JP4474529B2 - 作業状況記録装置、その記録方法及び記録プログラム - Google Patents

作業状況記録装置、その記録方法及び記録プログラム Download PDF

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本発明は、作業者に装着した小型カメラ及び加速度センサからの情報を用い、作業状況を自動的に記録することができる作業状況記録装置、その記録方法及び記録プログラムに関する。
石油精製プラント等の正常な運転には、フィールドオペレータの巡視点検作業が重要な役割を果たしている。熟練オペレータは、石油精製プラント機器の運転状況だけでなく、気象条件、臭い、音などの装置以外の要素も総合的に関連付けて異常の予兆の発見を行っており、このような作業マニュアルには表われないノウハウが重要である。
しかし、こうしたノウハウは長年の経験によるものであり、経験の浅い作業者は持ち得ないものであり、そのノウハウを習得するには長い年月がかかる。従って、保守・点検作業のノウハウの蓄積及び伝承が要望されている。
多くの場合、保守・点検作業ノウハウの蓄積のために、作業者の作業内容を記録するために、実際の熟練者の保守・点検作業に観察者が同行し、作業内容を記述によって記録することや、作業をビデオカメラで撮像して映像として記録し、同時に随伴する人がポイントを記録することなどが行われている。
また、下記特許文献1には、保守作業において作業者が使用するカメラや位置姿勢センサなどを用いて作業や設備の記録を行うフィールド情報取得呈示装置が開示されている。
特開2000−353179号公報
しかし、上記したように保守・点検作業を記録したビデオ映像からノウハウを抽出するには、記録したビデオ映像を再び目視で確認することが必要であり、また、記録されたポイントと対応させて検証したり、適宜熟練者から聞き取り調査を行うことなどが必要であり、長時間を要する問題がある。
また、作業記録のためには第三者が必要であり、余分な人員を必要とすることから常時記録は困難であった。
また、従来方法で記録された作業記録から、作業時姿勢や注視時間あるいは作業内容で記録情報を検索するためには、人手による作業記録を改めて解析し、検索項目に対応する情報を記録情報に付加する必要があった.
本発明の目的は、上記の課題を解決すべく、カメラからの映像情報を用いて作業者が見ている方向の変化を自動検知し、身体加速度情報から作業中の姿勢を自動検知することを可能にし、それらの情報を統合して、作業概要を作業行為の時系列情報として自動記録することができる作業状況記録装置、その記録方法及び記録プログラムを提供することにある。
本発明の目的は、以下の手段によって達成される。
即ち、本発明に係る作業状況記録装置は、身体に装着される撮像手段と、該撮像手段か
ら出力される映像信号を画像フレームデータとして採取する第1データ採取手段と、処理手段とを備え、前記処理手段が、第1の期間において、連続して採取された2つの前記画像フレームデータの相関ピーク値及び相関ピーク位置を計算し、前記第1期間における前記相関ピーク値及び前記相関ピーク位置に応じて、注視状態を判定し、前記注視状態が維持されている視方向停留時間を求め、前記注視状態に対応する注視度及び前記視方向停留時間を記録することを特徴としている。
また、上記作業状況記録装置において、前記処理部が、前記注視状態が維持されている期間に対応する前記相関ピーク値の最大値を求め、該最大値に対応する画像フレームデータを決定し、注視状態が維持されている期間の作業内容を代表する画像情報として該画像フレームデータ、若しくは該画像フレームデータを特定する情報を記録することができる。
また、上記作業状況記録装置において、前記身体に装着される3軸加速度センサと、該3軸加速度センサから出力される加速度ベクトルデータを所定のサンプリング間隔で採取する第2データ採取手段とをさらに備え、前記処理手段が、連続して採取された所定数の前記加速度ベクトルデータに関して、各々の加速度ベクトルの絶対値、これら絶対値の平均値、及び標準偏差を計算し、前記標準偏差、前記絶対値が前記平均値を超える回数、及び前記絶対値が前記平均値を超えている時間の総和に応じて、前記身体の姿勢を判定し、前記身体の姿勢を表す姿勢指標を記録することがきる。
また、上記作業状況記録装置において、前記処理手段が、前記所定数の前記加速度ベクトルデータの平均加速度ベクトルを計算し、重力加速度方向に対する前記平均加速度ベクトルの角度を計算し、該角度を身体の傾斜角度として、前記姿勢指標を決定することができる。
また、上記作業状況記録装置において、前記注視度及び前記姿勢指標に応じて、作業状況を表す作業行為を決定し、該作業行為を表す情報を、時刻情報と対応させて記録することができる。
また、本発明に係る作業状況記録方法は、身体に装着される撮像手段から出力される映像信号を画像フレームデータとして採取する第1ステップと、第1の期間において、連続して採取された2つの前記画像フレームデータの相関ピーク値及び相関ピーク位置を計算する第2ステップと、前記第1期間における前記相関ピーク値及び前記相関ピーク位置に応じて、注視状態を判定する第3ステップと、前記注視状態が維持されている視方向停留時間を求める第4ステップと、前記注視状態に対応する注視度及び前記視方向停留時間を記録する第5ステップとを含むことを特徴としている。
また、上記の作業状況記録方法において、前記注視状態が維持されている期間に対応する前記相関ピーク値の最大値を求める第6ステップと、該最大値に対応する画像フレームデータを決定し、注視状態が維持されている期間を代表する画像情報として該画像フレームデータ、若しくは該画像フレームデータを特定する情報を記録する第7ステップとをさらに含むことができる。
また、上記の作業状況記録方法において、前記身体に装着される3軸加速度センサから出力される加速度ベクトルデータを所定のサンプリング間隔で採取する第8ステップと、連続して採取された所定数の前記加速度ベクトルデータに関して、各々の加速度ベクトルの絶対値、これら絶対値の平均値、及び標準偏差を計算する第9ステップと、前記標準偏差、前記絶対値が前記平均値を超える回数、及び前記絶対値が前記平均値を超えている時間の総和に応じて、前記身体の姿勢を判定し、該姿勢を表す姿勢指標を記録する第10ス
テップとをさらに含むことができる。
また、上記の作業状況記録方法において、前記所定数の前記加速度ベクトルデータの平均加速度ベクトルを計算する第11ステップと、重力加速度方向に対する前記平均加速度ベクトルの角度を計算し、該角度を身体の傾斜角度として、前記姿勢指標を決定する第12ステップとを含むことができる。
また、上記の作業状況記録方法において、前記注視度及び前記姿勢指標に応じて、作業状況を表す作業行為を決定し、該作業行為を表す情報を、時刻情報と対応させて記録する第13ステップをさらに含むことができる。
また、本発明に係る作業状況記録プログラムは、身体に装着される撮像手段と、第1データ採取手段と、処理手段とを備える作業状況記録装置に、前記第1データ採取手段を用いて、前記撮像手段から出力される映像信号を画像フレームデータとして採取する第1機能と、第1の期間において、連続して採取された2つの前記画像フレームデータの相関ピーク値及び相関ピーク位置を計算する第2機能と、前記第1期間における前記相関ピーク値及び前記相関ピーク位置に応じて、注視状態を判定する第3機能と、前記注視状態が維持されている視方向停留時間を求める第4機能と、前記注視状態に対応する注視度及び前記視方向停留時間を記録する第5機能と実現させることを特徴としている。
また、上記の作業状況記録プログラムにおいて、前記作業状況記録装置に、前記注視状態が維持されている期間に対応する前記相関ピーク値の最大値を求める第6機能と、該最大値に対応する画像フレームデータを決定し、注視状態が維持されている期間を代表する画像情報として該画像フレームデータ、若しくは該画像フレームデータを特定する情報を記録する第7機能とをさらに実現させることができる。
また、上記の作業状況記録プログラムにおいて、前記身体に装着される3軸加速度センサと、第2データ採取手段とをさらに備える前記作業状況記録装置に、前記第2データ採取手段を用いて、前記3軸加速度センサから出力される加速度ベクトルデータを所定のサンプリング間隔で採取する第8機能と、連続して採取された所定数の前記加速度ベクトルデータに関して、各々の加速度ベクトルの絶対値、これら絶対値の平均値、及び標準偏差を計算する第9機能と、前記標準偏差、前記絶対値が前記平均値を超える回数、及び前記絶対値が前記平均値を超えている時間の総和に応じて、前記身体の姿勢を判定し、該姿勢を表す姿勢指標を記録する第10機能とをさらに実現させることができる。
また、上記の作業状況記録プログラムにおいて、前記作業状況記録装置に、前記所定数の前記加速度ベクトルデータの平均加速度ベクトルを計算する第11機能と、重力加速度方向に対する前記平均加速度ベクトルの角度を計算し、該角度を身体の傾斜角度として、前記姿勢指標を決定する第12機能とをさらに実現させることができる。
また、上記の作業状況記録プログラムにおいて、前記作業状況記録装置に、前記注視度及び前記姿勢指標に応じて、作業状況を表す作業行為を決定し、該作業行為を表す情報を、時刻情報と対応させて記録する第13機能さらに実現させるこができる。
本発明によれば、カメラから採取される映像データから、作業者が見ている方向の変化(視線方向停留情報)を自動的に検出することができ、注視している期間の代表画像を自動的に決定することができる。
また、加速度センサから採取される身体加速度データから、作業者の姿勢情報を自動的
に検出することができる。
さらに、それらの情報(視線方向停留情報及び姿勢情報)を組み合わせることによって、作業概要を表す作業行為を時系列に自動蓄積することが可能となる。
また、従来は人手によらなければならなかった作業記録解析を自動化することができ、自動蓄積された作業情報を、作業行為、作業者の身体姿勢、作業者の注視時間などの情報として、検索することが可能になる。
以下、本発明に係る実施の形態を、添付した図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の実施の形態に係る作業状況記録装置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る作業状況記録装置は、人体に装着される撮像部1と、撮像部1のアナログ出力信号を所定の時間間隔でサンプリングし、ディジタル映像信号として出力する第1データ採取部2と、人体に装着される3軸加速度センサ(以下、加速度センサと
記す)6と、加速度センサ6のアナログ出力信号を所定の時間間隔でサンプリングし、A
/D変換してディジタル信号として出力する第2データ採取部7と、第1データ採取部2及び第2データ採取部7からのディジタル信号を記録する記録部3と、メモリ部4と、これら各部を制御する処理部5とを備えている。
撮像部1は、例えば小型のCCDカメラなどであり、ヘルメットに取り付けられており、そのヘルメットをかぶった人の視線方向の映像を撮像する。第1データ採取部2は、処理部5の制御を受けて、撮像部1から出力される映像信号を所定のサンプリング間隔で採取し、ディジタルデータ(フレーム単位の画像データ)として採取した順に出力する。このディジタルデータは、時系列に記録部3に記録される。
一方、加速度センサ6は、例えば人体の腰部に取り付けられ、外力を受けた場合、予め加速度センサ6に設定された直交する3軸(X軸、Y軸、Z軸)の各方向の加速度に応じた3つのアナログ信号を出力する。第2データ採取部7は、処理部5の制御を受けて、加速度センサ6から出力される3つのアナログ信号を所定のサンプリング間隔Δtで採取し、ディジタル加速度データとして採取した順に出力する。これらのディジタル加速度データは、時系列のベクトルデータとして記録部3に記録される。
処理部5は、各部の制御に加えて、記録部3に記録された画像データ及び加速度データを対象とし、メモリ部4をワーク領域として使用して後述する作業状況に関する情報の検出処理などを実行する。
身体への取り付けに関しては、例えば、撮像部1及び第1データ採取部2が第1ユニットに組み込まれ、加速度センサ6及び第2データ採取部7が第2ユニットに組み込まれ、記録部3、メモリ部4、及び処理部5が第3ユニットに組み込まれ、少なくとも第1及び第2ユニットを身体に装着すればよい。この場合、第1及び第2データ採取部によって採取されたデータは、通信手段(有線又は無線)を更に備えて第3ユニットの記録部3に伝送されるようにすればよい。
以下、本実施の形態に係る作業状況記録装置の機能を具体的に説明する。
(視方向の停留検出機能)
ヘルメットなどに装着した撮像部1からの映像情報は、作業者が見ている方向の映像を強く反映していると考えられることから、ヘルメットに装着した撮像部1によって撮像される映像のブレ(映像の動きの量)を解析することにより、作業者の視方向の停留状況を自
動的に検出することができる。この機能に関して以下に説明する。
図2は、本実施の形態に係る作業状況記録装置による視方向の停留検出機能を示すフローチャートである。ここで、ヘルメットに取り付けられた撮像部1によって撮像された映像データ(輝度映像)が、時系列のフレームデータとして予め記録部3に記録されていることとし、その映像データを処理対象とする。以下において、特に断らない限り処理部5が行う処理として説明する。また、各ステップでの処理において、処理部5は、適宜記録部3からメモリ部4に映像データを読み出し、メモリ部4の所定領域をワーク領域として使用して計算を行い、その結果を適宜記録部3に記録することとする。
ステップS1において、初期設定を行う。処理対象とするフレーム数を指定するための評価時間幅T1、シフト時間幅ΔT(ΔT≦T1)、判定ステップで使用する第1相関しきい値H1、第2相関しきい値H2、第1移動許容値D1、第2移動許容値D2を設定する。一例として、T1=2(秒)、ΔT1=1(秒)、H1=0.2、H2=0.6、D1=10、D2=18と設定するとして、以下説明する。
また、繰り返しカウタkに“0”を、全ての注視度U(i)(iは0以上の整数値)に“0”を設定する。後述するように、時系列の画像フレームデータF(k)に対して、時間軸に沿ってシフト時間幅ΔT1だけシフトしながら1回の注視度評価を行う処理対象画像フレ
ームデータの先頭を決定するので、シフトする回数だけ注視度U(i)を設ける。
ステップS2において、隣接する2つの画像フレームデータF(k)及びF(k+1)を記録部3から読み出し、2つのフレームデータの正規化相関値を計算し、相関ピーク値P(
k)及びピーク位置R(k)=(R(k)、R(k))を求め、記録部3に記録する。ここで
、kは時系列のフレーム番号に対応し、R(k)及びR(k)はそれぞれ、画像の中心を原点とした水平座標及び垂直座標を、画素数で表した値である。
図3の上段には、時刻t及びt+Δtにおける2つのフレームデータから、2次元の相関値(相関パターン)が得られることを示している。フレーム相関値は、2枚のフレーム画像の類似度を示しており、類似度が高い時に大きな値を示す。ここでは、映像の明るさによる相関値の変化の影響を抑えるために、フレーム相関値の計算には、各フレーム画像の明るさを正規化した後に相関計算(正規化相関)を行う。正規化相関値の計算方法は、画像処理分野で周知であるので詳細説明を省略する。
フレーム相関のピーク位置の中心からのズレ量(R(k)、R(k))は、2つのフレーム間の画像移動量を表す。従って、フレーム間の相関値を計算することにより、2つのフレーム画像の類似度と移動量とを評価することができる。従って、フレーム相関値及び相関ピークの移動量から、視方向が停留している時間、即ち注視している時間を求めることができる。
ステップS3において、処理対象のフレームデータが残っているか否を判断し、残っていないと判断するまで、ステップS4でカウンタkを1増加した後ステップS2の戻る。
以上によって、フレームデータに対応する相関ピーク値P(k)及びピーク位置R(k)=(R(k)、R(k))を求めることができる。一例を、図3の下段に、相関値(P(k))、水平移動量(R(k))、垂直移動量(R(k))として示す。図3の横方向が時間軸である。相関値(P(k))は0以上の値であるが、水平移動量(R(k))、垂直移動量(R(k))は、負の値を取り得る。
ステップS5において、カウンタkとjを“0”にリセットした後、ステップS6にお
いて、記録部3に記録されているステップS2で求めた相関ピーク値P(k)及びピーク位置R(k)を、所定数N1だけ(P(k)〜P(k+N1−1)、R(k)〜R(k+N1−1))読み
出す。読み出すデータ数N1は、1秒間のフレーム数をNfとして評価時間幅T1から、N1=T1・Nfで計算される。例えば、T1=2(秒)、Nf=8(秒−1)であれば、N1=16
となる。
ステップS7において、ステップS6で読み出した全ての相関ピーク値P(k)〜P(k
+N1−1)の平均値Pav(k)が、第1相関しきい値H1=0.2以上であるか否かを判
断する。第1相関しきい値H1=0.2以上でないと判断した場合、ステップS8に移行
して、カウンタkにΔN1を加算し、ステップS6に戻り、次の処理対象とする相関ピー
ク値P(k)及びピーク位置R(k)を所定数N1だけ読み出す。ここで、ΔN1=N・ΔT1である。第1相関しきい値H1=0.2以上であると判断した場合、ステップS9に移行する。
ステップS9において、次の条件で注視度U(j)を決定し、記録部3に記録する。即ち、k〜k+N1−1の範囲に対して、相関ピーク値の平均値Pav(k)、ピーク位置の平均
値Rav(k)とRav(k)が、
av(k)≧H2、Rav(k)x≦D2、及びRav(k)y≦D2の場合、U(j)=3とし、
1≦Pav(k)<H2、Rav(k)x≦D1、及びRav(k)y≦D1の場合、U(j)=2とし、
1≦Pav(k)<H2、Rav(k)x≦D2、及びRav(k)y≦D2の場合、U(j)=1とする。カウンタjの値は、j=k/ΔNである。ここで、例えばH1=0.2、H2=0
.6、D1=10、D2=18であり、U(j)=3、2、1はそれぞれ、「注視強」、「注視中」、「注視弱」を表す。決定されたU(j)は、フレーム番号がk+N1−1に対応す
る時刻の注視度であり、k+N1−1からk+N1+ΔN1−2までの区間の注視度とする
。ここでU(j)が設定されなかった場合、初期設定された“0”が設定されたままであり、この状態を、例えば「その他」とする。
注視度U(j)は、視方向が止まっている時間(注視している時間)の程度を表す値である。上記の判定条件は、視方向の停留時間が、評価時間幅内T1における全てのフレーム
に関するフレーム間相関値が相関しきい値よりも大きく、相関ピークの移動量が移動許容範囲内に収まっている時と考え、停留時間をランク付けするものである。
ステップS10において、処理すべき相関ピーク値P(k)及びピーク位置R(k)のデータが残っているか否を判断し、残っていないと判断するまで、ステップS6〜S9を繰り返す。以上で、注視度U(j)が決定される。
ステップS11において、カウンタjを“0”にリセットする。
ステップS12において、記録部3に記録された注視度U(j)を読み出し、それが“0”(「その他」の状態)であるか否かを判断する。“0”であると判断した場合、ステップS14に移行する。“0”でない(注視している状態)と判断した場合、ステップS13に移行する。
ステップS13において、“0”でないU(j)が連続する区間の相関ピーク値を記録部3から読み出し、それらの中の最大値P(kmax)を求め、それに対応するフレーム番号kmaxを決定し、記録部3に記録する。記録されたフレーム番号kmaxを用いて、後述するよ
うに、その区間の代表画像とする画像フレームデータを読み出すことができる。ここで、フレーム番号kmaxを記録する代わりに、代表画像とする画像フレームデータを記録して
もよい。
ステップS14において、処理すべき注視度U(k)が残っているか否かを判断し、残っていると判断した場合、ステップS15に移行してカウンタjを1増加させた後、ステップS12〜S13の処理を繰り返す。
以上によって、一連のフレームデータの中から特定のフレームを指定するためのフレーム番号kmaxが決定される。
一例として、実際の測定データに、T1=2(秒)、ΔT=1(秒)、H1=0.2、H2
=0.6、D1=10(画素)、D2=18(画素)の条件で、図2に示した一連の処理を適用した結果を図4及び図5に示す。撮像されたフレーム画像は、320×240画素である。また、相関ピークの先鋭化を図るために、前処理として各々のフレーム画像に対して高周波強調処理を行った。
図4には、横軸を時間として、相関値、水平移動量、垂直移動量、及びこれらから判定した視方向の注視度をランク付けした結果を示している。注視度のランクは棒グラフの高さで表し、連続する棒グラフ全体の幅が停留時間になる。
図5は、図4の判定結果に関して、決定された相関ピーク値の最大値P(kmax)に対応
するフレーム番号kmaxを決定し、それらの画像(代表画像)を時間順に並べたものであ
る。図5の番号(1)〜(12)は、図4の(1)〜(12)に対応する。各フレーム画像の下には、フレーム番号に対応する時刻情報(時:分:秒)と視方向の停留時間(秒)を示している。図5に示した多くの代表画像は、作業の経過を良く説明している。
以上のように、撮像部1の映像から注視度を求め、これを用いて代表画像と注視作業時間(停留時間)を自動抽出し、記録することにより、作業の変遷を自動蓄積できる。
(作業姿勢検出機能)
図6は、本実施の形態に係る作業状況記録装置による作業姿勢検出機能を示すフローチャートである。ここでは、人体の腰部に取り付けられた3軸加速度センサ6からの加速度データが、第2データ採取部7によって所定のサンプリング間隔Δtで所定の期間採取され、時系列にベクトルデータとして予め記録部3に記録されていることとし、その加速度データを処理対象とする。図7に、記録された加速度データの一例を示す。図7において、縦軸は加速度データの1軸方向成分、横軸は時間である。
ステップS21において、初期設定を行う。評価時間幅T2、シフト時間幅ΔT2(ΔT2≦T2)、サンプリング間隔Δt、後述する判定ステップで使用する標準偏差σの上限値σmax及び下限値σmin、回数パラメータの上限値nmax及び下限値nmin、時間パラメータの上限値tmax及び下限値tminに所定の値を設定する。また、繰り返し用カウンタjに“0”を、全ての姿勢指標V(i)(iは0以上の整数値)に“0”を設定する。後述するように、時系列の全加速度データの中から、時間軸に沿ってシフト時間幅ΔT2だけシフトしな
がら1回の処理対処とする加速度データを決定するので、シフトする回数だけ姿勢指標V(j)を設ける。
ステップS22において、時系列に記録された加速度ベクトルデータの先頭から、評価時間幅T2の間の加速度ベクトル(gx(i)、gy(i)、gz(i))(i=k〜k+N2−1)を
読み出し、各々の加速度ベクトルの大きさ|g(i)|=(gx(i)+gy(i)+gz(i))1/2を計算し、それらの平均値gav及び標準偏差σを計算する。評価時間幅T2毎の加速度データ数N2は、N2=T2/Δtで計算される。
ステップS23において、ステップS22で計算した標準偏差σが、σ<σmin を満
たすか否かを判断する。満足すると判断した場合、ステップS24に移行して姿勢指標V(j)に“1”をセットし、ステップS25に移行してカウンタkをΔN2だけ増加させた
後、ステップS22に戻る。満足しないと判断した場合、ステップS26に移行する。ここで、カウンタkをΔN2だけ増大させることは、時間軸に沿ってシフト時間幅ΔT2だけシフトして次に処理対処とする加速度データの先頭を決定することであり、ΔN2=ΔT2/Δtである。従って、ΔN2≦N2である。
ステップS26において、ステップS22で計算した標準偏差σが、σ>σmax を満
たすか否かを判断する。満足すると判断した場合、ステップS27に移行して姿勢指標V(j)に“6”をセットした後、ステップS25に移行する。満足しないと判断した場合、ステップS28に移行する。カウンタjは、j=k/ΔN2の関係にある。
ステップ28において、ステップS22で求めた加速度ベクトルの大きさ|g(i)|が平均値gavを超える回数n、及び|g(i)|>gavである時間の合計時間t1を計算する
ステップS29において、ステップS28で求めた回数n及び合計時間t1が、
min<n<nmax (式1)
min<t1<tmax (式2)
を満たすか否かを判断する。式1及び式2の関係を満たすと判断した場合、ステップS30に移行し、姿勢指標V(j)に“2”をセットした後、ステップS25に以降する。少なくとも式1及び式2の何れか一方が満たされないと判断した場合、ステップS31に移行する。
ステップS31において、その区間内の加速度ベクトル(gx(i)、gy(i)、gz(i))(i=k〜k+N2−1)の平均ベクトルを計算し、重力加速度方向を基準として、この計算した平均ベクトルとの成す角度θを計算し、角度θに応じて姿勢指標V(j)を設定する。具体的には、例えば、20(度)≦θ<36(度)の場合、V(j)=3、36(度)≦θ<55(度)の場合、V(j)=4、θ≧55(度)の場合、V(j)=4と設定する。ここで設定された姿勢指標V(j)は、区間(k+N2−1〜k+N2+ΔN2−2)に対して適
用される。
ステップS32において、処理対象の加速度データがN2以上残っているか否を判断し
、残っていないと判断するまで、ステップS25に戻った後、ステップS22〜S31の処理を繰り返す。
以上の処理によって、区間(k+N2−1〜k+N2+ΔN2−2)毎に、即ちΔT2毎に、姿勢指標V(j)、即ち身体状態を示す情報が決定される。
一例として、評価時間幅T2=3(秒)、シフト時間幅ΔT2=1(秒)とし、評価時間幅T2内の加速度ベクトルの平均振幅をgavとしてσmin=0.2gav、σmax=0.9gav
min=0.2T2/Δt、nmax=0.8T2/Δt、tmin=0.2T2、tmax=0.8
2の条件で、実測した加速度ベクトルに図6に示した一連の処理を適用した結果を、図
8に示す。図8の中段に示したX、Y、Zの身体加速度は、サンプリング間隔Δt=0.05(秒)(20Hz)で採取したデータ(3軸の各成分)を示しており、その下方に姿勢判定の結果を示している。
黒い棒グラフで示した姿勢判定結果は、姿勢指標V(j)が0、1、2、3、4、5、6の場合をそれぞれ、「その他」、「静止」、「歩行」、「傾斜小」、「傾斜中」、「傾斜
大」、「衝撃」と記している。図8の身体加速度の上方には、作業者に同行した観察者による、作業状況を説明するコメントを示している。コメントと姿勢判定結果とを比較すると、作業内容に対応した姿勢検出が良好に行われていることが分かる。
(作業状況記録機能)
次に、作業者の注視度及び姿勢の検出結果を用いて、各時刻における作業行為を推定し、それを作業状況を表す情報として記録する機能に関して説明する。作業行為の推定は、上記した注視度U(j)によって表される作業者の4段階の視方向の停留状態(注視強、注視中、注視弱、停留なし(その他))と、同じ時刻における上記した姿勢指標V(j)によって表される作業者の7種類の姿勢情報(静止、歩行、傾斜小、傾斜中、傾斜大、衝撃的姿勢変化、その他)とを組み合わせて、決定する。
図9は、本実施の形態に係る作業状況記録装置による作業状況記録機能を示すフローチャートである。ここで、映像データおよび加速度データは同じ期間採取され、図2、図6に示した処理が実行され、同じ数の注視度U(j)および姿勢指標V(j)が記録部3に記録されていることとする。
ステップS41において、カウンタjに“0”を設定する。j=0は、例えば、処理対象のデータ(映像データ及び加速度データ)の採取の開始時刻に対応する。
ステップS42において、記録部3から注視度U(j)および姿勢指標V(j)を読み出す。
ステップS43において、ステップS42で読み出した注視度U(j)および姿勢指標V(j)の組み合わせに応じて、作業行為を表すパラメータW(j)を決定し、カウンタjの値と対応させて記録部3に記録する。例えば、6種類の作業行為(「移動」、「目視点検」、「注視点検・触診」、「屈み込み」、「覗き込み」、「その他」)を判別する場合、次の判定条件に応じて作業行為を判定すればよい。
(1)姿勢情報が「歩行(V(j)=2)」状態であり且つ視方向停留状態が「停留なし(U(j)=0)」の場合、「移動(W(j)=1)」と判定
(2)姿勢情報が「静止(V(j)=1)」状態の場合、または、姿勢情報が「歩行(V(
j)=2)」であり且つ視方向停留状態が「注視弱(U(j)=1)」の場合、「目視点検
(W(j)=2)」と判定
(3)姿勢情報が「静止(V(j)=1)」状態であり且つ視方向停留状態が「注視弱(U(j)=1)」、「注視中(U(j)=2)」及び「注視強(U(j)=3)」の何れかである場合、または姿勢情報が「歩行(V(j)=1)」状態であり且つ視方向停留状態が「注視中(U(j)=2)」及び「注視強(U(j)=3)」の何れかである場合、「注視点検・触診(W(j)=3)」と判定
(4)姿勢情報が「傾斜小(V(j)=3)」、「傾斜中(V(j)=4)」及び「傾斜大(V(j)=5)」の何れかの状態であり且つ視方向停留状態が「停留なし(U(j)=0)」及び「注視弱(U(j)=1)」の何れかの場合、「屈み込み(W(j)=4)」と判定
(5)姿勢情報が「傾斜小(V(j)=3)」、「傾斜中(V(j)=4)」及び「傾斜大(V(j)=5)」の何れかであり且つ視方向停留状態が「注視弱(U(j)=1)」、「注視中(U(j)=2)」及び「注視強(U(j)=3)」の何れかである場合、「覗き込み(W(j)=5)」と判定
(6)その他の状態を「その他(W(j)=0)」と判定
ステップS44において、処理対象のデータが残っているか否かを判断し、処理対象のデータがあると判断した場合、ステップS45に移行してカウンタjを1増加させて、処理対象のデータがなくなるまで、ステップS42〜43の処理を繰り返す。
以上の結果、作業行為を表すパラメータW(j)を決定することができる。従って、パラメータW(j)の値(例えば、0〜5)と、それらに対応する作業行為を表す文字情報などを対応させてテーブルとして記録しておけば、パラメータW(j)が決まれば、そのテーブルを参照することで、作業行為を文字情報などで表示することが可能となる。
一例として、図4に示した視方向の停留検出結果及び図8に示した作業姿勢検出結果に対して、上記した(1)〜(6)の判定条件を適用した結果を図10に示す。図10は、図4及び図8のうち、時刻が15:37:20〜15:39:31の間に関する結果である。このように、作業者が身に付けた撮像部1と3軸加速度センサ6のみを用いて、作業内容を作業行為の時系列情報として自動的に記録することができる。
上記の視方向の停留検出機能において、ある時刻tの注視度U(j)を判定するために、評価時間幅T1だけ過去(t−T1〜t)のデータを使用する場合を説明したが、これに限定されず、時刻tを挟んだ評価時間幅T1(t−T1+τ〜t+τ)のデータを使用してもよい。ここで、τ<T1である。評価時点で前後同じ評価時間で判定するには、τ=T1/2とすればよい。
また、上記の作業姿勢検出機能における姿勢指標V(j)の判定に関しても同様に、時刻tを挟んだ評価時間幅T2(t−T2+τ〜t+τ)のデータを使用してもよい。ここで、τ<T2である。評価時点で前後同じ評価時間で判定するには、τ=T2/2とすればよい。
また、上記した視方向の停留検出機能、作業姿勢検出機能、及び作業状況記録機能では、予め記録部に記録されている映像データ及び加速度データを処理する場合を説明したが、データの採取と並行してリアルタイムに処理を行ってもよい。その場合、例えば、視方向の停留検出機能を示す図2のステップS2の処理を、所定数の映像フレームデータを採取する処理とし、作業姿勢検出機能を示す図6のステップS22の処理を、所定数の加速度データを採取する処理とすればよい。尚、上記したように、ある時刻tにおける注視度U(j)又は姿勢指標V(j)の判定に、t−T1+τ〜t+τの範囲のデータを使用する場
合、t〜t+τの範囲のデータは時刻tにとって未来のデータであるので、処理の遅れを考慮して、あまり大きくないτ(τ<T1)を決定することが望ましい。
また、上記の停留検出機能に関して、ステップS9において、相関ピーク値の平均値Pav(k)、及びピーク位置の平均値Rav(k)、Rav(k)を用いて、注視度U(j)を決定したが、これに限定されない。例えば、k〜k+N1−1の区間内の各々の相関ピー
ク値P(k)及びピーク位置R(k)、R(k)が上記した条件を満たすか否かに応じて、注視度U(j)を決定してもよい。
また、上記で一例として示した、第1及び第2相関しきい値H1、H2、第1及び第2移動許容値D1、D2、標準偏差の下限値及び上限値σmin、σmax、回数の下限値及び上限値nmin、nmax、時間パラメータの下限値及び上限値tmin、tmaxなどの値は、上記の値に限定されず、適宜設定することができる。
また、上記では注視度を3ランクに、姿勢状態を7種類に、傾斜状態を3ランクに、さらに作業行為を6種類に分類する場合を説明したが、これらに限定されず、これらより多く分類することも、少なく分類することもできる。
例えば、注視度を1ランクとし、相関ピーク値が0.2以上であり且つ移動許容量が18画素以内である場合に、注視状態(視方向の停留状態)であると判定してもよい。
また、移動許容量は、水平方向、垂直方向で同じ値としたが、異なる値であってもよく、フレーム画像の中心からの距離((R)2+(R)2)1/2で移動許容量を指定してもよい
本発明の実施の形態に係る作業状況記録装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る作業状況記録装置による視方向の停留情報検出機能を示すフローチャートである。 フレーム相関値の計算を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る作業状況記録装置による視方向の停留情報検出機能を適用した結果の一例を示す図である。 図4に示した停留時間中の代表画像の抽出結果を示す図である。 本身体状態検出装置による歩行状態の検出処理機能を実行した結果の一例を示す図である。 加速度データの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る作業状況記録装置による作業姿勢検出機能を実行した結果の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る作業状況記録装置による作業状況記録機能を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る作業状況記録装置による作業状況記録機能を実行した結果の一例を示す図である。
符号の説明
1 撮像部
2 第1データ採取部
3 記録部
4 メモリ部
5 処理部
6 加速度センサ
7 第2データ採取部

Claims (15)

  1. 身体に装着される撮像手段と、
    該撮像手段から出力される映像信号を画像フレームデータとして採取する第1データ採取手段と、
    処理手段とを備え、
    前記処理手段が、
    第1の期間において、連続して採取された2つの前記画像フレームデータの相関ピーク値及び相関ピーク位置を計算し、
    前記第1期間における前記相関ピーク値及び前記相関ピーク位置に応じて、注視状態を判定し、
    前記注視状態が維持されている視方向停留時間を求め、
    前記注視状態に対応する注視度及び前記視方向停留時間を記録することを特徴とする作業状況記録装置。
  2. 前記処理部が、
    前記注視状態が維持されている期間に対応する前記相関ピーク値の最大値を求め、
    該最大値に対応する画像フレームデータを決定し、
    注視状態が維持されている期間の作業内容を代表する画像情報として該画像フレームデータ、若しくは該画像フレームデータを特定する情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の作業状況記録装置。
  3. 前記身体に装着される3軸加速度センサと、
    該3軸加速度センサから出力される加速度ベクトルデータを所定のサンプリング間隔で採取する第2データ採取手段とをさらに備え、
    前記処理手段が、
    連続して採取された所定数の前記加速度ベクトルデータに関して、各々の加速度ベクトルの絶対値、これら絶対値の平均値、及び標準偏差を計算し、
    前記標準偏差、前記絶対値が前記平均値を超える回数、及び前記絶対値が前記平均値を超えている時間の総和に応じて、前記身体の姿勢を判定し、
    前記身体の姿勢を表す姿勢指標を記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業状況記録装置。
  4. 前記処理手段が、
    前記所定数の前記加速度ベクトルデータの平均加速度ベクトルを計算し、
    重力加速度方向に対する前記平均加速度ベクトルの角度を計算し、
    該角度を身体の傾斜角度として、前記姿勢指標を決定することを特徴とする請求項3に記載の作業状況記録装置。
  5. 前記注視度及び前記姿勢指標に応じて、作業状況を表す作業行為を決定し、
    該作業行為を表す情報を、時刻情報と対応させて記録することを特徴とする請求項4に記載の作業状況記録装置。
  6. 身体に装着される撮像手段から出力される映像信号を画像フレームデータとして採取する第1ステップと、
    第1の期間において、連続して採取された2つの前記画像フレームデータの相関ピーク値及び相関ピーク位置を計算する第2ステップと、
    前記第1期間における前記相関ピーク値及び前記相関ピーク位置に応じて、注視状態を判定する第3ステップと、
    前記注視状態が維持されている視方向停留時間を求める第4ステップと、
    前記注視状態に対応する注視度及び前記視方向停留時間を記録する第5ステップとを含むことを特徴とする作業状況記録方法。
  7. 前記注視状態が維持されている期間に対応する前記相関ピーク値の最大値を求める第6ステップと、
    該最大値に対応する画像フレームデータを決定し、注視状態が維持されている期間を代表する画像情報として該画像フレームデータ、若しくは該画像フレームデータを特定する情報を記録する第7ステップとをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の作業状況記録方法。
  8. 前記身体に装着される3軸加速度センサから出力される加速度ベクトルデータを所定のサンプリング間隔で採取する第8ステップと、
    連続して採取された所定数の前記加速度ベクトルデータに関して、各々の加速度ベクトルの絶対値、これら絶対値の平均値、及び標準偏差を計算する第9ステップと、
    前記標準偏差、前記絶対値が前記平均値を超える回数、及び前記絶対値が前記平均値を超えている時間の総和に応じて、前記身体の姿勢を判定し、該姿勢を表す姿勢指標を記録する第10ステップとをさらに含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の作業状況記録方法。
  9. 前記所定数の前記加速度ベクトルデータの平均加速度ベクトルを計算する第11ステップと、
    重力加速度方向に対する前記平均加速度ベクトルの角度を計算し、該角度を身体の傾斜角度として、前記姿勢指標を決定する第12ステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の作業状況記録方法。
  10. 前記注視度及び前記姿勢指標に応じて、作業状況を表す作業行為を決定し、該作業行為を表す情報を、時刻情報と対応させて記録する第13ステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の作業状況記録方法。
  11. 身体に装着される撮像手段と、第1データ採取手段と、処理手段とを備える作業状況記録装置に、
    前記第1データ採取手段を用いて、前記撮像手段から出力される映像信号を画像フレームデータとして採取する第1機能と、
    第1の期間において、連続して採取された2つの前記画像フレームデータの相関ピーク値及び相関ピーク位置を計算する第2機能と、
    前記第1期間における前記相関ピーク値及び前記相関ピーク位置に応じて、注視状態を判定する第3機能と、
    前記注視状態が維持されている視方向停留時間を求める第4機能と、
    前記注視状態に対応する注視度及び前記視方向停留時間を記録する第5機能と実現させることを特徴とする作業状況記録プログラム。
  12. 前記作業状況記録装置に、
    前記注視状態が維持されている期間に対応する前記相関ピーク値の最大値を求める第6機能と、
    該最大値に対応する画像フレームデータを決定し、注視状態が維持されている期間を代表する画像情報として該画像フレームデータ、若しくは該画像フレームデータを特定する情報を記録する第7機能とをさらに実現させることを特徴とする請求項11に記載の作業状況記録プログラム。
  13. 前記身体に装着される3軸加速度センサと、第2データ採取手段とをさらに備える前記
    作業状況記録装置に、
    前記第2データ採取手段を用いて、前記3軸加速度センサから出力される加速度ベクトルデータを所定のサンプリング間隔で採取する第8機能と、
    連続して採取された所定数の前記加速度ベクトルデータに関して、各々の加速度ベクトルの絶対値、これら絶対値の平均値、及び標準偏差を計算する第9機能と、
    前記標準偏差、前記絶対値が前記平均値を超える回数、及び前記絶対値が前記平均値を超えている時間の総和に応じて、前記身体の姿勢を判定し、該姿勢を表す姿勢指標を記録する第10機能とをさらに実現させることを特徴とする請求項11又は12に記載の作業状況記録プログラム。
  14. 前記作業状況記録装置に、
    前記所定数の前記加速度ベクトルデータの平均加速度ベクトルを計算する第11機能と、
    重力加速度方向に対する前記平均加速度ベクトルの角度を計算し、該角度を身体の傾斜角度として、前記姿勢指標を決定する第12機能とをさらに実現させることを特徴とする請求項13に記載の作業状況記録プログラム。
  15. 前記作業状況記録装置に、
    前記注視度及び前記姿勢指標に応じて、作業状況を表す作業行為を決定し、該作業行為を表す情報を、時刻情報と対応させて記録する第13機能さらに実現させることを特徴とする請求項14に記載の作業状況記録プログラム。
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