JP4462031B2 - 色調整方法、色調整装置、及びプログラム - Google Patents

色調整方法、色調整装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、カラー画像の特定の対象の色を調整する色調整方法等に関する。
デジタルカメラ等で撮影された自然画像に対し、色調整を行う場合がある。画像全体のカラーバランスや明度等を補正したり、調整対象となる特定の領域や特定の色を補正したりする色調整である。このうち、後者のような部分的な色調整の典型的なものとしては、特定の対象の色を、その対象の色のイメージとして多くの人が記憶している色(以下、「記憶色」という)に近づける調整がある。例えば、人物の肌は、自然画像では黄土色等の不健康そうな色となってしまうこともあるが、そのような場合に、健康そうな肌の色にする調整を行うことがある。また、空の色は、快晴であっても、自然画像では水色に近い青色となるのが普通であるが、プリントされる画像としては、快晴の時の空の色として多くの人がイメージしているような真っ青な色にした方が見栄えがよくなるので、このような色へと補正することも多い。
この種の色調整については、従来技術として幾つかの手法が提案されている。
まず、階調逆転が起きたり、色の連続性が損なわれたりしないように色調整を行う従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、調整対象となる対象色と調整目標となる目標色とを包含した調整対象色空間内で、対象色から目標色に向かって階調逆転のない点の移動を行うことにより、指定された特定の色調整を可能としている。点の移動は、調整対象色空間内のみで行われるので、他の色に影響を及ぼすことはない。
また、色調整の結果が、原画像からかけ離れたものとならないように色調整を行う従来技術もある(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2では、与えられた目標色をそのまま用いるのではなく、原画像に対して自然な色になるように、与えられた目標色を最適な目標色に変換して、この最適目標色を色調整の目標としている。具体的には、原画像から抽出された調整対象となる領域の色と目標色との距離を算出し、距離に対する抑制関数によって、最適な目標色となるように制御している。
更に、色調整を行う部分空間をカラー変換空間とし、調整対象となる色が複数存在し、カラー変換空間どうしに交差がある場合は、調整後の交差領域で平均値をとる等の処理により、調整の不具合を回避する従来技術もある(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−112694号公報(第7−12頁、第1−6図) 特開2004−254303号公報(第7−9頁、第3−6図) 特開2003−153028号公報(第6−8頁、第3−11図)
ところで、調整対象となる色が複数存在する場合、例えば、肌の色、空の色、草の色等を同時に調整したい場合、調整範囲が混合してしまい、調整結果の画像が好ましくないものとなることがある。しかしながら、特許文献1、2では、調整対象となる色が複数存在する場合の調整方法については述べられていない。また、特許文献3では、カラー変換空間どうしに交差がある場合に無理に調整を行うことから、不自然な絵柄が形成される可能性がある。特に、調整対象の色に優先度がある場合は、調整がどっちつかずの状況に陥る可能性もある。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、調整対象となる色が複数存在する場合に、適切な調整画像となる色調整を行うことにある。
また、本発明の他の目的は、調整対象の色の優先度が明確な場合やユーザから指定があった場合に、その優先度を反映させた色調整を行うことにある。
かかる目的のもと、本発明では、調整対象となる複数の対象色の調整範囲に対し、それらが交差したり重なったりしないようにする処理を行うようにした。即ち、本発明の色調整方法は、カラー画像の複数の対象色を調整する方法であって、複数の対象色のそれぞれの調整範囲を表す色空間内の複数の調整部分空間が部分空間を共有するかどうかを判定するステップと、複数の調整部分空間が部分空間を共有すると判定された場合に、その複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにする処理を施すステップと、その処理が施された後の各調整部分空間において、色の連続性を維持し、かつ、色の逆転のない色調整を行うステップとを含んでいる。
ここで、複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにする処理としては、次のようなものが考えられる。即ち、第一に、複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を変更するという処理であり、第二に、複数の調整部分空間の少なくとも2つを合成するという処理である。また、第三に、複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を、その複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて変更するという処理であり、第四に、複数の調整部分空間の少なくとも2つを、その複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて合成するという処理である。
また、本発明は、調整対象となる複数の対象色の調整範囲に対し、それらが交差したり重なったりしないようにする処理を行う装置として捉えることもできる。その場合、本発明の色調整装置は、カラー画像の複数の対象色を調整する装置であって、複数の対象色のそれぞれの調整範囲を表す色空間内の複数の調整部分空間が部分空間を共有するかどうかを判定する判定部と、複数の調整部分空間が部分空間を共有すると判定された場合に、その複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにする処理を施す処理部と、その処理が施された後の各調整部分空間において、色の連続性を維持し、かつ、色の逆転のない色調整を行う色調整部とを備えている。
ここで、複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにする処理としては、次のようなものが考えられる。即ち、第一に、複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を変更するという処理であり、第二に、複数の調整部分空間の少なくとも2つを合成するという処理である。また、第三に、複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を、その複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて変更するという処理であり、第四に、複数の調整部分空間の少なくとも2つを、その複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて合成するという処理である。
一方、本発明は、所定の機能をコンピュータに実現するためのプログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明のプログラムは、コンピュータに、カラー画像の複数の対象色のそれぞれの調整範囲を表す色空間内の複数の調整部分空間が部分空間を共有するかどうかを判定する機能と、複数の調整部分空間が部分空間を共有すると判定された場合に、その複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにする処理を施す機能とを実現させるためのものである。
ここで、複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにする処理としては、次のようなものが考えられる。即ち、第一に、複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を変更するという処理であり、第二に、複数の調整部分空間の少なくとも2つを合成するという処理である。また、第三に、複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を、その複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて変更するという処理であり、第四に、複数の調整部分空間の少なくとも2つを、その複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて合成するという処理である。
本発明によれば、調整対象となる色が複数存在する場合に、適切な調整画像となる色調整を行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。尚、本実施の形態では、複数の部分空間についての「交差する」、「交わる」との文言を、その複数の部分空間がその中央部分で空間を共有する態様に加え、その複数の部分空間がその端部で空間を共有する態様をも包含する概念として用いるものとする。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における色調整装置の機能構成を示した図である。
図示するように、本実施の形態の色調整装置は、調整部分空間設定部11と、交差判定部12と、調整部分空間変更部13と、色調整部14とを備える。
調整部分空間設定部11は、調整対象となる複数の対象色のそれぞれに対し、調整範囲となる空間を表す調整部分空間を設定する機能を有する部分である。交差判定部12は、この設定された複数の調整部分空間において交わる領域があるかどうかを判定する機能を有する部分であり、判定部として把握することもできる部分である。調整部分空間変更部13は、調整部分空間どうしが交差しないように、交わっている調整部分空間の一方又は両方の形状を変更する機能を有する部分であり、処理部として把握することもできる部分である。色調整部14は、調整部分空間設定部11で設定された交差のない調整部分空間、又は、調整部分空間変更部13で交差がないように変更された調整部分空間を用いて色調整を行う機能を有する部分である。
尚、これらの各機能は、ハードウェアのみによっても実現可能であるが、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによっても実現可能である。後者の場合は、色調整装置の図示しないCPUが、例えば、図示しないメモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより各機能が実現される。
次に、このような機能構成を有する色調整装置の動作について詳細に説明する。
まず、調整部分空間設定部11では、複数の対象色のそれぞれの調整範囲となる調整部分空間を設定する。この場合、対象色に対し、調整の目標となる目標色を指定する場合が多いが、その場合、調整部分空間は、色空間において、対象色に対応する点と目標色に対応する点とを包含する部分空間となる。
図2は、このような調整部分空間の一例を示したものである。ここでは、対象色から目標色へ向かった部分空間を調整部分空間とし、対象色の近傍を表す空間を対象色近傍空間、目標色の近傍を表す空間を目標色近傍空間としている。
また、設定された調整部分空間は、例えば、図3のような形式で管理される。即ち、調整部分空間Sに対し、対象色を表す色空間内の座標(X1i,Y1i)と、対象色近傍空間の半径d1iと、目標色を表す色空間内の座標(X2i,Y2i)と、対象色近傍空間の半径d2iとを対応付けることにより管理される。尚、本実施の形態では、設定された調整部分空間の数をnとする。つまり、i=1、2、3、…、nである。
このような調整部分空間の情報は、交差判定部12による交差の判定において用いられる。
次に、交差判定部12の動作について説明する。
図4は、交差判定部12の動作の流れの一例を示したフローチャートである。
交差判定部12は、調整部分空間設定部11が設定した複数の調整部分空間のうち、2つの調整部分空間に着目し、これらが交差するかどうかを判定する。具体的には、まず、この2つの調整部分空間の一方を示すインデックスiに1を設定し(ステップ101)、もう一方を示すインデックスjにi+1を設定する(ステップ102)。
そして、交差判定部12は、SとSとが交差するかどうかを判定する(ステップ103)。
ここで、調整部分空間どうしの交差パターンについて具体的に説明する。
図5(a)は、目標色近傍空間どうしが交わる場合の例を示したものであり、図5(b)は、対象色近傍空間どうしが交わる場合の例を示したものである。また、目標色近傍空間、対象色近傍空間に交差がなくても、図5(c)に示すように交差する場合もある。図5(c)では、目標色近傍空間と対象色近傍空間とに交差がなく、調整部分空間の側面が交わる場合の例である。
次に、これらの交差パターンのそれぞれについて、交差しているかどうかの判定方法の具体例について説明する。
まず、図5(a)に示した目標色近傍空間どうしの交差は、例えば、図6(a),(b)に示すようにして判定することができる。
このうち、図6(a)は、目標色近傍空間どうしが交差しない場合の例である。目標色近傍空間の形状を例えば球とし、目標色1、目標色2に対する目標色近傍空間の半径をそれぞれd、d、目標色1と目標色2との間の距離をDとした場合に、
+d<D (式1)
となっていれば、交差しないと判定できる。
一方、図6(b)は、目標色近傍空間どうしが交差する場合の例である。この場合は、
+d>D (式2)
であるため、目標色近傍空間どうしが交わると判定できる。
また、図5(b)に示した対象色近傍空間どうしの交差も、例えば、図6(a),(b)に示すように、(式1)、(式2)に従って判定すればよい。
更に、図5(c)に示す交差パターンの場合は、図6(c)に示すような方法で交差を判定することができる。具体的には、対象色1と目標色1を結ぶ直線である調整直線1と、対象色2と目標色2を結ぶ直線である調整直線2との最短距離dを求め、dにより交差の判定を行えばよい。例えば、dが、2つの目標色近傍空間における半径の和よりも大きく、かつ、2つの対象色近傍空間における半径の和よりも大きい場合は、調整部分空間どうしが交わることはないと判定することができる。
以上のような処理の結果、SとSとが交差していないと判定された場合は、何もせずにステップ105に進むが、SとSとが交差していると判定された場合は、それらの調整部分空間の組み合わせと交差パターンとの対応をメモリ上に記録する(ステップ104)。
図7に、ここで記録される情報の一例を示す。
この図において、例えば、Gは、調整部分空間Sと調整部分空間Sとの組み合わせであり、図5(a)のような交差パターン(目標色交差)で交差していることが示されている。また、Gは、調整部分空間Sと調整部分空間Sとの組み合わせであり、図5(b)のような交差パターン(対象色交差)で交差していることが示されている。更に、Gは、調整部分空間Sと調整部分空間Sとの組み合わせであり、図5(c)のような交差パターン(側面交差)で交差していることが示されている。
次に、交差判定部12は、jに1を加算し(ステップ105)、jが、設定した調整部分空間の数nを超えているかどうかを判定する(ステップ106)。
その結果、jがnを超えていなければ、ステップ103に戻り、現在着目している調整部分空間Sと交差しているかどうかを判定する対象の調整部分空間Sを変更して同様の判定を繰り返す。一方、jがnを超えていれば、iに1を加算し(ステップ107)、iが、設定した調整部分空間の数nに達したかどうかを判定する(ステップ108)。
その結果、iがnに達していなければ、ステップ102に戻り、現在着目している調整部分空間Sを変更して同様の判定を繰り返す。一方、iがnに達していれば、処理を終了する。
以上のように、交差判定部12で、調整部分空間どうしの交差判定を行い、交差がないと判定された調整部分空間については、色調整部14が色調整処理を行い、交差があると判定された調整部分空間については、調整部分空間変更部13が調整部分空間の形状を変更する処理を行う。
その際、交差する調整部分空間についての情報が、例えば、図7に示すような形式で記録されているものとすれば、ここに記録されている調整部分空間については、調整部分空間変更部13が処理を行い、ここに記録されていない調整部分空間については、色調整部14が処理を行うようにすることができる。例えば、調整部分空間S、S等については、図7に記録されていないので、色調整部14が処理を行う。一方、調整部分空間S〜S、S〜Sについては、図7に記録されているので、調整部分空間変更部13が処理を行う。
次に、調整部分空間変更部13の動作について説明する。
図8は、調整部分空間変更部13の動作の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、調整部分空間変更部13は、交差する調整部分空間の組み合わせを示すインデックスkに1を設定する(ステップ201)。
そして、調整部分空間変更部13は、Gにより示される調整部分空間の組み合わせに対し、記録された交差パターンに応じてその形状を変更する(ステップ202)。その際、調整部分空間どうしが交差しないように、交わっている調整部分空間の一方又は双方の形状を変更する。
この場合の形状の変更について、図9を参照して具体的に説明する。
図9(a)は、調整部分空間が図5(a)のように交差する場合に、その一方である目標色2を変更し、交差を回避する例である。ここでは、対象色2から目標色2への方向は変わらず、長さ(調整の距離)が変わるように目標色2を変更しているが、方向を変えることで交差を回避してもよい。或いは、目標色2ではなく、目標色1を変更してもよい。尚、図5(c)のような交差の場合も、図9(a)のようにすることで、交差がない状態にすることができる。
図9(b)は、調整部分空間が図5(b)のように交差する場合に、その一方である対象色2の対象色近傍空間の半径を変更し、交差を回避する例である。ここでは、対象色近傍空間の半径のみを変更したものであるが、これに合わせ、目標色近傍空間の半径を変更してもよい。或いは、対象色1の対象色近傍空間の半径を変更してもよい。
尚、図9(a),(b)に示したものは、調整部分空間の形状を変更することによる交差の回避の例に過ぎず、交差がない状態にするためにはどのような方法を採用してもよい。
次に、調整部分空間変更部13は、kに1を加算し(ステップ203)、交差する調整部分空間の組み合わせが他に存在するかどうかを判定する(ステップ204)。
その結果、組み合わせが他に存在していれば、ステップ202に戻って調整部分空間の形状を変更する処理を繰り返す。一方、組み合わせが他に存在しなければ、処理を終了する。
一方、色調整部14では、調整部分空間設定部11により設定された交差のない調整部分空間、又は、調整部分空間変更部13により形状が変更された調整部分空間を用いて、色調整を行う。色の連続性を維持し、かつ、階調逆転のない調整は、例えば、特許文献1(特開2004−112694号公報)に記載された方法によって行うことができる。
以上により、第1の実施の形態の動作を終了する。
このように、第1の実施の形態によれば、調整対象となる色が複数ある場合にも、調整範囲の形状を変更することにより、不自然な絵柄とならない適切な調整を行うことが可能となる。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2の実施の形態における色調整装置の機能構成を示した図である。
図示するように、本実施の形態の色調整装置は、調整部分空間設定部11と、交差判定部12と、色調整部14と、合成部分空間生成部21とを備える。
このうち、調整部分空間設定部11、交差判定部12、色調整部14は、第1の実施の形態で述べたものと同様である。第1の実施の形態では、調整部分空間を変更する調整部分空間変更部13を備えていたが、第2の実施の形態では、これに代えて、合成部分空間生成部21を備えている。この合成部分空間生成部21は、交わる調整部分空間どうしを合成する機能を有する部分であり、処理部として把握することもできる部分である。
尚、これらの各機能は、ハードウェアのみによっても実現可能であるが、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによっても実現可能である。後者の場合は、色調整装置の図示しないCPUが、例えば、図示しないメモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより各機能が実現される。
次に、このような機能構成を有する色調整装置の動作について詳細に説明する。
調整部分空間設定部11、交差判定部12、色調整部14については、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略し、合成部分空間生成部21の動作についてのみ説明する。
図11は、合成部分空間生成部21の動作の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、合成部分空間生成部21は、交差する調整部分空間の組み合わせを示すインデックスkに1を設定する(ステップ301)。
そして、合成部分空間生成部21は、Gにより示される調整部分空間を合成し、合成部分空間を生成する(ステップ302)。
この場合の合成処理について、図12を参照して具体的に説明する。
図12は、図5(b)のように交差する調整部分空間どうしを合成する例である。例えば、対象色1と対象色2を合成し、かつ、目標色1と目標色2を合成することにより、それぞれ、合成対象色と合成目標色を算出し、合成対象色と合成目標色の近傍に新たに近傍部分空間を形成することにより、1つの合成部分空間を生成することができる。ここで、合成対象色、合成目標色は、それぞれ、例えば、対象色1と対象色2とを平均することにより、又は、目標色1と目標色2とを平均することにより算出することができる。
尚、図12は、図5(b)のような交差を行う調整部分空間を合成する例を示したが、図5(a),(c)のような交差を行う調整部分空間の組み合わせに対しても同様に適用することができる。
次に、合成部分空間生成部21は、kに1を加算し(ステップ303)、交差する調整部分空間の組み合わせが他に存在するかどうかを判定する(ステップ304)。
その結果、組み合わせが他に存在していれば、ステップ302に戻って調整部分空間を合成する処理を繰り返す。一方、組み合わせが他に存在しなければ、処理を終了する。
以上により、第2の実施の形態の動作を終了する。
このように、第2の実施の形態によれば、調整対象となる色が複数ある場合にも、調整範囲を合成することにより、不自然な絵柄とならない適切な調整を行うことが可能となる。
(第3の実施の形態)
図13は、本発明の第3の実施の形態における色調整装置の機能構成を示した図である。
図示するように、本実施の形態の色調整装置は、調整部分空間設定部11と、交差判定部12と、調整部分空間変更部13と、色調整部14と、優先度設定部31とを備える。
このうち、調整部分空間設定部11、交差判定部12、調整部分空間変更部13、色調整部14は、第1の実施の形態で述べたものと同様である。第3の実施の形態では、これに加え、優先度設定部31を備えている。この優先度設定部31は、調整部分空間に優先度を設定し、調整部分空間変更部13に供給する機能を有する部分である。
尚、これらの各機能は、ハードウェアのみによっても実現可能であるが、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによっても実現可能である。後者の場合は、色調整装置の図示しないCPUが、例えば、図示しないメモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより各機能が実現される。
次に、このような機能構成を有する色調整装置の動作について詳細に説明する。
調整部分空間設定部11、交差判定部12、色調整部14については、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略し、優先度設定部31、調整部分空間変更部13の動作についてのみ説明する。
まず、優先度設定部31が優先度を設定する際の動作について説明する。
ユーザがあらかじめ設定することも勿論可能であるが、その他にも次のような設定方法がある。
第一に、図14(a)に示すような撮影モードと優先度との対応と、入力画像の付随情報から得られる情報とに基づいて優先度を決定することが考えられる。この場合の付随情報としては、Exif(Exchangeable Image File Format)ファイルにおいて本画像に付加された情報を採用することが可能である。尚、Exifとは、富士写真フィルム株式会社が提唱し、JEIDA(日本電子工業振興協会)によって標準化されているデジタルカメラ用の画像ファイルの規格である。
具体的には、図14(a)に示すような対応情報を図示しない記憶装置に記憶しておく。そして、まず、優先度設定部31は、入力画像の付随情報から撮影モードを取得する。次に、この撮影モードをキーとして図14(a)の情報を検索することにより、優先度を取得し、これを調整部分空間変更部13に受け渡す。
第二に、図14(b)に示すように、調整の距離に応じて設定することも考えられる。この図の例では、調整距離1>調整距離2であるので、対象色1の方が対象色2よりも優先度が高いと判断されている。
また、その他にも、カラー画像上で対象色の占める面積を比較し、面積が広い方が優先度が高いと判断することもできる。つまり、人物の肌の色が占める面積が広ければ、人物を撮影した画像である可能性が高いので、肌の色の優先度を高くし、空の色が占める面積が広ければ、自然風景を撮影した画像である可能性が高いので、空の色の優先度を高くする等である。
一方、調整部分空間変更部13は、優先度設定部31が設定した優先度を受け取り、例えば、次のような動作を行う。即ち、優先度が高い対象色については、設定された調整部分空間の形状を変えず、優先度が低い対象色についてのみ、調整部分空間の形状を変える。例えば、対象色1の方が対象色2よりも優先度が高ければ、図9(a)に示すように、対象色2における調整部分空間(この場合は、目標色2)が変更されることになる。
以上により、第3の実施の形態の動作を終了する。
このように、第3の実施の形態では、調整対象となる色が複数ある場合に、調整対象の色に優先度を設定し、この優先度に基づいて調整範囲の形状の変更を行うようにした。これにより、調整対象色が複数あっても、優先度に応じた好ましい調整結果を得ることが可能となる。
(第4の実施の形態)
図15は、本発明の第4の実施の形態における色調整装置の機能構成を示した図である。
図示するように、本実施の形態の色調整装置は、調整部分空間設定部11と、交差判定部12と、合成部分空間生成部21と、色調整部14と、優先度設定部31とを備える。
このうち、調整部分空間設定部11、交差判定部12、合成部分空間生成部21、色調整部14は、第2の実施の形態で述べたものと同様である。また、優先度設定部31は、第3の実施の形態で述べたものと同様である。
尚、これらの各機能は、ハードウェアのみによっても実現可能であるが、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによっても実現可能である。後者の場合は、色調整装置の図示しないCPUが、例えば、図示しないメモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより各機能が実現される。
次に、このような機能構成を有する色調整装置の動作について詳細に説明する。
調整部分空間設定部11、交差判定部12、色調整部14については、第1の実施の形態と同様であり、優先度設定部31については、第3の実施の形態と同様であるので説明を省略し、合成部分空間生成部21の動作についてのみ説明する。
合成部分空間生成部21は、優先度設定部31が設定した優先度を受け取り、例えば、その優先度に基づいて、合成すべき調整部分空間とそうではない調整部分空間とを決定することができる。即ち、優先度が高い対象色については、設定された調整部分空間を合成の対象とはせず、優先度が低い対象色についてのみ、調整部分空間を合成する。
例えば、肌色、空色、緑色(草木)を対象色とする調整部分空間が設定され、入力画像の付随情報から取得された撮影モードが人物モードであるとする。この場合、肌色は合成せずにそのまま色調整の対象とし、空色、緑色(草木)は合成後に色調整の対象とする。
以上により、第4の実施の形態の動作を終了する。
このように、第4の実施の形態では、調整対象となる色が複数ある場合に、調整対象の色に優先度を設定し、この優先度に基づいて調整範囲の合成を行うようにした。これにより、調整対象色が複数あっても、優先度に応じた好ましい調整結果を得ることが可能となる。
ところで、第3及び第4の実施の形態においては、上述したように、優先度をユーザが設定することも可能である。そこで、図16に、本発明の処理を搭載し、優先度をユーザが設定できるユーザインターフェースを備えた画像処理ソフトウェアの一例を示す。
例えば、「対象色と目標色の設定」ボタンをクリックすることで、設定画面に切り替えられ、複数の対象色と、対象色のそれぞれに対する目標色を設定できる。このようにして、設定された対象色と目標色に対し、優先度を入力することができる。これらの設定が終了した後に、「調整開始」ボタンをクリックすることで、本発明の処理を実施することができる。
尚、本実施の形態では、画像処理を行うハードウェアを特に限定して述べなかったが、例えば、パーソナルコンピュータ等のコンピュータにおいて実現するようにしてもよいし、画像形成装置の画像処理部(IPS)において実現するようにしてもよい。前者の場合は、コンピュータ上で動作するアプリケーションプログラムに対し、本発明の画像処理装置の機能を組み込んで実現するようにしてもよいし、印刷対象の画像データを受けたプリンタドライバが本発明の色調整処理を行うようにしてもよい。また、後者の場合は、スキャンされた画像データ又は通信回線を介して受信した画像データを画像形成装置のIPSが受け取り、色調整処理を行い、その色調整処理後の画像データに基づき画像形成を行うようにすればよい。
本発明の第1の実施の形態の機能構成を示したブロック図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態で設定される調整部分空間の一例を示した図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態で設定される調整部分空間を管理する情報の一例を示した図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態における交差判定部の動作を示したフローチャートである。 本発明の第1乃至第4の実施の形態における交差パターンを示した図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態における交差判定の具体例を示した図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態における交差する調整部分空間の情報の一例を示した図である。 本発明の第1又は第3の実施の形態における調整部分空間変更部の動作を示したフローチャートである。 本発明の第1又は第3の実施の形態における調整部分空間の変更の具体例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態の機能構成を示したブロック図である。 本発明の第2又は第4の実施の形態における合成部分空間生成部の動作を示したフローチャートである。 本発明の第2又は第4の実施の形態における合成部分空間の生成の具体例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態の機能構成を示したブロック図である。 本発明の第3又は第4の実施の形態における優先度設定部の動作を説明するための図である。 本発明の第4の実施の形態の機能構成を示したブロック図である。 本発明の第3又は第4の実施の形態におけるユーザインターフェースの一例を示した図である。
符号の説明
11…調整部分空間設定部、12…交差判定部、13…調整部分空間変更部、14…色調整部、21…合成部分空間生成部、31…優先度設定部

Claims (6)

  1. カラー画像の複数の対象色を調整する色調整方法において、
    前記複数の対象色のそれぞれの調整範囲を表す色空間内の複数の調整部分空間が部分空間を共有するかどうかを判定するステップと、
    前記複数の調整部分空間が部分空間を共有すると判定された場合に、当該複数の調整部分空間が部分空間を共有しないように、当該複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を変更することにより新たな調整部分空間を生成する処理を施すステップと、
    前記処理が施された後の各調整部分空間において、色の連続性を維持し、かつ、色の逆転のない色調整を行うステップと
    を含むことを特徴とする色調整方法。
  2. 前記調整部分空間は、前記対象色と、前記対象色の色調整の目標となる目標色とを包含し、
    前記処理を施すステップでは、前記対象色、当該対象色の色空間における近傍空間の形状、前記目標色、当該目標色の色空間における近傍空間の形状の少なくとも1つを修正することにより、前記複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を変更することを特徴とする請求項記載の色調整方法。
  3. 前記処理を施すステップでは、前記複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を、当該複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて変更することにより、当該複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにすることを特徴とする請求項1記載の色調整方法。
  4. カラー画像の複数の対象色を調整する色調整装置において、
    前記複数の対象色のそれぞれの調整範囲を表す色空間内の複数の調整部分空間が部分空間を共有するかどうかを判定する判定部と、
    前記複数の調整部分空間が部分空間を共有すると判定された場合に、当該複数の調整部分空間が部分空間を共有しないように、当該複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を変更することにより新たな調整部分空間を生成する処理を施す処理部と、
    前記処理が施された後の各調整部分空間において、色の連続性を維持し、かつ、色の逆転のない色調整を行う色調整部と
    を備えたことを特徴とする色調整装置。
  5. 前記処理部は、前記複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を、当該複数の調整部分空間に対して設定された優先度に応じて変更することにより、当該複数の調整部分空間が部分空間を共有しないようにすることを特徴とする請求項記載の色調整装置。
  6. コンピュータに、
    カラー画像の複数の対象色のそれぞれの調整範囲を表す色空間内の複数の調整部分空間が部分空間を共有するかどうかを判定する機能と、
    前記複数の調整部分空間が部分空間を共有すると判定された場合に、当該複数の調整部分空間が部分空間を共有しないように、当該複数の調整部分空間の少なくとも1つの形状を変更することにより新たな調整部分空間を生成する処理を施す機能と
    を実現させるプログラム。
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