JP4458691B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気化式加湿器を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、外装体の内部に複数の熱交換部に分割された熱交換器を配置し、この熱交換器の内側にクロスフローファンを配置した壁掛け形空気調和装置が知られている。この種の空気調和装置では、室内の乾燥を抑制するために、特開平9−26152号公報記載の発明のように、暖房運転時に、温水熱交換器と熱源機との間を循環する温水の一部を、温水熱交換器の表面に滴下して自然蒸発させ、室内を加湿するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報記載の空気調和装置では、温水熱交換器の表面で蒸発した温水中のカルキ分が白粉となって、この温水熱交換器の表面に付着してしまう場合がある。このため、温水熱交換器の熱交換効率が低下して、温水熱交換器が短寿命となってしまう恐れがある。また、温水熱交換器の表面で蒸発させる方式では、十分な加湿量を確保することが困難になるという問題がある。これに対し、気化式加湿器を使用すれば、これら問題は解消される。
【0004】
この気化式加湿器へ水を供給する場合、その水温を上げることにより加湿量が増加することが知られているが、水温を上昇させるため、ヒータ等を設置したのでは、ランニングコストが上昇する等の問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、ランニングコストを上昇させず、簡単な構成で、十分な加湿量を確保し、加湿性能を増大させることができる空気調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、外装体の内部に形成された前面側空間及び上面側空間に跨って配置され複数の熱交換部に分割され冷媒を導いて空気を加熱又は冷却する冷媒熱交換器と、熱源機から温水を導いて空気を加熱する温水熱交換器とが設けられ、上記上面側空間では上記冷媒熱交換器を構成する熱交換部と温水熱交換器とがハの字形に配置され、これら熱交換器の内側にクロスフローファンを配置し、このハの字形に配置された熱交換部と温水熱交換器との隙間に気化式加湿器をクロスフローファンに向けて挿入配置し、この気化式加湿器への加湿水配管を上記温水熱交換器に組み込み配置し、上記気化式加湿器には上記熱源機へ供給される給水の一部を導くことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、上記温水熱交換器が、フィンアンドチューブ形熱交換器で構成され、この温水熱交換器が有する複数のパス群の内の、少なくとも一つのパスを、上記気化式加湿器への加湿水配管にあてたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、上記気化式加湿器への加湿水配管が、上記温水熱交換器の伝熱管を貫通して、この伝熱管の内壁面に密着したことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3いずれか1記載のものにおいて、上記温水熱交換器の一次側に上記冷媒熱交換器を構成する熱交換部が重ねて配置されたことを特徴とする。
【0011】
これらの発明では、熱交換器の二次側であって、冷媒熱交換器の熱交換部と温水熱交換器との間に気化式加湿器が挿入配置され、この気化式加湿器が各熱交換部及び温水熱交換器を経た後の暖気の合流部に位置し、気化式加湿器に水を供給する配管が上記温水熱交換器を貫通するため、温水熱交換器に流れる温水の熱が気化式加湿器に供給される水を加熱し、温水熱交換器で暖められた温水が気化式加湿器へ供給されるため、十分な加湿量が確保され、熱交換器で暖められた空気の加湿効率を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す回路図である。
【0014】
この図1に示すように、空気調和装置10は室外ユニット11、室内ユニット12及び給湯ユニット13を有してなり、室外ユニット11の室外冷媒配管14と室内ユニット12の室内冷媒配管15とが、連結配管16及び17を介して連結されている。
【0015】
上記室外ユニット11は室外に配置され、室外冷媒配管14に圧縮機18が配設され、この室外冷媒配管14における圧縮機18の吸込側にアキュムレータ19及びマフラ20が、圧縮機18の側から順次配設され、また、室外冷媒配管14における圧縮機18の吐出側に室外熱交換器21及び電動膨張弁22が、圧縮機18の側から順次配設されて構成される。
【0016】
室外熱交換器21には、この室外熱交換器21へ向かって送風する室外ファン(不図示)が隣接して配置されている。
【0017】
上記室内ユニット12は室内に設置され、室内冷媒配管15に室内冷媒熱交換器23が配設されるとともに、室内温水熱交換器24を有して構成される。これらの室内冷媒熱交換器23及び室内温水熱交換器24により室内熱交換器25が構成される。また、室内ユニット12内では、室内熱交換器25近傍に、この室内熱交換器25へ室内空気を送風する、クロスフローファン26が配置されている(図2参照)。
【0018】
前記給湯ユニット13は熱源機27を有し、この熱源機27は、熱源機給水配管28から供給された給水を加熱して温水を作る。この温水は、図示しない蛇口から外部へ放出可能とされるとともに、室内ユニット12の室内温水熱交換器24と熱源機27との間で循環可能とされる。
【0019】
つまり、熱源機27と室内温水熱交換器24は、熱源機27から室内温水熱交換器24へ温水を送る温水往き配管29と、室内温水熱交換器24から熱源機27へ温水を戻す温水戻り配管30とによって接続される。そして、温水往き配管29に、この温水往き配管29内を流れる温水の流量を調整する流量可変弁31が配設されている。熱源機27から室内温水熱交換器24へ温水が供給されることによって、この室内温水熱交換器24を通過する室内空気が熱交換により加熱される。
【0020】
図示しない制御装置は、同じく図示しないリモートコントローラ等により冷房運転が選択して指令された場合には、流量可変弁31を閉弁操作させるとともに、室外ユニット11の圧縮機18、室外ファン及びクロスフローファン26を起動させる。これにより、室内ユニット12の室内冷媒熱交換器23が蒸発器として機能し、この室内冷媒熱交換器23により、室内ユニット12内へ導かれた室内空気が冷却されて室内を冷房する。
【0021】
また、リモートコントローラ等により暖房運転が選択して指令された場合には、室外ユニット11の圧縮機18、室外ファン及びクロスフローファン26を停止させるとともに、流量可変弁31を開弁操作させて、熱源機27からの温水を室内温水熱交換器24との間で循環させる。この室内温水熱交換器24により、クロスフローファン26によって室内ユニット12内に導かれた室内空気が加熱されて室内を暖房する。
【0022】
ここで、制御装置は、上述の冷房運転または暖房運転において、室内ユニット12に設置された室温センサ32により検出された室内温度が、リモートコントローラ等により設定された設定温度とほぼ一致するように、上記冷房運転または暖房運転を制御する。
【0023】
図2に示すように、室内ユニット12は部屋の壁等に取り付けられる。この室内ユニット12は、主に背面側をリア外装体35が覆い、主に前面側をフロント外装体36が覆う。これらのリア外装体35とフロント外装体36とが外装体を構成し、この外装体に囲まれた空間内に室内冷媒熱交換器23、室内温水熱交換器24及びクロスフローファン26等が収納される。
【0024】
フロント外装体36には空気吸込口37A、37B及び37Cが形成されるとともに、このフロント外装体36は、リア外装体35に対し着脱または開閉可能に構成される。また、リア外装体35とフロント外装体36との間に空気吹出口38が形成される。
【0025】
室内冷媒熱交換器23は、3つの熱交換部23A,23B,23Cに分割されている。外装体の内部に形成された前面側空間Aには、第一熱交換部23Aが配置され、上面側空間Bには、図中でハの字形に第二熱交換部23B、温水熱交換器24が配置され、、温水熱交換器24の一次側には、第三熱交換部23Cが重ねて配置されている。そして、これら熱交換器23,24の内側にクロスフローファン26が配置されている。
【0026】
第一熱交換部23Aと第二熱交換部23Bのドレンは前面ドレン受け41で受けられ、第三熱交換部23Cと室内温水熱交換器24のドレンは背面ドレン受け43で受けられる。
【0027】
図2に示すように、ハの字形に配置された第二、第三熱交換部23B,23Cの間に隙間が形成され、この隙間には、上記クロスフローファン26で吸引される空気の流れ方向に沿って、気化式加湿器45が挿入配置されている。この気化式加湿器45は、図4に示すように、第二熱交換部23Bの幅一杯に延在するケース46と、このケース46内に着脱自在に挿入される加湿エレメント47とを備えて構成される。
【0028】
このケース46は、第二熱交換部23B,温水熱交換器24の上縁に係止されるフランジ(隙間シール部)51,52を備え、このフランジ51,52は例えば軟質樹脂で構成され、このフランジ51,52により第二熱交換部23B,温水熱交換器24の隙間が密閉シールされる。よって、第二熱交換部23B,温水熱交換器24の隙間からの空気漏れはない。
【0029】
上記ケース46には、図2及び図3に示すように、ドーム状頭部46Aが形成され、このドーム状頭部46A内に散水管46Bが配設されている。この散水管46Bには、図4に示すように、加湿水配管53が接続され、この加湿水配管53には、熱源機27へ供給される給水の一部を導く加湿給水配管40(図1)が接続され、この加湿給水配管40には熱動弁44が接続されている。この加湿給水配管40は、熱源機27から温水熱交換器24へ温水を送る温水往き配管29と、温水熱交換器24から熱源機27へ温水を戻す温水戻し配管30との少なくとも一方に接触して配設されることが望ましい。
【0030】
上記加湿水配管53は、図5に示すように、室内温水熱交換器24に組み込み配置されている。本実施形態に係る熱交換器24は、フィンアンドチューブ形熱交換器であり、積層に重ねられたフィン群24Cと、これらフィン群24Cに伝熱管(チューブ)24A,24Bが挿通して構成されている。温水暖房用チューブ24Aは、下部の多段パスで構成され、パス間をUベント管で溶接或いは蝋付けし、一連した流路を形成するものであって、この温水暖房用チューブ24Aには、熱源機27から温水往き配管29を介して温水が流入する。
【0031】
加湿用チューブ24Bは、上記室内温水熱交換器24の上部に設けられた一本のパスであり、この加湿用チューブ24Bの内部に上記した加湿水配管53が圧入されている。この加湿水配管53は加湿用チューブ24Bを貫通し、図2に示すように、散水管46Bに接続されている。この散水管46Bに流れ込む水は熱源機27へ供給される給水の一部であり(図1)、熱源機27へ供給される前の清浄な水(給水)である。
【0032】
本実施形態では、上記温水暖房用チューブ24Aを流れる温水の熱が、フィン24Cを介して上記加湿用チューブ24Bに伝わり、この加湿用チューブ24Bと加湿水配管53とは接触しているため、この加湿水配管53を流れる水または温水は暖められる。上記温水暖房用チューブ24Aの入口には、熱源機27から例えば、約80℃の温水が流れ込み、温水暖房用チューブ24Aの出口付近の温水の温度は約50〜60℃になる。この温水熱交換器24の温度帯中に加湿水を流すと約10℃の水が約30〜40℃になる。従って、温水熱交換器24で暖められた温水が気化式加湿器45へ供給されるため、そこでは十分な加湿量が確保され、熱交換器23B,24B,23Cで暖められた空気の加湿効率を格段に向上させることができる。
【0033】
なお、加湿用チューブ24B内に加湿水配管53を挿入せず、加湿用チューブ24B自体を加湿水配管としてもよい。
【0034】
ただし、本熱交換器の製造時において、加湿用チューブ24Bをフィン群の孔に挿通する場合、いわゆるボール拡管式が採用されている。この場合、チューブとボール(金属球等)との摩擦による摩耗防止に潤滑油が使用されるため、チューブ内に油等が残存する恐れがある。加湿水を流す場合、このチューブ内を洗浄することが重要である。
【0035】
温水用熱交換器24は、図2に示すように、室内冷媒用熱交換器23の第三熱交換部23Cと重ねて配設されており、第三熱交換部23Cが保有する温度は約60℃である。この第三熱交換部23Cの熱容量も、加湿水配管53を流れる温水の加温化に加えられ、温水の温度はさらに上昇し保持できる。
【0036】
上記散水管46Bからの温水は、ドーム状頭部46Aのドーム形状内壁に衝突した後、このドーム形状に沿って流出し、傾斜して配置された加湿エレメント47に滴下される。これにより、加湿エレメント47への確実な滴下が確保される。ここに滴下された温水は、熱交換器23,24を経た暖気を加湿し、残留水は、残留水受け部46Cに受けられる。この残留水受け部46Cに集められた残留水は、残留水水路46Dを通じて、第三熱交換部23Cの背面ドレン受け43に回収される。なお、残留水水路46Dは、図4からも明らかなように、風路内に突出しないように、上記ケース46の両端部に形成される。
【0037】
上記加湿エレメント47は、エレメントホルダー48に収納され、このエレメントホルダー48には把手48Aが形成される。そして、図3に示すように、フロント外装体36を開いた場合、外装体の前面にはこの加湿エレメント47がエレメントホルダー48ごと取出し可能に臨んでいる。
【0038】
加湿エレメント47は、スポンジ等のように水分を含みやすい材質から構成される。この加湿エレメント47を空気が通過する時に、加湿エレメント47内の水が自然蒸発されて、空気吹出口38から室内へ吹き出される空気が加湿される。この加湿は、主に空気調和装置10の暖房運転時に実施される。
【0039】
この加湿エレメント47へ給水する前記加湿給水配管40は、図1に示すように、熱源機給水配管28から分岐されたものであり、熱源機給水配管28へ供給される前の清浄な給水を、加湿配管53を介し、加湿エレメント47へ導く。また、この加湿給水配管40には、この加湿給水配管40内を流れる水の流量を調整する熱動弁44が配設されている。この熱動弁44の開度調整により、加湿エレメント47へ供給される水の供給量が制御される。
【0040】
図示しない制御装置は、同じく図示しないリモートコントローラ等により加湿運転が選択して指令されたときに、熱動弁44を開弁操作する。そして、制御装置は、室内ユニット12に設置された湿度センサ42にて検出された室内湿度が、リモートコントローラ等に設定された設定湿度とほぼ一致するように、熱動弁44の開度を調整する。
【0041】
上述のように構成されたことから、上記実施の形態によれば次の効果▲1▼〜▲8▼を奏する。
【0042】
▲1▼熱交換器23の二次側であって、この熱交換器23とクロスフローファン26との間に気化式加湿器45が配置されるため、熱交換器23で暖められた空気に例えば300cc/h以上の十分な加湿量を与えることができる。特に、第二、第三熱交換部23B,23Cの間に気化式加湿器45が挿入配置されたため、この気化式加湿器45が各熱交換部23B,23Cを経た後の暖気の合流部に位置することになるため、加湿効率がさらに向上する。
【0043】
▲2▼加湿用の水が加湿エレメント47に供給されて蒸発されることから、蒸発される水中のカルキ分は加湿エレメント47に付着し、室内温水熱交換器24の表面に付着することがない。この結果、付着したカルキ分により室内温水熱交換器24の熱交換効率が低下する事態が発生しないので、この室内温水熱交換器24の寿命を良好に確保できる。
【0044】
▲3▼カルキ分が付着した加湿エレメント47は、後述の▲6▼の如く適宜交換することにより、水の蒸発性能を良好に確保できる。
【0045】
▲4▼加湿エレメント47へ供給される水が、熱源機27へ供給される給水の一部であることから、加湿エレメント47にて蒸発される水は、熱源機27と室内温水熱交換器24との間を循環した汚れた水ではなく、熱源機27へ供給される前の清浄な水(給水)である。このため、加湿エレメント47による室内の加湿によっても、室内の空気の清浄度を良好に保つことができる。
【0046】
▲5▼加湿エレメント47へ水を供給する加湿給水配管40が、室内温水熱交換器24に接続された温水往き配管29及び温水戻り配管30に接触して配設されたことから、加湿エレメント47へ供給される水は、温水往き配管29及び温水戻り配管30の温水により熱交換されて温度が上昇する。この結果、加湿エレメント47へ供給された水の自然蒸発が促進されて、加湿エレメント47による室内の加湿を迅速に実施できる。
【0047】
▲6▼加湿給水配管40から加湿エレメント47へ温水を供給する加湿水配管53が、室内温水熱交換器24の加湿用チューブ24Bの内部を貫通し、加湿用チューブ24Bと接触して配設されたことから、加湿エレメント47へ供給される水は、室内温水熱交換器24の温水暖房用チューブ24Aを流れる温水の熱が伝わり、加湿給水配管40を流れる温水よりさらに温度が上昇する。この結果、加湿エレメント47へ供給された水の自然蒸発が促進されて、加湿エレメント47による室内の加湿を迅速に実施できる。
【0048】
▲7▼室内温水熱交換器24に室内冷媒熱交換器23の第三熱交換部23Cが重ねて配置していることから、第三熱交換部23Cの熱量が室内温水熱交換器24の加湿用チューブ24Bに伝わり、加湿用チューブの内部を貫通している加湿水配管53を流れる温水の温度がさらに上昇し、温度を保持する。この結果、加湿エレメント47へ供給された水の自然蒸発が促進されて、加湿エレメント47による室内の加湿を迅速に実施できる。
【0049】
▲8▼室内冷媒熱交換器23の前方には、開閉または着脱自在なフロント外装体36が設けられているので、フロント外装体36を開閉または離脱させることによって、室内冷媒熱交換器23の前面に臨む加湿エレメント47を容易に交換することができる。
【0050】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0051】
例えば、第一熱交換部23Aと第二熱交換部23Bとの間に隙間を形成し、そこに気化式加湿器45を挿入配置してもよい。
【0052】
加湿給水配管40は、温水往き配管29及び温水戻り配管30の両者に接触されるものを述べたが、これら温水往き配管29と温水戻り配管30のいずれか一方に接触されてもよい。また、上記空気調和装置10では、給湯ユニット13は室外ユニット11と別体に設置されたものを述べたが、室外ユニット11内に配置されてもよい。更に、熱動弁44は、制御装置により開度が調整される通常の制御弁であってもよい。
【0053】
【発明の効果】
これらの発明では、熱交換器の二次側であって、この熱交換器とクロスフローファンとの間に気化式加湿器が配置されるため、熱交換器で暖められた空気に十分な加湿量を与えることができる。また、熱交換部同士の間に気化式加湿器が挿入配置された場合、この気化式加湿器が各熱交換部を経た後の暖気の合流部に位置することになるため、加湿効率を向上させることができる。さらに、気化式加湿器に流れる水が、熱交換器を貫通し、この熱交換器の熱が気化式加湿器に流れる水に作用し、熱交換器で暖められた温水が気化式加湿器に流れ込むことにより、加湿効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の空気調和装置の室内ユニットを示す断面図である。
【図3】図1の空気調和装置の室内ユニットを示す断面図である。
【図4】気化式加湿器へ供給される加湿水の流れを示す図である。
【図5】室内温水熱交換器を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室外ユニット
13 給湯ユニット
23 室内冷媒熱交換器
23A,23B,23C 熱交換部
24 室内温水熱交換器
24A 温水熱交換用チューブ
24B 加湿用チューブ
24C フィン群
26 クロスフローファン
27 熱源機
28 熱源機給水配管
29 温水往き配管
30 温水戻り配管
36 フロント外装体
40 加湿給水配管
45 気化式加湿器
46 ケース
47 加湿エレメント
53 加湿水配管

Claims (4)

  1. 外装体の内部に形成された前面側空間及び上面側空間に跨って配置され複数の熱交換部に分割され冷媒を導いて空気を加熱又は冷却する冷媒熱交換器と、熱源機から温水を導いて空気を加熱する温水熱交換器とが設けられ、上記上面側空間では上記冷媒熱交換器を構成する熱交換部と温水熱交換器とがハの字形に配置され、これら熱交換器の内側にクロスフローファンを配置し、このハの字形に配置された熱交換部と温水熱交換器との隙間に気化式加湿器をクロスフローファンに向けて挿入配置し、この気化式加湿器への加湿水配管を上記温水熱交換器に組み込み配置し、上記気化式加湿器には上記熱源機へ供給される給水の一部を導くことを特徴とする空気調和装置。
  2. 上記温水熱交換器が、フィンアンドチューブ形熱交換器で構成され、この温水熱交換器が有する複数のパス群の内の、少なくとも一つのパスを、上記気化式加湿器への加湿水配管にあてたことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 上記気化式加湿器への加湿水配管が、上記温水熱交換器の伝熱管を貫通して、この伝熱管の内壁面に密着したことを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 上記温水熱交換器の一次側に上記冷媒熱交換器を構成する熱交換部が重ねて配置されたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1記載の空気調和装置。
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