JP4460276B2 - 医療ガス監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、医療ガス監視システムに関する。
たとえば病院などには、酸素(O)ガス、麻酔用の笑気(NO)ガス、窒素(N)ガス、空気などの医療に用いられる医療ガスを供給するシステムが設けられている。医療ガスは、治療、手術などの医療に用いられるので、人命に関わり、残量不足または設備故障などの管理不備による不測の事態に起因して、供給を断絶させることがあってはならないことである。したがって、医療ガスの供給システムには、通常医療ガスの供給を断絶させることがないように、監視するシステムが設けられている。
医療ガスの供給を断絶させることがないように監視するシステムの従来技術の一つに、医療ガスのガス送り通路に設けた遮断弁の開閉・正常・異常・作業中の状態を集約して表示させて監視し、異常に対応できるようにした監視装置が提案されている(特許文献1参照)。
図7は、従来技術の監視装置1の構成を示す概略図である。図7に示す従来技術の監視装置は、医療用ガスの遮断弁の開閉監視装置1である。図7を参照して特許文献1に開示される開閉監視装置1について説明する。開閉監視装置1は、医療用ガスの送り管9に設けられる遮断弁10の開閉・正常・異常・作業中の状態を集約して表示させて監視する。遮断弁10には開閉検知器8が設けられ、開閉検知器8による遮断弁10の状態に関する検出出力が、インターフェイス7を介して中央処理装置4(略称CPU)に入力される。CPU4には、ROM5、RAM6、入力部3および表示部2が接続されている。CPU4に入力された開閉検知器8による検出信号は、信号処理され、表示部2の動作指示信号として出力されて表示部2に備わるランプを点灯または点滅させる。表示部2に備わるランプには、遮断弁10が正常状態にあることを示す正常ランプ、本来常時開放されているべき遮断弁10が閉じられている警告状態にあることを示す警告ランプ、点検中であることを示す点検中ランプがあり、これらのいずれかが点灯または点滅されることによって、医療用ガスの遮断弁10の開閉状態が監視される。
しかしながら、特許文献1に提案される技術には、次のような問題がある。開閉監視装置1は、医療ガスの送り管9に設けられる遮断弁10の動作状態を監視することができるけれども、医療ガスの供給源における医療ガスの残量不足を監視することができず、また医療ガスの供給設備における動作異常の有無を監視することはできない。したがって、遮断弁10の動作異常に起因する医療ガスの供給断絶には対応することができるけれども、供給するべき医療ガスの残量不足、また医療ガス供給設備の動作異常に起因する医療ガスの供給断絶に対しては、対応をすることができないという問題がある。
また、近年、医療ガスの監視制御に、図7に示すCPU、ROM、RAMを一体化させたパーソナルコンピュータ(略称PC)が用いられるようになっている。PCは、処理速度および記憶容量が飛躍的に向上し、医療ガスの監視制御に好適に用いられる。しかしながら、PCの動作を制御するプログラム等が記憶される記憶手段であるハードディスクドライブ(略称HDD)は、監視制御のように24時間連続使用される過酷な環境では、1〜2年で寿命を迎えることが多々ある。HDDが寿命を迎え、監視制御手段であるPCが突然動作不能になると、医療ガスの供給状態を監視することができなくなるので、不測の事態を生じて医療ガスの供給断絶を発生させる恐れがある。
また、監視制御手段にPCが用いられるに及んで、医療ガスの供給における異常状態を、特許文献1に開示されるようなランプの点灯ないし点滅、または警報ブザーの鳴動以外に、PCに備わる表示部に異常の名称を表示するものがある。しかしながら、医療ガスの監視に係る従来技術では、異常名称が表示されるに留まっている。したがって、医療ガスの監視を行うユーザは、表示される異常名称に基づいて、別途備えられる取扱説明書によって異常内容を調べ、次に医療ガス納入に係る管理業者の電話番号などの連絡手段を調べて異常内容を連絡しなければならないという不便さがある。
また、従来の医療ガス監視装置では、発生した異常の名称をPCの表示部に表示するに際し、医療ガス監視装置のユーザにおいて発生する事態を的確に表現できていないことが多々あるにも関わらず、監視装置に予め準備される異常名称およびその他の情報を、ユーザサイドでユーザの使用態様に応じた情報に改変できないという問題がある。このことは、医療ガス供給システムにおいて発生している事態を、ユーザが正確に把握することを遅延させている。
実用新案登録第3058559号公報
本発明の目的は、医療ガス供給の監視において非監視状態が発生することを防止し、医療ガスの供給が断絶される事態を回避することのできる医療ガス監視システムを提供することである。
本発明は、医療に用いられるガスである医療ガスを供給する医療ガス供給手段における医療ガスの送気圧力を監視し、医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であるとき、該状態を報知する医療ガス監視システムにおいて、
医療ガス供給手段から送出される医療ガスの送気圧力を検出する圧力検出手段と、
所定の情報を記憶する記憶手段と、
医療ガスの送気圧力に係る予め定める値が記憶され、圧力検出手段による検出値が予め定める値以下であるか否かを判定し、該判定結果を出力する判定手段と、
医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第1監視制御手段と、
第1監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、記憶手段に記憶されている所定の情報を表示する第1表示手段と、
第1監視制御手段を動作させる動作指示信号を第1監視制御手段に入力する入力手段と、
医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第2監視制御手段と、
第2監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であることを表示する第2表示手段と
第1監視制御手段に設けられ、第1監視制御手段が動作中であることを示す動作検出信号を発信する発信手段と、
第2監視制御手段に設けられ、発信手段から発信される動作検出信号を受信する受信手段とを含むことを特徴とする医療ガス監視システムである。
また本発明は、医療に用いられるガスである医療ガスを供給する医療ガス供給手段における医療ガスの質量を監視し、医療ガスの質量が予め定める値以下であるとき、該状態を報知する医療ガス監視システムにおいて、
医療ガス供給手段に貯留される医療ガスの質量を検出する質量検出手段と、
所定の情報を記憶する記憶手段と
医療ガスの質量に係る予め定める値が記憶され、質量検出手段による検出値が予め定める値以下であるか否かを判定し、該判定結果を出力する判定手段と、
医療ガスの質量が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第1監視制御手段と、
第1監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、記憶手段に記憶されている所定の情報を表示する第1表示手段と、
第1監視制御手段を動作させる動作指示信号を第1監視制御手段に入力する入力手段と、
医療ガスの質量が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第2監視制御手段と、
第2監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、医療ガスの質量が予め定める値以下であることを表示する第2表示手段と
第1監視制御手段に設けられ、第1監視制御手段が動作中であることを示す動作検出信号を発信する発信手段と、
第2監視制御手段に設けられ、発信手段から発信される動作検出信号を受信する受信手段とを含むことを特徴とする医療ガス監視システムである。
また本発明は、医療に用いられるガスである医療ガスを供給する医療ガス供給手段の動作状態を監視し、医療ガス供給手段に動作異常があるとき、該動作異常を報知する医療ガス監視システムにおいて、
医療ガス供給手段における動作異常を検出する動作異常検出手段と、
所定の情報を記憶する記憶手段と、
医療ガスの動作異常に係る予め定める情報が記憶され、動作異常検出手段による検出出力が予め定める情報に一致するか否かを判定し、該判定結果を出力する判定手段と、
医療ガス供給手段の動作異常に係る検出出力が予め定める情報と一致するとき、監視制御信号を出力する第1監視制御手段と、
第1監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、記憶手段に記憶されている所定の情報を表示する第1表示手段と、
第1監視制御手段を動作させる動作指示信号を第1監視制御手段に入力する入力手段と、
医療ガス供給手段の動作異常に係る検出出力が予め定める情報と一致するとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第2監視制御手段と、
第2監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、医療ガス供給手段に動作異常があることを表示する第2表示手段と
第1監視制御手段に設けられ、第1監視制御手段が動作中であることを示す動作検出信号を発信する発信手段と、
第2監視制御手段に設けられ、発信手段から発信される動作検出信号を受信する受信手段とを含むことを特徴とする医療ガス監視システムである。
また本発明は、第1表示手段に表示される所定の情報には、
少なくとも第1監視制御信号に対応するようにして予め定められる対処方法に関する情報が含まれることを特徴とする。
また本発明は、記憶手段に記憶される所定の情報が、入力手段から情報を入力することによって、書換え可能であることを特徴とする。
また本発明は、入力手段が、第1表示手段上に設けられるタッチパネルであることを特徴とする。
本発明によれば、医療ガス供給システムは、第1監視制御手段と第2監視制御手段との、2つの監視制御手段を備えるので、両者を併用して医療ガス供給の監視をすることができる。このことによって、第1および第2監視制御手段のいずれか一方が動作異常を起こした場合であっても、残る他方によって医療ガス供給の監視を継続することができるので、異常事態の発生を把握し、その対処をすることによって医療ガス供給の断絶を回避することができる。
また本発明によれば、医療ガス監視システムに備わる2つの第1監視制御手段と第2監視制御手段とのうち、通常第1監視制御手段のみを医療ガス供給の監視に用い、第1監視制御手段が動作異常を起こした場合にのみ、監視動作切換手段による切換動作によって、第1監視制御手段の代替として第2監視制御手段を医療ガス供給の監視に用いることができる。このことによって、第1監視制御手段による医療ガス供給の監視が不能の場合、第2監視制御手段によって医療ガス供給の監視を行うことができるので、異常事態の発生を把握し、その対処をすることによって医療ガス供給の断絶を回避することができる。
また本発明によれば、第1表示手段に表示される所定の情報には、第1監視制御信号に対応するようにして予め定められる対処方法に関する情報が少なくとも含まれるので、ユーザは、表示される情報に従って異常事態等を解消する措置を容易にとることができる。
また本発明によれば、記憶手段に記憶される所定の情報が、入力手段から情報を入力することによって、書換え可能に構成される。このことによって、ユーザは、ユーザ独自の使用環境において発生する事態に応じた情報を、所定の情報として予め準備することができるので、該情報に基づいて異常事態等を迅速かつ正確に把握することが可能になる。したがって、ユーザは、医療ガスの供給が断絶することを、一層確実に回避することができる。
また本発明によれば、入力手段として、第1表示手段上にタッチパネルが設けられるので、たとえば対話方式で、第1監視制御手段を動作させることが可能になり、ユーザの利便性を高めることができる。
図1は、本発明の実施の一形態を示す医療ガス監視システム61の構成を概略的に示す図である。医療ガス監視システム61(以後、監視システムと略称する)は、Oガス、Nガス、空気等の医療ガスを、治療、手術などのために供給する医療ガス供給システム20に設けられ、医療ガスの供給状態を監視する。
まず本実施の形態で例示する医療ガス供給システム20は、医療ガス供給源として、定置式容器に液体Oを収容する定置式液体Oタンク21と、可搬式のボンベに液体Oを収容する2つの第1および第2液体Oボンベ22,23、同じく可搬式のボンベにNガスを収容する2つの第1および第2Nガスボンベ24,25と、空気を加圧して供給するコンプレッサ26と、空気を吸引する吸引ポンプ27とを備える。なお、図1に示す医療ガス供給システム20に備わる医療ガス供給源は、構成の一例を示すものであり、その他笑気(NO)ガス、コンプレッサ26の代わりにOとNとを混合して人工空気を製造する混合器などを、医療ガス供給源として備えることができる。
定置式液体Oタンク21、第1および第2液体Oボンベ22,23、第1および第2Nガスボンベ24,25、コンプレッサ26ならびに吸引ポンプ27は、それぞれ医療ガス供給手段である。
第1および第2液体Oボンベ22,23のガス排出口は、第1および第2接続配管28,29によって、それぞれ第1自動切換器30に接続される。第1自動切換器30は、第1液体Oボンベ22または第2液体Oボンベ23のいずれか一方からOガスが供給されるように自動で切換える。この第1自動切換器30によるOガス供給の切換えは、次のようにして行われる。
第1自動切換器30には、処理回路とメモリとを備える第1基板31(このような基板をここでは便宜上制御基板と呼ぶ)が設けられ、第1制御基板31には、第1液体Oボンベ22の質量を検出する質量検出手段である第1質量センサ32および第2液体Oボンベ23の質量を検出する質量検出手段である第2質量センサ33からの質量検出信号が入力される。第1制御基板31は、たとえば第1質量センサ32によって検出されるOガス供給中である第1液体Oボンベ22の質量と、質量に係る予め定められる値であり第1制御基板31に記憶されている閾値との差を演算処理し、第1液体Oボンベ22の質量が閾値以下であるか否かを判定する。したがって、第1制御基板31は、医療ガス供給手段における判定手段である。
第1制御基板31は、第1液体Oボンベ22の質量が閾値以下であるか否かの判定結果を、後述する第1および第2監視制御手段63,67に対して出力するとともに、第1自動切換器30に備わる不図示の流路切換バルブを動作させる指示信号として出力し、Oガスの供給を、第1液体Oボンベ22から第2液体Oボンベ23へ切換える。
第1自動切換器30は、このようにしてOガスの供給を途絶えさせることなく、第1供給配管46へ送出する。なお、液体O残量が減少した第1液体Oボンベ22は、液体Oが充填された新たなボンベに交換される。第2液体Oボンベ23の質量が閾値以下に減少したときには、第1自動切換器30によって、Oガスの供給手段を交換された第1液体Oボンベ22に切換える。
第1および第2Nガスボンベ24,25のガス排出口は、第3および第4接続配管34,35によって、それぞれ第2自動切換器36に接続される。第2自動切換器36は、第1Nガスボンベ24または第2Nガスボンベ25のいずれか一方からNガスが供給されるように自動で切換える。この第2自動切換器36によるNガス供給の切換えは、前述の第1自動切換器30によるOガス供給の切換えとほぼ同様にして行われる。
ガス供給の切換えにおいて注目すべきは、第2自動切換器36に設けられる第2制御基板37には、第3接続配管34の管路に設けられて第1Nガスボンベ24から供給されるNガスの送気圧力を検出する圧力検出手段である第1圧力センサ38と、第4接続配管35の管路に設けられて第2Nガスボンベ25から供給されるNガスの送気圧力を検出する圧力検出手段である第2圧力センサ39とからの検出出力が与えられることである。第2制御基板37は、送気圧力に係る予め定められる値である圧力に関する閾値と検出された送気圧力との差を演算処理し、送気圧力が閾値以下であるか否かを判定する判定手段である。
第2制御基板37は、Nガスボンベ24または25の送気圧力が閾値以下であるか否かの判定結果を、後述する第1および第2監視制御手段63,67に対して出力するとともに、第2自動切換器36に備わる不図示の流路切換バルブを動作させる指示信号として出力し、第2自動切換器36が、Nガスの供給を途絶えさせることなく、第2供給配管47へ送出する。
コンプレッサ26によって加圧された空気は、第3供給配管48へ送出される。コンプレッサ26にも第3制御基板40が設けられ、第3制御基板40によって、コンプレッサ26を動作させる電力が供給されているか否かの信号、すなわち動作電流通電のon/off信号が検出される。また、動作異常に係る予め定める情報として動作電流通電のoff信号が第3制御基板40に記憶され、第3制御基板40によって、動作電流の通電状態がoff信号に一致するか否かの判定が行われる。
したがって、コンプレッサ26では、第3制御基板40が動作異常検出手段であり、かつ判定手段を構成する。言うまでもなく通電の断絶したoff信号のときが異常として取扱われる。この判定手段である第3制御基板40による判定結果の出力が、後述する第1および第2監視制御手段63,67に与えられる。
なお、コンプレッサ26には、不図示の圧力センサが設けられ、圧力センサによる空気の送気圧力の検出出力が、第3制御基板40へ入力され、さらに第3制御基板40から第1監視制御手段63を経て第1表示手段64へ送られて、送気圧力値および圧力異常が表示されるように構成される。
吸引ポンプ27は、たとえば患者の痰等を吸引する吸引装置に接続されて用いられるので、空気を供給するのではなく、逆に空気を吸引して低圧力状態を作り出すものであるけれども、医療ガス供給手段として定義する。吸引ポンプ27による空気の吸引は、第4供給配管49(空気を送給するのではなく、吸引しているけれども便宜上供給配管と呼ぶ)を通じて行われる。吸引ポンプ27にも第4制御基板41が設けられ、第4制御基板41によって、吸引ポンプ27を動作させる電力が供給されているか否かの信号、すなわち動作電流通電のon/off信号が検出される。また動作異常に係る予め定める情報として動作電流通電のoff信号が第4制御基板41に記憶され、第4制御基板41によって、動作電流の通電状態がoff信号に一致するか否かの判定が行われる。
したがって、吸引ポンプ27では、第4制御基板41が動作異常検出手段であり、かつ判定手段を構成する。この判定手段である第4制御基板41による判定結果の出力が、後述する第1および第2監視制御手段63,67に与えられる。
また、吸引ポンプ27にも、不図示の圧力センサが設けられ、圧力センサによる空気の吸引圧力の検出出力が、第4制御基板41へ入力され、さらに第4制御基板41から第1監視制御手段63を経て第1表示手段64へ送られて、吸引圧力値および圧力異常が表示されるように構成される。
定置式液体Oタンク21からのOガスは、第5供給配管50へ送出される。この定置式液体Oタンク21には、第5制御基板42が設けられ、第5制御基板42には、定置式液体Oタンク21内の液体Oの液面高さを検出することによって残量を検出する残量検出手段である液面検出センサ43からの残量検出信号が入力される。第5制御基板42は、液体Oの残量に係る予め定められる値であり第5制御基板42に記憶されている液面高さの閾値との差を演算処理し、定置式液体Oタンク21の液面高さ換言すれば残量が閾値以下であるか否かを判定する。したがって、第5制御基板42は、判定手段である。第5制御基板42は、定置式液体Oタンク21の残量が閾値以下であるか否かの判定結果を、後述する第1および第2監視制御手段63,67に対して出力する。
判定手段である第1〜第5制御基板31,37,40,41,42は、いわゆるわたり配線44によって電気的に接続され、第5制御基板42と、監視システム61の第1および第2監視制御手段63,67とが、電気的に接続される。このことによって、第1〜第5制御基板31,37,40,41,42による判定結果の出力が、監視システム61の第1および第2監視制御手段63,67に入力される。
なお、前述の液体Oの質量に関する閾値およびNガスの送気圧力に関する閾値とは、該閾値以下になるとOガスおよびNガスの供給に支障を来すので、ボンベの交換またはタンクへの補充作業を行うための指標とする値である。
ガス、Nガス、空気は、第1〜第5供給配管46,47,48,49,50を通じて、使用部署に供給(空気の吸引も便宜上供給として表す)される。より具体的には、第1〜第5供給配管46,47,48,49,50には、それぞれ供給枝管である第11〜第15供給枝管46a,47a,48a,49a,50aと、第21〜第25供給枝管46b,47b,48b,49b,50bとが設けられ、前述の医療ガスは、これらの供給枝管によって、たとえば病院建屋51内の1階、2階等の病室または手術室などへ供給される。
第11〜第15供給枝管46a,47a,48a,49a,50aおよび第21〜第25供給枝管46b,47b,48b,49b,50bには、管路に遮断弁52と端末圧力センサ53とが、それぞれ設けられる。遮断弁52には、開閉検知器がそれぞれ設けられ、開閉検知器によって検出される遮断弁52の開閉状態を、便宜上遮断弁52の検出出力と呼ぶ。各管路に設けられる遮断弁52の検出出力は、第6および第7制御基板56,57へそれぞれ入力され、端末圧力センサ53の検出出力は、第8および第9制御基板58,59へそれぞれ入力される。第8および第9制御基板58,59には、末端における医療ガスの使用における適正圧力範囲の上下限値が閾値として予め記憶され、第8および第9制御基板58,59が、端末圧力センサ53の検出値が適正範囲内にあるか否かを判定し、その判定結果を出力する。なお、本実施の形態では、遮断弁52と端末圧力センサ53との両方が設けられる構成であるけれども、これに限定されることなく、遮断弁52と端末圧力センサ53とのいずれか一方のみが設けられる構成であってもよい。
第6〜第9制御基板56,57,58,59は、わたり配線60によって電気的に接続され、第8制御基板58が第1および第2監視制御手段63,67に電気的に接続される。このことによって、遮断弁52の検出出力が、第6および第7制御基板56,57によって第1および第2監視制御手段63,67に与えられ、端末圧力センサ53の検出値および検出値が適正範囲内にあるか否かの判定結果が、第8および第9制御基板58,59によって第1および第2監視制御手段63,67に与えられる。
病院建屋51内に配設される各供給枝管の末端は、たとえば収納ユニットなどに設けられる医療ガス配管接続端子に接続され、該配管接続端子に人工呼吸器などの医療器具のガス導入管の端子が接続されて、医療ガス供給手段から供給される医療ガスが使用される。
監視システム61は、前述のような医療ガス供給システム20に付設されるシステムである。監視システム61は、以下のものを含んで構成される。まず前述した医療ガス供給システム20に含まれるものであって、監視システム61を構成するものとして、前述の第1および第2液体Oボンベ22,23ならびに定置式液体Oタンク21に貯留される液体Oの質量および残量を検出する第1および第2質量センサ32,33ならびに液面検出センサ43と、第1および第2Nガスボンベ24,25から送出されるNガスの送気圧力を検出する第1および第2圧力センサ38,39と、各センサの検出出力が入力される第1、第2および第5制御基板31,37,42と、コンプレッサ26および吸引ポンプ27の動作異常を検出する動作異常検出手段である第3および第4制御基板40,41と、第1〜第5制御基板31,37,40,41,42を接続するわたり配線44と、第5制御基板42と第1および第2監視制御手段63,67とを接続する電線とが挙げられる。
これらに加えて監視システム61は、大略、記憶手段62と、第1監視制御手段63と、第1表示手段64と、入力手段65と、第2監視制御手段67と、第2表示手段68とを含んで構成される。
第1監視制御手段63は、CPUを搭載するコンピュータによって実現される。記憶手段62には、たとえばコンピュータに設けられるHDDが好適に用いられる。記憶手段62には、液体Oの質量検出結果およびNガスの送気圧力検出結果が閾値以下である場合、またコンプレッサ26および吸引ポンプ27が動作異常である場合に対応して予め定められる所定の情報が記憶される。
予め定められる所定の情報とは、たとえば図2に例示するように、「異常の内容」、「対処方法」、「業者電話番号」であり、少なくとも「対処方法」を含むように定められる。所定の情報をより具体的に示すと、「異常の内容」とは、たとえば「液体O残量減少」であり、「対処方法」とは、「業者に交換または補充指示」であり、「業者電話番号」とは補充指示を与える業者への連絡先である。
本実施の形態の監視システム61では、このような所定の情報が書換え可能であることを特徴とする。監視システム61のメーカが想定して設定する所定の情報のみでは、ユーザ独自の使用環境、使用方法において生じる異常事態を正確に表すことができない場合もあるので、所定の情報を書換え可能に構成したものである。後述する入力手段65から入力することによって、記憶手段62に格納される所定の情報に係るフォルダを読出し、該情報をユーザが所望する内容に書換えることができる。ここで書換えとは内容の変更と内容の追加との両方を意味する。
第1表示手段64には、たとえば液晶ディスプレイ(略称LCD)が用いられる。第1監視制御手段63を動作させる動作指示信号を第1監視制御手段63に入力する入力手段65は、本実施の形態では、LCD64上に設けられるタッチパネル(以後、TPと略記する場合がある)である。入力手段65をタッチパネル65とすることによって、不図示のインテリジェントターミナルを介して対話方式で、第1監視手段63に動作指示信号を入力することができ、また各種の情報を入力することが可能になる。なお、ここでは入力手段としてLCD64のみを挙げるけれども、他にキーボードまたはマウスなどが用いられてもよく、またこれらの入力手段が併用されてもよい。
第1監視制御手段63は、第1、第2または第5制御基板31,37,42のいずれかからの判定結果が、Nガス送気圧力または液体Oの質量もしくは残量が閾値以下であることを示すとき、第1監視制御信号を出力する。また第1監視手段63は、第3または第4制御基板40,41の判定結果が、コンプレッサ26または吸引ポンプ27の動作異常であることを示すとき、第1監視制御信号を出力する。
第1監視制御信号は、LCD64に対して、Nガス送気圧力または液体O質量もしくは残量が閾値以下であること、コンプレッサ26または吸引ポンプ27が動作異常であることを意味する画像および文字情報を表示し、またそれらに対応して予め定められるたとえば図2に示したような所定の情報をLCD64に対して表示することを指示する信号である。
また、第11〜第15供給枝管46a,47a,48a,49a,50aおよび第21〜第25供給枝管46b,47b,48b,49b,50bに設けられる遮断弁52および端末圧力センサ53の検出出力が、第6〜第9制御基板56,57,58,59から第1監視制御手段63を経てLCD64へ入力される。LCD64には、第6〜第9制御基板56,57,58,59からの出力信号に基づいて、各枝管に設けられる遮断弁52の開閉状態、および各枝管を流過している医療ガスの送気圧力が表示される。
さらに、記憶手段62には、第1および第2質量センサ32,33による第1および第2液体Oボンベ22,23に収容される液体Oの検出質量値と、液面検出センサ43による定置式液体Oタンク21に収容される液体Oの検出残量値と、第1および第2圧力センサ38,39による第1および第2Nガスボンベ24,25から送出されるNガスの検出送気圧力値と、第3および第4制御基板40,41によるコンプレッサ26および吸引ポンプ27のon/off動作状態と、第3および第4制御基板40,41によるコンプレッサ26および吸引ポンプ27の送気圧力値および吸引圧力値とが、時間の経過に従って記憶される。したがって、ユーザは、タッチパネル65から動作指示信号を入力することによって、第1監視制御手段63を動作させ、前述の検出質量値および検出残量値と、検出送気圧力値および検出吸引圧力値と、on/off動作状態と、供給枝管における送気圧力値との時間推移、すなわちトレンドをLCD64に表示させることも可能である。
第2監視制御手段67は、たとえば1チップのマイクロコンピュータによって実現される。第2表示手段68は、医療ガス供給手段である第1および第2液体Oボンベ22,23と、第1および第2Nガスボンベ24,25と、コンプレッサ26と、吸引ポンプ27と、定置式液体Oタンク21とに対応してそれぞれ設けられる第1〜第5警報ランプ71,72,73,74,75と、遮断弁52と端末圧力センサ53とに対応して設けられる第6〜第9警報ランプ126,127,128,129と、第1および第2警報ブザー76a,76bとを含んで構成される。
第2監視制御手段67は、第1および第2制御基板31,37、第5制御基板42から出力される判定結果が、Nガスの送気圧力または液体Oの質量もしくは残量が閾値以下であることを示すとき、第2監視制御信号を出力する。また第2監視制御手段67は、第3および第4制御基板40,41から出力される判定結果が、コンプレッサ26または吸引ポンプ27の動作異常であることを示すとき、第2監視制御信号を出力する。
第2監視制御信号とは、第2表示手段68に対して、Nガス送気圧力または液体Oの質量もしくは残量が閾値以下であること、コンプレッサ26または吸引ポンプ27が動作異常であることを報知するべく、異常の有る医療ガス供給手段に対応する警報ランプを点灯または点滅させるとともに、警報ブザー76を鳴動させるように指示する信号である。
図3は、LCD64に表示される監視情報出力画面80のイメージ図である。図3を参照して、監視状態の表示について説明する。
定置式液体Oタンク21の残量は、液面検出センサ43による検出出力として第5制御基板42を介して第1監視制御手段63に入力される。なお、このとき残量検出出力は、第2監視制御手段67にも入力されている。第1監視制御手段63は、残量検出出力に応答して第1監視制御信号をLCD64へ出力し、定置式液体Oタンク21の残量検出結果を、液体Oタンクパネル表示部81の液体Oタンク残量表示部82に表示させる。液体Oタンク残量表示部82の表示は、残量の検出出力値に応じて高輝度部分の高さが変化する。残量が多い場合は、高輝度部分の高さが高く、残量が少ない場合は、高輝度部分の高さが低く表示される。
定置式液体Oタンク21に収容される液体O残量の検出出力値が、予め定められる閾値以下になったとき、第1監視制御手段63は、定置式液体Oタンク21に液体を補充するとともに、Oガスの供給を予備の第1または第2液体Oボンベ22,23に切換えることを促す表示動作指示の第1監視制御信号をLCD64に対して出力する。この第1監視制御信号に応答し、液体Oタンクパネル表示部81の補充ランプ部83および予備への切替ランプ部84が高輝度化(以後、この状態をランプに準じて点灯と呼ぶ)した状態になる。
このとき、LCD64の「補充」部101も点滅状態になり、また定置式液体O表示枠部99も点滅状態になる。なお、「補充」部101および定置式液体O表示枠部99は、点灯表示するように構成されてもよい。「補充」部101のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示が、前述の図2に示すような所定の情報表示画面(不図示)に変換される。操作者は、所定の情報表示画面の表示情報に従って、液体Oの補充を納入業者に指示することができる。液体Oが、定置式液体Oタンク21に補充されたとき、第1監視制御手段63からLCD64に出力される第1監視制御信号に応じて、液体Oタンク質量表示部82の高輝度部分の高さが高くなり、補充ランプ部83および予備への切替ランプ部84が消灯する。
なお、本実施の形態のように第1監視制御手段63と第2監視制御手段67とを併用する場合、前述のように、定置式液体Oタンク21に収容される液体O残量の検出出力は、第5制御基板42から第2監視制御手段67にも入力されているので、検出出力値が予め定められる閾値以下になったとき、第2監視制御手段67は、定置式液体Oタンク21に対応する第5警報ランプ75を点灯させ、第1警報ブザー76aを鳴動させる動作指示信号である第2監視制御信号を、第2表示手段68に出力し、上記のように動作させる。
この第1警報ブザー76aが鳴動している状態で、第2監視制御手段67の盤面に設けられる不図示の警報確認スイッチを押下することによって、第1警報ブザー76aの鳴動を停止し、第2警報ブザー76bを鳴動させることができる。液体Oが、定置式液体Oタンク21に補充されたとき、第2監視制御手段67から第5警報ランプ75と第2警報ブザー76bとに出力される第2監視制御信号に応じて、第5警報ランプ75が消灯し、第2警報ブザー76bの鳴動が停止する。
なお、第1警報ブザー76aの鳴動が停止し、第2警報ブザー76bが鳴動しているとき、定置式液体Oタンク21以外の、医療ガス供給手段に補充を必要とする状態または動作異常が発生すると、第1監視制御信号に応じて再度第1警報ブザー76aが鳴動する。
本実施の形態の医療ガス供給システム20では、定置式液体Oタンク21が、Oガスの主たる供給源として用いられ、第1および第2液体Oボンベ22,23が、予備供給源として用いられる。したがって、第1および第2液体Oボンベ22,23は、一方が予備の供給源であり、他方は予備の予備供給源である。
第1および第2液体Oボンベ22,23の質量は、第1および第2質量センサ32,33によって検出され、この検出結果が第1制御基板31から出力され、第1監視制御手段63を経てLCD64に入力される。このようにして第1および第2液体Oボンベ22,23の質量検出結果が、液体Oボンベパネル表示部85の液体Oボンベ質量表示部86に表示される。液体Oボンベ質量表示部86は、第1および第2液体Oボンベ22,23に対応して、第1および第2液体Oボンベ質量表示部86a,86bの2つがそれぞれ設けられる。
第1および第2液体Oボンベ22,23に収容される液体Oの質量が、液体Oボンベ質量表示部86において高輝度表示されることは、定置式液体Oタンク21の場合と同様である。たとえば、第1液体Oボンベ22に収容される液体Oの質量が、予め定められる閾値以下になったとき、第1監視制御手段63は、第1監視制御信号をLCD64へ出力して、第1液体Oボンベ22に対応する補充ランプ部87aを点灯させる。第2液体Oボンベ23に収容される液体Oの質量が、予め定められる閾値以下になったとき、同様にして第2液体Oボンベ23に対応する補充ランプ部87bを点灯させる。
以降、定置式液体Oタンク21の監視と同様にして、LCD64の「補充」部101のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、所定の情報表示画面を表示し、操作者は、所定の情報表示画面の表示情報に従って、液体Oボンベの交換を納入業者に指示することができる。なお、ボンベ交換中は、自動切換器30によってOガスの供給が他方の充填ボンベからに切換えられることは前述のとおりである。質量減少した液体Oボンベが新たな充填ボンベに交換されたとき、第1制御基板31からの出力に応じて、液体Oボンベ質量表示部86の高輝度部分の高さが高くなり、補充ランプ部87aまたは87bが消灯する。
また定置式液体Oタンク21の監視と同様にして、第1または第2液体Oボンベ22,23の質量検出値が予め定める閾値以下になったとき、第2監視制御手段67によって、第1または第2液体Oボンベ22,23に対応する第1警報ランプ71および第1警報ブザー76aが点灯および鳴動される。なお、警報確認スイッチの操作によって第2警報ブザー76bに鳴動を切換えられることは定置式液体Oタンク21の場合と同じである。
第1および第2Nガスボンベ24,25の送気圧力は、第1および第2圧力センサ38,39によって検出され、この検出結果が第2制御基板37から出力され、第1監視制御手段63を経てLCD64に入力される。このようにして第1および第2圧力センサ38,39によって検出される送気圧力が、ボンベ内のNガス残量に換算されて、Nボンベパネル表示部88のNボンベ残量表示部89a,89bに表示される。また、Nボンベパネル表示部88には、第1および第2Nガスボンベ24,25に対応して、補充ランプ部90a、90bがそれぞれ設けられる。
第1および第2Nボンベ24,25に関する第1監視制御手段63によるLCD64およびNボンベパネル表示部88の表示動作は、検出出力値が送気圧力であること以外、第1および第2液体Oボンベ22,23の場合と全く同一なので、動作説明を省略する。また第2監視制御手段67による第2警報ランプ72および警報ブザー76a,76bの表示動作も、第1および第2液体Oボンベ22,23の場合と同一である。
コンプレッサ26動作用の電力供給のon/off信号および動作異常であることの判定結果は、第3制御基板40から第1監視制御手段63に入力される。第1監視制御手段63は、コンプレッサ26が動作異常であると判定されるとき、第1監視制御信号をLCD64へ出力し、コンプレッサ26が動作異常状態にあることを、空気パネル表示部91に表示させる。空気パネル表示部91の表示は、コンプレッサ26動作用の電力供給がoffの動作異常であるとき、異常ランプ部92が点灯する。
異常ランプ部92が点灯状態にあるとき、LCD64の「異常」部102も点滅状態になる。なお、「異常」部102は、点灯表示するように構成されてもよい。「異常」部102のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示が、コンプレッサ26の動作異常に対応する所定の情報表示画面に変換される。操作者は、所定の情報表示画面の表示情報に従って、コンプレッサ26の設備管理業者に修理を指示することができる。コンプレッサ26が修理され、コンプレッサ26動作用の電力供給がonになったとき、すなわち第3制御基板40における判定結果が動作異常ではなくなったとき、第1監視制御手段63からLCD64に出力される第1監視制御信号に応じて、空気パネル表示部91の異常ランプ部92が消灯する。またコンプレッサ26に動作異常が発生した場合の第2監視制御手段67による第3警報ランプ73および警報ブザー76a,76bの表示動作も、Oガス供給およびNガス供給の場合と同一である。
なお、前述のようにコンプレッサ26に設けられる圧力センサによって検出される空気の送気圧力を、第3制御基板40へ入力し、第3制御基板40から第1監視制御手段63を経てLCD64へ入力し、空気圧力表示部93へ数値表示することができる。
吸引ポンプ27動作用の電力供給のon/off信号および動作異常であることの判定結果は、第4制御基板41から第1監視制御手段63に入力される。第1監視制御手段63は、吸引ポンプ27が動作異常であると判定されるとき、第1監視制御信号をLCD64へ出力し、吸引ポンプ27が動作異常状態にあることを、吸引パネル表示部94に表示させる。吸引パネル表示部94の表示は、吸引ポンプ27動作用の電力供給がoffの動作異常であるとき、異常ランプ部95が点灯する。
異常ランプ部95が点灯状態にあるとき、LCD64の「異常」部102のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示が、動作異常に対応する所定の情報表示画面に変換され、表示情報に従って対応できることは、前述のコンプレッサ26の場合と同様である。また吸引ポンプ27に動作異常が発生した場合の第2監視制御手段67による第4警報ランプ74および警報ブザー76a,76bの表示動作も、コンプレッサ26の場合と同一である。
また、吸引ポンプ27に設けられる圧力センサによって検出される空気の吸引圧力を、第4制御基板41へ入力し、第4制御基板41から第1監視制御手段63を経てLCD64へ入力し、吸引圧力を、吸引圧力表示部96へ数値表示(吸引なので数値は、マイナス表示)することができる。
さらに本実施の形態では、4台の吸引ポンプについて監視制御可能に構成され、吸引ポンプの号機に対応して運転ランプ部97および故障ランプ部98がそれぞれ4つ設けられる。たとえば吸引ポンプが4台運転される場合、各号機の動作用電力供給のon/off信号は、それぞれに設けられる制御基板から第1監視制御手段63を経てLCD64に入力され、号機毎に設けられる運転ランプ部97と故障ランプ部98にも表示されるので、号機毎に設けられる故障ランプ部98の点灯と、異常ランプ部95の点灯とによって、どの号機に異常が発生したかを、検知することができる。
また、LCD64の「区域圧力」部103のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示を、供給枝管によって医療ガスを供給している区域毎、たとえば病院建屋51の各階の各病室毎などのように区分された、送気圧力表示画面111に変換することができる。図4は、LCD64に表示される送気圧力表示画面111のイメージ図である。送気圧力表示画面111における、たとえば「子局1−6」表示部112は、前述のような1つの区分に対応する表示である。
各供給枝管に設けられる端末圧力センサ53の検出出力が、第8および第9制御基板58,59に入力され、さらに第8および第9制御基板58,59から各管路毎の情報として監視システム61の第1監視制御手段63を経てLCD64に入力される。また、第8および第9制御基板58,59は、端末圧力センサ53による送気圧力の検出出力と、予め定められる閾値との比較結果を、LCD64に対して出力し、LCD64の送気圧力表示画面111に表示させる。なお、供給枝管を流過する医療ガスに関して予め定められる閾値とは、前述のように末端へ供給する医療ガスの送気圧力の上下限値として設定される閾値であり、これらの閾値も予め第8および第9制御基板58,59へ記憶させておくことができる。
端末圧力センサ53により検出されるたとえばOガスの送気圧力は、「子局1−6」表示部112のOガス端末圧力表示部113に表示される。Oガス端末圧力表示部113は、圧力表示バー部114と、第1および第2警告ランプ部115a,115bとを含む。圧力表示バー部114は、送気圧力の検出値が高くなるのに伴って、高輝度部分の画面に向って左から右へ延びる長さが長くなるように表示される。また、送気圧力の検出値が、下限値以下になると第1警告ランプ部115aが点滅し、逆に送気圧力の検出値が、上限値以上になると第2警告ランプ部115bが点滅し、同時に圧力表示枠部120が点滅する。なお、第1および第2警告ランプ部115a,115bならびに圧力表示枠部120は、点灯表示するように構成されてもよい。警告ランプ115aまたは115bが点滅したとき、LCD64の「異常」部102のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示が、供給枝管における送気圧力異常に対応する所定の情報表示画面に変換される。操作者は、所定の情報表示画面の表示情報に従って対処することができる。このような表示の構成は、Oガス以外の医療ガスであるNガス、空気、吸引についても同様であるので、個々の説明を省略する。
なお、画面に向って第2警告ランプ部115bの右方に在る弁表示部119は、端末圧力センサ53と遮断弁52とが併設されるとき、Oガス供給枝管の遮断弁52の開閉状態を、送気圧力表示画面111に併せて表示することができる。弁表示部119の表示条件は、後述する遮断弁表示画面121の場合と同様であり、遮断弁52が閉状態で点滅し、開状態で消灯する。供給枝管に端末圧力センサ53のみが設けられ、遮断弁52が設けられない場合、送気圧力表示画面111から弁表示部119を消去することも可能である。
また、「子局1−6」表示部112の「トレンド」部116のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示を、「子局1−6」表示部112に表示される各供給枝管の送気圧力の時間推移表示画面(不図示)に変換し、該画面に表示される情報から、圧力変化のトレンドを知ることができる。
また、送気圧力表示画面111の「頁」部117のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示を、現画面で表示されている以外の区域における各供給枝管の送気圧力表示画面に変換することができる。さらに、送気圧力表示画面111の「メイン」部118のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、前述の図3に例示する監視情報出力画面80に戻ることができる。
監視情報出力画面80の「シャットオフバルブ」部104のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示を、前述の供給枝管による区域毎の遮断弁52の開閉状態を表示する遮断弁動作表示画面121に変換することができる。
図5は、LCD64に表示される遮断弁動作表示画面121のイメージ図である。遮断弁動作表示画面121における、たとえば「子局5−8」表示部122は、前述の供給枝管における送気圧力の場合と同様の1つの区域に対応する表示である。
各供給枝管に設けられる遮断弁52の開閉状態に関する検出出力、すなわち遮断弁52が開状態であるかまたは閉状態であるかの検出出力が、第6および第7制御基板56,57によって、第1監視制御手段63を経てLCD64に与えられ、LCD64の遮断弁動作表示画面121に検出結果が表示される。検出された遮断弁52の開閉状態は、「子局5−8」表示部122のOガス遮断弁表示部123に表示される。Oガス遮断弁表示部123は、遮断弁52が開状態のとき消灯し、遮断弁52が閉状態になると点滅する。また遮断弁52が閉状態では、弁開閉表示枠部125も点滅する。Oガス遮断弁表示部123と弁開閉表示枠部125とは、点灯表示するように構成されてもよい。Oガス遮断弁表示部123が点滅したとき、LCD64の「異常」部102のタッチパネル65に操作者がタッチすることによって、LCD64の表示が、供給枝管における遮断弁52の動作異常に対応する所定の情報表示画面に変換される。操作者は、所定の情報表示画面の表示情報に従って対処することができる。このような表示の構成は、Oガス以外の医療ガスであるNガス、空気、吸引についても同様であるので、個々の説明を省略する。
遮断弁動作表示画面121の「頁」部124および「メイン」部118のタッチパネル65の入力操作に伴う動作は、送気圧力表示画面111の場合と同様である。
このような区域毎に配管されている供給枝管の送気圧力および遮断弁の開閉状態は、第1監視制御手段63のみによる監視に留まらず、区域毎または複数の区域を併合した併合区域毎に監視制御手段を設け、たとえばナースステーションにもう一つのコンピュータを設け、該コンピュータによって監視されるようにしても良い。
なお、「区域圧力」部103の操作によって表示される送気圧力表示画面111および「シャットオフバルブ」部104の操作によって表示される遮断弁動作表示画面121にそれぞれ表示される医療ガスの種類は、例示画面のものに限定されることなく、可変に設定することができる。たとえば、例示画面に表示される医療ガスの種類にさらに他の医療ガスを付加することも可能であり、また逆にO、空気、笑気(NO)の3つに限定した表示にすることも可能である。
次に、遮断弁52および端末圧力センサ53による検出出力であって、第6〜第9制御基板56,57,58,59から与えられる信号に応答する第2表示手段68における表示について説明する。
第6〜第9制御基板56,57,58,59のいずれかが異常を検出、すなわち遮断弁52が閉または送気圧力が適正範囲を外れた場合、第9警報ランプ129が点灯する。また、第6または第7制御基板56,57が遮断弁52の閉を検出したとき、第8警報ランプ128が点灯する。したがって、第9警報ランプ129のみが点灯する場合、送気圧力異常であり、第8および第9警報ランプ128,129の両方が点灯する場合、遮断弁52が閉状態であることを知ることができる。
また遮断弁52と端末圧力センサ53とが、別ループに接続されている場合、第6および第7警報ランプ126,127が、それぞれ第8および第9警報ランプ128,129と同一の動作を実行する。すなわち、第6〜第9制御基板56,57,58,59のいずれかが異常を検出した場合、第7警報ランプ127が点灯する。また、第6または第7制御基板56,57が遮断弁52の閉を検出したとき、第6警報ランプ126が点灯する。したがって、第7警報ランプ127のみが点灯する場合、送気圧力異常であり、第6および第7警報ランプ126,127の両方が点灯する場合、遮断弁52が閉状態である。
図6は、本発明の実施の第2形態の監視システム131の構成を概略的に示す図である。本実施の形態の監視システム131は、実施の第1形態の監視システム61に類似し対応する部分については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の監視システム131において注目すべきは、監視動作を、第1監視制御手段63と第2監視制御手段67との間で相互に切換える監視動作切換手段132をさらに含むことである。また監視システム131には、第2表示手段68として監視動作切換手段132に対応する第10警報ランプ130が含まれる。
監視動作切換手段132は、第1監視制御手段63に備わり、第1監視制御手段63が動作中であることを示す動作検出信号を発信する発信手段133と、第2監視制御手段67に備わり、発信手段133から発信される動作検出信号を受信する受信手段134とを含んで構成される。
発信手段133は、たとえばウォッチドグ信号を出力する回路などによって実現される。受信手段134は、ウォッチドグ信号の受信部と、受信有無の判定部と、第2監視制御手段67に対する監視制御動作指示信号出力部とを備える。
発信手段133であるウォッチドグ信号出力部は、第1監視制御手段63が正常動作中は、ウォッチドグ信号を発信し続けるように、たとえば時計回路に並列に設けられる。
受信手段134は、ウォッチドグ信号を受信している間は、判定部においてウォッチドグ信号の受信を判定し、第2監視制御手段67に対しては監視制御動作指示信号を出力しない。したがって、第2監視制御手段67の動作が停止状態にある。逆に、ウォッチドグ信号の受信が途絶えたとき、判定部においてウォッチドグ信号の受信がないことを判定し、第2監視制御手段67に対しては監視制御動作指示信号を出力し、警報ランプ130を点灯し、第2監視制御手段67による監視制御動作を実行させる。このように、監視動作切換手段132は、第1監視制御手段63の動作が停止状態になると、第1監視制御手段63に代えて、第2監視制御手段67が監視動作を実行するように切換えることができる。
監視動作切換手段132を設けることによって、第1監視制御手段63による医療ガス供給の監視が不能の場合、医療ガス供給の監視を第2監視制御手段67に切換えて実行することができるので、通常の監視時においては、2つの監視制御手段のうち第1監視制御手段63のみを動作させて、無駄を省くことができる。通常第1監視制御手段63のみの動作であるけれども、第1監視制御手段63に動作異常の生じた場合には、第2監視制御手段67による監視制御に切換えることができるので、異常事態の発生を確実に把握し、その対処をすることによって医療ガス供給の断絶を回避することができる。
なお、第2監視制御手段67による監視制御動作中に、第1監視制御手段63の動作停止原因の追求と対策、すなわち異常対処が行われる。異常対処の結果、第1監視制御手段63が正常な監視制御動作に復旧し、発信手段133からウォッチドグ信号が発信されるようになると、受信手段134がウォッチドグ信号を受信し、判定部がウォッチドグ信号の受信を判定し、監視制御動作指示信号の出力を停止し、警報ランプ130を消灯して、監視動作切換手段132が動作切換を実行するので、自動的に第2監視制御手段67の監視制御動作が停止状態になる。
本発明の実施の一形態の医療ガス監視システム61の構成を概略的に示す図である。 所定の情報を例示する図である。 LCD64に表示される監視情報出力画面80のイメージ図である。 LCD64に表示される送気圧力表示画面111のイメージ図である。 LCD64に表示される遮断弁動作表示画面121のイメージ図である。 本発明の実施の第2形態の監視システム131の構成を概略的に示す図である。 従来技術の監視装置1の構成を示す概略図である。
符号の説明
20 医療ガス供給システム
21 定置式液体Oタンク
22,23 液体Oボンベ
24,25 Nガスボンベ
26 コンプレッサ
27 吸引ポンプ
30,36 自動切換器
31,37,40,41,42 制御基板
32,33 質量センサ
38,39 圧力センサ
43 液面検出センサ
46,47,48,49,50 供給配管
51 病院建屋
52 遮断弁
53 端末圧力センサ
61,131 医療ガス監視システム
62,66 記憶手段
63,67 監視制御手段
64 LCD
65 タッチパネル
71,72,73,74,75 警報ランプ
76 警報ブザー
132 監視動作切換手段
133 発信手段
134 受信手段

Claims (6)

  1. 医療に用いられるガスである医療ガスを供給する医療ガス供給手段における医療ガスの送気圧力を監視し、医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であるとき、該状態を報知する医療ガス監視システムにおいて、
    医療ガス供給手段から送出される医療ガスの送気圧力を検出する圧力検出手段と、
    所定の情報を記憶する記憶手段と、
    医療ガスの送気圧力に係る予め定める値が記憶され、圧力検出手段による検出値が予め定める値以下であるか否かを判定し、該判定結果を出力する判定手段と、
    医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第1監視制御手段と、
    第1監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、記憶手段に記憶されている所定の情報を表示する第1表示手段と、
    第1監視制御手段を動作させる動作指示信号を第1監視制御手段に入力する入力手段と、
    医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第2監視制御手段と、
    第2監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、医療ガスの送気圧力が予め定める値以下であることを表示する第2表示手段と
    第1監視制御手段に設けられ、第1監視制御手段が動作中であることを示す動作検出信号を発信する発信手段と、
    第2監視制御手段に設けられ、発信手段から発信される動作検出信号を受信する受信手段とを含むことを特徴とする医療ガス監視システム。
  2. 医療に用いられるガスである医療ガスを供給する医療ガス供給手段における医療ガスの質量を監視し、医療ガスの質量が予め定める値以下であるとき、該状態を報知する医療ガス監視システムにおいて、
    医療ガス供給手段に貯留される医療ガスの質量を検出する質量検出手段と、
    所定の情報を記憶する記憶手段と
    医療ガスの質量に係る予め定める値が記憶され、質量検出手段による検出値が予め定める値以下であるか否かを判定し、該判定結果を出力する判定手段と、
    医療ガスの質量が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第1監視制御手段と、
    第1監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、記憶手段に記憶されている所定の情報を表示する第1表示手段と、
    第1監視制御手段を動作させる動作指示信号を第1監視制御手段に入力する入力手段と、
    医療ガスの質量が予め定める値以下であるとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第2監視制御手段と、
    第2監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、医療ガスの質量が予め定める値以下であることを表示する第2表示手段と
    第1監視制御手段に設けられ、第1監視制御手段が動作中であることを示す動作検出信号を発信する発信手段と、
    第2監視制御手段に設けられ、発信手段から発信される動作検出信号を受信する受信手段とを含むことを特徴とする医療ガス監視システム。
  3. 医療に用いられるガスである医療ガスを供給する医療ガス供給手段の動作状態を監視し、医療ガス供給手段に動作異常があるとき、該動作異常を報知する医療ガス監視システムにおいて、
    医療ガス供給手段における動作異常を検出する動作異常検出手段と、
    所定の情報を記憶する記憶手段と、
    医療ガスの動作異常に係る予め定める情報が記憶され、動作異常検出手段による検出出力が予め定める情報に一致するか否かを判定し、該判定結果を出力する判定手段と、
    医療ガス供給手段の動作異常に係る検出出力が予め定める情報と一致するとき、監視制御信号を出力する第1監視制御手段と、
    第1監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、記憶手段に記憶されている所
    定の情報を表示する第1表示手段と、
    第1監視制御手段を動作させる動作指示信号を第1監視制御手段に入力する入力手段と、
    医療ガス供給手段の動作異常に係る検出出力が予め定める情報と一致するとき、判定手段による判定結果の出力に応答して監視制御信号を出力する第2監視制御手段と、
    第2監視制御手段から出力される監視制御信号に応答し、医療ガス供給手段に動作異常があることを表示する第2表示手段と
    第1監視制御手段に設けられ、第1監視制御手段が動作中であることを示す動作検出信号を発信する発信手段と、
    第2監視制御手段に設けられ、発信手段から発信される動作検出信号を受信する受信手段とを含むことを特徴とする医療ガス監視システム。
  4. 第1表示手段に表示される所定の情報には、
    少なくとも第1監視制御信号に対応するようにして予め定められる対処方法に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の医療ガス監視システム。
  5. 記憶手段に記憶される所定の情報は、
    入力手段から情報を入力することによって、書換え可能であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の医療ガス監視システム。
  6. 入力手段は、
    第1表示手段上に設けられるタッチパネルであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の医療ガス監視システム。
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