JP4459893B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の吸気弁及び排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、バルブタイミングという)を調整するバルブタイミング調整装置に関する。
従来、内燃機関のクランクシャフトの駆動力を受けるハウジングと、ハウジング内に収容され、クランクシャフトの駆動力をカムシャフトへ伝達するベーンロータとを備えたバルブタイミング調整装置が知られている。この種のバルブタイミング調整装置では、ベーンロータのベーン間に形成された流体室の作動流体圧(以下、単に流体圧という)に応じてベーンロータをハウジングに対し相対回転駆動することにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相、即ちバルブタイミングを調整している。
さて、上記種のバルブタイミング調整装置では一般に、吸気弁又は排気弁を開閉駆動するとき生じる変動トルクがカムシャフトを通じてベーンロータへと伝わってくる。そのため、例えばベーンロータが遅角方向のトルクを受けると、ベーンロータの進角時に流体供給される流体室には、内部流体を圧縮して外部へ押し出す力が作用する。また逆に、ベーンロータが進角方向のトルクを受けると、ベーンロータの遅角時に流体供給される流体室には、内部流体を圧縮して外部へ押し出す力が作用する。こうした流体の押し出しは、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相が目標位相に向かうことを妨げるものであるため、目標位相を達成するのに必要な時間が長くなる。即ち、応答性が低下してしまう。そこで、特許文献1に開示されるように、流体室への作動流体の供給経路上に逆止弁を設けることによって、カムシャフトが変動トルクを受けたときに流体室から作動流体が流出することを規制し、目標位相を迅速に達成する技術が考えられている。
また、上記種のバルブタイミング調整装置では、内燃機関の始動直後等、流体室の流体圧が低いときには、ベーンロータへ伝わる変動トルクによってハウジング内部のベーンロータがばたつき、打音が生じることが懸念されている。そこで、特許文献2に開示されるように、ベーンロータに収容させたロック部材をハウジングに嵌合させることによって、ハウジングに対してベーンロータをロックする技術が考えられている。尚、特許文献2に開示の技術では、内燃機関の始動直後に作動流体が供給される流体室の流体圧を利用してロック部材をハウジングから離脱させることにより、ベーンロータのロックを解除している。
特開2003−106115号公報 特開2003−343218号公報
さて、内燃機関が始動した後、特定流体室へ流体が逆止弁を通じて供給される前にベーンロータのロックが解除されるような場合、特定流体室内に流体が存在しない場合があるために、特定流体室からの流体流出を逆止弁が規制する機能は発揮されなくなる。この場合、ロック解除直後にベーンロータをハウジングに対して相対回転させようとすると、変動トルクによって、ハウジング内部のベーンロータがばたつき、打音が発生するという問題が生じる。
本発明は、このような問題を回避するためになされたものであり、その目的は、打音の発生防止と応答性の向上とを両立するバルブタイミング調整装置を提供することにある。
請求項1〜に記載の発明によると、ハウジング又はベーンロータの一方からロック部材が離脱する前に逆止弁が開弁する。これにより、遅角室又は進角室のうち特定流体室への作動流体流れを逆止弁の開弁によって許容した状態において、ロック部材の離脱によってベーンロータのロックを解除することができる。故に、ロックが解除されるまでは、ロック部材によってベーンロータのばたつきを防止し、またロックが解除された時点からは特定流体室から流体供給源側への作動流体流れの規制機能(以下、流体流出規制機能という)を逆止弁により即座に発揮させることができるので、打音の発生防止と応答性の向上との両立が図られる。
また、ロック部材は、特定流体室とは別の流体室から作動流体圧を受け、逆止弁の影響を受けずに離脱するよう構成されている。
請求項3に記載の発明によると、ロック部材は、流体供給源から流体供給通路を通じて受ける流体圧が離脱圧以上となるときに、ハウジング又はベーンロータの一方から離脱する。これに対して逆止弁は、流体供給源から流体供給通路を通じて受ける流体圧が開弁圧以上となるときに、開弁する。ここで逆止弁の開弁圧はロック部材の離脱圧以下に設定されるので、ハウジング又はベーンロータの一方からロック部材が離脱する前に必ず逆止弁が開弁する。したがって、ロックの解除時点から逆止弁による流体流出規制機能を確実に発揮させて応答性を飛躍的に向上させることができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を図2、3に示す。本実施形態のバルブタイミング調整装置10は、作動流体として作動油を用いる油圧制御式であり、内燃機関の吸気弁(図示しない)のバルブタイミングを調整する。
駆動側回転体としてのハウジング11は、スプロケット12、シューハウジング13及びフロントプレート15から構成されている。シューハウジング13は、仕切部材としてのシュー131、132、133、134と、環状の周壁14とを有している。シュー131、132、133、134は、周壁14から径方向内側へ突出する台形状に形成されている。シュー131、132、133、134は、ハウジング11の回転方向に所定間隔ずつあけて配置されており、それによって当該回転方向の所定角度範囲毎に扇状の収容室135が四室形成されている。フロントプレート15は、周壁14を挟んでスプロケット12とは反対側に位置しており、ボルト16によってスプロケット12及びシューハウジング13と結合されている。スプロケット12は、内燃機関の駆動軸としてのクランクシャフト(図示しない)にタイミングチェーン(図示しない)を介して連繋しており、クランクシャフトの駆動力が伝達されることによりクランクシャフトと連動して回転する。尚、本実施形態においてハウジング11は、図3の時計方向へ回転する。
従動軸としてのカムシャフト20は、バルブタイミング調整装置10を経由してクランクシャフトの駆動力が伝達され、吸気弁を開閉駆動する。カムシャフト20は、スプロケット12の内周側にスプロケット12に対して相対回転可能に嵌合している。従動側回転体としてのベーンロータ21は、ハウジング11の内部にハウジング11に対して相対回転可能に収容されている。カムシャフト20に対してベーンロータ21は、ボルト22によって同軸固定されると共に位置決めピン23によって回転方向に位置決めされており、カムシャフト20と連動して回転する。尚、本実施形態においてベーンロータ21及びカムシャフト20は、図3の時計方向へ回転する。したがって、ベーンロータ21及びカムシャフト20がハウジング11に対して図1の時計方向へ相対回転するときを進角方向とする。一方、ベーンロータ21及びカムシャフト20がハウジング11に対して図1の反時計方向へ相対回転するときを遅角方向とする。
ベーンロータ21は、カムシャフト20と結合するボス部24と、ボス部24から径方向外側へ突出し回転方向に所定間隔ずつあけて配置されたベーン211、212、213、214とを有している。ベーン211、212、213、214は各収容室135の内部に収容され、各収容室135を遅角油圧室と進角油圧室とに仕切っている。具体的には、シュー131とベーン211との間に遅角油圧室41が形成され、シュー132とベーン212との間に遅角油圧室42が形成され、シュー133とベーン213との間に遅角油圧室43が形成され、シュー134とベーン214との間に遅角油圧室44が形成されている。また、シュー134とベーン211との間に進角油圧室51が形成され、シュー131とベーン212との間に進角油圧室52が形成され、シュー132とベーン213との間に進角油圧室53が形成され、シュー133とベーン214との間に進角油圧室54が形成されている。このように本実施形態では、ハウジング11の内部において、遅角室としての遅角油圧室41、42、43、44並びに進角室としての進角油圧室51、52、53、54がベーンロータ21の回転方向に交互に形成されている。
シール部材25は、シュー131、132、133、134とボス部24との間、並びにベーン211、212、213、214と周壁14との間に配設されている。これにより、シール部材25は遅角油圧室41、42、43、44と進角油圧室51、52、53、54との間で作動油が漏れることを防止している。
図2、3に示すように、ロック部材としてのストッパピストン31は有底円筒状に形成されており、ベーン211を貫通する収容孔38にベーンロータ21の回転中心軸0に沿って往復移動可能に嵌合収容されている。嵌合リング32は、スプロケット12に圧入保持されてハウジング11の一部を構成している。本実施形態では、ハウジング11に対するベーンロータ21の相対回転位置が最遅角位置となるときにストッパピストン31のスプロケット12側の端部39が嵌合リング32に嵌合可能であり、当該嵌合によってベーンロータ21がハウジング11に対してロックされる。
弾性部材33はスプリング等からなり、ストッパピストン31をスプロケット12側へ押圧している。一方、ストッパピストン31のスプロケット12側に形成された駆動油圧室34の油圧による力と、ストッパピストン31の外周側に形成された駆動油圧室35の油圧による力は、ストッパピストン31に対してフロントプレート15側へ作用する。したがって、ベーンロータ21の最遅角位置においては、ストッパピストン31が嵌合リング32に嵌合した状態でそれらの油圧による力のいずれか一方又は両方がストッパピストン31に作用することにより、ストッパピストン31が嵌合リング32から離脱可能である。そして、ストッパピストン31が嵌合リング32から離脱した状態では、ハウジング11に対するベーンロータ21のロックが解除されるので、ベーンロータ21の相対回転が許容される。尚、ストッパピストン31を嵌合リング32からの離脱状態に保持するための流体室である駆動油圧室34及び駆動油圧室35は、それぞれ進角通路85及び遅角通路75を通じて進角油圧室51及び遅角油圧室41に連通している。
図2、4に示すように、流体供給源としてのポンプ1は作動油をオイルタンク2から汲み上げて供給通路3へと吐出する。また、作動油は、排出通路4を通じてオイルタンク2へ排出可能である。切換弁60は、カムシャフト20を支持する軸受8よりもポンプ1側において供給通路3及び排出通路4と、外部遅角通路5及び外部進角通路6との間に設置されている。切換弁60は電磁駆動式スプール弁であり、電子制御ユニット(ECU)7によってデューティ比制御された駆動電流を受けて作動する。具体的に切換弁60は、スプール62を図2、4に示す第一位置へ移動させることにより、外部遅角通路5を供給通路3に連通させると共に外部進角通路6を排出通路4に連通させる。一方、切換弁60は、スプール62を図5に示す第二位置へ移動させることにより、外部進角通路6を供給通路3に連通させると共に外部遅角通路5を排出通路4に連通させる。また一方、切換弁60は、スプール62を第一位置と第二位置との間の中間位置へ移動させることにより、供給通路3及び排出通路4と、外部遅角通路5及び外部進角通路6との間の連通を禁止する。尚、本実施形態において切換弁60への通電がオフされた状態では、スプリング63の押圧力によってスプール62が第一位置に定位する。
図2に示すように、カムシャフト20に形成されている遅角通路70及び進角通路80はそれぞれ外部遅角通路5及び外部進角通路6に連通している。図3、4に示すように、遅角通路70からは遅角通路71、72、73、74が分岐し、それら遅角通路71、72、73、74がそれぞれ遅角油圧室41、42、43、44と連通している。したがって、外部遅角通路5と供給通路3との連通時に遅角通路71、72、73、74は、供給通路3から通路5、70を通じて圧送されてくる作動油を遅角油圧室41、42、43、44へ供給する。一方、外部遅角通路5と排出通路4との連通時に遅角通路71、72、73、74は、遅角油圧室41、42、43、44の作動油を通路70、5を通じて排出通路4へ排出する。また、図3、4に示すように、進角通路80からは進角通路81、82、83、84が分岐し、それら進角通路81、82、83、84がそれぞれ進角油圧室51、52、53、54と連通している。したがって、外部進角通路6と供給通路3との連通時に進角通路81、82、83、84は、供給通路3から通路6、80を通じて圧送されてくる作動油を進角油圧室51、52、53、54へ供給する。一方、外部進角通路6と排出通路4との連通時に進角通路81、82、84は、進角油圧室51、52、54の作動油を通路80、6を通じて排出通路4へ排出する。また、進角油圧室53から排出通路4への作動油の排出は、後述する進角通路86及び通路80、6を経由して実現される。
このように本実施形態では、遅角油圧室41、42、43、44又は進角油圧室51、52、53、54への作動油の供給、並びに遅角油圧室41、42、43、44又は進角油圧室51、52、53、54からの作動油の排出が切換弁60のスプール位置に応じて切り換わるようになっている。
図2、3に示すように逆止弁90は、ストッパピストン31を収容するベーン211とは回転中心軸0を挟んで反対側のベーン213に内蔵されている。図3、4に示すように逆止弁90は、進角通路80と進角油圧室53とを接続する進角通路83の中途部に設置されており、それによって切換弁60よりも進角油圧室53側に位置している。即ち、進角油圧室53は特許請求の範囲に記載の特定流体室であり、進角通路80が特許請求の範囲に記載の流体供給通路であり、進角通路83は特許請求の範囲に記載の接続通路である。図2、6に示すように逆止弁90は、ホルダ94、弾性部材95及び弁部材93を有している。ホルダ94は筒状に形成され、ベーン213に圧入保持されている。ホルダ94は、進角通路83の進角油圧室53側部分である第一通路83aと進角通路80側部分である第二通路83bとに連通する弁通路97を内部に形成しており、当該弁通路97の外周側に弁座96を有している。弾性部材95はスプリング等からなり、弁通路97に収容されている。弁部材93はボール状に形成されており、回転中心軸0に沿って往復移動可能に且つ弁座96に着座して弁座口98を閉塞可能に、弁通路97に収容されている。これにより、第一通路83aの油圧による力は弁部材93に対して弁座96側へ作用し、第二通路83bの油圧による力は弁部材93に対して弁座96とは反対側へ作用する。また、弁部材93は、弾性部材95の復原力によって弁座96側へ押圧されている。
このような構成の逆止弁90は、図6(C)に示すように、弁部材93が第二通路83bの油圧による力を受けて弁座96から離座することにより開弁する。故に、この開弁状態において逆止弁90は、進角通路80側から弁座口98を経由して進角油圧室53へ向かう作動油流れを許容する。一方、図6(A)、(B)に示すように逆止弁90は、弁部材93が弾性部材95の復原力や第一通路83aの油圧による力を受けて弁座96に着座することにより閉弁する。故に、この閉弁状態において逆止弁90は、進角油圧室53から弁座口98を経由して進角通路80側へ向かう作動油流れを規制する。
図3、4に示すように、制御弁100は、逆止弁90と同じベーン213に内蔵されて進角通路86の中途部に設置されている。図2、6に示すように制御弁100はスプール弁であり、スプール孔102及び弁部材としてのスプール101を有している。スプール孔102はベーン213に形成されており、進角通路86の進角油圧室53側部分である第三通路86aと第二通路83b側部分である第四通路86bとに連通している。したがって、進角通路86は逆止弁90を迂回して、進角油圧室53と進角通路80とを制御弁100及び第二通路83bを経由して接続している。また、スプール孔102は遅角通路76にも連通している。スプール101は有底円筒状に形成され、回転中心軸0に沿って往復移動可能にスプール孔102に収容されている。スプール101は、図6(A)に示す位置へ移動したときに第三通路86aに連通可能且つ第四通路86bに常時連通可能な連通路103を内部に形成している。また、スプール101は、第四通路86bの油圧と遅角通路76の油圧をパイロット油圧として受ける。ここで第四通路86bの油圧による力はスプール101に対してスプロケット12側へ作用し、遅角通路76の油圧による力はスプール101に対してフロントプレート15側へ作用する。
このような構成の制御弁100は、図6(A)に示す許容位置にスプール101が移動することにより、連通路103を通じて第三通路86aを第四通路86bに連通させ、進角通路86を開放する。故に、この許容位置において制御弁100は、進角油圧室53から逆止弁90の弁座口98を迂回して進角通路80側へ向かう作動油流れを許容する。一方、制御弁100は、図6(B)、(C)に示す遮断位置にスプール101が移動することにより、連通路103を通じた通路86a、86bの連通を禁止し、進角通路86を遮断する。故に、この遮断位置において制御弁100は、弁座口98を迂回した進角油圧室53から進角通路80側への作動油流れを規制する。
次に、第一実施形態によるストッパピストン31の離脱圧P1と逆止弁90の開弁圧P2の設定方法について、図1を参照しつつ説明する。
ストッパピストン31の離脱圧P1は、本実施形態では、駆動油圧室34の油圧による力を受けてストッパピストン31が嵌合リング32から離脱をするときの当該油圧である。したがって、離脱圧P1は、ストッパピストン31が嵌合リング32に嵌合した状態で弾性部材33が発生させる復原力F1と、ストッパピストン31のスプロケット12側の端部39において駆動油圧室34の油圧を受ける面積A1を用いた下記式(1)にて表される。尚、ここで受圧面積A1は、ストッパピストン31の端部39の最大直径d1を用いた下記式(2)にて表される面積である。
P1=F1/A1 ・・・(1)
A1=d12・π/4 ・・・(2)
一方、逆止弁90の開弁圧P2は、第二通路83bの油圧による力を受けて弁部材93が弁座96から離座するときの当該油圧である。したがって、開弁圧P2は、弁部材93が弁座96に着座した状態で弾性部材95が発生させる復原力F2と、当該着座状態の弁部材93において第二通路83bの油圧を受ける面積A2を用いた下記式(3)にて表される。尚、ここで受圧面積A2は、着座状態の弁部材93において第二通路83bに露出する部分の最大直径d2を用いた下記式(4)にて表される面積である。
P2=F2/A2 ・・・(3)
A2=d22・π/4 ・・・(4)
そして本実施形態では、上記式(1)にて表されるストッパピストン31の離脱圧P1と、上記式(3)にて表される逆止弁90の開弁圧P2とが、下記の式(5)にて表される大小関係を満たすように設定される。
P1≧P2 ・・・(5)
このような設定によれば、ストッパピストン31が嵌合リング32に嵌合し且つ逆止弁90が閉弁した状態から進角通路80の油圧が上昇していくときには、ストッパピストン31が嵌合リング32から離脱する前に逆止弁90が開弁することとなる。
次に、第一実施形態によるバルブタイミング調整装置10の作動を説明する。尚、内燃機関の停止状態ではベーンロータ21は最遅角位置の位相であり、ストッパピストン31が嵌合リング32に嵌合しているものとする。また、内燃機関の停止状態ではポンプ1が停止し、内燃機関の作動状態では、ポンプ1が継続して駆動されるものとする。
(I)内燃機関の始動時
内燃機関の始動時は、遅角油圧室41、42、43、44、進角油圧室51、52、53、54及び駆動油圧室34、35にポンプ1から十分な圧力の作動油が供給されない。そのため、弾性部材33の押圧によりストッパピストン31は嵌合リング32に嵌合したままであり、ハウジング11に対してベーンロータ21は最遅角位置にロックされている。これにより、吸気弁からカムシャフト20を通じてベーンロータ21へ伝わる変動トルクによってハウジング11とベーンロータ21とが相対回転振動して衝突することによる打音の発生が防止される。
(II)進角作動
ECU7が切換弁60への通電をオンすると、スプール62はスプリング63の復原力に抗して加わる電磁駆動力によって図5に示す第二位置へ移動する。この状態においてポンプ1から吐出された作動油は、供給通路3から外部進角通路6へ供給され、さらに進角通路80を経由して通路81、82、83b、84へ供給される。その結果、第二通路83b及び第四通路86bの油圧が上昇することによって、図6(C)に示すように制御弁100が進角通路86を遮断する。それと共に、第二通路83bの油圧が逆止弁90の開弁圧P2に達すると、逆止弁90が開弁するため、第二通路83bへの供給油が第一通路83aを経由して進角油圧室53へ流入する。また、進角通路81、82、84への供給油は進角油圧室51、52、54へ流入し、さらに進角油圧室51から進角通路85を経由して駆動油圧室34へ流入する。尚、この開弁時点においては、駆動油圧室34の油圧は開弁圧P2と実質的に同一か、それ以下である。さらにこの開弁時点においては、駆動油圧室35の油圧によりストッパピストン31に働く力は、駆動油圧室34の油圧によりストッパピストン31に働く力に比べて無視できる程度に小さい。したがって、ストッパピストン31は嵌合リング32に嵌合したままである。
この後、さらに作動油が供給されて駆動油圧室34の油圧が上昇し、ストッパピストン31の離脱圧P1に達すると、ストッパピストン31が嵌合リング32から離脱し、ハウジング11に対するベーンロータ21のロックが解除される。
一方、遅角油圧室41、42、43、44の作動油は、遅角通路71、72、73、74から通路70、5を経由して排出通路4へ排出される。このように、進角油圧室51、52、53、54へ作動油が供給され、遅角油圧室41、42、43、44から作動油が排出されることにより、ベーンロータ21は四室ある進角油圧室51、52、53、54の油圧による力を受ける。その結果、ベーンロータ21はハウジング11に対して進角方向へ相対回転する。
進角油圧室51、52、53、54へ作動油を供給し、遅角油圧室41、42、43、44から作動油を排出することによりベーンロータ21を進角側の目標位相に位相制御するとき、ベーンロータ21はハウジング11に対して遅角方向及び進角方向に変動トルクを受ける。このとき、ベーンロータ21が受ける変動トルクは、平均すると遅角側に大きく作用する。ベーンロータ21が遅角方向の変動トルクを受ける場合、進角油圧室51、52、53、54の作動油は圧縮されて、通路81、82、83a、84へ流出する力を受ける。しかし、このときには、図6(B)に示すように逆止弁90が閉弁して進角通路83を遮断し、また制御弁100が進角通路86を遮断するので、進角油圧室53の作動油は進角通路80側へ排出されなくなる。したがって、ポンプ1から供給される作動油の油圧が十分に高くなっていないときには、ベーンロータ21はハウジング11に対して遅角方向の変動トルクを受けても、遅角側へ戻されない。また、それにより進角油圧室51、52、54からも作動油が排出されなくなるので、ベーンロータ21は遅角方向の変動トルクを受けても、ハウジング11に対し目標位相とは反対の遅角側へ戻ることを防止される。その結果、ベーンロータ21は、進角側の目標位相へ速やかに到達する。
(III)遅角作動
ECU7が切換弁60への通電をオフすると、スプール62はスプリング63の復原力によって図4に示す第一位置へ移動する。この状態のとき、供給通路3から外部遅角通路5へ作動油が供給され、さらに作動油が遅角通路70、71、72、73、74を経由して遅角油圧室41、42、43、44へ供給される。また、この状態のとき進角油圧室51、52、54の作動油は、進角通路81、82、84から通路80、6を経由して排出通路4へ排出される。それと共に、第二通路83b及び第四通路86bの作動油は通路80、6を経由して排出通路4へ排出される。そのため、逆止弁90では、第二通路83b側の油圧よりも第一通路83a側の油圧が高くなるので、逆止弁90は、図6(A)に示すように弁部材93が弁座96に着座することによって閉弁し、進角通路83を遮断する。一方、このとき制御弁100では、遅角油圧室43に接続する遅角通路76側の油圧が第四通路86b側の油圧よりも高くなるので、制御弁100は、図6(A)に示すように進角通路86を開放する。これにより進角油圧室53の作動油は、通路86、83b、80、6を経由して排出通路4へ排出される。このように、遅角油圧室41、42、43、44へ作動油が供給され、進角油圧室51、52、53、54から作動油が排出されることにより、ベーンロータ21は四室ある遅角油圧室41、42、43、44の油圧による力を受ける。その結果、ベーンロータ21はハウジング11に対して遅角方向へ相対回転する。
(IV)保持作動
上記(II)又は(III)の作動によってベーンロータ21が目標位相に達すると、ECU7が切換弁60へ供給する駆動電流のデューティ比を制御し、スプール62を中間位置に保持する。その結果、切換弁60は、外部遅角通路5及び外部進角通路6と、ポンプ1及び排出通路4との接続を遮断し、遅角油圧室41、42、43、44及び進角油圧室51、52、53、54から排出通路4へ作動油が排出されることを防止する。したがって、ベーンロータ21が目標位相に保持される。
以上説明した第一実施形態によれば、逆止弁90の開弁圧P2がストッパピストン31の離脱圧P1以下に設定されているため、ストッパピストン31が嵌合リング32から離脱するより先に逆止弁90が開弁する。そのため、ストッパピストン31によるベーンロータ21のロックは、逆止弁90を通じて作動油が進角油圧室53へと流入する状態で解除されることとなる。故にロックが解除されるまでは、ベーンロータ21のばたつきを防止することができ、またロックの解除時点からは、上記(II)の進角作動で説明した逆止弁90による流体流出規制機能を即座に発揮させることができる。したがって、打音の発生防止を防止しつつ応答性を飛躍的に向上させることができる。
(第二実施形態)
図7に示すように、本発明の第二実施形態によるバルブタイミング調整装置10は第一実施形態の変形例である。尚、第一実施形態と実質的に同一の構成部位には同一符号を付し、説明を省略する。
第二実施形態では、ストッパピストン31がベーン213に内蔵され、進角通路85及び遅角通路75がそれぞれ進角油圧室53及び遅角油圧室43に連通している。但し、模式的な図7からは明らかでないが、ベーン213においてストッパピストン31及び通路85、75は、弁90、100及び通路83、86、76を避けて設けられている。また、ストッパピストン31の離脱圧P1については、逆止弁90の開弁圧P2との関係において、第一実施形態で説明した式(5)を満たすように設定されている。
こうした構成の第二実施形態において、切換弁60への通電がオンされると、第一実施形態と同様にして作動油が通路81、82、83b、84へ供給される。その結果、制御弁100が進角通路86を遮断すると共に、第二通路83bの油圧が逆止弁90の開弁圧P2に達すると、逆止弁90が開弁するため、第二通路83bへの供給油が第一通路83aを経由して進角油圧室53へ流入する。また、進角通路81、82、84への供給油は進角油圧室51、52、54へ流入する。尚、この逆止弁90の開弁時点においては、進角油圧室53から進角通路85を通じて連通する駆動油圧室34へは作動油が達しておらず、故にストッパピストン31は嵌合リング32に嵌合したままである。そしてこの後、進角油圧室53を通じて作動油が駆動油圧室34へ供給されて、駆動油圧室34の油圧が上昇し、ストッパピストン31の離脱圧P1に達すると、ストッパピストン31が嵌合リング32から離脱してベーンロータ21のロックが解除される。
以上説明した第二実施形態によれば、逆止弁90が油流入の許容並びに油流出の規制をする進角油圧室53から油圧が進角通路85及び駆動油圧室34を通じてストッパピストン31に作用し、それによりストッパピストン31が嵌合リング32から離脱する。そのため、ストッパピストン31が嵌合リング32から離脱するより先に逆止弁90が開弁する。しかも第二実施形態によれば、逆止弁90の開弁圧P2がストッパピストン31の離脱圧P1以下に設定されているため、逆止弁90の開弁タイミングとストッパピストン31の離脱タイミングとの間に確実に時間をあけることができる。したがって、ストッパピストン31の離脱によってロックが解除されるまでは、ベーンロータ21のばたつきを防止することができ、またロックの解除時点からは、逆止弁90による流体流出規制機能を即座に発揮させることができる。故に第二実施形態によっても、打音の発生防止を防止しつつ応答性を飛躍的に向上させることができる。
尚、第二実施形態については、ストッパピストン31の離脱圧P1と逆止弁90の開弁圧P2とが下記の式(6)を満たすように、変形することができる。即ち、離脱圧P1を開弁圧P2以下に設定してもよい。
P1≦P2 ・・・(6)
このように設定した場合でも、逆止弁90が油流入の許容並びに油流出の規制をする進角油圧室53の油圧によってストッパピストン31が嵌合リング32から離脱することになるため、ストッパピストン31の離脱よりも先に逆止弁90を開弁することができる。
また、第一、第二実施形態では、逆止弁90又は制御弁100の少なくともいずれか一方について、ボス部24やカムシャフト20に内蔵させてもよい。さらに第一、第二実施形態では、逆止弁90及び制御弁100をベーン間の複数の油圧室に連通させてそれら油圧室からの油流出を制御してもよい。またさらに第一、第二実施形態では、逆止弁90及び制御弁100の組を複数組設けて互いに同じ又は相異なる油圧室に連通させてよい。尚、第一実施形態において弁90、100の組を複数組設ける場合には、全ての逆止弁90の開弁圧P2が式(5)を満たすことが望ましい。また一方、第二実施形態において弁90、100の組を複数組設ける場合には、各逆止弁90の開弁圧P2が式(5)及び(6)のいずれを満たすものであってもよい。
加えて第一実施形態では、ストッパピストン31の駆動油圧室34を進角油圧室51を介さないで直接に進角通路81と連通させてもよい。さらに第一、第二実施形態では、進角通路86の第三通路86aを進角油圧室53に直接連通させる代わりに、進角通路83の第一通路83aを通じて進角油圧室53に連通させてもよい。またさらに第一、第二実施形態では、遅角通路76を遅角油圧室43に連通させる代わりに、遅角通路70や当該通路70から分岐する遅角通路71、72、73、74のいずれかに遅角通路76を連通させてもよい。
また加えて第一、第二実施形態では、進角通路80と進角油圧室53とを接続する進角通路83に逆止弁90を設置する代わりに、遅角通路70と遅角油圧室43とを接続する遅角通路73に逆止弁90を設置してもよい。尚、この場合、進角通路86に制御弁100を配置する代わりに、逆止弁90の弁座口98を迂回して遅角通路70と遅角油圧室43とを接続する遅角通路を設け、その遅角通路に制御弁100を配置してもよい。
さらに加えて第一、第二実施形態では、ハウジング11とカムシャフト20とを連動回転させると共に、ベーンロータ21とクランクシャフトとを連動回転させてもよい。また、第一、第二実施形態では、ストッパピストン31をハウジング11に嵌合収容させて、ベーンロータ21に対して嵌合又は離脱させるようにしてもよい。
またさらに加えて第一、第二実施形態では、吸気弁のバルブタイミングを調整する装置に本発明を適用した例を説明したが、本発明は、排気弁のバルブタイミングを調整する装置や、吸、排気弁の双方のバルブタイミングを調整する装置にも適用してもよい。
以上、本発明について説明してきたが、本発明は上述の実施形態や変形例に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置の特徴を説明するための模式図である。 本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す断面図である。 本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す図であって、図2のIII−III線断面図である。 本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置の概略構成及び一作動状態を示す模式図である。 本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置の別の作動状態を示す模式図である。 本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置の作動を説明するための要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態によるバルブタイミング調整装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
1 ポンプ(流体供給源)、10 バルブタイミング調整装置、11 ハウジング、12 スプロケット、13 シューハウジング、15 フロントプレート、20 カムシャフト(従動軸)、21 ベーンロータ、24 ボス部、31 ストッパピストン(ロック部材)、32 嵌合リング、33 弾性部材、34、35 駆動油圧室、39 端部、41、42、43、44 遅角油圧室(流体室)、51、52、54 進角油圧室(流体室)、53 進角油圧室(流体室、特定流体室)、60 切換弁、62 スプール、75 遅角通路、80 進角通路(流体供給通路)、83 進角通路(接続通路)、85 進角通路、83a 第一通路、83b 第二通路、90 逆止弁、93 弁部材、94 ホルダ、95 弾性部材、96 弁座、97 弁通路、100 制御弁、135 収容室、211、212、213、214 ベーン、P1 離脱圧、P2 開弁圧

Claims (3)

  1. 内燃機関の駆動軸から吸気弁及び排気弁の少なくともいずれか一方を開閉駆動する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記吸気弁及び前記排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、
    前記駆動軸又は前記従動軸の一方と共に回転し、所定の角度範囲で回転方向に形成された収容室を回転方向に複数有するハウジングと、
    前記駆動軸又は前記従動軸の他方と共に回転し、前記収容室に収容されるベーンを有し、前記ベーンにより各収容室を仕切って形成された複数の流体室としての進角室及び遅角室の作動流体圧により前記ハウジングに対して遅角側又は進角側に相対回転駆動されるベーンロータと、
    前記ハウジング及び前記ベーンロータに嵌合することにより前記ベーンロータを前記ハウジングに対してロックし、前記流体室の作動流体圧を受けて前記ハウジング又は前記ベーンロータの一方から離脱することにより前記ベーンロータのロックを解除するロック部材と、
    作動流体を供給する流体供給源と前記流体室のうちの予め定められた流体室である特定流体室とを接続する接続通路と
    前記接続通路に設置され、開弁することにより前記流体供給源側から前記特定流体室への作動流体の流れを許容し、閉弁することにより前記特定流体室から前記流体供給源側への作動流体の流れを規制する逆止弁であって、前記ハウジング又は前記ベーンロータの一方から前記ロック部材が離脱する前に開弁するよう構成された逆止弁と、を備え、
    前記ロック部材は、前記特定流体室とは別の前記流体室から作動流体圧を受け、前記逆止弁の影響を受けずに離脱するよう構成されていること
    を特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記逆止弁は、前記遅角室又は前記進角室への作動流体の供給、並びに前記遅角室又は前記進角室からの作動流体の排出を切り換える切換弁よりも前記特定流体室側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記流体供給源から流体が供給される流体供給通路を備え、
    前記ロック部材は、前記流体供給通路を通じて受ける作動流体圧が離脱圧以上となるとき前記ハウジング又は前記ベーンロータの一方から離脱し、
    前記逆止弁は、前記流体供給通路を通じて受ける作動流体圧が開弁圧以上となるとき開弁し、
    前記開弁圧は前記離脱圧以下に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブタイミング調整装置。
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