JP4460652B2 - コンクリートブロックとコンクリートブロックの製造方法 - Google Patents
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Description
このコンクリートブロックは、以下のようにして製造される。骨材と、この骨材の接点を結合するバインダーとを混練りした空隙骨材ペーストを、型枠に所定の厚さに注入して、骨材の間に空隙を設ける。空隙骨材ペーストを充填した後、この上に即時脱型コンクリートを注入してプレス成形し、成形されたコンクリートブロックを型枠から脱型して製造する。即時脱型コンクリートは、骨材とセメントに水を混練りしたものである。この即時脱型コンクリートは、空隙骨材ペーストの上に打設して、空隙骨材ペーストの骨材の間に流入しないように、スランプ値を0〜2に調整したものである。
ただし、本明細書において、「生コンクリート」は、大きな骨材を含まないモルタルを含む広い意味に使用する。
(1) シリカとアルミナからなる無機粉体からNa型の人工ゼオライトを製造する工程無機粉体には、石炭火力発電所から廃棄物として多量に発生している石炭灰であるフライアッシュが使用できる。フライアッシュから、陽イオン吸着力の吸着担体である人工ゼオライトを製造する。フライアッシュを人工ゼオライトとするには、フライアッシュを、1Nの苛性ソーダ水溶液に数時間浸漬して攪拌する。苛性ソーダ水溶液の濃度は1N〜3Nである。その後、水洗、乾燥して、粉末状の人工ゼオライトとする。苛性ソーダ水溶液に浸漬されたフライアッシュは、SiとAlとがOを介して結合されたNa型の人工ゼオライトとなる。このようにして製造される人工ゼオライトは、SiとAlに4個のOが結合される。Siはプラスの4価、Alはプラスの3価であるので、Alの部分で電子が1個余剰になってこの部分がマイナスにチャージする吸着担体となる。Na型の人工ゼオライトは、Alのマイナスにチャージする部分に、プラスイオンである鉄、コバルト、マグネシウム等の金属イオンが結合できる。このようにして製造された人工ゼオライトは、陽イオン交換容量が約200meq/100gとなる。
(1) 最初に、主成分をシリカとアルミナとする無機粉末に水を添加して粒状に成形して無機粒とする。無機粒は骨材の大きさとする。
(2) 無機粒を焼結バインダーで空隙ができるように結合し、これを乾燥して焼成する。焼結バインダーは、低融点の無機質材を水で混練りしたものである。
(3) 焼成工程で、焼結バインダーが溶融されて無機粒を結合する。焼結バインダーが焼結する焼成温度で無機粒は溶融しないで粒状に保持される。焼結バインダーの融点を無機粒の融点よりも低くしているからである。
無機粒を焼結バインダーで焼結した多孔質成形体は、コンクリート製の多孔質成形体よりも中性に近く、小動物の生育と海草の生育に最適な環境となる。
(1) ブロック本体2を成形する成形型4に多孔質成形体1を仮り止めして固定する。図3と図4は、多孔質成形体1の上端を仮止具6で連結して定位置に仮止めしている。この仮止具6は、各々の多孔質成形体1の上端に連結される連結アーム7を互いに連結したもので、連結アーム7の先端には、筒状多孔質成形体1に挿入して連結する連結部7Aを設けている。連結部7Aは、筒状多孔質成形体1の貫通孔5に挿入されるロッドとしている。この仮止具6は、複数の多孔質成形体1を連結して、倒れないように、また位置ずれしないように、成形型4の定位置に仮止めする。この仮止具6を使用すると、成形型4には多孔質成形体1を仮止めする機構を設ける必要がない。このため、従来の成形型4を使用して多孔質成形体1を定位置に埋設できる。
生コンクリート8は、多孔質成形体1の上端と同一面まで充填され、あるいは多孔質成形体1の上端よりも低いレベルに充填される。多孔質成形体1の上端を、ブロック本体2から外部に表出させるためである。
2…ブロック本体
3…可撓性シート
4…成形型
5…貫通孔
6…仮止具
7…連結アーム 7A…連結部
8…生コンクリート
Claims (8)
- 無数の空隙のある多孔質成形体(1)が、表面の一部を外部に表出する状態でコンクリート製のブロック本体(2)に埋設されているコンクリートブロックであって、
多孔質成形体(1)とブロック本体(2)との境界に、ブロック本体(2)に押圧されて、多孔質成形体(1)の空隙に侵入するように変形できる可撓性シート(3)を配設してなることを特徴とするコンクリートブロック。 - 可撓性シート(3)がプラスチックフィルムである請求項1に記載されるコンクリートブロック。
- 多孔質成形体(1)が、骨材をモルタルで多孔質な状態に結合している請求項1に記載されるコンクリートブロック。
- 多孔質成形体(1)がブロック本体(2)を貫通し、両端面を外部に表出させる状態でブロック本体(2)に埋設している請求項1に記載されるコンクリートブロック。
- 多孔質成形体(1)が筒状である請求項4に記載されるコンクリートブロック。
- 無数の空隙のある多孔質成形体(1)を製作する製造工程と、多孔質成形体(1)の表面を、ブロック本体(2)を成形する生コンクリートに押圧されて多孔質成形体(1)の空隙に侵入するように変形する可撓性シート(3)でカバーする被覆工程と、表面を可撓性シート(3)で被覆している多孔質成形体(1)を成形型(4)の定位置に仮止めする仮止工程と、多孔質成形体(1)を仮り止めしている成形型(4)に、多孔質成形体(1)の一部を外部に表出するように生コンクリートを打設する注入工程と、成形型(4)に注入された生コンクリートを形崩れしない状態で脱型する脱型工程とからなるコンクリートブロックの製造方法。
- 可撓性シート(3)にプラスチックフィルムを使用する請求項6に記載されるコンクリートブロックの製造方法。
- 多孔質成形体(1)がブロック本体(2)を貫通するように、多孔質成形体(1)を成形型(4)に仮止めして生コンクリートを注入する請求項6に記載されるコンクリートブロックの製造方法。
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