JP4462607B2 - アルカリイオン整水器 - Google Patents

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Description

本発明は、水道から供給される水道水を電離してアルカリイオン水及び酸性イオン水を供給可能なアルカリイオン整水器に関し、特に、電解槽内にイオン交換膜を介在させてアルカリイオン水と酸性イオン水とを分離生成するタイプのアルカリイオン整水器に関する。
水道水からアルカリイオン水及び酸性イオン水を生成するアルカリイオン整水器には、正負の電極間にイオン交換膜を介在させて、水の電気分解作用を利用して、アルカリイオン水と酸性イオン水とに分離生成する電解槽が用いられている。
このような電解槽を有するアルカリイオン整水器としては、イオン交換膜を保持する隔膜保持枠を額縁形状として、一対の側縁部から相互に入り組んで突出する複数のリブを設け、このリブにより電解液流路を蛇行形状とすることで電解効率を向上したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、電解槽内に側縁部から突出するリブを設けて蛇行した流路を形成した場合、リブと電解槽の内面とで画成される角部に渦流が発生して止水域が形成されてしまい、電解効率が低下してしまうという問題がある。また、止水域があるため、電解効率を向上するためには、電解槽を大型化するしかなく、アルカリイオン整水器が大型化してしまうという問題がある。さらに、流路が蛇行しているため、圧力損失が大きく電解槽の内部を流れる流量が低下してしまうという問題がある。
このため、隣接するリブの先端部が重なり合う領域を狭くすることで、流路を直線に近づけた緩やかな蛇行にして、圧力損失を低減することができるが、リブと電解槽の内面とで画成される角部の止水域がさらに広くなってしまい電解効率が低下してしまうという問題がある。また、逆に、隣接するリブの先端部が重なり合う領域を広くすることで、流路を急激に蛇行させて角部に形成される止水域の領域を狭くすることができるが、圧力損失が大きくなり電解槽の内部を流れる流量がさらに低下してしまうという問題がある。
特開平9−253649号公報(第4〜5頁、第3、4図)
本発明はこのような事情に鑑み、流量を低下させることなく電解効率を向上することができると共に小型化したアルカリイオン整水器を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、イオン交換膜を有すると共に当該イオン交換膜のアルカリイオン水側及び酸性イオン水側にそれぞれ原水管から導入された水道水からアルカリイオン水及び酸性イオン水を生成する電解槽を具備するアルカリイオン整水器において、前記電解槽内には、前記水道水が導入される一端から前記アルカリイオン水及び前記酸性イオン水が流出される他端に向かった基準方向に交差する幅方向に配置されて、当該幅方向の一部の流れをせき止める折流板を前記基準方向に亘って複数個所定の間隔で設け、且つ前記折流板の幅方向一端側に第1の流路を交互に形成することにより、前記基準方向に対して蛇行した折流を形成すると共に、前記折流板の他端部側に前記第1の流路よりも小さな流量となる第2の流路を形成したことを特徴とするアルカリイオン整水器にある。
かかる第1の態様では、電解槽内に折流と第2の流路とを形成することによって、電解槽内の止水域を無くすことができ、水道水の電離分解を効率よく行うことができる。また、折流板の両端部側に2つの流路を形成することで、圧力損失が著しく低下するのを防止して電解槽の内部の流量が低下するのを防止することができる。これにより、電解槽を小型化することができると共にアルカリイオン整水器を小型化することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記折流板を、交互に幅方向他端側に偏位させて一端側に前記第1の流路を形成すると共に他端側に前記第2の流路を形成することを特徴とするアルカリイオン整水器にある。
かかる第2の態様では、折流板を交互に変位させることで、容易に折流板の両端部側に第1及び第2の流路のそれぞれを交互に形成することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記電解槽が前記イオン交換膜の両側に水道水が導入されてアルカリイオン水及び酸性イオン水が生成される第1及び第2の空間を有すると共に、前記第1及び第2の空間のそれぞれに前記折流板が設けられていることを特徴とするアルカリイオン整水器にある。
かかる第3の態様では、第1及び第2の空間に折流板を設けることによって、第1及び第2の空間の流量を調整することができる。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記電解槽の少なくとも前記イオン交換膜に対向する領域の一部を可撓膜によって形成すると共に当該電解槽を整水器本体内に配置し、前記電解槽内に供給する水道水を前記電解槽と前記整水器本体との間の空間にも供給して、前記電解槽を水道水中に保持するようにしたことを特徴とするアルカリイオン整水器にある。
かかる第4の態様では、電解槽内で生じる水圧差が電解槽の一部を構成する可撓膜が変形することで実質的に吸収されるため、イオン交換膜が変形することによる破損が防止される。したがって、電解槽に供給する水道水の水圧を上昇させることができ、アルカリイオン水の吐水量を増加させることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記空間の前記電解槽とは接触しない領域の少なくとも一部に空気が残留している空気部を有することを特徴とするアルカリイオン整水器にある。
かかる第5の態様では、空気部を設けておくことで、可撓膜が変形しやすくなり、電解槽内で生じる水圧差がより確実に吸収される。
本発明の第6の態様は、第4又は5の態様において、前記電解槽の全面が前記可撓膜で構成されていることを特徴とするアルカリイオン整水器にある。
かかる第6の態様では、電解槽内で生じる水圧差が、可撓膜が変形することで確実に吸収される。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記可撓膜がプラスチックシートからなることを特徴とするアルカリイオン整水器にある。
かかる第7の態様では、可撓膜を所定材料で形成することで、電解槽内の水圧差を確実に吸収することができる。
本発明のアルカリイオン整水器は、電解槽内の流路を折流板の一端部側で蛇行させると共に、他端部側にも流路を形成することにより、電解槽内の止水域を無くすことができ、原水の電離分解を効率よく行うことができる。また、折流板の両端部側に2つの流路を形成することで、圧力損失が著しく低下するのを防止して電解槽の内部の流量が低下するのを防止することができる。これにより、電解槽を小型化することができると共にアルカリイオン整水器を小型化することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るアルカリイオン整水器の概略断面図であり、図2は、電解槽の分解斜視図であり、図3は、電解槽の要部断面図である。
図1に示すように、本実施形態のアルカリイオン整水器10は、外枠を構成する整水器本体11内に、水道水が電離されてアルカリイオン水と酸性イオン水とが生成される電解槽12が保持されている。また、整水器本体11には、蛇口100に接続されて蛇口100からの水道水を電解槽12の内部に導入する水道水供給パイプ13と、電解槽12内で生成されたアルカリイオン水を吐水するアルカリイオン水吐水パイプ14と、電解槽12内で生成された酸性イオン水を排出する酸性イオン水排水パイプ15とを具備する。
具体的には、整水器本体11の水道水供給パイプ13が電解槽12の下端部側に接続され、また、電解槽12の上端部側には、アルカリイオン水を吐水するアルカリイオン水吐水パイプ14と、酸性イオン水を排出する酸性イオン水排水パイプ15とがそれぞれ接続されている。そして、これらの各パイプ13、14、15が整水器本体11に固定されることで、電解槽12が整水器本体11内に保持されている。
また、電解槽12は、図2に示すように、枠部25aの両側の開口が一対の蓋部25bで塞がれた中空の箱形状を有する。この電解槽12内にイオン交換膜16が固定されることで、図1に示すように、電解槽12内はイオン交換膜16によって2つの空間12a、12bに区画されている。また、電解槽12の枠部25aの一端部には、水道水供給パイプ13が接続されて電解槽12の空間12a、12bのそれぞれに水道水が導入される原水導入孔26aが設けられている。また、電解槽12の枠部25aの原水導入孔26aとは反対側の他端部には、空間12aに対向する領域にアルカリイオン水吐水パイプ14が接続されて空間12a内で生成されたアルカリイオン水が流出されるアルカリイオン水流出孔26bと、空間12bに対向する領域に酸性イオン水吐水パイプ15が接続されて空間12bで生成された酸性イオン水が流出される酸性イオン水流出孔26cとが設けられている。そして、原水導入孔26aから導入された水道水は、空間12a、12b内でアルカリイオン水及び酸性イオン水に電解されて、アルカリイオン水流出孔26b及び酸性イオン水流出孔26cからそれぞれ流出される。
また、蓋部25bのそれぞれには、イオン交換膜16に相対向するように電極17a、17bが設けられており、これら電極17a、17bは、各蓋部25bの外側に設けられた端子部18と電気的に接続されている。また、一対の電極17a、17bには、図2に示すように、複数の折流板27を有する固定部材20がそれぞれ取り付けられており、これらの固定部材20が各空間12a、12bにイオン交換膜16を狭持するように配置されることで、一対の電極17a、17bの間でイオン交換膜16が保持されている。
ここで、固定部材20は、図2及び図3に示すように、電解槽12の原水導入孔26aからアルカリイオン水流出孔26b及び酸性イオン水流出孔26cに向かった基準方向200と直交する幅方向201の両側に設けられた一対の板状部材からなる。
この固定部材20には、基準方向200に亘って複数の折流板27が保持部材28を介して所定の間隔で保持されている。本実施形態では、固定部材20に3つの折流板27を均等な間隔で設けるようにした。
折流板27を保持する保持部材28は、固定部材20のイオン交換膜16側の面及び電極17a又は17b側の面のそれぞれに、幅方向201に固定部材20を構成する一対の板状部材に跨って設けられており、固定部材20の両面に設けられた一対の保持部材28の間で折流板27をその長手方向が幅方向201となるように保持している。このような折流板27は、その両端部が固定部材20に当接しないように、固定部材20を構成する一対の板状部材の間隔よりも短く形成されることで、電解槽12内を流れる水道水の基準方向200に対して幅方向201の一部の流れをせき止めるようになっている。
詳しくは、折流板27を、交互に幅方向201の一端部側に固定部材20に当接しないように偏位させることで、折流板27の幅方向201の他端部と固定部材20との間に第1の流路29aが交互に形成されている。また、折流板27は、一端部が固定部材20に当接しないように偏位されているため、この一端部と固定部材20との間に第2の流路29bが交互に形成されている。このような第2の流路29bは、第1の流路29aよりも幅狭で設けられており、第1の流路29aを通過する水道水の流量よりも小さな流量で水道水が通過するようになっている。
そして、電解槽12内に原水導入孔26aから導入された水道水は、折流板27によって画成された第1の流路29aが第2の流路29bよりも幅広に設けられているため、この第1の流路29aに沿って蛇行した折流210が形成される。また、第1の流路29aよりも幅狭の第2の流路29bにも水道水が流れるため、この第2の流路29bを通過する渦流防止流211が形成される。すなわち、原水導入孔26aから空間12a、12b内のそれぞれに供給された水道水は、折流210と渦流防止流211とを流れて、アルカリイオン水流出孔26b及び酸性イオン水流出孔26cから流出されるようになっている。
このように、電解槽12内に折流板27を設けることによって、内部の流路を蛇行した折流210と渦流防止流211とにすることで、電解槽12内に止水域が発生するのを防止して水道水を電極17a、17bの全面に亘って流すことができ、電極17a、17bによる電解効率を向上することができる。また、隣接する折流板27の幅方向201で重なり合う領域を狭くして、折流210の蛇行を直線に近く、緩やかな蛇行としても、渦流防止流211によって止水域が形成されないため、電解効率を向上した状態で、電解槽12内の圧力損失が低減するのを防止することができる。これにより、電解槽12内の流量が低下するのを防止することができる。また、電解効率を向上した状態で、流量の低下を防止することができるため、電解槽12を小型化することができると共に、アルカリイオン整水器10を小型化することができる。
以下、このようなアルカリイオン整水器10の動作について説明する。
上述したように、本実施形態のアルカリイオン整水器10は、蛇口100に接続されているため、利用者が蛇口100に設けられた水栓101を開くことで、水道水供給パイプを介して電解槽12の下端部側から原水導入孔26aを介して電解槽12内に水道水がイオン交換膜16で区切られた両側の空間12a、12bにそれぞれ流れ込む。そして、両電極17a、17bには所定の電圧が印加されているため、電解槽12内、すなわち、イオン交換膜16と電極17a、17bとの間を通過する際に、水道水中は水素イオンHと水酸イオンOHとに電離し、水素イオンHがイオン交換膜16を介して一方の空間に集まることで、アルカリイオン水と酸性イオン水とが生成される。すなわち、2つの空間12a、12bの内、−電極(陰極)17b側の空間12bでは、イオン交換膜16を通過して水素イオンHが集まり、水道水(2HO)は、電子(2e)によりH+2OHに整水され、アルカリイオン水が生成される。一方、+電極(陽極)17a側の空間12aでは、水道水(2HO)は、O+4H+4eに整水され、酸性イオン水が生成される。このように水道水は、この電解槽12を通過する際に連続的に電離され、これにより生成されたアルカリイオン水がアルカリイオン水吐水パイプ14から供給されると共に、酸性イオン水が酸性イオン水排水パイプ15から排出される。
また、利用者が水栓101を閉めることで、水道水の供給が停止されて、アルカリイオン水の供給と酸性イオン水の排水との両方が停止される。なお、例えば、水道水供給パイプ13に流量を検出する流量検出センサを設け、水栓101を閉めることで流量検出センサが流量を検出しなくなった場合に、電極17a、17bへの電圧の印加を停止させるようにすればよい。
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2に係るアルカリイオン整水器の要部断面図であり、図5は、アルカリイオン整水器の概略構成を示す図である。なお、上述した実施形態1と同様の部材には、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態のアルカリイオン整水器10Aは、原水管110Aに接続される、いわゆるビルトインタイプのものであり、整水器本体11A内に、複数の電解槽12Aが保持されている。また、整水器本体11Aには、原水管110Aに接続されて原水管110Aからの水道水を内部に導入する水道水供給パイプ13Aと、電解槽12A内で生成されたアルカリイオン水を吐水するアルカリイオン水吐水パイプ14Aと、電解槽12Aで生成された酸性イオン水を排水する酸性イオン水排水パイプ15Aとが設けられている。
電解槽12A内は、上述した実施形態1と同様にイオン交換膜16が折流板27の設けられた固定部材20によって保持されることで、2つの空間12a、12bに区画されている。また、電解槽12Aのイオン交換膜16に対向する領域には、一対の電極17a、17bが固定部材20によって固定されている。すなわち、電解槽12A内には、折流板27の設けられた固定部材20によって、イオン交換膜16と各電極17a、17bとが一体的に保持されている。また、各電極17a、17bは、電解槽12Aの内面に設けられたスペーサ20aによって、電解槽12Aの内面と電極17a、17bとの間に1mmの隙間を形成している。なお、電極17a、17bは、整水器本体11Aに設けられた端子部18Aと接続配線19によって電気的に接続されている。
このような電解槽12Aの少なくともイオン交換膜16に対向する領域の一部、本実施形態では、電解槽12A全体が所定の柔軟性を有する可撓膜によって形成されている。例えば、本実施形態では、電解槽12Aが、厚さが0.3mm程度のプラスチックシートによって形成されている。
また、このような複数の電解槽12Aが保持された整水器本体11A内、すなわち、各電解槽12Aと整水器本体11Aとの間の空間には水道水が供給され、整水器本体11A内に貯まった水道水(貯留水)21中に各電解槽12Aが保持されている。また、整水器本体11A内には、電解槽12Aに接触しない領域の一部、例えば、本実施形態では、酸性イオン水排水パイプ15Aの上部に空気が残留している空気部22が存在する。このように内部に水道水が供給される整水器本体11Aは、水道水の水圧に耐えられる程度の剛性を有する材料、例えば、ステンレス鋼等で形成する必要がある。
また、貯留水21は、本実施形態では、整水器本体11Aの水道水供給パイプ13Aからの水道水が電解槽12と共に整水器本体11A内に供給されたものである。すなわち、水道水供給パイプ13Aの先端部に、整水器本体11内に連通する微小な連通孔23が設けられており、この連通孔23を介して整水器本体11A内に水道水(貯留水)21が供給されている。そして、本実施形態では、酸性イオン水排水パイプ15Aの先端部にも、整水器本体11A内に連通する微小な連通孔24が設けられており、貯留水21はこの連通孔24を介して酸性イオン水排水パイプ15Aに排出されるようになっている。このため、本実施形態では、整水器本体11A内の酸性イオン水排水パイプ15Aの上部、すなわち、連通孔24の上部側は、空気が残留している空気部22となっている。
なお、本実施形態では、連通孔24を介して貯留水21を酸性イオン水と共に外部に排出するようにしたが、勿論、貯留水21を外部に排出する貯留水排出口を整水器本体11Aに設け、酸性イオン水とは別に外部に排出するようにしてもよい。
このようなアルカリイオン整水器10Aは、図5に示すように、水道水供給パイプ13Aが、原水管110Aに接続され、アルカリイオン水吐水パイプ14Aが、蛇口100側の水道管110Bに接続される。また、酸性イオン水排水パイプ15Aの一端は、電解槽12Aによって生成された酸性イオン水が排出される排水口120と接続される。なお、酸性イオン水排水パイプ15Aの途中には電磁バルブ30が設けられ、酸性イオン水の排水量はこの電磁バルブ30の開閉によって制御されている。例えば、本実施形態では、アルカリイオン水吐水パイプ14Aと水道管110Bとの接続部分に流量スイッチ40が設けられおり、この流量スイッチ40からの信号に基づいて電磁バルブ30が開閉されるようになっている。また、このような流量スイッチ40及び電磁バルブ30の制御、あるいは各電解槽12A内の電極17a、17bに供給する電圧の制御等は、図示しない制御部によって制御されている。
以下、このようなアルカリイオン整水器の動作について説明する。
上述したように、アルカリイオン整水器10Aは水道管の途中に配設されているため、電解槽12A内には水道水供給パイプ13Aから水道水が常に所定の圧力で供給されている。そして、利用者が蛇口100部分に設けられた水栓101を開くと、電解槽12A内で生成されたアルカリイオン水がアルカリイオン水吐水パイプ14を介して蛇口100から所定の流量で供給され始める。また同時に、アルカリイオン水吐水パイプ14Aと水道管110Bとの間に設けられた流量スイッチ40が、アルカリイオン水が流れ始めたことを検出し、この流量スイッチ40からの信号に基づいて、電解槽12A内の電極17a、17b間には所定の電圧が印加される。さらに、酸性イオン水排水パイプ15Aに設けられた電磁バルブ30が開放されて排水口120から酸性イオン水が排出される。
また、利用者が水栓101を閉めることでアルカリイオン水の供給が停止され、これに伴いアルカリイオン水吐水パイプ14A内の流れが止まると、流量スイッチ40の信号によって酸性イオン水排水パイプ15Aに設けられた電磁バルブ30が閉じられ、酸性イオン水の排水も停止される。
ここで、水栓101の開閉によりアルカリイオン水吐水パイプ14A内の流れが発生又は停止する時刻と、流量スイッチ40がそれを感知して電磁バルブ30が開閉される時刻とは、若干のタイムラグが存在する。このタイムラグによって生じる流水の慣性作用により、電解槽12A内のアルカリイオン水側の空間12bと酸性イオン水側の空間12aとの内部圧力に差が生じてしまう。イオン交換膜は、例えば、膜厚が12μm程度であるため、この圧力差によってイオン交換膜16が変形して破損する虞がある。
しかしながら、本発明では電解槽12Aが可撓膜で形成されているため、例えば、水栓101を開ける際に2つの空間12a、12bに圧力差が生じたとしても、電解槽12A自体が内側に変形することでこの圧力差が吸収されるため、イオン交換膜16の変形による破損を防止することができる。なお、水栓101を閉じた際には、電解槽12A自体が外側に変形することで内部の圧力差が吸収される。
なお、本実施形態では、電解槽12A全体が可撓膜で形成されているが、勿論、電解槽12A内の圧力差を吸収できれば、可撓膜からなる可撓部を電解槽12Aのイオン交換膜16に対向する領域の一部に設けるようにしてもよい。
また、電解槽12Aの変形によって2つの空間12a、12bの圧力差を吸収するためには、電解槽12Aは、比較的高い柔軟性を有する必要があり、例えば、イオン交換膜16よりも柔軟性を有することが好ましい。この条件を満たすために、電解槽12Aは、比較的膜厚の薄いプラスチックフィルムからなる可撓膜で形成されている。このため、電解槽12Aは、それ自体では水道水供給パイプ13Aを介して電解槽12A内に供給される水道水の圧力、例えば、1〜6kg/cm程度の圧力に耐えられず破壊されてしまう虞がある。
しかしながら、本発明では、水道水供給パイプ13Aを介して電解槽12A内に水道水が供給される際、水道水供給パイプ13Aの先端部の連通孔23から整水器本体11A内にも水道水が供給され、整水器本体11A内に貯まった貯留水21内に各電解槽12Aが保持されている。このため、整水器本体11A内の貯留水21の圧力は、電解槽12A内に供給された水道水と略同一の圧力に保持され、電解槽12Aの外面にも、その内面と略同一の水圧がかかる。したがって、電解槽12A内に供給される水道水によって電解槽12Aの内面に比較的高い圧力がかかった場合でも、電解層12Aの外面にも略同一の圧力がかかることになり、電解槽12A自体も水圧の変化に伴う変形によって破損することはない。
また、本実施形態では、貯留水21は、酸性イオン水排水パイプ15Aに設けられた連通孔24から酸性イオン水と共に外部に排出されるようになっている。すなわち、整水器本体11A内には水道水が満充填されておらず、連通孔24の上部側には空気が残留している空気部22が存在する。このため、上述した電解槽12A内の圧力差に伴う電解槽12Aの変形が貯留水21によって妨げられることがなく、イオン交換膜16の破損を防止することができる。
すなわち、上述したように電解槽12A内の圧力差により電解槽12Aが変形した場合、整水器本体11A内の容積が変化する。このとき、貯留水21自体は実質的に容積変化しないため、整水器本体11A内に貯留水が満充填されていると、貯留水21によって電解槽12Aの変形が妨げられる。しかしながら、本実施形態では、整水器本体11内に空気部22が存在し、電解槽12Aが変形した場合にこの空気部22が容積変化するため、電解槽12Aの変形が妨げられることがない。したがって、整水器本体11A内に空気部22を設けておくことで、イオン交換膜16の破損をより確実に防止することができる。
なお、このような空気部22の容積は、特に限定されないが、整水器本体11内の容積の20〜30%程度の大きさであることが好ましい。
このように本発明のアルカリイオン整水器10Aでは、水道水を比較的高い水圧で供給してもイオン交換膜16及び電解槽12Aが破損することがないため、所定数の電解槽12Aを並設することで、水道水と同等の流量、例えば、一般家庭用では20〜30(L/分)程度、業務用では100(L/分)程度の流量でアルカリイオン水を利用者に供給することができる。
また、上述した実施形態1と同様に、電解槽12A内に折流板27を設けることによって、電極17a、17bによる電解効率を向上することができるため、電解槽12Aを流れる流量を多くしても、水道水を確実に電解させてアルカリイオン水を生成することができる。また、隣接する折流板27の幅方向で重なり合う領域を狭くして、折流の蛇行を直線に近く、緩やかな蛇行としても、渦流防止流によって止水域が形成されないため、電解効率を向上した状態で、電解槽12A内の圧力損失が低減するのを防止することができる。これにより、電解槽12A内の流量が低下するのを防止することができる。また、電解効率を向上した状態で、流量の低下を防止することができるため、電解槽12Aを小型化することができると共に、アルカリイオン整水器10Aを小型化することができる。
また、このようなアルカリイオン整水器10Aによって生成したアルカリイオン水を電気温水器等の給湯器に供給して温水として利用者に提供することもでき、アルカリイオン水を、例えば、入浴やシャワーに利用することができる。なお、アルカリイオン整水器10Aから給湯器にアルカリイオン水を供給する場合、給湯器に供給されるアルカリイオン水の水圧が若干低下する。このため、例えば、図6に示すように、酸性イオン水排水パイプ15A内にこの排水流路の一部を遮断する流量調整部材50を設けることにより、給湯器に供給されるアルカリイオン水の水圧を調整するようにしてもよい。
また、本実施形態のアルカリイオン整水器10Aでは、酸性イオン水は利用することなく排水管に流すようにしているが、例えば、専用タンク等に貯留することにより酸性イオン水も利用できるようにすることもできる。なお、この場合には、酸性イオン水とは別に貯留水21を外部に排出するようにすることが望ましい。
さらに、本実施形態では、複数の電解槽12Aが、整水器本体11A内に所定の間隔で並設されるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、隣接する電解槽12Aの間に間隔を空けずに、外周面が接触するように並設するようにしてもよい。このように隣接する電解槽12Aに間隔を空けずに、並設するようにしても、接触していない可撓膜によって電解槽12A内の圧力差の吸収を行わせることができると共に、小型化することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態1及び2では、折流板27を基準方向200に直交する幅方向201に配置するようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、折流板27を基準方向200と交差して、幅方向201に対して傾斜するように配置してもよい。
また、上述した実施形態1及び2では、電解槽12、12A内の固定部材20に折流板27を設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、電解槽12、12A内に固定部材20を設けずに、直接、折流板27を設けるようにしてもよい。この場合、例えば、空間12a、12bのそれぞれの折流板27の一方面を電極17a、17bに保持させ、各空間12a、12bの折流板27の他方面側でイオン交換膜16を狭持させると共に各空間12a、12bの折流板27同士をイオン交換膜16を貫通するように連結するようにすればよい。このように電解槽12、12A内に固定部材20を設けなくても、折流板27のみでイオン交換膜16を固定することができる。
さらに、上述した実施形態1及び2では、折流板27の両端部が固定部材20に当接しないように配置することで、第1及び第2の流路29a、29bを設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、折流板をその両端部が固定部材20に当接するようにして、折流板の両端部に貫通した開口部を設けることにより第1及び第2の流路を形成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態1及び2では、第1及び第2の空間12a、12bのそれぞれに3つの折流板27を設けるようにしたが、第1及び第2の空間12a、12bのそれぞれの折流板27の数を変えることによって第1及び第2の空間12a、12bの流量を調整するようにしてもよい。なお、第1及び第2の空間12a、12bのそれぞれに同じ数の折流板27を設け、隣接する折流板27の幅方向201で重なり合う領域を変更することで流量の調整をするようにしてもよい。
本発明の実施形態1に係るアルカリイオン整水器の概略断面図である。 本発明の実施形態1に係る電解槽の分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電解槽の要部断面図である。 本発明の実施形態2に係るアルカリイオン整水器の要部断面図である。 本発明の実施形態2に係るアルカリイオン整水器の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係るアルカリイオン整水器の変形例を示す要部断面図である。
符号の説明
10、10A アルカリイオン整水器
11、11A 整水器本体
12、12A 電解槽
13 水道水供給パイプ
14 アルカリイオン水吐水パイプ
15 酸性イオン水排水パイプ
16 イオン交換膜
17a、17b 電極
20 固定部材
20a スペーサ
25a 枠部
25b 蓋部
26a 原水導入孔
26b アルカリイオン水流出孔
26c 酸性イオン水流出孔
27 折流板
28 保持部材
29a 第1の流路
29b 第2の流路
100 蛇口
101 水栓
110A 原水管
120 排水口
200 基準方向
201 幅方向
210 折流
211 渦流防止流


Claims (7)

  1. イオン交換膜を有すると共に当該イオン交換膜のアルカリイオン水側及び酸性イオン水側にそれぞれ原水管から導入された水道水からアルカリイオン水及び酸性イオン水を生成する電解槽を具備するアルカリイオン整水器において、
    前記電解槽内には、前記水道水が導入される一端から前記アルカリイオン水及び前記酸性イオン水が流出される他端に向かった基準方向に交差する幅方向に配置されて、当該幅方向の一部の流れをせき止める折流板を前記基準方向に亘って複数個所定の間隔で設け、且つ前記折流板の幅方向一端側に第1の流路を交互に形成することにより、前記基準方向に対して蛇行した折流を形成すると共に、前記折流板の他端部側に前記第1の流路よりも小さな流量となる第2の流路を形成したことを特徴とするアルカリイオン整水器。
  2. 請求項1において、前記折流板を、交互に幅方向他端側に偏位させて一端側に前記第1の流路を形成すると共に他端側に前記第2の流路を形成することを特徴とするアルカリイオン整水器。
  3. 請求項1又は2において、前記電解槽が前記イオン交換膜の両側に水道水が導入されてアルカリイオン水及び酸性イオン水が生成される第1及び第2の空間を有すると共に、当該第1及び第2の空間のそれぞれに前記折流板が設けられていることを特徴とするアルカリイオン整水器。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記電解槽の少なくとも前記イオン交換膜に対向する領域の一部を可撓膜によって形成すると共に当該電解槽を整水器本体内に配置し、前記電解槽内に供給する水道水を前記電解槽と前記整水器本体との間の空間にも供給して、前記電解槽を水道水中に保持するようにしたことを特徴とするアルカリイオン整水器。
  5. 請求項4において、前記空間の前記電解槽とは接触しない領域の少なくとも一部に空気が残留している空気部を有することを特徴とするアルカリイオン整水器。
  6. 請求項4又は5において、前記電解槽の全面が前記可撓膜で構成されていることを特徴とするアルカリイオン整水器。
  7. 請求項6において、前記可撓膜がプラスチックシートからなることを特徴とするアルカリイオン整水器。

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