以下に、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明のデータ処理装置を備えた記録再生装置を例示して説明するが、これに限らず、データを記録するのみの記録装置、さらには記録装置や記録再生装置に記録されたデータを処理する独立したデータ処理装置などとしても適用できる。また、本実施の形態において、データとしてテレビ放送番組のコンテンツデータを例えばEPG(Electric Program Guide)データに基づく番組表に基づいて取得する処理に関して説明するが、これに限らず、ラジオ放送番組、衛星放送番組、配信される音楽や映像などのコンテンツ、ゲームソフトウェアなどの各種プログラムなどをもデータの対象とすることができ、各データに関する情報を修正するいずれの構成が適用できる。なお、本実施の形態において、利用者により設定入力される録画開始日時や録画終了日時あるいはチャンネルなどに基づいて予約録画をする処理や、EPGデータおよび利用者により設定入力されるキーワードに基づいてキーワードに関連するコンテンツの予約録画をする処理を、通常予約録画処理と適宜称して説明する。また、例えば連続ドラマやシリーズ番組などの互いに関連する複数のコンテンツを放送日時順に1つのコンテンツとして連結して録画する処理を、追記録画処理と適宜称して説明する。図1は、本実施の形態におけるコンテンツ記録再生システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、番組情報テーブルの概略構成を示す模式図である。図3は、追記録画データの概略構成を示す模式図である。図4は、追記録画処理関連情報の概略構成を示す模式図である。図5は、記録再生装置を構成するCPUの概略構成を示す模式図である。
〔コンテンツ記録再生システムの構成〕
図1において、100はコンテンツ記録再生システム(以下、記録再生システムと称す)で、この記録再生システムは、例えばテレビ放送番組などのコンテンツの音声データ、映像データ、データ放送用データなどを有するデータとしてのコンテンツデータを記録したり、記録したコンテンツデータを再生したりするシステムである。そして、記録再生システム100は、記録再生装置200と、データ出力手段および特定内容出力手段としての出力装置300と、を備えている。
出力装置300は、例えばパーソナルコンピュータ、テレビジョン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などが例示できる。この出力装置300は、記録再生装置200から出力されるコンテンツデータを受信して出力する。そして、この出力装置300は、音声出力部310と、表示部320と、などを備えている。
音声出力部310は、例えば図示しないスピーカなどの発音手段を有している。この音声出力部310は、記録再生装置200からアナログ信号やデジタル信号として送信される音声データを発音手段から音声として出力させる処理をする。なお、発音手段は、例えば図示しないTV受信機で受信したTV音声データなどをも適宜出力可能である。
表示部320は、記録再生装置200からアナログ信号やデジタル信号として送信される映像データ、データ放送用データ、EPGデータ、合成データなどを表示させる。ここで、表示させる映像データとしては、テレビ放送番組の映像などが例示できる。また、データ放送用データとしては、テレビ放送番組の字幕やデータ放送などが例示できる。さらに、EPGデータとしては、例えば各チャンネルで放送されるテレビ放送番組の番組名、内容、放送開始日時などが記載された番組表などが例示できる。また、合成データとしては、テレビ放送番組の映像に字幕を重畳させた合成映像や、データ放送と番組表とを並べた映像などが例示できる。この表示部320としては、例えば液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。なお、表示部320は、例えばTV受信機で受信したTV映像データなどをも適宜出力可能である。
記録再生装置200は、MPEG2−TS(Transport Stream)として配信される音声データ、映像データ、データ放送用データなどを有するコンテンツデータを取得して記録させるとともに、出力装置300で出力させる処理をする。また、記録再生装置200は、記録させたコンテンツデータを適宜再生して出力装置300で出力させる処理をする。さらに、記録再生装置200は、例えば連続ドラマやシリーズ番組などの互いに関連する複数のコンテンツデータの追記録画処理を適宜実施する。そして、記録再生装置200は、通信手段210と、デマルチプレクサ(Demultiplexer;Demux)220と、デコーダ230と、データ取得手段およびデータ連結手段としての記録再生処理手段250と、入力手段260と、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)270と、メモリ280と、演算手段としてのCPU(Central Processing Unit)290と、などを備えている。なお、本実施の形態においては、情報の配信形態としてデジタル放送に利用されるMPEG2−TSを例にして記載するが、これに限られずアナログ放送(例えばNTSC方式)による音声データ、映像データの配信などについても適用できる。
通信手段210は、外部から入力されるコンテンツデータなどの各種情報を取得したり、取得しているコンテンツデータなどの各種情報を外部へ適宜出力したりする。そして、この通信手段210は、例えば地上波デジタル放送や衛星デジタル放送などの放送波を受信するアンテナ211が接続され、アンテナ211からアナログ信号やデジタル信号として送信される情報、例えば複数のMPEG2−TSから利用者により選択されたテレビ放送番組に対応するMPEG2−TSを取得する。さらに、通信手段210は、取得したMPEG2−TSをDemux220へ出力する。また、通信手段210は、高速データ処理が可能な例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格のインターフェースを有し、記録再生装置200の外部に設けられた図示しない外部装置からデジタル信号として送信されるMPEG2−TSや後述するパーシャルTSなどを取得し、Demux220へ出力する。さらに、通信手段210は、記録再生処理手段250から出力されるパーシャルTSを取得し、適宜処理して記録再生装置200の外部に設けられた図示しない外部装置へデジタル信号として送信する。
Demux220は、デコーダ230と、記録再生処理手段250と、CPU290と、などが接続され、通信手段210からMPEG2−TSを取得し、この取得したMPEG2−TSからTSパケットを適宜分離して出力する。具体的には、Demux220は、CPU290の制御により、音声データが組み込まれたTSパケット(以下、音声パケットと称す)と、映像データが組み込まれたTSパケット(以下、映像パケットと称す)と、データ放送用データまたはEPGデータなどが組み込まれたTSパケット(以下、データパケットと称す)と、を取得する。そして、Demux220は、これら取得した音声パケットと、映像パケットと、データパケットと、をデコーダ230へ出力する。また、Demux220は、CPU290の制御により、取得したMPEG2−TSから選択されたテレビ放送番組に対応した各TSパケットを取得すると、これら各TSパケットを一連のデータ列構造のTS、すなわちパーシャルTSに再構成し、記録再生処理手段250へ出力する。さらに、Demux220は、CPU290の制御により、通信手段210や記録再生処理手段250からパーシャルTSを適宜取得すると、このパーシャルTSを、音声パケットと、映像パケットと、データパケットと、に分離してデコーダ230へ出力する。
ここで、EPGデータは、通信手段210で取得可能な各MPEG2−TSのテレビ放送番組などのコンテンツに関する情報が、例えばBML(Broadcast Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)などのテキスト形式で記載されたデータである。すなわち、EPGデータは、詳細は後述するが、番組名、番組の内容などに関する番組記述、放送開始日時、番組時間の長さ、チャンネル番号、ジャンル、シリーズ名などの情報が、1つのデータ構造として構成されている。
デコーダ230は、Demux220と、OSD240と、CPU290と、出力装置300と、などに接続され、Demux220から取得した各パケットを適宜復調し、OSD240や出力装置300へ適宜出力する。具体的には、デコーダ230は、CPU290の制御により、Demux220から音声パケットを取得し、この音声パケットに組み込まれた音声データを復調して、アナログ信号として出力装置300の音声出力部310へ送信する。また、Demux220から映像パケットを取得し、この映像パケットに組み込まれた映像データを復調して、出力装置300へ出力する。さらに、Demux220からデータパケットを取得し、このデータパケットに組み込まれたデータ放送用データやEPGデータなどを復調して、出力装置300へ出力する。また、デコーダ230は、データパケットにEPGデータが組み込まれている場合、CPU290の制御により、このEPGデータをHDD270へ適宜出力する。
記録再生処理手段250は、HDD270と、CPU290と、などに接続されている。そして記録再生処理手段250は、Demux220からパーシャルTSを適宜取得してHDD270へ記憶させたり、HDD270へ記憶させたパーシャルTSを適宜取得して通信手段210やDemux220へ出力したりする。
入力手段260は、CPU290などに接続されている。この入力手段260は、図示しないケース体の例えば正面に臨んで入力操作可能に配設された図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば記録再生装置200の動作内容の設定などの設定事項である。具体的には、テレビ放送番組の録画や再生に関する設定、通信手段210で受信するMPEG2−TSの設定などが例示できる。また、入力手段260は、入力操作に応じて、録画や再生の実施を要求する旨の要求情報を生成する手段としても機能する。そして、入力手段260は、設定事項の入力操作により、各種情報を操作信号としてCPU290へ送信して設定させる。ここで、入力手段260としては、例えば図示しないリモートコントローラ(以下、リモコンと称す)より赤外線を介して送信される各種情報を受信して、この各種情報を操作信号としてCPU290へ送信するリモコン受光部を備えた構成などとしてもよい。
HDD270は、CPU290などに接続されている。このHDD270は、例えばATA(AT Attachment)インターフェースにより制御される。なお、ここではHDD270がATAインターフェースにより制御される構成について例示するが、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェースやSCSI(Small Computer System Interface)インターフェースなどで制御される構成としてもよい。また、HDD270の代わりに、DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの着脱可能、さらには固定のメモリなど、各種記録媒体に各種情報を読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などとしてもよい。そして、HDD270は、EPGデータや記録再生処理手段250から入力されるコンテンツのパーシャルTS、すなわちコンテンツデータなどを適宜読み出し可能に記憶する。
すなわち、HDD270は、図示しない、EPG記憶領域と、データ記憶領域と、第2の記憶手段としての追記中データ記憶領域と、第1の記憶手段としての追記完了データ記憶領域と、を備えている。なお、ここでは、上述した4つ記憶領域を設けた構成について例示したが、これに限らず例えばHDD270に上述した4つ記憶領域を設けない構成としてもよい。また、EPG記憶領域、通常録画データ記憶領域、追記中データ記憶領域、追記完了データ記憶領域は、メモリ280や、記録再生装置200に接続される外部記憶手段に構築される構成としてもよい。
EPG記憶領域は、EPGデータを例えば図2に示すような案内情報としての番組情報テーブル400として適宜読み出し可能に記憶する。この番組情報テーブル400は、デコーダ230から出力されるEPGデータに記載されたEPGに基づいて生成される。ここで、各放送局から発信される放送波に含まれるEPGは、その放送局で放送予定のテレビ放送番組を中心とした番組情報である。番組情報テーブル400は、このような各放送局のEPGを組み合わせたテーブル構造としてEPG記憶領域に記憶される。そして、この番組情報テーブル400は、例えばテレビ放送番組の放送チャンネルに関するチャンネル情報420と、番組基本情報430と、などが1つのデータ構造として構成される番組情報410を複数備えたテーブル構造に構成されている。
チャンネル情報420は、テレビ放送番組が放送されるチャンネルに関する情報である。このチャンネル情報420は、テレビ放送番組が放送されるエリアによってそれぞれ個別に設定される。
番組基本情報430は、テレビ放送番組の放送時間や、番組内容に関する詳細な情報などが記録されている。そして、番組基本情報430は、例えば番組ID情報431と、配信時間情報としての番組開始時刻情報432と、配信時間情報としての番組終了時刻情報433と、内容情報としての番組タイトル情報434と、番組サブタイトル情報435と、番組ジャンル情報436と、番組記述情報437と、などを備え、1つのデータ構造として構成されている。この番組基本情報430に記載される各種情報は、例えばテキスト形式すなわち文字列の簡単な構造で記述されている。
番組ID情報431は、テレビ放送番組を特定するために、各番組基本情報430に付与される固有の識別情報である。この番組ID情報431には、例えば、テレビ放送番組の録画予約時において、テレビ放送番組を識別するために用いられる、いわゆるGコードなどが例示できる。また、Gコードに限らず、その他のテレビ放送番組を識別する固有のID情報であってもよい。
番組開始時刻情報432は、テレビ放送番組の放送が開始される予定時刻に関する情報である。この番組開始時刻情報432には、テレビ放送番組が放送される年月日および時刻が記載されている。
番組終了時刻情報433は、テレビ放送番組の放送が終了する予定時刻に関する情報である。この番組終了時刻情報433には、テレビ放送番組の放送が終了する年月日および時刻が記載されている。
番組タイトル情報434は、テレビ放送番組のタイトル名などの名称に関する情報である。番組サブタイトル情報435は、テレビ放送番組のサブタイトル名などの名称に関する情報である。
番組ジャンル情報436は、テレビ放送番組を内容毎に種別であるジャンル分けした場合に、どのジャンルに属するかを記述した情報である。このジャンルとしては、例えば「バラエティ」、「ドラマ」、「アニメ」、「映画」、「報道」、「ニュース」、「スポーツ」などが例示できる。また、番組ジャンル情報436として、例えば「バラエティ」に対して、「歌謡」、「演芸」などの小分類としてさらにジャンル分けされた情報が関連付けられていてもよい。
番組記述情報437は、例えばテレビ放送番組の放送内容を簡単に説明した記述、あるいは放送番組のあらすじ、また、出演者や監督、脚本家などの個人名称などのテレビ放送番組の詳細な内容がテキスト形式で記述された情報である。
通常録画データ記憶領域は、通常予約録画処理で録画されたコンテンツデータを適宜読み出し可能に記憶する。
追記中データ記憶領域は、追記録画処理で生成される例えば図3に示すような追記録画データ700を適宜読み出し可能に記憶する。この追記録画データ700には、新たにコンテンツデータが適宜連結される。また、追記録画データ700には、例えば固有の数字や文字から構成される識別情報が付与されている。そして、追記録画データ700は、連結データとしての追記コンテンツデータ701と、追記チャプタ情報702と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
追記コンテンツデータ701は、例えば連続ドラマやシリーズ番組などの互いに関連する第1のコンテンツデータ711、第2のコンテンツデータ712、第3のコンテンツデータ713、などが(以下、第N(Nは1以上の自然数)のコンテンツデータ71Nと適宜称す)が時系列順に関連付けられた1つのデータ構造として、すなわち順次付加される状態のデータ構造として構成されている。具体的には、追記コンテンツデータ701は、第(N+1)のコンテンツデータ71(N+1)が第Nのコンテンツデータ71Nの一連のデータ構造における終端に連結された状態に構成されている。なお、第Nのコンテンツデータ71Nが、本発明の特定のデータとして機能する。
追記チャプタ情報702は、第1のコンテンツデータ711に関連するチャプタ情報721、第2のコンテンツデータ712に関連するチャプタ情報722、第3のコンテンツデータ713に関連するチャプタ情報723、など(以下、チャプタ情報721,722,723などをチャプタ情報72Nと適宜称す)が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。このチャプタ情報72Nは、第Nのコンテンツデータ71Nの内容に関する情報である。そして、チャプタ情報72Nは、追記放送日付情報731と、追記チャンネル情報732と、追記放送時間情報733と、追記タイトル情報734と、追記番組記述情報735と、追記チャプタ番号情報736と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。なお、チャプタ情報72Nが、本発明の特定内容情報として機能する。
追記放送日付情報731は、第Nのコンテンツデータ71Nが放送された日付を示す情報である。追記チャンネル情報732は、第Nのコンテンツデータ71Nが放送されたチャンネルを示す情報である。追記放送時間情報733は、第Nのコンテンツデータ71Nが放送された時間を示す情報である。追記タイトル情報734は、第Nのコンテンツデータ71Nのタイトルを示す情報である。追記番組記述情報735は、第Nのコンテンツデータ71Nの内容や出演者などに関する番組記述を示す情報である。追記チャプタ番号情報736は、第Nのコンテンツデータ71Nが例えばシリーズの何回目に放送されたものかや、追記録画を開始してから何回目に録画したものかを示す情報である。
なお、追記録画データ700の構成としては、上述したような構成に限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、第1のコンテンツデータ711、チャプタ情報721、第2のコンテンツデータ712、チャプタ情報722、などの順序に関連付けられた1つのデータ構造としてもよい。
追記完了データ記憶領域は、追記録画処理が終了して新たにコンテンツデータが連結されない追記録画データ700を適宜読み出し可能に記憶する。具体的には、追記完了データ記憶領域は、例えば利用者が指定する数のコンテンツデータが連結された追記録画データ700や、最終回で放送が終了したテレビ放送番組に対応する追記録画データ700を適宜読み出し可能に記憶する。
メモリ280は、通信手段210から出力されるMPEG2−TSから所望のコンテンツデータを取得して記録する際や、記録したコンテンツデータを再生する際に必要な各種情報などを適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ280は、通常予約録画処理を実施する際に利用される通常録画予約情報を適宜読み出し可能に記憶する。
この通常録画予約情報は、録画日付情報と、録画開始時刻情報と、録画終了時刻情報と、録画チャンネル情報と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。録画日付情報は、録画を実施する日付に関する情報である。録画開始時刻情報は、録画を開始する時刻に関する情報である。録画終了時刻情報は、録画を終了する時刻に関する情報である。録画チャンネル情報は、録画するテレビ放送番組のチャンネルに関する情報である。
さらに、メモリ280は、追記録画予約の設定や追記録画処理の実施の際に利用される例えば図4に示すような追記録画処理関連情報800を適宜読み出し可能に記憶する。そして、この追記録画処理関連情報800は、追記対象番組特定情報810と、最大録画番組数情報820と、データ移動フラグ830と、追記録画予約情報840と、録画終了数情報850と、チャプタ番号情報860と、追記データ識別情報870と、などを適宜読み出し可能に記憶する。
追記対象番組特定情報810は、追記録画の対象となるテレビ放送番組(以下、追記録画対象番組と称す)を特定するための情報である。具体的には、この追記対象番組特定情報810は、テレビ放送番組のタイトルに関する情報である。なお、ここでは、追記対象番組特定情報810としてタイトルに関する情報を例示したが、これに限らず例えばテレビ放送番組やキーワードあるいはジャンルなどに関する情報など、追記録画対象番組を特定可能ないずれの情報を適用してもよい。また、この追記対象番組特定情報810は、入力手段260によりテキスト入力されたものであってもよいし、番組情報テーブル400から適宜取得したものであってもよい。
最大録画番組数情報820は、1つの追記録画データ700に組み込まれるコンテンツデータの最大数(以下、最大録画番組数と称す)を示す情報である。この最大録画番組数情報820には、最大録画番組数を特定数である指定数M(Mは自然数)に指定する旨の指定数「M」、または、最大録画番組数を指定しない旨の「0」が組み込まれる。
データ移動フラグ830は、最大録画番組数情報820で示される指定数Mのコンテンツデータが連結された追記録画データ700を、追記完了データ記憶領域に移動させるか否を示すものである。このデータ移動フラグ830は、「0」であれば追記録画データ700を追記完了データ記憶領域に移動させない旨を示し、「1」であれば追記完了データ記憶領域に移動させる旨を示す。
追記録画予約情報840は、追記録画対象番組の追記録画予約に関する情報である。この追記録画予約情報840は、追記録画予約に基づいて追記録画対象番組に対応する第Nのコンテンツデータ71Nの録画処理が実施されると、CPU290により第(N+1)のコンテンツデータ71(N+1)に対応する追記録画予約の情報に適宜更新される。そして、追記録画予約情報840は、通常録画予約情報と同様の構成を有し、録画日付情報と、録画開始時刻情報と、録画終了時刻情報と、録画チャンネル情報と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
録画終了数情報850は、追記対象番組特定情報810で特定される追記録画対象番組の追記録画データ700がHDD270に存在するか否かや、追記録画データ700に組み込まれているコンテンツデータの数(以下、録画終了数と称す)を示す情報である。この録画終了数情報850は、「0」であれば追記録画対象番組の追記録画データ700がHDD270に存在しないことを示し、1以上の数の「R」であれば追記録画対象番組の追記録画データ700が存在することを示す。また、録画終了数情報850は、CPU290により適宜更新される。
チャプタ番号情報860は、第Nのコンテンツデータ71Nが例えばシリーズの何回目に放送されたものかや、追記録画を開始してから何回目に録画したものかを示す情報である。このチャプタ番号情報860は、チャプタ情報72Nの追記チャプタ番号情報736に適宜組み込まれる。また、チャプタ番号情報860は、CPU290により適宜更新される。
追記データ識別情報870は、追記対象番組特定情報810で特定される追記録画対象番組に対応する追記録画データ700を識別するための情報である。この追記データ識別情報870には、追記録画データ700に付与された識別情報が組み込まれる。また、追記データ識別情報870は、CPU290により適宜更新される。
さらに、メモリ280は、記録再生装置200全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを適宜読み出し可能に記憶している。このメモリ280としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ280としては、HD、DVD、光ディスクなどの着脱可能な記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
CPU290は、各種構成が接続され、各構成の動作を制御する。このCPU290は、例えば図5に示すように、各種プログラムとして、通常録画予約設定手段291と、通常録画制御手段292と、追記録画予約設定手段293と、データ取得制御手段、データ連結制御手段、および、特定内容情報生成手段としての追記録画制御手段294と、記憶制御手段としてのデータ移動制御手段295と、データ出力制御手段および特定内容出力制御手段としての再生制御手段296と、計時手段297と、などを備えている。
通常録画予約設定手段291は、入力手段260から操作信号として送信される通常予約要求情報に基づいて、通常録画予約情報を生成して通常録画予約を設定する。具体的には、通常録画予約設定手段291は、通常予約要求情報にキーワードが記載されている場合、通信手段210で取得したEPGデータに基づいてHDD270に記憶された番組情報テーブル400から、このキーワードに一致あるいは関連する番組名、番組記述、ジャンル、シリーズ名などのコンテンツを検索する。そして、この検索したコンテンツに対応する番組情報410に基づいて、録画日付情報と、録画開始時刻情報と、録画終了時刻情報と、録画チャンネル情報と、などを組み込んだ通常録画予約情報を生成して、メモリ280に記憶させる。ここで、通常録画予約設定手段291は、キーワードに例えば関連するコンテンツを複数検索できたことを認識すると、これら検索した各コンテンツにそれぞれ対応する通常録画予約情報を生成してメモリ280に記憶させる。また、通常録画予約設定手段291は、通常予約要求情報に録画開始日時、録画終了日時、チャンネルなどが記載されている場合、これら各種情報が記載された通常録画予約情報を生成して、メモリ280に記憶させる。
通常録画制御手段292は、通信手段210、Demux220、記録再生処理手段250などの動作を制御して、所望のテレビ放送番組のコンテンツデータを受信してHDD270に適宜読み出し可能に記憶させる処理をする。具体的には、通常録画制御手段292は、入力手段260における入力操作に基づく操作信号により現在受信して再生しているコンテンツデータを記憶、あるいは、通常録画予約情報に基づいて計時手段297で計時する現在時刻が通常録画予約情報における録画開始日時となるコンテンツデータを受信させて記憶させる処理をする。そして、コンテンツデータを記憶させる処理すなわち録画処理を実施すると、このコンテンツデータに固有の番号を付与する。
追記録画予約設定手段293は、入力手段260から操作信号として送信される取得要求情報、特定数情報、および、記憶要求情報としての追記録画要求情報に基づいて、追記録画予約を設定する。そして、追記録画予約設定手段293は、取得要求情報取得手段としての特定情報生成手段293Aと、特定数情報取得手段としての番組数情報生成手段293Bと、記憶要求情報取得手段としての移動フラグ設定手段293Cと、関連情報生成手段293Dと、案内情報取得手段としての追記録画予約更新手段293Eと、などを備えている。
なお、特定情報生成手段293A、番組数情報生成手段293B、移動フラグ設定手段293C、追記録画予約更新手段293E、追記録画制御手段294、データ移動制御手段295、および、再生制御手段296にて、本発明のデータ処理装置が構成されている。ここで、本発明のデータ処理装置としては、番組数情報生成手段293B、移動フラグ設定手段293C、データ移動制御手段295、および、再生制御手段296のうちの少なくともいずれか1つを備えない構成としてもよい。
特定情報生成手段293Aは、追記対象番組特定情報810を適宜生成する。具体的には、特定情報生成手段293Aは、追記録画要求情報を取得する。そして、この追記録画要求情報に追記録画対象番組のタイトルがテキスト入力されていることを認識すると、このタイトルを組み込んだ追記対象番組特定情報810を生成する。また、特定情報生成手段293Aは、追記録画要求情報に番組情報テーブル400から追記録画対象番組を特定する旨が記載されていることを認識すると、例えば番組情報テーブル400に基づく番組表を出力装置300で表示させる。さらに、番組表に基づいて所定の追記録画対象番組を特定する旨の操作信号を取得すると、この追記録画対象番組に対応する番組情報410を取得する。そして、この番組情報410に基づいて、番組タイトル情報434のタイトルを組み込んだ追記対象番組特定情報810を生成する。
番組数情報生成手段293Bは、最大録画番組数情報820を適宜生成する。具体的には、番組数情報生成手段293Bは、追記録画要求情報に基づいて、最大録画番組数を指定数Mに設定する旨が記載されていることを認識すると、指定数「M」を組み込んだ最大録画番組数情報820を生成する。また、最大録画番組数を指定しない旨が記載されていることを認識すると、「0」を組み込んだ最大録画番組数情報820を生成する。
移動フラグ設定手段293Cは、データ移動フラグ830を適宜生成する。具体的には、移動フラグ設定手段293Cは、追記録画要求情報に、指定数Mのコンテンツデータが組み込まれた追記録画データ700を追記完了データ記憶領域に移動させる旨が記載されていることを認識すると、「1」を組み込んだデータ移動フラグ830を生成する。また、追記完了データ記憶領域に移動させない旨が記載されていることを認識すると、「0」を組み込んだデータ移動フラグ830を生成する。
関連情報生成手段293Dは、追記録画処理関連情報800を適宜生成して追記録画予約を設定する。具体的には、関連情報生成手段293Dは、「1」が組み込まれたチャプタ番号情報860を生成する。さらに、各種情報が組み込まれていない、追記録画予約情報840と、録画終了数情報850と、追記データ識別情報870と、を生成する。そして、これら追記録画予約情報840、録画終了数情報850、チャプタ番号情報860、および、追記データ識別情報870と、追記対象番組特定情報810と、最大録画番組数情報820と、データ移動フラグ830と、を組み込んだ追記録画処理関連情報800を生成して、メモリ280に記憶させる。
追記録画予約更新手段293Eは、追記録画予約情報840を適宜更新する処理をする。具体的には、追記録画予約更新手段293Eは、通信手段210、Demux220、デコーダ230、記録再生処理手段250などの動作を制御して、EPGデータを取得させて番組情報テーブル400としてHDD270に記憶させる。また、メモリ280から追記録画処理関連情報800を取得する。そして、この追記録画処理関連情報800の追記対象番組特定情報810で特定される追記対象番組の番組情報410が、番組情報テーブル400に存在していることを認識すると、この番組情報410を取得する。ここで、追記録画予約更新手段293Eは、追記対象番組特定情報810のタイトルと同一または類似するタイトルに関する番組タイトル情報434が組み込まれた番組情報410を取得する。さらに、この番組情報410に基づいて、追記対象番組が放送される日時やチャンネルなどを認識する。そして、この認識した各種事項に基づいて、取得した追記録画処理関連情報800の追記録画予約情報840を更新して、この追記録画処理関連情報800をメモリ280に記憶させる。
追記録画制御手段294は、追記録画予約設定手段293で生成された追記録画要求情報に基づいて、通信手段210、Demux220、記録再生処理手段250などの動作を制御して、追記録画処理を実施する。具体的には、追記録画制御手段294は、メモリ280の追記録画処理関連情報800に基づいて、計時手段297で計時する現在時刻が追記録画予約情報840における録画開始日時となることを認識すると、この追記録画処理関連情報800を取得する。そして、この追記録画処理関連情報800の録画終了数情報850に基づいて、録画終了数が「0」である、すなわち追記録画処理関連情報800に対応する追記録画対象番組の追記録画データ700が生成されていないことを認識すると、以下のような処理を実施する。例えば、追記録画制御手段294は、記録再生処理手段250に取得する追記録画対象番組のコンテンツデータを第1のコンテンツデータ711として組み込んだ追記コンテンツデータ701を生成させる。そして、この追記コンテンツデータ701を組み込んだ追記録画データ700を生成させる。さらに、この追記録画データ700に固有の識別情報を付与するとともに、この付与した識別情報を追記データ識別情報870に組み込む処理すなわち追記データ識別情報870の更新処理を実施する。
また、追記録画制御手段294は、録画終了数情報850に基づいて、録画終了数が1以上の「R」である、すなわち追記録画処理関連情報800に対応する追記録画対象番組の追記録画データ700がHDD270に記憶されていることを認識すると、以下のような処理を実施する。例えば、追記録画制御手段294は、記録再生処理手段250に、この追記録画処理関連情報800の追記データ識別情報870の識別情報が付与された追記録画データ700をHDD270から検索させて特定させる。ここで、追記録画データ700を特定させる構成としては、上述した構成に限らず例えば以下のような構成としてもよい。すなわち、記録再生処理手段250に、この追記録画処理関連情報800の追記対象番組特定情報810で特定される追記録画対象番組に対応するチャプタ情報72NをHDD270から検索させる。そして、この検索させたチャプタ情報72Nが組み込まれた追記録画データ700を、追記録画処理関連情報800に対応する追記録画対象番組の追記録画データ700として特定させる構成としてもよい。さらに、追記録画制御手段294は、記録再生処理手段250に、取得する追記録画対象番組のコンテンツデータをこの特定させた追記録画データ700の追記コンテンツデータ701の終端、すなわち第Rのコンテンツデータ71Rの終端に第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)として連結させる。すなわち、追記録画制御手段294は、取得するコンテンツデータを第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)として追記録画させる。
さらに、追記録画制御手段294は、第1のコンテンツデータ711や第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)にそれぞれ対応するチャプタ情報721やチャプタ情報72(R+1)を生成して、追記録画データ700に組み込む処理をする。具体的には、追記録画制御手段294は、HDD270から例えば第1のコンテンツデータ711に対応するテレビ放送番組の番組情報410を取得する。さらに、追記録画処理関連情報800から追記録画予約情報840およびチャプタ番号情報860を取得する。そして、追記録画予約情報840の録画日付情報を追記放送日付情報731として、録画チャンネル情報を追記チャンネル情報732として、録画開始時刻情報および録画終了時刻情報を追記放送時間情報733として、番組情報410の番組タイトル情報434を追記タイトル情報734として、番組記述情報437を追記番組記述情報735として、チャプタ番号情報860を追記チャプタ番号情報736として、それぞれ組み込んだチャプタ情報721を生成する。さらに、記録再生処理手段250に、このチャプタ情報721を第1のコンテンツデータ711に関連付けて追記録画データ700に組み込ませる。なお、第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)に関するチャプタ情報72(R+1)も同様にして、追記録画データ700の追記チャプタ情報702に組み込ませる。そして、追記録画制御手段294は、チャプタ情報721やチャプタ情報72(R+1)を組み込ませた追記録画データ700を追記中データ記憶領域に記憶させる。
また、追記録画制御手段294は、取得した追記録画処理関連情報800のチャプタ番号情報860の値に「1」を加える処理をする。さらに、この追記録画処理関連情報800の録画終了数情報850の値に「1」を加える処理をする。
データ移動制御手段295は、記録再生処理手段250などの動作を制御して、追記録画データ700を追記中データ記憶領域から追記完了データ記憶領域へ適宜移動させる処理をする。具体的には、データ移動制御手段295は、追記録画データ700にコンテンツデータが組み込まれたことを認識すると、追記録画制御手段294で取得した番組情報410の番組記述情報437などに基づいて、追記録画させた例えば第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)が最終回に該当するか否かを判断する。そして、最終回に該当することを認識すると、追記録画制御手段294で追記録画させた追記録画データ700を追記完了データ記憶領域へ移動させる。
また、データ移動制御手段295は、追記録画データ700にコンテンツデータが組み込まれたことを認識すると、この追記録画データ700に対応する追記録画処理関連情報800の録画終了数情報850の値が最大録画番組数情報820の指定数Mと等しいか否かを適宜判断する。さらに、指定数Mと等しい、すなわち追記録画データ700に指定数Mのコンテンツデータが追記録画されたと判断すると、データ移動フラグ830が「1」に設定されているか否かを判断する。そして、「1」に設定されていると判断すると、追記録画データ700を追記完了データ記憶領域へ移動させる。
再生制御手段296は、Demux220、デコーダ230、記録再生処理手段250などの動作を制御して、所望のテレビ放送番組のコンテンツデータを出力装置300へ出力して再生させる処理をする。具体的には、入力手段260における例えば出力装置300で一覧表示されるサムネイルを選択する入力操作などにて特定されたり、いわゆるタイマ再生などあらかじめ所定時間に再生要求されている通常録画データ記憶領域のコンテンツデータをHDD270から読み出し、デコーダ230で適宜処理して出力装置300へ出力する。
また、再生制御手段296は、追記中データ記憶領域や追記完了データ記憶領域の追記録画データ700をHDD270から読み出し、デコーダ230で適宜処理してこの追記録画データ700の第Nのコンテンツデータ71Nを出力装置300へ適宜出力する。さらに、再生制御手段296は、例えば追記録画データ700の第Nのコンテンツデータ71Nを再生している状態において、チャプタ情報72Nを表示させる旨の操作信号を取得すると、この第Nのコンテンツデータ71Nに対応するチャプタ情報72Nを出力装置300で表示させる。ここで、チャプタ情報72Nを表示させる構成としては、第Nのコンテンツデータ71Nの表示領域の一部にチャプタ情報72Nを表示させる構成や、第Nのコンテンツデータ71Nに代えてチャプタ情報72Nを表示させる構成などが例示できるがこれに限らず、適宜他の構成としてもよい。また、例えば第Nのコンテンツデータ71Nの再生開始前や再生開始から所定時間経過後に、チャプタ情報72Nを自動的に表示させる構成などとしてもよい。
計時手段297は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在日時を計時する。そして、この計時した現在日時に関する現在日時情報を適宜出力する。
〔コンテンツ記録再生システムの動作〕
次に、記録再生システム100の動作として、追記録画処理について図面を参照して説明する。図6および図7は、追記録画処理を示すフローチャートである。図8は、追記対象番組の録画処理を示すフローチャートである。
まず、利用者は、入力手段260の入力操作により、追記録画処理を要求する旨の追記録画要求情報を設定入力する。そして、記録再生装置200のCPU290は、図6に示すように、追記録画予約設定手段293の特定情報生成手段293Aにて、追記録画要求情報を取得すると(ステップS101)、この追記録画要求情報に基づいて、追記対象番組特定情報810を生成する(ステップS102)。この後、追記録画予約設定手段293は、番組数情報生成手段293Bにて、追記録画要求情報に基づいて、最大録画番組数が指定されているか否かを判断する(ステップS103)。
このステップS103において、最大録画番組数が指定されていると判断した場合、この指定された指定数「M」を組み込んだ最大録画番組数情報820を生成する(ステップS104)。一方、ステップS103において、番組数情報生成手段293Bは、最大録画番組数が指定されていないと判断した場合、「0」を組み込んだ最大録画番組数情報820を生成する(ステップS105)。そして、追記録画予約設定手段293は、番組数情報生成手段293BでステップS104またはステップS105において最大録画番組数情報820を生成すると、移動フラグ設定手段293Cにて、追記録画要求情報に基づいて、「0」または「1」を組み込んだデータ移動フラグ830を生成する(ステップS106)。さらに、追記録画予約設定手段293は、関連情報生成手段293Dにて、「1」が組み込まれたチャプタ番号情報860を生成する(ステップS107)。そして、関連情報生成手段293Dは、これら生成された追記対象番組特定情報810、最大録画番組数情報820、および、チャプタ番号情報860などを組み込んだ追記録画処理関連情報800を生成して(ステップS108)、メモリ280に記憶させる。
次に、CPU290は、追記録画制御手段294にて、この追記録画処理関連情報800の録画終了数情報850を「0」に設定する(ステップS109)。そして、追記録画予約設定手段293は、追記録画予約更新手段293Eにて、記録再生処理手段250などにEPGデータを取得させ(ステップS110)、この取得させたEPGデータすなわち番組情報テーブル400に、追記録画処理関連情報800の追記対象番組特定情報810で特定される追記録画対象番組が存在するか否かを判断する(ステップS111)。このステップS111において、存在しないと判断した場合、ステップS110に戻る。一方、ステップS111において、追記録画予約更新手段293Eは、存在すると判断した場合、この追記録画対象番組に対応する番組情報410に基づいて、追記録画処理関連情報800の追記録画予約情報840を更新する(ステップS112)。そして、追記録画制御手段294は、追記対象番組の録画処理を実施する(ステップS113)。
このステップS113における追記対象番組の録画処理を実施した後、CPU290は、データ移動制御手段295にて、録画処理された例えば第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)が最終回に該当するか否かを判断する(ステップS114)。このステップS114において、最終回に該当すると判断した場合、指定数Mのコンテンツデータが追記録画されているか否かにかかわらず、追記録画データ700を追記完了データ記憶領域へ移動させて(ステップS115)、追記録画処理を終了する。一方、ステップS114において、最終回に該当しないと判断した場合、追記録画処理を強制終了する旨が設定入力されているか否かを判断する(ステップS116)。そして、ステップS116において、強制終了する旨が設定入力されていると判断した場合、追記録画処理を終了する。一方、ステップS116において、データ移動制御手段295は、強制終了する旨が設定入力されていないと判断した場合、最大録画番組数情報820が「0」か否か、すなわち最大録画番組数が設定されていないか否かを判断する(ステップS117)。
このステップS117において、最大録画番組数情報820が「0」であり最大録画番組数が設定されていないと判断した場合、ステップS110に戻る。一方、ステップS117において、データ移動制御手段295は、最大録画番組数情報820が「0」ではなく指定数「M」であると判断した場合、この指定数Mと録画終了数情報850の値とが等しいか否かを判断する(ステップS118)。そして、ステップS118において、等しくない、すなわち追記録画データ700に指定数Mのコンテンツデータが追記録画されていないと判断した場合、ステップS110に戻る。一方、ステップS118において、データ移動制御手段295は、等しい、すなわち追記録画データ700に指定数Mのコンテンツデータが追記録画されたと判断した場合、データ移動フラグ830が「1」に設定されているか否かを判断する(ステップS119)。このステップS119において、データ移動フラグ830が「1」ではなく「0」に設定されていると判断した場合、指定数Mのコンテンツデータが追記録画された追記録画データ700を追記完了データ記憶領域へ移動させずにステップS109に戻る。一方、ステップS119において、データ移動制御手段295は、データ移動フラグ830が「1」に設定されていると判断した場合、指定数Mのコンテンツデータが追記録画された追記録画データ700を追記完了データ記憶領域へ移動させて(ステップS120)、追記録画処理を終了する。
追記対象番組の録画処理では、追記録画制御手段294は、追記録画処理関連情報800の録画終了数情報850の値が「0」か否かを判断する(ステップS201)。このステップS201において、録画終了数情報850が「0」であり、追記録画処理関連情報800に対応する追記録画対象番組の追記録画データ700が生成されていないと判断した場合、以下のような処理を実施する。すなわち、追記録画制御手段294は、記録再生処理手段250などの動作を制御して、追記録画予約情報840の日時に取得するコンテンツデータを第1のコンテンツデータ711として組み込んだ追記録画データ700を生成させる(ステップS202)。さらに、この生成させた追記録画データ700に固有の識別情報を付与する(ステップS203)とともに、この識別情報を追記録画処理関連情報800の追記データ識別情報870に組み込む(ステップS204)。
次に、追記録画制御手段294は、第1のコンテンツデータ711に対応する番組情報410や追記録画予約情報840あるいはチャプタ番号情報860などに基づいて、チャプタ情報721を生成する(ステップS205)。そして、記録再生処理手段250に、この生成したチャプタ情報721を、第1のコンテンツデータ711に関連付けて追記録画データ700に組み込ませる(ステップS206)。そして、追記録画制御手段294は、録画終了数情報850の値に「1」を加える処理とともに(ステップS207)、チャプタ番号情報860の値に「1」を加える処理をして(ステップS208)、追記対象番組の録画処理を終了する。
一方、ステップS201において、追記録画制御手段294は、録画終了数情報850が「0」でないと判断すると、録画終了数が1以上の数の「R」であると認識する(ステップS209)とともに、追記録画対象番組の追記録画データ700がHDD270に存在していると認識する。次に、記録再生処理手段250などの動作を制御して、追記録画処理関連情報800の追記データ識別情報870に基づいて、コンテンツデータを追記録画する追記録画データ700を特定させる(ステップS210)。この後、追記録画制御手段294は、追記録画予約情報840の日時に取得するコンテンツデータを第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)として追記録画データ700に追記録画させる(ステップS211)。そして、ステップS205の処理を実施する。ここで、追記録画制御手段294は、ステップS209ないしステップS211の処理の後にステップS205およびステップS206の処理を実施する場合、以下のような処理を実施する。すなわち、ステップS205において、第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)に対応する各種情報に基づいて、チャプタ情報72(R+1)を生成する。そして、ステップS206において、チャプタ情報72(R+1)を第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)に関連付けて追記録画データ700に組み込ませる。
〔コンテンツ記録再生システムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、記録再生装置200のCPU290は、追記録画予約設定手段293の特定情報生成手段293Aにて、追記録画要求情報を取得する。そして、この追記録画要求情報に基づいて、追記録画対象番組のタイトルを組み込んだ追記対象番組特定情報810を生成する。また、追記録画予約設定手段293は、追記録画予約更新手段293Eにて、メモリ280に記憶された番組情報テーブル400から、追記対象番組特定情報810で特定される追記対象番組の番組情報410を取得する。この後、この番組情報410に基づいて、追記対象番組の追記録画予約に関する各種情報を認識し、この認識した各種情報を追記録画予約情報840に組み込む処理、すなわち追記録画予約情報840の更新処理を実施する。また、CPU290は、追記録画制御手段294にて、記録再生処理手段250などの動作を制御して、現在時刻が追記録画予約情報840における録画開始日時となることを認識すると、この追記録画予約情報840が組み込まれた追記録画処理関連情報800を取得する。さらに、追記録画制御手段294は、例えば記録再生処理手段250に、この追記録画処理関連情報800に対応する追記録画対象番組の追記録画データ700を特定させる。そして、追記録画予約情報840に基づいて取得される追記録画対象番組のコンテンツデータを、第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)として追記録画データ700の追記コンテンツデータ701の終端に連結させる。
このため、記録再生装置200は、追記録画要求情報および番組情報テーブル400などに基づいて、例えば定期的に放送される連続ドラマやシリーズ番組などの互いに関連する第Nのコンテンツデータ71Nを時系列順に1つのデータとして連結した追記コンテンツデータ701を生成できる。したがって、記録再生装置200は、1つの追記コンテンツデータ701を取得するだけで、例えば連続ドラマなどの互いに関連する第Nのコンテンツデータ71Nを再生できる。よって、記録再生装置200は、複数のコンテンツデータに対する処理を容易にできる。
また、追記録画制御手段294は、記録再生処理手段250で追記録画対象番組のコンテンツデータを取得すると、この取得したコンテンツデータを第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)として追記コンテンツデータ701の終端に連結させる。このため、記録再生装置200は、追記録画対象番組の最新のコンテンツデータを含む追記コンテンツデータ701を常時生成できる。したがって、利用者は、追記コンテンツデータ701を再生させるだけで、最新のコンテンツを常時視聴できる。よって、記録再生装置200の利便性を向上できる。
さらに、データ移動制御手段295は、追記コンテンツデータ701として連結されたコンテンツデータの数を示す録画終了数情報850の値が、指定数Mと等しいか否かを判断する。そして、追記録画制御手段294は、データ移動制御手段295で指定数Mと等しいと判断した場合、録画終了数情報850の値を「0」に設定する。さらに、記録再生処理手段250に、追記録画予約情報840に基づいて取得される追記録画対象番組のコンテンツデータを、第1のコンテンツデータ711として組み込んだ追記コンテンツデータ701を生成させる。すなわち、追記録画制御手段294は、指定数M以下のコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を生成させる。このため、記録再生装置200は、指定数M以上のコンテンツデータを連結させた追記コンテンツデータ701を生成することがなく、例えば再生処理時における再生制御手段296で取得する追記コンテンツデータ710のデータ量を所定量以下に抑えることができる。したがって、追記コンテンツデータ701として連結するコンテンツデータの数を制限しない構成と比べて、再生処理時の再生制御手段296の処理負荷を低減できる。
また、番組数情報生成手段293Bは、追記録画要求情報に最大録画番組数を指定数Mに設定する旨が記載されていることを認識すると、この指定数「M」を組み込んだ最大録画番組数情報820を生成する。そして、追記録画制御手段294は、最大録画番組数情報820の指定数M以下のコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を生成させる。このため、記録再生装置200は、利用者に追記コンテンツデータ701として連結するコンテンツデータの数を設定させることができる。したがって、記録再生装置200の利便性を向上できる。また、利用者は、例えば放送時間が30分のコンテンツデータに対して指定数Mを4に設定すれば、再生時間が2時間の追記コンテンツデータ701を生成させることができ、例えば他の記録媒体へのコピーなどの編集作業を容易にできる。
そして、データ移動制御手段295は、指定数M未満のコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を追記中データ記憶領域に記憶させ、指定数Mのコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に移動させる。このため、追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に移動させない構成と比べて、追記中データ記憶領域に記憶させる追記コンテンツデータ701の数を減らすことができる。したがって、追記完了データ記憶領域に移動させない構成と比べて、追記中データ記憶領域の容量を小さくできる。また、追記中データ記憶領域から追記コンテンツデータ701を特定する処理を容易にできる。
さらに、移動フラグ設定手段293Cは、追記録画要求情報に追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に移動させる旨が記載されていることを認識すると、「1」に設定したデータ移動フラグ830を生成する。そして、データ移動制御手段295は、データ移動フラグ830が「1」に設定されていることを認識すると、指定数Mのコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に移動させる。このため、記録再生装置200は、利用者に追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に移動させるか否かを設定させることができる。したがって、記録再生装置200の利便性を向上できる。
また、追記録画制御手段294は、追記コンテンツデータ701に第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)を追記録画すると、この第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)の内容を示すチャプタ情報72(R+1)を生成する。そして、記録再生処理手段250の動作を制御して、このチャプタ情報72(R+1)を第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)に関連付けて追記録画データ700の追記チャプタ情報702に組み込ませる。このため、記録再生装置200は、コンテンツを出力させるための追記コンテンツデータ701と、この追記コンテンツデータ701に対応するコンテンツの内容を示す追記チャプタ情報702と、を含む追記録画データ700を生成できる。したがって、利用者は、追記チャプタ情報702のチャプタ情報72Nに基づいて、追記コンテンツデータ701の第Nのコンテンツデータ71Nの内容を適宜確認できる。
そして、再生制御手段296は、例えば追記録画データ700の第Nのコンテンツデータ71Nを再生している状態において、チャプタ情報72Nを表示させる旨の操作信号を取得すると、この第Nのコンテンツデータ71Nに対応するチャプタ情報72Nを出力装置300で表示させる。このため、利用者は、再生している第Nのコンテンツデータ71Nの内容をチャプタ情報72Nにより適宜確認できる。したがって、記録再生装置200の利便性を向上できる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、追記録画制御手段294の制御により、追記録画対象番組のコンテンツデータを取得した際に、このコンテンツデータを第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)として追記コンテンツデータ701の終端に連結させる構成について例示したが、これに限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。例えば、追記録画制御手段294の制御により、例えば指定数Mのコンテンツデータを取得した際に、これら指定数Mのコンテンツデータを時系列順に1つのデータとして連結した追記コンテンツデータ701を生成させる構成としてもよい。このような構成にすれば、上記実施の形態の構成のように、コンテンツデータを取得する毎に追記コンテンツデータ701を取得してコンテンツデータを連結する処理を実施させることなく、追記コンテンツデータ701を生成できる。したがって、追記録画処理時におけるCPU290の処理負荷を低減できる。
また、追記録画制御手段294に、指定数M以下のコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を生成させる機能を設けた構成について例示したが、このような機能を設けない構成としてもよい。このような構成の場合、追記録画予約設定手段293は、ステップS102の処理を実施するとステップS106の処理を実施する。そして、ステップS108において、最大録画番組数情報820を含まない追記録画処理関連情報800を生成する。また、データ移動制御手段295は、ステップS116で追記録画処理の強制終了の設定入力が実施されていないと判断すると、ステップS119の処理を実施する。このため、ステップS103ないしステップS105、ステップS117,S118の処理を省略できる。したがって、追記録画処理時における追記録画予約設定手段293やデータ移動制御手段295の処理負荷を低減できる。また、追記録画処理関連情報800に最大録画番組数情報820を組み込む必要がなく、追記録画処理関連情報800の情報量を減らすことができる。さらに、追記録画予約設定手段293に、番組数情報生成手段293Bを設ける必要がなく、追記録画予約設定手段293の構成を簡略にできる。
そして、追記録画制御手段294に、最大録画番組数情報820の指定数M以下のコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を生成させる機能を設けた構成について例示したが、例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、例えば予め設定されている指定数Mのコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を生成させる構成などとしてもよい。このような構成の場合、追記録画予約設定手段293は、ステップS102の処理を実施するとステップS106の処理を実施するとともに、ステップS108で最大録画番組数情報820を含まない追記録画処理関連情報800を生成する。また、データ移動制御手段295は、ステップS116で追記録画処理の強制終了の設定入力が実施されていないと判断すると、ステップS118の処理を実施する。このため、ステップS103ないしステップS105、ステップS117の処理を省略できる。したがって、追記録画処理時における追記録画予約設定手段293やデータ移動制御手段295の処理負荷を低減できる。また、追記録画処理関連情報800の情報量を減らすことができる。さらに、追記録画予約設定手段293の構成を簡略にできる。
また、データ移動制御手段295に、指定数Mのコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に移動させる機能を設けた構成について例示したが、このような機能を設けない構成としてもよい。このような構成の場合、追記録画予約設定手段293は、ステップS104またはステップS105の処理を実施するとステップS107の処理を実施するとともに、ステップS108でデータ移動フラグ830を含まない追記録画処理関連情報800を生成する。また、データ移動制御手段295は、ステップS118で指定数Mと録画終了数情報850の値とが等しいと判断した場合、ステップS109の処理を実施する。このため、ステップS106,S119,S120の処理を省略できる。したがって、追記録画処理時におけるデータ移動制御手段295の処理負荷を低減できる。また、追記録画処理関連情報800にデータ移動フラグ830を組み込む必要がなく、追記録画処理関連情報800の情報量を減らすことができる。さらに、データ移動制御手段295の構成を簡略にできる。なお、データ移動制御手段295に、録画処理された第Nコンテンツデータ71Nが最終回に該当すると判断した場合に追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域へ移動させる機能を設けない構成としてもよい。
さらに、データ移動制御手段295に、データ移動フラグ830の設定に基づいて追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に移動させる構成について例示したが、これに限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、指定数Mのコンテンツデータが連結された追記コンテンツデータ701を追記完了データ記憶領域に常時移動させる構成などとしてもよい。このような構成の場合、追記録画予約設定手段293は、ステップS104またはステップS105の処理を実施するとステップS107の処理を実施するとともに、ステップS108でデータ移動フラグ830を含まない追記録画処理関連情報800を生成する。また、データ移動制御手段295は、ステップS118で指定数Mと録画終了数情報850の値とが等しいと判断した場合、ステップS120の処理を実施する。このため、ステップS106,S120の処理を省略できる。したがって、追記録画処理時におけるデータ移動制御手段295の処理負荷を低減できる。また、追記録画処理関連情報800の情報量を減らすことができる。さらに、データ移動制御手段295の構成を簡略にできる。
そして、追記録画制御手段294に、チャプタ情報72Nを生成して追記録画データ700に組み込ませる機能を設けた構成について例示したが、このような機能を設けない構成などとしてもよい。このような構成の場合、追記録画制御手段294は、ステップS204またはステップS211の処理を実施するとステップS207の処理を実施する。このため、ステップS205,S206の処理を省略できる。したがって、追記録画対象番組の録画処理時における追記録画制御手段294の処理負荷を低減できる。また、追記録画データ700を追記コンテンツデータ701のみで構成するので、追記録画データ700のデータ量を減らすことができる。さらに、追記録画制御手段294の構成を簡略にできる。
また、再生制御手段296に、再生中の第Nのコンテンツデータ71Nに対応するチャプタ情報72Nを出力装置300で表示させる機能を設けた構成について例示したが、このような機能を設けない構成などとしてもよい。このような構成にすれば、再生制御手段296の構成を簡略にできる。したがって、チャプタ情報72Nを表示させる機能を設けた構成と比べて、記録再生装置200のコストを低減できる。
そして、再生制御手段296を本発明の特定内容出力制御手段として、出力装置300を本発明の特定内容出力手段として、それぞれ機能させ、以下のような処理を実施する構成などとしてもよい。すなわち、再生制御手段296にて、所定の追記録画データ700や複数の追記録画データ700に関する各種情報を表示させる旨の操作信号を取得した際に、追記録画データ700に対応する追記録画対象番組の例えばタイトルを示す連結内容情報と、チャプタ情報72Nの追記番組記述情報735と、を階層状に表示させる構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者は、追記録画データ700に組み込まれている全ての第Nのコンテンツデータ71Nの内容を容易に認識できる。したがって、記録再生装置200の利便性を向上できる。
さらに、本発明のデータ処理装置を記録再生装置200に適用した構成に限らず、例えば特定情報生成手段293A、番組数情報生成手段293B、移動フラグ設定手段293C、追記録画予約更新手段293E、追記録画制御手段294、データ移動制御手段295、および、再生制御手段296を独立させた追記録画処理制御装置に適用してもよい。
上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施形態の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、記録再生装置200のCPU290は、特定情報生成手段293Aにて、追記録画要求情報を取得して、この追記録画要求情報に基づいて、追記録画対象番組のタイトルを組み込んだ追記対象番組特定情報810を生成する。また、追記録画予約更新手段293Eは、番組情報テーブル400から追記対象番組特定情報810で特定される追記対象番組の番組情報410を取得して、この番組情報410に基づいて追記録画予約情報840の更新処理を実施する。この後、追記録画制御手段294は、記録再生処理手段250などの動作を制御して、現在時刻が追記録画予約情報840における録画開始日時となることを認識すると、例えば追記録画予約情報840が組み込まれた追記録画処理関連情報800に対応する追記録画データ700を特定させる。そして、追記録画予約情報840に基づいて取得される追記録画対象番組のコンテンツデータを、第(R+1)のコンテンツデータ71(R+1)として追記録画データ700の追記コンテンツデータ701の終端に連結させる。
このため、記録再生装置200は、追記録画要求情報および番組情報テーブル400などに基づいて、例えば定期的に放送される連続ドラマやシリーズ番組などの互いに関連する第Nのコンテンツデータ71Nを時系列順に1つのデータとして連結した追記コンテンツデータ701を生成できる。したがって、記録再生装置200は、1つの追記コンテンツデータ701を取得するだけで、例えば連続ドラマなどの互いに関連する第Nのコンテンツデータ71Nを再生できる。よって、記録再生装置200は、複数のコンテンツデータに対する処理を容易にできる。