子量Mが再生開始閾値Mα以上であるか否かを判別する(ステップS106)。仮に捕集排気微粒子量Mが再生開始閾値Mα以上である場合には、ECU100は、メモリ領域に記憶されているフィルタ再生フラグFを1に更新し(ステップS107)、メインルーチンに復帰する。
他方、再生開始閾値Mαに満たない場合、さらに、捕集排気微粒子量Mは、再生終了閾値Mβと比較される(ステップS108)。このステップS108において、仮に捕集排気微粒子量Mが再生終了閾値Mβ以上である場合、ECU100は、フィルタ再生フラグFを更新せずにメインルーチンに戻る。このため、パティキュレートフィルタ再生判断処理サブルーチンが繰り返されることにより、フィルタ再生フラグFが1のときは、再生処理が繰り返され、フィルタ再生フラグFが0のときは、再生処理が開始されないことになる。この結果、再生処理が開始されない間は、排気微粒子量Mが再生開始閾値Mαに達するまで、再生処理は実行されない。他方、一度再生処理が開始された後は、捕集排気微粒子量Mが再生終了閾値Mβ以下になるまで、再生処理が続行されることになる。
また、ステップS108において、仮に捕集排気微粒子量Mが再生終了閾値Mβ未満である場合、ECU100は、フィルタ再生フラグFを0に更新して(ステップS109)メインルーチンに戻る。
ここで、本実施形態においては、ステップS104で、パティキュレートフィルタ63の寿命が判別され、仮にパティキュレートフィルタ63が初期の状態である場合には、前記再生終了閾値Mβが図3で示す初期フィルタの再生終了閾値Mγに変更される(ステップS105)ので、再生処理が実行される期間または程度が実質的に低下し、パティキュレートフィルタ63に過度の再生処理を施すことを回避することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、再生処理手段140が、捕集排気微粒子量検出手段としての排気圧力センサ68、69、捕集量推定部141に検出された捕集排気微粒子量Mに基づいてディーゼルスモーク浄化手段60を再生するに当たり、まず、使用期間判定部142がディーゼルスモーク浄化手段60のパティキュレートフィルタ63のフィルタ寿命判定値Dを特定し、ディーゼルスモーク浄化手段60の状態が初期状態か否かを判別する。そして、ディーゼルスモーク浄化手段60の使用状況に応じて、閾値変更部143が再生処理の開始または終了を設定する閾値Mαを変更することができるので、不純物の影響により排気微粒子の捕集量検出が不正確となる使用初期のディーゼルスモーク浄化手段60においても、過度の再生処理が実行されるのを回避することが可能になる。
また、本実施形態においては、エンジン本体始動後の経過時間がカウント値Tとして始動期間判定部144によって判定され、前記禁止部146は、前記カウント値(経過時間)Tが予め設定された始動初期期間としての基準値Tstdを経過するまでは、再生処理手段140によるフィルタ再生処理の実行を禁止するので、大量に燃料が噴射されるエンジン始動時の直後において、過度の再生処理が実行されるのを回避することが可能になる。
また、本実施形態では、前記パティキュレートフィルタ63の交換を検出して前記再生処理手段140の使用期間判定部142に初期値を与える交換検出手段(診断装置64、使用期間判定部142)をさらに備えている。従って、パティキュレートフィルタ63が交換された場合にも、確実にこれを検出し、交換されたパティキュレートフィルタ63に対して適切な再生条件でフィルタ再生処理を実行することができる。
また、本実施形態において、前記再生処理手段140は、エンジン運転のために噴射された燃料の噴射量が多いほど前記始動基準値Tstdを変更する始動基準値変更部145を有しているので、エンジンを運転するための燃料の噴射量をパラメータとして、前記始動基準値Tstdを長く変更することができ、燃料噴射量に基づく制御を行うことが可能になる。
さらに本実施形態においては、エンジンの排気温度を検出する排気温度検出手段としての排気温度センサ66をさらに備え、前記再生処理手段140の始動基準値変更部145は、排気温度検出手段が検出した排気温度が低いほど前記始動基準値Tstdを長く変更するので、排気温度をパラメータとして、前記始動基準値Tstdを変更することができ、燃料噴射量に基づく制御を行うことが可能になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ディーゼルスモーク浄化手段60が初期状態にあるか否かを判別して再生処理の程度を変更することが可能になるので、使用初期におけるディーゼルスモーク浄化手段60の過昇温を防止し、併せて燃費の低下を抑制することができるという顕著な効果を奏する。
また、予め設定された始動基準値Tstdが経過するまでは、再生処理手段140によるフィルタ再生処理の実行が禁止されるので、大量に燃料が噴射されるエンジン始動時の直後において、過度の再生処理が実行されるのを回避することが可能になり、エンジン始動初期におけるディーゼルスモーク浄化手段の過昇温を防止することができるという顕著な効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。
なお、上述した各実施形態を具体化するに当たり、不揮発性メモリに再生回数をカウントするための記憶領域を設けて、パティキュレートフィルタ63が初期状態と判定される間は、再生回数を積算するとともに、再生回数の増加に伴って、再生終了閾値Mβを下げる(例えば、1回目の再生終了を4g/l、2回目の再生終了を3.5g/l・・・)としてもよい。その場合には、再生の実行に伴って、パティキュレートフィルタ63が特性Aに馴染んでくるので、過度の再生処理を回避することが可能になる。
その他本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の一形態に係るディーゼルエンジンの概略構成を示す図である。 図1の実施形態に係るECUのブロック図である。 図2に示す再生処理手段の制御に用いられる差圧と微粒子量の関係を示す特性図である。 図1の実施形態におけるフィルタ再生処理のフローを示すフローチャートである。 図4のフローチャートにおける始動初期時間を設定する設定制御サブルーチンの制御フローを示すフローチャートである。 図4のメインフローにおけるパティキュレートフィルタ再生判断処理サブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 ディーゼルエンジン
20 エンジン本体
24 気筒
60 ディーゼルスモーク浄化手段
61 酸化触媒
62 パティキュレートフィルタユニット
63 パティキュレートフィルタ
64 フィルタ有無センサ(フィルタ交換検出手段の一例)
66 排気温度センサ(排気温度検出手段の一例)
68 排気圧力センサ(捕集量検出手段の一例)
69 排気圧力センサ(捕集量検出手段の一例)
80 トリップメータ
100 ECU
110 運転制御手段
120 燃料噴射制御手段
140 再生処理手段
141 捕集量推定部
142 使用期間判定部
143 閾値変更部
144 始動期間判定部
145 始動基準値変更部
146 禁止部
A 特性
D フィルタ寿命判定値
std 初期状態判定値
F フィルタ再生フラグ
M 捕集排気微粒子量
Mα 再生開始閾値
Mβ 再生終了閾値
Mγ 初期フィルタにおける再生終了閾値
Q 燃料噴射量
T カウント値(エンジン始動後の経過時間)
Tp 排気温度
std 始動基準値
ΔP フィルタ前後差圧
κ 値

Claims (3)

  1. 触媒機能を有し、かつディーゼルスモークの排気微粒子を捕集するディーゼルスモーク浄化手段と、
    このディーゼルスモーク浄化手段に排気ガスを排出するエンジン本体と、
    このエンジン本体の各気筒に設けられた燃料噴射装置と、
    燃料噴射装置の少なくとも燃料噴射量と燃料噴射タイミングとを制御する燃料噴射制御手段と、
    前記ディーゼルスモーク浄化手段に捕集された排気微粒子の捕集排気微粒子量を検出する捕集排気微粒子量検出手段と、
    捕集排気微粒子量検出手段に検出された捕集排気微粒子量が予め設定された再生開始閾値以上の場合には、未燃焼の燃料を排気系統に供給するために燃料噴射装置が膨張行程から排気行程の間に燃料を噴射する後噴射を実行するとともに、再生終了閾値未満に達した場合には、前記後噴射を停止するように燃料噴射制御手段を制御する再生処理手段と
    を備えているディーゼルエンジンであって、
    前記再生処理手段は、
    ディーゼルスモーク浄化手段の使用期間を特定する使用期間判定部と、
    使用期間判定部に特定されたディーゼルスモーク浄化手段の使用期間が予め設定された初期状態判定値を越えていない場合には、該判定値を超えている場合に比べて、前記再生終了閾値の値を高く設定する閾値変更部を有していることを特徴とするディーゼルエンジン。
  2. 請求項1記載のディーゼルエンジンにおいて、
    前記ディーゼルスモーク浄化手段は、エンジンから排出される排気微粒子を捕集するパティキュレートフィルタと、このパティキュレートフィルタよりも排気通路の上流側に配置された酸化触媒とを含んでいるものであることを特徴とするディーゼルエンジン。
  3. 請求項2記載のディーゼルエンジンにおいて、
    前記パティキュレートフィルタの交換を検出して前記再生処理手段の使用期間判定部に初期値を与える交換検出手段をさらに備えていることを特徴とするディーゼルエンジン。
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