JP4462178B2 - ハイブリッド車両の制駆動力制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制駆動力制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンとモータジェネレータとの間に第1クラッチを介装すると共に前記モータジェネレータと駆動輪との間に第2クラッチを介装してハイブリッド駆動系を構成したハイブリッド車両の制駆動力制御装置に関する。
従来、エンジンとモータジェネレータとの間に介在する第1クラッチの引き摺りトルクにより、停止状態のエンジンをすり上げ始動する際、エンジンすり上げ時のエンジントルク変動や第1クラッチを締結(接続)する瞬間のトルク変動が出力軸に伝達されるのを防止するため、モータジェネレータと駆動輪との間に介在する第2クラッチを一旦開放(切断)した状態で、エンジンをすり上げ始動している(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記方策を用いてエンジン始動を行うと、第2クラッチを開放した際に、トルクを駆動できるアクチュエータが無くなる。このため、ドライバーが加速要求を行っている場合などに、車両が加速しないという問題があったため、エンジン始動の際に、第2クラッチをスリップ状態としてからエンジン始動を行う方策が採られている。
これは、エンジン始動トルクによるショックを発生させないためにエンジンの初爆の瞬間と、クラッチの滑り方向が変わる際に発生する伝達トルクの極性の反転を防止するためにクラッチ入出力回転数の上下関係が変わる際は、第2クラッチをスリップ状態とするように制御を行っている。
特開平11−82260号公報
しかしながら、上記のように第2クラッチをスリップ状態としてからエンジンを始動させることを前提とする場合、エンジン始動時の第2クラッチがスリップ中に、ドライバーがアクセルペダルから足を離したり、ブレーキペダルを踏む等の操作をした際に、第2クラッチのスリップ方向により伝達トルクの向きが決まってしまう。すなわち、第2クラッチの入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、伝達トルクの向きはエンジンやモータジェネレータ側から左右後輪へ向かう。そのため、ドライバーからの制動力要求があるにもかかわらず、制動力が出せない、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、エンジン始動時であって、第2クラッチが入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、確実に駆動力を減少し制動力を発生させることができるハイブリッド車両の制駆動力制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、エンジンとモータジェネレータとの間に第1 クラッチを介装すると共に前記モータジェネレータと駆動輪との間に第2クラッチを介装してハイブリッド駆動系を構成し、
前記第1クラッチを開放し、前記モータジェネレータのみを動力源として走行する電気自動車走行モードでの走行中、前記エンジンの始動要求があった場合、前記第2クラッチをスリップ状態とし、前記第1クラッチの引き摺りトルクにより停止状態のエンジンをすり上げ始動するハイブリッド車両の制駆動力制御装置において、
前記エンジンの始動時、前記第2クラッチがスリップして入力側回転数が出力側回転数より高くなっている状態のときにドライバーが制動力要求した場合、駆動力の減少を、前記第2クラッチの伝達トルク容量を低下させることにより実現し、制動力の発生を、前記第2クラッチを締結し第2クラッチ入力トルクを制御することによって実現することを特徴とする。
よって、本発明のハイブリッド車両の制駆動力制御装置にあっては、エンジンの始動時であって、第2クラッチがスリップして入力側回転数が出力側回転数より高くなっている状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、制駆動力制御手段において、駆動力の減少と、制動力の発生と、が第2クラッチの締結トルク容量を制御することにより実現される。
例えば、エンジン始動後であって、第2クラッチの入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、伝達トルクの向きはエンジンやモータジェネレータ側から駆動輪へ向かう。
よって、アクセル足離し等の制動力要求により第2クラッチへの入力トルクが低下している状況では、第2クラッチの締結トルク容量を低下させることにより、駆動力を減少させることができる。
また、アクセル足離し等の制動力要求により第2クラッチへの入力トルクが低下している状況では、容量が残っている第2クラッチの締結トルク容量を高めることにより、制動力を発生させることができる。
この結果、エンジン始動時であって、第2クラッチがスリップ状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、確実に駆動力を減少し制動力を発生させることができる。
以下、本発明のハイブリッド車両の制駆動力制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、ハイブリッド車両の駆動系構成を説明する。
図1は実施例1の制駆動力制御装置が適用された後輪駆動によるハイブリッド車両を示す全体システム図である。
実施例1におけるハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、フライホイールFWと、第1クラッチCL1と、モータジェネレータMGと、第2クラッチCL2と、自動変速機ATと、プロペラシャフトPSと、ディファレンシャルDFと、左ドライブシャフトDSLと、右ドライブシャフトDSRと、左後輪RL(駆動輪)と、右後輪RR(駆動輪)と、を有する。なお、FLは左前輪、FRは右前輪である。
前記エンジンEは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、後述するエンジンコントローラ1からの制御指令に基づいて、スロットルバルブのバルブ開度等が制御される。なお、エンジン出力軸にはフライホイールFWが設けられている。
前記第1クラッチCL1は、前記エンジンEとモータジェネレータMGとの間に介装されたクラッチであり、後述する第1クラッチコントローラ5からの制御指令に基づいて、第1クラッチ油圧ユニット6により作り出された制御油圧により、スリップ締結とスリップ開放を含み締結・開放が制御される。
前記モータジェネレータMGは、ロータに永久磁石を埋設しステータにステータコイルが巻き付けられた同期型モータジェネレータであり、後述するモータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流を印加することにより制御される。このモータジェネレータMGは、バッテリ4からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することもできるし(以下、この状態を「力行」と呼ぶ)、ロータが外力により回転している場合には、ステータコイルの両端に起電力を生じさせる発電機として機能してバッテリ4を充電することもできる(以下、この動作状態を「回生」と呼ぶ)。なお、このモータジェネレータMGのロータは、図外のダンパーを介して自動変速機ATの入力軸に連結されている。
前記第2クラッチCL2は、前記モータジェネレータMGと左右後輪RL,RRとの間に介装されたクラッチであり、後述するATコントローラ7からの制御指令に基づいて、第2クラッチ油圧ユニット8により作り出された制御油圧により、スリップ締結とスリップ開放を含み締結・開放が制御される。
前記自動変速機ATは、例えば、前進5速後退1速や前進6速後退1速等の有段階の変速比を車速やアクセル開度等に応じて自動的に切り換える変速機であり、前記第2クラッチCL2は、専用クラッチとして新たに追加したものではなく、自動変速機ATの各変速段にて締結される複数の摩擦締結要素のうち、いくつかの摩擦締結要素を流用している。そして、前記自動変速機ATの出力軸は、プロペラシャフトPS、ディファレンシャルDF、左ドライブシャフトDSL、右ドライブシャフトDSRを介して左右後輪RL,RRに連結されている。
前記第1クラッチCL1と第2クラッチCL2には、例えば、比例ソレノイドで油流量および油圧を連続的に制御できる湿式多板クラッチを用いればよい。このハイブリッド駆動系には、第1クラッチCL1の締結・開放状態に応じて2つの運転モードがあり、第1クラッチCL1の開放状態では、モータジェネレータMGの動力のみで走行する電気自動車走行モード(以下、「EVモード」と略称する。)であり、第1クラッチCL1の締結状態では、エンジンEとモータジェネレータMGの動力で走行するハイブリッド車走行モード(以下、「HEVモード」と略称する。)である。
次に、ハイブリッド車両の制御系を説明する。
実施例1におけるハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、第1クラッチコントローラ5と、第1クラッチ油圧ユニット6と、ATコントローラ7と、第2クラッチ油圧ユニット8と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10と、を有して構成されている。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10とは、互いに情報交換が可能なCAN通信線11を介して接続されている。
前記エンジンコントローラ1は、エンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情報を入力し、統合コントローラ10からの目標エンジントルク指令等に応じ、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。なお、エンジン回転数Neの情報は、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
前記モータコントローラ2は、モータジェネレータMGのロータ回転位置を検出するレゾルバ13からの情報を入力し、統合コントローラ10からの目標モータジェネレータトルク指令等に応じ、モータジェネレータMGのモータ動作点(Nm,Tm)を制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2では、バッテリ4の充電状態をあらわすバッテリSOCを監視していて、バッテリSOC情報は、モータジェネレータMGの制御情報に用いると共に、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
前記第1クラッチコントローラ5は、第1クラッチ油圧センサ14と第1クラッチストロークセンサ15からのセンサ情報を入力し、統合コントローラ10からの第1クラッチ制御指令に応じ、第1クラッチCL1の締結・開放を制御する指令を第1クラッチ油圧ユニット6に出力する。なお、第1クラッチストロークC1Sの情報は、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
前記ATコントローラ7は、アクセル開度センサ16と車速センサ17と第2クラッチ油圧センサ18からのセンサ情報を入力し、統合コントローラ10からの第2クラッチ制御指令に応じ、第2クラッチCL2の締結・開放を制御する指令をAT油圧コントロールバルブ内の第2クラッチ油圧ユニット8に出力する。なお、アクセル開度APと車速VSPの情報は、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
前記ブレーキコントローラ9は、4輪の各車輪速を検出する車輪速センサ19とブレーキストロークセンサ20からのセンサ情報を入力し、例えば、ブレーキ踏み込み制動時、ブレーキストロークBSから求められる要求制動力に対し回生制動力だけでは不足する場合、その不足分を機械制動力(液圧制動力やモータ制動力)で補うように、統合コントローラ10からの回生協調制御指令に基づいて回生協調ブレーキ制御を行う。
前記統合コントローラ10は、車両全体の消費エネルギを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担うもので、モータ回転数Nmを検出するモータ回転数センサ21と、第2クラッチ出力回転数N2outを検出する第2クラッチ出力回転数センサ22と、第2クラッチトルクTCL2を検出する第2クラッチトルクセンサ23からの情報およびCAN通信線11を介して得られた情報を入力する。
そして、統合コントローラ10は、前記エンジンコントローラ1への制御指令によるエンジンEの動作制御と、前記モータコントローラ2への制御指令によるモータジェネレータMGの動作制御と、前記第1クラッチコントローラ5への制御指令による第1クラッチCL1の締結・開放制御と、前記ATコントローラ7への制御指令による第2クラッチCL2の締結・開放制御と、を行う。
以下に、図2に示すブロック図を用いて、実施例1の統合コントローラ10にて演算される制御を説明する。例えば、この演算は、制御周期10msec毎に統合コントローラ10で演算される。
前記統合コントローラ10は、目標駆動力演算部100と、モード選択部200と、目標充放電演算部300と、動作点指令部400と、変速制御部500と、を有する。
前記目標駆動力演算部100では、図3に示す目標駆動力マップを用いて、アクセル開度APOと車速VSPとから、目標駆動力tFoOを演算する。
前記モード選択部200では、図4に示すEV-HEV選択マップを用いて、アクセル開度APOと車速VSPとから、目標モードを演算する。但し、バッテリSOCが所定値以下であれば、強制的にHEVモードを目標モードとする。
前記目標充放電演算部300では、図5に示す目標充放電量マップを用いて、バッテリSOCから目標充放電電力tPを演算する。
前記動作点指令部400では、アクセル開度APOと、目標駆動力tFoOと、目標モードと、車速VSPと、目標充放電電力tPとから、これらの動作点到達目標として、過渡的な目標エンジントルクと目標モータジェネレータトルクと目標第2クラッチトルク容量と目標自動変速シフトと第1クラッチソレノイド電流指令を演算する。なお、目標自動変速シフトは、図6に示すシフトマップを用いて、アクセル開度APOと車速VSPとから演算する。
前記変速制御部500では、目標第2クラッチトルク容量と目標自動変速シフトとから、これらを達成するように自動変速機AT内のソレノイドバルブを駆動制御する。
図7は実施例1の統合コントローラ10にて実行されるエンジン始動時における制駆動力制御処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(制駆動力制御手段)。なお、この処理は、例えば、制御周期10msec毎に繰り返し実行される。
ステップS1では、ドライバーの要求が駆動力要求から制動力要求へと切り替えられたか否かが判断され、Yesの場合はステップS2へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS2では、ステップS1での駆動力要求から制動力要求へと切り替えありとの判断に続き、エンジン始動制御に伴って第2クラッチCL2がスリップ中であるか否かを判断し、Yesの場合はステップS3へ移行し、Noの場合はステップS3'へ移行する。
ステップS3では、ステップS2での第2クラッチCL2がスリップ中であるとの判断に続き、スリップフラグFlag1がFlag1=1に書き換えられ、ステップS4へ移行する。
ステップS3'では、ステップS2での第2クラッチCL2がスリップ中でないとの判断に続き、スリップフラグFlag1がFlag1=0に書き換えられ、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、ステップS3でのFlag1=1の書き換え、または、ステップS3'でのFlag1=0の書き換えに続き、第2クラッチ油圧は閾値以上であるか否かを判断し、Yesの場合はステップS5へ移行し、Noの場合はステップS5'へ移行する。
ステップS5では、ステップS4での第2クラッチ油圧が閾値以上であるとの判断に続き、第2クラッチ油圧フラグFlag2がFlag2=1に書き換えられ、ステップS6へ移行する。
ステップS5'では、ステップS4での第2クラッチ油圧が閾値未満であるとの判断に続き、第2クラッチ油圧フラグFlag2がFlag2=0に書き換えられ、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、ステップS5でのFlag2=1の書き換え、または、ステップS5'でのFlag2=0の書き換えに続き、スリップフラグFlag1がFlag1=1であるか否かを判断し、Yesの場合はステップS7へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS7では、ステップS6でのFlag1=1との判断に続き、第2クラッチ油圧フラグFlag2がFlag2=1であるか否かを判断し、Yesの場合はステップS8へ移行し、Noの場合はステップS13へ移行する。
ステップS8では、ステップS7でのFlag2=1との判断に続き、第2クラッチ入力トルクをスリップ量に応じて低下させると共に、第2クラッチCL2への油圧を低下させ、ステップS9へ移行する。
ステップS9では、ステップS8での第2クラッチ入力トルクとクラッチ油圧の低下に続き、第2クラッチスリップ量は閾値以下か否かを判断し、Yesの場合はステップS10へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS10では、ステップS9での第2クラッチスリップ量が閾値以下との判断に続き、第2クラッチ締結トルク容量が第2クラッチ入力トルクと一致しているか否かを判断し、Yesの場合はステップS11へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS11では、ステップS10でのCL2締結トルク容量=CL2入力トルクとの判断に続き、第2クラッチCL2を接続(締結)すると共に、制動力を第2クラッチCL2への入力トルクにより制御し、ステップS12へ移行する。
ステップS12では、ステップS11でのCL2接続およびCL2入力トルク制御に続き、スリップフラグFlag1が1から0へと書き換えられ、終わりへ移行する。
ステップS13では、ステップS7での第2クラッチ油圧フラグFlag2がFlag2=0という判断に続き、モータジェネレータMGの回転数を出力軸側の回転数より引き下げると共に、第2クラッチCL2への油圧を低下させ、ステップS14へ移行する。
ステップS14では、ステップS13でのMG回転数を出力軸側回転数より引き下げてCL2油圧を低下する処理に続き、第2クラッチCL2のスリップ方向が逆転しているか否かを判断し、Yesの場合はステップS15へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS15では、ステップS14でのCL2スリップ方向が逆転であるという判断に続き、第2クラッチ油圧により制動力を制御し、ステップS16へ移行する。
ステップS16では、ステップS15でのCL2油圧による制動力制御に続き、第2クラッチ油圧は閾値以上であるか否かを判断し、Yesの場合はステップS17へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS17では、ステップS16でのCL2油圧は閾値以上であるとの判断に続き、第2クラッチ入力トルクをスリップ量に応じて低下させると共に、第2クラッチCL2への油圧を低下させ、ステップS18へ移行する。
ステップS18では、ステップS17での第2クラッチ入力トルクとクラッチ油圧の低下に続き、第2クラッチスリップ量は閾値以下か否かを判断し、Yesの場合はステップS19へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS19では、ステップS18での第2クラッチスリップ量が閾値以下との判断に続き、第2クラッチ締結トルク容量が第2クラッチ入力トルクと一致しているか否かを判断し、Yesの場合はステップS20へ移行し、Noの場合は終わりへ移行する。
ステップS20では、ステップS19でのCL2締結トルク容量=CL2入力トルクとの判断に続き、第2クラッチCL2を接続(締結)すると共に、制動力を第2クラッチCL2への入力トルクにより制御し、ステップS21へ移行する。
ステップS21では、ステップS20でのCL2接続およびCL2入力トルク制御に続き、スリップフラグFlag1が1から0へと書き換えられ、終わりへ移行する。
次に、作用を説明する。
[制駆動力制御作用]
エンジン始動の際に、第2クラッチをスリップ状態としてからエンジンを始動させることを前提とする場合、エンジン始動時の第2クラッチがスリップ中に、ドライバーがアクセルペダルから足を離したり、ブレーキペダルを踏む等の操作をした際に、第2クラッチのスリップ方向により伝達トルクの向きが決まってしまう。すなわち、第2クラッチの入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、伝達トルクの向きはエンジンやモータジェネレータ側から左右後輪へ向かう。そのため、ドライバーからの制動力要求があるにもかかわらず、制動力が出せない。
これに対し、実施例1の制駆動力制御装置では、エンジン始動時であって、第2クラッチC L 2の入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、駆動力の減少と、制動力の発生と、を第2クラッチC L 2の締結トルク容量を制御することにより実現する制駆動力制御手段を設けることで、確実に駆動力を減少し制動力を発生させることができるようにした。
例えば、エンジン始動後であって、第2クラッチCL2の入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、伝達トルクの向きはエンジンEやモータジェネレータMG側から左右後輪RL,RRへ向かう。
よって、アクセル足離しやブレーキ踏み込み操作等の制動力要求により第2クラッチCL2への入力トルクが低下している状況では、第2クラッチCL2の締結トルク容量を低下させることにより、第2クラッチCL2を介して伝達されるエンジンEやモータジェネレータMGからのトルクは、第2クラッチCL2の締結トルク容量により規定され、駆動力を減少させることができる。
また、アクセル足離しやブレーキ踏み込み操作等の制動力要求により第2クラッチCL2への入力トルクが低下している状況では、容量が残っている第2クラッチCL2の締結トルク容量を高めることにより駆動系が連結され、左右後輪RL,RRにいわゆるエンジンブレーキが作用し、制動力を発生させることができる。
この結果、エンジン始動時であって、第2クラッチCL2がスリップ状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、確実に駆動力を減少し制動力を発生させることができる。
[CL2油圧が閾値以上であるとき]
ドライバー要求が駆動力要求から制動力要求に切り替えられ、エンジンEの始動制御により第2クラッチCL2がスリップ中であり、かつ、第2クラッチCL2の油圧が閾値以上であるとき、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8へと進み、ステップS8において、第2クラッチ入力トルクをスリップ量に応じて低下すると共に、第2クラッチCL2への油圧を低下する駆動力の減少制御を実行する。
この駆動力の減少制御は、ステップS9およびステップS10による第2クラッチCL2のスリップ収束条件が成立するまで継続され、第2クラッチCL2のスリップ収束条件が成立すると、ステップS10からステップS11→ステップS12へ進み、ステップS11において、第2クラッチCL2を締結すると共に、第2クラッチCL2への入力トルクを制御することにより制動力を制御する。
上記のように、第2クラッチ油圧が閾値以上であり、駆動力の減少制御後に第2クラッチCL2の締結できる場合の作用を、図8に示すタイムチャートにより説明する。図8のタイムチャートは、アクセル開度・回転数(実線:出力軸、破線:モータ、一点鎖線:エンジン)・第2クラッチ入力トルク・クラッチ油圧(実線:第1クラッチ、破線:第2クラッチ)・駆動力の各特性を示す。
時点(1)では、エンジン始動要求により、エンジン始動シーケンスを開始して第2クラッチ油圧を駆動力相当まで低下させる。
時点(2)では、第2クラッチ入力トルクを増加させて、第2クラッチCL2をスリップさせる。
時点(3)では、第2クラッチCL2がスリップを開始すると共に、第1クラッチCL1への油圧の立ち上げを開始する。
時点(4)では、第1クラッチCL1の油圧を増加させて、エンジン回転数を引き上げる。
時点(5)では、エンジンEが完爆したので、第1クラッチ油圧をさらに増加させて第1クラッチCL1を締結する。
時点(6)では、エンジン回転数とモータジェネレータ回転数とが一致し、第1クラッチCL1の締結が完了する。このとき、第2クラッチCL2は、締結トルク容量が駆動力相当しかないので、第1クラッチCL1の締結ショックは駆動輪には伝達しない。
時点(7)では、ドライバーがアクセルペダルから足を離して制動力を要求したので、第2クラッチCL2の油圧を低下させることにより、駆動力を低下させる。
時点(7)と時点(9)との期間(8)では、駆動力を第2クラッチCL2の油圧により減少制御しつつ、第2クラッチCL2のスリップ量を減少させる。
時点(9)では、第2クラッチCL2の締結トルク容量が残っているので、第2クラッチCL2の締結を開始する。
時点(9)以降の期間(10)では、第2クラッチCL2が締結されたので、制動力は第2クラッチCL2への入力トルクにより制御する。
このように、実施例1の制駆動力制御装置において、制駆動力制御手段は、第2クラッチCL2の入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、駆動力の減
少を、第2クラッチC L 2の伝達トルク容量を低下させることにより実現し、制動力の発生を、第2クラッチC L 2を締結し第2クラッチ入力トルクを制御することによって実現する。
例えば、第2クラッチC L 2をスリップ状態としてからエンジンEを始動させることが前提であるため、エンジン始動時で第2クラッチC L 2の入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ中にドライバーがアクセルペダルから足を離す、ブレーキペダルを踏む等の操作をした際に、制動力を発生させるために第2クラッチC L 2を締結すると、駆動力ショックが発生する。
これに対し、第2クラッチCL2の入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ状態のとき、駆動力の減少を、第2クラッチC L 2の伝達トルク容量を低下させることにより実現し、制動力の発生を、第2クラッチC L 2を締結し第2クラッチ入力トルクを制御することによって実現することで、制動力を発生する際の駆動力ショックを低減することができる。
[CL2油圧が閾値未満であるとき]
ドライバー要求が駆動力要求から制動力要求に切り替えられ、エンジンEの始動制御により第2クラッチCL2がスリップ中であり、かつ、第2クラッチCL2の油圧が閾値未満であるとき、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5'→ステップS6→ステップS7→ステップS13へと進み、ステップS13において、モータジェネレータMGの回転数を出力軸側の回転数より引き下げると共に、第2クラッチCL2への油圧を低下する駆動力の減少制御を実行する。
この駆動力の減少制御は、ステップS14での第1クラッチCL2のスリップ方向が逆転するまで継続され、スリップ方向が逆転すると、ステップS14からステップS15へ進み、再び第2クラッチCL2の油圧を増加させ、第2クラッチCL2の油圧により制動力を制御する。そして、第2クラッチCL2の油圧が閾値以上になると、ステップS15からステップS16→ステップS17へと進み、第2クラッチCL2の入力トルクを低下させ、第2クラッチCL2のスリップ量を減少させる。さらに、ステップS18およびステップS19による第2クラッチCL2のスリップ収束条件が成立すると、ステップS19からステップS20→ステップS21へ進み、ステップS20において、第2クラッチCL2の入力トルクを制動力相当としして第2クラッチCL2を再締結し、その後、第2クラッチCL2への入力トルクを制御することにより制動力を制御する。
上記のように、第2クラッチ油圧が閾値未満であり、駆動力の減少制御後に第2クラッチCL2の締結できない場合の作用を、図9に示すタイムチャートにより説明する。図9のタイムチャートは、アクセル開度・回転数(実線:出力軸、破線:モータ、一点鎖線:エンジン)・第2クラッチ入力トルク・クラッチ油圧(実線:第1クラッチ、破線:第2クラッチ)・駆動力の各特性を示す。
時点(1)では、エンジン始動要求により、エンジン始動シーケンスを開始して第2クラッチ油圧を駆動力相当まで低下させる。
時点(2)では、第2クラッチ入力トルクを増加させて、第2クラッチCL2をスリップさせる。
時点(3)では、第2クラッチCL2がスリップを開始すると共に、第1クラッチCL1への油圧の立ち上げを開始する。
時点(4)では、第1クラッチCL1の油圧を増加させて、エンジン回転数を引き上げる。
時点(5)では、エンジンEが完爆したので、第1クラッチ油圧をさらに増加させて第1クラッチCL1を締結する。
時点(6)では、エンジン回転数とモータジェネレータ回転数とが一致し、第1クラッチCL1の締結が完了する。このとき、第2クラッチCL2は、締結トルク容量が駆動力相当しかないので、第1クラッチCL1の締結ショックは駆動輪には伝達しない。
時点(7)では、ドライバーがアクセルペダルから足を離して制動力を要求したので、第2クラッチCL2の油圧を低下させることにより、駆動力を低下させる。
時点(8)では、駆動力がゼロになるのに同期して第2クラッチCL2の油圧がゼロになるので、これに同期して第2クラッチCL2のスリップの向きが逆になるようにモータジェネレータMGの回転数を制御する。
時点(9)(=時点(8))では、第2クラッチCL2の油圧が低下しているため、第2クラッチCL2を締結できない。
時点(9)以降の期間(10)では、再び第2クラッチCL2の油圧を増加させて、第2クラッチCL2の油圧により制動力を制御する。
期間(10)に続く期間(11)では、第2クラッチCL2の入力トルクを低下させ、第2クラッチCL2のスリップ量を減少させる。
時点(12)では、第2クラッチCL2の入力トルクを制動力相当として第2クラッチCL2を再締結し、ここからは制動力を第2クラッチCL2への入力トルクによって制御する。
このように、実施例1の制駆動力制御装置において、制駆動力制御手段は、第2クラッチC L 2の伝達トルク容量を低下させて駆動力を減少させた後、該第2クラッチC L 2を締結する際に、第2クラッチC L 2の締結容量が十分ではなく第2クラッチC L 2が締結できないときは、モータジェネレータM Gの回転数を出力側回転数よりも引き下げて第2クラッチC L 2のスリップ方向を逆向きとし、制動力は第2クラッチC L 2をスリップさせたまま第2クラッチC L 2の伝達トルク容量によって制御する。
例えば、第2クラッチC L 2をスリップ状態としてからエンジンEを始動させることが前提であるため、エンジン始動時で第2クラッチC L 2の入力側回転数が出力側回転数より高くなっているスリップ中にドライバーがアクセルペダルから足を離す、ブレーキペダルを踏む等の操作をした際に、第2クラッチ油圧が低下していると、第2クラッチC L 2を締結することができず、制動力の制御が行えない。
これに対し、第2クラッチC L 2のスリップ方向を逆向きとする制御を加えることで、第2クラッチ油圧が低下していて、第2クラッチC L 2を締結することができない際も、制駆動力の制御を行うことができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のハイブリッド車両の制駆動力制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) エンジンEとモータジェネレータMGとの間に第1クラッチCL1を介装すると共に前記モータジェネレータMGと駆動輪RL,RRとの間に第2クラッチCL2を介装してハイブリッド駆動系を構成し、前記第1クラッチCL1を開放し、前記モータジェネレータMGのみを動力源として走行するEVモードでの走行中、前記エンジンEの始動要求があった場合、前記第2クラッチCL2をスリップ状態とし、前記第1クラッチCL1の引き摺りトルクにより停止状態のエンジンEをすり上げ始動するハイブリッド車両の制駆動力制御装置において、前記エンジンEの始動時であって、前記第2クラッチCL2がスリップして入力側回転数が出力側回転数より高くなっている状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、駆動力の減少と、制動力の発生と、を前記第2クラッチCL2の締結トルク容量を制御することにより実現する制駆動力制御手段を設けたため、エンジン始動時であって、第2クラッチCL2がスリップ状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、確実に駆動力を減少し制動力を発生させることができる。
(2) 前記制駆動力制御手段は、駆動力の減少を、第2クラッチCL2の伝達トルク容量を低下させることにより実現し、制動力の発生を、第2クラッチCL2を締結し第2クラッチ入力トルクを制御することによって実現するため、制動力を発生する際の駆動力ショックを低減することができる。
(3) 前記制駆動力制御手段は、第2クラッチCL2の伝達トルク容量を低下させて駆動力を減少させた後、該第2クラッチCL2を締結する際に、第2クラッチCL2の締結容量が十分ではなく第2クラッチCL2が締結できないときは、モータジェネレータMGの回転数を出力側回転数よりも引き下げて第2クラッチCL2のスリップ方向を逆向きとし、制動力は第2クラッチCL2をスリップさせたまま第2クラッチCL2の伝達トルク容量によって制御するため、第2クラッチ油圧が低下していて、第2クラッチCL2を締結することができない際も、制駆動力の制御を行うことができる。
以上、本発明のハイブリッド車両の制駆動力制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、制駆動力制御手段として、第2クラッチの締結トルク容量を制御のみならず、第2クラッチへの入力トルク制御やモータジェネレータの回転制御と併用する好ましい例を示したが、第2クラッチの締結トルク容量を制御のみにより制御するものであっても良い。要するに、制駆動力制御手段は、エンジンの始動時であって、第2クラッチがスリップして入力側回転数が出力側回転数より高くなっている状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、駆動力の減少と、制動力の発生と、を第2クラッチの締結トルク容量を制御するものであれば、実施例1には限られることはない。
実施例1では、後輪駆動のハイブリッド車両への適用例を示したが、前輪駆動のハイブリッド車両や四輪駆動のハイブリッド車両へも適用できる。実施例1では、第2クラッチとして自動変速機に内蔵されたクラッチを利用する例を示したが、モータジェネレータと変速機との間に第2クラッチを追加して介装したり、または、変速機と駆動輪との間に第2クラッチを追加して介装(例えば、特開2002−144921号公報参照)しても良い。要するに、エンジンとモータジェネレータとの間に第1クラッチを介装すると共にモータジェネレータと駆動輪との間に第2クラッチを介装してハイブリッド駆動系を構成したハイブリッド車両であれば適用できる。
実施例1の制駆動力制御装置が適用された後輪駆動のハイブリッド車両を示す全体システム図である。 実施例1の統合コントローラにおける演算処理プログラムを示す制御ブロック図である。 図2の目標駆動力演算部にて目標駆動力演算に用いられる目標駆動力マップの一例を示す図である。 図2のモード選択部にて目標モードの選択に用いられる目標モードマップの一例を示す図である。 図2の目標充放電演算部にて目標充放電電力の演算に用いられる目標充放電量マップの一例を示す図である。 図2の動作点指令部での目標自動変速シフトの演算に用いられるシフトマップの一例を示す図である。 実施例1の統合コントローラにて実行されるエンジン始動時における制駆動力制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の制駆動力制御において第2クラッチ油圧が閾値以上であり駆動力の減少制御後に第2クラッチの締結できる場合の作用を示すタイムチャートである。 実施例1の制駆動力制御において第2クラッチ油圧が閾値未満であり駆動力の減少制御後に第2クラッチの締結ができない場合の作用を示すタイムチャートである。
符号の説明
E エンジン
FW フライホイール
CL1 第1クラッチ
MG モータジェネレータ
CL2 第2クラッチ
AT 自動変速機
PS プロペラシャフト
DF ディファレンシャル
DSL 左ドライブシャフト
DSR 右ドライブシャフト
RL 左後輪(駆動輪)
RR 右後輪(駆動輪)
FL 左前輪
FR 右前輪
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 第1クラッチコントローラ
6 第1クラッチ油圧ユニット
7 ATコントローラ
8 第2クラッチ油圧ユニット
9 ブレーキコントローラ
10 統合コントローラ
100 目標駆動力演算部
200 モード選択部
300 目標充放電演算部
400 動作点指令部
500 変速制御部

Claims (2)

  1. エンジンとモータジェネレータとの間に第1クラッチを介装すると共に前記モータジェネレータと駆動輪との間に第2クラッチを介装してハイブリッド駆動系を構成し、
    前記第1クラッチを開放し、前記モータジェネレータのみを動力源として走行する電気自動車走行モードでの走行中、前記エンジンの始動要求があった場合、前記第2クラッチをスリップ状態とし、前記第1クラッチの引き摺りトルクにより停止状態のエンジンをすり上げ始動するハイブリッド車両の制駆動力制御装置において、
    前記エンジンの始動時であって、前記第2クラッチがスリップして入力側回転数が出力側回転数より高くなっている状態のとき、ドライバーが制動力要求した場合、駆動力の減少を、前記第2クラッチの伝達トルク容量を低下させることにより実現し、制動力の発生を、前記第2クラッチを締結し第2クラッチ入力トルクを制御することによって実現する制駆動力制御手段を設けたことを特徴とするハイブリッド車両の制駆動力制御装置。
  2. 請求項1に記載されたハイブリッド車両の制駆動力制御装置において、
    前記制駆動力制御手段は、前記第2クラッチの伝達トルク容量を低下させて駆動力を減少させた後、前記第2クラッチの締結容量が十分ではなく前記第2クラッチが締結できないときは、前記モータジェネレータの回転数を出力側回転数よりも引き下げ、制動力は前記第2クラッチをスリップさせたまま前記第2クラッチの伝達トルク容量によって制御することを特徴とするハイブリッド車両の制駆動力制御装置。
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