JP4474920B2 - 人工地盤用壁体及びそれを用いた緑化設備 - Google Patents

人工地盤用壁体及びそれを用いた緑化設備 Download PDF

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Description

本発明は、上面に排水勾配を形成した人工地盤用壁体及びそれを用いた緑化設備に関する。
近年、温暖化等に対する都市環境の改善を目的として、オフィスビルやマンション等の屋上や立体遊歩道などのスペースを有効活用して設置可能な緑化設備が普及しつつある。このような緑化設備としては、屋上や遊歩道などの人工地盤に対して設置される大型プランタや、人工地盤上に直接的にブロックや煉瓦等を積み重ねて施工した緑化設備が実用化されている。
大型プランタとしては、プラスチック製の中空ブロックを縦方向及び横方向に接続固定しながら所定の形状に積み上げて壁部を形成し、この壁部で囲まれる内側底部に保水・排水用の導水手段を設け、この導水手段の上部に透水シートを敷設したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、この種の大型プランタとして、下端に脚部を設け、大型プランタが屋上の排水を阻害しないように構成したものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平8−80126号公報 特開2003−310060号公報
ところが、前記大型プランタでは、特許文献2記載のように脚部を備えさせることで、人工地盤全体の排水性能を低下させることなく大型プランタを人工地盤に設置することこができるが、工場等で予め製作したブロックを組み合わせて緑化設備を構成する関係上、緑化設備の形状やサイズに対する自由度が大幅に制約され、ユーザーのニーズに十分に応えることができない、という問題があった。
一方、煉瓦やブロックを積み重ねて施工する場合には、煉瓦やブロックを現場において割ったり削ったりするなどの加工を施すことで、方形状以外に円形や楕円形など任意形状の緑化設備を施工することが可能であるが、人工地盤に直接的に煉瓦やブロックを施工する関係上、人工地盤の排水性能を阻害するという問題があった。
本発明の目的は、人工地盤の排水性能の低下を防止しつつ、設計自由度を大幅に拡大し得る人工地盤用壁体及びそれを用いた緑化設備を提供することである。
本発明に係る人工地盤用壁体は、上面に排水勾配を形成した人工地盤に対して施工される人工地盤用壁体であって、前記人工地盤の上面に沿った水の流れを許容する支持台と、前記支持台上に施工した壁本体とを備え、前記支持台として、平坦な載置部と載置部の両側から下方へ延びる脚部とを有し、両脚部の少なくとも下端部に複数の排水孔を形成し、載置部を上側にして壁体の施工位置に沿って人工地盤の上面に連設した複数の支持台を用いたものである。
この人工地盤用壁体においては、人工地盤の上面に沿った水の流れを許容する支持台上に壁本体を施工するので、人工地盤用壁体が人工地盤の上面の排水性を阻害する障害物になることを防止でき、人工地盤の排水性を低下させることなく壁体を施工することができる。また、壁本体は、支持台上にブロックや煉瓦を積み重ねたり、パネルや木材を設置したりして施工することになるが、支持台と壁本体間に施工するモルタルの厚さを調整することで、壁本体の上端の高さを壁本体の全長に亙って略同じ高に設定できるので、周知の施工方法を採用でき、しかも支持台に関しても、アルミニウム合金などの現場において加工し易い金属材料を採用できるので、直線状や方形状のみならず、円弧状や楕円状に施工することも可能となり、人工地盤に対する壁体の設計自由度を格段に拡大できる。
ここで、前記支持台の両脚部の下端に人工地盤の上面に沿って外方へ延びるフランジ部を形成すること、前記支持台に両脚部の開脚を防止する補強部材を設けること、隣接する支持台の突き合わせ部分を覆うカバー部材を設け、このカバー部材により隣接する支持台を結合すること、前記壁本体が支持台上に積み重ねられた壁構成材からなること、前記支持台の連設方向に対する、支持台の長さと壁構成材の長さを同じ長さに設定すること、前記壁構成材がブロック、煉瓦、棒状体の1種または2種以上からなること、前記支持台の載置部上に金網を固定し、金網上にモルタルを用いて壁構成材を施工すること、前記人工地盤が屋根スラブであること、などが好ましい実施例である。
本発明に係る緑化設備は、前記人工地盤上に植栽領域を区画するように前記人工地盤用壁体を設置し、前記植栽領域内に排水マットを敷設し、その上に客土を盛ったものである。
この緑化設備においては、植栽領域内における人工地盤上の排水性が支持台及び排水マットにより確保され、人工地盤上の排水性を低下させることなく緑化設備を人工地盤上に施工できる。しかも、前記人工地盤用壁体を用いているので、人工地盤に対する壁体の設計自由度を格段に拡大でき、正方形や長方形などの多角形状の緑化設備は云うまでもなく、円形や楕円形、あるいはこれらを任意に組み合わせた緑化設備を製作することができる。また、人工地盤用壁体のみを用いて植栽領域を区画することも可能であるが、建築物の壁等を一部に利用して植栽領域を区画して、緑化設備を施工することも可能である。
ここで、前記植栽領域の外縁に沿って段差部を形成し、植栽領域をそれ以外の領域よりも一段低い位置に配置させ、段差部と支持台間に隙間が形成されるように人工地盤用壁体を施工して、該隙間に支持台の外側面を覆う、透水性を有する装飾帯を設けることが好ましい実施例である。
また、本発明に係る他の緑化設備として、前記人工地盤上に前記人工地盤用壁体を設置し、前記人工地盤用壁体の内側の人工地盤上に、排水マットを敷設して、その上に客土を盛ることで内部植栽部を形成し、前記人工地盤用壁体の外側の人工地盤上に、排水マットを敷設して、その上に植栽を施すことで外部植栽部を形成することもできる。
本発明に係る人工地盤用壁体によれば、人工地盤の上面に沿った水の流れを許容する支持台上に壁本体を施工するという簡単な構成で、人工地盤の排水性を低下させることなく壁体を施工することができる。しかも、このような壁本体は、周知の施工方法で構築できるので、直線状や方形状のみならず、円弧状や楕円状に施工することも可能となり、人工地盤に対する壁体の設計自由度を格段に拡大できる。
ここで、前記支持台として、平坦な載置部と載置部の両側から下方へ延びる脚部とを有し、両脚部の少なくとも下端部に複数の排水孔を形成し、載置部を上側にして壁体の施工位置に沿って人工地盤の上面に連設した複数の支持台を用いると、金属板をプレス加工するなどして支持台を容易に製作することができる。
前記支持台の両脚部の下端に人工地盤の上面に沿って外方へ延びるフランジ部を形成すると、支持台を人工地盤にボルト等で固定することなく壁体の外倒れや内倒れを防止して、人工地盤に対する壁体の設置安定性を向上できる。また、ビル等の建築物の屋上に壁体を施工する場合において、屋上防水を破壊することなく壁体を施工できる。しかも、人工地盤に対してボルト等で固定することなく安定設置できるので、壁体の配置換えにも容易に対応できる。
前記支持台に両脚部の開脚を防止する補強部材を設けると、支持台を薄肉軽量に構成しつつ、壁本体の自重に対する支持台の強度を向上でき、支持台の製作コストを安くできる。
隣接する支持台の突き合わせ部分を覆うカバー部材を設け、このカバー部材により隣接する支持台を結合すると、壁体の基礎としての支持台の強度を向上できる。また、平面視において長方形状や正方形状の支持台を用いると、これを円弧状や湾曲状等に連設したときに、隣接する支持台間に略楔形状の開口が形成されるが、本発明のようなカバー部材を設けると、この開口を覆うことができるので、隣接する支持台の突き合わせ部分から、壁本体の施工用のモルタルや、本発明の壁体を緑化設備に用いた場合における、支持台内への客土の侵入を効果的に防止できる。
前記壁本体を支持台上に積み重ねられた壁構成材、例えばブロックや煉瓦や棒状体の1種または2種以上で構成すると、既存の施工法で壁本体を施工でき、平面視において直線状やL字状や方形状だけでなく、円形や楕円形などの曲線状、或いはこれらを任意に組み合わせた形状の壁体を製作することが可能となる。また、前記支持台の連設方向に対する、支持台の長さと壁構成材の長さを同じ長さに設定すると、壁構成材が支持台の上方外へ突出することを防止でき、円形や楕円形などの曲線状壁体を製作する場合においても、壁本体を無理なく支持台に設置することが可能となる。
前記支持台の載置部上に金網を固定し、金網上にモルタルを用いて壁構成材を施工すると、支持台とその上に施工されるモルタルとの結合強度を高めて、支持台に対する壁本体の取り付け強度を向上できる。しかも、モルタルの厚さを調整することで、壁本体の上端の高さを壁全長に亙って略同高に設定することが可能となる。
前記人工地盤が屋根スラブである場合には、屋根スラブの排水性を良好に維持でき、しかも屋根スラブの防水性を破壊することなく壁体を施工できる。
本発明に係る緑化設備によれば、植栽領域内における人工地盤上の排水性が支持台及び排水マットにより確保され、人工地盤上の排水性を低下させることなく緑化設備を設置することができる。しかも、前記人工地盤用壁体を用いているので、人工地盤に対する壁体の設計自由度を格段に拡大でき、正方形や長方形などの多角形状の緑化設備は云うまでもなく、円形や楕円形、あるいはこれらを任意に組み合わせた形状の緑化設備を製作することができる。また、建築物の壁等を利用して、植栽領域を区画した緑化設備を製作することもできる。
前記植栽領域の外縁に沿って段差部を形成し、植栽領域をそれ以外の領域よりも一段低い位置に配置させ、段差部と支持台間に隙間が形成されるように人工地盤用壁体を施工して、該隙間に支持台の外側面を覆う、透水性を有する装飾帯を設けると、人工地盤の排水性を確保しつつ装飾帯により支持台が外部に露出することを防止して、緑化設備の意匠性を向上できる。また、段差部を支持台の高さと略同じ或いはそれよりもやや大きく設定すると、装飾帯と壁本体とが連続的に連なって配置されるので意匠性に優れたものとなる。
また、本発明に係る他の緑化設備のように、前記人工地盤上に前記人工地盤用壁体を設置し、前記人工地盤用壁体の内側の人工地盤上に、排水マットを敷設して、その上に客土を盛ることで内部植栽部を形成し、前記人工地盤用壁体の外側の人工地盤上に、排水マットを敷設して、その上に植栽を施すことで外部植栽部を形成すると、人工地盤の排水性を良好に維持しつつ、支持台が露出することによる緑化設備の意匠性低下を防止できる。また、既設の建築物に対しても、建築物に何ら加工を施すことなくこの緑化設備を施工できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように、緑化設備1は、上面に排水勾配を形成した人工地盤2上に施工したもので、緑化設備1の施工位置の外縁に沿って設置される人工地盤用壁体3と、人工地盤用壁体3の内側の内部植栽領域(これが植栽領域に相当する)7に施工される内部植栽部4と、人工地盤用壁体3の外側に施工される外部植栽部5とを備えている。この緑化設備1では、緑化設備1の下端の略全面に亙って人工地盤2の上面に沿った水の流れを許容するように構成することで、緑化設備1が人工地盤2の上面における排水の障害物にならないように構成されている。緑化設備1は、人工地盤2上に直接的に設置することも可能であるが、人工地盤2への植栽の根の侵入を防止するため、合成繊維や天然繊維からなる透水性に優れた織布や不織布に根が嫌う薬剤を含浸させた遮根シート6を敷設した状態で設置することが好ましい。
この緑化設備1は、オフィスビルやマンション等の屋上スラブ、空中庭園や立体遊歩道などの床面など、上面に排水勾配を有する任意の人工地盤上に施工することができる。特に、本発明に係る緑化設備は、人工地盤2に対して何ら加工を施すことなく設置できるので、屋上スラブのように防水処理を施した人工地盤に好適に利用できる。
人工地盤用壁体3は、人工地盤2の上面に沿った水の流れを許容する支持台10であって、内部植栽領域7の外縁に沿って連接した複数の支持台10と、隣接する支持台10を連結するとともに隣接する支持台10の突き合わせ部分を覆うカバー部材11と、支持台10上に複数の壁構成材12を設置して施工した壁本体13とを備えている。尚、この人工地盤用壁体3は、緑化設備1とは独立に人工地盤2に設置して利用することも可能で、例えば休憩所等の囲いを構成したり、人工地盤を区画する隔壁として利用したりすることもできる。
支持台10は、図3に示すように、アルミニウム合金やステンレスや鉄などの金属板をプレス成形して製作したもので、壁本体13を設置するための略平坦な載置部10aと、載置部10aの両側から下方へ延びる1対の脚部10bと、脚部10bの下端から外方側へ延びるフランジ部10cとを有している。支持台10を構成する素材として、金属材料以外に合成樹脂材料や木材を用いることも可能であるが、強度剛性を十分に確保するため金属材料を用いることが好ましく、特にアルミニウム合金からなるものは軽量且つ加工性に優れ、作業現場でも寸法調整等の加工が可能なので好ましい。
脚部10bの少なくとも下端部には複数の排水孔14が形成されている。排水孔14の形状は、丸孔状や角穴状、細長いスリット状や十文字状、ハート形や星形、或いはこれらの組み合わせなど任意の形状に形成可能である。また、千鳥状に配置してもよいし、縦横の行列状に配置してもよい。更に、スリット状に形成する場合には、縦方向に細長く形成してもよいし、横方向に細長く形成してもよいし、斜め方向に細長く形成してもよい。更に、全ての排水孔14は、同じサイズに設定してもよいが、意匠性を向上させるなどの目的で、異なるサイズの排水孔14を形成してもよく、例えば上側へ行くにしたがってサイズを小さく設定してもよい。
排水孔14は脚部10bの全面に設けることも可能ではあるが、脚部10bの強度が低下するので、脚部10bの下半部にのみ形成することが好ましく、排水性能をできるだけ良好に確保するため、脚部10bの下端部から、少なくとも排水マット30の上面に対応する位置まで形成することが好ましい。特に、脚部10bとフランジ部10cとの境界部にまで排水孔14を形成すると、排水性を向上できるとともに、フランジ部10cを折曲形成するときの加工性を向上できるので好ましい。また、排水孔14は、脚部10bの長手方向の全長に亙って連続的に形成することも可能であるが、図3に示すように、一定間隔おきに排水孔14を有しない部分を設けると、支持台10の強度を一層向上できる。
排水孔14の直径は、排水性を十分に確保しつつ脚部10bの強度を十分に確保するため4〜6mmに設定することが好ましい。排水マット30に対面する部分における脚部10bの単位長さあたりに対する排水孔14の総開口面積は、12000〜30000mm2/mに設定され、開口率は30〜65%に設定されている。このように設定すると、十分な排水性能を確保しつつ、支持台10の機械的強度を向上できるので好ましい。
載置部10aの幅は、支持台10上に施工する壁本体13の厚さに応じて任意に設定でき、基本的には、壁本体13と同幅或いはそれよりもやや広幅に設定されている。また、フランジ部10cの幅は、壁本体13の高さに応じて設定できるが、基本的には、客土31の土圧で壁本体13が外倒れしないサイズに設定されている。
支持台10の長さ及び形状は、施工する壁体3の平面形状に応じて任意に設定可能であるが、緑化設備毎に支持台を製作することは、製作コストが高くなるとともに施工作業が煩雑になるので、複数種類の基準サイズの支持台を製作し、これを任意に組み合わせて内部植栽領域7の外縁形状に応じて連設することになる。
具体的には、内部植栽領域7の外縁の直線部分に設置する支持台10として、図4(a)(b)に示すように、載置部10aを略長方形状となした、長尺な支持台10A及び短尺な支持台10Bを設け、図5に示すように、内部植栽領域7の外縁の外側へ突出する曲線部分に設置する支持台10として、図4(c)に示すように、両端部を斜めに切り落とした平面視台形状の短尺な支持台10Cを設け、図6に示すように、内部植栽領域7の外縁の内側へ突出する曲線部分に設置する支持台10として、図4(d)に示すように、載置部10aの平面形状を略長方形状となし、一方のフランジ部10cの両端部を斜めに切り落とした短尺な支持台10Dを設け、図7に示すように、直角に配置する支持台10として、図4(e)、図8に示すように、一方のフランジ部10cを省略し、他方のフランジ部10cに隣接させてフランジ部10dを形成した短尺な支持台10Eを設けることになる。そして、例えば、図9に示すように、直線部分には支持台10A又は支持台10Bを設置し、内側へ湾曲する部分には支持台10Dを設置し、角部には必要に応じて支持台10Eを設置することになる。
支持台10の長さは、基本的には、壁構成材12の長さの整数倍或いは整数分の1の長さに設定することになり、壁構成材12の長さが400mmの場合には、支持台10Aの載置部10aの長さを2000mmに設定し、支持台10B、10C、10Dの載置部10aの長さを400mmに設定し、支持台10Cの載置部10aの長さを200mmに設定することになる。
尚、図1に示すように、支持台10に両脚部10bが開脚することを防止するため、支持台10の長さ方向に適当間隔おきに両脚部10bを連結する補強部材17を両脚部10bに架設状に設けてもよい。
カバー部材11は、図1、図5、図6に示すように、金属材料或いは合成樹脂材料からなる板状部材を側面視略クランク状に成形したもので、支持台10の載置部10aと一方の脚部10b及びフランジ部10cに亙って隣接する支持台10の上面に設けられ、4本のビス15にて隣接する支持台10に固定されている。このカバー部材11は、隣接する支持台10を連結するとともに、曲線部分において隣接する支持台10間に形成される楔形の開口18を閉鎖して、内部植栽部4の客土31が支持台10内に侵入することを防止するためのものである。尚、カバー部材11は、図1に示すように、網状部材20の上側に固定することも可能であるが、網状部材20と支持台10間において支持台10に固定することが好ましい。
壁本体13は、支持台10上に敷設固定した網状部材20と、支持台10上にモルタル21を介在させて積み重ねた壁構成材12と、壁構成材12を貫通するように支持台10に立設固定した縦筋22と、上下に隣接配置した壁構成材12間のモルタル21に埋設した横筋24とを備えている。
壁構成材12は、軽量コンクリートや発泡コンクリートや合成樹脂材料や木製などからなる、周知の構成のブロックで構成されている。この壁構成材12としては、ブロック以外に現場での加工が可能な煉瓦や、間伐材などからなる丸太や角材、合成木材などからなる棒状体などを好適に利用でき、ブロックと煉瓦と棒状体を任意に組み合わせて壁本体13を構成することも可能である。また、壁本体13に代えて、合成樹脂材料や金属材料や木材などからなるパネル状や棒状の壁構成材12を、複数横に並べて施工してなる壁本体を採用することも可能である。
縦筋22は、下端に螺子部22aを形成した金属棒で構成され、載置部10aの幅方向の中央部に形成した取付孔19に上下1対のナット部材23を用いて固定され、この縦筋22は、壁構成材12に貫通孔12aに充填したモルタル21に埋設状に配置される。但し、この縦筋22は、壁構成材12として例えば煉瓦を使用する場合には省略することもできる。
網状部材20は、支持台10と壁本体13との結合強度を高めるために設けられたもので、ワイヤーラスなどの金属網で構成され、載置部10aに形成した複数の固定孔25にビス26を締結することにより、ビス26及び座金27で載置部10a上に固定され、この網状部材20は、壁本体13を施工した状態で、支持台10と壁本体13間のモルタル21に埋設状に配置される。
このような壁本体13は、周知の施工方法により支持台10上に施工でき、例えば壁構成材12としてブロックを用いる場合には、図1、図2に示すように、支持台10上にモルタル21を配置させてモルタル21に網状部材20を埋設させてから、支持台10に設定間隔おきに立設固定した縦筋22を壁構成材12の貫通孔12aに挿通させて、支持台10上にレベル調整しながら壁構成材12を積み重ね、次に壁構成材12の貫通孔12a内にモルタル21を詰めて、第1層目の壁構成材12を順次施工し、次に第1層目の壁構成材12上にモルタル21を配置させて第2層目の壁構成材12を順次積み重ねて施工し、第2層目以降は同様の作業を繰り返して順次施工することになる。壁構成材12は、図1に示すように、水平方向にずらすことなく上下に積み重ねてもよいし、水平方向に半ピッチずらして千鳥上に積み重ねてもよい。また、壁構成材12の積み重ね個数が多い場合には、上下の壁構成材12間に適当間隔おきに横筋24を配置させることになる。
内部植栽部4は、図2に示すように、内部植栽領域7の人工地盤2の略全面に敷設される排水マット30と、内部植栽領域7内において排水マット30上に盛土した客土31とを備えている。
排水マット30は、耐圧強度を付与するための合成樹脂製の繊維材からなる図示外の芯材と、芯材よりも細かいメッシュの網状の合成樹脂製の繊維材からなり、芯材の少なくとも上下両面と長手方向両側の左右両側面に外装した表面材とからなり、表面材を芯材に熱融着させて、両者を一体化させた空隙の多い網状構造に構成されている。但し、十分な耐圧強度と排水性能を確保でき、しかも安価に製作可能なものであれば、任意の構成の排水マット30を採用することが可能である。排水マット30の素材としては、耐環境性に優れ十分な耐圧強度を確保できるものであれば任意の素材を採用でき、例えばポリエチレンやポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂材料を好適に利用できる。特に、ポリプロピレンは、耐酸性、耐アルカリ性、耐微生物性などに優れた特性を有するので好適である。排水マット30の厚さは、支持台10の高さと同等或いはやや低く設定され、20mm未満の場合には、十分な通水性能を確保できず、50mmを越えると排水マット30の製作コストが高くなるので、20〜50mmに設定されている。
排水マット30は、予め内部植栽領域7の平面形状に応じて製作したものを敷設してもよいが、例えば400mm×800mmなどの設定サイズの排水マット30を複数敷設してもよい。また、複数の排水マット30を敷設する場合には、排水マット30を密接配置することも可能であるが、相互に一定間隔あけて排水マット30を敷設し、隣接する排水マット30間を排水通路として活用することも可能である。具体的には、排水通路の施工位置に支持台10を設置し、排水マット30の側縁を支持台10のフランジ部10c上に載置した状態で排水マット30を施工し、支持台10内部に排水通路を形成することができる。また、この場合には、排水通路の端部を内部植栽領域7の外縁に沿って配置される支持台10の内部空間に連通させると、排水性能を一層向上できるので好ましい。
客土31としては、周知慣用のものを利用でき、軽量土32と培養土33を用い、培養土が排水マット30に侵入しないように、排水マット30上に軽量土32を所定厚さ配置させた後、植栽34をセットして培養土33を盛土することになる。
外部植栽部5は、図2に示すように、支持台10の外側に沿って遮根シート6上に敷設した、前記排水マット30と同様の構成の排水マット40と、専用軽量土や専用マットに芝生等の任意の植物を植えた植栽層41とから構成されている。外部植栽部5は、支持台10の側面が外部に露出することによる緑化設備1の外観低下を防止するためのもので、人目につかない部分に関しては省略できる。また、外部植栽部5に代えて、排水性を十分に確保するためにパンチング孔などを形成した化粧パネルなどからなるカバー部材を支持台10の外側に沿って設けたり、砂利等を支持台10の外側に沿って敷設して支持台10の側面が外部に露出しないように構成したりするなど、外部植栽部5以外の構成を支持台10の外側に沿って設けることも可能である。また、建築物を新設する場合には、図10示す緑化設備1Aのように、人工地盤2に対する緑化設備1Aの施工面を他の部分よりも一段低く設定し、段差部45から一定間隔あけて人工地盤用壁体3を施工し、人工地盤用壁体3と段差部45間に排水マット40を敷設して、その上に砂利46を敷設することで、支持台10が外部に露出することを防止する帯状の装飾帯47を人工地盤用壁体3に沿って形成してもよい。
この緑化設備1においては、人工地盤用壁体3の支持台10と内外の植栽部の排水マット30、40により、緑化設備1の下方においても人工地盤2の上面に沿った水の流れが許容されるので、緑化設備1を設置しつつ人工地盤2の排水性を良好に維持できる。また、支持台10上に壁本体13を施工して人工地盤用壁体3を構成するので、ブロック等を用いて人工地盤2に対して直接的に壁体を施工する場合と同様に、支持台10の上面に載せるモルタル21により人工地盤用壁体3の高さを略全長にわたって同高に設定できるとともに、施工現場において壁構成材12や支持台10を加工して、任意な平面形状の緑化設備1を施工できる。しかも、支持台10は、人工地盤2上に単に設置しているだけであり、ボルト等を用いて人工地盤2に固定する必要がないので、人工地盤2の防水性が破壊されることもない。また、既設の建築物の人工地盤2に対しても人工地盤2側の構成を何ら変更することなく、緑化設備1を施工することができる。更に、支持台10の外側に外部植栽部5を形成しているので、支持台10の脚部10bやフランジ部10cが外部に露出することによる外観低下を防止できる。
尚、本実施例では、緑化設備1を独立な島状に施工する場合について説明したが、建築物の壁の一部を利用して緑化設備を施工することも可能である。また、支持台10は、壁本体13を設置するための土台として用いる以外に、モニュメント等の構造物の支持台として用いることも可能である。
人工地盤用壁体の斜視図 緑化設備の縦断面図 支持台の斜視図 (a)〜(e)は基本サイズの各種支持台の平面図 緑化設備の外縁が外側へ突出する場合における支持台の設置状態を示す平面図 緑化設備の外縁が内側へ突出する場合における支持台の設置状態を示す平面図 緑化設備の外縁の角部における支持台の設置状態を示す平面図 角部に用いる支持台の斜視図 人工地盤に対する支持台の設置状態を示す平面図 他の構成の緑化設備の縦断面図
符号の説明
1 緑化設備 2 人工地盤
3 人工地盤用壁体 4 内部植栽部
5 外部植栽部 6 遮根シート
7 内部植栽領域
10 支持台 10a 載置部
10b 脚部 10c フランジ部
10d フランジ部
10A 支持台 10B 支持台
10C 支持台 10D 支持台
10E 支持台
11 カバー部材 12 壁構成材
12a 貫通孔 13 壁本体
14 排水孔 15 ビス
17 補強部材 18 開口
19 取付孔 20 網状部材
21 モルタル 22 縦筋
22a 螺子部 23 ナット部材
24 横筋 25 固定孔
26 ビス 27 座金
30 排水マット 31 客土
32 軽量土 33 培養土
34 植栽
40 排水マット 41 植栽層
1A 緑化設備 45 段差部
46 砂利 47 装飾帯

Claims (12)

  1. 上面に排水勾配を形成した人工地盤に対して施工される人工地盤用壁体であって、
    前記人工地盤の上面に沿った水の流れを許容する支持台と、
    前記支持台上に施工した壁本体と、
    を備え、前記支持台として、平坦な載置部と載置部の両側から下方へ延びる脚部とを有し、両脚部の少なくとも下端部に複数の排水孔を形成し、載置部を上側にして壁体の施工位置に沿って人工地盤の上面に連設した複数の支持台を用いた、
    ことを特徴とする人工地盤用壁体。
  2. 前記支持台の両脚部の下端に人工地盤の上面に沿って外方へ延びるフランジ部を形成した請求項1記載の人工地盤用壁体。
  3. 前記支持台に両脚部の開脚を防止する補強部材を設けた請求項1又は2記載の人工地盤用壁体。
  4. 隣接する支持台の突き合わせ部分を覆うカバー部材を設け、このカバー部材により隣接する支持台を結合した請求項1〜のいずれか1項記載の人工地盤用壁体。
  5. 前記壁本体が支持台上に積み重ねられた壁構成材からなる請求項1〜のいずれか1項記載の人工地盤用壁体。
  6. 前記支持台の連設方向に対する、支持台の長さと壁構成材の長さを同じ長さに設定した請求項記載の人工地盤用壁体。
  7. 前記壁構成材がブロック、煉瓦、棒状体の1種または2種以上からなる請求項又は記載の人工地盤用壁体。
  8. 前記支持台の載置部上に金網を固定し、金網上にモルタルを用いて壁構成材を施工した請求項のいずれか1項記載の人工地盤用壁体。
  9. 前記人工地盤が屋根スラブである請求項1〜のいずれか1項記載の人工地盤用壁体。
  10. 前記人工地盤上に植栽領域を区画するように請求項1〜のいずれか1項記載の人工地盤用壁体を設置し、前記植栽領域内に排水マットを敷設し、その上に客土を盛ったことを特徴とする緑化設備。
  11. 前記植栽領域の外縁に沿って段差部を形成し、植栽領域をそれ以外の領域よりも一段低い位置に配置させ、段差部と支持台間に隙間が形成されるように人工地盤用壁体を施工して、該隙間に支持台の外側面を覆う、透水性を有する装飾帯を設けた請求項10記載の緑化設備。
  12. 前記人工地盤上に請求項1〜のいずれか1項記載の人工地盤用壁体を設置し、前記人工地盤用壁体の内側の人工地盤上に、排水マットを敷設して、その上に客土を盛ることで内部植栽部を形成し、前記人工地盤用壁体の外側の人工地盤上に、排水マットを敷設して、その上に植栽を施すことで外部植栽部を形成した緑化設備。
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