JP4467037B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータ制御装置に関し、特に、電気自動車等に搭載された駆動モータの動作制御で回生動作や強制回生制御で生じた回生電流の損失を低減したモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハイブリッド自動車、電気自動車、コミュータ等の電動車両が知られている。これらの電動車両では走行駆動源としてのモータ(電動機)を備えている。このような電動車両では、通常、バッテリ(蓄電池)やキャパシタ等の蓄電装置を搭載し、これらの装置から電動車両の走行に関与するモータに必要な電力を供給して駆動させる。蓄電装置等から供給される直流電流はインバータで交流電流に変換されてモータに供給され、モータを駆動する。
【0003】
上記モータは通常動作では走行駆動装置として動作するが、回生運転の動作状態が生じると、モータは発電機として動作し、回生電流を出力する。電動車両のモータの回転動作時にモータから出力される回生電流はインバータを経由して蓄電装置へ供給され、蓄電装置を充電する電流として用いられる。
【0004】
モータの回生動作時の回生電流による充電の効率を高めるために、従来、特許文献1に開示される電源制御装置が提案されている。特許文献1による電源制御装置は、インバータの高電圧側端子と蓄電装置の陽極側端子との間の接続線に1つの電流検出装置を設け、この電流検出装置によってインバータと蓄電装置の間で流れる直流電流の方向と大きさを検出するようにしている。従って電流検出装置から出力される検出信号に基づいてモータの動作状態が加速状態(走行状態)であるのか、または回生状態であるのかを判定することができる。特許文献1による電源制御装置は、第1蓄電手段(二次電池)と第2蓄電手段(電気二重層コンデンサ)を備える。インバータと第2蓄電手段の間にはコンバータが設けられている。電流検出装置から出力された検出信号はコンバータ制御装置に入力される。コンバータ制御装置は、電流検出装置の検出信号に基づいてコンバータの動作状態を制御し、それにより第2蓄電手段からの電流供給または第2蓄電手段への電流供給を制御する。特にモータの動作状態が回生状態であると判定されるときには、回生電流であるインバータからの直流電流が第1蓄電手段に関し予め定められた規定充電電流以下であれば、第1蓄電手段にのみ当該直流電流を流し、それ以上であれば、規定充電電流を超える分だけコンバータを介して第2蓄電手段に直流電流を流すように制御を行っている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−308025号公報(図1と図2等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、電動車両のモータでの回生運転の動作状態では、モータのコイルに誘起される電圧が蓄電装置の出力電圧よりも高くなる。その結果、モータのコイルで誘起される電流が蓄電装置の方へ流れ、モータで生成される電力が蓄電装置に供給されることになる。
【0007】
図6を参照してモータにおける上記回生動作時の問題を説明する。図6はモータ101に駆動電流を供給するための従来の代表的なインバータの電気回路部分を示す。例えば電動車両のモータ101が三相交流モータであるとき、当該モータ101内の三相(u,v,w)の各コイル101u,101v,101wに各相の交流電流を供給するため、三相ブリッジ回路を形成する6個のFET111〜116で構成されるインバータ110が用いられる。インバータ110は、バッテリ121およびキャパシタ122とモータ101との間に接続される。インバータ110では、通常動作では電力供給側となるバッテリ121と蓄電用キャパシタ122が、2つの端子a,a’の間に並列な接続関係で接続されている。また3つの出力端子u,v,wのそれぞれと中点Nとの間にモータ101の上記コイル101u,101v,101wのそれぞれが接続される。
【0008】
三相交流モータ101を駆動するときには、ゲート信号発生部123から与えられるゲート信号VGに基づいてFET111〜116のそれぞれを適宜なタイミングで開閉動作させることにより導通または非導通の組合せを適宜に作り、バッテリ121およびキャパシタ122からコイル101u,101v,101wのそれぞれに対して各相の交流電流を供給する。
【0009】
他方、モータ101で回生動作の状態が生じたときには、コイル101u,101v,101wのそれぞれで順次に誘起される各相の交流電流(回生電流)I1,I2,I3がインバータ110の対応する各出力端子u,v,wに流れ込む。モータ101が回生動作状態のとき、インバータ110のすべてのFET111〜116は非導通状態になるようにそのオン・オフ動作が制御されている。このため、インバータ110の各出力端子に流れ込んだ回生電流は、対応するFETで非導通状態のソース・ドレイン間に対し側路として形成されたダイオード124を経由して流れ、端子a側に流れ出る。端子aに流れ出た誘起電流はバッテリ121およびキャパシタ122に充電される。
【0010】
上記のごとく従来のインバータ110による回路構成では、三相ブリッジ回路を形成する6個のFET111〜116のそれぞれではソース・ドレイン間に並列にダイオード124による分路が形成されている。当該ダイオード124はドレイン(図6中下側:D)からソース(図6中上側:S)に向かう方向を順方向として接続されている。このダイオード124は、本来的に、モータ101が回生動作を行うときに、そこで発電された電流をどのような通電路を形成して処理するかという観点で設けられたものである。
【0011】
他方、モータ101の回生動作時に、その回生電流をバッテリ121およびキャパシタ122の蓄電装置の側に戻してこの蓄電装置に回生電力を蓄えようとするとき、上記ダイオード124は、当該回生電力を効率よく蓄電装置に戻すという観点では問題を有する。
【0012】
すなわち上述のごとく、回生電流は各ダイオード124を通ってモータ101からバッテリ121およびキャパシタ122に流れるが、仮に回生電流の大きさが30Aであるとすると、ダイオード124の順方向電圧は1V程度になるので、1つのダイオード124の箇所で30Wの電力損失が生じることになる。換言すれば、従来のインバータ110の回路構成によれば、回生電流を蓄電装置に戻すことに関して大きな電力損失が生じる構成を有している。このことは、モータ101の回生動作時における回生電力の有効利用という観点では大きな問題である。
【0013】
前述した特許文献1は、上記問題の観点で見ると、第1および第2の蓄電手段に蓄えられる電力の損失を少なくするための技術であるが、上述したインバータでの回生電流に係る電力損失の問題を解決する構成は有していない。
【0014】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、回生電流が発生したときインバータでの電力損失を低減させたモータ制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係るモータ制御装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
【0016】
第1のモータ制御装置(請求項1に対応)は、双方向に通電可能な複数のスイッチング素子(例えばFETやリレー等)をブリッジ回路状に接続しかつ複数のスイッチング素子のそれぞれに並列にダイオードが接続されて成り、蓄電装置(電源)からモータへ供給される電力を変換するインバータと、上記ブリッジ回路の複数のスイッチング素子のそれぞれに対応するアームに設けられ、このアームに流れる電流を検出する電流センサと、スイッチング素子のすべてを非導通の状態とする処理をして上記モータの駆動制御を行わない場合であって、電流センサで検出した電流が回生電流であるとき、当該電流センサに対応するスイッチング素子を導通状態にする制御部とを備えており、制御部は、モータが回生動作を行うときに前記モータで生じた回生電流を導通状態のスイッチング素子を通して蓄電装置に供給する。
【0017】
上記のモータ制御装置では、モータで回生運転状態が生じたとき、あるいはインバータ等で強制回生制御を行ったとき、電流センサで回生電流を検出し、対応するスイッチング素子をオンにして回生電流の大部分をスイッチング素子に流して蓄電装置に供給する。これによりモータ等で生じた回生電流を、ダイオードでの電力損失を生じることなく、効率よく蓄電装置に戻すことが可能となる。
【0018】
また、上記のモータ制御装置において、電流センサは、複数のスイッチング素子のそれぞれのアームに設けられ、このアームに流れる電流を検出し、上記制御部は電流センサで検出した電流がモータから供給される回生電流であるとき当該電流センサに対応するスイッチング素子を導通状態し、モータが回生動作を行うときにモータで生じた回生電流を導通状態のスイッチング素子を通して蓄電装置に供給するように構成される。モータが三相交流モータである場合には、上記インバータは6個のスイッチング素子で構成される。従って電流センサも、好ましくは、各スイッチング素子に対応して設けられる。上記の構成において、モータが回生動作を行うとき、モータで生じた回生電流の大部分を、上記ダイオードでなく、導通させたスイッチング素子を通して蓄電装置に供給する。これによって回生電流がダイオードで消費されるのを可能な限り避けることができる。
【0019】
また、上記のモータ制御装置において、通常の駆動制御では、直流電源である蓄電装置から供給される直流電流をインバータで交流電流に変換して交流モータに供給して当該モータを駆動運転すると共に、インバータに含まれるスイッチング素子がすべてオフされている場合にモータで回生運転状態が生じたときには、電流センサで回生電流を検出し、対応するスイッチング素子をオンにして回生電流をスイッチング素子に流し、蓄電装置に供給する。これにより回生運転状態にあるモータで生じた回生電流を、ダイオードでの電力損失を生じることなく、効率よく蓄電装置に戻すことが可能となる。
【0020】
のモータ制御装置(請求項に対応)は、上記の第1の装置構成において、好ましくは、上記電流センサは、複数のスイッチング素子のうちの上段に位置するそれぞれのアームに設けられ、このアームに流れる電流を検出し、さらに複数のスイッチング素子のうちの下段に位置するそれぞれには強制回生駆動部が設けられ、制御部は、強制回生駆動部を動作させて回生電流を生じさせ、電流センサが回生電流を検出したとき当該電流センサに対応するスイッチング素子を導通状態し、回生電流を導通状態のスイッチング素子を通して蓄電装置に供給するように構成される。この構成では、インバータのブリッジ回路で下段に位置するスイッチング素子とモータのリアクトル(コイル)と蓄電装置のキャパシタを利用して強制回生駆動部すなわち昇圧コンバータを形成し、この昇圧コンバータで強制的に回生電流を生じさせ、さらに電流センサで回生電流を検出することによりスイッチング素子を導通させて蓄電装置に供給する。この場合にも強制的に発生させた回生電流がダイオードに流れるのを低減し、回生電力の損失を少なくすることができる。
【0021】
のモータ制御装置(請求項に対応)は、上記の各装置構成において、好ましくは、上記制御部は、回生電流の値が、スイッチング素子のスイッチング遅れ時間に対応して設定された電流閾値と一致したとき、スイッチング素子の導通状態から非導通状態にするように制御を行う。この構成に従えば、回生電流の発生状態に応じて当該回生電流が流れるブリッジ枝路に対応するスイッチング素子をオン・オフさせるとき、オン状態からオフ状態に移行するタイミングを、スイッチング素子のスイッチング遅れ時間を考慮して設定し、円滑なオン・オフ切替を可能にしている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、本発明に係るモータ制御装置が適用された装置例としての電動自動車の平面図を示す。この電動自動車は、走行駆動用モータと、このモータを制御するモータ制御システムを搭載している。電動自動車10では、走行駆動装置としてエンジンではなくモータ11を備えている。モータ11は例えば三相交流モータである。モータの回転動作で発生した駆動力は動力伝達部12を経由して左右の駆動輪(例えば後輪)13に与えられる。図1中、A方向は自動車10の前方の走行方向であるとする。図1における左側の左右の車輪14は前輪である。モータ11の運転動作は制御装置15によって制御される。制御装置15は、インバータ16に含まれる複数のスイッチング素子の開閉動作を制御することにより、蓄電が可能な電源(蓄電装置)17からモータ11へ供給されるモータ電流を制御すると共に、例えばモータ11で発電作用(回生動作)が生じたときには当該発電電流(回生電流)を電源17に供給するように制御する。電源17は、好ましくは、後述されるように、並列に接続されたバッテリとキャパシタによって構成されている。
【0024】
また図1において、符合18は運転者によって操作される例えばアクセルペダル(速度調整器)を示している。アクセルペダル18の操作量は操作信号SG1として制御装置15に入力される。制御装置15は、操作信号SG1に応じた制御信号(ゲート信号)SG2をインバータ16に与える。またモータ11にはモータ回転速度を検出する速度センサ19が付設されている。速度センサ19で検出されたモータ回転速度に係る信号SG3は制御装置15にフィードバックされる。
【0025】
上記のインバータ16は、三相交流モータ11の運転動作を制御するためのものであり、三相交流ブリッジ回路を含む。三相交流ブリッジ回路は、半導体スイッチである6個のFETで構成されている。FETは双方向に通電可能な代表的なスイッチング素子である。インバータ16の三相交流ブリッジ回路では、後述するように、6個のFETのそれぞれに対応する6本のブリッジ枝路(アーム)に電流センサが設けられている。これらの電流センサによって各アームに流れる電流を検出することができる。これらの6個の電流センサでの検出された信号は制御装置15にフィードバックされる。6個の検出信号は、図1では6個の信号の束としてSG4で示している。
【0026】
インバータ16の三相交流ブリッジ回路における各アームでの電流センサで得られる信号(SG4)によれば、各相の電流に関して、制御装置15において、電源17からモータ11に対して駆動電流が供給されているか否か、またはモータ11から電源17に対して発電電流(回生電流)が出力されているか否かを知ることができる。すなわち、モータ11が駆動運転(力行運転)状態であるのか、発電運転(回生運転)状態であるのかを検出することができる。さらに、上記電流センサによれば、同時に、電流量の情報(電流の大きさ)も得ることができる。
【0027】
図2を参照して制御装置15とインバータ16等の詳細構成を説明する。三相交流モータ11は三相(u,v,w)の各コイル(リアクトル)11u,11v,11wを備えている。コイル11u,11v,11wは例えばY結線構造で接続されている。インバータ16は、コイル11u,11v,11wのそれぞれに各相の交流電流を供給するため、三相交流ブリッジ回路を形成する6個のFET21〜26で構成されている。インバータ16は電源17とモータ11の間に接続されている。電源17は、蓄電池であるバッテリ31と、一次的に短時間で大量の電荷を蓄えるキャパシタ32とによって構成される。バッテリ31とキャパシタ32はインバータ16の入力端子間a−a’に並列に接続されている。またインバータ16の3つの出力端子u,v,wのそれぞれと、モータ11におけるY結線構造の中点Nとの間には、コイル11u,11v,11wのそれぞれが接続される。
【0028】
インバータ16における6個のFET21〜26により成る三相交流ブリッジ回路の構成では、3つの出力端子u,v,wを中央として、上段の3個のFET21,23,25と、下段の3個のFET22,24,26に分けられる。三相交流ブリッジ回路を形成する6個のFET21〜26の各々または各々を含むブリッジ枝路が「アーム」である。6個のFET21〜26の各々は、双方向に通電可能な半導体スイッチング素子の一種であり、ゲートに与えられるゲート信号に基づいてオン・オフ(開閉または導通・非導通)の動作を行う。さらにFET21〜26は、ゲート信号のオン時間に従って導通または通電の時間が制御され、ゲート信号のオン・オフタイミングでモータ電流の導通・遮断のタイミングが制御される。
【0029】
インバータ16の上記三相交流ブリッジ回路において、6個のFET21〜26のそれぞれのソース・ドレイン間には、並列にダイオード33が接続されている。このダイオード33は、ドレイン(図2中下側:D)からソース(図2中上側:S)に向かう方向を順方向として接続されている。
【0030】
さらにインバータ16の三相交流ブリッジ回路において、FET21〜26のそれぞれを含む各ブリッジ枝路(アーム)には電流センサ34が接続されている。6個の電流センサ34のそれぞれは、対応するブリッジ枝路で流れる電流の方向および大きさを検出する。各電流センサ34の検出信号によれば、各ブリッジ枝路で流れる電流が、モータ11を駆動するため電源17から与えられるモータ電流か、あるいはモータ11の発電作用(回生動作)で生じた回生電流かを、識別することができる。
【0031】
制御装置15は、CPU41と、メモリ42と、OR論理部43と、ゲート信号発生部44と、比較部45と、入力インターフェース46,47を備える。
【0032】
アクセルペダル18から出力される操作信号SG1は入力インターフェース46を経由してCPU41に入力され、モータ11に付された速度センサ19から出力されたモータ11の回転速度に係る信号SG3は入力インターフェース47を経由してCPU41に入力される。
【0033】
ゲート信号発生部44は、インバータ16内の上記FET21〜26を個別にオン・オフ動作させるゲート信号を出力するためのFET駆動部である。ゲート信号発生部44は、CPU41から与えられるモータ駆動信号SG11に基づいて、モータ11のコイル11u〜11Wの各々にu相とv相とw相の各交流電流を流すためにFET21〜26を個別に適宜なタイミングでオン・オフ動作させるゲート信号(SG2:VG)を生成・出力する。上記モータ駆動信号SG11は、6個のFET21〜26のそれぞれに対応して用意されており、合計の6つのモータ駆動信号SG11がCPU41から個別に出力される。
【0034】
本実施形態に係る制御装置15の構成では、CPU41とゲート信号発生部44の間にOR論理部43が設けられている。OR論理部43は、正論理OR回路と同様な働きを有し、OR論理を実行する。OR論理部43では、上記の6個のFET21〜26のそれぞれに対応して6個のOR回路要素43aが設けられている。CPU41から出力される上記6つのモータ駆動信号SG11は、OR論理部43内の6個のOR回路要素43aのそれぞれに入力される。このOR論理部43では、内部の6個のOR回路要素43aの各々で、対応する上記のモータ駆動信号SG11(1(オン)または0(オフ))と、比較部45から出力される対応する回生電流検出信号SG12(1または0)とが入力される。このOR論理部43は、内部の6個のOR回路要素43aの各々で、入力されるモータ駆動信号SG11と回生電流検出信号SG12のうちの少なくともいずれか一方が「1」であるとき、ゲート信号発生部44に向けて、対応するFET(21〜26)に対して所要のゲート信号を発生することを指令するための信号(レベル「1」)SG13を出力する。
【0035】
比較部45には上記6個の電流センサ34から出力される電流検出信号が入力されている。比較部45では、6個の電流センサ34のそれぞれに対応する6個の比較回路要素45aが設けられている。比較部45は、内部の6個の比較回路要素45aの各々で、6個の電流センサ34から供給される検出信号のそれぞれを、その内部に設定された基準値と比較して、各電流センサで検出された電流が当該基準値を超える回生電流であるか否かを比較・判定する。検出電流が当該基準値を超える場合には、当該電流は対応FETを導通させる必要のある所定の回生電流であると判定される。その結果、比較部45から出力される回生電流検出信号SG12は「1」となる。検出電流が上記基準値を超えない場合には基準値を超えない回生電流またはモータ駆動電流であると判定され、比較部45から出力される回生電流検出信号SG12は「0」となる。比較部45からは、6個の比較回路要素45aの各出力信号に対応して、6個のFET21〜26のそれぞれに対応する6つの回生電流検出信号SG12が出力され、これらの6つの回生電流検出信号SG12はOR論理部43内の上記6個のOR回路要素43aのそれぞれに入力される。
【0036】
以上のごとく、比較部45の各比較回路要素45aの比較機能によれば、すべてのFET21〜26がオフの指令を受けている場合においても、FET21〜26の各々に対応するブリッジ枝路での電流状態を個別に検出し、その検出内容に応じて各ブリッジ枝路のFETのオン・オフ制御を行うことができる。
【0037】
上記のメモリ42には、少なくとも、電動自動車10の通常走行時におけるモータ11の駆動運転(力行運転)の制御のための駆動制御プログラムが格納されている。この駆動制御プログラムでは、操作信号SG1に基づくモータ駆動信号SG11を発生させ、FET21〜26のうちのオン動作させるものを所要の手順で選択する。こうしてインバータ16は、電源11から与えられる直流電力を三相交流電力に変換し、当該インバータ16を経由してモータ11の各相のコイル11u,11v,11wに三相交流の各相交流電流をモータ電流として供給する。
【0038】
上記において、図2で示したように、比較部45とOR論理部43は、FET21〜26の各々に対応するブリッジ枝路での電流状態を個別に検出しかつその検出内容に応じてFET21〜26の各々をオン・オフできるようにするために、6個の電流センサ34のそれぞれに対応して比較回路要素45aおよびOR回路要素43aを設けている。この構成によって、電流センサ34、比較部45、OR論理部43の信号ルートによって、どの電流センサ(ブリッジ枝路)で基準値を超える回生電流が流れているかを判定することが可能となる。
【0039】
さらに、比較部45やOR論理部43を省略しかつ6個の電流センサ34の検出信号をCPU41に直接に入力させるようにして、比較回路要素およびOR回路要素をCPU41による演算処理で行わせるように構成することもできる。
【0040】
上記のごとく本実施形態による制御装置15の構成によれば、6個の電流センサ34のうちのどの電流センサで基準値を超える電流が流れているかを判定することができ、これによって、後述するごとく、基準値を超える電流が流れているブリッジ枝路を特定し、その箇所のFETを個別にオンし導通状態にする動作制御が可能になる。
【0041】
次に、図3のフローチャートを参照して上記制御装置15に基づくモータ11の制御を説明する。このモータ11の制御は、モータ11で回生運転状態が生じたときに、これを迅速に検出し、インバータ16の三相交流ブリッジ回路において回生電流が流れる箇所を的確に検出し、当該箇所のFETを導通させてダイオード33に回生電流が流れるのをできるだけ防ぐための制御である。この制御は、上記CPU41と、6個の電流センサ34と比較部45とOR論理部43から成る信号処理ルート部とによって実行される。このモータ11の制御では、モータ11が回生運転状態になったときの制御の仕方に特徴がある。
【0042】
最初の判定ステップS11では、上記のモータ駆動信号SG11のオン・オフ状態が判定される。モータ駆動信号SG11はCPU41から出力されるので、CPU41自体ではモータ駆動信号SG11の状態は分っている。モータ駆動信号S11がオンであるときには、駆動制御のルーチン処理S12が実行される。この駆動制御では前述した駆動制御プログラムが実行され、モータ11を駆動制御するための処理が行われる。モータ11の駆動制御では、ゲート信号発生部44から出力されるゲート信号に基づいて、FET21〜26を適宜なタイミングで開閉動作させることにより導通または非導通の状態にさせ、電源17からコイル11u,11v,11wのそれぞれに対して各相の交流電流がモータ電流として供給される。モータ11は、このモータ電流で回転駆動される。
【0043】
判定ステップS11においてすべてのモータ駆動信号SG11がオフであるときには、ステップS13に移行する。モータ駆動信号SG11がオフであるときにはモータ11は駆動制御されない。そのため、CPU41から出力されるモータ駆動信号SG11(オフ:0)に基づきインバータ16の三相交流ブリッジ回路を構成する6個のFET21〜26のすべてをオフにする処理がなされている(ステップS13)。この場合に、制御装置15は、通常、モータ11に対して当該モータを駆動させるためのモータ電流を電源17から積極的に与えないようにインバータ16の状態を保持する。
【0044】
他方、モータ11の運転状態は電動自動車10の走行状態に応じて決まる。例えば坂道を下りているときには、モータ11のロータは強制的に回転させられ、発電状態すなわち回生運転状態にある。その結果、モータ11からは三相交流(回生電流)が出力されることになる。
【0045】
上記の状態において、本実施形態のインバータ16では、三相交流ブリッジ回路の各ブリッジ枝路に電流センサ34を設けており、6個の電流センサ34の各々の検出信号SG4は制御装置15の比較部45に入力され、前述した比較処理が行われる。図3のフローチャートで示した電流検出のステップS14は、上段および下段のFET21〜26についての6個の電流センサ34の各々によって各アームに流れる電流を検出し、比較部45に送る処理を示している。
【0046】
次段の判定ステップS15は、比較部45で行われる比較・判定処理である。比較部45は、6個の電流センサ34の各々から与えられる検出信号SG4を個別に上記基準値と比較し、検出電流のすべてが基準値よりも小さいときには、回生電流検出信号SG12を「0」状態で出力してFET21〜26のすべてをオフにした状態を保持する(ステップS16)。他方、6個の電流センサ34の各々から与えられる検出信号S4を前述のごとく個別に上記基準値と比較し、そのうちの任意の相に関するFETに対応する検出信号が基準値よりも大きいとき(超えるとき)には、当該FETに対応する回生電流検出信号S12を「1」状態で出力し、OR論理部43およびゲート信号発生部44を介して当該FETに対してこれを導通させるためのゲート信号を与えて、当該FETをオンにする(ステップS17)。
【0047】
すなわち、モータ11において回生運転状態が生じて三相交流が発電されかつ基準値を超える回生電流がインバータ16に対して出力される時には、各相の交流電流を電流センサ34で検出し、比較部45とOR論理部43とゲート信号発生部44を介して、対応するFETを所望時間で導通状態にする。例えば図2において、上段のFET21のブリッジ枝路に基準値を超える回生電流Iが流れようとするとき、回生電流Iを電流センサ34で検出して上記の信号処理ルート部を通してFET21を導通状態にする。この結果、回生電流Iのほとんどが導通状態になったFET21を流れることになる。こうして、モータ11の回生運転状態で生じた回生電流Iは導通したFET21を流れて電源17に供給され、ここに充電されることになる。
【0048】
モータ11の回生運転時におけるFET21〜26のオン動作は、各相ごとに基準値を超える回生電流が電流センサ34で検出されたときに行われる。
【0049】
上記の制御装置15の構成によれば、モータ11で回生運転状態が生じ、インバータ16の三相交流ブリッジ回路の各ブリッジ枝路で基準値を超える電流(所定レベルの回生電流)が流れる時、当該回生電流を検出した電流センサに対応するブリッジ枝路のFETを導通させて、回生電流を積極的に当該FETに流すようにすることにより、回生電力を効率よく電源17に供給して蓄電し、もって回生電流における電力損失を低減することができる。
【0050】
上記電流センサ34を利用したモータ11の回生運転時のモータ制御では、電流センサ34によって回生電流Iの大きさを検出できるように構成されている。そこで、さらに、モータ駆動信号SG11が「0」である場合であって比較部45等に基づく所要のFETを導通させた後において、当該FETを再びオフさせるとき、比較部45で別途に電流閾値を設定しておき、電流センサ34で検出された電流値がこの電流閾値よりも小さくなった時にFETをオフするようにしている。この電流閾値は、FET21〜26のスイッチング遅れ時間を加味して設定される。
【0051】
上記内容を図4を参照して説明する。図4において、(A)は電流センサ34で検出される例えば上記検出電流Iの変化を示し、(B)は例えばFET21をオン・オフさせるゲート信号(VG)の状態変化を示し、(C)はFET21における実際のオン時間波形を示す。図4の(A)において、交流である検出電流Iの波形に関して、(+)側が回生運転を意味しかつ(−)側がカ行運転を意味する。図中、電流値I0が電流閾値である。電流センサ34で検出された電流Iが(+)でかつI0よりも小さくなった時、図4の(B)に示されるごとくFET21のゲート信号はオン(ON)からオフ(OFF)にされる。従って、電流Iが実際に0になる前の段階のオフセット値I0でFET21は非導通状態にされることになる。つまり、時間的にFET21のスイッチング遅れ時間toffを加味することによってFET21をオンからオフにする時点を設定している。その結果、図4の(C)に示すように、実際のオン時間波形では、検出電流Iが0になった時点でオンからオフに変化することになる。
【0052】
他方、検出電流Iがカ行運転から回生運転に変化するときには、電流Iがほぼ0を超えた時点でFET21のゲート信号はオフからオンにされる。検出電流Iのほぼ0の値が、前述した比較部45の基準値になる。電流Iがほぼ0でゲート信号がオンになったとしても、FET21のスイッチング遅れ時間tonが生じて、この時間分だけ遅れてFET21はオフからオンになる。
【0053】
次に、図5のフローチャートを参照して上記制御装置15に基づくモータ11の他の制御を説明する。図5において、図3で説明したステップと同一内容のステップには同一の符合を付して前述の説明を援用することとし、ここでの重複説明を省略する。
【0054】
この動作制御の特徴は、回生運転制御の仕方であって、さらに、下段(モータ11側)のFET22,24,26で強制的に昇圧回生すると共に、上段(電源17側)のFET21,23,25については、図2および図3で説明した上記制御と同様に、そのオン・オフを制御する点にある。
【0055】
図5のフローチャートでステップS11〜S13,S15〜S17の内容については前述した通りである。この制御動作の特徴点は、ステップS13の後において、適宜な条件またはタイミングで下段のEFT22,24,26をスイッチング動作させ、下段のFETで強制的に昇圧回生させ(ステップS21)、さらにその後に上段のFET21,23,25についてのみ各々に対応する電流センサ34によって電流を検出し、前述したステップS15〜17が実行されることにある。
【0056】
この制御動作では、上記電流センサ34は少なくとも上段の3個のFET21,23,25に対して設けられている。下段の3個のFET22,24,26については、好ましくは、電流センサ34は設けられず、以下に説明される昇圧コンバータとして機能させる構成を設けている。
【0057】
ステップS21の昇圧作用は、モータのコイル(11u,11v,11w)に基づくリアクトルおよびキャパシタ32から成る回路要素部分と、その中央に位置する半導体スイッチのFET(下段のFET22,24,26)とを接続して回路を形成し、当該回路で当該FETをオン・オフさせて上記リアクトルに電磁エネルギを誘導させ、この電磁エネルギによって昇圧回生を生じさせるように構成されている。
【0058】
ステップ21に基づく上記昇圧回生の作用を生じさせる状態の例としては、通常、モータ11の回生運転状態であって回生電流が比較的に小さい場合に、これを検出して強制回生制御を行う場合である。モータ11での回生電流が比較的に小さい回生運転状態の検出方法としては、上記のごとく電流センサを利用する方法や、モータ11の誘導電圧をモニタする手段を別途に付加する方法が考えられる。
【0059】
上記のごとく操作信号SG1がオフであってすべてのFET21〜26がオフになっている時、下段のFET22,24,26を昇圧スイッチングさせることにより、モータ11のリアクトルに電磁エネルギを誘導して昇圧回生を生じさせる。この昇圧回生に基づく回生電流は、ステップ15,16,17で説明したように、上段のFET21,23,25のいずれかのオン動作に基づき、前述した通り電源17に効率的に蓄電される。
【0060】
上記の実施形態で説明された構成や配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示し、代表的な例示である。ただし本発明は、上記に説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限りにおいて様々な形態に変更することができる。
【0061】
例えばモータは三相交流モータに限定されない。複数のFET等のスイッチング素子で構成されるブリッジ回路を含むインバータであって回生電流を蓄電装置に戻すように構成されているインバータが適用されるモータであれば、任意のモータに適用できる。またモータ制御装置は電動自動車に用いられるものに限定されない。
【0062】
また上記ブリッジ回路を構成するスイッチング素子は、FETやリレー等であり、双方向に通電可能な素子であることが好ましい。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0064】
請求項1の本発明によれば、直流電流を供給する蓄電装置と交流モータとの間に介設されたインバータで、ブリッジ回路のブリッジ枝路に設けた電流センサで回生電流を検出し、これを条件に所定のスイッチング素子をオンするようにモータ制御を行い、ダイオードに流れるはずの回生電流を積極的にスイッチング素子へ流すようにしたので、回生電流が発生したときインバータでの電力損失を有効に低減させることができる。
【0065】
また、請求項の本発明によれば、直流電流を供給する蓄電装置と交流モータとの間に介設されたインバータで、ブリッジ回路の各アームに設けた電流センサで回生電流を検出し、これを条件に所定のスイッチング素子をオンするようにモータ制御を行い、ダイオードに流れるはずの回生電流を積極的にスイッチング素子へ流すようにしたので、モータで回生電流が発生したときインバータでの電力損失を有効に低減させることができる。
【0066】
請求項の本発明によれば、直流電流を供給する蓄電装置と交流モータとの間に介設されたインバータで、ブリッジ回路の上段のアームに設けた電流センサで回生電流を検出し、下段のアームのFETでは強制回生を行うための昇圧回路部を設け、強制回生制御と所定のスイッチング素子をオンする制御を行い、ダイオードに流れるはずの回生電流を積極的にスイッチング素子へ流すようにしたので、回生電流が発生したときインバータでの電力損失を有効に低減させることができる。
【0067】
請求項の本発明によれば、オン状態のスイッチング素子をオフするとき、回生電流値がスイッチング素子のスイッチング遅れ時間に対応して設定された電流閾値と一致したときにオフするようにしたため、スイッチング素子で円滑にオン・オフを切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ制御装置が適用された電動自動車の平面構成図を示す。
【図2】本発明のモータ制御装置の代表的実施例における制御装置とインバータの内部構成を示すブロック回路図である。
【図3】本発明に係るモータ制御装置で実施される制御の第1の例を示すフローチャートである。
【図4】電流センサで検出される電流Iの変化(A)と、FETをオン・オフさせるゲート信号(VG)の変化(B)と、FETにおける実際のオン時間波形(C)との関係を示す波形図である。
【図5】本発明に係るモータ制御装置で実施される制御の第2の例を示すフローチャートである。
【図6】従来のモータ制御装置における問題を説明する電気回路図である。
【符号の説明】
10 電動自動車
11 モータ
12 動力伝達部
13 後輪
14 前輪
15 制御装置
16 インバータ
17 電源
21〜26 FET
33 ダイオード
34 電流センサ
41 CPU
43 OR論理部
43a OR回路要素
44 ゲート信号発生部
45 比較部
45a 比較回路要素

Claims (3)

  1. 複数のスイッチング素子をブリッジ回路状に接続しかつ複数の前記スイッチング素子のそれぞれにダイオードが並列に接続され、蓄電装置からモータへ供給される電力を変換するインバータと、
    前記ブリッジ回路の複数の前記スイッチング素子のそれぞれに対応するアームに設けられ、このアームに流れる電流を検出する電流センサと、
    前記スイッチング素子のすべてを非導通の状態とする処理をして前記モータの駆動制御を行わない場合であって、前記電流センサで検出した電流が回生電流であるとき、当該電流センサに対応する前記スイッチング素子を導通状態にする制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記モータが回生動作を行うときに前記モータで生じた回生電流を導通状態の前記スイッチング素子を通して前記蓄電装置に供給することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記電流センサは、複数の前記スイッチング素子のうち上段に位置するそれぞれの前記アームに設けられ、このアームに流れる電流を検出し、
    複数の前記スイッチング素子のうち下段に位置するそれぞれに強制回生駆動部が設けられ、
    前記制御手段は、前記強制回生駆動部を動作させて回生電流を生じさせ、前記電流センサが前記回生電流を検出したとき当該電流センサに対応する前記スイッチング素子を導通状態し、前記回生電流を導通状態の前記スイッチング素子を通して前記蓄電装置に供給することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記回生電流の値が、前記スイッチング素子のスイッチング遅れ時間に対応して設定された電流閾値と一致したとき、前記スイッチング素子を導通状態から非導通状態にすることを特徴とする請求項1または2記載のモータ制御装置。
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