JP4471261B2 - 学習支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、効率的な学習方法の決定を支援するための技術に関する。
現在、学校や通信教育などの教育現場において、学習は、「国語」、「数学(算数)」、「英語」、「理科」、「社会」といった具合に教科ごとにカテゴリーに分けられ、その教科に関する授業等を受けることによって行われるのが一般的である。
そして、文部科学省の定める学習指導要領に基づいて作成された教科書などによって、例えば数学ならば、第4章で一次関数、第5章で平面図形といった具合に学習の順番が決められている。また、特許文献1に示すように、コンピュータによって教育を行うにあたり、ストーリーに沿って変化し得る具象的情報による説明を学習者のコンピュータのグラフィックディスプレーに表示し、また、グラフィックディスプレーのひとつのウィンドウに学習 対象のアプリケーションの使用手順を表示し、この手順に従って、学習 者がグラフィックディスプレーの他のウィンドウで当該のアプリケーションの使い方を実習することを可能にする技術はあった。
特開2003−345228
しかし、上記従来技術による学習順番はどのような順番で学習を行うのがそれぞれの学習者にとって、最も効率の良い学習順番なのか、について考慮され決定されたものではない、という課題がある。場合によっては平面図形を先に学び、その平面図形の概念を知ってから一次関数を学んだ方が一次関数の理解が容易であるかもしれない。また、分数の加減乗除について複数例題があるとして、ある例題から解いた方が効率良く理解できるかもしれない。あるいは、ある教科内の学習順番のみならず、例えば、現代文、古文、漢文、といった関連教科間の学習順番、または国語、社会、数学、などの教科間の学習順番に関しても、同様に効率的な学習順番が存在すると考えられる。
上記課題を解決するために、本発明は、この学習順番の決定を支援するためのシステムを提供する。具体的には、学習のための問題を蓄積する問題蓄積部と、出題する順番を定める出題ルールを複数保持する出題ルール保持部と、出題ルールを個々の学習者別に割り当てる出題ルール割当部と、その出題ルールに従って問題を複数の学習者端末装置に送信する問題送信部と、学習者の成績情報を取得する成績情報取得部と、を有する学習支援システムを提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、どの出題ルールによる問題回答が良い成績を残せるのか、を知ることができ、したがって学習者にとって効率の良い学習順番を知ることができるようになる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は主に請求項1について説明する。
また、実施例2は主に請求項2について説明する。
また、実施例3は主に請求項3について説明する。
また、実施例4は主に請求項4について説明する。
また、実施例5は主に請求項5について説明する。
また、実施例6は主に請求項6について説明する。
また、実施例7は主に請求項7について説明する。
≪実施例1≫
(実施例1の概念)
図1に示すのは、本実施例の学習支援システムの概念の一例を説明するための図である。この図にあるように、本実施例の学習支援システムによって、一日目にサーバからAグループに面積を求めさせる問題が送信されてくる。Aグループはその問題にしたがって平面図形の面積の求め方などを学ぶ。続いて第二日目に同様にして一次関数の交点を求めさせるテスト問題などが送信され、一次関数についてAグループは学ぶ。一方Bグループには、第一日目には一次関数の交点を求める問題が送信され、第二日目には面積を求めるテスト問題が送信されてくる。その後、このAとB両方のグループに平面図形と一次関数についての理解度を確認するための理解度確認テスト問題がサーバから送信される。そしてこの理解度確認テスト問題の回答の成績結果が、Aグループの平均の方がBグループのそれより高ければ、例えば図形問題によって平面の概念を頭においてからX軸、Y軸の座標空間を学ぶという学習順番が、学習内容の理解にとって効率的な学習順番であると考えられる。あるいはBグループの成績の方が良ければ、X軸、Y軸の座標空間の概念を頭においてから平面図形を学んだ方がより効率的な学習順番であると考えられる。
このように本実施例の学習支援システムによって、異なる出題順番の問題を学習者に回答させ、その回答結果による成績に基づいて効率的な学習順番を決定することが可能になる、と考えられる。
(実施例1の構成)
図2に示すのは、本実施例の学習支援システムの機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の学習支援システムは、「サーバ装置」(0200)と、「学習者端末装置」(0210)と、からなる。そしてサーバ装置は、「問題蓄積部」(0201)と、「出題ルール保持部」(0202)と、「出題ルール割当部」(0203)と、「問題送信部」(0204)と、「成績情報取得部」(0205)と、を有している。
「問題蓄積部」(0201)は、学習のための問題を蓄積する機能を有する。この問題蓄積部は、例えば、ハードディスクドライブやメモリなどの記憶媒体や、フレキシブルディスクやCD−ROMやDVD−ROMなどの磁気/光学ディスクなどと、それらに蓄積された情報を参照、取得したり新たに書き加えたりするためのプログラムやソフトウェアなどによって実現される。「問題」とは、例えば「この図形の面積を求めなさい」といった数学の問題や、「年号を答えなさい」といった歴史の問題、あるいは漢字の問題、元素記号の問題、和訳の問題などが挙げられる。
図3に示すのは、この問題蓄積部で蓄積されている問題の一例について説明するための図である。この図にあるように、問題蓄積部では、識別情報001aaで識別される「対角がそれぞれ等しく対辺がそれぞれ等しい四辺形は?」という平面図形の概念に関する問題や、同様に001bbで識別される「平行四辺形の面積の求め方は?」という平面図形の面積の問題、あるいは002aaで識別される「傾きaのエレベーターのx秒後の高さは?」といった一次関数の概念に関する問題や、002bbで識別される「二つの一次関数の交点は?」といった一次関数の交点に関する問題がその内容によって識別情報と関連付けて蓄積されている。もちろん、国語、社会、理科、英語などそれぞれの教科に関しても同様にして問題が蓄積されている。
「出題ルール保持部」(0202)は、出題ルールを複数保持する機能を有する。「出題ルール」とは、問題蓄積部(0201)に蓄積された問題の全部又は一部を出題する順番を定めるルールをいう。この出題ルール保持部は前記問題蓄積部と同様に、例えば、ハードディスクドライブやメモリなどの記憶媒体や、CD−ROMやDVD−ROMなどの光学磁気ディスクなどと、それらに蓄積された情報を参照、取得したり新たに書き加えたりするためのプログラムやソフトウェアなどによって実現される。
図4に示すのは、この出題ルール保持部で保持されている出題ルールの一例について説明するための図である。この図にあるように、出題ルール1では第一日目に001aaの問題を送信した後、第二日目に002bbの問題を解かせる、すなわち平面図形の概念に関する問題の後に一次関数の傾きに関する問題を解かせる出題順番である。同様に、出題ルール2では001bbの問題の後、002bbの問題を解かせる、出題ルール3では002bbの問題の後、001aaの問題を解かせる、という出題順番が定められている。
勿論、この出題ルールは、例えば東北地方の地理に関する地理問題の後、奥州藤原氏についての歴史問題が出題される、といった関連教科間の学習順番の出題ルールであっても良いし、また、社会の歴史で明治時代の風俗や生活などについての問題を解いた後、その時代背景に基づいた夏目漱石の文学作品についての国語の問題が出題される出題ルールなどであっても良い。
また上記例では一日目、二日目という具合に日をおいて問題を送信する出題ルールとしたが、その出題ルールが、テストの一問目が平面図形に関する問題で二問目が一次関数の問題、という具合に一つのテストの中での出題順番であっても良い。
「出題ルール割当部」(0203)は、出題ルール保持部に保持されている出題ルールを個々の学習者別に割り当てる機能を有する。この出題ルール割当部は、例えばCPUなどの演算装置で実現される。そして、その割り当ては、例えば出題ルール1に基づいた問題をランダムで選択した学習者端末装置に対して送信し、また出題ルール2に基づいた問題を残りの学習者端末装置に対して送信する、などの方法が挙げられる。あるいは、後述する実施例5で説明するように、学習者の成績レベルに応じてグループ分けを予め行い、そのグループごとに出題ルールを割り当てても良い。
「問題送信部」(0204)は、出題ルール割当部にて割り当てられた出題ルールに従って問題を複数の学習者端末装置(0210)に送信する機能を有する。この送信は、例えば、予め学習者にメールアドレスを登録しておいてもらい、その登録メールアドレスに対して出題ルールに従った問題を添付、または本文に記載する形態で行う方法が挙げられる。あるいは、学習者が自身の学習者端末装置でサーバ装置にアクセスしてきた場合にその学習者端末装置のIPアドレスに基づいて、出題ルールに従った問題を表示画面に表示させるためにhtml言語で記述した問題を送信したり、ダウンロードさせるために問題のテキストファイルを送信したりしても良い。
またこの問題送信部において、後述する成績情報取得部での成績情報の分類を行うために、学習者端末装置の識別情報と、該学習者端末装置に送信した出題ルールの識別情報とを関連付けて保持していても良い。それによって、出題ルールごとの成績情報を取得、分類することが可能になる。
「成績情報取得部」(0205)は、問題送信部(0204)が送信した学習者端末装置と関連付けて学習者の成績情報を取得する機能を有する。この取得する学習者の成績情報は、例えば、問題送信部より送信した問題の理解度を確かめるために改めて送信した理解度確認問題に対する回答のでも良い。あるいは、実施例2で後述する様に問題送信部より送信した問題そのものの回答の成績情報でも良い。「成績情報」とは、学習者の成績を示す情報をいい、各種テストの回答の点数や正解率などが挙げられる。
また、成績情報と学習者端末装置との関連付けに関して、前述のように問題送信部での送信の際に予め学習者端末装置の識別情報と、該学習者端末装置に送信した出題ルールの識別情報とを関連付けて保持しておくことで、出題ルールごとの成績情報が取得可能にしておくと良い。あるいは、学習者端末装置から回答が送信されてくる際に、その問題の出題ルールを識別する情報も同時に送信されることで、出題ルールと成績情報との関連付けが行われても良い。
このように出題ルールごとの成績情報を取得することで、どの出題ルールによる問題回答が良い成績を残せるのか、を知ることができ、したがって学習者にとって効率の良い学習順番を知ることができるようになる。
(実施例1の処理の流れ)
図5に示すのは、本実施例の学習支援システムの処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示す処理の流れは、方法、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(以下、本明細書に記載する全ての処理の流れについても同様である)。
この図にあるように、まず、予め複数保持されている出題ルールを個々の学習者別に割り当てる(ステップS0501)。次に、前記ステップS0501にて割り当てられた出題ルールに従って、予め蓄積されている学習のための問題の全部又は一部を複数の学習者端末装置に送信する(ステップS0502)。最後に、前記ステップS0502にて送信した対象の学習者端末装置と関連付けて学習者の成績情報を取得する(ステップS0503)。
(実施例1の効果の簡単な説明)
以上のように、どの出題ルールによる問題回答が良い成績を残せるのか、を知ることができ、したがって、例えば歴史で明治時代の生活、風俗について学んだ後、国語で夏目漱石を学ぶとその理解が良くなる、とか逆に国語で夏目漱石の作品に触れてから歴史で明治時代について学ぶと効率よく憶えられる、といった具合に学習者にとって効率の良い学習順番を知ることができるようになる。
(実施例1のその他の例)
上記実施例では、サーバ装置から学習者の学習者端末装置に問題を送信し、またその回答を学習者端末装置からサーバ装置に送信してもらう、といういわゆる通信教育を基本とした実施例について説明した。しかしこの通信教育を基本とする実施例のほかに、学校での授業などで先生が問題と出題ルールが記憶されたCD−ROMなどを生徒に配布し、生徒は自宅でそのCD−ROMの問題を解いて学習するという実施例であっても良い。
図6に示すのは、このCD−ROMなど外部記憶媒体を利用した学習支援システムの実施例の機能ブロックの一例を表す図である。なお、図中の「問題蓄積部」(0621)と、「出題ルール保持部」(0622)と、「出題ルール割当部」(0613)と、「問題送信部」(0624)と、「成績情報取得部」(0605)の作用の詳しい説明は上記記述済みであるとして省略し、処理の流れの概略などについて説明する。
この図にあるように、本実施例の学習支援システムは、サーバ装置(又は指導者用端末装置0600)と、「学習者端末装置」(0610)と、「CD−ROM」など外部記憶媒体(0620)と、からなる。まず、先生(指導者)が、「問題蓄積部」と「出題ルール保持部」、「問題送信部」を有するCD−ROMを生徒それぞれに配布する。このCD−ROMには、生徒または複数の生徒の組ごとに異なった問題や出題ルールが保持されている。生徒は家に持ち帰ったこのCD−ROMを自宅の学習者端末装置の読取ドライブに挿入する。すると、出題ルールにしたがって問題送信部から問題を送信するプログラムが学習者端末装置のメモリ上(出題ルール割当部)で展開、実行される。このプログラムにしたがって問題蓄積部に蓄積されている問題が学習者端末装置に送信され、出題ルールに従った順番で表示画面に問題が表示される。生徒はこのCD−ROMを利用して、自身に割当てられている出題ルールの順番に沿って問題を解いていき、最後に理解度確認テスト問題の回答や、問題蓄積部に蓄積されている問題の回答を、インターネットなどの通信網を利用して指導者が利用するサーバ装置の成績情報取得部に送信する。あるいはフレキシブルディスクなどの外部記憶媒体を介して成績情報が指導者用端末装置に入力、取得される。
以上のようにして学校の教育現場などでも、本実施例の学習支援システムを利用し、効率的な出題ルールを探ることが可能となる。
≪実施例2≫
(実施例2の概念)
本実施例の学習支援システムは、実施例1を基本として、問題送信部から送信された問題に対する回答の成績状況に基づいて、効率的な学習順番を探る学習支援システムである。
(実施例2の構成)
本実施例の学習支援システムは、実施例1を基本として、「サーバ装置」と、「学習者端末装置」と、からなる。そしてサーバ装置は実施例1と同様に、「問題蓄積部」と、「出題ルール保持部」と、「出題ルール割当部」と、「問題送信部」と、「成績情報取得部」とを有する。そして特徴点として、成績情報取得部が取得する成績情報が、前記学習者の端末装置に送信された問題を学習者が回答した結果に基づく情報である点である。
なお、「問題蓄積部」と、「出題ルール保持部」と、「出題ルール割当部」と、「問題送信部」と、「成績情報取得部」の作用の詳しい説明は上記記述済みであるとして省略する。
図11に示すのは、本実施例の学習支援システムによって取得される成績情報の一例を表した図である。この図にあるように、例えば、問題蓄積部で蓄積されており、図3において説明した識別情報で識別される問題の正解率が、図4で説明した識別情報で識別される出題ルールごとに算出され取得される。勿論、個人やグループ別に、その得点や正解・不正解の区別を示す情報が問題と出題ルールごとに取得されても良い。
(実施例2の効果の簡単な説明)
以上のように、問題送信部において送信した問題の回答に基づく成績情報を取得することによって、問題蓄積部に蓄積されている問題それ自体の理解度を判断することが可能になる。
また、改めて理解度確認テスト問題などを作成、実施する手間も省ける。
≪実施例3≫
(実施例3の概念)
本実施例の学習支援システムは、実施例1又は2を基本として、最も成績が良い学習者に対応する出題ルールを最も効率の良い学習順番として、該当する出題ルールを選択する機能を備えた学習支援システムである。
(実施例3の構成)
図7に示すのは、本実施例の学習支援システムの機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の学習支援システムは、実施例1又は2を基本として、「サーバ装置」(0700)と、「学習者端末装置」(0710)と、からなる。そしてサーバ装置は実施例1又は2と同様に、「問題蓄積部」(0701)と、「出題ルール保持部」(0702)と、「出題ルール割当部」(0703)と、「問題送信部」(0704)と、「成績情報取得部」(0705)とを有する。なお、「問題蓄積部」(0701)と、「出題ルール保持部」(0702)と、「出題ルール割当部」(0703)と、「問題送信部」(0704)と、「成績情報取得部」(0705)の作用の詳しい説明は上記記述済みであるとして省略する。
そして特徴点として、「出題ルール選択部」(0706)をさらに有する。
「出題ルール選択部」(0706)は、成績情報取得部(0705)が取得した成績情報に基づいてもっとも成績がよい学習者に対応する出題ルールを選択する機能を有する。「もっとも成績がよい」とは、例えば、個人の得点やグループの平均点、平均回答率がもっともよい場合でも良いし、グループ内の最高得点や最高回答率者の得点や回答率を比較してもっともよい場合でも良い。
このようにして出題ルール選択部で選択された出題ルールの識別情報に基づいて、例えば、出題ルール保持部から該当する出題ルールが取得され、出題ルール割当部に送信される。あるいは、まず出題ルール割当部に選択された出題ルールの識別情報が送信され、sの送信された識別情報に基づいて出題ルール割当部が出題ルール保持部から出題ルールを取得する。
(実施例3の処理の流れ)
図8に示すのは、本実施例の処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、まず、予め複数保持されている出題ルールを個々の学習者別に割り当てる(ステップS0801)。次に、前記ステップS0801にて割り当てられた出題ルールに従って、予め蓄積されている学習のための問題の全部又は一部を複数の学習者端末装置に送信する(ステップS0802)。続いて、前記ステップS0802にて送信した対象の学習者端末装置と関連付けて学習者の成績情報を取得する(ステップS0803)。最後に、前記ステップS0803で取得した成績情報に基づいて、もっとも成績のよい学習者に対応する出題ルールを選択する(ステップS0804)。
(実施例3の効果の簡単な説明)
以上のように、本実施例の学習支援システムによってもっとも成績のよい学習者に対応する出題ルールを選択することで、今後他の学習者に対しても学習効果がある学習順番の一つを提案することが可能になる。
≪実施例4≫
(実施例4の概念)
本実施例の学習支援システムは、実施例1などを基本として、例えば出題ルール1の順番で問題を送信したグループAでは理解度確認テストで問1から問50までの成績が良く、出題ルール2の順番で問題を送信したグループBでは理解度確認テストで問51から問100までの成績が良かった場合に、出題ルール1と出題ルール2を合わせて新しい出題ルール3を生成し保持する学習支援システムである。
(実施例4の構成)
図9に示すのは、本実施例の学習支援システムの機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の学習システムは、実施例1から3のいずれか一を基本として、「サーバ装置」(0900)と、「学習者端末装置」(0910)と、からなる。そしてサーバ装置は同様に、「問題蓄積部」(0901)と、「出題ルール保持部」(0902)と、「出題ルール割当部」(0903)と、「問題送信部」(0904)と、「成績情報取得部」(0905)と、を有する。なお、「問題蓄積部」(0901)と、「出題ルール保持部」(0902)と、「出題ルール割当部」(0903)と、「問題送信部」(0904)と、「成績情報取得部」(0905)の作用の詳しい説明は上記記述済みであるとして省略する。
そして特徴点として、「出題ルール生成部」(0906)をさらに有する。
「出題ルール生成部」(0906)は、成績情報取得部(0905)が取得した成績情報に基づいて新たな出題ルールを生成する機能を有する。
出題ルールの具体的な生成例としては、学習者(のグループ)を識別する情報とその学習者に送信した問題の出題ルールを識別する情報とを関連付けて保持しておく。また、それぞれの出題ルールも、微分に関する問の順番、図形に関する問の順番、行列に関する問の順番、といった具合にその内容によって細分化し管理可能な状態で保持しておく。
そして、学習者から成績情報として正解率や得点などを各問ごとに取得する。またこの各問の成績情報もそれぞれ微分、図形、行列、などその内容によって区分され識別情報が付されている。ここで、取得した成績情報のうち微分の識別情報で識別される問いの正解率がもっとも良かったのは、出題ルール3で出題された学習者のグループであった。この場合、細分化され管理されている出題ルール3の微分に関する問の順番の情報が選択される。同様に図形に関しては出題ルール4で出題された学習者のグループが、行列に関しては出題ルール1で出題された学習者のグループの正解率がそれぞれもっとも高かった。そこで、出題ルール11として、微分に関しては出題ルール3の微分に関する問の順番、図形に関しては出題ルール4の図形に関する問の順番、行列に関しては出題ルール1の図形に関する問の順番を組合せ、新たな出題ルールを生成する。
このように、各問や各カテゴリーで出題ルールに応じた正解率や総得点などを比較し、最も良い出題ルールを組み合わせて新しい出題ルールを生成することが挙げられる。
そのほかにも、出題ルールごとの正解率や得点を、問題を送信した時系列に応じて取得し、最終的な得点が最も高くなる時系列の並びに応じた順番で出題ルールを組合せ新たな出題ルールを生成しても良い。このような出題ルールを生成することで、徐々に理解が深まる出題ルールを生成することができる。
以上のように、成績情報に応じて新たに出題ルールを生成することによって、さらに効率的な学習順番を提案することが可能になる。
(実施例4の処理の流れ)
図10に示すのは、本実施例の処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、まず、予め複数保持されている出題ルールを個々の学習者別に割り当てる(ステップS1001)。次に、前記ステップS1001にて割り当てられた出題ルールに従って、予め蓄積されている学習のための問題の全部又は一部を複数の学習者端末装置に送信する(ステップS1002)。続いて、前記ステップS1002にて送信した対象の学習者端末装置と関連付けて学習者の成績情報を取得する(ステップS1003)。最後に、前記ステップS1003で取得した成績情報に基づいて、新たな出題ルールを生成する(ステップS1004)。
(実施例4の効果の簡単な説明)
以上のように、本実施例の学習支援システムによって、成績情報に応じて新たに出題ルールを生成することができ、さらに効率的な学習順番を提案することが可能になる。
≪実施例5≫
(実施例5の概念)
本実施例の学習支援システムは、実施例1と同様に、学習者(のグループ)それぞれに出題ルールに従って問題を送信し、送信した問題や理解度確認テスト問題の成績情報を取得する。そして本実施例では、このとき取得した成績情報を元に、高得点者、中得点者、低得点者という具合に学習者(のグループ)のランク付けを行う。そして今度は同一ランク内でまた別々の出題ルールに応じた問題を送信する。そして再び成績情報を取得することで、高得点者、中得点者、低得点者にとって学習効率の良い出題ルールをそれぞれ探ることができるようになる。
(実施例5の構成)
本実施例の学習支援システムは、実施例1から4のいずれか一を基本としているため、その機能ブロック図は、例えば図2で示すものと同様である。そして本実施例の学習支援システムの特徴点としては、「出題ルール割当部」が、前記成績情報に基づいて割り当てを行うことが挙げられる。この割当ては、上記の様に正解率や得点に応じて学習者(のグループ)をランク分けし、そのランク内でさらに出題ルールを割当てる方法が挙げられる。
例えば出題ルール01では、標準偏差以上の得点上位者の平均点が80点であり、標準偏差以下の得点下位者の平均点が40点であった。一方、出題ルール02では、得点上位者の平均点が95点であり、得点下位者の平均点が30点であった。そこで、出題ルール01は、得点下位者のグループには出題ルール02より効果的な学習順番であるが、逆に出題ルール02は得点上位者にとって効果的な学習順番である、と言える。そのほかにも平均点ではなく所定の得点以上の者の数を比較するなどの方法であっても良い。
(実施例5の効果の簡単な説明)
本実施例の学習支援システムによって、学習者の学習レベルに合わせて効率的な学習順番を知り、提案することが可能になる、と考えられる。
≪実施例6≫
(実施例6の概念と構成)
本実施例の学習支援システムは、実施例1から5のいずれか一を基本としているため、その機能ブロック図は、例えば図2で示すものと同様である。そして本実施例の学習支援システムの特徴点は、学習者端末装置に送信される問題が暗記問題である点である。
(実施例6の効果の簡単な説明)
とりわけ元素記号や公式、年号、漢字、英単語などの暗記問題は、その他の問題と異なり何らかの情報と関連付けて学習する、ということが困難であるため、その学習には苦労が多い。そこで本実施例の学習支援システムによって暗記問題を学習者端末装置に対して送信し成績情報を取得することで、暗記をするために効率良い学習順番がわかれば便利である。
≪実施例7≫
(実施例7の概念と構成)
本実施例の学習支援システムは、実施例1から6のいずれか一を基本としているため、その機能ブロック図は、例えば図2で示すものと同様である。そして本実施例の学習支援システムの特徴点は、成績情報取得部が、学習者の回答までの時間を示す情報を含む成績情報を取得する点である。
この時間を示す情報の取得方法に関しては、例えば、学習者端末装置に内蔵されている時計機能を利用して、問題を表示してから回答が入力されるまでの時間を取得するプログラムを組み込んでおく方法が挙げられる。
(実施例7の効果の簡単な説明)
このように、成績情報として回答にかかる時間を示す情報を取得することで、例えば在宅で問題を解かせた場合などに学習者がインターネットや書籍など正解を調べるといった不正行為を発見する、あるいは防ぐことが可能になる。
また、例えば出題ルール1で学習させた学習者の回答までの時間が短ければ、出題ルール1はより効果の高い学習順番であると考えることができる。従って、さらに効率の良い学習順番を提案することが可能になる。
実施例1の学習支援システムの概念の一例を説明するための図 実施例1の学習支援システムの機能ブロックの一例を表す図 実施例1の学習支援システムの問題蓄積部で蓄積されている問題の一例について説明するための図 実施例1の学習支援システムの出題ルール保持部で保持されている出題ルールの一例について説明するための図 実施例1の学習支援システムの処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例1の学習支援システムの機能ブロックの、外部記憶媒体を利用したその他の一例を表す図 実施例3の学習支援システムの機能ブロックの一例を表す図 実施例3の学習支援システムの処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4の学習支援システムの機能ブロックの一例を表す図 実施例4の学習支援システムの処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2の学習支援システムの成績情報の一例を表す図
符号の説明
0200 サーバ装置
0201 問題蓄積部
0202 出題ルール保持部
0203 出題ルール割当部
0204 問題送信部
0205 成績情報取得部
0210 学習者端末装置

Claims (4)

  1. 学習のための問題を蓄積する問題蓄積部と、
    前記問題蓄積部に蓄積された問題の全部又は一部を出題する順番を定める出題ルールを複数保持する出題ルール保持部と、
    前記出題ルール保持部に保持されている出題ルールを個々の学習者別に割り当てる出題ルール割当部と、
    前記出題ルール割当部にて割り当てられた出題ルールに従って問題を複数の学習者端末装置に送信する問題送信部と、
    前記問題送信部が送信した学習者端末装置から返信された学習者の成績情報を、その学習者端末装置と関連付けて取得し、メモリに保持する成績情報取得部と、を有し、
    前記出題ルール割当部は、
    出題ルールごとに、前記メモリに保持された成績情報で示される成績順に学習者をランク分けするランク分け手段と、
    各出題ルールの同一ランク間の成績情報を比較し、ランクごとに成績の高い出題ルールを特定する特定手段と、
    前記ランクごとに特定された出題ルールを当該ランクに属する学習者に割り当て、その割当をメモリに保持するランク別割当手段と、
    を有する学習支援システム。
  2. 前記成績情報取得部が取得する成績情報は、前記学習者の端末装置に送信された問題を学習者が回答した結果に基づく情報である請求項1に記載の学習支援システム。

  3. 前記学習のための問題は、暗記問題である請求項1または2に記載の学習支援システム。
  4. 前記成績情報取得部は、学習者の回答までの時間を示す情報を含む成績情報を取得し、
    その成績情報に関連付けられている学習者端末装置に対して送信した出題ルールごとの前記時間を集計する請求項1から3のいずれか一に記載の学習支援システム。
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