JP4468559B2 - 指定外データ収集装置、指定外データ収集方法および記録媒体 - Google Patents
指定外データ収集装置、指定外データ収集方法および記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、評価データを用いて、商品などの比較購買のデータを取得可能にする、評価データ活用技術に関するものである。
【0002】
【先行技術】
情報技術といわれる様々な分野において、インターネットでのオンラインショッピングを促進させる技術が開発されている。これらの技術は大きく分けて、消費者が購買の意思決定がしやすいように開発された技術、今までオンラインで購買することができなかったものを購買できるようにするための技術、商品を提供する製造者、販売者がマーケットの販売動向、消費者行動などを分析するための技術などに分かれる。
【0003】
消費者の購買意思決定を手助けする技術には、消費者から評価データを効率的に収集し、分類して、消費者が閲覧できるようにするための技術や他の消費者の購買行動を参考にして自分の意思決定ができるようにするための技術、オークションなどによって価格を変動させる技術(米国特許5794207号など)、購買を吟味したり、一度にたくさんの購買をするためにいったん仮想ショッピングカートに購買吟味商品をためておいて、後でまとめてボタン一つで購入させる技術(米国特許5895454号)などがある。
【0004】
また、今までオンラインで購買することができなかったものを購買できるようにするための技術には、インターネット上の決済の仕組みやセキュリティー、大容量のコンテンツを配信するための技術、映画や番組などのコンテンツをオンデマンドや蓄積型で購買できる技術、既存流通を併用したデリバリーの仕組みなど多くの技術分野が考えられている。例えば、特開平10-275186号である。
【0005】
また、購買意思決定を手助けする技術に関連して、テレビ放送の録画設備がさらに充実しつつある昨今においては、一旦録画をしておき、発表される視聴率データを参考にして視聴するかどうかを決めたり、コンテンツの属性(出演俳優など)や番組表で見やすく分類して、視聴行動をやりやすくするという視聴方法とそれを可能にする技術も提供されつつある。
最後に、商品を提供する製造者、販売者がマーケットの販売動向、消費者行動などを分析するための技術では、顧客を識別するIDとPOSデータ(何を何個買うか)をくつけて、どの人が何と何を買ったかなどの購買の相関をとるような技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の「仮想ショッピングカート」を利用すれば、オンライン上で購買候補にあげられる商品をまとめて購買できる。しかし、まとめ買いといった購買ではなく、吟味して選択肢の中から一つだけ選ぶような購買行動をとることも多い。特に、カメラ、ビデオ、テレビ、車などの耐久消費財などの購入の場合である。
【0007】
さて、購買検討の段階では候補にあがっていたのに、最終的に購買にいたらなかった商品こそは、最終的に購買された商品のライバル商品であると考えられる。したがって、最終的に購買されなかった商品を中心にして考えたとき、選択肢にあがっていた他の商品のリストとそれがどのように選択肢から落とされていったか、最終的に何と比較して落とされたか、というデータは購買されなかった商品、選択されなかったコンテンツに関わる製造者、作成者、販売者にとっては、ライバルが何であるかを実証的に把握できるので、非常に有益である。
しかし、購買や選択の意思決定から漏れた商品やコンテンツに関する情報を収集、利用できる技術は、現在、存在しない。
【0008】
本発明が解決すべき課題は、普通は頭の中で行われる比較作業をオンライン上の行動に置き換えさせることを容易にすることによって、購買の選択肢から漏れた購買検討商品を中心に、購買された商品が何であるかというデータを、効率的且つ合理的に収集する技術を提供することにある。
【0009】
ここで、請求項1から請求項8までに記載の発明の目的は、購入や視聴の選択肢から外れた評価対象を中心に、選択された評価対象が何であるかというデータを収集する指定外データ収集装置を提供することである。
また、請求項9および請求項10に記載の発明の目的は、、購入や視聴の選択肢から外れた評価対象を中心に、選択された評価対象が何であるかというデータを収集する指定外データ収集方法を提供することである。
また、請求項11および請求項12に記載の発明の目的は、、購入や視聴の選択肢から外れた評価対象を中心に、選択された評価対象が何であるかというデータを収集するコンピュータプログラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、例えば、クライアントサーバシステムを用いてインタラクティブ性を確保した通信システム技術およびコンピュータによる情報処理技術を用いて上記した目的を達成する。 つまり、本発明は、実際の購買で頭の中で考えるような比較意思決定を、オンライン上の明示的行動に置き換えることを誘発して、比較購買データを合理的に収集する、という技術思想に基づくものである。
【0011】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、 複数の評価対象についての評価情報を閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報出力手段と、 閲覧に供された複数の評価対象を前記閲覧者が絞り込んで、前記評価対象の一部を再閲覧するための絞り込み手段を提供する絞り込み提供手段と、 前記絞り込み手段によって絞り込まれた評価対象が何であるかという絞り込みデータを受信する絞り込みデータ受信手段と、 受信した絞り込みデータに基づいて、前記閲覧者が再閲覧する対象となる評価情報を抽出する絞り込み演算手段と、 その絞り込み演算手段によって抽出された評価情報を前記閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報再出力手段と、 絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された評価対象である指定外データを記録する絞り込み・指定外データベースとを備えた指定外データ収集装置に係る。
例えば、クライアントサーバシステムにおけるサーバにおいて実現される。
【0012】
(用語説明)
「クライアント・サーバシステム」とは、LANで接続されたもののほか、イントラネット上のクライアント・サーバシステム、クライアントがサーバ運営者とインターネットなどのネットワークにて接続された場合を含む。
「評価対象」とは、あらゆる商品、サービスである。商品としては、例えば、石鹸などの日用品、自家用車、書籍、専門家が使用する工作機械などである。サービスとしては、例えば、レストラン、ホテル、病院などである。
「評価情報」とは、評論家による評価に限られず、一般消費者による評価も含む。後述する実施形態では、一般消費者による評価を主とする。
【0013】
「閲覧者」とは、クライアントコンピュータを操作する者である。例えば、サーバコンピュータに対して、インターネットを介して接続し、サーバが提供するページを閲覧する。
「絞り込み手段」とは、例えば、出力される全ての評価対象に対して、選択ボタンを用意しておき、その選択ボタンをクリックしたら絞り込まれて再閲覧できることとする。絞り込み手段を備えることによって、閲覧者の出力画面に出力される評価対象がスクロールしなければ全てを閲覧できない場合に、一覧できるあるいはスクロールをあまりしなくて済むようにしたいという要望に応えることができる。
【0014】
(作用)
まず、評価情報出力手段が、閲覧者に対して、複数の評価対象についての評価情報を閲覧可能となるように提供する。閲覧者は、閲覧した複数の評価対象に対して、必要な評価対象だけを出力させ、不要な評価対象を出力させないようにしたいとする。それに対し、絞り込み提供手段が、前記閲覧者に対して、前記評価対象を絞り込んでその一部を再閲覧するための絞り込み手段を提供する。閲覧者は、その絞り込み手段を用いて評価対象を絞り込み、絞り込みデータを送信する。
【0015】
送信されてきた絞り込みデータは、絞り込みデータ受信手段が受信する。そして、最初に閲覧者へ提供した評価対象を、その絞り込みデータを用いて絞り込み演算手段が絞り込み、閲覧者の閲覧に供する。すなわち、評価情報再出力手段が閲覧者に係る評価情報再閲覧手段へ送信する。すると、閲覧者は、絞り込んだ評価対象の評価情報を閲覧することができる。
一方、絞り込み演算手段は、絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された指定外データを一組の情報として、絞り込み・指定外データベースへ蓄積させる。この絞り込み・指定外データベースへ蓄積されたデータは、評価対象どうしにおいて、ライバルの特定に用いることができるデータとなる。すなわち、絞り込みデータに係る評価対象から見たら、指定外データに係る評価対象がライバルであり、指定外データに係る評価対象から見たら絞り込みデータに係る評価対象がライバルである。
【0016】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の指定外データ収集装置を限定したものであり、
絞り込み・指定外データベースへ記録された絞り込みデータを希望者に送信する絞り込みデータ送信手段を備えた指定外データ収集装置に係る。
【0017】
(作用)
絞り込みデータ送信手段は、絞り込み・指定外データベースへ記録された絞り込みデータを希望者に送信する。
【0018】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の指定外データ収集装置を限定したものであり、
絞り込み・指定外データベースへ記録された指定外データを希望者に送信する指定外データ送信手段を備えた指定外データ収集装置に係る。
【0019】
(作用)
指定外データ送信手段は、絞り込み・指定外データベースへ記録された指定外データを希望者に送信する。
【0020】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の指定外データ収集装置を限定したものであり、
評価情報再出力手段によって閲覧に供された評価情報を、閲覧者が更に絞り込む再絞り込み手段を提供する再絞り込み提供手段と、 前記再絞り込み手段によって絞り込まれた評価対象が何であるかという再絞り込みデータを受信する再絞り込みデータ受信手段と、 受信した再絞り込みデータに基づいて、前記閲覧者が再閲覧する対象となる評価情報を抽出する再絞り込み演算手段と、 その再絞り込み演算手段によって抽出された評価情報を前記閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報再々出力手段とを備え、 絞り込み・指定外データベースは、再絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された評価対象である再指定外データをも記録することとした指定外データ収集装置に係る。
【0021】
(作用)
再絞り込み提供手段が、評価情報再出力手段によって閲覧に供された評価情報を、閲覧者が更に絞り込む再絞り込み手段を提供する。再絞り込み手段を提供された閲覧者は、評価対象を更に絞り込んだ再絞り込みデータを発信し、再絞り込みデータ受信手段がその再絞り込みデータを受信する。
【0022】
送信されてきた再絞り込みデータは、再絞り込みデータ受信手段が受信する。そして、最初の絞り込み後に閲覧者へ提供した評価対象を、その再絞り込みデータを用いて再絞り込み演算手段が絞り込み、閲覧者の閲覧に供する。すなわち、評価情報再々出力手段が閲覧者に係る評価情報再々閲覧手段へ送信する。すると、閲覧者は、再び絞り込んだ評価対象の評価情報を閲覧することができる。
一方、再絞り込み演算手段は、再絞り込みデータおよび再絞り込みデータから外された再指定外データを一組の情報として、絞り込み・指定外データベースへ蓄積させる。
【0023】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項4記載の指定外データ収集装置を限定したものであり、
絞り込み・指定外データベースへ記録された再絞り込みデータを希望者に送信する再絞り込みデータ送信手段を備えた指定外データ収集装置に係る。
【0024】
(作用)
再絞り込みデータ送信手段が、絞り込み・指定外データベースへ記録された再絞り込みデータを希望者に送信する。
【0025】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項4または請求項5のいずれかに記載の指定外データ収集装置を限定したものであり、
絞り込み・指定外データベースへ記録された再指定外データを希望者に送信する再指定外データ送信手段を備えた指定外データ収集装置に係る。
【0026】
(作用)
再指定外データ送信手段が、絞り込み・指定外データベースへ記録された再指定外データを希望者に送信する。
【0027】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の指定外データ収集装置を限定したものであり、
評価情報は、複数の評価軸を用いた比較図表とした指定外データ収集装置に係る。
【0028】
(用語説明)
「比較図表」とは、目視して比較しやすい図表、比較表、レーダーチャートなどをいう。
(作用)
評価情報を客観化し、且つ複数の客観的な評価を一目できる比較図表を提供しているので、閲覧者が見やすく、複数の評価対象を比較しやすいデータである。
【0029】
(請求項8)
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の指定外データ収集装置を限定したものであり、
絞り込みデータまたは再絞り込みデータに係る複数の評価対象につき、評価対象の種類が異なるために評価項目がすべて一致しない場合には、一致する評価項目のみを抽出して、これに係る評価情報を閲覧者に対して閲覧可能とさせることとした指定外データ収集装置に係る。
【0030】
(作用)
共通する評価情報を閲覧させるため、閲覧者が見やすく、複数の評価対象を比較しやすいデータとして提供することができる。
【0031】
(請求項9)
請求項9記載の発明は、複数の評価対象についての評価情報を閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報出力手順と、 閲覧に供された複数の評価対象を前記閲覧者が絞り込んで、前記評価対象の一部を再閲覧するための絞り込み手段を提供する絞り込み提供手順と、 前記絞り込み手段によって絞り込まれた評価対象が何であるかという絞り込みデータを受信する絞り込みデータ受信手順と、 受信した絞り込みデータに基づいて、前記閲覧者が再閲覧する対象となる評価情報を抽出する絞り込み演算手順と、 その絞り込み演算手順によって抽出された評価情報を前記閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報再出力手順と、 絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された評価対象である指定外データを絞り込み・指定外データベースへ記録するデータ記録手順とを備えた指定外データ収集方法に係る。
【0032】
(請求項10)
請求項10記載の発明は、請求項9に記載の指定外データ収集方法を限定したものであり、
評価情報は、複数の評価軸を用いたレーダーチャートとし、 絞り込みデータまたは再絞り込みデータに係る複数の評価対象につき、種類が異なることによって評価情報が一致しない場合には、一致する評価情報のみを閲覧者に対して閲覧可能とさせることとした指定外データ収集方法に係る。
【0033】
(請求項11)
請求項11記載の発明は、サーバコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体に係る。 そのプログラムは、複数の評価対象についての評価情報を閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報出力手順と、 閲覧に供された複数の評価対象を前記閲覧者が絞り込んで、前記評価対象の一部を再閲覧するための絞り込み手段を提供する絞り込み提供手順と、 前記絞り込み手段によって絞り込まれた評価対象が何であるかという絞り込みデータを受信する絞り込みデータ受信手順と、 受信した絞り込みデータに基づいて、前記閲覧者が再閲覧する対象となる評価情報を抽出する絞り込み演算手順と、 その絞り込み演算手順によって抽出された評価情報を前記閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報再出力手順と、 絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された評価対象である指定外データを絞り込み・指定外データベースへ記録するデータ記録手順とを実行させるためのプログラムとする。
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、DVD−ROM、PDなどである。
【0034】
(請求項12)
請求項12記載の発明は、サーバコンピュータに実行させるためのプログラムに係る。
そのプログラムは、複数の評価対象についての評価情報を閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報出力手順と、 閲覧に供された複数の評価対象を前記閲覧者が絞り込んで、前記評価対象の一部を再閲覧するための絞り込み手段を提供する絞り込み提供手順と、 前記絞り込み手段によって絞り込まれた評価対象が何であるかという絞り込みデータを受信する絞り込みデータ受信手順と、 受信した絞り込みデータに基づいて、前記閲覧者が再閲覧する対象となる評価情報を抽出する絞り込み演算手順と、 その絞り込み演算手順によって抽出された評価情報を前記閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報再出力手順と、 絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された評価対象である指定外データを絞り込み・指定外データベースへ記録するデータ記録手順とを実行させるためのプログラムである。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至図6である。図1および図2は、本発明の全体構成を示す概念図である。図3は、同一カテゴリーに属する二つの商品について、評価データを比較させている画面出力の一例を示す。図4は、異なるカテゴリーに属する二つの商品について、共通する評価データを比較させている画面出力の一例を示す。図5は、閲覧者に提供される出力画面およびその操作の例を示した図である。図6は、閲覧者に提供されて操作した出力画面およびその操作後の作動を示す概念図である。
【0036】
(図1、図5および図6)
図1は、サイト運営者と、そのサイト運営者が提供するサイトへインターネットを介してアクセスした一般閲覧者との間におけるデータのやり取りを示している。
まず、サイト運営者のサーバコンピュータへ、インターネットを介してある閲覧者がアクセスしたとする。所定の導きに従っていくと、やがて評価対象の評価情報を出力させることができる。このサイトで一般閲覧できる評価対象および評価情報とは、一般消費財に関する一般消費者の評価である。評価情報は図5にも示すように、消費財を提供する側が一般消費者に提供している、いわゆるカタログ的な情報ではなく、一般消費者が購入したり使用したりした後の評価である。
【0037】
一般閲覧者のコンピュータには、評価対象の評価情報が複数表示される。図5では、普及型デジタルカメラについて、4つの評価対象およびそれら評価対象についての評価情報が一覧表示されている。また、それぞれの評価対象についてチェックボックスが提供されている。このチェックボックスは絞り込み手段であり、閲覧者が気になる評価対象を絞り込むのに用いる。
【0038】
チェックボックスを用いて絞り込んだ状態を、図5の下欄および図6の上覧に示す。この状態をサーバへ送信する。これが、図1に示す絞り込みデータの送信である。送信された絞り込みデータは、サイト運営者の絞り込みデータ受信手段によって受信され、絞り込み演算手段が情報処理し、評価情報再出力手段によって絞り込み後の評価情報を閲覧者へ提供する。絞り込み後の評価情報は、図6の下左欄に示すように、評価情報が更に詳しいテキストデータやレーダーチャートなどとなり、閲覧者は有益な情報を得ることができる。
【0039】
一方、図6の下右欄に示すように、絞り込みデータについては、その絞り込みの対象から外された指定外データとの組合せデータとして、絞り込み・指定外データベースへ蓄積する。そして、絞り込みデータの入手を希望する者には、絞り込みデータ送信手段によって送信し、指定外データの入手を希望する者には、指定外データ送信手段によって送信する。指定外データに係る評価対象の関係者にとっては、絞り込みデータに係る評価対象がライバルとなっている、絞り込みデータに係る評価対象の関係者にとっては、指定外データに係る評価対象がライバルとなっている、と予想できる。
【0040】
(図2)
図2は、サイト運営者が提供する評価対象の評価情報を、複数段階で絞り込む場合について図示したものである。
閲覧者が、例えば8つの評価対象を最初に閲覧してそれを5つに絞ったとし、絞った5つを再閲覧した結果、再絞り込みをかけたとする。この場合、サイト運営者側から再絞り込み提供手段によって再絞り込み手段が提供され、閲覧者はそれを用いて再絞り込みデータを送信する。その再絞り込みデータは、サイト運営者における再絞り込みデータ受信手段が受信し、際絞り込み演算手段および評価情報再々出力手段を介して、再絞り込み後の評価情報を閲覧者へ提供する。同時に、再絞り込みデータおよびそれに伴う再指定外データは、絞り込み・指定外データベースへ蓄積する。
【0041】
(図3)
図3は、二つの評価対象についての評価情報を、六つの評価指標に基づいてレーダーチャートに表現したものである。
この図示例では評価指標は、価格、性能、品質、デザイン、使いやすさ、およびエコロジーを採用しているが、これらに限られるものではない。ただし、同一商品が同じ場合には、共通の評価指標を用いることとしている。閲覧者が比較するのに便利だからである。
ここで、「同一商品」とは、用途も機能も同じ商品をいうものとする。例えば、メーカーが異なる「洗顔フォーム」は、同一商品である。ただし、価格や品質に大きな差がある洗顔フォームを、「普及型洗顔フォーム」と「高級洗顔フォーム」という異なる商品として扱うことはできる。
【0042】
(図4)
図4は、評価指標が完全一致しない商品同士を比較するのに便利なように、評価情報を加工する例を示している。この図示例では、A社製品aについて「価格、性能、品質、デザイン、わかりやすさ、およびエコロジー」という六つの評価指標があるが、B社製品bについて「価格、性能、品質、デザイン、およびエコロジー」という五つの評価指標しかなく、「わかりやすさ」という指標は存在しないものとする。この場合、二つの商品に共通する評価指標のみに加工して閲覧表示することとして、比較しやすいようにしたのである。
【0043】
このように、評価指標が完全一致しない商品同士を比較する場合は、主に、二つの評価対象が同一商品ではなく、用途が同じだが機能は異なる「類似商品」である場合が多い。類似商品の例としては、顔を洗うという用途が共通する洗顔フォームと固形石鹸、文字を書くという用途が共通するシャープペンとボールペンなどである。
【0044】
【発明の効果】
請求項1から請求項8までに記載の発明によれば、、購入や視聴の選択肢から外れた評価対象を中心に、選択された評価対象が何であるかというデータを収集する指定外データ収集装置を提供することができた。
また、請求項9および請求項10に記載の発明によれば、、購入や視聴の選択肢から外れた評価対象を中心に、選択された評価対象が何であるかというデータを収集する指定外データ収集方法を提供することができた。
また、請求項11および請求項12に記載の発明によれば、、購入や視聴の選択肢から外れた評価対象を中心に、選択された評価対象が何であるかというデータを収集するコンピュータプログラムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す概念図である。
【図2】本発明の全体構成を示す概念図である。
【図3】同一カテゴリーに属する二つの商品について、評価データを比較させている画面出力の一例を示す。
【図4】異なるカテゴリーに属する二つの商品について、共通する評価データを比較させている画面出力の一例を示す。
【図5】閲覧者に提供される出力画面およびその操作の例を示した図である。
【図6】閲覧者に提供されて操作した出力画面およびその操作後の作動を示す概念図である。
Claims (7)
- 複数の評価対象についての評価情報を閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報出力手段と、閲覧に供された複数の評価対象を前記閲覧者が絞り込んで、前記評価対象の一部を再閲覧するための絞り込み手段を提供する絞り込み提供手段と、前記絞り込み手段によって絞り込まれた評価対象が何であるかという絞り込みデータを受信する絞り込みデータ受信手段と、受信した絞り込みデータに基づいて、前記閲覧者が再閲覧する対象となる評価情報を抽出する絞り込み演算手段と、その絞り込み演算手段によって抽出された評価情報を前記閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報再出力手段と、絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された評価対象である指定外データを記録する絞り込み・指定外データベースとを備えた指定外データ収集装置。
- 絞り込み・指定外データベースへ記録された絞り込みデータを希望者に送信する絞り込みデータ送信手段を備えた請求項1記載の指定外データ収集装置。
- 絞り込み・指定外データベースへ記録された指定外データを希望者に送信する指定外データ送信手段を備えた請求項1または請求項2のいずれか記載の指定外データ収集装置。
- 評価情報再出力手段によって閲覧に供された評価情報を、閲覧者が更に絞り込む再絞り込み手段を提供する再絞り込み提供手段と、前記再絞り込み手段によって絞り込まれた評価対象が何であるかという再絞り込みデータを受信する再絞り込みデータ受信手段と、受信した再絞り込みデータに基づいて、前記閲覧者が再閲覧する対象となる評価情報を抽出する再絞り込み演算手段と、その再絞り込み演算手段によって抽出された評価情報を前記閲覧者に対して閲覧可能とさせるための評価情報再々出力手段とを備え、絞り込み・指定外データベースは、再絞り込みデータおよび絞り込みデータから外された評価対象である再指定外データをも記録することとした請求項1から請求項3のいずれかに記載の指定外データ収集装置。
- 絞り込み・指定外データベースへ記録された再絞り込みデータを希望者に送信する再絞り込みデータ送信手段を備えた請求項4記載の指定外データ収集装置。
- 絞り込み・指定外データベースへ記録された再指定外データを希望者に送信する再指定外データ送信手段を備えた請求項4または請求項5のいずれか記載の指定外データ収集装置。
- 評価情報は、複数の評価軸を用いた比較図表とした請求項1から請求項6のいずれかに記載の指定外データ収集装置。
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