JP4472760B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、印字ヘッドと印字用紙又はプラテンとの間隔を検出可能なプリンタに関する。
従来から、印字ヘッドをプラテン上の印字用紙に押し付け、その位置を基準として上記印字ヘッドを上記プラテンに押し付ける方向とは反対の方向に所定量移動させて、上記印字ヘッドと上記プラテンとの間隔を調整する技術が提案されている。このような技術は、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に開示されたプリンタは、印字ヘッドを印字用紙に押し付けることにより発生する駆動用モータの入力パルスと出力パルスとの周期のずれを演算する。そして、このずれ量が予め定められた2つの設定値を超えるときの夫々のパルス数から周期のずれの開始位置を算出することにより、印字ヘッドとプラテンとの間隔を調整する。
特開2005−262807号公報
ところで、例えばワイヤドット式のプリンタにおいて上記の技術を適用した場合、印字ヘッドを印字用紙に押し付けると、印字用紙にワイヤ又は印字部の開口等の圧迫痕が残ってしまうことがあった。そこで、印字ヘッドに、この印字ヘッドよりも印字用紙側に位置するキャリアストッパと呼ばれる部材を設けることにより、キャリアストッパを印字用紙に当接させることが行われている。
図2は、キャリアストッパを示す斜視図であり、図5(b)は、キャリアストッパを印字用紙に当接させた状態を示す模式図である。図2に示すように、キャリアストッパ3は、平坦な当接面6を有している。そして、図5(b)に示すように、この当接面6が印字用紙Pに対向するように、印字ヘッド(図5(a),(b)においては印字ヘッド本体1aのみ表示)に取り付けられている。
キャリアストッパ3の当接面6が印字用紙Pに押し付けられた後、その位置を基準として上記印字ヘッドを上記プラテンに押し付ける方向とは反対の方向に所定量移動させて、上記印字ヘッドと上記プラテンとの間隔を調整する。キャリアストッパ3の当接面6は平坦であるため、印字用紙Pに上述したような圧迫痕が残ることがない。
このようなキャリアストッパとして、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金(以下、総称してアルミ材という)から構成された基材の表面にニッケル(Ni)メッキが施されたものが使用されている。
上記印字ヘッドと上記プラテンの間の間隔は非常に小さなものであるので、印字を行う際に紙送りが行われると上記印字ヘッドよりも印字用紙P側に位置するキャリアストッパ3に印字用紙Pが当接してしまうことがある。そのため、プリンタが長期間使用されるに従って、キャリアストッパ3は、印字用紙に当接する面が徐々に摩耗していく。摩耗が進行すると、印字ヘッドに設けられたインクリボンが印字用紙Pに近づくこととなる。その結果、リボンマスク及びインクリボンと印字用紙Pとが接触して印字用紙が汚れたり、インクリボンが隙間に挟まったりしてしまう可能性がある。また、このようなことを防ぐためにキャリアストッパ3を新品に交換することは、高コストの原因ともなる。従って、キャリアストッパ3の印字用紙Pとの当接面6は、なるべく耐磨耗性に優れていることが好ましい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、低コストで耐摩耗性に優れたキャリアストッパが取り付けられた印字ヘッドを有するプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のプリンタは、
印刷媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンに接離する方向に移動可能となるように配置され、前記印刷媒体に印字する印字ヘッドと、
前記印字ヘッドに固定され、前記印字ヘッドが前記プラテンに向かう方向に移動したときに前記印刷媒体と当接することにより、前記印刷媒体と前記印字ヘッドとを所定の距離に離隔する離隔部材と、
を備え、
前記離隔部材は、少なくともその前記印刷媒体と対向する面にダイヤモンドライクカーボン(DLC)又は窒化チタン(TiN)から形成された硬質層を有する、
ことを特徴とする。
前記離隔部材は、アルミニウム又はアルミニウムを主成分とする合金で構成された基体を有し、前記硬質層は、前記基体上に形成されていることとしてもよい。
前記離隔部材は、エンジニアリングプラスチックで構成された基体を有し、前記硬質層は、前記基体上に形成されていることとしてもよい。
前記基体は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)又は液晶ポリマー(LCP)から形成されているように構成することができる。
本発明によれば、耐磨耗性に優れた硬質層を、安価で加工性に優れた材料から形成された基体上に形成して離隔部材(キャリアストッパ)を構成することにより、低コストで長期間にわたって安定した動作が可能なプリンタを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1(a)は本実施形態に係るプリンタのうち、印字ヘッドの一側面を示す側面図であり、図1(b)は、図1(a)に示す印字ヘッドの正面図(プラテン側から見た図)である。
図1(a)に示す印字ヘッド1は、ワイヤドット式の印字ヘッドである。印字ヘッド1は、プリンタ本体のキャリア(図示せず)に取り付けられており、両矢印で示す移動方向10aの方向に移動可能である。
印字ヘッド1は、印字用紙Pと対向する側にリボンガイド16を備えている。そして、リボンガイド16よりも印字用紙P側に凸となるように、リボンマスク2及びキャリアストッパ3が設けられている。これらのリボンマスク2及びキャリアストッパ3は、印字用紙Pを介してプラテン13と対向するような位置に設けられている。なお、本実施形態のプリンタを構成するプラテン13について、図1(a)においては、便宜上二点鎖線で示している。
リボンマスク2は、略ひし形の開口2aを有している。複数本配置された印字ワイヤ4は、この開口2aから印字用紙Pに向けて突出するようになっている。
キャリアストッパ3は、図1(b)に示すように、印字ヘッド1にねじ固定されている。この状態で、印字ヘッド1は、両矢印で示す移動方向10bの方向に移動可能である。なお、この移動方向10bは、印字用紙Pの紙送り方向と直交する方向である。
図2に、キャリアストッパ3の斜視図を示す。キャリアストッパ3の基体は、アルミ材から形成されており、印字ヘッド1に取り付けられたときに印字用紙Pと対向する側の面には矩形状の当接面6が形成されている。当接面6と隣接する各面は斜面8となっており、当接面6と各斜面8との境界、及び斜面8同士の境界は滑らかに面取り加工(図中に細い実線で表示)されている。
図3(a)はキャリアストッパ3を印字用紙側(プラテン側)から見た正面図であり、図3(b)はキャリアストッパ3の側面図である。図3(a)に示すように、キャリアストッパ3は、印字ヘッド1にねじ固定するための取付穴7を備えている。また、キャリアストッパ3は、図3(b)に示すように、位置決めピン9を備えている。これにより、キャリアストッパ3は印字ヘッド1の所定の位置に位置決めされて取り付けられる。
図4(a)は、上述のように形成されたキャリアストッパ3の当接面6を示す図であり、図3(a)のA−A線で切断した断面図である。また、図4(b)は、図4(a)の一部(B部)を拡大した図である。図4(b)に示すように、キャリアストッパ3の当接面6を構成する面において、基体14上に硬質層であるDLC(Diamond-Like Carbon:ダイヤモンドライクカーボン)膜15が形成されている。ここで、DLC膜は、i−カーボン膜、アモルファスカーボン膜又は硬質炭素膜とも呼ばれる膜であり、炭素(C)原子の結合中に例えば水素(H)原子等を含んでいてもよい。
本実施形態におけるDLC膜15は、PVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長)法により形成されている。PVD法は、例えばスパッタリング法又はイオンプレーティング法等の方法を用いることができる。DLC膜15のPVD法による成膜は、処理温度を例えば200℃程度とすることができるため、融点が低いアルミ材を基体とするキャリアストッパ3に対するDLC膜15の形成方法として好ましい。
以上のように構成された印字ヘッド1を有する本実施形態のプリンタの動作について、図5(a),(b)を参照して説明する。図5(a)は印字時を示す模式図であり、図5(b)はキャリアストッパ3と印字用紙Pとの当接時を示す模式図である。なお、図5(a),(b)においては、印字用紙Pの紙送り方向と直交する方向から見た図として図示しており、図示の便宜上印字ヘッド本体1a側とキャリアストッパ3側とを並べて表示している。
図5(a)に示す印字時においては、印字ヘッド本体1aから印字ワイヤ4が印字用紙P側へ突出する。これにより、印字ワイヤ4が、リボンマスク2をプラテン13上の印字用紙Pに接触させることにより印字を行う。なお、その際、図1に示したように、印字ワイヤ4及びリボンマスク2は、リボンマスク2に設けられた開口2aを挿通する。また、このとき、キャリアストッパ3は印字用紙Pと当接していない。
また、本実施形態において、図5(b)に示すキャリアストッパ3の当接面6と印字用紙Pとの当接状態は、印字ヘッド1と印字用紙Pとの間隔を検出する場合のものである。このような動作は、例えば、印字用紙Pの厚さが異なる場合にも印字品質を均一にするため、印字ヘッド1と印字用紙Pとの間隔を一定に保つ目的で行われる。例えば、キャリアストッパ3を印字用紙Pに押し付けた際の、印字ヘッド1が取り付けられたキャリアを駆動するモータの入力パルス数と出力パルス数との関係から、印字ヘッド1と印字用紙Pとの間隔を算出することができる。キャリアストッパ3は、その当接面6が印字用紙Pに押し付けられた後、その位置を基準として上記印字ヘッド1を上記プラテン13に押し付ける方向とは反対の方向に所定量移動させて上記印字ヘッド1と上記プラテン13との間隔が調整される。
図5(b)に示すように、プラテン13上の印字用紙Pとキャリアストッパ3の当接面6とが当接している。ここで、キャリアストッパ3は、その当接面6がリボンマスク2よりも印字用紙Pに近い側となるように印字ヘッド1に取り付けられている。このように、図6(b)に示す動作においては、キャリアストッパ3のみが印字用紙Pに押し付けられる。
上述したように、キャリアストッパ3が摩耗すると印字ヘッド1と印字用紙Pとが近づくため、インクリボン11による印字用紙Pの汚れ等が起こりやすくなる。そのため、キャリアストッパ3の印字用紙Pに対する当接面は耐摩耗性に優れていることが好ましい。この耐摩耗性は、例えばビッカース硬さ(Hv)が大きい方が高くなる傾向にある。
従来、キャリアストッパの印字用紙Pとの当接面には、例えばNiメッキが施されていた。このNiメッキのビッカース硬さは、処理条件によっても異なるが、おおむねHv500前後である。
これに対して、キャリアストッパを例えばAlのようなセラミック材料から形成すると、ビッカース硬さが例えばHv1500程度の当接面が得られる。この場合、プリンタの一般的な製品寿命までキャリアストッパを使用すると、キャリアストッパの磨耗量はおよそ10μm程度である。
しかし、キャリアストッパの機能面を考慮すると、必ずしもキャリアストッパの全体がセラミック材料で形成されている必要はない。また、コスト面を考慮すると、少なくともキャリアストッパの基体は、安価で加工性のよい材料を使用することが好ましい。
本実施形態においては、キャリアストッパ3を構成する基体14にアルミ材を使用し、基体14の表面にDLC膜15を形成することにより印字用紙Pと対向する当接面6が形成されている。これにより、キャリアストッパの基体に安価で加工性に優れた材料を使用しつつ、印字用紙との当接面には非常に硬い層が得られる。本実施形態のDLC膜15の場合には、ビッカース硬さが例えばHv2500以上の非常に硬い膜とすることできる。この場合、プリンタの一般的な製品寿命までキャリアストッパを使用する場合に必要なDLC膜の厚さは3〜5μm程度で十分である。
以上説明したように、本実施形態においては、キャリアストッパ3における印字用紙Pとの当接面6にDLC膜15を形成することにより、安価で加工性に優れたアルミ合金に耐磨耗性の硬質膜を設け、簡易な構成で長期間にわたって安定したプリンタの動作を実現することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態のプリンタに使用されるキャリアストッパは、第1の実施形態で説明したDLC膜に代えて、少なくとも印字用紙Pとの当接面に窒化化合物、例えば窒化チタン(TiN)膜が形成されていることを特徴とする。なお、上記以外のキャリアストッパ及び印字ヘッドを含むプリンタの構成としては、第1の実施形態と同様である。
本実施形態のようなTiN膜は、種々の方法で形成することができるが、例えばプラズマCVD法によって形成することができる。この形成方法によれば、比較的低温の処理温度でTiN膜を形成することができるため、融点が低い(例えばアルミニウムの場合約660℃)アルミ材の基体上にも好適なTiN膜を形成することが可能である。なお、TiN膜の形成にはこの他にも例えばPVD法等の方法も用いることができるので、基体に適した条件の形成方法で形成すればよい。
キャリアストッパの表面に形成されたTiN膜は、処理条件によっても異なるが、ビッカース硬さでHv2000以上の膜を形成することが可能である。この場合、プリンタの一般的な製品寿命までキャリアストッパを使用する場合に必要なTiN膜の厚さは3〜5μm程度で十分である。このように、高硬度の膜を印字用紙との当接面に設けることで、第1の実施形態と同様に長期にわたる使用によってもプリンタの印字ヘッドと印字用紙との間隔を検出する動作を安定して行うことができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態のプリンタに使用されるキャリアストッパは、その基体に、アルミ材に代えてポリフェニレンサルファイド(以下、PPS樹脂という)を使用したことを特徴とする。
PPS樹脂は、エンジニアリングプラスチックの一種であり、耐熱性及び機械的性質に優れた熱可塑性樹脂である。本実施形態においては、PPS樹脂をキャリアストッパの基体とし、その表面にDLC膜を形成する。キャリアストッパ及びDLC膜の形状は、図2〜図4に示す構成と同様である。
本実施形態において使用するPPS樹脂は、1.82MPaの応力条件における荷重たわみ温度が例えば260℃を示すものである。このPPS樹脂を図2〜図4に示すキャリアストッパ3の形状を有する基体14として成形する。そして、基体14の表面に第1の実施形態と同様にDLC膜15を成膜する。
上述したように、DLC膜15は約200℃の処理温度で成膜される。従って、本実施形態に用いられるPPS樹脂のようなエンジニアリングプラスチックを基体に使用してキャリアストッパを構成することができる。これにより、低コストでキャリアストッパを製造することができる。また、本実施形態では成形性のよいプラスチック材料を使用するため、基体の形状を本明細書で図示した以外の形状とする場合にも容易に成形することができる。これにより、設計の自由度を高めることが可能となる。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態のプリンタに使用されるキャリアストッパは、その基体に、液晶ポリマー(以下、LCP樹脂という)が使用されていることを特徴とする。
本実施形態において使用するLCP樹脂は、溶融状態で液晶状態となる熱可塑性樹脂であり、1.82MPaの応力条件における荷重たわみ温度が例えば250℃を示すものである。このLCP樹脂を、第3の実施形態と同様に、図2〜図4に示すキャリアストッパ3の形状を有する基体14として成形する。そして、基体14の表面に第1の実施形態と同様にDLC膜15を成膜する。
本実施形態によれば、PPS樹脂を使用した場合と同様に、キャリアストッパを低コストで製造することができると共に、形状の自由度を高めることができる。なお、第3及び第4の実施形態においては、エンジニアリングプラスチックのうち代表的な2例を挙げているが、上記以外のエンジニアリングプラスチックに対してDLC膜を形成することとしてもよい。特に、上述したPPS樹脂及びLCP樹脂のように、所謂スーパーエンジニアリングプラスチックと呼ばれる耐熱性が高いエンジニアリングプラスチックであれば、安定してDLC膜を形成することができるため好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計の変更が可能である。例えば、以下に示すような変形例により本発明を実施することとしてもよい。
上述した第1の実施形態では、DLC膜15をPVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長)法により形成しているが、他の方法によってDLC膜15を形成することとしてもよい。比較的融点が低いアルミ合金に対して安定したDLC膜を形成できる方法であればよく、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法等の方法によってDLC膜を形成することとしてもよい。
上述の各実施形態においては、キャリアストッパの印字用紙との当接面に、硬質層としてDLC膜又はTiN膜を形成することとしているが、この他の炭化物、窒化物、炭窒化物又は酸化物等の材料による硬質層を形成することとしてもよい。例えば炭窒化チタン(TiCN)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、窒化クロム(CrN)等、の硬質層を形成することとしてもよい。
また、上述の実施形態においては、ワイヤドット式のプリンタとして説明したが、例えばインクジェット方式のプリンタにおいて本発明のようなキャリアストッパを設けることとしてもよい。
(a)は本発明の第1の実施形態に係るプリンタに使用される印字ヘッドの一側面を示す側面図であり、(b)は(a)に示す印字ヘッドの正面図である。 本実施形態におけるキャリアストッパの斜視図である。 (a)は本実施形態におけるキャリアストッパをプラテン側から見た正面図であり、(b)は(a)に示すキャリアストッパの側面図である。 (a)は図3(a)のA−A線で切断した部分断面図であり、(b)は(a)のB部を拡大した部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタの動作を示す模式図であり、(a)は印字時を示し、(b)はセラミック板と印字用紙との当接時を示す。
符号の説明
1;印字ヘッド
2;リボンマスク
3;キャリアストッパ
4;印字ワイヤ
6;当接面
7;取付穴
8;斜面
9;位置決めピン
10a,10b;移動方向
11;インクリボン
13;プラテン
14;基体
15;DLC膜
16;リボンガイド
P;印字用紙

Claims (4)

  1. 印刷媒体を支持するプラテンと、
    前記プラテンに接離する方向に移動可能となるように配置され、前記印刷媒体に印字する印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドに固定され、前記印字ヘッドが前記プラテンに向かう方向に移動したときに前記印刷媒体と当接することにより、前記印刷媒体と前記印字ヘッドとを所定の距離に離隔する離隔部材と、
    を備え、
    前記離隔部材は、少なくともその前記印刷媒体と対向する面にダイヤモンドライクカーボン(DLC)又は窒化チタン(TiN)から形成された硬質層を有する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記離隔部材は、アルミニウム又はアルミニウムを主成分とする合金で構成された基体を有し、前記硬質層は、前記基体上に形成されたものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記離隔部材は、エンジニアリングプラスチックで構成された基体を有し、前記硬質層は、前記基体上に形成されたものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  4. 前記基体は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)又は液晶ポリマー(LCP)から形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のプリンタ。
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