JP4473850B2 - スパッタリングターゲットの製造方法 - Google Patents
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Description
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)を用意し、このNbインゴットに絞め鍛造(径方向への加工率:52%)を施して、直径110mm×220mmのNb材を作製した。次いで、このNb材に排気真空度を0.067Paとした真空雰囲気下にて1400℃×10hrの条件で熱処理を施した。この際の昇温速度は10℃/minとした。
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)に絞め鍛造(径方向への加工率:52%)を施して、直径110mm×220mmのNb材を作製した。次いで、このNb材に排気真空度を0.067Paとした真空雰囲気下にて1300℃×10hrの条件で熱処理を施した。この際の昇温速度は10℃/minとした。
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)に絞め鍛造(径方向への加工率:52%)を施して、直径110mm×220mmのNb材を作製した。次いで、このNb材に排気真空度を0.067Paとした真空雰囲気下にて1600℃×10hrの条件で熱処理を施した。この際の昇温速度は10℃/minとした。
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)に絞め鍛造(径方向への加工率:60%)を施して、直径92mm×LmmのNb材を作製した。次いで、このNb材に排気真空度を0.067Paとした真空雰囲気下にて1200℃×10hrの条件で熱処理を施した。この際の昇温速度は10℃/minとした。
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)に絞め鍛造(径方向への加工率:60%)を施して、直径92mm×310mmのNb材を作製した。次いで、このNb材に排気真空度を0.067Paとした真空雰囲気下にて1500℃×10hrの条件で熱処理を施した。この際の昇温速度は10℃/minとした。
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)に絞め鍛造(径方向への加工率:43%)を施して、直径130mm×155mmのNb材を作製した。次いで、このNb材に排気真空度を0.067Paとした真空雰囲気下にて1600℃×10hrの条件で熱処理を施した。この際の昇温速度は10℃/minとした。
上記した実施例1において、冷間圧延時の1回の圧延率を20%に設定すると共に、冷間圧延後の熱処理条件を800℃×10hrに変更する以外は、実施例1と同一条件でターゲット用Nb素材を作製した。このターゲット用Nb素材を直径180mm×8mmの形状に機械加工した後、ソルダー接合法を用いて無酸素銅製バッキングプレートと接合してNbスパッタリングターゲットを作製した。
上記した実施例1において、冷間圧延時の1回の圧延率を50%に設定すると共に、冷間圧延後の熱処理条件を1000℃×10hrに変更する以外は、実施例1と同一条件でターゲット用Nb素材を作製した。このターゲット用Nb素材を直径180mm×8mmの形状に機械加工した後、ソルダー接合法を用いて無酸素銅製バッキングプレートと接合してNbスパッタリングターゲットを作製した。
上記した実施例4において、絞め鍛造後の熱処理条件を800℃×10hr、すえ込み鍛造後の熱処理条件を1000℃×10hr、冷間圧延時の1回の圧延率を30%、および冷間圧延後の熱処理条件を900℃×10hrに変更する以外は、実施例4と同一条件でターゲット用Nb素材を作製した。このターゲット用Nb素材を直径180mm×8mmの形状に機械加工した後、ソルダー接合法を用いて無酸素銅製バッキングプレートと接合してNbスパッタリングターゲットを作製した。
上記した実施例6において、絞め鍛造後の熱処理条件を600℃×10hr、すえ込み鍛造後の熱処理条件を500℃×10hr、冷間圧延時の1回の圧延率を20%に変更すると共に、冷間圧延後の熱処理を省く以外は、実施例6と同一条件でターゲット用Nb素材を作製した。このターゲット用Nb素材を直径180mm×8mmの形状に機械加工した後、ソルダー接合法を用いて無酸素銅製バッキングプレートと接合してNbスパッタリングターゲットを作製した。
上記した実施例6において、絞め鍛造後の熱処理条件を1800℃×10hr、すえ込み鍛造後の熱処理条件を1800℃×10hr、冷間圧延時の1回の圧延率を20%、および冷間圧延後の熱処理条件を1800℃×10hrに変更する以外は、実施例6と同一条件でターゲット用Nb素材を作製した。ターゲット用Nb素材を直径180mm×8mmの形状に機械加工した後、ソルダー接合法を用いて無酸素銅製バッキングプレートと接合してNbスパッタリングターゲットを作製した。
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)に絞め鍛造(径方向への加工率:52%)を施して、直径110mm×220mmのNb材を作製した。このNb材を熱処理せずに直径110mm×40mmのサイズに切断した後、1回の圧延率を30%、厚さ方向への加工率を75%に設定した冷間圧延を施して、直径200mm×10mmのNb材を作製した。このNb材に排気真空度を0.13Paとした真空雰囲気下にて1400℃×10hrの条件で熱処理(昇温速度:10℃/min)を施して、ターゲット用のNb素材を作製した。
純度3NのEB溶解製Nbインゴット(直径230mm×50mm)から直径200mm×10mmのNb材を切り出し、このNb素材を直径180mm×8mmの形状に機械加工した後、ソルダー接合法を用いて無酸素銅製バッキングプレートと接合してNbスパッタリングターゲットを作製した。
Claims (6)
- Nb材からなるスパッタリングターゲットの製造方法であって、
Nbインゴットを作製する工程と、
前記Nbインゴットに絞め鍛造とすえ込み鍛造を施す工程と、
前記鍛造工程を経たNb材を1回当りの加工率が10%以下となるように圧延処理する工程と、
前記圧延工程を経たNb材を0.1Pa以下の真空雰囲気中にて1200〜1600℃の温度で5〜10時間の条件で熱処理する工程と
を具備することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。 - 請求項1記載のスパッタリングターゲットの製造方法において、
前記Nbインゴットを電子ビーム溶解で作製することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。 - 請求項1または請求項2記載のスパッタリングターゲットの製造方法において、
前記絞め鍛造を径方向の加工率が30%以上となるように実施すると共に、前記すえ込み鍛造を厚さ方向の加工率が50%以上となるように実施することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットの製造方法において、
さらに、前記絞め鍛造後および前記すえ込み鍛造後に熱処理する工程を具備することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。 - 請求項4記載のスパッタリングターゲットの製造方法において、
前記絞め鍛造後および前記すえ込み鍛造後の前記熱処理工程を0.1Pa以下の真空雰囲気中にて1200〜1600℃の温度で5〜10時間の条件で実施することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載のスパッタリングターゲットの製造方法において、
ビッカース硬さがHv70〜130の範囲であり、かつ全体としての前記ビッカース硬さのばらつきが30%以下の前記スパッタリングターゲットを作製することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
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