JP4458308B2 - 増築用基礎構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め増築することを見込んで増築時に増築部分と既設部分との接続や取り合いを容易に行えるように構成した増築用基礎構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
戸建て住宅や集合住宅等の特に中低層住宅は、現在の家族構成や周辺環境に応じて最適なもの、或いは比較的近い将来に実現されるであろう状況の変化(例えば、現在では未就学児であるが就学後個室が必要になるであろうようなこと)を取り込んで建築されるのが一般である。
【0003】
特に木造の住宅では、1階部分を水平方向に部分的に増築するようなことは通常行われるものの、家族構成や周辺環境に大幅な変化が生じたような場合、部分的な増築よりも建物そのものを建て換えるのが一般である。
【0004】
また、昨今では、建物の長寿命化も望まれており、住宅を数世代に亘って使用することが可能となり、家族構成や周辺環境の大幅な変化が生じて増築の要求がなされる可能性は十分にある。しかし、一般に現状の建物は増築に対応し得るような考慮がなされていなのが実情である。
【0005】
一方、増築を考慮したものではないものの布基礎の立上り部に土間コンクリートまたは付属基礎を打ち継ぐ際に土間コンクリートまたは付属基礎の沈降を防止するために該布基礎と土間コンクリートまたは付属基礎との両者の鉄筋を接続する接続部分を有する技術が特公平4-64368 号公報(以下、「公知例」という)に開示されている。
【0006】
前記公知例の技術は図9(a),(b)に示すように、布基礎51の鉄筋52にジョイントピン53或いはアンカーピン54が固定され、該ジョイントピン53及びアンカーピン54にソケット55が螺着されている。そして、布基礎51の型枠にソケット55の端部を密着させた状態で該型枠内に布基礎51のコンクリートを打設する。打設したコンクリートが乾燥して硬化した後、型枠を除去し、土間コンクリート56に埋設されるねじバー57を布基礎51に埋設されたソケット55の露出端部から螺着して接続し、土間コンクリート56の型枠内にコンクリートを打設する。
【0007】
これにより、土間コンクリート56の鉄筋となるねじバー57は、ソケット55、ジョイントピン53或いはアンカーピン54を介して布基礎51の鉄筋52に連結され、布基礎51と土間コンクリート56を貫通して連結する鉄筋を容易に配筋することが出来、布基礎51と土間コンクリート56とを強固に一体化することが出来るとしている。
【0008】
また、図9(c)は布基礎51と片側の付属基礎58との間に鉄筋59を貫通したものである。この場合、布基礎51の型枠に鉄筋59が入るだけの孔を設け、該鉄筋59を型枠から孔を経由して突き出したまま先ず布基礎51のコンクリートを打設して型枠を取り外し、布基礎51の側面上に突出した鉄筋59の位置に付属基礎58を打設する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、現在の一般的な建物では増築の要求が生じた時、この要求に対処し得るように予め建築されることはない。このため、増築する際には既設部分を大幅に取り壊すことが一般に行われていた。また、図9に示した上記公知例では布基礎51を打設した後、直ぐに土間コンクリート56や付属基礎58を打設するものであるため、その技術範囲においては何ら問題が生じるものではないが、例えば、公知例の土間コンクリート56を将来増築される増築部分の基礎に置き換えた場合、ソケット55の端部が布基礎51から露出したままになってソケット55に錆が生じたり、該ソケット55のネジ部に泥やゴミ等が侵入して将来、ねじバー57が螺着出来なくなるという問題が大いにある。
【0010】
また、上記公知例の土間コンクリート56は玄関や風呂場等の比較的軽量な荷重を支持するためのものであり、付属基礎58は建物の一部の部材を受ける付属的な基礎であるとしていることからも分かるように、上記公知例のように布基礎51と、土間コンクリート56或いは付属基礎58とを貫通して水平に配置された比較的短い長さを有するねじバー57により連結した場合、土間コンクリート56や付属基礎58の遊離、沈下、傾きを防止するといった布基礎51と土間コンクリート56或いは付属基礎58との相互の高さ方向の位置ずれを防止する程度の効果しか期待出来ないため土間コンクリート56や付属基礎58にかかる荷重は該土間コンクリート56や付属基礎58の下部の地盤に依存しており、土間コンクリート56や付属基礎58にかかる荷重をねじバー57、ソケット55、ジョイントピン53或いはアンカーピン54、鉄筋52を介して引っ張り荷重として布基礎51に伝達し得るものではなく、大きな力の伝達は期待されていない。
【0011】
即ち、図9(a),(b)に示されたように、ねじバー57は土間コンクリート56の水平方向に伸びる長尺状の主筋の形態ではなく、比較的短い長さで構成されたものであり、該ねじバー57を介して土間コンクリート56にかかる荷重を引っ張り荷重として布基礎51に伝達させた場合、ねじバー57が埋設された部位の土間コンクリート56に亀裂や破損が生じる虞がある。
【0012】
従って、図9(a),(b)に示されたねじバー57では、土間コンクリート56或いは付属基礎58から受けるねじバー57の応力を布基礎51に伝達するのみであり、このような構成からも明らかなように、従来、既設部分の基礎に配筋された主筋と将来増築される増築部分の基礎に配筋される主筋同士の応力を伝達するといった技術思想は全く存在しなかった。
【0013】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは予め増築を見込んだ建物の基礎構造を提供することにあり、特に将来、増築工事を実施する際の予め見込まれた増築部分の基礎と既設部分の基礎とを貫通して連結する鉄筋を容易に配筋することが出来、該増築部分の基礎と既設部分の基礎とを強固に一体化することが出来、増築が遠い将来であっても経年変化に良く耐えて増築工事に支障を来さず、工事期間を短縮すると共に増築費用を低減することが出来る増築用基礎構造を提供せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る増築用基礎構造の第1の構成は、予め見込まれた増築部分の基礎と接続される接続部分を有する増築用基礎構造において、既設部分の基礎に埋設される埋め込み継手筋と、前記既設部分の基礎に埋設され、且つ前記埋め込み継手筋に接続される接続部材とを有し、前記接続部材は前記既設部分の基礎に隣設して将来増築される増築部分の基礎に埋設される増築用継手筋に接続されるようになっており、前記埋め込み継手筋に接続された前記接続部材の端部は、前記既設部分の基礎コンクリートの表面に露出しており、前記接続部材は、前記基礎コンクリートの表面に露出して前記増築用継手筋に接続される側を着脱可能な蓋部材により覆われており、前記接続部材の露出部分と、前記蓋部材との間には、閉鎖空間が設けられ、該閉鎖空間に止水パッキンが設けられ、前記閉鎖空間は、前記基礎コンクリートの表面から前記止水パッキンの厚さだけ内側に、前記接続部材の前記増築用継手筋に接続される側を設けて形成されていることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る増築用基礎構造の第2の構成は、前記第1の構成において、前記基礎コンクリートの表面から前記止水パッキンの厚さだけ内側に前記接続部材の前記増築用継手筋に接続される側を設けると共に、該接続部材の前記増築用継手筋に接続される側と、型枠との間に前記止水パッキンの厚みに略等しい厚みを有するキャップを差し込んだ状態でコンクリートを打設して形成し、コンクリート硬化後に前記キャップを除去することで空間が形成され、該空間を前記蓋部材により覆うことで前記閉鎖空間が形成されていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る増築用基礎構造の第3の構成は、予め見込まれた増築部分の基礎と接続される接続部分を有する増築用基礎構造において、既設部分の基礎に埋設される埋め込み継手筋と、前記既設部分の基礎に埋設され、且つ前記埋め込み継手筋に接続される接続部材とを有し、前記接続部材は前記既設部分の基礎に隣設して将来増築される増築部分の基礎に埋設される増築用継手筋に接続されるようになっており、前記埋め込み継手筋に接続された前記接続部材の端部は、前記既設部分の基礎コンクリートの表面に露出しており、前記接続部材は、前記基礎コンクリートの表面に露出して前記増築用継手筋に接続される側を着脱可能な蓋部材により覆われており、前記接続部材の露出部分と、前記蓋部材との間には、閉鎖空間が設けられ、該閉鎖空間に止水パッキンが設けられ、前記接続部材は、不銹性材料で構成されるか、或いは前記接続部材の少なくとも前記増築用継手筋に接続される側が防錆処理されており、前記止水パッキンは、水膨張性ゴムにより構成されていることを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、既設部分の基礎に埋設される埋め込み継手筋に接続される接続部材の端部が該既設部分の基礎コンクリートの表面に露出されるので、該既設部分の基礎に隣設して将来増築される増築部分の基礎に埋設される増築用継手筋を前記接続部材に容易に接続することが出来、将来、増築工事を実施する際の予め見込まれた増築部分の基礎と既設部分の基礎とを貫通して連結する鉄筋を容易に配筋することが出来、該増築部分の基礎と既設部分の基礎とを強固に一体化することが出来る。これにより、工事期間を短縮すると共に増築費用を低減することが出来る。
【0018】
また、接続部材は、基礎コンクリートの表面に露出して増築用継手筋に接続される側を着脱可能な蓋部材により覆われたことで、接続部材に水や泥或いはゴミ等が侵入することを防止することが出来、増築が遠い将来であっても経年変化に良く耐えて増築工事に支障を来たすことがない。
【0019】
また、前記接続部材が不銹性材料で構成されるか、或いは前記接続部材の少なくとも前記増築用継手筋に接続される側が防錆処理され、且つ止水パッキンが水膨張性ゴムにより構成されている場合には接続部材に錆が生じることがなく好ましい。
【0020】
また、前記接続部材を前記埋め込み継手筋の端部に形成されたネジ部及び前記増築用継手筋の端部に形成されたネジ部に螺合し得る高ナットで構成した場合には、接続部材の埋め込み継手筋に対する接続及び該接続部材に増築用継手筋を接続する作業が容易であり、接続部材を回転させて埋め込み継手筋の軸方向に移動させることで接続部材の配置位置が容易に調整出来、該接続部材の端部を既設部分の基礎コンクリートの表面に露出させることが容易に出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る増築用基礎構造の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る増築用基礎構造において既設部分の基礎コンクリートを打設するための型枠に接続部材の端部を当接させた様子を示す縦断面説明図、図2は既設部分の基礎コンクリート内に埋設された接続部材の増設用継手筋に接続される側に蓋部材を装着して被覆した様子を示す縦断面説明図、図3及び図4(a),(b)は既設部分の基礎コンクリート内に埋設された接続部材の増設用継手筋に接続される側の露出する全表面に亘って防水処理するための各種の止水ボルト及び止水パッキンの構成を示す図である。
【0022】
また、図5は既設部分の基礎コンクリート内に埋設された接続部材の増設用継手筋に接続される側に蓋部材を装着して被覆した様子を示す横断面説明図、図6は上下方向に二段に水平方向に配置されて既設部分の基礎コンクリート内に埋設された埋め込み継手筋に接続された接続部材に増築用継手筋を接続する様子を示す斜視説明図、図7は既設部分の基礎に隣設して増築部分の基礎を増設した様子を示す縦断面説明図、図8は既設部分の基礎に隣設して増築部分の基礎を増設した様子を示す横断面説明図である。
【0023】
本発明に係る増築用基礎構造は、将来の増築を見越して該増築部分の基礎工事を実施する際に家等の建物や基礎を壊さずに最も手間を掛けないで、将来、いつでも増築工事が出来、増築工事を実施する際の予め見込まれた増築部分の基礎と既設部分の基礎とを貫通して連結する鉄筋を容易に配筋することが出来、該増築部分の基礎と既設部分の基礎とを強固に一体化すると共に既設部分の基礎に配筋された主筋と将来増築される増築部分の基礎に配筋される主筋同士の応力を伝達することが出来、増築が遠い将来であっても経年変化に良く耐えて増築工事に支障を来さず、工事期間を短縮すると共に増築費用を低減することが出来るように構成されたものである。
【0024】
図1において、1は既設部分の基礎コンクリートAを打設するための型枠であり、該型枠1の内部には既設部分の基礎コンクリートAの内部に水平方向に埋設される主筋2が配筋されており、予め見込まれた増築部分の基礎と接続される接続部分には更に埋め込み継手筋3が水平方向に配筋されている。
【0025】
前記主筋2と埋め込み継手筋3とは溶接や他の固定手段等により固定されても良いし、夫々独立して既設部分の基礎コンクリートAの内部に配筋されて埋設されることでも良い。
【0026】
埋め込み継手筋3の予め見込まれた増築部分の基礎と接続される側(図1の右側)の端部には所定長さを有するネジ部3aが形成されており、該ネジ部3aには接続部材となる所定長さを有する高ナット4の一端部が螺合して取り付けられている。
【0027】
高ナット4の他端部には、既設部分の基礎コンクリートAに隣設して将来増築される増築部分の基礎コンクリートBの内部に水平方向に埋設される増築用継手筋5の既設部分の基礎と接続される側(図1の左側)の端部に所定の長さを有して形成されたネジ部5aが螺合して増築用継手筋5が接続されるようになっている。
【0028】
また、埋め込み継手筋3のネジ部3aの高ナット4よりも内部側(図3及び図4の左側)には固定ナット6が螺合されている。
【0029】
埋め込み継手筋3のネジ部3aに螺合された高ナット4は既設部分の基礎コンクリートAを打設する前に型枠1の内壁面1aに該高ナット4の外側端部4aが当接する位置に配置されるが、この時、例えば、高ナット4の外側端部4a側にコンクリートの流入を防止するためのネジ部保護材となる樹脂製の薄厚のキャップ7等を差し込んで介在させると好ましい。
【0030】
そして、埋め込み継手筋3のネジ部3aに螺合された固定ナット6を高ナット4に当接するまで螺合締着して高ナット4を固定する。これにより埋め込み継手筋3に接続された高ナット4の外側端部4aが既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一に配置される。
【0031】
型枠1内に主筋2、埋め込み継手筋3、高ナット4等を水平方向に配置し、該型枠1内にコンクリートを打設して既設部分の基礎コンクリートAが硬化した後、型枠1を取り外し、既設部分の基礎コンクリートAから露出した高ナット4の増築用継手筋5に接続される側に差し込まれたキヤップ7を取り外した後、図2に示すように、着脱可能な蓋部材となる止水ボルト8を止水パッキン9を介在させて螺合締着して高ナット4の露出した部分を完全に被覆する。これにより、高ナット4の増築用継手筋5に接続される側の露出する全表面に亘って防水処理が施される。
【0032】
本実施形態の高ナット4は不銹性材料となるステンレス材料により構成している。尚、高ナット4をステンレス材料等の不銹性材料で構成する代わりに鋼材等の材料で構成し、該高ナット4の全体或いは少なくとも増築用継手筋5に接続される側を防錆処理しても良い。この防錆処理は高ナット4の表面にメッキや樹脂等をコーティングすれば好ましい。
【0033】
また、止水パッキン9は水膨張ゴム等のゴム系パッキン材を使用し、止水ボルト8は不銹性材料となるステンレス材料や表面にメッキや樹脂等をコーティングした鋼材或いは樹脂材料等により構成される。尚、止水ボルト8をゴム材料により構成した場合には止水パッキン9を省略することも出来る。
【0034】
図3及び図4(a),(b)に既設部分の基礎コンクリートA内に埋設された高ナット4の増築用継手筋5に接続される側の露出する全表面に亘って防水処理するための各種の止水ボルト8及び止水パッキン9の構成を示す。
【0035】
図3では、高ナット4の外側端部4aが既設部分の基礎コンクリートAの表面から止水パッキン9の厚みに対応する寸法だけ内側に配置されたものである。この場合、止水パッキン9が配置される部分に高ナット4の外側端部4a側に該止水パッキン9の厚みに略等しい厚みを有するキャップ7が差し込まれた状態で型枠1内にコンクリートが打設されて既設部分の基礎コンクリートAが形成される。
【0036】
そして、既設部分の基礎コンクリートAが硬化した後、キャップ7を除去することで止水パッキン9を挿入する空間10が形成され、該空間10に止水パッキン9を挿入した後、止水ボルト8をリング状の止水パッキン9の図示しない穴に貫通して高ナット4に螺合締着し、止水ボルト8の頭部8aを止水パッキン9及び既設部分の基礎コンクリートAの表面に当接すると共に止水パッキン9が高ナット4の外側端部4aに当接される。
【0037】
また、図4(a)では、高ナット4の外側端部4aが既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一に形成され、皿バネワッシャ11及び断面半月状で且つリング状の止水パッキン9の図示しない穴に貫通された止水ボルト8が高ナット4に螺合締着されて既設部分の基礎コンクリートAの表面に止水パッキン9が当接される。尚、皿バネワッシャ11と止水ボルト8は一体の鍔付ボルトで構成しても良い。
【0038】
また、図4(b)では、図3と同様に高ナット4の外側端部4aが既設部分の基礎コンクリートAの表面から止水パッキン9の厚みに対応する寸法だけ内側に配置されたものである。止水パッキン9が配置される部分に高ナット4の外側端部4a側に該止水パッキン9の厚みに略等しい厚みを有するキャップ7が差し込まれた状態で型枠1内にコンクリートが打設されて既設部分の基礎コンクリートAが形成される。
【0039】
そして、既設部分の基礎コンクリートAが硬化した後、キャップ7を除去することで止水パッキン9を挿入する空間10が形成され、該空間10に止水パッキン9を挿入した後、径の大きい平ワッシャ12の図示しない穴を貫通させた止水ボルト8をリング状の止水パッキン9の図示しない穴に貫通して高ナット4に螺合締着し、平ワッシャ12を止水パッキン9及び既設部分の基礎コンクリートAの表面に当接すると共に止水パッキン9が高ナット4の外側端部4aに当接される。尚、平ワッシャ12と止水ボルト8は一体の鍔付ボルトで構成しても良い。
【0040】
図3の構成では既設部分の基礎コンクリートAの表面部に形成された空間10と、高ナット4の外側端部4aと、止水ボルト8の頭部8aとボルト部8bにより閉鎖空間が形成され、図4(a)の構成では高ナット4の外側端部4aと、既設部分の基礎コンクリートAの表面と、皿バネワッシャ11と、止水ボルト8のボルト部8bにより閉鎖空間が形成され、図4(b)の構成では既設部分の基礎コンクリートAの表面部に形成された空間10と、高ナット4の外側端部4aと、平ワッシャ12と、止水ボルト8のボルト部8bにより閉鎖空間が形成されている。
【0041】
そして、これ等の閉鎖空間において水膨張ゴムにより構成された止水パッキン9が水分を吸収して膨張することで防水性能を向上することが出来るようになっている。
【0042】
上記構成によれば、接続部材となる高ナット4の増築用継手筋5に接続される側が着脱可能な蓋部材となる止水ボルト8により被覆されたことで、高ナット4に水や泥或いはゴミ等が侵入することを防止することが出来、増築が遠い将来であっても経年変化に良く耐えて増築工事に支障を来たすことがない。
【0043】
また、高ナット4がステンレス材料等の不銹性材料で構成されるか、或いは高ナット4の少なくとも増築用継手筋5に接続される側がメッキや樹脂等をコーティングして防錆処理され、且つ該高ナット4の増築用継手筋5に接続される側の露出する全表面に亘って止水ボルト8及び止水パッキン9により防水処理を施したことで高ナット4に錆が生じることがなく好ましい。
【0044】
また、埋め込み継手筋3と増築用継手筋5との接続部材を埋め込み継手筋3の端部に形成されたネジ部3a及び増築用継手筋5の端部に形成されたネジ部5aに螺合し得る高ナット4で構成したことで、高ナット4の埋め込み継手筋3に対する接続及び該高ナット4に増築用継手筋5を接続する作業が容易であり、高ナット4を回転させて埋め込み継手筋3の軸方向に移動させることで高ナット4の配置位置が容易に調整出来、該高ナット4の端部を既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一に配置することが容易に出来る。
【0045】
また、高ナット4の増築用継手筋5に接続される側の露出する全表面に亘って行う防水処理を該高ナット4に螺合し得る止水ボルト8と、該高ナット4と止水ボルト8との間に介在させた止水パッキン9とにより行うことで簡単な構成で確実な防水処理が出来る。
【0046】
次に所定の年月が経過して既設部分の基礎コンクリートAに隣設して増築部分の基礎コンクリートBを増築する場合、止水ボルト8及び止水パッキン9を取り外して高ナット4の外側端部4aを露出させる。
【0047】
そして、図6〜図8に示すように増築部分の基礎コンクリートBに埋設される増築用継手筋5の既設部分の基礎コンクリートA側(図7の左側)端部に所定の長さで形成されたネジ部5aの所定位置に予め固定ナット6を螺合させた状態で該増築用継手筋5のネジ部5aを高ナット4の外側端部4a側から螺合して増築用継手筋5を水平方向に接続する。
【0048】
そして、増築用継手筋5のネジ部5aに螺合された固定ナット6を高ナット4の外側端部4aに当接するまで螺合締着して高ナット4に増築用継手筋5を固定する。尚、埋め込み継手筋3や増築用継手筋5に高ナット4を固定するために設けられた固定ナット6は省略することでも良い。
【0049】
増築部分の基礎コンクリートBを打設するための図示しない型枠の内部には該増築部分の基礎コンクリートBの内部に水平方向に埋設される主筋2が配筋されており、高ナット4に螺合締着された増築用継手筋5は主筋2に対して溶接や他の固定手段等により固定されるか若しくは主筋2とは別に独立して増築部分の基礎コンクリートBの内部に水平方向に配筋されて埋設される。
【0050】
図5及び図8の破線で示す13は既設部分の基礎コンクリートAのフーチングの外形を示し、図8の一点鎖線で示す14は増築部分の基礎コンクリートBのフーチングの外形を示す。また、15は既設部分の基礎コンクリートAと増築部分の基礎コンクリートBとのコンクリート打継面である。
【0051】
上記構成によれば、既設部分の基礎コンクリートAに埋設される埋め込み継手筋3に接続される接続部材となる高ナット4の端部が該既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一に配置されるので、該既設部分の基礎コンクリートAに隣設して将来増築される増築部分の基礎コンクリートBに埋設される増築用継手筋5を高ナット4に容易に接続することが出来、将来、増築工事を実施する際の予め見込まれた増築部分の基礎と既設部分の基礎とを貫通して連結する鉄筋を容易に配筋することが出来、該増築部分の基礎と既設部分の基礎とを強固に一体化すると共に既設部分の基礎に配筋された主筋2と将来増築される増築部分の基礎に配筋される主筋2同士の応力を伝達することが出来る。
【0052】
これにより、増築部分の基礎工事を実施する際に家等の建物や基礎を壊さずに最も手間を掛けないで、将来、いつでも増築工事が出来、工事期間を短縮すると共に増築費用を低減することが出来る。
【0053】
次に上述した増築用基礎構造の施工方法について説明する。先ず、既設部分の基礎コンクリートAに水平方向に埋設される主筋2及び埋め込み継手筋3の配筋を行うと共に該既設部分の基礎コンクリートAを打設する型枠1を設置する。
【0054】
その後、増築部分の基礎コンクリートBに水平方向に埋設される増築用継手筋5に接続し得る接続部材となる高ナット4に接続される埋め込み継手筋3が直線状の時は、高ナット4を埋め込み継手筋3に固定した状態で該高ナット4と埋め込み継手筋3とを一体的に該埋め込み継手筋3の軸方向に移動して高ナット4の外側端部4aを既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一になるように型枠1の内壁面1aに高ナット4の外側端部4aを当接させて配置固定する。
【0055】
また、接続部材となる高ナット4に接続される埋め込み継手筋3が折曲状の時は、該埋め込み継手筋3のネジ部3aに螺合された高ナット4を該埋め込み継手筋3に対して該埋め込み継手筋3のネジ部3aが形成された部分の軸方向に移動して高ナット4の外側端部4aを既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一になるように型枠1の内壁面1aに高ナット4の外側端部4aを当接させて配置固定する。
【0056】
その後、既設部分の基礎コンクリートAの型枠1内にコンクリートを打設し、該既設部分の基礎コンクリートAが硬化したら該型枠1を取り外して前述したように既設部分の基礎コンクリートAの表面から露出した高ナット4の外側端部4aに止水パッキン9を介在させて止水ボルト8を取り付ける。
【0057】
そして、増築部分の基礎コンクリートBを増築する時点で止水ボルト8及び止水パッキン9を取り外して増築部分の基礎コンクリートBに埋設される増築用継手筋5を高ナット4の外側端部4aから螺合締着して接続し、更に主筋2の配筋を行うと共に該増築部分の基礎コンクリートBを打設する図示しない型枠を設置する。
【0058】
その後、増築部分の基礎コンクリートBの図示しない型枠内にコンクリートを打設し、該増築部分の基礎コンクリートBが硬化したら該型枠を取り外す。
【0059】
上記方法によれば、既設部分の基礎コンクリートAと増築部分の基礎コンクリートBとを鉄筋を貫通して接続した前述した増築用基礎構造を容易に施工することが出来る。
【0060】
特に、接続部材となる高ナット4に接続される埋め込み継手筋3が直線状の時は、該高ナット4を埋め込み継手筋3に固定した状態で該高ナット4と埋め込み継手筋3とを一体的に該埋め込み継手筋3の軸方向に移動することが容易に出来、高ナット4の外側端部4aを既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一に配置固定することが出来る。
【0061】
また、接続部材となる高ナット4に接続される埋め込み継手筋3が折曲状の時は、該埋め込み継手筋3に接続された該高ナット4を該埋め込み継手筋3に対して該埋め込み継手筋3のネジ部3aが形成された部分の埋め込み継手筋3の軸方向に移動して該高ナット4の外側端部4aを既設部分の基礎コンクリートAの表面に略面一に配置固定することが出来る。
【0062】
また、既設部分の基礎コンクリートAと増築部分の基礎コンクリートBとに水平方向で且つ高さ方向に二段以上の埋め込み継手筋3、増築用継手筋5を容易に配置することが出来るため、増築部分の基礎と既設部分の基礎とを強固に一体化すると共に既設部分の基礎に配筋された主筋2と将来増築される増築部分の基礎に配筋される主筋2同士の連結を強固にして応力の伝達を向上することが出来る。
【0063】
尚、前記実施形態では、接続部材となる高ナット4の増築用継手筋5に接続される側に着脱可能な蓋部材として該高ナット4に螺合する止水ボルト8を用いて構成したが、他の構成として高ナット4を磁性体である鋼材等の材料で構成し、該高ナット4の全体或いは少なくとも増築用継手筋5に接続される側をメッキや樹脂等をコーティングして防錆処理した場合には該高ナット4に磁力吸着により着脱可能なマグネットを用いて蓋部材を構成しても良い。
【0064】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、将来の増築を見越して該増築部分の基礎工事を実施する際に家等の建物や基礎を壊さずに最も手間を掛けないで、将来、いつでも増築工事が出来、増築工事を実施する際の予め見込まれた増築部分の基礎と既設部分の基礎とを貫通して連結する鉄筋を容易に配筋することが出来、該増築部分の基礎と既設部分の基礎とを強固に一体化すると共に既設部分の基礎に配筋された主筋と将来増築される増築部分の基礎に配筋される主筋同士の応力を伝達することが出来、増築が遠い将来であっても経年変化に良く耐えて増築工事に支障を来さず、工事期間を短縮すると共に増築費用を低減することが出来る。
【0065】
また、既設部分の基礎に埋設される埋め込み継手筋に接続される接続部材の端部が該既設部分の基礎コンクリートの表面に露出されるので、該既設部分の基礎に隣設して将来増築される増築部分の基礎に埋設される増築用継手筋を前記接続部材に容易に接続することが出来る。
【0066】
また、接続部材は、基礎コンクリートの表面に露出して増築用継手筋に接続される側を着脱可能な蓋部材により覆われたことで、接続部材に水や泥或いはゴミ等が侵入することを防止することが出来、増築が遠い将来であっても経年変化に良く耐えて増築工事に支障を来たすことがない。
【0067】
また、接続部材が不銹性材料で構成されるか、或いは該接続部材の少なくとも増築用継手筋に接続される側が防錆処理され、且つ止水パッキンが水膨張性ゴムにより構成されている場合には接続部材に錆が生じることがなく好ましい。
【0068】
また、接続部材を埋め込み継手筋の端部に形成されたネジ部及び増築用継手筋の端部に形成されたネジ部に螺合し得る高ナットで構成した場合には、接続部材の埋め込み継手筋に対する接続及び該接続部材に増築用継手筋を接続する作業が容易であり、接続部材を回転させて埋め込み継手筋の軸方向に移動させることで接続部材の配置位置が容易に調整出来、該接続部材の端部を既設部分の基礎コンクリートの表面に露出させることが容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る増築用基礎構造において既設部分の基礎コンクリートを打設するための型枠に接続部材の端部を当接させた様子を示す縦断面説明図である。
【図2】 既設部分の基礎コンクリート内に埋設された接続部材の増設用継手筋に接続される側に蓋部材を装着して被覆した様子を示す縦断面説明図である。
【図3】 既設部分の基礎コンクリート内に埋設された接続部材の増設用継手筋に接続される側の露出する全表面に亘って防水処理するための止水ボルト及び止水パッキンの構成を示す図である。
【図4】 (a),(b)は既設部分の基礎コンクリート内に埋設された接続部材の増設用継手筋に接続される側の露出する全表面に亘って防水処理するための各種の止水ボルト及び止水パッキンの構成を示す図である。
【図5】 既設部分の基礎コンクリート内に埋設された接続部材の増設用継手筋に接続される側に蓋部材を装着して被覆した様子を示す横断面説明図である。
【図6】 上下方向に二段に水平方向に配置されて既設部分の基礎コンクリート内に埋設された埋め込み継手筋に接続された接続部材に増築用継手筋を接続する様子を示す斜視説明図である。
【図7】 既設部分の基礎に隣設して増築部分の基礎を増設した様子を示す縦断面説明図である。
【図8】 既設部分の基礎に隣設して増築部分の基礎を増設した様子を示す横断面説明図である。
【図9】 公知例を説明する図である。
【符号の説明】
A…既設部分の基礎コンクリート
B…増築部分の基礎コンクリート
1…型枠
1a…内壁面
2…主筋
3…埋め込み継手筋
3a…ネジ部
4…高ナット
4a…外側端部
5…増築用継手筋
5a…ネジ部
6…固定ナット
7…キヤップ
8…止水ボルト
8a…頭部
8b…ボルト部
9…止水パッキン
10…空間
11…皿バネワッシャ
12…平ワッシャ
13,14…フーチング
15…コンクリート打継面
Claims (3)
- 予め見込まれた増築部分の基礎と接続される接続部分を有する増築用基礎構造において、
既設部分の基礎に埋設される埋め込み継手筋と、
前記既設部分の基礎に埋設され、且つ前記埋め込み継手筋に接続される接続部材と、
を有し、
前記接続部材は前記既設部分の基礎に隣設して将来増築される増築部分の基礎に埋設される増築用継手筋に接続されるようになっており、
前記埋め込み継手筋に接続された前記接続部材の端部は、前記既設部分の基礎コンクリートの表面に露出しており、
前記接続部材は、前記基礎コンクリートの表面に露出して前記増築用継手筋に接続される側を着脱可能な蓋部材により覆われており、
前記接続部材の露出部分と、前記蓋部材との間には、閉鎖空間が設けられ、該閉鎖空間に止水パッキンが設けられ、
前記閉鎖空間は、前記基礎コンクリートの表面から前記止水パッキンの厚さだけ内側に、前記接続部材の前記増築用継手筋に接続される側を設けて形成されていることを特徴とする増築用基礎構造。 - 前記基礎コンクリートの表面から前記止水パッキンの厚さだけ内側に前記接続部材の前記増築用継手筋に接続される側を設けると共に、該接続部材の前記増築用継手筋に接続される側と、型枠との間に前記止水パッキンの厚みに略等しい厚みを有するキャップを差し込んだ状態でコンクリートを打設して形成し、コンクリート硬化後に前記キャップを除去することで空間が形成され、該空間を前記蓋部材により覆うことで前記閉鎖空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の増築用基礎構造。
- 予め見込まれた増築部分の基礎と接続される接続部分を有する増築用基礎構造において、
既設部分の基礎に埋設される埋め込み継手筋と、
前記既設部分の基礎に埋設され、且つ前記埋め込み継手筋に接続される接続部材と、
を有し、
前記接続部材は前記既設部分の基礎に隣設して将来増築される増築部分の基礎に埋設される増築用継手筋に接続されるようになっており、
前記埋め込み継手筋に接続された前記接続部材の端部は、前記既設部分の基礎コンクリートの表面に露出しており、
前記接続部材は、前記基礎コンクリートの表面に露出して前記増築用継手筋に接続される側を着脱可能な蓋部材により覆われており、
前記接続部材の露出部分と、前記蓋部材との間には、閉鎖空間が設けられ、該閉鎖空間に止水パッキンが設けられ、
前記接続部材は、不銹性材料で構成されるか、或いは前記接続部材の少なくとも前記増築用継手筋に接続される側が防錆処理されており、
前記止水パッキンは、水膨張性ゴムにより構成されていることを特徴とする増築用基礎構造。
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