JP4469540B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗い,すすぎ,脱水の運転態様について設定可能な構成の洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
いわゆる全自動洗濯機においては、洗濯運転の開始に際して使用者が所望の洗濯コースを選んでスタートさせることで、洗い,すすぎ,脱水の各行程の運転制御を設定されたコースの条件にしたがって行うようになっている。これにより、使用者は、各行程毎に操作をすることなく簡単に洗濯を行うことができる。
【0003】
しかしながら、このような全自動洗濯機において、設定可能なコースの種類は限られており、例えば、洗いコースの中の「さっと」コースを選ぶと、洗い、すすぎ、脱水、乾燥のいずれも「さっと」に設定されてしまうため、ある行程だけ「さっと」に設定したくてもできないものであった。
【0004】
使用者によっては、洗濯物の汚れ具合や時間的な制約からコースの設定内容を部分的に変更して好みの洗濯運転をしたくなる場合があるが、このような場合には、コース設定ではなく、個別に運転条件を設定するなどの必要があり、操作が面倒になる不具合があった。
【0005】
また、上記した個別に運転条件を設定する方法では、各運転コースに適した設定を使用者が行うことになるが、たとえば、上記した「さっと」に相当する洗い運転の条件を設定した後、すすぎ、脱水の各運転条件に応じて所望する条件はどの程度の設定をすればよいかという点についてはその指標がなく初めての使用者が設定するには難しい。
【0006】
このため、マニュアルを見たり経験的に認識した条件を覚えておいて設定するなどの必要がある。さらには、洗濯物の量に応じてそれらの条件を変更する必要の生ずるため、使用者が所望する運転条件を簡単に設定することができないという不具合があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者が実施したい洗濯の運転条件を簡単且つ迅速に設定できるようにした洗濯機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では次の構成を採用している。
請求項1記載の洗濯機では、洗い,すすぎ,脱水のそれぞれの運転について複数の運転態様が選択設定可能設けられた構成の洗濯機において、前記洗いの運転について運転態様が選択設定されると、その運転態様の設定内容に応じてその後のすすぎ,脱水のそれぞれの運転について前記複数の運転態様の設定内容を補正し設定内容が補正された前記すすぎ,脱水の複数の運転態様の中から選択された運転態様の設定内容の条件で運転制御する制御手段を設ける構成としたところに特徴を有する。
【0009】
上記構成を採用することにより、使用者により洗いの運転態様が選択設定されると、制御手段によりその設定された洗いの運転態様に応じてその後のすすぎ,脱水の設定内容が補正された状態で表示され、これを選択して設定することで、使用者は簡単且つ確実に洗いの運転態様に応じた設定内容を選ぶことができるようになる。
【0010】
例えば、洗いの運転態様として「静かに」といったコースがあるとして、これを設定した場合には、すすぎや脱水の行程においても標準的な設定状態が静かに運転される状態となり、さらに、その標準的な設定状態を好みに応じて変更設定することができるようになる。
【0011】
請求項2記載の洗濯機では、上記構成において、乾燥運転機能を備えたものを対象とし、前記制御手段を、乾燥運転機能についても洗いの運転態様に応じて設定内容を補正して実行するように構成したところに特徴を有する。
【0012】
これにより、洗濯運転から乾燥運転までの一環した作業を使用者が所望する運転態様で迅速且つ確実に設定することができるようになる。例えば、洗いの行程の運転態様として「静かに」といったコースが設定され、乾燥運転の行程では、標準的な運転態様としてこの「静かに」という運転態様が基準となった運転条件が設定される。
【0013】
この「静かに」という乾燥運転の態様では、通常の標準的な洗いの運転態様における乾燥運転の条件に比べてドラムの回転数などが静音状態を形成する方向に補正されるので、そのまま標準を選択しても静かな運転が行われるが、使用者によってはさらに静かな運転状態を望む場合や、短時間で乾燥運転を行いたい場合などに好みの設定に変更することができるようになる。
【0014】
請求項3記載の洗濯機では、上記各発明において、前記制御手段を、選ばれた洗いの設定内容に応じて、以後の行程で前記設定内容に不適合な組み合わせについては選択できないように構成した。
【0015】
上記構成によれば、設定内容に対して不適合な組み合わせとして、例えば使用者に設定して欲しくない組み合わせなどについて、選択された洗いの運転態様では確実に洗濯が仕上げられないような条件を外して表示させることができるので、使用者が選ぶことができる設定では、いずれにおいても確実に洗濯を行うことができるようになる。
【0016】
この場合、洗いの設定内容に不適合な組み合わせとして、使用者に設定して欲しくない組み合わせについて選択できないようにすることは、例えば、表示をしない場合、表示をするが選択できないことがわかるように表示する場合、あるいは表示はしているが、操作をしても選択することができない場合など、いろいろな態様を採用することができる。
【0017】
請求項4の洗濯機では、上記各発明において、前記制御手段を、電源が投入されるとその初期状態では設定内容を標準設定を選択しているように構成した。
上記構成によれば、使用する頻度の高い標準設定を選択する場合には、初期状態においてすでに選択状態となっているので、簡単且つ迅速に運転態様の設定を行うことができるようになる。
【0018】
請求項5の洗濯機では、上記各発明において、運転態様を記憶するための記憶手段を設け、前記制御手段を、電源が投入された状態では、現在の設定状態を前記記憶手段に記憶させ、電源が再投入されたときに前記記憶手段に記憶された運転態様を設定するように構成した。
【0019】
上記構成によれば、前回の最後に使用していた設定内容を再び設定する場合には、そのまま選択状態にある運転態様を設定することができるようになり、設定内容を忘れてしまった場合でも、そのまま使用することができうになるので、使い勝手が向上する。
【0021】
上記構成によれば、使用者が洗いの運転態様を設定すると、これに対応したすすぎ、脱水についての標準的な設定内容を選択した状態で表示させ、使用者が標準的な設定で運転を実施する場合には、そのままで運転を開始させるだけで済み、また、設定を各行程別に変える場合には、あらかじめ選択されている状態を基準として変更することができるので、目安となる基準を認識しながら所望の設定条件を確実に選んで設定することができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例につき図面を参照しながら説明する。図2はシステムの全体構成を概略的に示し、図1は本発明に関わる要部の電気的構成を示している。図2において、洗濯機1は、ランドリー機器例えばドラム式の全自動洗濯乾燥機であり、他の家電機器である冷蔵庫2、電子レンジ3、エアコン4、クッキングヒータ5などと共に、ネットワークとしての家庭内LAN6を介して端末装置であるホーム端末7との間で、情報通信が可能に設けられている。
【0028】
ホーム端末7は、外部のネットワークであるインターネット8を介してWebサーバとしての洗濯運転制御情報提供サーバ9にアクセス可能に設けられており、その洗濯運転制御情報提供サーバ9が管理するデータベース10に記憶されている洗濯運転に関する制御データを得ることができるようになっている。
【0029】
なお、このホーム端末7は、洗濯機1以外の家電機器2〜5などについても、それぞれに対応したWebサーバにアクセスしてさまざまな制御データを受信することができると共に、それらの家電機器の制御や情報の授受を行うことができる。また、ホーム端末7は、インターネット8を通じて他のサーバにアクセスして情報を得ることができると共に、メールの送受信なども行うことができるように構成されている。
【0030】
ホーム端末7の外観構成は、図3に示すように、携帯型端末装置のような形状で、前面には表示パネル7aが設けられると共に、電源スイッチ7b、ホームスイッチ7cおよびメールスイッチ7dなどが配設されている。表示パネル7aは、その表地面部分に透明電極で構成されたタッチスイッチが設けられており、表示された状態の文字やパターンなどの表示部分を指などで触れることにより、所望の条件のものを選択設定することができるように構成されている。
【0031】
次に、図1を参照して電気的構成について説明する。なお、図1には、本発明に関わる要部の構成を示しており、他の構成については省略して示している。洗濯機1において、洗濯運転および乾燥運転の電気的制御を行う制御回路11は、CPU、ROM、RAMなどを主体として構成されるもので、あらかじめ洗濯運転に関する制御プログラムや他の制御に関するプログラムが記憶されている。
【0032】
この制御回路11には、洗濯運転に必要な各種の装置として、ドラム用モータ12、給水弁13、排水弁14、ファン用モータ15、温風用ヒータ16などが接続され、駆動制御されるようになっている。また、制御回路11には、設定状態を示したり他の情報を表示するための表示部17、スイッチあるいはタッチパネルからなる入力部18、水位センサや回転センサなどの各種センサ19が接続されると共に、前述のホーム端末7との間で通信を行なうための通信インターフェース20が接続されている。
【0033】
ホーム端末7は、CPUを主体としてROM、RAMや各種回路を備えた制御回路21が配設されており、表示パネル7aの表示制御や通信制御を行なう制御機能を備えている。この制御回路21には、入力部22として表示パネル7aのタッチパネルの操作入力や電源スイッチ7b,ホームスイッチ7c、メールスイッチ7dが接続されており、各操作入力を受け付けるように構成されている。
【0034】
外部ネットワーク通信部23は、インターネット8に接続するための通信部であり、制御回路21から洗濯制御情報提供サーバ9にアクセス可能に設けられている。また、通信インターフェース24は、洗濯機1の通信インターフェース20との間で家庭内LAN6を介して通信を行なうためのもので、制御回路21に接続されている。この場合、家庭内LAN6は、有線LAN方式で構築しても良いし、ホーム端末7の携帯性を高める目的からブルートゥースなどの無線LAN方式あるいは赤外線信号を用いたLANで構築することもできる。
【0035】
次に、本実施形態の作用について説明する。なお、この実施形態においては、ホーム端末7により洗濯機1の運転態様を設定する場合を想定しており、以下、このホーム端末7の表示パネル7aによる表示状態について説明する。
【0036】
ホーム端末7は、電源スイッチ7bがオンされると、制御回路21は図4に示す画面を表示パネル7aに表示する。この表示画面においては、上辺部と左辺部には固定的な表示が設定されており、それらを除いた部分のメイン画面Aに表示される内容が操作に伴って変化するように設定されている。
【0037】
このメイン画面Aにおいて、各種のサービス内容に移行するためのメニューが表示されている。例えば、インターネット8に接続する場合にサイトを登録しておく「お気に入り」メニュー、家電製品を用いて家事などをする場合に便利な「手伝ってくれる」メニュー、インターネット8に接続して各種情報を得るための「楽しませてくれる」メニュー、各種のトラブルや医療相談などの情報を受けることができる「助けてくれる」メニュー、生活センターに接続したり位置情報サービスを受けるための「守ってくれる」メニューなどが表示されている。
【0038】
ここでは、洗濯機1を使用する場合であるから、「手伝ってくれる」メニューから「お洗濯サービス」表示部A1のボタンB1を選んで、表示パネル7aの該当する部分をタッチ操作して入力することができる。なお、この場合には、ランドリーに関連する入力部としては、「お洗濯サービス」表示部A1以外に、画面上部に表示されている全自動洗濯乾燥機の形象表示部A2部分のボタンB2をタッチ操作して選択することもできるようになっている。
【0039】
上記入力部B1,B2がオンされると、制御回路21は、表示パネル7aのメイン画面Aを図5のように切換える。この画面においては、「お洗濯ナビ」として、「衣類で選ぶ」コース、「(普段の衣類を)洗い方で選ぶ」コース、「乾燥の仕方で選ぶ(乾燥のみ)」コースとが設定されている。ここでは、洗い方を選んでから、すすぎ、脱水、乾燥などの条件を設定することを行なうので、「洗い方で選ぶ」コースを選択する。なお、画面下部に示される「他社ホームページリンク」の表示部は、洗剤メーカなどのホームページへのリンクが表示されるようになっている。
【0040】
さて、「洗い方で選ぶ」コースが選択されると、制御回路21は、図6に示すような画面を表示させるようになる。この画面では、「洗い」運転について、「洗い標準」、「洗いしっかり」、「短時間」、「静かに」および「つけおき」の5通りのコースを選ぶことができる。いま、例えば、図示のように「洗い標準」を選ぶと(タッチ操作により選択する)、「すすぎ」運転については、「すすぎ標準」、「念入り」、「さっと」の3通りのコースを選ぶことができるようになる。それぞれのコースは、「洗い標準」に対応してあらかじめ設定されているもので、例えば、同じ「すすぎ標準」コースでも、「洗い」運転のコースが異なる場合には、運転内容はその「洗い」運転のコースに対応した異なる条件に設定されている。
【0041】
同様にして、「脱水」運転についても、「脱水標準」、「強く」、「弱く」の3通りのコースが設定されており、さらに、「乾燥」運転については、「標準」、「しっかり」、「縮み低減」、「アイロン」、「ヒーター弱」、「なし」の6通りのコースが設定可能に設けられている。そして、これらの各コースについても、「洗い」運転のコースに対応した運転内容が設定されている。
【0042】
また、「洗い」運転のコースによっては、「すすぎ」運転や「脱水」運転において、不適切となる運転内容のものがあり、この場合には、該当する表示ボタンそのものを非表示状態とするようになっている。例えば、図7に示すように、「洗い」運転の「つけおき」コースを選択した場合には、「すすぎ」運転では、その洗い運転の内容から「さっと」コースを設定することはふさわしくない。
【0043】
すなわち、「つけおき」コースとは、あらかじめ洗剤を溶かした水に洗濯物を漬け置くことでしつこい汚れを落としやすくする洗い方であるから、このように時間をかけて洗う洗い方に対応してすすぎ運転を短時間で行なう「さっと」コースは馴染まない。このような理由から、「洗い」運転で「つけおき」コースが選択された場合には、「すすぎ」運転では、「すすぎ標準」、「念入り」の2通りのコースが有効に設定することができるコースとして表示されるようになる。
【0044】
もちろん、「洗い」運転で「洗い標準」コースを選択した場合には、図8に示すように、「すすぎ」運転で「さっと」コースを選ぶことができるようになっている。したがって、いったん「洗い」運転で「つけおき」コースを選択した場合でも、再び「洗い標準」などのコースを選択すれば「すすぎ」運転で「さっと」コースが選択可能なコースとして表示される。
【0045】
さて、図9は例えば「洗い」運転で「洗い標準」コースを選んだ場合と、「静かに」コースを選んだ場合とで、「すすぎ」運転、「脱水」運転の各運転内容の設定がどのように変化するかを示したものである。ここで、条件を示している基準となる洗濯物の重量は例えば標準重量である4kgである。
【0046】
「洗い」運転の「洗い標準」コースでは、水流A(ドラム用モータ12の回転数150rpmで1.3秒オン、1.0秒オフを繰り返す)で10分運転することが標準である。これに対して、「すすぎ」運転では、中間脱水回転数を880rpmで水流B(ドラム用モータ12の回転数120rpmで1.1秒オン、0.9秒オフを繰り返す)で2分を基準として、「標準」(すすぎ標準)コースがこれを3回実施し、「しっかり」(念入り)コースが4回、「さっと」コースで2回実施するように設定される。
【0047】
一方、「洗い」運転が「静かに」コースに設定された場合は、「すすぎ」運転では、中間脱水回転数を600rpmで水流Bで2.5分を基準として、「標準」(すすぎ標準)コースがこれを3回実施し、「しっかり」(念入り)コースが4回、「さっと」コースで2回実施するように設定される。
【0048】
以下同様にして、「脱水」運転については、「洗い標準」コースの場合に、回転数880rpmであり、「静かに」コースの場合に回転数600rpmで、「標準」(脱水標準)コースが7分、「しっかり」(強く)コースが9分、「さっと」(弱く)コースが5分に設定されている。なお、洗濯物の重量が変動すれば各条件についてもそれにあわせた適切な条件となるように設定されている。
【0049】
そして、運転内容について設定が終了すると、制御回路21は、設定されたコースの運転内容について、表示パネル7aに図10に示すように表示するようになっている。この画面では、洗濯物の重量が決まっていない場合が想定されており、「洗い」運転の時間は10〜18分と幅を持った値として示されている。「すすぎ」運転や、「脱水」運転についても同様である。
【0050】
上述のようにして洗濯運転の条件が設定された後、「送信」ボタンを操作すると、この運転内容に対応した制御コードが洗濯機1側に家庭内LAN6を通じて送信される。洗濯機1においては、制御回路11において制御コードを受信すると、その制御内容に基づいて洗濯運転を制御するようになる。これにより、設定した条件で所望の洗濯運転を実施することができる。
【0051】
なお、ホーム端末7においては、電源が投入された状態で、図11に示すように、あらかじめ「洗い」、「すすぎ」、「脱水」、「乾燥」の各運転態様について、すべて「標準」に対応するコースをデフォルトとして設定するようにしたり、あるいは、図12に示すように前回設定した条件(例えば「洗いしっかり」コースとそれに対応した各設定条件)に設定するなどの各種の設定モードを指定することができるようになっている。これにより、使用者の使い勝手に応じてさまざまな設定内容で初期状態を得ることができるようになる。
【0052】
前述の運転コースの設定においては、各コースの内容がわかりづらい場合もあるので、これに対応して運転内容に関する説明を表示することができるように構成されている。例えば、図6の表示画面の下部に配置された「内容説明」のボタンを操作すると、図13に示すような画面が表示される。「洗い」を選択して操作すると、図14に示すような説明画面が表示される。この説明画面では、「標準」、「しっかり」、「短時間」の各コースについての内容が説明されている。
【0053】
画面下部の「次へ」のボタンを操作すると、次の図15に示す説明画面が表示される。ここでは「静かに」、「つけおき」の各コースについての説明が表示される。各説明は、必要に応じてイラストと共に表示されるので、理解しやすく、初めての使用者でも間違えることなく確実に設定することができるようになる。
【0054】
「洗い」運転を設定した後の「すすぎ」、「脱水」、「乾燥」の各運転コースの設定に際しても、図13の内容説明の画面から対応するボタンを選んで操作することにより、それぞれのコースの内容が表示される。「すすぎ」のボタンが操作されると、図16に示す説明画面が表示される。「脱水」のボタンが操作されると、図17に示す説明画面が表示される。さらに、「乾燥」のボタンが操作されると、図18、図19に示す説明画面が表示されるようになっている。
【0055】
また、ホーム端末7を操作することにより、インターネット8を介して洗濯制御情報提供サーバ9にアクセスして、洗濯機1の洗濯運転に必要な各種の情報を入手したり、この洗濯機1で利用することができる新しい洗い方法などについての情報を入手して適用することができる。
【0056】
新しい洗い方法などが得られた場合には、例えば、図6の表示画面で、「洗い」運転の選択可能なコースとして項目が増えた状態で表示され、「内容説明」ボタンを操作することで、新しい洗い方法についての説明も確認することができるので、洗濯機1の制御回路11側にあらかじめ洗い方法についての条件データなどが記憶されていない場合でも、随時対応するものをホーム端末7を通じて取り込んで選択運転の制御に適用することができるようになる。
【0057】
このような本実施形態によれば、ホーム端末7の表示パネル7aに表示される「洗い方で選ぶ」コースの表示画面から所望のコースを選択すると、制御回路21により、選ばれた各コースに対応して設定された条件で「すすぎ」以降の各運転のコースが設定表示されるので、使用者は、選んだ「洗い方」のコースを基準とした「標準」あるいはそれよりも念入りに行なうコースや短時間で行なうコースなどを選択して設定することができる。
【0058】
また、これによって、洗濯機1側には複雑な条件設定に対応した制御コードを多数記憶する必要がなくなるので、メモリなどの記憶手段の容量を少なくすることができるので、安価に構成することができる。
【0059】
また、選んだ「洗い方」のコースによっては、「すすぎ」以降の運転態様で不適切な組み合わせのコースが発生することがあるが、この場合を想定して不適切なコースを非表示とすることで選択できないようにしたので、確実に洗濯運転を実行させることができるようになる。
【0060】
インターネット8を通じて外部にある洗濯制御情報提供サーバ9から最新の情報を入手して洗濯運転を行なうことができるので、常に最適な洗濯を行なわせることができるようになる。
【0061】
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
ホーム端末7の表示パネル7aの表示により「洗い」運転のコースの選択や他のコースの選択を行なうようにしたが、これに限らず、洗濯機1の本体表示部で同じことを行なうように構成しても良い。この場合には、必要な情報をホーム端末7を経由して洗濯制御情報提供サーバ9にアクセスして制御データなどの情報を得る構成とすることで対応できる。
【0062】
「洗い」運転のコースが選択されると、「すすぎ」運転以下の各運転コースの設定については、表示されている各コースは運転内容がそのままで、表示させるボタンの種類を変えることで実質的に適正なコースを表示させるようにすることもできる。
【0063】
ドラム式の全自動洗濯乾燥機に適用した場合で説明したが、乾燥機能を持たない全自動洗濯機に同様の趣旨で適用することができる。この場合には、「乾燥」運転のコースについては設定が表示されない。
【0064】
多数のコースに対応した各種の設定条件を洗濯機1の本体内の記憶手段に記憶させることで、外部と通信を行なわない構成とすることもできる。この場合には、記憶手段の記憶容量が増大することと、最新の情報に更新されることはないが、外部通信機能を設けなくとも簡単に対応することができるようになる。
【0065】
「洗い」コースの選択に応じて「すすぎ」以降のコースで選択が不適切となるものについて、非表示とすることで対応したが、表示状態として選択不能であることがわかるように薄く表示したり、あるいは操作しても受け付けないようにして選択不能とすることができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、本発明の洗濯機は、洗い,すすぎ,脱水の運転態様について設定可能な構成の洗濯機において、洗いの運転態様が設定されると、その設定内容に応じてその後のすすぎ,脱水の各設定内容を補正すると共に選択された条件で運転制御する制御手段を設ける構成としたので、使用者により洗いの運転態様が選択設定されると、制御手段によりその設定された洗いの運転態様に応じてその後のすすぎ,脱水の設定内容が補正された状態で表示され、これを選択して設定することで、使用者は簡単且つ確実に洗いの運転態様に応じた設定内容を選ぶことができるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す要部の電気的構成図
【図2】システムの概略的構成図
【図3】ホーム端末の概観図
【図4】ホーム端末の初期画面表示図
【図5】洗濯サービスの初期画面表示図
【図6】洗い方で選ぶ場合の画面表示図(その1)
【図7】洗い方で選ぶ場合の画面表示図(その2)
【図8】洗い方で選ぶ場合の画面表示図(その3)
【図9】洗い方のコース洗濯に応じた他のコースの設定条件を示す図
【図10】運転内容の画面表示図
【図11】洗い方で選ぶ場合の初期画面の設定表示図(その1)
【図12】洗い方で選ぶ場合の初期画面の設定表示図(その2)
【図13】内容説明のトップ画面表示図
【図14】洗い行程の説明画面表示図(その1)
【図15】洗い行程の説明画面表示図(その2)
【図16】すすぎ行程の説明画面表示図
【図17】脱水行程の説明画面表示図
【図18】乾燥行程の説明画面表示図(その1)
【図19】乾燥行程の説明画面表示図(その2)
【符号の説明】
1は洗濯機、6は家庭内LAN、7はホーム端末(端末装置)、7aは表示パネル、8はインターネット(ネットワーク)、9は洗濯制御情報提供サーバ(Webサーバ)、10はデータベース、11は制御回路、20は通信インターフェース、21は制御回路、23は外部ネットワーク通信部、24は通信インターフェースである。

Claims (5)

  1. 洗い,すすぎ,脱水のそれぞれの運転について複数の運転態様が選択設定可能に設けられた構成の洗濯機において、
    前記洗いの運転について運転態様が選択設定されると、その運転態様の設定内容に応じてその後のすすぎ,脱水のそれぞれの運転について前記複数の運転態様の設定内容を補正し設定内容が補正された前記すすぎ,脱水の複数の運転態様の中から選択された運転態様の設定内容の条件で運転制御する制御手段を備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において、
    乾燥運転機能を備え、
    前記制御手段は、乾燥運転機能についても洗いの運転態様に応じて複数の運転態様の設定内容を補正して実行することを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯機において、
    前記制御手段は、選ばれた洗いの運転態様に応じて、以後の行程の前記複数の運転態様のうちで前記設定内容に不適合な組み合わせとなる運転態様については選択できないように構成されていることを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯機において、
    前記制御手段は、電源が投入されるとその初期状態では運転態様の設定内容を標準設定を選択しているように表示する構成されていることを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の洗濯機において、
    運転態様を記憶するための記憶手段を備え、
    前記制御手段は、電源が投入された状態では、現在の設定状態を前記記憶手段に記憶させ、電源が再投入されたときに前記記憶手段に記憶された運転態様を設定することを特徴とする洗濯機。
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