JP4462694B2 - バルジ加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型のキャビティに装着した素材に高圧液圧を付与してバルジ加工するバルジ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、上下金型により形成されるキャビティに装着した管材等の素材に高圧液圧を付与して、例えば、素材を「T」字状にバルジ加工するバルジ加工装置が用いられているが、このようなバルジ加工装置として、特開平7−155857号公報にあるようなものが提案されている。
【0003】
この装置は、上下金型の膨出部形成用孔内に摺動可能に規制ストッパを挿入し、規制ストッパを素材の外周に接触させた状態で、素材に高圧液圧を付与しながら、規制ストッパを移動させて、素材に膨出部を形成するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、膨出部形成用孔内に摺動可能に挿入した規制ストッパの移動により膨出部を形成することはできるが、亀裂が生じやすいという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、亀裂発生等を防止しながら加工できるバルジ加工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
金型により形成されるキャビティに素材を装着し、圧液供給機構から供給する高圧圧液による圧力を前記素材に付与して前記素材を前記キャビティの形状に沿って加工するバルジ加工装置において、
前記素材に付与される前記圧力を周期的に変動させるハンマリング機構を前記圧液供給機構とは別に設けたことを特徴とするバルジ加工装置がそれである。
【0007】
前記ハンマリング機構は、前記圧液供給機構から供給される高圧圧液の流路に接続されたピストンポンプを備えた構成でもよい。また、前記ピストンポンプは、カムにより往復動されるものでもよい。更に、前記素材に軸方向圧縮力を付与する軸押し機構を設けた構成としてもよい。
【0008】
前記軸押し機構は、前記素材の端に当接して前記軸方向圧縮力を付与する押込み型を備えると共に、該押込み型の変位を検出する位置センサと、検出される前記押込み型の変位に応じて前記ハンマリング機構による圧力の周期的変動を制御する制御手段とを設けた構成としてもよい。また、前記素材は管材であってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は金型で、金型1は上金型と下金型とからなり、上金型と下金型とが組み合わされた状態で、金型1内にキャビティ2が形成される。金型1は図示しないバルジ加工用プレス機に装着されている。
【0010】
また、キャビティ2には素材4が装着され、本実施形態では素材4には管材が用いられている。キャビティ2は、円弧状に形成されており、素材4は予めパイプベンダー等により、円弧状に曲げ加工されて、キャビティ2に装着される。そして、キャビティ2には素材4の円弧状外側の中程を膨らませて膨出部4aをバルジ成形するように膨出部形成用孔2aが形成されている。
【0011】
キャビティ2に装着された素材4の両端には押込み型6,8が配置されており、押込み型6,8はそれぞれ油圧シリンダ10,12により駆動され、素材4の端に当接して素材4に軸方向圧縮力を付与できるように構成されている。両油圧シリンダ10,12は、油圧源14に接続されている。
【0012】
油圧源14は、両油圧シリンダ10,12に高圧圧液を供給すると共に、外部からの信号に応じて圧液の圧力を可変できる構成のものである。尚、本実施形態では、押込み型6,8、油圧シリンダ10,12、油圧源14により、押込み機構16が構成されている。
【0013】
膨出部形成用孔2aには、成長型18が摺動可能に挿入されており、成長型18は油圧源14に接続された油圧シリンダ20により駆動され、軸方向に摺動されるように構成されている。油圧源14は油圧シリンダ20に供給する圧液を制御して、成長型18の摺動速度等を制御できるように構成されている。
【0014】
素材4の内部とブースタ22とが、押込み型6に形成された連通孔24、流路26を介して接続されている。ブースタ22には、油圧ポンプ28が接続されており、ブースタ22は、油圧ポンプ28からの圧液圧力を増圧して、増圧した圧液をそれぞれ素材4の内部に供給する構成のものである。油圧ポンプ28はブースタ22に高圧圧液を供給すると共に、油圧ポンプ28を駆動するモータ30を制御して圧液の供給速度や圧力を制御できる構成のものである。
【0015】
油圧ポンプ28の吐出側と吸入側とはそれぞれパイロットチェック弁31、チェック弁32を介してタンク34に接続されている。油圧ポンプ28の駆動により、油圧ポンプ28はブースタ22のロッド側ポート22aから作動油を吸入して、ブースタ22のヘッド側ポート22bに供給する。不足分の作動油はチェック弁32を介してタンク34から吸入する。
【0016】
また、ヘッド側ポート22bから作動油を吸入してロッド側ポート22aに供給し、余剰分の作動油はパイロットチェック弁31を介してタンク34に戻す。尚、本実施形態では、ブースタ22、油圧ポンプ28、モータ30、パイロットチェック弁31、チェック弁32、タンク34により圧液供給機構36が構成されている。
【0017】
前記両押込み型6,8の変位を検出する位置センサ38,40がそれぞれ設けられており、また、ブースタ22から素材4内部に供給される圧液の圧力を検出する内圧検出センサ42が流路26に接続されて設けられている。流路26には、ブースタ22とは別に、ハンマリング機構44が接続されており、ハンマリング機構44は、図2に示すように、流路26に接続されたシリンダ46,47内を摺動するプランジャ48,49を有するピストンポンプ50を備えている。
【0018】
ピストンポンプ50は、モータ52により回転されるカム54を備え、カム54の外周には、プランジャ48,49の一端が接触されている。カム54の回転により、プランジャ48,49が往復動されるように、カムプロフィルが成形されている。
【0019】
油圧源14、位置センサ38,40、内圧検出センサ42、モータ30,52は制御手段としての制御回路70に接続されており、制御回路70は各センサ38,40,42からの信号等に応じて油圧源14、各モータ30,52に駆動信号、圧力信号等を出力する。
【0020】
次に、前述した本実施形態のバルジ加工装置の作動について説明する。
まず、円弧状に曲げ加工した後の素材4を金型1のキャビティ2に装着する。そして、油圧シリンダ10,12を駆動して、素材4の両端に押込み型6,8を押し付けて軸方向圧縮力を付与する。また、圧液供給機構36のモータ30を駆動して、油圧ポンプ28からブースタ22に圧液を供給する。これにより、ブースタ22から流路26、連通孔24を介して、高圧圧液が素材4の内部に供給されて、素材4に圧力が付与される。
【0021】
そして、シリンダ20を駆動して、成長型18を徐々に移動して膨出部形成用孔2aから退出させる。これにより、素材4に付与される圧力により素材4には徐々に膨出部4aが形成される。それに伴って、押込み型6,8が軸方向に変位し、その変位が位置センサ38,40により検出され、制御回路70はその変位が所定量となったときに、ハンマリング機構44を駆動する。
【0022】
ハンマリング機構44は、モータ52が駆動されると、カム54が回転し、それに伴ってプランジャ48,49が往復動される。よって、ピストンポンプ50からは高圧の圧液が流路26に供給される。ピストンポンプ50は、カム54の回転に伴って往復動され、ピストンポンプ50から圧液が吐出されるときには、流路26内の圧力は上昇し、シリンダ46,47内に液を吸入する際には流路26の圧力は低下する。
【0023】
従って、流路26内の圧力は、カム54の回転に応じて周期的に変動する。その周期はモータ52の回転数に対応し、モータ52の回転数を制御することにより、流路26内の圧力の周期的変動を制御できる。ハンマリング機構44により、流路26の圧力変動する周期を、素材4の材質に応じて適切な周期に制御でき、その値は実験等により予め定めればよい。周期は数Hzから数十Hz程度が好ましい。
【0024】
ハンマリング機構44により、図3に示すように、流路26の圧力を所定の大きさで周期的に変動させる。これにより、圧力が低下した際に、素材4の外周と金型1のキャビティ2内周との摩擦が一瞬低減し、残留応力や軸方向圧縮力等により素材4の肉が膨出部4a側に移動する。圧力が上昇した際には、素材4の肉厚を均一にする作用が働き、素材4の肉を膨出部4a側に向かって流動させる。
【0025】
従って、膨出部4aに割れが発生するのを防止する。特に、素材4を予め円弧状に曲げ加工すると、その外側の肉厚は薄くなる。そこに膨出部4aを形成すると、割れが発生し易いが、圧力を周期的に変動させて素材4の肉を流動させて割れの発生を防止できる。
【0026】
また、圧液供給機構36により直接、流路26の圧力を周期的に変動させようとして、油圧ポンプ28の回転数を短時間で変更しても、例えば、油圧ポンプ28の1回転中に回転数を変更しなければならず、流路26の圧力は適切な周期的変動とはなり難い。
【0027】
よって、ハンマリング機構44を、圧液供給機構36とは別に設けたので、圧液供給機構36からの液圧に、ハンマリング機構44から周期的に変動する液圧を重畳させることにより、流路26の圧力を周期的に変動させることが容易にできる。
【0028】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明のバルジ加工装置は、ハンマリング機構を圧液供給機構とは別に設けたので、圧液供給機構からの液圧に、ハンマリング機構から周期的に変動する液圧を重畳させることにより、素材に付与する圧力を周期的に変動させることが容易にできるという効果を奏する。
【0030】
また、ハンマリング機構にピストンポンプを用いることにより、圧力の周期的な変動をより容易に行うことができる。更に、軸押し機構を設け、押込み型の変位を検出することにより、適切な時期にハンマリング機構による周期的な圧力変動を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのバルジ加工装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態のハンマリング機構の概略構成図である。
【図3】圧力と押込み型の変位との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…金型 2…キャビティ
2a…膨出部形成用孔 4…素材
4a…膨出部 6…押込み型
10,12,20…油圧シリンダ
14…油圧源 16…押込み機構
18…成長型 22…ブースタ
24…連通孔 26…流路
28…油圧ポンプ 36…圧液供給機構
38,40…位置センサ
42…内圧検出センサ 44…ハンマリング機構
50…ピストンポンプ 54…カム
70…制御回路

Claims (6)

  1. 金型により形成されるキャビティに素材を装着し、圧液供給機構から供給する高圧圧液による圧力を前記素材に付与して前記素材を前記キャビティの形状に沿って加工するバルジ加工装置において、
    前記素材に付与される前記圧力を周期的に変動させるハンマリング機構を前記圧液供給機構とは別に設けたことを特徴とするバルジ加工装置。
  2. 前記ハンマリング機構は、前記圧液供給機構から供給される高圧圧液の流路に接続されたピストンポンプを備えることを特徴とする請求項1記載のバルジ加工装置。
  3. 前記ピストンポンプは、カムにより往復動されることを特徴とする請求項2記載のバルジ加工装置。
  4. 更に、前記素材に軸方向圧縮力を付与する軸押し機構を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載のバルジ加工装置。
  5. 前記軸押し機構は、前記素材の端に当接して前記軸方向圧縮力を付与する押込み型を備えると共に、該押込み型の変位を検出する位置センサと、検出される前記押込み型の変位に応じて前記ハンマリング機構による圧力の周期的変動を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする請求項4記載のバルジ加工装置。
  6. 前記素材は管材であることを特徴とする請求項1ないし請求項5記載のバルジ加工装置。
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