JP4461722B2 - 画像処理装置および画像処理方法、並びに画像表示装置 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法、並びに画像表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるインターレス信号のように、一画面を複数のデータブロックから構成する方式の画像信号に対して画像処理を行う画像処理装置、および、その画像処理方法、並びにこの画像処理方法を適用して処理を施した画像信号により表示を行う画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プログレッシブCCDを使用した撮像装置などでは、一画面(1フレーム)分の撮像データが一時にまとめて得られる。すなわち、撮像データはノンインターレス(順次走査)方式であるため、場合によっては、NTSC方式やPAL方式などのインターレス(飛び越し走査)方式に変換されてから表示用の画像データとして供されることになる。インターレス方式では、一枚の画像(フレーム)は2枚の画像(フィールド)で構成される。1フレームに含まれるフィールドは、偶数フィールド,奇数フィールドと区別され、それぞれ、画面上では位置が互い違いにある水平な走査線が並列して構成される。また、各走査線が示す画像領域に対応するデータを、ラインデータと呼ぶ。
【0003】
こうした画像信号処理は、通常、メモリコントローラによって行われる。上述のノンインターレス方式からインターレス方式への変換については、これまで、2つのフレームメモリが用いられていた。1フレーム分のデータは、水平走査線ごとに、アドレスに応じて偶数フィールドと奇数フィールドとに振り分けられるが、その際、フィールドデータ全体を一時蓄積するため、また変換後のデータをリアルタイム出力するために、2つのメモリが必要とされたのである(常に、どちらか一方に書き込んで、他方から読み出す)。ただし、この処理に関しては、近年になってメモリ容量を削減する取り組みがなされ、1つのフレームメモリで処理を行うことが可能なメモリアクセス方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
これに対し、例えば画像の上下反転や回転、静止画表示といったその他の画像信号処理については、従来から1つのフレームメモリが用いられている。しかしながら、こうした処理、特にインターレス信号の処理におけるメモリについては、未だ容量削減のための具体的方策が確立されてはいなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−312455号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の発明者は、インターレス信号処理に、フレーム単位ではなくフィールド単位にデータを蓄積するメモリを用いることに想到した。図14は、そのような処理回路の概略構成を表している。この回路は、制御信号に基づいて画像を上下反転したり、回転したりする処理を行うもので、フィールドメモリ110とその制御を行うフィールドメモリ制御回路111,ラインカウンタ112、およびラインメモリ121,122を備えている。なお、この処理回路で扱う画像データは、例えばNTSC信号である。
【0007】
フィールドメモリ110は、入力画像データVD1を1フィールド単位で記憶するメモリであり、指定された1つのメモリ領域で、1アクセスサイクルの間に読み出しと書き込みを行うように構成されている。そのようなフィールドメモリ110としてはDRAMが好適に用いられ、図15のように、1フィールド分のラインデータDL(DL(1),DL(2),… )が、それぞれのライン番号1,2,…に対応するアドレスのメモリ領域に蓄積されるようになっている。このフィールドメモリ110は、画像の上下を反転させるため、ラインデータDLの列を垂直方向に入れ換えるのに利用される。そのため、この処理回路におけるメモリ容量は、フレームメモリを用いていた従来に比べ、ほぼ半減している。
【0008】
フィールドメモリ制御回路111は、フィールドメモリ110の読み出し/書き込み動作を制御するものである。ここでは、フィールドメモリ制御回路111は、指定されたメモリ領域からデータを読み出したうえ、そこに新たなデータを書き込む(上書きする)という動作を、1アクセスサイクル内に行うように制御するようになっている。具体的には、CAS信号(Column Address Strobe:列選択信号)の1サイクル中に、出力制御信号OEと書込制御信号WEの双方を活性化するような制御がなされる。すなわち、ここでいうアクセスサイクルとは、1つのアドレスで指定されたメモリ領域に対し、動作が許容される期間、通常いうところのリードサイクル/ライトサイクルに対応させれば、リード・ライトサイクルともいうべき期間である。なお、以下の説明では、こうしたフィールドメモリで行われる、1アクセスサイクル内の読み出しと書き込み(上書き)動作のことを、「読出・上書き」と呼ぶことにする。
【0009】
ラインカウンタ112は、ラインデータDLの書き込みに同期してアドレス値adrをカウントする操作により、ライン数すなわちライン番号をカウントするようになっている。また、ラインカウンタ112は、制御信号bk_lineに制御されており、図15に示したように、bk_line=0の場合は1,2,…と昇順にカウントし、bk_line=1の場合には292,291,…と降順にカウントするようになっている。
【0010】
ラインメモリ121,122は、画像を回転させる場合に、上下反転に加えて左右を反転させねばならないため、ラインデータDLの内部のデータを水平方向に入れ換えるのに利用される。
【0011】
この処理回路の基本動作は、画像の上下を反転させるため、フィールドメモリ110を利用して垂直方向のデータ入れ換えを行うことにある。すなわち、入力画像データVD1をフィールドメモリ110に一旦入力し、ラインデータDLごとに逆の順序に読み出す。ここでは、こうした動作を、ラインデータDLごとの読出・上書きにより行う。ラインカウンタ112でカウントした値をアドレス値adrとし、アドレス値adrの指定するメモリ領域から、先に書き込まれている前フィールドのラインデータDL(adr)を読み出した後、この指定領域に現フィールドのラインデータDL(adr)を上書きする。
【0012】
このときの画像データの流れを、図16に示す。同図では、データの最小区分はラインデータDLであり、ラインごとに付された数字がラインアドレスを表している(アドレス値adrに対応)。また、数字のない、太線で囲まれたデータ部分は、垂直ブランキング期間に対応するイネーブル信号である。ここでは、上述の読出・上書きにより、フィールドメモリ110に先に蓄積されているODDフィールドデータは、次にEVENフィールドデータが入力される際に出力され(経路1)、そのときに入力されたEVENフィールドデータは、さらに次のODDフィールドデータの入力時に出力される(経路2)。
【0013】
画像の上下反転や回転を行うには、これら出力データ(画像データVD2)におけるラインデータDLの配列を逆転させるように、制御信号bk_lineにより読出順を制御する。
【0014】
図17〜図20は、制御信号bk_lineと出力される画像データDI1との関係を表している。このうち、図17に示したように、連続する2フィールド分の読出・上書き期間において、順方向の読出・上書き(制御信号bk_line=0)が続く場合と、図18に示したように、逆方向の読出・上書き(制御信号bk_line=1)が続く場合には、この期間に書き込まれ、読み出される画像データVD2は、反転のない画として出力される。
【0015】
また、図19に示したように、順方向の読出・上書き(制御信号bk_line=0)の後に、逆方向の読出・上書き(制御信号bk_line=1)を行う場合と、図20に示したように、逆方向の読出・上書き(制御信号bk_line=1)の後に、順方向の読出・上書き(制御信号bk_line=0)を行う場合には、それぞれ、読み出される画像データVD2は上下反転した画として出力される。
【0016】
こうして読出・上書き動作を行うことで、フレームメモリをフィールドメモリ110で置き換えることができ、従来に比べて必要なメモリ容量が格段に小さくて済む画像データ処理を実現することができる。
【0017】
なお、画像データVD2は、ラインデータDLごとに、ラインメモリ121,122に交互に書き込まれる。ラインメモリ121,122は、一方の書き込みと同じタイミングで読み出しが行われるように制御され、この読出時に、画像を回転させる場合の水平方向のデータ入れ換えを行う。この処理を経て、出力画像データVD3が出力される(図16の経路3)。
【0018】
ただし、以上の処理による出力画像データVD3をモニタ出力すると、画像が乱れてしまい、適正な反転画像が表示されないという問題があった。図21は、画像データのフィールドごとの配列と、モニタ画面上での配列を表しており、(A)が処理前の状態、(B)が反転処理を施した後の状態である(わかりやすいように、ラインデータにline1〜line486と番号を割り振っている)。また、Od1
〜Od243,Ev1〜Ev243は、奇数フィールド,偶数フィールドのそれぞれにおけるラインデータの配列順を表し、ラインデータは、常にモニタ画面の上からEv1,Od1,Ev2,Od2,…の順で表示に用いられるようになっている。
【0019】
反転処理後の画像データは、本来ならば、図21(A)に示した処理前のデータをそのまま反転させたように、モニタ画面上では上から順に486,485,484,493,…,4,3,2,1と配列すべきである。しかし、上記処理回路による反転処理後のデータは、図21(B)に示したように、485,486,483,484,…,3,4,1,2となり、奇数ラインと偶数ラインとが入れ違いになっている。この場合、表示画像は、図22に示したようになる。図22は、図21に対応し、(A)に反転処理前のデータによる表示画像、(B)に反転処理後のデータによる表示画像をそれぞれ、各フィールド4ラインとして模擬的に示している。この場合の反転画像では、奇数ラインと偶数ラインの相互の位置関係がずれてしまい、輪郭や模様などの境界がギザギザに表示されてしまう。
【0020】
これは、いうなればフィールドメモリ110を用いて処理を行うがために生じる現象である。従来どおりフレームメモリを用いたのであれば、偶数フィールドと奇数フィールドのそれぞれのラインを並べ替えて反転させたうえで、偶数フィールドと奇数フィールドをそっくり入れ換えれば、こうした問題は回避される。しかしながら、フィールドメモリ110による処理は、フィールド単位に行われるものであり、フィールド内のデータの入れ替えはできても、フレームを単位としてフィールドを相互に入れ換えることはできない。
【0021】
このように、フィールドメモリ110による画像処理では、容量が小さいことによって数々の不都合が生じることがわかっている。そのため、実用化するには、反転出力された画像がギザギザになるなどの不都合を回避する制御上の工夫が必要となっていた。
【0022】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、メモリ容量が小さくて済む実用可能な画像処理装置、および容量が小さなメモリを用いながらも適正な画像処理を可能とする画像処理方法、並びに、これら画像処理装置および画像処理方法を適用した画像表示装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置および本発明の画像表示装置は、第1および第2のフィールドによって1画面が形成されるように構成された画像データを、フィールド単位で記憶する記憶手段と、各フィールドごとに、各水平走査線に対応するラインデータを画面垂直方向における第1の方向に沿って記憶手段に順次書き込む書込動作と共に、書き込まれたラインデータを第1の方向とは逆の第2の方向に沿って記憶手段から順次読み出す読出動作を行うことにより、1画面の画像の上下を反転させる反転制御手段とを備え、この反転制御手段が、上下が反転した1画面において第1および第2のフィールド間でラインデータの配列順が整合するように、第1のフィールドにおけるラインデータの読出動作と、第2のフィールドにおけるラインデータの読出動作とを、互いに1ライン分ずらして実行することにより、上下方向に連続した反転画像が得られるようにしたものである。
【0024】
また、本発明の画像処理方法は、第1および第2のフィールドによって1画面が形成されるように構成された画像データを、フィールド単位で記憶する記憶手段を設け、各フィールドごとに、各水平走査線に対応するラインデータを画面垂直方向における第1の方向に沿って記憶手段に順次書き込む書込動作と共に、書き込まれたラインデータを第1の方向とは逆の第2の方向に沿って記憶手段から順次読み出す読出動作を行うことにより、1画面の画像の上下を反転させる際に、上下が反転した1画面において第1および第2のフィールド間でラインデータの配列順が整合するように、この画面を形成する第1のフィールドにおけるラインデータの読出動作と、第2のフィールドにおけるラインデータの読出動作とを、互いに1ライン分ずらして実行することにより、上下方向に連続した反転画像が得られるようにするものである。
【0025】
本発明の画像処理装置、本発明の画像処理方法、並びに本発明の画像表示装置では、画像データを単一フィールドごとに記憶する記憶手段が用いられ、その各記憶領域に、1アクセスサイクル内にラインデータの読み出しと書き込みの両方を行うようにすることで、リアルタイム処理が実現される。その際、記憶手段におけるラインデータの読み出し順序および書き込み順序を、画面垂直方向に沿った昇順または降順とすることによって、所望の画面における画像が反転するように制御されている。さらに、画像を反転させる画面については、第1または第2のフィールドの一方に対する画像データを記憶手段から読み出すタイミングを、1ラインデータ分だけずらすように制御がなされ、第1および第2のフィールド間でラインの順番が整合するようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
<処理の概要>
具体的な説明の前に、本発明に係る画像処理の基本的方法について図1を参照して説明する。これは、(A)に示した画像を表示させるデータに、反転処理を施すと共に、そのODDフィールドのラインデータOd(1),…,Od(4)の位置を1ライン分ずつ画面上方向にずらすというものである。つまり、単に反転処理を施すだけでは、前述のように表示画像は乱れた状態となるが(図22(B))、ラインデータの位置を、Od(1)→Od(2)、Od(2)→Od(3)、Od(3)→Od(4)とずらすようにして入れ換える。その結果、(B)のように、画面におけるラインの並び順が矯正され、上下方向に連続した反転画像が得られる。
【0028】
この操作により、本来であれば反転後の先頭ライン(画面最上部に描画されるライン)のデータであるラインデータOd(4)は、使用されないことになる。また、本来ならば反転後は最終ラインを描画するはずのラインデータOd(1)が移動し、最終ラインは空き領域となるので、そこを、例えば黒表示で埋めるようにしている。なお、最終ラインをどのような表示にするかについては、いろいろな手法をとることができる。黒以外の色、白や青などの表示に際して目立たないような色を表示させてもよいし、あるいは最終ラインと隣接するラインのラインデータEv(1)を表示させるなど、他のデータを出力させるような処理も考えられる。
【0029】
<具体的な実施の形態>
図2は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の要部を示した構成図である。この画像処理装置は、例えば、ビデオカメラに一体的に組み込まれ、取得した撮像データに各種の処理を施し、表示用の画像データに加工するものである。そのうち、画像を上下反転したり回転したりする処理は、フィールドメモリ10、およびラインメモリ21,22で行われる。なお、以下に説明する実施の形態では、フィールドメモリ10に入力する入力画像データDIは、NTSC信号とし、そのODD(奇数)フィールド,偶数(EVEN)フィールドのラインデータを、当初の並びにより画面の上側からそれぞれ、ラインデータOd(1),Od(2),…,Od(243)、ラインデータEv(1),Ev(2),…,Ev(243)とする(例えば図3、4を参照)。
【0030】
メインコントローラ1は、この画像処理装置全体の動作を制御するためのものであり、ここでは、外部入力される画像の反転、回転などの命令に応じ、制御信号bk_lineを生成出力するようになっている。
【0031】
フィールドメモリ10は、入力画像データDIを1フィールド単位で記憶するメモリであり、1フィールド分のラインデータ(Od(1),…,Od(243)、またはEv(1),…,Ev(243))のそれぞれが指定された1つのメモリ領域に蓄積されるようになっている。したがって、フィールドメモリ10は、少なくとも1フィールドの有効ライン数である243のメモリ領域を必要としている。ここでは、後述の処理のために多少の余裕をもたせる意味で、図示のように292の領域が用意されている。それでも、従来用いられてきたフレームメモリに比べれば、メモリ容量はほぼ半減したものとなっている。また、フィールドメモリ10に対しては、各メモリ領域における蓄積データの読み出しと、それに続くデータの新たな書き込みとを、1アクセスサイクルの間に行なう(「読出・上書き」を行う)ように制御がなされる。このため、フィールドメモリ10は、具体的にはDRAMで構成されている。
【0032】
ラインカウンタ11は、アクセスサイクルに同期してライン数line_cntをカウントし、アドレス値adrの基礎として加減算回路14に入力するようになっている。ここで、ラインカウンタ11は、制御信号bk_lineの制御を受け、bk_line=0の場合には1,2,…と昇順にカウントし、bk_line=1であれば292,291,…と降順にカウントするようになっている。
【0033】
フレームカウンタ12は、ラインカウンタ11の出力line_cntを補正するために、加減算回路14に制御信号fra_cntを出力するものである。具体的には、ODDフィールドの有効データ先頭において(フレームごとに)カウントを行い、bk_line=0のときには「+1」、bk_line=1のときには「−1」を加算し、制御信号fra_cntとして生成出力する。
【0034】
フレームカウンタ補正回路13は、後述するように、フレームカウンタ12の動作を止める場合などにおいて、制御信号fra_cntの代わりにアドレスを補正する補正値fra_cnt_adjを加減算回路14に出力するものである。
【0035】
加減算回路14は、ラインカウンタ11からの入力値line_cntを、フレームカウンタ12またはフレームカウンタ補正回路13からの入力値(fra_cnt,fra_cnt_adj)により加減し、次に動作を行うメモリ領域のアドレス値adrとして早読みアドレス制御回路15に出力するようになっている。
【0036】
早読みアドレス制御回路15は、アドレス値adrの入力を受けて、フィールドメモリ10にて行う読出・上書き動作全般を制御するようになっている。なお、こうした基本的な制御に加え、早読みアドレス制御回路15は、アドレス値adrを後述の“早読み”に合わせたタイミングでフィールドメモリ10に出力する、早読み処理のためのタイミング制御をも行うようになっている。
【0037】
ラインメモリ21,22は、画像を回転させる場合に、上下反転に加えて左右を反転させねばならないため、ラインデータ内のデータを水平方向に入れ換えるのに利用される。ここでは、リアルタイム処理のためにラインメモリは2つ用意され、一方への書込と他方からの読出を同時に行い、読出・書込動作を1ラインごとに交互に切り換えて行うようになっている。このようなラインメモリ21,22には、具体的にはSRAMが用いられる。
【0038】
ラインメモリ制御回路23は、ラインメモリ21,22の双方における読み出し/書き込み動作のタイミングを連動させて制御すると共に、入力される制御信号bk_lineに基づいて、水平方向のデータ入れ替えのためのアドレス制御も行うようになっている。
【0039】
最終ライン処理回路31は、〈処理の概要〉にて上述したように、反転処理後は最終ラインを描画するはずのラインデータOd(1)が移動するため、その空いたデータ位置に、例えば、黒を表示させるデータを入れる処理を行うようになっている。
【0040】
次に、この画像処理回路の動作について説明する。
【0041】
フィールドメモリ10は、画像の上下を反転させるため、各フィールドごとにラインデータOd,Evの列を垂直方向に入れ換えるのに利用される。すなわち、垂直方向のデータ入れ換えは、フィールドメモリ10に入力画像データDIを一旦入力し、ラインデータOd,Evを単位として逆の順序で読み出すことで行われる。このときの読出順序は、制御信号bk_lineによって制御される。bk_line=0であれば、ラインカウンタ11が、1,2,…と昇順にline_cnt値を出力するために、アドレスが小さい方から順方向に読出・上書きが行われる。bk_line=1であれば、ラインカウンタ11が、292,291,…と降順にline_cnt値を出力するために、アドレスが大きい方から逆方向に読出・上書きが行われる。
【0042】
図3〜図5は、こうしたフィールドメモリ10での処理に伴って画像データの順番が入れ代わる様子を表したものである。各図は、アクセスサイクル(T)の周期tによって時系列的に区分され、順に経過をたどったものとなっている。
【0043】
T=t(図3)では、フィールドメモリ10に、まず1フレームのうちODDフィールドのデータを書き込む。このとき、bk_line=0とすると、ラインデータOd(1),Od(2),…,Od(243)は、この順に、アドレス値adrで指定されたメモリ領域1,2,…,243に書き込まれる。
【0044】
そうなると、次のT=2t(図4)ではbk_line=1とされ、フィールドメモリ10のメモリ領域から、アドレス値adrで指定されたとおり逆方向にデータを読み出す。さらに、本実施の形態では、このときラインデータOd(243)から読み出さずに、ひとつ上のラインデータOd(242)を先頭にして読み出すようにアドレス値adrを制御する。すなわち、アドレス値adrは、242,241,…となる。これにより、ODDフィールドでは、画像データDI1として出力されるデータは、画面上で反転したうえ、1ライン上の表示位置がずれたものとなる。
【0045】
ただし、このままでは、読み出されるラインデータOdが1つ減ることからもわかるように、画面上の最終ラインに対応するラインデータOdが足りないことになる。そこで、ここでは、最終ライン処理回路31にて、ラインデータOd(1)の後に黒表示用のデータBを1ライン分用意する。
【0046】
また、上記ODDフィールドのデータ読み出し時には、ラインごとに行う読出・上書きによって、これに続くEVENフィールドデータを書き込む。指定アドレス値adrは降順に設定されることから(bk_line=1)、EVENフィールドのラインデータEv(1),Ev(2),…は、反転した状態でメモリに書き込まれる(図4)。
【0047】
さらに、T=3t(図5)では、bk_line=0とされ、フィールドメモリ10のメモリ領域をアドレス値adrで指定されたとおり順方向に読み出す。これにより、EVENフィールドでは、画像データDI1として出力されるデータは、単に画面上で反転したものとなる。なお、このときには、フィールドメモリ10には、次のフレームのODDフィールドデータが順方向に書き込まれる。
【0048】
このように反転処理が施された出力画像データDOでは、ODD,EVEN両フィールドを画面上で重ねあわせると図5のようになり、当初の入力画像データDI(図3)を反転させた画像を適正に表示できるように、データの並び替えが行われたことがわかる。
【0049】
〔比較例〕
図6〜図8は、本実施の形態の比較例に係る画像処理の様子を表している。図6〜図8のそれぞれは、上記図3〜図5に対応している。この場合には、T=2t(図7)におけるODDフィールドのデータ読み出しが、ラインデータOd(243)を先頭にしてラインデータOd(243),Od(242) ,…,Od(2),Od(1)の順に行われる点で、実施の形態とは異なっている。EVENフィールドに対する書き込み/読み出しは、同様に行われる。
【0050】
その結果、ODDフィールドにおける画像データDI1出力は、単に画面上で反転したものとなり、EVENフィールドと重ね合わせた際には、ラインの位置関係がずれて整合しないギザギザの画面(図22参照)を表示することになる。
【0051】
<制御の詳細>
ふたたび、実施の形態の説明に戻る。以下では、上記のような反転処理における処理回路の制御動作について、詳細に説明する。
【0052】
図9は、本実施の形態における反転処理の際のデータの推移を表すタイミングチャートである。フィールドメモリ10では、アドレス値adrで指定されたメモリ領域に入力画像データDIを書き込むが、その前に、このメモリ領域に1つ前のアクセスサイクルで書き込んだフィールドデータを読み出す。ここでは、最初に書き込んだODDフィールドデータを読み出す際に(経路4)、ラインごとに行う読出・上書きによって、これに続くEVENフィールドのデータを書き込んでいる。図9には、制御信号bk_lineの値がアクセスサイクルの度に反転し、画像を反転した状態で表示し続ける場合を示している。なお、ここでの画像データDI,DI1,DOには、互いに隣接するフィールドの有効ラインデータ間に、垂直ブランキング期間に対応するイネーブル信号が挟まれている。
【0053】
また、ODDフィールドの読み出しに際しては、先頭データをひとつずらすと共に、ラインデータ数を合わせるように、アドレス値adrを1つ多くカウントし、実際はODDフィールドデータを書き込んでいないメモリ領域からの読み出しを行う。図9では、ODDフィールドのラインデータOd(1),Od(2),…Od(242),Od(243)が、それぞれ、アドレスが4,5,6,…,244,245,246のメモリ領域に書き込まれ(経路4)、アドレスが245,244,243,…,5,4,3の順に、各メモリ領域から読み出しを行っている。つまり、ラインデータOd(242),Od(241),…,Od(2),Od(1)の順に読み出したのち、アドレスが3のメモリ領域からも読み出している。
【0054】
このように、ODDフィールドからの読み出しを1ラインデータずらすようにすると、ODDフィールドの書き込み時と、EVENフィールドの書き込み時とでは、指定アドレスを1つずらしてカウントする必要がある。ここでは、こうしたアドレス制御を、フレームカウンタ補正回路13の制御信号fra_cnt_adjにより行う。制御信号fra_cnt_adjは、この場合はODDフィールドでのみ1となる信号である。fra_cnt_adj=1(ODDフィールド)のときには、指定アドレスに1の加減算を行い、fra_cnt_adj=0のときには、何もしない。加減算の制御は、加減算回路14が行う。すなわち、フィールドメモリ10にアドレスの昇順に読出・上書きを行う(制御信号bk_line=0)ならばfra_cnt_adj=1とし、ODDフィールドのアドレスに1を加算する。アドレスの降順に読出・上書きを行う(制御信号bk_line=1)ならばfra_cnt_adj=1とし、ODDフィールドのアドレスから1を引くようにする。
【0055】
さらに、EVENフィールドの読み出し/次のODDフィールドの書き込みの際には、指定アドレスは、先のODDフィールドより1つずれた、EVENフィールドデータの書き込み領域のアドレスに合わせなければならない。したがって、制御信号fra_cnt_adjによって各フレームのODDフィールド,EVENフィールド間でアドレスが1つずれるだけでなく、先のフレームのEVENフィールドと、次のフレームのODDフィールドのアドレスを一致させる必要がある。そこで、ここでは、フレームカウンタ12の制御信号fra_cntが、フレームごとにアドレス値adrを増減するようになっている。
【0056】
すなわち、フィールドメモリ10にアドレスの昇順に読出・上書きを行う(制御信号bk_line=0)ならば、fra_cntはフレームごとに1ずつカウントダウンされ、アドレス値adrを減少させる。アドレスの降順に読出・上書きを行う(制御信号bk_line=1)場合は、上記とは逆に、fra_cntはフレームごとに1ずつカウントアップされ、アドレス値adrを増加させる。
【0057】
このような反転処理がなされた出力画像データDI1は、ラインメモリ21,22において、必要とあればラインデータの左右反転処理を施され、その後、最終ライン処理回路31に入力される。最終ライン処理回路31では、ODDフィールドデータのうち、ラインデータOd(1)に続くデータ(先に、フィールドメモリ10のアドレスが3のメモリ領域から読み出したデータ)の位置に、黒表示のためのデータが書き込まれ、出力画像データDOとして出力される。
【0058】
出力画像データDOでは、図1または図5のように、画面上では最終ラインは黒になるが、画像データの並び順は正しく、反転画像が適正に表示される。
【0059】
ただし、図9からわかるように、NTSC信号を扱う場合には、このままでは不都合が生じる。入力画像データDIにおいては、ODDフィールドの有効データ後の垂直ブランキング期間は19ライン、EVENフィールドの有効データ後の垂直ブランキング期間は20ラインである。しかし、画像データDI1としての出力時点では、垂直ブランキング期間のライン数は、ODDフィールドとEVENフィールドとで逆転してしまう。これは、フィールドデータを単位として読出・上書きを行うようにしたことと、ODDフィールドとEVENフィールドではデータ長が対称ではないことに起因する現象であり、この状態にあるデータでは、画像は適正に表示されない。そこで、さらに工夫を加え、垂直ブランキング期間のライン数を逆転せずに出力することを可能とする制御方法について、説明する。
【0060】
<早読み・遅読み>
図10は、上記制御動作に加えた制御動作について説明するためのタイミングチャートである。まず、ODDフィールドの有効データを逆方向に読み出す(経路5)。その際、先頭ラインとなるはずのラインデータOd(243)(アドレス値:244)を読みとばし、ラインデータOd(242)(アドレス値:243)を先頭にすえて読み出し始める。また、読出・上書きのアドレス値adrは、243から2までではなく、ラインカウンタ11の出力line_cntによって1までカウントされる。よって、アドレス値1のメモリ領域から読み出したデータ期間には、ゴミデータが入っている。なお、ODDフィールドの読み出しに伴い、次のEVENフィールドのラインデータEv(1),…,Ev(243)が、アドレス値243,242,…,2,1の領域に書き込まれる。
【0061】
(早読み)
このODDフィールドのデータ読み出しの後、ここでは、書き込んだばかりのEVENフィールドデータのうち、読み出し時には先頭となるラインデータEv(243) (アドレス値:1)を引き続き、読み出す(経路6)。本実施の形態では、このように垂直ブランキング期間を飛び越して、先のフィールドに後のフィールドのデータを付ける操作を“早読み”という。“早読み”のためのタイミング制御は、早読みアドレス処理回路15にて行われる。早読みアドレス処理回路15は、入力されるアドレス値adrを、早読みに合わせたタイミングでフィールドメモリ10に出力して動作制御を行う。
【0062】
その結果、画像データDI1のうち、ODDフィールドのデータ出力は、通常より1ライン多い244ラインとなる。さらに、次のEVENフィールドデータの出力タイミングを従来通りに制御すると、その間のブランキングデータは1ライン分短くなる。これにより、ODDフィールド直後の垂直ブランキング期間は入力時と同じ19ラインに調整される。また、EVENフィールドデータとしての出力は、逆に1ライン減って242ラインとなる。そのため、その後の垂直ブランキング期間は1ライン分長くなり、入力時と同じ20ラインとなる。
【0063】
NTSC信号では、ODDフィールドの後のブランキング期間(19ライン)の方が、EVENフィールドの後のブランキング期間(20ライン)よりも長いので、以上のように、その差分に応じた量のデータを、EVENフィールドからODDフィールドに移動させることで、これら2つのフィールドに対応した2つの垂直ブランキング期間を同時に調整することができる。
【0064】
ところで、“早読み”により、EVENフィールドの読み出しはラインデータEv(242)(アドレス値:2)から始まることから、ここでは、フレームカウンタ12における制御信号fra_cntのカウントを止める必要がある。ただし、1ライン分のデータシフトを行うために、ODDフィールドでのみアドレス値に1を足すように制御する制御信号fra_cnt_adjはそのままにしておく。
【0065】
(遅読み)
さらに、早読みしたラインデータEv(243)(アドレス値:1)は、垂直ブランキング期間の調整後は、元のEVENフィールドに戻さなければならない。ここでは、この処理をラインメモリ21,22を利用して行う。すなわち、ラインメモリ21,22に対し、画像データDI1はそのまま書き込むが、ODDフィールドデータとしての読み出しは243ライン分しか行わないようにし、早読みしたラインデータEv(243)(アドレス値:1)は読出タイミングを遅らせて、本来のフィールドであるEVENフィールドデータの先頭につけて読み出す(経路7)。本実施の形態では、このように、“早読み”後に、垂直ブランキング期間を飛び越し、先のフィールドのデータを後のフィールドに付ける操作を“遅読み”という。“遅読み”のためのタイミング制御は、ラインメモリ制御回路23にて行われる。
【0066】
こうして、画像反転処理がなされると共に、垂直ブランキング期間が調整された画像データDO1が出力される。
【0067】
画像データDO1は、さらに、最終ライン処理回路31に入力される。そこでは、ODDフィールドの最終ラインデータ(先に入れたゴミデータ)を、黒表示用のラインデータBに書き換える処理が施される。処理後、データは、出力画像データDOとして最終出力される。
【0068】
以上のようにすれば、フィールドメモリ10による画像反転(あるいは回転)処理時に、(1)ODDフィールドを1ラインずらし、その最終ラインを黒出力させるようなデータ処理と、(2)垂直ブランキング期間調整のための“早読み,遅読み”を、同時平行的に行うことができる。
【0069】
このように本実施の形態では、フィールドメモリ10を用いた画像反転(ないし回転)処理において、ODDフィールドを1ラインずらすようなデータ処理を併せて行うようにしたので、出力画像データDOをモニタ表示するときには、各ラインの並び順が相対的に整合する。よって、ラインデータの配列がODDフィールドとEVENフィールドとで入れ違いになることが原因で、画像がギザギザになることを、防止できるようになる。
【0070】
さらに、これらの処理と併せて、ラインデータEvの“早読み”,“遅読み”を行うようにしたので、出力画像データDOでは、有効データの配列が正しく、また垂直ブランキング期間の長さがODDフィールドとEVENフィールドとで逆転していないものとなるため、画像を適正に表示することができる。
【0071】
また、上記処理に際し、フィールドメモリ10における読出・上書きのアドレス制御を制御信号fra_cnt, fra_cnt_adjにより行い、ラインデータOdをずらしたり、ラインデータEvを“早読み”したりするようにしたので、画像反転処理に伴って、ライン配列を1ラインずらすようなデータ処理と、垂直ブランキング期間調整のための処理とを、同時平行的に行うことができる。このような制御により、フィールドメモリ10を用いる画像処理が実質的に可能となる。
【0072】
〔変形例〕
実施の形態では、NTSC信号の場合の処理について説明したが、PAL信号についても図2と同様に構成された回路で、ほぼ同様の制御により処理を行うことができる。PAL信号は、1水平走査ごとに色副搬送波の位相を強制的に反転させる点でNTSC信号とは異なるが、それ以外の信号伝送方式は、ほぼ同様である。表1に示したように、ここで留意すべきPAL信号とNTSC信号の違いは、ODDフィールド,EVENフィールドの各ラインが占める画面上の位置が逆である点、および、1フィールド分の有効ライン数、垂直ブランキング期間のライン数である。よって、制御タイミングに変更を加えたり、メモリ領域を増設したりするだけで、NTSC信号と同様にして処理が可能であることがわかる。
【0073】
【表1】
Figure 0004461722
【0074】
図11は、PAL信号における基本的な処理動作を表しており、NTSC信号における図9に対応している。上述のように、PALでは、ODDフィールド,EVENフィールドの合わせ込み方が、NTSCとは反対となる(PALでは、先頭ラインはODDフィールド、最終ラインはEVENフィールドとなるようにラインデータを互い違いに入れ込むが、NTSCでは、ODDとEVENが反対)。そのため、図1のような画像を得るには、EVENフィールドのデータの方を1ライン分ずらすようにする。
【0075】
この動作実現のため、NTSCの場合に対し、以下の2点において変更を行う必要がある。1点目は、フレームカウンタ補正回路13の動作を変更することである。すなわち、ラインデータの配列をずらす処理は、NTSCではODDフィールドデータを対象としていたが、PALの場合はEVENフィールドデータを対象としなければならない。そこで、フレームカウンタ補正回路13の制御信号fra_cnt_adjは、上下反転を行う場合にのみEVENフィールド領域で1が立ち、なおかつ、その場合に加減算回路14においてline_cntの値から1を引くものとされる。
【0076】
これにより、入力画像データDIは、フィールドメモリ10から読み出される際に、EVENフィールドのデータのみ画面上側に1ライン分ずらすことができる。具体的には、それぞれ、アドレス値288,287,…2,1の領域に書き込まれたラインデータEv(1),Ev(2),…,Ev(287),Ev(288)は、逆方向読み出しにより、先頭にくるはずのラインデータEv(288)(アドレス値:1)をとばして、ラインデータEv(287),…,Ev(2),Ev(1)の順に読み出される(経路8)。さらに、実施の形態と同様に、その直後にゴミデータを読み出し、最終ライン処理回路31にて、この位置に黒表示用データを書き込むようにする。
【0077】
2点目は、黒出力するラインがODDフィールドの最終ラインではなく、EVENフィールドの最終ラインとなったことで、最終ライン処理回路31における処理対象データを変更することである。
【0078】
図12は、PAL信号における“早読み”処理を加えた場合の処理動作を表し、NTSC信号における図10に対応している。表1に示したように、NTSCでは、EVEN有効データ後の垂直方向ブランキングのライン数(20ライン)の方が、ODD有効データ後の垂直方向ブランキングのライン数(19ライン)より1ライン多かったが、PALでは、これと反対に、ODD有効データ後の垂直方向ブランキングのライン数(25ライン)の方が、EVEN有効データ後の垂直方向ブランキングのライン数(24ライン)より1ライン多い。そのため、“早読み”の領域が、NTSCではEVENフィールドデータ後の垂直ブランキング期間に対応しているのに対し、PALではODDフィールドデータ後の垂直ブランキング期間に対応していることである(経路9)。なお、“早読み”の際のアドレス制御は、NTSCと同様である。
【0079】
〔応用例〕
上記実施の形態または変形例に説明した画像処理装置は、例えば図13に示したような画像表示装置に適用される。同図(A)は、画像表示装置100の概略構成を表している。画像表示装置100は、具体的には監視用ビデオカメラなどであり、画像処理装置101の他、撮像部102,信号処理部103A、および表示部104を備えている。
【0080】
画像表示装置100では、撮像部102で撮像し、得られた撮像信号は、信号処理部103Aに入力される。信号処理部103Aでは、撮像信号はA/D変換,ノンインターレス−インターレス変換等の処理を施され、入力画像データDIとして出力される。入力画像データDIは、画像処理装置101に入力されて、前述のような処理の後に出力画像データDOとして表示部104に出力される。なお、画像処理装置101には、制御信号bk_lineが外部入力される(実施の形態で説明したような、その他の制御信号は画像処理装置101の内部で生成され、動作制御に用いられる)。こうして、表示部104では、インターレス信号(出力画像データDO)による画像表示が行われる。
【0081】
図13(B)に示した画像表示装置200は、例えばテレビジョン受像機などであり、インターレス信号である入力信号SV(テレビジョン信号)による画像表示を行うものである。画像表示装置200は、画像処理装置101の他、信号処理部103B,表示部104を備えている。この場合には、入力信号SVは、信号処理部103BにてA/D変換等の処理を施され、入力画像データDIとして出力される。入力画像データDIは、画像処理装置101による処理の後、出力画像データDOとして表示部104に出力され、ここで画像表示が行われる。
【0082】
このように、画像表示装置100,200は、実施の形態または変形例に説明した作用・構成をもつ画像処理装置101を備えることにより、フィールドメモリによる画像処理を実現することができる。しかも、その処理によれば、適正に表示可能な反転画像を得ることができる。また、フィールドメモリを用いるために、従来に比してメモリ容量が大幅に減少したものとなる。
【0083】
なお、本発明は、上記の実施の形態および変形例、応用例に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、本発明に係る画像処理のための具体的な制御は、実施の形態において説明した制御に限定されない。実施の形態では、ODDフィールドのラインデータOdを1ライン分ずらすのに、制御信号fra_cntと制御信号fra_cnt_adjによるアドレス補正を行うようにしている(図9参照)。これに対し、例えば、フレームカウンタ補正回路13(制御信号fra_cnt_adj)を使用せずに、フレームカウンタ12(制御信号fra_cnt)のみを使用するようにしても、同様の制御を行うことができる。この場合の制御信号fra_cntは、実施の形態とは異なり、EVENフィールドに入る直前に、その時点でのbk_lineの値に応じてカウント動作を行うものとし、bk_line=0のとき1ずつカウントアップし、bk_line=1のとき1ずつカウントダウンするように定める。ただし、そのうえに“早読み”を行うようにしたり、静止画表示のためのメモリライトマスク動作を可能としたりする場合には、やはり制御信号fra_cnt_adjによる補正が必要になり、すべての動作に統一して対応することが難しくなる。そうした意味では、実施の形態にて説明した画像処理装置は、フィールドデータのデータ配列を、画面垂直方向に自在に変える制御が可能な構成となっており、静止画像処理など、他の画像データ処理にも応用することができるという利点を持つ。
【0084】
なお、以上の制御処理は具体例であって、本発明における画像処理、および、これに伴うアドレス値補正については、実際に実現可能でありさえすればよく、実現回路の構成はどのようなものであっても構わない。
【0085】
また、上記実施の形態では、最終ラインを黒表示させる例について説明したが、前述のように、黒以外の色(白、青など)を表示させたり、他のラインデータを表示させるようにしてもよい。さらにいえば、本発明は、ラインデータの配列を調整することによって、画像全体のギザギザが解消できればよく、最終ラインの処理を含むそれ以外の処理については、特に限定しない。
【0086】
さらに、上記実施の形態では、“早読み”データを、フィールドデータの先頭から直前のフィールドの最後尾へ移動させ、垂直ブランキング期間の長さをその両端で調整するようにしたが、本発明において“早読み”されるデータは、2つの垂直ブランキング期間の差分に応じたデータ量があればよく、所定フィールド内のどのデータであっても構わない。また、その移動先も、メモリへの書き込み前には直後に位置する垂直ブランキング期間の内にあればよく、必ずしも、この垂直ブランキング期間の先頭にて読み出される必要はない。
【0087】
実施の形態では、ラインメモリ21,22をSRAMで構成するようにしたが、ラインメモリもまたDRAMを用い、1つのメモリとすることが可能である。さらに、実施の形態では、ラインメモリ21,22からの読出を利用して“遅読み”を実現するようにしたが、“遅読み”は、その他の手段、例えば別途設けたメモリへの書き込み/読み出しによって実現するようにしても構わない。つまり、“早読み”を行う場合には、何らかの具体的手段によって“遅読み”を実現し、適正なデータ配列に調整する必要があるが、それ以外のフィールドメモリ前後の処理については、特に限定しない。
【0088】
なお、上記実施の形態では、NTSC信号もしくはPAL信号に対する処理について説明したが、例えばフィールドデータ,垂直ブランキング期間の各ライン数がこれらとは異なった画像信号であっても、ライン数に応じた動作変更により本発明を適用することができる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像処理装置および本発明の画像処理方法、並びに本発明の画像表示装置によれば、第1および第2のフィールドによって1画面が形成されるように構成された画像データを、フィールド単位で記憶する記憶手段を設け、各フィールドごとに、各水平走査線に対応するラインデータを画面垂直方向における第1の方向に沿って記憶手段に順次書き込む書込動作と共に、書き込まれたラインデータを第1の方向とは逆の第2の方向に沿って記憶手段から順次読み出す読出動作を行うことにより、1画面の画像の上下を反転させる際に、この画面を形成する第1のフィールドにおけるラインデータの読出動作と、第2のフィールドにおけるラインデータの読出動作とを、互いに1ライン分ずらして実行するようにしたので、画像を反転させる画面において、第1および第2のフィールド間でラインの配列順が整合するようになる。したがって、容量が小さいフィールドメモリによる処理においても、適正に表示可能な反転画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像処理の基本的方法を説明するための図であり、(A)が処理前、(B)が処理後のデータ配列と表示画像を表す。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の要部構成図である。
【図3】図2に示したフィールドメモリにおける時系列的な動作を説明するための図である。
【図4】図3に続く動作説明図である。
【図5】図4に続く動作説明図である。
【図6】図3に示したフィールドメモリの動作の比較例を説明するための図である。
【図7】図6に続く動作説明図である。
【図8】図7に続く動作説明図である。
【図9】図2に示した画像処理回路の基本動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】図2に示した画像処理回路のより詳細な制御動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】図9に示した処理動作の変形例を表すタイミングチャートである。
【図12】図10に示した処理動作の変形例を表すタイミングチャートである。
【図13】図1に示した画像処理装置を適用した画像表示装置の具体例を表す概略構成図である。
【図14】本発明の前提となる画像処理回路の基本構成を表す図である。
【図15】図14に示したフィールドメモリの概念的な構成図である。
【図16】図14に示した画像処理回路における動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図17】図14に示した画像処理回路におけるデータ反転制御について説明するための図である。
【図18】図14に示した画像処理回路におけるデータ反転制御について説明するための図である。
【図19】図14に示した画像処理回路におけるデータ反転制御について説明するための図である。
【図20】図14に示した画像処理回路におけるデータ反転制御について説明するための図である。
【図21】図14に示した画像処理回路のデータ反転処理による画像データの配列の入れ替わりを説明するための図であり、(A)が処理前、(B)が処理後のデータ配列を表す。
【図22】図21に示した画像データの配列の入れ替わりが、画像表示に及ぼす影響について説明するための図であり、(A)が処理前、(B)が処理後のデータ配列と表示画像を表す。
【符号の説明】
1…フィールドメモリ制御回路、10…フィールドメモリ、11…ラインカウンタ、12…フレームカウンタ、13…フレームカウンタ補正回路、14…加減算回路、15…早読みアドレス処理回路、21,22…ラインメモリ、23…ラインメモリ制御回路、100,200…画像表示装置、101…画像処理装置、102…撮像部、103A,103B…信号処理部、104…表示部、DI…入力画像データ、DI1…(フィールドメモリ10から出力された)画像データ、DO…出力画像データ、Od,Ev…ラインデータ、adr…アドレス値、bk_line,fra_cnt,fra_cnt _adj…制御信号。

Claims (23)

  1. 水平走査線を垂直方向に交互に振り分けてなる第1および第2のフィールドによって1画面が形成されるように構成された画像データを、フィールド単位で記憶する記憶手段と、
    各フィールドごとに、各水平走査線に対応するラインデータを画面垂直方向における第1の方向に沿って前記記憶手段に順次書き込む書込動作と共に、書き込まれたラインデータを前記第1の方向とは逆の第2の方向に沿って前記記憶手段から順次読み出す読出動作を行うことにより、前記1画面の画像の上下を反転させる反転制御手段と
    を備え、
    前記反転制御手段は、上下が反転した前記1画面において前記第1および第2のフィールド間で前記ラインデータの配列順が整合するように、前記第1のフィールドにおけるラインデータの読出動作と、前記第2のフィールドにおけるラインデータの読出動作とを、互いに1ライン分ずらして実行することにより、上下方向に連続した反転画像が得られるようにした
    像処理装置。
  2. 前記読み出しタイミングの制御によりラインデータがずれたフィールドの上端または下端の走査線による表示領域に、所定の表示をさせるために、この走査線に対応する1ラインデータ分のデータ領域に、所定のデータを補填するデータ補填回路を備え
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定のデータは、黒を表示させるデータであ
    求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定のデータは、白を表示させるデータであ
    求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定のデータは、青を表示させるデータであ
    求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記所定のデータとして、
    画像を反転させる画面において、データ補填対象となる走査線と隣接する走査線に対応するラインデータが補填され
    求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1および第2のフィールドのそれぞれの有効データの直後に、互いに長さの異なる第1および第2の垂直ブランキング期間が設けられており、
    前記反転制御手段は、
    前記第1または第2のフィールドのいずれかである所定フィールドにおいて、前記第1および第2の垂直ブランキング期間の差分に対応する量のラインデータを差分データとし、この差分データを、本来読み出されるタイミングよりも早いタイミングで前記記憶手段から読み出すと共に、前記記憶手段から読み出された差分データを前記所定フィールド内に戻すように制御を行
    求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記差分データは、前記記憶手段への書き込み前はその直後に位置していた垂直ブランキング期間の内に読み出されるように、読み出しタイミングが制御され
    求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記反転制御手段は、
    前記記憶手段より選択した記憶領域において、ラインデータを単位とする読出動作と書込動作とを1アクセスサイクル内に行うと共に、
    前記差分データの量に応じて、前記所定フィールドのラインデータの読み出しと同一のアクセスサイクル内に書き込まれる画像データの、前記記憶手段に対する書き込み領域を調整す
    求項7に記載の画像処理装置。
  10. さらに、第2の記憶手段が設けられており、
    前記反転制御手段は、前記差分データを、前記第2の記憶手段に書き込むと共に、本来読み出されるタイミングよりも遅いタイミングで読み出すように制御す
    求項7に記載の画像処理装置。
  11. 水平走査線を垂直方向に交互に振り分けてなる第1および第2のフィールドによって1 画面が形成されるように構成された画像データを、フィールド単位で記憶する記憶手段を設け、
    各フィールドごとに、各水平走査線に対応するラインデータを画面垂直方向における第1の方向に沿って前記記憶手段に順次書き込む書込動作と共に、書き込まれたラインデータを前記第1の方向とは逆の第2の方向に沿って前記記憶手段から順次読み出す読出動作を行うことにより、前記1画面の画像の上下を反転させる際に、
    上下が反転した前記1画面において前記第1および第2のフィールド間で前記ラインデータの配列順が整合するように、この画面を形成する前記第1のフィールドにおけるラインデータの読出動作と、前記第2のフィールドにおけるラインデータの読出動作とを、互いに1ライン分ずらして実行することにより、上下方向に連続した反転画像が得られるようにする
    像処理方法。
  12. 前記読み出しタイミングの制御によりラインデータがずれたフィールドの上端または下端の走査線に対応する、1ラインデータ分のデータ領域に、所定のデータを補填す
    求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記所定のデータとして、黒表示を行うデータを補填す
    求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記所定のデータとして、白表示を行うデータを補填す
    求項12に記載の画像処理方法。
  15. 前記所定のデータとして、青を表示させるデータを補填す
    求項12に記載の画像処理方法。
  16. 前記所定のデータとして、
    画像を反転させる画面において、データ補填対象となる走査線と隣接する走査線に対応するラインデータを補填す
    求項12に記載の画像処理方法。
  17. 前記第1および第2のフィールドのそれぞれの有効データの直後に、互いに長さの異なる第1および第2の垂直ブランキング期間が設けられている場合に、
    前記第1または第2のフィールドのいずれかである所定フィールドにおいて、前記第1および第2の垂直ブランキング期間の差分に対応する量のラインデータを差分データとし、この差分データを、本来読み出されるタイミングよりも早いタイミングで前記記憶手段から読み出すと共に、
    前記記憶手段から読み出された差分データを、前記所定フィールド内に戻
    求項11に記載の画像処理方法。
  18. 前記差分データを、前記記憶手段への書き込み前には直後に位置していた垂直ブランキング期間の内に読み出
    求項17に記載の画像処理方法。
  19. 前記記憶手段より選択した記憶領域において、ラインデータを単位とする読出動作と書込動作を1アクセスサイクル内に行うと共に、
    前記差分データの量に応じて、前記所定フィールドのラインデータの読み出しと同一のアクセスサイクル内に書き込まれる画像データの、前記記憶手段に対する書き込み領域を調整す
    求項17に記載の画像処理方法。
  20. 第2の記憶手段を設け、
    前記差分データを、前記第2の記憶手段に書き込むと共に、本来読み出されるタイミングよりも遅いタイミングで読み出して前記所定フィールド内に戻
    求項17に記載の画像処理方法。
  21. 水平走査線を垂直方向に交互に振り分けてなる第1および第2のフィールドによって1画面が形成されるように構成された画像データを、フィールド単位で記憶する記憶手段と、
    各フィールドごとに、各水平走査線に対応するラインデータを画面垂直方向における第1の方向に沿って前記記憶手段に順次書き込む書込動作と共に、書き込まれたラインデータを前記第1の方向とは逆の第2の方向に沿って前記記憶手段から順次読み出す読出動作を行うことにより、前記1画面の画像の上下を反転させる反転制御手段と
    を備え、
    前記反転制御手段は、上下が反転した前記1画面において前記第1および第2のフィールド間で前記ラインデータの配列順が整合するように、前記第1のフィールドにおけるラインデータの読出動作と、前記第2のフィールドにおけるラインデータの読出動作とを、互いに1ライン分ずらして実行することにより、上下方向に連続した反転画像が得られるようにした
    像表示装置。
  22. 前記読み出しタイミングの制御によりラインデータがずれたフィールドの上端または下端の走査線に対応する1ラインデータ分のデータ領域に、所定のデータを補填するデータ補填回路を備え
    求項21に記載の画像表示装置。
  23. 前記第1および第2のフィールドのそれぞれの有効データの直後に、互いに長さの異なる第1および第2の垂直ブランキング期間が設けられており、
    前記反転制御手段は、
    前記第1または第2のフィールドのいずれかである所定フィールドにおいて、前記第1および第2の垂直ブランキング期間の差分に対応する量のラインデータを差分データとし、この差分データを、本来読み出されるタイミングよりも早いタイミングで前記記憶手段から読み出すと共に、前記記憶手段から読み出された差分データを前記所定フィールド内に戻すように制御を行
    求項21に記載の画像表示装置。
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