JP4457898B2 - パネル部材の位置合わせ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる2方向に突き合わせ用の辺部を有する二つのパネル部材を所定の位置に突き合わせるための位置合わせ方法に関する。
自動車(車両)のボデーの各部を形成するパネル部品は、一定の強度を保ちつつ重量低減や部品点数の低減等によるコスト低減の要求が高い。
そのため、今まで行なわれてきた、同一の板厚寸法のパネル部材にプレス加工を施したパネル部品に、各種補強部材を追加して、要求される各部強度を確保する技術から、要求される各部必要強度にしたがい材質や板厚寸法を変えたテーラード素材を用いてパネル部品を成形するという、パネル部品自体で、できるだけ要求される強度を確保して、補強部材の部品点数や板厚を抑える技術へ変わりつつある。
このようなテーラード素材(ブランク材)には、例えば特許文献1に開示されているように材質や板厚寸法が異なるパネル部材の端同士を突き合わせて接合、多くは溶接した構造が用いられる。
特開平11−309591号公報
ところで、要求強度の確保のため、テーラード素材を形成するパネル部材には、異なる2方向、例えば直角な2方向にそれぞれ突き合わせ用の辺部を形成したパネル部材を用いることがある。
このような場合、2方向に突き合わせ用の辺部をもつパネル部材は、相手のパネル部材と突き合わせるために、位置決め治具に形成された作業面を用いて、同作業面に予め設定されている突き合わせ位置に位置決める作業を行なう。
ところが、単純に作業面に載せたパネル部材を押して、一度に2方向の突き合わせ位置へ移動(摺動)させるのでは、押し付け方のバランスや摺動抵抗のバランスの影響を受けて、突き合わせ位置にパネル部材が傾いて位置決めされやすい。このため、相手のパネル部材の突き合わせ面との間に隙間が発生しやすい問題がある。特にパネル部材同士を溶接で突き合わせる場合、隙間の発生により接合不良が誘発しやすい。例えばレーザ溶接では、突き合わせたパネル部材間に0.2mm以上の隙間が生じると、十分な接合が期待できない。
そこで、本発明の目的は、2方向に突き合わせの辺部が形成された第1および第2パネル部材を、所定の突き合わせ位置に高精度に位置決めすることができるパネル部材の位置合わせ方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、
異なる2方向に突き合わせ用の第1辺部および第2辺部を有する第1パネル部材と、前記第1辺部と向き合う第3辺部および前記第2辺部と向き合う第4辺部を有する第2パネル部材と、所定の突き合わせ位置にならい前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部を各方向で位置決めするための第1基準ガイドおよび第2基準ガイドを有する作業面とを用意し、
前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部が夫々前記第1基準ガイドおよび前記第2基準ガイドを向くように、前記作業面の上に前記第1パネル部材を配置するとともに、前記第2パネル部材の第3辺部および第4辺部が前記第1基準ガイドおよび前記第2基準ガイドを挟んで前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部と向き合うように、前記作業面の上に前記第2パネル部材を配置し、
前記第1パネル部材を前記第1基準ガイド接近する方向へ押圧して、前記第1パネル部材を前記第1基準ガイドへ寄せることで前記第1パネル部材の第1辺部を前記第1基準ガイドに突き当てて位置決めし
前記第1基準ガイドに対する前記第1パネル部材の押し付け力を前記第1パネル部材の移動に支障がない程度まで低減させた後、前記第1パネル部材を前記第1基準ガイドを案内として前記第2基準ガイドに向けて押圧し、この押圧により前記第1パネル部材の第2辺部を前記第2基準ガイドに突き当てて位置決めすることで、前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部を所定の突き合わせ位置に位置合わせし、
次に、前記第1基準ガイドを前記第1パネル部材の第1辺部と前記第2パネル部材の第3辺部との間から退かせるとともに、前記第2パネル部材を前記第1パネル部材の第1辺部に接近する方向に押圧して、前記第2パネル部材を前記第1辺部に寄せることで前記第2パネル部材の第3辺部を既に位置決めされた前記第1辺部に突き合わせて位置決めし、
前記第1辺部に対する前記第2パネル部材の押し付け力を前記第2パネル部材の移動に支障がない程度まで低減させた後、前記第2基準ガイドを前記第1パネル部材の第2辺部と前記第2パネル部材の第4辺部との間から退かせるとともに、前記第2パネル部材を前記第1パネル部材の第1辺部を案内として前記第1パネル部材の第2辺部に向けて押圧し、この押圧により前記第2パネル部材の第4辺部を前記第1パネル部材の第2辺部に突き当てて位置決めすることで、前記第1パネル部材と前記第2パネル部材とを位置合わせすることを特徴としている。
請求項2に記載された発明は、第1パネル部材は、幅方向の側部と、該幅方向より長さ寸法の長い長手方向の側部と、を有し、前記幅方向の側部には第1辺部が形成されているとともに、前記長手方向の側部には第2辺部が形成され、前記第1パネル部材は、先に幅方向側の位置を決めてから長手方向側の位置が決められることを特徴としている。
請求項3に記載された発明は、第1パネル部材は、第1辺部および第2辺部とは反対側に位置する縁部のうち、前記第1辺部および前記第2辺部のほぼ中央となる位置から押圧子によって押圧されることを特徴としている。
請求項4に記載された発明は、第1パネル部材とは対称の向きの2方向に突き合わせ用の第5辺部および第6辺部を有する第3パネル部材をさらに用意し、
作業面には、第2基準ガイドを挟んだ対称の向きで第3基準ガイドがさらに設けられ、
前記第1パネル部材の第1辺部が第1基準ガイドと向き合い、かつ第2辺部が第2基準ガイドと向き合うように、前記作業面の上に前記第1パネル部材を配置するとともに、前記第3パネル部材の前記第5辺部が前記第3基準ガイドと向き合い、かつ前記第6辺部が第2基準ガイドと向き合うように、前記作業面の上に前記第1パネル部材と並行に前記第3パネル部材を配置し、
次に、前記第1パネル部材および前記第3パネル部材の双方を一度に前記第1基準ガイドおよび前記第3基準ガイドに接近する方向へ押圧することにより、前記第1辺部および前記第5辺部を前記第1基準ガイドおよび前記第3基準ガイドに突き合わせて位置決めし、
前記第1基準ガイドに対する前記第1パネル部材の押し付け力および前記第3基準ガイドに対する前記第3パネル部材の押し付け力を、前記第1パネル部材および前記第3パネル部材の移動に支障がない程度まで低減させた後、前記第1パネル部材および前記第3パネル部材を交互に前記第2基準ガイドに接近する方向に押圧して、前記第1パネル部材の第2辺部および前記第3パネル部材の第6辺部のいずれか一方を前記第2基準ガイドに突き合わせて位置決めするとともに、前記第2辺部および前記第6辺部の他方を前記第2基準ガイドに位置決めされた前記一方に突き合わせることで前記第1パネル部材と前記第3パネル部材とを位置合わせし、
この後、前記第1パネル部材の第1辺部および前記第3パネル部材の第5辺部に対して他のパネル部材を突き合わせるようにしたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、互いに突き合わされる第1パネル部材および第2パネル部材は、押し付け方のバランスや摺動抵抗のバランスの影響を防ぎつつ、所定の突き合わせ位置に高精度に位置決めすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、ぶれが発生しやすい第1パネル部材の長手側の位置決め作業が後なので、ぶれの発生を最小に抑えて、高精度に第1パネル部材を突き合わせ位置に位置決めすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、押圧力がバランスよく第1パネル部材に作用するので、押圧位置に伴うぶれの発生を最小に抑えて、高精度に第1パネル部材を突き合わせ位置に位置決めすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、3枚以上のパネル部材の位置決めが、高精度に且つサイクルタイムの短縮化を図りつつ実行できる。
[第1の実施形態]
以下、本発明を図1〜図12に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1は、テーラード素材1の全体を示す。このテーラード素材1は、自動車(車両)の外壁部品の一部、例えばフロントドアのドアインナパネルを成形するために用意されたオーダ素材である。このテーラード素材1は、フロントドアの要求強度にしたがい、ドアヒンジが付く前部側だけを長方形(角形)に分けている。そして、分けた角形のパネル部材2(本願の第1パネル部材に相当)の材質や板厚寸法などを、他のパネル部材3(本願の第2パネル部材に相当)に比べ強度の高い部材にしている。具体的には、例えばパネル部材2は、パネル部材3より板厚寸法の厚い部材を採用して、素材から要求強度を満たしている。
このテーラード素材1の形成は、角形のパネル部材2の異なる2方向、ここでは長方形パネル部材2の直角な各辺部2a,2b(本願の2方向突き合わせ用の第1辺部、第2辺部に相当)を突き合わせ用の部位として、同部分をパネル部材3に形成される角形の切欠部4の直角な各辺部3a,3b(本願の2方向突き合わせ用の第3辺部、第4辺部に相当)に溶接(接合)することで行なわれる。
この突き合わせ溶接に求められるパネル部材2,3の位置決めの当初の作業が図2〜図4に示されている。
この作業を説明すると、まず、素材供給ライン(図示しない)からは、パネル部材2とパネル部材3とが点在して載せられたパレット(図示しない)が送られてくる。このとき、パレット上のパネル部材2およびパネル部材3は、位置関係がばらばら相互の間隔も大まかである。このため、次に図2に示されるようにプリセット治具5を用いパネル部材2,3を、できるだけ材料間の距離が短く、さらに突き合わせ面が平行となる、突き合せ作業がしやすい初期状態に位置決めする
具体的にはプリセット治具5の材料載置面5aには、材料間距離を短くしたパネル部材2,3のレイアウトに合わせて、予め複数本のガイドステー6が立てられていて、例えば搬送機(図示しない)パレット上のパネル部材2,3を、一度ガイドステー6で囲まれる2種類のプリセット領域へ移すと、ガイドステー6の案内により、パネル部材2,3ができるだけ突き合わせ面間の距離を短く、さらには突き合わせ面間を平行に定めたレイアウト材料載置面5a上に位置決めされる(プリセット)。
その後、プリセットを終えたパネル部材2,3は、例えば搬送機(図示しない)により、その姿勢を保ちながら、図3および図4に示されるように位置決め治具10の上面に形成された作業面11に載置される。具体的には、作業面11には、パネル部材2とパネル部材3とで設定されるL形の突き合わせ位置にならい、直角な2方向にそれぞれ例えば角形の柱部材よりなる基準ガイド12(本願の第1基準ガイド、第2基準ガイドに相当)が配置(例えば短い側には1本の基準ガイド12a、長い側には2本の基準ガイド12b、12c)されていて、作業面11上に2方向突き合わせのための基準位置を形成している。なお、基準ガイド12a〜12cは、図示しないが、いずれも材料突き合わせ時には、パネル部材2,3の突き合わせ部から逃げる機能をもつ(基準ガイド12a〜12cが突き合わさる部材と干渉しないため)。パネル部材2,3は、これら基準ガイド12a〜12cを挟んだ両側の位置に、プリセット状態のまま平行に、辺部2a,3aが長手側の2本の基準ガイド12b、12c(第1基準ガイドに相当)に向き、辺部2b、3bが幅手側の1本の基準ガイド12a(第2基準ガイドに相当)に向くように載せられる。なお、図4中、14は、各パネル部材2,3を受ける作業面11上の受け部を示す。
このようにして位置決め治具10にセットされたパネル部材2,3が、作業面11(受け部14)上で、2方向にそれぞれ移動(摺動)されることによって、各パネル部材2,3の2方向の突き合わせ面が突き合わせ位置に位置決められる。この位置決めには、パネル部材2を幅方向の側部から押圧する素材押圧子20、パネル部材2を長手方向の側部(幅方向側部より長さ寸法の長い側)から押圧する素材押圧子21、パネル部材3を幅方向の側部から押圧する素材押圧子20a、パネル部材3を長手方向の側部(幅方向側部より長さ寸法の長い側)から押圧する素材押圧子21a、さらにはパネル部材2の辺部2a,2bを上方からクランプするクランプ部23,24やパネル部材3の辺部3a,3bを上方からクランプするクランプ部25,26が搭載されたクランプユニット27を用いて行なわれる。なお、各素材押圧子20,21,20a,21aは、例えば無用な抵抗を与えないよう、パネル部材2,3と接触する部分にはローラーが用いてある。
この本実施形態の要部となるパネル部材2,3の位置決めの仕方が図5〜図12に示されている。この位置決めを説明すると、まず、位置決め治具10から退避した位置に配置されているクランプユニット27が、図5中の矢印X方向のように位置決め治具10の上方へ向かい移動、すなわち前進する。
また図5に示されるように素材押圧子20が押圧方向(基準ガイド12b,12cへ接近する方向)へ作動して、パネル部材2辺部2aと反対側の縁部から、具体的には辺部2aのほぼ中央に対応する位置から押す。図5中の太字の矢印aは、その素材押圧子20の押し付け力(大)を示す。これにより、角形(長方形)のパネル部材2は幅手側から押され受け部14上を平行に摺動する。
すると、パネル部材2を基準ガイド12b,12cへ寄せる動きに応じてパネル部材2の辺部2aが基準ガイド12b,12cに突き当たる。これにより、先ず辺部2aで形成される幅方向の突き合わせ面が、2方向の突き合わせ位置のうちの長手側に位置決めされる
この位置決めを終えると、図6中の細字の矢印bに示されるように素材押圧子20に作用している押し付け力を低減、具体的にはパネル部材2の摺動(移動)に支障がない程度まで下げる。
その後、図7に示されるように素材押圧子21が押圧方向(基準ガイド12aへ接近する方向)へ作動して、パネル部材2辺部2bと反対側の縁部から、具体的には辺部2bのほぼ中央に対応する位置から押す。図7中の太字の矢印cは、その素材押圧子21の押し付け力(大)を示す。
これにより、角形のパネル部材2は、長手側から押される。このとき、パネル部材2には、基準ガイド12b、12cへ押し付ける力bが加わっているから、パネル部材2は、基準ガイド12b、12cを案内にしながら、受け部14上を基準ガイド12aへ向かって平行に摺動(移動)する。
すると、パネル部材2を基準ガイド12aへ寄せる動きに応じて、パネル部材2の辺部2bが基準ガイド12aに突き当たる。これにより、辺部2bで形成される長手方向の突き合わせ面が、2方向の突き合わせ位置のうちの短手側の位置に位置決めされる
なお、位置決めを終えると、図8に示されるように素材押圧子20に加わる押し付け力が復元され、当該位置決めされたパネル部材2を保持する。
このように順にパネル部材2の辺部2a,2bを、2方向の基準ガイド12a〜12cに突き合わせることにより、パネル部材2の2方向の辺部2a,2bは、傾いたりせずに高精度に所定の突き合わせ位置に対して合せられる。このことから、2方向に突き合わせ面をもつパネル部材2は、押し付け方のバランスや摺動抵抗のバランスの影響を抑えつつ、高精度に突き合わせ位置に位置決めすることができる。
一方、パネル部材3は、そのあとで順に2方向に突き合わせる同様の作業により、共通の突き合わせ位置に位置決めされる
このパネル部材3の位置決め作業を説明すると、先に述べたパネル部材2の位置合わせを終えるにしたがい、クランプユニット27は、位置決め治具10の上方に到達し、図9に示されるように位置決めされたパネル部材2の辺部2a,2bの全域をクランプ部23,24により、上方からクランプ(重荷重による)し、各突き合わせ端を保持する。なお、図9中、ハッチングは、この重荷重が作用していることを示している。またこのときには図9に示されるようにクランプ部25で、パネル部材3の辺部3aを上方から仮クランプ(パネル部材3の摺動に支障を与えない軽荷重)する。
その後、図10に示されるように基準ガイド12b、12cは突き合わせ位置から退き、続いて素材押圧子20aが押圧方向へ作動して、パネル部材3を辺部3aと反対側の縁部から、具体的には辺部3aのほぼ中央に対応する位置から押す。図10中の太字の矢印dは、その素材押圧子20aの押し付け力(大)を示す。
これにより、パネル部材3は幅手側から押されて、受け部14上を平行に摺動する。ここで、辺部3aは、クランプ部25で触れる程度に規制されているだけなので、図10に示されるように辺部3aは、パネル部材3を辺部2aへ寄せる動きに応じて、既に突き合わせ位置に合わせてある辺部2aに突き合わされる。つまり、辺部3aは、パネル部材2と共通の突き合わせ位置で合わさる。
その後、図11中の細字の矢印eに示されるように素材押圧子20aに作用している押し付け力を低減、具体的にはパネル部材3の摺動(移動)に支障がない程度まで下げる。また基準ガイド12aが突き合わせ位置から退く。
続いて、図11に示されるように素材押圧子21aが押圧方向へ作動して、パネル部材3辺部3bと反対側の縁部から、具体的には辺部3bのほぼ中央に対応する位置から押す。図11中の太字の矢印fは、その素材押圧子21aの押し付け力(大)を示す。
これにより、パネル部材3は、長手側から押される。このとき、パネル部材3には、パネル部材2の辺部2aへ押し付ける力eが加わっているから、パネル部材3は、パネル部材2の辺部2aを案内として摺動し、辺部3bが辺部2bへ移動する。すると、パネル部材3を辺部2bへ寄せる動きに応じて、パネル部材3の辺部3bが既に突き合わせ位置に位置決めされているパネル部材2の辺部2bに突き当たる。
こうしたパネル部材2と同様の手順で行なわれるパネル部材3の突き合わせにより、2枚のパネル部材2,3は、傾くなどの要因となってい押し付け方のバランスや摺動抵抗のバランスの影響を抑えつつ、所定の突き合わせ位置に対し高精度に位置決めすることができる。
特にパネル部材2,3の位置決めには、幅方向側を位置決めしてから、その後で長手側を位置決めするという、ぶれを発生しやすい長手側をあとにした順序を採用したので、パネル部材2,3の移動の際に発生するぶれは最小に抑えられる。
しかも、パネル部材2,3の移動を行なう押圧位置は、突き合わせを行なう辺部2a,2b,3a,3bとは反対側で、その辺部のほぼ中央となる位置に定めてあるので、パネル部材2,3を押すときに発生するぶれも最小に抑えられる。
なお、図12に示されるように突き合わした辺部2a,2b,3a,3bは、それぞれクランプ部23〜26によって上方からクランプした後、当該パネル部材2、3の突き合わせ部に例えばレーザ溶接を施すことにより、パネル部材2,3間が、接合不良の発生なく突き合わせ接合される(隙間の発生が抑えられることによる)。
[第2の実施形態]
図13〜図24は、本発明の第2の実施形態を示す(本願の請求項4の発明に相当)。
本実施形態は、例えば図13に示されるようなワゴン車の外壁部品であるサイドアウタパネルを成形するための用意されたテーラード素材30を組み上げるときの位置決めに用いた例を示している。
このテーラード素材30は、図13に示されるように例えばサイドシルが成形される長方形のパネル部材31(本願の第1パネル部材に相当)と、例えばリヤフェンダが成形される角形のパネル部材32(本願の第3パネル部材に相当)と、例えばフロントピラー、センタピラー、サイドルーフレールなどが成形されるアーム形のパネル部材33(本願の他の部材に相当)との3つに分けてある。そして、各領域での要求強度にしたがい、パネル部材31〜33は、例えば材質や板厚寸法などを変えてある。
このテーラード素材30の形成は、長方形のパネル部材31の異なる2方向(直角な方向)にある各辺部31a,31b(本願の2方向突き合せ用の第1辺部、第2辺部)を突き合わせ用の部位とし、角形のパネル部材32の異なる2方向(直角な方向)にある各辺部32a,32b(本願の2方向突き合せ用の第5辺部、第6辺部)を突き合わせ用の部位とし、アーム形のパネル部材33の下端の同方向の各辺部33aを突き合わせ用の部位として、パネル部材31の辺部31b(第2辺部)と、それと対称の向きに配置されるパネル部材32の辺部32b(第6辺部)とを溶接(接合)、残るパネル部材31の辺部31a(第1辺部)およびパネル部材32の辺部32a(第5辺部)とパネル部材33の辺部33aとを溶接(接合)することで行なわれる。
これらパネル部材31〜33(3枚)の位置決め作業に、本実施形態の要部となる作業、すなわち並行に配置された2枚のパネル部材31,32の一方の辺部を一度に位置決めてから、他の辺部を第1の実施形態と同様に位置決める作業が用いられている。
その位置決め作業の実現のために、プリセット(材料間の距離が短く、突き合わせ面が平行な突き合わせ作業がしやすい姿勢)されたパネル部材31〜33を載せる位置決め治具35の上面の作業面36には、パネル部材31,32の辺部31a,31bの周りに配置された、L形の突き合わせ位置を形成する基準ガイド38a,38b(本願の第1基準ガイド、第2基準ガイドに相当)、この他に基準ガイド38b(第2基準ガイド)を挟んだ対称の向きで、基準ガイド38c(本願の第3基準ガイドに相当)を配置している。基準ガイド38cは、パネル部材32の辺部32aを位置決めする突き合わせ位置を形成するものである。
また位置決め作業の実現のため、作業面36には、パネル部材31,32を幅方向の側部から押圧する素材押圧子40、パネル部材31を長手方向の側部(幅方向側部より長さ寸法の長い側)から押圧する素材押圧子41、パネル部材32を長手方向の側部から押圧する素材押圧子42、パネル部材33を幅方向の側部から押圧する素材押圧子44、パネル部材33を長手方向から押圧する素材押圧子45が設けられている。
また位置決め治具36の上方には、パネル部材31の辺部31a,31bを上方からクランプするクランプ部50,51やパネル部材32の辺部32a,32bを上方からクランプするクランプ部52,53やパネル部材33の辺部33aを上方からクランプするクランプ部54が搭載されたクランプユニット55が配設される。
これらを用いて行なわれるパネル部材31〜33の位置決めの仕方を説明すると、今、図14に示されるようにプリセットされた各パネル部材31〜33が、その姿勢を保ちながら作業面36の受け部(図示しない)に載置されているとする。
すると、まず、位置決め治具35から退避した位置にあるクランプユニット55が、図15中の矢印X方向のように位置決め治具35の上方へ向かい移動、すなわち前進する。また図15に示されるように各素材押圧子40が押圧方向へ作動して、並んでいるパネル部材31とパネル部材32の双方を一度に押す。図15中の太字の矢印aは、その素材押圧子40の押し付け力(大)を示す。これにより、パネル部材31,32は、幅手側から押され受け部の上を摺動する。
すると、パネル部材31,32を基準ガイド38a,38cへ寄せる動作に応じて、各パネル部材31,32の辺部31a,32aが基準ガイド38a,38cと突き当たる。これにより、一回の押し動作辺部31a,32aで形成される各突き合わせ面(幅方向側)が突き合わせ位置のうちの一方に位置決めされる
この位置決めを終えると、図16中の細字の矢印bに示されるように素材押圧子40に作用している押し付け力を低減、具体的にはパネル部材31,32の摺動(移動)に支障がない程度まで下げる。
続いて、パネル部材31,32の相互の位置決めへと進む。この位置決めは、パネル部材31,32を交互に残る突き合わせ位置に進める作業で進められる。具体的には、図17に示されるように素材押圧子41が押圧方向へ作動して、パネル部材31辺部31bと反対側の縁部から押す。図17中の太字の矢印cは、その素材押圧子41の押し付け力(大)を示す。
これにより、パネル部材31は、長手側から押される。このとき、パネル部材31は、基準ガイド38aへ押し付けられているから、パネル部材31は、基準ガイド38aで案内されながら、基準ガイド38bへ向かって摺動(移動)する。すると、パネル部材31を基準ガイド38bへ寄せる動作に応じて、パネル部材31の辺部31bが基準ガイド38bに突き当たる。これにより辺部31bで形成される突き合わせ面が、突き合わせ位置の他方の位置決めされる。つまり、パネル部材31は、所定の2方向の突き合わせ位置にそれぞれ位置決めされる
なお、位置決めを終えると、図18に示されるようにパネル部材31を押圧している素材押圧子40だけが元の大きな押し付け力に戻り、位置決めされたパネル部材31を保持する。
そのとき、クランプユニット55が位置決め治具35の上方に既に到達しており、図19に示されるように位置決めされたパネル部材31の辺部31a,31bの全域をクランプ部50,51によ上方からクランプ(重荷重による)し、各突き合わせ端を保持する。
なお、図19中ハッチングは、この重荷重が作用していることを示している。またこのときには図19に示されるようにクランプ部53パネル部材32の辺部32bを上方から仮クランプ(パネル部材32の摺動に支障を与えない軽荷重)する。
その後、図20に示されるように基準ガイド38b突き合わせ位置から退き、続いて素材押圧子42が押圧方向へ作動して、パネル部材32辺部32bと反対側の縁部から押す。図20中の太字の矢印dは、その素材押圧子42の押し付け力(大)を示す。これにより、パネル部材32は長手側から押される。
ここで、パネル部材32には、基準ガイド38cへ押し付ける力bが加わっているうえ、辺部32bは、クランプ部53で触れる程度に規制されているだけなので、図21に示されるようにパネル部材32は、基準ガイド38cを案内として平行に摺動する。
すると、パネル部材32をパネル部材31の辺部31bへ寄せる動作に応じて、パネル部材32の辺部32bが既に突き合わせ位置に合せてあるパネル部材31の辺部31bと突き合わさる。つまり、辺部31bと辺部32bは、共通の突き合わせ位置で合わさる。
なお、図21に示されるように位置決めを終えた後は、パネル部材32を押圧している素材押圧子40が元の大きな押し付け力に戻り、位置決めされたパネル部材32を保持する。
これにより、並行に配置されたパネル部材31,32同士は、第1の実施形態と同様、いずれも2方向の突き合わせ位置に、傾くなどの要因となっていた押し付け方のバランスや摺動抵抗のバランスの影響を抑えつつ、高精度に位置決めされる。
その後、図22に示されるようにクランプ部52,53により、パネル部材32の辺部32a,32bをクランプ(重荷重による)し、残るパネル部材33の辺部33aをクランプ部54で仮クランプ(パネル部材33の摺動に支障を与えない軽荷重)してから、図23に示されるように素材押圧子44,45が押圧方向へ作動することにより、残る3枚目のパネル部材33の位置決めが行なわれる。
具体的には、パネル部材33の位置決めは、パネル部材31,32の各辺部31a,32aと、パネル部材33の各辺部33aとが合うよう、例えばパネル部材33の長手側を素材押圧子45で押圧してから、幅手側を素材押圧子44で押圧して、既に位置決めを終えている各辺部31a,32aに各辺部33aを突き合せることにより行なわれる。
なお、図23中の太字の矢印g、hは、その素材押圧子44,45の押し付け力(大)を示す。
位置決めを終えると、図24に示されるようにクランプ部54が仮止めから本クランプ(重荷重による)に切り替わり、パネル部材31〜33の突き合わせ接合に求められる位置決めが終了する。
このように2枚のパネル部材31,32の当初の位置決め作業を一度に進めるようにすると、パネル部材31〜33の位置決めは、一度に進める作業が形成される分、少ないサイクルタイムですむ。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば上述した実施形態では、基準ガイドとして、角形の柱部材を用いたが、これに限らず、例えば円形断面や角部を円弧にした断面形状など、パネル部材の摺動性に与える影響をできるだけ低減させるような断面形状の柱部材を用いてもよい。また上述した実施形態は、車両のドアインナパネルに代表される2枚のパネル部材で形成されるテーラード素材やワゴン車のサイドパネルアウタに代表される3枚のパネル部材で形成されるテーラード素材を例に挙げて、このときのパネル部材の位置決めに本発明を適用したが、これに限らず、3枚以上のパネル部材で形成されるテーラード素材のパネル部材相互の位置合わせや、他の2方向の突き合わせを伴うパネル部材の位置合わせにも、本発明を適用してもよい。
また、上述の実施形態ではパネル部材を位置決め治具へ投入する前にプリセットを行うことを述べたが、材料間距離を短くして、パネル部材を位置決め治具へ精度よく投入できれば、プリセットを省略してもかまわない。
本発明の第1の実施形態に係るテーラード素材を示す平面図。 同素材を形成する2パネル部材がプリセット治具でプリセットされたときを示す平面図。 同プリセットされた2パネル部材が位置決め治具にセットされた状態を、同2パネル部材を突き合わせるための機器と共に示す平面図。 図3中のA−A線に沿う側面図。 押圧子によって、2方向に突き合わせ用の辺部をもつ2パネル部材のうち、1枚のパネル部材の一方の辺部を位置合わせ位置に位置決める工程を示す平面図。 同パネル部材に加わる押圧力を低減させる工程を示す平面図。 同パネル部材の残る辺部を位置合わせ位置に位置決める工程を示す平面図。 2方向の位置決めを終えたパネル部材を保持する工程を示す平面図。 同パネル部材の位置決めされた辺部を固定する工程を示す平面図。 2枚目のパネル部材の一方の辺部を、位置決めされているパネル部材の辺部に突き合わせる工程を示す平面図。 2枚目のパネル部材の残る辺部を、位置決めされているパネル部材の辺部に突き合わせる工程を示す平面図。 2枚のパネル部材の位置決めが終えた状態を示す平面図。 本発明の第2の実施形態に係るテーラード素材を示す平面図。 同テーラード素材を形成する3パネル部材が位置決め治具にセットされた状態を、同3パネル部材を突き合わせるための機器と共に示す平面図。 押圧子によって、3パネル部材のうちの2枚のパネル部材の一方の辺部を一度に位置合わせ位置に位置決める工程を示す平面図。 同パネル部材に加わる押圧力を低減させる工程を示す平面図。 位置決められ2パネル部材の一方のパネル部材の残る辺部を位置決める工程を示す平面図。 同位置決めを終えたパネル部材を示す平面図。 位置決められたパネル部材の辺部を固定する工程を示す平面図。 他方のパネル部材の残る辺部を位置決める工程を示す平面図。 同位置決めを終えたパネル部材を保持する工程を示す平面図。 位置決めを終えた2パネル部材の各辺部を固定する工程を示す平面図。 位置決め終えた2パネル部材の残る辺部に残りのパネル部材の辺部を突き合わす工程を示す平面図。 3パネル部材の位置合わせを終えた状態を示す平面図。
符号の説明
2,31…パネル部材(第1パネル部材)、2a,31a…辺部(第1辺部)、2b、31b…辺部(第2辺部)、3a…辺部(第3辺部)、3b…辺部(第4辺部)、3…パネル部材(第2パネル部材)、10,35…位置決め治具、11,36…作業面、12b,12c,38a…基準ガイド(第1基準ガイド)、12a,38b…基準ガイド(第2基準ガイド)、20,21…素材押圧子、32…パネル部材(第3パネル部材)、32a…辺部(第5辺部)、32b…辺部(第6辺部)、38c…基準ガイド(第3基準ガイド)。

Claims (4)

  1. 異なる2方向に突き合わせ用の第1辺部および第2辺部を有する第1パネル部材と、前記第1辺部と向き合う第3辺部および前記第2辺部と向き合う第4辺部を有する第2パネル部材と、所定の突き合わせ位置にならい前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部を各方向で位置決めするための第1基準ガイドおよび第2基準ガイドを有する作業面とを用意し、
    前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部が夫々前記第1基準ガイドおよび前記第2基準ガイドを向くように、前記作業面の上に前記第1パネル部材を配置するとともに、前記第2パネル部材の第3辺部および第4辺部が前記第1基準ガイドおよび前記第2基準ガイドを挟んで前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部と向き合うように、前記作業面の上に前記第2パネル部材を配置し、
    前記第1パネル部材を前記第1基準ガイド接近する方向へ押圧して、前記第1パネル部材を前記第1基準ガイドへ寄せることで前記第1パネル部材の第1辺部を前記第1基準ガイドに突き当てて位置決めし
    前記第1基準ガイドに対する前記第1パネル部材の押し付け力を前記第1パネル部材の移動に支障がない程度まで低減させた後、前記第1パネル部材を前記第1基準ガイドを案内として前記第2基準ガイドに向けて押圧し、この押圧により前記第1パネル部材の第2辺部を前記第2基準ガイドに突き当てて位置決めすることで、前記第1パネル部材の第1辺部および第2辺部を所定の突き合わせ位置に位置合わせし、
    次に、前記第1基準ガイドを前記第1パネル部材の第1辺部と前記第2パネル部材の第3辺部との間から退かせるとともに、前記第2パネル部材を前記第1パネル部材の第1辺部に接近する方向に押圧して、前記第2パネル部材を前記第1辺部に寄せることで前記第2パネル部材の第3辺部を既に位置決めされた前記第1辺部に突き合わせて位置決めし、
    前記第1辺部に対する前記第2パネル部材の押し付け力を前記第2パネル部材の移動に支障がない程度まで低減させた後、前記第2基準ガイドを前記第1パネル部材の第2辺部と前記第2パネル部材の第4辺部との間から退かせるとともに、前記第2パネル部材を前記第1パネル部材の第1辺部を案内として前記第1パネル部材の第2辺部に向けて押圧し、この押圧により前記第2パネル部材の第4辺部を前記第1パネル部材の第2辺部に突き当てて位置決めすることで、前記第1パネル部材と前記第2パネル部材とを位置合わせすることを特徴とするパネル部材の位置合わせ方法。
  2. 前記第1パネル部材は、幅方向の側部と、該幅方向より長さ寸法の長い長手方向の側部と、を有し、前記幅方向の側部には前記第1辺部が形成されているとともに、前記長手方向の側部には前記第2辺部が形成され、
    前記第1パネル部材は、先に幅方向側の位置を決めてから長手方向側の位置が決められることを特徴とする請求項1に記載のパネル部材の位置合わせ方法。
  3. 前記第1パネル部材は、前記第1辺部および前記第2辺部とは反対側に位置する縁部のうち、前記第1辺部および前記第2辺部のほぼ中央となる位置から押圧子によって押圧されることを特徴とする請求項1に記載のパネル部材の位置合わせ方法。
  4. 前記第1パネル部材とは対称の向きの2方向に突き合わせ用の第5辺部および第6辺部を有する第3パネル部材をさらに用意し、
    前記作業面には、前記第2基準ガイドを挟んだ対称の向きで第3基準ガイドがさらに設けられ、
    前記第1パネル部材の前記第1辺部が前記第1基準ガイドと向き合い、かつ前記第2辺部が前記第2基準ガイドと向き合うように、前記作業面の上に前記第1パネル部材を配置するとともに、前記第3パネル部材の前記第5辺部が前記第3基準ガイドと向き合い、かつ前記第6辺部が前記第2基準ガイドと向き合うように、前記作業面の上に前記第1パネル部材と並行に前記第3パネル部材を配置し、
    次に、前記第1パネル部材および前記第3パネル部材の双方を一度に前記第1基準ガイドおよび前記第3基準ガイドに接近する方向へ押圧することにより、前記第1辺部および前記第5辺部を前記第1基準ガイドおよび前記第3基準ガイドに突き合わせて位置決めし、
    前記第1基準ガイドに対する前記第1パネル部材の押し付け力および前記第3基準ガイドに対する前記第3パネル部材の押し付け力を、前記第1パネル部材および前記第3パネル部材の移動に支障がない程度まで低減させた後、前記第1パネル部材および前記第3パネル部材を交互に前記第2基準ガイドに接近する方向に押圧して、前記第1パネル部材の第2辺部および前記第3パネル部材の第6辺部のいずれか一方を前記第2基準ガイドに突き合わせて位置決めするとともに、前記第2辺部および前記第6辺部の他方を前記第2基準ガイドに位置決めされた前記一方に突き合わせることで、前記第1パネル部材と前記第3パネル部材とを位置合わせし、
    この後、前記第1パネル部材の第1辺部および前記第3パネル部材の第5辺部に対して他のパネル部材を突き合わせるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のパネル部材の位置合わせ方法。
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