JP4464331B2 - ポインティングデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置の画面上の座標位置を選択指定する際に使用するポインティングデバイスに関する。
従来、コンピュータの表示画面でアイコン等の各種ボタンを選択指定する場合、その入力作業は操作者がポインティングデバイスを操作して画面上のポインタを動かし、所定の座標位置でポインティングデバイスをクリック操作することで行なわれる。この種のポインティングデバイスとしては例えマウス、ジョイスティック、トラックボール等がある。ポインティングデバイスで画面上の表示ボタンが選択指定されると、その表示ボタンに応じたプログラムがコンピュータによって実行される。
図14は、この種のポインティングデバイス51の断面図である。ポインティングデバイス51には、上下方向にスライド移動可能な操作部52が設けられ、この操作部52の表面には、操作者によるポインタの座標選択操作(X−Y方向操作)を絶対位置で検出するセンサとしてタッチパネル53が設けられている。操作部52の下方位置には、操作者による座標位置の決定操作(押下操作)を検出する押下スイッチ54が設けられている。このポインティングデバイス51で座標位置を選択指定する場合、まずタッチパネル53をトレースするように操作して画面55上のポインタ56(図15参照)を表示ボタン57に位置合わせし、その位置状態で操作部52を押下操作して押下スイッチ54をオンし、画面上の座標位置を決定する。
しかし、このポインティングデバイス51はタッチパネル53が操作部52の表面に配置されているため、操作部52が押下操作された際には、その操作力がタッチパネル53のパネル面(表面)に加わることになる。よって、強い力で操作部52が押下操作されると、タッチパネル53のパネル面に過荷重や衝撃が加わり、タッチパネル53が破損する虞がある。
そこで、操作者によるポインタの座標選択操作を上記のようにタッチパネル53で検出するのではなく、その座標選択操作をリンク機構を介して検出する技術が例えば特許文献1〜3に開示されている。この技術を用いれば、座標操作位置とX−Y軸方向の座標検出位置とが別々の位置となるため、座標位置を選択指定すべく押下スイッチ54がオン操作されたとしても、その際の押下操作の荷重が座標位置検出系のセンサに直接作用せず、座標位置検出系のセンサに過荷重等が付与され難くなり、破損等の問題が発生し難くなる。
特開平9−81311号公報 特開昭60−241124号公報 特開昭55−123779号公報
ところで、操作者が画面上の選択座標位置をX−Y軸方向に操作する際、選択座標位置が表示ボタン57に位置しているか否かの確認は、画面55を目視してポインタ56の表示位置を確認して行なうことになる。従って、画面55に目を向けないと自分が選択した座標位置を確認することができず、操作者は座標位置選択操作に煩わしさを感じることになるため、X−Y軸方向に選択座標位置を操作する際において選択座標位置の弁別性を向上したい要望があった。また、この種のポインティングデバイス51を車載する場合、選択座標位置の弁別性が低いと、運転者が運転以外の事柄に注意を殺がれることになるため、車載対応の場合においては特に弁別性向上の要望は高い。
本発明の目的は、画面上の座標位置を選択操作する際の選択座標位置の弁別性を向上することができるポインティングデバイスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、ポインタの画面表示位置を変えて該画面上の座標位置を選択操作し、当該座標位置で指定操作を行なうことで前記座標位置を選択指定するポインティングデバイスにおいて、前記座標位置を選択する際に操作する第1操作部と、前記第1操作部の操作面として機能し、前記座標位置を指定する際に操作する第2操作部と、前記第1操作部の操作座標位置を検出する座標位置検出手段と、前記第2操作部の押下操作を検出する指定操作検出手段と、前記第1操作部が操作された際、当該操作を前記座標位置検出手段に伝達可能な伝達機構と、前記第1操作部に操作荷重を発生させる操作荷重発生機構と、前記操作荷重発生機構が前記第1操作部に操作荷重を発生するように、前記座標位置検出手段の検出値を基に前記操作荷重発生機構のアクチュエータを制御する制御手段とを備え、前記伝達機構は、複数のアームを連結した構造をなすとともに自身の支持軸回りに回動可能なリンク機構であって、前記座標位置検出手段は、同デバイスのケース及び前記リンク機構の一方に配置された被検出部と、前記ケース及び前記リンク機構の他方に配置され、前記リンク機構の操作を前記被検出部を介して検出する検出部とを備え、前記検出部及び前記被検出部のうち前記リンク機構側に配置される部材が、前記第1操作部の操作点と前記支持軸の固定点とを結ぶ直線上で該リンク機構に連結されていることを要旨とする。
この発明によれば、第1操作部の操作座標位置が操作されて画面上の選択座標位置が選択操作されると、伝達機構を介して座標位置検出手段がその操作方向及び操作量を検出し、画面上のポインタが第1操作部の操作座標位置に応じた画面座標位置に移動する。また、第2操作部が押下操作されて座標位置が指定操作されると、指定操作検出手段がその押下操作を検出し、画面はその指定座標位置の表示ボタン(アイコンや機能ボタン等)に応じた表示内容を表示する。
第1操作部が操作された際には、制御手段は座標位置検出手段の検出値を基に第1操作部の操作座標位置を求め、その操作座標位置に応じた操作荷重が第1操作部に生じるように、制御手段が操作荷重発生機構のアクチュエータを制御して第1操作部に操作荷重を発生させる。従って、第1操作部を操作した際には、操作座標位置に応じて第1操作部の操作感覚が変わることになり、その際の操作感覚で画面上のポインタの大まかな位置把握が可能となるため、第1操作部の操作座標位置(画面上の選択座標位置)の弁別性が向上する。また、操作座標位置選択時の第1操作部の操作量と、座標位置検出手段のセンシング点での移動量とが相似関係を有する。従って、第1操作部の操作面積(最大操作範囲)と座標位置検出手段の検出面面積とが同じである必要はなく、座標位置検出手段の検出面面積は第1操作部の操作面積に対して小さく済む。よって、座標検出手段のサイズを小型化することが可能となり、ひいてはポインティングデバイスの小型化を図ることが可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記操作荷重発生機構は、前記アクチュエータを2つ用いて前記第1操作部に操作荷重を付与する構成であって、前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出値を基に前記第1操作部のX−Y操作座標位置を求め、当該X−Y操作座標位置に応じた操作荷重を前記2つのアクチュエータで複合的に発生させることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、第1操作部にはX−Y操作座標位置に応じた値で操作荷重が付与されるので、操作荷重はX軸座標値とY軸座標値の操作量との2つのパラメータから決まることになる。従って、操作荷重が第1操作部の操作座標位置により即した値で付与されることから、第1操作部の操作座標位置(画面上の選択座標位置)の弁別性が一層向上する。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1操作部の操作座標位置と、当該操作座標位置で付与すべき前記操作荷重のベクトル及び大きさとを関係付けたマップデータを記憶した記憶手段を備え、前記制御手段は、前記マップデータを参照して付与すべき前記操作荷重のベクトル及び大きさを求め、該ベクトル及び大きさを基に前記操作荷重発生機構に荷重を発生させることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、第1操作部の操作座標位置と、その操作荷重のベクトル及び大きさとを関係付けたマップデータを記憶手段に記憶し、操作荷重を付与する際には、制御手段はマップデータを参照することで操作荷重のベクトル及び大きさを設定する。従って、例えば計算式等で操作荷重のベクトル及び大きさを求める場合に比べ、簡単な処理で操作荷重を設定することが可能となり、操作荷重を設定する際に要する時間の短時間化が可能となる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記制御手段は、画面上の表示ボタンに前記ポインタを位置合わせすべく前記第1操作部が操作された際、前記ポインタが前記表示ボタンへ吸い込まれ感を持って座標変化するように前記第1操作部に操作荷重を付与することを要旨とする。
この発明によれば、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、ポインタを表示ボタンに位置合わせする際には、ポインタが吸い込まれ感を持って表示ボタンに向かい座標変化するので、ポインタを所望の表示ボタンへ素早く移動させることが可能となる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記制御手段は、画面上の表示ボタンに前記ポインタを位置合わせすべく前記第1操作部が操作された際、位置合わせ前のポインタ位置が位置合わせ先の前記表示ボタンから離れるに連れて前記操作荷重の値が大きくなるように設定されていることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、位置合わせ前のポインタ位置と、位置合わせ先の表示ボタンとの間の距離が大きければ、その分だけ大きな操作荷重が第1操作部に付与される。従って、ポインタが位置合わせ先の表示ボタンから遠い位置にあっても、その際には大きな操作荷重が第1操作部に付与されるため、ポインタが表示ボタンから離れた位置にあっても所望の表示ボタンへ一層素早くポインタを移動させることが可能となる。
本発明によれば、画面上の座標位置を選択操作する際の選択座標位置の弁別性を向上することができる。
以下、本発明を具体化したポインティングデバイスの一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1は、コンピュータ1の概略を示す構成図である。コンピュータ1は、内部に記憶されたプログラムに沿って各種データ処理を行なう装置であり、データ処理に際して演算、命令、制御等を行なう演算制御装置2と、コンピュータ1にデータを入力する際に用いる入力装置3と、文字やグラフィックを表示する表示装置4等とを備えている。本例の入力装置3は例えばキーボードからなり、表示装置4は例えば液晶等のディスプレイからなる。
コンピュータ1は、表示装置4の画面4aに表示されたポインタ5の座標位置(X−Y座標位置)を選択操作したり、画面4a上の所望の座標位置でポインタ5により指定操作(エンター操作)したりする際に操作するポインティングデバイス6を備えている。ポインティングデバイス6はケーブル6aを介して演算制御装置2に接続され、操作者によって操作された際の各種データ及び信号を演算制御装置2に出力可能である。
図2はポインティングデバイス6の平断面図、図3はポインティングデバイス6の外観を示す斜視図、図4はポインティングデバイス6の縦断面図である。ポインティングデバイス6は外形が略箱形状のケース7からなり、ケース7内の上部には各種部品を収容する第1収容部8(図3及び図4参照)が形成されている。第1収容部8は、ケース本体7aから板状のカバー7bを取り外すことで内部が開口可能である。
ケース7の端部寄りには、押下スイッチ(エンター用スイッチ)9を取り付けるスイッチ収容部10が凹設されている。押下スイッチ9は、画面4a上の座標位置を指定操作(エンター操作)する際に操作するスイッチであり、上面がケース7の外部に露出した取付状態をとる。押下スイッチ9は、ケース7の高さ方向(図3及び図4のZ軸方向)に相対移動可能な状態でケース7に取り付けられたパネル部11と、パネル部11の下方側に位置した取付状態でケース7に固定されたスイッチ回路12とを備えている。なお、パネル部11が第2操作部に相当し、スイッチ回路12が指定操作検出手段(電子回路)に相当する。
スイッチ回路12は、スイッチ接点機能を有するスイッチ本体部12aと、スイッチ回路12の各種電子回路を実装したプリント基板12bとを有している。押下スイッチ9は、パネル部11が下方(図4の矢印Z1方向)に押し下げられると、スイッチ本体部12aのノブ12cに押し下げられ、押下スイッチ9がオン状態となる。一方、パネル部11の押込操作が解除されると、スイッチ内部の付勢部材(図示略)の付勢力によってノブ12cが上方に移動してパネル部11が元の位置に復帰して、押下スイッチ9がオフ状態となる。
第1収容部8には、複数のアーム13a,…からなるリンク機構14が収容されている。本例のリンク機構14は4つの直線状のアーム13a〜13dを菱形(パンタグラフ)状に連結した構造をなし、各アーム13a〜13d同士の連結部位である4つの関節15a〜15dで折れ曲がることが可能である。リンク機構14はアーム13cから延びるシャフト16がケース7に支持され、X−Y平面に沿って関節15a回りに回動可能である。なお、リンク機構14が伝達機構に相当する。
4つのアーム13a〜13dのうち関節15aに連結されていない2つのアーム13a,13bの一方(本例はアーム13a)は、他のアーム13b〜13dに比べて所定量長い形状をなしている。また、第1収容部8の側部、つまりスイッチ収容部10側の側部(図4の右端部)には、開口部位17がケース7の幅方向(図3及び図4のX軸方向)全域に亘って形成されている。アーム13aはその中間に位置する関節15bでアーム13bに連結され、その先端側が開口部位17から第1収容部8の外部に飛び出た取付状態となっている。
アーム13aの先端部位には、画面4a上の座標位置をポインタ5で選択指定する際に指等で操作する操作ピン18が取り付けられている。操作ピン18は大径部分の頭部18aと、小径部分の軸部18bとを有し、アーム13aの先端に形成された孔部13e(図4参照)に軸部18bを挿通して下方に所定量突出させた状態でアーム13aに取付固定されている。シャフト16の回動軸線R1と操作ピン18の操作軸線R2とは、ほぼ平行に設定されている。操作ピン18でX−Y軸方向の座標位置を選択操作する際、パネル部11の上面が操作面19として機能する。なお、操作ピン18が第1操作部に相当する。
画面4a上の座標位置を選択する際には、指を操作ピン18の頭部18aに乗せ、操作ピン18を操作面19上でX軸方向及びY軸方向に動かし、ポインタ5の画面表示位置を変えることで行なう。また、ポインタ5で表示された座標位置を指定操作(エンター操作)する際には、指で操作ピン18を下方に押し込むことによって操作ピン18の軸部18bでパネル部11を下方にスライド移動させ、これによって押下スイッチ9をオンさせることで行なう。
4つのアームのうち関節15aに連結されていない2つのアーム13a,13bの他方(本例はアーム13b)とケース7との間には、操作ピン18がX−Y軸方向に操作された際の操作方向及び操作量を検出する座標位置検出センサ20がケース7内に収容された状態で取り付けられている。なお、座標位置検出センサ20が座標位置検出手段に相当する。
座標位置検出センサ20は、操作ピン18のX−Y軸方向への操作を相対位置で検出するセンサであり、例えば光学式センサが使用されている。光学式の座標位置検出センサ20は、板状のプレート21と、プレート21に光を照射してその反射光を受光することにより操作ピン18の操作方向及び操作量を検出するセンサ部22とからなる。座標位置検出センサ20は、操作ピン18がX−Y平面に沿って操作された際、センサ部22が所定サイクルの速度で反射光の連続画像をスキャンすることにより移動量及び移動方向を検出する。なお、プレート21が被検出部に相当し、センサ部22が電子回路(検出部)に相当する。
座標位置検出センサ20は、プレート21がリンク機構14のアーム13bに連結され、センサ部22がケース7に取付固定されている。プレート21は、ケース7の内面に形成されたレール23に案内されてY軸方向に相対移動可能な第1プレート21aと、X軸方向に相対移動可能な状態で第1プレートに支持された第2プレート21bとからなり、第2プレート21bがピン24を介してアーム13bに相対回動可能な状態で連結されている。従って、操作ピン18がX−Y軸方向に操作された際には、プレート21a,21bが操作ピン18に応じた移動方向及び移動量で移動することから、センサ部22はこのプレート21を介することで操作ピン18の操作方向及び操作量を検出可能である。
センサ部22は、プレート21に対して光を照射してその反射光を受光するセンシング部22aと、センサ部22の各種電子回路を実装したプリント基板22b(図4参照)とを備えている。ケース7において第1収容部8の下側には、第1収容部8とは区画された状態で第2収容部25(図4参照)が形成されている。センサ部22は、センシング部22aの検出面22cが第1収容部8に露出した状態で、プリント基板22bが第2収容部25に収容されている。センシング部22aは、その周囲が隙間無くケース7に取付固定されることによってシールされている。
座標位置検出センサ20は、操作ピン18が操作された際の操作量を相似関係の値で入力するように、シャフト16の固定点Taと操作ピン18の操作点Tbとを結ぶ直線L(図2参照)上の位置で第2プレート21bがリンク機構14(アーム13b)に連結されている。即ち、固定点Ta及び操作点Tbを結ぶ直線L上に位置するピン24に、第2プレート21bが相対回動可能な状態で取り付けられている。座標位置検出センサ20は、ピン24の中心位置をセンシング点P(図2及び図3参照)としてセンシング部22aで操作ピン18の操作方向及び操作量を検出する。
従って、操作ピン18がX−Y軸方向に操作された際には、センシング点Pが操作ピン18の操作量に対して縮尺された移動量で操作ピン18の操作に追従する動きをとる。例えば、操作ピン18の操作量とセンシング点Pの移動量との間に3:1の相似関係があった場合、操作ピン18がX−Y方向に操作された際には、図5に示すようにセンシング点Pは操作ピン18の操作軌跡(回動軌跡)に対して、同一形状ではあるがサイズが3分の1の移動軌跡を描くことになり、これをセンシング部22aが検出する。
図6は、コンピュータ1及びポインティングデバイス6の電気的構成図である。ポインティングデバイス6は、CPU(central processing unit) 26、ROM(read-only memory)27、RAM(random-access memory)28及びインターフェース29を備え、これらデバイスがバス30を通じて相互に接続されている。インターフェース29には、演算制御装置2から延びるケーブル6aが接続されている。CPU26は、RAM28を作業領域とすることでROM27内のプログラムを実行してポインティングデバイス6を作動させ、ケーブル6aを介して相対位置データD及びオン信号Sonを演算制御装置2に出力する。なお、CPU26が制御手段に相当する。
演算制御装置2は、CPU31、ROM32、RAM33及びインターフェース34を備え、これらデバイスがバス35を通じて相互に接続されている。また、CPU31はバス30及びインターフェース29を介して入力装置3、表示装置4及びポインティングデバイス6に接続されている。CPU31はRAM33を作業領域とすることで、ROM32内のプログラムを実行してコンピュータ1を作動させる。
ROM32内のプログラムには、ポインティングデバイス6から入力する各種データ及び信号に基づき、画面4aのポインタ5の表示位置及び表示状態や、画面4aの表示内容を制御する表示制御プログラムが含まれている。この表示制御プログラムは、ポインティングデバイス6で座標位置選択操作が行なわれた際に、ポインタ5を動かして画面4a上の選択座標位置を変更し、ポインティングデバイス6で座標位置指定操作が行なわれた際に、その指定操作された表示ボタン42(図11及び図12参照)に応じた表示画面を画面4aに表示するプログラムである。
CPU31は、ポインティングデバイス6からインターフェース34を介して相対位置データDを入力すると、その相対位置データD内の移動量及び移動方向のデータを基に選択座標位置、つまりポインタ5の画面表示位置を設定する。そして、CPU31はインターフェース34を介してその表示データ(表示指令)を表示装置4に出力し、これら移動量及び移動方向の各値に応じた表示位置に画面4aのポインタ5を表示させる。即ち、相対位置データDに含まれる移動方向の情報から、ポインタ5の移動させるべき方向が決められ、相対位置データDに含まれる移動量の情報から、ポインタ5をどれだけ移動させるかが決められる。
ここで、図7に示すように、相対位置入力時のポインタ5の表示位置は、操作ピン18をスライド移動した際の移動量K1に対して所定倍の移動量を動くように設定されている。従って、操作ピン18のスライド移動時の移動量K1(即ち、座標位置検出センサ20が検出する移動量)と、画面4a上のポインタ位置の変化量K2との間の関係が例えば1:3の場合、操作ピン18がスライド移動操作されると、画面4a上のポインタ5は、そのスライド移動時の移動量K1に対して3倍の変化量K2(=3×K1)の距離を動く。
CPU31は、押下スイッチ9がオン操作されてポインティングデバイス6からオン信号Sonを入力すると、ポインタ5が画面4aの表示ボタン42上に表示されているか否かを判断する。この判断は、図8に示すようにポインタ5のX−Y座標値が、表示ボタン42の表示されたX−Y座標値の何れかに含まれているか否かを判断することで行う。ポインタ5が画面4aの表示ボタン42上に重なって表示されていれば、CPU31はその表示ボタン42に対応するプログラムを実行し、そのプログラムに応じた表示画面を画面4aに表示する。
図3及び図4に示すように、パネル部11の周縁には、下方(図4の矢印Z1方向)に向かって延びる第1防水壁36が延出形成されている。第1防水壁36はパネル部11の周縁全域から突設され、スイッチ回路12を周りから囲った状態となる。従って、第1防水壁36は、パネル部11の周囲にあるクリアランス37からケース7内に浸入した水(導電体)をスイッチ回路12へ至らせない機能を果たしている。
スイッチ収容部10の内壁と第1防水壁36との間には、パネル部11周囲のクリアランス37からケース7内に浸入した水(導電体)をケース7外に排出する第1流通路38が形成されている。この第1流通路38はパネル部11の周囲全域に亘って形成され、第1流通路38の通路幅はパネル部11の上下方向へのスライド移動を許容する程度の幅に設定されている。
図4に示すように、ケース7の開口部位17には、アーム13aの下方位置に第2防水壁39が形成されている。この第2防水壁39は、水(導電体)が第1収容部8内(ケース7内)に入り込むことを抑制する役目を担い、ケース7の幅方向(図3及び図4のX軸方向)に延びるように形成されている。ケース7の内部には、開口部位17及び座標位置検出センサ20(センサ部22)の間の位置に第2流通路40が形成されている。第2流通路40は、第1収容部8内に入り込んだ水(導電体)をケース7外に排出する役目を担い、高さ方向(図3のZ軸方向)に延びるように貫設されている。また、第2流通路40は、ケース7の幅方向(図3及び図4のX軸方向)全域に亘って形成されている。
図9は、押下スイッチ9の付近を拡大した斜視図である。第1防水壁36の先端(下端)には、外方に突出する係止爪11aが複数形成されている。本例の係止爪11aは、互いに対向する各壁36a,36bに各々2つずつ(図9は、第1防水壁36aの2つのみ図示)形成されている。ケース7の内壁には、係止爪11aと相対する位置に係止溝7cが複数形成されている。
従って、操作ピン18を押し込んでパネル部11が押下操作された際には、係止爪11aが係止溝7cに案内され、パネル部11の下方への移動が許容される。一方、操作ピン18から指を離してパネル部11の押下操作が解除された際には、スイッチ回路12の復帰動作(ノブ13cの戻り動作)に伴ってパネル部11が上方へ移動するが、この移動過程で係止爪11aが係止溝7cに係止することによって、それ以上の上方への移動が規制される。
図10は、操作荷重発生機構41の構造を示す模式断面図である。ポインティングデバイス6は、操作ピン18の操作座標位置操作してポインタ位置を選択する際に、操作ピン18に操作荷重を付与する操作荷重発生機構41を備えている。本例の操作荷重発生機構41は、操作ピン18の操作座標位置に応じた操作荷重を付与する機構であり、画面4a上の表示ボタン42に対応する操作座標位置への操作ピン18の移動を補助(アシスト)する。
この操作荷重発生機構41を以下に説明すると、まずアーム13cの基端下面には関節15aの位置にシャフト16が下方に延設され、シャフト16の先端にはシャフト16よりも大径をなすギヤ43が同心軸状に取付固定されている。ケース7には、操作ピン18に対して操作荷重を付与する第1モータ44が配設されている。第1モータ44は例えばDCモータが使用され、モータ軸44aの先端に固着されたモータギヤ44bがギヤ43に噛合している。よって、第1モータ44が回転すれば、その回転力がモータギヤ44b、ギヤ43及びシャフト16を介してアーム13cに伝達され、アーム13cがシャフト16の軸心回りに回動する。
アーム13dの基端には関節15aに対応する位置に挿通孔45が貫設され、この挿通孔45にはシャフト16が相対回動可能な状態で挿通されている。アーム13dの基端下面にはシャフト46が下方に延設されている。シャフト46の先端にはシャフト46よりも大径をなすギヤ47が同心軸状に取付固定されている。挿通孔45は、アーム13d、シャフト46及びギヤ47に亘って形成されている。アーム13dはシャフト46がケース7の孔部7dに挿通され、アーム13d及びギヤ47の間にできる凹部13fに孔部7dの端縁が入り込んだ取付状態をとる。
ケース7には、操作ピン18に対して操作荷重を付与する第2モータ48が配設されている。第2モータ48は例えばDCモータが使用され、モータ軸48aの先端に固着されたモータギヤ48bがギヤ47に噛合している。よって、第2モータ48が回転すれば、その回転力がモータギヤ48b、ギヤ47及びシャフト46を介してアーム13dに伝達され、アーム13dがシャフト46の軸心回りに回動する。なお、第1モータ44及び第2モータ48がアクチュエータに相当する。
図11は(a)が表示装置4の画面図であり、図11(b)は操作荷重発生のマップデータMのイメージ図である。ROM27には、CPU26が操作荷重を求める際に使用するマップデータMが記憶されている。マップデータMは、操作ピン18のX−Y座標位置(X軸座標値及びY軸座標値)における操作荷重のベクトル及び大きさを求める際に用いるデータ群であり、図11(b)に示すようにX−Y座標が操作ピン18の操作座標位置で、Z軸が操作荷重計算用のデータ(以下、操作荷重計算データと記す)の3次元マップとしてROM27に書き込まれている。
CPU26は、操作ピン18が操作された際、マップデータMを参照してその際の操作ピン18のX−Y座標位置に応じた操作荷重計算データ、つまりX,Y各軸に必要な発生荷重を導出する。そして、CPU26は、これらX,Y軸方向の各操作荷重を2つのモータ44,48で複合的に発生させるための電流値(電流の大きさ及び向き)を計算し、この電流値を各モータ44,48に流して、操作ピン18にX−Y座標位置に応じた操作荷重を発生させる。また、本例のマップデータMは、表示ボタン42にポインタ5を位置合わせする際、ポインタ5が表示ボタン42に吸い込まれる動きをとるように操作ピン18に操作荷重を付与する値に設定されている。
図11及び図12に示すように、マップデータMは画面4aに表示されるメニュー画面49ごとに各々設定されている。即ち、図11(a)に示すひらがな入力モードのメニュー画面49aが画面4aに表示された際には、図11(b)に示すマップデータMaが使用される。また、図12(a)に示すメニュー選択画面49bが画面4aに表示された際には、図12(b)に示すマップデータMbが使用される。図12(b)からも分かるように、表示ボタン42から大きく離間した位置は、その操作荷重が他の座標位置に比べて大きな値で設定されている。
次に、本例のポインティングデバイス6の動作を説明する。
画面4a上の座標位置を選択操作する際には、操作ピン18を操作面19上でX−Y軸方向に操作して、所定の画面表示位置にポインタ5を位置させるが、この際の操作ピン18の操作はリンク機構14を介して座標位置検出センサ20に伝達される。座標位置検出センサ20は、自身のセンシング点Pで操作ピン18のX−Y軸方向への操作方向及び操作量を検出し、その相対位置データDを演算制御装置2に出力する。演算制御装置2はこの相対位置データDを基にポインタ5の表示位置制御を行ない、操作者の操作に応じた画面表示位置にポインタ5を表示する。
ところで、ポインティングデバイス6の使用開始にあたって、まずCPU26は画面4a上のメニュー画面49を判定し、使用マップを表示状態のメニュー画面49に応じたマップデータMに設定する。また、CPU26はポインティングデバイス6の使用中においては、相対位置データDに基づき操作ピン18のX−Y座標位置を逐次監視している。
操作ピン18が操作された際、CPU26はROM27内のマップデータMを参照して、X−Y座標位置における荷重計算データ、つまりX,Yの各軸に必要な操作荷重を取得し、それに必要な操作荷重を2つのモータ44,48で複合的に発生させるための電流値計算を行ない、その電流値を各モータ44,48に流す。例えば、操作ピン18が図11(b)に示す操作座標位置P1をとった場合、X軸方向の波形傾きが正、Y軸方向の波形傾きが負であるため、例えば正転方向の向きの電流がX座標位置に応じた大きさで第1モータ44に流され、逆転方向向きの電流がY座標位置に応じた大きさで第2モータ48に流される。
ポインタ5がアイコンや機能ボタン等の表示ボタン42に重なった状態となったとき、その表示位置状態で操作ピン18を下方に押し込み操作する。すると、操作ピン18の軸部18bに押されてパネル部11が下方に移動して押下スイッチ9がオン状態となり、ポインタ5で位置指定されたアイコンや機能ボタンが選択指定された状態となる。よって、ポインタ5で選択指定されたアイコンや機能ボタン等に対応するプログラムがCPU26によって実行され、そのプログラムに応じた表示画面が画面4aに表示される。
次に、CPU26が操作ピン18に操作荷重を付与する際に実行する処理を図13のフローチャートに従って説明する。なお、このフローチャートは、例えばコンピュータ1に電源を投入してから所定のサイクル間隔で常時実行される。
ステップ100では、画面4aにメニュー画面49を表示する。
ステップ101では、操作荷重設定に使用するマップを、画面4aに表示されたメニュー画面49に応じたマップデータMに設定する。
ステップ102では、座標位置検出センサ20の検出値に基づき、操作ピン18の操作座標位置、つまりポインタ5の画面表示位置を算出する。
ステップ103では、マップデータMを参照して、各モータ44,48に必要な電流の大きさ・向きを算出する。
ステップ104では、ステップ103で算出した大きさ・向きの電流を各モータ44,48に流す。これにより、マップデータMを基に算出した大きさ及び向きの電流が第1モータ44及び第2モータ48に流され、操作ピン18のX−Y座標位置、つまりポインタ5の画面表示位置に応じた操作荷重が操作ピン18に付与される。
ステップ105では、画面4aのメニュー画面49に変更があったか否かを判断する。メニュー画面49に変更があればステップ100に移行し、メニュー画面49に変更がなければステップ102に移行する。
本例においては、操作ピン18を操作した際、マップデータMを基に算出した大きさ及び向きのモータ電流が第1モータ44及び第2モータ48に流され、操作ピン18にはそのX−Y座標位置に応じた操作荷重が付与される。このため、表示ボタン42にポインタ5を位置合わせする際、表示ボタン42に対応する位置へ操作ピン18が吸い込まれるようにして移動するため、操作ピン18の操作感覚でポインタ5の大まかな表示位置が分かることになり、画面4a上のポインタ表示位置の弁別性が向上する。また、操作ピン18の操作に際して第1モータ44及び第2モータ48により補助力(アシスト力)が付与されることにもなり、所望の表示ボタン42を素早く選択することにも効果がある。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)操作ピン18でポインタ5の画面表示位置を選択操作する際、第1モータ44及び第2モータ48によって操作ピン18に操作荷重を付与して、ポインタ5が画面4a上の表示ボタン42に吸い込まれるような操作感を操作ピン18に発生させる。従って、操作ピン18の操作感覚でポインタ5の表示位置を大まかではあるが把握可能となり、画面4a上のポインタ表示位置の弁別性を向上することができる。また、操作ピン18の操作に際して第1モータ44及び第2モータ48により操作ピン18に補助力が付与されることになるため、所望の表示ボタン42を素早く選択することができ、座標選択から決定までに要する時間の短縮化を図ることができる。
(2)操作ピン18には、X−Y座標に応じた値の操作荷重が付与されるので、操作荷重を決める際のパラメータがX座標及びY座標の2つとなる。従って、操作荷重が操作ピン18の操作座標位置に即した値で操作ピン18に付与されるため、操作ピン18の操作座標位置に関して高い弁別性を確保することができる。
(3)操作ピン18のX−Y座標位置において操作荷重のベクトル及び大きさを設定したマップデータMをROM27に用意し、操作ピン18に操作荷重を付与する際には、マップデータMを参照することで操作荷重の値を設定する。従って、例えば計算式当で操作荷重のベクトル及び大きさを求める場合に比べ、簡単な処理で操作荷重を設定することができ、操作荷重の設定に際して設定時間の短縮化を図ることができる。
(4)操作荷重は表示ボタン42から離れるに連れて操作荷重の値が比例関係を持って大きくなるように設定されている。従って、ポインタ5が位置合わせ先の表示ボタン42から遠い位置にあっても、位置合わせに際しては大きな操作荷重が操作ピン18に付与されるため、ポインタ5が一層素早く表示ボタン42に移動することになり、ポインタ5の位置合わせに際して選択操作に要する時間の更なる短縮化に効果がある。
(5)操作ピン18をX−Y軸方向に操作した際の操作量が、リンク機構14によって相似関係を持って座標位置検出センサ20に入力される構造とした。従って、座標位置検出センサ20の検出面22cの面積Sa(図2参照)が、操作ピン18の操作面積(最大操作範囲:図2の二点鎖線領域)Sbに対して小さく済むことから、座標位置検出センサ20のサイズを小型化することができ、ひいてはポインティングデバイス6のサイズを小型化することができる。
(6)操作ピン18の入力がリンク機構14を介して座標位置検出センサ20に伝達される構成としたので、座標位置検出センサ20は高価なタッチパネルではなく、安価な相対位置検出系のセンサを用いることができる。従って、座標位置検出系のセンサに要するコストを低減でき、ひいてはポインティングデバイス6のコストを低減することができる。
(7)リンク機構14を介して操作ピン18のX−Y軸方向の操作を座標位置検出センサ20に伝達する構造を採用し、操作ピン18の座標操作位置と、X−Y軸方向の座標検出位置とを別々の位置とした。従って、第1防水壁36、第2防水壁39及び第2流通路40等を設けることができ、ポインティングデバイス6の防水性を向上することができる。また、ケース7内の第2収容部25に座標位置検出センサ20を収容したので、座標位置検出センサ20がケース7によって周囲を覆われた取付状態となり、座標位置検出センサ20に水等が付着し難くなって、座標位置検出センサ20に誤動作や故障等を生じ難くすることができる。更に、座標位置検出センサ20にシール構造を施しているので、センシング部22aの周囲から水が浸入してプリント基板22bに着水するような状況が生じ難くなり、座標位置検出センサ20の高い防水性確保に一層寄与する。
なお、実施形態は前記構成に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ 操作ピン18の座標位置演算は、必ずしもポインティングデバイス6側のCPU26で行なうことに限らず、例えば演算制御装置2側で演算された座標位置をポインティングデバイス6が演算制御装置2から取り込んでもよい。
・ アクチュエータはモータに限定されず、例えば空気圧シリンダ等の他の駆動源を用いてもよい。
・ 操作荷重演算は、マップデータMを参照して行なうことに限らず、計算式を用いて演算する方式でもよい。
・ 座標位置検出センサ20は光学式センサを用いたセンサに限らず、例えばリニアエンコーダでもよい。また、座標位置検出センサ20は相対位置を検出するセンサに限定されず、例えばタッチパネル等を用いて操作ピン18の操作位置を絶対位置で検出するセンサでもよい。
・ 座標位置検出センサ20は、プレート21がリンク機構14に取り付けられ、センサ部22がケース7に取り付けられることに限定されず、これを逆の取付位置としてもよい。
・ 伝達機構は複数のアーム13a〜13dをパンタグラフ状に連結したリンク機構14であることに限定されず、例えば1つの直線状のアームからなるアーム式伝達機構でもよい。アーム式伝達機構の場合、アームの先端に操作ピン18を取り付け、基端に座標位置検出センサ20を配置する。
・ 操作ピン18はピン形状のものに限定されず、パネル部11を押込操作できるものであれば、その形状は特に限定されない。また、操作ピン18はアーム13aと別部材であることに限定されず、アーム13aと一体に形成されていてもよい。
・ ポインタ表示は、操作ピン18をスライド移動した際に定速で動くことに限らず、例えば操作ピン18をスライド移動した際の移動量に応じて移動速度を変化させてもよい。
・ ポインティングデバイス6はケーブル6aを用いた有線で接続されることに限らず、通信形式は無線であってもよい。
・ 本例のポインティングデバイス6は、汎用のパーソナルコンピュータに採用されることに限らず、例えば車両のカーナビゲーションシステムに採用されてもよい。この場合、カーナビゲ−ションシステムの表示画面に表示されるポインタの位置合わせが、本例のポインタ表示制御装置によって行なわれる。また、本例のポインタ表示制御装置は、この種のカーナビゲーションシステムに採用されることに限らず、表示装置を有していてその画面上にポインタを表示するものであれば、その採用対象は特に限定されない。
・ ポインタ5は必ずしも矢印の絵柄である必要はなく、例えばアイコンや機能ボタンの色表示が変わることで選択状態を通知してもよい。
・ ポインティングデバイス6は必ずしも押下スイッチ9を備える必要はなく、エンター操作は入力装置3のエンターキーで行なうことも可能であるため、押下スイッチ9が省略されていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜のうちいずれかにおいて、前記座標位置検出手段及び前記指定操作検出手段の少なくとも一方の電子回路への導電体付着を抑制する保護機構を備えた。
(2)ポインタの画面表示位置を変えて該画面上の座標位置を選択操作するポインティングデバイスにおいて、前記座標位置を選択する際に操作する操作部と、前記操作部の操作座標位置を検出する座標位置検出手段と、前記操作部が操作された際、当該操作を前記座標位置検出手段に伝達可能な伝達機構と、前記操作部に操作荷重を発生させる操作荷重発生機構と、前記操作荷重発生機構が前記操作部に操作荷重を発生するように、前記座標位置検出手段の検出値を基に前記操作荷重発生機構のアクチュエータを制御する制御手段とを備えたことを特徴とするポインティングデバイス。この場合、画面座標位置の選択操作のみを行なうことが可能なポインティングデバイスにおいて、画面上の座標位置を選択操作する際の選択座標位置の弁別性を向上することができる。
一実施形態におけるコンピュータの概略を示す構成図。 ポインティングデバイスの平断面図。 ポインティングデバイスの外観を示す斜視図。 ポインティングデバイスの縦断面図。 リンク機構が回動した際の動作状態を説明する平面図。 コンピュータの電気的構成図。 座標位置操作時におけるポインタの表示位置遷移を説明する画面図。 ポインタでエンター操作を行なう際の画面の表示状態を示す画面図。 ポインティングデバイスの押下スイッチ部分を拡大した斜視図。 操作荷重発生機構の構造を示す模式断面図。 (a)が表示装置の画面図、図11(b)が操作荷重発生のマップデータMのイメージ図。 (a)が表示装置の画面図、図11(b)が操作荷重発生のマップデータMのイメージ図。 CPUが操作ピンに操作荷重を付与する際に実行するフローチャート。 従来におけるポインティングデバイスの部分縦断面図。 同じく従来における表示画面の画面図。
符号の説明
4a…画面、5…ポインタ、6…ポインティングデバイス、7…ケース、11…第2操作部としてのパネル部、12…指定操作検出手段(電子回路)としてのスイッチ回路、13a〜13d…アーム、14…伝達機構としてのリンク機構、16…支持軸としてのシャフト、18…第1操作部としての操作ピン、19…操作面、20…座標位置検出手段としての座標位置検出センサ、21…被検出部としてのプレート、22…電子回路(検出部)としてのセンサ部、26…制御手段としてのCPU、41…操作荷重発生機構、42…表示ボタン、44…アクチュエータとしての第1モータ、48…アクチュエータとしての第2モータ、M(Ma,Mb)…マップデータ、P1…操作座標位置、Ta…固定点、Tb…操作点、L…直線。

Claims (5)

  1. ポインタの画面表示位置を変えて該画面上の座標位置を選択操作し、当該座標位置で指定操作を行なうことで前記座標位置を選択指定するポインティングデバイスにおいて、
    前記座標位置を選択する際に操作する第1操作部と、
    前記第1操作部の操作面として機能し、前記座標位置を指定する際に操作する第2操作部と、
    前記第1操作部の操作座標位置を検出する座標位置検出手段と、
    前記第2操作部の押下操作を検出する指定操作検出手段と、
    前記第1操作部が操作された際、当該操作を前記座標位置検出手段に伝達可能な伝達機構と、
    前記第1操作部に操作荷重を発生させる操作荷重発生機構と、
    前記操作荷重発生機構が前記第1操作部に操作荷重を発生するように、前記座標位置検出手段の検出値を基に前記操作荷重発生機構のアクチュエータを制御する制御手段とを備え
    前記伝達機構は、
    複数のアームを連結した構造をなすとともに自身の支持軸回りに回動可能なリンク機構であって、
    前記座標位置検出手段は、
    同デバイスのケース及び前記リンク機構の一方に配置された被検出部と、
    前記ケース及び前記リンク機構の他方に配置され、前記リンク機構の操作を前記被検出部を介して検出する検出部とを備え、
    前記検出部及び前記被検出部のうち前記リンク機構側に配置される部材が、前記第1操作部の操作点と前記支持軸の固定点とを結ぶ直線上で該リンク機構に連結されていることを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 前記操作荷重発生機構は、前記アクチュエータを2つ用いて前記第1操作部に操作荷重を付与する構成であって、
    前記制御手段は、前記座標位置検出手段の検出値を基に前記第1操作部のX−Y操作座標位置を求め、当該X−Y操作座標位置に応じた操作荷重を前記2つのアクチュエータで複合的に発生させることを特徴とする請求項1に記載のポインティングデバイス。
  3. 前記第1操作部の操作座標位置と、当該操作座標位置で付与すべき前記操作荷重のベクトル及び大きさとを関係付けたマップデータを記憶した記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記マップデータを参照して付与すべき前記操作荷重のベクトル及び大きさを求め、該ベクトル及び大きさを基に前記操作荷重発生機構に荷重を発生させることを特徴とする請求項1又は2に記載のポインティングデバイス。
  4. 前記制御手段は、画面上の表示ボタンに前記ポインタを位置合わせすべく前記第1操作部が操作された際、前記ポインタが前記表示ボタンへ吸い込まれ感を持って座標変化するように前記第1操作部に操作荷重を付与することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のポインティングデバイス。
  5. 前記制御手段は、画面上の表示ボタンに前記ポインタを位置合わせすべく前記第1操作部が操作された際、位置合わせ前のポインタ位置が位置合わせ先の前記表示ボタンから離れるに連れて前記操作荷重の値が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のポインティングデバイス。
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