JP4465736B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に、所謂確率変動機能を有するパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
従来、液晶ディスプレイ等の図柄表示装置を備えたパチンコ遊技機においては、パチンコ球が始動口に入賞すると、又は始動ゲートを通過すると、入賞タイミング等に基づいて所定の割合で大当りかはずれかが選択される(大当りの抽選)。そして、大当りが選択された場合には、引続き大当り図柄の選択が行われる。ここで、大当り図柄とは、例えば、[111],[222],…,[999]等のゾロ目のことである。そして、選択された大当り図柄が図柄表示装置に表示され、大当り遊技が行われる。又、特に、選択された大当り図柄が[333]、[777]等の特定大当り図柄である場合には、例えば次回又は次々回に大当りが選択されるまで大当りが選択される確率が高くなる(確率変動機能)。尚、大当り図柄の選択の際に特定大当り図柄が選択される確率は予め固定されている。そして、遊技者は、大当り図柄が表示されるか否かによって一喜一憂すると共に、表示される大当り図柄が特定大当り図柄であるか否かによっても一喜一憂し、図柄が表示されるまでの独特の緊張感,期待感を楽しみつつ遊技を行う。
【0003】
本発明は、この様な確率変動機能を有するパチンコ遊技機の遊技性を更に向上させ、遊技者の遊技意欲を増進させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
この様な目的を達成するため、本発明にかかるパチンコ遊技機は、請求項1に記載されている様に、大当り図柄やはずれ図柄を表示するための表示手段と、パチンコ球が所定入賞口に入賞したこと又は所定ゲートを通過したことに起因して、所定の割合で大当りかはずれかを選択する大当り選択手段と、該大当り選択手段により大当りが選択された場合に、前記表示手段に表示させる大当り図柄を、少なくとも1種類の特定大当り図柄と少なくとも1種類の非特定大当り図柄の内から選択する大当り図柄選択手段と、前記大当り選択手段によりはずれが選択された場合に、前記表示手段に表示させるはずれ図柄を選択するはずれ図柄選択手段と、前記大当り図柄選択手段又は前記はずれ図柄選択手段により選択された図柄を前記表示手段に表示させる表示指令手段と、前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択された場合に、前記大当り選択手段による次回以降の選択において少なくとも1回大当りが選択されるまで、大当りが選択される確率を通常値よりも高く設定し、非特定大当り図柄が選択された場合に、大当りが選択される確率を通常値に設定する大当り確率設定手段と、前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択された場合は、パチンコ球が所定入賞口に入賞したこと又は所定ゲートを通過したことに起因して、前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を、複数の選択肢の中から抽選により設定するとともに、前記大当り図柄選択手段により非特定大当り図柄が選択された場合は、前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を、所定の固定値に設定する特定大当り図柄選択確率設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0005】
本発明にかかるパチンコ遊技機では、従来のパチンコ遊技機と同様に、遊技中にパチンコ球が所定の入賞口に入賞すると(又は所定のゲートを通過すると)、大当り選択手段が、入賞(通過)タイミング等に基づいて、所定の割合で大当りかはずれかを選択する。そして、大当り選択手段によって大当りが選択されると、大当り図柄選択手段が、表示手段に表示させる大当り図柄を選択する。次に、表示指令手段が、当該選択された大当り図柄を図柄表示手段に表示させる(大当り図柄には特定大当り図柄と非特定大当り図柄とがある。)。そして、大当り図柄選択手段によって選択された大当り図柄が特定大当り図柄である場合には、大当り確率設定手段が、大当り選択手段による次回以降の選択において少なくとも1回大当りが選択されるまでの間、大当りが選択される確率を通常値よりも高く設定する。その後、大当りが選択され、大当り図柄選択手段が再び特定大当り図柄を選択した場合には、大当り確率設定手段が、更に、大当り選択手段による次回以降の選択において少なくとも1回大当りが選択されるまでの間、引き続き大当りが選択される確率を高く設定する。
【0006】
そして、本発明にかかるパチンコ遊技機においては、この様な一連の処理に加え、更に、特定大当り図柄選択確率設定手段が、大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択された場合は、パチンコ球が所定入賞口に入賞したこと又は所定ゲートを通過したことに起因して、大当り図柄選択手段によって特定大当り図柄が選択される確率(以下「特定選択確率」ともいう。)を、例えば1/2,1/4,1/8,1/16の4つの中から選択し、その値に変更する。即ち、本発明にかかるパチンコ遊技機では、従来のパチンコ遊技機では予め固定されていた特定選択確率が、遊技中に変化するのである。従って、本発明にかかるパチンコ遊技機によれば、従来のパチンコ遊技機に比べて遊技に変化を持たせることができ、遊技者の遊技意欲を増進させることができる。
【0007】
ここで、特定大当り図柄選択確率設定手段は、大当り選択手段と同様に、入賞(通過)タイミング等に基づいて特定選択確率を選択するのであるが、特定選択確率を変更する時期、即ち実際に大当り図柄選択手段が特定大当り図柄を選択する確率として採用し始める時期については特に限定されるものではなく、パチンコ球が入賞口に入賞(ゲートを通過)する毎に特定選択確率を選択してその都度変更する様に構成されていても良いし、大当り選択手段によって大当りが選択される毎に変更する様に構成されていても良い。
【0008】
又、特定選択確率は、パチンコ遊技機内部に留めて遊技者に対して知らせない様に構成されていても良いが、遊技者に対して知らせる様に構成されていれば、特定選択確率の変化によって遊技者を一喜一憂させることができる。
又、請求項2に記載されている様に、前記特定大当り図柄選択確率設定手段は、前記大当り図柄選択手段により抽選によって選択された大当り図柄に応じて、前記複数の選択肢の中から、当該大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を設定する様に構成されていても良い。
【0009】
本発明にかかるパチンコ遊技機がこの様に構成されている場合には、大当り図柄選択手段によって大当り図柄が選択されると、特定大当り図柄選択確率設定手段は、選択された大当り図柄に応じて特定選択確率を選択する。選択された大当り図柄に応じて具体的にどの様に特定選択確率を選択するかは任意であり、例えば、予め大当り図柄を4つのグループに分別しておき、選択された大当り図柄が第1のグループに属する場合には特定選択確率を1/2とし、第2のグループに属する場合には特定選択確率を1/4とし、第3のグループに属する場合には特定選択確率を1/8とし、第4のグループに属する場合には特定選択確率を1/16とする様に構成されていても良いし、特定大当り図柄が選択された場合には特定選択確率を1/2とし、非特定大当り図柄が選択された場合には特定選択確率を1/8とする様に構成されていても良いし、更に、選択された特定選択確率を入賞(通過)タイミング等を総合的に考慮して増減補正する様に構成されていても良い。
【0010】
この様に構成されている場合には、表示手段に何れの大当り図柄が表示されるかによって特定選択確率が変化するので、遊技者は、大当り図柄が表示される毎に一喜一憂する。従って、遊技者に、適度な緊張感,期待感を与え続けることができ、遊技者の遊技意欲を更に増進させることができる。
【0011】
ところで、従来、大当り演出画像表示指令手段によって趣向を凝らした大当り演出画像を表示手段に表示させて遊技者の遊技意欲を増進させているパチンコ遊技機が多いが、遊技者は、大当り図柄が表示されるか否か、及び、大当り図柄として特定大当り図柄が表示されるか否かを確認するために図柄が確定するまでは表示手段に注目するが、大当り図柄が表示された後は、表示手段よりも大入賞口等に注目することが多く、大当り演出画像を見ない遊技者が多い。このため、表示手段の表示機能を十分に活用しているとは言えなかった。
【0012】
そこで、請求項3に記載されている様に、本発明にかかるパチンコ遊技機は、前記大当り選択手段により大当りが選択された場合に、大当り遊技を演出するための大当り演出画像を前記表示手段に表示させる大当り演出画像表示指令手段と、前記大当り演出画像の表示中又は表示終了後に、前記特定大当り図柄選択確率設定手段により設定された前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を前記表示手段に表示させる変更内容表示指令手段と、を備えていると良い。
【0013】
本発明にかかるパチンコ遊技機がこの様に構成されている場合には、大当り選択手段により大当りが選択されると、まず、大当り遊技を演出するための大当り演出画像が表示手段に表示され、続いて、大当り演出画像の表示中又は表示終了後に特定選択確率が表示手段に表示される。このため、遊技者は、表示手段に大当り図柄が表示された後も、特定選択確率を確認するために、引き続き表示手段に注目する。このため、表示手段に趣向を凝らした大当り演出画像を表示させて表示手段の表示機能を十分に活用することができ、これによって遊技者の遊技意欲を一層増進させることができる。尚、変更内容表示指令手段は、特定大当り図柄が選択される確率値そのものを表示手段に表示させる様に構成されていても良いし、遊技者に確率値を連想させることができる様な画像を表示させる様に構成されていても良い。
【0014】
ここで、表示手段にどの様な大当り演出画像を表示させて遊技者を楽しませるかは任意であるが、例えば、請求項4に記載されている様に、前記大当り演出画像表示指令手段は、前記大当り確率設定手段により大当りが選択される確率が高く設定されている状態で前記大当り選択手段により大当りが選択された場合に、前回表示させた大当り演出画像とストーリーが継続する大当り演出画像を表示させる様に構成されていると良い。
【0015】
本発明にかかるパチンコ遊技機がこの様に構成されている場合には、大当りが選択される確率が高く設定された状態(以下、「確率変動状態」ともいう。)で大当りが選択されると、前回表示された大当り演出画像とストーリーが継続する大当り演出画像が表示され、確率変動状態が継続している間、大当りが選択される毎に、前回表示された大当り演出画像とストーリーが継続する大当り演出画像が表示される。ここで、ストーリーをどの様に継続させるかは任意であるが、例えば、勝ち抜き戦を行って対戦相手が次々と変わって行く様なもの,季節が春夏秋冬と移り変わって行く様なもの等を挙げることができる。
【0016】
この様に、大当り演出画像のストーリーが継続する様に構成されている場合には、1つの大当り演出画像でストーリーが完結する場合に比べて凝ったストーリーを作成することができ、遊技者の遊技意欲を一層増進させることができる。
又、本発明にかかるパチンコ遊技機が請求項4に記載されている様に構成されている場合には、更に、請求項5に記載されている様に、前記大当り演出画像表示指令手段は、前記大当り確率設定手段により大当りが選択される確率が高く設定されている状態で前記大当り選択手段により所定の制限回数だけ連続して大当りが選択された場合に、ストーリーが完結する大当り演出画像を表示させる様に構成されていると良い。
【0017】
この様に構成されている場合には、所定の制限回数(例えば5回)連続して大当りが選択されると、大当り演出画像表示指令手段は、この最後の大当りにかかる大当り演出画像として、前回の大当り演出画像のストーリーと継続し、かつストーリーが完結する様な大当り演出画像を表示させる。ここで、ストーリーをどの様に完結させるかは任意であるが、例えば、前述した勝ち抜き戦であれば、最後に優勝してストーリーを完結させることができる。この様に、ストーリーが完結する様な大当り演出画像が表示されると、遊技者は大きな達成感を得ることができる。従って、遊技者の遊技意欲をより一層増進させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本実施例のパチンコ遊技機の構成について説明する。
図1は、本実施例のパチンコ遊技機の要部の構成を説明するためのブロック図である。
【0019】
本実施例のパチンコ遊技機は、図1に示す様に、第1種始動口にパチンコ球が入賞したことを検出するための第1種始動口入賞センサ11と、大入賞口にパチンコ球が入賞したことを検出するための大入賞口入賞センサ13と、大入賞口内の特定領域をパチンコ球が通過したことを検出するための特定領域通過センサ15と、マイクロコンピュータ20と、大当り図柄,はずれ図柄,大当り演出画像等を表示するための特別図柄表示装置31と、大入賞口を開閉させる第1種特別電動役物33と、を備える。マイクロコンピュータ20は、各種演算制御処理を行うCPU21と、CPU21の処理手順や特別図柄表示装置31にかかる画像データ等を記憶するROM23と、CPU21の処理結果等を一時的に記憶するRAM25と、センサ11〜15による検出内容をCPU21に供給すると共にCPU21による処理結果を特別図柄表示装置31及び第1種特別電動役物33に供給するための入出力インタフェース27と、を備える。
【0020】
続いて、本実施例のパチンコ遊技機の作用について説明する。
まず、図示しない電源装置からパチンコ遊技機に電力が供給されると、CPU21は、所定の初期設定処理等を行った後、第1種始動口入賞センサ11からの入力があるまで待機する。そして、遊技者が遊技を開始してパチンコ球が第1種始動口に入賞し、第1種始動口入賞センサ11がパチンコ球の入賞を検出すると、CPU21は、図2のフローチャートに示す処理を開始する。
【0021】
この処理が開始されると、CPU21は、第1種始動口入賞センサ11による検出タイミング等と、現在適用されている大当り確率とに基づいて大当りの抽選(大当りかはずれかの選択)を行う(S10)。そして、大当りの抽選によってはずれを選択した場合には(S20において「NO」)、特別図柄表示装置31に表示させるはずれ図柄の抽選を行う(S72)。そして、選択したはずれ図柄を特別図柄表示装置31に表示させ(S74)、処理を終了する。
【0022】
一方、大当りの抽選によって大当りを選択した場合には(S20において「YES」)、第1種始動口入賞センサ11による検出タイミング等と、現在適用されている特定選択確率(特定大当り図柄が選択される確率)に基づいて、特別図柄表示装置31に表示させる大当り図柄の抽選を行い(S22)、選択された大当り図柄が特定大当り図柄であるか否かを判断する(S30)。
【0023】
そして、S22において選択された大当り図柄が特定大当り図柄である場合には(S30において「YES」)、S22において選択された大当り図柄を特別図柄表示装置31に表示させる(S32)。又、第1種始動口入賞センサ11による検出タイミング等に基づいて、80%,50%,20%,0%の何れかを選択し、特定選択確率として設定する(S34)。そして、S22において選択された大当り図柄,変数N(初期値:1)の値,特定選択確率の値に対応する大当り演出画像を特別図柄表示装置31に表示させる(S36)。又、大当り確率の値を3%とする(S38)。そして、変数Nの値が5であるか否かを判断する(S40)。
【0024】
そして、変数Nの値が5でない場合には(S40において「NO」)、特定選択確率の値を特別図柄表示装置31に表示させ(S42)、変数Nの値を1増加させ(S44)、処理を終了する。
一方、変数Nの値が5である場合には(S40において「YES」)、変数Nの値を初期化し(S62)、処理を終了する。
【0025】
又、S22において選択された大当り図柄が非特定大当り図柄である場合には(S30において「NO」)、S22において選択された大当り図柄を特別図柄表示装置31に表示させ(S52)、特定選択確率の値を50%とし(S54)、S22において選択された大当り図柄,変数Nの値に対応する大当り演出画像を特別図柄表示装置31に表示させ(S56)、大当り確率の値を0.3%とし(S58)、変数Nの値を初期化し(S62)、処理を終了する。
【0026】
続いて、本実施例のパチンコ遊技機において実際に遊技を行った場合の具体的な動作内容について説明する。尚、本実施例のパチンコ遊技機においては、大当りの抽選において1から14までの数字が3桁表示される様に構成されており、ゾロ目図柄が大当り図柄、その内の奇数のゾロ目図柄が特定大当り図柄となっており、初期状態における大当り確率,特定選択確率の値は、各々0.3%,50%となっているものとする。
【0027】
まず、遊技者が遊技を開始し、パチンコ球が第1種始動口に入賞すると、CPU21により、大当りの抽選が行われる(S10)。初期状態では大当り確率の値が0.3%であるので、多くの場合はずれが選択される。そして、はずれが選択されると、S20において「NO」となり、はずれ図柄の抽選が行われ(S72)、選択されたはずれ図柄が特別図柄表示装置31に表示される(S74)。
【0028】
一方、大当りの抽選において大当りが選択されると、S20において「YES」となり、大当り図柄の抽選が行われる(S22)。次に、CPU21により、S22において選択された大当り図柄が特定大当り図柄であるか否かが判断される(S30)。例えば大当り図柄として7のゾロ目が選択されたのであれば、S30において「YES」となり、7のゾロ目が表示され(S32)、第1種始動口入賞センサ11による検出タイミング等に基づいて、特定選択確率の値が、80%,50%,20%,0%の何れかになり(S34)、大当り図柄,変数Nの値,特定選択確率の値に対応する大当り演出画像が表示される(S36)。
【0029】
ここで、S36において特別図柄表示装置31に表示される大当り演出画像について説明する。
まず、大当り図柄の表示終了と共に、図3(a)に示す画像(カーレースのスタート時点の画像)が表示される。そして、第1種特別電動役物33により大入賞口が開放され、大当り遊技の第1ラウンドが開始される。ラウンド数,各ラウンドにおける大入賞口への入賞数,大当り図柄の数字は、各々ラウンド数表示領域41,カウント数表示領域42,大当り数字表示領域43に表示され、変数Nの値は、「第N戦XXX」という形式で変数N表示領域44に表示される。又、遊技者の表象となる車45も表示される。尚、図3(a)に示す大当り演出画像は、変数Nの値が1であり、大当り図柄として7のゾロ目が表示された場合のものである。そして、第2ラウンドから第14ラウンドまでは、図3(b)に示す画像(レース中の画像)が表示される。
【0030】
次に、大当り確率が3%となり(S38)、未だ変数Nの値は1であるのでS40において「NO」となり、選択された特定選択確率、即ち次回の大当り抽選から適用される特定選択確率の値が、特別図柄表示装置31に表示される(S42)。
【0031】
ここで、S42において特別図柄表示装置31に表示される画像について説明する。
まず、大当り遊技の第15ラウンドにおいて、図4(a)に示す画像(ゴール時点の画像)が表示される。このとき、車45の順位が、順位表示領域46に表示される。車45の順位は、S34において選択された特定選択確率の値に対応しており、特定選択確率の値が80%であれば1位、50%であれば2位、20%であれば3位、0%であれば4位以下となる。そして、特定選択確率の値が0%であれば、次回S22において特定大当り図柄を選択することはないので、S30において必ず「NO」となり、大当り確率が0.3%となる(確率変動の終了)。尚、図4(a)に示す画像は、特定選択確率の値が20%である場合のものである。
【0032】
そして、第16ラウンドにおいて、図4(b)に示す画像(レースの表彰の画像)が表示される。特定選択確率の値は、特定選択確率表示領域48に表示される。このとき、大当り確率表示領域47には、大当り確率の値が3%であれば「確率変動決定」、0.3%であれば「確率変動終了」と表示され、大当り確率の値が遊技者に示唆される。尚、図4(b)に示す画像は、特定選択確率の値が20%である場合のものである。
【0033】
そして、図4(b)の画像が所定時間表示されると、変数Nの値が1から2になり(S44)、今回の大当り遊技は終了し、大当り確率の値(3%),特定選択確率の値(20%),変数Nの値(2)に基づいて処理が行われる。
その後、大当り(連続2回目の大当り)が選択されると、特定選択確率(20%)に基づいて大当り図柄の抽選が行われる。今回は、大当り図柄として3のゾロ目が選択されたものとすると、S30において「YES」となり、特定選択確率の値が選択される。今回は80%が選択されたものとする。そして、大当り図柄,変数Nの値,特定選択確率の値に対応する大当り演出画像が表示される。具体的には、第1ラウンドにおいて、前回大当り時のゴール順位からスタートする画像が表示され、第2ラウンド乃至第14ラウンドにおいて、他車と抜きつ抜かれつの攻防を繰り返す画像が表示される。そして、今回は、大当り図柄として3のゾロ目が表示され、変数Nの値が2であり、大当り確率の値が3%であり、特定選択確率の値が80%であるので、第15ラウンドにおいて、1位でゴールする画像が表示され、第16ラウンドにおいて、図5(a)に示す画像が表示される。
【0034】
その後、大当り(連続3回目の大当り)が選択されると、特定選択確率(80%)に基づいて大当り図柄の抽選が行われる。今回は、大当り図柄として1のゾロ目が選択され、特定選択確率の値として50%が選択されたものとすると、第16ラウンドにおいて、図5(b)に示す画像が表示される。
【0035】
その後、大当り(連続4回目の大当り)が選択されると、特定選択確率(50%)に基づいて大当り図柄の抽選が行われる。今回は、非特定大当り図柄である10のゾロ目が選択されたものとする。すると、S30において「NO」となり、まず、10のゾロ目が表示され、特定選択確率の値が50%となり、第16ラウンドにおいて、図6(a)に示す画像が表示され、大当り確率の値が0.3%となる。そして、変数Nの値が初期化され、次回大当りが選択された場合には、大当り演出画像として第1戦の画像が表示されることになる。
【0036】
一方、連続4回目の大当りにおいても特定大当り図柄である11のゾロ目が表示され、更に連続5回目の大当りにおいても特定大当り図柄である3のゾロ目が表示された場合、即ち5回連続して特定大当り図柄が表示された場合には、図6(b)に示す様に、第1戦,第2戦,第3戦,第4戦と継続してきたストーリーが最終戦の優勝という形で完結する、という表現で遊技者に知らされる。そして、変数Nの値が初期化され、次回大当りが選択された場合には、大当り演出画像として第1戦の画像が表示されることになる。
【0037】
尚、本実施例において、マイクロコンピュータ20(CPU21)が行う処理の内、S10の処理が前述の大当り選択手段の作用に相当し、S22の処理が前述の大当り図柄選択手段の作用に相当し、S32,S74の処理が前述の表示指令手段の作用に相当し、S34,S54の処理が前述の特定大当り図柄選択確率変更手段の作用に相当し、S36,S42,S56の処理が前述の大当り演出画像表示指令手段の作用に相当し、S38,S58の処理が前述の大当り確率設定手段の作用に相当し、S42の処理が前述の変更内容表示指令手段の作用に相当し、S72の処理が前述のはずれ図柄選択手段の作用に相当し、特別図柄表示装置31が前述の表示手段に相当する。
【0038】
次に、本実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
本実施例のパチンコ遊技機においては、特定選択確率は固定されておらず、大当りが選択される毎に、80%,50%,20%,0%の4つの値の何れかに変更されるので、従来のパチンコ遊技機に比べて遊技に変化を持たせることができるので、遊技者を楽しませることができる。
【0039】
又、特定選択確率が特別図柄表示装置31に表示されるので、特定選択確率が変化する毎に遊技者を一喜一憂させることができ、遊技者の遊技意欲を増進させることができる。
又、S22において特定大当り図柄が選択された場合には、特定選択確率は80%,50%,20%.0%の何れかとなり、非特定大当り図柄が選択された場合には、50%となるので、遊技者は、特別図柄表示装置31に大当り図柄が表示される毎に一喜一憂する。従って、遊技者に、適度な緊張感,期待感を与え続けることができ、遊技者の遊技意欲を更に増進させることができる。
【0040】
又、特定選択確率は、大当り遊技の第15ラウンド,第16ラウンドにおいて表示されるので、遊技者は、大当り図柄が表示された後も、特定選択確率の値を確認するために、引き続き特別図柄表示装置31に注目する。このため、趣向を凝らした大当り演出画像を表示させて特別図柄表示装置31の表示機能を十分に活用することができ、又、これによって遊技者を一層楽しませることができる。
【0041】
又、連続して特定大当り図柄が選択されると、第1戦,第2戦,第3戦,第4戦,最終戦、という様に、前回表示された大当り演出画像とストーリーが継続する大当り演出画像が表示されるので、1つの大当り演出画像でストーリーが完結する場合に比べて凝ったストーリーを作成することができ、遊技者の遊技意欲を一層増進させることができる
【0042】
又、5回連続して特定大当り図柄が選択されると(S40において「YES」)、最終戦で優勝してストーリーが完結する大当り演出画像が表示されるので、遊技者に達成感を与えることができ、遊技者の遊技意欲を増進させることができる。
【0043】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は前述した実施例に何等限定されるものではなく、更に種々の態様において実施しても良いことはもちろんである。
例えば、実施例では、S42において選択することができる特定選択確率の値は80%,50%,20%,0%であるが、別の値を採用しても良いし、選択肢を増減しても良い。又、S54では特定選択確率の値を選択することができない様に構成されているが、S34と同様に選択することができる様に構成されていても良い。この場合、S34と全く同じ条件(80%,50%,20%,0%)としても良いが、より遊技に変化を持たせるためには、S34よりも低い値(例えば40%,25%,10%,0%)とした方が良い。又、S22において選択された大当り図柄によって特定選択確率の値が一義的に確定する様に構成されていても良い。又、パチンコ球が第1種始動入賞口に入賞する毎に特定選択確率の値を選択する様に構成されていても良い。
【0044】
又、実施例では、S42において特定選択確率が表示されるが、特定選択確率が0%である場合には、真実の値を表示すれば確実に遊技者の遊技意欲を減退させてしまうので、特定選択確率が0%であっても、特別図柄表示装置31には「20%」等と虚偽の値を表示する様に構成されていても良いし、特定選択確率が20%又は0%である場合には「20%以下」と表示するように構成されていても良い。
【0045】
又、実施例では、特定大当り図柄が選択された場合に次回に大当りが選択されるまで大当り確率の値を高くする所謂1回ループ制を採用しているが、特定大当り図柄が選択された場合に次々回に大当りが選択されるまで大当り確率の値を高くする所謂2回ループ制を採用しても良い。
【0046】
又、実施例では、第1種パチンコ遊技機を挙げて説明したが、本発明は、第3種パチンコ遊技機においても同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の要部の構成を表すブロック図である。
【図2】 マイクロコンピュータ(CPU)が行う処理の流れを表すフローチャートである。
【図3】 特別図柄表示装置に表示される画像の説明図である。
【図4】 特別図柄表示装置に表示される画像の説明図である。
【図5】 特別図柄表示装置に表示される画像の説明図である。
【図6】 特別図柄表示装置に表示される画像の説明図である。
【符号の説明】
11…第1種始動口入賞センサ 13…大入賞口入賞センサ 15…特定領域通過センサ 20…マイクロコンピュータ 21…CPU 23…ROM 25…RAM 27…入出力インタフェース 31…特別図柄表示装置 33…第1種特別電動役物 41…ラウンド数表示領域 42…カウント数表示領域 43…大当り数字表示領域 44…変数N表示領域
45…車 46…順位表示領域 47…大当り確率表示領域 48…特定選択確率表示領域。

Claims (5)

  1. 大当り図柄やはずれ図柄を表示するための表示手段と、
    パチンコ球が所定入賞口に入賞したこと又は所定ゲートを通過したことに起因して、所定の割合で大当りかはずれかを選択する大当り選択手段と、
    該大当り選択手段により大当りが選択された場合に、前記表示手段に表示させる大当り図柄を、少なくとも1種類の特定大当り図柄と少なくとも1種類の非特定大当り図柄の内から選択する大当り図柄選択手段と、
    前記大当り選択手段によりはずれが選択された場合に、前記表示手段に表示させるはずれ図柄を選択するはずれ図柄選択手段と、
    前記大当り図柄選択手段又は前記はずれ図柄選択手段により選択された図柄を前記表示手段に表示させる表示指令手段と、
    前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択された場合に、前記大当り選択手段による次回以降の選択において少なくとも1回大当りが選択されるまで、大当りが選択される確率を通常値よりも高く設定し、非特定大当り図柄が選択された場合に、大当りが選択される確率を通常値に設定する大当り確率設定手段と、
    前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択された場合は、パチンコ球が所定入賞口に入賞したこと又は所定ゲートを通過したことに起因して、前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を、複数の選択肢の中から抽選により設定するとともに、前記大当り図柄選択手段により非特定大当り図柄が選択された場合は、前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を、所定の固定値に設定する特定大当り図柄選択確率設定手段と、
    を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記特定大当り図柄選択確率設定手段は、
    前記大当り図柄選択手段により抽選によって選択された大当り図柄に応じて、前記複数の選択肢の中から、当該大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を設定することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記大当り選択手段により大当りが選択された場合に、大当り遊技を演出するための大当り演出画像を前記表示手段に表示させる大当り演出画像表示指令手段と、
    前記大当り演出画像の表示中又は表示終了後に、前記特定大当り図柄選択確率設定手段により変更された前記大当り図柄選択手段により特定大当り図柄が選択される確率を前記表示手段に表示させる変更内容表示指令手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記大当り演出画像表示指令手段は、
    前記大当り確率設定手段により大当りが選択される確率が高く設定されている状態で前記大当り選択手段により大当りが選択された場合に、前回表示させた大当り演出画像とストーリーが継続する大当り演出画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記大当り演出画像表示指令手段は、
    前記大当り確率設定手段により大当りが選択される確率が高く設定されている状態で前記大当り選択手段により所定の制限回数だけ連続して大当りが選択された場合に、ストーリーが完結する大当り演出画像を表示させる様に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のパチンコ遊技機。
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