JP4472941B2 - 古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品、食品添加物、食品並びに飲料 - Google Patents

古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品、食品添加物、食品並びに飲料 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、生活排水、工場廃水、環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質の混入がなく、極めて清浄で、しかも他の温泉水、地下水、海水或いは海洋深層水等に含まれるミネラル成分では得ることができない「高浸透力」及び「還元力(抗酸化力)」等の特性を発現する古代水及び/又は古代塩水特性を利用した化粧品、食品添加物、食品並びに飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】
特に女性にとって、美容上もっとも多い悩みの一つに、シミ、ソバカス等の色素異常症があるが、一般に、これらの色素異常症は、メラニンが表皮内で異常増加することにより発症するといわれている。
【0003】
又、肌荒れ、くすみ、しわ、たるみ、脱毛等の老化現象等は、ある日突然悪化するというものではなく、エネルギーやタンパク質、脂肪などの過剰摂取や偏食によるミネラルの摂取不足等に加えて、紫外線や酒更にタバコの飲み過ぎ等の毎日の生活内容の積み重ねがベースとなり、その結果、いわゆる肌年齢が増加し、老化現象が発現する下地ができあがるのである。
【0004】
即ち、以前から体験的にはこれらのエネルギーやタンパク質、脂肪などの過剰摂取や、偏食によるミネラルの摂取不足、酒やタバコの飲み過ぎ等の不摂生、或いは紫外線等の外的因子が、身体の健康に良くなく、色素異常症や老化現象を促進させることは認められていたが、どういう形でメラニン色素を増殖させたり、肌年齢を増加させるのかは、最近まで不明な点が多くあった。
【0005】
ごく最近の研究では、これらの色素異常症や老化現象には、活性酸素のラジカルと活性化脂質が密接にかかわっていることがわかってきており、この活性酸素の過剰発生や過酸化脂質の蓄積が、結果としてメラニン色素を増殖し、肌年齢の増加に大きく影響することが認められてきたのである。
【0006】
活性酸素は非常に反応性に富んだ物質で、呼吸によって生体に取り込んだ酸素の2〜5%は活性酸素になるといわれているが、通常、この程度の量の活性酸素が生体内において発生すると、活性酸素のラジカルを無害にする「SOD酵素(スーパーオキシドディムスターゼ)」等の酵素が体内において上昇する機能、「SODインダクション能」が働き、生体内で活性酸素及び過酸化脂質が蓄積することを抑制する。
【0007】
しかしながら、紫外線を長時間浴びたり、過度の運動や労働、酒、タバコ、薬品等の摂取、細菌感染、ストレス、虚血等の外的因子により、活性酸素が皮膚や生体内で通常量以上に過剰発生すると、前記SODインダクション機能のみでは活性酸素のラジカルを充分に無害化することができなくなり、皮膚や生体内に活性酸素が過剰に蓄積することになる。
【0008】
その結果、皮膚の柔軟性や弾力性を決定するコラーゲン繊維やエラスチン繊維、或いは生体細胞の内部に存在するリン脂質を含む不飽和脂肪酸等の不安定な化学構造をしている生体組織が、活性酸素のラジカルの標的になり、酸化されるのである。
【0009】
そして、これらのコラーゲン繊維、エラスチン繊維及びリン脂質が変成すると、過酸化脂質となって蓄積し、メラニン色素の増殖や肌年齢の増加を促進し、シミ、ソバカス、肌荒れ、くすみ、しわ、たるみ、脱毛などの発生原因となり、又、皮膚においては、ミネラルの摂取不足と相俟って、皮膚本来が有する恒常性維持機能の低下を招き、肌荒れ、乾燥肌、しもやけ、カブレ、アレルギー、アトピー性皮膚炎等の症状が発生し、更に、体内の臓器においても過酸化脂質が正常な細胞を破壊し、臓器に障害を与え、様々な疾患、例えば、ニキビ、肩こり、神経痛、冷え性等の原因になることが指摘されている。
【0010】
しかも、このように活性酸素は、コラーゲン繊維、エラスチン繊維及びリン脂質等を破壊して老化を促進させたり、様々な症状の原因となる上、更に、過酸化脂質の蓄積は細胞内の遺伝子(DNA)を傷つけることになり、ガンを発生させたりする原因ともなるのである。
【0011】
従って、シミ、ソバカス等の色素異常症や、くすみ、しわ、たるみ、脱毛等の老化現象の発生、或いは肌荒れ、乾燥肌、しもやけ、カブレ、アレルギー、アトピー性皮膚炎、ニキビ、肩こり、神経痛、冷え性等の種々の疾患、及びガン等は、不摂生やミネラルの摂取不足、紫外線等に起因する皮膚本来の有する恒常性維持機能の低下及び活性酸素の過剰発生にあるといわれてきているのであり、逆に言えば、ミネラル元素の効率よい摂取と、活性酸素の過剰発生や過酸化脂質の蓄積を抑制することにより、これらの疾患発生の抑制につながるのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来から、肌荒れ、乾燥肌、しもやけ、カブレ、アレルギー、アトピー性皮膚炎、ニキビ、肩こり、神経痛、冷え性等の種々の疾患の予防、快復を目的として、いわゆるタラソテラピーが効果的であると言われている。
【0013】
ところで、タラソテラピーとは、人が本来持っている自然治癒力を回復し、健康を増進する効果が有ると言われており、日本では海洋療法として紹介され、「海洋性気候のもと、海水・海藻・海泥を使って自然治癒力を高める自然療法」、と説明されており、又、フランス厚生省ではタラソテラピーとは「海水・海藻・海洋性気候のもつ医学的な治療効果を治療目的として利用する自然療法である。」、と定義されている。
【0014】
即ち、タラソテラピーは、海水更に海洋深層水等に含まれるミネラル成分を経口吸収的或いは経皮吸収的に補給することにより、新陳代謝や血行等を正常化し、皮膚本来の有する恒常性維持機能の維持、回復を図り、前記種々の疾患を予防、快復することを目的とするものである。
【0015】
そして、最近ではこのタラソテラピーの効果を簡易に得るために、海水や海洋深層水等を化粧品や食品添加物更に飲料などに配合したり、又、この海水や海洋深層水を逆浸透膜に透過させて真水とミネラル成分に分離し、このミネラル成分を化粧品や食品添加物更に飲料などに配合、利用する一方、この真水を化粧品(化粧水等)や飲料水などに利用することが提案されている。
【0016】
しかしながら、海水や海洋深層水は、地球規模で循環しており、例えば生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質で汚染されており、これらの有害物質を完全に除去することは不可能であり、これらの海水や海洋深層水を化粧品や食品添加物更に飲料などに利用することに対して種々の問題が強く指摘されている。
【0017】
又、海水や海洋深層水は、前述のように、地球規模で循環しており、雑菌やバクテリアなどの微生物が発生しているため、そのまま或いは濃縮した状態で化粧品や食品添加物更に飲料等に配合すると、黄変や変質等の品質低下や皮膚刺激・障害等を招く恐れがあるだけでなく、各種中毒発生の原因となるため、殺菌剤の添加や、加熱処理や紫外線処理などによる殺菌・滅菌処理が必要となる。
【0018】
ところが、殺菌剤の添加は、使用者よって一層皮膚刺激を感じたり、使用感や食味を損ねるなどの問題があり、加熱処理や紫外線処理などによる殺菌・滅菌処理が行われているがその効果が不十分であるため、殺菌・滅菌処理後の効果確認が必要となる。
【0019】
そこで、蒸留水に、ミネラル成分を人工的に添加する方法が考えられるが、この方法で添加されたミネラル成分は、体内への吸収効率が比較的小さく、このため、所望のタラソテラピーの効果が得難くなるといった問題がある。
【0020】
又、ごく最近では、いわゆる「海洋深層水」をミネラル成分として配合した化粧品や食品添加物更に飲料も提案されている。
【0021】
この海洋深層水とは、水深数百メートルの深海から取水される海水であり、表層水とは異なり、太陽光がほとんど到達しないことから、生物の成育が殆どなく、ほぼ無菌に近い状態で存在しているといわれている。
【0022】
しかしながら、海洋循環の作用により、海洋における表層水と海洋深層水は常に循環しており、その結果、取水された海洋深層水は、生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質で汚染されている上、その都度、ミネラルバランスが異なり、安定したものが得難いといった問題がある。
【0023】
又、海洋循環の作用により、海洋深層水が表層に湧昇し、酸素、太陽光或いは生物の食物連鎖を受けると、その中に包含されるミネラル成分は酸化され、再び、深層に送り込まれても、その活性(還元力)を回復するには長時間を必要とするため、深層水中に含まれるミネラル成分は、不活性な状態のものを多く包含している。
【0024】
ところで、活性酸素の過剰発生、その蓄積の防止には、緑黄色野菜等に多く含まれるビタミンB2、C、E等の抗酸化ビタミンや、カロチン、フラボノイド、タンニン、ポリフェノール等の抗酸化物質を積極的に体内に取り込み、活性酸素のフリーラジカルを還元し、無害化することが良いと報告されている。
【0025】
しかしながら、人間の身体はそれぞれ個人差や個体差があり、SOD酵素の体内生産量が体質的に少ない人などは、積極的に前記抗酸化ビタミンや抗酸化物質を取り込んでも、充分に活性酸素の強い酸化作用を抑制することはできないのであり、又、普通40代頃になるとSOD酵素の活性力が急速に低下し、活性酸素や活性化脂質に対抗し難くなる。
【0026】
最近では、注射剤としての「SOD製剤」や、アガリクスキノコ、大豆、ぬか或いは玄米等の天然物からSOD様物質や抗酸化物質を抽出した「植物発酵抽出エキス(SOD様食品)」が開発され、活性酸素の蓄積に起因する各種の疾患に有効であるとして注目されてきている。
【0027】
しかしながら、前述したように、活性酸素は毎日の生命活動によって発生するものであるが、だからといって、一般の人にとって毎日高価なSOD製剤を注射するわけにもいかないのであり、又、植物発酵抽出エキス等のSOD様食品は、天然物からSOD様物質や抗酸化物質等の有効成分を抽出し、胃腸で破壊されないように特殊な加工を施す必要があるため高価であり、又、その抗酸化作用も人によってバラツキがあるといった欠点もある。
【0028】
このように、ミネラル元素を効率よく取り込むことができ、且つ、活性酸素の強い酸化作用を充分に抑制することができる還元作用を発現する商品の開発は、現在のところなされていないのである。
【0029】
そこで、本発明者らは、地下深層中に封止された古代塩水をミネラル成分として配合したことを特徴とする食品添加物を提案し、又、この食品添加物を添加した食品、飲料を提案している(特願2000−336951)。
【0030】
又、本発明者らは、地下深層中に封止された古代塩水を配合したことを特徴とする化粧品を提案している(特願2000−343115)。
【0031】
この場合において、「地下深層中に封止された古代塩水」とは、太古における隆起沈降等の複雑な地殻変動の過程で地下や珊瑚礁の多孔質において、数万年もの長期間にわたって外界と遮断された環境下に埋蔵された塩水のことである。
【0032】
そして、この古代塩水は、数万年もの長期間にわたって、地殻深層の珊瑚礁ポーラス中に封止されていたため、珊瑚礁からカルシウム成分が多く溶出しており、しかも数万年もの長期間にわたって外界、つまり空気(酸素)や光と遮断されていたから、塩水中の有機物等の還元物質やバクテリヤ等の影響により、還元雰囲気下に埋蔵されていた結果、高い還元作用(優れた還元力)を発現するのである。
【0033】
つまり、一般の水道水の還元電位は+550mV〜+600mVであり、又、市販されているアルカリイオン水(地下300mの地層から採取した水)の還元電位は+250mV〜+350mVであり、これに対して、前記古代塩水はその源水の還元電位が−50〜−100mVと著しく高いのである。
【0034】
このため、本発明者らは、この古代塩水の高い還元作用(優れた還元力)に着目し、この古代塩水の高い還元作用(優れた還元力)によって、皮膚や生体内に活性酸素や過酸化脂質の発生ないし蓄積を抑制し得ることを確認している。
【0035】
即ち、40代程度からSOD酵素の活性力が急速に低下して活性酸素及び過酸化脂質が蓄積したり、又、若い世代でも、紫外線を長時間浴びたり、過度の運動や労働、酒、タバコ等の摂取、細菌感染、ストレス、虚血等の外的因子によって、活性酸素が皮膚や生体内で通常量以上に過剰発生すると、前記SODインダクション機能のみでは活性酸素のラジカルを充分に無害化することができなくなり、皮膚や生体内に活性酸素及び過酸化脂質が蓄積する。
ところが、本発明に係る古代塩水はその高い還元作用(優れた還元力)によって、皮膚や生体内に活性酸素や過酸化脂質の発生ないし蓄積を抑制し得るのである。
【0036】
しかしながら、この古代塩水は、古代珊瑚石灰岩の破砕帯に蓄積された古代の塩水であり、カルシウム成分が多く含有されているが、鉄分や硫黄分(硫化物等)が少なく、その還元電位(還元力)に限界が有るうえ、これを空気に暴露すると、空気酸化によって、数日で還元電位がマイナス(−80mV)からプラス(+50mV)になり、従って、その保存、管理に相当の注意を払ったり、容器として気密性が高く、しかも特別な構造のものを用いる必要が有るうえ、皮膚や生体内での活性酸素や過酸化脂質の発生や蓄積を充分に抑制することができないのである。
【0037】
又、この古代塩水は、太古における隆起沈降等の複雑な地殻変動の過程で地下や珊瑚礁の多孔質において、数万年もの長期間にわたって外界と遮断された環境下に埋蔵された古代の塩水であるが、この古代塩水は太古における隆起沈降等の複雑な地殻変動の過程で地下や珊瑚礁が多孔質になっているから、この古代塩水を順次汲み上げることによって、割れ目や裂け目から、海水が徐々に浸透、浸入したり、降雨水が地上から徐々に浸透、浸入したり、汚染された地下水が浸透、浸入する。
【0038】
事実、古代塩水を順次汲み上げていくと、塩分濃度が変化したり、この古代塩水の還元電位が徐々にマイナスからプラスの方向にシフトすることがあるのである。
【0039】
その結果、古代塩水中に、海水や地下水更に降雨水が浸透、浸入して当該古代塩水が生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質で汚染される虞れが有るのである。
【0040】
そこで、本発明者は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水は、緻密で、しかも極めて堅いチャート層(岩盤)において2億数千万年もの長期間にわたって地中に封止されている点に着目し、この古代水及び/又は古代塩水の還元電位につき鋭意検討を重ねてきた。
【0041】
即ち、チャート層は、2億数千万年以前に大繁殖したケイ質の放散虫の遺骸が堆積し、これが地圧、地熱などによって緻密で、しかも極めて堅い生物岩層として存在するのであり、このチャート層より下層(深層)は空気(酸素)の供給がなく、還元雰囲気下で長年月(2億数千万年以上)にわたって、例えば第二鉄塩等の高原子価の金属イオンが第一鉄塩等の低原子価の金属イオンに還元されたり、各種硫化物などによって還元され、その源水は極めて高い還元電位(−数百mV)を発現するのである。
【0042】
そこで、本発明者は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水、特に古代塩水に着目し、種々の温泉水や地下水について、そのミネラル成分と還元電位の関係につき調査したところ、この古代水や古代塩水はそれ以外の他の温泉水や地下水では得ることができない非常に有益な特性、特に、古代塩水が極めて高い還元電位を示し、活性酸素のフリーラジカルを速やかに還元し、無害化する結果、活性酸素の過剰発生を防止する上、蓄積された過酸化脂質を速やかに除去する等、自然治癒力を回復し、健康を増進する、との知見を得た。
【0043】
又、本発明者は、この古代水や古代塩水は、2億数千万年もの長期間にわたってチャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止されているため、水分子等のクラスター(分子集団)が非常に小さく、このため、体内への吸収効率(浸透力)が非常に優れるとの知見を得た。
【0044】
又、本発明者は、古代塩水が生命活動に必要なミネラル元素を約70種も含むものであり、又、一定の穏和な環境下で空気(酸素)や太陽光に接触していないので、その中に含まれるミネラル元素が酸化されることがなく、非常に活性な状態のまま存在しており、特に、他の地下水、海水或いは海洋深層水等と比較して、還元性に優れる塩化第一鉄や炭酸第一鉄等の第一鉄塩等の低原子価の金属イオン、更に、各種硫化物や活性水素を非常に多く含有し、酸化性の物質に対して著しく高い還元作用(超還元力)を示す上、生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質による汚染が全くない、という知見も得た。
【0045】
更に、前述したように、この古代水及び/又は古代塩水は2億数千万年もの長期間にわたって地核深層における破砕帯中に封止されているので、2億数千万年もの間、空気(酸素)や光に接触しておらず、しかもその間、破砕帯によって濾過、浄化されている上、雑菌やバクテリア等の微生物が一切発生することがなく、その結果、非常に清浄であるといった知見も得た。
【0046】
即ち、本発明においては、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水が、通常の温泉水、地下水、海水或いは海洋深層水などでは得ることができない「高浸透力」及び「還元力(抗酸化力)」等の特性を発現する上、この古代塩水は、生命活動に必要不可欠なミネラル元素を多量に含み、2億数千万年もの長期間にわたって破砕帯で濾過、浄化されており、しかも雑菌やバクテリア等の微生物の繁殖が一切なく清浄であり、又、前述のように、酸化性の物質に対して著しい還元作用(超還元力)を示し、酸化性の物質に対して著しく高い還元作用(超還元力)を示すのであり、しかも生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質による汚染が全くないから、これを活性成分として、各種商品、例えば化粧品、食品添加物、食品又は飲料等に配合することにより、ミネラル成分を経皮吸収的或いは経口的に簡単に補給できるのであり、又、同時に活性酸素や活性化脂質の過剰発生や蓄積を著しく抑制することができる、という知見に基づいて完成されたものである。
【0047】
従って、本発明は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分を活性成分として配合してなる古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品、食品添加物、食品並びに飲料を提供することを目的とする。
【0048】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品、食品添加物、食品並びに飲料においては、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分を活性成分として用いることを特徴とするものである。
【0049】
ここで、「チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水」とは、太古における隆起沈降等の複雑な地殻変動の過程で形成されたチャート層より下層(深層)に存在する多孔質の破砕帯において、2億数千万年もの長期間にわたって外界と遮断された環境下に埋蔵された古代の水或いは塩水のことをいう。
【0050】
チャート層は、2億数千万年以前に大繁殖したケイ質の放散虫の遺骸が堆積し、これが地圧などによって緻密で、しかも極めて堅い生物岩層からなり、このチャート層より下層(深層)は空気(酸素)の供給がなく、還元雰囲気下で長年月(2億数千万年以上)にわたって、例えば第二鉄塩等の高原子価の金属イオンが第一鉄塩等の低原子価の金属イオンに還元されたり、各種硫化物などによって環境が還元雰囲気となり、その源水は極めて高い還元電位(−数百mV)を発現するのである。
【0051】
この古代水及び/又は古代塩水は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止されており、鉄分や硫黄分(硫化物等)が多く、その還元電位(還元力)が−数百mVと高いうえ、これを空気に暴露しても、還元電位の低下が長期間にわたって然程なく、高い還元電位が長期間にわたって維持されるのであり、従って、その保存、管理にあたっては、例えば使用後蓋をしたり、封をするなど、通常の注意を払うことで充分であり、容器も特別な構造のものを用いる必要がないうえ、長期間にわたって、皮膚や生体内での活性酸素や過酸化脂質の発生や蓄積を充分に抑制することができるのである。
【0052】
又、この古代水及び/又は古代塩水は、2億数千万年もの長期間にわたって、緻密で、しかも極めて堅いチャート層によって外界と接触されることなく、完全に封止されているから、この古代水及び/又は古代塩水を順次汲み上げても、海水や降雨水更に汚染された地下水が浸透、浸入することが全くないのである。
【0053】
事実、この古代水及び/又は古代塩水を長期間にわたって順次汲み上げても、塩分濃度が変化したり、この古代塩水の還元電位が変化することが無いのであり、従って、この古代水及び/又は古代塩水中が、海水や地下水更に降雨水などによって有害物質で汚染される虞れも全く無いのである。
【0054】
従って、本発明で用いられる古代水や古代塩水は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代の水或いは塩水であれば全て用いることができるのであり、具体的には、例えばこの破砕帯から直接汲み出したり、この破砕帯から染み出し滞留、蓄積されたプールから汲み出したり、地下に古代水や古代塩水の河川が形成されている場合、そこから汲み出す等、いずれの古代水或いは古代塩水でも良いのである。
【0055】
そして、チャート層は非常に硬く緻密な層であることから、これより深層に存在する破砕帯中に封止された古代水或いは古代塩水は、外界から完全に切り離された状態で存在しており、特にミネラル成分の含有量が多く、しかも還元性が一層高いといった特性を有するのである。
【0056】
その結果、古代水及び/又は古代塩水は還元性が極めて高く、過酸化脂質の生成を抑制し、メラニン色素の増殖を抑制するだけでなく、その減少を促進し、しかも肌年齢を若返らせて、シミ、ソバカス、肌荒れ、くすみ、しわ、たるみ、脱毛などの発生原因を解消するだけでなく、シミやソバカス等を除去したり、又、皮膚においては、ミネラルの摂取と相俟って、皮膚本来が有する恒常性維持機能の向上を招き、肌荒れ、乾燥肌、しもやけ、カブレ、アレルギー、アトピー性皮膚炎等の症状を治癒したり、更に、体内の臓器においても過酸化脂質の発生を抑制したり、過酸化脂質を還元、除去して正常な細胞の活動を促進したり、臓器を健全な状態に保持、持続させたり、様々な疾患、例えば、ニキビ、肩こり、神経痛、冷え性等が解消されるのである。
【0057】
ところで、活性酸素は、コラーゲン繊維、エラスチン繊維及びリン脂質等を破壊して老化を促進させたり、様々な症状の原因となる上、更に、過酸化脂質の蓄積は細胞内の遺伝子(DNA)を傷つけることになり、ガンを発生させたりする原因ともなるといわれているが、古代水及び/又は古代塩水は還元性が極めて高く、これらの症状の発生原因を解消したり、これらの症状の治癒、治療に効果的なのである。
【0058】
なお、以下において、記述を簡潔にするため、この「千枚岩層の破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水」を単に「古代水」と略称する。
【0059】
又、本発明において、チャート層より下層(深層)の破砕帯としては、チャート層より深い部位に存在する破砕帯であれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えば千枚岩層又は古期石灰岩等の破砕帯が挙げられる。
【0060】
本発明において、このような古代水を用いた理由は、以下の通りである。
即ち、古代水における水のクラスターは非常に小さく、この結果、体内への吸収効率(浸透力)が非常に高いからである。
【0061】
又、古代水は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止され、しかもこの破砕帯によって2億数千万年もの長年月にわたって濾過、浄化されており、しかも、千枚岩層等の破砕帯中に封止されていたから、雑菌やバクテリア等の微生物の発生がなく、非常に清浄であり、他の温泉水、地下水、海水、海洋深層水等と比較して、煮沸消毒や殺菌等の処理を必要としないため、非常に活性な状態のまま、廉価且つ簡便に入手することができるのである。
【0062】
更に、古代水は、一定の穏和な環境下で、2億数千万年もの長年月にわたって空気(酸素)や光に接触していないから、当該古代水中のミネラル元素が全く酸化されることなく、非常に活性な状態のまま存在しており、特に、還元性に優れる塩化第一鉄や炭酸第一鉄等の低原子価の金属イオンや各種の硫化物更に活性水素を活性なまま多量に含む結果、他の地下水、海水、海洋深層水等では得ることができない、酸化性の物質に対する著しく高い還元作用(還元力)を発現するからである。
【0063】
そして、特に、海水や海洋深層水は、地球規模で循環しており、例えば生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質で汚染されており、これらの有害物質を完全に除去することは不可能であり、これらの海水や海洋深層水を化粧品や食品添加物更に飲料などに利用することに対して種々の問題が強く指摘されている。
【0064】
ところが、チャート層は非常に硬く緻密な層であって、これより深層(下層)における破砕帯中に封止された古代水は、2億数千万年にわたって、外界から完全に切り離された状態で存在しており、極めて還元力が高く、しかも、例えば生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質の混入が全くなく、この有害物質を全く含有しないので、極めて安全性が高い結果、化粧品や食品添加物更に飲料などに最適に利用することができるのである。
【0065】
加えて、古代水の二次的な利点として、古代水の発現する還元力は、本発明の化粧品、食品添加物、食品及び飲料に殺菌・防腐作用を付与し、しかも、古代水の発現する還元力は、化粧品等に配合される他の有効成分、例えば、アスコルビン酸等が酸化されることを防止する作用(抗酸化作用)を与えることができるため、抗菌剤や防腐剤、或いは酸化防止剤等の添加量を減らすことができる結果、有害な添加物の少ない商品となり得るからである。
【0066】
本発明は、このような非常に有益な特性を発現する前記古代水及び/又は古代塩水をそのまま或いはこの古代水及び/又は古代塩水に含まれる成分を活性成分として用いたことを特徴とするものである。
【0067】
即ち、本発明においては、前記古代水及び/又は古代塩水を千枚岩層の破砕帯から採取し、その有効な前述の特性を生かして、そのままの状態で利用しても良く、又、採取した古代水及び/又は古代塩水を逆浸透膜ろ過法や電気透析法或いはイオン交換膜法等の処理法により脱塩処理したり、濃縮したりしても良く、更に乾燥させて粉末状としたり、液状としたり、増粘剤等を加えてゲル状、ペースト状に加工したりして所要の状態に加工、処理しても良いのである。
【0068】
そして、このような加工、処理工程を経て得られた成分につき、本発明においては、当該成分をその後、化粧品、食品添加物、食品又は飲料等の各種商品に配合し、その商品価値を高めるものである。
以下、本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品、食品添加物、食品並びに飲料について詳細に説明する。
【0069】
本発明の化粧品は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分を活性成分として添加、混和、湿潤その他の方法によって配合するものである。
そして、本発明においては、チャート層より下層(深層)の破砕帯が、千枚岩層又は古期石灰岩の破砕帯であるものが挙げられる。
【0070】
この場合において、この化粧品に添加する際の前記活性成分の形態としては、特に制限されるものではなく、例えば、前記活性成分をそのまま使用したり、前記活性成分を水やアルコール等で希釈して用いても良く、更に乾燥させて粉末状としたり、増粘剤等を加えてゲル状、ペースト状に加工して取り扱い性を向上させても良いのであり、又、採取した古代水及び/又は古代塩水100%をそのままの液体の状態のものを配合しても良く、又、濃縮したものを用いても良いのである。
【0071】
なお、本発明の化粧品においては、皮膚刺激性を緩和するために、配合する前記活性成分としては、採取した古代水及び/又は古代塩水から、必要に応じて、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物や硫酸塩更に硫化物を除去し、減塩状態にしても良く、この場合、減塩方法としては、特に限定されるものではないが、必要なミネラル成分を活性な状態のまま残す必要があるため、逆浸透膜ろ過法、電気透析法及びイオン交換膜法等の穏和な手段が挙げられる。
【0072】
そして、本発明における化粧品の商品形態としては、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分が配合されている化粧品であれば特に制限されるものではなく、既知の化粧品と同様の形態に加工すれば良いのであり、具体的には、医薬部外品、基礎化粧品、メーキャップ用化粧品、毛髪化粧品、芳香化粧品、ボディ化粧品及び口腔用化粧品等として用いることができる。
【0073】
更に、具体的には、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、エッセンス、パック、マスク、ファンデーション類、口紅類、頬紅類、眉目類、美爪類、ひげ剃り用化粧料、洗髪用化粧品、育毛剤、毛髪仕上げ用化粧品、香水、コロン、石鹸、液体ボディ洗浄料、サンケア製品、ハンドケア製品、浴用剤、歯磨き剤及び洗口剤として用いることができるのである。
【0074】
ところで、本発明の化粧品は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分,つまり活性成分を配合したことを特徴とするものであるが、その他の配合成分としては特に限定されるものではなく、化粧品用の添加剤として現在用いられているものを適宜配合することができる。
【0075】
具体的には、例えば、スクワラン、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、パラフィンワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素、トウモロコシ油、アボガド油、パーシック油、オリーブ油、牛脂、ミンク油等の動植物油、ミリスチンサンイソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル等の合成エステル、ホオバ油、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モクロウ、ミツロウ等の天然動植物ワックス、ステアリン酸グリセル、ステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレングリセル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、トリオレイン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ショ糖エステル、ポリオキシエチレン効果ひまし油等の界面活性剤、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油及びその誘導体、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系樹脂、エタノール、エチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジグリセリン等のアルコール類、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等の水溶性高分子、コラーゲン、エラスチン、シルク、ラクトフェリン等のタンパク及びその加水分解物、二酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、マイカ、無水ケイ酸、ナイロンパウダー、ポリアクリル酸アルキル、アルミナ、酸化鉄等の粉体、その他、紫外線吸収剤、ビタミン類、抗炎症剤、アミノ酸類及びその誘導体、レシチン、着色剤、香料、防腐剤、酸化防止剤等を挙げることができる。
【0076】
なお、本発明の化粧品の品質を一層向上させるために、前記化粧品への加工の際には、外気(酸素)に極力触れない作業条件や低温条件下で行うことが好ましく、例えば、窒素雰囲気下や低温条件下、或いはフリーズドライ等のミネラル成分の活性を劣化することのない条件で加工し、又、酸素と極力接触しないように速やかに包装すること、例えば、真空パックや窒素封入と共に密封等することが、古代水の還元力を一層長期間にわたって維持できるので好ましい。
【0077】
そして、本発明に係る化粧品は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分、つまり活性成分を配合したことを特徴とするものであり、従って、本発明の化粧品には、古代水及び/古代塩水に含まれる浸透性の高いミネラル成分が添加され、しかも、活性酸素を無害化する還元力等が備わることになるのである。
【0078】
ところで、最近の化粧品の多種・多様化により、化粧品の範囲が拡大しており、本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品においても、化粧品としての定義を厳格に限定する必要はなく、即ち、原則として本発明の化粧品は、前記活性成分を適当量配合したことを特徴とする一般的な化粧品のことをいい、従って、本発明の化粧品は古代水のミネラル成分を経皮吸収的に体内に取り込むもの全てを含むのである。
【0079】
次に、本発明に係る古代水及び/又は古代塩水を利用した食品添加物は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分を配合したことを特徴とするものであり、食品、飲料の製造の過程において、又は食品、飲料の加工若しくは保存等の目的で、食品、飲料に添加、混和、湿潤その他の方法によって使用されるものであるが、この食品添加物の形態としては、特に制限されるものではなく、例えば、前記活性成分を水、甘味料、酸味料、苦味料、旨味料、油味料等に適当量配合して用いても良く、更に乾燥させて粉末状としたり、増粘剤等を加えてゲル状、ペースト状に加工して取り扱い性を向上させても良いのであり、又、採取した古代水及び/又は古代塩水100%をそのままの液体の状態のもの、或いは濃縮したものも含まれるのである。
そして、本発明においては、チャート層より下層(深層)の破砕帯が、千枚岩層又は古期石灰岩の破砕帯であるものが挙げられる。
【0080】
更に詳しくは、本発明に係る食品添加物は、人の嗜好を満足させたり、食品の変質、変敗を防止したりするものであり、即ち、食品の製造、品質改良、保持、栄養強化に必要なものであるが、その加工形態としては、既知の食品添加物と同様の形態に加工すれば良いのであり、具体的には、例えば、食塩水、食塩、たれ、つゆ、スープ、だしの素等の調味料、保存料、製造用剤、濾過助剤、清澄剤、凝固剤、日持ち向上剤、除菌剤、抗菌剤、消毒剤等として用いることができる。
【0081】
なお、本発明の食品添加物の品質を一層向上させるために、前記食品添加物への加工の際には、外気(酸素)に極力触れない作業条件や低温条件下で行うことが好ましく、例えば、窒素雰囲気下や低温条件下、或いはフリーズドライ等のミネラル成分の活性を劣化することのない条件で加工し、又、酸素と極力接触しないように速やかに包装すること、例えば、真空パックや窒素封入或いは酸化防止剤と共に密封等することが、古代水の超還元力を長期間にわたって維持できるので好ましい。
【0082】
又、本発明に係る食品は、前記本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した食品添加物を添加したことを特徴とするものであり、従って、本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した食品には、前記食品添加物に含まれるミネラル成分が添加されて活性酸素を無害化する還元力が備わることになるのである。
【0083】
本発明に係る食品の形態、種類としては、前記食品添加物の形態に応じて、様々な食品、例えば農産食品、畜産食品、水産食品、発酵食品、缶詰食品、インスタント食品等として加工することができるから、特に制限されるものではなく、パン類、麺類、豆腐、乳製品、食肉加工品、醤油、味噌、食用油脂、油脂加工品、水産練り製品、菓子類、野菜、漬け物類等を挙げることができるのであり、具体的な添加方法としては、例えば、大豆、小麦、種麹に、古代水を加工した食塩水を混合して発酵させてなる加工した醤油や、大豆、米、麦に古代水を加工した食塩を添加して発酵させてなる加工した味噌等を挙げることができる。
【0084】
更に、古代水及び/又は古代塩水が豆乳を凝固させるための苦汁として加工して用いた豆腐や、漬け物を漬けるための塩分として用いたもの、その他、食品に塩味等を加味するために前記食品添加物を添加したものや、食品の鮮度を保持するために前記食品添加物を添加したり、浸漬したりしたものも、本発明の食品に含まれる。
【0085】
加えて、前記食品添加物をドリンク剤、粉末剤、錠剤及びカプセル剤等の健康食品として配合、加工した、栄養補助食品等も含まれるのである。
【0086】
なお、このようなカプセル基剤としては、現在、一般的に使用されている既知のカプセル基剤を好適に用いることができるのであり、具体的には、例えばゼラチン製の硬質カプセルに封入したり、ゼラチンにグリセリンなどを加えて柔軟にした2枚のゼラチン基剤の間に当該食品添加物を置き、型にのせ、温時圧搾して、多角形、紡錘形、球形若しくは楕円体等に成形したりする方法が挙げられる。
【0087】
又、本発明に係る古代水及び/又は古代塩水を利用した飲料は、前記本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した食品添加物を添加したことを特徴とするものであり、従って、本発明の食品には、食品添加物に含まれるミネラル成分が添加され、しかも、活性酸素を無害化する極めて高い還元力が備わることになるのである。
【0088】
本発明に係る古代水及び/又は古代塩水を利用した飲料の形態、種類としては、食品添加物の形態に応じて、様々な飲料に添加することができるため、特に制限されるものではなく、清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、ウイスキー、リキュール、果実酒等の酒類、果汁(ジュース)、濃縮冷凍果汁、ネクター、サイダー、コーラ飲料、茶類、コーヒー、紅茶等の嗜好飲料や清涼飲料を挙げることができるのである。
【0089】
なお、本発明に係る食品及び飲料の品質を一層向上させるために、前記の食品及び飲料への加工の際には、外気(酸素)に極力触れない作業条件下や低温条件下で行うことが好ましく、例えば、窒素雰囲気下や低温条件下或いはフリーズドライ等のミネラル成分の活性を劣化することのない条件で加工し、又、酸素と極力接触しないように速やかに包装すること、例えば、真空パックや窒素封入或いは酸化防止剤と共に密封等することが、古代水の高い還元力を長期間にわたって維持できるので好ましい。
【0090】
ところで、最近の食品の多種・多様化により、食品添加物と食品及び飲料の境界が曖昧になっており、例えば、味噌、醤油等は、調味料(食品添加物)であり、食品でもあり、又、酒類における清酒は飲料であり、食品でもあり、更に、酒類のみりんは調味料(食品添加物)でもあることから、本発明に係る古代水及び/又は古代塩水を利用した食品添加物、食品及び飲料においても、この境界を厳格に限定する必要はなく、即ち、原則として本発明の食品添加物、食品及び飲料は、前記活性成分が配合されていることを特徴とする一般的な食品組成物のことをいい、従って、この食品組成物は経口的に体内に取り込むもの全てを含むのである。
【0091】
尚、この明細書において、還元電位とは、日本健康医学センター(商品名 ピンポイントモニター 製品No.Q035292)で測定した値である。
【0092】
【実施例】
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0093】
実施例
保湿剤としての1,3ブチレングリコール(6.0重量%)及びグリセリン(4.0重量%)に、エモリエント剤としてのオレイルアルコール(0.1重量%)を添加し、更に、界面活性剤としてPOE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル(0.5重量%)及びPOE(15)ラウリルアルコールエーテル(0.5重量%)を配合し、これに精製水(58.9重量%)及び古代塩水(30.0重量%)を加えることにより、本発明の古代塩水を利用した化粧水を得た。
【0094】
ところで、本実施例で用いた古代塩水は、三重県鳥羽市のチャート層より下層(深層)に存在する千枚岩層の破砕帯中に封止された古代塩水(2億5千万年以上前の古代塩水)を採取したものであり、そのミネラル成分の濃度は2.85重量%であって、その還元電位は−300mV〜−350mVであり、この還元電位は30日経過しても然程変化しないことが認められた。
【0095】
尚、この古代塩水の年代を2億5千万年以上前の古代塩水と認定した理由は、チャート層が2億5千万年〜2億6千万年前に大繁殖したケイ質の放散虫の遺骸が堆積し、これが地圧、地熱などによって緻密で、しかも極めて堅い生物岩層として存在するものであるから、このチャート層より下層(深層)はそれ以前の年代と判断したものである。
【0096】
比較例
前記古代塩水に代えて、市販のミネラルウオーター[高知県海洋深層水(深度約300m)を使用。還元電位が+325mV]を30.0重量%配合した以外は実施例1と同様にして、得られた化粧水を用いた。
【0097】
参考例
前記古代塩水に代えて、沖縄、地下深層(地下約100m)における珊瑚礁のポーラス中に封止された塩水を30.0重量%配合した以外は実施例1と同様にして、得られた化粧水を用いた。この塩水は還元電位が源水で−85mVであり、この還元電位は空気中に暴露すると3〜4日経過すると+50mV以上になることが認められた。
【0098】
前記の実施例及び比較例更に参考例で得られた化粧水を用いて、美白効果に関する試験(メラニン色素の還元化に関する試験)、及び皮膚角質水分量の正常化に関する試験(浸透力及び皮膚の恒常性機能回復に関する試験)を、以下の方法で行った。
【0099】
シミ、ソバカスに悩むパネラー(40〜53歳の女性)75名を1群25名として、3群に分け、化粧水を使用した後の美白効果を判定した。
【0100】
なお、試験前に前記パネラーの角質水分量の指標として、75名全ての皮膚表面の高周波電気伝導度(皮膚表面コンダクタンス)を測定したところ、パネラー75名の皮膚表面コンダクタンスの平均値は4.5(1/μオーム)であり、皮膚表面の性状としては、部分的な角質の剥離が見られる、いわゆる肌荒れの状態であることが確認された。
【0101】
実施例及び比較例更に参考例に示す3種の化粧水を、前記の1群25名に対して、毎朝の洗顔後及び就寝前の入浴後に使用するように指示し、30日目にその顔面に対するシミ、ソバカスなどの美白効果を判定した。
この実施例及び比較例更に参考例の化粧水を繰り返し使用したことによる美白効果は以下の通りである。
【0102】
実施例における化粧水の繰り返し使用により、顔面における額、目尻や目尻の周辺部及び頬において、顔面に対するシミ、ソバカスが目立たず、その美白効果が顕著であると認めたものが22名有り、シミ、ソバカスが薄くなって殆ど目立たず、その美白効果があると認めたものが3名有り、その全体としての美白効果が顕著であると主張した。
【0103】
又、比較例の化粧水の繰り返し使用により、顔面における額、目尻や目尻の周辺部及び頬において、その美白効果が顕著であると認めたもの、或いは顔面に対するシミ、ソバカスが薄くなって殆ど目立たず、その美白効果があると認めたものは全く無く、3名がシミ、ソバカスが幾分か薄くなり、幾分かの美白効果が認められると主張し、更に、残りの22名は変化が無く美白効果が認められないと主張した。
【0104】
更に、参考例における化粧水の繰り返し使用により、顔面における額、目尻や目尻の周辺部及び頬において、顔面に対するシミ、ソバカスが目立たず、その美白効果が顕著であると認めたものが14名有り、シミ、ソバカスが薄くなって殆ど目立たず、その美白効果があると認めたものが6名有り、残りの5名もシミ、ソバカスが幾分か薄くなり、幾分かの美白効果が認められると主張した。
【0105】
又、試験後に、実施例におけるパネラー25名及び比較例におけるパネラー25名更に参考例におけるパネラー25名の皮膚表面コンダクタンスを測定したところ、実施例におけるパネラー25名の皮膚表面コンダクタンスの平均値は6.7(1/μオーム)と向上しており、皮膚表面の性状としては、皮溝、皮丘が明瞭な美しい肌の状態に改善されていることが確認されたのに対し、比較例におけるパネラー25名の皮膚表面コンダクタンスの平均値は4.5(1/μオーム)のままであり、皮膚表面の性状の改善は全く確認されなかったのであり、更に、参考例におけるパネラー25名の皮膚表面コンダクタンスの平均値は5.8(1/μオーム)と向上しており、皮膚表面の性状としては、皮溝、皮丘が改善されていることが確認された。
【0106】
以上の結果より、本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧水は、皮膚のメラニン色素を速やかに還元し、顔面のシミ、ソバカスを目立たないようにする、優れた還元作用(還元力)を有し、更に、皮膚角質水分量を正常化し、皮膚の恒常性機能回復に基づく優れた、浸透作用(高浸透力)や保水作用を発現することが認められた。
【0107】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明は、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水や古代塩水に着目し、この古代水や古代塩水の持つ、他の水では得ることができない、非常に有益な特性を発現、利用することにより、以下に述べる格別顕著な効果を発現するのである。
【0108】
即ち、チャート層は、2億数千万年以前に大繁殖したケイ質の放散虫の遺骸が堆積し、これが地圧、地熱などによって緻密で、しかも極めて堅い生物岩層として存在するのであり、このチャート層より下層(深層)は空気(酸素)の供給がなく、還元雰囲気下で長年月にわたって、例えば第二鉄塩等の高原子価の金属イオンが第一鉄塩等の低原子価の金属イオンに還元されたり、各種硫化物などによって還元されたり、更に活性水素を非常に多く含有し、極めて高い還元電位を発現するのである。
【0109】
従って、前記古代水及び/又は古代塩水においては、2億数千万年もの長期間にわたって破砕帯中に封止されたものであるから、水分子等のクラスター(分子集団)が非常に小さく、このため、体内への吸収効率(浸透力)が非常に高く、又、生命活動に必要なミネラル元素を約70種も含むものであり、しかも、一定の穏和な環境下で空気(酸素)や太陽光に接触していなかったことから、その中に含まれるミネラル元素が全く酸化されることがなく、非常に活性な状態のまま存在しており、特に、太古における珊瑚礁の多孔質層中において数万年もの長期間にわたって封止された塩水、海水或いは海洋深層水等と比較して、還元性に優れる塩化第一鉄や炭酸第一鉄などの第一鉄塩等の低原子価の金属イオンや各種硫化物更に活性水素を多く含有し、著しく高い還元作用(還元力)を示す上、生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質による汚染が全く無く、極めて安全であるなどの効果を奏するのである。
【0110】
又、前記古代水及び/又は古代塩水においては、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止されたものであり、低原子価の金属イオンや硫黄分(硫化物等)が多く、その還元電位(還元力)が極めて高いうえ、これを空気に暴露しても、還元電位の低下が長期間にわたって然程なく、高い還元電位が長期間にわたって維持されるのであり、従って、その保存、管理が極めて容易で、しかも容器も特別な構造のものを用いる必要がないうえ、長期間にわたって、皮膚や生体内での活性酸素や過酸化脂質の発生や蓄積を確実に抑制することができるなどの効果を奏するのである。
【0111】
更に、前記古代水及び/又は古代塩水においては、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止されたものであり、2億数千万年もの長期間にわたって、緻密で、しかも極めて堅いチャート層によって外界と接触することなく、完全に封止されているから、この古代水及び/又は古代塩水を順次汲み上げても、海水や降雨水更に汚染された地下水が浸透、浸入することが全くなく、従って、海水や地下水更に降雨水などによって、環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質で汚染される虞れも全く無く、極めて安全性が高いものであるなどの効果を奏するのである。
【0112】
加えて、本発明においては、前記したように、古代水及び/又は古代塩水が2億数千万年もの長期間にわたって地核深層における破砕帯中に封止されているので、2億数千万年もの間、空気(酸素)や光に接触しておらず、しかもその間、破砕帯によって濾過、浄化されている上、雑菌やバクテリア等の微生物が殆ど存在しないのであり、その結果、非常に清浄で、この観点からも、極めて安全性が高いなどの効果を奏するのである。
【0113】
そして、本発明においては、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水が、通常の温泉水、地下水、海水或いは海洋深層水などでは得ることができない「高浸透力」及び「還元力(抗酸化力)」等の特性を発現する上、この古代塩水は、生命活動に必要不可欠なミネラル元素を多量に含み、2億数千年もの長期間にわたって破砕帯で濾過、浄化されており、しかも雑菌やバクテリア等の微生物の繁殖が一切なく清浄であり、又、前述のように、酸化性の物質に対して著しい還元作用(超還元力)を示し、酸化性の物質に対して著しく高い還元作用(超還元力)を示すのであり、しかも生活排水や工場廃水、更に環境ホルモン或いは有機系ハロゲン化合物、特に、ダイオキシン類やトリクロルエチレン等の有害物質による汚染が全くないから、これを活性成分として、各種商品、つまり化粧品、食品添加物、食品又は飲料に配合することによって本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品、食品添加物、食品又は飲料となり、ミネラル成分を経皮吸収的或いは経口吸収的に簡単に補給できるのであり、又、同時に活性酸素や活性化脂質の過剰発生や蓄積を著しく抑制することができるなどの効果を奏するのである。
【0114】
即ち、本発明においては、チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水が、生命活動に必要不可欠なミネラル元素を多量に含み、雑菌やバクテリア等の微生物の繁殖が一切ないし殆どなく極めて清浄であり、しかも、酸化性の物質に対して著しい還元作用(還元力)を発現するから、これを活性成分として、各種商品、つまり化粧品、食品添加物、食品又は飲料等に配合することによって本発明の古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品、食品添加物、食品又は飲料となり、ミネラル成分を経皮吸収的或いは経口吸収的に簡単に補給できると共に、活性酸素や活性化脂質の過剰発生ないし蓄積を著しく抑制することができるなどの効果を奏するのである。

Claims (6)

  1. チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分を配合したことを特徴とする古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品。
  2. チャート層より下層(深層)の破砕帯が、千枚岩層又は古期石灰岩の破砕帯である請求項1に記載の古代水及び/又は古代塩水を利用した化粧品。
  3. チャート層より下層(深層)に存在する破砕帯中に封止された古代水及び/又は古代塩水を採取し、これ自体或いはこれに含まれる成分を配合したことを特徴とする古代水及び/又は古代塩水を利用した食品添加物。
  4. チャート層より下層(深層)の破砕帯が、千枚岩層又は古期石灰岩の破砕帯である請求項3に記載の古代水及び/又は古代塩水を利用した食品添加物。
  5. 請求項3又は4に記載の食品添加物を配合したことを特徴とする古代水及び/又は古代塩水を利用した食品。
  6. 請求項3又は4に記載の食品添加物を配合したことを特徴とする古代水及び/又は古代塩水を利用した飲料。
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